JP2003296404A - 工事に伴う地図更新のシステムとその更新方法並びに地図更新サービス提供方法 - Google Patents

工事に伴う地図更新のシステムとその更新方法並びに地図更新サービス提供方法

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JP2003296404A
JP2003296404A JP2002103176A JP2002103176A JP2003296404A JP 2003296404 A JP2003296404 A JP 2003296404A JP 2002103176 A JP2002103176 A JP 2002103176A JP 2002103176 A JP2002103176 A JP 2002103176A JP 2003296404 A JP2003296404 A JP 2003296404A
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Hitoshi Tomita
仁志 冨田
Katsuyoshi Iida
勝義 飯田
Kazuo Tsutsui
筒井  和雄
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工事で毎日のように変わるはずの地図を、竣工
図を待たずにタイムリーに更新する仕組みを提供する。 【解決手段】現況管理サーバ14は複数端末からの同時
アクセスを集中管理する回線管理部15,工事会社ID
と工事案件IDを利用した二段認証管理を行うセキュリ
ティ機能部16,複数の測量結果を1日分に集約する地
図集約図17,GISが読み込めるフォーマットに変換
するフォーマット変換部18、及び現況地図DB22に
繋がる現況管理部19を備える。現況管理サーバ14は
自治体GIS20に、自治体GIS20は認定地図DB
21に繋がる。現況地図と認定地図はDB22と21の
ように別DBで管理し、現況情報を時間管理することに
なる。測量現場23からは測量者24〜27より現況管
理サーバ14へ位置測定情報が送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工事に伴う地図更新
のシステムとその更新方法並びに地図更新サービス提供
方法に係り、特にガス,上下水道など種々の工事の発注
者となる自治体に対して、工事で状況が変わっていく場
合の最新の地図情報を提供するASP(Application Ser
vice Provider)事業に利用するに好適な地図更新のシ
ステムとその更新方法並びに地図更新サービス提供方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地理情報システムで用いる地図データは
多少古くても利用できる業務がある一方で、最新の地図
が必要となる業務もある。施設管理や固定資産管理がこ
れに相当する。地図の更新には1年以上要することが多
く、現状と合わないケースが発生する。特に自治体にお
ける道路,上下水,電話,電力線,ガスなどの諸工事で
道路の掘り起こしを始め、多くの頻度で何処か工事が実
施される。
【0003】施設管理や固定資産管理においては、地理
情報システムを利用するために最新の地図が必要とな
る。施設管理において地図の更新は文献「Research on
Real-time Revision of Base Map using Remote Sensin
g and RTK-GPS」(Shikada M.,Arai C., Iwamura K.,
and Fujii K.,:IRARSS2001)に示すように行われて
いた。
【0004】まず、道路や地下埋設物のような施設を建
設すると竣工図を作成する。そして竣工図を作成した
後、その図面から地図に記載する施設情報を人手で拾い
入力している。この施設情報を地図に記載するとき、地
図と竣工図の状況が一致しないため図面転記が正しくな
いことがある。また、人手による地図への転記は間違い
も生じる可能性が高い。
【0005】一方、近年、干渉測位法に基づくリアルタ
イムキネマティックGPSにより測量を行うことが可能
になってきているが、地図更新の手順については考慮さ
れていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した「Research o
n Real-time Revision of Base Map using RemoteSensi
ng and RTK-GPS 」では、GPSで測位した位置データ
を地図データサーバに送信する方法が示されているが、
概念的な方法しか示していない。
【0007】ところが、例えば自治体や自治体からサー
ビスを受けたい人にとっては、一つの発注工事が施工完
了して竣工図が納入される前に、より最新の情報が欲し
い場合がある。例えば事故への確実な対応には、極力最
新の地図データが望まれる。
【0008】そこで本発明は、竣工図を待たずにタイム
リーに地図図面を更新する仕組みを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、要するに自治
体などの工事などの発注元と、測量会社や工事業者のよ
うな発注先との間に入って、発注先の測量データを発注
元に逐次電子データとして送信し、発注者側が最新地図
データを利用できるようにする仕組みを提案している。
【0010】本発明による工事に伴う地図更新の方法
は、工事の進捗に伴って選定される当該工区内の測定点
の位置データを受信し、受信位置データが工事済み位置
情報として地図データに取り込まれて現況地図データを
更新し、当該更新データを発注者側現況管理サーバに電
子データとして送信することを特徴とする。通常、この
方法はASP事業者が実施することになる。
【0011】この方法においては、現況地図データに
は、工区内の工事対象設備内容のデータを併せて提供す
