JP2003296457A - 医薬品提供装置及び医薬品提供システム - Google Patents

医薬品提供装置及び医薬品提供システム

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JP2003296457A
JP2003296457A JP2002096368A JP2002096368A JP2003296457A JP 2003296457 A JP2003296457 A JP 2003296457A JP 2002096368 A JP2002096368 A JP 2002096368A JP 2002096368 A JP2002096368 A JP 2002096368A JP 2003296457 A JP2003296457 A JP 2003296457A
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Hiroshi Fujiyama
浩 藤山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調剤薬局が多くの医薬品ディーラを介して医
薬品を仕入れるのが一般的である関係上、患者に対する
医薬品の売価が上がり、患者の経済的な負担が大きくな
る課題があった。 【解決手段】 データ格納サーバ22に保管されている
処方箋情報のうち、注文受付部23により入力された処
方箋識別コードに対応する処方箋情報を検索し、注文受
付部23により入力された個人情報と当該処方箋情報に
含まれている個人情報を照合する照合部24を設け、そ
の照合部24により個人情報の一致が認められると、そ
の処方箋情報を参照して医薬品の配送を手配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医師の処方箋に
基づく医薬品の提供を実施する医薬品提供装置及び医薬
品提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】患者が医師の処方箋を必要とする医薬品
を入手するには、医師の処方箋を入手してから、調剤薬
局に出向いて購入する必要がある。しかし、調剤薬局
は、図7に示すように、医薬品の販売会社から直接的に
医薬品を仕入れることはなく、多くの医薬品ディーラを
介して仕入れるのが一般的である。
【0003】したがって、医薬品のメーカ卸値と売価の
マージンが大きく、患者の経済的な負担が大きくなって
いる。国策として医療費削減が推進される今日おいて
は、安価に医薬品を提供できる医薬品提供システムの構
築が望まれているが、現在、そのような医薬品提供シス
テムは存在しない。また、図7のような医薬品提供シス
テムの下では、仮に過疎地における遠隔医療を受けるこ
とができても、結局、医薬品を入手するには遠方の調剤
薬局に出向く必要があるため、医薬品の入手が困難であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の医薬品提供シス
テムは以上のように構成されているので、調剤薬局が多
くの医薬品ディーラを介して医薬品を仕入れるのが一般
的である関係上、患者に対する医薬品の売価が上がり、
患者の経済的な負担が大きくなる課題があった。また、
過疎地における遠隔医療を受けることができても、結
局、医薬品を入手するには遠方の調剤薬局に出向く必要
があるため、医薬品の入手が困難である課題もあった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、流通経路を簡略化して、医薬品を
安価に提供することができるとともに、過疎地において
も医薬品を容易に入手することができる医薬品提供装置
及び医薬品提供システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る医薬品提
供装置は、処方箋保管手段に保管されている処方箋情報
のうち、受付手段により入力された処方箋識別コードに
対応する処方箋情報を検索し、受付手段により入力され
た個人情報と当該処方箋情報に含まれている個人情報を
照合する照合手段を設け、その照合手段により個人情報
の一致が認められると、その処方箋情報を参照して医薬
品の配送を手配するようにしたものである。
【0007】この発明に係る医薬品提供装置は、受付手
段により入力された処方箋識別コードを医療機関に送信
することにより、その医療機関から当該処方箋識別コー
ドに対応する処方箋が記録されている処方箋情報を収集
して保管する処方箋保管手段と、その処方箋保管手段に
保管されている処方箋情報に含まれている個人情報と受
付手段により入力された個人情報を照合する照合手段を
