JP2003304254A - 無線通信システム、基地局、サーバ、情報処理プログラムおよび無線通信制御方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、サーバ、情報処理プログラムおよび無線通信制御方法

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JP2003304254A
JP2003304254A JP2002106688A JP2002106688A JP2003304254A JP 2003304254 A JP2003304254 A JP 2003304254A JP 2002106688 A JP2002106688 A JP 2002106688A JP 2002106688 A JP2002106688 A JP 2002106688A JP 2003304254 A JP2003304254 A JP 2003304254A
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base station
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communication
wireless communication
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Fumio Koyama
文夫 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開放された無線通信システムにおいて、適切
な接続管理を行うこと。 【解決手段】 無線LANシステム1では、AP10に
おいて認証される内部端末装置と、認証サーバ40によ
って認証される外部端末装置とを設定しておき、AP1
0において、内部端末装置による通信と外部端末装置に
よる通信とが行われる場合、内部端末装置による通信を
優先的に取り扱う。したがって、無線LANシステム1
を第三者(内部端末装置の使用者以外)に開放した場合
でも、内部端末装置の通信を圧迫することなく、AP1
0における余剰通信能力を適切に第三者に開放すること
が可能となる。また、外部端末装置の使用者は、一般的
な無線LANへの接続手段を備えることで、任意のAP
10を介して、インターネット40に接続することが可
能となり、種々の場所において、簡便に高度なネットワ
ーク環境を備えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システ
ム、基地局、サーバ、情報処理プログラムおよび無線通
信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、その利便性、広帯域性から無線L
AN(登録商標)(Local Area Network)が広く普及し
ており、端末装置は、無線LANのAP(Access Poin
t)と無線通信を行うことで、APを介してインターネ
ット等のネットワークに接続することが可能となる。
【0003】図3は、従来の無線LANシステム100
の構成の一例を示す図である。図3において、無線LA
Nシステム100は、一定の無線通信可能領域を有する
AP110と、AP110と無線通信可能な端末装置1
20と、インターネット130とを含んで構成される。
AP110は、無線通信可能領域に属する端末装置12
0と無線通信を行う機能を有する。また、AP110
は、有線ネットワーク等を介してインターネット130
と接続されており、インターネット130に接続するた
めのブリッジあるいはルータとして機能する。
【0004】また、AP110は、予め定められた所定
の端末装置120にのみ接続を許可するため、一般的
に、認証機能あるいはセキュリティ機能を有している。
例えば、IEEE802.11規格に基づく無線LAN
システムにおいては、AP110と端末装置120との
無線通信におけるスペクトラム拡散通信の符号を一致さ
せること、共通鍵によるデータパケットの暗号化、その
ための初期認証、端末装置120固有のMAC(Media
Access Control)アドレスによるフィルタリング処理等
によって、認証を行うこととされている。
【0005】なお、このような認証の手続きは、AP1
10と端末装置120との間で行われるものであるが、
複数のアクセスポイント(AP)において認証を共有す
る場合や、端末装置120が多数含まれるシステムの場
合には、ネットワーク130上に、認証を行うためのサ
ーバ(認証サーバ)を設ける構成(例えば、IEEE8
02.1x規格)も知られている。
【0006】ここで、無線LANシステムにおいては、
AP110と端末装置120とが無線通信を行うことか
ら、例えば、家庭あるいはオフィス等にAP110が設
置された場合であっても、その家あるいはオフィスの建
物の外部からAP110に接続が可能である。このよう
な特徴を利用し、端末装置120を携帯して街中を歩く
ユーザ(以下、「外部ユーザ」と言う。)にAP110
の通信能力(不使用帯域)を開放することにより、無線
LANシステムによって公共の場でのネットワークアク
セス手段を提供する試みが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線L
ANシステムによって公共の場でのネットワークアクセ
ス手段を提供する場合、外部ユーザの使用により、AP
110の設置者が無線LANを使用する際の帯域が狭く
なり、通信速度が低下するといった問題が生じ得る。
【0008】また、AP110がプロバイダ等を介して
インターネット130に接続する場合、外部ユーザの接
続を如何に管理するかが問題となる。ここで、上述した
従来の無線LANシステムによる認証あるいはセキュリ
ティによって、AP110に接続できる外部ユーザを限
定し、接続を許可された外部ユーザについて、AP11
0あるいはインターネット130への接続を管理する方
法が考えられる。
【0009】しかし、従来の無線LANシステムにおけ
る認証あるいはセキュリティは、専ら、接続可能な端末
装置120を限定する方向に働くものであり、無線LA
Nシステムを第三者に開放することを想定していなかっ
た。本発明の課題は、開放された無線通信システムにお
いて、適切な接続管理を行うことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、所定の無線通信可能領域を
有する基地局(例えば、図1のAP10)と、該基地局
と接続されたネットワーク(例えば、図1のインターネ
ット30)と、前記基地局と無線通信可能な端末装置
