JP2003283533A - 通信制御装置及び通信システム及び通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

通信制御装置及び通信システム及び通信制御方法及び通信制御プログラム

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JP2003283533A
JP2003283533A JP2002081152A JP2002081152A JP2003283533A JP 2003283533 A JP2003283533 A JP 2003283533A JP 2002081152 A JP2002081152 A JP 2002081152A JP 2002081152 A JP2002081152 A JP 2002081152A JP 2003283533 A JP2003283533 A JP 2003283533A
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Hiroyuki Morimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信制御装置及びこれらを用いたシステムに
よる通信を目的とする。 【解決手段】 ブロードバンドモデム210は、移動体
端末100の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移
動体端末100から第1の無線網1100を介して受信
し、ブロードバンドモデム210は、これに対応して接
続許可の問い合わせを認証制御装置10へ送信し、認証
制御装置10が、移動体端末100との接続を許可する
と判断した場合には、ブロードバンドモデム210は、
コンテンツ配信要求をした移動体端末100との回線を
接続する通信システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信に関す
る通信制御装置及び通信システム及びその方法に関する
ものである。
【0002】まず、本発明に関連する技術について説明
する。図10は、関連発明のシステム構成図である。1
00は、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯電話及び
携帯型情報端末などの移動体端末である。移動体端末1
00は、無線通信を行う無線通信部1200を有してい
る。700は、移動体通信網である。800は、移動体
端末100と無線通信を行う基地局である。基地局80
0と移動体端末100とは、移動体通信網700を伝送
媒体として無線通信する。500は、インターネットで
ある。600は、データベースに記録されたコンテンツ
データやサービスアプリケーションなどのコンテンツで
ある。610は、移動体端末100から配信要求される
コンテンツ600を配信するサービス提供サーバであ
る。即ち、移動体端末100は、サービス提供サーバ6
10からインターネット500と移動体通信網700を
通信網として要求したコンテンツ600の配信を受け
る。
【0003】次に、移動体端末100の利用者が、ある
着信メロディを要求する場合の図10に示すシステムの
動作について説明する。利用者の要求に応じ、移動体端
末100の無線通信部1200は、移動体通信網700
を用いて基地局800に着信メロディの配信サービスを
要求する。基地局800は、インターネット500を用
いてサービス提供サーバ610に着信メロディの配信サ
ービスを要求する。サービス提供サーバ610は、要求
に応じて、コンテンツ600中から要求された着信メロ
ディを取り出す。取り出された着信メロディは、サービ
ス提供サーバ610によってインターネット500を経
由して基地局800に配信され、さらに基地局800か
ら移動体通信網700を経由して移動体端末100に配
信される。
【0004】このようにして、移動体端末100は、要
求した着信メロディを受け取ることが可能となる。そし
て、このようなシステム形態をとることにより、移動体
端末100は、サービス提供サーバ610と有線によっ
て接続されていなくても無線通信を通じてコンテンツ配
信要求をサービス提供サーバ610に伝え、サービス提
供サーバ610から要求したコンテンツの配信を受ける
ことが可能となる。
【0005】但し、移動体端末100の利用者は、この
ようなコンテンツ配信サービスを受けるために、移動体
通信網700のインフラ整備と移動体通信の制御を行っ
ている携帯電話事業者等の移動体通信事業者に移動体通
信網700を利用するための加入手続きをとることが必
要である。また、移動体端末100の利用者は、移動体
端末100を通じてコンテンツプロバイダなどのサービ
ス提供事業者への加入が必要である。これらの加入によ
って、移動体端末100の利用者は、図10に示すシス
テムを用いたサービスの利用が可能となる。
【0006】図11は、移動体通信事業者とサービス提
供事業者とが提供する装置とこれらの事業者が移動体端
末100の利用者へ行うサービス内容との関係を示す図
である。まず、移動体通信事業者とは、移動体通信網7
00を構築し、移動体通信網700の制御及び管理を行
い、移動体通信インフラの整備を図り、移動体端末10
0と他の電子機器との間での情報の送受信を行うための
プラットフォームを提供する事業者をいう。例えば、移
動体通信事業者の一例としては、携帯電話事業者である
NTTドコモがあげられる。また、サービス提供事業者
とは、コンテンツプロバイダやサービスアプリケーショ
ンプロバイダなど、コンテンツやアプリケーションの配
信要求に対応して、コンテンツやアプリケーションを配
信する事業者をいう。図11に示すように、まず、移動
体端末100がサービス(コンテンツ配信)を要求する
と、移動体通信事業者は、基地局800と移動体端末1
00の通信を可能とするためのネットワークアクセス手
段を提供する(S71)。このネットワークアクセス手
段を利用して移動体端末100は、サービス提供事業者
が提供するサービス(コンテンツ配信)を受けることが
できる。即ち、移動体通信事業者が提供する移動体通信
網700を用いることによって、サービス提供サーバ6
10は基地局800を通じて送信されたサービス要求
(S72)を受け、要求に応じたサービスを移動体端末
100に提供する(S73)。このように、移動体端末
100は、基地局800による移動体通信網700の制
御とサービス提供サーバ610によるコンテンツの配信
により、要求するサービスを享受することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、関連技術
において移動体端末100は、コンテンツの配信サービ
スを受けるために、移動体通信網700を伝送媒体に用
いていた。しかし、移動体通信事業者が行う移動体通信
網700によるサービスの利用料金は高額であった。ま
た、伝送速度も、例えば、64kbpsや384kbp
sというように低速であった。従って、移動体端末10
0が高速に移動している場合や移動体端末100が安定
した通信を望む場合には上記通信手段による通信は利用
価値が高いが、その他の場合には、利用料金が低額で、
かつ、データ通信速度が高速な伝送媒体による移動体端
末100への通信サービスが望まれていた。
【0008】本発明は、広域に分布された通信制御装置
による通信及びこれらを用いたシステムによる通信の制
御を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信制御
装置は、移動体端末の識別情報を含んだコンテンツ配信
要求を移動体端末から第1の無線網を介して受信する無
線通信部と、上記無線通信部が受信したコンテンツ配信
要求に対して移動体端末の識別情報を含んだ移動体端末
との接続許可の問い合わせを移動体端末の認証を行う認
証制御装置へ送信し、送信した問い合わせに含まれた移
動体端末の識別情報から認証制御装置に移動体端末との
接続を許可するか否かを判断させ、判断させた結果に基
づいてコンテンツ配信要求をした移動体端末との回線を
接続する通信部とを備えることを特徴とする。
【0010】この発明に係る通信制御装置は、移動体端
末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移動体端末
から第1の無線網を介して受信する無線通信部と、上記
無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に対して移動
体端末との接続許可の問い合わせを認証鍵の制御を行う
認証制御装置へ送信し、送信した問い合わせに対し認証
制御装置から認証鍵を受信し、受信した認証鍵に基づい
てコンテンツ配信要求をした移動体端末を認証し、認証
結果に基づいて移動体端末との回線を接続する通信部と
を備えることを特徴とする。
【0011】上記通信制御装置は、複数存在し、上記複
数の通信制御装置の各通信制御装置は、さらに、上記複
数の通信制御装置の各通信制御装置を識別する識別情報
