JP2003296578A - 債権流動化に関する振り分け方法及び装置 - Google Patents

債権流動化に関する振り分け方法及び装置

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JP2003296578A
JP2003296578A JP2002095835A JP2002095835A JP2003296578A JP 2003296578 A JP2003296578 A JP 2003296578A JP 2002095835 A JP2002095835 A JP 2002095835A JP 2002095835 A JP2002095835 A JP 2002095835A JP 2003296578 A JP2003296578 A JP 2003296578A
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JP2002095835A
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Nobuhiro Tsuno
信広 津野
Tadashi Sugai
正 菅井
Hideya Kitamura
秀哉 北村
Yoshikazu Matsukura
義和 松倉
Junji Tsutsui
純二 筒井
Hideyuki Okane
秀幸 大金
Heisuke Kakiuchi
兵輔 垣内
Hiroki Shimoenoo
裕樹 下酔尾
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Fujitsu Ltd
Mizuho Bank Ltd
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DKB INFORMATION SYSTEMS Inc
Fujitsu Ltd
Mizuho Bank Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 売り手企業の要望に沿うように電子商取引シ
ステムで確定した売掛債権の流動化を図るとともに、ア
レンジャ、金融機関の事務負担を軽減する。 【解決手段】 債権振り分け装置1000は、サプライ
ヤが設定した対象となる売掛債権に関する売掛金情報
を、電子商取引システム2000の売掛金情報データベ
ース2100から抽出する。続いて、サプライヤ端末4
100経由で取得した売掛債権流動化に関する指定及び
抽出された対象となる売掛債権に関する売掛金情報に応
じて、対象となる売掛債権を予め設定された債権流動化
の規則に従って所定の資金化手段に振り分ける。そして
振り分けに応じたアレンジ試案を生成し、アレンジ試案
を実施した場合の試算を行なう。生成されたアレンジ試
案及び試算結果は、サプライヤ端末4100経由でサプ
ライヤに提示する。サプライヤの選定により、資金化す
る売掛債権が指定された場合、この売掛債権を債権流動
化の規則に従って所定の資金化手段に振り分けたアレン
ジ試案に関する情報と資金化依頼をアレンジャ端末42
00に送信し、資金化の依頼を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は債権流動化に関する
振り分け方法及び装置に関し、特に電子商取引システム
で確定した売掛債権を流動化する債権流動化に関する振
り分け方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業間等で商品あるいは部品等の
取引が発生する場合には、特定企業間独特の購買システ
ム等のコンピュータ・システムを用いて電子商取引が行
なわれていた。電子商取引システムでは、商品の受発注
管理、物流管理等を行い、商品とその取引行為の存在を
保証する。このような電子商取引の結果として、売り手
側の売掛金が発生する。売り手側に発生した売掛金は、
決済期日に売り手の金融機関口座に入金される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子商
取引システムでは、売り手に発生した売掛金を資金化
(流動化)することが難しいという問題がある。
【0004】売り手側に発生した売掛金は、決済期日に
なるまで売り手の金融機関の口座に入金されない。すな
わち、商品の売り手企業から買い手企業に対して商品が
すでに引き渡されたにも関わらず、売掛金が回収できる
までは支払いサイトや手形サイト等による待ち時間が発
生し、売り手企業の資金繰りに支障を来たす場合が生じ
る。これらは通常、銀行からの運転資金調達により解決
されている。
【0005】このような状態は、不特定多数の企業が参
加する電子購買システムによる電子商取引が普及し、商
品の受発注が効率化、迅速化された現在においても変わ
りはない。電子商取引と代金の決済機能、与信機能とは
別のシステムにより処理されており、連動して運用され
てはいない。
【0006】このため、電子商取引で発生した売掛債権
を、例えば、最近発達してきた資金調達手法であるAB
S、ABCP、あるいは信託受益権等を用いて早期に資
金化しようとした場合、これらの資金調達手法を処理す
る証券化システムに対して、電子購買システムで発生し
た売掛金の明細情報を再入力しなければならない。この
ための事務負担が過大となるため、売り手側の利用者
は、効率的かつ迅速な決済/与信サービスを享受するこ
とができなかった。
【0007】また、売掛債権を流動化する場合の、調達
金額、調達時期、割引手数料等の設定は、アレンジャで
ある銀行や証券会社、信託銀行等の金融機関の評価によ
るところが大きい。そのための事務負担から、結果とし
て売り手企業の資金ニーズに細かく対応することができ
ていないのが実情である。
【0008】このように、従来の電子購買システム等の
電子商取引システムと、資金決済与信処理を行なう証券
化システムとは連動して運用されておらず、売掛債権の
証券化は金融サービスとして実現できてない。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、売り手企業の要望に沿うように迅速かつ適時
・的確に、電子商取引システムで確定した売掛債権の流
動化を図る債権流動化に関する振り分け方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、電子商取引システムで確定した売掛債権
を流動化する債権流動化に関する振り分け方法におい
て、債権振り分け装置が、電子商取引システムで確定し
た売掛債権に関する売掛金情報が格納された売掛金情報
データベースから売り手であるサプライヤの端末装置を
用いて設定された対象となる売掛債権に関する売掛金情
報を抽出するステップと、前記サプライヤの端末装置を
用いて設定された売掛債権の流動化に関する指定及び抽
出された前記対象となる売掛債権に関する売掛金情報に
応じて、前記対象となる売掛債権を予め設定された債権
流動化の規則に従って所定の資金化手段に振り分けてア
レンジ情報を生成してアレンジ試案とするとともに、前
記アレンジ試案を実施した場合の試算を行なうステップ
と、前記アレンジ試案及び前記試算結果を前記サプライ
ヤの端末装置に提示するステップと、を有することを特
徴とする債権流動化に関する振り分け方法、が提供され