(例えば、図1の端末装置20)とを含む無線通信シス
テムであって、前記端末装置に対し、前記基地局と対応
関係を有する認証である優先認証の権限(例えば、発明
の実施の形態の「内部端末装置」としての権限)あるい
は前記基地局と対応関係を有しない認証である共通認証
の権限(例えば、発明の実施の形態の「外部端末装置」
としての権限)を与えておき、前記基地局において、前
記優先認証の権限を与えられた端末装置のための通信
と、前記共通認証の権限を与えられた端末装置のための
通信とに対して、異なる通信制御(例えば、優先認証の
権限を与えられた端末装置を優先的に取り扱う等)を実
行可能であることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線通信システムであって、前記優先認証の権限を与えら
れた端末装置を認証する優先認証手段と、前記共通認証
の権限を与えられた端末装置を認証する共通認証手段と
を含み、前記基地局は、前記端末装置によって行われる
接続要求に応じて、前記優先認証手段あるいは前記共通
認証手段による認証を行い、いずれかの認証が行われた
場合に、該端末装置に与えられた認証に対応する通信制
御によって、該端末装置の接続を行うことを特徴として
いる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の無
線通信システムであって、前記ネットワークと接続され
たサーバ(例えば、図1の認証サーバ40)をさらに含
み、該サーバは前記共通認証手段を備え、前記基地局は
前記優先認証手段を備え、前記基地局は、前記優先認証
手段によって認証された端末装置の通信を、前記共通認
証手段によって認証された端末装置の通信に優先する通
信制御を行うことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の無線通信システムであって、前記基地局
は、無線構内通信網におけるアクセスポイントであり、
前記端末装置は、該基地局装置と無線構内通信が可能で
あることを特徴としている。請求項5記載の発明は、請
求項1〜4のいずれかに記載の無線通信システムであっ
て、前記共通認証を与えられた端末装置の通信に対し、
通信量(通信が行われたパケット数、データ量、通信時
間等)に応じた所定の課金を行う課金手段をさらに備え
ることを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の無
線通信システムであって、前記基地局は、前記共通認証
を与えられた端末装置の通信が、所定の通信量(例え
ば、500パケット、500バイト等)に達するごと
に、該端末装置との接続を遮断し、前記課金手段は、該
端末装置が認証された回数に基づいて、該端末装置に対
応する通信料金を算出することを特徴としている。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項6記載の無
線通信システムであって、前記基地局を複数含み、前記
課金手段は、各基地局について前記共通認証を与えられ
た端末装置が接続した回数を管理し、該接続した回数に
基づいて、該端末装置に対応する通信料金において、各
基地局に対する配当を算出することを特徴としている。
【0016】請求項8記載の発明は、所定の無線通信可
能領域を有する基地局と、該基地局と接続されたネット
ワークと、前記基地局と無線通信可能な端末装置とを含
む無線通信システムのための基地局であって、自装置と
対応関係を有する認証である優先認証の権限を与えられ
た端末装置のための通信と、自装置と対応関係を有しな
い認証である共通認証の権限を与えられた端末装置のた
めの通信とに対して、異なる通信制御を実行可能である
ことを特徴としている。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項8記載の基
地局であって、前記無線通信システムは、前記優先認証
の権限を与えられた端末装置を認証する優先認証手段
と、前記共通認証の権限を与えられた端末装置を認証す
る共通認証手段とを含み、前記端末装置によって行われ
る接続要求に応じて、前記優先認証手段あるいは前記共
通認証手段による認証を行い、いずれかの認証が行われ
た場合に、該端末装置に与えられた認証に対応する通信
制御によって、該端末装置の接続を行うことを特徴とし
ている。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
基地局であって、前記無線通信システムは、前記ネット
ワークと接続された、前記共通認証手段を備えるサーバ
をさらに含み、自装置に前記優先認証手段を備え、前記
優先認証手段によって認証された端末装置の通信を、前
記共通認証手段によって認証された端末装置の通信に優
先する通信制御を行うことを特徴としている。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項8〜10
のいずれかに記載の基地局であって、無線構内通信網に
おけるアクセスポイントであり、前記端末装置と無線構
内通信が可能であることを特徴としている。請求項12
記載の発明は、請求項8〜11のいずれかに記載の基地
局であって、前記共通認証を与えられた端末装置の通信
が、所定の通信量に達するごとに、該端末装置との接続
を遮断することを特徴としている。
【0020】請求項13記載の発明は、所定の無線通信
可能領域を有する基地局と、該基地局と接続されたネッ
トワークと、前記基地局と無線通信可能な端末装置と、
前記ネットワークと接続されたサーバとを含む無線通信
システムのためのサーバであって、前記基地局と対応関
係を有する認証である優先認証の権限を与えられた前記
端末装置および前記基地局と対応関係を有しない認証で
ある共通認証の権限を与えられた前記端末装置のうち、
前記共通認証の権限を与えられた端末装置の認証を行う
ことを特徴としている。
【0021】請求項14記載の発明は、所定の無線通信
可能領域を有する基地局と、該基地局と接続されたネッ
トワークと、前記基地局と無線通信可能な端末装置と、
前記ネットワークと接続されたサーバとを含む無線通信
システムのためのサーバであって、前記基地局と対応関
係を有する認証である優先認証の権限を与えられた前記
端末装置および前記基地局と対応関係を有しない認証で
ある共通認証の権限を与えられた前記端末装置のうち、
前記共通認証が行われた端末装置の通信に対し、通信量
に応じた所定の課金を行う課金手段を備えることを特徴
としている。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項14記載