を記憶する記録部と、上記無線通信部が受信したコンテ
ンツ配信要求に含まれる移動体端末の識別情報と上記記
録部によって記憶された上記各通信制御装置の識別情報
とからコンテンツ配信要求を送信した移動体端末の属性
を特定する管理部を備え、上記各通信制御装置の通信部
は、上記管理部によって特定された移動体端末の属性と
上記記憶部が記憶した各通信制御装置の識別情報とを認
証制御装置に送信し、上記各通信制御装置を経由してコ
ンテンツを配信するサービス提供サーバから移動体端末
に配信されるコンテンツの通信量を上記各通信制御装置
の識別情報毎に移動体端末の属性に対応させて認証制御
装置にカウントさせることを特徴とする。
【0012】この発明に係る通信システムは、移動体端
末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移動体端末
から第1の無線網を介して受信する無線通信部と、上記
無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に対して移動
体端末の識別情報を含んだ移動体端末との接続許可の問
い合わせを送信する通信部とを備える通信制御装置と、
上記通信部によって送信された問い合わせを受信し、受
信した問い合わせに含まれた移動体端末の識別情報から
移動体端末との接続を許可するか否かを判断し、判断結
果に基づいて移動体端末との接続を上記通信制御装置に
許可する認証部を備える認証制御装置とを備えたことを
特徴とする。
【0013】この発明に係る通信システムは、移動体端
末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移動体端末
から第1の無線網を介して受信する無線通信部と、上記
無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に対して移動
体端末との接続許可の問い合わせを送信する通信部とを
備える通信制御装置と、上記通信部によって送信された
問い合わせを受信し、受信した問い合わせに対して認証
鍵の生成を認証鍵生成サーバに命令し、認証鍵生成サー
バによって生成された認証鍵を上記通信制御装置に送信
し、送信した認証鍵に基づいて上記通信制御装置に移動
体端末の認証を行わせる認証部とを備える認証制御装置
とを備えたことを特徴とする。
【0014】上記通信制御装置は、複数存在し、上記複
数の通信制御装置の各通信制御装置は、さらに、上記複
数の通信制御装置の各通信制御装置を識別する識別情報
を記憶する記録部と、上記無線通信部が受信した移動体
端末の識別情報と上記記録部によって記憶された上記各
通信制御装置の識別情報とからコンテンツ配信要求を送
信した移動体端末の属性を特定する管理部を備え、上記
通信部は、上記管理部によって特定された移動体端末の
属性と上記記憶部によって記憶された各通信制御装置の
識別情報とを上記認証部に送信し、上記認証部は、上記
通信部によって送信された移動体端末の属性と各通信制
御装置の識別情報とを受信し、上記認証制御装置は、さ
らに、コンテンツを配信するサービス提供サーバから上
記各通信制御装置を経由して移動体端末へ配信されるコ
ンテンツを受信し、移動体端末へ送信されるコンテンツ
の通信量を上記認証部によって受信された上記各通信制
御装置の識別情報毎に上記認証部によって受信された移
動体端末の属性に対応させてカウントするカウンタを備
えることを特徴とする。
【0015】上記通信システムは、さらに、上記通信制
御装置と接続され、上記通信制御装置によって送受信さ
れるデータを転送するブロードバンド回線を備えること
を特徴とする。
【0016】上記通信システムは、さらに、サービス提
供サーバから送信されたコンテンツを第2の無線網を介
してコンテンツ配信要求をした移動体端末へ送信する基
地局を備え、上記通信システムは、上記基地局をアクセ
スポイントとして上記サービス提供サーバから移動体端
末へコンテンツを配信する通信ルートと、上記通信制御
装置をアクセスポイントとして上記サービス提供サーバ
から移動体端末へコンテンツを配信する通信ルートの少
なくともいずれかの通信ルートによってサービス提供サ
ーバから移動体端末へコンテンツを配信することを特徴
とする。
【0017】この発明に係る通信制御方法は、移動体端
末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移動体端末
から第1の無線網を介して受信し、上記受信したコンテ
ンツ配信要求に対して移動体端末の識別情報を含んだ移
動体端末との接続許可の問い合わせを送信し、送信した
問い合わせに含まれた移動体端末の識別情報から移動体
端末との接続を許可するか否かを判断させ、上記判断さ
せた結果に基づいてコンテンツ配信要求をした移動体端
末との回線を接続することを特徴とする。
【0018】この発明に係る通信制御方法は、移動体端
末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移動体端末
から第1の無線網を介して受信し、上記受信したコンテ
ンツ配信要求に対して移動体端末との接続許可の問い合
わせを送信し、上記送信した問い合わせに対し認証鍵を
受信し、上記受信した認証鍵に基づいてコンテンツ配信
要求をした移動体端末を認証し、認証結果に基づいて移
動体端末との回線を接続することを特徴とする。
【0019】この発明に係る通信制御プログラムは、移
動体端末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移動
体端末から第1の無線網を介して受信する処理と、上記
受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端末の識別
情報を含んだ移動体端末との接続許可の問い合わせを送
信し、送信した問い合わせに含まれた移動体端末の識別
情報から移動体端末との接続を許可するか否かを判断さ
せる処理と、上記判断させた結果に基づいてコンテンツ
配信要求をした移動体端末との回線を接続する処理とを
コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0020】この発明に係る通信制御プログラムは、移
動体端末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求を移動
体端末から第1の無線網を介して受信する処理と、上記
受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端末との接
続許可の問い合わせを送信する処理と、上記送信した問
い合わせに対し認証鍵を受信する処理と、上記受信した
認証鍵に基づいてコンテンツ配信要求をした移動体端末
を認証し、認証結果に基づいて移動体端末との回線を接
続する処理とをコンピュータに実行させることを特徴と
する。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1につ
いて説明する。図1は、本実施の形態のシステム構成図
である。移動体端末100は、上述した関連技術の説明
と同様に、インターネット500と基地局800と移動
体通信網700を経由してサービス提供サーバ610か
らサービス(コンテンツ配信)を受けることが可能であ
る。ここで、移動体通信網700とは、いわゆるPLM
N(PUBLIC LAND MOBILE NEYW
ORK)のことで、PDC(PERSONAL DIG
ITAL CELLULAR)、W−CDMA(WID
EBAND−CODE DIVISIONMULTIP
LE ACCESS)、PHS(PERSONAL H
ANDPHONE SYSTEM)、cdma−on
e、cdma2000、GSM(GLOBAL SYS
TEM FOR MOBILE COMMUNICAT
IONS)、IS−95等に対応した音声及びデータ通
信網である。また、移動体通信網700は、第2の無線
網1200の一例である。この通信ルートを図1ではル
ートAとして示す。本実施の形態では、移動体端末10
0がサービスを受けるための通信ルートとして、ルート
Aと後述するルートBとの選択が可能である。
【0022】次に、ルートBの通信ルートによる図1に
示すシステムの動作について説明する。但し、図10の
関連発明で説明した構成と同一構成のものには、同一番
号が付けられているので、それらについては説明を省略
する。移動体端末100は、第2の無線網1200の一
例である移動体通信網700を介して基地局800との
無線通信を行う第二無線通信部120の他、第1の無線
網1100によって無線通信を行う第一無線通信部11
0を備える。第一無線通信部110の一例としては、B
luetoothなどの無線通信モジュールが挙げられ
る。200は、Bluetoothなどの無線通信を移
動体端末100と行う装置を提供するブロードバンド回
線供出者宅(民家、商店など)である。ブロードバンド
回線供出者宅200には、ブロードバンドモデム210
