JP2003305005A - 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置 - Google Patents

静止画像を記録可能な電子内視鏡装置

Info

Publication number
JP2003305005A
JP2003305005A JP2002114323A JP2002114323A JP2003305005A JP 2003305005 A JP2003305005 A JP 2003305005A JP 2002114323 A JP2002114323 A JP 2002114323A JP 2002114323 A JP2002114323 A JP 2002114323A JP 2003305005 A JP2003305005 A JP 2003305005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
still image
recording
image
subject
light quantity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002114323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003305005A5 (ja
JP3940016B2 (ja
Inventor
Noriko Ota
紀子 太田
Shunichi Ito
俊一 伊藤
Kenichi Iriyama
兼一 入山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Pentax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentax Corp filed Critical Pentax Corp
Priority to JP2002114323A priority Critical patent/JP3940016B2/ja
Priority to US10/414,023 priority patent/US7209162B2/en
Priority to DE10317943A priority patent/DE10317943A1/de
Publication of JP2003305005A publication Critical patent/JP2003305005A/ja
Publication of JP2003305005A5 publication Critical patent/JP2003305005A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3940016B2 publication Critical patent/JP3940016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリーズ動作を繰り返し実行することなく、
適切な明るさの静止画像を得るとともに、フリーズ動作
の最中において被写体観察に支障のない画像をモニタに
表示する。 【解決手段】 ビデオスコープ50のCCD54から読
み出される画像信号を処理するプロセッサ10にモニタ
60を接続させ、動画像表示を実行する。ビデオスコー
プ50に設けられたフリーズスイッチボタン58がオペ
レータによって操作されると、CCD54から読み出さ
れる画像信号により算出される輝度値が所定の値に達す
るまで絞り33が開く。この間、電子シャッタ動作およ
び静止画像の記録動作を実行させない。輝度値が所定の
値になると、電子シャッタ動作および記録動作を実行さ
せ、静止画像を画像記録用メモリ75、ビデオレコーダ
70へ記録・出力される。フリーズスイッチボタン58
が操作された場合、実際に静止画像が記録されるまでの
間、暫定的に静止画像をモニタ60に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を有する
ビデオスコープ(電子スコープ)と、撮像素子から読み
出される画像信号に対して信号処理を施すプロセッサと
を備えた電子内視鏡装置に関し、特に、静止画像の記録
を実行するフリーズ動作に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子内視鏡装置では、動画像をモ
ニタへ表示するとともに、オペレータの操作に従ってフ
リーズ動作が実行可能である。すなわち、静止画像の記
録処理が実行され、静止画像がメモリやビデオレコーダ
などの記録装置に記録される。
【0003】電子内視鏡装置において静止画像を記録す
る場合、ビデオスコープの手ぶれや観察部位自体の動き
などにより、記録された静止画像に解像度、色ずれなど
が生じ、画質が低下する恐れがある。特に、観察部位と
ビデオスコープ先端との距離が離れている状態、あるい
は画像の拡大機能を利用してズーム撮影している場合、
画質低下が顕著となる。このような問題を解決するた
め、フリーズ動作実行において、被写体へ照射する光量
を増加させるとともに、電子シャッタのシャッタ速度を
高速に設定する構成が知られている(特開平6−296
580号、特開平11−244229号および特開20
01−100111号参照)。この場合、絞り全開動作
やストロボ発光によって光量が増加され、その光量増加
に応じてシャッタ速度が設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成では、増加
させる光量があらかじめ決定されており、適切な明るさ
の静止画像を記録するためには、順次記録される静止画
像の輝度レベルを判断しながらシャッタ速度を調整する
必要がある。また、フリーズ動作直前における絞りの開
度が小さいと、絞り全開動作によって被写体への光量が
瞬間的に過度に増加してしまい、適切な明るさの静止画
像を得ることが難しい。
【0005】そこで本発明では、フリーズ動作を繰り返
し実行することなく適切な明るさの静止画像を得ること
ができるとともに、フリーズ動作の最中において被写体
観察に支障のない画像をモニタに表示することができる
電子内視鏡装置および内視鏡用静止画像記録装置を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
は、撮像素子を有するビデオスコープとビデオスコープ
および表示用モニタが接続されるプロセッサとを備えた
電子内視鏡装置であって、プロセッサには、被写体像を
表示するためのモニタが接続される。電子内視鏡装置
は、被写体の動画像を表示するため、被写体に応じた画
像信号を撮像素子から所定時間間隔毎に読み出して処理
する動画像表示手段を有する。例えば、カラーテレビジ
ョン方式としてNTSC方式が適用される場合、動画像
表示のため1/60秒間隔で画像信号を読み出せばよ
い。また、電子内視鏡装置は、被写体を照明するため光
源から放射される光の光量を調整する光量調整手段を有
