JP2003297508A - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2003297508A
JP2003297508A JP2002104433A JP2002104433A JP2003297508A JP 2003297508 A JP2003297508 A JP 2003297508A JP 2002104433 A JP2002104433 A JP 2002104433A JP 2002104433 A JP2002104433 A JP 2002104433A JP 2003297508 A JP2003297508 A JP 2003297508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動板が反り上がることのないICパッケー
ジとの安定した電気的接続を得られるICソケットを提
供する。 【解決手段】 上方に開口して形成されている収容凹部
を有するソケット本体と、前記ソケット本体に固定さ
れ、先端部が一対の弾性接触片で形成されているコンタ
クトと、前記ソケット本体の前記収容凹部内に所定方向
に移動可能に設けられている移動板とを備え、前記一対
の弾性接触片は、前記移動板に形成されているコンタク
ト収容孔を貫通し、且つ、一方の弾性接触片は、前記移
動板に当接して該移動板の移動により偏倚させられると
ともに、該一方の弾性接触片の移動板当接位置上方に突
出体が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICパッケージを
テストボードあるいは回路基板に装着するためのICソ
ケットに関し、より詳細には、ICパッケージの外部接
点を挟持するコンタクトの一対の弾性接触片を開閉する
移動板の浮き上がりを防止する機構を有するICソケッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】BGA(Ball Grid Array)タイプある
いはPGA(Pin Grid Array)タイプのICパッケージ
を搭載するオープントップ型ICソケットとして従来か
らいろいろな形式のソケットが提案されている。そのう
ちの1つとして、ICパッケージの外部接点(半田ボー
ルあるいはピン)がコンタクトの一対の弾性接触片によ
り挟持されるようにした形式のICソケットも良く知ら
れている(例えば、特許第2904782号公報、特許
第3059946号公報等参照)。
【0003】この形式のICソケットにおいては、先
ず、ICソケットのソケット本体を貫通して固定されて
いるコンタクト上端部に形成されている一対の弾性接触
片の一方の弾性接触片が移動板の水平移動に伴って動か
され、一対の弾性接触片の間隔を開ける。次に、移動板
上にICパッケージが載置され、位置決めされることに
より、間隔の開いた一対の弾性接触片間にICパッケー
ジの対応する外部接点が落とし込まれる。その後、移動
板を元の位置に戻すことにより一方の弾性接触片もその
弾性により元の位置の戻ろうとするが、他方の弾性接触
片との間にICパッケージの外部接点が存在しているた
め、結果として一対の弾性接触片は、外部接点を弾性的
に挟み込むことになる。このようにして、ICパッケー
ジとコンタクトが電気的に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ICパ
ッケージの入出力端子としての外部接点が非常に多くな
り、これに伴い該外部接点に1対1で対応するICソケ
ットのコンタクト数も当然多くなってきている。また、
ICソケットのコンタクトを開閉する移動板もその形状
構造が改良されるとともに、大型化、薄板化が進んでき
ている。
【0005】このような、ICソケットのコンタクト数
の増大化と移動板の大型化、薄板化により、コンタクト
の一対の弾性接触片間が開かれた時、移動板が反り上が
るという現象が生ずる。そして、この反り上がり現象に
より、コンタクトの一対の弾性接触片がICパッケージ
の外部接点を確実に挟持できなくなり、ICパッケージ
とICソケットとの間の電気的接続が確保されない恐れ
がある。
【0006】図1、2を用いて、これを具体的に説明す
る。図1は、移動板の概略平面図であり、図2は、移動
板の反り上がりを説明するための図であり、図1のII−
II線に沿った移動板略中央部の一部断面図であり、図3
は、図2の点線IIbで囲んだ部分の部分拡大図である。
【0007】移動板30の所定領域33には、ICソケ
ット本体10に装着されるICパッケージ(不図示)の
外部接点に対応して配列されている複数のコンタクト収
容孔31が形成されている。コンタクト収容孔31は、
図1に示されるように、左右両端部を除き、第1収容孔
部31aと第2収容孔部31bとで略L字形をなして、
