JP2003293793A - 燃焼振動予兆検知装置、ガスタービンシステム及び燃焼振動予兆検知方法 - Google Patents

燃焼振動予兆検知装置、ガスタービンシステム及び燃焼振動予兆検知方法

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JP2003293793A
JP2003293793A JP2002103796A JP2002103796A JP2003293793A JP 2003293793 A JP2003293793 A JP 2003293793A JP 2002103796 A JP2002103796 A JP 2002103796A JP 2002103796 A JP2002103796 A JP 2002103796A JP 2003293793 A JP2003293793 A JP 2003293793A
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combustion vibration
sign
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combustion
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JP2002103796A
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Akinori Natsume
明典 夏目
Shintaro Kumano
信太郎 熊野
Katsunori Tanaka
克則 田中
Narizo Toyama
造三 外山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼振動の予兆を検知可能な燃焼振動予兆検
知装置を提供する。 【解決手段】 ガスタービンの燃焼器内での圧力または
加速度の振動11,12を局所高速フーリエ変換21に
より周波数分析し、前記局所高速フーリエ変換による周
波数分析の結果に基づいて、ガスタービンの燃焼振動の
予兆を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの燃
焼振動の予兆を高い精度で早期に検知可能な燃焼振動予
兆検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンでは、発電機出力、
大気温度・湿度などに基づいて、燃焼器へ送る空気流
量、燃料流量を予め決定し、その値を用いて運転を行な
っている。しかし、圧縮機の性能劣化やフィルターの目
詰まりなどの経年変化により、実際の流量は計画時や試
運転調整時とずれる可能性がある。その場合、燃焼安定
性が低下したり、燃焼振動が発生する恐れがある。燃焼
振動が発生すると、ガスタービンの運転に大きな支障を
きたすだけではなく、機器を破損する恐れがある。その
ため、燃焼振動の発生を早期に検知し回避することがガ
スタービンの運転上、必須である。
【0003】従来、燃焼器の内圧変動等を検出し、高速
フーリエ変換(FFT)による周波数分析でスペクトル
を求め、このレベルをしきい値と比較することで燃焼振
動を検出する方法は知られている。
【0004】しかしながら、従来の方法によれば、明ら
かに燃焼振動が発生した時点でないと検知できないた
め、兆候段階で燃焼振動を検知する手法と装置が求めら
れている。
【0005】特開平9−269107号公報に、燃焼器
の燃焼振動抑制装置およびその抑制方法が開示されてい
る。この燃焼器の燃焼振動抑制装置は、燃焼振動抑制部
を備える。燃焼振動抑制部は、燃焼器内の圧力センサー
によって検出された、燃焼ガスの圧力変動を周波数分析
する周波数分析装置と、この周波数分析装置によって分
析された圧力変動の周波数帯域に基づき振動安定性を処
理する中央演算処理装置と、この中央演算処理装置の出
力信号を増幅する電圧増幅器と、増幅された出力信号を
弁開閉信号として燃料弁に与えて制御するコントローラ
部とをそれぞれ備える。
【0006】この抑制方法は、低周波数の燃焼振動に着
目している。燃焼振動が起きた時の燃空比から、燃焼振
動の周波数を予測する。そして、低周波数の燃焼振動の
場合、燃空比を変化させて、低周波の燃焼振動の発生を
抑制することができる。低周波の燃焼振動は、機器に影
響を与えやすいので、それを抑制することで、機器の損
傷を抑制する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、燃焼振動の予兆を検知可能な燃焼振動予兆検知装置
を提供することである。
【0008】また、本発明の別の目的は、ガスタービン
で発生する燃焼振動の予兆を高い精度で検知可能な燃焼
振動予兆検知装置を提供することである。
【0009】また、本発明の更に別の目的は、ガスター
ビンで発生する燃焼振動の予兆を早期に検知可能な燃焼
振動予兆検知装置を提供することである。