する。例えば、光量調整手段は絞りであり、光源とライ
トガイドなどの光伝達部材との間に介在するように絞り
が配置される。また、絞りの代わりに液晶板(液晶シャ
ッタ)や偏光板を配置してもよい。あるいは、光源から
放射される光の発光量を制御するように発光制御制御回
路を光量調整手段として設けてもよい。
【0007】モニタに表示される動画像の明るさを適切
にするため、電子内視鏡装置は、表示される動画像の明
るさが同一となるように光量調整手段を制御する自動調
光処理手段を備えるのがよい。例えば、光量調子手段が
絞りである場合、撮像素子から順次読み出される画像信
号に基づいて輝度値を算出し、その輝度値と被写体像の
適切な明るさを示す動画像基準輝度値とに基づいて絞り
を開閉させればよい。輝度値は、被写体像の代表的明る
さを示す輝度レベルの値であり、例えば明るさを1〜2
56段階に分けた場合、0〜255のいずれかの整数値
で表される。輝度値としては、例えば被写体像全体の明
るさ平均を示す輝度平均値が適用される。この場合、動
画像基準輝度値としては、例えば120〜140のいず
れかの値に設定すればよい。
【0008】電子内視鏡装置は、フリーズ動作を実行す
るため、オペレータにより操作される記録実行操作部材
と、静止画像記録手段とを備える。例えば、ビデオスコ
ープにフリーズ動作実行用スイッチを設けるのがよい。
静止画像記録手段は、静止画像を記録するため、動画像
表示における画像信号読出し時間間隔に相当する上記所
定時間間隔よりも短い時間に対応した電子シャッタ速度
による電子シャッタ動作によって、撮像素子から被写体
に応じた画像信号を読み出して処理する。プロセッサに
ビデオレコーダなどの記録装置が接続され、オペレータ
のスイッチ操作に従い、静止画像がプロセッサ内のメモ
リおよび記録装置へ記録される。静止画像記録時の露光
時間に対応する電子シャッタ速度は、動画像表示におけ
る読出し時間間隔やビデオスコープ先端と観察被写体と
の距離等を考慮して定めればよい。
【0009】本発明の静止画像記録手段は、暫定静止画
像表示手段と、光量増加手段と、待機手段と、記録実行
手段とを有することを特徴とする。オペレータによって
記録実行操作部材が操作されると、暫定静止画像表示手
段は、モニタに静止画像を暫定的に表示させるため、前
記記録実行操作部材が操作された直後に静止画像表示動
作を実行させる。例えば、プロセッサ内のメモリに一時
的に静止画像に応じた画像信号を格納させ、メモリの書
き換え処理を実行させないことによって静止画像をモニ
タに表示させる。光量増加手段は、被写体への光量が静
止画像の記録に対応する基準光量に達するように光量調
整手段を制御する。ここで、基準光量は、所望する静止
画像の明るさが得られる時に必要な光量を示し、設定さ
れた電子シャッタ速度又は/および所定時間間隔に基づ
いて定められる。記録された静止画像から医師が正確に
診断できるように、静止画像の明るさと動画像の明るさ
が実質的に等しくなるようにするのが望ましい。この場
合、基準光量は、電子シャッタ速度に対応した時間と所
定時間間隔との比に基づいて定められる。例えば、所定
時間間隔が1/60秒で電子シャッタ速度が1/120
秒である場合、基準光量は、フリーズ動作実行直前にお
いて被写体へ照射される光量の2倍の光量に定められ
る。光量調整手段が絞りである場合、光量増加手段は、
基準光量に達するまで現在の開度より絞りを所定量だけ
さらに開ける。このとき、迅速かつ適切に光量が基準光
量に達するように、絞りを徐々に開けていくのが望まし
い。
【0010】被写体への光量が基準光量に達するまでの
間、待機手段は、静止画像記録動作の実行を待機させ
る。そして、記録実行手段は、被写体への光量が基準光
量に達した場合、静止画像記録動作を実行させて静止画
像を記録する。例えば、画像記録手段は、プロセッサ内
に設けたメモリに静止画像の画像信号を格納し、メモリ
からビデオレコーダなどの記録装置へ画像信号を送る。
記録実行手段は、基準光量に達すると同時に静止画像を
記録してもよく、あるいは遅延時間(Delay Time)を設
けて静止画像を記録してもよい。
【0011】被写体への光量が基準光量に達する時点を
見計らって記録動作が実行されるため、像ブレがない静
止画像を一度で得ることができる。また、光量調整手段
の構成に応じて電子シャッタ速度を設定することが可能
であり、画像信号の読出し時間間隔(所定時間間隔)お
よび電子シャッタ速度に従って基準光量を適宜設定する
ことが可能である。そのため、フリーズ動作時における
光量増加の程度が適正に設定されることにより、適切な
明るさの静止画像を常に得ることができる。特に、光量
調整手段が絞りの場合、絞りの開度と光量増加量(変化
量)の特性を考慮しながら電子シャッタ速度および基準
光量を定めればよい。
【0012】さらに、記録実行操作部材が操作されてか
ら実際に静止画像が記録されるまでの間、暫定的に静止
画像がモニタに表示される。そのため、光量が基準光量
に達するまでの過程において、明るさ変化の著しい被写
体像はモニタに表示されない。このように暫定的に静止
画像を表示することにより、フリーズ動作時にオペレー
タに不快感を与えず、また、フリーズ動作時に被写体像
の急激な明るさ変化によって操作ミスを起こすことを防
ぎ、観察、処置等に影響を与えなくて済む。
【0013】簡易な構成によって基準光量に達している
か否かを判断するため、待機手段は、輝度値に基づいて
被写体への光量が基準光量に達しているか否かを判断す
る光量判別手段を有することが望ましい。この場合、被
写体への光量は、撮像素子の露光量として検出される。
輝度値は、動画像表示と同様に、撮像素子から順次一定
の時間間隔で画像信号を読出し、読み出した画像信号に
基づいて算出すればよい。自動調光処理待機手段が実行
されている場合、待機手段は、算出される輝度値が基準
光量に応じた静止画像基準輝度値に達しているか否かを
判別する輝度値判別手段を有するのが好ましい。
【0014】フリーズ動作を実行開始してから実際に静
止画像を記録するまでの間、例えば待機手段は、被写体
への光量が基準光量に達するまで電子シャッタ動作およ
び静止画像記録動作を実行させず、被写体への光量が基
準光量に達した場合に記録実行手段が電子シャッタ動作
および静止画像記録動作を実行させることが望ましい。
例えば、待機手段が輝度値に基づいて基準光量に達して
いるか否かを判断し、所定時間間隔と電子シャッタ速度
との比が2倍である場合、静止画像基準輝度値は動画像
基準輝度値の2倍の値となる。
【0015】あるいは、待機手段は、伝シャッタ動作を
実行させる一方で静止画像記録動作を実行させず、被写
体への光量が基準光量に達した場合、記録実行手段が静
止画像記録動作を実行させるようにしてもよい。この場
合、待機手段が輝度値に基づいて基準光量に達している
か否かを判断し、所定時間間隔と電子シャッタ速度との
比が2倍である場合、静止画像基準輝度値は動画像基準
輝度値と等しい。
【0016】本発明の電子内視鏡装置のプロセッサは、
