JP2003283441A - 信号伝送システム、送信装置及び受信装置 - Google Patents

信号伝送システム、送信装置及び受信装置

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JP2003283441A
JP2003283441A JP2002089251A JP2002089251A JP2003283441A JP 2003283441 A JP2003283441 A JP 2003283441A JP 2002089251 A JP2002089251 A JP 2002089251A JP 2002089251 A JP2002089251 A JP 2002089251A JP 2003283441 A JP2003283441 A JP 2003283441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信装置と受信装置の間の伝送路状態を精度
よく検出する。 【解決手段】 本発明に係る信号伝送システムは、マル
チキャリア変調を行う送信装置1と、マルチキャリア復
調を行う受信装置2と、を備え、送信装置1は、複数の
送信アンテナ3a,3bと、符号化部4と、直並列変換
部5と、マッピング部6と、IFFT部7と、波形整形部8
と、D/A変換器9と、IF&RF変調部10と、記憶部1
1と、を備える。受信装置2は、一つの受信アンテナ2
1と、IF&RF復調部22と、A/D変換器23と、信号
分離部25と、復号部26とを備えている。互いに直交
する基準信号を複数の送信アンテナ3a,3bから送信
するため、これら基準信号を受信装置2で受信して検出
することにより、送信アンテナ3a,3bから受信アン
テナ21までの伝送路状態を精度よく推定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアンテナか
ら基準信号を送信して伝送路状態を推定する信号伝送シ
ステム、送信装置及び受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話や無線LAN等の需要は
高まっており、無線通信システムの役割は極めて重要で
ある。また、放送分野においてもデジタル化の動きが進
んでおり、無線データ伝送システムに対する期待は大き
い。
【0003】無線データ伝送システムは、携帯性、設置
の容易性及びコスト等の点で、有線のデータ伝送システ
ムに比べ著しく有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線デ
ータ伝送システムでは、データ伝送が空間を介して行わ
れるため、通信の最中でも伝送路状態が大きく変化し、
また、多重反射電波伝播(マルチパス)の影響により、
通信品質が大きく劣化するおそれがある。
【0005】伝送路状態を把握するために、情報伝送信
号に既知の基準信号を織り交ぜて送信する手法が提案さ
れている。また、マルチパスの影響を緩和する手法の一
つにダイバーシチ技術があり、近年では、送受信に複数
のアンテナを用いるMIMO技術も注目を集めている。
【0006】複数のアンテナから同時に送信される信号
を受信し、適切に復調するためには、各アンテナと受信
点の間の伝送路状態を正確に把握する必要があるが、従
来の技術では、効率的に基準信号を送信し、正確に伝送
路状態を把握するのが困難であった。特に、マルチパス
環境下で優れた特性を示す信号伝送システムやOFDMシス
テムは、非線形電力増幅器等の歪みや周波数オフセット
の影響を受けやすく、基準信号の構成には工夫が必要で
あるにもかかわらず、基準信号を効率的に送受信する手
法が提案されていなかった。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、伝送路状態を精度よく検出可
能な信号伝送システム、送信装置及び受信装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、送信装置と、受信装置と、を備えた
信号伝送システムにおいて、前記送信装置は、伝送路状
態を推定するための互いに直交する基準信号をそれぞれ
送信する複数の送信アンテナと、前記複数の基準信号を
前記複数の送信アンテナに供給する基準信号供給部と、
を有し、前記受信装置は、前記複数の送信アンテナから
同時に送信された信号を受信する一つの受信アンテナ
と、前記受信アンテナでの受信信号に基づいて前記複数
の基準信号を検出する信号検出部と、を有する。
【0009】本発明は、互いに直交する基準信号を複数
の送信アンテナから送信し、これら基準信号を受信アン
テナで受信して検出することにより、送信アンテナから
受信アンテナまでの伝送路状態を精度よく推定できる。
【0010】また、本発明は、伝送路状態を推定するた
めの互いに直交する基準信号をそれぞれ送信する複数の