設け、その照合手段により個人情報の一致が認められる
と、その処方箋情報を参照して医薬品の配送を手配する
ようにしたものである。
【0008】この発明に係る医薬品提供装置は、配送手
配手段が患者の自宅への配送を指示するようにしたもの
である。
【0009】この発明に係る医薬品提供装置は、受付手
段により医薬品の配送先が入力された場合、配送手配手
段がその配送先への配送を指示するようにしたものであ
る。
【0010】この発明に係る医薬品提供装置は、処方箋
情報を参照して医薬品の服薬時間を患者に通知する通知
手段を設けたものである。
【0011】この発明に係る医薬品提供装置は、処方箋
情報を参照して医薬品の用法を患者に通知する通知手段
を設けたものである。
【0012】この発明に係る医薬品提供装置は、医薬品
に関する患者の問合せに応答する応答手段を設けたもの
である。
【0013】この発明に係る医薬品提供装置は、処方箋
保管手段に保管されている処方箋情報を参照して、患者
毎の投薬履歴を管理する投薬履歴管理手段を設けたもの
である。
【0014】この発明に係る医薬品提供装置は、投薬履
歴管理手段が医療機関から処方予定の医薬品を示す医薬
品情報の提示を受けると、患者の投薬履歴を参照して、
その医薬品の処方の是非を判定するようにしたものであ
る。
【0015】この発明に係る医薬品提供装置は、配送手
配手段が医薬品の配送を手配する際、その医薬品の代金
を課金するようにしたものである。
【0016】この発明に係る医薬品提供システムは、医
療機関サーバから処方箋情報を受信して、その処方箋情
報を保管する一方、個人端末から医薬品の注文を受ける
と、その保管している処方箋情報のうち、個人端末から
送信された処方箋識別コードに対応する処方箋情報を検
索して、個人端末から送信された個人情報と当該処方箋
情報に含まれている個人情報を照合し、双方の個人情報
が一致していれば、その処方箋情報を参照して医薬品の
配送を手配する医薬品提供装置を設けたものである。
【0017】この発明に係る医薬品提供システムは、個
人端末から与えられた処方箋識別コードを医療機関サー
バに送信することにより、その医療機関サーバから処方
箋情報を収集して保管する一方、その処方箋情報に含ま
れている個人情報と個人端末から与えられた個人情報を
照合し、双方の個人情報が一致していれば、その処方箋
情報を参照して医薬品の配送を手配する医薬品提供装置
を設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による医
薬品提供システムを示す概念図、図2はこの発明の実施
の形態1による医薬品提供システムを示す構成図であ
る。図において、1は病院の薬剤部に設置され、病院内
で使用する医薬品の注文を依頼する病院薬剤部端末、2
は医師により作成された処方箋を示す電子化データであ
る処方箋情報を格納するとともに、その処方箋情報を医
薬品提供装置6に送信する病院処方箋情報サーバ(医療
機関サーバ)、3は医師が処方箋の作成に使用するとと
もに、医師が医薬品を処方するに際して、医薬品提供装
置6から医薬品に関する情報(例えば、効能、用法、副
作用、メーカ)を入手することが可能な病院医師端末、
4は患者の自宅に設置され、患者を識別する個人情報と
処方箋を識別する処方箋識別コードを添付して医薬品の
注文を依頼する患者家庭端末(個人端末)、5は患者家
庭端末と同様の機能を有し、医薬品提供装置6から医薬
品の服用時間等の通知を受ける患者携帯端末(個人端
末)である。
【0019】6は病院処方箋情報サーバ2から処方箋情
報を受信して、その処方箋情報を保管する一方、患者家
庭端末4等から医薬品の注文を受けると、その保管して
いる処方箋情報のうち、患者家庭端末4等から送信され
た処方箋識別コードに対応する処方箋情報を検索して、
患者家庭端末4等から送信された個人情報と当該処方箋
情報に含まれている個人情報を照合し、双方の個人情報
が一致していれば、その処方箋情報を参照して医薬品の
配送を手配する医薬品提供装置である。
【0020】7はオペレータが患者から電話によって医
薬品の注文依頼を受けた場合、患者を識別する個人情報
と処方箋を識別する処方箋識別コードを入力し、その個
人情報と処方箋識別コードを医薬品提供装置6に与える
注文情報入出力端末、8は医薬品の出荷情報を入出力す
る出荷情報入出力端末、9はオペレータが患者から電話
によって医薬品の効能や用法等に関する問合せを受けた
場合、その問合せ内容を医薬品提供装置6に与えること
により、医薬品提供装置6から問合せに対する応答を引
き出して患者に伝える顧客サービス情報入出力端末、1
0は医薬品に関する経理情報を入出力する経理情報入出
力端末、11は医療保険機関の医療保険機関サーバ、1