のサーバであって、前記課金手段は、該端末装置が認証
された回数に基づいて、該端末装置に対応する通信料金
を算出することを特徴としている。請求項16記載の発
明は、請求項15記載のサーバであって、前記無線通信
システムは、前記基地局を複数含み、前記課金手段は、
各基地局について前記共通認証を与えられた端末装置が
接続した回数を管理し、該接続した回数に基づいて、該
端末装置に対応する通信料金において、各基地局に対す
る配当を算出することを特徴としている。
【0023】請求項17記載の発明は、所定の無線通信
可能領域を有する基地局と、該基地局と接続されたネッ
トワークと、前記基地局と無線通信可能な端末装置とを
含む無線通信システムのための基地局を制御する情報処
理プログラムであって、自装置と対応関係を有する認証
である優先認証の権限を与えられた端末装置のための通
信と、自装置と対応関係を有しない認証である共通認証
の権限を与えられた端末装置のための通信とに対して、
異なる通信制御を実行する機能を基地局に実現させるこ
とを特徴としている。
【0024】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の情報処理プログラムであって、前記無線通信システム
は、前記優先認証の権限を与えられた端末装置を認証す
る優先認証手段と、前記共通認証の権限を与えられた端
末装置を認証する共通認証手段とを含み、前記端末装置
によって行われる接続要求に応じて、前記優先認証手段
あるいは前記共通認証手段による認証を行い、いずれか
の認証が行われた場合に、該端末装置に与えられた認証
に対応する通信制御によって、該端末装置の接続を行う
機能を基地局に実現させることを特徴としている。
【0025】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の情報処理プログラムであって、前記無線通信システム
は、前記ネットワークと接続された、前記共通認証手段
を備えるサーバをさらに含み、前記優先認証手段として
の機能と、前記優先認証手段によって認証された端末装
置の通信を、前記共通認証手段によって認証された端末
装置の通信に優先する通信制御を行う機能とを基地局に
実現させることを特徴としている。
【0026】請求項20記載の発明は、請求項17〜1
9のいずれかに記載の情報処理プログラムであって、前
記端末装置と無線構内通信を行う機能を基地局に実現さ
せることを特徴としている。請求項21記載の発明は、
請求項17〜20のいずれかに記載の情報処理プログラ
ムであって、前記共通認証を与えられた端末装置の通信
が、所定の通信量に達するごとに、該端末装置との接続
を遮断する機能を基地局に実現させることを特徴として
いる。
【0027】請求項22記載の発明は、所定の無線通信
可能領域を有する基地局と、該基地局と接続されたネッ
トワークと、前記基地局と無線通信可能な端末装置と、
前記ネットワークと接続されたサーバとを含む無線通信
システムのためのサーバを制御する情報処理プログラム
であって、前記基地局と対応関係を有する認証である優
先認証の権限を与えられた前記端末装置および前記基地
局と対応関係を有しない認証である共通認証の権限を与
えられた前記端末装置のうち、前記共通認証の権限を与
えられた端末装置の認証を行う機能をサーバに実現させ
ることを特徴としている。
【0028】請求項23記載の発明は、所定の無線通信
可能領域を有する基地局と、該基地局と接続されたネッ
トワークと、前記基地局と無線通信可能な端末装置と、
前記ネットワークと接続されたサーバとを含む無線通信
システムのためのサーバを制御する情報処理プログラム
であって、前記基地局と対応関係を有する認証である優
先認証の権限を与えられた前記端末装置および前記基地
局と対応関係を有しない認証である共通認証の権限を与
えられた前記端末装置のうち、前記共通認証が行われた
前記端末装置の通信に対し、通信量に応じた所定の課金
を行う課金機能をサーバに実現させることを特徴として
いる。
【0029】請求項24記載の発明は、請求項23記載
の情報処理プログラムであって、前記課金機能は、該端
末装置が認証された回数に基づいて、該端末装置に対応
する通信料金を算出することを特徴としている。請求項
25記載の発明は、請求項24記載の情報処理プログラ
ムであって、前記無線通信システムは、前記基地局を複
数含み、前記課金機能は、各基地局について前記共通認
証を与えられた端末装置が接続した回数を管理し、該接
続した回数に基づいて、該端末装置に対応する通信料金
において、各基地局に対する配当を算出することを特徴
としている。
【0030】請求項26記載の発明は、所定の無線通信
可能領域を有する基地局と、該基地局と接続されたネッ
トワークと、前記基地局と無線通信可能な端末装置とを
含む無線通信システムにおける無線通信制御方法であっ
て、前記端末装置に対し、前記基地局と対応関係を有す
る認証である優先認証の権限あるいは前記基地局と対応
関係を有しない認証である共通認証の権限を与えてお
き、前記基地局において、前記優先認証の権限を与えら
れた端末装置のための通信と、前記共通認証の権限を与
えられた端末装置のための通信とに対して、異なる通信
制御を実行することを特徴としている。
【0031】請求項27記載の発明は、請求項26記載
の無線通信制御方法であって、前記無線通信システム
は、前記優先認証の権限を与えられた端末装置を認証す
る優先認証手段と、前記共通認証の権限を与えられた端
末装置を認証する共通認証手段とを含み、前記基地局
は、前記端末装置によって行われる接続要求に応じて、
前記優先認証手段あるいは前記共通認証手段による認証
を行い、いずれかの認証が行われた場合に、該端末装置
に与えられた認証に対応する通信制御によって、該端末
装置の接続を行うことを特徴としている。
【0032】請求項28記載の発明は、請求項27記載
の無線通信制御方法であって、前記無線通信システム
は、前記ネットワークと接続されたサーバをさらに含
み、該サーバは前記共通認証手段を備え、前記基地局は
前記優先認証手段を備え、前記基地局は、前記優先認証
手段によって認証された端末装置の通信を、前記共通認
証手段によって認証された端末装置の通信に優先する通
信制御を行うことを特徴としている。
【0033】請求項29記載の発明は、請求項26〜2
8のいずれかに記載の無線通信制御方法であって、前記
基地局は、無線構内通信網におけるアクセスポイントで
あり、前記端末装置は、該基地局装置と無線構内通信が
可能であることを特徴としている。請求項30記載の発
明は、請求項26〜29のいずれかに記載の無線通信制
