JP2003309727A - 画像符号化装置、画像符号化方法 - Google Patents
画像符号化装置、画像符号化方法Info
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Abstract
行うこと。 【解決手段】 S201では、元画像に対して減色処理
を行い、カラー情報とカラーインデックス画像を出力す
る。S203では、夫々のカラー情報の色重心の値を比
較し、比較的値が近い場合には、同一色として比較した
2つのカラー情報の統合を行う。S204では、すべて
のカラー情報に含まれる色重心の値を輝度色差の値に変
換し、変換後の夫々の輝度色差値を比較し、比較的値が
近いカラー情報同士に対して結合処理を行う。S205
では、最上位カラー情報の色重心の値を背景色データと
して出力し、S206では、最上位以外のカラー情報と
インデックスカラー画像を用いて色毎の二値画像を作成
してMMR等の方法で圧縮処理する。S207では、背
景色データと二値画像圧縮データをまとめて圧縮データ
(出力)を作成して出力をする。
Description
画像符号化装置、及び画像符号化方法に関するもので
る。
の普及により、カラー化された文書が増え、これをスキ
ャンして取り込み、電子ファイルとして保存したり、イ
ンターネット等を介して送付する機会が増えている。し
かしフルカラーデータでは記憶装置や回線の付加が大き
いため何らかの方法で小さくする必要がある。
差拡散等で擬似階調を持った二値画像にして圧縮する方
法、JPEG形式で圧縮する方法、8ビット等のパレットカ
ラーに変換を行いZIP圧縮やLZW圧縮をする方法等
があった。
二値画像ではサイズは小さくなるがカラーは失われてし
まう。JPEG形式を選択した場合はJPEG特有のモスキート
ノイズのため圧縮サイズと文字品位のトレードオフが生
ずる。パレットカラーに変換してZIP圧縮やLZW圧
縮をする方法は、カラー文書画像の大半の色分布は離散
的ではなく局所的であるため、その画像を多ビットで保
持すると元々効率が悪いためそれを圧縮した結果も効率
が悪くなる。
であり、圧縮効率の向上と共に、再現性の良い圧縮を行
うことを目的とする。
ために、例えば本発明の画像符号化装置は以下の構成を
備える。
置であって、元画像に対して減色処理を施し、減色画像
を生成する減色処理手段と、前記減色画像において色を
有する領域に関するカラー情報を、前記減色画像に含ま
れる色毎に生成するカラー情報生成手段と、前記減色画
像において色を有する領域のカラーインデックス画像
を、前記減色画像に含まれる色毎に生成する部分画像生
成手段と、前記カラー情報生成手段によるカラー情報に
おいて、比較的近い色を示すカラー情報を更新し、統合
する第1の更新手段と、前記第1の更新手段により更新
されたカラー情報を参照し、比較的近い輝度色差を示す
カラー情報を更新し、統合する第2の更新手段と、前記
第1の更新手段、前記第2の更新手段による統合に応じ
て、対応する統合先と統合元のカラーインデックス画像
の論理和画像を求め、更に当該論理和画像の二値画像を
生成して圧縮を行い、当該圧縮データと当該圧縮データ
に対応する前記第2の更新手段により更新されたカラー
情報とで構成される二値画像圧縮データを生成する圧縮
手段と、最も画素数の多い前記領域のカラー情報に含ま
れる色を示すデータと、前記圧縮手段による前記二値画
像圧縮データとを含む出力データを生成する圧縮データ
生成手段とを備えることを特徴とする。
発明の画像符号化方法は以下の構成を備える。
法であって、元画像に対して減色処理を施し、減色画像
を生成する減色処理工程と、前記減色画像において色を
有する領域に関するカラー情報を、前記減色画像に含ま
れる色毎に生成するカラー情報生成工程と、前記減色画
像において色を有する領域のカラーインデックス画像
を、前記減色画像に含まれる色毎に生成する部分画像生
成工程と、前記カラー情報生成工程によるカラー情報に
おいて、比較的近い色を示すカラー情報を更新し、統合
する第1の更新工程と、前記第1の更新工程で更新され
たカラー情報を参照し、比較的近い輝度色差を示すカラ
ー情報を更新し、統合する第2の更新工程と、前記第1
の更新工程、前記第2の更新工程による統合に応じて、
