JP2003286713A - 人工リーフ構築用法肩連結ユニット - Google Patents

人工リーフ構築用法肩連結ユニット

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JP2003286713A
JP2003286713A JP2002090690A JP2002090690A JP2003286713A JP 2003286713 A JP2003286713 A JP 2003286713A JP 2002090690 A JP2002090690 A JP 2002090690A JP 2002090690 A JP2002090690 A JP 2002090690A JP 2003286713 A JP2003286713 A JP 2003286713A
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offshore
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Michio Matsuoka
道男 松岡
Akira Matsumoto
朗 松本
Shinichi Kubota
真一 久保田
Shigetaka Kobayashi
茂高 小林
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Tetra Co Ltd
Original Assignee
Tetra Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/26Artificial reefs or seaweed; Restoration or protection of coral reefs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 捨石マウンドの天端面及び法面を枠状ユニッ
トによって被覆してなる人工リーフにおいて、法肩部分
における耐波安定性を好適に向上させることができる人
工リーフ構築用法肩連結ユニットを提供する。 【解決手段】 人工リーフ1の基礎となるマウンド2の
法肩6bに設置され、このマウンド2上に配置された複
数の枠状ユニット3を連結するための法肩連結ユニット
23において、マウンド2の天端面2aに配置された枠
状ユニット3、及び/又は、マウンド2の法面2cに配
置された枠状ユニット3との係合状態を得るための係合
手段(24,28)と、法肩6bに接地する法肩接地部
27とを有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工リーフの構築
に用いるコンクリートブロック(ユニット)に関し、特
に、人工リーフの法肩部分における耐波安定性を好適に
向上させることができる法肩連結ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、波による海岸浸食の防御を目
的として、水深数mの浅場に、「人工リーフ(又は潜
堤)」と呼ばれる堤体が構築されている。一般的な人工
リーフは、まず、海底に捨石を積んでマウンドを形成
し、その上に、波に対して十分な安定性を有する重量の
被覆石や、平板状の被覆ブロックを多数並べることによ
り、捨石マウンドを被覆する、という方法によって施工
されている。
【0003】但し、平板状の被覆ブロックを用いた従来
の一般的な人工リーフは、天端面が単調であり、水深が
一定となってしまうので、海藻類の付着、生育に適して
いないことが多く、この場合、周辺の生物相を単調化し
てしまうという問題があるほか、消波効果が大きくない
ため、天端幅を大きく設定する必要があり、経済性の面
でも問題がある。
【0004】そこで、図2に示すような枠状ユニット3
を、マウンド上に多数並べることにより、海藻類の付着
性、環境適合性、経済性等に優れた人工リーフを構築し
ようとする試みがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、海藻類の付
着性や環境適合性等のメリットは、マウンドの天端面の
みではなく、法面においても同様に求められる。従っ
