JP2003302146A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003302146A
JP2003302146A JP2002104494A JP2002104494A JP2003302146A JP 2003302146 A JP2003302146 A JP 2003302146A JP 2002104494 A JP2002104494 A JP 2002104494A JP 2002104494 A JP2002104494 A JP 2002104494A JP 2003302146 A JP2003302146 A JP 2003302146A
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evaporator
dew condensation
refrigerator
refrigerating
temperature
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Takashi Doi
隆司 土井
Akihiro Noguchi
明裕 野口
Koji Kashima
弘次 鹿島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直冷式とファンクール式を兼ねた冷蔵庫におい
て、冷蔵室の壁面に結露が発生しても、その結露の除去
が行うことができる冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵室2を冷却する壁面冷却パイプ27
に結露除去用配管29を接続し、Rエバ10を接続す
る。結露条件が具備された時に2段圧縮コンプレッサ1
8の能力を上げ、電子膨張弁26を最大開度とし、結露
除去用配管29で冷媒を絞ることにより、Rエバ10の
温度と冷蔵室2の壁面温度との差を少なくとも2℃以上
にして露を除去する結露除去制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直冷式とファンク
ール式を兼ね備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】業務用の冷蔵庫は、一般的に冷蔵室の内
部に壁面冷却パイプを埋設した直冷式の冷蔵庫である
が、家庭用の冷蔵庫においても、この直冷式と、蒸発器
からの冷気を送風機で送風するファンクール式を兼ね備
えた冷蔵庫が提案されている。
【0003】図15が、その冷凍サイクル200の構成
図である。
【0004】この冷凍サイクル200は、図15に示す
ように、コンプレッサ202、凝縮器204、絞り機構
を有した膨張弁206、壁面冷却パイプ208、蒸発器
210から構成され、蒸発器210には冷気を冷蔵室に
送る送風機212が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この冷凍サイクル20
0において、冷却を行っている時の温度分布としては、
膨張弁206の入口では30℃位の冷媒が流れ込んで膨
張して、壁面冷却パイプ208の入口では約0℃とな
る。壁面冷却パイプ208の出口及び蒸発器210の出
口においても冷媒の温度は約0℃となっている。この時
の冷蔵室の温度は約1℃であり、壁面冷却パイプ208
が設けられている冷蔵室の壁面は約0.5℃から1℃と
なっている。
【0006】この冷却中において、湿度が高い環境温度
のもとで食品の出し入れするために扉開閉を煩雑に行う
と、冷蔵室内部に侵入した冷気は冷蔵室の壁面に結露す
る。壁面に露が付いたままでは外観上悪いだけでなく、
露が食品に付いた場合に食品が傷む可能性があるため、
いち早く霜を除去する必要がある。
【0007】しかし、この冷凍サイクル200におい
て、霜を除去することは難しい。
【0008】例えば、膨張弁206の弁開度を緩める
と、壁面冷却パイプ208の入口で冷媒の温度は約5℃
となり、蒸発器210の入口でも約5℃となり、蒸発器
210の出口でも約5℃となる(図15中の括弧中に示
した温度)。この場合に壁面温度は約5℃まで上昇する
こととなるが、蒸発器210の蒸発器温度も同時に上が
るため、冷蔵温度も約5℃から7℃となり、壁面温度と
殆ど変わらず、霜を除去することはできない。
【0009】また、コンプレッサ202の能力を上げる
ために、インバータ制御の周波数を上昇させると、壁面
冷却パイプ208の入口では0℃の冷媒となり、壁面冷
却パイプ208の出口では−2℃となり、蒸発器210
の出口でも−2℃となる(図15中の四角括弧中に示し
た温度)。そのため、壁面温度は約0℃から−1℃にな
り、蒸発器210の蒸発器温度も下がるため、冷蔵室の
温度も約0℃になる。ところが、このように壁面の温度