【0010】本発明の更に他の目的は、燃焼振動の予兆
を検知できるだけでなく、緩やかにレベルが上昇する燃
焼振動も同時に検知可能な燃焼振動予兆検知装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼振動予兆検
知装置は、ガスタービンの燃焼器内での圧力または加速
度の振動を局所高速フーリエ変換により周波数分析し、
前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果に基
づいて、ガスタービンの燃焼振動の予兆を検知する。
【0012】本発明の燃焼振動予兆検知装置において、
前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果から
定常ノイズを除去した結果に基づいて、前記燃焼振動の
予兆を検知する。
【0013】本発明の燃焼振動予兆検知装置において、
前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果に対
して、不完全微分処理を行うことによって、前記定常ノ
イズを除去する。
【0014】本発明の燃焼振動予兆検知装置において、
前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果を複
数の周波数帯に分割した周波数帯別分析結果を求め、前
記複数の周波数帯別分析結果のそれぞれをしきい値と比
較し、前記比較の結果に基づいて、前記燃焼振動の予兆
を検知する。
【0015】本発明の燃焼振動予兆検知装置において、
前記複数の周波数帯別分析結果にそれぞれ設けられた複
数の前記しきい値は、互いに異なる値に設定されてい
る。
【0016】本発明の燃焼振動予兆検知装置において、
更に、前記圧力または加速度の振動を高速フーリエ変換
により周波数分析し、前記高速フーリエ変換による周波
数分析の結果と、前記局所高速フーリエ変換による周波
数分析の結果に基づいて、前記燃焼振動の予兆を検知す
る。
【0017】本発明の燃焼振動予兆検知装置において、
更に、前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結
果の変化率を求め、前記変化率も考慮して、前記燃焼振
動の予兆を検知する。
【0018】本発明のガスタービンシステムは、上記の
燃焼振動予兆検知装置と、前記燃焼器を有する前記ガス
タービンと、を具備するガスタービンシステムである。
【0019】本発明の燃焼振動予兆検知方法は、燃焼器
内での圧力または加速度の振動を局所高速フーリエ変換
により周波数分析するステップと、前記局所高速フーリ
エ変換による周波数分析の結果に基づいて、燃焼振動の
予兆を検知するステップとを備えている。
【0020】本発明のプログラムは、上記の燃焼振動予
兆検知方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃焼振動予兆検知
装置の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明す
る。本実施形態において、ガスタービンに使用される燃
焼振動予兆検知装置を例に示して説明するが、他の燃焼
振動が発生する燃焼装置の燃焼振動予兆検知装置におい
ても、適用可能である。
【0022】図9から図17を参照して、本実施形態に
ついて説明する。
【0023】本実施形態は、燃焼器に取り付けた内圧変
動検出器やケーシングに取り付けた加速度検出器からの
計測信号を入力し,ウィンドウサイズが小さく感度が高
い局所高速フーリエ変換(LFFT)に基づく周波数分
析によりスペクトルを求め,各周波数毎のスペクトルの
時間変動に対して不完全微分処理を行った結果が設定レ
ベルを設定時間以上連続して超えた場合に予兆検知と判
定することにより,燃焼振動の兆候を検知できかつター
ビンや圧縮機の固有振動で定常的に発生するスペクトル
ピークによる誤検知を回避可能な燃焼振動予兆検知装置
である。
【0024】LFFT(局所FFT)手法は、通常のF
FT(高速フーリエ変換)よりも小さいウィンドウサイ
ズで周波数分析することにより、予兆振動の検出感度を
高める方法である。LFFT手法の特徴と燃焼振動予兆
検知への適用にあたっての対応策を図9に示す。
【0025】図9に示すように、FFTは、大きなウィ
ンドウサイズで周波数分析するのに対し、LFFTは、
小さなウィンドウサイズで周波数分析を行う。FFT
は、1024点の時系列のサンプリングデータを対象と
して周波数解析するのに対して、LFFTは、例えば1
28点の時系列のサンプリングデータを対象として周波
数解析を行う(1/8のデータ数)。なお、LFFTの
ウィンドウサイズとしては、上記の128点に限られ
ず、64点又は256点でもよい。
【0026】FFTは、感度が低いのに対し、LFFT
は、感度が高い(利点)。FFTは、局所的に現れる振
動は平均化されてキャッチできないのに対し、LFFT
