JP2003288420A - 情報管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、空間的位置に関連付けて情報を登
録可能で、空間的条件を手がかりに前記情報の少なくと
も一部を出力可能であり稼動状況を管理可能とする情報
管理システムを提供する事を目的とする。 【解決手段】 予め空間を複数の単位区分に分割し、更
に空間を少なくとも一の外の複数の単位区分にも分割し
ておき（１０２、１０３）、情報提供者より提供される
所望の空間的位置を含む情報を登録する為の各手段（１
３２、１３４）と、情報受給者に対して所望の空間的条
件を含む要求に応じた情報を提供する為の各手段（１４
２、１４４、１４５）と、空間的位置と空間的条件の少
なくとも一方が入力されると前記単位区分をより少なく
組合せデータサイズを少なくして表現する位置最適化手
段１４３と、該情報管理システムの要部の稼動状況を計
数する稼動状況計数手段と、稼動状況を分析する稼動状
況分析手段と、イベントに基づいて稼動状況を出力する
稼動状況出力手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、空間的位置に関連
付けて情報を登録可能で、空間的条件を手がかりに前記
情報を出力可能な情報管理装置に関し、特に所定の通信
ネットワークを介して情報管理装置及び端末装置が接続
され情報を入出力可能とされる情報管理システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】本明細書において、データベースをＤＢ
と略し、特に説明がない限り、基本的にＤＢはテキスト
形式のデータベースを示し、代表的な製品としてはオラ
クルが知られている。一方、前記テキスト形式のＤＢに
対して、ベクトル形式の地図データベースを単に「図」
とした。また本明細書の一部において、情報提供者は情
報提供者が操作する端末装置、情報受給者は情報受給者
が操作する端末装置を示している。

【０００３】従来、印刷物等を用いて、地図上に商店等
の位置を掲載し、併せて、商店等の広告内容を別欄・別
頁に掲載して、当該商店等を広告することは知られてい
る。また、テレビ、ラジオ等の一方向メディアにより視
聴者、聴取者に対して広告することも知られている。し
かしながら、印刷物を用いて広告する方法においては、
広告依頼から実際に印刷物が頒布、流通するまでの期間
において、数週間から数ヶ月程度のタイムラグが生じ、
このため、情報としての新規性・信頼性が失われ易い、
という問題がある。また、一方向メディアにおいては、
視聴者・聴取者の反応が得にくいといった問題や、広告
料が概して高価であり、手続的にも複雑であるため、小
規模な事業形態の広告依頼者では広告が難しいといった
問題もある。また、広告主、即ち情報提供者においては
それぞれ所望の商圏があって、該商圏内に広告しようと
する。前記商圏は広告主ごとに異なる事が予想され、空
間的にいびつである事が予想される。一方、非広告者、
即ち情報受給者においてもそれぞれ所望の行動圏があっ
て、該行動圏内の広告を受給しようとする。前記行動圏
は非広告者ごとに異なる事が予想され、空間的にいびつ
である事が予想される。しかし従来のメディアにおい
て、前記広告主と非広告者の双方の要求を満足させ、所
望の商圏内に広告し所望の行動圏内の広告を受給させる
事は困難であった。

【０００４】そして、地理情報システム（以下「ＧＩ
Ｓ」という）をインターネットを介して公開すること
で、空間的位置に関連付けて各種情報を登録可能な情報
管理システム（例えば特許第２７５６４８３号）、およ
び空間的条件を手がかりに前記情報の少なくとも一部を
出力可能な情報管理システム（例えば特許第３０１１０
９８号）は既に知られている。前記情報管理システムの
技術は、インターネット上にＷＥＢサイトとして実施さ
れ、広告主と非広告者との間での各種広告が可能となっ
た。基本的に前記情報管理システムにおいては、情報提
供者は空間的位置として点情報（店舗等）を登録可能で
あって、情報受給者は空間的条件として行政界、郵便番
号等の単純な範囲を指定可能で該範囲内の各種情報を受
給可能である。前記各情報管理システムは、情報提供者
に対して、空間上の一点に関連付けて各種情報を登録可
能としているが、空間的に所望の範囲に関連付けて情報
を登録可能とはされていない。また、情報受給者に対し
て、住所、郵便番号を指定するか又は所望の矩形を指定
する等の単純な空間的条件でしか情報を受給できない。

【０００５】そこで本発明の出願人は、前記問題点を鑑
み、先に特許を出願した（特願２００１−２５３８４
２、「先の出願」という）。そして先の出願において、
空間的位置に関連付けて情報を登録可能で、空間的条件
を手がかりに前記情報を出力可能な情報管理装置を提供
する事を可能とし、特に所定の通信ネットワークを介し
て情報管理装置及び端末装置が接続され情報を入出力可
能とされる情報管理システムを提供する事を可能とし、
具体的に前記空間的位置と空間的条件の少なくとも一方
は空間的にいびつな範囲を指定可能で、ＤＢ検索時間が
登録される情報の量にほとんど影響されず、簡便に利用
可能な情報管理システムを提供する事を可能とした。

【０００６】しかし、前記情報管理システムにおいて、
その稼動状況を監視しなければ、利用頻度の高い／低い
地域、提供頻度の高い／低い情報、等を分析困難であ
る。利用頻度、提供頻度等の情報はホストおよびＤＢを
分散させる、通信回線の帯域を広げる、等の検討に有用
である。稼動状況の情報はまた、情報提供者および又は
情報受給者への詳細な課金を可能とする。

【０００７】また一方で、先の出願の技術を情報提供以
外の目的にも利用させる事は有用である。それは、先の
出願において、情報提供者と情報受給者との間の情報交
換を補助する情報管理システムであったのに対して、イ
ベントの発生に基づいて実施するアクションを管理する
アクション管理システムである。それは例えば、イベン
トが地震であり、イベント検出手段が地震計であり、ア
クション実施手段がラジオ、テレビ、携帯電話、その他
の警報装置であり、アクションが警報発信である場合に
利用される。また例えば、イベントが河川の水位であ
り、イベント検出手段が水位計であり、アクション実施
手段およびアクションは前記と同様である場合に利用さ
れる。また例えば、イベントが所定の商品の売れ行きで
あり、イベント検出手段がコンビニのレジ端末であり、
アクション実施手段が同じくコンビニのディスプレイ装
置であり、アクションが仕入れ調整命令である場合に利
用される。先の出願の技術の特徴でもある位置最適化手
段はＤＢへの情報の入出力を簡素化するものであって、
該位置最適化手段は前記アクション管理システムにおい
ても有用である事は勿論である。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、空間的位置
に関連付けて情報を登録可能で、空間的条件を手がかり
に前記情報を出力可能とし稼動状況を出力可能とする情
報管理装置を提供する事を目的とし、特に所定の通信ネ
ットワークを介して情報管理装置及び端末装置が接続さ
れ情報を入出力可能とし稼動状況を出力可能とする情報
管理システムを提供する事を目的とし、具体的に前記空
間的位置と空間的条件の少なくとも一方は空間的にいび
つな範囲を指定可能で、ＤＢ検索時間が登録される情報
の量にほとんど影響されず、簡便に利用可能な情報管理
システムを提供する事を目的とする。

【０００９】そして、該情報管理システムの要部の稼動
状況を計数する稼動状況計数手段と、稼動状況を分析す
る稼動状況分析手段と、イベントに基づいて稼動状況を
出力する稼動状況出力手段を備える事で利用頻度の高い
／低い地域、提供頻度の高い／低い情報、等を分析可能
とし、利用頻度、提供頻度等の情報をホストおよびＤＢ
を分散させる、通信回線の帯域を広げる、等の検討に利
用可能とする。稼動状況の情報はまた、情報提供者およ
び又は情報受給者への詳細な課金を可能とする。

【００１０】また本発明は、イベントの発生に基づいて
実施するアクションを管理するアクション管理装置を提
供する事を目的とし、特に所定の通信ネットワークを介
してイベント検出装置、アクション実施装置そしてアク
ション管理装置が接続され、イベント検出装置がイベン
トの発生を検出することでアクション位置のアクション
実施装置においてアクションを実施可能とし、前記アク
ション位置は空間的にいびつな範囲を指定可能なアクシ
ョン管理システムを提供する事を目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ホストに接続されたＤＢへ情報を登録可能とし、所
定の通信ネットワークを介して該ＤＢより端末装置へ情
報を出力可能とする情報管理システムにおいて、予め空
間を複数の単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一
の外の複数の単位区分にも分割しておき、情報提供者に
対して所望の空間的位置を含む情報を入力可能とする情
報入力手段と、入力された情報をＤＢへ登録可能とする
ＤＢ登録手段と、情報受給者に対して所望の空間的条件
を含む要求を入力可能とする要求入力手段と、入力され
た要求に応じて情報をＤＢより選択可能とするＤＢ検索
手段と、選択した情報を出力可能とする情報出力手段
と、空間的位置と空間的条件の少なくとも一方が入力さ
れると前記単位区分をより少なく組合せデータサイズを
少なくして表現する位置最適化手段を備え、更に該情報
管理システムの要部の稼動状況を計数する稼動状況計数
手段と、稼動状況を分析する稼動状況分析手段と、イベ
ントに基づいて稼動状況を出力する稼動状況出力手段を
備えている。

【００１２】また、前記稼動状況に基づいて課金情報を
演算する課金情報演算手段と、該課金情報に基づいて課
金可能としている。

【００１３】また、情報をＤＢへ登録し情報をＤＢより
出力する情報管理方法において、予め空間を複数の単位
区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数の単
位区分にも分割しておき、情報提供者に対して所望の空
間的位置を含む情報を入力させる情報入力段階と、入力
された情報をＤＢへ登録するＤＢ登録段階と、情報受給
者に対して所望の空間的条件を含む要求を入力させる要
求入力段階と、入力された要求に応じて情報をＤＢより
選択するＤＢ検索段階と、選択した情報を出力する情報
出力段階と、空間的位置と空間的条件の少なくとも一方
が入力されると前記単位区分をより少なく組合せデータ
サイズを少なくして表現する位置最適化段階を備え、更
に該情報管理方法の要部の稼動状況を計数する稼動状況
計数段階と、稼動状況を分析する稼動状況分析段階と、
イベントに基づいて稼動状況を出力する稼動状況出力段
階を備えている。

【００１４】また前記稼動状況に基づいて課金情報を演
算する課金情報演算段階と、該課金情報に基づいて課金
可能としている。

【００１５】また、コンピュータのＤＢに情報を登録可
能で登録された情報を選択可能とするための情報管理プ
ログラムにおいて、コンピュータを、予め空間を複数の
単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数
の単位区分にも分割しておき、入力された空間的位置を
含む情報をＤＢへ登録可能とするＤＢ登録手段と、入力
された空間的条件を含む要求に応じて情報をＤＢより選
択可能とするＤＢ検索手段と、空間的位置と空間的条件
の少なくとも一方が入力されると前記単位区分をより少
なく組合せデータサイズを少なくして表現する位置最適
化手段と、更に該情報管理システムの要部の稼動状況を
計数する稼動状況計数手段と、稼動状況を分析する稼動
状況分析手段と、イベントに基づいて稼動状況を出力す
る稼動状況出力手段として機能可能とする。