て、図2に示す枠状ユニット3を使用して人工リーフを
構築しようとする場合、図12や図13に示すように、
マウンド2の天端面2aだけでなく、法面(岸側法面2
b、沖側法面2c)にも多数の枠状ユニット3を並列配
置することが望まれる。
【0006】しかしながら、図12や図13に示したよ
うに、マウンド2の天端面2aと法面2b,2cのいず
れをも枠状ユニット3によって被覆した場合、次のよう
な問題が生じる可能性がある。
【0007】マウンド2の天端面2aと法面2b,2c
との境界となる法肩部分(岸側肩部2a、沖側肩部6
b)は、天端面2aや法面2b,2cに比べて作用波力
が大きく、また、構造上の変化点となり、枠状ユニット
3の被覆状態が不連続となる。
【0008】このため、法肩部分に配置した枠状ユニッ
ト3が、伝達波や反射波による作用波力或いは揚圧力に
よって、移動してしまったり、列から離脱してしまう可
能性がある。また、枠状ユニット3だけではなく、法肩
部分の捨石(マウンド2の構成要素)においても、移
動、離脱という問題が生じる可能性がある。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題を
解決すべくなされたものであって、捨石マウンドの天端
面及び法面を枠状ユニットによって被覆してなる人工リ
ーフにおいて、法肩部分における耐波安定性を好適に向
上させることができる、人工リーフ構築用法肩連結ユニ
ットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る人工リーフ
構築用法肩連結ユニットは、人工リーフの基礎となるマ
ウンドの法肩に設置され、このマウンド上に配置された
複数の枠状ユニットを連結するためのものであって、マ
ウンドの天端面に配置された枠状ユニット、及び/又
は、マウンドの法面に配置された枠状ユニットとの係合
状態を得るための係合手段と、法肩に接地する法肩接地
部とを有していることを特徴としている。
【0011】尚、法肩接地部は、マウンドの天端面に面
接触する第一面、及び/又は、マウンドの法面に面接触
する第二面によって構成されていることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明
の第1の実施形態における人工リーフ構築用法肩連結ユ
ニット23の斜視図であり、この図において23aは岸
側端部、23bは沖側端部である。
【0013】図示されているように、この法肩連結ユニ
ット23の岸側端部23aの下側、及び、沖側端部23
bの上側には、係合手段として、凸部24、及び、嵌合
部28がそれぞれ設けられている。また、法肩連結ユニ
ット23の下側面には、人工リーフの法肩に接地される
法肩接地部27が形成されている。
【0014】本実施形態における法肩連結ユニット23
は、図2に示すような枠状ユニット3を用いて人工リー
フを構築する際に、それらの枠状ユニット3と組み合わ
せて用いられるものである。
【0015】ここで、図1、図2に示した法肩連結ユニ
ット23、及び、枠状ユニット3を用いて人工リーフを
構築する方法(法肩連結ユニット23の使用方法)につ
いて説明する。
【0016】まず、図4に示されているように、水平か
つ平坦な天端面2a、及び、勾配が1/2程度の法面
(岸側法面2b、沖側法面2c)を有するマウンド2を
構築する。このマウンド2は、捨石を投入して海底に積
み上げ、表面の均し工を行うことによって形成する。
【0017】マウンド2を形成したら、その天端面2
a、岸側法面2b、沖側法面2c、及び、沖側肩部6b
に、枠状ユニット3及び法肩連結ユニット23を据え付
ける。枠状ユニット3の据え付けは、多数の枠状ユニッ
ト3を、それぞれが部分的に重なるように、順番に並べ
ていくことによって行う。そして、枠状ユニット3を並
べる際には、隣接する枠状ユニット3同士を、係合手段
を介してしっかりと係合させる。
【0018】尚、枠状ユニット3の係合手段は、図2に
示されているように、枠状ユニット3の一方の端部(岸
側端部3a)の下側に設けられている凸部4、及び、そ
の反対側の端部(沖側端部3b)の上側に設けられ、凸
部4が嵌合可能なように形成された凹部5によって構成
されている。