が0℃付近になると、露が除去される前に氷結して、壁
面に氷が発生する。
【0010】以上のように、上記の冷凍サイクル200
では、壁面に結露が発生すると除去ができないという問
題点がある。
【0011】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、直冷
式とファンクール式を兼ねた冷蔵庫において、冷蔵室の
壁面に結露が発生しても、その結露の除去が行うことが
できる冷蔵庫を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、能力
可変なコンプレッサ、凝縮器、膨張量を可変制御できる
可変式膨張弁、冷蔵室の壁面に埋設された壁面冷却パイ
プ、蒸発器の順番に接続された冷凍サイクルを有し、ま
た、前記蒸発器からの冷気を冷蔵室へ送る前記冷蔵室用
送風機を有した冷蔵庫において、流れる冷媒の量が多い
ほど圧力損失が大きくなる結露除去用配管を前記壁面冷
却パイプと前記蒸発器との間に設け、前記冷蔵庫の制御
手段は、結露条件が具備された時にコンプレッサの能力
を上げ、前記可変式膨張弁の開度を調整し、かつ、前記
結露除去用配管で冷媒を絞ることにより、前記蒸発器の
温度と前記冷蔵室の壁面温度との差を少なくとも2℃以
上にする結露除去制御を行い、前記冷蔵室の温度が目標
温度以下になった時に結露除去制御を終了することを特
徴とする冷蔵庫である。
【0013】請求項2の発明は、前記制御手段は、扉開
時間が所定時間以上になった時に前記結露条件が具備さ
れたとすることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫であ
る。
【0014】請求項3の発明は、前記制御手段は、前記
冷蔵室の壁面温度が下降中は、前記結露条件が具備され
たとすることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵
庫である。
【0015】請求項4の発明は、前記コンプレッサが、
能力可変な2段圧縮コンプレッサであり、前記蒸発器
が、冷蔵室用蒸発器であり、前記冷凍サイクルは、さら
に、冷凍室用蒸発器、気液分離手段、冷凍用絞り手段を
有し、前記コンプレッサの高圧側吐出口から吐出された
冷媒が、前記凝縮器、前記可変式膨張弁、前記壁面冷却
パイプ、前記結露除去用配管、前記冷蔵室用蒸発器を経
て前記気液分離手段に流入し、この前記気液分離手段で
分離されたガス冷媒が中間圧サクションパイプを経て前
記コンプレッサの中間圧側吸込口から吸い込まれ、前記
気液分離手段で分離された液冷媒が、前記冷凍用絞り手
段、前記冷凍室用蒸発器、低圧サクションパイプを経て
前記コンプレッサの低圧側吸込口から吸い込まれるよう
に冷凍サイクルを構成し、前記冷凍室用蒸発器からの冷
気を冷凍室へ送る前記冷凍室用送風機と、を有すること
を特徴とする請求項1から3のうち一項に記載の冷蔵庫
である。
【0016】請求項5の発明は、能力可変なコンプレッ
サ、凝縮器、膨張量を可変制御できる可変式膨張弁、冷
蔵室の壁面に埋設された壁面冷却パイプ、蒸発器の順番
に接続された冷凍サイクルを有し、また、前記蒸発器か
らの冷気を冷蔵室へ送る前記冷蔵室用送風機を有した冷
蔵庫において、前記可変式膨張弁が三方弁タイプであっ
て、前記可変式膨張弁の一の出口が前記壁面冷却パイプ
に接続され、他方の出口がバイパス回路を介して前記蒸
発器に接続され、前記冷蔵庫の制御手段は、結露条件が
具備された時に、前記可変式膨張弁からの冷媒が前記バ
イパス回路にのみ流れるようになし、前記蒸発器の温度
と前記冷蔵室の壁面温度との差を少なくとも2℃以上に
する結露除去制御を行い、前記冷蔵室の温度が目標温度
以下になった時に結露除去制御を終了することを特徴と
する冷蔵庫である。
【0017】請求項6の発明は、前記制御手段は、前記
結露除去制御を行う前に、前記コンプレッサを動作させ
たままで、前記可変式膨張弁を全閉状態にして冷媒回収
を行い、その後に前記結露除去制御を行うことを特徴と
する請求項5記載の冷蔵庫である。
【0018】請求項7の発明は、前記制御手段は、扉開
時間が所定時間以上になった時に前記結露条件が具備さ
れたとすることを特徴とする請求項5または6に記載の
冷蔵庫である。
【0019】請求項8の発明は、前記制御手段は、前記
冷蔵室の壁面温度が下降中は、前記結露条件が具備され
たとすることを特徴とする請求項5から7のうち一項に
記載の冷蔵庫である。
【0020】請求項9の発明は、前記バイパス回路に冷
蔵用絞り手段を設けることを特徴とする請求項5から8
のうち一項に記載の冷蔵庫である。
【0021】請求項10の発明は、前記コンプレッサ
が、能力可変な2段圧縮コンプレッサであり、前記蒸発
器が、冷蔵室用蒸発器であり、前記冷凍サイクルは、さ
らに、冷凍室用蒸発器、気液分離手段、冷凍用絞り手段
