JP2003308814A - 組電池パック - Google Patents

組電池パック

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JP2003308814A
JP2003308814A JP2002114173A JP2002114173A JP2003308814A JP 2003308814 A JP2003308814 A JP 2003308814A JP 2002114173 A JP2002114173 A JP 2002114173A JP 2002114173 A JP2002114173 A JP 2002114173A JP 2003308814 A JP2003308814 A JP 2003308814A
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battery pack
assembled battery
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row
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JP2002114173A
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English (en)
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Kenji Nakai
賢治 中井
Kensuke Hironaka
健介 弘中
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性に優れ、出力低下を防止する組電池パ
ックを提供する。 【解決手段】 組電池パックは、Y方向(列方向)のケ
ースの一側かつ上面に正極出力端子3及び負極出力端子
6が立設され、ケース内では、(1、1、1)、(2、
1、1)、(2、1、2)、(1、1、2)、(1、
2、2)、(2、2、2)、(2、2、1)、(1、
2、1)が順に直列に接続されており、(1、2、1)
の正極端子、(1、1、1)の負極端子がそれぞれ被覆
出力リード線5、被覆出力リード線7を介して正極出力
端子3、負極出力端子6に接続されている。(1、2、
1)の正極端子、(1、1、1)の負極端子を正、負極
出力端子3、6に近づけて、被覆出力リード線5、7を
短くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組電池パックに係
り、特に長手方向の一端及び他端に端子を有する単電池
及び同軸上の一端及び他端に端子を有する組電池が2
行、2列、2段に配設された組電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池は、高エネルギ
ー密度であるメリットを活かして、電気自動車(EV)
や駆動の一部をモータで補助するハイブリッド自動車
(HEV)用電源として注目されている。車両に搭載さ
れるモータには、大きな電力が必要とされるため、モー
タに効率的に電力を供給するため又は車両からの回生エ
ネルギーを蓄えるために、複数のリチウムイオン二次電
池(以下、単電池という。)が直列接続された組電池パ
ックが車両に搭載されている。
【0003】従来、図7(A)、(B)に示すように、
長手方向の一端及び他端に端子を有する単電池が2行、
2列、2段に配設された組電池パックには、(1、1、
1)、(1、2、1)、(2、2、1)、(2、1、
1)、(2、1、2)、(2、2、2)、(1、2、
2)、(1、1、2)に配設された単電池が、順に直列
に接続され、ケース2内に収容されている。また、
(1、1、1)に配置された単電池の正極端子は、被覆
電線35を介して、単電池の長手方向のケース2の一側
かつ上面に立設した正極出力端子33に接続され、
(1、1、2)に配置された単電池の負極端子は、被覆
電線37を介して、同じくケース2の一側かつ上面に、
正極出力端子33から所定間隔隔てて立設した負極出力
端子36に接続されている。このため、図7(B)、
(C)に示すように、正極出力端子33に接続された被
覆電線35の長さより、負極出力端子36に接続された
被覆電線37が長くなる。