2は患者が指定する銀行や郵便局等の支払金融サーバで
ある。
【0021】図3はこの発明の実施の形態1による医薬
品提供装置6の内部構成を示す構成図であり、図におい
て、21は病院処方箋情報サーバ2から処方箋情報を受
信する処方箋情報受信部、22は処方箋情報受信部21
により受信された処方箋情報を保管する他、各種データ
(例えば、注文データ、出荷データ、顧客データ、服薬
データ、医薬品データ、課金データ)を保管するデータ
格納サーバである。なお、処方箋情報受信部21及びデ
ータ格納サーバ22から処方箋保管手段が構成されてい
る。
【0022】23は患者家庭端末4,患者携帯端末5又
は注文情報入出力端末7から患者を識別する個人情報と
処方箋を識別する処方箋識別コードを入力して、医薬品
の注文を受け付ける注文受付部(受付手段)、24はデ
ータ格納サーバ22に保管されている処方箋情報のう
ち、注文受付部23により入力された処方箋識別コード
に対応する処方箋情報を検索し、注文受付部23により
入力された個人情報と当該処方箋情報に含まれている個
人情報を照合する照合部(照合手段)、25は照合部2
4により個人情報の一致が認められると、その処方箋情
報を参照して医薬品の配送を手配する配送手配部(配送
手配手段)である。
【0023】次に動作について説明する。まず、患者が
病院で医師の診察を受けると、医師が患者の病状に応じ
て処方箋を作成する。即ち、医師は、病院医師端末3を
使用して処方箋を作成し、その処方箋を示す処方箋情報
を病院処方箋情報サーバ2に格納する。そして、病院処
方箋情報サーバ2は、病院医師端末3から処方箋情報を
受けると、その処方箋情報を医薬品提供装置6に送信す
る。医薬品提供装置6の処方箋情報受信部21は、病院
処方箋情報サーバ2が処方箋情報を送信してくると、そ
の処方箋情報を受信してデータ格納サーバ22に格納す
る。なお、処方箋情報受信部21は、複数の医療機関の
病院処方箋情報サーバ2から処方箋情報を受信してデー
タ格納サーバ22に格納することができるものとする。
【0024】一方、患者は、医師の診察を受けて、病院
から処方箋を入手すると、患者家庭端末4又は患者携帯
端末5を使用して、医薬品の注文を依頼する。その際、
患者は、患者家庭端末4等を使用して、患者を識別する
個人情報(例えば、被保険者番号)と処方箋を識別する
処方箋識別コードを医薬品提供装置6に送信する。医薬
品提供装置6の注文受付部23は、患者家庭端末4等か
ら個人情報と処方箋識別コードを受信すると、医薬品の
注文を受け付けて、その個人情報と処方箋識別コードを
照合部24に出力する。
【0025】なお、ここでは、注文受付部23が患者家
庭端末4等から個人情報と処方箋識別コードを受信する
ものについて示したが、患者が医薬品注文窓口のオペレ
ータに電話をかけて、医薬品の注文を行う場合は、医薬
品注文窓口のオペレータが注文情報入出力端末7を操作
して、患者の個人情報と処方箋識別コードを医薬品提供
装置6の注文受付部23に与えるようにする。
【0026】医薬品提供装置6の照合部24は、注文受
付部23から患者の個人情報と処方箋識別コードを受け
ると、データ格納サーバ22に保管されている処方箋情
報のうち、その処方箋識別コードに対応する処方箋情報
を検索する。そして、照合部24は、処方箋識別コード
に対応する処方箋情報がデータ格納サーバ22に保管さ
れている場合、患者の個人情報と当該処方箋情報に含ま
れている個人情報を照合する。
【0027】医薬品提供装置6の配送手配部25は、照
合部24が個人情報の一致が認める場合、その処方箋情
報を参照して医薬品の配送を手配する。即ち、その処方
箋情報を参照して、処方対象の医薬品の種類や数量等を
把握するとともに、患者の住所等を把握して、医薬品配
送センターに医薬品の配送を指示する。これにより、医
薬品配送センターは、医薬品提供装置6の指示の下、例
えば、宅配便等を利用して、医薬品を患者の自宅に配送
する。
【0028】ただし、配送手配部25は、注文受付部2
3が患者家庭端末4等から個人情報と処方箋識別コード
を受信する際、患者家庭端末4等から医薬品の配送先も
受信した場合には、その配送先に医薬品が配送されるよ
うに指示する。これにより、医薬品配送センターは、例
えば、宅配便等を利用して、医薬品を指定の配送先に配
送する。なお、配送手配部25は、照合部24が個人情
報の一致を認めない場合や、処方箋識別コードに対応す
る処方箋情報が保管されていない場合、医薬品を提供す
ることができない旨を患者家庭端末4又は患者携帯端末
5に通知する。
【0029】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、データ格納サーバ22に保管されている処方