ることが望ましく、特に工事対象設備内容は管種,属性
の群から選ばれることが望ましい。また、位置データに
は測定時刻も組み込まれ、作業履歴が記録できるように
することが好ましく、この場合、測定時刻は工事データ
の場合にはその時刻を変更可能とし、その場合は原測定
データは時刻記録とすることが望ましい。更に、位置デ
ータと現場工事写真とを関連付けるために工事写真に位
置測定のIDを付与することが有効であり、この現場工
事写真は前記位置データと併せて電子データで送信する
ことが便利である。尚、発注者は例えば自治体である。
【0012】本発明による工事位置測量データの伝送方
法は、発注者側に工事進捗に伴う現況地図データを地図
管理事業者経由で電子データとして提供するに際し、工
事の進捗に伴って選定される当該工区内の測定点の位置
データを地図管理事業者へ伝送し、位置データは当該測
定点を計測した位置測定器から通信手段を介して送信
し、及び/または測定点位置を端末に記憶させて当該測
定点外から通信手段を介して送信することを特徴とす
る。これは工事会社や測量会社などが実施するのに適し
ている。
【0013】この方法においては、発注情報に基づく工
事予定線の書き込まれた設計地図データの当該工事予定
線を下敷きにして、当該予定線上の予定地点で測量を行
い、この測量を行った地点を測定点として位置データを
前記地図管理事業者へ伝送することが好ましい。
【0014】また、他の本発明による工事位置測量デー
タの伝送方法は、発注者側に工事進捗に伴う現況地図デ
ータを地図管理事業者経由で電子データとして提供する
に際しては、工事の進捗に伴って選定される当該工区内
の測定点の位置データを地図管理事業者へ伝送すると共
に地図管理事業者が発注者に送信する更新地図データを
工事進捗地図情報として受信し、発注者から請け負った
工事が完了した後に発注者に竣工図を納めるに際して
は、地図管理事業者より提供を受けた工事進捗地図情報
の電子データを流用することを特徴とする。
【0015】以上の各伝送方法においては、位置データ
には測定時刻も組み込まれ、作業履歴が記録できるよう
にすることが好ましく、この場合、測定時刻は工事デー
タの場合にはその時刻を変更可能とし、その場合は原測
定データは時刻記録とすることが望ましい。
【0016】また、以上の各伝送方法においては、位置
データと現場工事写真とを関連付けるために前記工事写
真に位置測定のIDを付与することが好ましく、特に現
場工事写真は位置データと併せて電子データで送信する
ことが好ましい。尚、発注者は例えば自治体である。
【0017】本発明による地図データ更新方法は、発注
先の工事会社または測量会社が地図管理事業者のサーバ
へ伝送した工事進捗に伴って選定された当該工区内の測
定点の位置データを、地図管理事業者の認証を経て現況
地図データに取り込んだ電子データを、発注者側現況管
理サーバに受信し、情報参照希望者からの該現況管理サ
ーバへのアクセスを受けて当該希望者の地図情報システ
ムのフォーマットに変換して更新地図の電子データを送
信することを特徴とする。
【0018】他の本発明による地図データ更新方法は、
工事の進捗の所定時間単位内ごと及び/または着手地点
ではじまる作業単位内ごとに測定点の位置情報を纏めて
発注者の現況地図管理サーバのデータを更新し、複数回
更新後または所定時間後に発注者が別に保有する統合型
の地図情報システムのデータベースまたは各利用希望部
署個別の地図情報システムのデータベースを、各更新情
報を基にフォーマット変換して更新することを特徴とす
る。
【0019】また更に他のことを特徴とする地図データ
更新方法本発明による地図データ更新方法は、発注先の
工事会社または測量会社が地図管理事業者のサーバへ伝
送した工事進捗に伴って選定された当該工区内の測定点
の位置データを、地図管理事業者の認証を経て現況地図
データに取り込んだ電子データを、発注者側現況管理サ
ーバに受信し、情報参照希望者からの現況管理サーバへ
のアクセスを受けて当該希望者の地図情報システムのフ
ォーマットに変換して更新地図の電子データを送信する
と共に、工事の進捗の所定時間単位内ごと及び/または
着手地点ではじまる作業単位内ごとに測定点の位置情報
を纏めて発注者の現況地図管理サーバのデータを更新
し、複数回更新後または所定時間後に発注者が別に保有
する統合型の地図情報システムのデータベースまたは各
利用希望部署個別の地図情報システムのデータベース
を、各更新情報を基にフォーマット変換して更新するこ
とを特徴とする。
【0020】以上の各々の地図データ更新方法は、多く
は自治体などの発注者が実施するのに適している。そし
ていずれの場合も、位置データには測定時刻も組み込ま
れ、作業履歴が記録できるようにすることや、位置デー
タと現場工事写真とを関連付けるために工事写真に位置
測定のIDを付与すること、或いは現況管理サーバは自
治体が保有し、希望者は自治体内の部署であることが特
に有効である。尚、測定時刻は工事データの場合にはそ
の時刻を変更可能とし、その場合、原測定データは時刻
記録とすることが望ましく、現場工事写真は前記位置デ
ータと併せて電子データで送信することが望ましい。
【0021】本発明の全体システム、つまり、工事に伴
う地図更新のシステムは、工事の進捗に伴って選定され
る当該工区内の測定点の位置データを送信する端末と、
位置データを受信して工事済み位置情報として地図デー
タに取り込まれて現況地図データを更新して当該更新デ
ータを発注者側現況管理サーバに電子データとして送信
する地図管理事業者のサーバと、地図管理会社サーバか
らの電子データを受信する発注者側現況管理サーバとを
備えることを特徴とする。この場合、位置データには測
定時刻も組み込まれ、作業履歴が記録できるようにする
ことが望ましく、測定時刻は工事データの場合にはその
時刻を変更可能とし、その場合、原測定データは時刻記
録とすることが好ましい。また位置データと現場工事写
真とを関連付けるために工事写真に位置測定のIDを付