静止画像の記録を実行するための記録実行操作部材およ
び撮像素子を有するビデオスコープと、ビデオスコープ
および表示用モニタが接続される電子内視鏡装置のプロ
セッサであって、被写体の動画像をモニタへ表示するた
め、被写体に応じた画像信号を撮像素子から所定時間間
隔毎に読み出して処理する動画像表示手段と、被写体を
照明するため光源から放射される光の光量を調整する光
量調整手段と、被写体の静止画像を記録するため、操作
部材に対する操作に従い、所定時間間隔よりも短い時間
に対応した電子シャッタ速度による電子シャッタ動作に
よって撮像素子から被写体に応じた画像信号を読み出し
て処理する静止画像記録手段とを備え、静止画像記録手
段は、モニタに静止画像を暫定的に表示させるため、記
録実行操作部材が操作された直後に静止画像表示動作を
実行させる暫定静止画像表示手段と、被写体への光量が
静止画像の記録に対応する基準光量に達するように光量
調整手段を制御する光量増加手段と、被写体への光量が
基準光量に達するまで静止画像記録動作の実行を待機さ
せる待機手段と、被写体への光量が基準光量に達した場
合、静止画像記録動作を実行させて静止画像を記録する
記録実行手段とを有することを特徴とする電子内視鏡装
置のプロセッサ。
【0017】本発明の電子内視鏡装置用静止画像記録装
置は、撮像素子を有するビデオスコープと、ビデオスコ
ープおよび表示用モニタが接続されるプロセッサとを備
えた電子内視鏡装置であって、被写体の動画像をモニタ
へ表示するため、被写体に応じた画像信号を撮像素子か
ら所定時間間隔毎に読み出して処理する動画像表示手段
と、被写体を照明するため光源から放射される光の光量
を調整する光量調整手段と、静止画像の記録を実行する
ための記録実行操作部材とを備えた電子内視鏡装置用静
止画像記録装置において、被写体の静止画像を記録する
ため、操作部材に対する操作に従い、所定時間間隔より
も短い時間に対応した電子シャッタ速度による電子シャ
ッタ動作によって撮像素子から被写体に応じた画像信号
を読み出して処理する静止画像記録手段とを備え、静止
画像記録手段が、モニタに静止画像を暫定的に表示させ
るため、記録実行操作部材が操作された直後に静止画像
表示動作を実行させる暫定静止画像表示手段と、被写体
への光量が静止画像の記録に対応する基準光量に達する
ように光量調整手段を制御する光量増加手段と、被写体
への光量が基準光量に達するまで静止画像記録動作の実
行を待機させる待機手段と、被写体への光量が基準光量
に達した場合、静止画像記録動作を実行させて静止画像
を記録する記録実行手段とを有することを特徴とする。
【0018】本発明のプログラムは、撮像素子を有する
ビデオスコープと、ビデオスコープおよび表示用モニタ
が接続されるプロセッサとを備えた電子内視鏡装置であ
って、被写体の動画像をモニタへ表示するため、被写体
に応じた画像信号を撮像素子から所定時間間隔毎に読み
出して処理する動画像表示手段と、被写体を照明するた
め光源から放射される光の光量を調整する光量調整手段
と、静止画像の記録を実行するための記録実行操作部材
と、被写体の静止画像を記録するため、操作部材に対す
る操作に従い、所定時間間隔よりも短い時間に対応した
電子シャッタ速度による電子シャッタ動作によって撮像
素子から被写体に応じた画像信号を読み出して処理する
静止画像記録手段とを備えた電子内視鏡装置において静
止画像記録処理を実行するためのプログラムであって、
モニタに静止画像を暫定的に表示させるため、記録実行
操作部材が操作された直後に静止画像表示動作を実行さ
せる暫定静止画像表示手段と、被写体への光量が静止画
像の記録に対応する基準光量に達するように光量調整手
段を制御する光量増加手段と、被写体への光量が基準光
量に達するまで静止画像記録動作の実行を待機させる待
機手段と、被写体への光量が基準光量に達した場合、静
止画像記録動作を実行させて静止画像を記録する記録実
行手段とを機能させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して本発明
の実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
【0020】図1は、第1の実施形態である電子内視鏡
装置のブロック図である。
【0021】電子内視鏡装置では、撮像素子であるCC
D54を有するビデオスコープ50と、CCD54から
読み出される画像信号を処理するプロセッサ10とが備
えられており、観察部位の画像を動画像あるいは静止画
像として表示するモニタ60がプロセッサ10に接続さ
れる。ビデオスコープ50はプロセッサ10に着脱自在
に接続可能であり、また、プロセッサ10にはビデオレ
コーダ70、ビデオプリンタ80が接続されている。
【0022】ランプ点灯スイッチ(図示せず)がONに
なると、ランプ電源36から光源ランプ34へ電力が供
給されて点灯する。点灯した光源ランプ34から放射さ
れた光は、集光レンズ(図示せず)および絞り33を介
してビデオスコープ50内に設けられた光ファイバー束
56の入射端に入射する。光ファイバー束56は、光源
ランプ34から放射される光を観察部位Sのあるビデオ
スコープ50の先端側へ伝達する光ファイバーであり、
光ファイバー束56を通った光は出射端56Bから出射
する。出射端56Bから出射した光は拡散レンズである
配光レンズ(図示せず)を介して観察部位Sに照射され
る。
【0023】観察部位Sにおいて反射した光は、対物レ
ンズ(図示せず)を通ってCCD(Charge-Coupled Dev
ice )54の受光面に到達し、これにより観察部位Sの
被写体像がCCD54の受光面に形成される。本実施形
態では、カラー撮像方式として単板同時式が適用されて
おり、CCD54の受光面上にはイエロー(Ye)、シ
アン(Cy)、マゼンタ(Mg)、グリーン(G)の色
要素が市松状に並べられた補色カラーフィルタ(図示せ
ず)が受光面の各画素に対応するよう配置されている。
CCD54では、補色カラーフィルタを通る色に応じた
被写体像のアナログ画像信号が光電変換により発生し、
所定時間間隔ごとに1フィールド(1フレーム分)の画
像信号が、色差線順次方式に従って順次読み出される。
カラーテレビジョン方式としては例えばNTSC方式が
適用されており、1/60秒間隔(1/30秒間隔)ご
とに1フィールド分(1フレーム分)の画像信号が動画
表示のために順次読み出され、信号線ICを経由してプ
ロセッサ10へ送られる。CCD54はCCD駆動回路
52によって駆動されており、CCD駆動回路52から
画像信号を読み出すためのパルス信号が出力される。
【0024】プロセッサ10に入力された画像信号は、
不図示の前段回路にて増幅処理された後、A/D変換器
22に送られる。A/D変換器22では、アナログの画
像信号がデジタルの画像信号に変換され、デジタル画像
信号が信号処理回路24へ送られる。信号処理回路24
では、デジタル画像信号に対して、R,G,Bゲイン処
理、ガンマ補正など様々な信号処理が施されるととも