箋情報のうち、注文受付部23により入力された処方箋
識別コードに対応する処方箋情報を検索し、注文受付部
23により入力された個人情報と当該処方箋情報に含ま
れている個人情報を照合する照合部24を設け、その照
合部24により個人情報の一致が認められると、その処
方箋情報を参照して医薬品の配送を手配するように構成
したので、流通経路を簡略化して、医薬品を安価に提供
することができるとともに、過疎地においても医薬品を
容易に入手することができる効果を奏する。
【0030】なお、この実施の形態1では、病院処方箋
情報サーバ2が病院医師端末3から処方箋情報を受ける
と、その処方箋情報を医薬品提供装置6に送信して、医
薬品提供装置6の処方箋情報受信部21が当該処方箋情
報を受信してデータ格納サーバ22に格納するものにつ
いて示したが、医薬品提供装置6の注文受付部23が患
者家庭端末4等から個人情報と処方箋識別コードを受信
すると、その処方箋識別コードを病院処方箋情報サーバ
2に送信することにより、病院処方箋情報サーバ2が当
該処方箋識別コードに係る処方箋情報を医薬品提供装置
6に返信し、医薬品提供装置6の処方箋情報受信部21
が当該処方箋情報を受信してデータ格納サーバ22に格
納するようにしてもよい。
【0031】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による医薬品提供装置6の内部構成を示す構成図で
あり、図において、図3と同一符号は同一または相当部
分を示すので説明を省略する。26は個人情報が一致し
ている処方箋情報を参照して医薬品の服薬時間や用法等
を患者携帯端末5に通知する通知部(通知手段)であ
る。
【0032】上記実施の形態1では、特に言及していな
いが、配送手配部25による医薬品の配送の手配が完了
すると、医師の処方に対する最大限の効果を得るととも
に、うっかりミスによる薬の飲み忘れを防止するため、
通知部26が処方箋情報を参照して医薬品の服薬時間や
用法等を把握し、例えば、服薬時間の30分前になる
と、医薬品の服薬時間や用法等を患者携帯端末5に通知
するようにしてもよい。
【0033】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による医薬品提供装置6の内部構成を示す構成図で
あり、図において、図4と同一符号は同一または相当部
分を示すので説明を省略する。27は患者から顧客サー
ビス情報入出力端末9等を介して、医薬品の効能や用法
等に関する問合せを受けると、その問合せに対する応答
データを出力する応答部(応答手段)である。
【0034】次に動作について説明する。例えば、医薬
品注文窓口のオペレータが患者から医薬品の効能や用法
等に関する問合せを受けると、その問合せ内容を顧客サ
ービス情報入出力端末9に入力する。これにより、医薬
品提供装置6の応答部27は、顧客サービス情報入出力
端末9から問合せ内容を受けると、その問合せ内容を解
釈して、例えば、データベース格納サーバ22に格納さ
れている医薬品データ(例えば、効能、副作用、成分、
用法、メーカ)から問合せ内容に対応する医薬品データ
を検索する。
【0035】そして、問合せ内容に対応する医薬品デー
タが存在する場合、その医薬品データを応答データとし
て顧客サービス情報入出力端末9に出力する。顧客サー
ビス情報入出力端末9は、医薬品提供装置6の応答部2
7から応答データを受けると、その応答データにしたが
って自動音声案内データを構築し、患者に対して自動音
声案内を実施する。これにより、患者は、医薬品の効能
や用法等を認識することができる。
【0036】なお、この実施の形態3では、医薬品提供
装置6の応答部27が顧客サービス情報入出力端末9を
介して、患者の問合せを受けるものについて示したが、
これに限るものではなく、例えば、患者家庭端末4や患
者携帯端末5から直接問合せを受けるようにしてもよ
い。ただし、この場合は、医薬品提供装置6の応答部2
7が応答データにしたがって自動音声案内データを構築
する必要がある。
【0037】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4による医薬品提供装置6の内部構成を示す構成図で
あり、図において、図5と同一符号は同一または相当部
分を示すので説明を省略する。28はデータベース格納
サーバ22に保管されている処方箋情報を参照して、患
者毎の投薬履歴を管理し、病院医師端末3から処方予定
の医薬品を示す医薬品情報の提示を受けると、患者の投
薬履歴を参照して、その医薬品の処方の是非を判定する
投薬履歴管理部(投薬履歴管理手段)である。
【0038】上記実施の形態1では、データベース格納
