JP2003288383A - 情報提供方法 - Google Patents

情報提供方法

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JP2003288383A
JP2003288383A JP2002090850A JP2002090850A JP2003288383A JP 2003288383 A JP2003288383 A JP 2003288383A JP 2002090850 A JP2002090850 A JP 2002090850A JP 2002090850 A JP2002090850 A JP 2002090850A JP 2003288383 A JP2003288383 A JP 2003288383A
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Takanori Tanaka
孝典 田中
Toshikazu Nitta
敏二 新田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】農地等の有効な利用を図るとともに、農地の流
動化を促進することができ、これにより遊休農地を減少
させることができるとともに、一般の市民に農作業のノ
ウハウを提供することができる情報提供方法を提供する
こと。 【解決手段】1はウェブサーバ、2はインターネット等
のネットワークN(以下、単にインターネットNとい
う)を介して前記ウェブサーバ1に接続しうる遊休農地
を提供しうる提供者のクライアントコンピュータであ
る。3は、インターネットNを介して前記ウェブサーバ
1に接続しうる遊休農地の利用を希望する利用者のクラ
イアントコンピュータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用して情報を提供する情報提供方法に関し、特に、農
業、林業、水産業等における生産物の生産圃場に関する
情報を提供する情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、日本の農業は、農業従事者の高齢
化などにより遊休の農地(以下、遊休農地という)が年
々増加している。このような遊休農地は、雑草が生い茂
り、病害虫の温床になってしまうとともに、近隣の耕作
者の迷惑になるだけでなく、農地の集団化など地域の農
業振興計画の妨げになる。
【0003】農地は一旦遊休化すると数年を経ずして農
地性を失い、耕作可能な農地への復旧には多大な投資と
労力を必要とするが、復旧のための投資額と耕作再開と
の費用対効果は引き合わない。
【0004】このような状況に関わらず、これまで、こ
れら遊休農地は農地保全のため他の用途への転用が厳し
く制限されていた。例えば、これまで、農地は、農地組
合法人、合名会社、合資会社又は有限会社であって農業
の共同経営体としてふさわしい要件を備えるものを農業
生産法人と総称し、これらに限って農地等の権利取得が
認められているという状況であった。
【0005】一方、都市部の住民は、「自然」、「安ら
ぎ」、「憩い」等を享受する機会が少なく、それらを求
める余暇活動の一つとして農村を訪れる機会が増加して
いる。このため、上述した農業従事者の高齢化、後継者
不足の有効な手段の一つとして市民農園が注目を浴びて
いる。
【0006】ここで、市民農園とは、サラリーマン等の
農業者以外の人々が小区画の農地を利用して野菜や花を
育てる農園のことをいい、主として都市住民の利用に供
される農地及びこれらの農地に附帯して設置される施設
の総体として定義される。上記市民農園は、遊休農地の
有効活用の一つの手段として有効であると思われるが、
そこには限界が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記のよう
な市民農園は、遊休農地の面積に対して規模が非常に小
さく、遊休農地体に占める割合が低い。また、市民農園
において、農作業を行う利用者はアマチュアであるた
め、アマチュアが安全に生産や収穫を楽しむための技術
は、プロの農作業に関する技術とは異なる。このためア
マチュアのためのノウハウの提供が必要となるが、これ
までの市民農園においてはこれらアマチュアのための農
作業のノウハウを提供することもなかった。さらに、市
民農園の開園には一定の制限が付されており、これが市
民農園の増加を制限している。
【0008】これに対して、近年、農業生産法人の要件