が備えられている。ブロードバンドモデム210は通信
制御装置の一例である。ブロードバンドモデム210に
は、無線通信部211が設けられている。無線通信部2
11は、第一無線通信部110との間でBluetoo
thなどの無線通信を行う。ブロードバンド回線供出者
宅200は、ADSL等回線220等のブロードバンド
回線と接続されている。
【0023】ここで、ブロードバンド回線とは、インタ
ーネット500と常時接続された加入者系ネットワーク
をいう。ADSL等回線220は、ブロードバンド回線
の一例である。ブロードバンド回線としては、ADSL
(ASYMMETRIC DIGITAL SUBSC
RIBER LINE)の他、CATV(CABLET
ELEVISION)、FTTH(FIBER TO
THE HOME)が挙げられるが、本実施の形態で
は、更に、図1に示すWAN(WIDE AREA N
ETWORK)やローカルネットもブロードバンド回線
に含まれる。ADSLとは、非対称デジタル加入者線を
いう。電話局から各加入者宅(民家、商店、事業所)ま
で引かれている導線の加入者電話回線を利用して、現時
点では数M〜十数Mbpsの高速データ通信を可能にす
る加入者系ネットワークをいう。但し、通信速度は将来
の技術の進歩とともにより高速になると思われる。AD
SLでは、電話局とADSL回線供出者宅にADSLモ
デムを取り付け、これらのモデム間を高速にデータ通信
する。このADSLモデムは、ブロードバンドモデム2
10の一例である。CATVとは、同軸ケーブルによっ
て接続された限定地域の各CATV加入者宅(民家、商
店、事業所)に対してTV放送システムによって多様な
サービスを提供する加入者系ネットワークをいう。FT
THとは、電話局から各加入者宅(民家、商店、事業
所)までの加入者線を結ぶアクセス網を光ファイバ・ケ
ーブルで敷設した加入者系ネットワークをいう。WAN
とは、遠隔地にあるコンピュータ同士またはLAN同士
を公衆回線網を使って接続した加入者系ネットワークを
いう。
【0024】ブロードバンド回線供出者宅(ビル)30
0は、Bluetoothなどの無線通信を行うための
WAN回線供出企業を示す。ブロードバンド回線供出者
宅300の内部構成は、ブロードバンド回線供出者宅2
00の内部構成と同様であり、ブロードバンドモデム3
10は、第一無線通信部110と無線通信する無線通信
部311を有している。ブロードバンドモデム310の
一例としては、WAN回線モデムが挙げられる。400
は、ADSL等回線220やWAN回線320とインタ
ーネット500との間のローカルネットワークである。
ここで、加入者とインターネットを接続する際には、加
入者収容線を直接インターネットに接続するのではな
く、一旦、接続事業者のネットワークを介して両者を接
続するが、ローカルネットワークとは、インターネット
と加入者収容線の中間に位置するこの接続事業者のネッ
トワークをいう。10は、ローカルネット400内にあ
る認証制御装置である。認証制御装置10は、ブロード
バンドモデム210またはブロードバンドモデム310
を経由して移動体端末100に配信されるコンテンツの
通信量を移動体端末100の属性に対応させてブロード
バンドモデム毎にカウントするカウンタ11とコンテン
ツの配信を要求した移動体端末100が、コンテンツ配
信サービスを受けられる者であるかについての制御を行
う認証部12を備えている。移動体端末100の属性に
ついては後述する。認証制御装置10の一例では、プロ
キシサーバが挙げられる。
【0025】図1では、コンテンツ配信サービスを要求
する移動体端末100は、ブロードバンド回線供出者宅
200又はブロードバンド回線供出者宅300付近い
る。従って、ブロードバンド回線供出者宅200のブロ
ードバンドモデム210又はブロードバンド回線供出者
宅300のブロードバンドモデム310を用いて無線通
信が可能である。即ち、ブロードバンドモデム210及
びブロードバンドモデム310は、移動体端末100に
とって基地局800と同様にアクセスポイントとしての
役目を果たす。
【0026】今、移動体端末100は、ブロードバンド
モデム210をアクセスポイントとして無線通信する場
合を考える。まず、移動体端末100の第一無線通信部
110は、移動体端末100の識別情報を含んだコンテ
ンツ配信サービスを要求する。移動体端末100の識別
情報には、例えば、MACアドレスやIPアドレスが考
えられる。ブロードバンドモデム210の無線通信部2
11は、第1の無線網1100を介してコンテンツ配信
要求を受信する。ブロードバンドモデム210は、受信
したコンテンツ配信要求に対して移動体端末100の識
別情報を含んだ移動体端末100との接続許可の問い合
わせを、ADSL等回線220とローカルネット400
を介して移動体端末100の認証を行う認証制御装置1
0へ送信する。認証制御装置10の認証部12は、移動
体端末100がルートBの通信ルートによってサービス
を利用できるブロードバンド回線利用加入者であるか否
かを判断する。移動体端末100がサービスを利用でき
る加入者であると判断した場合、認証制御装置10は、
ブロードバンドモデム210に接続許可信号を送信す
る。ブロードバンドモデム210は、認証制御装置10
から送信された接続許可信号を受けて、移動体端末10
0との回線を接続する。
【0027】このようにして、移動体端末100は、A
DSL等回線220及びローカルネット400のブロー
ドバンド回線の接続を許可される。この場合、移動体端
末100の利用者は、ブロードバンド回線供出者宅20
0の供出者と同一人である必要はない。移動体端末10
0の利用者がサービスを利用できる加入者であれば、ブ
ロードバンド回線供出者宅200の供出者でない第三者
であっても、ブロードバンド回線供出者宅200のブロ
ードバンドモデム210をアクセスポイントとして利用
してコンテンツ配信サービスの提供を受けることが可能
である。
【0028】接続が許可された移動体端末100のコン
テンツ配信要求は、インターネット500を経由して、
サービス提供サーバ610に伝えられる。サービス提供
サーバ610は、要求されるコンテンツ600を取り出
し、認証制御装置10を経由してブロードバンド回線供
出者宅200に送信する。ブロードバンド回線供出者宅
200の無線通信部211は、移動体端末100にサー
ビス提供サーバ610から送信されたコンテンツ600
を送信する。このような動作によって、移動体端末10
0は、ルートAを使わなくても、ルートBの通信ルート
によるコンテンツ配信サービスを受けることができる。
【0029】移動体端末100は、このように、ブロー
ドバンド回線供出者宅200をアクセスポイントとした
ルートBによる通信ルートの上記サービスと同様に、ブ
ロードバンド回線供出者宅300をアクセスポイントと
したサービスを受けることができる。即ち、本実施の形
態において、ブロードバンド回線供出者宅200とブロ
ードバンド回線供出者宅300は、同一の機能を果た
し、ADSL等回線220やWAN回線320は、ブロ
ードバンドモデム210やブロードバンドモデム310
と接続する回線として、実質的に同様な機能を果たす。
図1では、移動体端末100は、第一無線通信部110
と第二無線通信部120を別々のモジュールとして備え
ている。ただし、第一無線通信部110と第二無線通信
部120は、1つのモジュールとする場合も考えられ
る。いずれの場合も、移動体端末100の無線通信部
は、移動体端末100の利用者の選択に応じてルートA
とルートBとの間で通信ルートを切り換え、いずれかの
ルートを用いた無線通信を行う機能を有する。また、移
動体端末100の利用者の選択によらなくても予め定め
られた一定の要件の下、移動体端末100の無線通信部
が自動的にルートAかルートBかの通信ルートの選択を
行い、その選択結果によって、いずれかの通信ルートに
より無線通信するようにしてもよい。
【0030】本実施の形態において、移動体端末100
は、ルートBからサービス提供を受けられるシステムを
構築することができる。また、移動体端末100は、ル
ートBと他の複数の通信ルートを用いたサービスを選択
的に受けられるシステムを構築することができる。
【0031】次に、図1で示したルートBを通信ルート
とした移動体端末100へのコンテンツ配信サービスを
行う動作について、各事業者と各事業者のサービス範囲
の関係を含めて図2を用いて説明する。図2は、ルート
Bを通信ルートとした場合の各サービス事業者の提供す
る設備及びサービス内容及びサービスを提供するための
システムの動作を示す図である。まず、移動体端末10
0がコンテンツ配信要求信号を発生する。この信号は、
移動体端末100付近のブロードバンドモデム210を
経由して認証制御装置10に送信される。認証制御装置
10による移動体端末100の認証の結果、移動体端末
100との接続を許可した場合には、ブロードバンドモ
デム210をアクセスポイントとしてインターネット接
続サービスが移動体端末100に対して許可される(S