を有し、前記コンプレッサの高圧側吐出口から吐出され
た冷媒が、前記凝縮器、前記可変式膨張弁、前記壁面冷
却パイプ、前記冷蔵室用蒸発器、または、前記凝縮器、
前記可変式膨張弁、前記バイパス回路、前記冷蔵室用蒸
発器を経て前記気液分離手段に流入し、この前記気液分
離手段で分離されたガス冷媒が中間圧サクションパイプ
を経て前記コンプレッサの中間圧側吸込口から吸い込ま
れ、前記気液分離手段で分離された液冷媒が、前記冷凍
用絞り手段、前記冷凍室用蒸発器、低圧サクションパイ
プを経て前記コンプレッサの低圧側吸込口から吸い込ま
れるように冷凍サイクルを構成し、前記冷凍室用蒸発器
からの冷気を冷凍室へ送る前記冷凍室用送風機と、を有
することを特徴とする請求項5から9のうち一項に記載
の冷蔵庫である。
【0022】本発明の請求項1から4の冷蔵庫である
と、結露条件が具備され、冷蔵室の壁面に結露が発生す
ると予想されている場合には、コンプレッサの能力を上
げ、可変式膨張弁の開度を調整し、可変式膨張弁から多
量の冷媒を流す。この場合に、可変式膨張弁では開度が
調整されているため、壁面冷却パイプでは冷媒の温度が
高いままで、結露除去用配管で冷媒を絞ることにより、
蒸発器に到る冷媒の温度は下がる。そのため、蒸発器の
温度と冷蔵室の壁面温度との差を2℃以上にする結露除
去制御を行うことができる。このように結露除去制御を
行うことにより、冷蔵室の壁面温度が高く、冷蔵室の温
度が低くなるため、壁面に付着した露を除去することが
できる。そして、冷蔵室の温度が目標温度以下に下がっ
た時に、露が完全に除去されたものとして結露器制御を
終了して、通常制御に戻る。
【0023】なお、流れる冷媒の量が多いほど圧力損失
が大きくなる結露除去用配管とは、通常制御の冷却中で
は、圧力損失がなく冷媒を流す配管の役割を行い、結露
除去制御では、絞り手段の役割を行うことをいう。
【0024】請求項5から10の冷蔵庫であると、通常
制御では、三方弁タイプの可変式膨張弁によって、壁面
冷却パイプから蒸発器に冷媒を流す。
【0025】一方、結露条件が具備された時には、三方
弁タイプの可変式膨張弁によって冷媒をバイパス回路の
みに流し、壁面冷却パイプには冷媒を流さない。そのた
め、壁面冷却パイプの温度が上昇し、蒸発器の温度はバ
イパス回路からの冷媒により下がることとなるため、冷
蔵室の壁面温度と蒸発器温度との差を2℃以上にする結
露除去制御を行う。これによって、冷蔵室の壁面に付着
した霜を除去することができる。そして、冷蔵室の温度
が目標温度以下になった時に露が除去されたものとして
結露除去制御を終了して、通常制御に戻る。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、本発明の
第1の実施例を図1から図9に基づいて説明する。
【0027】(1)冷蔵庫1の構造 図2は、本実施例を示す冷蔵庫1の縦断面図である。
【0028】この冷蔵庫1は、上段から冷蔵室2、野菜
室3、製氷室4、冷凍室5が設けられ、冷凍室5の背面
には機械室6が設けられている。
【0029】そして、冷蔵室2と野菜室3とによって冷
蔵空間7が形成され、製氷室4と冷凍室5とによって冷
凍空間8が形成されている。この冷蔵空間7と冷凍空間
8とは、断熱壁9によって仕切られている。
【0030】野菜室3の背面には、冷蔵空間7を冷却す
るための冷蔵室用蒸発器(以下、Rエバという)10が
配され、Rエバ10の上方には、Rエバ10の冷気を冷
蔵空間7に送風するための冷蔵室用送風機(以下、Rフ
ァンという)12が配されている。
【0031】製氷室4から冷凍室5の背面にかけては、
冷凍室用蒸発器(以下、Fエバという)14が配され、
このFエバ14の上方にはFエバ14の冷気を冷凍空間
8に送風する冷凍室用送風機(以下、Fファンという)
16が配されている。
【0032】機械室6には、2段圧縮コンプレッサ18
が配されている。
【0033】冷蔵室2の背面上部には、冷蔵庫1を制御
するためのマイクロコンピュータよりなる制御装置20
が配されている。
【0034】(2)冷蔵室2の構造 冷蔵室2の構造について、図2の前面から見た斜視図に
基づいて説明する。
【0035】なお、この図2において、冷蔵室2内部に
設けられている食品を置くための棚については省略して
いる。
【0036】冷蔵室2の下部右側には、チルド室60が
あり、そのチルド室60の左側には、製氷室4にある製
氷皿46に水を送る水タンク62が設けられている。
【0037】冷蔵室2の背面中央には、冷蔵室2内部
に、Rエバ10からRファン12によって送風された冷
気を送り込むための冷気吹出し口64が複数開口してい
る。
【0038】冷蔵室2の天井面には、冷蔵室2内部を照
明するためのライト66が配されている。
【0039】冷蔵室2の天井面、右側面、左側面の内部