が緩和され、株式会社であっても一定の要件を満たす限
り農地取得が可能となった。この規制緩和により、今
後、株式会社が農業関連事業を行うことができ、遊休農
地の活性化に期待がよせられる。本発明は、このような
状況下においてなされたものであり、農地等の有効な利
用を図るとともに、農地の流動化を促進することがで
き、これにより遊休農地を減少させることができるとと
もに、一般の市民に農作業のノウハウを提供することが
できる情報提供方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ネットワークを介して複数のク
ライアントコンピュータに接続されうるサーバによっ
て、遊休の生産圃場に関する遊休地情報を各クライアン
トコンピュータに提供しうるように構成された情報提供
方法であって、上記サーバの記憶手段には、遊休地を提
供しうる提供者が提供する遊休の生産圃場に関する遊休
地情報及びこれら生産圃場で生産され得る生産物の生産
管理に関する生産管理情報が記憶されており、サーバ
が、ネットワークを介して利用者が希望する遊休地に関
する遊休地希望情報を受信し、サーバが、受信した遊休
地希望情報に基づいて該当する遊休地情報を検索し、該
当する遊休地情報が記憶されている場合に、該遊休地情
報を利用者のクライアントコンピュータに送信するとと
もに、上記遊休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申
し込んだ場合に、遊休地情報の生産圃場で生産され得る
生産物の生産管理情報を利用者に提供することを特徴と
する。
【0010】すなわち、サーバの記憶手段には遊休地情
報及び生産管理情報が記憶されており、サーバは、利用
者からの遊休地希望情報を受信すると、該遊休地希望情
報に基づいて該当する遊休地情報を検索して利用者に提
供するとともに、遊休地情報を基に利用者が遊休地の利
用を申し込んだ場合に、遊休地情報の生産圃場で生産さ
れ得る生産物の生産管理情報を利用者に提供する。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の情報
提供方法において、生産管理情報には、生産圃場で生産
され得る生産物の成長過程毎の育成方法に関する育成情
報が該生産物のサンプル画像とともに含まれており、遊
休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場合
に、サーバが遊休地情報の生産圃場で生産され得る生産
物の生産管理情報及び育成情報を利用者に提供すること
を特徴とする。
【0012】すなわち、サーバの記憶手段には、生産管
理情報とともに生産物の育成情報が記憶されており、遊
休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場合
に、サーバが、遊休地情報の生産圃場で生産され得る生
産物の生産管理情報及び育成情報を利用者に提供する。
【0013】請求項3の発明は、請求項2記載の情報提
供方法において、サーバの記憶手段には、生産圃場での
生産に適する生産物情報が記憶されており、遊休地情報
を基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場合に、サー
バが、この生産圃場での生産に適する生産物情報を利用
者に提供することを特徴とする。
【0014】すなわち、サーバの記憶手段には生産管理
情報が記憶されており、遊休地情報を基に利用者が遊休
地の利用を申し込んだ場合に、サーバが、遊休地情報の
生産圃場で生産され得る生産物の生産管理情報及び生産
物情報を利用者に提供する。
【0015】請求項4の発明は、請求項3に記載の情報
提供方法において、生産物情報には、季節毎に栽培可能
な生産物に関する季節生産物情報が含まれており、遊休
地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場合
に、サーバが、利用者の申し込み時の季節を判定し、こ
の季節を基に栽培可能な生産物を選択し、この選択され
た生産物に関する生産物情報を利用者に提供することを
特徴とする。
【0016】すなわち、サーバの記憶手段には、季節毎
に栽培可能な生産物に関する季節生産物情報が記憶され
ており、遊休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し
込んだ場合に、サーバが、利用者の申し込み時の季節を