る。
【0011】このような手順の債権流動化に関する振り
分け方法では、債権振り分け装置1000は、売り手で
あるサプライヤの端末装置(サプライヤ端末)4100
からの要求に応じて、サプライヤが設定した対象となる
売掛債権に関する売掛金情報を、買い手の電子商取引シ
ステム2000の売掛金情報データベース2100から
抽出する。続いて、サプライヤ端末4100を用いて抽
出された対象となる売掛債権について、例えば、資金化
希望日や資金化希望額等の債権流動化に関する指定が行
なわれ、債権振り分け装置1000に通知される。債権
振り分け装置1000は、取得した売掛債権流動化に関
する指定及び抽出された対象となる売掛債権に関する売
掛金情報に応じて、対象となる売掛債権を予め設定され
た債権流動化の規則に従って所定の資金化手段に振り分
ける。そして振り分けに応じたアレンジ試案を生成し、
アレンジ試案を実施した場合の試算を行なう。生成され
たアレンジ試案及び試算結果は、サプライヤ端末410
0経由でサプライヤに提示される。
【0012】さらに、例えば、生成されたアレンジ試案
及び試算結果の提示を受けたサプライヤの選定により、
資金化する売掛債権が指定された場合、この売掛債権を
債権流動化の規則に従って所定の資金化手段に振り分け
たアレンジ試案に関する情報と資金化依頼をアレンジャ
である金融機関のアレンジャの端末装置(アレンジャ端
末)4200に送信し、資金化の依頼を行なう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態で
ある債権流動化に関する振り分け方法を実現する債権流
動化システムの構成図である。
【0014】本発明に係る債権流動化システムは、売掛
債権を所定の資金化手段に振り分ける債権振り分け装置
1000、売掛債権を確定する買い手(以下、バイヤと
する)の電子購買システム2000、売り手(サプライ
ヤ)のコンピュータ(以下、サプライヤ端末とする)4
100及び売掛債権の資金化処理を実行する金融機関
(アレンジャ)のコンピュータ(以下、アレンジャ端末
とする)4200から構成される。
【0015】債権振り分け装置1000は、所定の通信
ネットワークを介して電子購買システム2000と接続
し、また、インターネット3000等を介してサプライ
ヤ端末4100やアレンジャ端末4200と接続し、リ
アルタイムのデータ通信を行なうことができる。この債
権振り分け装置1000は、サプライヤからの要求に応
じて売掛債権の振り分け処理を行なうサプライヤ処理部
1100、アレンジャに対して振り分け処理を行なった
売掛債権の資金化処理の依頼を行なうアレンジャ処理部
1200、電子購買システム2000とのデータ通信を
制御するインタフェース1300及びインターネット3
000を介してサプライヤ端末4100及びアレンジャ
端末4200とのデータ通信を制御するインタフェース
1400から構成される。
【0016】サプライヤ処理部1100は、インタフェ
ース1400経由でサプライヤ端末4100とデータ通
信を行ない、サプライヤ端末4100を用いてサプライ
ヤが行なった指示を受け、売掛金を所定の資金化処理手
段へ振り分けたアレンジ情報を生成してアレンジ試案と
するとともに、アレンジ試案を実施した場合の試算を行
なってサプライヤ端末4100に提示する。このサプラ
イヤ処理部1100は、対象となる売掛債権に関する売
掛金情報を電子購買システム2000の売掛金情報デー
タベース2100から抽出する対象売掛金抽出手段11
10、対象となる売掛金についてのアレンジ試案の生成
と試算を行なうアレンジ試算手段1120及びサプライ
ヤからの依頼によりアレンジャに対する資金化依頼をア
レンジャ処理部1200へ通知する資金化依頼手段11
30から成る。
【0017】対象売掛金抽出手段1110は、サプライ
ヤ端末4100を用いて設定された対象となる売掛金に
関する情報を取得し、電子購買システム2000に対象
となる売掛金に関する売掛金情報の抽出を依頼し、これ
を取得する。取得した対象となる売掛金の売掛金情報
は、自装置の記憶手段に保存する。
【0018】アレンジ試算手段1120は、サプライヤ
端末4100を用いて設定された売掛債権流動化に対す
る設定を入力し、これらの設定条件、売掛金情報及び予
め設定された債権流動化の規則に従って対象となる売掛
金を所定の資金化手段に振り分けるアレンジを行ない、
アレンジ情報を生成する。この時点ではまだ、アレンジ
情報に基づく売掛金の資金化は行なわれていないため、
これをアレンジ試案とする。続いて、アレンジ試案を実
施した場合の売掛金の買取金額等の試算を行なう。アレ
ンジ試案及び試算結果は、サプライヤ端末4100に送
信する。
【0019】資金化依頼手段1130は、サプライヤ端
末4100を用いて設定された資金化する売掛金の選定
及び資金化処理の依頼を取得し、資金化処理の依頼を受
けた売掛金についてのアレンジ情報をアレンジャ処理部
1200へ送る。
【0020】アレンジャ処理部1200は、アレンジ状
況照会手段1210から成る。アレンジ状況照会手段1
210は、サプライヤにより資金化依頼が行なわれた売
掛金について、サプライヤ処理部1100によって所定
の資金化手段に振り分けられたアレンジ情報と資金化処
理の依頼をアレンジャ端末4200に通知する。また、
アレンジャ端末4200から照会があれば、照会のあっ
た売掛金に関するアレンジ状況を通知する。このとき、
必要であれば、アレンジャ端末4200からの指定に従
って、アレンジ情報の並べ替えを行なうこともできる。
また、アレンジャによってアレンジ試案が承認され、資
金化処理が開始される際にアレンジャ端末4200から
資金化依頼の承認を取得し、自装置内のアレンジ情報を
更新する。必要であれば、資金化依頼が承認されたこと
をサプライヤ端末4100に通知する。
【0021】電子購買システム2000は、サプライヤ
とサプライヤから部品等を購入する買い手(バイヤ)を
仲介するシステムで、商取引により発生した売掛金に関
する売掛金情報を記憶した売掛金情報データベース21
00を保有する。売掛金情報データベース2100は、
債権振り分け装置1000からの要求に応じ、例えば、
サプライヤ番号等の所定の条件に合致する売掛金情報を
抽出し、抽出した売掛金情報を債権振り分け装置100
0に送信する。
【0022】サプライヤ端末4100は、サプライヤの
保有する端末装置で、サプライヤが入力する指示に従っ
て、債権振り分け装置1000とデータ通信を行なう。
サプライヤに対応するサプライヤ機能を有し、債権振り
分け装置1000に対する指令を入力する入力画面と、
債権振り分け装置1000から送信された情報データを
表示する出力画面とを表示する表示装置を有する。
【0023】アレンジャ端末4200は、アレンジャの
保有する端末装置で、アレンジャの入力する指示に従っ
て、債権振り分け装置1000とデータ通信を行なう。
アレンジャに対応するアレンジャ機能を有し、債権振り
分け装置1000に対する指令を入力する入力画面と、
債権振り分け装置1000から送信された情報データを
表示する出力画面とを表示する表示装置を有する。
【0024】このような構成の債権振り分け装置の動作
及び債権振り分け方法について順次説明する。ここで、
サプライヤである売り手企業は、アレンジャである金融