【００１６】また、前記稼動状況に基づいて課金情報を
演算する課金情報演算手段と、該課金情報に基づいて課
金可能とする手段を加えて機能可能とする。

【００１７】また、イベントの発生に基づいて実施する
アクションを管理するアクション管理システムにおい
て、ホストに接続されたＤＢへアクション情報を登録可
能とし、イベントの発生に基づいて、該ＤＢよりイベン
トに応じたアクションを選択し命令しアクションを実施
可能とするアクション管理システムについて、予め空間
を複数の単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一の
外の複数の単位区分にも分割しておき、情報提供者に対
して所望のアクション位置を含むアクション情報を入力
可能とする情報入力手段と、前記アクション位置を前記
単位区分をより少なく組合せデータサイズを少なくして
表現する位置最適化手段と、入力されたアクション情報
をＤＢへ登録可能とするＤＢ登録手段と、一方、イベン
トの発生を検出するイベント検出手段と、該ＤＢよりイ
ベントに応じたアクション情報を選択可能とするＤＢ検
索手段と、前記イベント検出手段から受領するイベント
の空間的位置に基づいて選択したアクション位置のアク
ション実施手段へアクション情報を送信しアクションを
命令するアクション命令手段とを備え、前記アクション
実施手段はアクション情報に基づいてアクションを実施
可能としている。

【００１８】また、イベントの発生に基づいて実施する
アクションを管理するアクション管理システムにおい
て、イベントの発生に基づいて、アクションを命令しア
クションを実施可能とするアクション管理システムにつ
いて、予め空間を複数の単位区分に分割し、更に空間を
少なくとも一の外の複数の単位区分にも分割しておき、
イベントの発生を検出するイベント検出手段と、前記イ
ベント検出手段から受領するイベントの空間的位置に基
づいてアクション位置を演算する位置演算手段と、前記
アクション位置を前記単位区分をより少なく組合せデー
タサイズを少なくして表現する位置最適化手段と、前記
アクション位置のアクション実施手段へ前記イベントに
応じたアクションを命令するアクション命令手段とを備
え、前記アクション実施手段はアクション情報に基づい
てアクションを実施可能としている。

【００１９】また、前記イベント検出手段の位置を前記
単位区分に基づいて階層式に管理している。よって、ア
クション管理装置において、各イベント検出手段よりイ
ベント情報を受領すると、簡易にイベント位置を情報位
置ＤＢと対応付け可能とし、結果的に容易にアクション
位置とも対応付け可能とし、容易にアクションを命令可
能としている。

【００２０】また、前記アクション実施手段の位置を前
記単位区分に基づいて階層式に管理している。よって、
アクション管理装置において、アクション実施手段の位
置を容易に情報位置ＤＢから選択したアクション位置と
対応付け可能とし、容易にアクションを命令可能として
いる。

【００２１】ところで前記情報は、基本的に情報内容と
情報位置により構成されており、前記空間的位置は情報
位置を意味しており、例えば店舗等の空間的な点も、道
路網、鉄道網等の線分も、また道路、鉄道等を徒歩、自
動車、鉄道を利用する事で店舗から移動可能な経路の集
合等の空間的な面も、入力可能である。

【００２２】前記要求は、基本的に要求内容と要求位置
により構成されており、前記空間的条件は要求位置を意
味しており、例えば情報受給者の所在地等の空間的な点
も、道路網、鉄道網等の線分も、また道路、鉄道等を徒
歩、自動車、鉄道を利用する事で店舗から移動可能な経
路の集合等の空間的な面も、入力可能である。

【００２３】また前記単位区分について、予め空間を複
数の単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の
複数の単位区分にも分割している。例えば、土地又は海
洋をそれぞれ市単位、丁目単位、番地単位の単位区分に
分割した二以上の地図レイヤ（層）より構成された単位
区分図及び単位区分ＤＢを用意し、また更に一部の単位
区分が河川や構造物によって分断されていれば該単位区
分を更に分割しておく。番地単位の複数の単位区分を組
合せる事で丁目単位の一の単位区分を表現でき、丁目単
位の複数の単位区分を組合せる事で市単位の一の単位区
分を表現できる。

【００２４】また本発明の情報管理システムについて、
図示されない情報入力促進手段又は情報入力促進段階に
おいて、情報提供者に対して、端末装置へ情報内容入力
画面を出力し情報内容の入力を促し、情報位置入力画面
を出力し情報位置の入力を促し、前記情報入力手段又は
情報入力段階において、端末装置より入力された情報は
メモリ等に一時保持される。また本発明の情報管理装置
について、図示されない情報入力促進手段又は情報入力
促進段階において、ディスプレイ等の出力部に情報内容
入力画面を出力し情報内容の入力を促し、情報位置入力
画面を出力し情報位置の入力を促し、前記情報入力手段
又は情報入力段階において、マウス等の入力部が用いら
れ情報が入力される。前記情報位置入力画面において、
所望の情報位置を簡便に入力可能とする為に、参照図を
出力可能とし、マウス等を用いて所望の情報位置を入力
可能とし、また情報位置を部分的に削除可能とし、簡便
に且つ詳細に表現可能とする。また、所望の住所、郵便
番号、情報の種別等を簡便に入力可能とする為に住所Ｄ
Ｂ、郵便番号ＤＢ、情報種別ＤＢ等の参照ＤＢより各一
覧表を出力可能とし、マウス等を用いて所望のデータを
選択可能とする。

【００２５】また本発明の情報管理システムについて、
図示されない要求入力促進手段又は要求入力促進段階に
おいて、情報受給者に対して、端末装置へ要求内容入力
画面を出力し要求内容の入力を促し、要求位置入力画面
を出力し要求位置の入力を促し、前記要求入力手段又は
要求入力段階において、端末装置より入力された要求は
メモリ等に一時保持される。また本発明の情報管理装置
について、前記要求入力促進手段又は要求入力促進段階
において、ディスプレイ等の出力部に要求内容入力画面
を出力し要求内容の入力を促し、要求位置入力画面を出
力し要求位置の入力を促し、前記要求入力手段又は要求
入力段階において、マウス等の入力部が用いられ要求が
入力される。前記要求位置入力画面において、所望の要
求位置を簡便に入力可能とする為に、参照図を出力可能
とし、マウス等を用いて所望の要求位置を入力可能と
し、また要求位置を部分的に削除可能とし、簡便に且つ
詳細に表現可能とする。また、所望の住所、郵便番号、
情報の種別等を簡便に入力可能とする為に住所ＤＢ、郵
便番号ＤＢ、情報種別ＤＢ等の参照ＤＢより各一覧表を
出力可能とし、マウス等を用いて所望のデータを選択可
能とする。

【００２６】また前記位置最適化手段又は位置最適化段
階について、空間的位置と空間的条件、即ち情報位置と
要求位置の少なくとも一方が入力されると前記単位区分
をより少なく組合せデータサイズを少なくして表現す
る。具体的には情報位置と要求位置の少なくとも一方が
入力されると、一の市が含まれていれば一のレコードで
表現し、更に一の丁目が含まれていれば一のレコードで
表現し、更に一の番地が含まれていれば一のレコードで
表現し、データサイズを最少に組合すべく分析して表現
する。例えば市単位の単位区分図及び単位区分ＤＢと、
道路に沿った所定の延長単位の単位区分図及び単位区分
ＤＢが用意されていれば、前記位置最適化手段又は位置
最適化段階において、情報位置と要求位置の少なくとも
一方が入力されると、市単位の単位区分と道路単位の単
位区分を少なく組合せる事で最適化を施し、選択された
市単位の単位区分と道路単位の単位区分が空間的に一部
が重複し得るが、該重複はＤＢ登録手段においてもＤＢ
検索手段においても問題ではない。また前記位置最適化
手段又は位置最適化段階において、情報位置と要求位置
の少なくとも一方を厳密に一致させて最適化できない場
合には、例えば面積計で数％以内の誤差を許容し近似し
て最適化を施す。また、情報位置と要求位置の少なくと
も一方を表現するレコード数を最大でｎに制限してお
き、厳密に一致可能であったとしても、レコード数をｎ
以内に抑える為に近似して最適化を施す。また前記位置
最適化手段又は位置最適化段階において、情報位置と要
求位置の少なくとも一方を前記単位区分を少なく組合せ
データサイズを最少に組合すべく分析して表現するので
あれば、具体的な処理方法は一に限定されない。

【００２７】また前記ＤＢ登録手段又はＤＢ登録段階に
おいて、入力された情報を情報ＤＢへ登録し、具体的に
は情報内容を情報内容ＤＢへ、情報位置を情報位置ＤＢ
へそれぞれ登録する。また前記ＤＢ登録手段又はＤＢ登
録段階において、入力された要求の少なくとも一部を情
報ＤＢへ登録可能とし、具体的には要求内容を情報内容
ＤＢへ、要求位置を情報位置ＤＢへそれぞれ登録可能と
している。登録された要求は、外の情報提供者に閲覧可
能に公開される。

【００２８】また、前記ＤＢ検索手段又はＤＢ検索段階
において、入力された要求を情報ＤＢと照合し、具体的
には、要求内容が入力されれば情報内容ＤＢと照合し要
求位置が入力されれば情報位置と照合し、前記情報出力
手段又は情報出力段階において、選択した情報を所定の
装置、例えば端末装置へ出力する。なお本発明のＤＢ検
索手段の特徴は、位置最適化手段により要求位置が複数
レコードで表現されていれば、各レコードについてそれ
ぞれ情報位置と照合し、それぞれの照合で選択された情
報を、場合によっては重複を除いた後に、所定の装置へ
出力する事である。そして前記情報のうち情報内容は住
所ＤＢ、郵便番号ＤＢ、情報種別ＤＢ等の参照ＤＢが参
照されて出力される。また情報位置について、前記情報
出力手段又は情報出力段階において、情報位置を地図表
示する為に、参照図を重ね合わせて出力可能とする。便
に入力可能とする為により各一覧表を出力可能とし、マ
ウス等を用いて所望のデータを選択可能とする。

【００２９】また本発明の情報管理システム、情報管理
装置及び情報管理方法について、情報提供者と情報受給
者の少なくとも一方を利用者として登録する利用者登録
手段又は利用者登録段階を備え、登録された利用者に対
して識別情報を付与可能とし、登録された利用者に対し
て課金する利用者課金手段又は利用者課金段階を備え、
金融機関サーバ等を介して利用料金を課金可能としてい
る。登録された利用者は以降、登録済みの情報の編集等
において個人を識別する為に識別情報の入力を促され
る。利用者登録手段は例えば、利用者が初めて情報を登
録する時に、情報登録手段と共に、具体的には情報登録
画面において利用者情報の入力を促す。また例えば、予
め登録された情報受給者と未登録の情報受給者において
受給可能とされた情報の質／量に差を付けている。利用
料金は例えば各利用者が有する銀行口座より一定期間毎
に引き落とされる。また利用者課金手段又は利用者課金
段階において、例えば利用の頻度に応じて利用料金を決
定し、また例えば登録される情報のデータサイズに応じ
て利用料金を決定する。具体的に、例えば情報位置を形
成するレコード数に応じて利用料金を決定する。また、
例えば登録される情報位置の面積に応じて利用料金を決
定する。こうする事で、情報提供者が制限なく膨大なデ
ータサイズの情報を登録する事を抑制できる。