基に栽培可能な生産物を選択し、該生産物に関する生産
物情報を利用者に提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の情報提供方法に
ついて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述
べる説明においては、遊休地として遊休農地に関する情
報を提供する場合について説明する。本発明の情報提供
方法の基本的な構成を図4に示す。図4において、1は
ウェブサーバ、2はインターネット等のネットワークN
(以下、単にインターネットNという)を介して前記ウ
ェブサーバ1に接続しうる遊休農地を提供しうる提供者
のクライアントコンピュータである。3は、インターネ
ットNを介して前記ウェブサーバ1に接続しうる遊休農
地の利用を希望する利用者のクライアントコンピュータ
である。
【0018】ウェブサーバ1は、システムの管理、運用
者によって管理、運用されるもので、このウェブサーバ
1の記憶装置(主にハードディスク装置)には、本発明
の方法に用いられるウェブサイトが記憶されている。な
お、本実施形態においては、このウェブサーバ1には遊
休農地を利用する際に用いられるウェブサイトが記憶さ
れている。
【0019】当該ウェブサイトのページは、本実施形態
においては、階層構造となっており、インデックスペー
ジの下に、インデックスページ上の各項目にリンクした
詳細情報が、プレーンテキスト形式もしくはリッチテキ
スト形式やイメージ情報を含んだHTML形式のファイ
ルとして配置されている。
【0020】図5は、上記インデックスページの一例を
示す画面構成図である。同図に示すように、このページ
P0には、当該ウェブサイトのタイトル画面を表示する
タイトル表示部T、バナー広告を掲載するバナー広告部
B及び各見出しのアイコンM1,M2,M3,M4が表
示されるようにプログラムされている。
【0021】上記各見だしのアイコンM1,M2,M
3,M4は、それぞれ「遊休地情報」、「希望遊休地検
索」、「その他情報」、「利用申し込み」の各見だしが
用意されており、これら各見だしのアイコンM1〜M4
には対応する情報が掲載された詳細ページがリンクして
ウェブサーバ1の記憶装置に記憶されている。これによ
り、自己のクライアントコンピュータ3を用いて当該ウ
ェブサイトに接続した利用者のデスクトップには上記イ
ンデックスページP0が表示される構成となっている。
【0022】上記「遊休地情報」は、データベース化さ
れてウェブサーバ1の記憶装置(以下、データ部とい
う)に記憶されており、遊休の農地が存在する場所、周
囲の環境、土地の状態、土壌の性質、遊休農地の賃貸料
等をフィールドの列としてレコードが構成され、このレ
コードが集合して遊休農地に関するデータベースが構成
されている。そして、この見出しのアイコンM1をクリ
ックすると、このアイコンM1にリンクされた下層の詳
細ページ、すなわち、ウェブサーバ1のデータ部に記憶
された遊休地情報をクライアントコンピュータ3のデス
クトップに表示する構成となっている。なお、本実施形
態においては、この遊休農地に関する情報は、各遊休農
地の提供者が個々に自己のクライアントコンピュータ2
を用いてウェブサーバ1のデータ部に記憶する構成とな
っている。
【0023】また、「希望遊休地検索」とは、遊休農地
の利用者が、希望する遊休地の条件を入力する画面で、
この見出しのアイコンM2をクリックすると、上述した
「遊休地情報」の各項目に対応する検索入力項目が用意
された検索ページが利用者のクライアントコンピュータ
3のデスクトップに表示される構成となっている。この
検索ページで、利用者は、自己の希望する条件を入力
し、この情報を遊休地希望情報としてウェブサーバ1に
送信する。
【0024】「その他情報」は、農作業に関する上記情
報以外の情報が記載されており、例えば、気象情報や台
風情報等の詳細ページが用意され、ウェブサーバ1の記
憶装置に記憶されている。また、「利用申し込み」は、
遊休農地の申し込みを行う際の書式が用意されており、
この利用申し込みのアイコンM4をクリックすると、こ
の見出しのアイコンM4にリンクされている遊休農地の
利用申し込み用の詳細ページが表示される構成となって
いる。
【0025】つぎに、上記のように構成されたウェブサ
イトに一般ユーザがアクセスして遊休農地の利用を申し
込む場合の手順について図3を用いて説明する。同図に
示すように、まず、ステップS31で、利用者は自己の