対応する統合先と統合元のカラーインデックス画像の論
理和画像を求め、更に当該論理和画像の二値画像を生成
して圧縮を行い、当該圧縮データと当該圧縮データに対
応する前記第2の更新工程で更新されたカラー情報とで
構成される二値画像圧縮データを生成する圧縮工程と、
最も画素数の多い前記領域のカラー情報に含まれる色を
示すデータと、前記圧縮工程による前記二値画像圧縮デ
ータとを含む出力データを生成する圧縮データ生成工程
とを備えることを特徴とする。
を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
の機能構成と共に、各部において処理される、もしくは
処理後のデータを示す。101は元画像である。102
は減色処理部で、元画像101に対して予め決められた
色数に単純減色処理を行い、インデックス化する(減色
された夫々の色のみを含む画像(後述のインデックスカ
ラー画像104)を生成し、各インデックスカラー画像
に対してインデックスを付ける)。103はカラー情報
で、減色処理部102で生成されるインデックスカラー
画像が含む色(色重心)を示すデータと、インデックス
カラー画像の画素数を示すデータと、元画像におけるイ
ンデックスカラー画像の位置(分布範囲)を示すデータ
とで構成されており、インデックスカラー画像毎に減色
処理部102で生成される。
るインデックスカラー画像の左上隅の座標、右下隅の座
標のデータを含むデータとする。またカラー情報103
は対応するインデックスカラー画像と関連づけられてい
るものとする。例えば対応するインデックスカラー画像
に付けられたインデックスと同じインデックスを対応す
るカラー画像にも付けておく。
上述の通り、元画像に対して減色処理を行った結果の画
像(減色画像)に含まれる夫々の色のみを含む画像であ
る。105はカラー情報ソート部であり、カラー情報1
03を画素数によってソーティングする。106は同色
統合部であり、カラー情報ソート部105でソートされ
たカラー情報同士を比較し、条件に応じて同一色と判断
して統合処理を行うと共に、統合処理を施されたカラー
情報の更新をする。
たカラー情報同士を比較し、条件に応じてカラー情報同
士を結合し、中間調に位置する色数の削減を行う。10
8は背景色データであり、中間色削減部107で処理さ
れたカラー情報のうち、最上位のカラー情報(最も多い
画素数のカラー情報)に含まれる色重心のデータであ
る。109は二値画像作成圧縮部であり、残ったカラー
情報(最上位以外のカラー情報)毎に対応するインデッ
クスカラー画像を用いて二値画像を作成し、この二値画
像に対して圧縮を行う。110は二値画像圧縮データで
あり、二値画像作成圧縮部109で作成されたデータ群
であって、それぞれに色情報が付加されている。111
はデータ統合部であり、背景色データ108と二値画像
圧縮データ110を統合して圧縮画像112を作成す
る。
符号化装置が行う画像符号化処理について、図7を用い
て簡単に説明する。図7は元画像(カラー画像)と、元
画像において各色の領域の画像を示す図である。元画像
である原稿には赤文字と黒文字が使われていて青色のイ
ンクを用いて手書き修正が加えられている。このカラー
画像に対して減色処理、同色判定処理、中間色削減処理
を施すと、カラー画像は白色部分画像、黒色部分画像、
赤色部分画像、青色部分画像に分解される。ここで分解
された各部分画像において、画像を構成する画素数の最
も多い画像は白色部分画像であるので、これを背景画像
として用いることとする。実際に白色部分画像は画像デ
ータとして保持せずに、元画像のサイズを示すデータと
カラー値(白を示すカラー値)を示すデータとして保持
される。また、黒色部分画像、赤色部分画像、青色部分
画像については、その色毎に二値画像(例えば赤色部分
画像の場合、1の部分は赤を示し、0の部分は下地の部
分を示す画像)を作成し、圧縮すると共に、色を示すデ
ータを付加する。
符号化装置が行う画像符号化処理について、図2を参照
して説明する。図2は本実施形態における画像符号化装
置が行う画像符号化処理のフローチャートである。
部102に入力されると、ステップS201で、減色処
理部102は元画像101に対して予め決められた色数
に減色処理を行い、上記カラー情報103とインデック