【0004】また、組電池パックを高容量、高出力とす
るために、図8(A)、(B)に示すように、図7の単
電池に代えて、複数個(3個)の単電池を直列及び/又
は並列に接続した組電池14を2行、2列、2段に配設
した組電池パックも作製されている。各組電池14は、
図7に示した単電池と同じ順に直列に接続されているた
め、正極出力端子43に接続された被覆電線45の長さ
より、負極出力端子46に接続された被覆電線47が長
くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の組電池パックは、例えば、車両走行時に振動を受ける
ことになる。特に、被覆電線を用いる場合には、車両の
振動等によって被覆電線が踊り単電池又は組電池や組電
池パック構成部材と接触して、被覆電線の被覆が破損し
て内部の金属芯線が露出し短絡が生ずるため、信頼性が
低下する、という問題点がある。被覆電線を組電池パッ
ク内で固定するか、短くすることが望ましいが、組電池
パック内で固定するためには、被覆電線の固定部材や固
定のためのスペースが必要となるので、コストアップや
組電池パックの体積増加を招く。また、被覆電線が長く
なると、電気抵抗が増大し組電池パックの出力が低下す
る、という問題点がある。
【0006】本発明は上記事案に鑑み、信頼性に優れ、
出力低下を防止する組電池パックを提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、長手方向の一端及び他端に
端子を有する単電池が2行、2列、2段に配設された組
電池パックであって、列方向となる前記単電池の長手方
向のケースの一側に出力端子を備え、前記出力端子を手
前にして前記単電池を見たときに前記列方向の右から第
1列、第2列とし、前記列方向と交差する行方向に前記
出力端子に近い方から第1行、第2行とし、前記行及び
列方向に直交する段方向に上から第1段、第2段とし、
前記各単電池の配置位置が(第X行、第Y列、第Z段)
で表されるときに、(1、1、1)、(2、1、1)、
(2、1、2)、(1、1、2)、(1、2、2)、
(2、2、2)、(2、2、1)、(1、2、1)に配
設された単電池が順に直列に接続され、前記出力端子に
は前記(1、1、1)、(1、2、1)に配設された単
電池の端子が接続部材を介して接続されていることを特
徴とする。
【0008】本態様では、長手方向の一端及び他端に端
子を有する単電池がケース内で2行、2列、2段に配設
されて組電池パックが構成されている。組電池パック
は、単電池の長手方向のケースの一側に出力端子を備え
ている。ケース内では、(1、1、1)、(2、1、
1)、(2、1、2)、(1、1、2)、(1、2、
2)、(2、2、2)、(2、2、1)、(1、2、
1)に配設された単電池が順に直列に接続されている。
また、(1、1、1)及び(1、2、1)に配設された
単電池の端子と出力端子とがそれぞれ接続部材を介して
接続されている。本態様によれば、ケース内で、単電池
が順に直列に接続されており、(1、1、1)及び
(1、2、1)に配設された単電池の端子が出力端子に
近づくため、接続部材を短くすることができるので、耐
振性及び信頼性を向上させることができると共に、電気
抵抗を抑制して出力の低下を防止することができる。
【0009】本発明の第2の態様は、同軸上の一端及び
他端に端子を有する組電池が2行、2列、2段に配設さ
れた組電池パックであって、列方向となる前記同軸方向
のケースの一側に出力端子を備え、前記出力端子を手前
にして前記組電池を見たときに前記列方向に右から第1
列、第2列とし、前記列方向と交差する行方向に前記出
力端子に近い方から第1行、第2行とし、前記行及び列
方向に直交する段方向に上から第1段、第2段とし、前
記各組電池の配置位置が(第X行、第Y列、第Z段)で
表されるときに、(1、1、1)、(2、1、1)、
(2、1、2)、(1、1、2)、(1、2、2)、
(2、2、2)、(2、2、1)、(1、2、1)に配
設された組電池が順に直列に接続され、前記出力端子に
は前記(1、1、1)、(1、2、1)に配設された組
電池の端子が接続部材を介して接続されていることを特
徴とする。
【0010】本態様では、同軸上の一端及び他端に端子
を有する組電池がケース内で2行、2列、2段に配設さ
れて組電池パックが構成されている。組電池パックは、
