JP2003308623A - 光ピックアップ、記録媒体の制御装置及びレーザの制御方法 - Google Patents

光ピックアップ、記録媒体の制御装置及びレーザの制御方法

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JP2003308623A
JP2003308623A JP2002109419A JP2002109419A JP2003308623A JP 2003308623 A JP2003308623 A JP 2003308623A JP 2002109419 A JP2002109419 A JP 2002109419A JP 2002109419 A JP2002109419 A JP 2002109419A JP 2003308623 A JP2003308623 A JP 2003308623A
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output signal
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Akira Matsubara
彰 松原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクに照射するレーザ光を高出力で安
定させることのできる光ピックアップを提供する。 【構成】 本発明の光ピックアップは、記録媒体へ光を
照射することにより記録又は再生を行うレーザと、前記
レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受光す
る前光モニタ素子と、レーザパワー駆動器の入力信号又
は前記前光モニタ素子の出力信号のレベルに応じて、前
記前光モニタ素子の出力信号を非線形に補正した補正信
号を出力する補正器と、入力信号及び前記補正信号に応
じて前記レーザを駆動する前記レーザパワー駆動器と、
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザを発光させるこ
とにより記録媒体に記録又は再生を行う光ピックアッ
プ、光ピックアップを有する記録媒体の制御装置及びレ
ーザの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−RやCD−RW、DVD−R、D
VD−RAM等の光デイスク(記録媒体に属する。)に
光学的に情報の記録や再生を行なう光ディスク装置(記
録媒体の制御装置に属する。)の光ピックアップは、レ
ーザからの出力の一部を受光素子(前光モニタ素子)で
受光し、その出力をレーザの駆動回路に線形に帰還する
ことによりレーザの出力を安定に保っている。ところ
が、近年、CD−RやCD−RWの高倍速化の進歩がめ
ざましく、それに伴ってレーザの出力も100mWを超
える半導体レーザが使われるようになってきた。それに
伴い、それまでの低出力レーザでは問題にならなかっ
た、レーザ出力の安定性の問題が起こりつつある。
【0003】従来例の光ディスク装置の光ピックアップ
について図12を用いて説明する。図12は、従来例の
光ディスク装置の光ピックアップの概略的な構成を示
す。図12において、1はレーザ、2は分岐素子、3は
対物レンズ、4は前光モニタ素子、5は光ディスク、1
207はレーザ制御器である。レーザ制御器1207
は、基準レベル発生器404、差動増幅器405、フィ
ルタ407、減算器412、レーザ駆動器413を有す
る。レーザ1は、レーザ駆動器413が出力する駆動電
流により発光する。レーザ1から出力された光は、光デ
ィスク5とレーザ1との間に位置する分岐素子2に入力
される。分岐素子2に入力されたレーザ光は、一部が透
過し一部は反射する。分岐素子2を透過したレーザ光
は、対物レンズ3を通過して光ディスク5に照射され、
光ディスク5に光学的にピットを形成したりそのピット
を読み取って、情報の蓄積や再生を行う。
【0004】分岐素子2で反射されたレーザ光は、前光
モニタ素子4に入力される。前光モニタ素子4は、入力
したレーザ光の光量にほぼ比例した出力信号を出力す
る。前光モニタ素子4の出力信号は、レーザ制御器12
07に帰還される。レーザ制御器1207において、差
動増幅器405は、前光モニタ素子4の出力信号を非反
転入力端子に入力し、基準レベル発生器404が出力す
る基準レベル信号を反転入力端子に入力し、2つの入力
信号の差分に比例した出力信号を出力する。低周波フィ
ルタであるフィルタ407は、差動増幅器405の出力
信号を入力し、入力信号を平滑して出力する。フィルタ
407の時定数は、入力信号の1ビットの期間に比べて
十分に長い。減算器412は、入力信号からフィルタ4
07の出力信号を減算し、減算結果を出力する。レーザ
駆動器413は、減算結果を入力し、減算結果に応じて
レーザ1の駆動電流を制御する(実施例では、減算結果
をパラメータとする1次式の演算により駆動電流を定め
る。)。
【0005】従来例及び実施例において入力信号は、記
録信号又は再生用定レベル信号である。記録信号は、典
型的には0及び1の2値の記録データに対応した2つの
レベルの信号である。再生用定レベル信号は、再生信号
を読み取るための一定のレベルの信号である。一般に
は、再生用定レベル信号は記録信号(又は高い方のレベ
ルの記録信号)よりも低いレベルの信号である。種々の
回転数で光ディスクを再生する光ディスク装置において
は、回転数に応じて、再生用定レベル信号のレベルが異
なっても良い。
【0006】前光モニタ素子4の出力信号のレベルが所
定の値よりも大きくなると(前光モニタ素子4が入力し
たレーザ光の光量が増えると)、レーザ制御器1207
はレーザ駆動電流を小さくしてレーザ1が出力するレー
ザ光の強さを抑制する。前光モニタ素子4の出力信号の
レベルが所定の値よりも小さくなると(前光モニタ素子
4が入力したレーザ光の光量が減ると)、レーザ制御器
1207はレーザ駆動電流を大きくしてレーザ1が出力
するレーザ光の強さを増す。このようにしてレーザ制御
器1207がレーザ1を制御することにより、光ディス
ク5に照射するレーザ光を、入力信号のレベルに応じた
一定の強度に安定させることができる。フィルタ407
の時定数は十分に長いので、フィルタ407の出力信号
のレベルは、入力信号のレベルに影響されない。例えば
記録信号が0、1のいずれの値の場合でも、信号の入力
時刻が近接していれば、フィルタ407の出力信号は同
一である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年CD−R
やCD−RWの高速記録化にともないレーザ1が出力す
るレーザ光の出力が高くなるに従って、上述したような
従来例の前光モニター素子により光ディスクに照射する
レーザ光の強度を安定させる方法では、安定精度が悪く
なってきた。光ディスク5に照射されたレーザ光は、光
ディスク5に反射されてレーザ1に向けて戻ってくる。
従来のようにレーザ光の強度が弱い場合は、光ディスク
5に反射されてレーザ1に戻ってきたレーザ光のほとん
どは、レーザ1が内蔵するチップ内に吸収されて、再び
レーザ1の発光に寄与し、レーザ1の発光効率が向上す
る。
【0008】しかし、近年のように光ディスク5に照射
するレーザ光の強さが一定以上に大きくなると、光ディ
スク5で反射されて戻ってくるレーザ光の光量が、レー
ザチップが吸収できる上限以上になる。上限を超えて入
力された光量はレーザチップに吸収されず、チップ端面
で反射されてしまう。このレーザ1のチップ端面での反
射光は、本来のレーザ出力光とは発光点が異なるため
に、光ディスク5に再度入射しても光ディスク5の記録
層で焦点が合わず、信号の記録再生には寄与しない。し
かし、このチップ端面で反射されたレーザ光は、そのま
まレーザ1が発光したレーザ光に混じって前光モニタ素
子4に照射される。そのため前光モニタ素子4は、レー
ザ1自体が発したレーザ光よりも多くのレーザ光(レー
ザ1自体が発したレーザ光及びチップ端面で反射された
レーザ光)を受光する。その結果、前光モニタ素子4
は、レーザ1の発光光量以上のレベルの出力信号をレー
ザ制御器1207に負帰還する。前光モニタ素子4の出
力信号を入力したレーザ制御器1207は、レーザ1の
出力を必要以上に下げてしまう。
【0009】上に述べたことを図2、図3を用いて説明
する。図2はレーザ1が半導体レーザの場合において、
レーザ1の駆動電流とレーザ発光パワーの関係を示すグ
ラフである。また、図3は前光モニタ素子の出力とレー
ザ発光パワーの関係を示すグラフ図である。図2に示す
ように、光ディスクからの戻り光がある場合と、戻り光
がない場合とで、レーザ1の駆動電流に対する発光出力
が異なっている。レーザの発光パワーが0〜「Pで示す
一定の発光出力」の間は、戻り光がない場合よりもある
場合の方が、同じレーザ駆動電流でも発光出力が大きく
なる。しかしながら、レーザの発光パワーが「Pで示す
発光出力」以上になってくると、戻り光がない場合とあ
る場合の効率の差が無くなってくる。
【0010】このようになる理由を説明する。レーザは
光共振器の構成をしている。レーザの発光パワーがP以
下の場合は、光ディスク5などから反射して戻った光