スカラー画像104を生成し、出力する。減色処理で
は、フルカラーRGB 24bit(R、G、B夫々24ビ
ットで表現)のデータを2−2−2,3−3−2,3−
3−3bit等のビット数に落とす。このビット数の選
び方は色の判定をどの程度の精度でしたいかによって選
ばれる。以降の説明では2−2−2ビット(R、G、B
の夫々を2ビットで表現する)として説明するが、以下
の説明はこれに限定されるものではない。この減色処理
部102で出力されるカラー情報103は上述の通り、インデ
ックスカラー画像が含む色(色重心)を示すデータと、
インデックスカラー画像の画素数と、元画像におけるイ
ンデックスカラー画像の位置(分布範囲)を示すデータ
とで構成される。
報103はカラー情報ソート部105へ入力され、ステップS
202で、その画素数とインデックス番号に応じた重み
付けをかけた値にによってソーティングされる。ソーテ
ィングの結果、インデックスカラー画像は基本的に画素
数が多いものほど上位に位置されるが、この重み付け、
即ち係数は同程度の画素数のカラー情報を比較した場合
に原色に近いカラー情報が上位になるように予め調整さ
れた値である。図3に重み係数の例を示す。
説明の通り本実施形態では減色後の画像のR、G、Bは
すべて4階調で表現されるので、R方向に4つ、G方向
に4つ、B方向に4つの色要素が存在することになる。
後述の図3(b)、図3(c)、図3(d)、図3
(e)に示す重み付けのマトリクスはこれらR方向に4
つ、G方向に4つ、B方向に4つ存在する色要素に対し
て用いられるものである。具体的には、各マトリクスの
各要素は、対応する色要素の個数(各色の画素数)に対
する倍率として用いられる。
直線を含み、R−B平面に平行な平面において、各位置
の色要素に対する重み係数のマトリクスを示す図で、図
3(c)は図3(a)においてbで示す直線を含み、R
−B平面に平行な平面において、各位置の色要素に対す
る重み係数のマトリクスを示す図で、図3(d)は図3
(a)においてcで示す直線を含み、R−B平面に平行
な平面において、各位置の色要素に対する重み係数のマ
トリクスを示す図で、図3(e)は図3(a)において
dで示す直線を含み、R−B平面に平行な平面におい
て、各位置の色要素に対する重み係数のマトリクスを示
す図である。
値(0.9〜1.2)はこれに限定されるものではな
く、例えば減色処理部102での減色数や色の優先度に
よって変えても良い。
ラー情報ソート部105でソーティングされたカラー情
報が同色統合部106へ入力され、同色統合部106は夫
々のカラー情報の色重心の値を比較し、比較的値が近い
(例えば夫々の値の差分の絶対値が所定値以下)場合に
は、同一色として比較した2つのカラー情報の統合を行
う。これは同じ色でありながら、RGBの何れかの値が
たまたま最初の減色処理の閾値に近いために複数のカラ
ーに分離された色を一つに戻す処理である。またこの統
合処理に伴って、カラー情報に含まれる画素数、色重
心、分布範囲を再計算する。
含まれる画素数を足し合わせることで統合後の画素数を
求めることができる。また、統合する夫々のカラー情報
に含まれる色重心を足し合わせ、2で割ることで、統合
後の色重心(平均色)を求めることができる。また、ま
た、統合する夫々のカラー情報に含まれる分布範囲のデ
ータにおいて、最も左上隅の位置を示す座標と、最も右
下隅の位置を示す座標を採用することで、統合後の分布
範囲を求めることができる。以上の処理により、カラー
情報の統合に伴う、カラー情報の更新を行うことができ
る。なお、このカラー情報の更新処理は一例であって、
これに限定されるものではない。
07によって、同色統合部106で更新されたカラー情
報を含むすべてのカラー情報に含まれる色重心の値を輝
度色差の値に変換し、更に変換後の夫々の輝度色差値を
比較し、比較的値が近いカラー情報同士(例えば夫々の
値の差分の絶対値が所定値以下であるカラー情報同士)
に対して結合処理を行う。これにより中間調に位置する
色数の削減を行う。この処理の目的は、たとえ元の文書
画像が白黒の原稿であってもスキャナで取り込んだ場合
に下地の白色と文字部の黒色の境界部分に白から黒にか
けての多くの階調が生ずるのを取り除くことである。白