アンテナと、前記複数の基準信号を前記複数のアンテナ
に供給する基準信号供給部と、を備え、前記複数の基準
信号の1シンボルは、複数の周期からなる。
【0011】また、本発明は、複数の送信アンテナから
同時に送信され伝送路状態を推定するための互いに直交
する複数の基準信号を受信する一つの受信アンテナと、
前記受信アンテナでの受信信号に基づいて、前記複数の
基準信号を検出する信号検出部と、を備え、前記複数の
基準信号の1シンボルは、複数の周期からなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る信号伝送シス
テム、送信装置及び受信装置について、図面を参照しな
がら具体的に説明する。
【0013】図1は本発明に係る信号伝送システムの一
実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1の信
号伝送システムは、マルチキャリア変調を行う送信装置
1と、マルチキャリア復調を行う受信装置2と、を備え
ている。
【0014】送信装置1は、図2に詳細構成を示すよう
に、同一周波数のマルチキャリア変調信号を送信する複
数の送信アンテナ3a,3bと、送信データに対して所
定の符号化処理を行う符号化部4と、符号化データを直
並列変換して各送信アンテナ3a,3bごとに分岐する
直並列変換部5と、分岐されたデータに基づいてIチャ
ネル信号とQチャネル信号を生成するマッピング部6
と、Iチャネル信号とQチャネル信号に対してマルチキ
ャリア変調を施すIFFT部7と、マルチキャリア変調信号
の波形整形を行う波形整形部8と、波形整形されたマル
チキャリア変調信号と後述する基準信号とをアナログ信
号に変換するD/A変換器9と、D/A変換されたアナ
ログ信号を無線周波数帯の信号に変換するIF&RF変調部
10と、伝送路状態を推定するための基準信号(より詳
しくは、変調後の基準信号)を格納する記憶部11と、
を備えている。
【0015】上述した、マッピング部6、IFFT部7、波
形整形部8、D/A変換器9、IF&RF変調部10及び記
憶部11は、各送信アンテナ3a,3bごとに設けられ
ている。
【0016】受信装置2は、図3に詳細構成を示すよう
に、送信装置1からのマルチキャリア変調信号を受信す
る一つの受信アンテナ21と、受信信号をベースバンド
信号に変換するIF&RF復調部22と、ベースバンド信号
をデジタル信号に変換するA/D変換器23と、マルチ
キャリア復調を行うFFT部24と、データ信号と基準
信号とを分離する信号分離部25と、分離されたデータ
信号を復号する復号部26とを備えている。
【0017】信号分離部25は、後述するように、各送
信アンテナ3a,3bから送信される基準信号の直交性
を利用して、各送信アンテナ3a,3bと各受信アンテ
ナ21との間の伝送路応答をそれぞれ検出する。復号部
26は、信号分離部25で得られた伝送路応答を用い
て、基準信号とともに送信されたマルチキャリア変調信
号を復号してデータを得る。
【0018】なお、受信装置2が複数の受信アンテナ2
1を有する場合は、各受信アンテナ21ごとに図3の構
成が設けられる。
【0019】図4は受信装置2内の信号分離部25の詳
細構成を示すブロック図である。信号分離部25は、図
示のように、符号生成部31と、乗算部32a,32b
と、累積加算部33a,33bとを有する。信号分離部
25は、2つの送信アンテナ3a,3bから送信された
例えば4シンボルからなる基準信号を含む信号を受信
し、基準信号の直交性を利用して、受信信号を分離して
元の符号化データと基準信号を検出する。
【0020】受信装置2内のFFT部24は、Iチャネ
ル信号とQチャネル信号からなるサブキャリア信号を生
成して信号分離部25に入力する。
【0021】信号分離部25内の符号生成部31は、送
信アンテナ3aから送信されたサブキャリアの基準信号
と同一の符号系列の信号を出力する。乗算器32aは、
符号生成部31から出力された信号とFFT部24から
出力されたサブキャリア信号とを乗算する。
【0022】乗算部32aの出力は、累積加算部33a
に入力され、系列長(図の場合、4シンボル)にわたっ
て加算される。
【0023】このような処理を行うことで、送信アンテ
ナ3aから送信された符号化データと基準信号とを分離
することができる。
【0024】同様に、符号生成部31は、送信アンテナ
3bから送信されたサブキャリアの基準信号と同一の符
号系列を出力し、乗算器32bは、符号生成部31から
出力された信号とFFT部24から出力されたサブキャ
リア信号とを乗算する。この乗算結果は、累積加算部3
3bに入力され、系列長にわたって累積加算される。
【0025】このような処理を行うことで、送信アンテ
ナ3bから送信された符号化データと基準信号とを分離
することができる。
【0026】累積加算部33a,33bから出力された
信号は復号部26に入力され、基準信号に近接して送信