クライアントコンピュータ3のウェブブラウザを用いて
インターネットNを介してウェブサーバ1に記憶された
ウェブサイトにアクセスし、インデックスページP0を
表示する。
【0026】つぎに、ステップS32で、自己の希望す
る遊休農地に関する情報をウェブサーバ1に送信する。
この情報の送信は、利用者が、上記ウェブサイトで「希
望遊休地検索」のアイコンM2をクリックして、自己の
クライアントコンピュータ3のデスクトップに検索ペー
ジを表示し、該検索ページで自己の希望する条件項目を
入力して遊休地希望情報としてウェブサーバ1に送信す
ることによって行う。
【0027】これに対して、ウェブサーバ1は、後述す
るように、利用者の希望する遊休地の条件に合致する遊
休地情報を検索して抽出し、該当する遊休地情報を利用
者に送信する。これにより、ステップS33で、利用者
は自己の希望する遊休地情報を取得する。
【0028】つぎに、ステップS34で、利用者はウェ
ブサーバ1から提供された遊休地情報を基に希望する遊
休農地を選択し、自己のクライアントコンピュータ3を
用いて自己の個人情報とともにウェブサーバ1にこれら
の情報を送信して遊休農地の申し込みを行い、一連の処
理を終了する。
【0029】これに対して、ウェブサーバ1は、図1に
示す各手順に従って処理を実行する。まず、ステップS
1で、本発明にかかるウェブサイトにアクセスした利用
者からの遊休地希望情報を受信する。
【0030】つぎに、ステップS2で、受信した一般ユ
ーザである利用者からの遊休地希望情報に基づいて、利
用者が希望する条件を備えた遊休農地が存在するか否か
についてウェブサーバ1のデータ部に記憶された遊休地
情報を検索する。ステップS3では、上記検索した結
果、該当する遊休地情報が存在する場合に、当該遊休地
情報を読み出して利用者に提供する。
【0031】ステップS4では、利用者により上記遊休
地情報の遊休農地の利用が申し込まれたか否かについて
判断し、遊休農地の利用が申し込まれた場合には、ステ
ップS5で、遊休地情報の遊休の農地で生産され得る生
産物の生産管理情報、育成情報及び生産物情報を利用者
に提供して終了する。
【0032】また、ステップS4で、遊休農地の利用申
し込みがない場合には、ステップS1に戻り、再び利用
者が希望する遊休地に関する遊休地希望情報を受信す
る。なお、上記各ステップは、ウェブサーバ1の記憶手
段に記憶された制御用プログラムによって実行処理され
る。
【0033】ここで、上記生産管理情報とは、生産圃場
で生産される生産物の育成、収穫、保存等の生産、管理
に関する情報で、具体的には、一般的な農業に関する情
報の他に、農作業に使用する農機具のレンタル情報、資
材情報、関連書籍に関する情報、人材派遣に関する情報
等をいい、これら各情報は、遊休農地の申し込みがなさ
れ、遊休農地の提供者と利用者との間に賃貸契約が成立
した場合に、ウェブサーバ1の記憶手段に記憶されたこ
れら情報が利用者に提供される構成となっている。な
お、上記情報の提供は、ウェブサイトにアクセスした利
用者が、契約成立時に提供されたパスワードを入力する
ことによりウェブサイト上で閲覧可能とすることも可能
であるが、利用者の各クライアントコンピュータに、電
子メールで配信することも可能である。
【0034】また、育成情報とは、生産圃場で生産され
得る生産物の成長過程毎の育成方法に関する情報で、本
実施形態においては、例えば、図6に示すように、当該
生産物の成長過程毎のサンプル画像とともに、該生産物
の成長過程における農作業の技術ノウハウを含んで構成
されている。例えば、同図における稲のサンプルの成長
過程においては、育成情報として、稲の冷害に対する対
応策情報が掲載されている。すなわち、例えば、堆肥に
よって補給されたリン酸が収穫の減産を軽減すると考え
られ、対策として従来使用中の化学肥料とそれに加えて
堆肥を使用すること等を対応策として掲載している。
【0035】生産物情報とは、遊休農地の利用者が遊休
地を申し込んだ場合に、当該申し込んだ生産圃場での生
産に適する生産物に関する情報で、本実施形態において
は、季節毎に当該生産圃場で生産可能な生産物に関する
情報をいう。ここで、各生産圃場は水はけや土壌の質等
がそれぞれ異なり、これら生産圃場で生産可能な生産物
も当然異なる。また、各季節によって、それぞれ生産可
能な生産物も異なる。このため、後述するように、上記
生産物情報は、利用者が選択した生産圃場及び利用者の
申し込み時の季節により、それぞれ申し込んだ生産圃場