機関との間で、本発明に係る債権振り分けシステムにお
ける売掛債権流動化についての基本契約を締結し、資金
化可能債権額及び割引金利等に合意しておくとともに、
売掛債権振り分け時に必要な情報を債権振り分け装置で
取得できるようにしておくこととする。
【0025】まず、債権振り分けシステムにより行なわ
れる債権振り分け方法の処理の流れについて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態である債権振り分け方法
の処理手順を示したフローチャートである。図1と同じ
ものには同じ番号を付し、説明は省略する。
【0026】債権振り分けシステムが起動され、処理が
開始される(S01)。最初に、サプライヤ機能を有す
るサプライヤ端末4100を用いてサプライヤが対象と
なる売掛金を抽出するための条件を設定し、この対象設
定により対象売掛金抽出手段1100が起動されて対象
売掛金抽出処理が実行される(S02)。対象売掛金抽
出処理(S02)により、対象となる売掛金に関する売
掛金情報が債権振り分け装置1000内に取り込まれ
る。必要に応じて、抽出された売掛金情報をサプライヤ
端末4100に送り、サプライヤに提示する。
【0027】続いて、サプライヤ端末4100を用いて
設定された売掛金の振り分けを行なうための条件設定が
入力され、アレンジ試算手段1120が起動され、アレ
ンジ試算処理が実行される(S03)。条件設定は、例
えば、資金化を希望する資金化希望日、資金化を行なう
総額である資金化金額及び資金化を依頼した日(通常
は、その当日)である資金化依頼日等の、振り分けを行
なう際に参照する条件について行なわれる。アレンジ試
算処理(S03)の詳細は後述する。アレンジ試算処理
(S03)が終了すると、設定された条件、売掛金デー
タ等を参照し、予め設定されている振り分け規則に従っ
て売掛金を振り分けたアレンジ試案と、アレンジ試案を
実行した場合のアレンジ試算が生成され、サプライヤ端
末4100に送信される。サプライヤ端末4100は、
これらを表示し、アレンジ試案及びその試算結果をサプ
ライヤに提示する。
【0028】続いて、サプライヤ端末4100を用いて
設定されたサプライヤの選定した売掛金の資金化処理の
依頼が入力され、資金化依頼手段1130が起動され、
資金化依頼処理が行なわれる(S04)。資金化依頼処
理(S04)では、サプライヤの選定した売掛金に関す
るアレンジ情報をアレンジャ端末4200に送信するよ
うにアレンジ状況照会手段1210へ通知する。
【0029】次に、アレンジ状況照会手段1210は、
選定された売掛金に関するアレンジ情報を所定のアレン
ジャに対して行なう。このとき、アレンジャは、必要に
応じて、アレンジの状況あるいは売掛金データ等を債権
振り分け装置1000に照会することができる。アレン
ジャは、資金化処理の依頼を確認すると、承認したこと
を通知する承認情報を送信する。債権振り分け装置10
00は、この承認情報を取得し、自装置内のアレンジ情
報を更新するとともに、必要に応じて電子商取引システ
ム2000の売掛金情報を更新するよう依頼する。
【0030】承認が行なわれた後、処理を終了する(S
06)。このように本発明に係る債権振り分けシステム
及び債権振り分け方法では、サプライヤからの要求に応
じて、電子商取引システム2000が保有する売掛金情
報を用いてサプライヤの要求に合致したアレンジ試案及
び試算を生成してこれを提示する。アレンジ試案及び試
算を参照することにより、サプライヤは、最も有利な売
掛債権の流動化を選択することが可能となる。また、サ
プライヤが資金化処理の実行を希望する場合、サプライ
ヤが取引画面から指定するだけで、資金化処理に必要な
情報データは、アレンジャに送られて処理が開始され
る。この結果、早期資金化が実現する。
【0031】続いて、それぞれの処理について説明す
る。まず、対象売掛金抽出手段1110によって行われ
る対象売掛金抽出処理(S02)の流れについて説明す
る。図3は、本発明の一実施の形態である債権流動化に
関する振り分け方法及び装置における対象売掛金抽出処
理の流れである。
【0032】対象売掛金抽出手段1110は、サプライ
ヤ端末4100の入力画面4110より入力される対象
売掛金に関する設定情報を取得することにより、処理を
開始する。図4は、サプライヤ端末に表示される「対象
売掛金抽出」の入力画面の一例である。「対象売掛金抽
出」入力画面4111では、設定情報として、電子商取
引システム2000によって一意に定められたサプライ
ヤ番号とバイヤ番号等を要求している。
【0033】図3に戻って説明する。対象売掛金抽出処
理では、この設定条件に合致する売掛金情報を抽出する
ように、売掛金抽出依頼を電子商取引システム2000
に対して行なう。すなわち、サプライヤ番号とバイヤ番
号が設定条件と一致する売掛金情報の抽出を依頼する。
【0034】売掛金抽出依頼を受けた電子商取引システ
ム2000では、売掛金情報データベース2100から
該当する売掛金情報を検索して抽出するとともに、デー
タ抽出中であることを示すフラグをオンにする。抽出さ
れた売掛金情報は一括して債権振り分け装置1000に
送信される。これを自装置内の売掛金情報を記憶する売
掛金情報記憶部1501に格納する。図5は、売掛金情
報記憶部1501に格納された売掛金情報の一例であ
る。売掛金情報記憶部1501には、設定されたサプラ
イヤ番号及びバイヤ番号の売掛金について、個々の売掛
金を識別するため売掛金情報ごとに一意に付与された一
意番号、売掛金額、売掛金が発生した売掛発生日、売掛
金の決済が行なわれる売掛期日を含む売掛情報が格納さ
れる。
【0035】さらに、必要に応じて、サプライヤ端末4
100の出力画面4120に抽出した売掛金情報を表示
する。次に、アレンジ試算手段1120によって行なわ
れるアレンジ試算処理(S03)の流れについて説明す
る。図6は、本発明の一実施の形態である債権流動化に
関する振り分け方法及び装置における対象売掛金抽出処
理のデータの流れである。
【0036】ここで、アレンジ試算手段1120では、
売掛債権を、証券化をおこなう資金化手段、ファクタリ
ング化を行なう資金化手段及び資金化不可に振り分ける
こととする。この振り分けは一例であり、例えば、証券
化をさらにSPC方式証券化、信託方式証券化に分類し
て振り分けるとすることもできる。また、振り分ける場
合の振り分け規則及び試算時の規則の例として、(1)
振り分けは証券化が優先される、(2)期末はファクタ
リングを選択する、(3)サプライヤまたはバイヤの信
用格付けのランクに応じて金利が決まる、などがある。
これは、売掛債権流動化の際に振り分けの基準とするル
ールになるが、この規則は、システムに応じて予め設定
されており、変更が可能である。
【0037】アレンジ試算手段1120は、サプライヤ
端末4100の入力画面4110を用いて設定されるア
レンジ試算の条件を入力する。図7は、サプライヤ端末
4100に表示されるアレンジ試算依頼の入力画面の一
例である。「アレンジ試算依頼」入力画面4122に
は、アレンジ試算の条件として、資金化を申請した資金
化申請日、資金化されることを希望する資金化希望日と
資金化希望金額が設定される。アレンジ試算を開始する
場合には、試算ボタンをクリックする。
【0038】図6に戻って説明する。上記の説明の条件