【0019】マウンド2の天端面2aに枠状ユニット3
を据え付けるには、図4に示したように、まず、マウン
ド2の岸側の法肩(岸側肩部6a)に、図3に示すよう
なピローユニット7を配置し、その上に枠状ユニット3
の岸側端部3a(図2参照)を載せるとともに、沖側端
部3bを天端面2a上に接地させて、枠状ユニット3を
傾斜させた状態で配置する。尚、このとき枠状ユニット
3が傾斜状態で安定するように、枠状ユニット3の凸部
4を、ピローユニット7の嵌合部8(図3参照)に嵌合
させる。
【0020】次に、この傾斜状に設置した枠状ユニット
3の沖側端部3bの上に、他の枠状ユニット3の岸側端
部3aを載せ、その沖側端部3bを天端面2a上に接地
させる。この作業を、岸側肩部6aから沖側の法肩(沖
側肩部6b)の直前の位置まで繰り返すことにより、天
端面2a上において枠状ユニット3を、岸側肩部6aの
ピローユニット7から沖側肩部6bまで、それぞれ同一
方向、同一角度に傾斜した状態で、波頭状(なみがしら
じょう)に整列配置する。
【0021】天端面2a上への枠状ニット3の据え付け
が完了したら、次に、沖側肩部6bに法肩連結ユニット
23を設置する。法肩連結ユニット23を沖側肩部6b
に設置する際には、下側面の法肩接地部27を、沖側肩
部6bにおいてマウンド2の天端面2aと沖側法面2c
の双方に接地させ、かつ、岸側端部23aの下側に設け
られている凸部24を、天端面2a上において最も沖側
に配置された枠状ユニット3の凹部5に係合させる。
【0022】尚、図1に示したように、この法肩連結ユ
ニット23の法肩接地部27は、二つの面(第一面27
a、第二面27b)によって構成されている。そして、
これらの面の相対角度は、設置される人工リーフ1の天
端面2aと沖側法面2cとの相対角度と一致するように
設定されている。従って、この法肩連結ユニット23を
沖側肩部6bに設置した場合、法肩接地部27の第一面
27aがマウンド2の天端面2aに面接触するととも
に、第二面27bが沖側法面2cに面接触する状態とな
る。
【0023】沖側肩部6bへの法肩連結ユニット23の
据え付けが完了したら、沖側法面2cに枠状ユニット3
を据え付ける。具体的には、まず、沖側肩部6bに配置
した法肩連結ユニット23の沖側端部23bの上に、枠
状ユニット3の岸側端部3aを載せるとともに、沖側端
部3bを沖側法面2c上に接地させて、枠状ユニット3
を傾斜させた状態で配置する。このとき、枠状ユニット
3が傾斜状態で安定するように、枠状ユニット3の凸部
4を、法肩連結ユニット23の嵌合部28に嵌合させ
る。
【0024】次に、この傾斜状に設置した枠状ユニット
3の沖側端部3bの上に、他の枠状ユニット3の岸側端
部3aを載せ、沖側端部3bを沖側法面2c上に接地さ
せる。この作業を、沖側肩部6bから沖側法面2cの下
端にかけて繰り返し、各枠状ユニット3がそれぞれ同一
方向、同一角度に傾斜した状態で整列するように配置す
る。
【0025】このように、天端面2a及び沖側法面2c
のそれぞれにおいて、枠状ユニット3を、部分的に重な
るように整列するとともに、隣接する枠状ユニット3同
士を、係合手段を介して、相互にかみ合った状態とする
ことにより、耐波安定性に優れた人工リーフ1を構築す
ることができる。
【0026】そして、沖側肩部6bに設置した法肩連結
ユニット23を、天端面2a上の枠状ユニット3、及
び、沖側法面2c上の枠状ユニット3のいずれとも係合
させ、相互にかみ合った状態とすることにより、天端面
2aの岸側肩部6aから、沖側肩部6bを経て沖側法面
2cの下端に至るまで、枠状ユニット3の連続的な係合
状態を得ることができ、これにより、作用波力の大きい
法肩付近においても、枠状ユニット3、法肩連結ユニッ
ト23、及び、マウンド2を構成する捨石の移動、離脱
を好適に防止することができる。
【0027】尚、本実施形態においては、法肩連結ユニ
ット23を沖側肩部6bに設置する例について説明した
が、この法肩連結ユニット23は、図11に示すよう
に、岸側肩部6aに設置することもできる。この場合、
法肩接地部27を、岸側肩部6aにおいてマウンド2の
天端面2aと岸側法面2bの双方に接地させ、かつ、岸
側端部23aの下側に設けられている凸部24を、岸側