与することが有効であり、現場工事写真は前記位置デー
タと併せて電子データで送信することが望ましい。更
に、発注者は自治体であることが望ましい。
【0022】本発明に係る工事に伴う地図表示画面は、
自治体やASP業者の画面、または測量者側端末表示画
面として便利なものであり、発注された工事計画地図が
表示されると共に、工事の進捗に伴って受信された測定
点のデータに基づく当該工区の測定点位置を重ねて図示
すること、或いは、工事の進捗に伴って受信された測定
点のデータに基づく当該工区の測定点位置を図示する画
面であって、工事の進捗を所定時間単位内ごとに複数の
測定点を結んだ工事線として表示し、各別の時間単位と
して行った工事線同士を連続線となるように表示するこ
と、或いは工事の進捗に伴って受信された測定点のデー
タに基づく当該工区の測定点位置を図示する画面であっ
て、工事の進捗を着手地点ではじまる作業単位内ごとに
複数の測定点を結んだ工事線として表示し、各別の作業
単位として行った工事線同士を連続線となるように表示
することを特徴とする。
【0023】いずれにせよこれら本発明の表示画面は、
(1)発注された工事計画地図が重ね表示され、計画地
図には予定工事線及び/または予定測定点も併せて表示
されていること、(2)工事線につき隣同士の前記単位
間で連続させるべく、当該隣接単位の工事線の最も内側
の測定点が本来同位置となるべきところズレが生じたら
前記の各単位の工事線の2番目に内側の測定点同士を線
で結んで表示すること、(3)工事線につき隣同士の前
記単位間で連続させるべく、当該隣接単位の工事線の最
も内側の測定点同士を線で結んで表示すること、(4)
工事線につき隣同士の前記単位間で連続させるべく、前
記の各単位の工事線の最も内側の測定点と2番目に内側
の測定点との中間点を仮想して、この中間点同士を線で
結んで表示すること、(5)工事線には直線及び/また
は曲線の部分を含むこと、(6)工事進捗に伴なう測定
点における位置測定データ伝送を受けて、新たな測定点
が追加される度に当該測定点表示に至るように工事線を
延長して表示することなどの態様が好ましい。
【0024】これらの本発明の表示画面を表示すべく発
注者側現況管理サーバか地図管理事業者サーバに接続さ
れることが好ましい。この場合、発注者は自治体である
ことが望ましい。
【0025】更に、本発明による工事情報送信装置は、
工事の進捗に伴って当該工区における所定の測定点の位
置情報を地図管理会社サーバへ送信する手段と、送信手
段に接続される位置測定手段とを組み合わせてなり、送
信は測定位置から直接行う機能と、後に測定位置外から
送信できるように一旦測定点位置情報を記憶する記憶部
とを具備することを特徴とし、測量者の端末として便利
であり、携帯電話+GPS受信機も入る。
【0026】本発明による最新地図情報提供方法は、工
事カ所の位置データを受信して工事済み位置情報を取り
込んだ地図データを工事案件ごとに時間的に又は工事作
業的に集約して現況地図データとし、集約地図データを
ユーザに提供し、ユーザは、自治体,工事会社,測量会
社,設計請負業者,住民サービス対象住民から、選ばれ
ることを特徴とする。要するにASP業者による情報提
供事業として有効である。
【0027】
【発明の実施の形態】GIS(地図情報システム)は、
位置属性を含む情報の総合的な管理,加工,位置属性を
含む情報の視覚的表示,空間的情報分析の支援としての
用途があり、自治体,電力会社,通信会社などで施設管
理を目的に利用が広がっている。
【0028】特に自治体では、水道,下水,道路などの
施設管理分野に導入しているところがあり、夫々の分野
に適したGIS(個別GIS)を採用し、各部署で個別
に地図を更新している。これを図1により説明すると、
例えば水道課1においては実世界(現況とも言う)の紙
バージョンの地図4上に水道配管5の様子が示されてい
るが、これは電子化,データベース(以下、DB)化で
きる。
【0029】ところで水道配管の場合を例に考えてみる
と、地形図など各課共通に使える共通地図6と、水道配
管図7などの各課特有に用いる図とに分けられるから、
水道GISのDBは水道配管図相当の部分8と共通地図
6の部分9から構成し得ることになる。尚、下水課2
(この場合は特有のDB部分は下水道配管図相当1
0),道路課3(この場合は特有のDB部分は道路図相
当11)もこれに準じる。
【0030】若し部署間で共通する地図(符号9相当)
を、部署を跨いで共用化できるならば、共通地図の更新
作業が低減される。また個別GIS間の地図の相互利用
すれば他部署情報の参照作業が軽減される。このように
個別GISをシステム化し部署間に共通する地図を統合
管理する統合型GISを自治体が採用すれば、図2に示
すように、共通地図DB9を更新して各部署でこの更新
情報を共用できるようになり、例えば水道課1ではこう
して更新された共通地図6に水道配管図7を重ねて表示
でき、下水課2では他部署例えば水道課の情報を下水配
管図12に重ねて表示できるようになる。尚、自治体内
の各課も共通DB9もLAN13で繋がっている。
【0031】そこで本発明者は、上下水道,ガス,建
築,道路,土地造成など現況は常に変化していることか
らGISの地図は現況に合わせていく必要があると考
え、現況が変化した時点でGISの地図更新する本発明
に至った。しかし、工期完了後に竣工図を受領し、一定
期間分を纏めて電子化したのでは、色々な工事があり、
竣工までの期間や電子化作業の時間もあって現況への反
映は遅れてしまう。従って、リアルタイムに地図データ
を更新することが好ましいことになる。
【0032】図3に本発明の一実施例に係るリアルタイ
ム地図更新のシステムの概念図を示す。図の中央にある
現況管理サーバ14は回線管理部15,セキュリティ機
能部16,地図集約図17,フォーマット変換部18及
び現況管理部19を備える。回線管理部15は複数端末
からの同時アクセスを集中管理する。セキュリティ機能