移動板30を貫通して形成されている。第1収容孔部3
1aは、コンタクト20の一対の弾性接触片21、22
のうちの移動板30とともに移動する移動側弾性接触片
21が収容されるための孔であり、移動板30の移動方
向である矢印X方向に短い長さを有して移動板30上面
に開口している。第2収容孔部31bは、移動板30の
移動に関係なく所定位置に静止している固定側弾性接触
片22が収容されるための孔であり、矢印X方向に移動
板30の移動量に略等しい長さを有して移動板30上面
に開口している。なお、左右両端にあるコンタクト収容
孔31は、それぞれ、長い第2収容孔部31b及び短い
第1収容孔部31aのみで形成される。
【0008】図1は、移動板30がフルストローク時
(本実施例では、移動板30が右方向に移動して、コン
タクト20の一対の弾性接触片21、22が開かれた状
態)を示している。したがって、固定側弾性接触片22
は、図1に示されるように、第2収容孔部31bの左端
に位置している。一方、移動側弾性接触片21は、図
2、3に示されるように、移動板30に押されて弓状に
撓る。この状態にある時、図2に示されるように、個々
の移動側弾性接触片21は、その弾性により元の状態に
戻ろうとし、この戻り力が移動板30に対して反力Fと
して働く。この反力Fは、図2にも示されるように、移
動側弾性接触片21の傾き(撓り角)に対して直角方
向、すなわち、左上方に向いており、この反力Fの垂直
方向上向き成分F1が移動板30を上に持ち上げる力と
して作用する。この持ち上げ力F1は、個々には小さい
力であるが、上記したようにICパッケージの外部端子
数(数百から1千程度)が多くなると、言い換えれば、
この外部端子に対応するコンタクトの本数が多くなる
と、全体としては相当大きな力になる。
【0009】ところで、移動板30は、特に、コンタク
ト20の一対の弾性接触片21、22が貫通する多数の
コンタクト収容孔31が設けられている所定領域33は
薄板状に形成されており、また、図1に示されるよう
に、その下面4隅にソケット本体10に対し矢印X方向
に摺動可能に該ソケット本体10に係合するフック部3
2が形成されている。したがって、上述のように一対の
弾性接触片21、22が開かれた時、移動板30の周辺
部は、フック32を介してICソケット本体10に係止
されているため、浮き上がることがほとんどないのに対
して、移動板30は、図2に示されるように、移動板3
0の中心部は、複数の移動側弾性接触片21の反力を集
中的に受けて浮き上がり、略円弧状に反り上がる。図3
に示されるように、移動板30の中心部上面は、本来A
−A線上にあるべきところ、反り上がりによりΔhだけ
上昇する。このため、移動側弾性接触片21は、本来そ
の下方B点で移動板30に当接して右方に押されている
べきところ、実際はその上方C点で押されることにな
り、したがって、移動側弾性接触片21の開き量が所定
の開き量に比してΔdだけ小さくなる。
【0010】このように、移動板30中央部に配置され
た移動側弾性接触片21の開き量が小さくなると、移動
板30中央部では、落とし込まれたICパッケージの外
部端子が、一対の弾性接触片21、22の開き量が十分
でないため、当該移動側弾性接触片21等に引っ掛か
り、一対の弾性接触片21、22の間に完全に入り込め
なくなる。これに対して、移動板30周辺部では反り上
がりがなく、所定の開き量があるため、ICパッケージ
の外部端子は、一対の弾性接触片21、22間に入り込
むことができる。結果として、ICパッケージが傾斜す
る等して、一対の弾性接触片21、22は、ICパッケ
ージの外部端子を確実に挟持できなくなり、したがって
安定した電気的接続を確保できなくなる。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑み、移動
板が反り上がることのないICパッケージとの安定した
電気的接続を得られるICソケットを提供すること目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のICソケットは、上方に開口して形成され
ている収容凹部を有するソケット本体と、前記ソケット
本体に固定され、先端部が一対の弾性接触片で形成され
ているコンタクトと、前記ソケット本体の前記収容凹部
内に所定方向に移動可能に設けられている移動板とを備
え、前記一対の弾性接触片は、前記移動板に形成されて
いるコンタクト収容孔を貫通し、且つ、一方の弾性接触
片は、前記移動板に当接して該移動板の移動により偏倚
させられるとともに、該一方の弾性接触片の移動板当接
位置上方に突出体が形成されていることを特徴とする。
【0013】また、本発明のICソケットは、さらに、
前記ソケット本体に対して上下動自在に形成されている
操作部材と、前記操作部材の上下動に伴い、前記ソケッ
