JP2003304629A - 海底ケーブル陸上げ部の冷却構造 - Google Patents

海底ケーブル陸上げ部の冷却構造

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JP2003304629A JP2002107073A JP2002107073A JP2003304629A JP 2003304629 A JP2003304629 A JP 2003304629A JP 2002107073 A JP2002107073 A JP 2002107073A JP 2002107073 A JP2002107073 A JP 2002107073A JP 2003304629 A JP2003304629 A JP 2003304629A
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water
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Masataka Mochizuki
正孝 望月
Shotaro Yoshida
昭太郎 吉田
Shinzo Sumitani
真蔵 墨谷
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0275Arrangements for coupling heat-pipes together or with other structures, e.g. with base blocks; Heat pipe cores

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で効率よく電力ケーブルなどの発熱体を
冷却することのできる海底ケーブル陸上げ部の冷却構造
を提供する。 【解決手段】 水中から陸上げされた電力ケーブル2の
熱を大気中に放散させて冷却する海底ケーブル陸上げ部
の冷却システム1において、毛細管作用によって水を吸
い上げる外装材8が、一端部を前記水中に浸漬し、かつ
他端側を前記陸上げされた電力ケーブル2に沿わせて配
置されており、前記外装材8が、電力ケーブル2の近傍
に電力ケーブル2に沿わせて共に埋設されている。ま
た、放熱部7側端部を大気中に露出させたヒートパイプ
4の加熱部5側端部が、電力ケーブル2の近傍に電力ケ
ーブル2に沿わせて電力ケーブル2と共に埋設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海底に敷設され
た電力ケーブルなどの発熱体の過熱を防止する海底ケー
ブル陸上げ部の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、離島への送電に海底に敷設された
電力ケーブルが使用されるようになってきている。最近
の電気および電子機器の増加によって、離島での電力消
費量が増加の傾向にある。したがって、電力ケーブルの
送電容量も増加している。この電力ケーブルの送電容量
の増加にともない、電力ケーブルからの発熱が送電容量
の増大を阻害するようになってきている。すなわち海底
部分では完全に水中にあるから、送電にともなって生じ
た熱が水に奪われて温度上昇が防止される。しかしなが
ら、海底から陸上に至る部分では、地中に設けた管路内
に敷設されるから、海水による冷却機能を得ることがで
きない。特に海底電力ケーブルでは、鎧装鉄線や防食層
が多重に設けられているから、放熱性の悪い地中管路内
での温度上昇が顕著になるおそれがある。
【0003】また、海底に敷設した電力ケーブルは、そ
の渚の部分すなわち陸上げ部分でいわゆるヒートスポッ
トが生じ、その部分の温度上昇によって送電容量が制約
を受けている。この海底の電力ケーブルの敷設経路のう
ち陸上げ部分は、一般的な電力ケーブルとは異なり、海
水に接近した部分である。
【0004】上記の電力ケーブルの冷却のために、ヒー
トパイプが従来使用されている。その冷却構造の一例
が、特開平11−098667号公報に記載されてい
る。この例によると、ヒートパイプの一端部を電力ケー
ブルと共に管路の内部に敷設し、そのヒートパイプの他
方の端部を、地上側の冷却部に配置し、管路の内部から
ヒートパイプを介して熱を外部に運び出すことにより、
電力ケーブルを間接的に冷却するように構成されてい
る。また、前記管路とマンホールとの間に、ケーブルお
よびヒートパイプを貫通させたシールドが設けられてい
るから、前記管路からマンホールへの海水の浸入を防止
し、ヒートパイプの冷却部分に塩が付着して放熱抵抗が
増大しケーブルの冷却効率を悪くするなどの塩害を抑制
されると同時に腐食も防止される。
【0005】上記のような冷却構造であれば、海底に敷
設された電力ケーブルなどの発熱体を効率よく冷却する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような海底ケー
ブル陸上げ部の冷却構造は、海底ケーブルの周囲から熱
を奪って放熱する構造であり、ケーブルから直接熱を奪
うものではないので、ケーブルを充分に冷却するには、
ヒートパイプの本数を多くせざるを得ない。しかしなが
ら、多数のヒートパイプが使用されると、前記冷却構造
がコストアップになってしまうという不都合があった。
また、前記冷却構造を製作する工期が増加してしまうと
いう不都合があった。したがって、前記海底ケーブル陸
上げ部の冷却構造の改良が要求されていた。