御方法であって、前記共通認証を与えられた端末装置の
通信に対し、通信量に応じた所定の課金を行う課金ステ
ップを含むことを特徴としている。
【0034】請求項31記載の発明は、請求項30記載
の無線通信制御方法であって、前記基地局は、前記共通
認証を与えられた端末装置の通信が、所定の通信量に達
するごとに、該端末装置との接続を遮断し、前記課金ス
テップでは、該端末装置が認証された回数に基づいて、
該端末装置に対応する通信料金を算出することを特徴と
している。
【0035】請求項32記載の発明は、請求項31記載
の無線通信制御方法であって、前記基地局を複数含み、
前記課金ステップでは、各基地局について前記共通認証
を与えられた端末装置が接続した回数を管理し、該接続
した回数に基づいて、該端末装置に対応する通信料金に
おいて、各基地局に対する配当を算出することを特徴と
している。
【0036】本発明によれば、優先認証の権限を与えら
れた端末装置と、共通認証の権限を有する端末装置とを
設定しておき、基地局において、優先認証の権限を与え
られた端末装置のための通信と、共通認証の権限を与え
られた端末装置のための通信とに対して、異なる通信制
御(優先的な取り扱い等)を実行する。したがって、無
線通信システムを第三者(優先認証の権限を与えられた
端末装置の使用者以外)に開放した場合でも、優先認証
の権限を与えられた端末装置の通信を圧迫することな
く、基地局における余剰通信能力を適切に第三者に開放
することが可能となる。
【0037】また、共通認証の権限を与えられた端末装
置の使用者は、無線通信システム(例えば、一般的な無
線構内通信網)への接続手段を備えることで、任意の基
地局を介して、ネットワークに接続することが可能とな
り、種々の場所において、簡便に高度なネットワーク環
境を備えることができる。また、無線通信システムで
は、共通認証の権限を与えられた端末装置の通信量に応
じた課金が行われ、通信に使用された基地局に対し、所
定の通信料金の配当が行われる。
【0038】したがって、基地局の設置者等は、余剰通
信能力を開放する代償を受けることができる。また、そ
のため、基地局を設置する動機が高まり、基地局の設置
が促されることから、共通認証の権限を与えられた端末
装置の使用者は、多くの場所で本システムを利用するこ
とが可能となる。即ち、無線通信システムでは、基地局
における通信制御および課金のために共通認証の権限を
与えられた端末装置の通信量を取得することにより、開
放された無線通信システムにおける接続管理を適切に行
うことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
無線LANシステムの実施の形態を詳細に説明する。ま
ず、構成を説明する。図1は、無線LANシステム1の
構成を示す図である。図1において、無線LANシステ
ム1は、AP(Access Point)10と、端末装置20
と、インターネット30と、認証サーバ40とを含んで
構成される。なお、AP10、端末装置20、認証サー
バ40は、無線LANシステム1に1つまたは複数含ま
れるものである。
【0040】AP10は、家庭、店舗あるいはオフィス
等に設置され、いわゆる2.4GHz帯や5GHz帯の
電磁波等を用いて、無線通信可能な領域に位置する複数
の端末装置20と多元接続による通信を行う。また、A
P10は、有線ネットワークによりインターネット30
に接続されており、インターネット30上に設置された
認証サーバ40と通信が可能である。
【0041】さらに、AP10は、端末装置20を認証
する機能を備えている。即ち、AP10は、所定の端末
装置20の認証に関する情報を記憶する内部認証情報記
憶部を備え、接続を要求する端末装置20が認証可能で
あるか否かの判定や、認証サーバ40に対し、その端末
装置20が認証可能であるか否かの問い合わせ等(後述
する接続処理)を行う。
【0042】ここで、内部認証情報記憶部には、AP1
0の設置者等により指定された端末装置20(以下、
「内部端末装置」と言う。)に関する情報(例えば、各
端末装置20のIDのリスト)が記憶されており、端末
装置20から接続の要求が行われた場合、その端末装置
20のIDが、内部認証情報記憶部に記憶されているか
否かを判定する。なお、内部認証情報記憶部に記憶され
た情報は、AP10の設置者等により適宜変更可能であ
る。
【0043】また、AP10は、端末装置20がインタ
ーネット30を介して通信を行う際に、ブリッジあるい
はルータとして機能する。そして、AP10は、送受信
されるパケットが発着する端末装置20に応じて、その
パケットの優先度を変化させる機能(帯域制御機能ある
いはQoS:Quality of Service)を備えている。端末
装置20は、PDA(Personal Digital Assistance)
等の小型の情報処理装置であり、AP10と無線通信を
行う機能を備えている。
【0044】また、端末装置20には、各端末装置固有
の識別番号であるIDが設定されている。そして、AP
10の内部認証情報記憶部にIDが記憶された端末装置
20は、上述の内部端末装置として取り扱われ、後述す
る認証サーバ40にIDが記憶された端末装置20は、
外部端末装置として取り扱われる。具体的には、AP1
0において、内部端末装置を発着端末装置とするパケッ
トは、優先的に帯域が割り当てられ、一方、外部端末装
置を発着端末装置とするパケットは、割り当てられる帯
域が一定の条件で制限される。
【0045】なお、内部端末装置として設定されるの
は、AP10の設置者等の家族が所有する端末装置2
0、同一の会社の社員が使用する端末装置20、近隣住
民等が所有する端末装置20等、AP10の設置者等と
一定の関係を有する者が使用する端末装置20が考えら
れる。また、それ以外の端末装置20は、所定の条件を
満たす場合に外部端末装置として設定されることが可能
である。例えば、AP10の設置者等が指定するプロバ
イダと契約している使用者の端末装置20である場合に
は、外部端末装置として設定可能である。
【0046】インターネット30は、LAN等が集合し
て構成される一般的なインターネットであり、AP10
および認証サーバ40と接続されている。認証サーバ4
0は、PC(Personal Computer)あるいはワークステ
ーション等の情報処理装置によって構成され、所定の端
末装置20(上述の外部端末装置)のIDを記憶する外
部認証情報記憶部を備えている。
【0047】また、認証サーバ40は、AP10から特
定の端末装置20について認証可能であるか否かの問い
合わせが行われた場合、外部認証情報記憶部を検索す
る。そして、その端末装置20のIDが記憶されている