ト本体に対して回動可能な駆動レバーとを備え、前記移
動板は、前記駆動レバーの回動を利用して移動するよう
にしてもよいし、さらに、前記駆動レバーは、該駆動レ
バーを一体的に連結している駆動軸を備え、該駆動軸が
前記移動板に形成されている下向きU字形溝内に上下動
且つ回転可能に係合していることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例につき図4〜
8を用いて説明する。図4は、ICソケットの概要を説
明するための図であり、ICパッケージが搭載されてい
ないフリーな状態にある時のICソケットの概略断面図
であり、図5は、ICパッケージを搭載するために、移
動板を駆動してコンタクトの一対の弾性接触片が開かれ
た時の概略断面図であり、図6は、図4のC−C線に沿
う概略断面図である。また、図7は、コンタクトの移動
側弾性接触片が移動板により移動される前すなわちIC
ソケットフリー時の図であり、(a)は、一対の弾性接
触片と移動板の関係を示す一部拡大上面図であり、
(b)は、一対の弾性接触片と移動板の関係を示す一部
拡大断面図である。図8は、コンタクトの移動側弾性接
触片が移動板により移動されたときすなわちICソケッ
トフルストローク時の図であり、(a)は、一対の弾性
接触片と移動板の関係を示す一部拡大上面図であり、
(b)は、一対の弾性接触片と移動板の関係を示す一部
拡大断面図である。なお、従来例と同じ部品については
同一番号で示されている。
【0015】ICソケット1は、上記従来例と同様に、
概略、ソケット本体10、該ソケット本体に10に固定
されている複数のコンタクト20、該コンタクト20の
一対の弾性接触片21、22を開閉する移動板30及び
前記ソケット本体10に上下動可能に取り付けられてい
る操作部材40を含んでいる。
【0016】図4〜6に示されるように、ソケット本体
10上部には、上方に方形状に開口している収容凹部1
1が形成されている。該収容凹部11の底面を構成して
いる床体15には、コンタクト固定用透孔(不図示)が
ICパッケージの外部端子に対応して所定数配列されて
形成されている。また、ソケット本体10の収容凹部1
1前後方向(図4において、紙面に垂直方向)に対向す
る内壁11a、11aに沿って、2つの長方形状の貫通
孔17、17がソケット本体10の底部に向けて床体1
5を貫通して形成されている(図6参照)。
【0017】ソケット本体10の収容凹部11前後方向
に対向する内壁11a、11aと移動板30との間に
は、当該移動板30を収容凹部内所定方向(本実施例で
は図中右方向)に移動板30を収容凹部11底面に沿っ
て水平移動させるための一対の駆動レバー13が設けら
れている。
【0018】駆動レバー13は、操作部材40に当接す
る当接部13aと収容凹部内壁に紙面垂直方向に突出形
成されている短い支軸12に回動自在に係合する円弧状
凹部13cが形成されている基部13bとからなる。短
い支軸12に回動自在に駆動レバーを軸支してもよい
が、駆動レバー13の回動運動を移動板30の水平移動
運動に円滑に変換するためには、本実施例のように構成
することが好ましい。また、一対の駆動レバー13は、
基部13bにおいて、駆動軸14を介して一体に連結さ
れている。
【0019】コンタクト20は、その先端部にはICパ
ッケージの外部端子を挟持するための一対の弾性接触
片、すなわち移動側弾性接触片21および固定側弾性接
触片22を、その中間部にはソケット基板10の床体1
5に形成された透孔内に圧入固定される固定部23を、
その末端部にはソケット底部から突出して検査ボードや
回路基板(不図示)等と電気的に接続される端子部(不
図示)を備えている。移動側弾性接触片21は、移動板
30の移動に伴い偏倚し、静止している固定側弾性接触
片22との間の間隔を開く。コンタクト20のこのよう
な構成は、従来例と同じである。本発明においては、図
7(b)に示されるように、さらに、移動側弾性接触片
21の移動板30上面30aと当接する位置の近傍上方
に、突出体21aが形成される。該突出体21aの構造
は、どのような構造であってもよく、要は、移動板30
上面30aを抑えるように形成されていればよい。
【0020】移動板30は、ソケット本体10に形成さ
れている収容凹部11内に所定方向水平に移動可能に収
容される。該移動板30は、従来例と同様、略L字形の
コンタクト収容孔31が所定領域33に複数形成され
る。そして、コンタクト20の移動側弾性接触片21お
よび固定側弾性接触片22がそれぞれコンタクト収容孔
31の短い第1収容孔部31aおよび長い第2収容孔部
31bを貫通する。なお、短い第1収容孔部31aは、
図7(b)、図8(b)に示されるように、移動側弾性
接触片21の偏倚に伴う撓りを吸収できるように、深さ
方向に拡大する形状すなわち下方に向けて末広がり状に