74)。また、認証制御装置10は、サービス提供サー
バ610からブロードバンドモデム210をアクセスポ
イントとして移動体端末100に配信されるコンテンツ
量の管理及び制御を行う(S75)。この管理、制御に
よりブロードバンドモデム210は、自己をアクセスポ
イントとした場合のコンテンツ量に応じた配当又は加入
者料の値引きなどの特典を受けられる。
【0032】このように、認証制御装置10を用いた街
角アクセスポイント・サービス事業者のサービスを利用
して、移動体端末100は、コンテンツプロバイダ等の
サービス提供事業者のサービスであるコンテンツ配信を
サービス提供サーバ610から受けることができる(S
73)。ここで、図2に示す街角アクセスポイント・サ
ービス事業者とは、アクセス回線提供者である複数のブ
ロードバンド回線供出者200によって提供された広域
に分布するアクセスポイントを介して短距離無線通信に
より移動体端末100をインターネット500に接続す
るサービスの提供事業者である。ここにいう短距離無線
通信とは、1km程度の無線通信をいうが、無線通信可
能領域は、将来の技術の進歩とともにより広範囲になる
と思われる。街角アクセスポイント・サービス事業者の
例としては、yahooなどのADSLサービスを行う
インターネットサービスプロバイダがあげられる。な
お、図2に示す移動体通信事業者が提供するルートAに
よるサービスについては、図11に示すサービスと同様
であるので、説明を省略する。サービス提供事業者は、
移動体端末100に対して多チャンネルによるコンテン
ツの提供及びソフトウエアのバージョンアップなどの保
守サービスを行う。このコンテンツの提供に対し、移動
体端末100の利用者は、コンテンツ料を支払う。ま
た、サービス提供事業者の保守サービスに対し、移動体
端末100の利用者はサポート料を払う。このような仕
組みによって、サービス提供プロバイダは利益を得てい
る。このようなサービス提供事業者によるコンテンツ配
信サービスシステムは、図2のサービス提供事業者のサ
ービス範囲に示されている。サービス提供事業者は、移
動体通信事業者の提供する設備及びサービスを利用する
ことにより、ルートAを用いたコンテンツの配信を移動
体端末100へ行うことができる。また、サービス提供
事業者は、街角アクセスポイント・サービス事業者の設
備及びサービスを利用することにより、ルートBを用い
たコンテンツの配信が可能となる。移動体端末100の
利用者は、移動体通信事業者および街角アクセスポイン
ト・サービス事業者のサービスを受けるためには、移動
体通信事業者および街角アクセスポイント・サービス事
業者のサービスへの加入が必要であり、サービスを受け
るための加入者料金を支払う。このように、移動体端末
100の利用者は、移動体通信事業者のサービスへ加入
することにより、ルートAによるコンテンツ配信が受け
られる。実際には、ルートAによるサービス提供は、サ
ービス提供サーバ610と基地局800と移動体端末1
00の装置によってシステムを構築し、各装置が協業し
て情報の送受信及び制御を行うことによって達成され
る。同様にして、移動体端末100の利用者は、街角ア
クセスポイント・サービス事業者のサービスへ加入する
ことによって、移動体端末100の利用者自身がブロー
ドバンド回線への加入をしていなくても、他人の所有す
るブロードバンドモデム210等を介して、ルートBに
よるコンテンツ配信を受けられる。この場合も、実際に
は、ルートBによるサービス提供は、サービス提供サー
バ610と認証制御装置10とブロードバンドモデム2
10と移動体端末100によってシステムを構築し、各
装置が協業して情報の送受信及び制御をすることによっ
て達成される。
【0033】次に、具体的な動作について説明する。図
3は、ブロードバンドモデム210の具体的構成及び移
動体端末100とブロードバンド回線供出者宅200と
認証制御装置10の具体的動作を示した図である。移動
体端末100は、ブロードバンド回線供出者宅200付
近にいる利用者の移動体端末である。各移動体端末10
0は、それぞれに固有なMACアドレスを所有してい
る。このMACアドレスによって、各々の移動体端末1
00の識別が可能となる。認証部12は、移動体端末そ
れぞれに固有なMACアドレスを記憶したMACアドレ
ステーブルを検索可能な状態にある。
【0034】次に、ブロードバンドモデム210の内部
構成について説明する。211は、移動体端末100と
第1の無線網1100により無線通信する機能を持つ無
線通信部である。212は、無線通信のための回線帯域
を制御する回線帯域制御部である。217は、管理用I
Pテーブル213と家庭用IPテーブル214とを持つ
記録部である。家庭用IPテーブル214は、ブロード
バンドモデム210にアクセスしてくる移動体端末10
0が自己移動体端末100であるかを判断するために、
自己の移動体端末100の識別情報とブロードバンドモ
デム210自身の識別情報とを記憶したテーブルであ
る。管理用IPテーブル213は、他人の移動体端末1
00の識別情報を記憶したテーブルである。家庭用IP
テーブル214と管理用IPテーブル213に記憶され
た移動体端末100の識別情報の例としては、IPアド
レスが挙げられる。215は、各種識別情報を管理する
管理部である。216は、ADSL等回線220とロー
カルネット400のブロードバンド回線を介して認証制
御装置10と通信する通信部である。図1と同一番号を
付しているその他の構成は、前述した通りであり説明を
省略する。
【0035】次に、移動体端末100とブロードバンド
回線供出者宅200と認証制御装置10の動作について
説明する。移動体端末100がコンテンツ配信サービス
を要求する場合、まず、移動体端末100付近に存在す
るブロードバンド回線供出者宅200が、その要求を第
1の無線網1100を通じて受信する(S50)。無線
によるコンテンツ配信要求は、無線通信部211によっ
て受信され、回線帯域制御部212を経て管理部215
に送られる(S52)。管理部215では、送られてき
たコンテンツ配信要求元の移動体端末100の属性を識
別する。例えば、移動体端末100の識別情報と記憶部
217が記憶する管理用IPテーブル213と家庭用I
Pテーブル214の識別情報とから移動体端末100が
自己の移動体端末100であるか、他人の移動体端末1
00であるかを判断し、移動体端末100が自己の移動
体端末100であれば、移動体端末100の属性をAと
し、移動体端末100が他人の移動体端末100であれ
ば、移動体端末100の属性をBとすることが考えられ
る。具体的な例としては、次の方法が挙げられる。即
ち、移動体端末100から送られてくるコンテンツ配信
要求に含まれている移動体端末100の識別情報の中か
らIPアドレスに関する情報を取り出し、移動体端末1
00のIPアドレスが家庭用IPテーブル214のテー
ブル中に存在していれば、自己の移動体端末100であ
ると判断し、移動体端末100の属性をAとする。一
方、移動体端末100のIPアドレスが管理用IPテー
ブル213のテーブル中に存在すれば、他人の移動体端
末100であると識別し、移動体端末100の属性をB
とする。移動体端末100の属性は、自分の端末と他人
の端末とをAとBとに区別する方法だけでなく、一定条
件の下、A、B、C・・・・というように複数の属性に
区別する方法を用いてもよい。このような移動体端末1
00の属性の特定後、ブロードバンドモデム210の通
信部216は、ADSL等回線220とローカルネット
400のブロードバンド回線を伝送媒体として移動体端
末100のブロードバンドモデム210の識別情報と移
動体端末100の識別情報と移動体端末100の属性を
含んだ接続許可の問い合わせを認証制御装置10の認証
部12に送信する(S54)。認証部12は、上記問い
合わせを受信する。
【0036】次に、上記問い合わせを受信した認証部1
2による認証手続について説明する。認証部12は、通
信部216からの問い合わせに含まれた移動体端末10
0の識別情報の中からMACアドレスを取り出し、取り
出したMACアドレスとMACアドレステーブルとか
ら、移動体端末100が固有のMACアドレスが、MA
Cアドレステーブルの中に存在するか否かを判断する。
移動体端末100のMACアドレスが、MACアドレス
テーブル内に存在していれば、コンテンツ配信要求をし
た移動体端末100は、サービス利用可能な加入者であ
ると判断される。その場合には、認証部12は、ブロー
ドバンドモデム200に接続の要求を許可する信号を送
信する(S57)。接続許可信号を受けたブロードバン
ドモデム210は、移動体端末100との回線を接続す
る(S58)。
【0037】回線を接続された移動体端末100は、ブ
ロードバンドモデム210をアクセスポイントとして、
図1に示すルートB経由で、サービス提供サーバ610
からコンテンツ配信サービスを受ける。認証制御装置1
0のカウンタ11は、サービス提供サーバ610から自
己の認証制御装置10と各ブロードバンドモデム210