には、壁面冷却パイプ27が、これら各面の全てを冷却
できるように折曲されて埋設されている。
【0040】冷蔵室2の背面には、冷蔵室2の庫内温度
を検知するRセンサ38が配され、左側面には、壁面温
度を検知する壁面センサ36が配されている。
【0041】(3)冷凍サイクル22の構成 図1に基づいて冷蔵庫1の冷凍サイクル22の構成及び
その動作状態について説明する。
【0042】図1は、冷凍サイクル22の構成図であ
る。
【0043】(3−1)2段圧縮コンプレッサ18の高
圧側吐出口から吐出された高圧ガス冷媒は、凝縮器24
内部で凝縮され、ガス冷媒と液冷媒よりなる高圧の二相
冷媒となる。
【0044】(3−2)この高圧二相冷媒は、二方弁タ
イプの電子膨張弁(図面ではPMVという)26で減圧
され中間圧の二相冷媒となって、壁面冷却パイプ27、
結露除去用配管29を経てRエバ10に入る。なお、結
露除去用配管29の働きについては、後述する。
【0045】(3−3)Rエバ10内部で冷媒は一部蒸
発し、二相状態で気液分離器28に入り、液冷媒とガス
冷媒に分離される。
【0046】(3−4)気液分離器28で分離されたガ
ス冷媒は、中間圧サクションパイプ30を経て2段圧縮
コンプレッサ18の中間圧側吸込口に戻る。
【0047】(3−5)気液分離器28内部で分離され
た液冷媒は、キャピラリチューブ32で減圧され、低圧
の二相冷媒となってFエバ14に入る。
【0048】(3−6)Fエバ14内部で冷媒は蒸発し
てガス冷媒となって、低圧サクションパイプ34を経て
2段圧縮コンプレッサ18の低圧側吸込口に戻る。
【0049】(4)冷蔵庫1の電気系統の構成 図4は、冷凍サイクル22における電気系統のブロック
図である。
【0050】図4に示すように、制御装置22には、2
段圧縮コンプレッサ18のモータ、Rファン12のモー
タ、Fファン16のモータ、電子膨張弁26が接続され
ている。
【0051】また、この制御装置22には、冷蔵室2の
壁面温度を検知するための壁面センサ36、冷蔵室2の
庫内温度(以下、R温度という)を検知するRセンサ3
8、冷凍室5の庫内温度(以下、F温度という)を検知
するFセンサ40が接続されている。また、Rエバ10
の温度(以下、Rエバ温度という)を検知するRエバセ
ンサ42、Fエバ14の温度(以下、Fエバ温度とい
う)を検知するFエバセンサ44も接続されている。ま
た、各部屋の扉の開状態を検知するための扉スイッチ4
8が接続されている。
【0052】2段圧縮コンプレッサ18は、制御装置2
2によってインバータ制御が行われている。すなわち、
制御装置22が、2段圧縮コンプレッサ18を回転させ
るモータ(例えば、ブラシレスDCモータ)を回転制御
する駆動回路中の周波数を変化させることにより、この
2段圧縮コンプレッサ18の能力を上げたり下げたりす
る。
【0053】また、電子膨張弁26は、二方弁タイプで
あり、制御装置22によってその開度を調整して、冷媒
の膨張度を調整できる。
【0054】(5)冷蔵庫1における通常制御 まず、冷蔵庫1における通常制御について説明する。
【0055】通常制御においては、Rセンサ38が検知
するR温度と、Fセンサ40が検知するF温度とによっ
て、2段圧縮コンプレッサ18の能力及び電子膨張弁2
6の開度を調整して、R温度とF温度がそれぞれ設定さ
れた庫内温度になるように調整している。
【0056】ここで、結露除去用配管29について説明
しておくと、通常制御においてはこの結露除去用配管2
9は、その内部の圧力損失が小さく冷媒を絞ることなく
通すことができる。しかし、2段圧縮コンプレッサ18
の能力を上げ、電子膨張弁26の開度を最大にして冷媒
の流れる量を多くすると、圧力損失が増大し、冷媒を絞
る働きをして、いわゆる絞り手段としての働きをする。
【0057】例えば、通常制御において、2段圧縮コン
プレッサ18の回転数を35Hzで行い、電子膨張弁2
6を適正な開度にしている場合には、通常の配管として
の役割をする。一方、下記で説明する結露除去制御にお
いて、2段圧縮コンプレッサ18の回転数を45Hzま
で上げて能力を上げ、電子膨張弁26の開度を最大開度
とした時には、結露除去用配管29は絞り手段としての
役割を行って、その入口で冷媒の温度が例えば、5℃の
場合には、−1℃まで絞ることができる。この結露除去
用配管29の外径は、他の冷媒配管より細く例えば4m
mから5mmであり、その長さは約1mである。
【0058】(6)結露除去制御 次に、冷蔵庫1において冷蔵室2内部の壁面に結露が発
生した場合に、その露を除去する結露除去制御について
説明する。
【0059】(6−1)結露条件の説明 まず、冷蔵庫1の壁面にどのような条件で結露が発生す
るかについて図5から図7に基づいて説明する。
【0060】図5(a)について説明する。