形成されている。
【0021】また、移動板30は、その一端部(本実施
例では左端部)に設けられている駆動部34(図4、又
は図5参照)に、駆動レバー13を連結する駆動軸14
が上下動および回動自在に係合する下向きの略U字形溝
34aが形成されている。このように駆動軸14を下向
きの略U字形溝34aに対して上下動および回動自在に
係合するように構成することにより、駆動レバー13の
回動時、駆動軸14の支軸12を中心とする回動運動が
移動板30の水平移動運動に円滑に変換される。また、
移動板30の移動量を大きく採ることができる。
【0022】さらに、移動板30は、従来例と同様、そ
の4隅近傍に、ソケット本体10に係合するフック部3
2を備える。該フック部32の先端に形成されている爪
が、ソケット本体10の移動板30を収容する収容凹部
11底面に形成されている貫通孔17を通って床体15
の下部壁面に係合する(図6参照)。このようなフック
部32を設けることにより、移動板30は、収容凹部1
1の底面上を所定方向水平に且つ円滑にガイドされて移
動する。なお、35は、移動板30が収容凹部11底面
上を移動するために移動板30の側部に設けられている
摺動部である(図6参照)。
【0023】操作部材40は、コイル16を介して上方
に付勢されてソケット基板10に取り付けられている。
該操作部材40は、その下降動作により、駆動レバー1
3を介して移動板30を所定方向(本実施例では、水平
右方向)に移動させる。なお、41は、ICパッケージ
を落としこむために操作部材40中央に形成されている
開口である。
【0024】以上の構成を有するICソケット1におけ
るコンタクト20の一対の弾性接触片21、22の開閉
動作について説明する。
【0025】図4に示されるように、ICソケット1が
フリーの状態にある時は、移動板30は、図に示される
ように収容凹部12内左端部に位置している。この時、
コンタクト20の一対の弾性接触片21、22は、図7
(b)に示されるように、固定されているソケット基板
10の床体15から上方に真っ直ぐに延びてコンタクト
収容孔31を貫通している。移動側弾性接触片21は、
短い第1収容孔部31aを貫通し、固定側弾性接触片2
2は、コンタクト収容孔31の長い第2収容孔部31b
の右端側を貫通している(図7(a)参照)。
【0026】図4の状態から、ICソケット1の操作部
材40に押圧力を加えてこれを下降させると、当接部1
3aが押し下げられることにより、駆動レバー13が支
軸12を中心として時計方向に回転する。これに伴っ
て、駆動軸14も支軸12を中心として時計方向に回動
する。駆動軸14が時計方向に回動することにより、該
駆動軸14は、係合しているU字形溝34aを介して移
動板30を右方向に移動させる。移動板30は、右方向
へ所定距離dだけ水平移動する。
【0027】移動側弾性接触片21は、短い第1収容孔
部31aに挿入されているため、移動板30により押さ
れ、図8(b)に示されるように、右方向に偏倚して弓
状に撓るとともに対応する固定側弾性接触片22との間
隔を広げる。この時、移動側弾性接触片21には突出体
21aが形成されており、したがって該突出体21aが
移動板30の上面30aを抑えているため、移動板30
が移動側弾性接触片21から従来例で示したような反力
Fを受けても、該移動板30は、反り上がる(あるいは
浮き上がる)ことがなく、平板状態を維持して、収容凹
部11底面に沿って水平に移動し得る。
【0028】長い第2収容孔部31bを貫通する固定側
弾性接触片22は、それ自体移動することなく静止した
ままであるが、見かけ上、移動板30が右側に移動した
分だけ相対的に第2収容孔部31bの左側に移動する
(図8(a)参照)。
【0029】このようにして、ICソケット1のフルス
トローク時、コンタクト20の一対の弾性接触片21、
22は、所定の間隔(a+d;ここで、aは、ICソケ
ット1フリー時における一対の弾性接触片21、22の
間隔であり、ICパッケージの外部接点の幅より小さ
い。)だけ開かれることになる。したがって、開口41
からICパッケージが落とし込まれ、位置決め機構(不
図示)により位置決めされた後に、該ICパッケージの
全ての外部接点が対応する開かれた一対の弾性接触片2
1、22間に完全に入り込むことが可能となる。
【0030】ICパッケージの外部接点が一対の弾性接
触片21、22間に入り込んだ後、操作部材40への押
し下げ力を解除すると、該操作部材40はコイルバネ1
6により元の位置に戻る。また、移動側弾性接触片21
も自身の弾性力により元の位置に戻ろうとするが、IC
パッケージの外部接点が介在するため、該外部接点を一
対の弾性接触片21、22で弾性的に挟持することにな
る。
【0031】なお、移動板30それ自体は、移動側弾性