は、エントリ情報としてアレンジ試算手段1120に入
力する。その他、振り分けのために必要な情報として、
定数情報、サプライヤ情報及びバイヤ情報がそれぞれ定
数情報記憶部1503、サプライヤ情報記憶部1504
及びバイヤ情報記憶部1505に設定されている。それ
ぞれの項目の詳細は、後述する。アレンジ試算手段11
20では、これらの情報に基づいて売掛金を振り分けて
アレンジ試案を作成するとともに、その試算を行ない、
サプライヤの出力画面4120に提示する。
【0039】処理の流れについて説明する。図8は、本
発明の一実施の形態である債権流動化に関する振り分け
方法及び装置におけるアレンジ試算処理の流れである。
サプライヤ端末4100よりアレンジ試算開始が要求さ
れ、アレンジ試算処理が開始される(S31)。まず、
定数情報1503からデータが読み込まれて定数項目に
関する設定処理が行なわれ(S32)、続いてサプライ
ヤ情報1504及びバイヤ情報1505からデータが読
み込まれて関連情報に関する設定処理が行なわれ(S3
3)、エントリ情報から入力条件項目が設定される(S
34)。これらの情報設定が終了した後、売掛金を所定
の資金化手段(ここでは、証券化またはファクタリング
化)に振り分ける売掛金処理が行なわれる(S35)。
次に、振り分け処理が行なわれた売掛金のうち、実際に
資金化する場合にサプライヤに推奨できる売掛金候補を
選択し、これを設定する売掛金候補設定処理を行ない
(S36)、処理を終了する。
【0040】次に、定数項目設定(S32)の処理につ
いて説明する。図9は、本発明に係るアレンジ試算処理
における定数項目設定処理のフローチャートである。定
数項目設定処理が開始され(S321)、定数情報記憶
部1503から振り分け処理の際に参照する定数情報が
読み込まれて債権振り分けの際の参照情報として設定さ
れ(S322)、処理を終了する。例として、証券化の
際に必要となる証券化必要日数(5営業日)、ファクタ
リング化の際に必要となるファクタリング化必要日数
(2営業日)、期末開始日(3月11日)、期末終了日
(3月31日)をそれぞれ設定する。ただし、証券化必
要日数>ファクタリング化必要日数とする。一般に、期
末の期間は証券化が難しいと言われているため、期末開
始日及び期末終了日は、資金化希望日が期末期間である
かどうかにより振り分け先を判定するための資金化処理
が可能な時期的条件である。その他、必要に応じて資金
化処理のための条件設定がなされる。
【0041】次に、関連情報設定(S33)の処理につ
いて説明する。図10は、本発明に係るアレンジ試算処
理における関連情報設定処理のフローチャートである。
関連情報設定処理が開始され(S331)、サプライヤ
情報記憶部1504からサプライヤ情報が、バイヤ情報
記憶部1505からバイヤ情報がそれぞれ引き出されて
債権振り分けの際の参照情報として設定され(S33
2)、処理を終了する(S333)。サプライヤ資金化
極度枠はサプライヤが売掛債権を資金化できる限度額で
あり、サプライヤ資金化実施額はこれまでに資金化され
た売掛金の総額である。また、サプライヤ信用格付は、
格付会社や金融機関等により付けられた格付であって、
格付により金利が決定される。これらに情報は、サプラ
イヤ情報1504から抽出される。バイヤ資金化極度枠
はバイヤが発行した売掛債権を資金化できる限度額であ
り、バイヤ資金化実施額はこれまでに資金化された買掛
金の総額である。また、バイヤ信用格付は、格付会社や
金融機関等により付けられた格付であって、格付により
金利が決定される。これらに情報は、バイヤ情報150
5から抽出される。
【0042】次に、入力条件項目設定(S34)の処理
について説明する。図11は、本発明に係るアレンジ試
算処理における入力条件項目設定処理のフローチャート
である。入力条件項目設定処理が開始され(S34
1)、債権振り分けの際の参照情報としてエントリ情報
から入力条件項目が設定され(S342)、処理を終了
する(S343)。ここでは、資金化申請日、資金化希
望日及び資金化希望額が設定される。
【0043】次に、売掛金処理(S35)の処理につい
て説明する。図12は、本発明に係るアレンジ試算処理
における売掛金処理のフローチャートである。前段まで
の処理で、振り分け処理のために必要な情報が全て設定
され、売掛金処理が開始される(S351)。初期化処
理として、売掛金の総数を表す売掛金数Nが1に設定さ
れ(S352)、読込終了フラグがオフにされる(S3
53)。続いて、1番目の売掛金に関する売掛金情報の
読込処理を行なう(S354)。ただし、ここで、売掛
金は少なくとも1件は存在することとする。読込終了フ
ラグをチェックし(S355)、オンであれば、処理を
ステップS359へ移す。オンでなければ、売掛金の振
り分け先を判定する売掛金判定処理(S356)、売掛
金の振り分け先に関するアレンジ情報を生成する売掛金
スタック処理(S357)を行ない、売掛金数を+1し
(S358)、処理をステップS359へ移す。ステッ
プS359では、最終的な売掛金数を算出し(S35
9)、振り分けが行なわれた売掛金を所定の条件で並べ
なおす売掛金並列処理(S35A)を行ない、処理を終
了する。
【0044】それぞれの処理の詳細を説明する。売掛金
読込処理(S354)について説明する。図13は、本
発明に係るアレンジ試算処理の売掛金処理における売掛
金読込処理のフローチャートである。売掛金読込処理が
開始され(S3541)、売掛金情報記憶部1501か
ら対象となる売掛金に関する売掛金情報の売掛金レコー
ドが読み込まれる(S3542)。レコードを最後まで
読んだかをチェックし(S3543)、読込まれていれ
ば読込終了フラグをオンし(S3544)、処理を終了
する(S3545)。読込まれていなければ、読込終了
フラグをそのままで処理を終了する(S3545)。
【0045】売掛金判定処理(S356)について説明
する。図14は、本発明に係るアレンジ試算処理の売掛
金処理における売掛金判定処理のフローチャートであ
る。売掛金判定処理は、定数項目、入力条件項目及び関
連情報で設定された情報に基づいて、売掛金を証券化に
よる資金化手段、ファクタリング化による資金化手段及
び資金化不可に振り分ける判定を行なう。
【0046】売掛金判定処理が開始され(S356
1)、資金化可能日数に応じた判定を行なう資金化日数
判定処理が行なわれ(S3562)、期末期間であるか
により判定を行なう期末判定処理が行なわれる(S35
63)。続いて、適用する格付を判定する適用格付判定
が行なわれ(S3564)、最後に総合判定が行なわれ
(S3565)、処理を終了する(S3566)。
【0047】それぞれの判定処理の詳細について説明す
る。資金化日数判定(S3562)について説明する。
図15は、本発明に係るアレンジ試算処理の売掛金判定
処理における資金化日数判定処理のフローチャートであ
る。資金化日数判定が開始され(S35621)、資金
化希望日と資金化申請日との差分である資金化余裕日数
が算出される(S35622)。ただし、資金化余裕日
数は、営業日日数で算出する。算出された資金化余裕日
数と、定数項目で設定された証券化必要日数とを比較し
(S35623)、資金化余裕日数が証券化必要日数以
上であれば、証券化可能の判定を行ない(S3562