【００３０】ところで、前記アクション管理システムに
おいて例えば、イベントが地震であり、イベント検出手
段が地震計であり、アクション実施手段がラジオ、テレ
ビ、携帯電話、その他の警報装置であり、アクションが
警報発信である場合に利用される。また例えば、イベン
トが河川の水位であり、イベント検出手段が水位計であ
り、アクション実施手段およびアクションは前記と同様
である場合に利用される。また例えば、イベントが所定
の商品の売れ行きであり、イベント検出手段がコンビニ
のレジ端末であり、アクション実施手段が同じくコンビ
ニのディスプレイ装置であり、アクションが仕入れ調整
命令である場合に利用される。

【００３１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施の
形態において図示された各装置は、本発明の要部を説明
したものであって、図示されていなくとも、公知のコン
ピュータが備える各部を、適宜、好適に具備している事
は勿論である。前記各部とは例えば、インターネット等
の通信ネットワークに接続する為のモデム等の通信部、
キーボード等の入力部、ディスプレイ等の出力部、デー
タを一時記録させるためのメモリ部、データを記録させ
るためのハードディスク等の記録部、各種演算を実行す
る為のＣＰＵ等の演算部である。また本発明の各技術に
おいて、所定の目的を達成するのであれば、具体的な処
理方法は一に限定されない。

【００３２】また基本的に各実施の形態において、情報
提供者より入力されるデータを情報と記載し、情報は基
本的に情報内容および情報位置により構成され、また情
報を受給する為に情報受給者より入力されるデータを要
求と記載し、要求は基本的に要求内容および要求位置に
より構成される。また一部の実施の形態において、情報
と要求の両方がＤＢへ登録可能とされる為、一部の図を
説明する際に、入力される情報位置と要求位置とを共通
して入力位置と記載し、入力される情報内容と要求内容
とを共通して入力内容と記載しており、情報と要求とも
ＤＢへ登録されれば共通して情報と記載し、具体的に情
報内容、情報位置と記載している。なお請求の範囲にお
いて、情報位置および要求位置が空間的なデータである
事を示す為に、情報位置を空間的位置と、要求位置を空
間的条件と記載している。

【００３３】まず本発明の第１の実施の形態について説
明する。第１図は第１の実施の形態における情報管理シ
ステムの構成図及び情報管理装置の要部ブロック図、第
２図は第１の実施の形態における参照ＤＢを説明する構
成例、第３図は第１の実施の形態における参照図、単位
区分図及び単位区分ＤＢを説明する構成例、第４図は第
１の実施の形態における情報ＤＢを構成する情報内容Ｄ
Ｂ及び情報位置ＤＢを説明する構成例、第５図は第１の
実施の形態における情報内容入力画面の実施例、第６図
は第１の実施の形態における情報位置入力画面の実施
例、第７図は第１の実施の形態における端末装置での情
報位置入力方法の実施例、第８図は第１の実施の形態に
おける位置最適化手段を説明する処理流れ図、第９図は
第１の実施の形態におけるＤＢ登録手段を説明する処理
流れ図、第１０図は第１の実施の形態におけるＤＢ検索
手段および情報出力手段を説明する処理流れ図、第１１
図は第１の実施の形態における情報出力画面の実施例、
第１２図は第１の実施の形態における情報出力画面の実
施例、第１３図は第１の実施の形態における情報管理シ
ステムで管理可能とする情報の応用例、第１４図は第１
の実施の形態における稼動状況計数手段、稼動状況分析
手段および稼動状況出力手段を説明する処理流れ図、第
１５図は第１の実施の形態における稼動状況の出力例で
ある。

【００３４】第１図において、情報管理装置１０は通信
部１１９により通信ネットワーク１１に接続され公開さ
れ、同じく各利用者の各端末装置１２も図示されない通
信部により通信ネットワーク１１に接続され情報管理装
置１０にアクセス可能とされている。情報管理装置１０
において、各利用者に参照可能とした参照図１０１と、
空間を複数の単位区分に分割した単位区分図１０２およ
び単位区分ＤＢ１０３と、情報の種別を分類したＤＢ等
の参照ＤＢ１０４と、入力された情報のうち情報内容を
登録する情報内容ＤＢ１０６および情報位置を登録する
情報位置ＤＢ１０７より構成される情報ＤＢ１０５を備
えている。前記各ＤＢについて、高速なレコードの検索
を可能とする為に適宜インデックスが作成されソートさ
れている。また、情報管理装置１０が備える各手段のう
ち空間的位置を含む情報の入出力に関わる各手段を情報
管理手段１１０と総称し、また、情報管理手段１１０お
よび、空間的位置を含む情報の入出力に関わる各図、Ｄ
Ｂを情報管理要部１００と総称する。

【００３５】情報管理装置１０において、利用者より要
求される事で図示されない情報入力促進手段により情報
入力画面を端末装置１２へ出力し情報の入力を促す。情
報入力画面は、情報位置を簡便に入力可能とする為に参
照図１０１の少なくとも一部を表示可能である。情報が
入力されると、情報入力手段１３２において情報をメモ
リ等に一時保持し、情報位置が入力されていれば位置最
適化手段１４３において情報位置を最適化し、ＤＢ登録
手段１３４においてそれぞれ情報内容を情報内容ＤＢ１
０６へ、情報位置を情報位置ＤＢ１０７へ登録し、図示
されないＤＢ登録通知手段において端末装置１２へ登録
が完了した事を通知し、同時に情報に固有の識別情報を
決定し通知する。以降利用者は、該識別情報を入力する
事で、登録済みの情報を書き換え可能とされる。

【００３６】また情報管理装置１０において、利用者よ
り要求される事で図示されない要求入力促進手段により
要求入力画面を端末装置１２へ出力し要求の入力を促
す。要求入力画面は、要求位置を簡便に入力可能とする
為に参照図１０１の少なくとも一部を表示可能である。
要求が入力されると、要求入力手段１４２において要求
をメモリ等に一時保持し、要求位置が入力されていれば
位置最適化手段１４３において要求位置を最適化し、Ｄ
Ｂ検索手段１４４において要求を情報ＤＢ１０５と照合
する事で情報を選択し、情報出力手段１４５において情
報を端末装置１２へ出力する。

【００３７】そして、稼動状況計数手段１１１が情報管
理手段１１０の要部が稼動した事を計数し、イベント手
段１１４がイベントを検出すると、稼動状況分析手段１
１２が稼動状況を分析し、稼動状況出力手段１１３が稼
動状況を出力部１１８、端末装置１２等の所定の装置へ
出力する。イベント手段１１４とは例えば、所定の時間
を計時する計時手段１１５、スイッチ等の入力部１１
７、又は端末装置１２からの外部要求を検出する外部要
求検出手段１１６である。例えば、外部要求検出手段１
１６が端末装置１２からの要求を検出したのであれば、
稼動状況出力手段１１３は通信部１１９および通信ネッ
トワーク１１を介して端末装置１２へ稼動状況を出力す
る。

【００３８】第２図の参照ＤＢについて、情報の種別を
登録した情報種別ＤＢ１２１と、郵便番号一覧を登録し
た郵便番号ＤＢ１２２と、住所一覧を登録した住所ＤＢ
１２３と、参照図に表示可能とした各アイコンを登録し
たアイコンＤＢ１２４と、各状況に対応したサウンドを
登録した効果ＤＢ１２５から構成されている。前記各Ｄ
Ｂは情報ＤＢ１０５と関連付けられている。

【００３９】第３図の参照図１０１について、一又は二
以上のレイヤより構成されており、単位区分図１０２に
ついて、単位区分レベル毎の区分１、区分２、〜区分ｎ
のレイヤにより構成されており、単位区分ＤＢ１０３に
おいて、前記単位区分図１０２と同様に、区分１〜ｎレ
ベルのフィールドを備えている。なお単位区分図１０２
の右側に示した表は、各単位区分と従来の行政界との関
係を示す為に表示したのであって、実際には単位区分Ｄ
Ｂ１０３に登録されていない。

【００４０】第４図の情報ＤＢを構成する情報内容ＤＢ
１０６及び情報位置ＤＢ１０７について、情報内容ＤＢ
１０６は情報位置ＤＢ１０７と関連付けられた情報ＩＤ
フィールドと、参照ＤＢ１０４のＫ個のＤＢがそれぞれ
関連付けられたｋ個の情報種別フィールドと、テキスト
形式で入力可能な付加内容フィールドより構成されてお
り、情報位置ＤＢ１０７は情報ＩＤフィールドと、単位
区分ＤＢ１０３と関連付けられたｎ個の単位区分レベル
フィールドより構成されている。例えば図において、情
報ＩＤ＝６８１０に登録された情報は、その情報内容は
情報内容ＤＢ１０６において１レコードで登録され、情
報位置は情報位置ＤＢ１０７において６レコードで表現
され登録されている。

【００４１】第５図において、情報内容入力画面１４１
は例えば利用者の要求に基づいて端末装置のディスプレ
イ部に表示され、利用者が情報の提供者名、情報の範疇
を入力する種別１、および種別１を更に細分化した種別
２、店舗等の位置を入力する拠点住所、定休日、特徴、
等を入力可能としている。また、図示されない要求内容
入力画面も同様に利用者の要求に基づいて端末装置のデ
ィスプレイ部に表示され、利用者が前記と同様の情報を
入力可能としている。なお、前記要求内容入力画面はほ
ぼ情報内容入力画面１４１と類似している為に図示を省
いた。

【００４２】第６図において、情報位置入力画面１４２
は例えば利用者の要求に基づいて端末装置のディスプレ
イ部に表示され、利用者が情報に関連付ける空間的位置
を郵便番号単位、行政区単位、所望の半径の円内に加え
て、図上でマウス等を用いて「いびつ」な範囲を入力可
能としている。また、図示されない要求位置入力画面も
同様に利用者の要求に基づいて端末装置のディスプレイ
部に表示され、利用者が前記と同様の空間的位置を入力
可能としている。なお、前記要求位置入力画面はほぼ情
報位置入力画面１４２と類似している為に図示を省い
た。

【００４３】第７図において、携帯電話等の端末装置１
４３はディスプレイ部１４４、アンテナ部１４５および
図示されないボタン部を備えている。端末装置１４３は
基本的に「いびつ」な範囲を入力可能とするマウス等の
入力部を備えていない為に、ボタンを用いて簡易的に
「いびつ」な範囲を入力可能とする必要がある。本実施
の形態において、各ボタンに拡大１４５、縮小１４６、
楕円横１４７、回転１４８、楕円縦１４９の機能を割当
て、各ボタンを適宜組み合わせ操作する事で簡易的に
「いびつ」な範囲を入力可能としている。