接触片22の復元力により元の位置に戻るようにしても
よいし、あるいは、収容凹部11右側内壁と該移動板3
0との間に設けられ、左方向に付勢された弾性部材(例
えばコイルバネ)により元の位置に戻るようにしてもよ
い。
【0032】また、上記実施例においては、本発明が移
動板を右方向に移動するICソケットに適用されている
が、これに限られるものではない。例えば、本発明は、
本実施例とは逆の左方向に移動させるICソケットに適
用され得るし、方形の収容凹部の対角線方向に移動させ
るようにしたICソケットにも適用し得る。
【0033】
【発明の効果】本発明のICソケットは、一方の弾性接
触片の移動板当接位置上方に突出体を形成するように構
成したので、移動板の移動も円滑に行われ、コンタクト
の一対の弾性接触片の開閉が確実に遂行されるととも
に、一対の弾性接触片の開き時、移動板が反り上がるこ
とがなく、結果として、ICパッケージとの安定した電
気的接続を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICソケットに組み込まれている移動板の概略
平面図である。
【図2】移動板の反り上がりを説明するための図であ
り、図1のII−II線に沿った移動板略中央部の一部断面
図である。
【図3】図2の点線IIbで囲んだ部分の部分拡大図であ
る。
【図4】ICソケットの概要を説明するための図であ
り、ICパッケージが搭載されていないフリーな状態に
ある時のICソケットの概略断面図である。
【図5】ICパッケージを搭載するために、移動板を駆
動してコンタクトの一対の弾性接触片が開かれた時の概
略断面図である。
【図6】図4のC−C線に沿う概略断面図である。
【図7】コンタクトの移動側弾性接触片が移動板により
移動される前すなわちICソケットフリー時の図であ
り、(a)は、一対の弾性接触片と移動板の関係を示す
一部拡大上面図であり、(b)は、一対の弾性接触片と
移動板の関係を示す一部拡大断面図である。
【図8】コンタクトの移動側弾性接触片が移動板により
移動されたときすなわちICソケットフルストローク時
の図であり、(a)は、一対の弾性接触片と移動板の関
係を示す一部拡大上面図であり、(b)は、一対の弾性
接触片と移動板の関係を示す一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ICソケット 10 ソケット本体 11 収容凹部 11a (収容凹部の)内壁 12 支軸 13 駆動レバー 13a (駆動レバーの)当接部 13b (駆動レバーの)基部 13c (駆動レバーの)円弧状凹部 14 駆動軸 15 床体 16 コイルバネ 17 貫通孔 20 コンタクト 21 (コンタクトの)移動側弾性接触片 21a 突出体 22 (コンタクトの)固定側弾性接触片 23 (コンタクトの)固定部 24 (コンタクトの)端子部 30 移動板 30a (移動板の)上面 31 コンタクト収容孔 31a 第1収容孔部 31b 第2収容孔部 32 フック部 33 (移動板の)所定領域 34 駆動部 34a U字形溝 40 操作部材 41 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口して形成されている収容凹部
    を有するソケット本体と、 前記ソケット本体に固定され、先端部が一対の弾性接触
    片で形成されているコンタクトと、 前記ソケット本体の前記収容凹部内に所定方向に移動可
    能に設けられている移動板と、 を備え、 前記一対の弾性接触片は、前記移動板に形成されている
    コンタクト収容孔を貫通し、且つ、一方の弾性接触片
    は、前記移動板に当接して該移動板の移動により偏倚さ
    せられるとともに、該一方の弾性接触片の移動板当接位
    置上方に突出体が形成されていることを特徴とするIC
    ソケット。
  2. 【請求項2】 さらに、前記ソケット本体に対して上下
    動自在に形成されている操作部材と、 前記操作部材の上下動に伴い、前記ソケット本体に対し
    て回動可能な駆動レバーと、 を備え、 前記移動板は、前記駆動レバーの回動を利用して移動す
    ることを特徴とする請求項1に記載のICソケット。
  3. 【請求項3】 前記駆動レバーは、該駆動レバーを一体
    的に連結している駆動軸を備え、該駆動軸が前記移動板
    に形成されている下向きU字形溝内に上下動且つ回転可
    能に係合していることを特徴とする請求項2に記載のI
    Cソケット。
JP2002104433A 2002-04-05 2002-04-05 Icソケット Expired - Lifetime JP3943427B2 (ja)

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