された符号化データが復号される。
【0027】本実施形態は、互いに直交する基準信号を
各送信アンテナ3a,3bから送信し、この基準信号を
受信装置2で受信して検出することにより、送信アンテ
ナ3a,3bから受信アンテナ21までの伝送路状態を
推定することを特徴とする。
【0028】図5は基準信号を説明する基本概念図であ
り、マルチキャリア変復調を行わない場合の基準信号を
示している。基準信号は、各送信アンテナ3a,3bご
とに設けられ、それぞれ複数(図5では4つ)のシンボ
ルで構成されている。図5の例では、データ信号に続い
て基準信号を送信する例を示しているが、データ信号と
基準信号の配置の仕方は特に問わない。
【0029】図5において、基準信号は複素数の系列で
表記されており、「j」は虚数を表している。図5の基
準信号は、虚数成分がすべて「0」の場合を示してい
る。
【0030】変復調技術においては、実数部をI(Inph
ase)チャネル、虚数部をQ(Quadrature)チャネルと
呼ぶ。また、同一時刻に送信される信号成分を乗算し、
基準信号を成す系列長にわたって加算した結果が“0”
であること、すなわち、図5に示す基準信号において、
「(信号成分101×信号成分105)+(信号成分1
02×信号成分106)+(信号成分103×信号成分
107)+(信号成分104×信号成分108)=0」
が成立することを「直交」すると呼ぶ。
【0031】このように、送信装置1の送信アンテナ3
a,3bから互いに直交する基準信号を同時に送信する
ことで、複数の送信アンテナ3a,3bと受信アンテナ
21との間の各伝送路を同時に推定することができる。
【0032】図6は本発明に係るマルチキャリアシステ
ムにおける基準信号の一例を示す図である。図6の基準
信号は、4本の送信アンテナ3a,3b,3c,3dを持ち、サブ
キャリア数が4つのマルチキャリアシステムに適したも
のである。ある送信アンテナから送信される基準信号
は、他のすべての送信アンテナから送信される基準信号
と互いに直交しており、各基準信号は4シンボルで構成
されている。
【0033】図6(a)はアンテナ3aの基準信号、図
6(b)はアンテナ3bの基準信号、図6(c)はアン
テナ3cの基準信号、図6(d)はアンテナ3dの基準
信号を表している。
【0034】一例として、サブキャリアCについて述べ
ると、基準信号201、202、203、204は、互
いに直交関係にある。したがって、これら4つの基準信
号を含むマルチキャリア変調信号を受信装置2で受信し
て基準信号を検出することにより、送信アンテナ3a,
3bから受信アンテナ21までの伝送路状態を推定する
ことができる。
【0035】各送信アンテナ3a,3bから送信される
基準信号は、各送信アンテナ3a,3bごとに、すべて
の時刻で比較的小さいピーク電力対平均電力をもつ。例
えば、基準信号の信号系列205、206、207、2
08は、サブキャリア成分が全て“+1”、あるいは、
全て“−1”の信号系列に比べて、ピーク電力対平均電
力が小さい。
【0036】このように、各送信アンテナ3a,3bか
ら送信される基準信号のピーク電力対平均電力を小さく
することにより、非線形電力増幅器等の装置の不完全性
による信号の劣化を小さく抑えることができる。
【0037】また、ある時刻に各送信アンテナ3a,3
bから送信される基準信号は互いに直交関係にある。例
えば、基準信号の信号系列205、206、207、2
08は、互いに直交関係にある。このような基準信号を
用いれば、基準信号の一部(例えば、信号系列205及
至208)のみを受信するだけで伝送路を推定できる。
ただし、送信装置1の構成を簡略化する等の必要性か
ら、ある時刻に各送信アンテナ3a,3bから送信され
る基準信号を互いに直交させずに、同一あるいは反転の
基準信号を採用してもよい。
【0038】図7は図6とは異なる構成の基準信号の一
例を示す図である。図7の基準信号は、同一の周波数を
送信する2本の送信アンテナ3a,3bを用い、サブキ
ャリア数が4つのマルチキャリア変調を行う信号伝送シ
ステムに適したものである。
【0039】図7(a)は送信アンテナ3aの基準信
号、図7(b)は送信アンテナ3bの基準信号を表して
いる。ある送信アンテナから送信される基準信号は、他
のすべての送信アンテナから送信される基準信号と互い
に直交しており、各基準信号は2シンボルで構成されて
いる。各サブキャリアにおいて、ある時刻には、ただ一
つの送信アンテナからのみ信号を送信するようにしてい
る。
【0040】例えば、時刻bにおける信号成分301と
302に注目すると、サブキャリアAはアンテナ3a、
サブキャリアBはアンテナ3b、サブキャリアCはアン
テナ3a、サブキャリア4はアンテナ3bからのみ信号
成分を送信している。
【0041】図7の基準信号も、各サブキャリアにおけ
る信号系列、例えば、303と304は互いに直交関係