部16は工事会社IDと工事案件IDを利用した二段認
証管理を行う。地図集約部17では複数の測量結果を1
日分に集約する。フォーマット変換部18はGISが読
み込めるフォーマットに変換することになる。現況管理
部19は現況地図DB22に繋がる。現況管理サーバ1
4は自治体GIS20に繋がり、自治体GIS20は認
定地図DB21に繋がる。そして現況地図と認定地図は
現況地図DB22と認定地図DB21のように別のDB
で管理し、現況情報を時間管理することになる。
【0033】測量現場23には各工事ごとに例えば測量
者24,25,26,27が居て、各工事の各作業につ
いて測量者24〜27から現況管理サーバ14へ位置測
定情報が送信されることになる。
【0034】この実施例システムの採用により、複数端
末から同時アクセスを受けてもGISの負荷増加は抑制さ
れ、フォーマットの違いに起因する地図更新不可能な事
態は回避される。また、外部から自治体GISにアクセ
スがなされてもセキュリティは保たれる。
【0035】そして測量結果の管理も容易となり、ま
た、紙からの転載による電子化の様に人為的な地図の精
度劣化が無いため、地図の信頼性も高まるという効果が
ある。自治体の各部署で採用されている個別GISは夫
々異なったメーカのGISである事が多く、リアルタイ
ム地図更新に必要な機能を個別GISに持たせるには大
きな改造による多大なコストが発生するが、本システム
の導入により、コスト低減の効果がある。更に、従来発
生していた地図の電子化作業が必要なくなるため、地図
更新費用の低減効果がある。
【0036】図4にはリアルタイム地図更新の運用フロ
ー図を示し、縦軸には登録/発注フェーズ31,測量現
況更新フェーズ32,マスタ更新フェーズ(または認定
地図更新フェーズ)33のようなフェーズ区分、横軸に
は自治体GIS20,自治体現況管理30,現況管理サ
ーバ14,現場端末(会社端末)29のような行為主体
で整理してある。
【0037】先ず登録/発注フェーズ31の段階では、
自治体GIS20を所管する自治体と現況管理サーバ1
4を所管するASP事業者との間でASP契約34を結
び、サーバ14においては契約を結んだ自治体の登録3
8を行う。自治体においてはGIS20にて工事会社登
録35と工事案件登録36を行う。各登録35,36を
受けてサーバ14では登録自治体の認証39を行い、工
事会社と案件の登録40を行う。この際、自治体ごとに
IDを発行する。しかる後自治体は工事を発注37し
て、現場にて工期M日の工事が開始41される。
【0038】次に測量/現況更新フェーズ32に至り、
工事会社か測量会社の作業員或いは測量者によって工事
進捗過程の所定のポイントにおける位置測量が行われ、
当該工事の現場の端末から、或いはその業者の会社(出
先事務所含む)の端末29から測量された位置情報(図
面情報)が1作業ごとに現況管理サーバ14に送信され
る。この情報を受信したサーバ14では受信情報を認証
43する。
【0039】認証43は二段認証とし、この認証43を
経て測量情報収集44をし、現況登録が行われる。この
測量から測量情報収集までのステップをN作業繰返し、
1日分の図面を集約45して現況更新46する。図面集
約45では1日分の1〜N作業分を纏めることになり、
つまり1日に複数回測量することになる。こうして工事
1日目のデータが纏まり、現況更新46されたデータは
自治体現況管理30のDBに送信され、自治体GIS2
0はこの現況DB更新47の最新更新データを参照でき
るようになる。以降工事のM日目まで日単位にて同様に
現況更新46などがなされ、1工事で複数日に亘り測量
がなされることになる。
【0040】マスタ更新フェーズ33では現況更新46
後にサーバ14にて工事分の図面集約49がなされるこ
とになる。工事分図面集約49の後、集約情報はフォー
マット変換50がなされ、工事事業者或いは測量者の現
場又は会社の端末29に向けてその変換された情報が送
信され、よって端末29にて図面が取得51される。図
面が取得51されると属性が入力52され、竣工図にし
てサーバ14へ向け竣工図として電子情報が送信53さ
れるとともに、この竣工図は紙面印刷もされて自治体へ
提出される。
【0041】一方、竣工図の送信を受けたサーバ14は
認証55を行って後、竣工図を蓄積56して自治体現況
管理30のDBへ送信する。該DBでは現況DBを更新
57すると共に日々情報を削除58し、フォーマット変
換59をして自治体GIS20の承認60を受け、マスタ
を更新61する。尚、工事分図面集約49後は、現場或
いは会社の端末29を経由せずに直接自治体現況管理3
0の現況DB更新57や日々情報削除58を行っても良
い。
【0042】現況管理サーバ14は現況DBに加え、望
ましくは次の機能を備える。すなわち、A.通信管理機
能、B.セキュリティ機能、現場端末接続機能及び工事
会社管理機能、C.測量結果の図面化機能、D.竣工図
作成支援機能、E.フォーマット変換機能、F.現況管
理機能及び時間管理機能、である。この現況管理サーバ
をより高機能化するには、ASPによる現況管理の提供
が最適であり、ASPによる現況管理と自治体による現
況管理とに役割分担すれば良い。現況管理ASPでは上記
Aの通信管理機能,Bの内、セキュリティ機能,Cの測
量結果図面化機能,Dの竣工図作成支援機能、Fの現況
管理機能及び時間管理機能を担い、現況DBを保有す
る。一方、自治体現況管理では上記Eのフォーマット変
換機能とFの現況管理機能及び時間管理機能を担い、現
況DBを保有する。
【0043】図5にリアルタイム地図更新ASP事業の
仕組みを例示する。この例では基本的には全ての自治体
内に共通する部分をASP化し、自治体固有のフォーマ
ット変換機能と現況地図DBを現況管理サーバとして分
割し、現況地図DBは地図更新ASPサ−バと自治体側
の現況管理サーバの双方で保持する。
【0044】先ず自治体68は工事発注に伴って地図更
新ASP会社66にID情報69を送信(つまりアクセ