サーバ22が病院処方箋情報サーバ2から送信された処
方箋情報を保管するものについて示したが、この実施の
形態4では、さらに、投薬履歴管理部28がデータベー
ス格納サーバ22に保管されている処方箋情報を参照し
て、患者毎の投薬履歴を管理するようにする。
【0039】これにより、投薬履歴管理部28は、例え
ば、医師が処方箋を作成する際、病院医師端末3を使用
して、患者の個人情報を送信してくると、その個人情報
をキーにして当該患者の投薬履歴を検索し、その投薬履
歴を示す履歴情報を病院医師端末3に送信する。この場
合、医師は、患者の投薬履歴を把握することができるの
で、適正な医薬品を処方することができる。
【0040】また、投薬履歴管理部28は、例えば、医
師が処方箋を作成する際、病院医師端末3を使用して、
患者の個人情報と処方予定の医薬品を示す医薬品情報を
送信してくると、その個人情報をキーにして当該患者の
投薬履歴を検索し、例えば、データベース格納サーバ2
2に格納されている医薬品データを参照することによ
り、投薬済みの医薬品と処方予定の医薬品との飲み合わ
せの相性等を考慮して、その医薬品の処方の是非を判定
する。そして、投薬履歴管理部28は、その判定結果を
病院医師端末3に送信する。この場合、医師は、医薬品
の処方の是非を把握することができるので、適正な医薬
品を処方することができる。
【0041】実施の形態5.上記実施の形態1では、特
に言及していないが、医薬品提供装置6の配送手配部2
5が医薬品の配送を手配する際、その医薬品の代金を課
金するようにしてもよい。即ち、医薬品提供装置6の配
送手配部25は、医薬品の配送を手配する際、医療保険
機関サーバ11に対して医薬品の代金(保険適用分)の
支払要求を出力するとともに、患者が指定する銀行や郵
便局等の支払金融サーバ12に対して医薬品の代金(自
己負担分)の引落要求を出力する。これにより、医薬品
の代金を自動的に徴収することができる。ただし、患者
の自己負担分の支払は、銀行等の口座引落であっても、
クレジット決済であっても、あるいは、宅配便等の代引
き決済であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、処方
箋保管手段に保管されている処方箋情報のうち、受付手
段により入力された処方箋識別コードに対応する処方箋
情報を検索し、受付手段により入力された個人情報と当
該処方箋情報に含まれている個人情報を照合する照合手
段を設け、その照合手段により個人情報の一致が認めら
れると、その処方箋情報を参照して医薬品の配送を手配
するように構成したので、流通経路を簡略化して、医薬
品を安価に提供することができるとともに、過疎地にお
いても医薬品を容易に入手することができる効果があ
る。
【0043】この発明によれば、受付手段により入力さ
れた処方箋識別コードを医療機関に送信することによ
り、その医療機関から当該処方箋識別コードに対応する
処方箋が記録されている処方箋情報を収集して保管する
処方箋保管手段と、その処方箋保管手段に保管されてい
る処方箋情報に含まれている個人情報と受付手段により
入力された個人情報を照合する照合手段を設け、その照
合手段により個人情報の一致が認められると、その処方
箋情報を参照して医薬品の配送を手配するように構成し
たので、流通経路を簡略化して、医薬品を安価に提供す
ることができるとともに、過疎地においても医薬品を容
易に入手することができる効果がある。
【0044】この発明によれば、配送手配手段が患者の
自宅への配送を指示するように構成したので、患者が調
剤薬局に出向くことなく、医薬品を入手することができ
る効果がある。
【0045】この発明によれば、受付手段により医薬品
の配送先が入力された場合、配送手配手段がその配送先
への配送を指示するように構成したので、例えば、旅行
先であっても、患者が調剤薬局に出向くことなく、医薬
品を入手することができる効果がある。
【0046】この発明によれば、処方箋情報を参照して
医薬品の服薬時間を患者に通知する通知手段を設けるよ
うに構成したので、うっかりミスによる薬の飲み忘れを
防止することができる効果がある。
【0047】この発明によれば、処方箋情報を参照して
医薬品の用法を患者に通知する通知手段を設けるように
構成したので、医師の処方に対する最大限の効果を得る
ことができる効果がある。
【0048】この発明によれば、医薬品に関する患者の
問合せに応答する応答手段を設けるように構成したの
で、患者が医薬品の効能や用法等を認識することができ
る効果がある。
【0049】この発明によれば、処方箋保管手段に保管
されている処方箋情報を参照して、患者毎の投薬履歴を
管理する投薬履歴管理手段を設けるように構成したの
で、医師が適正な医薬品を処方することができる効果が