4)、処理を終了する(S35628)。ステップS3
5623での比較の結果、資金余裕日数が証券化必要日
数より少ない場合には、資金化余裕日数とファクタリン
グ化必要日数とを比較し(S35625)、資金化余裕
日数がファクタリング化必要日数以上であれば、ファク
タリング化可能の判定を行ない(S35626)、処理
を終了する(S35628)。ステップS35625で
の比較の結果、資金余裕日数がファクタリング化必要日
数より少ない場合には、資金化不可と判定し(S356
27)、処理を終了する(S35628)。以上の処理
により、売掛債権の資金化手段が、資金化余裕日数に応
じて証券化、ファクタリング化、資金化不可に振り分け
られる。
【0048】次に、期末判定処理(S3563)につい
て説明する。図16は、本発明に係るアレンジ試算処理
の売掛金判定処理における期末判定処理のフローチャー
トである。期末判定処理が開始され(S35631)、
入力条件項目の資金化希望日と定数項目の期末開始日と
が比較される(S35632)。期末開始日に達してい
る場合、資金化希望日と期末終了日とを比較し(S35
633)、期末期間内であれば、期末判定は期末である
と判定され(S35634)、処理を終了する(S35
636)。それ以外であれば、期末判定は、通常期であ
ると判定され(S35635)、処理を終了する(S3
5636)。
【0049】次に、適用格付処理(S3564)につい
て説明する。図17は、本発明に係るアレンジ試算処理
の売掛金判定処理における適用格付判定処理のフローチ
ャートである。適用格付判定処理が開始され(S356
42)、関連情報として設定されたサプライヤの信用格
付とバイヤの信用格付とが比較される(S3564
2)。ここでは、信用格付が高いほうの格付を適用格付
として採用することとする。比較の結果、バイヤの信用
格付の方が高い場合、適用格付をバイヤ信用格付とし
(S35643)、処理を終了する(S35645)。
また、サプライヤの信用格付の方が高い場合、適用格付
をサプライヤ信用格付とし(S35643)、処理を終
了する(S35645)。
【0050】次に、総合判定処理(S35651)につ
いて説明する。図18は、本発明に係るアレンジ試算処
理の売掛金判定処理における総合判定処理のフローチャ
ートである。総合判定処理が開始され(S3565
1)、まず、資金化日数判定処理(S3562)により
判定された資金化日数判定がチェックされる(S356
52)。資金化日数判定が「ファクタリング可能」であ
れば、資金化手段を「ファクタリング可能」と設定し
(S35653)、処理を終了する(S35658)。
資金化日数判定が「資金化不可」であれば、資金化手段
を「資金化不可」と設定し(S35657)、処理を終
了する(S35658)。
【0051】資金化日数判定が「証券化可能」であれ
ば、資金化手段を「証券化可能」と設定し(S3565
4)、続けて期末判定を参照する(S35655)。期
末判定が「期末」であれば資金化手段を「ファクタリン
グ可能」に設定しなおし(S35656)、処理を終了
する(S35658)。期末判定が「通常」であれば、
そのまま処理を終了する(S35658)。
【0052】以上の説明の売掛金処理(S35)におけ
る売掛金判定処理(S356)により、売掛金は、それ
ぞれの設定条件に応じて、資金化手段が「ファクタリン
グ化」、「証券化」及び「資金化不可」に振り分けられ
る。
【0053】続けて、振り分けられた資金化手段に応じ
てアレンジ情報の生成及び試算を行なう売掛金スタック
処理(S357)が起動される。図19は、本発明に係
るアレンジ試算処理における売掛金処理における売掛金
スタック処理のフローチャートである。売掛金について
判定処理がなされ振り分けが行なわれた後、売掛金スタ
ック処理が開始される(S3571)。続いて、N件目
のスタックエリアへデータを編集し(S3572)、処
理を終了する(S3573)。編集処理(S3572)
では、これまでの読込まれた情報データ及び売掛金判定
処理(S356)により判定された判定結果をスタック
エリアへ編集するとともに、売掛金判定処理(S35
6)により判定された適用金利に基づいて金利を決定
し、金利に応じた買取予定金額を算出し、スタックエリ
アへ編集する。同様に、売掛期日、資金化希望日及び適
用金利に応じて算出し、スタックエリアへ編集する。ま
た、以降の処理に必要な、選択推奨フラグ、選択決定フ
ラグ及び資金化承認ステータスをオフに設定する。
【0054】売掛金データをすべて読込み、一連の処理
を終了すると、続いて、編集されたスタックエリアの情
報の並べ替えを行なう売掛金並換処理(S35A)が実
行される。図20は、本発明に係るアレンジ試算処理に
おける売掛金処理における売掛金並換処理のフローチャ
ートである。売掛金並換処理が開始され(S35A
1)、所定の条件に従ってスタックエリアの情報データ
の並び換えが行なわれ(S35A2)、処理を終了する
(S35A3)。データの並び換えは、例えば、(1)
資金化手段の順(証券化、ファクタリング化、不可)、
(2)売掛期日の昇順、及び(3)売掛金額の降順等の
設定順に従って行なわれる。
【0055】続く売掛金候補設定(S36)では、上記
手順でアレンジされた売掛金の資金化手段のうち、所定
の条件に従って推奨できるものを入力条件項目として設
定された資金化金額に到達するように組み合わせ、候補
として選択する。選択された候補には、推奨フラグをオ
ンにする。例えば、売掛期日までの期間が短いものから
設定する等の条件により選択する。
【0056】このような手順により、生成された売掛金
の振り分けが行なわれた結果であるアレンジ試案と試算
に関する情報は、サプライヤ端末4100に送られ、出
力画面として表示される。図21は、サプライヤ端末に
表示されるアレンジ試算依頼の出力画面の一例である。
ここでは、一意番号で識別される売掛金に関する売掛金
情報と、資金化手段や買取予定金額、実質金利等のアレ
ンジ情報及び試算結果が表示される。また、推奨フラグ
は、売掛金候補設定(S36)により選択された資金化
を推奨するものに設定されている。
【0057】次に、資金化依頼手段1130によって行
なわれる資金化依頼処理(S04)の流れについて説明
する。図22は、本発明の一実施の形態である債権流動
化に関する振り分け方法及び装置における資金化依頼処
理の流れである。
【0058】資金化依頼処理(S04)は、サプライヤ
端末の入力画面4101を用いてサプライヤが選択した
売掛金の設定情報を取得して起動する。図23は、サプ
ライヤ端末に表示される売掛金資金化依頼の入力画面の
一例である。サプライヤは、推奨フラグ等が付加された
アレンジ試案を参照し、資金化と対象となる売掛金を選
択し、実行ボタンを押すことによって資金化依頼を行な
う。
【0059】図22に戻って説明する。資金化依頼の実
行ボタンが押されることにより、資金化依頼手段113
0に選択された対象となる売掛金に関する情報と資金化
依頼を入力する。資金化依頼手段1130による資金化
依頼処理(S04)では、取得した情報に基づいて売掛
金資金化対象通知を電子商取引システム2000に対し
て行なう。電子商取引システム2000では、売掛金情
報データベース2100の売掛金情報のデータ抽出中フ
ラグをオフするとともに、資金化承認ステータスを未承
