JP2003300305A - 版保持装置 - Google Patents

版保持装置

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JP2003300305A
JP2003300305A JP2002105847A JP2002105847A JP2003300305A JP 2003300305 A JP2003300305 A JP 2003300305A JP 2002105847 A JP2002105847 A JP 2002105847A JP 2002105847 A JP2002105847 A JP 2002105847A JP 2003300305 A JP2003300305 A JP 2003300305A
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plate
air
cylinder
port
safety cover
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JP2002105847A
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Takanobu Aoki
孝暢 青木
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Komori Corp
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Komori Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減を図るとともに、装置の小
型化を図る。 【解決手段】 エアーチューブ12(12Aないし12
D)の一端側には、新版を吸着する各印刷ユニットの吸
着パッドが接続されている。エアー流路切替用電磁弁1
73によって、1個の吸引ポンプ11からの吸引エアー
を吸着パッドに供給または供給が停止される。エアー流
路切替用電磁弁173とポンプ11との間には、逆止弁
171(171Aないし171D)が設けられている。
この逆止弁171は、エアーチューブ172,12内が
負圧状態のとき、吸引ポンプ11の吸引圧力が一時的に
下がると、閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸引エアー源から
供給される吸引エアーによって版を保持する版保持器
が、複数の印刷ユニットの版胴に対応してそれぞれ備え
られた版保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数個の印刷ユニットの版胴のそれぞれ
に版保持器を備えた版保持装置において、これら複数個
の版保持器に1個の吸引エアー源によって吸引エアーを
供給するように構成しようとしたものがある。この場合
には、1色目の版保持器に吸引エアーを供給し版を吸着
した後、2色目以降の版保持器で版を吸着する際に、版
が吸着されるまでの間に、2個目の版保持器と吸引エア
源との間が大気圧状態になって、吸引エアー源の吸引エ
アー圧が一時的に低下してしまう。このため、1個目の
版保持器で吸着されていた版が、位置ずれを起こした
り、外れてしまうおそれがあった。したがって、従来で
は、複数個の版保持器のそれぞれに吸引エアー源を備え
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述した
従来の版保持装置においては、版保持器の数量に応じて
吸引エアー源の数量が増加するので、製造コストが増大
するばかりでなく、装置の小型化にも支障をきたしてい
た。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、第1の目的は製造コスト
の低減を図ることにある。第2の目的は装置の小型化を
図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、複数の印刷ユニットの版胴
のそれぞれに対応するように設けられ、吸引エアーによ
り版を保持する版保持器と、前記複数の版保持器に前記
吸引エアーを供給する吸引エアー源とを備えた版保持装
置において、前記各版保持器と前記吸引エアー源との間
にそれぞれ逆止弁を備えたものである。したがって、吸
引エアーが供給されることにより版保持器に版が保持さ
れて版保持器と逆止弁との間が負圧状態になると、吸引
エアー源の吸気圧力が低下したときに逆止弁が閉じる。
【0006】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記逆止弁は、一方の版保持器によ
る版の保持が行われている状態で、他方の版保持器によ
る版保持作業が開始された際に一方の版保持器による版
の保持力の低下を阻止するものである。したがって、一
方の版保持器で一旦保持された版は、他方の版保持器に
よる版保持作業が開始されても、一方の版保持器で保持
された状態が維持される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る版保持装置が適
用された枚葉輪転印刷機の構成図である。図2(a)は
同じく版胴の構造を示す概念側面図、同図(b)は版の
斜視図である。図3は同じく印刷ユニットの一部を破断
して示す正面図である。図4は図3におけるIV-IV 線断
面図、図5は図3におけるV-V 線断面図、図6は図5に
おけるVI部の拡大図、図7は図3におけるVII部の拡大
図、図8は図7におけるVIII-VIII線断面図である。図
9は本発明に係る版保持装置の昇降を説明するためのモ
デル図である。
【0008】図10は図3におけるX-X 線断面図、図1
1(a)は図10におけるXI部の拡大図、同図(b)は
エアーシリンダを追記して描いた図である。図12は図
3におけるXII部の拡大図、図13は図12におけるXII
I-XIII線断面図、図14は図3におけるXIIII-XIIII線
断面図、図15は図14におけるXV部の拡大図、図16
は図14におけるXVI 部の拡大図である。図17は同じ
く安全カバーを開閉するエアーシリンダにエアーを供給
するエアー供給装置の回路図であって、同図(a)は安
全カバーを上方に移動させる状態を示し、同図(b)は
安全カバーを下方に移動させる状態を示し、同図(c)
は安全カバーを下端限で保持した状態を示し、同図
(d)は安全カバーを下端限で保持した状態の別の態様
を示す。図18は同じく給版ユニット用シリンダ制御部
の構成図である。
【0009】図19ないし図29は同じく旧版の排出動
作と新版の給版動作を説明するための印刷ユニットの側
面図であって、図19は新版を給版する準備をした状態
を示し、図20は旧版を版胴の尻側版万力装置から外し
た状態を示し、図21は旧版が版保持装置内に導かれた
状態を示し、図22は版保持装置が旧版を保持する第1
の位置に位置した状態を示し、図23は版保持装置が旧
版を版胴から外して版胴から離れた第2の位置に位置し
た状態を示し、図24は給版ユニットが版胴に近接した
状態を示し、図25は版保持装置が版を保持したままで
下方に移動した状態を示し、図26は版保持装置が版の
保持を解除した状態を示し、図27は給版ユニットから
新版が版胴のくわえ側版万力装置内に挿入された状態を
示し、図28は新版が版胴に装着された状態を示し、図
29は旧版を排出する状態を示す。なお、図1におい
て、断接手段145は、安全カバー6の内側に設けられ
ているが、説明の便宜上、安全カバー6の印刷ユニット
3Aないし3Dの外に図示している。
【0010】図1において、全体を符号1で示す枚葉輪
転印刷機は、紙を給紙する給紙部2と、給紙された紙を
印刷する4色の印刷ユニット3Aないし3Dと、印刷さ
れ排出された紙が積載される排紙部4とによって概ね構
成されている。各印刷ユニット3Aないし3D内には、
版が装着されフレームに回転自在に支持された版胴5が