【0007】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、安価で効率よく電力ケーブルなどの発熱
体を冷却することのできる海底ケーブル陸上げ部の冷却
構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、水中から陸上
げされたケーブルの熱を大気中に放散させて冷却する海
底ケーブル陸上げ部の冷却構造において、毛細管作用に
よって水を吸い上げる多孔質体が、一端部を前記水中に
浸漬し、かつ他端側を前記陸上げされたケーブルに沿わ
せて配置されていることを特徴とする海底ケーブル陸上
げ部の冷却構造である。
【0009】したがって、請求項1によれば、水中から
浜辺の砂地に海底ケーブルが陸上げされている。この海
底ケーブルの陸上げ部分に多孔質体が、一端部を前記水
中に浸漬し、かつ他端側を前記陸上げされたケーブルに
沿わせて配置されている。そのため、前記多孔質体によ
る毛細管作用によって、海底ケーブルの周囲に自動的に
水が供給され、その水の顕熱および蒸発潜熱によってケ
ーブルを冷却できる。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の構成
に加えて、前記多孔質体が、前記ケーブルのシース表面
に設けられていることを特徴とする海底ケーブル陸上げ
部の冷却構造である。
【0011】したがって、請求項2によれば、請求項1
の発明と同様の作用が生じる他に、前記多孔質体が前記
ケーブルのシース表面に設けられているので、冷却のた
めの特別な設備を不要にできる。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1の構成
に加えて、前記多孔質体が、前記ケーブルの近傍にケー
ブルに沿わせてケーブルと共に埋設されていることを特
徴とする海底ケーブル陸上げ部の冷却構造である。
【0013】したがって、請求項3の発明によれば、請
求項1の発明と同様の作用が生じる他に、前記多孔質体
が、前記ケーブルの近傍で前記ケーブルに沿わせて共に
埋設されていることによって、前記多孔質体による毛細
管作用が生じると、前記多孔質体のみならず、前記ケー
ブルが埋設されている砂地などの乾燥している周囲にも
自動的に水が供給され、その水の顕熱および蒸発潜熱に
よってケーブルを冷却できる。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項1の構成
に加えて、放熱部側端部を大気中に露出させたヒートパ
イプの加熱部側端部が、前記ケーブルの近傍にケーブル
に沿わせてケーブルと共に埋設されていることを特徴と
する海底ケーブル陸上げ部の冷却構造である。
【0015】したがって、請求項4の発明によれば、請
求項1の発明と同様の作用が生じる他に、前記多孔質体
がヒートパイプと併用されるので、前記海底ケーブルに
熱が生じると、前記多孔質体の周囲の水が蒸発して熱が
奪われる。その結果、各ヒートパイプに伝達される熱量
が減少される。そのため、ヒートパイプの本数を減らす
ことができる。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項4の構成
に加えて、前記多孔質体が、前記ヒートパイプの加熱部
側端部の外表面を被覆するように前記ヒートパイプに取
り付けられていることを特徴とする海底ケーブル陸上げ
部の冷却構造である。
【0017】したがって、請求項5の発明によれば、請
求項4の発明と同様の作用が生じる他に、ヒートパイプ
の外表面に多孔質体を装着することにより、前記冷却構
造が簡単になる。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の具体例を説明
する。離島の送電等に利用される電力ケーブルを冷却す
る、海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の一例である冷却
システム1を図1に示す。冷却システム1では、電力ケ
ーブル2が海底から陸上げされており、その陸上側の端
部が地中部分に設けられたマンホール3に接続されてい
る。また、電力ケーブル2の前記陸上げ部分に、一方の
端部が所定長さに沿って添わされている複数本のヒート
パイプ4が配置されている。このヒートパイプ4の一方
の端部が加熱部5とされており、先端部分が海中に浸入
している。この加熱部5および前記陸上げ部分が、いわ
ゆる浜辺に埋設されている。したがって、図2に示すよ
うに電力ケーブル2の前記陸上げ部分および加熱部5の
周囲に、砂6が配置されている。また、ヒートパイプ4
の他の端部は、地中から大気中に引き出されており、放
熱部7とされている。放熱部7には、薄板状のフィン7
Aが設けられている。
【0019】各ヒートパイプ4の外装は、図3に示すよ
うに、外装材8によって被覆されている。この外装材8
は、多孔質体の一例であるポーラスセラミックスで形成
されている。このポーラスセラミックスの材料として
は、焼結金属である炭化チタン(TiC)が例示される
が他の材料でもよい。また、外装材8は、砂6よりも実
効毛細管半径が小さくなっている。そのため、外装材8
に生じる毛細管圧力が、砂6に生じる毛細管圧力よりも
大きくなっている。
【0020】上記の冷却システム1によって、電力ケー
ブル2が冷却される作用を説明する。まず、電力ケーブ
ル2が通電されると、電力ケーブル2に不可避的な熱が