認にし、早期資金化フラグをオンにして完了を通知す
る。資金化依頼手段1130は、自装置内のアレンジ試
算後のアレンジ情報1502の資金化承認ステータスを
未承認にし、サプライヤ端末4100に通知する。図2
4は、サプライヤ端末に表示される売掛金資金化依頼の
出力画面の一例である。売掛資金化依頼入力画面の状態
から「状態」欄が依頼済みに変化している。
【0060】ここで、サプライヤが選択した売掛金の資
金化処理の依頼は、債権振り分け装置1000あるいは
電子商取引システム2000いずれかがアレンジャに対
して行なう。債権振り分け装置1000が行なう場合
は、例えば、資金化依頼処理の最後で、電子商取引シス
テム2000からの完了通知を取得した後、アレンジャ
端末4200に向けて資金化処理依頼を送信する。
【0061】最後に、アレンジ状況照会手段1210に
よって行なわれるアレンジ状況照会処理(S05)の流
れについて説明する。図25は、本発明の一実施の形態
である債権流動化に関する振り分け方法及び装置におけ
るアレンジ状況照会処理の流れである。資金化処理の依
頼を受けたアレンジャは、アレンジャ端末4200を用
いてアレンジの状況を確認するための照会を行なう。ア
レンジ状況照会承認手段1310は、照会の依頼を受け
付け、アレンジ情報をアレンジャ端末4200に送信す
るとともに、承認の依頼を行なう承認入力画面をアレン
ジャ端末の入力画面4210に表示する。図26は、ア
レンジャ端末に表示される「アレンジ状況照会/承認」
入力画面の一例である。「アレンジ状況照会/承認」入
力画面4211では、サプライヤから依頼された資金化
を行なう売掛金に関するアレンジ情報が表示されるとと
もに、承認を入力する承認ステータス欄が表示されてい
る。アレンジャは、サプライヤ、バイヤについて全取引
の取得要求が可能である。また、照会機能として、デー
タ受領順、サプライヤ順、バイヤ順、資金化日付順、資
金化金額順、実質金利順等で照会することができる。
【0062】図25に戻って説明する。アレンジャが承
認を行なう場合、承認ステータスをオンに操作する。承
認を受けたアレンジ状況照会承認手段1310は、電子
商取引システム2000に対して売掛金資金化決定依頼
を通知する。電子商取引システム2000では、売掛金
情報データベースの売掛金情報の資金化承認ステータス
を承認に更新し、完了通知を返す。アレンジ状況照会承
認手段1310は、完了通知を受け、自装置のアレンジ
情報記憶部1502の資金化承認ステータスの未承認を
承認に更新し、完了通知をアレンジャ端末4200に送
信する。図27は、アレンジャ端末に表示される「アレ
ンジ状況照会/承認」出力画面の一例である。承認ステ
ータスが承認済みに変化している。
【0063】上記の説明では、対象となる売掛金につい
てアレンジ試算を行なった後、サプライヤが資金化する
売掛金を選定するとしたが、予めサプライヤが資金化す
る売掛金を選定しておき、その選定された売掛金につい
てアレンジ試算を行なうとすることもできる。
【0064】なお、上記の処理機能は、クライアントサ
ーバシステムのサーバコンピュータによって実現するこ
とができる。その場合、債権振り分け装置が有すべき機
能の処理内容を記述したサーバプログラムが提供され
る。サーバコンピュータは、サプライヤ端末あるいはア
レンジャ端末クライアントコンピュータからの要求に応
答して、サーバプログラムを実行する。これにより、上
記処理機能がサーバコンピュータ上で実現され、処理結
果がクライアントコンピュータに提供される。
【0065】処理内容を記述したサーバプログラムは、
サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し
ておくことができる。サーバコンピュータで読み取り可
能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光
磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置
には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルデ
ィスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクに
は、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM
(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc
Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWr
itable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magnet
o-Optical disk)などがある。
【0066】サーバプログラムを流通させる場合には、
たとえば、そのサーバプログラムが記録されたDVD、
CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。サー
バプログラムを実行するサーバコンピュータは、たとえ
ば、可搬型記録媒体に記録されたサーバプログラムを、
自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュー
タは、自己の記憶装置からサーバプログラムを読み取
り、サーバプログラムに従った処理を実行する。なお、
サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接サーバ
プログラムを読み取り、そのサーバプログラムに従った
処理を実行することもできる。
【0067】(付記1) 電子商取引システムで確定し
た売掛債権を流動化する債権流動化に関する振り分け方
法において、債権振り分け装置が、電子商取引システム
で確定した売掛債権に関する売掛金情報が格納された売
掛金情報データベースから売り手であるサプライヤの端
末装置を用いて設定された対象となる売掛債権に関する
売掛金情報を抽出するステップと、前記サプライヤの端
末装置を用いて設定された売掛債権の流動化に関する指
定及び抽出された前記対象となる売掛債権に関する売掛
金情報に応じて、前記対象となる売掛債権を予め設定さ
れた債権流動化の規則に従って所定の資金化手段に振り
分けてアレンジ情報を生成してアレンジ試案とするとと
もに、前記アレンジ試案を実施した場合の試算を行なう
ステップと、前記アレンジ試案及び前記試算結果を前記
サプライヤの端末装置に提示するステップと、を有する
ことを特徴とする債権流動化に関する振り分け方法。
【0068】(付記2) 前記アレンジ試案の作成及び
前記試算を行なうステップは、前記サプライヤの端末装
置を用いて指定された資金化希望日と資金化を申請した
資金化申請日から算出される資金化までの資金化余裕日
と、前記資金化までに要する資金化必要日数とを比較
し、資金化が可能であるか否かを判定するとともに、前
記資金化余裕日内で資金化が可能な所定の資金化手段に
振り分けることを特徴とする付記1記載の債権流動化に
関する振り分け方法。
【0069】(付記3) 前記資金化が可能な所定の資
金化手段に振り分ける手順は、さらに、資金化処理が可