それぞれ設けられ、また各印刷ユニットの排紙部4側に
は移動部材としての安全カバー6(6Aないし6D)が
設けられている。
【0011】この安全カバー6は、後述するエアーシリ
ンダ30によって上下に移動し、上方に移動することに
より、版胴5の前方が開放され、下方に移動することに
より版胴5の前方が覆われるように構成されている。
【0012】10は後述する給版ユニット用シリンダ制
御部であって、吸気ポンプ11と各エアーチューブ12
(12Aないし12D)との間に設けられている。この
給版ユニット用シリンダ制御部10は、吸気ポンプ11
からの吸気エアーを、エアーチューブ12(12Aない
し12D)、後述する断接手段145(145Aないし
145D)およびエアーチューブ13(13Aないし1
3D)を介して、各印刷ユニット3Aないし3Dの後述
する給版ユニット100の吸着パッド102へ選択的に
供給する。
【0013】15は後述する版保持装置用シリンダ制御
部であって、吐出ポンプ16と各エアーチューブ17
(17Aないし17D)との間に設けられている。この
版保持装置用シリンダ制御部15は、吐出ポンプ16か
らの吐出エアーを、エアーチューブ17(17Aないし
17D)、後述する断接手段145およびエアーチュー
ブ18(18Aないし18D)を介して、各印刷ユニッ
ト3Aないし3Dの後述する版保持装置40A,40B
のエアーシリンダ41および後述する吸着パッド102
を版胴5に対して接離させるエアーシリンダ113へ選
択的に供給する。
【0014】図2(a)に示す版胴5の外周部の一部に
は、胴軸方向に延在する切欠部21が設けられ、この切
欠部21内には、従来から知られているくわえ側版万力
装置22と尻側版万力装置23とが設けられている。同
図(b)に符号25で示す版のくわえ側端部には、同じ
くU字状に形成された位置決め用切欠部26aと、平面
視がコ字状に形成された位置決め用切欠部26bが設け
られ、尻側端部は直角に折曲形成されて折曲部27が設
けられている。
【0015】次に、図3および図4を用いて、安全カバ
ー6について説明する。図3に示すように、安全カバー
6は、上カバー6aと中カバー6bと下カバー6cとの
3枚のカバーによって形成され、これら3枚のカバー6
a,6b,6cは図示を省略した接続具によって連結さ
れており、これら3枚のカバー6a,6b,6cは、エ
アーシリンダ30によって一体的に上下動する。
【0016】すなわち、各印刷ユニット3Aないし3D
の左右のフレーム31,31の互いに対向する側面に
は、上下に延在する二対のガイドバー32,32が固定
されている。これらガイドバー32,32の互いに対向
する面には、図4に示すような断面がV字状に形成され
たガイド溝32aが上下方向(図中矢印C−D方向)に
延在するように設けられている。33,33は上下方向
に延在する左右一対の移動バーであって、これら移動バ
ー33,33には、図示を省略した支持部材を介して、
前記カバー6a,6b,6cが固定されている。
【0017】また、この移動バー33,33の上下に
は、図4に示すように、4個の連結部材34の一端部が
ボルトによって固定されており、この連結部材34の他
端部に植設した軸35には、前記ガイドバー32のガイ
ド溝32aに係合するコロ36が回転自在に設けられて
いる。したがって、この移動バー33は、ガイドバー3
2と図示を省略したガイド部材とによって、上下方向に
移動自在に支持されている。
【0018】図3に示すように、左右のフレーム31,
31の内側には、エアーシリンダ30の下端が図示を省
略した支持部材を介して固定されており、このエアーシ
リンダ30のロッド30aの上端は前記移動バー33に
固定されている。したがって、ロッド30aを前進させ
ると、安全カバー6は移動バー33を介して上方に移動
するので版胴5の前面が開放する。38,38は安全カ
バー6の下端限を検出する検出スイッチであって、下カ
バー6cの下端を検出すると、後述するエアーシリンダ
駆動用電磁弁160を、ポートPがポートAに接続され
た態様から、ポートPがポートBに接続される態様に切
り替える信号と、後述する切替電磁弁163を、ポート
1がポートPに接続された態様から、ポートP2がポー
トPに接続される態様に切り替える信号を送出する。安
全カバー6のうちの中カバー6bには、後述する版保持
装置40A,40Bが取り付けられ、下カバー6cに
は、後述する給版ユニット100が揺動自在に支持され
ている。
【0019】次に、図3および図5ないし図9を用いて
版保持装置について説明する。図3で全体を符号40
A,40Bで示す版保持装置は、中カバー6bの内側の
左右に一対設けられており、中カバー6bが上下(図中
矢印C−D方向)へ移動するのに伴って移動する。これ
ら一対の版保持装置40A,40Bは、共に同じ構成部
品によって同じ構造であるから、ここでは一方の版保持
装置40Aを説明し、必要に応じて他方の版保持装置4
0Bを説明する。
【0020】この版保持装置40Aは、図6,7に示す
ように、版取扱装置の作動部材としてのエアーシリンダ
41によって、版胴5に対して遠近自在に移動する支持
部材42と、この支持部材42に回転自在に軸支された
第1の回転体43と、この第1の回転体43に接離自在
な第2の回転体44と、これら第1および第2の回転体
43,44の回転方向を規制する一方向クラッチ45,
46とによって概略構成されている。
【0021】エアーシリンダ41は、前記エアーシリン
ダ30とは異なり上述した吐出ポンプ16から供給され
る吐出エアーによって、内部の可動磁石47が上下に移
動する、いわゆるロッドレス型のエアーシリンダであ
る。このエアーシリンダ41は、図6に示すように、上
端部と下端部とが、ブラケット48,49を介してガイ
ド板50と共に中カバー6bに共締めされており、中カ
バー6bと平行で、かつ上下に延在するように設けられ
ている。
【0022】また、ガイド板50は、中カバー6bと間
隔をおいて平行で、かつ上下に延在するように設けられ
ており、このガイド板50の下端と中カバー6bとの間
に旧版25Aを挿入する挿入口51が形成され、ガイド
板50の上端に中カバー6bとの間に旧版25Aを排出
する排出口52が形成されている。53はガイド部材で
あって、後述するように、版胴5の尻側版万力装置23
のくわえから解放された旧版25Aの尻側端部を挿入口
51に案内するものである。
【0023】図7において、55Aは直方体に形成され
た移動子であって、中央に上記エアーシリンダ41が嵌
挿される嵌挿孔55aが設けられており、この移動子5
5Aはエアーシリンダ41に上下動自在に支持されてい
る。この移動子55Aの内部には、前記可動磁石47を
囲むように円環状の磁石56が埋設されており、可動磁
石47が上下動することにより、この可動磁石47に吸
引される磁石56を介して移動子55Aが上下動する。
【0024】また、この移動子55Aの一側面には、図
8に示すように、添え板58が固定されおり、この添え
板58には上下方向に延在する溝58aが設けられてい
る。59は上下方向に延在する回り止め用の金具であっ
て、一端が支持板60を介してフレーム31に固定され
ており、他端部が折曲形成され、この折曲部59aが添
え板58の溝58aに係入され、移動子55Aがエアー
シリンダ41の軸線周りで回転するのを規制している。
【0025】この移動子55Aの他側面には、平板状に
形成された支持部材42が、同図および図6に示すよう
に、その表面が中カバー6bと直交するように固定され
ており、図7に示すように、この支持部材42に植設さ
れた軸62には、第1の回転体43が回転自在に軸支さ
れている。
【0026】この第1の回転体43と軸62との間に
は、一方向クラッチ45が介装されており、この一方向
クラッチ45は、図6において、第1の回転体43が反
時計方向へのみ回転するのを許容し、時計方向への回転
は規制するものである。