が、レーザ1の半導体チップ内に吸収されて、その吸収
された光は再度レーザ光を共振させる働きに寄与し、再
度レーザ光として出力される。そのためレーザ発光パワ
ーがP以下の場合は、レーザ駆動電流をレーザ1に流す
ことによりレーザ1が発光するレーザパワーに、チップ
に吸収された戻り光によるレーザパワーが加えられるた
め、同じ駆動電流でも戻り光がある方がレーザパワーは
大きくなる。しかしレーザ発光パワーがPを越えると、
レーザ1のチップでの吸収が限界を超えて、それ以上の
反射光はレーザチップの端面で反射されるため、再度レ
ーザ光を共振させることに寄与しなくなる。そのため、
レーザ発光パワーがP以上の場合は、戻り光がある場合
もない場合も差はなくなる。
【0011】光量がレーザチップが吸収できる上限以上
になったレーザを、前光モニタ素子4の受光量に応じて
線形に発光制御を行う場合には、図3で示すような不具
合が生じる。発光パワーがP以下のところでは前光モニ
タ素子4が受光する光量は、現在光ディスク5の記録再
生に寄与している光量と比例関係にあるが、発光パワー
がPを越えると比例関係がなりたたなくなる。そのた
め、図3で示すように、発光パワーがPよりも高いとこ
ろでは、戻り光があるときのカーブ32は、戻り光がな
いときのカーブ33と比較して、出力が少なくなってし
まう。レーザ制御器1207が、光ディスク5を記録再
生するために光ディスク5に照射されているレーザ光の
量を多く見積もってしまい、レーザ1の発光を必要以上
に抑制しようとするからである。
【0012】前光モニタ素子4の出力に応じて線形にレ
ーザ1の出力を制御する上記従来の方法では、レーザ1
の出力がPを越える高出力になると、目標のパワーを出
すことができず、記録の不具合を生じたり、光ディスク
1からの読み取り信号のレベルが下がって再生の不具合
を生じるという問題があった。本発明は、高出力レーザ
を用いる場合でも、安定した最適の発光出力を得る光ピ
ックアップ、記録媒体の制御装置及びレーザの制御方法
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を有する。請求項1の発明は、
記録媒体へ光を照射することにより、記録又は再生を行
うレーザと、前記レーザが前記記録媒体方向に出射する
光の一部を受光する、前光モニタ素子と、レーザパワー
駆動器の入力信号又は前記前光モニタ素子の出力信号の
レベルに応じて、前記前光モニタ素子の出力信号を非線
形に補正した補正信号を出力する補正器と、入力信号及
び前記補正信号に応じて前記レーザを駆動する前記レー
ザパワー駆動器と、を有することを特徴とする光ピック
アップである。
【0014】請求項10の発明は、レーザにより記録媒
体へ光を照射して、記録又は再生を行う照射ステップ
と、前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部
を前光モニタ素子で受光する受光ステップと、入力信号
又は前記前光モニタ素子の出力信号のレベルに応じて、
前記前光モニタ素子の出力信号を非線形に補正した補正
信号を出力する補正信号生成ステップと、入力信号及び
前記補正信号に応じて前記レーザを駆動するレーザ駆動
ステップと、を有することを特徴とするレーザの制御方
法である。
【0015】本発明は、負帰還量を非線形に補正してレ
ーザ光のパワーを制御することにより、複数のレベルの
入力信号に対して、レーザが最適の光量を記録媒体に照
射する光ピックアップ及びレーザの制御方法を実現す
る。「レーザパワー駆動器の入力信号のレベル」とは、
レーザパワー駆動器の入力信号そのもののレベルの他、
実質的にレーザパワー駆動器の入力信号のレベルに依存
してレベルが定まる信号(例えばレーザパワー駆動器の
出力信号のレベル、レーザに流れる駆動電流のレベル
等)を含む。
【0016】請求項2の発明は、前記補正器が、記録状
態若しくは再生状態に応じた入力信号のレベル、記録信
号の値に応じた入力信号のレベル、又は記録若しくは再
生速度に応じた入力信号のレベルに応じて、前記前光モ
ニタ素子の出力信号を非線形に補正した補正信号を出力
することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ
である。
【0017】請求項11の発明は、前記補正信号生成ス
テップにおいて、記録状態若しくは再生状態に応じた入
力信号のレベル、記録信号の値に応じた入力信号のレベ
ル、又は記録若しくは再生速度に応じた入力信号のレベ
ルに応じて、前記前光モニタ素子の出力信号を非線形に
補正した補正信号を出力することを特徴とする請求項7
に記載のレーザの制御方法である。
【0018】本発明は、記録状態若しくは再生状態に応
じて、記録信号の値に応じて、又は記録若しくは再生速
度に応じて、レーザが最適の光量を記録媒体に照射する
光ピックアップ及びレーザの制御方法を実現する。
【0019】請求項3の発明は、記録媒体へ光を照射す
ることにより、記録又は再生を行うレーザと、前記レー
ザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受光する、
前光モニタ素子と、前記前光モニタ素子の出力信号から
導出された信号を、前記レーザの発光強度毎に記憶する
複数の記憶部と、前記レーザの発光強度に従って選択さ
れた前記記憶部の出力信号と、入力信号と、に応じて前
記レーザを駆動する前記レーザパワー駆動器と、を有す
ることを特徴とする光ピックアップである。
【0020】請求項12の発明は、レーザにより記録媒
体へ光を照射して、記録又は再生を行う照射ステップ
と、前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部
を前光モニタ素子で受光する受光ステップと、前記前光
モニタ素子の出力信号から導出された信号を、第1のレ
ベルの入力信号を入力した時に記憶する第1の記憶ステ
ップと、前記前光モニタ素子の出力信号から導出された
信号を、第1のレベルと異なる第2のレベルの入力信号
を入力した時に記憶する第2の記憶ステップと、入力信
号のレベルに応じて前記第1の記憶ステップ又は前記第
2の記憶ステップで記憶された信号を選択して、選択さ
れた信号と、入力信号と、に応じて前記レーザを駆動す
るレーザ駆動ステップと、を有することを特徴とするレ
ーザの制御方法である。
【0021】本発明は、レーザの発光強度に応じた信号
を負帰還してレーザ光のパワーを制御することにより、
複数のレベルの入力信号に対して、レーザが最適の光量
を記録媒体に照射する光ピックアップ及びレーザの制御
方法を実現する。 「前光モニタ素子の出力信号から導出された信号」は、
前光モニタ素子の出力信号そのもの、前光モニタ素子の
出力信号に基づいて演算された結果である信号を含む。 「前記レーザの発光強度毎に記憶する複数の記憶部」と
は、異なるレーザの発光強度に対応した少なくとも2つ
の記憶部(又は記憶ステップ)を有していることを意味
する。レーザの発光強度のレベルの数だけ記憶部を有す
ることは、必ずしも必要としない。例えば、わずかにレ
ーザの発光強度が異なる2つの信号について、同一の記
憶部の出力信号を負帰還してレーザの発光出力を制御し
ても良い。又動作が全く別個の2つの場合(例えば記録
及び再生)に、1つの記憶部をそれぞれ別個のレベルの
レーザの発光強度に対応する信号の記憶部として使用し
ても良い(それぞれの場合において、適切な負帰還量が
得られる様に、ループゲインを切り換えることが好まし
い。)。又、第3の記憶ステップがあっても良いことは
言うまでもない。
【0022】請求項4の発明は、記録媒体へ光を照射す
ることにより、記録又は再生を行うレーザと、前記レー
ザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受光する、
前光モニタ素子と、前記レーザが前記記録媒体方向と反
対の方向に出射する光の一部を受光する、後光モニタ素
子と、前記前光モニタ素子の出力信号と前記後光モニタ
素子の出力信号とに基づいて、補正信号を出力する補正
器と、入力信号及び前記補正信号に応じて前記レーザを
駆動するレーザパワー駆動器と、を有することを特徴と
する光ピックアップである。
【0023】請求項13の発明は、レーザにより記録媒
体へ光を照射して、記録又は再生を行う照射ステップ
と、前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部
を前光モニタ素子で受光する第1の受光ステップと、前
記レーザが前記記録媒体方向と反対の方向に出射する光
の一部を後光モニタ素子で受光する第2の受光ステップ
と、前記前光モニタ素子の出力信号と前記後光モニタ素
子の出力信号とに基づいて、補正信号を出力する補正信
号生成ステップと、入力信号及び前記補正信号に応じて
前記レーザを駆動するレーザ駆動ステップと、を有する
レーザの制御方法である。
【0024】従来は前光受光素子の出力信号のみを負帰
還してレーザを制御していた。本発明の発明者は、レー
ザの発光量が一定の限度が超えると後光受光素子の出力
信号を負帰還した方が正確なレーザの発光パワー制御が
出来ることを発見した。本発明は、前光モニタ素子の出