発生する。前記熱は電力ケーブル2の外装表面から直
接、あるいは砂6を介して、複数本のヒートパイプ4の
電力ケーブル2に沿って配置されている部分に熱伝達さ
れる。
【0021】一方、複数本の各ヒートパイプ4は、内部
のヒートパイプコンテナ4Aが外装材8によって被覆さ
れており、さらに各ヒートパイプ4の一端部が海中に浸
入している。外装材8は、上述の材料で形成されている
ので、前記材料の外表面に形成されている細孔が海水に
接触すると毛細管力を生じる。したがって、外装材8に
海水が吸い上げられて、外装材8およびその周囲の砂6
が湿潤している。そのため、電力ケーブル2に熱が生じ
ると、外装材8およびその周囲の砂6に含まれている海
水が蒸発して熱が奪われる。その結果、各ヒートパイプ
4に伝達される熱量が減少する。
【0022】つぎに、前記減少した熱がヒートパイプ4
の内部に伝達される。そのため、ヒートパイプコンテナ
4Aの内部で作動流体が沸騰して蒸発し、加熱部5から
放熱部7までの熱輸送が行われる。冷却システム1は、
マンホール3から離れた場所に放熱部7を延出させてい
る。放熱部7にはフィン7Aが設けられているので、放
熱部7の大気への放熱面積が増加されている。したがっ
て、ヒートパイプ4の内部を輸送されてきた熱は、フィ
ン7Aによって大気中に放熱される。
【0023】上述の具体例によると、冷却システム1に
おいて、水中から浜辺の砂地に電力ケーブル2が陸上げ
されている。この電力ケーブル2の陸上げ部分に多孔質
体である外装材8が、一端部を前記海中に浸漬し、かつ
他端側を前記陸上げされた電力ケーブル2に沿わせて配
置されている。そのため、外装材8による毛細管作用に
よって、その水の顕熱および蒸発潜熱によって電力ケー
ブル2を冷却できる。その結果、効率よく電力ケーブル
2を冷却することができる。
【0024】また、外装材8が電力ケーブル2の近傍で
電力ケーブル2に沿わせて共に埋設されていることによ
って、水中から外装材8による毛細管作用によって砂6
などの乾燥する周囲に自動的に水が供給され、その水の
顕熱および蒸発潜熱によって電力ケーブル2を冷却でき
る。その結果、冷却システム1の冷却効率を向上するこ
とができる。
【0025】また、ヒートパイプ4と外装材8とが併用
されるので、冷却システム1の電力ケーブル2に熱が生
じると、外装材8およびその周囲の砂6に含まれている
海水が蒸発して熱が奪われる。その結果、各ヒートパイ
プ4の放熱部7に伝達される熱量を減少することができ
るので、ヒートパイプ4の本数を減らすことができる。
その結果、冷却システム1の製作コストおよび工期等を
削減することができる。
【0026】また、ヒートパイプ4の外表面に外装材8
が装着されているので構造が簡単になる。その結果、さ
らに冷却システム1の製作コストおよび工期等を削減す
ることができる。
【0027】図4に、この発明の他の例を示す。なお、
上述の具体例と同一または同等の部材には、同一の符号
を付けてその部材の説明を省略する。図4に示す冷却シ
ステム9では、電力ケーブル10が海底から陸上げされ
ており、その陸上側の端部が地中部分に設けられたマン
ホール3に接続されている。また、電力ケーブル10の
前記陸上げ部分に、一方の端部が所定長さに沿って添わ
されている複数本のヒートパイプ11が配置されてい
る。このヒートパイプ11の一方の端部が、加熱部12
とされている。この加熱部12全体および前記陸上げ部
分が、いわゆる浜辺に埋設されている。したがって、電
力ケーブル10の前記陸上げ部分および加熱部5の周囲
に、砂6が配置されている。また、ヒートパイプ11の
他の端部は、地中から大気中に引き出されており、放熱
部7とされている。放熱部7には、フィン7Aが設けら
れている。
【0028】電力ケーブル10の前記陸上げ部分のシー
ス表面には、図5に示すように外装材8が装着されてい
る。この外装材8の一方の先端部分が海中に浸入してい
る。
【0029】上記の冷却システム9によると、冷却シス
テム1と同等の冷却作用が生じる他に、外装材8が電気
ケーブル10のシース表面に装着されているので、冷却
のための特別な設備を不要にすることができる。その結
果、前記冷却システム9の製造コストを低減することが
できる。
【0030】なお、電力ケーブルおよびヒートパイプの
外装材8の周囲に砂6に代えて、セラミック粒子が配置
されても良い。このセラミック粒子としては、数センチ
から数ミリの種々の粒径のものを用いることができる。
この粒子を充填する場合、単一の大きさのものを充填し
ても良いが、粒径が異なるものを混合して使用すること
により伝導効率を向上させることができる。
【0031】また、上述の具体例では、冷却システム1
および9が、海のいわゆる渚部に設置されている電力ケ
ーブルを冷却したが、この発明の海底ケーブル陸上げ部
の冷却構造の設置場所は、海底ケーブルという名称では
あるが、上述の設置場所に限定されない。例えば、冷却
システム1が湖畔やダムに設置されてもよい。要は、水
がある設置場所ならばよい。
【0032】また、上述の具体例では、この発明の海底
ケーブル陸上げ部の冷却構造が、海底の電力ケーブルの
冷却に使用されたが、この発明の海底ケーブル陸上げ部
の冷却構造の適応は、上述の電力ケーブルに限定されな
い。したがって、任意のケーブル部材を冷却することが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明したように、請求項1の発明