【0027】64は側面視くの字状に形成されたレバー
であって、支持部材42に植設された小軸65に回動自
在に軸支されており、このレバー64の一端に植設した
小軸66には、第2の回転体44が回転自在に軸支さ
れ、他端にはコロ67が回転自在に軸支されている。
【0028】第2の回転体44と小軸66との間には一
方向クラッチ46が介装されており、この一方向クラッ
チ46は、図6において、第2の回転体44が時計方向
へのみ回転するのを許容し、反時計方向への回転は規制
するものである。
【0029】したがって、後述するように、第1の回転
体43に第2の回転体44が対接し、これら両ローラ4
3,44によって旧版25Aを保持したとき、一方向ク
ラッチ45,46は、旧版25Aを版胴5から外す方向
への回転を許容し、旧版25Aが外される方向とは反対
方向への回転を規制するように構成されている。
【0030】図6において、69は中カバー6bの内側
に固定されたストッパーであって、上記コロ67が対接
している。前記支持部材42の上端部には、上方に延在
するばね掛け止め部材70が固定されており、このばね
掛け止め部材70の上端と、上記レバー64の一端側と
の間には、引張りコイルばね71が掛けわたされてい
る。
【0031】この引張りコイルばね71の引張力によっ
て、図6において、レバー64が小軸65を回動中心と
して反時計方向に付勢されており、コロ67がストッパ
ー69に対接することにより、第2の回転体44が第1
の回転体43から離間した状態になる。
【0032】この状態から、後述するように、移動子5
5Aの上方(矢印C方向)への移動に伴って、支持部材
42が上方に移動すると、レバー64も上方に移動する
ので、コロ67がストッパー69に対接しながら、引張
りコイルばね71の引張力によって、レバー64が小軸
65を回動中心として反時計方向に回動する。
【0033】さらに移動子55Aが上方に移動し、コロ
67がストッパー69から離間すると、引張りコイルば
ね71の引張力によって、第2の回転体44が第1の回
転体43に圧接され、レバー64の反時計方向への回動
が停止する。
【0034】この第2の回転体44が第1の回転体43
に圧接したときの支持部材42の位置を、以後、説明の
便宜上第1の位置という。第2の回転体44が第1の回
転体43に圧接したままの状態で、移動子55Aが図中
二点鎖線で示す上端限まで移動した位置を、以後、説明
の便宜上第2の位置という。
【0035】前記レバー64、ストッパー69、引張り
コイルばね71およびレバー64を移動させるエアーシ
リンダ41とによって、第2の回転体44を第1の回転
体43に接離自在とする移動手段が構成されている。
【0036】ここまでは一方の版保持装置40Aについ
て説明してきたが、左右一対の版保持装置40A,40
Bについては、図9に示すように、移動子55A,55
Bの互いに対向する側には、これら移動子55A,55
Bが上下に移動する移動端限に対応する位置に、4個の
ローラ73,74,75,76が中カバー6bに回転自
在に軸支されている。
【0037】移動子55Aの上端と移動子55Bの下端
との間には、ローラ73,76に添接されたワイヤー7
7が張架され、移動子55Aの下端と移動子55Bの上
端との間には、ローラ74,75に添接されたワイヤー
78が張架されている。
【0038】このように、2本のワイヤー77,78が
たすき掛け状に、左右一対の移動子55Aと移動子55
Bとを連結していることにより、移動子55Aが上方に
移動すると、ワイヤー78を介して移動子55Bも連動
して上方に移動するので、両移動子55A,55Bが同
期して移動することになる。
【0039】また、移動子55Aが下方に移動すると、
ワイヤー77を介して移動子55Bも連動して下方に移
動するので、両移動子55A,55Bが同期して移動す
る。したがって、両移動子55A,55Bが、互いに同
じ高さを保って上下に移動する。
【0040】次に、図3および図10ないし図13を用
いて版挿入装置を説明する。図10において、92,9
3は棒状に形成された一対のガイドバーであって、これ
らガイドバー92,93は、中カバー6bの外面と間隔
をおいて平行で、かつその軸線が中カバー6bの幅方向
に延在するように、両端部が支持部材92a,93aに
よって中カバー6bの上下にそれぞれ支持されている。
【0041】下カバー6cの上部には、左右方向に延在
する長方形に形成された窓95が設けられており、この
窓95の下端部に対応した位置には、左右一対の位置決
めピン96,96が支持板97を介して下カバー6cに
固定されている。
【0042】同図に示すように、新版25Bを版胴5に
装着する前に安全カバー6で支承するために、新版25
Bの位置決め用切欠部26a,26bを位置決めピン9
6,96に係入することにより下端を位置決めピン9
6,96で支承する。
【0043】図11において、全体を符号100で示す
ものは揺動部材としての給版ユニットであって、前記窓
95を選択的に覆う揺動板101と、版取扱装置の作動
部材として新版25Bを吸着する吸着パッド102と、
版胴5から外された旧版25Aを受ける版受け103
と、揺動板101を揺動させるためのピン105とによ
って概略構成されている。
【0044】揺動板101は、窓95よりもわずかに小
さい外形寸法の細長い長方形に形成され、左右両端部に
は互いに対向する一対のバー107,107が固定され
ており、この揺動板101の下部には、吸着パッド10
2が露呈する多数の長穴101aが設けられている。
【0045】また、この揺動板101は、下カバー6c
に植設された枢軸108にバー107,107の上部が
枢支されることにより、枢軸108を回動中心として揺
動自在に中カバー6bに支持されている。吸着パッド1
02は、図3に示すようにホルダー112に保持され、
下カバー6cに取り付けられた版取扱装置の作動部材と
してエアーシリンダ113を作動させることにより、ホ
ルダー112を介して揺動板101の背面側に上下方向
(矢印C−D方向)、すなわち版胴5に対して接離する
方向に、前記長穴101a内を移動する。この吸着パッ
ド102には、上述したエアーチューブ13が接続され
ており、吸気ポンプ11から吸引エアーが供給される。
【0046】図11に示すように、前記版受け103は
バー107を介して揺動板101の背面側に固定されて
おり、断面がL字状に形成され、上方が開口した版受部
103aが設けられている。ピン105は同図(b)お
よび図12に示すように、支持板110を介してバー1
07に固定されており、給版ユニット100の側方から
突出している。
【0047】次に、図10,図11(b)および図12
を用いて、給版ユニット100を揺動させるエアーシリ
ンダについて説明する。図12において、115は図示
していないブラケット等を介して印刷ユニットのフレー
ム31に固定された支持板であって、この支持板115
に取り付けられた固定子116には、小軸117が両端
部を露呈するようにして軸支されている。
【0048】120は給版ユニット100を揺動させる
エアーシリンダであって、下端に突設した互いに対向す
る一対のヒンジ121,121を介して前記小軸117
に枢支されている。このエアーシリンダ120のロッド
122の先端には、係合部材123が取り付けられてお
り、この係合部材123の上端部には、前記ピン105
が係合する第1の溝としてのU字溝123aが設けられ
ている。これらピン105とU字溝123aとによっ
て、係合・係合解除手段を構成している。
【0049】したがって、図11(b)に実線で示すよ
うに、エアーシリンダ120のロッド122が後退した
状態においては、ピン105が係合部材123のU字溝
123aに係合している給版ユニット100は窓95を
覆った状態、すなわち版胴5から離間した待機位置に位
置付けられている。一方、二点鎖線で示すように、エア
ーシリンダ120のロッド122が前進すると、係合部