力信号と後光モニタ素子の出力信号とに基づいて、正確
にレーザの発光パワーを制御する光ピックアップ及びレ
ーザの制御方法を実現する。
【0025】請求項5の発明は、前記補正器が、前記レ
ーザパワー駆動器の入力信号、前記前光モニタ素子の出
力信号、又は前記後光モニタ素子の出力信号のレベルに
応じて、前記前光モニタ素子の出力信号と、前記後光モ
ニタ素子の出力信号と、を異なる寄与度で演算した結果
である補正信号を出力することを特徴とする請求項4に
記載の光ピックアップである。
【0026】請求項14の発明は、前記補正信号生成ス
テップにおいて、入力信号、前記前光モニタ素子の出力
信号、又は前記後光モニタ素子の出力信号のレベルに応
じて、前記前光モニタ素子の出力信号と、前記後光モニ
タ素子の出力信号と、を異なる寄与度で演算した結果で
ある補正信号を出力することを特徴とする請求項13に
記載のレーザの制御方法である。
【0027】本発明は、前光モニタ素子の出力信号及び
後光モニタ素子の出力信号の寄与度を変えて負帰還量を
補正して、レーザ光のパワーを制御することにより、複
数のレベルの入力信号に対して、レーザが最適の光量を
記録媒体に照射する光ピックアップ及びレーザの制御方
法を実現する。「寄与度」とは、いずれかのレベルの入
力信号に対して、一方(後光モニタ素子の出力信号)の
寄与度を0%とし、他方(前光モニタ素子の出力信号)
の寄与度を100%とする場合を含む。
【0028】請求項6の発明は、前記補正器が、記録状
態若しくは再生状態に応じた入力信号のレベル、記録信
号の値に応じた入力信号のレベル、又は記録若しくは再
生速度に応じた入力信号のレベルに応じて、前記前光モ
ニタ素子の出力信号と、前記後光モニタ素子の出力信号
と、を異なる寄与度で演算した結果である補正信号を出
力することを特徴とする請求項5に記載の光ピックアッ
プである。
【0029】請求項15の発明は、前記補正信号生成ス
テップにおいて、記録状態若しくは再生状態に応じた入
力信号のレベル、記録信号の値に応じた入力信号のレベ
ル、又は記録若しくは再生速度に応じた入力信号のレベ
ルに応じて、前記前光モニタ素子の出力信号と、前記後
光モニタ素子の出力信号と、を異なる寄与度で演算した
結果である補正信号を出力することを特徴とする請求項
14に記載のレーザの制御方法である。
【0030】本発明は、記録状態若しくは再生状態に応
じて、記録信号の値に応じて、又は記録若しくは再生速
度に応じて、レーザが最適の光量を記録媒体に照射する
光ピックアップ及びレーザの制御方法を実現する。
【0031】請求項7の発明は、記録媒体へ光を照射す
ることにより、記録又は再生を行うレーザと、前記レー
ザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受光する、
前光モニタ素子と、前記レーザが前記記録媒体方向と反
対の方向に出射する光の一部を受光する、後光モニタ素
子と、前記前光モニタ素子の出力信号及び前記後光モニ
タ素子の出力信号から導出された信号を、前記レーザの
発光強度毎に記憶する複数の記憶部と、前記レーザの発
光強度に従って選択された前記記憶部の出力信号と、入
力信号と、に応じて前記レーザを駆動する前記レーザパ
ワー駆動器と、を有することを特徴とする光ピックアッ
プである。
【0032】請求項16の発明は、レーザにより記録媒
体へ光を照射して、記録又は再生を行う照射ステップ
と、前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部
を前光モニタ素子で受光する第1の受光ステップと、前
記レーザが前記記録媒体方向と反対の方向に出射する光
の一部を後光モニタ素子で受光する第2の受光ステップ
と、前記前光モニタ素子の出力信号及び前記後光モニタ
素子の出力信号から導出された信号を、第1のレベルの
入力信号を入力した時に記憶する第1の記憶ステップ
と、前記前光モニタ素子の出力信号及び前記後光モニタ
素子の出力信号から導出された信号を、第1のレベルと
異なる第2のレベルの入力信号を入力した時に記憶する
第2の記憶ステップと、入力信号のレベルに応じて前記
第1の記憶ステップ又は前記第2の記憶ステップで記憶
された信号を選択して、選択された信号と、入力信号
と、に応じて前記レーザを駆動するレーザ駆動ステップ
と、を有することを特徴とするレーザの制御方法であ
る。
【0033】本発明は、レーザの発光強度に応じた信号
を負帰還してレーザ光のパワーを制御することにより、
複数のレベルの入力信号に対して、レーザが最適の光量
を記録媒体に照射する光ピックアップ及びレーザの制御
方法を実現する。
【0034】請求項8の発明は、少なくとも2つの前記
記憶部が、前記前光モニタ素子の出力信号と、前記後光
モニタ素子の出力信号と、を異なる寄与度で演算した結
果である補正信号を記憶することを特徴とする請求項7
に記載の光ピックアップである。
【0035】請求項17の発明は、前記第1の記憶ステ
ップと第2の記憶ステップとにおいて、前記前光モニタ
素子の出力信号と、前記後光モニタ素子の出力信号と、
を異なる寄与度で演算した結果である補正信号を記憶す
ることを特徴とする請求項16に記載のレーザの制御方
法である。
【0036】本発明は、レーザの発光強度に応じて適切
な信号を負帰還してレーザ光のパワーを制御することに
より、複数のレベルの入力信号に対して、レーザが最適
の光量を記録媒体に照射する光ピックアップ及びレーザ
の制御方法を実現する。
【0037】請求項9の発明は、請求項1から請求項5
のいずれかの請求項に記載の光ピックアップを有するこ
とを特徴とする記録媒体の制御装置である。
【0038】本発明の光ピックアップを記録媒体の制御
装置に組み入れることにより、複数のレベルの入力信号
に対して、レーザが最適の光量を記録媒体に照射する記
録媒体の制御装置を実現する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施をするための最
良の形態を具体的に示した実施例について図面とともに
説明する。
【0040】《実施例1》図1、3、4を用いて、本発
明の実施例1の光ディスク装置の光ピックアップを説明
する。図1は、本発明の実施例1の光ディスク装置の光
ピックアップの構成図である。図1において、1はレー
ザ、2は分岐素子、3は対物レンズ、4は前光モニタ素
子、5は光ディスク、6は補正器、7はレーザ制御器で
ある。本実施例の光ディスク装置が従来例と異なる点
は、前光モニタ素子4とレーザ制御器7との間に補正器
6を配置されていること、及びレーザ制御器7が入力信
号のレベル毎にサンプルホールド部408、410に記
憶した補正信号をレーザ駆動器413に負帰還すること
である。
【0041】補正器6は、入力信号(記録信号又は再生
用定レベル信号であって、0又は1の値である。)に従
ってレーザ光の光量が高い場合と低い場合とで、前光モ
ニタ素子4の出力信号を非線形に補正した補正信号を出
力する。レーザ制御器7のサンプルホールド部408、
410は、入力信号毎に、入力信号及び補正信号(補正
された負帰還量)によりレーザ1を制御する。それ以外
のブロックについては従来例と同じであるので、それら
の説明は省略する。
【0042】図4は、本発明の実施例1の光ピックアッ
プの電気回路の構成図である。図4において、1はレー
ザ、4は前光モニタ素子、6は補正器、7はレーザ制御
器である。補正器6は、閾値発生器401、比較器40
2、減衰器403を有する。レーザ制御器7は、基準レ
ベル発生器404、差動増幅器405、スイッチ40
6、411、フィルタ407、409、サンプルホール
ド部408、410(記憶部に属する。)、減算器41
2、レーザ駆動器413を有する。以下、本実施例の光
ディスク装置において、レーザ光の発光強度の制御方法
について説明する。
【0043】レーザ1により光ディスク5へ光を照射し
て、記録又は再生を行う(照射ステップ)。前光モニタ
素子4は、レーザ1が記録媒体方向に出射する光の一部
を受光する(受光ステップ)。閾値発生器401は、一
定の閾値(図3のQのレベル)を出力する。ここでQは
レーザ発光パワーPに相当する前光モニタ素子の出力レ
ベルである。比較器402は、前光モニタ素子4の出力
信号と閾値発生器401の出力信号とを入力する。比較
器402は、前光モニタ素子4の出力信号のレベルが図
3でQのレベル以上であればハイレベルを出力し、前光
モニタ素子4の出力信号のレベルが図3でQのレベル未
満であればロウレベルを出力する。比較器402の出力
信号は、減衰器403の制御入力端子に入力される。
【0044】減衰器403は、前光モニタ素子4の出力
信号を入力し、比較器402がハイレベルを出力する
時、入力した信号を第1の減衰率で減衰して出力し、比
較器402がロウレベルを出力する時、入力した信号を
第2の減衰率で減衰して出力する。第1の減衰率は第2
の減衰率よりも大きい(第1の減衰率の方が、減衰器4
03の出力信号のレベルが小さくなる。)。実施例では
減衰器403は、前光モニタ素子4の出力信号の大きさ
がQよりも高いときには、所定の減衰率で減衰させて差
動増幅器405に入力させ、その大きさがQよりも低い