を経由して移動体端末100へ送信されるコンテンツの
通信量を認証部12によって受信された各ブロードバン
ドモデム210毎に移動体端末の属性に対応させてカウ
ントする(S60)。カウンタ11が、コンテンツの通
信量をカウントする動作について、図4を使用して詳細
に説明する。カウンタ11は、図4に示すようなテーブ
ル15に各ブロードバンドモデム210を経由して移動
体端末100に配信されたコンテンツの通信量をブロー
ドバンドモデム210毎にカウントし、ブロードバンド
モデム210を経由して配信された一定期間(例えば1
ヶ月)の総コンテンツ通信量を記憶する。例えば、図4
に示すブロードバンドモデム210の識別情報が「00
01」である場合には、識別情報「0001」のブロー
ドバンドモデム210を経由して移動体端末100に配
信されるコンテンツについて、コンテンツ通信量を識別
情報「0001」の行にカウントする。ここで、仮にブ
ロードバンドモデム210からの接続許可の問い合わせ
に含まれていた移動体端末100の属性がBであった場
合について考える。カウンタ11は、サービス提供サー
バ610から識別情報「0001」のブロードバンドモ
デム210を経由して送信されるコンテンツは、移動体
端末100の属性がBであるから他人の移動体端末10
0へ配信されるコンテンツであると判断する。従って、
図4に示すテーブル15の一行目であって移動体端末1
00の属性Bの項目にこのコンテンツ通信量を加算す
る。図4のテーブル15では、移動体端末100の属性
Bのコンテンツ通信量の累計は、現時点で500バイト
となっている。同様にして、識別情報「0001」のブ
ロードバンドモデム210から認証制御装置10への接
続許可の問い合わせに含まれていた移動体端末100の
属性がAであった場合には、テーブル15の一行目であ
って移動体端末100の属性Aの項目にこのコンテンツ
通信量を加算する。ここで、自己の移動体端末100へ
のコンテンツ配信に対しては、後述するようなキャッシ
ュバック制度を設けないシステムとする場合には、テー
ブル15の移動体端末110の属性Aの項目を設けなく
てもよい。
【0038】このように、カウンタ11は、各識別情報
を持つ複数のブロードバンドモデム210をアクセスポ
イントとした場合のコンテンツの通信量をブロードバン
ドモデム210毎にカウントアップしている。このた
め、例えば、ブロードバンド回線供出者は、月末などに
自己がアクセスポイントとなった通信料に応じた配当
(キャッシュバック)やブロードバンド回線供出者宅2
00が加入する加入者料の値引き、減免などのサービス
を受けることができる。記録部217は、図3では、管
理用IPテーブル213と家庭用IPテーブル214を
所有していたが、管理用IPテーブル213と家庭用I
Pテーブル214を統合して管理することも可能であ
る。また、自己の所有している移動体端末100と他人
の所有している移動体端末100による接続要求に関わ
らず、カウンタ11は、ブロードバンドモデム210を
アクセスポイントとして提供した場合には、自己の移動
体端末100による通信であっても、他人の移動体端末
100への通信と区別することなく、コンテンツの通信
量のカウントアップを行うことが可能となり、自己と他
人の移動体端末100の区別が不要となる分、管理が容
易になる。
【0039】次に、図1のルートBの通信ルートを用い
て移動体端末100が受けるサービスについての具体的
動作を説明する。図5は、ブロードバンド回線(図1の
ルートB)を利用したサービスを移動体端末100が受
ける場合の具体的動作を示したフローチャートである。
まず、移動体端末100からのコンテンツ配信要求をブ
ロードバンドモデム210が受信する(S60)。コン
テンツ配信要求を受信したブロードバンドモデム210
は、認証制御装置10へ接続に対する問い合わせを行う
(S61)。認証制御装置10は、認証部12におい
て、上記問い合わせに含まれている移動体端末100の
識別情報中のMACアドレスとMACアドレステーブル
中のいずれかのMACアドレスとが一致するかどうか判
断する。この判断は、ブロードバンドモデム210から
の問い合わせ中に存在する移動体端末100のMACア
ドレス情報と認証部12が参照するMACアドレステー
ブルとを比較し、MACアドレステーブル中に該当する
移動体端末100のMACアドレスが存在するか否かを
チェックすることにより行われる(S62)。MACア
ドレスが一致しない場合には、認証制御装置10は、接
続を許可しないため処理を終了する。MACアドレスが
一致する場合には、問い合わせをしたブロードバンドモ
デム210へコンテンツ配信要求をした移動体端末10
0との接続の許可信号を送信する(S63)。ブロード
バンドモデム210は、認証制御装置10からの接続許
可信号を受け、移動体端末100との回線を接続する
(S64)。
【0040】次に、回線を接続された移動体端末100
が要求したコンテンツの配信を受ける動作について説明
する。図6は、コンテンツ配信の具体的動作を示したフ
ローチャートである。まず、サービス提供サーバ610
から配信されたコンテンツは、インターネット500を
介して認証制御装置10に送信され、認証制御装置10
はこのコンテンツを受信する(S65)。認証制御装置
10のカウンタ11は、サービス提供サーバ610から
受信したコンテンツ通信量分、アクセスポイントとなっ
ているブロードバンドモデム210の識別情報に対応し
た通信量を移動体端末100の属性に対応させてカウン
トアップする(S66)。認証制御装置10は、ブロー
ドバンド回線を用いてブロードバンドモデム210へコ
ンテンツを送信し、コンテンツを受信したブロードバン
ドモデム210は、第一の無線網1100を用いて接続
された移動体端末100へコンテンツを送信する(S6
7)。上記ステップ66の動作とステップ67の動作
は、どちらが先に行われてもよく、同時に行われてもよ
い。
【0041】以上、本実施の形態では、移動体端末10
0は、図1に示すルートAを通信ルートとしたサービス
提供とともに、ルートBを通信ルートとしたサービス提
供を受けることができる。特に、ルートBからのサービ
スは、高速、かつ、低額料金であるため、移動体端末1
00を利用する利用者にとって、有利なサービス利用形
態である。従って、本実施の形態のシステムによれば、
金銭的負担が軽減されるため、移動体端末100の利用
者は気軽にコンテンツの配信を要求することができる。
よって、移動体端末100の利用者のコンテンツ配信サ
ービス利用率の向上とともに、キャッシュバックなどの
還元を求めて、アクセスポイントとしてのブロードバン
ドモデム210またはブロードバンドモデム310の供
出を希望する者が増加し、システム全体のインフラが整
備され、より利用率の高いシステムへ発展していくこと
が予想される。但し、ルートAによるサービス提供は、
移動体端末100が高速で移動している場合や安定した
サービスを受けたい場合に、一定以上の通信レベルが保
障されている点で優れたサービスである。よって、ルー
トAとルートBのサービスを移動体端末100が選択的
に利用できることにより、いずれの通信ルートからのサ
ービスも受け入れるようなサービス形態にしておけば、
更に本システムの有用性が高まる。
【0042】また、従来においては、ADSL等回線2
20やWAN回線320は、加入者自身のみが利用して
いたが、本実施の形態では、他人にもこれらの回線を利
用させることができるという特定多数の利用者の共同利
用形態が可能となるため、ADSL等回線220やWA
N回線320の有効利用が図れる。特に、近年の通信レ
ベルの向上を契機にADSL等回線220の回線による
サービス加入者が急増しているため、ADSL等回線2
20を他人に提供するシステムは、ADSL回線やCA
TV回線やFTTH回線の国内の整備とともに重要視さ
れている。
【0043】また、ADSL等回線220に加入した場
合には、ADSL等回線220を経由した送受信を可能
とするために必ずブロードバンドモデム210を設置す
る必要があるが、従来においては、ADSL等回線22
0を使った回線サービスの加入者は、ブロードバンドモ
デム210を購入、設置しなければならなかった。しか
し、本実施の形態のようなシステムを構築すれば、ブロ
ードバンドモデム210やブロードバンドモデム310
を他人に利用させて、ブロードバンドモデム210やブ
ロードバンドモデム310の提供者(アクセス回線提供
者)が一定の利益を得られる仕組みとなっているため、
ブロードバンドモデム210を購入しなくても、機器リ
ース事業者からリース料を支払って機器のリースをする
ことも可能となる。従って、ADSL等回線220加入
者は、ブロードバンドモデム210の回線を利用したサ
ービスへの加入時点で、機器のリースを選択すればブロ
ードバンドモデム210を購入するリスクを回避するこ
とができる。このように、アクセス回線提供者は、毎月
のアクセスポイント機器のリース料とコンテンツ通信量
の差額又は機器買い取り額とコンテンツ通信量収入の総