スIDの登録を)すると共に、発注図面70を工事会社
または測量会社67へ送る。会社70は施工や測量を行
うが、作業者または測量者によって所定の位置の位置情
報を測量機で測量71し、その付随端末79(測量機と
通信装置は別個のものでも良い)より地図更新ASP会
社66のサーバ73に測量情報を送信する。このASP
会社66においては認証81を経て現況更新47を行
い、現況DB74を更新する。現況DB74に繋がるサ
ーバ14は回線管理部15,セキュリティ機能部16,
地図集約17及び現況管理19を備える。この現況更新
47の情報は自治体68の現況管理サーバ14に送ら
れ、現況DB75を経由して統合型GIS62に送信さ
れる。自治体68の現況管理14にはフォーマット変換
部18と現況管理部19を備える。
【0045】こうして現況DB75のデータは所定のフ
ォーマットに変換76されて統合型GIS62に至る。
この統合型GIS62には共通(マスタ)DB65を有
する。このマスタDB65をベースにして各課例えば水
道課のGIS63の地図を更新82する。このとき他の
課、例えば道路課のGIS64では水道課の更新情報を
参照する(=現況参照77)。
【0046】図6から図8には、ASP業者か自治体の
端末画面の表示を示し、工事進捗に伴う測定点の位置を
既存地図上に加えて表示していく様子を説明している。
各図共、作業単位や作業日などの時間単位でいくつかの
地図画面を示している。尚、当該工事に関係する工事会
社や測量会社、或いは予め登録された住民などにも利用
が図られて良い。
【0047】図6は1日の工事がいくつかの作業地点か
ら別個に始まる場合を示す。各作業は同時開始でも別時
刻の開始でも良い。本例では作業を1作業,2作業,3
作業として、各作業についての画面表示には工事No.
と測定時刻(図で、yyyyは西暦、mmは月、ddは
日、t1〜3は時刻)を示す。各画面の線は工事線90
であり、工事済みの位置を示したものだが、予定工事を
なぞっても良い。各工事線90上の黒点は測量点91
(=測量位置)であり、この点の位置情報と測定時刻を
併せてASP事業者へ送ることになるが、測量者は現場
でなく事務所などに戻ってから送信しても差し支えな
い。
【0048】また、測量点91は予め決められた位置で
も良い。工事予定線や測量予定位置は電子的な或いは紙
面の地図上に指定しておくが、実測データが正確である
から測定結果が予定位置とずれることがあり、これが現
況地図をより正確にすることとなる。図6の例では画面
Aの1作業、Bの2作業、Cの3作業と進み、1日分を
纏めて画面Dとなるので、画面Dでは時刻は日単位とな
ってt1〜3の記載が無くなる。尚、図6は説明簡単化
の為に4つの画面を纏めて記載してある。
【0049】図7は図6に似ているが、異なる点は1日
分で纏めたのではなくて1工事分で纏めた点にある。そ
れ故各画面は例えばAの1日目分、Bの2日目分、Cの
3日目分となり、全部併せてDの1工事分となる。従っ
て各画面に付記された工事No.は図6と同様である
が、時刻は1日目分がdd、2日目ならdd+2という
ようになり、本例では1工事分はdd+2で示されるこ
とになる。
【0050】さて、図6も図7も工事線90は直線であ
るが、これは説明簡単化の為であり、曲線でも差し支え
ない。ところで図6の例にせよ図7の例にせよ、工事作
業の単位で測量点の起点と終点ではずれが生じることが
ある。
【0051】そこで本発明者はスムージング処理を提案
する。すなわち、当該隣接単位の工事線90の最も内側
の測定点(図8では点92と93)が本来同位置となる
べきところズレが生じたら、画面Aの如く、工事線90
につき隣同士の作業単位間或いは作業日単位間で連続さ
せるべく、画面A→Bに示すように、隣接する一方の工
事線の点92と94の中間点97をプロットし、同じく
点93と95の中間点98をプロットして、点97と9
8を線96で結ぶ手法が有効である。
【0052】また、各工事線の2番目に内側の測定点同
士(つまり図8の点94と95)を線99で結んで表示
し画面Cのようにすることが簡便で実用的である。更
に、工事線90につき隣同士の単位間または作業日単位
間で連続させるべく、隣接単位の工事線90の最も内側
の測定点同士を直接に線100で結んで表示しても良い
(画面D参照)。各方法はズレ幅の吸収であるから、よ
り正確に示されるであろう手法を使い分ければ良い。
【0053】ところ水道配管図や下水配管図のように工
事施設をDB化する場合、その工事施設についての属性
や材質などをDB化することになる。そのようなDB化
の対象例は、管種(例えば、切管やエルボ),口径(例
えば、φ50やφ100),長さ(例えば、250
m),材質(例えば、鋼管),工事件名,工事場所,図
面番号などである。
【0054】また、測量結果のデータ送信に際して写真
を併信することも有効である。この場合は、例えば、竣
工図と工事の写真を位置属性若しくはIDによりリンク
を貼ることになる。つまり、竣工図のある部分をクリッ
クすると工事写真が現れるようにする。図11はその画
面表示例であり、地図画面中の測量点91をクリックす
るとその位置の現場写真105が現われる。
【0055】図9,図10に、測定器と通信機の組み合
わせなど、現場の端末例を示す。GPS測位の場合は、
GPS受信機(=GPS測量機)101+測量端末10
2+通信装置103となり、トータルステーション(=
TS)104の場合は、TS101+測量端末102+
通信装置103となり、ハイブリッドの場合は、GPS
測量機101+TS104+測量端末102+通信装置
103となる。
【0056】位置の測位には、GPS測量機101若し
くはTS104、若しくはその両方をハイブリッドで用
いる。夫々の測量の具体的な方法は、基準点測量のルー
ルに従って良い。但し、TSを用いるときは、従来、事
務所に測量結果を持帰り処理していたのを現場の端末で
行うことになる。GPSとTSとのハイブリッドでは、