【0061】R温度が上昇する因子としては、扉開時間
と熱物を収納した場合によって決定される。ここで、
「熱物」とは、食品を加熱して熱い状態の食品をいう。
「扉開時間」とは、扉が開かれている積算時間をいう。
【0062】第1に、扉開時間が長い(例えば30秒以
上)場合には、R温度の上昇は大きく、結露の可能性は
大きい。以下、この状態を第1状態という。
【0063】第2に、扉開時間が短く(例えば10秒以
下)の場合には、R温度の上昇は小さく結露の可能性は
小さい。以下、この状態を第2状態という。
【0064】第3に、前記した熱物を収納した場合であ
り、R温度の上昇は大きいが、結露の可能性は少ない。
以下、この状態を第3状態という。
【0065】そして、この3つの状態の関係をグラフで
表したものが図5(b)のグラフである。
【0066】次に、壁面温度の時間経過と結露との関係
を図6のグラフに基づいて説明する。
【0067】壁面温度が下降している時、すなわち冷却
中に扉開閉がある場合には結露の可能性が大きく、扉開
閉がない場合には結露の可能性は少ない。
【0068】また、壁面温度が上昇している時、すなわ
ち2段圧縮コンプレッサ18の能力が低下している場合
や、後から説明する冷媒回収を行っている場合や、結露
除去制御を行っている場合には結露の可能性は少ない。
【0069】そこで、図5で説明した3つの状態と、壁
面温度との関係を表にしたものが図7である。
【0070】壁面温度が下降している場合には、結露の
可能性が高いために、どのような状態であっても結露除
去制御を行う必要がある。
【0071】壁面温度が一定の場合には、第1の状態の
み結露除去制御を行う必要があり、第2状態及び第3状
態では通常制御を行う。
【0072】壁面温度が上昇している場合には、第1の
状態では結露除去制御でR温度を下げるように制御し、
第2の状態及び第3の状態では通常制御でR温度を下げ
るように制御する。
【0073】第1から第3の状態以外の場合を予め準備
しておき、この状態では通常制御を行う。
【0074】このように、図7の表において、制御装置
22は結露除去制御に該当する場合にのみ、結露条件が
具備されたものとして、結露除去制御を行う。
【0075】そして、図7の表の各項目の状態を制御装
置20が把握するために、まず、扉スイッチ48におい
て扉開時間を検知し、壁面センサ36が検知する温度の
経過時間によって壁面温度を検知し、この表における各
状態を把握する。
【0076】なお、第2の状態及び第3の状態において
は、熱物が収納されたかどうかの判断は各種センサによ
っては判断できないときは、扉開時間が長い場合には第
1の状態に含むようにし、扉開時間が短い場合には第2
の状態になるように判断してもよい。
【0077】(6−2)結露除去制御の説明 以下、図8のグラフ及び図9のフローチャートに基づい
て、結露除去制御について説明する。図8は、通常制御
から扉を1分間を開け、その後結露除去制御を行い、再
び通常制御に戻る場合のR温度、壁面温度、Rエバ温度
の関係を示したものであり、扉を開けた時点を0分とし
ている。
【0078】ステップ1において、扉を1分間開け、上
記で説明した結露条件が具備された場合には、ステップ
2に進む。
【0079】ステップ2において、結露除去制御を行
う。すなわち、冷蔵室2の壁面に結露が発生したと判断
されると、2段圧縮コンプレッサ18の能力を例えば3
5Hzから45Hzに上げると共に、電子膨張弁26の
開度を最大にして、冷媒が多量に流れるようにする。こ
の場合に、電子膨張弁26から流れてきている多量の冷
媒はまず壁面冷却パイプ27を流れることとなるが、電
子膨張弁26で絞りが働いていないため、冷媒の温度は
約2℃となって壁面冷却パイプ27内部を流れる。そし
て、結露除去用配管29にこの冷媒が流れる。この時、
上記で説明したように冷媒の流れる量が多くなるため、
結露除去用配管29は絞り手段としての役割を行い、冷
媒の温度が結露除去用配管29の出口では−2℃まで下
がることとなる。そして、この−2℃まで下がった冷媒
がRエバ10に流れて、Rエバ温度が−2℃まで下がる
こととなる。このように−2℃まで下がった冷気がRフ
ァン12によって冷蔵室2内部に送風され、R温度は0
℃まで下がることとなり、壁面温度は7℃の高い温度か
ら次第に下がっていく。この状態において壁面温度とR
エバ温度との差は2℃以上(好ましくは3℃以上)の差
があることにより、壁面に付着した露が蒸発して除去さ
れる。
【0080】ステップ3において、R温度が目標温度
(例えば、4℃)に到達した場合には、冷蔵室2内部の
庫内及び壁面共によく冷却されて、露が完全に除去され
たものと判断できるため、ステップ4に進み通常制御に
戻る。ここで、目標温度は、予め実験等によって、露が
完全に除去できる温度を予め設定しておく。