で最も生産に適する生産物情報が提供される構成となっ
ている。
【0036】以上が、利用者からの遊休地希望情報を受
信した場合のウェブサーバ1の処理手順であるが、つぎ
に、上記ステップS5の生産管理情報、育成情報及び生
産物情報を利用者に提供する場合のウェブサーバ1の処
理手順について図2を用いて説明する。
【0037】同図に示すように、利用者からの遊休農地
の利用の申し込みがなされると、ウェブサーバ1は、ま
ず、ステップS11で、申し込み時の日付情報を読み取
る。つぎに、ステップS12で、読み取った日付情報か
ら自己の記憶装置に記憶している季節テーブルを参照し
て、申し込み時の季節を判定する。ここで上記季節テー
ブルとは、春、夏、秋、冬の4つの季節を日付で区分け
して定義したもので、例えば、春は3月1日から5月3
1日、夏は6月1日から8月30日、秋は9月1日から
11月31日まで、冬は12月1日から2月28日まで
と予め定義している。このため、季節の判定は上記読み
取った日付情報が上記季節テーブルのいずれの季節に属
するかを決定することにより行う。
【0038】つぎに、ステップS13で、ウェブサーバ
1は、自己の記憶手段に記憶された生産物管理情報、育
成情報及び該当する生産物情報を読み出す。ここで、上
記各種情報は、利用者の申し込み時の季節の判定及び利
用者が選択した生産圃場の条件に連動して選択的に読み
出される。
【0039】例えば、上記季節の判定の結果、申し込み
時の季節が春で、生産圃場の条件である土地の状態が水
はけが悪く、粘土質等である等の場合は、生産物情報の
生産物として米が選択され、これにより米に関連する生
産物管理情報及び育成情報が読み出される。そして、上
記ステップS14で、上記記憶手段から読み出した各情
報を遊休地を申し込んだ利用者のアドレスに送信して終
了する。
【0040】以上、本発明の一実施の形態についてウェ
ブサーバ及びクライアントコンピュータの動作を中心に
説明してきたが、本発明の情報提供方法を上記のように
構成することにより、つぎのような効果を得ることがで
きる。まず、遊休地の利用者の側からすれば、インター
ネットを介して利用可能な遊休農地を参照して、自己の
希望する条件に沿った農地の利用を申し込むことができ
る。また、遊休農地の申し込みが完了した時点で、該遊
休農地で生産される生産物の生産管理情報を得ることが
できる。
【0041】この生産管理情報は、上述したように、一
般的な農業情報の他に、農作業に関するノウハウ、農作
業に使用する農機具のレンタル情報、資材情報、関連書
籍に関する情報、人材派遣に関する情報等であるため、
農作業のアマチュアであっても遊休農地で生産物を生産
することができるという効果がある。
【0042】また、この生産管理情報には、利用者が申
し込んだ遊休農地で生産される生産物の成長過程毎の育
成方法に関する育成情報が生産物のサンプル画像ととも
に提供されるため、利用者が自己の遊休農地で生産した
生産物と育成情報の生産物のサンプル画像を比較して、
自己の生産している生産物の発育状況を確認することが
できる。さらに、この育成情報には、生産物毎の病虫害
に関する情報、例えば、生産物が病害にかかった際のサ
ンプル画像及び病害の対処方法等の技術ノウハウが含ま
れているため、利用者に農作業に関する知識がない場合
であっても、農作業に従事することができるという効果
がある。
【0043】さらに、上記遊休地情報を基に利用者が遊
休地の利用を申し込んだ場合に、遊休地情報の生産圃場
での生産に適する生産物情報を利用者に提供することに
より、利用者が、自己の借り上げた遊休農地での生産に
適する生産物情報を参照して、生産物を選択する際の選
択基準とすることができる。
【0044】また、上記生産物情報には、季節毎の生産
物に関する情報が含まれており、利用者が遊休地の利用
を申し込んだ各季節に応じた生産物に関する情報を利用
者に提供することにより、各利用者は、申し込み時期、
特に季節に応じて生産可能な生産物に関する情報を入手
することができるという効果がある。
【0045】一方、ウェブサイトの管理、運用者は、各
遊休農地を所有する提供者からの遊休地情報を一括して
管理し、各遊休農地の利用希望者に遊休農地に関する情
報を提供することにより、手数料を得ることができると
いう効果がある。また、遊休農地を利用希望者に提供す
る際の仲介を営むことにより、結果的に農地の流動化の
促進に寄与する。さらに、このウェブサイトの管理、運