基本的にはGPS測量であるが、ビル陰や壁際など測位
できない場所の時にTSで行うことになる。データは、
GPSのときはポイントデータで、TSの時は距離と角
度データとなる。TSでは、この距離と角度から、ポイ
ントデータを割出す。これは事務所に帰って行う必要は
なく、本方式では現場で行う。
【0057】以上説明した実施例によれば、業務効率の
改善,測量結果の精度維持、及び地図更新費用の低減の
効果が得られる。
【0058】業務効率の改善効果は次の通りである。す
なわち地図の更新が遅かった為に発生していた、工事対
象区画の現況情報の収集や地図に反映されていない箇所
の重複した測量作業,現地確認や試し掘りと言った余分
な作業が必要無くなり、コストも低減される。
【0059】測量結果の精度維持の効果は次の通りであ
る。すなわち高精度に測量した結果も、従来の様に紙で
竣工図を作成してから電子化していたのでは、その転載
過程で人為的な精度劣化が生じてしまうのに対し、本方
式では測量結果から直接電子データを作成する為、地図
の精度劣化が少なく、測量結果の精度維持が可能とな
る。
【0060】地図更新費用の低減効果は次の通りであ
る。すなわち従来発生していた地図の電子化作業が必要
無くなるため、地図の更新費用が低減される。
【0061】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば竣工
図を待たずにタイムリーに地図図面を更新する仕組みが
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自治体の個別GIS利用案の説明図である。
【図2】自治体の統合型GIS利用案の説明図である。
【図3】本発明の実施例に係るリアルタイム地図更新シ
ステムの概念図である。
【図4】本発明の実施例に係るリアルタイム地図更新の
運用フロー図である。
【図5】本発明の実施例に係るリアルタイム地図更新A
SP事業の仕組みの説明図である。
【図6】本発明の実施例に係るシステムに用いる端末表
示の説明図である。
【図7】本発明の実施例に係るシステムに用いる端末表
示の説明図である。
【図8】本発明の実施例に係るシステムに用いる端末表
示の説明図である。
【図9】本発明の実施例に用いるに好適な現場端末の説
明図である。
【図10】本発明の実施例に用いるに好適な現場端末の
説明図である。
【図11】本発明の実施例に用いるに好適な表示画面図
である。
【符号の説明】
1…水道課、2…下水課、3…道路課、4…地図、5…
水道配管、6…共通地図、7…水道配管図、9…共通地
図DB、12…下水配管図、13…LAN、14…現況
管理サーバ、15…回線管理部、16…セキュリティ機
能部、17…地図集約図、18…フォーマット変換部、
19…現況管理部、20…自治体GIS、21…認定地図
DB、22…現況地図DB、23…測量現場、24,2
5,26,27…測量者、29…端末、62…統合型G
IS、65…共通DB、75…現況DB、90…工事
線、91〜95…測量点、96,99,100…スムー
ジング処理の線、97,98…測量点間中間点、101
…GPS受信機、102…測量端末、103…通信装
置、104…トータルステーション。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 A Z 29/10 29/10 A (72)発明者 筒井 和雄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 Fターム(参考) 2C032 HB07 HB11 HB22 HB31 HC23 HC26 HC27 5B050 AA07 AA09 BA10 BA15 BA17 CA07 CA08 DA04 EA19 FA02 FA09 FA14 GA08 5B075 KK07 ND20 NR02 NS10 PP22 PQ20 PQ32 UU14

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工事の進捗に伴って選定される当該工区内
    の測定点の位置データを受信し、該受信位置データが工
    事済み位置情報として地図データに取り込まれて現況地
    図データを更新し、当該更新データを発注者側現況管理
    サーバに電子データとして送信することを特徴とする工
    事に伴う地図更新の方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記現況地図データに
    は、前記工区内の工事対象設備内容のデータを併せて提
    供することを特徴とする工事に伴う地図更新の方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記工事対象設備内容
    は管種,属性の群から選ばれることを特徴とする工事に
    伴う地図更新の方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至2のいずれかにおいて、前記
    位置データには測定時刻も組み込まれ、作業履歴が記録
    できるようにすることを特徴とする工事に伴う地図更新
    の方法。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記測定時刻は工事デ
    ータの場合にはその時刻を変更可能とし、その場合は原
    測定データは時刻記録とすることを特徴とする工事に伴
    う地図更新の方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記
    位置データと現場工事写真とを関連付けるために前記工
    事写真に位置測定のIDを付与することを特徴とする工
    事に伴う地図更新の方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記現場工事写真は前
    記位置データと併せて電子データで送信することを特徴