ある。
【0050】この発明によれば、投薬履歴管理手段が医
療機関から処方予定の医薬品を示す医薬品情報の提示を
受けると、患者の投薬履歴を参照して、その医薬品の処
方の是非を判定するように構成したので、医師が適正な
医薬品を処方することができる効果がある。
【0051】この発明によれば、配送手配手段が医薬品
の配送を手配する際、その医薬品の代金を課金するよう
に構成したので、医薬品の代金を自動的に徴収すること
ができる効果がある。
【0052】この発明によれば、医療機関サーバから処
方箋情報を受信して、その処方箋情報を保管する一方、
個人端末から医薬品の注文を受けると、その保管してい
る処方箋情報のうち、個人端末から送信された処方箋識
別コードに対応する処方箋情報を検索して、個人端末か
ら送信された個人情報と当該処方箋情報に含まれている
個人情報を照合し、双方の個人情報が一致していれば、
その処方箋情報を参照して医薬品の配送を手配する医薬
品提供装置を設けるように構成したので、流通経路を簡
略化して、医薬品を安価に提供することができるととも
に、過疎地においても医薬品を容易に入手することがで
きる効果がある。
【0053】この発明によれば、個人端末から与えられ
た処方箋識別コードを医療機関サーバに送信することに
より、その医療機関サーバから処方箋情報を収集して保
管する一方、その処方箋情報に含まれている個人情報と
個人端末から与えられた個人情報を照合し、双方の個人
情報が一致していれば、その処方箋情報を参照して医薬
品の配送を手配する医薬品提供装置を設けるように構成
したので、流通経路を簡略化して、医薬品を安価に提供
することができるとともに、過疎地においても医薬品を
容易に入手することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による医薬品提供シ
ステムを示す概念図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による医薬品提供シ
ステムを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による医薬品提供装
置の内部構成を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による医薬品提供装
置の内部構成を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による医薬品提供装
置の内部構成を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による医薬品提供装
置の内部構成を示す構成図である。
【図7】 従来の医薬品提供システムを示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1 病院薬剤部端末、2 病院処方箋情報サーバ(医療
機関サーバ)、3 病院医師端末、4 患者家庭端末
(個人端末)、5 患者携帯端末(個人端末)、6 医
薬品提供装置、7 注文情報入出力端末、8 出荷情報
入出力端末、9顧客サービス情報入出力端末、10 経
理情報入出力端末、11 医療保険機関サーバ、12
支払金融サーバ、21 処方箋情報受信部(処方箋保管
手段)、22 データ格納サーバ(処方箋保管手段)、
23 注文受付部(受付手段)、24 照合部(照合手
段)、25 配送手配部(配送手配手段)、26 通知
部(通知手段)、27 応答部(応答手段)、28 投
薬履歴管理部(投薬履歴管理手段)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療機関から処方箋が記録されている処
    方箋情報を収集し、その処方箋情報を保管する処方箋保
    管手段と、患者を識別する個人情報及び処方箋を識別す
    る処方箋識別コードを入力して医薬品の注文を受け付け
    る受付手段と、上記処方箋保管手段に保管されている処
    方箋情報のうち、上記受付手段により入力された処方箋
    識別コードに対応する処方箋情報を検索し、上記受付手
    段により入力された個人情報と当該処方箋情報に含まれ
    ている個人情報を照合する照合手段と、上記照合手段に
    より個人情報の一致が認められると、その処方箋情報を
    参照して医薬品の配送を手配する配送手配手段とを備え
    た医薬品提供装置。
  2. 【請求項2】 患者を識別する個人情報及び処方箋を識
    別する処方箋識別コードを入力して医薬品の注文を受け
    付ける受付手段と、上記受付手段により入力された処方
    箋識別コードを医療機関に送信することにより、上記医