【0081】以上のように結露除去制御を行うことによ
り、冷蔵室2に付着した霜を完全に除去できる。
【0082】(第2の実施例)第2の実施例について、
図10と図11に基づいて説明する。
【0083】本実施例と第1の実施例の異なる点は、第
1の実施例における結露除去用配管29の代わりに、バ
イパス回路50を設けた点にある。
【0084】すなわち、図10の冷凍サイクル22の構
成図に示すように、二方弁タイプの電子膨張弁26に代
えて、三方弁タイプの電子膨張弁52を凝縮器24の出
口側に配し、その一方の出口を前記した壁面冷却パイプ
27に接続し、他方の出口をRエバ10に直接繋ぐバイ
パス回路50に接続している。また、このバイパス回路
50には、バイパス用キャピラリチューブ54を設けて
いる。
【0085】(1)通常制御 この冷凍サイクル22において通常制御を行う場合に
は、三方弁タイプの電子膨張弁52によって、壁面冷却
パイプ27にのみ冷媒が流れるようにして、第1の実施
例と同様に通常制御を行う。
【0086】(2)結露除去制御 第1の実施例で説明した結露条件が具備された場合には
結露除去制御を行う。以下、その結露除去制御の内容に
ついて図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0087】ステップ1において、結露条件が具備され
た場合には、ステップ2に進む。
【0088】ステップ2において結露除去制御を開始す
る。まず、三方弁タイプの電子膨張弁52を切り替え、
バイパス回路50にのみ冷媒が流れるようにする。これ
によって、壁面冷却パイプ27には冷媒が流れないため
壁面温度が外部からの侵入した熱によって上昇し、その
熱によって霜が蒸発する。一方、Rエバ10は、バイパ
ス用キャピラリチューブ54によって冷媒が絞られて所
定温度(例えば、−2℃)まで冷却され、R温度は低下
する。なお、この場合に2段圧縮コンプレッサ18の能
力としては、R温度が所定の温度に冷えるような状態ま
で対応できる能力であればよい。
【0089】ステップ3において、R温度が目標温度ま
で低下すると、露が除去されたものとして結露除去制御
を終了し、ステップ5に進んで通常制御に戻る。
【0090】以上のように第2の実施例の冷凍サイクル
22であると、三方弁タイプの電子膨張弁52を切り替
えることによって、結露除去制御を行うことができる。
【0091】(4)変更例 本実施例ではバイパス回路50にバイパス用キャピラリ
チューブ54を設けて、冷媒を絞るようにしたが、これ
に代えて三方弁タイプの電子膨張弁52自身で冷媒を絞
るようにすれば、バイパス用キャピラリチューブ54を
設けなくてもよい。
【0092】(第3の実施例)本発明の第3の実施例に
ついて、図12に基づいて説明する。
【0093】本実施例と第2の実施例の異なる点は、結
露除去制御において、結露除去制御を行う場合に冷媒回
収を行う点が異なっている。なお、冷凍サイクル22
は、第2の実施例と同様である。
【0094】本実施例の制御について図12のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0095】ステップ1において、結露条件が具備され
た場合にはステップ2に進む。
【0096】ステップ2において、結露除去制御を行う
前に冷媒回収を行う。この冷媒回収を行う方法として
は、三方弁タイプの電子膨張弁52を全閉状態とし、2
段圧縮コンプレッサ18を運転すると、冷媒は全て凝縮
器24に回収される。所定時間冷媒回収を行った後、ス
テップ3に進む。
【0097】ステップ3において、第2の実施例と同様
に結露除去制御を行い、ステップ4においてR温度が目
標温度に到達すると結露除去制御を終了して、ステップ
5に進み通常制御に戻る。
【0098】このように、結露除去制御を行う前に冷媒
回収を行うと、壁面冷却パイプ27内部の冷媒がなくな
り、外部からの加熱が促進されて、壁面に付着した露を
より蒸発させ易くできる。
【0099】(第4の実施例)本発明の第4の実施例に
ついて、図13の冷凍サイクル100に基づいて説明す
る。
【0100】図13に示すように、第4の実施例の冷凍
サイクル100は、コンプレッサ102、凝縮器10
4、電子膨張弁106、壁面冷却パイプ108、結露除
去用配管114、蒸発器210によって構成され、蒸発
器210には送風機212が設けられている。
【0101】この冷凍サイクル100において通常制御
を行う場合には、コンプレッサ102の能力を通常の状
態(例えば、35Hz)で動かし、電子膨張弁106の
開度も適正な開度としておく。
【0102】そして、第1の実施例で説明した結露条件
が具備された場合には、コンプレッサ102の能力を上
げると共に、電子膨張弁106の開度を最大開度とし