材123のU字溝123aに係合しているピン105を
介して、給版ユニット100が、枢軸108を回動中心
として反時計方向に回動する。反時計方向に回動するこ
とにより、給版ユニット100の下端が版胴5に近接し
た作動位置に位置付けられるとともに、図10に示すよ
うに、版受け103の版受部103aが上述した版挿入
口51の方向へ移動する。
【0050】次に、図10を用いて、新版の尻側端部を
版胴に挿入する押圧コロ128について説明する。同図
において、125は左右のフレーム31,31間に回転
自在に支持された駆動軸であって、図示を省略したレバ
ーとアクチュエータによって回動するように構成されて
いる。
【0051】この駆動軸125の両端部には、対向する
一対の支持アーム126,126(一方の支持アーム1
26は図示せず)の一端部が固定されており、他端部間
には軸127が横架されている。この軸127には複数
の押圧コロ128が回転自在に軸線方向に並設されてい
る。
【0052】このような構成において、駆動軸125が
図中時計方向に回動することにより、押圧コロ128は
版胴5の周面に対接する。
【0053】次に、図12および図13を用いて、給版
ユニット100の揺動を規制する構造および揺動規制を
解除する構造について説明する。これらの図に示すよう
に、給版ユニット100のバー107には、揺動規制部
材136が固定されており、この揺動規制部材136に
は、第2の溝としての係合溝136aが設けられてい
る。
【0054】138は正面視がくの字状に形成された係
合レバーであって、下カバー6cに植設された小軸13
9に回転自在に支持され、一端部に前記揺動規制部材1
36の係合溝136aに係合する係合部138aが設け
られている。140は下カバー6cに固定されたばね掛
け止め部材であって、このばね掛け止め部材140と係
合レバー138の他端との間に掛け止めされた引張りコ
イルばね141の引張力によって、係合レバー138は
小軸139を回動中心として図中時計方向に付勢されて
いる。
【0055】係合レバー138の係合部138aと、揺
動規制部材136の係合溝136aとの間には、前記支
持板115に固定された係止ピン142が設けられてい
る。これら係合レバー138と、この係合レバー138
が係合する係合溝136aとによって、安全カバー6を
上方に移動させたとき、給版ユニット100の揺動を規
制する揺動規制手段を構成している。また、係合レバー
138と、この係合レバー138が係止される係止ピン
142とによって、安全カバー6を下方に移動させたと
き、給版ユニット100の揺動規制を解除する揺動規制
解除手段を構成している。
【0056】このような構成において、安全カバー6が
下方に移動して版胴5の前方を覆っている状態のとき
は、係合レバー138が係止ピン142に係止されて、
引張りコイルばね141の引張力に抗して小軸139を
回動中心として図中反時計方向に回動する。したがっ
て、係合部138が揺動規制部材136の係合溝136
aから離間して係合していないので、給版ユニット10
0は枢軸108を揺動中心として揺動可能な状態にな
る。
【0057】一方、安全カバー6が上方に移動して版胴
5の前方が開放状態のときは、係止ピン142が固定状
態のままで、係合レバー138と給版ユニット100と
が下カバー6cとともに上方に移動するので、係合レバ
ー138の係合部138aが係止ピン142との係止を
解除する。
【0058】したがって、係合レバー138は引張りコ
イルばね141の引張力によって、小軸139を回動中
心として図中時計方向に回動するので、係合部138a
が揺動規制部材136の係合溝136aに係合すること
により、給版ユニット100は枢軸108を揺動中心と
する揺動が規制される。
【0059】次に、図14ないし図16を用いて、吸引
ポンプ11からの吸引エアーおよび吐出ポンプ16から
の吐出エアーの供給を断接する断接手段について説明す
る。図15において、145はエアーの流れを停止した
り接続したりする断接手段であって、第1の接続部材で
あるソケット側ユニット146と、第2の接続部材であ
るプラグ側ユニット147とによって構成されている。
このうち、ソケット側ユニット146は、2個のソケッ
ト148,149を備えており、これらソケット14
8,149のそれぞれの内部には、これらソケット14
8,149を貫通する通路148a,149aおよび図
示していない弁体等が設けられている。
【0060】また、これらソケット148,149の上
端部には、通路148a,149aに連通した第1の接
続部としての凹部148b,149bが設けられてい
る。ソケット148の下端には、通路148aに連通し
た上記エアーチューブ12が接続され、ソケット149
の下端には、通路149aに連通した上記エアーチュー
ブ17が接続されている。
【0061】これら2個のソケット148,149は、
ホルダー151に並べられるようにして保持され、ホル
ダー151にねじ締めされた固定部材152によって、
ホルダー151に固定されており、このホルダー151
は図示を省略したブラケットを介してフレーム31に固
定されている。固定部材152には、凹部148b,1
49bに、後述するプラグ154,155の凸部154
b,155bが嵌合する直前に、位置決めピン159が
係入される位置決め孔153が設けられている。
【0062】プラグ側ユニット147は、2個のプラグ
154,155を備えており、これらプラグ154,1
55のそれぞれの内部には、これらプラグ154,15
5を貫通する通路154a,155aおよび図示してい
ない弁体等が設けられている。また、これらプラグ15
4,155の下端には、通路154a,155aに連通
した第2の接続部としての凸部154b,155bが設
けられている。
【0063】プラグ154の上端には、通路154aに
連通した上記エアーチューブ13が接続され、プラグ1
55の上端には、通路155aに連通した上記エアーチ
ューブ18が接続されている。
【0064】これら2個のプラグ154,155は、ホ
ルダー157に並べられるようにして固定されており、
このホルダー157は中カバー6bの内側の下部に固定
されており、後述するように、プラグユニット147
は、この中カバー6bが上下に移動するときに中カバー
6bとともに移動する。このホルダー157には、下方
に突設する位置決めピン158が設けられている。
【0065】このような構成において、上述したエアー
シリンダ30によって安全カバー6を上方に移動させる
ことにより、中カバー6bも上方に移動するので、図1
6に示すように、プラグ側ユニット147も上方に移動
し、ソケット側ユニット146は固定されたままの状態
が維持される。
【0066】したがって、プラグ154,155の凸部
154b,155bとソケット148,149の凹部1
48b,149bとの嵌合が解除されるので、エアーチ
ューブ12,17からエアーチューブ13,18へのエ
アーの供給が停止する。
【0067】このとき、ソケット148,149とプラ
グ154,155に設けられた図示を省略した自動開閉
バルブによって、通路148b,149bと通路154
a,155aとが自動的に閉じられ、エアーが通路14
8b,149bと通路154a,155aからの流出が
規制される。
【0068】図16の状態から、エアーシリンダ30に
よって安全カバー6を下方に移動させることにより、中
カバー6bとともプラグ側ユニット147も下方に移動
し、プラグ側ユニット147がソケット側ユニット14
6に近接する。
【0069】このとき、プラグ側ユニット147の位置
決めピン158が、ソケット側ユニット146の位置決
め孔153に係入されるので、この直後、さらにプラグ
側ユニット147が下方に移動すると、プラグ154,
155の凸部154b,155bが、ソケット148,
149の凹部148b,149bに円滑、かつ確実に嵌
合する。
【0070】次に、図17を用いて、安全カバー6を上
下動させるエアーシリンダ30にエアーを供給するエア
ー供給切替装置について説明する。なお、同図は実際の
回路とは異なり、本装置を説明する上で必要とする部材
のみを図示したものである。同図において、160は前
記エアーシリンダ30を駆動するためのエアーシリンダ
駆動用電磁弁で、3個のポートA,B,Pを備えてい
る。このうち、ポートAはエアーチューブ161を介し
て、エアーシリンダ30の安全カバー6を上昇させる
側、すなわちエンド側ポート30Aに接続され、ポート
Bはエアーチューブ162を介して、エアーシリンダ3
0の安全カバー6を下降させる側、すなわちロッド側ポ
ート30Bに接続され、ポートPは後述する切替電磁弁
163のポートPに接続されている。
【0071】このエアーシリンダ駆動用電磁弁160
は、ポートAがポートPに接続され、ポートBが大気圧
に開放される態様と、ポートBがポートPに接続され、
ポートAが大気圧に開放される態様との2位置に切り替
えられる電磁弁である。
【0072】切替電磁弁163は、3個のポートP,P
1,P2を備えており、ポートP1 はエアーチューブ16
4を介して、後述するレギュレータ166に接続され、
ポートP2 はエアーチューブ165を介して、後述する
レギュレータ167に接続されている。この切替電磁弁
163は、ポート P1がポートPが接続され、ポートP
2が閉じられた態様と、ポートP1 が閉じられ、ポート
2とポートPとが接続される態様との2位置に切り替
える切替弁である。
【0073】166,167は圧力調整用のレギュレー
タであって、レギュレータ166は吐出ポンプ168か
らの吐出エアーの圧力を高圧に設定して、切替電磁弁1
63のポート P1に供給する減圧弁である。一方、レギ
ュレータ167は前記レギュレータ166の吐出側に接
続され相対的に圧力を低圧に設定したもので、切替電磁
弁163のポートP2 に供給する減圧弁である。すなわ
ち、レギュレータ163を通過する吐出エアーの圧力
は、安全カバー6の重量に抗して安全カバーを押し上げ
る力よりも大きく設定され、レギュレータ167を通過
する吐出エアーの圧力は、安全カバー6の重量に抗して
安全カバーを押し上げる力よりも小さく設定されてい
る。
【0074】次に、図18を用いて給版ユニット用エア
ーシリンダ制御部10について説明する。同図中、17
0(170Aないし170D)は、上述した吸気ポンプ
11に一端側が共通に接続された4本の配管であって、
これら4本の各配管170(170Aないし170D)
の他端には、逆止弁171(171Aないし171D)
がそれぞれ接続されている。
【0075】172(172Aないし172D)はエア
ーチューブであって、これらエアーチューブ172(1
72Aないし172D)のそれぞれを介して、逆止弁1
71(171Aないし171D)と、エアー流路切替用
電磁弁173(173Aないし173D)のそれぞれが
接続されている。
【0076】このエアー流路切替用電磁弁173は、2
個のポートP,Aを備えており、ポートAが大気に開放
され、ポートPが閉じられた態様と、ポートAがポート
Pに接続される態様との2位置に切り替えられる電磁弁
であって、ポートAはエアーチューブ12に接続されて
いる。
【0077】上述したように、各断接手段145(14
5Aないし145D)は、エアーチューブ13(13A
ないし13D)を介して、各安全カバー6(6Aないし
6D)に設けられた給版ユニット100の吸着パッド1
02にそれぞれ接続されている。したがって、エアー流
路切替用電磁弁173が不動作状態にあり、ポートAに
大気に開放されているときは、各エアーチューブ12,
13内は大気圧であり、吸気ポンプ11からの吸引エア
ーが各吸着パッド102へ供給されるのが停止すること
になる。
【0078】一方、エアー流路切替用電磁弁173が作
動し、ポートAがポートPに接続されているときは、各
配管9および各エアーチューブ172,12,13を介
して吸気ポンプ11から各吸着パッド102への吸引エ
アーが供給されることになる。
【0079】逆止弁171は、常時は、閉じた状態が保
持されており、前記エアー流路切替用電磁弁173が作
動し、吸気ポンプ11から吸着パッド102に吸引エア
ーが供給されると開き、さらに吸引エアーが供給されて
吸着パッド102に新版が吸着されることにより、エア
ーチューブ172,12,13内が負圧状態になってい
る間も開いている。
【0080】そして、吸着パッド102に新版が吸着さ
れることにより、エアーチューブ172,12,13内
が負圧状態になっているときに、例えば他の吸気系の一
部が大気に開放されるなどにより、吸気圧力が低下する
と、逆止弁171が閉じてエアーチューブ172と配管
170との間をエアーが通過するのを遮断し、エアーチ
ューブ172,12,13内の負圧状態を保持する。
【0081】次に、図22および図25を用いて、版保
持装置40Aの支持部材42が第1の位置に位置付けら
れたとき、支持部材42と版受け103までの間隔と、
第1および第2の回転体43,44と旧版25Aの下端
までの長さとの関係について説明する。後述するよう
に、旧版25Aを第1および第2の回転体43,44と
によって保持し、第2の位置まで持ち上げて、図25に
示すように、再び第1の位置に位置付けたとき、第1お
よび第2の回転体43,44と版受け103の版受部1
03aとの間隔L1が、図22に示す第1の位置に位置
付けられた第1および第2の回転体43,44と、旧版
25Aの下端までの長さL2よりも短く設定されてい
る。
【0082】次に、主に図19ないし図29を用いて、
このように構成された版保持装置における版の交換動作
を説明する。図19に示すように、予め、上カバー6
a,中カバー6b,下カバー6cが下方に位置付けられ
ており、版胴5の前方は、中カバー6bと下カバー6c
とによって覆われた状態になっている。また、版保持装
置40Aの支持部材42が下方に位置付けられており、
第2の回転体44が第1の回転体43から離間した状態
になっている。
【0083】この状態で、新版25Bのくわえ側端部
(図中下端部)に設けられた位置決め用切欠部26a,
26bを位置決めピン96,96に係入して、新版25
Bの下端を位置決めピン96,96に支承させる。次い
で、新版25Bの上部をガイドバー92に添接させた
後、新版25Bの下端部を給版ユニット100の吸着パ
ッド102に吸着させる。すなわち、図1に示すよう
に、4個の印刷ユニット3Aないし3Dのうち、1色目
の印刷ユニット3Aから順次新版25Bを給版ユニット
100の吸着パッド102に吸着させる。
【0084】すなわち、図18に示すように、1色目の
印刷ユニット3Aのエアー流路切替用電磁弁173A
は、ポートAがエアーチューブ12Aに接続された態様
から、ポートBがエアーチューブ12Aに接続される態
様に切り替えられ、他の印刷ユニット3Bないし3Dの
エアー流路切替用電磁弁173Bないし173Dは、エ
アーチューブ12AがポートAに接続された態様のまま
になっている。
【0085】したがって、吸気ポンプ11から供給され
た吸引エアーは、配管170Aおよびエアーチューブ1
72A,12A,13Aを介して1色目の印刷ユニット
3Aの吸着パッド102に供給されるが、他の印刷ユニ
ット3Bないし3Dの吸着パッド102には供給されな
い。
【0086】1色目の印刷ユニット3Aの吸着パッド1
02に新版25Bが吸着され、さらに吸気ポンプ11か
ら吸引エアーが供給されるとエアーチューブ172A,
12A,13A内が負圧状態になる。
【0087】この状態で、2色目の印刷ユニット3Bの
エアー流路切替用電磁弁173Bを、エアチューブ12
BがポートAに接続された態様から、エアーチューブ1
2BがポートBに接続される態様に切り替えると、吸気
ポンプ11からの吸引エアーは、配管170Bおよびエ
アーチューブ172B,12B,13Bを介して2色目
の印刷ユニット3Bの吸着パッド102に供給される。
【0088】このとき、2色目の印刷ユニット3Bの吸
着パッド102に新版25Bが吸着されるまでの間、わ
ずかな時間ではあるが、一時的にエアーチューブ13B
内が大気圧になるので、吸気ポンプ11の吸引圧力が一
時的に低下する。ここで、1色目のエアーチューブ17
2A,12A,13A内が負圧状態になっているので、
吸気ポンプ11の吸引圧力が下がると、上述したよう
に、逆止弁171Aが閉じる。したがって、逆止弁17
1Aによってエアーチューブ172Aと配管170Aと
の間をエアーが通過するのを遮断されるので、エアーチ
ューブ172A,12A,13A内の負圧状態が保持さ
れる。
【0089】このため、1色目の印刷ユニット3Aの吸
着パッド102に吸着された新版25Bが吸着パッド1
02から外れたり、位置ずれを起こしたりするようなこ
とがない。このように、複数の印刷ユニット3Aないし
3Dの吸着パッド102に吸引エアーを供給するのに、
1個の吸気ポンプ11によって行えるので、製造コスト
を低減することができるとともに、装置の小型化を図る
ことができる。
【0090】下端部を吸着パッド102に吸着された新
版25Aは、吸着パッド102とガイドバー92とによ
って上カバー6a,中カバー6b,下カバー6cに沿う
ように略直線状に支承される。
【0091】次に、図20に示すように、版胴5の尻側
版万力装置23のくわえを解除するとともに、くわえ側
版万力装置23によるくわえも解除することにより、版
胴5に装着されていた旧版25Aの尻側端部である折曲
部27が版胴5から外れる。
【0092】この状態から、図21に示すように、版胴
5が図中時計方向に略1回転して停止することにより、
くわえ側版万力装置22が給版ユニット100に対向す
るとともに、旧版25Aの折曲部27は、版挿入口51
から版保持装置40A内に進入して、第1の回転体43
と第2の回転体44との間を通過して版排出口52から
突出する。
【0093】この状態が検出されたら、上述した版保持
装置用エアーシリンダ制御部15によって吐出ポンプ1
6からの吐出エアーがエアーチューブ17,断接手段1
45およびエアーチューブ18を介して、版保持装置4
0Aのエアーシリンダ41に供給される。したがって、
版保持装置40Aのエアーシリンダ41が駆動して支持
部材42が上方に移動し、図22に示すように、レバー
64のコロ67がストッパー69から離間するので、引
張りコイルばね71の引張力によって、レバー64が回
動して第2の回転体44が第1の回転体43に対接し、
支持部材42が第1の位置に位置付けられる。
【0094】さらに、エアーシリンダ41によって支持
部材42が上方に移動することで、旧版25Aは第1の
回転体43と第2の回転体44とに保持されて上方へ移
動するので、旧版25Aの下端(くわえ側端部)が版胴
5のくわえ側版万力装置22から外れ、図23に示すよ
うに、支持部材42が上端限の第2の位置に位置付けら
れる。
【0095】このとき、第1の回転体43と第2の回転
体44とには、旧版25Aを版胴5から外す方向への回
転が許容され、旧版25Aが外される方向とは反対方向
への回転が規制される一方向クラッチ45,46が介装
されているから、旧版25Aが版胴5のくわえ側版万力
装置22のくわえから確実に外される。したがって、旧
版25Aがくわえ側版万力装置22から外される以前に
撓むようにして変形するようなことがないから、版保持
装置40Aを破壊したり、図示を省略したインキ着ロー
ラ内に挿入され、インキ着ローラを破損させたりするよ
うなことを防止することができる。
【0096】また、版胴5から排出された旧版25Aを
2個の回転体43,44によって保持して移動させるだ
けであるから構造が簡素化される。さらに、版胴5から
旧版25Aの尻側端部を外してからくわえ側端部を外す
直前までは、版胴5の回転によって旧版25Aを版保持
装置40A内に導入し、くわえ側端部を外すときのみに
支持部材42を上方に移動させるようにしたものであ
る。したがって、支持部材42の移動量を最小限とする
ことができるから、支持部材42を駆動するエアーシリ
ンダ41を小型化することができる。
【0097】図11(b)に示すように、エアーシリン
ダ120のロッド122が前進することにより、図24
に示すように、係合部材123のU字溝123aに係合
しているピン105も図中二点鎖線で示す位置に移動す
る。したがって、給版ユニット100は枢軸108を回
動中心として図中反時計方向に回動して、給版ユニット
100の下端が版胴5に近接した作動位置に位置付けら
れ、版受け103の版受部103aが上方を指向する。
【0098】次いで、図25に示すように、エアーシリ
ンダ41によって支持部材42が下方に移動して、レバ
ー64のコロ67がストッパ69に対接したとき、すな
わち、第2の回転体44が第1の回転体43から離間す
る直前の第1の位置のときに、旧版25Aの下端は版受
け103の版受部103aによって支承される。
【0099】このとき、上述したように、第1および第
2の回転体43,44と版受け103の版受部103a
との間隔L1が、第1および第2の回転体43,44と
旧版25Aの下端までの長さL2よりも短く設定されて
いる。したがって、第1および第2の回転体43,44
が第1の位置に位置付けられる以前に、第1および第2
の回転体43,44によって保持された旧版25Aの下
端が版受部103aに当接する。さらに支持部材42が
下方に移動して第1の位置に位置付けられるまで、旧版
25Aは第1および第2の回転体43,44によって保
持されたままの状態が維持される。この間、旧版25A
の下端が版受部103aに押し付けられるが、第1およ
び第2の回転体43,44が、一方向クラッチ45,4
6によって、旧版25Aを版胴5から外す方向への回転
を許容されているから、第1および第2の回転体43,
44が回転して、旧版25Aが下端を版受部103aに
当接させたまま上方に移動する。したがって、旧版25
Aが版受部103aに必要以上に押し付けられて損傷す
ることが防止できる。
【0100】また、第1の位置において、第2の回転体
44が第1の回転体43から離間し、両回転体43,4
4による旧版25Aの保持が解除されたときには、常
に、旧版25Aの下端が版受け103の版受部103a
に当接している。このため、両回転体43,44による
旧版25Aの保持が解除されたとき、旧版25Aの下端
が版受部103aに落下して旧版25Aを損傷させたり
するようなことがない。
【0101】図10において、駆動軸125が図示を省
略したアクチュエータの駆動によって図中時計方向に回
動することにより、図27に示すように、押圧コロ12
8が版胴の周面に対接する。
【0102】この状態で、エアーシリンダ113によっ
て吸着パッド102を矢印E方向に移動させることによ
り、新版25Bの下端部(くわえ側端部)が版胴5のく
わえ側版万力装置22内に挿入され、くわえ側版万力装
置22によってくわえられる。
【0103】次いで、図18において、各印刷ユニット
3のそれぞれのエアー流路切替用電磁弁173(173
Aないし173D)を、ポートAがエアーチューブ11
に接続された態様から、ポートAがエアーチューブ11
に接続する態様に切り替えると、各エアーチューブ13
(13Aないし13D)内のエアーの圧力が負圧状態か
ら大気圧に切り替わる。したがって、吸着パッド102
による新版25Bの吸着が解除される。
【0104】次いで、図28に示すように、版胴5が反
時計方向に回動することにより、押圧コロ128によっ
て新版25Bは版胴5の周面に密着し、版胴5が略1回
転することにより、押圧コロ128によって、新版25
Bの尻側端部である折曲部27が版胴5の尻側版万力装
置23に挿入されてくわえられることにより、新版25
Bが版胴5の周面に装着される。
【0105】次に、図11(b)において、エアーシリ
ンダ120のロッド122を図中実線で示すように後退
させることにより、係合部材123のU字溝123aに
係合しているピン105も実線で示す位置に移動する。
したがって、給版ユニット100は、図29に示すよう
に、枢軸108を回動中心として図中時計方向に回動し
て、窓95を覆うようにして版胴5から退避した待機位
置に位置付けられる。
【0106】版受け103の版受部103aに支承され
た旧版25Aを装置の上方から排出する。
【0107】このように、第1および第2の回転体4
3,44による保持を解除した状態で旧版25Aを排出
することができるので、排出作業を容易かつ短時間で行
うことができる。さらに、第1および第2の回転体4
3,44によって一旦上方に移動させた旧版25Aを、
次に下方に移動させて版受け103に支承するようにし
たことにより、版受け103に下端を支承された旧版2
5Aの上端の高さがその分低くなるので排出の作業性が
向上する。
【0108】次に、装置内の清掃や保守点検のために安
全カバー6を上下動させる動作について説明する。安全
カバー6を上方に移動させるときは、図17(a)に示
すように、エアーシリンダ駆動用電磁弁160を、一方
のソレノイドを作動させることにより、ポートPがポー
トAに接続され、ポートBが大気圧に開放される態様に
切り替える。また、切替電磁弁163を、一方のソレノ
イドを作動させることにより、ポートPがポートP1
接続される態様に切り替える。
【0109】このような構成において、レギュレータ1
66によってポートP1 に供給されるエアーの圧力が、
安全カバー6の重量に抗して安全カバーを押し上げる力
よりも大きく設定されているので、この高圧のエアーが
安全カバー6を上げる側のエンド側ポート25Aに供給
されることにより、エアーシリンダ30のロッド30a
が安全カバー6を上方に移動させる。
【0110】一方、上方に移動させた安全カバー6を下
方に移動させるときは、同図(b)に示すように、エア
ーシリンダ駆動用電磁弁160を、上述した上方に移動
させるときと同じように、ポートPがポートAに接続さ
れ、ポートBが大気圧に開放される態様にする。また、
切替電磁弁136を、他方のソレノイドを作動させるこ
とにより、ポートPがポートP2 に接続される態様に切
り替える。
【0111】上述したように、レギュレータ167によ
ってポートP2 に供給されるエアーの圧力は、安全カバ
ー6の重量に抗して安全カバーを押し上げる力よりも小
さく設定されているので、この低圧のエアーが安全カバ
ー6を上げる側のエンド側ポート30Aに供給されて
も、安全カバー6の重量によって安全カバー6は下方に
移動する。
【0112】このとき、安全カバー6の重量に抗して安
全カバー6を上方に移動させようとする低圧のエアーに
よって、安全カバー6がゆっくり下方へ移動するので、
安全カバー6の下端限における他の部品との衝突が緩和
されるから、安全カバー6の耐久性が向上する。
【0113】安全カバー6が下方に移動して下端限に位
置付けられると、図3において、検出スイッチ38が安
全カバー6を検出するので、図17(c)に示すよう
に、エアーシリンダ駆動用電磁弁160が、他方のソレ
ノイドを作動させることにより、ポートPがポートBに
接続され、ポートAが大気圧に開放される態様に切り替
わる。また、切替電磁弁36が、一方のソレノイドを作
動させることにより、ポートPが高圧用のポートP1
接続される態様に切り替わる。したがって、高圧用のポ
ートP1 から供給される高圧のエアーによって、安全カ
バー6が下端限に位置付けられた状態、すなわち安全カ
バー6が版胴5の前方を覆い閉じた状態が保持されるの
で、安全カバー6を故意または誤って上方に移動するの
を規制することができる。
【0114】また、同図(d)に示すように、切替電磁
弁163を、他方のソレノイドを作動させることによ
り、ポートPがポートP2 に接続される態様に切り替え
る。この状態とすることによっても、低圧用のポートP
2 から供給される低圧のエアーによって、安全カバー6
が下端限に位置付けられた状態、すなわち安全カバー6
が版胴5の前方を覆い閉じた状態が保持されるので、安
全カバー6を故意または誤って上方に移動するのを規制
することができる。
【0115】安全カバー6を上方に移動させると、図1
6に示すように、断接手段145を構成しているプラグ
側ユニット147が中カバー6bと一体的に上方に移動
する。一方、フレーム31側に固定されているソケット
側ユニット146は安全カバー6の移動とはかかわりな
く固定されたままの状態が維持される。したがって、プ
ラグ154,155の凸部154b,155bとソケッ
ト148,149の凹部148b,149bとの嵌合が
解除されるので、エアーチューブ12,17からエアー
チューブ13,18へのエアーの供給が遮断される。
【0116】このように、吸引ポンプ11および吐出ポ
ンプ16と、エアーチューブ12,17を介して接続さ
れたソケットユニット146を移動させる必要がないか
ら、エアーチューブ12,16も装置内に固定状態とし
ておくことができるので、エアーチューブ12,16の
移動スペースを必要としない。
【0117】したがって、限られたスペース内でエアー
チューブ12,16の経路を確保することができる。ま
た、安全カバー6の移動に連動してポンプ11,16か
らのエアーの供給が自動的に断接するので、安全カバー
6の移動を検出してエアーの供給を制御する検出手段や
制御手段が不要になる。
【0118】また、安全カバー6を上方へ移動させるこ
とにより、エアーチューブ13を介して接続された吸着
パッド102と、エアーチューブ18を介して接続され
た版保持装置40A,40Bのエアーシリンダ41およ
び吸着パッド102のエアーシリンダ113へのエアー
の供給が自動的に遮断される。このため、安全カバー6
を上方へ移動させて版胴5の前方を開放して印刷機の作
動を停止した状態で、誤ってこれら吸着パッド102の
吸着動作や版保持装置40A,40Bによる版保持動作
および吸着パッド102の移動が行われるようなことが
ないので使い勝手が向上する。
【0119】上方の位置から安全カバー6が下方に移動
し、中カバー6bといっしょにプラグ側ユニット147
も下方に移動することにより、プラグ側ユニット147
がソケット側ユニット146に近接する。このとき、プ
ラグ側ユニット147の位置決めピン158が、ソケッ
ト側ユニット146の位置決め孔153に係入されるの
で、この後、さらにプラグ側ユニット147が下方に移
動すると、プラグ154,155の凸部154b,15
5bが、ソケット148,149の凹部148b,14
9bに円滑、かつ確実に嵌合する。
【0120】ここで、安全カバー6を上方に移動するこ
とにより、図12において、安全カバー6とともに給版
ユニット100と係合レバー138が上方に移動するの
で、係合レバー138と係止ピン142との係止が解除
される。したがって、係合レバー138は、引張りコイ
ルばね141の引張力によって、小軸139を回動中心
として、図中時計方向に回動するので、係合レバー13
8の係合部138aが給版ユニット100の係合溝13
6aに係合する。
【0121】このため、安全カバー6が上方に位置付け
られているときには、故意または誤って給版ユニット1
00が揺動されるのを規制することができるから、給版
ユニット100が他の構成部品に誤って当接するのを防
止できるので、給版ユニット100の破損を防止するこ
とができる。また、給版ユニット100を揺動させるエ
アーシリンダ120を固定側のフレーム31に支持させ
たことにより、給版ユニット100が取り付けられた下
カバー6cを上方に移動させるエアーシリンダ30を小
型化することができる。
【0122】また、安全カバー6を上方に移動すること
により、図11(b)において、エアーシリンダ120
の係合部材123のU字溝123aに係合しているピン
105が給版ユニット100といっしょに上方に移動す
るので、U字溝123aとピン105との係合が解除さ
れる。このように、安全カバー6を上方に移動させ版胴
5の前方を開放したときには、U字溝123aとピン1
05との係合が解除されるから、エアーシリンダ120
によって誤って給版ユニット100が揺動されるような
ことがない。
【0123】また、給版ユニット100とエアーシリン
ダ120との間の係合および係合解除手段を、係合部材
123のU字溝123aと、給版ユニット100に設け
たピン105とによって行うようにしたことにより、部
品点数が削減されるばかりでなく、構造が簡素化され
る。
【0124】同様に、安全カバー6を上方に移動させた
ときにおける給版ユニット100の揺動を規制する揺動
規制手段を、係合レバー138と、この係合レバー13
8が係合する係合溝136aと、係止ピン142とによ
って構成したことにより、部品点数が削減されるばかり
でなく、構造が簡素化される。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、1個の吸引エアー源によって複数の版保持
器に吸引エアーを供給することができるので、製造コス
トを低減することができるとともに、装置の小型化を図
ることができる。
【0126】また、請求項2に係る発明によれば、一方
の版保持器で一旦保持された版は、他方の版保持器によ
る版保持作業が開始されても、一方の版保持器で保持さ
れた状態が維持されるので、版保持器から版がずれたり
外れたりするようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉輪
転印刷機の構成図である。
【図2】 同図(a)は本発明に係る版保持装置が適用
された枚葉輪転印刷機における版胴の構造を示す概念側
面図、同図(b)は版の斜視図である。
【図3】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉輪
転印刷機において、印刷ユニットの一部を破断して示す
正面図である。
【図4】 図3におけるIV-IV 線断面図である。
【図5】 図3におけるV-V 線断面図である。
【図6】 図5におけるVI部の拡大図である。
【図7】 図3におけるVII部の拡大図である。
【図8】 図7におけるVIII-VIII線断面図である。
【図9】 本発明に係る版保持装置の昇降を説明するた
めのモデル図である。
【図10】 図3におけるX-X 線断面図である。
【図11】 同図(a)は図10におけるXI部の拡大
図、同図(b)はエアーシリンダを追記して描いた図で
ある。
【図12】 図3におけるXII部の拡大図である。
【図13】 図12におけるXIII-XIII線断面図であ
る。
【図14】 図3におけるXIIII-XIIII線断面図であ
る。
【図15】 図14におけるXV部の拡大図である。
【図16】 図14におけるXVI 部の拡大図である。
【図17】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、安全カバーを開閉するエアーシリ
ンダにエアーを供給するエアー供給装置の回路図であっ
て、同図(a)は安全カバーを上方に移動させる状態を
示し、同図(b)は安全カバーを下方に移動させる状態
を示し、同図(c)は安全カバーを下端限で保持した状
態を示し、同図(d)は安全カバーを下端限で保持した
状態の別の態様を示す。
【図18】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、給版ユニットのシリンダ制御部の
構成図である。
【図19】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、新版を給版する準備をした状態を
示す印刷ユニットの側面図である。
【図20】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、旧版を版胴の尻側版万力装置から
外した状態を示す印刷ユニットの側面図である。
【図21】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、旧版が版保持装置内に導かれた状
態を示す印刷ユニットの側面図である。
【図22】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、版保持装置が旧版を保持する第1
の位置に位置した状態を示す印刷ユニットの側面図であ
る。
【図23】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、版保持装置が旧版を版胴から外し
て版胴から離れた第2の位置に位置した状態を示す印刷
ユニットの側面図である。
【図24】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、給版ユニットが版胴に近接した状
態を示す印刷ユニットの側面図である。
【図25】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、版保持装置が版を保持したままで
下方に移動した状態を示す印刷ユニットの側面図であ
る。
【図26】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、版保持装置が版の保持を解除した
状態を示す印刷ユニットの側面図である。
【図27】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、給版ユニットから新版が版胴のく
わえ側版万力装置内に挿入された状態を示す印刷ユニッ
トの側面図である。
【図28】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、新版が版胴に装着された状態を示
す印刷ユニットの側面図である。
【図29】 本発明に係る版保持装置が適用された枚葉
輪転印刷機において、旧版を排出する状態を示す印刷ユ
ニットの側面図である。
【符号の説明】
1…枚葉輪転印刷機、3Aないし3D…印刷ユニット、
5…版胴、6(6Aないし6D)…安全カバー、6a…
上カバー、6b…中カバー、6c…下カバー、10…給
版ユニット用エアーシリンダ制御部、11…吸気ポン
プ、25…版、25A…旧版、25B…新版、100…
給版ユニット、102…吸着パッド、171(171A
ないし171D)…逆止弁、173(173Aないし1
73D)…エアー流路切替用電磁弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印刷ユニットの版胴のそれぞれに
    対応するように設けられ、吸引エアーにより版を保持す
    る版保持器と、 前記複数の版保持器に前記吸引エアーを供給する吸引エ
    アー源とを備えた版保持装置において、 前記各版保持器と前記吸引エアー源との間にそれぞれ逆
    止弁を備えたことを特徴とする版保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の版保持装置において、 前記逆止弁は、一方の版保持器による版の保持が行われ
    ている状態で、他方の版保持器による版保持作業が開始
    された際に一方の版保持器による版の保持力の低下を阻
    止することを特徴とする版保持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192371A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Shinwa Shokai:Kk 液体定量吐出装置及びその制御方法
JP2011098575A (ja) * 2003-12-09 2011-05-19 Heiderberger Druckmaschinen Ag シート状の被印刷体を処理する機械のためのモジュール

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