能な時期条件を含む前記所定の資金化手段に応じた条件
を参照して振り分けを行なうことを特徴とする付記2記
載の債権流動化に関する振り分け方法。
【0070】(付記4) 前記アレンジ試案の作成及び
前記試算を行なうステップは、振り分けられた前記所定
の資金化手段及び予め設定された金利条件に応じて算出
される金利に基づいて資金化の際の買取予定金額を試算
することを特徴とする付記1記載の債権流動化に関する
振り分け方法。
【0071】(付記5) 前記アレンジ試案の作成及び
前記試算を行なうステップは、さらに、前記アレンジ試
案が生成され試算が行なわれた売掛債権を予め設定され
た推奨条件に基づいて並べ替えを行なうとともに、必要
に応じて前記試算により算出される資金化予想額が前記
サプライヤの端末装置を用いて指定する資金化希望額に
到達する前記アレンジ試案の組み合わせを提示すること
を特徴とする付記1記載の債権流動化に関する振り分け
方法。
【0072】(付記6) 前記債権流動化に関する振り
分け方法は、さらに、前記アレンジ試案及び前記試算結
果の提示に基づいて前記サプライヤの端末装置を用いて
選定された売掛債権についての資金化処理の依頼を取得
するステップと、前記資金化処理の依頼がなされた売掛
債権について前記債権流動化の規則に従って前記所定の
資金化手段に振り分けたアレンジ情報を資金化処理を実
行するアレンジャの端末装置に通知するステップと、前
記アレンジャの端末装置から前記資金化処理の依頼に対
する承認を取得し、承認に応じて前記アレンジ情報を更
新するステップと、を有することを特徴とする付記1記
載の債権流動化に関する振り分け方法。
【0073】(付記7) 前記アレンジ情報をアレンジ
ャの端末装置に通知するステップは、前記アレンジャの
端末装置からの要求に応じて、前記資金化依頼の対象と
なる前記売掛債権に関するアレンジ情報を所定の条件に
従った順に並び替えて送付することを特徴とする付記6
記載の債権流動化に関する振り分け方法。
【0074】(付記8) 電子商取引システムで確定し
た売掛債権を流動化する債権流動化に関する債権振り分
け装置において、電子商取引システムで確定した売掛債
権に関する売掛金情報が格納された売掛金情報データベ
ースから売り手であるサプライヤの端末装置を用いて設
定された対象となる売掛債権に関する売掛金情報を抽出
する対象売掛金抽出手段と、前記サプライヤの端末装置
を用いて設定された売掛債権の流動化に関する指定及び
抽出された前記対象となる売掛債権に関する売掛金情報
に応じて、前記対象となる売掛債権を予め設定された債
権流動化の規則に従って所定の資金化手段に振り分ける
とともに、前記振り分けに応じたアレンジ試案を生成
し、前記アレンジ試案を実施した場合の試算を行ない、
前記アレンジ試案及び前記試算結果を前記サプライヤの
端末装置に提示するアレンジ試算手段と、前記アレンジ
試案及び前記試算結果の提示に基づいて前記サプライヤ
の端末装置を用いて選定された売掛債権の資金化処理の
依頼を取得する資金化依頼手段と、前記資金化処理の依
頼がなされた売掛債権について前記債権流動化の規則に
従って前記所定の資金化手段に振り分けたアレンジ情報
をアレンジャの端末装置に通知するとともに、前記アレ
ンジャ端末装置から前記資金化処理の依頼に対する承認
を取得するアレンジ状況照会手段と、を備えたことを特
徴とする債権振り分け装置。
【0075】(付記9) コンピュータを電子商取引シ
ステムで確定した売掛債権を流動化する債権流動化に関
する振り分け装置として機能させるプログラムであっ
て、コンピュータを、電子商取引システムで確定した売
掛債権に関する売掛金情報が格納された売掛金情報デー
タベースから売り手であるサプライヤの端末装置を用い
て設定された対象となる売掛債権に関する売掛金情報を
抽出する対象売掛金抽出手段と、前記サプライヤの端末
装置を用いて設定された売掛債権の流動化に関する指定
及び抽出された前記対象となる売掛債権に関する売掛金
情報に応じて、前記対象となる売掛債権を予め設定され
た債権流動化の規則に従って所定の資金化手段に振り分
けるとともに、前記振り分けに応じたアレンジ試案を生
成し、前記アレンジ試案を実施した場合の試算を行な
い、前記アレンジ試案及び前記試算結果を前記サプライ
ヤの端末装置に提示するアレンジ試算手段と、前記アレ
ンジ試案及び前記試算結果の提示に基づいて前記サプラ
イヤの端末装置を用いて選定された売掛債権の資金化処
理の依頼を取得する資金化依頼手段と、前記資金化処理
の依頼がなされた売掛債権について前記債権流動化の規
則に従って前記所定の資金化手段に振り分けたアレンジ
情報をアレンジャの端末装置に通知するとともに、前記
アレンジャ端末装置から前記資金化処理の依頼に対する
承認を取得するアレンジ状況照会手段と、して機能させ
るためのプログラム。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、サプラ
イヤからの要求に応じて、対象となる売掛債権に関する
売掛金情報を、売掛金を確定した電子商取引システムか
ら抽出し、売掛債権の持つ属性情報やサプライヤの設定
条件等に応じて、最適な資金化手段に振り分けた債権流
動化のアレンジ試案とその試算をサプライヤに提供す
る。このため、サプライヤは、債権振り分け装置に要求
をするだけで、煩雑な事務処理をすることなく、自己の
保有する売掛債権に関する最適な資金化方式に関する情
報を得ることが可能となる。
【0077】さらに、本発明によれば、資金化処理する
売掛債権が選定された場合、最適な資金化手段に振り分
けた債権流動化のアレンジに関する情報と資金化処理の
依頼を、資金決済/与信機能を持つシステムに対して送
る。このため、資金決済/与信機能を持つシステムに対
し、資金化処理を依頼する売掛金明細の再入力等という
事務処理を必要とすることなく、迅速に資金化処理の依
頼を受け付けることができる。
【0078】このように、本発明の債権振り分け装置を
電子商取引システムの売掛金情報とデータ連動させるこ
とにより、電子商取引システムと資金決済与信機能を持
つシステム間のデータ通信がリアルタイムに運用可能と
なり、サプライヤは、資金化する売掛金を取引画面から
指定するだけで、早期資金化を実現することが可能とな
る。また、データが直接転送されるため、アレンジャの
事務負担を軽減するとともに、データの誤入力を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である債権流動化に関す
る振り分け方法を実現する債権流動化システムの構成図
である。
【図2】本発明の一実施の形態である債権振り分け方法
の処理手順を示したフローチャートである。
【図3】本発明の一実施の形態である債権流動化に関す
る振り分け方法及び装置における対象売掛金抽出処理の
流れである。
【図4】サプライヤ端末に表示される「対象売掛金抽
出」の入力画面の一例である。
【図5】売掛金情報記憶部に格納された売掛金情報の一
例である。
【図6】本発明の一実施の形態である債権流動化に関す
る振り分け方法及び装置における対象売掛金抽出処理の
データの流れである。
【図7】サプライヤ端末に表示される「アレンジ試算依
頼」の入力画面の一例である。
【図8】本発明の一実施の形態である債権流動化に関す
る振り分け方法及び装置における対象売掛金抽出処理の