組電池の同軸方向のケースの一側に出力端子を備えてい
る。ケース内では、(1、1、1)、(2、1、1)、
(2、1、2)、(1、1、2)、(1、2、2)、
(2、2、2)、(2、2、1)、(1、2、1)に配
設された組電池が順に直列に接続されている。また、
(1、1、1)及び(1、2、1)に配設された組電池
の端子と出力端子とがそれぞれ接続部材を介して接続さ
れている。本態様によれば、ケース内で、組電池が順に
直列に接続されており、(1、1、1)及び(1、2、
1)に配設された組電池の端子が出力端子に近づくた
め、接続部材を短くすることができるので、第1の態様
と同様に耐振性及び信頼性を向上させることができると
共に、電気抵抗を抑制し出力の低下を防止することがで
きる。この場合において、組電池は、単電池を複数個、
直列及び/又は並列に接続して構成することができる。
【0011】また、上記態様において出力端子をケース
の上面に所定間隔隔てて立設することで、ケースの側面
に立設するときに比べて、出力端子が最末端の端子に近
づくので、両者の間隔を小さくすることができ、接続部
材をより短くすることができると共に、出力端子と組電
池パックの側面の金属部材との接触を防止することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明をハイブリッド車搭載用の組電池パック
に適用した第1の実施の形態について説明する。
【0013】図1に示すように、本実施形態の組電池パ
ック10は、単電池としての円筒型リチウムイオン二次
電池(以下、単電池1という。)を密閉収容する樹脂製
で箱状のケース2を有している。ケース2の長手方向一
側かつ上面には、円柱状の正極出力端子3と負極出力端
子6とが所定間隔隔てて立設されている。ケース2内に
は、8個の単電池1が2行、2列、2段に配設されてい
る。これらの単電池1は、図示しないリブや突起などの
固定部材によりケース2内で固定されている。
【0014】単電池1の長手方向、すなわち、正極出力
端子3と負極出力端子6とを結ぶ方向をY方向(列方
向)、Y方向に交差する方向をX方向(行方向)、X方
向及びY方向に直交する方向をZ方向(段方向)とし、
正極出力端子3及び負極出力端子6を手前にして単電池
1を見たときに、Y方向(列方向)に右から第1列、第
2列、X方向に正極出力端子3及び負極出力端子6に近
い方から第1行、第2行、Z方向に上から第1段、第2
段とすると、各単電池1は、配設位置(第X行、第Y
列、第Z段)が(1、1、1)、(1、2、1)、
(2、1、1)、(2、2、1)、(1、1、2)、
(1、2、2)、(2、1、2)、(2、2、2)と表
される。以下、(X、Y、Z)に配設された単電池を、
単に(X、Y、Z)と表記する。
【0015】図2に示すように、各単電池はケース2内
でX方向及びZ方向に隣接する単電池同士の向きは逆向
きとされ、Y方向に隣接する単電池同士の向きは同じ向
きとされている。また、例えば、(2、1、1)は、正
極出力端子3から負極出力端子6を結ぶ方向の方向前方
側が正極端子側とされている。なお、図2(B)、
(C)において、(+)、(−)は各単電池の正極端子
側及び負極端子側を表している。
【0016】図2(A)に示すように、各単電池は、矩
形板状の第1金属ブスバ又は矩形板状で第1金属ブスバ
より短い第2金属ブスバを介して接続されている。第
1、第2金属ブスバと各単電池1の端子とは、スポット
溶接によって電気的・機械的に接合されている。(1、
1、1)の正極端子は第1の金属ブスバを介して(2、
1、1)の負極端子に、(2、1、1)の正極端子は第
1の金属ブスバを介して(2、1、2)の負極端子に、
(2、1、2)の正極端子は第1の金属ブスバを介して
(1、1、2)の負極端子に、(1、1、2)の正極端
子は第2の金属ブスバを介して(1、2、2)の負極端
子に、(1、2、2)の正極端子は第1の金属ブスバを
介して(2、2、2)の負極端子に、(2、2、2)の
正極端子は第1の金属ブスバを介して(2、2、1)の
負極端子に、(2、2、1)の正極端子は第1の金属ブ
スバを介して(1、2、1)の負極端子に接続されてい
る。
【0017】また、(1、2、1)の正極端子は絶縁被
覆した被覆出力リード線5を介して正極出力端子3に接
続されており、(1、1、1)の負極端子は絶縁被覆し