時には、前光モニタ素子4の出力信号をそのまま素通り
させて差動増幅器405に入力させる。補正器6は、前
記前光モニタ素子の出力信号のレベルに応じて、前記前
光モニタ素子の出力信号を非線形に補正した補正信号を
出力する(補正信号生成ステップ)。
【0045】差動増幅器405は、補正信号を非反転入
力端子に入力し、基準レベル発生器404が出力する基
準レベル信号を反転入力端子に入力し、2つの入力信号
の差分に比例した出力信号を出力する。基準レベル発生
器404の出力レベルは、レーザ1を所定の発光パワー
で光らせるように設定する。基準レベル発生器404
は、例えばマイクロコンピュータ(図示しない。)の8
ビット出力データと、その8ビットデータをアナログ信
号に変換するDA変換器で構成される。マイクロコンピ
ュータは、例えば記録時と再生時とで8ビット出力デー
タの値を変える。スイッチ406は、入力信号(0又は
1)に応じて、差動増幅器405の出力信号をフィルタ
407又は409に入力する。例えば記録時には、入力
信号である記録信号が0である場合は差動増幅器405
の出力信号をフィルタ407に入力し、記録信号が1で
ある場合は差動増幅器405の出力信号をフィルタ40
9に入力する。低周波フィルタであるフィルタ407、
409は、それぞれの入力信号における(例えば記録信
号が0である時及び1である時の)差動増幅器405の
出力信号を入力し、平滑して出力する。フィルタ40
7、409の時定数は十分長い。
【0046】サンプルホールド部408は、フィルタ4
07の出力信号をサンプルホールドする(第1の記憶ス
テップ)。サンプルホールド部410は、フィルタ40
9の出力信号をサンプルホールドする(第2の記憶ステ
ップ)。入力信号(記録信号又は再生用定レベル信号)
が、スイッチ406、411のスイッチングタイミン
グ、及びサンプルホールド部408、410のサンプリ
ングタイミングを制御する。例えば記録時には、記録信
号が0から1に変化する時に(信号0の終わりで)サン
プリングホールド部408はフィルタ407の出力信号
をサンプルホールドし、記録信号が1から0に変化する
時に(信号1の終わりで)サンプリングホールド部41
0はフィルタ409の出力信号をサンプルホールドす
る。
【0047】スイッチ411は、入力信号に応じて、サ
ンプルホールド部408、410の出力信号をレーザ駆
動器413に入力する。例えば記録時には、入力信号で
ある記録信号が0である場合はサンプルホールド部40
8の出力信号をレーザ駆動器413に入力し、記録信号
が1である場合はサンプルホールド部410の出力信号
を減算器412に入力する。スイッチ406とスイッチ
411とは、連動している。減算器412は、入力信号
(記録信号又は再生用定レベル信号)からスイッチ41
1の出力信号(負帰還信号)を減算し、減算結果を出力
する。レーザ駆動器413は、減算結果に応じて、レー
ザ1の発光出力を制御する。実施例においては、レーザ
駆動器413は、減算結果をパラメータとする1次式の
演算を行った結果に比例した駆動電流をレーザ1に流す
(レーザ駆動ステップ)。
【0048】このように補正器6及びレーザ制御器7を
構成することにより、前光モニタ素子4の出力信号がP
点よりも小さい時には(例えば記録信号が0である時に
は)、前光モニタ素子4の出力信号がそのままフィルタ
407、サンプルホールド部408を通って、レーザ駆
動器413に負帰還され、P点よりも大きい時には(例
えば記録信号が1である時には)、前光モニタ素子4の
出力は減衰器403により減衰され(帰還量が減っ
て)、フィルタ407、サンプルホールド部408を通
って、レーザ駆動器413に負帰還される。本発明にお
いては、レーザの発光パワーに応じて(例えば記録時
に、入力信号が0の時と1の時とで)、別個独立に適切
なレベルの信号(サンプルホールド部408、410の
出力信号)がレーザ駆動器413に負帰還される。レー
ザ駆動器413は、それぞれの入力信号に応じて、レー
ザ1に適切な駆動電流を流す。
【0049】フィルタ及びサンプルホールド部を、積分
型の記憶部に置き換えても良い(タの実施例においても
同様である。)。例えば記録信号が0である時の帰還量
を記憶する積分型の記憶部は、記録信号が0である期間
に負帰還信号を長い時定数で積分する。記録信号が1で
ある期間には積分コンデンサへの充放電を行わず、積分
コンデンサの両端電圧はそれまでの値に保持される。例
えば記憶部が積分コンデンサと、記録信号が0である期
間に負帰還信号が積分コンデンサに流れ込む経路に抵抗
と、を有する。記録信号が1である期間には、積分コン
デンサは充放電しない。積分コンデンサと抵抗との積で
ある時定数は十分大きい。このようにすることにより、
発光パワーが大きな時にも小さな時にも、レーザ1は適
切な発光パワーを出力する。
【0050】《実施例2》図5、6を用いて、本発明の
実施例2の光ディスク装置の光ピックアップを説明す
る。実施例2の光ピックアップは、前光モニタ素子4に
加えて後光モニタ素子501を有する点で、実施例1の
光ピックアップと異なる。図5は、実施例2の光ピック
アップの構成を示す。図5において、1はレーザ、2は
分岐素子、3は対物レンズ、4は前光モニタ素子、5は
光ディスク、501は後光モニタ素子、506は補正
器、507はレーザ制御器である。補正器506は、閾
値発生器401、比較器402、第1の補正器511、
第2の補正器512を有する。レーザ制御器507は、
基準レベル発生器513、516、差動増幅器514、
517、スイッチ515、518、411、フィルタ4
07、409、サンプルホールド部408、410、減
算器412、レーザ駆動器413を有する。
【0051】半導体レーザは、高出力を得るために、光
ディスク5に向かう側の光(前光)とその反対側(後
光)とで、屈折率を変えて前光を多く取れるように形成
されている。その為に後ろ側に出力されるレーザ光はレ
ベルが小さい。後光の光量を後光モニタ素子501で測
定した場合、その測定精度は悪い。従来は、後光の測定
データを用いてレーザの光量の制御しても高い精度で制
御できないと考えられていた。しかし、レーザ光の強度
が一定値以上に大きくなると、後光を受光する後光モニ
タ素子501にも十分な光量が届く。又、後光モニタ素
子501は前光モニタ素子4のようにレーザ1のチップ
端面での反射光の影響を受けない。従って、光出力が一
定値以上になると、前光モニタ素子4よりも、後光モニ
タ素子501の出力の方が、レーザ1の発光状態を正確
に示すようになってくる。
【0052】図6は、前光モニタ素子4及び後光モニタ
素子501の出力レベルと、レーザの発光パワーとの関
係を示すグラフ図である。図6に示すように前光モニタ
素子4の出力(61、62)は、発光パワーが低いとき
(61に示す部分)には精度が良くリニアリティも良い
が、所定の発光パワー(例えば図6のP点)を超えると
(62に示す部分)レーザ1のチップ端面での反射の影
響によりリニアリティが無くなっくる。一方、後光モニ
タ素子501の出力(63〜65)は、発光パワーが低
出力の時(63、64に示す部分)は、リニアリティが
良くないが、発光パワーが高くなると(65に示す部
分)リニアリティが良くなって、しかもレーザ端面の反
射の影響を受けない。そこで、本実施例の補正器506
は、レーザの発光パワーが低いときには前光モニタ素子
4の出力信号に基づいてレーザ1の駆動電流を制御し、
発光パワーが一定の値(例えば図6のP点)を超えた
ら、前光モニタ素子4の出力信号に代えて、後光モニタ
素子501の出力信号を補正してレーザ制御器7に負帰
還する。これによりレーザ1は、発光パワーが低いとき
でも高いときでも、適切なパワーのレーザ光を出力する
ことができる。
【0053】図5を用いて、実施例2の光ピックアップ
の動作を説明する。レーザ1により光ディスク5へ光を
照射して、記録又は再生を行う(照射ステップ)。前光
モニタ素子4は、レーザ1が記録媒体方向に出射する光
の一部を受光する(第1の受光ステップ)。後光モニタ
素子501は、レーザ1が記録媒体方向とは反対方向に
出射する光の一部をで受光する(第2の受光ステッ
プ)。比較器402は、前光モニタ素子4の出力信号の
レベルが図3でQのレベル以上であればハイレベルを出
力し、前光モニタ素子4の出力信号のレベルが図3でQ
のレベル未満であればロウレベルを出力する。
【0054】第1の補正器511は、前光モニタ素子4
の出力を入力し、入力した前光モニタ素子4の出力信号
を補正して(実施例においては前光モニタ素子4の出力
信号をパラメータとする1次式で補正する。)レーザ制
御器507の差動増幅器514へ出力する。第2の補正
器512は、後光モニタ素子501の出力を入力し、入
力した後光モニタ素子501の出力信号を補正して(実
施例においては後光モニタ素子501の出力信号をパラ
メータとする1次式で補正する。)レーザ制御器507
の差動増幅器517へ出力する(補正信号生成ステッ
プ)。
【0055】実施例において第1の補正器511及び第
2の補正器512はリニアな補正器である。しかし、前
光モニタ素子4の出力信号のレベルが図3でQレベル未
満から以上に変化する所において、第1の補正器511