にある。
【0042】このように、全てのサブキャリアにおい
て、ある時刻には、ただ一つの送信アンテナからのみ信
号を送信するような構成にすることで、受信装置2にお
いて複数の送信アンテナから送信された基準信号を分離
する処理が不要、あるいは、極めて容易になることが期
待される。
【0043】図8はある一つの送信アンテナから送信さ
れる基準信号の時間波形の一例を示す図であり、1シン
ボルの中に複数の周期(繰り返し)を設けた例を示して
いる。他の送信アンテナから送信される基準信号の時間
波形も図8と同様であり、基準信号同士は直交関係にあ
る。
【0044】基準信号が図8のような周期性のある信号
である場合、受信装置2は、基準信号を遅延させた信号
と基準信号自身との相関値の位相を検出することで、周
波数のずれを検出できる。また、1シンボルに複数の周
期があるため、1シンボル内の複数の周期を利用して平
均受信電力を検出できる。すなわち、平均受信電力を検
出するために複数シンボル分の基準信号を受信しなくて
済み、平均電力を検出するのに必要な時間を短縮でき
る。
【0045】図9及び図10は、図6や図7とは異なる
構成の基準信号の他の一例を説明する図である。図9の
例では、同一周波数信号を送信する2つの送信装置1
あ、1bpが近接配置されていて、各送信装置1a,1
bの通信範囲が重複する位置に受信装置2が配置されて
いる。図9の場合、受信装置2は、いずれか一方の送信
装置からの無線信号を受信しようとしても、他方の送信
装置からの無線信号も受信してしまう。
【0046】図10はこのような場合に適した基準信号
の構成を示している。いずれか一方の送信装置の2つの
送信アンテナ3a,3bから送信される基準信号は、各
サブキャリアごとに直交している。例えば、基準信号の
信号系列601,602と信号系列603と604は互
いに直交関係にある。
【0047】また、送信装置1a,1bが送信する基準
信号は、互いに相関が低くなるように構成されている。
例えば、信号系列601は信号系列603、604との
相関が小さく、信号系列605は信号系列607、60
8との相関が小さい。
【0048】このように、近接する送信装置1から送信
される基準信号との相関を低くすることで、干渉波の影
響を緩和したり、2つの送信装置1と通信を行うことが
可能になる。
【0049】例えば、図9の送信装置1a,1bと通信
を行っている受信装置2において、送信装置1a,1b
の一方の送信する信号が受信装置2に無関係な信号であ
ればこの影響を小さくでき、また、送信装置1a,1b
の一方が送信する信号が受信装置2との通信に有用な信
号あれば、これを分離して活用することが可能になる。
【0050】図3の受信装置2の変形例として、一部の
サブキャリアの基準信号に基づいて、他のサブキャリア
の基準信号を推定するようにしてもよい。
【0051】図11(a)及び図11(b)は、2つの
送信アンテナ3a,3bを有する送信装置1から4つの
サブキャリアをもつマルチキャリア変調信号を送信する
際、送信アンテナ3a,3bからはサブキャリアA,C
用の基準信号のみを送信し、サブキャリアB,D用の基
準信号は送信せず、送信アンテナ3a,3bからはサブ
キャリアB,D用の基準信号のみを送信し、サブキャリ
アA,C用の基準信号は送信しない例を示している。
【0052】図11(a)及び図11(b)のようなマ
ルチキャリア変調信号が送信装置1から送信されると、
受信装置2では、図11(c)に示すように、送信アン
テナ3a,3bからはサブキャリアB,D用の基準信号
は受信されず、サブキャリアB,Dに対する伝送路応答
も得られない(図11(d))。
【0053】そこで、図12に示すように、実数部−虚
数部平面におけるサブキャリアB,Dに近接するサブキ
ャリアA,Cの伝送路応答に基づいて、サブキャリア
B,Dの伝送路応答を推定する。簡易な手法としては、
サブキャリアA,Cの伝送路応答を線形補間してサブキ
ャリアB,Dの伝送路応答を求める(図11(e))。
【0054】このような補間処理が有効な理由は、同一
のアンテナから送信された全てのサブキャリア信号成分
は、ほぼ同一の伝送路を経て受信装置2に到達し、近接
するサブキャリアでは伝送路応答に相関性があるためで
ある。
【0055】このように、基準信号を送信していないサ
ブキャリアの伝送路応答を、同一の送信アンテナの近接
するサブキャリアの伝送路応答から推定することで、一
部のサブキャリアの基準信号の送信を省力することがで
き、基準信号の送信時間の短縮化と送信エネルギーの削
減が図れる。
【0056】上述した実施形態では、記憶部11に基準
信号を格納する例を説明したが、変調前の基準信号に相
当する信号をデータ信号に含めて図2の符号化部4に入
力してもよい。
【0057】また、図2では、記憶部11の出力をD/
A変換器9に供給する例を示しているが、記憶部11の