額との差分を利益とすることができる。なお、従来通
り、アクセス回線提供者(ADSL等回線220加入
者)は自らが利用者となることにより、家庭でのコンテ
ンツ配信サービスの利用が可能である。
【0044】認証制御装置10により認証やコンテンツ
通信量のカウントを制御する街角アクセスポイント・サ
ービス事業者は、アクセス回線提供者であるブロードバ
ンド回線供出者宅に利用料を払い、複数のインターネッ
ト接続業者、或いは、コンテンツ(サービス)プロバイ
ダにアクセスポイントを提供し、その手数料を得、その
差分を利益とすることができる。
【0045】また、利用者のメリットは、アクセスポイ
ントとしてブロードバンドモデム210やブロードバン
ドモデム310を無料又は低額料金で利用できる。ま
た、インターネット500上のコンテンツの利用に関し
ても、従来通り家庭のローカルアクセス等を利用してい
る限り、常時接続料金で設定している場合には、通信料
金は固定費の範囲をでないため、実質的に通信費なしで
の利用が可能となる。
【0046】また、コンテンツやサービスを配信するプ
ロバイダ等サービス提供事業者は、このようなシステム
を利用することで、コンテンツ又はサービスプロバイダ
に対してルートAだけでなく、ルートBという新たな商
品提供チャネルを利用者に提供し、コンテンツ配信要求
頻度を高めることが可能となる。このように、サービス
提供事業者にルートBという低額で高速通信の通信ルー
トを提供することにより、移動体端末100は、サービ
ス利用料金が高額になる不安から解消され、安心して多
くのサービスをサービス提供サーバ610から受けるこ
とが可能である。例えば、通信量の大きなアプリケーシ
ョンのバージョンアップをルートBによる通信ルートに
より移動体端末100に送信させる場合、ルートAによ
る通信ルートを利用したサービスより低額なサービスが
受けられる。また、例えば、ルートBによる通信ルート
により移動体端末100がサービス提供事業者からのサ
ービスを中止する要求を可能とすることにより全体のサ
ービス利用料金を低額にするというようなサービス提供
方法も考えられる。
【0047】移動体通信事業者(携帯電話オペレータ)
が行っている3G等の移動体通信インフラは、通信容量
が大きく、場所を選ばない高速通信を提供できる点で魅
力的ではあるが、巨大な設備投資を伴うサービスであ
る。一方で、従来の移動体通信事業者は、投資を回収す
る必要があるため、地上網などと比べて利用者に高額な
通信料金を設定していた。よって、移動体端末100に
おいてアクセス可能な情報であっても、高額な通信料金
を必要とする移動体通信網700を介して得る場合に
は、通信料金が高額なため利用者の通信ニーズの開拓は
困難となってしまう。従って、移動体端末100から家
庭やオフィス、人の集まる場所においては、本実施の形
態で開示したルートBによる無料又は低額な通信インフ
ラを介して気軽にコンテンツ配信サービスにアクセスで
きるようにして、移動体端末100の利用者が、サービ
スを受けたい時の状況に対応したサービス形態を拡大し
ておく必要が生じる。これらの前提があって、移動体通
信事業者は、初めて場所的制約を取り払うシームレスサ
ービスである3Gなどの移動体通信インフラが真価を発
揮することができるようになる。また、移動体通信事業
者は、利用が集中するエリアにおいて、ルートBによる
通信という補完的な代替通信手段がサポートされること
によって、一部の基地局設備への負荷集中を回避するこ
ともできるようになる。
【0048】移動体通信事業者は、また、街角アクセス
ポイント・サービス事業者に対し、端末のプラットフォ
ームを提供することができる。この端末プラットフォー
ムとは、移動体通信事業者が移動体通信事業を行うため
に携帯電話を買い上げる際、携帯電話の機能として無線
機能や認証機能などを機器製造メーカーに要求し、それ
らの機能を有した携帯電話を街角アクセスポイント・サ
ービス事業者に提供することを意味する。一方、街角ア
クセスポイント・サービス事業者は、移動体通信事業者
に対し、付加価値のあるサービスの追加を行うことがで
きる。例えば、ゲーム対戦を行う場合、ゲーム対戦に使
用するアプリケーションプログラムのダウンロードを、
予め低料金のルートBによる配信によって移動体端末1
00にダウンロードする。その後、実際のゲーム対戦時
には、ルートAによる通信によって対戦する。このよう
に、移動体端末100がコンテンツ配信のルートを選択
できることにより、移動体端末100が支払うサービス
利用料金が低額になるため、サービスを要求する機会が
増え、移動体通信事業者にとっても、街角アクセスポイ
ント・サービス事業者にとっても、サービス提供事業者
にとっても、利益が増大するサービス提供システムを構
築できる。なお、街角アクセスポイント・サービス事業
者は、移動体通信事業者と同一の事業者がサービスを行
ってもよい。また、サービス提供事業者は、携帯電話な
どの移動体端末を製造する製造メーカと同一のものであ
る場合も考えられる。
【0049】その他、本実施の形態が普及するにつれ、
以下に示す事業者もそれぞれの利益を受けることができ
る。
【0050】また、インターネット接続業者のメリット
は、自社でアクセスポイントを設置する投資リスクを避
けて、ブロードバンドモデム210等による上記街角ア
クセスポイントを利用して、利用者に広域アクセスポイ
ントの利便を供与できる。また、低トラフィックで、比
較的広域に分散するエリアのアクセスポイントを複数の
業者と共有できることにより、インターネット接続業者
投資負担を減少することができる。
【0051】アクセスポイント機器であるブロードバン
ドモデム210等の開発業者のメリットとしては、機器
の開発、販売によって利益を得ることが挙げられる。
【0052】アクセスポイント機器をリースするリース
業者のメリットとしては、リース料収入によって利益を
得ることがあげられる。
【0053】移動体端末100を提供する端末提供者の
メリットとしては、従来、移動体通信網700を介して
のみ提供可能であった移動体端末100の利用者へのサ
ービスを直接提供できるようになる。通信料がかからな
いサービスとできるため、利用者へのアクセス及び利用
者からのアクセスは非常に容易となり、実現できるサー
ビスの選択肢も飛躍的に増大する。端末製造業から自社
端末の利用者を囲い込んだサービス事業への移行が可能
となる。
【0054】実施の形態2.実施の形態1では、認証制
御装置10が自ら認証を行い、接続を許可するかどうか
を判断していた。本実施の形態では、認証鍵生成サーバ
20によって認証鍵を生成し、ブロードバンドモデム2
10に認証鍵を用いてコンテンツ配信要求をした移動体
端末100を認証させることにより、移動体端末100
との接続を判断するシステムについて説明する。本実施
の形態のシステム構成を、図7に示す。本実施の形態で
は、実施の形態1の構成に公開鍵を生成する認証鍵生成
サーバ20が付加されている。
【0055】410は、専用線である。認証鍵生成サー
バ20は、専用線410を経由して認証制御装置10と
接続されている。また、認証鍵生成サーバ20は、イン
ターネット500を経由してサービス提供サーバ610
と接続されている。410は、認証鍵を認証制御装置1
0に送信するため、セキュリティが保証されている必要
があるが、セキュリティが保証されていれば、専用線に
限らず、いかなる回線を用いてもよい。図7について他
の構成は、図1と同様であるので、説明を省略する。図
8は、図3と同様に認証制御装置10とブロードバンド
モデム210と移動体端末100との具体的動作を示す
図である。図3の構成に認証鍵生成サーバ20が付加さ
れている。
【0056】図9は、図7のシステムの具体的動作を示
すフローチャートである。まず、移動体端末100から
移動体端末100の識別情報を含んだコンテンツ配信要
求がなされると(S80)、ブロードバンドモデム21
0は、認証制御装置10へ接続の問い合わせを行う(S
81)。認証制御装置10の認証部12は、認証鍵生成
サーバ20に公開鍵の生成を要求する(S85)。公開
鍵の生成を要求された認証鍵生成サーバ20は、ランダ
ムに公開鍵を生成し、専用線410を介して生成した公
開鍵を認証部12へ送信する(S86)。認証部12
は、送信された公開鍵を、ブロードバンドモデム210
(または、無線アクセスポイント)へ送信する(S8
7)。ブロードバンドモデム210は、送信された公開
鍵と対応秘密鍵とを用いて、移動体端末100を認証す
る(S88)。認証により移動体端末100がサービス
の提供対象端末と認証された場合には(S89)、ブロ
ードバンドモデム210は、移動体端末100との回線
を接続する(S90)。移動体端末100がサービスの
提供対象端末でないと認められた場合には(S89)、
回線を接続せずに終了する。
【0057】コンテンツの通信量のカウントアップ動作
については、実施の形態1で説明した動作と同様である
ので、説明を省略する。
【0058】このように、認証制御装置10が自ら認証
判断を行うのでなく、認証鍵生成サーバ20に公開鍵を