を通じて減算器412に入力される負帰還量と、第2の
補正器512を通じて減算器412に入力される負帰還
量とは、非線形に変化する。
【0056】差動増幅器514は、第1の補正器511
の出力信号(補正信号)を非反転入力端子に入力し、基
準レベル発生器513が出力する基準レベル信号を反転
入力端子に入力し、2つの入力信号の差分に比例した出
力信号を出力する。スイッチ515は、比較器402の
出力信号を制御入力端子に入力し、比較器402の出力
信号がロウレベルである場合は(前光モニタ素子の出力
が図3のQレベル未満である場合は)、差動増幅器51
4の出力をフィルタ407に出力する。低周波フィルタ
であるフィルタ407は、差動増幅器514の出力信号
を入力し、平滑して出力する。フィルタ407の時定数
は十分長い。サンプルホールド部408は、フィルタ4
07の出力信号をサンプルホールドする(第1の記憶ス
テップ)。
【0057】差動増幅器517は、第2の補正器512
の出力信号(補正信号)を非反転入力端子に入力し、基
準レベル発生器516が出力する基準レベル信号を反転
入力端子に入力し、2つの入力信号の差分に比例した出
力信号を出力する。スイッチ518は、比較器402の
出力信号を制御入力端子に入力し、比較器402の出力
信号がハイレベルである場合は(前光モニタ素子の出力
が図3のQレベル以上である場合は)、差動増幅器51
7の出力をフィルタ409に出力する。低周波フィルタ
であるフィルタ409は、差動増幅器517の出力信号
を入力し、平滑して出力する。フィルタ409の時定数
は十分長い。サンプルホールド部410は、フィルタ4
09の出力信号をサンプルホールドする(第2の記憶ス
テップ)。
【0058】比較器402が、スイッチ515、51
8、411のスイッチングタイミング、及びサンプルホ
ールド部408、410のサンプリングタイミングを制
御する。例えば、前光モニタ素子4の出力が図3のQレ
ベル未満からQレベル以上に変化したタイミングで、サ
ンプルホールド部408はフィルタ407の出力信号を
サンプルホールドし、前光モニタ素子4の出力が図3の
Qレベル以上からQレベル未満に変化したタイミング
で、サンプルホールド部410はフィルタ409の出力
信号をサンプルホールドする。
【0059】スイッチ411は、補正器506の比較器
402の出力信号を制御入力端子に入力し、比較器40
2の出力信号がロウレベルである場合は(前光モニタ素
子の出力が図3のQレベル未満である場合は)サンプル
ホールド部408の出力信号を減算器412に出力し、
比較器402の出力信号がハイレベルである場合は(前
光モニタ素子の出力が図3のQレベル以上である場合
は)サンプルホールド部410の出力を減算器412に
出力する。減算器412は、入力信号(記録信号又は再
生用定レベル信号)からスイッチ411の出力信号(負
帰還信号)を減算し、減算結果を出力する。レーザ駆動
器413は、減算結果に応じて、レーザ1の発光出力を
制御する。実施例においては、レーザ駆動器413は、
減算結果をパラメータとする1次式の演算を行った結果
に比例した駆動電流をレーザ1に流す(レーザ駆動ステ
ップ)。
【0060】本実施例では、レーザ1のレーザ光の強さ
が一定未満の発光出力の場合は、前光モニタ素子4の出
力を補正した値でレーザ1を制御し、レーザ1のレーザ
光の強さが一定以上の発光出力になった場合は、後光モ
ニタ素子501の出力を補正した値でレーザ1を制御す
る。このようにすることにより、レーザ1の発光出力が
低い場合も高い場合も、それぞれの目標の発光パワーを
得ることができる。
【0061】実施例において、サンプルホールド部40
8は前光モニタ素子4の出力信号の補正信号のみを記憶
し、サンプルホールド部410は後光モニタ素子501
の出力信号の補正信号のみを記憶する。他の実施例にお
いては第3のサンプルホールド部を有し、第3のサンプ
ルホールド部は前光モニタ素子4の出力信号の補正信号
及び後光モニタ素子501の出力信号の補正信号を1:
1の比率で加算した信号を記憶する。前光モニタ素子4
の出力信号のレベルが0〜第1の閾値の場合はサンプル
ホールド部408が記憶するレベルが減算器412に負
帰還され、前光モニタ素子4の出力信号のレベルが第1
の閾値〜第2の閾値(第1の閾値<第2の閾値)の場合
は第3のサンプルホールド部が記憶するレベルが減算器
412に負帰還され、前光モニタ素子4の出力信号のレ
ベルが第2の閾値以上の場合はサンプルホールド部41
0が記憶するレベルが減算器412に負帰還される。例
えばサンプルホールド部408及び410がそれぞれ、
前光モニタ素子4の出力信号の補正信号及び後光モニタ
素子501の出力信号の補正信号を所定の比率(例えば
それぞれ4:1、1:4)で加算した信号を記憶しても
良い。このようにすることにより、発光パワーが大きな
時にも小さな時にも、レーザ1は適切な発光パワーを出
力する。
【0062】《実施例3》図7を用いて、本発明の実施
例3の光ディスク装置の光ピックアップを説明する。本
実施例の光ピックアップは、実施例2の光ピックアップ
と同様の構成を有するが、サンプルホールドされている
値を補正した信号に基づいてレーザ駆動器がレーザを駆
動する点、及びレーザの発光出力が一定以上であるか否
かを後光モニタ素子の出力信号に基づいて決定する点で
実施例2と異なる。本実施例の光ピックアップは、補正
器706、レーザ制御器707以外は、実施例2の光ピ
ックアップと同様であるので、それ以外の説明は省略す
る。補正器706は、第1の補正器711、第2の補正
器712を有する。レーザ制御器707は、閾値発生器
713、比較器714、基準レベル発生器715、72
0、スイッチ717、722、725、フィルタ71
8、723、サンプルホールド部719、724、減算
器412、レーザ駆動器413を有する。
【0063】閾値発生器713は、一定の閾値を出力す
る。比較器714は、後光モニタ素子501の出力信号
のレベルが、一定値(前光モニタ素子4の出力レベルに
換算して図3でQのレベル)以上であればハイレベルを
出力し、一定値未満であればロウレベルを出力する。比
較器714の出力信号は、スイッチ717、722、7
25、サンプルホールド部719、724のの各制御入
力端子に入力される。
【0064】差動増幅器716は、前光モニタ素子4の
出力を非反転入力端子に入力し、基準レベル発生器71
5が出力する基準レベル信号を反転入力端子に入力し、
2つの入力信号の差分に比例した出力信号を出力する。
スイッチ717は、比較器714の出力信号及び差動増
幅器716の出力信号を入力し、比較器714の出力が
ロウレベルであるときに差動増幅器716の出力信号を
フィルタ718に出力する。低周波フィルタであるフィ
ルタ718は、差動増幅器716の出力信号を入力し、
平滑して出力する。フィルタ718の時定数は十分長
い。サンプルホールド部719は、フィルタ718の出
力信号及び比較器714の出力信号を入力し、比較器7
14の出力信号がロウレベルからハイレベルに変化した
タイミングでフィルタ718の出力信号をサンプルホー
ルドする(第1の記憶ステップ)。サンプルホールド部
719は、サンプルホールドした信号を第1の補正器7
11に出力する。第1の補正器711は、サンプルホー
ルド部719の出力信号を補正してスイッチ725へ出
力する。
【0065】差動増幅器721は、後光モニタ素子50
1の出力を非反転入力端子に入力し、基準レベル発生器
720が出力する基準レベル信号を反転入力端子に入力
し、2つの入力信号の差分に比例した出力信号を出力す
る。スイッチ722は、比較器714の出力信号及び差
動増幅器721の出力信号を入力し、比較器714の出
力がハイレベルであるときに差動増幅器721の出力を
フィルタ723に出力する。低周波フィルタであるフィ
ルタ723は、差動増幅器721の出力信号を入力し、
平滑して出力する。フィルタ723の時定数は十分長
い。サンプルホールド部724は、フィルタ723の出
力信号及び比較器714の出力信号を入力し、比較器7
14の出力信号がハイレベルからロウレベルに変化した
タイミングでフィルタ723の出力をサンプルホールド
する(第2の記憶ステップ)。サンプルホールド部72
4は、サンプルホールドした信号を第2の補正器712
に出力する。第2の補正器712は、サンプルホールド
部724の出力信号を補正してスイッチ725へ出力す
る。
【0066】スイッチ725は、第1の補正器711の
出力信号、第2の補正器712出力信号及び比較器71
4の出力信号を入力し、比較器714の出力がロウレベ
ルであるときは、第1の補正器711の出力信号を減算
器412へ出力し、比較器714の出力信号がハイレベ
ルであるときは、第2の補正器712の出力信号を減算
器412へ出力する。スイッチ725により選択された
信号は、減算器412で減算された後レーザ駆動器41
3へ出力される。レーザ駆動器413は減算結果に比例
した駆動電流でレーザ1を駆動する。
【0067】実施例において第1の補正器711及び第
2の補正器712はリニアな補正器である。しかし、前
光モニタ素子4の出力信号のレベルが図3でQレベル未
満から以上に変化する所において、第1の補正器711