は、局所的に現れる振動を顕著なピークとしてキャッチ
することができる。LFFTの感度の高さを活かして燃
焼振動の予兆を検知することができる。図10から図1
2を参照して、この感度の違いについて説明する。
【0027】図10は、燃焼器に取り付けられた内圧変
動検出器またはケーシングに取り付けられた加速度検出
器からの計測信号を示している。図10の縦軸は、その
計測値のレベルを示し、横軸は時間軸である。図10に
示すように、本格的に燃焼振動が発生する以前には、短
時間の間、燃焼振動の兆候が、局所的な振動として現れ
ることが多い。上記のように、FFTはウィンドウサイ
ズが大きいため、FFTによる周波数解析の結果は、図
11のようになる。実際は、例えば4000Hz付近で
燃焼振動の兆候が発生しているにもかかわらず、図11
では、その振動レベルが低くしか現れず、検出できな
い。一方、LFFTはウィンドウサイズが小さいため、
LFFTによる周波数解析の結果は、図12のようにな
る。図12では、4000Hz付近での振動レベルが大
きく現れるため、燃焼振動の兆候を検出することができ
る。
【0028】図9に示すように、FFTは、周波数分解
能が細かいのに対し、LFFTは、周波数分解能が粗い
(欠点)。LFFTのウィンドウサイズがFFTに比べ
て1/8と小さいことに対応している。FFTは、ター
ビン翼のNZ(固有周波数)成分と燃焼振動の周波数を
分離できるため、予め、タービン翼のNZ成分を除去で
きる。LFFTは、タービン翼のNZ(固有周波数)成
分と燃焼振動の周波数が重なる場合があり、予め、ター
ビン翼のNZ成分を除去できない。圧縮機やタービンは
回転体であり、固有周波数を有しており、その固有周波
数は、一定の値である。LFFTの適用に際しては、後
述する定常ノイズ除去処理により、NZ成分と燃焼振動
の周波数を分類する。
【0029】FFTは、演算処理が遅いのに対し、LF
FTは、演算処理が速い(利点)。FFTは、演算に要
する時間がLFFTよりも大きい。LFFTは、ウィン
ドウサイズが小さいため、演算に要する時間が少なく、
リアルタイム処理に向いている。LFFTを適用すれ
ば、短時間の対象区間毎の高速な診断が可能であり、燃
焼振動の予兆を迅速に検知して、本格的な燃焼振動が発
生する前の対応を取り易くできる。
【0030】次に、図13から図16を参照して、燃焼
振動の予兆の検知例について説明する。
【0031】図13は、縦軸が内圧の変動を示してお
り、横軸が時間を示している。図13の○印の時点で燃
焼振動の予兆が発生しており、△印の時点で燃焼振動が
発生している。○印の時点で燃焼振動の予兆は、aHz
付近で生じているものとする。
【0032】従来のFFTを用いた手法であると、△印
の時点でしか振動を検知できなかったのに対し、本実施
形態のLFFTを用いた手法では、以下の理由により、
△印より約3秒前の○印の時点で振動を検知することが
できた。3秒前に予兆を検知できれば、燃焼振動発生を
未然に回避するための、燃料調節弁の開度等の制御を行
うことができる。
【0033】図14は、図13の○印付近でFFTによ
る周波数解析を行った結果を示している。横軸が周波数
であり、縦軸が振動レベルである。図14では、aHz
付近でピークが現れているが、そのピークは顕著には現
れていない。前述したように、FFTのウィンドウサイ
ズが大きいためである。FFTのサンプリング時間に対
して、aHzの振動が発生している時間の占める割合が
小さいため、従来手法では平均化されて大きなピークと
はならない。
【0034】図15は、図13の○印付近でLFFTに
よる周波数解析を行った結果を示している。図15で
は、LFFTのウィンドウサイズが小さいため、aHz
付近でピークが顕著に現れている。そのピークは、しき
い値を大きく超えた値として検出される。
【0035】ただし、図15では、bHz付近にもう一
つのピークが、しきい値を超えて顕著に現れている。こ
のbHz付近の振動は、上記回転体の固有周波数の定常
ノイズに相当している。前述のように、LFFTは、周
波数分解能が粗いことに起因している。
【0036】LFFTを用いる手法においては、後述す
る方法により、その定常ノイズの成分を、図15の破線
(定常成分)に示すように求めることができる。そこ
で、図15において、実線で示される局所FFTの結果
から、破線で示される定常成分を引くと、その差分とし
て図16が得られる。
【0037】図16によれば、aHz付近の振動(燃焼
振動の兆候)のみが、しきい値を超えた値として現れ
る。定常ノイズ除去処理を行うことで、急激に増大して
いるスペクトルのみを取り出すことができ、誤検知耐力
に優れた予兆検知が可能になっている。
【0038】次に、図17を参照して、本実施形態のロ
ジックについて説明する。
【0039】図17に示すように、LFFT演算器(L
FFTによる周波数解析部)21には、128点の時系
列の内圧または加速度のデータ20が、LFFT演算時
の一単位として入力される。LFFT演算器21から
は、LFFTの周波数分解能毎のスペクトルの値31
a、31b、31c…が出力される。そのLFFTの周
波数分解能毎のスペクトルの値31a、31b、31c
…のそれぞれに対して、次の処理が実行される。以下で
は、値31aについてのみ説明するが、値31b、値3
1c…についても同様の処理が実行される。
【0040】LFFTの周波数分解能に対応した単一の
周波数帯のスペクトルのデータ31aは、一次遅れ器2
2に入力され、一次遅れを有するデータ32aが一次遅
れ器22から出力される。
【0041】加算器23では、データ31aから、一次
遅れ器22からの出力値32aが減算され、その減算値
33aが加算器23から出力される。データ31aは、
図15に実線で示される局所FFT結果のうちのデータ
31aに対応する周波数帯の部分に相当している。デー
タ32aは、図15に破線で示される定常成分のうちの
データ31aに対応する周波数帯の部分に相当してい
る。データ33aは、図16に示されるグラフのうちの
データ31aに対応する周波数帯の部分に相当してい
る。
【0042】一次遅れ器22および加算器23は、定常
ノイズ除去処理部(不完全微分処理部)40に含まれて
いる。一次遅れ器22は、伝達関数G(s)で示せば、
G(s)=1/(1+Ts)である。不完全微分処理部
40から出力されるデータ33aは、伝達関数G(s)
=1−1/(1+Ts)=Ts/(1+Ts)である。
すなわち、定常ノイズ除去処理部は、スペクトルデータ
31aの時間変動成分を取り出す働きをする。
【0043】加算器23から出力されたデータ33a
は、移動平均処理部24に入力される。移動平均処理部
24では、過去に入力した1回から複数回(例えば5
回)のデータ33aを平均化し、その平均化した結果を
データ34aとして出力する。ここで、平均化するのは
誤検知防止(ノイズ除去)のためである。
【0044】移動平均処理部24から出力されたデータ
34aは、設定値比較部25に入力される。設定値比較
部25では、設定されたしきい値と、データ34aとが
比較され、その比較の結果、データ34aがしきい値を
超えていれば、設定値比較部25からデータ35aとし
てオン信号が出力される。一方、その比較の結果、デー
タ34aがしきい値以下であれば、データ35aとして
オフ信号が出力される。
【0045】設定値比較部25から出力されたデータ3
5aは、オンディレイ処理部26に入力される。オンデ
ィレイ処理部26は、過去に入力した1回から複数回
(例えば5回)分のデータ35aが連続してオン信号で
あるときに、データ36aとして、オン信号を出力す
る。一方、オンディレイ処理部26は、過去に入力した
1回から複数回(例えば5回)分のデータ35aが連続
してオン信号とはならなかったときには、データ36a
として、オフ信号を出力する。データ36aとしてオン
信号が出力されたときには、燃焼振動の兆候として検出
される。ここで、オンディレイ処理を行うのは誤検知防
止(ノイズ除去)のためである。
【0046】上述したように、上記データ36aのみに
基づいて、燃焼振動の兆候を検知することもできるが、
次に述べる手法を行うこともできる。
【0047】上記の移動平均処理部24、設定値比較部
25、オンディレイ処理部26を含むレベル比較処理
(高設定)部41に加えて、レベル比較処理(低設定)
部42と、変化率比較処理部43を追加することができ
る。
【0048】レベル比較処理(低設定)部42は、移動
平均処理部24a、設定値比較部27、オンディレイ処
理部26aを含んでいる。設定値比較部27では、レベ
ル比較処理(高設定)部41の設定値比較部25で設定
されたしきい値よりも低い値のしきい値が設定されてい
る。設定値比較部27からの出力値がデータ37aとし
て出力される。移動平均処理部24aで行う処理は、移
動平均処理部24と同様である。オンディレイ処理部2
6aで行う処理は、オンディレイ処理部26と同様であ
る。
【0049】変化率比較処理部43は、差分処理部28
と、移動平均処理部24bと、設定値比較部29と、オ
ンディレイ処理部26bを含んでいる。差分処理部28
は、過去に入力した直前回のデータ33aから、現在入
力したデータ33aを減算してなる差分値がデータ38
aとして出力される。データ38aは、前回から現在ま
での値33aの変化を示す傾きに相当している。移動平
均処理部24bで行う処理は、移動平均処理部24と同
様である。設定値比較部29では、上記傾きに対応する
しきい値が設定されており、設定値比較部29への入力
データが、そのしきい値を超えていれば、設定値比較部
29からデータ39aとしてオン信号が出力され、その
しきい値を超えていなければデータ39aとしてオフ信
号が出力される。オンディレイ処理部26bで行う処理
は、オンディレイ処理部26と同様である。
【0050】レベル比較処理(低設定)部42からの出
力データと、変化率比較処理部43からの出力データの
双方がオン状態を示しているときのみ(AND条件)、
データ40aは、オン状態となる(燃焼振動の兆候の検
出を示す)。
【0051】そして、上記データ36a及びデータ40
aの少なくともいずれか一方がオン状態であれば、オン
状態のデータ50aが出力される。データ50aがオン
状態を示しているときには、データ31aの周波数帯に
おいて、燃焼振動の予兆が検出されたことを示してい
る。
【0052】そして、上記と同様にして、データ31b
に対しては、データ50bが出力され、データ31cに
対しては、データ50cが出力される。データ50a、
50b、50c…のうちの少なくともいずれか一つがオ
ン状態であれば、データ55がオン状態となる。データ
55がオン状態にあるとき、燃焼振動の予兆が検出され
たことになる。
【0053】なお、単一の周波数帯のスペクトルのデー
タ31aに対して設定された、設定値比較部25のしき
い値は、他の単一の周波数帯のスペクトルのデータ31
b、31c…に対して設定された、設定値比較部25の
しきい値と異なる値に設定される。同様に、データ31
aに対して設定された、設定値比較部27のしきい値
は、データ31b、31c…に対して設定された、設定
値比較部27のしきい値と異なる値に設定され、更に、
データ31aに対して設定された、設定値比較部29の
しきい値は、データ31b、31c…に対して設定され
た、設定値比較部29のしきい値と異なる値に設定され
る。
【0054】以上が本実施形態であるが、この実施形態
に基づいて、以下の第1から第8実施例を考えることが
できる。
【0055】(第1実施例)図1を参照して、第1実施
例について説明する。なお、図1において、図17と共
通する部分については同じ符号を付し、その詳細な説明
を省略する。
【0056】第1実施例は、ガスタービン2の燃焼器に
取り付けた内圧変動検出器11やケーシングに取り付け
た加速度検出器12からの計測信号20を入力し、ウィ
ンドウサイズが小さく感度が高い局所高速フーリエ変換
(LFFT)に基づく周波数分析(LFFT演算部2
1)によりスペクトル(データ31a、31b、31c
…)を求め、各周波数毎のスペクトル(データ31a、
31b、31c…)の時間変動に対して不完全微分処理
(不完全微分処理部40)を行った結果(データ33
a)が、少なくとも2つに分割された周波数帯毎に異な
る値に設定された設定レベル(設定値比較部25)を設
定時間以上連続して超えた場合(オンディレイ処理部2
6)に予兆検知と判定することにより,燃焼振動の兆候
を検知できかつタービンや圧縮機の固有振動で定常的に
発生するスペクトルピークによる誤検知を回避可能な燃
焼振動予兆検知装置である。燃焼振動の兆候を検知した
場合には、警報が鳴らされる。
【0057】(第2実施例)図2を参照して、第2実施
例について説明する。
【0058】第2実施例は、燃焼器に取り付けた内圧変
動検出器11やケーシングに取り付けた加速度検出器1
2からの計測信号20を入力し,高速フーリエ変換(F
FT)に基づく周波数分析(高速フーリエ変換演算部6
1)により求めたスペクトルが少なくとも2つに分割さ
れた周波数帯毎に異なる値に設定された設定レベル(設
定値比較部62)を設定時間以上連続して超えた場合
(オンディレイ処理部63、データ36a)と,(実施
例1)の検知結果(データ36a)との論理和を求める
ことにより,燃焼振動の兆候を検知できるだけでなく緩
やかにスペクトルレベルが上昇する燃焼振動も同時に検
知できる燃焼振動予兆検知装置である。
【0059】図14から図16に示すように、主とし
て、500〜5000Hz程度の高周波領域で発生する
燃焼振動の兆候は、瞬時に大きな振幅を有する振動とし
て発生することが多い。そのため、LFFTによる周波
数分析によって、検知し易い。
【0060】これに対し、例えば500Hz以下の低周
波領域の振動は、ある程度の長さの時間をかけて初め小
さかった振幅が漸次大きくなっていく振動(緩やかにス
ペクトルレベルが上昇する燃焼振動)として発生するケ
ースがある。このように緩やかにレベルが上昇する主と
して低周波領域での振動は、上記実施例1のLFFTを
用いた手法であると、不完全微分処理部40にて定常ノ
イズとして除去されてしまうため検知できない一方、F
FTによる周波数分析では問題なく検知することができ
る。そこで、FFTによる周波数分析結果を用いて得ら
れたデータ63aと、上記実施例1によって得られたデ
ータ36aとの論理和を求めることにより、多様な形態
で発生する燃焼振動の兆候を確実に検知することができ
る。
【0061】なお、FFTは、上記のように、周波数分
解能が細かいため、不完全微分処理は不要である。
【0062】(第3実施例)図3を参照して、第3実施
例について説明する。
【0063】第3実施例は、(実施例1)の不完全微分
処理結果のレベル比較(データ36a)に加え,差分に
よる時間変化率(差分処理部28)が少なくとも2つに
分割された周波数帯毎に異なる値に設定された設定レベ
ル(設定値比較部29)を設定時間以上連続して超え
(オンディレイ処理部26b),かつ不完全微分処理結
果(データ33a)が単独レベル比較(設定値比較部2
5)よりも低い設定値の少なくとも2つに分割された周
波数帯毎に異なる値に設定された設定レベル(設定値比
較部27)を設定時間以上連続して超えた場合(オンデ
ィレイ処理部26a)に兆候検知と判定することによ
り,より早期に燃焼振動の兆候を検知できる燃焼振動予
兆検知装置である。
【0064】図3の第3実施例は、上述した図17の本
実施形態の構成に対応している。
【0065】(第4実施例)図4を参照して、第4実施
例について説明する。
【0066】第4実施例は、(実施例2)の不完全微分
処理結果のレベル比較に加え,差分による時間変化率が
少なくとも2つに分割された周波数帯毎に異なる値に設
定された設定レベルを設定時間以上連続して超え,かつ
不完全微分処理結果が単独レベル比較よりも低い設定値
の少なくとも2つに分割された周波数帯毎に異なる値に
設定された設定レベルを設定時間以上連続して超えた場
合に兆候検知と判定することにより,より早期に燃焼振
動の兆候を検知できる燃焼振動予兆検知装置である。
【0067】図4の第4実施例は、実施例2と実施例3
を合わせた構成になっている。
【0068】(第5実施例)図5を参照して、第5実施
例について説明する。
【0069】第5実施例は、(実施例1)において,レ
ベル比較後のオンディレイタイマ設定を固定ではなく,
レベル比較の設定値(設定値比較部25)と計測スペク
トルとの偏差の時間積分値が誤差設定値(誤差比較処理
部71)を超えた場合に燃焼振動発生と判定する燃焼振
動予兆検知装置である。
【0070】図5に示すように、第5実施例では、図1
の第1実施例のオンディレイ処理部26に代えて、誤差
比較処理部71が設けられている。図18及び図20に
示すように、誤差比較処理部71では、計測スペクトル
33aが設定値比較部25でのしきい値V1を超えた偏
差を時間で積分した値を求め、その時間積分値が誤差比
較処理部71に設定されているしきい値(誤差設定値)
を超えたときに、兆候検知を示すオン状態のデータ71
aを出力する。
【0071】第1実施例のオンディレイ処理部26で
は、設定時間t1が固定であったため、符号W1で示す
ように、データ33aが連続してしきい値V1を超えて
いる時間が設定時間t1を超えたときに初めて、兆候検
知を示すオン状態のデータ36aを出力する(図19参
照)。
【0072】これに対し、図18及び図20に示すよう
に、第5実施例の誤差比較処理部71では、符号W2に
示すような、急激にしきい値V1を大きく超えるデータ
33aに対して、その偏差の時間積分値が誤差設定値を
超えた時点で、オン状態のデータ71aを出力するた
め、瞬時にしきい値V1を大きく超える計測スペクトル
(W2)に対しては、オンディレイ処理部26の設定時
間t1を経過する以前に(迅速に)、兆候を検知するこ
とができる。なお、誤差比較処理部71では、オンディ
レイ処理部26の設定時間t1を経過する以前に、一旦
しきい値V1を下回った場合は、積分値を0にリセット
する。
【0073】(第6実施例)図6を参照して、第6実施
例について説明する。
【0074】第6実施例は、(実施例2)において,レ
ベル比較後のオンディレイタイマ設定を固定ではなく,
レベル比較の設定値と計測スペクトルとの偏差の時間積
分値が誤差設定値を超えた場合に燃焼振動発生と判定す
る燃焼振動予兆検知装置である。
【0075】第6実施例では、図2の第2実施例のオン
ディレイ処理部26に代えて、誤差比較処理部71が設
けられ、オンディレイ処理部63に代えて、誤差比較処
理部72が設けられている。
【0076】第6実施例の変形例(図示せず)として
は、図6の構成のうち、オンディレイ処理部26の誤差
比較処理部71への置換、及びオンディレイ処理部63
の誤差比較処理部72への置換をいずれか一方のみを行
ってもよい。
【0077】(第7実施例)図7を参照して、第7実施
例について説明する。
【0078】第7実施例は、(実施例3)において,レ
ベル比較後のオンディレイタイマ設定を固定ではなく,
レベル比較の設定値と計測スペクトルとの偏差の時間積
分値が誤差設定値を超えた場合に燃焼振動発生と判定す
る燃焼振動予兆検知装置である。
【0079】第7実施例では、図3の第3実施例のオン
ディレイ処理部26に代えて、誤差比較処理部71が設
けられ、オンディレイ処理部26aに代えて、誤差比較
処理部73が設けられ、オンディレイ処理部26bに代
えて、誤差比較処理部74が設けられている。
【0080】第7実施例の変形例(図示せず)として
は、図7の構成のうち、オンディレイ処理部26の誤差
比較処理部71への置換、オンディレイ処理部26aの
誤差比較処理部73への置換、及びオンディレイ処理部
26bの誤差比較処理部74への置換の少なくともいず
れか一つ又は二つのみを行ってもよい。
【0081】(第8実施例)図8を参照して、第8実施
例について説明する。
【0082】第8実施例は、(実施例4)において,レ
ベル比較後のオンディレイタイマ設定を固定ではなく,
レベル比較の設定値と計測スペクトルとの偏差の時間積
分値が誤差設定値を超えた場合に燃焼振動発生と判定す
る燃焼振動予兆検知装置である。
【0083】第8実施例では、図4の第4実施例のオン
ディレイ処理部26に代えて、誤差比較処理部71が設
けられ、オンディレイ処理部26aに代えて、誤差比較
処理部73が設けられ、オンディレイ処理部26bに代
えて、誤差比較処理部74が設けられ、オンディレイ処
理部63に代えて、誤差比較処理部72が設けられてい
る。
【0084】第8実施例の変形例(図示せず)として
は、図8の構成のうち、オンディレイ処理部26の誤差
比較処理部71への置換、オンディレイ処理部26aの
誤差比較処理部73への置換、オンディレイ処理部26
bの誤差比較処理部74への置換、及びオンディレイ処
理部63の誤差比較処理部72への置換の少なくともい
ずれか一つから三つのみを行ってもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明により、燃焼振動の予兆を高い精
度で早期に検知・通報することで,機器へのダメージを
最小限に食い止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第1の実
施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第2の実
施の形態を示す構成図である。
【図3】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第3の実
施の形態を示す構成図である。
【図4】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第4の実
施の形態を示す構成図である。
【図5】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第5の実
施の形態を示す構成図である。
【図6】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第6の実
施の形態を示す構成図である。
【図7】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第7の実
施の形態を示す構成図である。
【図8】本発明である燃焼振動予兆検知装置の第8の実
施の形態を示す構成図である。
【図9】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の形
態にて用いられるLFFT手法の特徴を示す図である。
【図10】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態にて用いられるLFFT手法の特徴を示す他の図で
ある。
【図11】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態にて用いられるLFFT手法との対比でFFT手法
にて周波数解析を行った結果の一例を示す図である。
【図12】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態にて用いられるLFFT手法にて周波数解析を行っ
た結果の一例を示す図である。
【図13】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態にて行う予兆検知を説明するための図である。
【図14】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態にて用いられるLFFT手法との対比でFFT手法
にて周波数解析を行った結果の一例を示す図である。
【図15】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態にて用いられるLFFT手法にて周波数解析を行っ
た結果の一例を示す図である。
【図16】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態にて用いられるLFFT手法にて周波数解析を行っ
た結果に対して処理を行った後の一例を示す図である。
【図17】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態の更に他の例を示す図である。
【図18】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態の更に他の例を説明するためのタイミングチャート
である。
【図19】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態の更に他の例を説明するための他のタイミングチャ
ートである。
【図20】本発明である燃焼振動予兆検知装置の実施の
形態の更に他の例を説明するための更に他のタイミング
チャートである。
【符号の説明】
11 内圧変動検出器 12 加速度検出器 21 LFFT演算器 22 一次遅れ器 23 加算器 24 移動平均処理部 24a 移動平均処理部 24b 移動平均処理部 25 設定値比較部 26 オンディレイ処理部 26a オンディレイ処理部 26b オンディレイ処理部 27 設定値比較部 28 差分処理部 29 設定値比較部 41 レベル比較処理(高設定)部 42 レベル比較処理(低設定)部 43 変化率比較処理部 71 誤差比較処理部 72 誤差比較処理部 73 誤差比較処理部 74 誤差比較処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 克則 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 外山 造三 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの燃焼器内での圧力または
    加速度の振動を局所高速フーリエ変換により周波数分析
    し、前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果
    に基づいて、ガスタービンの燃焼振動の予兆を検知する
    燃焼振動予兆検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃焼振動予兆検知装置に
    おいて、 前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果から
    定常ノイズを除去した結果に基づいて、前記燃焼振動の
    予兆を検知する燃焼振動予兆検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の燃焼振動予兆検知装置に
    おいて、 前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果に対
    して、不完全微分処理を行うことによって、前記定常ノ
    イズを除去する燃焼振動予兆検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    燃焼振動予兆検知装置において、 前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果を複
    数の周波数帯に分割した周波数帯別分析結果を求め、前
    記複数の周波数帯別分析結果のそれぞれをしきい値と比
    較し、前記比較の結果に基づいて、前記燃焼振動の予兆
    を検知する燃焼振動予兆検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の燃焼振動予兆検知装置に
    おいて、 前記複数の周波数帯別分析結果にそれぞれ設けられた複
    数の前記しきい値は、互いに異なる値に設定されている
    燃焼振動予兆検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    燃焼振動予兆検知装置において、 更に、前記圧力または加速度の振動を高速フーリエ変換
    により周波数分析し、 前記高速フーリエ変換による周波数分析の結果と、前記
    局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果に基づい
    て、前記燃焼振動の予兆を検知する燃焼振動予兆検知装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項に記載の
    燃焼振動予兆検知装置において、 更に、前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結
    果の変化率を求め、前記変化率も考慮して、前記燃焼振
    動の予兆を検知する燃焼振動予兆検知装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    燃焼振動予兆検知装置と、 前記燃焼器を有する前記ガスタービンと、 を具備するガスタービンシステム。
  9. 【請求項9】 燃焼器内での圧力または加速度の振動を
    局所高速フーリエ変換により周波数分析するステップ
    と、 前記局所高速フーリエ変換による周波数分析の結果に基
    づいて、燃焼振動の予兆を検知するステップとを備えた
    燃焼振動予兆検知方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の燃焼振動予兆検知方
    法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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