に、画像信号に基づいて輝度信号が生成される。1フレ
ーム分のデジタル画像信号が順次フィールドメモリであ
るメモリ26に格納される一方、輝度信号はCPU(Ce
ntral ProcessingUnit)を含むシステムコントロール回
路30へ順次送られる。メモリ26からデジタル画像信
号が読み出されると、デジタル画像信号はD/A変換器
28においてアナログ画像信号に変換される。アナログ
画像信号は、不図示の後段回路にて所定の信号処理が施
されてNTSCコンポジット信号、Y/C分離信号(S
ビデオ信号)、RGB分離信号などのビデオ信号として
モニタ60へ出力され、これにより被写体像が動画像と
してモニタ60に映し出される。
【0025】システムコントロール回路30はプロセッ
サ10全体を制御し、信号処理回路24、絞り制御回路
32、CCD駆動回路52などの各回路に制御信号を出
力する。システムコントロール回路30内のROM(図
示せず)には、フリーズ動作時における静止画像記録処
理を実行するとともにプロセッサ全体の動作を制御する
ためのプログラムが格納されている。タイミングコント
ロール回路(図示せず)では、信号の処理タイミングを
調整するクロックパルスがプロセッサ10内の各回路へ
向けて出力される。
【0026】ライトガイド56の入射端と集光レンズと
の間には、被写体Sに照射される光の光量を調整するた
めの絞り33が設けられており、絞り制御回路32の制
御によって開閉する。信号処理回路24からシステムコ
ントロール回路30へ送られる輝度信号に基づき、制御
信号がシステムコントロール回路30から絞り制御回路
32へ出力される。絞り制御回路32は制御信号に基づ
いてモータ(図示せず)を駆動させ、これによりモータ
と接続された絞り33が開閉する。
【0027】ビデオスコープ50にはフリーズスイッチ
ボタン58が設けられており、オペレータによってフリ
ーズスイッチボタン58が押下されると、押下操作によ
り生じた操作信号がプロセッサ10のシステムコントロ
ール回路30へ送られる。そして、検出された操作信号
に基づいて、フリーズ動作が実行される。すなわち、所
定の電子シャッタ速度による電子シャッタ動作によって
画像信号がCCD54から読み出され、A/D変換器2
2、信号処理回路24等において処理される。処理され
た1フレーム分の画像信号は、静止画像記録のためメモ
リ26に記憶される。
【0028】メモリ26に格納された1フレーム分の画
像信号は、画像記録用メモリ75に記録されるとととも
に、ビデオレコーダ70、ビデオプリンタ80へ映像信
号として送信される。ビデオレコーダ70は静止画像を
記録するための記録装置であり、ビデオプリンタ80で
は、フリーズ動作時に送られてきたビデオ信号に基づい
て静止画像が印刷される。静止画像の記録が実行されて
いる間、メモリ26に格納された画像信号は更新され
ず、新たな書き込み処理は実行されない。これにより、
モニタ60には静止画像が表示される。また、後述する
ように、フリーズスイッチボタン58が押下されてから
実際に静止画像が記録されるまでの間、暫定的に静止画
像が表示される。オペレータがフリーズスイッチボタン
58を指から離すと、フリーズ動作が終了し、再び動画
像を表示する通常観察モードに移る。
【0029】図2は、本実施形態におけるプロセッサ1
0の動作処理を示したフローチャートである。なお、こ
のフローチャートはプロセッサ10の主電源がONにな
ると、実行開始される。
【0030】ステップS101では、絞り33や、信号
処理におけるゲイン係数などが初期値に設定され、フリ
ーズ動作時の電子シャッタ速度もあらかじめ定められた
値に設定される。ステップS102では、通常観察、す
なわち動画像をモニタ60に表示するための処理が施さ
れる。なお、通常観察モードでは、表示される被写体像
の明るさが一定となるように自動調光処理が実行されて
おり、ここでは1/60秒間隔ごとの割り込み演算処理
が実行される。ステップS102が実行されると、ステ
ップS103へ進む。
【0031】ステップS103では、ビデオスコープ5
0のフリーズスイッチボタン58がオペレータによって
押下されたか否かが判断される。フリーズスイッチボタ
ン58が押下されていないと判断された場合、ステップ
S102へ戻る。一方、フリーズスイッチボタン58が
押下されたと判断された場合、ステップS104へ進
む。ステップS104では、フリーズ動作処理が実行さ
れ、静止画像がビデオレコーダ70などへ出力されると
ともに、モニタ60に表示される。
【0032】図3は、図2のステップS104における
フリーズ動作処理のサブルーチンを示した図であり、図
4は、フリーズ動作時における輝度信号のレベルを時系
列的に示した図である。
【0033】本実施形態では、静止画像を記録する場
合、被写体像について通常観察時の明るさとフリーズ動
作時の明るさが同一となるように光量調整が施される。
即ち、被写体像についてフリーズ動作した時のCCD5
4の各画素における電荷蓄積量を、同じ被写体像につい
て通常観察した時のCCD54の対応する各画素におけ
る電荷蓄積量と同一となるように光量調整する。通常観
察時において画像信号が1/60秒間隔でCCD54か
ら読み出されていることから、静止画像記録時の電子シ
ャッタ速度は1/120秒に定められている。ただし、
電子シャッタ速度は、静止画像記録時におけるCCD5
4の露光時間に相当する。電子シャッタ速度が動画像表
示の信号読み出し時間間隔(=1/60秒)の2倍のシ
ャッタ速度である(露光時間が半分である)ことから、
フリーズ動作時において被写体に照射すべき光量、すな
わちCCD54の受光面に入射すべき光量は、通常観察
時の光量の2倍となる。
【0034】図4では、システムコントロール回路30
が検出する輝度信号のレベルが時系列的に示されてお
り、また、絞り33を通過する光の光量(以下では、通
過光量という)が輝度信号レベルによって表されてい
る。通常観察時においては、画像信号から検出される輝
度信号レベル、すなわち輝度値Yが被写体像の適切な明
るさ基準を示す輝度値Y1(以下では、動画像基準輝度
値という)で維持されるように自動調光処理が施されて
いる。ただし、輝度値は、被写体像の明るさを256段
階で分類したときに、0〜255の間のいずれかの整数
値として定められる。また、輝度値はここでは輝度平均
値を示しており、0〜255の各輝度値における画素の
数とその輝度値との乗数の総和を1フィールド分の画素
数で割ることによって算出される。
【0035】本実施形態では、1/60秒間隔毎に検出
される輝度値Yを判断基準にして、被写体への光量が2
倍の光量(基準光量)に達しているか否かが判断され
る。すなわち、輝度値Yが動画像基準輝度値Y1の2倍
である輝度値Y2(以下では、静止画像基準輝度値とい
う)に達しているか否かが判断される。
【0036】ステップS201では、通常観察時に所定
開度まで開いていた絞り33がさらに開くように、絞り