を通じて減算器412に入力される負帰還量と、第2の
補正器712を通じて減算器412に入力される負帰還
量とは、非線形に変化する。
【0068】尚、別の実施例においては第1の補正器7
11及び第2の補正器712が、それぞれサンプルホー
ルド部719、724の両方の出力を異なる比率で入力
し(例えばそれぞれ4:1及び1:4)、異なる寄与度
で演算した結果である補正信号を出力することとしても
良い。更に例えばサンプルホールド部719、724の
両方の出力を1:1の比率で加算する第3のサンプルホ
ールド部を設けても良い。このようにすることにより、
発光パワーが大きな時にも小さな時にも、レーザ1は適
切な発光パワーを出力する。
【0069】《実施例4》図8を用いて、本発明の実施
例4の光ディスク装置の光ピックアップを説明する。図
1において、1はレーザ、2は分岐素子、3は対物レン
ズ、4は前光モニタ素子、5は光ディスク、806は補
正器、807はレーザ制御器である。補正器806は、
スペース補正器811、マーク補正器812を有する。
レーザ制御器807は、基準レベル発生器513、51
6、差動増幅器514、517、スイッチ515、51
8、411、フィルタ407、409、サンプルホール
ド部408、410、減算器412、レーザ駆動器41
3を有する。
【0070】図9は光ディスク装置の記録時の信号図で
あり、記録パルスと形成されるピットの様子を模式的に
示している。ピットの形成されるマーク部は、レーザの
発光が高く、スペース部では低くなっている。前光モニ
タ素子4の出力がレーザ1のチップの端面の反射光の影
響を受けるのは、レーザの発光が高いマーク部分である
が、記録中にはレーザ端面での反射光成分は、前光モニ
タ素子4が受光する際の周波数特性が悪く記録パルスの
反応に追従できないスピードである。この場合、記録時
の高出力発光をする時と共に、低出力発光の時にも、前
光モニタ素子の出力を補正することにより、この応答遅
れを補正することができ、安定した発光パワーを得るこ
とができることとなる。
【0071】前光モニタ素子4の出力はスペース補正器
811及びマーク補正器812に出力される。スペース
補正器811は、前光モニタ素子4の出力信号をスペー
ス部を形成するパワーのレーザ光に適した補正を行い、
差動増幅器514へ出力する。差動増幅器514は、ス
ペース補正器811で補正された補正信号を非反転入力
端子に入力し、基準レベル発生器513が出力する基準
レベル信号を反転入力端子に入力し、2つの入力信号の
差分に比例した出力信号を出力する。スイッチ515
は、差動増幅器514の出力信号及び記録信号を入力
し、記録信号の値が0(スペースの記録信号とする。)
である時に、差動増幅器514の出力信号をフィルタ4
07へ出力する。低周波フィルタであるフィルタ407
は、差動増幅器405の出力信号を入力し、平滑して出
力する。サンプルホールド部408は、フィルタ407
の出力信号及び記録信号を入力し、記録信号が0から1
に対応する信号に変化したタイミングでフィルタ407
の出力をサンプルホールドする。サンプルホールド部4
08は、サンプルホールドした信号をスイッチ411に
出力する。
【0072】マーク補正器812は、前光モニタ素子4
の出力信号をマーク部を形成するパワーのレーザ光に適
応した補正を行い、差動増幅器517へ出力する。差動
増幅器517は、マーク補正器812で補正された補正
信号を非反転入力端子に入力し、基準レベル発生器51
6が出力する基準レベル信号を反転入力端子に入力し、
2つの入力信号の差分に比例した出力信号を出力する。
スイッチ518は、差動増幅器517の出力信号及び記
録信号を入力し、記録信号の値が1(マークの記録信号
とする。)である時に、差動増幅器517の出力信号を
フィルタ409へ出力する。低周波フィルタであるフィ
ルタ409は、差動増幅器517の出力信号を入力し、
平滑して出力する。サンプルホールド部410は、フィ
ルタ409の出力信号及び記録信号を入力し、記録信号
が1から0に対応する信号に変化したタイミングでフィ
ルタ409の出力をサンプルホールドする。サンプルホ
ールド部410は、サンプルホールドした信号をスイッ
チ411に出力する。
【0073】記録信号(マーク又はスペースの記録信
号)が、スイッチ515、518、411のスイッチン
グタイミング、及びサンプルホールド部408、410
のサンプリングタイミングを制御する。例えば記録時
に、記録信号が0から1に変化する時に(信号0の終わ
りで)サンプリングホールド部408はフィルタ407
の出力信号をサンプルホールドし、記録信号が1から0
に変化する時に(信号1の終わりで)サンプリングホー
ルド部410はフィルタ409の出力信号をサンプルホ
ールドする。
【0074】スイッチ411は、サンプルホールド部4
08、410の両出力信号、記録信号を入力し、スペー
スの記録信号を入力している時、サンプルホールド部4
08の出力を減算器412へ出力し、マーク部の記録信
号を入力している時、サンプルホールド部410の出力
を減算器412へ出力する。減算器412は、入力信号
からスイッチ411の出力信号(負帰還信号)を減算
し、減算結果を出力する。レーザ駆動器413は、減算
結果に応じて、レーザ1の発光出力を制御する。実施例
においては、レーザ駆動器413は、減算結果をパラメ
ータとする1次式の演算を行った結果に比例した駆動電
流をレーザ1に流す(レーザ駆動ステップ)。
【0075】実施例においてスペース補正器811及び
マーク補正器812はリニアな補正器である。しかし、
前光モニタ素子4の出力信号のレベルが図3でQレベル
未満から以上に変化する所において、スペース補正器8
11を通じて減算器412に入力される負帰還量と、マ
ーク補正器812を通じて減算器412に入力される負
帰還量とは、非線形に変化する。
【0076】本実施例において、入力信号である記録信
号がマークの記録信号かスペースの記録信号かに応じ
て、減算器412に入力する帰還量を制御した。他の例
においては、スイッチ515、518、411のスイッ
チングタイミング、サンプルホールド部408、410
のサンプリングタイミングを、記録状態若しくは再生状
態に応じた入力信号のレベル、記録信号の値に応じた入
力信号のレベル、又は記録若しくは再生速度に応じた入
力信号のレベルなどにより制御し、各補正器はそれぞれ
の入力信号のレベルに応じた特性を有するように設定す
る。このようにすることにより、マーク信号及びスペー
ス信号を記録する時、レーザ1は適切な発光パワーを出
力する。
【0077】《実施例5》図10を用いて、本発明の実
施例5の光ディスク装置の光ピックアップについて説明
する。図10において、1はレーザ、2は分岐素子、3
は対物レンズ、4は前光モニタ素子、5は光ディスク、
1006は補正器、1007はレーザ制御器である。補
正器1006、レーザ制御器1007以外は、実施例1
と同様であるので、補正器1006、レーザ制御器10
07の説明のみする。閾値発生器1011は、一定の閾
値を出力する。比較器1012は、再生用定レベル信号
と閾値発生器1011の出力信号とを入力して両者を比
較し、比較結果を減衰器1013の制御入力端子に出力
する。再生用定レベル信号は、光ディスクの再生速度が
速い場合(回転数が高い場合)大きく、光ディスクの再
生速度が遅い場合(回転数が低い場合)小さい。実施例
5においては、入力信号はディジタル値でなく、アナロ
グ値である。
【0078】差動増幅器1015は、前光モニタ素子4
の出力を非反転入力端子に入力し、基準レベル発生器1
014の出力を反転入力端子に入力し、2つの信号の差
分に比例した出力信号を出力する。低周波フィルタであ
るフィルタ1016は、差動増幅器1015の出力信号
を入力し、平滑して出力する。減衰器1013は、再生
用定レベル信号が一定の閾値よりも小さいときはフィル
タ1016の出力信号を素通りさせ、再生用定レベル信
号が一定の閾値よりも大きいときは、フィルタ1016
の出力信号を一定の減衰率で減衰させて減算器1017
へ出力する。再生用定レベル信号が小さい場合から大き
い場合に変化すると、減衰器1013が減算器1017
に入力する負帰還信号のレベルが非線形に変化する。
【0079】減算器1017は、入力信号(再生用定レ
ベル信号)から減衰器1013の出力信号(負帰還信
号)を減算し、減算結果を出力する。レーザ駆動器10
18は、減算結果に応じて、レーザ1の発光出力を制御
する。実施例においては、レーザ駆動器1018は、減
算結果をパラメータとする1次式の演算を行った結果に
比例した駆動電流をレーザ1に流す(レーザ駆動ステッ
プ)。このようにすることにより、再生用定レベル信号
が小さい場合及び大きい場合のいずれにおいても、レー
ザ1は適切な発光パワーを出力する。
【0080】《実施例6》図11を用いて、本発明の実
施例6の光ディスク装置の光ピックアップを説明する。
本実施例の光ピックアップは、図5に示した実施例2の
光ピックアップと同様の構成を有する。実施例2と異な
る点は、実施例6の光ピックアップにおいては、入力信
号(0又は1である。)に基づいて動作するサンプルホ
ールド部を切り換え、負帰還信号を切り換える点であ