て、結露除去制御を行う。この結露除去制御の内容につ
いては第1の実施例と同様である。
【0103】以上のように、2段圧縮コンプレッサ18
を用いた冷凍サイクルのみならず、通常のコンプレッサ
102を用いた冷凍サイクル100においても、結露除
去制御を行うことができる。
【0104】(第5の実施例)本実施例と第4の実施例
の異なる点は、結露除去用配管114に代えて、図14
に示すように、電子膨張弁106を二方弁タイプから三
方弁タイプに代え、バイパス回路116を設け、このバ
イパス回路116にバイパス用キャピラリチューブ11
8を設けた点にある。
【0105】この冷凍サイクル100において、結露除
去制御を行う場合は、第2の実施例の結露除去制御を行
うか、第3の実施例のように冷媒回収を行ってから結露
除去制御を行うことができる。
【0106】
【発明の効果】以上により本発明の冷蔵庫であると、蒸
発器温度と冷蔵室の壁面温度との差を少なくとも2℃以
上にすることにより、冷蔵室の壁面に付着した露を除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における冷凍サイクルの構成図で
ある。
【図2】冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】冷蔵室の前面から見た斜視図である。
【図4】冷蔵庫の電気系統のブロック図である。
【図5】(a)は扉開時間とR温度との関係を示す説明
図であり、(b)は扉開時間とR温度との関係を示すグ
ラフである。
【図6】壁面温度の時間経過を示す説明図である。
【図7】壁面温度と各状態の関係を示す図である。
【図8】通常制御から結露除去制御に進む場合のR温度
などのグラフである。
【図9】第1の実施例における結露除去制御のフローチ
ャートである。
【図10】第2の実施例の冷凍サイクルの構成図であ
る。
【図11】第2の実施例の結露除去制御のフローチャー
トである。
【図12】第3の実施例の結露除去制御のフローチャー
トである。
【図13】第4の実施例の冷凍サイクルの構成図であ
る。
【図14】第5の実施例の冷凍サイクルの構成図であ
る。
【図15】従来の冷凍サイクルの構成図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 冷蔵室 3 野菜室 4 製氷室 5 冷凍室 6 機械室 10 Rエバ 12 Rファン 14 Fエバ 16 Fファン 18 2段圧縮コンプレッサ 20 制御装置 22 冷凍サイクル 24 凝縮器 26 電子膨張弁(PMV) 27 壁面冷却パイプ 28 気液分離器 29 結露除去用配管 36 壁面センサ 38 Rセンサ 40 Fセンサ 42 Rエバセンサ 44 Fエバセンサ 48 扉スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿島 弘次 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内 Fターム(参考) 3L045 AA03 BA01 CA02 DA02 EA01 HA02 HA07 JA13 LA12 MA02 MA12 MA15 NA15 NA19 PA01 PA02 PA03 PA04 PA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】能力可変なコンプレッサ、凝縮器、膨張量
    を可変制御できる可変式膨張弁、冷蔵室の壁面に埋設さ
    れた壁面冷却パイプ、蒸発器の順番に接続された冷凍サ
    イクルを有し、 また、前記蒸発器からの冷気を冷蔵室へ送る前記冷蔵室
    用送風機を有した冷蔵庫において、 流れる冷媒の量が多いほど圧力損失が大きくなる結露除
    去用配管を前記壁面冷却パイプと前記蒸発器との間に設
    け、 前記冷蔵庫の制御手段は、 結露条件が具備された時にコンプレッサの能力を上げ、
    前記可変式膨張弁の開度を調整し、かつ、前記結露除去
    用配管で冷媒を絞ることにより、前記蒸発器の温度と前
    記冷蔵室の壁面温度との差を少なくとも2℃以上にする
    結露除去制御を行い、 前記冷蔵室の温度が目標温度以下になった時に結露除去
    制御を終了することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 扉開時間が所定時間以上になった時に前記結露条件が具
    備されたとすることを特徴とする請求項1記載の冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 前記冷蔵室の壁面温度が下降中は、前記結露条件が具備
    されたとすることを特徴とする請求項1または2記載の
    冷蔵庫。
  4. 【請求項4】前記コンプレッサが、能力可変な2段圧縮