制御回路32へ制御信号が出力される。この時、絞り3
3は徐々に開くように制御される。そしてステップS2
02では、暫定表示動作が実行される。すなわち、暫定
的に静止画像をモニタ60に表示するため、静止画像表
示用の1フレーム分の画像信号がメモリ26に格納され
る。このとき、電子シャッタ速度が1/60秒による電
子シャッタ動作が実行される。メモリ26に暫定静止画
像表示用の画像信号が格納されると、後述する記録動作
が実行されるまで、メモリ26の書き換え処理は行われ
ない。その結果、暫定的表示用の静止画像がモニタ60
に表示される。ステップS201で絞り33がさらに開
くように制御信号が出力されてからステップS202で
静止画像表示用の1フレーム分の画像信号がメモリ26
に格納されるまでの間は、絞り33は徐々に開くように
制御されるので、表示される暫定的表示用の静止画像の
明るさは通常観察時の動画像の明るさとほとんど変わる
ことがない。なお、暫定静止画像を表示している間、輝
度値Yを算出するため、1/60秒間隔でCCD54か
ら画像信号は読み出される。ステップS203では、C
CD54から読み出される1フィールド分の画像信号か
ら生成される輝度信号に基づいて、輝輝度値Yが順次算
出される。ステップS203が実行されると、ステップ
S204へ進む。
【0037】ステップS204では、算出された輝度値
Yが静止画像基準輝度値Y2と等しいか否かが判断され
る。輝度値Yが静止画像基準輝度値Y2と等しくないと
判断されると、ステップS203へ戻り、輝度値Yが静
止画像基準輝度値Y2と等しくなるまで繰り返しステッ
プS203、S204が実行される。一方、輝度値Yが
静止画像基準輝度値Y2と等しいと判断された場合、ス
テップS205へ進み、絞り33を開ける開放動作を停
止するように制御信号が絞り制御回路32へ出力され
る。ステップS205が実行されると、ステップS20
6へ進む。
【0038】ステップS206では、絞り33の開放動
作を停止するように制御信号が出力されてから絞り33
が実際に停止する間までの時間を考慮した遅延時間TR
経過後、電子シャッタ速度1/120秒で電子シャッタ
動作が実行されるようにCCD駆動回路52へ制御信号
が送られる。CCD駆動回路52は、システムコントロ
ール回路30からの制御信号に基づき、露光時間が1/
120秒となるように電荷掃き出しパルス信号をCCD
54へ出力する。そして、ステップS207では、電子
シャッタ速度1/120秒で撮像された1フレーム分の
静止画像に応じた画像信号がメモリ26へ格納され、画
像記録用メモリ75、ビデオレコーダ70へ静止画像が
出力される。それとともに、ステップS202の実行に
より表示されていた暫定的表示用の静止画像がステップ
S207で更新され、電子シャッタ速度1/120秒で
撮像されて実際に記録される静止画像がモニタ60へ表
示される。静止画像を記録している間、電子シャッタ速
度、すなわち露光時間が通常観察時の露光時間の半分で
あるため、画像信号の輝度値Yは通常観察時の輝度値Y
1と略等しい。また、フリーズスイッチボタン58がO
FF状態になるまで、メモリ26に格納された1フレー
ム分の画像信号は書き換えられない。ステップS207
が実行されると、このサブルーチンは終了し、図2のス
テップS105へ移る。
【0039】ステップS105では、オペレータがフリ
ーズスイッチボタン58から指を離すことによってフリ
ーズスイッチボタン58がOFF状態になっているか否
かが判断される。フリーズスイッチボタン58がOFF
状態ではないと判断された場合、ステップS104へ戻
る。一方、フリーズスイッチボタン58がOFF状態に
なっていると判断された場合、ステップS106へ進
み、フリーズ動作処理が解除され、ステップS103へ
戻る。主電源がOFFになるまで、ステップS102〜
S106が繰り返し実行される。
【0040】以上のように本実施形態によれば、フリー
ズスイッチボタン58がオペレータによって操作される
と、被写体への光量が通常観察時の2倍となるように絞
り33が開く。そして、被写体への光量に応じた輝度値
Yが静止画像基準輝度値Y2に達するまで、電子シャッ
タ動作は実行されない。輝度値Yが静止画像基準輝度値
Y2に達すると電子シャッタ動作が実行され、通常観察
時における画像信号読み出し時間間隔(=1/60秒)
の2倍の電子シャッタ速度(=1/120秒)で画像信
号が読み出され、静止画像が画像記録用メモリ75、ビ
デオレコーダ70に記録される。
【0041】また、本実施形態では、フリーズスイッチ
ボタン58が操作されると同時に、暫定的に静止画像表
示用の画像信号がメモリ26に格納される。そして、実
際に記録される静止画像を表示するまでの間、暫定的静
止画像がモニタ60に表示される。従って、絞り33の
開放動作に伴ってモニタ上の画像の明るさが急激に増す
ことがない。
【0042】本実施形態では、通常観察時の明るさと記
録静止画像の明るさが一致するように電子シャッタ速度
が1/120秒に定められているが、通常観察時の画像
信号読み出し時間間隔に応じてビデオスコープの手ぶれ
や観察部位自体の動き等による画質低下が目立たないよ
う電子シャッタ速度を定めればよい。例えば、カラーテ
レビジョン方式として読み出し時間間隔が1/50秒で
あるPAL方式が適用される場合、電子シャッタ速度は
1/100秒に定めてもよい。
【0043】静止画像の明るさがオペレータの所望する
明るさとなるように電子シャッタ速度を設定してもよ
い。この場合、静止画像基準輝度値Y2は、設定された
シャッタ速度に従って所定値に定められる。また、電子
シャッタ速度に関しては、オペレータによる操作によっ
て設定変更できる構成にしてもよい。輝度値Yおよび基
準輝度値Y1、Y2は、輝度平均値以外の代表的な値を
適用してもよい。
【0044】本実施形態では、光量調整に絞り33が適
用されているが、その他の構成によって光量調整を行っ
てもよい。例えば、液晶板や偏光板を適用させ、電圧制
御によって光量調整してもよい。あるいは、光源として
発光ダイオードを適用し、発光ダイオードの発光量を制
御して光量調整を行ってもよい。この場合、輝度値Yが
静止画像基準輝度値Y2に達した時点で、遅延時間TR
を設けることなくすぐに電子シャッタ動作を実行して画
像記録動作を行うことが可能となる。
【0045】次に、図5、図6を用いて、第2の実施形
態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施
形態と異なり、絞り33の開放動作と同時に電子シャッ
タ動作が実行される。その他の構成に関しては、実質的
に第1の実施形態と同じである。
【0046】図5は、第2の実施形態における図2のス
テップS104のサブルーチンを示しており、図6は、
第2の実施形態における輝度信号レベルを時系列的に示
した図である。フリーズスイッチボタン58が操作され
ると、フリーズ動作処理が実行開始される。
【0047】ステップS301では、フリーズスイッチ
ボタン58に対する操作に従い、絞り33が開くように