生成させ、公開鍵に基づいて移動体端末100とブロー
ドバンドモデム210との間で認証手続きを行うことに
よって、認証制御装置10の処理負担が軽減される。そ
のため、ブロードバンド回線への加入者が著しく増大し
た場合にも、認証制御装置10によるスムーズなサービ
ス提供が可能となる。また、認証部12は、MACアド
レステーブルを参照する必要もなくなるため、MACア
ドレステーブルなどのテーブルの更新などの管理が不要
となる。また、本実施の形態によれば、移動体端末10
0が自分自身の機器を示す固有のアドレスを持つ必要が
なく、認証鍵生成サーバ20から送信される公開鍵を盗
聴されずに移動体端末100へ送信する回線システムを
提供できれば、信頼性の高い認証手続きによって正確な
回線接続が可能となる。
【0059】以上に記載した「記憶する」という用語
は、記録媒体に保存することを意味する。
【0060】すべての実施の形態では、各構成要素の各
動作はお互いに関連しており、各構成要素の動作は、上
記に示された動作の関連を考慮しながら、一連の動作と
して置き換えることができる。そして、このように置き
換えることにより、方法の発明の実施形態とすることが
できる。また、上記各構成要素の動作を、各構成要素の
処理と置き換えることにより、プログラムの実施の形態
とすることができる。また、上記プログラムを、プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記憶させることで、プログラムに記録したコンピュータ
読取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができ
る。
【0061】従って、通信制御プログラムの実施の形態
は、移動体端末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求
を移動体端末から第1の無線網を介して受信する処理
と、上記受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端
末の識別情報を含んだ移動体端末との接続許可の問い合
わせを送信し、送信した問い合わせに含まれた移動体端
末の識別情報から移動体端末との接続を許可するか否か
を判断させる処理と、上記判断させた結果に基づいてコ
ンテンツ配信要求をした移動体端末との回線を接続する
処理とをコンピュータに実行させるための通信制御プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体、というように、通信制御プログラムに記録したコン
ピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形態とすること
ができる。
【0062】また、通信制御プログラムの実施の形態
は、移動体端末の識別情報を含んだコンテンツ配信要求
を移動体端末から第1の無線網を介して受信する処理
と、上記受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端
末との接続許可の問い合わせを送信する処理と、上記送
信した問い合わせに対し認証鍵を受信する処理と、上記
受信した認証鍵に基づいてコンテンツ配信要求をした移
動体端末を認証し、認証結果に基づいて移動体端末との
回線を接続する処理とをコンピュータに実行させるため
の通信制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体、というように、通信制御プログラムに
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形
態とすることができる。
【0063】プログラムの実施の形態及びプログラムに
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の実施の形
態は、すべてコンピュータで動作可能なプログラムによ
り構成することができる。プログラムの実施の形態およ
びプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体の実施の形態における各処理はプログラムで実行さ
れるが、このプログラムは、記録装置に記録されてい
て、記録装置から中央処理装置(CPU)に読み込ま
れ、中央処理装置によって、各フローチャートが実行さ
れることになる。なお、記録装置、中央処理装置は図示
していない。また、各実施の形態のソフトウエアやプロ
グラムは、ROM(READ ONLY MEMOR
Y)に記憶されたファームウエアで実現されていても構
わない。あるいは、ソフトウエアとファームウエアとハ
ードウエアとの組み合わせで前述したプログラムの各機
能を実現しても構わない。
【0064】
【発明の効果】この発明によれば、アクセスポイントと
なる通信制御装置を提供できる。
【0065】また、この発明によれば、コンテンツ配信
要求に対応する通信システムを構築できる。
【0066】また、この発明によれば、コンテンツ配信
を要求した状況に対応して通信ルートを選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示すシステム構成図である。
【図2】 システムを構成する各機器の関係を示す図で
ある。
【図3】 認証制御装置とブロードバンドモデムと移動
体端末との具体的動作を示す図である。
【図4】 コンテンツ通信量を記憶するテーブルであ
る。
【図5】 回線接続のための具体的動作を示す図であ
る。
【図6】 コンテンツ配信の具体的動作を示す図であ
る。
【図7】 実施の形態2のシステム構成図である。
【図8】 認証制御装置とブロードバンドモデムと移動
体端末との具体的動作を示す図である。
【図9】 回線接続のための認証動作を示す図である。
【図10】 関連システムの構成図である。
【図11】 関連システムを構成する各機器の関係を示
す図である。
【符号の説明】
10 認証制御装置、11 カウンタ、12 認証部、
15 テーブル、20認証鍵生成サーバ、100 移動
体端末、110 第一無線通信部、120第二無線通信
部、200 ブロードバンド回線供出者宅(民家、商
店)、210,310 ブロードバンドモデム、21
1,311 無線通信部、212 回線帯域制御部、2
13 管理用IPテーブル、214 家庭用IPテーブ
ル、215 管理部、216 通信部、217 記録
部、220 ADSL等回線、300 ブロードバンド
回線供出者宅(ビル)、320 WAN回線、400
ローカルネット、410 専用線、500 インターネ
ット、600 コンテンツ、610 サービス提供サー
バ、700 移動体通信網、800 基地局。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04B 7/26 109M Fターム(参考) 5B085 AE04 BC02 5K030 GA01 HA08 HC01 HC09 HC13 HD03 JL01 JT09 KA07 LB01 LB05 5K034 AA17 EE03 FF02 HH06 LL01 5K067 AA21 AA41 BB21 DD17 DD57 EE02 EE10 EE16 FF02 GG01 GG11 HH22 HH23 HH24 JJ17 JJ72

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体端末の識別情報を含んだコンテン
    ツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受信
    する無線通信部と、 上記無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に対して
    移動体端末の識別情報を含んだ移動体端末との接続許可
    の問い合わせを移動体端末の認証を行う認証制御装置へ
    送信し、送信した問い合わせに含まれた移動体端末の識
    別情報から認証制御装置に移動体端末との接続を許可す
    るか否かを判断させ、判断させた結果に基づいてコンテ
    ンツ配信要求をした移動体端末との回線を接続する通信
    部とを備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 移動体端末の識別情報を含んだコンテン
    ツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受信
    する無線通信部と、 上記無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に対して
    移動体端末との接続許可の問い合わせを認証鍵の制御を
    行う認証制御装置へ送信し、送信した問い合わせに対し
    認証制御装置から認証鍵を受信し、受信した認証鍵に基
    づいてコンテンツ配信要求をした移動体端末を認証し、
    認証結果に基づいて移動体端末との回線を接続する通信