る。
【0081】図11において、1はレーザ、2は分岐素
子、3は対物レンズ、4は前光モニタ素子、5は光ディ
スク、501は後光モニタ素子、1106は補正器、1
107はレーザ制御器である。補正器1106は、第1
の補正器1111及び第2の補正器1112を有する。
レーザ制御器1107は、スイッチ1113、111
6、1119、フィルタ1114、1117、サンプル
ホールド部1115、1118、減算器412、レーザ
駆動器413を有する。
【0082】第1の補正器1111は、前光モニタ素子
4の出力を一定の減衰率で減衰する補正を行う。スイッ
チ1113は入力信号及び第1の補正器1111が出力
する補正信号を入力し、入力信号(例えば記録信号であ
って、0又は1の値である。)が0である場合に、第1
の補正器1111の出力する補正信号をフィルタ111
4に出力する。低周波フィルタであるフィルタ1114
は、第1の補正器1111の出力信号を入力し、平滑し
て出力する。フィルタ1114の時定数は十分長い。サ
ンプルホールド部1115は、例えば記録時には、記録
信号が0から1に変化するタイミングに(信号0の終わ
りで)サンプリングホールド部1115はフィルタ11
14の出力信号をサンプルホールドする。
【0083】第2の補正器1112は、後光モニタ素子
501の出力を一定の減衰率で減衰する補正を行う。ス
イッチ1116は入力信号及び第2の補正器1112が
出力する補正信号を入力し、入力信号(例えば記録信
号)が1である場合に、第2の補正器1112の出力す
る補正信号をフィルタ1117に出力する。低周波フィ
ルタであるフィルタ1117は、第2の補正器1112
の出力信号を入力し、平滑して出力する。フィルタ11
17の時定数は十分長い。サンプルホールド部1118
は、例えば記録時には、記録信号が1から0に変化する
タイミングに(信号1の終わりで)フィルタ1117の
出力信号をサンプルホールドする。
【0084】入力信号(例えば記録状態若しくは再生状
態に応じた入力信号のレベル、記録信号の値に応じた入
力信号のレベル、又は記録若しくは再生速度に応じた入
力信号のレベル)が、スイッチ1113、1116、1
119のスイッチングタイミング、及びサンプルホール
ド部1115、1118のサンプリングタイミングを制
御する。
【0085】スイッチ1119は、入力信号に応じて、
サンプルホールド部1115、1118の出力信号を減
衰器412に入力する。例えば記録時には、入力信号で
ある記録信号が0である場合はサンプルホールド部11
15の出力信号を減算器412に入力し、記録信号が1
である場合はサンプルホールド部1118の出力信号を
減算器412をに入力する。実施例において第1の補正
器1111及び第2の補正器1112はリニアな補正器
である。しかし、前光モニタ素子4の出力信号のレベル
が図3でQレベル未満から以上に変化する所において、
スイッチ1119を通じて減算器412に入力される負
帰還量は、非線形に変化する。
【0086】減算器412は、入力信号からスイッチ1
119の出力信号(負帰還信号)を減算し、減算結果を
出力する。レーザ駆動器413は、減算結果に応じて、
レーザ1の発光出力を制御する。実施例においては、レ
ーザ駆動器413は、減算結果をパラメータとする1次
式の演算を行った結果に比例した駆動電流をレーザ1に
流す(レーザ駆動ステップ)。このようにすることによ
り、入力信号(0又は1)がいずれの値においても、レ
ーザ1は適切な発光パワーを出力する。
【0087】他の実施例においては、サンプルホールド
部1115及び1118が、第1の補正器1111の出
力信号及び第2の補正器1112の出力信号を所定の比
率で加算して(例えばそれぞれ4:1及び1:4)記憶
しても良い。第3の記憶部(例えばサンプルホールド
部)を設けても良い。例えば2つのサンプルホールド部
を種々のモードで使用し、記録時に0及び1の値に応じ
て2つのサンプルホールド部が補正信号を記憶し、再生
時には再生速度が遅い場合と早い場合とに応じて2つの
サンプルホールド部が補正信号を記憶しても良い。この
場合、記録時と再生時とで、第1の補正器と第2の補正
器の補正量を切り換えても良い。
【0088】実施例1及び6において、入力信号は0又
は1の記録信号であった。これに代えて、例えばディス
ク装置が記録状態であれば1、再生状態であれば0を入
力信号として入力しても良い。又は、例えば記録速度又
は再生速度が速い場合に1、遅い場合に0を入力信号と
して入力しても良い。アナログ信号を入力信号として入
力し、所定の閾値で2値化(又は3値化等)し、2値化
等した信号で制御して帰還回路を非線形に切り換え、帰
還信号を記憶しても良い。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、高出力レーザを用いる
場合でも、安定した最適の発光出力を得る光ピックアッ
プ、記録媒体の制御装置及びレーザの制御方法を実現出
来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光ディスク装置の光ピック
アップの概略的な構成図
【図2】レーザの駆動電流と発光パワーとの関係を示す
グラフ
【図3】前光モニタ素子の出力信号のレベルと、レーザ
発光パワーとの関係を示すグラフ
【図4】本発明の実施例1の光ピックアップの電気回路
の構成図
【図5】本発明の実施例2の光ディスク装置の光ピック
アップの構成図
【図6】前光モニタ素子及び後光モニタ素子の出力信号
のレベルと、レーザ発光パワーとの関係を示すグラフ
【図7】本発明の実施例3の光ディスク装置の光ピック
アップの構成図
【図8】本発明の実施例4の光ディスク装置の光ピック
アップの構成図
【図9】記録パルスと、光ディスクに形成された記録ピ
ットとの関係を示す図
【図10】本発明の実施例5の光ディスク装置の光ピッ
クアップの構成図
【図11】本発明の実施例6の光ディスク装置の光ピッ
クアップの構成図
【図12】従来例の光ディスク装置の光ピックアップの
構成図
【符号の説明】
1 レーザ 2 分岐素子 3 対物レンズ 4 前光モニタ素子 5 光ディスク 6、506、706、806、1006、1106
補正器 7、507、707、807、1007、1107
レーザ制御器 401、713、1011 閾値発生器 402、714、1012 比較器 403、1013 減衰器 404、513、516、715、720、1014
基準レベル発生器 405、514、517、716、721、1015
差動増幅器 406、411、515、518、717、722、7
25、1113、1116、1119 スイッチ 407、409、718、723、1016、111
4、1117 フィルタ 408、410、719、724、1115、1118
サンプルホールド部 412、1017 減算器 413、1018 レーザ駆動器 511、711、1111 第1の補正器 512、712、1112 第2の補正器 811 スペース補正器 812 マーク補正器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 CC16 DD03 EE01 KK03 LL08 5D119 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01 HA03 HA13 HA14 HA15 HA18 HA25 HA27 HA28 HA46 HA68 5D789 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01 HA03 HA13 HA14 HA15 HA18 HA25 HA27 HA28 HA46 HA68

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体へ光を照射することにより、記
    録又は再生を行うレーザと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受
    光する、前光モニタ素子と、 レーザパワー駆動器の入力信号又は前記前光モニタ素子
    の出力信号のレベルに応じて、前記前光モニタ素子の出
    力信号を非線形に補正した補正信号を出力する補正器
    と、 入力信号及び前記補正信号に応じて前記レーザを駆動す
    る前記レーザパワー駆動器と、 を有することを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記補正器が、記録状態若しくは再生状
    態に応じた入力信号のレベル、記録信号の値に応じた入
    力信号のレベル、又は記録若しくは再生速度に応じた入
    力信号のレベルに応じて、前記前光モニタ素子の出力信
    号を非線形に補正した補正信号を出力することを特徴と
    する請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 記録媒体へ光を照射することにより、記
    録又は再生を行うレーザと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受