制御信号が絞り制御回路32へ出力される。そして、ス
テップS302では、絞り33の開放動作と同時に電子
シャッタ動作が実行される。ステップS303では、静
止画像を暫定的にモニタ60へ表示するため、1フレー
ム分の静止画像に応じた画像信号がメモリ26に格納さ
れ、メモリ26に格納された画像信号がモニタ60へ出
力される。記録動作が実行されるまでの間、メモリ26
の書き換え処理は行われない。
【0048】ステップS304では、読み出される画像
信号に基づいて輝度値Yが算出される。図6に示すよう
に、電子シャッタ動作が絞り33の開放と同時に実行さ
れるため、検出される輝度値Yは瞬間的に通常観察時の
輝度値Y1の半分になり、絞り33が徐々に開くに従っ
て検出される輝度値Yも徐々に大きくなっていく。第2
の実施形態では、動画像基準輝度値Y1と静止画像基準
輝度値Y2は等しい。
【0049】ステップS305では、輝度値Yが静止画
像基準輝度値Y2と等しいか否かが判断される。輝度値
Yが基準輝度値Y1と等しくないと判断された場合、ス
テップS304へ戻る。一方、輝度値Yが静止画像基準
輝度値Y2と等しいと判断された場合、ステップS30
6へ進み、絞り33の開放動作が停止される(図6参
照)。そして、ステップS307では、静止画像記録動
作が実行され、電子シャッタ動作により得られた画像信
号がメモリ26に格納され、画像記録用メモリ75、ビ
デオレコーダ70へ静止画像が記録される。それととも
に、ステップS303の実行により表示されていた暫定
的表示用の静止画像がステップS307で更新され、実
際に記録される静止画像がモニタ60へ表示される。ス
テップS307が実行されると、このサブルーチンは終
了する。
【0050】このように第2の実施形態によれば、フリ
ーズスイッチボタン58が操作されると、絞り33が徐
々に開くと同時に電子シャッタ動作が実行される。そし
て、検出される輝度値Yが静止画像基準輝度値Y2と等
しくなった場合、静止画像記録動作が実行され、静止画
像が記録される。
【0051】
【発明の効果】このように本発明によれば、フリーズ動
作を繰り返し実行することなく、適切な明るさの静止画
像を得ることができるとともに、フリーズ動作の最中に
おいて被写体観察に支障のない画像をモニタに表示する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロッ
ク図である。
【図2】プロセッサのメイン動作処理を示したフローチ
ャートである。
【図3】図2のステップS104におけるフリーズ動作
処理のサブルーチンを示した図である。
【図4】フリーズ動作時における輝度信号のレベルを時
系列的に示した図である。
【図5】第2の実施形態におけるフリーズ動作処理のサ
ブルーチンを示した図である。
【図6】第2の実施形態におけるフリーズ動作時におけ
る輝度信号のレベルを時系列的に示した図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ 24 信号処理回路 26 メモリ 30 システムコントロール回路 32 絞り制御回路 33 絞り(光量調整手段) 50 ビデオスコープ 52 CCD駆動回路 54 CCD(撮像素子) 58 フリーズスイッチボタン 60 モニタ 70 ビデオレコーダ 75 画像記録用メモリ Y 輝度値 Y1 動画像基準輝度値 Y2 静止画像基準輝度値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 7/18 M 5C054 7/18 5/91 J (72)発明者 入山 兼一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA10 CA10 GA02 GA10 GA12 4C061 CC06 DD03 FF12 LL02 MM05 NN01 NN05 NN07 QQ09 RR02 RR15 RR22 SS04 WW01 YY03 YY04 5C022 AA09 AB12 AB15 AB17 AC03 AC42 5C024 AX02 BX02 CX54 EX34 HX55 5C053 FA07 FA27 KA04 KA05 LA02 5C054 AA01 AA05 CA04 CC02 CC07 CD03 ED02 EH07 FA00 GA00 GB02 HA12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を有するビデオスコープと、前
    記ビデオスコープおよび表示用モニタが接続されるプロ
    セッサとを備えた電子内視鏡装置であって、 被写体の動画像を前記モニタへ表示するため、被写体に
    応じた画像信号を前記撮像素子から所定時間間隔毎に読
    み出して処理する動画像表示手段と、 被写体を照明するため光源から放射される光の光量を調
    整する光量調整手段と、 静止画像の記録を実行するための記録実行操作部材と、 被写体の静止画像を記録するため、前記記録実行操作部
    材に対する操作に従い、前記所定時間間隔よりも短い時
    間に対応した電子シャッタ速度による電子シャッタ動作
    によって前記撮像素子から被写体に応じた画像信号を読
    み出して処理する静止画像記録手段とを備え、 前記静止画像記録手段が、 前記モニタに静止画像を暫定的に表示させるため、前記
    記録実行操作部材が操作された直後に静止画像表示動作
    を実行させる暫定静止画像表示手段と、 被写体への光量が静止画像の記録に対応する基準光量に
    達するように前記光量調整手段を制御する光量増加手段
    と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達するまで静止画
    像記録動作の実行を待機させる待機手段と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達した場合、前記
    静止画像記録動作を実行させて静止画像を記録する記録
    実行手段とを有することを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記光量調整手段が絞りであり、 前記光量増加手段が、被写体への光量が前記基準光量に
    達するまで前記絞りを開けることを特徴とする請求項1
    に記載の電子内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記光量増加手段が、前記絞りを徐々に
    開けていくことを特徴とする請求項2に記載の電子内視
    鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記静止画像の明るさと前記動画像の明
    るさが実質的に等しくなるように、前記電子シャッタ速
    度に対応した時間と前記所定時間間隔との比に基づいて
    前記基準光量が定められることを特徴とする請求項1に