か否かに基づいて、AP10に対し、認証可能である旨
あるいは認証可能でない旨の応答信号を送信する。さら
に、認証サーバ40は、外部端末装置の認証を行った
後、外部端末装置の通信に対し、所定の方法で課金を行
う。
【0048】なお、認証サーバ40は、プロバイダ等の
通信事業者や、AP10の設置者と外部端末装置の使用
者とを仲介する事業者等によって運営される。次に、動
作を説明する。図2は、AP10が実行する接続処理を
示すフローチャートである。接続処理は、AP10に対
し、端末装置20から接続の要求が行われた場合に実行
される。
【0049】図2において、端末装置20から接続要求
を受信すると、AP10は、その端末装置20のID
が、内部認証情報記憶部に記憶されているか否かの判定
を行う(ステップS1)。ステップS1において、端末
装置20のIDが、内部認証情報記憶部に記憶されてい
ると判定した場合、AP10は、その端末装置20に接
続を許可する旨の応答信号を送信し(ステップS2)、
その端末装置20を内部端末装置として取り扱いつつ、
通信を中継する(ステップS3)。
【0050】一方、ステップS1において、端末装置2
0のIDが、内部認証情報記憶部に記憶されていないと
判定した場合、AP10は、認証サーバ40に対し、そ
の端末装置20が認証可能であるか否かを問い合わせる
信号を送信し(ステップS4)、認証サーバ40から送
信された応答信号が認証可能である旨を示す信号である
か否かの判定を行う(ステップS5)。
【0051】ステップS5において、認証サーバ40か
ら送信された応答信号が、認証可能でない旨を示す信号
であると判定した場合、AP10は、その端末装置20
の接続を拒否する旨の応答信号を送信し(ステップS
6)、接続処理を終了する。ステップS5において、認
証サーバ40から送信された応答信号が、認証可能であ
る旨を示す信号であると判定した場合、AP10は、そ
の端末装置20に接続を許可する旨の応答信号を送信し
(ステップS7)、その端末装置20の通信に対し、外
部端末装置として、所定の方法で課金する処理を行いつ
つ、通信を中継する(ステップS8)。なお、ステップ
S8において通信が行われる端末装置20は外部端末装
置であることから、AP10は、端末装置20(外部端
末装置)の通信量が一定量に達した場合、一旦、その端
末装置20との接続を切断するものとし、外部端末装置
の通信に対し、一定の制限を与える。
【0052】なお、AP10は、ステップS3およびス
テップ8の後、通信が終了した場合に、接続処理を終了
する。AP10や認証サーバ40における認証にあたっ
ては、CHAP(ChallengeHandshake Authentication
Protocol)などといった安全性の高い認証方式により、
通信路にIDやパスワードをそのまま送出しないことが望
ましい。
【0053】また、通信されるデータパケットも、適切
な暗号化によって保護されることが好ましいが、制御用
のパケットの中にはすべての端末装置20において理解
される必要のあるものが存在し得る。この場合は、デー
タの暗号化をより上位の通信層において実施されるよう
にすることが好ましい。次に、上述の接続処理(ステッ
プS8)における課金方法について説明する。
【0054】ステップS8において、AP10は、外部
端末装置の通信を中継することから、その通信量を管理
し、通信量に応じた課金を行う。課金方法として、各端
末装置20(外部端末装置)について、通信が行われた
パケット数、データ量、通信時間等、種々の通信量を示
すデータに基づいて通信料金を課すことが考えられる。
【0055】ここで、無線LANシステム1において
は、上述のとおり、外部端末装置の通信において通信量
が一定に達すると、AP10が、一旦、その端末装置2
0との通信を切断する。そして、通信を継続して行う場
合、端末装置20は、再度接続要求を行い、AP10に
接続する。したがって、無線LANシステム1において
は、通信量として、各端末装置20(外部端末装置2
0)のAP10に対する接続回数(即ち、認証サーバ4
0によって認証された回数)を管理する。そして、接続
回数に基づいて、各端末装置20に対する通信料金を算
出することが可能である。この場合、認証サーバ40が
外部端末装置の接続回数(認証された回数)を管理する
ものとすると、AP10においては、外部端末装置の通
信量を管理する処理は不要となる。
【0056】このように、各外部端末装置の総通信量を
管理することで、各外部端末装置のユーザに対する通信
料金を適切に課すことができ、また、各AP10におけ
る各外部端末装置の接続回数を管理することで、その外
部端末装置に課される通信料金のうち、各AP10に対
する配当が決定できる。即ち、無線LANシステム1を
第三者(内部端末装置の使用者以外)に開放した場合で
も、適切に接続管理(課金およびAP10設置者への配
当)が行える。
【0057】なお、上述のように、接続回数を管理する
場合の他、AP10が各端末装置20についての通信量
を示すデータを取得し、認証サーバ40に送信すること
によって、認証サーバ40が通信料金を算出する方法
や、端末装置20が常に認証サーバ40を介して通信を
行うことにより、認証サーバ40が通信量を示すデータ
を直接取得し、通信料金を算出する方法等が可能であ
る。
【0058】次に、AP10における通信制御方法につ
いて説明する。AP10は、複数の端末装置20による
通信を中継する際、内部端末装置を外部端末装置に対し
て優先的に取り扱う。即ち、AP10が受信したパケッ
トの内、内部端末装置から送信されたパケットおよび内
部端末装置を送信先とするパケットに対し、AP10の
通信能力が優先して割り当てられる。
【0059】これは、本実施の形態におけるAP10
が、本来、内部端末装置の通信のために設置され、余剰
通信能力を第三者に開放するという目的を有するためで
ある。このような通信制御方法として、種々の方法が採
用可能である。例えば、AP10において、受信したパ
ケットを一旦格納しておく待ち行列を内部端末装置用と
外部端末装置用に区別し、それぞれの待ち行列に対して
アクセスする回数の比率を異ならせる(例えば、4:1
の割合等)といったことが可能である。
【0060】また、AP10におけるトラフィックに応
じて、内部端末装置を優先する度合いを変更するといっ
たことも可能である。例えば、AP10の通信能力のう
ち、内部端末装置の通信が80%に達するまでは、一定
の優先度合い(例えば、上述の4:1の割合等)を維持
し、それを超える場合には、外部端末装置による通信の
有無に応じて、通信速度を低下させるといったことが可