用者は、株式会社であれば効果的である。
【0046】すなわち、上記ウェブサイトの管理、運用
者が、株式会社であることにより、事業規模の拡大、サ
ービスの提供を迅速かつ安価にすることができる。ま
た、これにより、全国にある遊休農地を一元的に登録、
管理し、さらに全国の遊休農地利用者を登録、管理すれ
ば、市民農園等と比較した場合に、遊休地利用希望者と
登録遊休農地の総面積が、比較にならない程規模が大き
くなり、遊休農地の流動化に寄与するという効果があ
る。この結果、農作業従事者の不足に悩む現状を打破す
ることができる。
【0047】また、遊休農地の提供者にとっては、遊休
農地を有効に活用することができ、これら遊休農地を一
般の利用者に貸し出すことによって利用者から賃貸料を
得ることができるという効果がある。これにより、遊休
地化することにより生じる様々な弊害を防止することが
できるという効果がある。
【0048】以上、本発明の一実施の形態について詳細
に説明してきたが、本発明の情報提供方法は、請求項に
記載の範囲において種々に変更可能であって、例えば、
上述した実施形態においては、遊休の農地を有効に活用
するための情報を提供する方法であったが、例えば、農
地以外でも、例えば、水産業における水産物の養殖場、
林業における松茸の栽培場等の生産圃場で生産されるも
のであれば、どのような種類の情報を提供しても構わな
い。
【0049】上記の場合において、遊休地情報は遊休の
水産業、或いは林業における生産圃場に関する情報を意
味し、生産管理情報は、それぞれの生産圃場で生産可能
な生産物に関する生産、管理に関する情報を意味する。
また、育成情報、生産物情報、季節生産物情報は、それ
ぞれ水産業や林業における生産圃場において生産される
生産物に関する情報を意味する。
【0050】さらにまた、上記水産業や林業以外にも、
鉱業における生産圃場に関する情報を提供する構成とす
ることも可能である。この場合において、生産圃場と
は、その場所において金属等を発掘することが可能な場
所をいい、例えば、金等の発掘現場を生産圃場として、
これら金の発掘に必用な情報を生産管理情報として、利
用者に提供することも可能である。なお、この場合にお
いては、育成情報、生産物情報、季節生産物情報は必用
ではない。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明は、サーバの記憶手段に
は遊休地情報及び生産管理情報が記憶されており、利用
者からの遊休地希望情報を受信すると、該遊休地希望情
報に基づいて該当する遊休地情報を検索して利用者に提
供するとともに、遊休地情報を基に利用者が遊休地の利
用を申し込んだ場合に、遊休地情報の生産圃場で生産さ
れ得る生産物の生産管理情報を利用者に提供するため、
インターネットを介して利用可能な遊休農地を参照し
て、自己の希望する条件に沿った農地の利用を申し込む
ことができる。また、遊休農地の申し込みが完了した時
点で、該遊休農地で生産される生産物の生産管理情報を
得ることができる。また、上記提供された生産管理情報
により農作業のアマチュアであっても遊休農地で生産物
を生産することができるという効果がある。
【0052】請求項2の発明は、サーバの記憶手段に
は、生産物の育成情報が記憶されており、遊休地情報を
基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場合に、サーバ
が、遊休地情報の生産圃場で生産され得る生産物の生産
管理情報及び育成情報を利用者に提供するため、利用者
が自己の遊休農地で生産した生産物とこの育成情報の生
産物のサンプル画像を比較して、自己の生産している生
産物の発育状況を確認することができるという効果があ
る。
【0053】さらに、上記育成情報には、生産物毎の病
虫害に関する情報、例えば、生産物が病害にかかった際
のサンプル画像等及びこれに対処する方法等の技術ノウ
ハウが含まれているため、利用者に農作業に関する知識
がない場合であっても、農作業に従事することができる
という効果がある。
【0054】請求項3の発明は、サーバの記憶手段には
生産管理情報が記憶されており、遊休地情報を基に利用
者が遊休地の利用を申し込んだ場合に、サーバが、遊休
地情報の生産圃場で生産され得る生産物の生産管理情報
及び生産物情報を利用者に提供するため利用者が、自己
の借り上げた遊休農地での生産に適する生産物情報を参
照して、生産物を選択する際の判断基準とすることがで
きるという効果がある。