【００４４】第８図において、ベクトル形式で入力位置
が入力された入力位置図１３５と、入力位置ＤＢ１３
６、単位区分図１０２そして単位区分ＤＢ１０３を利用
する。まず、単位区分レベル変数ｍに０をセットしてお
き（１６１）、ｍに１を加算し（１６２）、単位区分図
１０２のｍレイヤをオープンし入力位置図１３５と照合
し（１６３）、入力位置図１３５に含まれる単位区分Ｓ
を検出する（１６４）間は単位区分Ｓに対応する単位区
分ＤＢ１０３のレコードＳ´を検出し入力位置ＤＢ１１
４にＳ´を追加し（１６５）、入力位置図１３５の入力
位置より単位区分Ｓに相当する領域を消去した（１６
６）後に前記処理１６３以降の各処理を繰り返す。そし
て前記処理１６４において、入力位置図１３５に含まれ
る単位区分Ｓを検出しない場合には、ｍがｎ以外である
間は、前記処理１６２以降の各処理を繰り返す。そし
て、前記処理１６７においてｍ＝ｎとなると、再び入力
位置図１３５をｎレイヤと照合し（１６８）、入力位置
図１３５に所定の割合以上含まれる単位区分Ｔを検出す
る（１６９）と、Ｔに対応する単位区分ＤＢ１０３のレ
コードＴ´を入力位置ＤＢ１３６に入力し（１７０）、
入力位置図１３５より単位区分Ｔ分を消去した（１７
１）後に前記処理１６８以降の各処理を繰り返す。そし
て前記処理１６９において、入力位置図１３５に所定の
割合以上含まれる単位区分Ｔを検出しない場合には、本
ループを出る。そして、ｍから１を減算し（１７２）、
前記各レコードＴ´のうち、ｍ項より下位の全ての項が
空白のＴ´について、順次、１〜ｍまでの値がＴ´と一
致する全てのレコードを検索し（１７３）、前記全ての
レコードがｍ−１レイヤの単位区分Ｕを形成する（１７
４）のであれば、前記全てのレコードの消去フラグに１
を入力し消去しＴ´のｍ項を空白にし（１７５）、該当
する全Ｔ´について前記処理１７３以降の各処理を繰り
返す。そして、ｍ＝１となるまで（１７７）、更に前記
処理１７２以降の各処理を繰り返し、最後に入力位置Ｄ
Ｂ１３６を更新し（１７８）、終了する。

【００４５】第９図において、入力位置ＤＢ１３６、入
力内容ＤＢ１３７、情報位置ＤＢ１０７そして情報内容
ＤＢ１０６を利用する。まず、情報位置ＤＢと情報内容
ＤＢを関連付ける為の情報ＩＤを必要に応じて生成し
（１８１）、入力内容ＤＢ１３７に入力があれば（１８
２）、入力内容ＤＢのデータを情報内容ＤＢ１０６に入
力し（１８３）、情報内容ＤＢを更新し入力内容ＤＢを
初期化し（１８４）する。そして、入力位置ＤＢ１３６
に入力があれば（１８５）、ループ変数ｉに１を入力し
（１８６）、入力位置ＤＢ１３６のレコードｉを情報位
置ＤＢ１０７に入力し（１８７）、ｉに１を加算し（１
８８）、入力位置ＤＢ１３６がＥＯＦになるまで（１８
９）、前記処理１８７以降の各処理を繰り返した後に、
情報位置ＤＢ１０７を更新し入力位置ＤＢ１３６を初期
化し（１９０）、終了する。

【００４６】第１０図において、入力内容が入力される
入力内容ＤＢ１１１と、入力位置が入力される入力位置
図１１３および入力位置ＤＢ１１４と、情報内容が登録
される情報内容ＤＢ１０６と、情報位置が登録される情
報位置ＤＢ１０７を利用する。まず、出力情報ＤＢ（１
３８、１３９）を初期化し（１９１）、情報出力ウイン
ドウを所定の装置へ出力し（１９２）、入力内容ＤＢ１
３７に入力が有れば（１９３）、入力内容ＤＢ１３７の
レコードを検索条件にセットし（１９４）、入力位置Ｄ
Ｂ１３６に入力が有れば（１９５）、ループ変数ｉに１
を入力し（１９６）、入力位置ＤＢ１３６のレコードｉ
を検索条件にセットし（１９７）、ｉに１を加算し（１
９８）、入力位置ＤＢ１３６がＥＯＦになるまで（１９
９）、前記処理１９７以降の各処理を繰り返す。そし
て、情報ＤＢ（１０６、１０７）を検索し（２００）、
検出した情報を出力情報ＤＢ（１３８、１３９）に入力
し（２０１）、出力情報ＤＢ（１３８、１３９）の内容
を参照ＤＢに関連付けて情報出力ウインドウへ出力する
（２０２）。

【００４７】なお、前記処理２００について、現実的で
具体的な検索方法は複数考えられる。それは例えば、Ｏ
Ｒ接続詞で検索条件を連結し、毎レコード毎に、全ての
検索条件と照合する方法である。また例えば、情報位置
ＤＢ１０７を単位区分レベル順にソートしておき、各検
索条件に基づきマルチタスクで個別に検索し、それぞれ
の検索結果からデータを利用者の要求順に出力する方法
である。後者の場合は、各検索条件に基づく検索を情報
位置ＤＢ１０７のＥＯＦまで実行せずとも、比較的迅速
に情報出力ウインドウへ検索結果を出力できる。

【００４８】第１１図において、一覧形式の情報出力画
面１５１は例えば利用者の要求に基づいて端末装置のデ
ィスプレイ部に表示され、利用者の要求に基づいた検索
結果が一覧表で出力される。利用者は、自宅周辺、職場
周辺、実家周辺、一時的滞在地、等の様々な空間的位置
の情報を要求する可能性があり、各条件における検索結
果をタブを選択する事で切り換え可能としている。また
検索結果は、更に利用者の要求によって、並べ変えボタ
ンを選択する事で、表示順を変更できる。また検索結果
より所望の情報を選択し、地図表示ボタンを選択する事
で、該情報を地図上で確認可能としている。また、利用
者が入力した空間的条件内において、検索結果の分布が
偏り過ぎていると判断した場合には、メッセージを表示
し、利用者に範囲再選択を勧めたり、地図上でその偏り
具合を表示可能としている。

【００４９】第１１図の地図表示ボタンを選択すると、
第１２図の地図形式の情報出力画面が表示される。検索
結果は地図上に認識し易い図式で表示され、地図上で所
望の検索結果を選択すると、更に詳細な情報を表示可能
としている。また本実施の形態の特徴として、検索結果
を地図上で更に空間的に絞り込み可能としている。

【００５０】第１３図において、一の範疇について、複
数の利用者から情報を受け付け、各情報を重ね合せる事
で管理可能としている。これは例えば、範疇が所定の方
言である場合に、従来の方言研究では複数の情報提供者
から居所等の点を位置として方言情報を受け付け、地図
上に各点をプロットしてゆき、点の密度で方言の分布を
表現する方法がみられるが、本発明において、情報提供
者によって空間的範囲が異なる情報もその空間的範囲と
共に管理可能とする。たとえば、ある情報提供者は所望
の「いびつ」な範囲と共に方言情報を提供できる。ま
ず、端末装置Ａ２０１から方言Ｐに関する情報２０４が
入力され、情報２０４には情報位置に加えて情報内容と
してその頻度＋３と図示されない年代等が含まれ、同様
に端末装置Ｂ２０２から方言Ｐに関する情報２０５が入
力され、情報２０５には情報位置に加えて情報内容とし
てその頻度＋１と図示されない年代等が含まれ、同様に
端末装置Ｃ２０３から方言Ｐに関する情報２０６が入力
され、情報２０６には情報位置に加えて情報内容として
その頻度―２と図示されない年代等が含まれる。頻度―
２とは、前記情報位置において方言Ｐが話されないとい
う確度である。そして、位置最適化手段１４３がそれぞ
れ入力された情報のうち各情報位置を最適化し、情報２
０４を情報２０７に変換し、同様に情報２０５を情報２
０８に、情報２０６を情報２０９にそれぞれ変換する。
そして、各情報のうち情報位置を情報位置ＤＢに登録す
る為に、再び位置最適化手段２１０が各情報と情報ＤＢ
１０７に登録された同一の範疇の情報とを照合し最適化
を施し、ＤＢ登録手段１３４が各情報のうちそれぞれ情
報位置を情報位置ＤＢ１０７へ、情報内容を情報内容Ｄ
Ｂ１０６へ登録する。情報位置ＤＢ１０７に登録された
方言情報は、例えば情報出力例２１１の様に出力可能と
し、Ｚ軸の得点で所定のしきい値以上の空間的範囲を方
言の実質的な範囲と見なし一般に公開する事も可能であ
る。図においてＺ軸の得点がマイナスとされているの
は、該方言が話されていると主張する情報提供者と話さ
れていないとする情報提供者が意見をせめぎ合わせた結
果、話されていないと見なされる位置である。

【００５１】第１４図において、情報管理手段の要部が
稼動した事を検出すると（２２１）、該稼動を入力内容
１３７、入力位置１３６等を参照ＤＢ１０４、契約者Ｄ
Ｂ２３１および図示されない参照図等と参照する事で分
類して稼動状況を計数し（２２２）、計時手段、外部要
求検出手段等によりイベントが発生すると（２２３）、
一定期間保持した稼動状況を分析し（２２４）、端末装
置１２、出力部１１８への出力要求があれば（２２
５）、稼動状況を出力する（２２６）。そして、システ
ム終了要求があるまで（２２７）、前記各手段を繰り返
す。

【００５２】第１５図において、稼動状況出力手段で出
力される図表の一例を示している。（ａ）は高い情報提
供率を示す順のランキング表、（ｂ）は情報管理システ
ム全体又は一部の情報における稼動の時間的推移、
（ｃ）は一部の利用者における情報の受給数の範疇別レ
ーダー図、そして（ｄ）は一部の情報における地域別の
要求度を示す円グラフである。なお、稼動状況は示した
各図以外の形式でも出力可能である。

【００５３】次に本発明の第２の実施の形態について説
明する。第１６図は第２の実施の形態における情報管理
システムの構成図及び情報管理装置の要部ブロック図、
第１７図は第２の実施の形態における各稼動状況ＤＢの
を説明する構成例である。

【００５４】第１６図において、情報管理装置３００は
通信部３４８により通信ネットワーク３０１に接続され
公開され、同じく各利用者の各端末装置３０２も図示さ
れない通信部により通信ネットワーク３０１に接続され
情報管理装置３０１にアクセス可能とされている。情報
管理装置３０１において、各利用者に参照可能とした参
照図３１０と、空間を複数の単位区分に分割した単位区
分図３０９および単位区分ＤＢ３０８と、情報の種別を
分類したＤＢ等の参照ＤＢ３１１と、入力された情報の
うち情報内容を登録する情報内容ＤＢ３０６および情報
位置を登録する情報位置ＤＢ３０７より構成される情報
ＤＢ３０５を備えている。前記各ＤＢについて、高速な
レコードの検索を可能とする為に適宜インデックスが作
成されソートされている。また、情報管理装置１０が備
える各手段のうち空間的位置を含む情報の入出力に関わ
る各手段を情報管理手段３０４と総称し、また、情報管
理手段３０４および、空間的位置を含む情報の入出力に
関わる各図、ＤＢを情報管理要部３０３と総称する。