能である。
【0061】以上のように、本発明を適用した無線LA
Nシステム1においては、AP10において認証される
内部端末装置と、認証サーバ40によって認証される外
部端末装置とを設定しておき、AP10において、内部
端末装置による通信と外部端末装置による通信とが行わ
れる場合、内部端末装置による通信を優先的に取り扱
う。
【0062】したがって、無線LANシステム1を第三
者(内部端末装置の使用者以外)に開放した場合でも、
内部端末装置の通信を圧迫することなく、AP10にお
ける余剰通信能力を適切に第三者に開放することが可能
となる。また、外部端末装置の使用者は、一般的な無線
LANへの接続手段を備えることで、任意のAP10を
介して、インターネット40に接続することが可能とな
り、種々の場所において、簡便に高度なネットワーク環
境を備えることができる。
【0063】また、無線LANシステム1では、外部端
末装置の通信量に応じた課金が行われ、通信に使用され
たAP10に対し、所定の使用料金の配当が行われる。
したがって、AP10の設置者等は、余剰通信能力を開
放する代償を受けることができる。また、そのため、A
P10を設置する動機が高まり、AP10の設置が促さ
れることから、外部端末装置の使用者は、多くの場所で
本システムを利用することが可能となる。
【0064】即ち、無線LANシステム1では、AP1
0における通信制御および課金のために外部端末装置の
通信量を取得することにより、開放された無線LANシ
ステムにおける接続管理を適切に行うことができる。な
お、本実施の形態においては、AP10において内部端
末装置の認証を行い、認証サーバ40によって外部端末
装置の認証を行うこととして説明したが、これらの認証
を行う装置は、これらに限定されず、例えば、AP10
あるいは認証サーバ40の一方において、全ての認証を
行うことも可能である。
【0065】また、本実施の形態においては、認証サー
バ40が課金に関する処理を行うものとして説明した
が、課金に関する処理を行う専用のサーバを別途設ける
こととしてもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、優先認証の権限を与え
られた端末装置と、共通認証の権限を有する端末装置と
を設定しておき、基地局において、優先認証の権限を与
えられた端末装置のための通信と、共通認証の権限を与
えられた端末装置のための通信とに対して、異なる通信
制御(優先的な取り扱い等)を実行する。
【0067】したがって、無線通信システムを第三者
(優先認証の権限を与えられた端末装置の使用者以外)
に開放した場合でも、優先認証の権限を与えられた端末
装置の通信を圧迫することなく、基地局における余剰通
信能力を適切に第三者に開放することが可能となる。ま
た、共通認証の権限を与えられた端末装置の使用者は、
無線通信システム(例えば、一般的な無線構内通信網)
への接続手段を備えることで、任意の基地局を介して、
ネットワークに接続することが可能となり、種々の場所
において、簡便に高度なネットワーク環境を備えること
ができる。
【0068】また、無線通信システムでは、共通認証の
権限を与えられた端末装置の通信量に応じた課金が行わ
れ、通信に使用された基地局に対し、所定の通信料金の
配当が行われる。したがって、基地局の設置者等は、余
剰通信能力を開放する代償を受けることができる。ま
た、そのため、基地局を設置する動機が高まり、基地局
の設置が促されることから、共通認証の権限を与えられ
た端末装置の使用者は、多くの場所で本システムを利用
することが可能となる。
【0069】即ち、無線通信システムでは、基地局にお
ける通信制御および課金のために共通認証の権限を与え
られた端末装置の通信量を取得することにより、開放さ
れた無線通信システムにおける接続管理を適切に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線LANシステム1の構成を示す図である。
【図2】AP10が実行する接続処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】従来の無線LANシステム100の構成の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 無線LANシステム 10,110 AP 20,120 端末装置 30,130 インターネット 40 認証サーバ

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の無線通信可能領域を有する基地局
    と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地局
    と無線通信可能な端末装置とを含む無線通信システムで
    あって、 前記端末装置に対し、前記基地局と対応関係を有する認
    証である優先認証の権限あるいは前記基地局と対応関係
    を有しない認証である共通認証の権限を与えておき、前
    記基地局において、前記優先認証の権限を与えられた端
    末装置のための通信と、前記共通認証の権限を与えられ
    た端末装置のための通信とに対して、異なる通信制御を
    実行可能であることを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記優先認証の権限を与えられた端末装
    置を認証する優先認証手段と、前記共通認証の権限を与
    えられた端末装置を認証する共通認証手段とを含み、前
    記基地局は、前記端末装置によって行われる接続要求に
    応じて、前記優先認証手段あるいは前記共通認証手段に
    よる認証を行い、いずれかの認証が行われた場合に、該
    端末装置に与えられた認証に対応する通信制御によっ
    て、該端末装置の接続を行うことを特徴とする請求項1
    記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記ネットワークと接続されたサーバを
    さらに含み、該サーバは前記共通認証手段を備え、前記
    基地局は前記優先認証手段を備え、前記基地局は、前記
    優先認証手段によって認証された端末装置の通信を、前
    記共通認証手段によって認証された端末装置の通信に優
    先する通信制御を行うことを特徴とする請求項2記載の
    無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局は、無線構内通信網における
    アクセスポイントであり、前記端末装置は、該基地局装