【0055】請求項4の発明は、サーバの記憶手段に
は、季節毎の栽培可能な生産物に関する生産物情報が記
憶されており、遊休地情報を基に利用者が遊休地の利用
を申し込んだ場合に、サーバが、利用者の申し込み時の
季節を基に栽培可能な生産物を選択し、該生産物情報を
利用者に提供するため、各利用者は、申し込み時期、特
に季節に応じた生産物に関する情報を入手することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるサーバの基本的な手順を示
すフローチャートである。
【図2】本発明に用いられるサーバの基本的な手順を示
すフローチャートである。
【図3】本発明に用いられるクライアントコンピュータ
の基本的な手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の情報提供方法の基本的な構成を示す構
成図である。
【図5】本発明の情報提供方法に用いられるウェブサイ
トの画面構成図である。
【図6】本発明の情報提供方法に用いられるウェブサイ
トの画面構成図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 遊休地の提供者のクライアントコンピュータ 3 利用者のクライアントコンピュータ
フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 KK07 ND02 ND08 PP12 PP22 PQ02 UU40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して複数のクライアント
    コンピュータに接続されうるサーバによって、遊休の生
    産圃場に関する遊休地情報を各クライアントコンピュー
    タに提供しうるように構成された情報提供方法であっ
    て、 上記サーバの記憶手段には、遊休地を提供しうる提供者
    が提供する遊休の生産圃場に関する遊休地情報及びこれ
    ら生産圃場で生産され得る生産物の生産管理に関する生
    産管理情報が記憶されており、 サーバが、ネットワークを介して利用者が希望する遊休
    地に関する遊休地希望情報を受信し、 サーバが、受信した遊休地希望情報に基づいて該当する
    遊休地情報を検索し、 該当する遊休地情報が記憶されている場合に、該遊休地
    情報を利用者のクライアントコンピュータに送信すると
    ともに、 上記遊休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し込ん
    だ場合に、遊休地情報の生産圃場で生産され得る生産物
    の生産管理情報を利用者に提供することを特徴とする情
    報提供方法。
  2. 【請求項2】生産管理情報には、生産圃場で生産され得
    る生産物の成長過程毎の育成方法に関する育成情報が該
    生産物のサンプル画像とともに含まれており、 遊休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場
    合に、サーバが、遊休地情報の生産圃場で生産され得る
    生産物の生産管理情報及び育成情報を利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供方法。
  3. 【請求項3】サーバの記憶手段には、生産圃場での生産
    に適する生産物情報が記憶されており、 遊休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場
    合に、サーバが、この生産圃場での生産に適する生産物
    情報を利用者に提供することを特徴とする請求項2に記
    載の情報提供方法。
  4. 【請求項4】生産物情報には、季節毎に栽培可能な生産
    物に関する季節生産物情報が含まれており、 遊休地情報を基に利用者が遊休地の利用を申し込んだ場
    合に、サーバが、利用者の申し込み時の季節を判定し、
    この季節を基に栽培可能な生産物を選択し、 この選択された生産物に関する生産物情報を利用者に提
    供することを特徴とする請求項3に記載の情報提供方
    法。
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Cited By (7)

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