【００５５】情報管理装置３０１において、利用者より
要求される事で図示されない情報入力促進手段により情
報入力画面を端末装置３０２へ出力し情報の入力を促
す。情報入力画面は、情報位置を簡便に入力可能とする
為に参照図３１０の少なくとも一部を表示可能である。
情報が入力されると、情報入力手段３２１において情報
をメモリ等に一時保持し、情報位置が入力されていれば
図示されない位置最適化手段において情報位置を最適化
し、ＤＢ登録手段３２２においてそれぞれ情報内容を情
報内容ＤＢ３０６へ、情報位置を情報位置ＤＢ３０７へ
登録し、図示されないＤＢ登録通知手段において端末装
置３０２へ登録が完了した事を通知し、同時に情報に固
有の識別情報を決定し通知する。以降利用者は、該識別
情報を入力する事で、登録済みの情報を書き換え可能と
される。

【００５６】また情報管理装置３００において、利用者
より要求される事で図示されない要求入力促進手段によ
り要求入力画面を端末装置３０２へ出力し要求の入力を
促す。要求入力画面は、要求位置を簡便に入力可能とす
る為に参照図３１０の少なくとも一部を表示可能であ
る。要求が入力されると、要求入力手段３２３において
要求をメモリ等に一時保持し、要求位置が入力されてい
れば図示されない位置最適化手段において要求位置を最
適化し、図示されないＤＢ検索手段において要求を情報
ＤＢ３０５と照合する事で情報を選択し、情報出力手段
３２４において情報を端末装置３０２へ出力する。

【００５７】そして、稼動状況計数手段３３１が情報管
理手段３０４の要部が稼動した事を計数し、計時手段Ａ
３３６が所定の時間を計時すると、稼動状況分析手段Ａ
３３２が稼動状況を分析し、稼動状況登録手段Ａ３３が
稼動状況を稼動状況ＤＢＡ３１３に登録する。また、計
時手段Ｂ３３７が所定の時間を計時すると、稼動状況分
析手段Ｂ３３４が情報ＤＢ３０５の稼動状況を分析し、
稼動状況登録手段Ｂ３３５が稼動状況を稼動状況ＤＢＢ
３１４に登録する。稼動状況ＤＢＡおよび稼動状況ＤＢ
Ｂには、情報管理システムのバージョンアップ等の参考
に管理者等の一部の者のみに閲覧を許される情報も含ま
れている為、直接は一般に公開されない。そこで、計時
手段Ｃ３４６が所定の時間を計時すると、稼動状況分析
手段Ｃ３４４が稼動状況ＤＢＡ３１３および稼動状況Ｄ
ＢＢ３１４から公開可能な情報を抽出し公開に好適な形
式に加工した後に、稼動情報登録手段Ｃ３４５が稼動状
況ＤＢＣ３１５に登録する。稼動状況ＤＢＣは例えば、
ＨＴＭＬ形式で登録されており、稼動状況公開手段３４
７が通信ネットワーク３０１を介して端末装置３０２に
対して出力可能とする。また一方で、稼動状況ＤＢＡ３
１３および稼動状況ＤＢＢ３１４に登録された稼動状況
は該システムのバージョンアップ等の目的で、該システ
ムの管理者等の要求に基づいて出力可能とされている。
具体的に、計時手段Ｄ３３９、入力部３４０等のイベン
ト手段３３８がイベントを検出すると、出力許可判定手
段３４１が許可された要求である事を判定した後に、稼
動状況出力手段３４２が稼動状況を出力部３４３に出力
する。

【００５８】第１７図において、稼動状況ＤＢＡ３１３
には、契約者ＤＢ３１２に基づき契約者毎の利用頻度が
登録され、稼動状況ＤＢＢ３１４には、情報ＤＢ３０５
に登録された各情報を受給した利用者の総数および空間
的分布が登録されている。図において、二重丸が店舗等
の情報拠点、実線で示された「いびつ」な範囲が該情報
拠点が情報提供を要求する空間的範囲、白丸は該情報拠
点からの情報を望まない各利用者の居所、黒丸は該情報
拠点からの情報を望む各利用者の居所を示している。こ
れによって、情報拠点の管理者、例えば店舗経営者は、
情報提供の範囲を好適に修正可能とし、無駄な費用を情
報管理システムの管理者に支払わずに済ませられる。ま
た、稼動状況ＤＢＣ３１５において、稼動状況ＤＢＡ３
１３および稼動状況ＤＢＢ３１４の情報を一般に公開可
能に加工し、登録し、公開している。

【００５９】次に本発明の第３の実施の形態について説
明する。第１８図は第３の実施の形態における情報管理
システムの構成図及び情報管理装置の要部ブロック図で
ある。

【００６０】第１８図において、情報管理装置４００は
図示されない通信部により図示されない通信ネットワー
クに接続され、課金管理装置４０１も図示されない通信
部により同じく図示されない通信ネットワークに接続さ
れ、金融機関サーバ４０２も図示されない通信部により
図示されない通信ネットワークに接続され、同じく各利
用者の各端末装置４０３も図示されない通信部により図
示されない通信ネットワークに接続され情報管理装置４
００にアクセス可能とされている。情報管理装置４００
において、前記各実施の形態と同様の各図、ＤＢおよび
各手段を備えているが、本図において便宜上、情報ＤＢ
４１２、情報内容ＤＢ４１３、情報位置ＤＢ４１４、情
報管理手段４１１のみ示した。本実施の形態の特徴は、
稼動状況計数手段４１５を備える情報管理装置４００
と、各稼動状況ＤＢを備える課金管理装置４０１とを分
離した事で、１の課金管理装置４０１が複数の情報管理
装置４００の稼動状況を管理可能とした点、更に、課金
管理装置４０１が課金に関する各手段およびＤＢを備え
る事で、金融機関サーバ４０２と連携して、課金可能と
した点にある。

【００６１】稼動状況計数手段４１５が情報管理手段４
１１の要部が稼動した事を計数し、計時手段Ａ４２０が
所定の時間を計時すると、稼動状況分析手段Ａ４１６が
稼動状況を分析し、稼動状況通知手段Ａ４１７が稼動状
況を通知し、稼動状況受領手段Ａ４２２が稼動状況を受
領すると、稼動状況登録手段Ａ４２３が稼動状況を稼動
状況ＤＢＡ４２６に登録する。また、計時手段Ｂ４２１
が所定の時間を計時すると、稼動状況分析手段Ｂ４１８
が情報ＤＢ４１２の稼動状況を分析し、稼動状況通知手
段Ｂ４１９が稼動状況を通知し、稼動状況受領手段Ｂ４
２４が稼動状況を受領すると、稼動状況登録手段Ｂ４２
５が稼動状況を稼動状況ＤＢＢ４２７に登録する。そし
て、稼動状況ＤＢＡ４２６の稼動情報に基づいて課金情
報演算手段Ａ４２８が課金情報を演算し、課金情報登録
手段Ａ４２９が課金情報を課金ＤＢ４３２に登録する。
また、稼動状況ＤＢＢ４２７の稼動情報に基づいて課金
情報演算手段Ｂ４３０が課金情報を演算し、課金情報登
録手段Ｂ４３１が課金情報を課金ＤＢ４３２に登録す
る。そして、計時手段Ｃ４３７が所定の時間を計時する
と、課金依頼手段４３６が各契約者の口座を管理してい
る各金融機関サーバ４０２に対して課金を依頼し、各金
融機関サーバ４０２より課金完了の通知を受領すると、
課金情報更新手段４３８が課金ＤＢ４３２を更新して課
金処理を終了する。また、外部要求検出手段４３３が外
部より課金情報の要求を検出すると、出力許可判定手段
４３４が出力を許可した後に、課金情報出力手段が要求
された端末装置４０３へ課金情報を出力する。

【００６２】各金融機関サーバ４０２において、課金管
理装置４０１から課金を依頼されると、計時手段Ｄ４４
４が所定の時間を計時した後に、課金予定通知手段４４
１が契約者に対して課金予定を通知し、計時手段Ｅ４４
５が所定の時間を計時した後に、課金処理手段４４２が
口座ＤＢに対して課金処理を施し、課金完了通知手段４
４６が課金管理装置へ要求された課金が完了した事を通
知する。

【００６３】次に本発明の第４の実施の形態について説
明する。第１９図は第４の実施の形態における情報管理
システムの構成図及び情報管理装置の要部ブロック図で
ある。

【００６４】第１９図において、情報管理装置５００は
図示されない通信部により図示されない通信ネットワー
クに接続され、課金管理装置５０１も図示されない通信
部により同じく図示されない通信ネットワークに接続さ
れ、金融機関サーバ５０２も図示されない通信部により
図示されない通信ネットワークに接続され、同じく各利
用者の各端末装置５０３も図示されない通信部により図
示されない通信ネットワークに接続され情報管理装置５
００にアクセス可能とされている。情報管理装置５００
において、前記各実施の形態と同様の各図、ＤＢおよび
各手段を備えているが、本図において便宜上、情報ＤＢ
５１２、情報内容ＤＢ５１３、情報位置ＤＢ５１４、情
報管理手段５１１のみ示した。本実施の形態は第３の実
施の形態に更に特徴を加えたものであって、該特徴は第
３の実施の形態の特徴に加えて、各端末装置５０３に情
報管理装置５００の利用状況を計数する利用状況計数手
段５３２と、利用状況を課金管理装置５０１に対して通
知する利用状況通知手段５３３を備える事で、各情報管
理装置５００から通知される稼働状況と、各端末装置５
０３から通知される利用状況を照合して各情報管理装置
５００の稼働状況を正確なものとし以後の課金処理に反
映可能とした点にある。

【００６５】稼動状況計数手段５１５が情報管理手段５
１１の要部が稼動した事を計数し、計時手段Ａ５２０が
所定の時間を計時すると、稼動状況分析手段Ａ５１６が
稼動状況を分析し、稼動状況通知手段Ａ５１７が稼動状
況を通知し、稼動状況受領手段Ａ５２２が稼動状況を受
領すると、稼動状況登録手段Ａ５２３が稼動状況を稼動
状況ＤＢＡ５２６に登録する。また、計時手段Ｂ５２１
が所定の時間を計時すると、稼動状況分析手段Ｂ５１８
が情報ＤＢ５１２の稼動状況を分析し、稼動状況通知手
段Ｂ５１９が稼動状況を通知し、稼動状況受領手段Ｂ５
２４が稼動状況を受領すると、稼動状況登録手段Ｂ５２
５が稼動状況を稼動状況ＤＢＢ５２７に登録する。