    記載の電子内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記待機手段が、前記撮像素子から読み
    出される画像信号により算出される輝度値に基づいて、
    前記被写体への光量が前記基準光量に達しているか否か
    を判断する光量判別手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載の電子内視鏡装置。
  6. 【請求項6】 動画像の明るさが一定となるように、明
    るさ基準となる動画像基準輝度値に基づいて前記光量調
    整手段を制御する自動調光処理手段をさらに有し、 前記待機手段が、前記撮像素子から読み出される画像信
    号により算出される輝度値が前記基準光量に応じた静止
    画像基準輝度値に達しているか否かを判別する輝度値判
    別手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子
    内視鏡装置。
  7. 【請求項7】 前記待機手段が、被写体への光量が前記
    基準光量に達するまで前記電子シャッタ動作および前記
    静止画像記録動作を実行させず、 被写体への光量が前記基準光量に達した場合、前記記録
    実行手段が前記電子シャッタ動作および前記静止画像記
    録動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の
    電子内視鏡装置。
  8. 【請求項8】 前記待機手段が、被写体への光量が前記
    基準光量に達するまでの間、前記電子シャッタ動作を実
    行させる一方で前記静止画像記録動作を実行させず、 被写体への光量が前記基準光量に達した場合、前記記録
    実行手段が前記静止画像記録動作を実行させることを特
    徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  9. 【請求項9】 静止画像の記録を実行するための記録実
    行操作部材および撮像素子を有するビデオスコープと、
    前記ビデオスコープおよび表示用モニタが接続される電
    子内視鏡装置のプロセッサであって、 被写体の動画像を前記モニタへ表示するため、被写体に
    応じた画像信号を前記撮像素子から所定時間間隔毎に読
    み出して処理する動画像表示手段と、 被写体を照明するため光源から放射される光の光量を調
    整する光量調整手段と、 被写体の静止画像を記録するため、前記操作部材に対す
    る操作に従い、前記所定時間間隔よりも短い時間に対応
    した電子シャッタ速度による電子シャッタ動作によって
    前記撮像素子から被写体に応じた画像信号を読み出して
    処理する静止画像記録手段とを備え、 前記静止画像記録手段が、 前記モニタに静止画像を暫定的に表示させるため、前記
    記録実行操作部材が操作された直後に静止画像表示動作
    を実行させる暫定静止画像表示手段と、 被写体への光量が静止画像の記録に対応する基準光量に
    達するように前記光量調整手段を制御する光量増加手段
    と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達するまで静止画
    像記録動作の実行を待機させる待機手段と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達した場合、前記
    静止画像記録動作を実行させて静止画像を記録する記録
    実行手段とを有することを特徴とする電子内視鏡装置の
    プロセッサ。
  10. 【請求項10】 撮像素子を有するビデオスコープと、
    前記ビデオスコープおよび表示用モニタが接続されるプ
    ロセッサとを備えた電子内視鏡装置であって、被写体の
    動画像を前記モニタへ表示するため、被写体に応じた画
    像信号を前記撮像素子から所定時間間隔毎に読み出して
    処理する動画像表示手段と、被写体を照明するため光源
    から放射される光の光量を調整する光量調整手段と、静
    止画像の記録を実行するための記録実行操作部材とを備
    えた電子内視鏡装置用静止画像記録装置において、 被写体の静止画像を記録するため、前記操作部材に対す
    る操作に従い、前記所定時間間隔よりも短い時間に対応
    した電子シャッタ速度による電子シャッタ動作によって
    前記撮像素子から被写体に応じた画像信号を読み出して
    処理する静止画像記録手段とを備え、 前記静止画像記録手段が、 前記モニタに静止画像を暫定的に表示させるため、前記
    記録実行操作部材が操作された直後に静止画像表示動作
    を実行させる暫定静止画像表示手段と、 被写体への光量が静止画像の記録に対応する基準光量に
    達するように前記光量調整手段を制御する光量増加手段
    と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達するまで静止画
    像記録動作の実行を待機させる待機手段と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達した場合、前記
    静止画像記録動作を実行させて静止画像を記録する記録
    実行手段とを有することを特徴とする電子内視鏡装置用
    静止画像記録装置。
  11. 【請求項11】 撮像素子を有するビデオスコープと、
    前記ビデオスコープおよび表示用モニタが接続されるプ
    ロセッサとを備えた電子内視鏡装置であって、被写体の
    動画像を前記モニタへ表示するため、被写体に応じた画
    像信号を前記撮像素子から所定時間間隔毎に読み出して
    処理する動画像表示手段と、被写体を照明するため光源
    から放射される光の光量を調整する光量調整手段と、静
    止画像の記録を実行するための記録実行操作部材と、被
    写体の静止画像を記録するため、前記操作部材に対する
    操作に従い、前記所定時間間隔よりも短い時間に対応し
    た電子シャッタ速度による電子シャッタ動作によって前
    記撮像素子から被写体に応じた画像信号を読み出して処
    理する静止画像記録手段とを備えた電子内視鏡装置にお
    いて静止画像記録処理を実行するためのプログラムであ
    って、 前記モニタに静止画像を暫定的に表示させるため、前記
    記録実行操作部材が操作された直後に静止画像表示動作
    を実行させる暫定静止画像表示手段と、 被写体への光量が静止画像の記録に対応する基準光量に
    達するように前記光量調整手段を制御する光量増加手段
    と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達するまで静止画
    像記録動作の実行を待機させる待機手段と、 前記被写体への光量が前記基準光量に達した場合、前記