た被覆出力リード線7を介して負極出力端子6に接続さ
れている。すなわち、各被覆出力リード線5、7は、線
端に圧着端子が取付けられ、この圧着端子を介して各出
力端子下部にボルト締めにより接続されている。
【0018】従って、(1、1、1)、(2、1、
1)、(2、1、2)、(1、1、2)、(1、2、
2)、(2、2、2)、(2、2、1)、(1、2、
1)は順に直列に接続されており、(1、2、1)の正
極端子、(1、1、1)の負極端子は、それぞれ被覆出
力リード線5、被覆出力リード線7を介して正極出力端
子3、負極出力端子6に接続されている。
【0019】本実施形態の組電池パック10では、
(1、1、1)、(2、1、1)、(2、1、2)、
(1、1、2)、(1、2、2)、(2、2、2)、
(2、2、1)、(1、2、1)が順に直列に接続され
ているため、図2(B)に示すように、(1、2、1)
の正極端子、(1、1、1)の負極端子が最末端単電池
の端子となり、X方向(行方向)の一側に最末端単電池
の端子が配設されているときに比べて(図7(B)、
(C)参照)、最末端単電池の端子を正、負極出力端子
3、6に近づけることができるので、被覆出力リード線
5を短くすることができる。従って、組電池パック10
が車載時に受ける振動等による被覆出力リード線5、7
の短絡、損傷等が抑制されるので、組電池パック10の
耐振性を向上し信頼性を向上することができると共に、
被覆出力リード線5、7を短くしたので、電気抵抗値が
抑制され出力の低下を防止することができる。また、被
覆出力リード線5、7を短くしたので、組電池パック1
0を低コスト化することができる。
【0020】また、本実施形態では、正極出力端子3と
負極出力端子6とをケース2の上面に立設したことで、
ケース2の側面に立設させるときに比べて、被覆出力リ
ード線5、7が最末端単電池の端子に近づくので、被覆
出力リード線5、7をより短くすることができると共
に、正、負極出力端子3、6と、組電池パック10の側
面の金属部材との接触を防止することができるので、よ
り信頼性に優れた組電池パック10とすることができ
る。
【0021】なお、本実施形態では、正極出力端子3及
び負極出力端子6を図2のY方向(行方向)の一側に立
設させた例を示したが、図3に示すように、この一側と
は反対側の他側に正極出力端子3及び負極出力端子6を
立設して各単電池を図2の接続と同じ順に直列に接続す
るようにしても被覆出力リード線を短くすることができ
るので、同様の効果が得ることができる。
【0022】また、本実施形態では、組電池パック10
を制御するための制御部、単位電池(単電池1)の電
圧、温度を監視するための監視部、補修、整備時に意図
的に電流を遮断する電力ブレーカ等の周辺制御装置に言
及しなかったが、これらの周辺制御装置を収容するよう
にしても同様の効果が得られ、また、本発明は周辺制御
装置の種類、数量、機能等にも限定されるものではな
い。
【0023】更に、本実施形態では、円筒型の単電池1
を例示したが、本発明は単電池の形状やサイズも限定さ
れず、例えば、角型の電池を用いるようにしてもよい。
【0024】(第2実施形態)次に、本発明をハイブリ
ッド車搭載用の組電池パックに適用した第2の実施の形
態について説明する。本実施形態では、第1実施形態の
単電池1に代えて、3個の単電池1が並列に接続された
組電池を用いたものである。なお、本実施形態以下の実
施形態において、第1実施形態と同一の部材には同一の
符号を付してその説明を省略し、異なる箇所のみ説明す
る。
【0025】図4に示すように、本実施形態の組電池パ
ック20は、樹脂製で箱状のケース12内に、8個の組
電池14が2行、2列、2段に配設されている。組電池
14は、3個の単電池11が3行(、1列、1段)に配
設され、固定部材によりケース12内に固定されてい
る。
【0026】3個の単電池11は、それぞれ長手方向を
上述したY方向として同じ向きに配設されている。3個
の単電池11の両端部(正、負極端子側)は、それぞれ
図示を省略した樹脂製のホルダケースで狭持されてい
る。ホルダケースには、ホルダケースの外側(Y方向)
に突出し組電池14の端子となる組電池端子8を有する
板状の単電池間金属ブスバが埋設されている。3個の単
電池11の正、負極端子は、ホルダケースに形成された
図示しないスポット溶接穴を介して単電池間金属ブスバ
にそれぞれスポット溶接されて、並列に接続されてい
る。組電池14からY方向にそれぞれ突出した組電池端
子8は、単電池11の長手方向同軸上に位置している。
なお、組電池端子8は、2つの隣り合うスポット溶接穴
の中央に位置している。
【0027】各組電池14の組電池端子8は、組電池1
4間接続用の金属ブスバを介して直列に溶接されてい
る。以下、組電池14を単位として見たときに、(X、
Y、Z)に配設された組電池14を単に(X、Y、Z)
と表記する。
【0028】従って、図5に示すように、(1、1、
1)、(2、1、1)、(2、1、2)、(1、1、
2)、(1、2、2)、(2、2、2)、(2、2、
1)、(1、2、1)は順に直列に接続されており、
(1、2、1)の正極端子、(1、1、1)の負極端子
は、それぞれ被覆出力リード線15、被覆出力リード線
17を介して正極出力端子13、負極出力端子16に接
続されている。なお、図5(A)、(B)において、
(+)、(−)は各単電池の正極端子側及び負極端子側
を表している。
【0029】本実施形態の組電池パック20では、組電
池14が2行、2列、2段に配設されてケース12内に
収容されているので、高容量、高出力とすることができ
る。X方向に単電池11を3行に配設し、図5(A)、
(B)に示すように、(1、2、1)の正極端子と、
(1、1、1)の負極端子とを、それぞれ正、負極出端
子13、16に近づけることで、被覆出力リード線1
5、17を短くしたので、組電池パック20においても
耐振性を向上し信頼性を確保し、出力の低下を防止する
ことができる。
【0030】(第3実施形態)次に、本発明をハイブリ
ッド車搭載用の組電池パックに適用した第3の実施の形
態について説明する。本実施形態では、第2実施形態の
組電池14内の単電池11が並列接続されているのに対
し、組電池内の単電池を直列接続したものである。
【0031】図6に示すように、本実施形態の組電池パ
ック30は、樹脂製で箱状のケース22内に、8個の組
電池24が2行、2列、2段に配設されている。組電池
24は、4個の単電池11が2行、(1列、)2段に配
設され、固定部材によりケース22内に固定されてい
る。
【0032】4個の単電池11は、それぞれ長手方向を
上述したY方向とし、X方向及びZ方向に隣接する向き
を逆向きとして配設されている。4個の単電池11の両
端部(正、負極端子側)は、それぞれ図示を省略した略
正方形状で樹脂製のホルダケースで狭持されている。ホ
ルダケースには、ホルダケースの外側(Y方向)に突出
し組電池24の端子となる組電池端子を有する金属ブス
バ及び板状の金属ブスバが埋設されている。4個の単電
池11の正、負極端子は、ホルダケースに形成された図
示しないスポット溶接穴を介して金属ブスバにそれぞれ
スポット溶接されて、直列に接続されている。組電池2
4からY方向にそれぞれ突出した組電池端子は、単電池
11の長手方向同軸上に位置している。なお、組電池端
子は、4つの単電池11の中心に位置している。
【0033】各組電池24の組電池端子は、組電池24
間接続用の金属ブスバを介して直列に溶接されている。
以下、組電池24を単位として見たときに、(X、Y、
Z)に配設された組電池24を単に(X、Y、Z)と表
記する。
【0034】従って、図6に示すように、(1、1、
1)、(2、1、1)、(2、1、2)、(1、1、
2)、(1、2、2)、(2、2、2)、(2、2、
1)、(1、2、1)は順に直列に接続されており、
(1、2、1)の正極端子、(1、1、1)の負極端子
は、それぞれ被覆出力リード線25、被覆出力リード線
27を介して正極出力端子23、負極出力端子26に接
続されている。なお、図6(A)〜(C)において、
(+)、(−)は各単電池の正極端子側及び負極端子側
を表している。
【0035】本実施形態の組電池パック30では、第2
実施形態と同様に、組電池24が2行、2列、2段に配
設されてケース22に収容されているため、高容量、高
出力とすることができる。単電池11を2行、(1
列、)2段に配設し、最末端組電池24の端子を正、負
極出力端子23、26に近づけることで、被覆出力リー
ド線23、26を短くしたので、組電池パック30の信
頼性を確保し出力の低下を防止することができる。
【0036】なお、第2、第3実施形態では、単電池1
1を並列、直列に接続した組電池14、24を例示した
が、各単電池11の接続は、直列又は並列に限定される
ものではなく、直並列に接続するようにしてもよいし、
単電池11の個数も3又は4個に限定されるのもではな
く、より多くの単電池11を接続するようにしてもよ
い。
【0037】また、第2、第3実施形態では、2つの隣
り合うスポット溶接穴の中央又は4つの単電池11の中
心位置に、組電池端子8が位置する単電池間金属ブスバ
を例示したが、組電池端子を、中心位置より正、負極出
力端子13、16側に位置させれば、被覆出力リード線
を更に短くすることができる。
【0038】
【実施例】次に、上記実施形態に従って作製した実施例
の組電池パックについて説明する。なお、比較のために
作製した比較例の組電池パックについても併記する。
【0039】(実施例1)直径67mm、高さ120m
mの単電池1を2行、2列、2段に配設し、(1、1、
1)、(2、1、1)、(2、1、2)、(1、1、
2)、(1、2、2)、(2、2、2)、(2、2、
1)、(1、2、1)の順に直列に接続し、(1、2、
1)の正極端子を被覆出力リード線5を介して正極出力
端子3に、(1、1、1)の負極端子を被覆出力リード
線7を介して負極出力端子6に接続して組電池パック1
0を作製した。
【0040】(実施例2)3個の単電池11を単電池間
金属ブスバによって並列に接続した組電池14を直列に
接続した以外は実施例1と同様に組電池パック20を作
製した。
【0041】(比較例1)(1、1、1)(1、2、
1)(2、2、1)(2、1、1)(2、1、2)
(2、2、2)(1、2、2)(1、1、2)の順に各
単電池を直列に接続し、(1、1、1)の正極端子を被
覆出力リード線35を介して正極出力端子33に、
(1、1、2)の負極端子を被覆出力リード線37を介
して負極出力端子36に接続した以外は実施例1と同様
に組電池パックを作製した。
【0042】(比較例2)3個の単電池11を単電池間
金属ブスバによって並列に接続した組電池14を、
(1、1、1)(1、2、1)(2、2、1)(2、
1、1)(2、1、2)(2、2、2)(1、2、2)
(1、1、2)の順に直列に接続し、(1、1、1)の
正極端子を被覆出力リード線45を介して正極出力端子
43に、(1、1、2)の負極端子を被覆出力リード線
47を介して負極出力端子46に接続した以外は実施例
1と同様に組電池パックを作製した。
【0043】<評価>実施例の組電池パックでは、
(1、1、1)、(2、1、1)、(2、1、2)、
(1、1、2)、(1、2、2)、(2、2、2)、
(2、2、1)、(1、2、1)の順に各単電池又は組
電池が直列に接続されているので、それぞれ(1、1、
1)、(1、2、1)の端子が最末端単電池又は組電池
の端子となり、X方向の一側((1、1、1)及び
(1、1、2))に配設された単電池又は組電池の端子
が最末端の端子となる比較例の組電池パックに比べて、
最末端単電池又は組電池の端子を正、負極出力端子に近
づけることができたので、被覆出力リード線を短く(最
短に)することができた。従って、車載時に受ける振動
による被覆出力リード線の損傷等を抑制することができ
るので、組電池パックの耐振性を向上し信頼性を向上す
ることができる。また、被覆出力リード線の電気抵抗値
が抑制されるので、組電池パックの出力の低下を防止す
ることができる。更に、組電池パックのコスト削減に寄
与することができる。また、正、負極出力端子をケース
の上面に所定間隔隔てて立設したことで、被覆出力リー
ド線をより短くすることができると共に、正、負極出力
端子と、組電池パックの側面の金属部材との接触を防止
して、信頼性を向上することができた。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケース内で、(1、1、1)、(2、1、1)、(2、
1、2)、(1、1、2)、(1、2、2)、(2、
2、2)、(2、2、1)、(1、2、1)に配設され
た単電池又は組電池が順に直列に接続されており、
(1、1、1)及び(1、2、1)に配設された単電池
又は組電池の端子が出力端子に近づくため、接続部材を
短くすることができるので、耐振性及び信頼性を向上さ
せることができると共に、電気抵抗を抑制して出力の低
下を防止することができる、という効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な第1実施形態の組電池パッ
クを示し、(A)は外観斜視図、(B)は平面図、
(C)は正面図、(D)は右側面図である。
【図2】第1実施形態の組電池パック内の各単電池の結
線及び配設状態を模式的に示し、(A)は結線図、
(B)は第1段の平面図、(C)は第2段の平面図であ
る。
【図3】第1実施形態の変形例の組電池パック内の各単
電池の結線状態を模式的に示す結線図である。
【図4】第2実施形態の組電池パックを示し、(A)は
外観斜視図、(B)は平面図、(C)は正面図、(D)
は右側面図である。
【図5】第2実施形態の組電池パック内の各組電池の配
設状態を示し、(A)は第1段の平面図、(B)は第2
段の平面図である。
【図6】第3実施形態の組電池パックを示し、(A)は
平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。
【図7】比較例1の組電池パック内の各単電池の結線及
び配設状態を模式的に示し、(A)は結線図、(B)は
第1段の平面図、(C)は第2段の平面図である。
【図8】比較例2の組電池パック内の各組電池の配設状
態を示し、(A)は第1段の平面図、(B)は第2段の
平面図である。
【符号の説明】
1、11 単電池 2、12、22 ケース 3、13、23 正極出力端子(出力端子) 6、16、26 負極出力端子(出力端子) 8 組電池端子(組電池の端子) 14、24 組電池 5、7、15、17、25、27 被覆出力リード線
(接続部材) 10、20、30 組電池パック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の一端及び他端に端子を有する
    単電池が2行、2列、2段に配設された組電池パックで
    あって、列方向となる前記単電池の長手方向のケースの
    一側に出力端子を備え、前記出力端子を手前にして前記
    単電池を見たときに前記列方向に右から第1列、第2列
    とし、前記列方向と交差する行方向に前記出力端子に近
    い方から第1行、第2行とし、前記行及び列方向に直交
    する段方向に上から第1段、第2段とし、前記各単電池
    の配置位置が(第X行、第Y列、第Z段)で表されると
    きに、(1、1、1)、(2、1、1)、(2、1、
    2)、(1、1、2)、(1、2、2)、(2、2、
    2)、(2、2、1)、(1、2、1)に配設された単
    電池が順に直列に接続され、前記出力端子には前記
    (1、1、1)、(1、2、1)に配設された単電池の
    端子が接続部材を介して接続されていることを特徴とす
    る組電池パック。
  2. 【請求項2】 同軸上の一端及び他端に端子を有する組
    電池が2行、2列、2段に配設された組電池パックであ
    って、列方向となる前記同軸方向のケースの一側に出力
    端子を備え、前記出力端子を手前にして前記組電池を見
    たときに前記列方向に右から第1列、第2列とし、前記
    列方向と交差する行方向に前記出力端子に近い方から第
    1行、第2行とし、前記行及び列方向に直交する段方向
    に上から第1段、第2段とし、前記各組電池の配置位置
    が(第X行、第Y列、第Z段)で表されるときに、
    (1、1、1)、(2、1、1)、(2、1、2)、
    (1、1、2)、(1、2、2)、(2、2、2)、
    (2、2、1)、(1、2、1)に配設された組電池が
    順に直列に接続され、前記出力端子には前記(1、1、
    1)、(1、2、1)に配設された組電池の端子が接続
    部材を介して接続されていることを特徴とする組電池パ
    ック。
  3. 【請求項3】 前記組電池は、単電池が複数個直列及び
    /又は並列に接続されていることを特徴とする請求項2
    に記載の組電池パック。
  4. 【請求項4】 前記出力端子は、前記ケースの上面に所
    定間隔隔てて立設されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載の組電池パック。
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