法面2b上の最上段に配置された枠状ユニット3の凹部
5に係合させる。
【0028】そして、天端面2aにおいて最も岸側に配
置された枠状ユニット3の凸部4を、法肩連結ユニット
23の嵌合部28に嵌合させる。このように構成するこ
とにより、岸側法面2bの下端から、岸側肩部6aを経
て、沖側肩部6b或いは沖側法面6cの下端に至るま
で、枠状ユニット3の連続的な係合状態を得ることがで
きる。
【0029】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図5は、本発明の第2の実施形態における法肩
連結ユニット33の斜視図であり、この図において33
aは岸側端部、33bは沖側端部である。
【0030】図示されているように、この法肩連結ユニ
ット33の沖側端部33bの上側には、係合手段とし
て、嵌合部38が設けられている。また、法肩連結ユニ
ット33の下側面には、人工リーフの法肩に接地される
法肩接地部37が形成されている。
【0031】本実施形態における法肩連結ユニット33
は、第1の実施形態における法肩連結ユニット23と同
様に、図2に示すような枠状ユニット3を用いて人工リ
ーフを構築する際に、それらの枠状ユニット3と組み合
わせて用いられる。
【0032】そして、図1に示した法肩連結ユニット2
3を図5に示す法肩連結ユニット33に置換したうえ
で、第1の実施形態において説明した人工リーフの構築
方法を実施することにより、図6に示すような人工リー
フ1を構築することができ、この人工リーフ1において
も、図4に示したような人工リーフ1と同様に、優れた
耐波安定性を期待することができる。
【0033】また、沖側肩部6bに設置した法肩連結ユ
ニット33を、沖側法面2c上の枠状ユニット3と係合
させ、相互にかみ合った状態とするとともに、天端面2
a上の枠状ユニット3に密着させることにより、天端面
2aの岸側肩部6aから、沖側肩部6bを経て沖側法面
2cの下端に至るまで、枠状ユニット3の連続的な係合
状態を得ることができ、これにより、作用波力の大きい
法肩付近においても、枠状ユニット3、法肩連結ユニッ
ト33、及び、マウンド2を構成する捨石の移動、離脱
を好適に防止することができる。
【0034】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図7は、本発明の第3の実施形態における法肩
連結ユニット43の斜視図であり、この図において43
aは岸側端部、43bは沖側端部である。
【0035】図示されているように、この法肩連結ユニ
ット43の岸側端部43a、及び、沖側端部43bの下
側には、係合手段として岸側凸部44a、及び、沖側凸
部44bがそれぞれ設けられている。また、法肩連結ユ
ニット43の下側面には、人工リーフの法肩に接地され
る法肩接地部47が形成されている。
【0036】本実施形態における法肩連結ユニット43
も、第1、第2の実施形態における法肩連結ユニット2
3,33と同様に、図2に示すような枠状ユニット3を
用いて人工リーフを構築する際に、それらの枠状ユニッ
ト3と組み合わせて用いられるものである。
【0037】ここで、図7、図2に示した法肩連結ユニ
ット43、及び、枠状ユニット3を用いて人工リーフを
構築する方法(法肩連結ユニット43の使用方法)につ
いて説明する。
【0038】まず、図8に示すように、第1の実施形態
と同様の方法によってマウンド2を形成する。マウンド
2を形成したら、その天端面2a、岸側法面2b、沖側
法面2c、及び、沖側肩部6bに、枠状ユニット3、及
び、法肩連結ユニット43を据え付ける。枠状ユニット
3を据え付ける際には、隣接する枠状ユニット3同士
を、係合手段(凸部4、及び、凹部5)を介してしっか
りと係合させる。
【0039】マウンド2の天端面2aへの枠状ユニット
3の据え付け、及び、沖側肩部6bへの法肩連結ユニッ
ト43の据え付けは、第1の実施形態において説明した
人工リーフの構築方法と同様の要領にて行う。但し、法
肩連結ユニット43の据え付けは、沖側法面2cへの枠
状ユニット3の据え付け後に行う。
【0040】マウンド2の沖側法面2cに枠状ユニット
3を据え付けるには、まず、沖側法面2cの下端に、最