    とする工事に伴う地図更新の方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、前記
    発注者は自治体であることを特徴とする工事に伴う地図
    更新の方法。
  9. 【請求項9】発注者側に工事進捗に伴う現況地図データ
    を地図管理事業者経由で電子データとして提供するに際
    し、工事の進捗に伴って選定される当該工区内の測定点
    の位置データを前記地図管理事業者へ伝送し、前記位置
    データは当該測定点を計測した位置測定器から通信手段
    を介して送信し、及び/または測定点位置を端末に記憶
    させて当該測定点外から通信手段を介して送信すること
    を特徴とする工事位置測量データの伝送方法。
  10. 【請求項10】請求項9において、発注情報に基づく工
    事予定線の書き込まれた設計地図データの当該工事予定
    線を下敷きにして、当該予定線上の予定地点で測量を行
    い、該測量を行った地点を測定点として位置データを前
    記地図管理事業者へ伝送することを特徴とする工事位置
    測量データの伝送方法。
  11. 【請求項11】発注者側に工事進捗に伴う現況地図デー
    タを地図管理事業者経由で電子データとして提供するに
    際しては、工事の進捗に伴って選定される当該工区内の
    測定点の位置データを前記地図管理事業者へ伝送すると
    共に前記地図管理事業者が発注者に送信する更新地図デ
    ータを工事進捗地図情報として受信し、発注者から請け
    負った工事が完了した後に発注者に竣工図を納めるに際
    しては、前記地図管理事業者より提供を受けた前記工事
    進捗地図情報の電子データを流用することを特徴とする
    工事位置測量データの伝送方法。
  12. 【請求項12】請求項9乃至11のいずれかにおいて、
    前記位置データには測定時刻も組み込まれ、作業履歴が
    記録できるようにすることを特徴とする工事位置測量デ
    ータの伝送方法。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記測定時刻は工
    事データの場合にはその時刻を変更可能とし、その場合
    は原測定データは時刻記録とすることを特徴とする工事
    位置測量データの伝送方法。
  14. 【請求項14】請求項9乃至13のいずれかにおいて、
    前記位置データと現場工事写真とを関連付けるために前
    記工事写真に位置測定のIDを付与することを特徴とす
    る工事位置測量データの伝送方法。
  15. 【請求項15】請求項14において、前記現場工事写真
    は前記位置データと併せて電子データで送信することを
    特徴とする工事位置測量データの伝送方法。
  16. 【請求項16】請求項9乃至15のいずれかにおいて、
    前記発注者は自治体であることを特徴とする工事位置測
    量データの伝送方法。
  17. 【請求項17】発注先の工事会社または測量会社が地図
    管理事業者のサーバへ伝送した工事進捗に伴って選定さ
    れた当該工区内の測定点の位置データを、前記地図管理
    事業者の認証を経て現況地図データに取り込んだ電子デ
    ータを、発注者側現況管理サーバに受信し、情報参照希
    望者からの該現況管理サーバへのアクセスを受けて当該
    希望者の地図情報システムのフォーマットに変換して更
    新地図の電子データを送信することを特徴とする地図デ
    ータ更新方法。
  18. 【請求項18】工事の進捗の所定時間単位内ごと及び/
    または着手地点ではじまる作業単位内ごとに測定点の位
    置情報を纏めて発注者の現況地図管理サーバのデータを
    更新し、複数回更新後または所定時間後に前記発注者が
    別に保有する統合型の地図情報システムのデータベース
    または各利用希望部署個別の地図情報システムのデータ
    ベースを、各更新情報を基にフォーマット変換して更新
    することを特徴とすることを特徴とする地図データ更新
    方法。
  19. 【請求項19】発注先の工事会社または測量会社が地図
    管理事業者のサーバへ伝送した工事進捗に伴って選定さ
    れた当該工区内の測定点の位置データを、前記地図管理
    事業者の認証を経て現況地図データに取り込んだ電子デ
    ータを、発注者側現況管理サーバに受信し、情報参照希
    望者からの該現況管理サーバへのアクセスを受けて当該
    希望者の地図情報システムのフォーマットに変換して更
    新地図の電子データを送信すると共に、工事の進捗の所
    定時間単位内ごと及び/または着手地点ではじまる作業
    単位内ごとに測定点の位置情報を纏めて発注者の現況地
    図管理サーバのデータを更新し、複数回更新後または所
    定時間後に前記発注者が別に保有する統合型の地図情報
    システムのデータベースまたは各利用希望部署個別の地
    図情報システムのデータベースを、各更新情報を基にフ
    ォーマット変換して更新することを特徴とする地図デー
    タ更新方法。
  20. 【請求項20】請求項17乃至19のいずれかにおい
    て、前記位置データには測定時刻も組み込まれ、作業履
    歴が記録できるようにすることを特徴とする地図データ
    更新方法。
  21. 【請求項21】請求項20において、前記測定時刻は工
    事データの場合にはその時刻を変更可能とし、その場
    合、原測定データは時刻記録とすることを特徴とする地
    図データ更新方法。
  22. 【請求項22】請求項17乃至21のいずれかにおい
    て、前記位置データと現場工事写真とを関連付けるため
    に前記工事写真に位置測定のIDを付与することを特徴
    とする地図データ更新方法。