    光する、前光モニタ素子と、 前記前光モニタ素子の出力信号から導出された信号を、
    前記レーザの発光強度毎に記憶する複数の記憶部と、 前記レーザの発光強度に従って選択された前記記憶部の
    出力信号と、入力信号と、に応じて前記レーザを駆動す
    る前記レーザパワー駆動器と、 を有することを特徴とする光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 記録媒体へ光を照射することにより、記
    録又は再生を行うレーザと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受
    光する、前光モニタ素子と、 前記レーザが前記記録媒体方向と反対の方向に出射する
    光の一部を受光する、後光モニタ素子と、 前記前光モニタ素子の出力信号と前記後光モニタ素子の
    出力信号とに基づいて 、補正信号を出力する補正器と、 入力信号及び前記補正信号に応じて前記レーザを駆動す
    るレーザパワー駆動器と、 を有することを特徴とする光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 前記補正器が、前記レーザパワー駆動器
    の入力信号、前記前光モニタ素子の出力信号、又は前記
    後光モニタ素子の出力信号のレベルに応じて、前記前光
    モニタ素子の出力信号と、前記後光モニタ素子の出力信
    号と、を異なる寄与度で演算した結果である補正信号を
    出力することを特徴とする請求項4に記載の光ピックア
    ップ。
  6. 【請求項6】 前記補正器が、記録状態若しくは再生状
    態に応じた入力信号のレベル、記録信号の値に応じた入
    力信号のレベル、又は記録若しくは再生速度に応じた入
    力信号のレベルに応じて、前記前光モニタ素子の出力信
    号と、前記後光モニタ素子の出力信号と、を異なる寄与
    度で演算した結果である補正信号を出力することを特徴
    とする請求項5に記載の光ピックアップ。
  7. 【請求項7】 記録媒体へ光を照射することにより、記
    録又は再生を行うレーザと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を受
    光する、前光モニタ素子と、 前記レーザが前記記録媒体方向と反対の方向に出射する
    光の一部を受光する、後光モニタ素子と、 前記前光モニタ素子の出力信号及び前記後光モニタ素子
    の出力信号から導出された信号を、前記レーザの発光強
    度毎に記憶する複数の記憶部と、 前記レーザの発光強度に従って選択された前記記憶部の
    出力信号と、入力信号と、に応じて前記レーザを駆動す
    る前記レーザパワー駆動器と、 を有することを特徴とする光ピックアップ。
  8. 【請求項8】 少なくとも2つの前記記憶部が、前記前
    光モニタ素子の出力信号と、前記後光モニタ素子の出力
    信号と、を異なる寄与度で演算した結果である補正信号
    を記憶することを特徴とする請求項7に記載の光ピック
    アップ。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかの請求
    項に記載の光ピックアップを有することを特徴とする記
    録媒体の制御装置。
  10. 【請求項10】 レーザにより記録媒体へ光を照射し
    て、記録又は再生を行う照射ステップと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を前
    光モニタ素子で受光する受光ステップと、 入力信号又は前記前光モニタ素子の出力信号のレベルに
    応じて、前記前光モニタ素子の出力信号を非線形に補正
    した補正信号を出力する補正信号生成ステップと、 入力信号及び前記補正信号に応じて前記レーザを駆動す
    るレーザ駆動ステップと、 を有することを特徴とするレーザの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記補正信号生成ステップにおいて、
    記録状態若しくは再生状態に応じた入力信号のレベル、
    記録信号の値に応じた入力信号のレベル、又は記録若し
    くは再生速度に応じた入力信号のレベルに応じて、前記
    前光モニタ素子の出力信号を非線形に補正した補正信号
    を出力することを特徴とする請求項10に記載のレーザ
    の制御方法。
  12. 【請求項12】 レーザにより記録媒体へ光を照射し
    て、記録又は再生を行う照射ステップと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を前
    光モニタ素子で受光する受光ステップと、 前記前光モニタ素子の出力信号から導出された信号を、
    第1のレベルの入力信号を入力した時に記憶する第1の
    記憶ステップと、 前記前光モニタ素子の出力信号から導出された信号を、
    第1のレベルと異なる第2のレベルの入力信号を入力し
    た時に記憶する第2の記憶ステップと、 入力信号のレベルに応じて前記第1の記憶ステップ又は
    前記第2の記憶ステップで記憶された信号を選択して、
    選択された信号と、入力信号と、に応じて前記レーザを
    駆動するレーザ駆動ステップと、 を有することを特徴とするレーザの制御方法。
  13. 【請求項13】 レーザにより記録媒体へ光を照射し
    て、記録又は再生を行う照射ステップと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を前
    光モニタ素子で受光する第1の受光ステップと、 前記レーザが前記記録媒体方向と反対の方向に出射する
    光の一部を後光モニタ素子で受光する第2の受光ステッ
    プと、 前記前光モニタ素子の出力信号と前記後光モニタ素子の
    出力信号とに基づいて、補正信号を出力する補正信号生
    成ステップと、 入力信号及び前記補正信号に応じて前記レーザを駆動す
    るレーザ駆動ステップと、 を有することを特徴とするレーザの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記補正信号生成ステップにおいて、
    入力信号、前記前光モニタ素子の出力信号、又は前記後
    光モニタ素子の出力信号のレベルに応じて、前記前光モ
    ニタ素子の出力信号と、前記後光モニタ素子の出力信号
    と、を異なる寄与度で演算した結果である補正信号を出
    力することを特徴とする請求項13に記載のレーザの制
    御方法。
  15. 【請求項15】 前記補正信号生成ステップにおいて、
    記録状態若しくは再生状態に応じた入力信号のレベル、
    記録信号の値に応じた入力信号のレベル、又は記録若し
    くは再生速度に応じた入力信号のレベルに応じて、前記
    前光モニタ素子の出力信号と、前記後光モニタ素子の出
    力信号と、を異なる寄与度で演算した結果である補正信
    号を出力することを特徴とする請求項14に記載のレー
    ザの制御方法。
  16. 【請求項16】 レーザにより記録媒体へ光を照射し
    て、記録又は再生を行う照射ステップと、 前記レーザが前記記録媒体方向に出射する光の一部を前
    光モニタ素子で受光する第1の受光ステップと、 前記レーザが前記記録媒体方向と反対の方向に出射する
    光の一部を後光モニタ素子で受光する第2の受光ステッ
    プと、 前記前光モニタ素子の出力信号及び前記後光モニタ素子
    の出力信号から導出された信号を、第1のレベルの入力
    信号を入力した時に記憶する第1の記憶ステップと、 前記前光モニタ素子の出力信号及び前記後光モニタ素子
    の出力信号から導出された信号を、第1のレベルと異な
    る第2のレベルの入力信号を入力した時に記憶する第2
    の記憶ステップと、 入力信号のレベルに応じて前記第1の記憶ステップ又は
    前記第2の記憶ステップで記憶された信号を選択して、
    選択された信号と、入力信号と、に応じて前記レーザを
    駆動するレーザ駆動ステップと、 を有することを特徴とするレーザの制御方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の記憶ステップと第2の記憶
    ステップとにおいて、前記前光モニタ素子の出力信号
    と、前記後光モニタ素子の出力信号と、を異なる寄与度
    で演算した結果である補正信号を記憶することを特徴と
    する請求項16に記載のレーザの制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8000211B2 (en) 2007-03-14 2011-08-16 Hitachi, Ltd. Optical disc apparatus and method for controlling the same

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