に近い灰色は白にして黒に近い灰色は黒にするのであ
り、他の色も同様に処理する。
理の内容は上記ステップS203における処理内容と同
じようにして行われるが、色重心の値だけはそのまま残
す点が異なる。これは中間色を統合してその色重心を求
めた場合に例えば黒なら灰色が混じって明るめの色にな
り、白は逆に暗めになってしまうのを防ぐためである。
結合された色情報の代表色はソーティング順位の高いカ
ラー情報の色重心が採用されるが、ソーティングにおい
て画素数だけではなく重み係数を用いるのはカラー文書
原稿で用いられるであろう原色系の色を優先するためで
ある。ステップS204における処理の詳細については
後述する。
107で処理された結果のうち、最上位カラー情報の色
重心の値を背景色データ108として出力する。次にス
テップS206では、二値画像作成圧縮部109が最上
位以外のカラー情報とインデックスカラー画像104を
用いて色毎の二値画像を作成してMMR等の方法で圧縮
処理する。ここで作成される二値画像はカラー情報が保
持している色分布範囲に応じた大きさであり、原稿の一
部にしか存在しない場合はその部分しか圧縮保存しな
い。
スカラー画像104のインデックス番号を0〜63とし
てインデックス63にインデックス60と62のカラー
情報が統合されているとすると、その二値画像はインデ
ックス60と62のデータを論理和した画像であり、イ
ンデックス63のカラー情報の色重心の値で描画される
ことになる。この結果、作られるのが二値画像圧縮デー
タ110で、カラー情報とMMR圧縮データとで構成さ
れるデータ群である。
タ結合部111において背景色データ108と二値画像
圧縮データ110をまとめて圧縮データ(出力)112
を作成して出力をする。図4に圧縮データ112の構成
例を示す。
記元画像101)の大きさ(縦横の画素数)、背景色の
カラー値、解像度等の情報が入る。背景色には基本的に
画素数が最も多い色が選択されるため例えば原稿が赤等
のカラー用紙に印刷されている場合は赤系の値が入る。
しかし下地が白色の場合が多いと考えられるので、背景
色の白色判定を行い、白色と判断される場合は背景色の
値は省略してよい。白色判定は例えば、RGBのそれぞ
れの値が一定値以上で、それぞれの値の差が一定値以内
であった場合、白色とみなす。
く。圧縮データは上述の通りカラー情報とMMR圧縮デ
ータとから構成されている。背景色を除いて残った色数
がNであった場合、その色数分だけ同じ構造のデータが
存在する。もちろん入力された画像が白紙等の単色原稿
であった場合、この部分のデータは作成されない。白黒
原稿であった場合、カラー圧縮データ数は1になり二値
画像とほぼ等価になる。黒画素が原稿の一部分のみであ
ればMMR圧縮データはその部分のみ圧縮するため、通
常のMMR圧縮より小さくなる。
方法については、図4に示したヘッダ部分に記憶されて
いる背景色で原稿の全領域を描画し、圧縮データに含ま
れているMMR圧縮データを格納されている順番に伸長
し、その画像をマスクにして記憶されている位置、色に
従って上書きしていくことでなされる。
の詳細を示すフローチャートである。
ティング順位にリストを作成する。このリストにそって
中間色の削減処理が行われる。次にステップS502に
おいて、カラー情報の色重心の値をRGBからYCrCbの輝度
色差データに変換を行い、この輝度色差データのデータ
をカラー情報に付加する。色差へ変換を行うのは輝度差
の近い同系色を統合して中間色を削減するのに適してい
るためである。
テップS505はどれもすべて基本的な処理内容は同じ
であるが、処理対象が異なる。すなわち、夫々Y,C
r,Cbの各成分の差分がそれぞれ予め決められた閾値
以内かどうか比較を行い、その条件以内ならカラー情報
の統合を行い色数を削減する。
4、ステップS505で行われる処理のフローチャート
を示す。同図に示したフローチャートに従った処理はス
テップS503、ステップS504、ステップS505
で共通であるが、ステップS605における閾値処理で
用いる閾値が夫々異なる。
グ結果において最上位のカラー情報をカラー情報Iとし
て選択する。次にステップS602でカラー情報IのYC
rCb値を変数Y'Cr'Cb'に記憶する。そしてステップS6