【００６６】一方、各端末装置５０３において、情報管
理装置５００を利用する毎に利用状況計数手段５３２が
その利用状況を計数し、利用状況通知手段５３３が利用
状況を課金管理装置５０１に対して通知し、利用状況受
領手段５３４が利用状況を受領するとそれを保持してお
き、計時手段Ｆ５３５が所定の時間を計時すると、利用
状況登録手段５３６が保持しておいた利用状況を利用状
況ＤＢ５３７に登録する。そして、稼働状況補正手段５
２８が稼働状況ＤＢＡ２６および稼働状況ＤＢＢ５２７
に登録された稼働状況と利用状況ＤＢ５３７に登録され
た利用状況を照合し、課金情報演算手段５３８が課金情
報を演算し、課金情報登録手段５３９が課金ＤＢ５４０
に課金情報を登録する。一方、差異検出手段５２９が、
稼働状況補正手段５２８において稼働状況と利用状況と
の間に発生した差異を検出し、差異出力手段５３０が出
力部５３１に差異情報を出力し、システムの管理者に注
意を喚起する。

【００６７】そして、計時手段Ｃ５４２が所定の時間を
計時すると、課金依頼手段５４１が各契約者の口座を管
理している各金融機関サーバ５０２に対して課金を依頼
し、各金融機関サーバ５０２より課金完了の通知を受領
すると、課金情報更新手段５４３が課金ＤＢ５４０を更
新して課金処理を終了する。

【００６８】各金融機関サーバ４０２において、課金管
理装置４０１から課金を依頼されると、計時手段Ｄ４４
４が所定の時間を計時した後に、課金予定通知手段４４
１が契約者に対して課金予定を通知し、計時手段Ｅ４４
５が所定の時間を計時した後に、課金処理手段４４２が
口座ＤＢに対して課金処理を施し、課金完了通知手段４
４６が課金管理装置へ要求された課金が完了した事を通
知する。

【００６９】次に本発明の第５の実施の形態について説
明する。第２０図は第５の実施の形態におけるアクショ
ン管理システムの要部ブロック図、第２１図は第５の実
施の形態におけるアクション管理システムの構成図、第
２２図は第５の実施の形態における各図、ＤＢを説明す
る構成例、第２３図は第５の実施の形態におけるアクシ
ョン管理装置の要部を説明する処理流れ図、第２４図は
第５の実施の形態におけるアクション管理装置の要部を
説明する処理流れ図である。

【００７０】第２０図において、イベントに対応付けら
れたアクション情報６２７の入力要求があると、情報入
力手段６１１が該アクション情報６２７を入力する。ア
クション情報６２７は、基本的にアクション位置および
アクション内容より構成されている。そして、位置最適
化手段６１２が、単位区分図６２０および単位区分ＤＢ
６１８と照合する事でアクション位置を最適化し、ＤＢ
登録手段６１３がアクション位置を情報位置ＤＢ６１０
へ、アクション内容を情報内容ＤＢ６０９へそれぞれ登
録しておく。

【００７１】そして、１又は２以上のイベント検出手段
６２１がイベントの発生を検出すると、イベントの報を
通知し、ＤＢ検索手段６１４が該イベント情報に基づい
て情報位置ＤＢ６１０および情報内容ＤＢ６０９を検索
し、アクション命令手段が、アクション実施手段位置Ｄ
Ｂ６１６からアクション位置内のアクション実施手段を
選択した後に、選択したアクション実施手段がアクショ
ンを実施可能にアクションを命令する。なお、アクショ
ン命令は、アクションを命令するアクション実施手段の
位置情報と、例えば電源オン、計測開始、警告発信等の
アクション内容により構成されている。１又は２以上の
アクション実施手段は、階層式に管理されており、具体
的には、アクション実施手段の位置は単位区分図６２０
および単位区分ＤＢ６１８と照合する事で、最適な単位
区分が選択されその位置情報として登録されている。

【００７２】第２１図において、アクション管理システ
ムは、イベント検出手段を備えた複数のイベント検出装
置（６０１〜６０３）が通信ネットワーク６０４に接続
され、アクション管理装置６００は通信ネットワーク６
０４に接続され更に通信ネットワーク６０５に接続さ
れ、アクション実施手段を備えたアクション実施装置
（６０６〜６０８）も通信ネットワーク６０５に接続さ
れ、構成されている。アクション管理装置６００はイベ
ント管理装置（６０１〜６０３）からのイベント情報を
受領可能そされ、アクション管理装置６００に対してア
クションを実施可能にアクション命令を送信可能とされ
ている。

【００７３】第２２図において、アクション実施手段位
置ＤＢ６１６、参照ＤＢ６１９、単位区分ＤＢ６１８、
単位区分図６２０、参照図６１９、情報内容ＤＢ６０
９、情報位置ＤＢ６１０がそれぞれＩＤ等によって関連
付けられている。

【００７４】第２３図において、情報入力手段６１１が
参照ＤＢ６１７、参照図６１９等が参照された情報６３
０を受領すると、位置最適化手段６１２が単位区分ＤＢ
６１８、単位区分図６２０等と照合する事で情報位置を
最適化６３１し、ＤＢ登録手段がそれぞれ情報内容を情
報内容ＤＢ６０９へ、情報位置を情報位置ＤＢ６１０へ
登録する。

【００７５】第２４図において、イベント検出手段６２
１がイベントを検出すると、イベント位置（＝イベント
検出手段の位置）およびイベント内容を通知し（６３
６）、ＤＢ検索手段が情報内容ＤＢ６０９および情報位
置ＤＢ６１０と照合する事で対応するアクション情報を
選択し（６３７）、アクション命令手段がアクション実
施手段位置ＤＢ６１６からアクション位置内のアクショ
ン実施手段を選択し（６３８）、選択したアクション実
施手段へアクションを命令する。なお、イベント実施手
段の位置を示す図において、イベント実施手段の位置は
三角形で表現されており、また、アクション実施手段の
位置を示す図６３９において、アクション実施手段の位
置は白丸で示されており、アクション位置は、実線の枠
で描かれている。

【００７６】次に本発明の第６の実施の形態について説
明する。第２５図は第６の実施の形態におけるアクショ
ン管理システムの構成図及びアクション管理装置の要部
ブロック図、第２６図は第６の実施の形態における各
図、ＤＢを説明する構成例、第２７図は第６の実施の形
態におけるアクション管理装置の要部を説明する処理流
れ図、第２８図は第６の実施の形態における位置重合手
段を説明する概念図、第２９図は第６の実施の形態にお
けるアクション実施手段および中継手段を説明する処理
流れ図である。

【００７７】第２０図において、イベントに対応付けら
れたアクション情報７０９の入力要求があると、情報入
力手段７５１が該アクション情報７０９を入力する。ア
クション情報７０９は、基本的にアクション位置および
アクション内容より構成されている。そして、位置演算
手段７５２が空間性状ＤＢ７４２および空間性状図７４
６と照合する事で、アクション位置を演算する。空間性
状図７４６および空間性状ＤＢ７４２は、例えば土地の
性状情報が登録されており、例えば有限要素法における
メッシュ情報が空間性状図７４６に、各メッシュ又は交
点の演算係数が空間性状ＤＢ７４２に登録されている。
しかし、アクション位置を演算する演算式は有限要素法
に限られない為、空間性状図７４６および空間性状ＤＢ
７４２は演算方法に応じて適宜変更される。そして、位
置最適化手段７５３が、単位区分図７４７および単位区
分ＤＢ７４３と照合する事でアクション位置を最適化
し、ＤＢ登録手段７５４がアクション位置を情報位置Ｄ
Ｂ７４８へ、アクション内容を情報内容ＤＢ７４９へそ
れぞれ登録しておく。

【００７８】イベント検出装置７０１は移動端末であっ
て、計時手段Ａ７０４が所定の時間を計時する毎に、発
信手段Ａ７０５が発信し、アクション管理装置におい
て、追跡手段Ａ７５６が前記発信を受信しイベント検出
手段の位置をイベント検出手段位置ＤＢ７５７に登録す
る。イベント検出手段位置ＤＢ７５７には、移動端末以
外に固定端末の位置情報も登録されており、図において
固定端末であるイベント検出手段７０６の位置情報は予
め登録されている。

【００７９】そして、１又は２以上のイベント検出手段
（７０１、７０６）がイベントの発生を検出すると、イ
ベントの情報を通知し、イベント位置検索手段７６１が
イベント検出手段位置ＤＢ７５７を検索しイベント検出
手段の位置を取得し、イベント内容検索手段７６２がイ
ベント内容参照ＤＢ７５８を検索しイベント内容を取得
し、ＤＢ検索手段７６３が該イベント情報に基づいて情
報位置ＤＢ７４８および情報内容ＤＢ７４９を検索し、
位置重合手段７６４が各アクション位置を重ね合わせ、
位置最適化手段７６５が重ね合わせたアクション位置を
最適化し、アクション命令手段が、アクション位置に対
してアクションを命令する。なお、アクション命令は、
アクションを命令するアクション位置と、例えば電源オ
ン、計測開始、警告発信等のアクション内容により構成
されている。

【００８０】各アクション実施手段（７３６〜７３８）
は、階層式に管理されており、具体的には、アクション
位置の１０の位の値に基づいてアクション命令を中継す
る中継手段（７１６〜７１８）を備えた中継装置（７１
０〜７１２）と、アクション位置の１の位の値に基づい
てアクション命令を中継する中継手段（７２６〜７２
９）を備えた中継装置（７２１〜７２３）等を介してア
クション管理装置７０と接続されている。アクション実
施手段の位置は単位区分図７４７および単位区分ＤＢ７
４３と照合する事で、最適な単位区分が登録されてい
る。また、中継装置７１２や中継装置７２２など一部の
中継装置はそれ自信がアクション実施手段（７１９、７
２８）を備えているものもある。そして、例えば中継装
置７１２が３００番台のアクション命令を中継するので
あれば、アクション実施手段７１９の位置は「３００」
と登録されており、「３００」と入力されたアクション
命令を受領すると、該アクション実施手段７１９がアク
ションを実施する。

【００８１】第２６図において、イベント検出手段位置
ＤＢ７５７、イベント内容参照ＤＢ７５８、参照ＤＢ７
４１、空間性状ＤＢ７４２、単位区分図７４７、空間性
状図７４６、参照図７４５、単位区分ＤＢ７４３、情報
内容ＤＢ７４９、情報位置ＤＢ７４８がそれぞれＩＤ等
によって関連付けられている。空間性状図７４６におい
て、イベントに基づくアクション位置を演算するため
に、有限要素法に利用されるメッシュ図が用意され、空
間性状ＤＢ７４２において各メッシュ又は各交点の演算
係数が登録されている。

【００８２】第２７図において、情報入力手段７５１が
情報７５７を受領すると、位置演算手段７５２が空間性
状ＤＢ７４２および空間性状図７４６と照合する事でア
クション位置を演算し（７５８）、位置最適化手段７５
３がアクション位置を最適化し（７５９）、ＤＢ登録手
段７５４がアクション位置を情報位置ＤＢ７４８へ、ア
クション内容を情報内容ＤＢ７４９へそれぞれ登録す
る。

【００８３】第２８図において、位置重合手段７６４が
各イベント検出手段からのイベント情報に基づくアクシ
ョン位置７７１を重ね合わせ、一のアクション位置７７
２に統合する。