    静止画像記録動作を実行させて静止画像を記録する記録
    実行手段とを機能させることを特徴とするプログラム。
JP2002114323A 2002-04-17 2002-04-17 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3940016B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114323A JP3940016B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置
US10/414,023 US7209162B2 (en) 2002-04-17 2003-04-16 Electronic endoscope apparatus
DE10317943A DE10317943A1 (de) 2002-04-17 2003-04-17 Elektronische Endoskopeinrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114323A JP3940016B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003305005A true JP2003305005A (ja) 2003-10-28
JP2003305005A5 JP2003305005A5 (ja) 2005-07-21
JP3940016B2 JP3940016B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=29396181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002114323A Expired - Fee Related JP3940016B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3940016B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149939A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Pentax Corp 内視鏡用光源装置
JP2012100909A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Olympus Corp 内視鏡装置及びプログラム
JP2013188364A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Fujifilm Corp 内視鏡システム、内視鏡システムのプロセッサ装置、及び内視鏡システムにおける露光量調整方法
JP2016067707A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 富士フイルム株式会社 内視鏡システム及びその作動方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149939A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Pentax Corp 内視鏡用光源装置
JP2012100909A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Olympus Corp 内視鏡装置及びプログラム
US9154745B2 (en) 2010-11-11 2015-10-06 Olympus Corporation Endscope apparatus and program
JP2013188364A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Fujifilm Corp 内視鏡システム、内視鏡システムのプロセッサ装置、及び内視鏡システムにおける露光量調整方法
JP2016067707A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 富士フイルム株式会社 内視鏡システム及びその作動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3940016B2 (ja) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4786915B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP4574277B2 (ja) 眼科撮影装置
US8629912B2 (en) Camera including a plurality of image sensors
US7209162B2 (en) Electronic endoscope apparatus
JP4589706B2 (ja) 内視鏡用光源装置及び電子内視鏡装置
JP4095330B2 (ja) 自動調光機能を備えた電子内視鏡装置
JP2001154085A (ja) 内視鏡装置
JP3940016B2 (ja) 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置
JP4024632B2 (ja) 静止画像記録可能な電子内視鏡装置
JP4459506B2 (ja) 内視鏡用自動調光装置および電子内視鏡装置
JP3898973B2 (ja) 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置
JP2002263064A (ja) 内視鏡用自動調光装置およびそれを含む電子内視鏡装置のプロセッサ
JP3940017B2 (ja) 静止画像を記録可能な電子内視鏡装置
JP2006149933A (ja) 内視鏡装置
JP4426220B2 (ja) 分割測光可能な電子内視鏡装置
JP4566703B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2006149939A (ja) 内視鏡用光源装置
JP4439245B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2001160915A (ja) デジタルカメラ
JP2008219712A (ja) カメラ
JP2003334161A (ja) 電荷増幅型固体撮像素子を備えた電子内視鏡装置
JP4502666B2 (ja) 明るさ調整処理可能な電子内視鏡装置のビデオスコープ
JP2000013666A (ja) 自動焦点検出装置及び検出方法
JP2690209B2 (ja) 色ずれ防止装置
JP2005245553A (ja) 明るさ調整処理可能な電子内視鏡装置のビデオスコープ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees