JP2003299574A - 有孔板状セラミックろ過フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は細長い板状のセラミックに穴
を開けたコーヒーろ過フィルターに関するものであり、
これを使うと家庭でも気軽に、安価でセラミックろ過コ
ーヒーを楽しめるようになる。 【解決手段】 セラミックのコーヒーろ過フィルター
を、家庭用のコーヒーメーカーに使用する紙製ろ過フィ
ルターの内側もしくは外側に装着することができるよう
に、紙製ろ過フィルターを受けるドリッパーと呼ばれる
部分の形状と同じにするために、細長い板状にし、なお
かつ１ないし３個の穴を開け、上から落ちてくるコーヒ
ーを受け止めて穴に導きやすくするために、曲面を持た
せたセラミック製コーヒーろ過フィルター。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、セラミックの特性であるミクロの無数の穴
の吸着力、吸収力を利用して、コーヒーの味を損なう不
純物をろ過し、よりおいしくすることを目的に発明した
家庭用のコーヒーメーカーに装着できるセラミック製の
ろ過フィルターである。細長い板状のセラミックはろ過
材として使用するため、吸着面積を増やすことを目的と
して穴を開け、上から落ちてくるコーヒーを受け止めや
すくするため曲面とした。吸着面積を増やすことに関し
ては砕いて細かくしたほうが効果はあがるが、洗った
り、焼いたりして、何度も再利用する手軽さを考えて穴
あきの板状とした。加えて俗にドリッパーと呼ばれてい
る、フィルターを下で受ける部分に１ないし３個の穴が
開いているために、その上に装着するセラミックフィル
ターにも１ないし３個の穴をあけてろ過されたコーヒー
がスムーズに流れるようにした。今までセラミックのフ
ィルターとしてあるものは、従来の紙でできているフィ
ルターの全体をセラミックにかえたもの、ドリッパーの
底部にセラミックを装着したものがあり、紙製の従来の
コーヒーフィルターが不要であることを前提に考えられ
たものだった。ろ過をセラミックのみに頼ると不純物や
カルキだけでなく、コーヒーの香りや風味まで過剰に吸
収されるおそれがあった。ドリッパーの底部に装着した
ものは、セラミックの微細な穴とドリッパーとの隙間か
らのみろ過されるため、ろ過は不完全なうえ、流れが悪
く時間がかかり、コーヒーが冷めるおそれがあった。紙
のフィルターを使わずにセラミックのみのろ過に頼る
と、本来紙のフィルターに付着していたはずの不純物や
コーヒーの成分がセラミックの隙間に過剰にたまり、目
詰まりを起こす。そのため本来のフィルターとしての役
割をはたせず広く流通することはなかった。そこでセラ
ミックろ過のコーヒーを家庭でも手軽に楽しめるように
するには、一般家庭で広く使われている、従来のコーヒ
ーメーカーに使用している紙製フィルターの内側、もし
くは外側に、小さな板状のセラミックフィルターを重ね
て、補助的に使用する。あくまでも基本的な最初のろ過
は紙製のフィルターで行い、最後の仕上げのろ過のみを
一番底層のセラミックフィルターで行う構造にすること
で、セラミック部分が小さくてすみ、ろ過も確実でコス
トを下げることになる。フィルターの形状としては、コ
ーヒーメーカーなどで普段使用している紙製ろ過フィル
ターの内側もしくは外側に装着できるため、細長い板状
にし、フィルターを受けるドリッパー部分に合う形状に
するため、ドリッパーと同じように１ないし３個の穴を
開けたセラミック製のコーヒーろ過フィルターである。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明フィルターの斜視図 【図２】本発明フィルターの断面図１ 【図３】本発明フィルターの断面図２ 【図４】本発明フィルターの使用断面図 【符号の説明】 １は細長い板状のセラミック ２は穴

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 細長い板状のセラミックに１ないし３個
   の穴をあけたろ過フィルター