  23. 【請求項23】請求項22において、前記現場工事写真
    は前記位置データと併せて電子データで送信することを
    特徴とする地図データ更新方法。
  24. 【請求項24】請求項17乃至23のいずれかにおい
    て、前記現況管理サーバは自治体が保有し、前記希望者
    は該自治体内の部署であることを特徴とする地図データ
    更新方法。
  25. 【請求項25】工事の進捗に伴って選定される当該工区
    内の測定点の位置データを送信する端末と、該位置デー
    タを受信して工事済み位置情報として地図データに取り
    込まれて現況地図データを更新して当該更新データを発
    注者側現況管理サーバに電子データとして送信する地図
    管理事業者のサーバと、該地図管理会社サーバからの電
    子データを受信する前記発注者側現況管理サーバとを備
    えることを特徴とする工事に伴う地図更新のシステム。
  26. 【請求項26】請求項25において、前記位置データに
    は測定時刻も組み込まれ、作業履歴が記録できるように
    することを特徴とする工事に伴う地図更新のシステム。
  27. 【請求項27】請求項26において、前記測定時刻は工
    事データの場合にはその時刻を変更可能とし、その場
    合、原測定データは時刻記録とすることを特徴とする工
    事に伴う地図更新のシステム。
  28. 【請求項28】請求項25乃至27のいずれかにおい
    て、前記位置データと現場工事写真とを関連付けるため
    に前記工事写真に位置測定のIDを付与することを特徴
    とする工事に伴う地図更新のシステム。
  29. 【請求項29】請求項28において、前記現場工事写真
    は前記位置データと併せて電子データで送信することを
    特徴とする工事に伴う地図更新のシステム。
  30. 【請求項30】請求項25乃至29のいずれかにおい
    て、前記発注者は自治体であることを特徴とする工事に
    伴う地図更新のシステム。
  31. 【請求項31】発注された工事計画地図が表示されると
    共に、工事の進捗に伴って受信された測定点のデータに
    基づく当該工区の測定点位置を重ねて図示することを特
    徴とする工事に伴う地図表示画面。
  32. 【請求項32】工事の進捗に伴って受信された測定点の
    データに基づく当該工区の測定点位置を図示する画面で
    あって、工事の進捗を所定時間単位内ごとに複数の測定
    点を結んだ工事線として表示し、各別の時間単位として
    行った前記工事線同士を連続線となるように表示するこ
    とを特徴とする工事に伴う地図表示画面。
  33. 【請求項33】工事の進捗に伴って受信された測定点の
    データに基づく当該工区の測定点位置を図示する画面で
    あって、工事の進捗を着手地点ではじまる作業単位内ご
    とに複数の測定点を結んだ工事線として表示し、各別の
    作業単位として行った前記工事線同士を連続線となるよ
    うに表示することを特徴とする工事に伴う地図表示画
    面。
  34. 【請求項34】請求項32または33において、発注さ
    れた工事計画地図が重ね表示され、該計画地図には予定
    工事線及び/または予定測定点も併せて表示されている
    ことを特徴とする工事に伴う地図表示画面。
  35. 【請求項35】請求項32乃至34のいずれかにおい
    て、前記工事線につき隣同士の前記単位間で連続させる
    べく、当該隣接単位の工事線の最も内側の測定点が本来
    同位置となるべきところズレが生じたら前記各単位の工
    事線の2番目に内側の測定点同士を線で結んで表示する
    ことを特徴とする工事に伴う地図表示画面。
  36. 【請求項36】請求項32乃至34のいずれかにおい
    て、前記工事線につき隣同士の前記単位間で連続させる
    べく、当該隣接単位の工事線の最も内側の測定点同士を
    線で結んで表示することを特徴とする工事に伴う地図表
    示画面。
  37. 【請求項37】請求項32乃至36のいずれかにおい
    て、前記工事線には直線及び/または曲線の部分を含む
    ことを特徴とする工事に伴う地図表示画面。
  38. 【請求項38】請求項32乃至37のいずれかにおい
    て、工事進捗に伴なう測定点における位置測定データ伝
    送を受けて、新たな測定点が追加される度に当該測定点
    表示に至るように工事線を延長して表示することを特徴
    とする工事に伴う地図表示画面。
  39. 【請求項39】請求項32乃至38のいずれかの表示画
    面を表示すべく発注者側現況管理サーバか地図管理事業
    者サーバに接続されることを特徴とする表示端末装置。
  40. 【請求項40】請求項39において、前記発注者は自治
    体であることを特徴とする表示端末装置。
  41. 【請求項41】工事の進捗に伴って当該工区における所
    定の測定点の位置情報を地図管理会社サーバへ送信する
    手段と、該送信手段に接続される位置測定手段とを組み
    合わせてなり、前記送信は測定位置から直接行う機能
    と、後に測定位置外から送信できるように一旦測定点位
    置情報を記憶する記憶部とを具備することを特徴とする
    工事情報送信装置。
  42. 【請求項42】工事カ所の位置データを受信して工事済
    み位置情報を取り込んだ地図データを工事案件ごとに時
    間的に又は工事作業的に集約して現況地図データとし、
    該集約地図データをユーザに提供し、該ユーザは、自治
    体,工事会社,測量会社,設計請負業者,住民サービス
    対象住民から、選ばれることを特徴とする最新地図情報
    提供方法。
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