によれば、水中から浜辺の砂地に陸上げされている海底
ケーブルに沿わせて配置されている多孔質体の一端部が
前記水中に浸漬しているので、前記多孔質体による毛細
管作用によって、海底ケーブルの周囲に自動的に水を供
給することができる。そのため、水の顕熱および蒸発潜
熱によって海底ケーブルを冷却することができる。その
結果、効率よく海底ケーブルを冷却することができる。
【0034】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明と同等の効果が生じる他に、前記多孔質体が前記
ケーブルのシース表面に設けられているので、前記冷却
構造を簡単にすることができる。そのため、冷却のため
の特別な設備を不要にすることができる。その結果、前
記海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の製造コストを低減
することができる。
【0035】また、請求項3の発明によれば、請求項1
の発明と同等の効果が生じる他に、前記多孔質体が、前
記ケーブルの近傍で前記ケーブルに沿わせて共に埋設さ
れていることによって、水中から前記多孔質体による毛
細管作用によって前記砂地などの乾燥する周囲に自動的
に水を供給することができる。そのため、水の顕熱およ
び蒸発潜熱によって海底ケーブルを冷却できる。その結
果、海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の冷却効率を向上
することができる。
【0036】また、請求項4の発明によれば、請求項1
の発明と同等の効果が生じる他に、ヒートパイプと前記
多孔質体とが併用されるので、各ヒートパイプに伝達さ
れる熱量を減少することができる。その結果、前記ヒー
トパイプの本数を減らすことができる。そのため、海底
ケーブル陸上げ部の冷却構造の製作コストおよび工期等
を削減することができる。
【0037】また、請求項5の発明によれば、請求項4
の発明と同等の効果が生じる他に、ヒートパイプの外表
面に多孔質体を装着することにより構造を簡単にするこ
とができる。そのため、さらに海底ケーブル陸上げ部の
冷却構造の製作コストおよび工期等を削減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の
具体例を簡略的に示す全体図である。
【図2】図1の海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の一部
断面図である。
【図3】図1の海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の要部
を示す一部断面図である。
【図4】この発明の海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の
他の具体例を簡略的に示す全体図である。
【図5】図4の海底ケーブル陸上げ部の冷却構造の要部
を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1,9…冷却システム、 2,10…電力ケーブル、
4、11…ヒートパイプ、 5、12…加熱部、 7…
放熱部、 8…外装材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 墨谷 真蔵 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 5G369 AA01 BA01 BA02 BA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中から陸上げされたケーブルの熱を大
    気中に放散させて冷却する海底ケーブル陸上げ部の冷却
    構造において、 毛細管作用によって水を吸い上げる多孔質体が、一端部
    を前記水中に浸漬し、かつ他端側を前記陸上げされたケ
    ーブルに沿わせて配置されていることを特徴とする海底
    ケーブル陸上げ部の冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記多孔質体が、前記ケーブルのシース
    表面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の海底ケーブル陸上げ部の冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記多孔質体が、前記ケーブルの近傍に
    ケーブルに沿わせてケーブルと共に埋設されていること
    を特徴とする請求項1に記載の海底ケーブル陸上げ部の
    冷却構造。
  4. 【請求項4】 放熱部側端部を大気中に露出させたヒー
    トパイプの加熱部側端部が、前記ケーブルの近傍にケー
    ブルに沿わせてケーブルと共に埋設されていることを特
    徴とする請求項1に記載の海底ケーブル陸上げ部の冷却
    構造。
  5. 【請求項5】 前記多孔質体が、前記ヒートパイプの加
    熱部側端部の外表面を被覆するように前記ヒートパイプ
    に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載
    の海底ケーブル陸上げ部の冷却構造。
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