    置と無線構内通信が可能であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記共通認証を与えられた端末装置の通
    信に対し、通信量に応じた所定の課金を行う課金手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記基地局は、前記共通認証を与えられ
    た端末装置の通信が、所定の通信量に達するごとに、該
    端末装置との接続を遮断し、 前記課金手段は、該端末装置が認証された回数に基づい
    て、該端末装置に対応する通信料金を算出することを特
    徴とする請求項5記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記基地局を複数含み、前記課金手段
    は、各基地局について前記共通認証を与えられた端末装
    置が接続した回数を管理し、該接続した回数に基づい
    て、該端末装置に対応する通信料金において、各基地局
    に対する配当を算出することを特徴とする請求項6記載
    の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 所定の無線通信可能領域を有する基地局
    と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地局
    と無線通信可能な端末装置とを含む無線通信システムの
    ための基地局であって、 自装置と対応関係を有する認証である優先認証の権限を
    与えられた端末装置のための通信と、自装置と対応関係
    を有しない認証である共通認証の権限を与えられた端末
    装置のための通信とに対して、異なる通信制御を実行可
    能であることを特徴とする基地局。
  9. 【請求項9】 前記無線通信システムは、前記優先認証
    の権限を与えられた端末装置を認証する優先認証手段
    と、前記共通認証の権限を与えられた端末装置を認証す
    る共通認証手段とを含み、 前記端末装置によって行われる接続要求に応じて、前記
    優先認証手段あるいは前記共通認証手段による認証を行
    い、いずれかの認証が行われた場合に、該端末装置に与
    えられた認証に対応する通信制御によって、該端末装置
    の接続を行うことを特徴とする請求項8記載の基地局。
  10. 【請求項10】 前記無線通信システムは、前記ネット
    ワークと接続された、前記共通認証手段を備えるサーバ
    をさらに含み、 自装置に前記優先認証手段を備え、前記優先認証手段に
    よって認証された端末装置の通信を、前記共通認証手段
    によって認証された端末装置の通信に優先する通信制御
    を行うことを特徴とする請求項9記載の基地局。
  11. 【請求項11】 無線構内通信網におけるアクセスポイ
    ントであり、前記端末装置と無線構内通信が可能である
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の基
    地局。
  12. 【請求項12】 前記共通認証を与えられた端末装置の
    通信が、所定の通信量に達するごとに、該端末装置との
    接続を遮断することを特徴とする請求項8〜11のいず
    れかに記載の基地局。
  13. 【請求項13】 所定の無線通信可能領域を有する基地
    局と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地
    局と無線通信可能な端末装置と、前記ネットワークと接
    続されたサーバとを含む無線通信システムのためのサー
    バであって、 前記基地局と対応関係を有する認証である優先認証の権
    限を与えられた前記端末装置および前記基地局と対応関
    係を有しない認証である共通認証の権限を与えられた前
    記端末装置のうち、前記共通認証の権限を与えられた端
    末装置の認証を行うことを特徴とするサーバ。
  14. 【請求項14】 所定の無線通信可能領域を有する基地
    局と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地
    局と無線通信可能な端末装置と、前記ネットワークと接
    続されたサーバとを含む無線通信システムのためのサー
    バであって、 前記基地局と対応関係を有する認証である優先認証の権
    限を与えられた前記端末装置および前記基地局と対応関
    係を有しない認証である共通認証の権限を与えられた前
    記端末装置のうち、前記共通認証が行われた端末装置の
    通信に対し、通信量に応じた所定の課金を行う課金手段
    を備えることを特徴とするサーバ。
  15. 【請求項15】 前記課金手段は、該端末装置が認証さ
    れた回数に基づいて、該端末装置に対応する通信料金を
    算出することを特徴とする請求項14記載のサーバ。
  16. 【請求項16】 前記無線通信システムは、前記基地局
    を複数含み、 前記課金手段は、各基地局について前記共通認証を与え
    られた端末装置が接続した回数を管理し、該接続した回
    数に基づいて、該端末装置に対応する通信料金におい
    て、各基地局に対する配当を算出することを特徴とする
    請求項15記載のサーバ。
  17. 【請求項17】 所定の無線通信可能領域を有する基地
    局と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地
    局と無線通信可能な端末装置とを含む無線通信システム
    のための基地局を制御する情報処理プログラムであっ
    て、 自装置と対応関係を有する認証である優先認証の権限を
    与えられた端末装置のための通信と、自装置と対応関係
    を有しない認証である共通認証の権限を与えられた端末
    装置のための通信とに対して、異なる通信制御を実行す
    る機能を基地局に実現させることを特徴とする情報処理
    プログラム。
  18. 【請求項18】 前記無線通信システムは、前記優先認
    証の権限を与えられた端末装置を認証する優先認証手段
    と、前記共通認証の権限を与えられた端末装置を認証す
    る共通認証手段とを含み、 前記端末装置によって行われる接続要求に応じて、前記
    優先認証手段あるいは前記共通認証手段による認証を行
    い、いずれかの認証が行われた場合に、該端末装置に与
    えられた認証に対応する通信制御によって、該端末装置