    療機関から当該処方箋識別コードに対応する処方箋が記
    録されている処方箋情報を収集して保管する処方箋保管
    手段と、上記処方箋保管手段に保管されている処方箋情
    報に含まれている個人情報と上記受付手段により入力さ
    れた個人情報を照合する照合手段と、上記照合手段によ
    り個人情報の一致が認められると、その処方箋情報を参
    照して医薬品の配送を手配する配送手配手段とを備えた
    医薬品提供装置。
  3. 【請求項3】 配送手配手段は、患者の自宅への配送を
    指示することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の医薬品提供装置。
  4. 【請求項4】 配送手配手段は、受付手段により医薬品
    の配送先が入力された場合、その配送先への配送を指示
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の医
    薬品提供装置。
  5. 【請求項5】 処方箋情報を参照して医薬品の服薬時間
    を患者に通知する通知手段を設けたことを特徴とする請
    求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の医薬品
    提供装置。
  6. 【請求項6】 処方箋情報を参照して医薬品の用法を患
    者に通知する通知手段を設けたことを特徴とする請求項
    1から請求項5のうちのいずれか1項記載の医薬品提供
    装置。
  7. 【請求項7】 医薬品に関する患者の問合せに応答する
    応答手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項
    6のうちのいずれか1項記載の医薬品提供装置。
  8. 【請求項8】 処方箋保管手段に保管されている処方箋
    情報を参照して、患者毎の投薬履歴を管理する投薬履歴
    管理手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項
    7のうちのいずれか1項記載の医薬品提供装置。
  9. 【請求項9】 投薬履歴管理手段は、医療機関から処方
    予定の医薬品を示す医薬品情報の提示を受けると、患者
    の投薬履歴を参照して、その医薬品の処方の是非を判定
    することを特徴とする請求項8記載の医薬品提供装置。
  10. 【請求項10】 配送手配手段は、医薬品の配送を手配
    する際、その医薬品の代金を課金することを特徴とする
    請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の医薬
    品提供装置。
  11. 【請求項11】 処方箋が記録されている処方箋情報を
    送信する医療機関サーバと、患者を識別する個人情報と
    処方箋を識別する処方箋識別コードを添付して医薬品の
    注文を依頼する個人端末と、上記医療機関サーバから処
    方箋情報を受信して、その処方箋情報を保管する一方、
    上記個人端末から医薬品の注文を受けると、その保管し
    ている処方箋情報のうち、その処方箋識別コードに対応
    する処方箋情報を検索して、その個人情報と当該処方箋
    情報に含まれている個人情報を照合し、双方の個人情報
    が一致していれば、その処方箋情報を参照して医薬品の
    配送を手配する医薬品提供装置とを備えた医薬品提供シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 処方箋識別コードに対応する処方箋が
    記録されている処方箋情報を送信する医療機関サーバ
    と、患者を識別する個人情報と処方箋を識別する処方箋
    識別コードを添付して医薬品の注文を依頼する個人端末
    と、上記個人端末から与えられた処方箋識別コードを上
    記医療機関サーバに送信することにより、上記医療機関
    サーバから処方箋情報を収集して保管する一方、その処
    方箋情報に含まれている個人情報と上記個人端末から与
    えられた個人情報を照合し、双方の個人情報が一致して
    いれば、その処方箋情報を参照して医薬品の配送を手配
    する医薬品提供装置とを備えた医薬品提供システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7460420B2 (ja) 2020-03-27 2024-04-02 矢崎総業株式会社 服薬指導システム及びサーバ

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