    部とを備えることを特徴とする通信制御装置。
  3. 【請求項3】 上記通信制御装置は、複数存在し、 上記複数の通信制御装置の各通信制御装置は、さらに、 上記複数の通信制御装置の各通信制御装置を識別する識
    別情報を記憶する記録部と、 上記無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に含まれ
    る移動体端末の識別情報と上記記録部によって記憶され
    た上記各通信制御装置の識別情報とからコンテンツ配信
    要求を送信した移動体端末の属性を特定する管理部を備
    え、 上記各通信制御装置の通信部は、上記管理部によって特
    定された移動体端末の属性と上記記憶部が記憶した各通
    信制御装置の識別情報とを認証制御装置に送信し、上記
    各通信制御装置を経由してコンテンツを配信するサービ
    ス提供サーバから移動体端末に配信されるコンテンツの
    通信量を上記各通信制御装置の識別情報毎に移動体端末
    の属性に対応させて認証制御装置にカウントさせること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    された通信制御装置。
  4. 【請求項4】 移動体端末の識別情報を含んだコンテン
    ツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受信
    する無線通信部と、 上記無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に対して
    移動体端末の識別情報を含んだ移動体端末との接続許可
    の問い合わせを送信する通信部とを備える通信制御装置
    と、 上記通信部によって送信された問い合わせを受信し、受
    信した問い合わせに含まれた移動体端末の識別情報から
    移動体端末との接続を許可するか否かを判断し、判断結
    果に基づいて移動体端末との接続を上記通信制御装置に
    許可する認証部を備える認証制御装置とを備えたことを
    特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 移動体端末の識別情報を含んだコンテン
    ツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受信
    する無線通信部と、 上記無線通信部が受信したコンテンツ配信要求に対して
    移動体端末との接続許可の問い合わせを送信する通信部
    とを備える通信制御装置と、 上記通信部によって送信された問い合わせを受信し、受
    信した問い合わせに対して認証鍵の生成を認証鍵生成サ
    ーバに命令し、認証鍵生成サーバによって生成された認
    証鍵を上記通信制御装置に送信し、送信した認証鍵に基
    づいて上記通信制御装置に移動体端末の認証を行わせる
    認証部とを備える認証制御装置とを備えたことを特徴と
    する通信システム。
  6. 【請求項6】 上記通信制御装置は、複数存在し、 上記複数の通信制御装置の各通信制御装置は、さらに、 上記複数の通信制御装置の各通信制御装置を識別する識
    別情報を記憶する記録部と、 上記無線通信部が受信した移動体端末の識別情報と上記
    記録部によって記憶された上記各通信制御装置の識別情
    報とからコンテンツ配信要求を送信した移動体端末の属
    性を特定する管理部を備え、 上記通信部は、上記管理部によって特定された移動体端
    末の属性と上記記憶部によって記憶された各通信制御装
    置の識別情報とを上記認証部に送信し、 上記認証部は、上記通信部によって送信された移動体端
    末の属性と各通信制御装置の識別情報とを受信し、 上記認証制御装置は、さらに、 コンテンツを配信するサービス提供サーバから上記各通
    信制御装置を経由して移動体端末へ配信されるコンテン
    ツを受信し、移動体端末へ送信されるコンテンツの通信
    量を上記認証部によって受信された上記各通信制御装置
    の識別情報毎に上記認証部によって受信された移動体端
    末の属性に対応させてカウントするカウンタを備えるこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5のいずれかに記
    載された通信システム。
  7. 【請求項7】 上記通信システムは、さらに、 上記通信制御装置と接続され、上記通信制御装置によっ
    て送受信されるデータを転送するブロードバンド回線を
    備えることを特徴とする請求項4または請求項5のいず
    れかに記載された通信システム。
  8. 【請求項8】 上記通信システムは、さらに、 サービス提供サーバから送信されたコンテンツを第2の
    無線網を介してコンテンツ配信要求をした移動体端末へ
    送信する基地局を備え、 上記通信システムは、上記基地局をアクセスポイントと
    して上記サービス提供サーバから移動体端末へコンテン
    ツを配信する通信ルートと、上記通信制御装置をアクセ
    スポイントとして上記サービス提供サーバから移動体端
    末へコンテンツを配信する通信ルートの少なくともいず
    れかの通信ルートによってサービス提供サーバから移動
    体端末へコンテンツを配信することを特徴とする請求項
    6に記載された通信システム。
  9. 【請求項9】 移動体端末の識別情報を含んだコンテン
    ツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受信
    し、 上記受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端末の
    識別情報を含んだ移動体端末との接続許可の問い合わせ
    を送信し、送信した問い合わせに含まれた移動体端末の
    識別情報から移動体端末との接続を許可するか否かを判
    断させ、 上記判断させた結果に基づいてコンテンツ配信要求をし
    た移動体端末との回線を接続することを特徴とする通信
    制御方法。
  10. 【請求項10】 移動体端末の識別情報を含んだコンテ
    ンツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受
    信し、 上記受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端末と
    の接続許可の問い合わせを送信し、 上記送信した問い合わせに対し認証鍵を受信し、 上記受信した認証鍵に基づいてコンテンツ配信要求をし
    た移動体端末を認証し、認証結果に基づいて移動体端末
    との回線を接続することを特徴とする通信制御方法。
  11. 【請求項11】 移動体端末の識別情報を含んだコンテ
    ンツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受
    信する処理と、 上記受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端末の
    識別情報を含んだ移動体端末との接続許可の問い合わせ
    を送信し、送信した問い合わせに含まれた移動体端末の
    識別情報から移動体端末との接続を許可するか否かを判
    断させる処理と、 上記判断させた結果に基づいてコンテンツ配信要求をし
    た移動体端末との回線を接続する処理とをコンピュータ
    に実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  12. 【請求項12】 移動体端末の識別情報を含んだコンテ
    ンツ配信要求を移動体端末から第1の無線網を介して受
    信する処理と、 上記受信したコンテンツ配信要求に対して移動体端末と
    の接続許可の問い合わせを送信する処理と、 上記送信した問い合わせに対し認証鍵を受信する処理
    と、 上記受信した認証鍵に基づいてコンテンツ配信要求をし
    た移動体端末を認証し、認証結果に基づいて移動体端末
    との回線を接続する処理とをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする通信制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006113877A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Willcom Inc 接続機器認証システム
JP2009182619A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Kyocera Corp 移動体通信システムの基地局およびそのシャットダウン方法

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