【００８４】第２９図において、アクション命令を受領
すると（７８１）、アクション内容及びアクション位置
をメモリ部に保持し（７８２）、アクション位置は本中
継装置内のアクション実施手段の位置を含む場合（７８
３）は、該アクション実施手段においてアクションを実
施し（７８４）、アクション命令を振り分ける位を変数
Ｘに入力し（７８５）、アクション位置のＸの位の数値
が空白以外であれば（７８６）、アクション位置のアク
ション実施手段へ命令を送信し（７８８）、全てのアク
ション位置への送信が終了する（７８９）まで前記手段
（７８８）を繰り返す。一方、前記手段（７８６）にお
いて、アクション位置のＸの位の数値が空白であれば、
該中継装置に接続された全てのアクション実施手段へア
クション命令を送信する（７８７）。

【００８５】次に本発明の第７の実施の形態について説
明する。第３０図は第７の実施の形態におけるアクショ
ン管理システムの構成図及びアクション管理装置の要部
ブロック図である。

【００８６】第３０図において、端末装置８５０は移動
端末であって、計時手段８５４が所定の時間を計時する
毎に、発信手段８５５が発信し、アクション管理装置に
おいて、追跡手段８０８が前記発信を受信し端末装置の
位置を端末装置位置ＤＢ８０９に登録する。本実施の形
態において、端末装置８５０は例えば携帯電話であり、
アクション管理装置は、携帯電話ネットワークの移動通
信交換機であり、端末装置位置ＤＢ８０９は各端末装置
の位置を追跡し登録するロケーションレジスタである。
同時に携帯電話８５０がイベント検出手段８５２および
アクション実施手段８５１を備えている。

【００８７】端末装置８５０のイベント検出手段８５２
がイベントの発生を検出すると、イベント通知手段８５
３がイベント情報を通知し、イベント位置検索手段８０
１が端末装置位置ＤＢ８０９を検索し端末装置８５０の
位置を取得し、イベント内容検索手段８０２がイベント
内容参照ＤＢ８１８を検索しイベント内容を取得し、イ
ベント情報収集手段８０３が各端末装置からのイベント
情報をイベント内容ＤＢ８１９およびイベント位置図８
１６に登録しておく。そして、収集したイベント情報が
所定の条件に達すると、位置演算手段８０４が空間性状
図８１２および空間性状ＤＢ８１１を参照してアクショ
ン位置を演算し、位置最適化手段８０５がアクション位
置を最適化し、アクション内容検索手段がアクション内
容参照ＤＢ８２０を検索しアクション内容を選択し、ア
クション命令手段がアクション位置ＤＢに基づいてアク
ション命令を送信する。アクション位置は個別の端末装
置の位置を登録してはおらず、最適化されたアクション
位置をそのまま送信するのであって、各中継装置、各端
末装置とも、該アクション命令を受けて中継可能とし、
アクションを実施可能としている。

【００８８】各中継装置および各端末装置は、階層式に
管理されており、具体的に、中継手段（８３６〜８３
８）を備える中継装置（８３１〜８３３）は、アクショ
ン位置のうち１０の位の値を判定してアクション命令を
中継するものであり、中継手段（８４６〜８４７）を備
える中継装置（８４１〜８４２）は、アクション位置の
うち１の位の値を判定してアクション命令を中継するも
のである。アクション実施手段の位置は単位区分図８１
４および単位区分ＤＢ８１３と照合する事で、最適な単
位区分が登録されている。

【００８９】次に本発明の第８の実施の形態について説
明する。第３１図は第８の実施の形態におけるアクショ
ン管理システムの構成図及びアクション管理装置の要部
ブロック図である。

【００９０】第３１図において、複数のイベント検出装
置（９２１〜９２３）と、アクション管理装置９００
と、移動端末管理装置９３０と、移動端末９４０と、固
定端末管理装置９５０と、固定端末（９７１、９７２）
と、中継装置（９６１、９６２）は、１又は２以上の図
示されない通信ネットワークにより接０続されている。
本実施の形態は、前記第７の実施の形態に類似してお
り、第７の実施の形態の特徴に加えて、アクション実施
手段を携帯電話等の移動通信システムと固定電話等の固
定通信システムという複数備えた点である。よって、移
動端末管理装置において、位置最適化手段９３１、単位
区分図９３５および単位区分ＤＢ９３４を備え、また固
定端末管理装置において、位置最適化手段９５１、単位
区分図９５７および単位区分ＤＢ９５６を備えている。
移動通信端末管理装置９３０における移動端末位置ＤＢ
は、例えば携帯電話システムのロケーションレジスタで
ある。

【００９１】

【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。

【００９２】所定の通信ネットワークを介してホストに
接続されたＤＢへ端末装置より空間的位置に関連付けて
情報を登録可能で、空間的条件を手がかりに要求される
事で前記情報の少なくとも一部を端末装置へ出力可能な
情報管理システムを提供でき、特に前記空間的位置と空
間的条件の少なくとも一方は空間的にいびつな範囲を指
定可能であって、ＤＢ検索時間が登録される情報の量に
ほとんど影響されず、簡便に利用可能な情報管理システ
ムを提供できる。

【００９３】そして、該情報管理システムの要部の稼動
状況を計数する稼動状況計数手段と、稼動状況を分析す
る稼動状況分析手段と、イベントに基づいて稼動状況を
出力する稼動状況出力手段を備える事で利用頻度の高い
／低い地域、提供頻度の高い／低い情報、等を分析可能
とし、利用頻度、提供頻度等の情報をホストおよびＤＢ
を分散させる、通信回線の帯域を広げる、等の検討に利
用可能とする。稼動状況の情報はまた、情報提供者およ
び又は情報受給者への詳細な課金を可能とする。

【００９４】また本発明は、イベントの発生に基づいて
実施するアクションを管理するアクション管理装置を提
供可能とし、特に所定の通信ネットワークを介してイベ
ント検出装置、アクション実施装置そしてアクション管
理装置が接続され、イベント検出装置がイベントの発生
を検出することでアクション位置のアクション実施装置
においてアクションを実施可能とし、前記アクション位
置は空間的にいびつな範囲を指定可能なアクション管理
システムを提供する事を可能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施の形態における情報管理システムの
構成図及び情報管理装置の要部ブロック図である。

【図２】第１の実施の形態における参照ＤＢを説明する
構成例である。

【図３】第１の実施の形態における参照図、単位区分図
及び単位区分ＤＢを説明する構成例である。

【図４】第１の実施の形態における情報ＤＢを構成する
情報内容ＤＢ及び情報位置ＤＢを説明する構成例であ
る。

【図５】第１の実施の形態における情報内容入力画面の
実施例である。

【図６】第１の実施の形態における情報位置入力画面の
実施例である。

【図７】第１の実施の形態における端末装置での情報位
置入力方法の実施例である。

【図８】第１の実施の形態における位置最適化手段を説
明する処理流れ図である。

【図９】第１の実施の形態におけるＤＢ登録手段を説明
する処理流れ図である。

【図１０】第１の実施の形態におけるＤＢ検索手段およ
び情報出力手段を説明する処理流れ図である。

【図１１】第１の実施の形態における情報出力画面の実
施例である。

【図１２】第１の実施の形態における情報出力画面の実
施例である。

【図１３】第１の実施の形態における情報管理システム
で管理可能とする情報の応用例である。

【図１４】第１の実施の形態における稼動状況計数手
段、稼動状況分析手段および稼動状況出力手段を説明す
る処理流れ図である。

【図１５】第１の実施の形態における稼動状況の出力例
である。

【図１６】第２の実施の形態における情報管理システム
の構成図及び情報管理装置の要部ブロック図である。

【図１７】第２の実施の形態における各稼動状況ＤＢの
を説明する構成例である。

【図１８】第３の実施の形態における情報管理システム
の構成図及び情報管理装置の要部ブロック図である。

【図１９】第４の実施の形態における情報管理システム
の構成図及び情報管理装置の要部ブロック図である。

【図２０】第５の実施の形態におけるアクション管理シ
ステムの要部ブロック図である。

【図２１】第５の実施の形態におけるアクション管理シ
ステムの構成図である。

【図２２】第５の実施の形態における各図、ＤＢを説明
する構成例である。

【図２３】第５の実施の形態におけるアクション管理装
置の要部を説明する処理流れ図である。

【図２４】第５の実施の形態におけるアクション管理装
置の要部を説明する処理流れ図である。

【図２５】第６の実施の形態におけるアクション管理シ
ステムの構成図及びアクション管理装置の要部ブロック
図である。

【図２６】第６の実施の形態における各図、ＤＢを説明
する構成例である。

【図２７】第６の実施の形態におけるアクション管理装
置の要部を説明する処理流れ図である。

【図２８】第６の実施の形態における位置重合手段を説
明する概念図である。

【図２９】第６の実施の形態におけるアクション実施手
段および中継手段を説明する処理流れ図である。

【図３０】第７の実施の形態におけるアクション管理シ
ステムの構成図及びアクション管理装置の要部ブロック
図である。

【図３１】第８の実施の形態におけるアクション管理シ
ステムの構成図及びアクション管理装置の要部ブロック
図である。

【手続補正書】

【提出日】平成１４年７月１８日（２００２．７．１
８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００８６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００８６】 第３０図において、端末装置８５０は移
動端末であって、計時手段８５４が所定の時間を計時す
る毎に、発信手段８５５が発信し、アクション管理装置
８００において、追跡手段８０８が前記発信を受信し端
末装置の位置を端末装置位置ＤＢ８０９に登録する。本
実施の形態において、端末装置８５０は例えば携帯電話
であり、アクション管理装置８００は、携帯電話ネット
ワークの移動通信交換機であり、端末装置位置ＤＢ８０
９は各端末装置の位置を追跡し登録するロケーションレ
ジスタである。同時に携帯電話８５０がイベント検出手
段８５２およびアクション実施手段８５１を備えてい
る。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００８７