    コンプレッサであり、 前記蒸発器が、冷蔵室用蒸発器であり、 前記冷凍サイクルは、さらに、冷凍室用蒸発器、気液分
    離手段、冷凍用絞り手段を有し、 前記コンプレッサの高圧側吐出口から吐出された冷媒
    が、前記凝縮器、前記可変式膨張弁、前記壁面冷却パイ
    プ、前記結露除去用配管、前記冷蔵室用蒸発器を経て前
    記気液分離手段に流入し、 この前記気液分離手段で分離されたガス冷媒が中間圧サ
    クションパイプを経て前記コンプレッサの中間圧側吸込
    口から吸い込まれ、 前記気液分離手段で分離された液冷媒が、前記冷凍用絞
    り手段、前記冷凍室用蒸発器、低圧サクションパイプを
    経て前記コンプレッサの低圧側吸込口から吸い込まれる
    ように冷凍サイクルを構成し、 前記冷凍室用蒸発器からの冷気を冷凍室へ送る前記冷凍
    室用送風機と、 を有することを特徴とする請求項1から3のうち一項に
    記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】能力可変なコンプレッサ、凝縮器、膨張量
    を可変制御できる可変式膨張弁、冷蔵室の壁面に埋設さ
    れた壁面冷却パイプ、蒸発器の順番に接続された冷凍サ
    イクルを有し、 また、前記蒸発器からの冷気を冷蔵室へ送る前記冷蔵室
    用送風機を有した冷蔵庫において、 前記可変式膨張弁が三方弁タイプであって、前記可変式
    膨張弁の一の出口が前記壁面冷却パイプに接続され、他
    方の出口がバイパス回路を介して前記蒸発器に接続さ
    れ、 前記冷蔵庫の制御手段は、 結露条件が具備された時に、前記可変式膨張弁からの冷
    媒が前記バイパス回路にのみ流れるようになし、前記蒸
    発器の温度と前記冷蔵室の壁面温度との差を少なくとも
    2℃以上にする結露除去制御を行い、 前記冷蔵室の温度が目標温度以下になった時に結露除去
    制御を終了することを特徴とする冷蔵庫。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、 前記結露除去制御を行う前に、前記コンプレッサを動作
    させたままで、前記可変式膨張弁を全閉状態にして冷媒
    回収を行い、その後に前記結露除去制御を行うことを特
    徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、 扉開時間が所定時間以上になった時に前記結露条件が具
    備されたとすることを特徴とする請求項5または6に記
    載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、 前記冷蔵室の壁面温度が下降中は、前記結露条件が具備
    されたとすることを特徴とする請求項5から7のうち一
    項に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】前記バイパス回路に冷蔵用絞り手段を設け
    ることを特徴とする請求項5から8のうち一項に記載の
    冷蔵庫。
  10. 【請求項10】前記コンプレッサが、能力可変な2段圧
    縮コンプレッサであり、 前記蒸発器が、冷蔵室用蒸発器であり、 前記冷凍サイクルは、さらに、冷凍室用蒸発器、気液分
    離手段、冷凍用絞り手段を有し、 前記コンプレッサの高圧側吐出口から吐出された冷媒
    が、前記凝縮器、前記可変式膨張弁、前記壁面冷却パイ
    プ、前記冷蔵室用蒸発器、または、前記凝縮器、前記可
    変式膨張弁、前記バイパス回路、前記冷蔵室用蒸発器を
    経て前記気液分離手段に流入し、 この前記気液分離手段で分離されたガス冷媒が中間圧サ
    クションパイプを経て前記コンプレッサの中間圧側吸込
    口から吸い込まれ、 前記気液分離手段で分離された液冷媒が、前記冷凍用絞
    り手段、前記冷凍室用蒸発器、低圧サクションパイプを
    経て前記コンプレッサの低圧側吸込口から吸い込まれる
    ように冷凍サイクルを構成し、 前記冷凍室用蒸発器からの冷気を冷凍室へ送る前記冷凍
    室用送風機と、 を有することを特徴とする請求項5から9のうち一項に
    記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014021076A1 (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP2017161142A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫

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