下段の枠状ユニット3を略水平に配置する。尚、この沖
側法面2cにおける枠状ユニット3は、岸側法面2bの
枠状ユニット3とは逆向きに設置する。即ち、岸側端部
3a(図2参照)が沖側(図8において右側)、沖側端
部3b(図2参照)が岸側(図8において左側)となる
ような向きで設置する。
【0041】次に、その最下段の枠状ユニット3の沖側
端部3bの上に、次の段の枠状ユニット3の岸側端部3
aを載せるとともに、沖側端部3bを沖側法面2c上に
接地させて、この段の枠状ユニット3を略水平に配置す
る。このとき当該枠状ユニット3が水平状態で安定する
ように、凸部4を、最下段の枠状ユニット3の凹部5に
嵌合させる。
【0042】次に、その枠状ユニット3の沖側端部3b
の上に、他の枠状ユニット3の岸側端部3aを載せ、沖
側端部3bを沖側法面2c上に接地させる。この作業
を、沖側法面2cの下端から、沖側肩部6bにかけて繰
り返し、各枠状ユニット3がそれぞれ略水平状態で、階
段状に整列するように配置する。
【0043】天端面2a、及び、沖側法面2cへの枠状
ユニット3の据え付けが完了したら、最後に、沖側肩部
6bに法肩連結ユニット43を設置する。
【0044】法肩連結ユニット43を沖側肩部6bに設
置する際には、下側面の法肩接地部47を、沖側肩部6
bにおいてマウンド2の天端面2aと沖側法面2cの双
方に接地させ、かつ、岸側端部43aの下側に設けられ
ている岸側凸部44aを、天端面2a上において最も沖
側に配置された枠状ユニット3の凹部5に係合させる。
また、沖側端部43bの下側に設けられている沖側凸部
44bを、沖側法面2c上において最も岸側に配置され
た枠状ユニット3の凹部5に係合させる。
【0045】このように、天端面2a及び沖側法面2c
のそれぞれにおいて、枠状ユニット3を、部分的に重な
るように整列するとともに、隣接する枠状ユニット3同
士を、係合手段を介して、相互にかみ合った状態とする
ことにより、耐波安定性に優れた人工リーフ1を構築す
ることができる。
【0046】そして、沖側肩部6bに設置した法肩連結
ユニット43を、天端面2a上の枠状ユニット3、及
び、沖側法面2c上の枠状ユニット3のいずれとも係合
させ、相互にかみ合った状態とすることにより、天端面
2aの岸側肩部6aから、沖側肩部6bを経て沖側法面
2cの下端に至るまで、枠状ユニット3の連続的な係合
状態を得ることができ、これにより、作用波力の大きい
法肩付近においても、枠状ユニット3、法肩連結ユニッ
ト43、及び、マウンド2を構成する捨石の移動、離脱
を好適に防止することができる。
【0047】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図9は、本発明の第4の実施形態における法肩
連結ユニット53の斜視図であり、この図において53
aは岸側端部、53bは沖側端部である。
【0048】図示されているように、この法肩連結ユニ
ット53の沖側端部53bの下側には、係合手段として
凸部54が設けられている。また、法肩連結ユニット5
3の下側面には、人工リーフの法肩に接地される法肩接
地部57が形成されている。
【0049】本実施形態における法肩連結ユニット53
も、第1〜3の実施形態における法肩連結ユニット2
3,33,43と同様に、図2に示すような枠状ユニッ
ト3を用いて人工リーフを構築する際に、それらの枠状
ユニット3と組み合わせて用いられるものである。
【0050】そして、図7及び図8に示した法肩連結ユ
ニット43を、図9に示す法肩連結ユニット53に置換
したうえで、第3の実施形態において説明した人工リー
フの構築方法を実施することにより、図10に示すよう
な人工リーフ1を構築することができ、この人工リーフ
1においても、図8に示したような人工リーフ1と同様
に、優れた耐波安定性を期待することができる。
【0051】また、沖側肩部6bに設置した法肩連結ユ
ニット53を、沖側法面2c上の枠状ユニット3と係合
させ、相互にかみ合った状態とするとともに、天端面2
a上の枠状ユニット3に密着させることにより、天端面
2aの岸側肩部6aから、沖側肩部6bを経て沖側法面
2cの下端に至るまで、枠状ユニット3の連続的な係合
状態を得ることができ、これにより、作用波力の大きい