03において上記ソーティング結果において最下位のカ
ラー情報をカラー情報Jとして選択する。
I、Jの夫々のY,Cr,Cbを比較し、夫々の成分の
差が所定の閾値(上述の通りステップS503、ステッ
プS504、ステップS505の各処理によって用いる
閾値は異なる)以内であるか否かを判定する。
らステップS606へ進み、そうでなければステップS
608へ進む。しかしカラー情報IとJのCrまたはC
b値の符号が異なる場合はJのCrまたはCb値の絶対
値を調べて予め決められたある一定値以上ならこの条件
は正立させない。例えばカラー情報IとJのCr値の差
が閾値以内であってもその符号がことなる場合はカラー
情報Jの絶対値を予め決められた値と比較して小さいな
ら処理をステップS605へ進めるが、大きいには処理
をステップS608に進める。Cbの値についても同様
の処理をする。これは図5のフローで設定された閾値の
大きさによっては単純に差分を比較して統合を行った場
合に淡い青と淡い赤色のような異なる色同士のカラー情
報が統合されてしまうのを防ぐためである。逆に淡い青
と淡い赤色のような異なる色同士が統合されないように
閾値を設定してしまうと青と淡い青のような同系色を統
合することはできなくなる。
ラー情報Jのデータを統合する。これによってカラー情
報Iの色数、分布範囲等の各データは更新されるが色重
心の値は更新しない。その代わり統合した場合の色重心
を計算し、更にその色重心を輝度色差データに変換し、
これを上記Y’Cr’Cb’に反映させる。ステップS
607ではカラー情報Jのデータをリストから外す。ス
テップS608では、カラー情報Jがリスト上の一つ上
位に位置していたカラー情報がIであるかどうかを調べ
て、カラー情報Iでないなら処理をステップS609に
進め、カラー情報Iであるなら処理をステップS610
に進める。
つ上位に位置していたカラー情報をカラー情報Jに設定
して処理をステップS604に戻す。ステップS610
では記憶しているY’Cr’Cb’の値をカラー情報I
のYCrCbに戻す。
Iの一つ下のカラー情報が最下位かまたはステップS6
07でリストから削除されて存在しないかどうか調べ、
存在しかつ最下位でなければ処理をステップS612に
進め、カラー情報Iの一つ下のカラー情報を改めてカラ
ー情報Iに設定し、処理をステップS602に戻す。一
方、ステップS611においてカラー情報Iの一つ下の
カラー情報が最下位である、またはステップS607で
リストから削除されて存在しない場合には処理を終了す
る。なお、上記処理により更新されたリストはステップ
S205以降で、例えば最上位のカラー情報を参照する
場合に複数あるカラー情報の中から1つを選択する場合
などに用いられる。
は同系色を統合する目的のため色差CrCbに比較して
輝度Yの閾値は少し大きめに設定する。ステップS50
3における処理として実行される場合にはこの閾値は比
較的小さくし、ステップS504,ステップS505の
順に大きくする。ステップS502で付加した仮の色重
心であるYCrCbの値を図6に示したフローチャート
に従った処理に従って再計算を行うのは、ステップS5
04以降の閾値をあまり大きな値に設定しなくても色の
統合をできるようにするためである。
色に明るい黒色が統合されたとする。その場合の仮の色
重心であるYCrCbの値は明るい黒方向へ移動する。
その場合、暗い灰色との距離が近づくため、次のステッ
プS504以降の閾値をある程度大きくするだけで黒色
に暗い灰色が統合できるのである。
4、ステップS505における処理は色の近いものから
統合を行うためと、これらの処理を変化させることで圧
縮データ112のサイズを制御できるためである。図4
を見れば分かるように、圧縮データ112のサイズを決
定する要素の一つがカラー圧縮データの数である。すな
わち最終的に残る色数を制御すれば圧縮サイズの制御も
可能になる。色数を多くすれば元のカラー画像に近い品
位になり色数を少なくすれば二値画像に近づく。よって
その得たい画質と圧縮サイズによってこの段数を決めれ
ば良い。
像符号化装置及び画像符号化方法は、色毎の二値画像を
持つことにより大半のカラー文書画像を効率よく圧縮す
ることができる。また、色の画素数と色空間上の位置に
応じた係数の積の大きさによってソーティングを行い、