    の接続を行う機能を基地局に実現させることを特徴とす
    る請求項17記載の情報処理プログラム。
  19. 【請求項19】 前記無線通信システムは、前記ネット
    ワークと接続された、前記共通認証手段を備えるサーバ
    をさらに含み、 前記優先認証手段としての機能と、前記優先認証手段に
    よって認証された端末装置の通信を、前記共通認証手段
    によって認証された端末装置の通信に優先する通信制御
    を行う機能とを基地局に実現させることを特徴とする請
    求項18記載の情報処理プログラム。
  20. 【請求項20】 前記端末装置と無線構内通信を行う機
    能を基地局に実現させることを特徴とする請求項17〜
    19のいずれかに記載の情報処理プログラム。
  21. 【請求項21】 前記共通認証を与えられた端末装置の
    通信が、所定の通信量に達するごとに、該端末装置との
    接続を遮断する機能を基地局に実現させることを特徴と
    する請求項17〜20のいずれかに記載の情報処理プロ
    グラム。
  22. 【請求項22】 所定の無線通信可能領域を有する基地
    局と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地
    局と無線通信可能な端末装置と、前記ネットワークと接
    続されたサーバとを含む無線通信システムのためのサー
    バを制御する情報処理プログラムであって、 前記基地局と対応関係を有する認証である優先認証の権
    限を与えられた前記端末装置および前記基地局と対応関
    係を有しない認証である共通認証の権限を与えられた前
    記端末装置のうち、前記共通認証の権限を与えられた端
    末装置の認証を行う機能をサーバに実現させることを特
    徴とする情報処理プログラム。
  23. 【請求項23】 所定の無線通信可能領域を有する基地
    局と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地
    局と無線通信可能な端末装置と、前記ネットワークと接
    続されたサーバとを含む無線通信システムのためのサー
    バを制御する情報処理プログラムであって、 前記基地局と対応関係を有する認証である優先認証の権
    限を与えられた前記端末装置および前記基地局と対応関
    係を有しない認証である共通認証の権限を与えられた前
    記端末装置のうち、前記共通認証が行われた前記端末装
    置の通信に対し、通信量に応じた所定の課金を行う課金
    機能をサーバに実現させることを特徴とする情報処理プ
    ログラム。
  24. 【請求項24】 前記課金機能は、該端末装置が認証さ
    れた回数に基づいて、該端末装置に対応する通信料金を
    算出することを特徴とする請求項23記載の情報処理プ
    ログラム。
  25. 【請求項25】 前記無線通信システムは、前記基地局
    を複数含み、 前記課金機能は、各基地局について前記共通認証を与え
    られた端末装置が接続した回数を管理し、該接続した回
    数に基づいて、該端末装置に対応する通信料金におい
    て、各基地局に対する配当を算出することを特徴とする
    請求項24記載の情報処理プログラム。
  26. 【請求項26】 所定の無線通信可能領域を有する基地
    局と、該基地局と接続されたネットワークと、前記基地
    局と無線通信可能な端末装置とを含む無線通信システム
    における無線通信制御方法であって、 前記端末装置に対し、前記基地局と対応関係を有する認
    証である優先認証の権限あるいは前記基地局と対応関係
    を有しない認証である共通認証の権限を与えておき、前
    記基地局において、前記優先認証の権限を与えられた端
    末装置のための通信と、前記共通認証の権限を与えられ
    た端末装置のための通信とに対して、異なる通信制御を
    実行することを特徴とする無線通信制御方法。
  27. 【請求項27】 前記無線通信システムは、前記優先認
    証の権限を与えられた端末装置を認証する優先認証手段
    と、前記共通認証の権限を与えられた端末装置を認証す
    る共通認証手段とを含み、前記基地局は、前記端末装置
    によって行われる接続要求に応じて、前記優先認証手段
    あるいは前記共通認証手段による認証を行い、いずれか
    の認証が行われた場合に、該端末装置に与えられた認証
    に対応する通信制御によって、該端末装置の接続を行う
    ことを特徴とする請求項26記載の無線通信制御方法。
  28. 【請求項28】 前記無線通信システムは、前記ネット
    ワークと接続されたサーバをさらに含み、該サーバは前
    記共通認証手段を備え、前記基地局は前記優先認証手段
    を備え、前記基地局は、前記優先認証手段によって認証
    された端末装置の通信を、前記共通認証手段によって認
    証された端末装置の通信に優先する通信制御を行うこと
    を特徴とする請求項27記載の無線通信制御方法。
  29. 【請求項29】 前記基地局は、無線構内通信網におけ
    るアクセスポイントであり、前記端末装置は、該基地局
    装置と無線構内通信が可能であることを特徴とする請求
    項26〜28のいずれかに記載の無線通信制御方法。
  30. 【請求項30】 前記共通認証を与えられた端末装置の
    通信に対し、通信量に応じた所定の課金を行う課金ステ
    ップを含むことを特徴とする請求項26〜29のいずれ
    かに記載の無線通信制御方法。
  31. 【請求項31】 前記基地局は、前記共通認証を与えら
    れた端末装置の通信が、所定の通信量に達するごとに、
    該端末装置との接続を遮断し、 前記課金ステップでは、該端末装置が認証された回数に
    基づいて、該端末装置に対応する通信料金を算出するこ
    とを特徴とする請求項30記載の無線通信制御方法。
  32. 【請求項32】 前記基地局を複数含み、前記課金ステ
    ップでは、各基地局について前記共通認証を与えられた
    端末装置が接続した回数を管理し、該接続した回数に基
    づいて、該端末装置に対応する通信料金において、各基
    地局に対する配当を算出することを特徴とする請求項3
    1記載の無線通信制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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