法肩付近においても、枠状ユニット3、法肩連結ユニッ
ト53、及び、マウンド2を構成する捨石の移動、離脱
を好適に防止することができる。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る人
工リーフ構築用法肩連結ユニットを用いれば、耐波安定
性に優れた人工リーフを構築することができる。特に、
法肩に設置した法肩連結ユニットを、天端面上の枠状ユ
ニット、及び、法面上の枠状ユニットのいずれとも係合
させ、相互にかみ合った状態とすることにより、天端面
から法肩を経て、法面の下端に至るまで、枠状ユニット
の連続的な係合状態を得ることができ、これにより、作
用波力の大きい法肩付近においても、枠状ユニット、法
肩連結ユニット、及び、マウンドを構成する捨石の移
動、離脱を好適に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における人工リーフ
構築用法肩連結ユニット23の斜視図。
【図2】 図1に示した法肩連結ユニット3と組み合わ
せて使用される枠状ユニット3の斜視図。
【図3】 図2に示した枠状ユニット3と組み合わせて
使用されるピローユニット7の斜視図。
【図4】 図1に示した法肩連結ユニット23を用いて
構築した人工リーフ1の断面図。
【図5】 本発明の第2の実施形態における人工リーフ
構築用法肩連結ユニット33の斜視図。
【図6】 図5に示した法肩連結ユニット33を用いて
構築した人工リーフ1の断面図。
【図7】 本発明の第3の実施形態における人工リーフ
構築用法肩連結ユニット43の斜視図。
【図8】 図7に示した法肩連結ユニット43を用いて
構築した人工リーフ1の断面図。
【図9】 本発明の第4の実施形態における人工リーフ
構築用法肩連結ユニット53の斜視図。
【図10】 図9に示した法肩連結ユニット53を用い
て構築した人工リーフ1の断面図。
【図11】 図1に示した法肩連結ユニット23の他の
適用例を示す図。
【図12】 図2に示した枠状ユニット3及び図3に示
したピローユニット7を用いて構築した人工リーフ1の
断面図。
【図13】 図2に示した枠状ユニット3及び図3に示
したピローユニット7を用いて構築した人工リーフ1の
断面図。
【符号の説明】
1:人工リーフ、2:マウンド、2a:天端面、2b:
岸側法面、2c:沖側法面、3:枠状ユニット、3a:
岸側端部、3b:沖側端部、4:凸部、5:凹部、6
a:岸側肩部、6b:沖側肩部、7:ピローユニット、
8:嵌合部、9:開口部、23,33,43,53:法
肩連結ユニット、23a,33a,43a,53a:岸
側端部、23b,33b,43b,53b:沖側端部、
24,54:凸部、27,37,47,57:法肩接地
部、27a:第一面、27b:第二面、28,38:嵌
合部、29,49,59:開口部 44a:岸側凸部、44b:沖側凸部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 真一 茨城県土浦市東中貫町2−7 株式会社テ トラ環境技術センター内 (72)発明者 小林 茂高 茨城県土浦市東中貫町2−7 株式会社テ トラ環境技術センター内 Fターム(参考) 2D018 EA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人工リーフの基礎マウンドの法肩に設置さ
    れ、当該マウンド上に配置された複数の枠状ユニットを
    連結するためのユニットであって、 前記マウンドの天端面に配置された枠状ユニット、及び
    /又は、前記マウンドの法面に配置された枠状ユニット
    との係合状態を得るための係合手段と、 前記法肩に接地する法肩接地部を有していることを特徴
    とする人工リーフ構築用法肩連結ユニット。
  2. 【請求項2】前記法肩接地部が、前記マウンドの天端面
    に面接触する第一面、及び/又は、前記マウンドの法面
    に面接触する第二面によって構成されていることを特徴
    とする、請求項1に記載の人工リーフ構築用法肩連結ユ
    ニット。
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