流れである。
【図9】本発明に係るアレンジ試算処理における定数項
目設定処理のフローチャートである。
【図10】本発明に係るアレンジ試算処理における関連
情報設定処理のフローチャートである。
【図11】本発明に係るアレンジ試算処理における入力
条件項目設定処理のフローチャートである。
【図12】本発明に係るアレンジ試算処理における売掛
金処理のフローチャートである。
【図13】本発明に係るアレンジ試算処理の売掛金処理
における売掛金読込処理のフローチャートである。
【図14】本発明に係るアレンジ試算処理の売掛金処理
における売掛金判定処理のフローチャートである。
【図15】本発明に係るアレンジ試算処理の売掛金判定
処理における資金化日数判定処理のフローチャートであ
る。
【図16】本発明に係るアレンジ試算処理の売掛金判定
処理における期末判定処理のフローチャートである。
【図17】本発明に係るアレンジ試算処理の売掛金判定
処理における適用格付判定処理のフローチャートであ
る。
【図18】本発明に係るアレンジ試算処理の売掛金判定
処理における総合判定処理のフローチャートである。
【図19】本発明に係るアレンジ試算処理における売掛
金処理における売掛金スタック処理のフローチャートで
ある。
【図20】本発明に係るアレンジ試算処理における売掛
金処理における売掛金並換処理のフローチャートであ
る。
【図21】サプライヤ端末に表示されるアレンジ試算依
頼の出力画面の一例である。
【図22】本発明の一実施の形態である債権流動化に関
する振り分け方法及び装置における資金化依頼処理の流
れである。
【図23】サプライヤ端末に表示される「売掛金資金化
依頼」の入力画面の一例である。
【図24】サプライヤ端末に表示される「売掛金資金化
依頼」の出力画面の一例である。
【図25】本発明の一実施の形態である債権流動化に関
する振り分け方法及び装置におけるアレンジ状況照会処
理の流れである。
【図26】サプライヤ端末に表示される「アレンジ状況
照会/承認」入力画面の一例である。
【図27】サプライヤ端末に表示される「アレンジ状況
照会/承認」出力画面の一例である。
【符号の説明】
1000 債権振り分け装置 1100 サプライヤ処理部 1110 対象売掛金抽出手段 1120 アレンジ試算手段 1130 資金化依頼手段 1200 アレンジャ処理部 1210 アレンジ状況照会手段 1400 インタフェース 1500 インタフェース 2000 電子商取引システム(買い手) 2100 売掛金情報データベース 2200 インタフェース 3000 インターネット 4100 サプライヤ端末(売り手) 4200 アレンジャ端末(金融機関)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津野 信広 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 菅井 正 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 北村 秀哉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松倉 義和 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 筒井 純二 東京都文京区白山5丁目16番6号 株式会 社第一勧銀情報システム内 (72)発明者 大金 秀幸 東京都文京区白山5丁目16番6号 株式会 社第一勧銀情報システム内 (72)発明者 垣内 兵輔 東京都文京区白山5丁目16番6号 株式会 社第一勧銀情報システム内 (72)発明者 下酔尾 裕樹 東京都千代田区内幸町1丁目1番5号 株 式会社第一勧業銀行内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子商取引システムで確定した売掛債権
    を流動化する債権流動化に関する振り分け方法におい
    て、 債権振り分け装置が、 電子商取引システムで確定した売掛債権に関する売掛金
    情報が格納された売掛金情報データベースから売り手で
    あるサプライヤの端末装置を用いて設定された対象とな
    る売掛債権に関する売掛金情報を抽出するステップと、 前記サプライヤの端末装置を用いて設定された売掛債権
    の流動化に関する指定及び抽出された前記対象となる売
    掛債権に関する売掛金情報に応じて、前記対象となる売
    掛債権を予め設定された債権流動化の規則に従って所定
    の資金化手段に振り分けてアレンジ情報を生成してアレ
    ンジ試案とするとともに、前記アレンジ試案を実施した
    場合の試算を行なうステップと、 前記アレンジ試案及び前記試算結果を前記サプライヤの
    端末装置に提示するステップと、 を有することを特徴とする債権流動化に関する振り分け
    方法。
  2. 【請求項2】 前記債権流動化に関する振り分け方法
    は、さらに、 前記アレンジ試案及び前記試算結果の提示に基づいて前
    記サプライヤの端末装置を用いて選定された売掛債権に
    ついての資金化処理の依頼を取得するステップと、 前記資金化処理の依頼がなされた売掛債権について前記
    債権流動化の規則に従って前記所定の資金化手段に振り
    分けたアレンジ情報を資金化処理を実行するアレンジャ
    の端末装置に通知するステップと、 前記アレンジャの端末装置から前記資金化処理の依頼に
    対する承認を取得し、承認に応じて前記アレンジ情報を
    更新するステップと、 を有することを特徴とする請求項1記載の債権流動化に
    関する振り分け方法。
  3. 【請求項3】 電子商取引システムで確定した売掛債権
    を流動化する債権流動化に関する債権振り分け装置にお
    いて、 電子商取引システムで確定した売掛債権に関する売掛金
    情報が格納された売掛金情報データベースから売り手で
    あるサプライヤが設定した対象となる売掛債権に関する
    売掛金情報を抽出する対象売掛金抽出手段と、 前記サプライヤの売掛債権の流動化に関する指定及び抽
    出された前記対象となる売掛債権に関する売掛金情報に
    応じて、前記対象となる売掛債権を予め設定された債権
    流動化の規則に従って所定の資金化手段に振り分けると
    ともに、前記振り分けに応じたアレンジ試案を生成し、
    前記アレンジ試案を実施した場合の試算を行ない、前記
    アレンジ試案及び前記試算結果を前記サプライヤ端末に
    提示するアレンジ試算手段と、 前記アレンジ試案及び前記試算結果の提示に基づいて前
    記サプライヤが選定した売掛債権の資金化処理の依頼を
    取得する資金化依頼手段と、 前記資金化依頼がなされた売掛債権について前記債権流
    動化の規則に従って前記所定の資金化手段に振り分けた
    アレンジ情報をアレンジャ端末に通知するとともに、前
    記アレンジャ端末による前記資金化処理開始の通知とし
    て前記アレンジャ端末から前記依頼に対する承認を取得
    するアレンジ状況照会手段と、を備えたことを特徴とす
    る債権振り分け装置。
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