【補正方法】変更

【補正内容】

【００８７】 端末装置８５０のイベント検出手段８５
２がイベントの発生を検出すると、イベント通知手段８
５３がイベント情報を通知し、イベント位置検索手段８
０１が端末装置位置ＤＢ８０９を検索し端末装置８５０
の位置を取得し、イベント内容検索手段８０２がイベン
ト内容参照ＤＢ８１８を検索しイベント内容を取得し、
イベント情報収集手段８０３が各端末装置からのイベン
ト情報をイベント内容ＤＢ８１９およびイベント位置図
８１６に登録しておく。そして、収集したイベント情報
が所定の条件に達すると、位置演算手段８０４が空間性
状図８１２および空間性状ＤＢ８１１を参照してアクシ
ョン位置を演算し、位置最適化手段８０５がアクション
位置を最適化し、アクション内容検索手段８０６がアク
ション内容参照ＤＢ８２０を検索しアクション内容を選
択し、アクション命令手段８０７がアクション位置ＤＢ
８１５に基づいてアクション命令を送信する。アクショ
ン位置は個別の端末装置の位置を登録してはおらず、最
適化されたアクション位置をそのまま送信するのであっ
て、各中継装置、各端末装置とも、該アクション命令を
受けて中継可能とし、アクションを実施可能としてい
る。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００９０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００９０】 第３１図において、複数のイベント検出
装置（９２１〜９２３）と、アクション管理装置９００
と、移動端末管理装置９３０と、移動端末９４０と、固
定端末管理装置９５０と、固定端末（９７１、９７２）
と、中継装置（９６１、９６２）は、１又は２以上の図
示されない通信ネットワークにより接続されている。本
実施の形態は、前記第７の実施の形態に類似しており、
第７の実施の形態の特徴に加えて、アクション実施手段
を携帯電話等の移動通信システムと固定電話等の固定通
信システムという複数において備えた点である。よっ
て、移動端末管理装置９３０において、位置最適化手段
９３１、単位区分図９３５および単位区分ＤＢ９３４を
備え、また固定端末管理装置９５０において、位置最適
化手段９５１、単位区分図９５７および単位区分ＤＢ９
５６を備えている。移動通信端末管理装置９３０におけ
る移動端末位置ＤＢ９３７は、例えば携帯電話システム
のロケーションレジスタである。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１４年９月９日（２００２．９．９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００４６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００４６】 第１０図において、入力内容が入力され
た入力内容ＤＢ１３７、入力位置が入力された入力位置
ＤＢ１３６、情報内容が登録された情報内容ＤＢ１０
６、情報位置が登録された情報位置ＤＢ１０７、出力内
容が入力される出力内容ＤＢ１３８そして出力位置が入
力される出力位置ＤＢ１３９を利用する。まず、出力情
報ＤＢ（１３８、１３９）を初期化し（１９１）、情報
出力ウインドウを所定の装置へ出力し（１９２）、入力
内容ＤＢ１３７に入力が有れば（１９３）、入力内容Ｄ
Ｂ１３７のレコードを検索条件にセットし（１９４）、
入力位置ＤＢ１３６に入力が有れば（１９５）、ループ
変数ｉに１を入力し（１９６）、入力位置ＤＢ１３６の
レコードｉを検索条件にセットし（１９７）、ｉに１を
加算し（１９８）、入力位置ＤＢ１３６がＥＯＦになる
まで（１９９）、前記処理１９７以降の各処理を繰り返
す。そして、情報ＤＢ（１０６、１０７）を検索し（２
００）、検出した情報を出力情報ＤＢ（１３８、１３
９）に入力し（２０１）、出力情報ＤＢ（１３８、１３
９）の内容を参照ＤＢに関連付けて情報出力ウインドウ
へ出力する（２０２）。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００５４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００５４】 第１６図において、情報管理装置３００
は通信部３４８により通信ネットワーク３０１に接続さ
れ公開され、同じく各利用者の各端末装置３０２も図示
されない通信部により通信ネットワーク３０１に接続さ
れ情報管理装置３０１にアクセス可能とされている。情
報管理装置３０１において、各利用者に参照可能とした
参照図３１０と、空間を複数の単位区分に分割した単位
区分図３０９および単位区分ＤＢ３０８と、情報の種別
を分類したＤＢ等の参照ＤＢ３１１と、入力された情報
のうち情報内容を登録する情報内容ＤＢ３０６および情
報位置を登録する情報位置ＤＢ３０７より構成される情
報ＤＢ３０５を備えている。前記各ＤＢについて、高速
なレコードの検索を可能とする為に適宜インデックスが
作成されソートされている。また、情報管理装置３００
が備える各手段のうち空間的位置を含む情報の入出力に
関わる各手段を情報管理手段３０４と総称し、また、情
報管理手段３０４および、空間的位置を含む情報の入出
力に関わる各図、ＤＢを情報管理要部３０３と総称す
る。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００７７

【補正方法】変更

【補正内容】

【００７７】 第２５図において、イベントに対応付け
られたアクション情報７０９の入力要求があると、情報
入力手段７５１が該アクション情報７０９を入力する。
アクション情報７０９は、基本的にアクション位置およ
びアクション内容より構成されている。そして、位置演
算手段７５２が空間性状ＤＢ７４２および空間性状図７
４６と照合する事で、アクション位置を演算する。空間
性状図７４６および空間性状ＤＢ７４２は、例えば土地
の性状情報が登録されており、例えば有限要素法におけ
るメッシュ情報が空間性状図７４６に、各メッシュ又は
交点の演算係数が空間性状ＤＢ７４２に登録されてい
る。しかし、アクション位置を演算する演算式は有限要
素法に限られない為、空間性状図７４６および空間性状
ＤＢ７４２は演算方法に応じて適宜変更される。そし
て、位置最適化手段７５３が、単位区分図７４７および
単位区分ＤＢ７４３と照合する事でアクション位置を最
適化し、ＤＢ登録手段７５４がアクション位置を情報位
置ＤＢ７４８へ、アクション内容を情報内容ＤＢ７４９
へそれぞれ登録しておく。

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１０】

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホストに接続されたＤＢへ情報を登録可
   能とし、所定の通信ネットワークを介して該ＤＢより端
   末装置へ情報を出力可能とする情報管理システムであっ
   て、予め空間を複数の単位区分に分割し、更に空間を少
   なくとも一の外の複数の単位区分にも分割しておき、情
   報提供者に対して所望の空間的位置を含む情報を入力可
   能とする情報入力手段と、入力された情報をＤＢへ登録
   可能とするＤＢ登録手段と、情報受給者に対して所望の
   空間的条件を含む要求を入力可能とする要求入力手段
   と、入力された要求に応じて情報をＤＢより選択可能と
   するＤＢ検索手段と、選択した情報を出力可能とする情
   報出力手段と、空間的位置と空間的条件の少なくとも一
   方が入力されると前記単位区分をより少なく組合せデー
   タサイズを少なくして表現する位置最適化手段を備え、
   更に該情報管理システムの要部の稼動状況を計数する稼
   動状況計数手段と、稼動状況を分析する稼動状況分析手
   段と、イベントに基づいて稼動状況を出力する稼動状況
   出力手段を備える事を特徴とする情報管理システム。
2. 【請求項２】 前記稼動状況に基づいて課金情報を演算
   する課金情報演算手段と、該課金情報に基づいて課金可
   能とする事を特徴とする請求項１に記載の情報管理シス
   テム。
3. 【請求項３】 情報をＤＢへ登録し情報をＤＢより出力
   する情報管理方法であって、予め空間を複数の単位区分
   に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数の単位区
   分にも分割しておき、情報提供者に対して所望の空間的
   位置を含む情報を入力させる情報入力段階と、入力され
   た情報をＤＢへ登録するＤＢ登録段階と、情報受給者に
   対して所望の空間的条件を含む要求を入力させる要求入
   力段階と、入力された要求に応じて情報をＤＢより選択
   するＤＢ検索段階と、選択した情報を出力する情報出力
   段階と、空間的位置と空間的条件の少なくとも一方が入
   力されると前記単位区分をより少なく組合せデータサイ
   ズを少なくして表現する位置最適化段階を備え、更に該
   情報管理方法の要部の稼動状況を計数する稼動状況計数
   段階と、稼動状況を分析する稼動状況分析段階と、イベ
   ントに基づいて稼動状況を出力する稼動状況出力段階を
   備える事を特徴とする情報管理方法。
4. 【請求項４】 前記稼動状況に基づいて課金情報を演算
   する課金情報演算段階と、該課金情報に基づいて課金可
   能とする事を特徴とする請求項３に記載の情報管理方
   法。
5. 【請求項５】 コンピュータのＤＢに情報を登録可能で
   登録された情報を選択可能とするための情報管理プログ
   ラムであって、コンピュータを、予め空間を複数の単位
   区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の複数の単
   位区分にも分割しておき、入力された空間的位置を含む
   情報をＤＢへ登録可能とするＤＢ登録手段と、入力され
   た空間的条件を含む要求に応じて情報をＤＢより選択可
   能とするＤＢ検索手段と、空間的位置と空間的条件の少
   なくとも一方が入力されると前記単位区分をより少なく
   組合せデータサイズを少なくして表現する位置最適化手
   段と、更に該情報管理システムの要部の稼動状況を計数
   する稼動状況計数手段と、稼動状況を分析する稼動状況
   分析手段と、イベントに基づいて稼動状況を出力する稼
   動状況出力手段として機能させるための情報管理プログ
   ラム。
6. 【請求項６】 前記稼動状況に基づいて課金情報を演算
   する課金情報演算手段と、該課金情報に基づいて課金可
   能とする手段を加えて機能させるための請求項５に記載
   の情報管理プログラム。
7. 【請求項７】 イベントの発生に基づいて実施するアク
   ションを管理するアクション管理システムであって、ホ
   ストに接続されたＤＢへアクション情報を登録可能と
   し、イベントの発生に基づいて、該ＤＢよりイベントに
   応じたアクションを選択し命令しアクションを実施可能
   とするアクション管理システムについて、予め空間を複
   数の単位区分に分割し、更に空間を少なくとも一の外の
   複数の単位区分にも分割しておき、情報提供者に対して
   所望のアクション位置を含むアクション情報を入力可能
   とする情報入力手段と、前記アクション位置を前記単位
   区分をより少なく組合せデータサイズを少なくして表現
   する位置最適化手段と、入力されたアクション情報をＤ
   Ｂへ登録可能とするＤＢ登録手段と、一方、イベントの
   発生を検出するイベント検出手段と、該ＤＢよりイベン
   トに応じたアクション情報を選択可能とするＤＢ検索手
   段と、前記イベント検出手段から受領するイベントの空
   間的位置に基づいて選択したアクション位置のアクショ
   ン実施手段へアクション情報を送信しアクションを命令
   するアクション命令手段とを備え、前記アクション実施
   手段はアクション情報に基づいてアクションを実施可能
   とする事を特徴とするアクション管理システム。
8. 【請求項８】 イベントの発生に基づいて実施するアク
   ションを管理するアクション管理システムであって、イ
   ベントの発生に基づいて、アクションを命令しアクショ
   ンを実施可能とするアクション管理システムについて、
   予め空間を複数の単位区分に分割し、更に空間を少なく
   とも一の外の複数の単位区分にも分割しておき、イベン
   トの発生を検出するイベント検出手段と、前記イベント
   検出手段から受領するイベントの空間的位置に基づいて
   アクション位置を演算する位置演算手段と、前記アクシ
   ョン位置を前記単位区分をより少なく組合せデータサイ
   ズを少なくして表現する位置最適化手段と、前記アクシ
   ョン位置のアクション実施手段へ前記イベントに応じた
   アクションを命令するアクション命令手段とを備え、前
   記アクション実施手段はアクション情報に基づいてアク
   ションを実施可能とする事を特徴とするアクション管理
   システム。
9. 【請求項９】 前記イベント検出手段の位置を前記単位
   区分に基づいて階層式に管理している事を特徴とする請
   求項７又は８に記載のアクション管理システム。
10. 【請求項１０】 前記アクション実施手段の位置を前記
    単位区分に基づいて階層式に管理している事を特徴とす
    る請求項７〜９のいづれか１項に記載のアクション管理
    システム。