その順位によって同色統合部106、中間色削減部107が色
統合を行い、中間色削減部107では色重心の値を再計算
しないことにより色の再現性が良い。また、中間色削減
部107が複数の閾値を持ち、その閾値の数と値を制御す
ることにより画質とサイズを制御できる。
述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログ
ラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、
システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格
納されたプログラムコードを読み出し実行することによ
っても、達成されることは言うまでもない。この場合、
記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述
した実施形態の機能を実現することになり、そのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成すること
になる。また、コンピュータが読み出したプログラムコ
ードを実行することにより、前述した実施形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティン
グシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
縮効率の向上と共に、再現性の良い圧縮を行うことがで
きる。
能構成と共に、各部において処理される、もしくは処理
後のデータを示す図である。
う画像符号化処理のフローチャートである。
ローチャートである。
プS505で行われる処理のフローチャートである。
示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 画像を符号化する画像符号化装置であっ
て、 元画像に対して減色処理を施し、減色画像を生成する減
色処理手段と、 前記減色画像において色を有する領域に関するカラー情
報を、前記減色画像に含まれる色毎に生成するカラー情
報生成手段と、 前記減色画像において色を有する領域のカラーインデッ
クス画像を、前記減色画像に含まれる色毎に生成する部
分画像生成手段と、 前記カラー情報生成手段によるカラー情報において、比
較的近い色を示すカラー情報を更新し、統合する第1の
更新手段と、 前記第1の更新手段により更新されたカラー情報を参照
し、比較的近い輝度色差を示すカラー情報を更新し、統
合する第2の更新手段と、 前記第1の更新手段、前記第2の更新手段による統合に
応じて、対応する統合先と統合元のカラーインデックス
画像の論理和画像を求め、更に当該論理和画像の二値画
像を生成して圧縮を行い、当該圧縮データと当該圧縮デ
ータに対応する前記第2の更新手段により更新されたカ
ラー情報とで構成される二値画像圧縮データを生成する
圧縮手段と、 最も画素数の多い前記領域のカラー情報に含まれる色を
示すデータと、前記圧縮手段による前記二値画像圧縮デ
ータとを含む出力データを生成する圧縮データ生成手段
とを備えることを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項2】 前記カラー情報は、色を示すデータ、前
記減色画像において色を有する領域を構成する画素数を
示すデータ、当該領域の前記減色画像における位置を示
すデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像
符号化装置。 - 【請求項3】 前記部分画像生成手段は更に、生成した
カラーインデックス画像に対してインデックスを付け、
更に対応する前記カラー情報にも同じインデックスを付
け、夫々を関連づけることを特徴とする請求項1または
2に記載の画像符号化装置。 - 【請求項4】 更に、前記カラー情報に含まれる画素数
を示すデータを更に調節したデータを参照することで、
前記カラー情報をソートするソート手段を備え、 当該ソート手段は、画素数が多い順番に前記カラー情報
をソートすることを特徴とする請求項2に記載の画像符
号化装置。 - 【請求項5】 前記第1の更新手段は、第1のカラー情
報に含まれる色を示すデータと第2のカラー情報に含ま
れる色を示すデータとを参照し、夫々のデータの差分が
所定の値以下である場合、夫々の色の平均色を求め、前
記第1のカラー情報に含まれる色を示すデータと前記第
2のカラー情報に含まれる色を示すデータを当該平均色
を示すデータに更新することを特徴とする請求項2に記
載の画像符号化装置。 - 【請求項6】 前記第1の更新手段は、第1のカラー情
報に含まれる色を示すデータと第2のカラー情報に含ま
れる色を示すデータとを参照し、夫々のデータの差分が
所定の値以下である場合、前記第1のカラー情報に含ま
れる画素数を示すデータと前記第2のカラー情報に含ま
れる画素数を示すデータとを加算し、第1のカラー情報
に含まれる画素数を示すデータと第2のカラー情報に含
まれる画素数を示すデータを前記加算値を示すデータに
更新することを特徴とする請求項2に記載の画像符号化
装置。 - 【請求項7】 前記第1の更新手段は、第1のカラー情
報に含まれる色を示すデータと第2のカラー情報に含ま
れる色を示すデータとを参照し、夫々のデータの差分が
所定の値以下である場合、前記第1のカラー情報に含ま
れる位置を示すデータと前記第2のカラー情報に含まれ
る位置を示すデータとを参照し、最も左上の位置を示す
データと最も右下を示すデータを特定し、前記第1のカ
ラー情報に含まれる位置を示すデータと前記第2のカラ
ー情報に含まれる位置を示すデータを、当該特定したデ
ータに更新することを特徴とする請求項2に記載の画像
符号化装置。 - 【請求項8】 前記第2の更新手段は更に、前記第1の
更新手段により更新されたカラー情報に含まれる色を示
すデータを輝度色差データに変換する輝度色差データ変
換手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像
符号化装置。 - 【請求項9】 前記圧縮手段は、前記第1の更新手段、
前記第2の更新手段による統合に応じて、対応する統合
先と統合元のカラーインデックス画像の論理和画像を求
め、当該論理和画像の二値画像を生成し圧縮することを
特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。 - 【請求項10】 画像を符号化する画像符号化方法であ
って、 元画像に対して減色処理を施し、減色画像を生成する減
色処理工程と、 前記減色画像において色を有する領域に関するカラー情
報を、前記減色画像に含まれる色毎に生成するカラー情
報生成工程と、 前記減色画像において色を有する領域のカラーインデッ
クス画像を、前記減色画像に含まれる色毎に生成する部
分画像生成工程と、 前記カラー情報生成工程によるカラー情報において、比
較的近い色を示すカラー情報を更新し、統合する第1の
更新工程と、 前記第1の更新工程で更新されたカラー情報を参照し、
比較的近い輝度色差を示すカラー情報を更新し、統合す
る第2の更新工程と、 前記第1の更新工程、前記第2の更新工程による統合に
応じて、対応する統合先と統合元のカラーインデックス
画像の論理和画像を求め、更に当該論理和画像の二値画
像を生成して圧縮を行い、当該圧縮データと当該圧縮デ
ータに対応する前記第2の更新工程で更新されたカラー
情報とで構成される二値画像圧縮データを生成する圧縮
工程と、 最も画素数の多い前記領域のカラー情報に含まれる色を
示すデータと、前記圧縮工程による前記二値画像圧縮デ
ータとを含む出力データを生成する圧縮データ生成工程
とを備えることを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項11】 情報処理装置に読み込ませることで、
当該情報処理装置を請求項1乃至9のいずれか1項に記
載の画像符号化装置として機能させることを特徴とする
プログラム。 - 【請求項12】 情報処理装置に読み込ませることで、
当該情報処理装置に請求項10に記載の画像符号化方法
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 【請求項13】 請求項11または12に記載のプログ
ラムを格納し、コンピュータが読みとり可能な記憶媒
体。
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