出力を他の部分に供給してもよい。例えば、記憶部11
の出力をIFFT部247に供給してもよく、この場合
は、記憶部11には変調前の基準信号を格納しておく必
要がある。
【0058】上述した実施形態において、送信アンテナ
3の数、サブキャリアの数及びシンボルの数に特に制限
はない。また、上述した実施形態では、マルチキャリア
変調を行う例を説明したが、本発明はシングルキャリア
変調の場合にも適用可能である。この場合、図5に示す
構成の基準信号を設ければよい。
【0059】また、送信装置1および受信装置2の内部
構成は、図2〜図4に示したものに限定されない。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、互いに直交する基準信号を複数の送信アンテナか
ら送信するため、これら基準信号を受信装置で受信して
検出することにより、送信アンテナから受信アンテナま
での伝送路状態を精度よく推定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号伝送システムの一実施形態の
概略構成を示すブロック図。
【図2】送信装置の詳細構成を示すブロック図。
【図3】受信装置の詳細構成を示すブロック図。
【図4】受信装置内の信号分離部の詳細構成を示すブロ
ック図。
【図5】基準信号を説明する基本概念図。
【図6】本発明に係るマルチキャリアシステムにおける
基準信号の一例を示す図。
【図7】図6とは異なる構成の基準信号の一例を示す
図。
【図8】ある一つの送信アンテナから送信される基準信
号の時間波形の一例を示す図。
【図9】送信装置の通信範囲が重複する位置に受信装置
が配置されている図。
【図10】図9に対応する基準信号の一例を示す図。
【図11】基準信号の一部だけを送信する例を示す図。
【図12】基準信号の推定方法を示す図。
【符号の説明】
1 送信装置 2 受信装置 3a,3b 送信アンテナ 4 符号化部 5 直並列変換部 6 マッピング部 7 IFFT部 8 波形整形部 9 D/A変換部 10 IF&RF変調部 21 受信アンテナ 22 IF&RF復調部 23 A/D変換部 24 FFT部 25 信号分離部 26 復号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C061 BB03 BB13 CC03 5K022 AA03 AA16 AA26 DD01 DD23 DD33 5K042 AA06 CA02 CA11 CA12 CA17 CA23 DA01 DA19 EA02 FA11 5K067 AA33 KK03 LL11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信装置と、受信装置と、を備えた信号伝
    送システムにおいて、 前記送信装置は、 伝送路状態を推定するための互いに直交する基準信号を
    それぞれ送信する複数の送信アンテナと、 前記複数の基準信号を前記複数の送信アンテナに供給す
    る基準信号供給部と、を有し、 前記受信装置は、 前記複数の送信アンテナから同時に送信された信号を受
    信する一つの受信アンテナと、 前記受信アンテナでの受信信号に基づいて前記複数の基
    準信号を検出する信号検出部と、を有することを信号伝
    送システム。
  2. 【請求項2】前記送信装置は、マルチキャリア変調信号
    を送信し、 前記受信装置は、前記マルチキャリア変調信号を受信し
    てマルチキャリア復調を行い、 前記複数の基準信号はそれぞれ、周波数の異なる複数の
    サブキャリア用の基準信号を含むことを特徴とする請求
    項1に記載の信号伝送システム。
  3. 【請求項3】前記複数の送信アンテナのそれぞれから送
    信される同一周波数の前記サブキャリア用の基準信号同
    士は互いに直交することを特徴とする請求項2に記載の
    信号伝送システム。
  4. 【請求項4】ある時刻に前記複数の送信アンテナのそれ
    ぞれから送信される前記複数のサブキャリア用の基準信
    号同士は互いに直交することを特徴とする請求項2に記
    載の信号伝送システム。
  5. 【請求項5】前記基準信号供給部は、同一時刻に前記複
    数の送信アンテナがそれぞれ異なる周波数の前記サブキ
    ャリア用の基準信号を送信するように、前記複数の送信
    アンテナに前記複数の基準信号を供給することを特徴と
    する請求項2及至4のいずれかに記載の信号伝送システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記受信装置は、前記受信アンテナで受信
    された所定周波数のサブキャリア用の基準信号に基づい
    て、前記所定周波数に近接する周波数のサブキャリアの
    基準信号を推定する基準信号推定部を有することを特徴
    とする請求項2及至5のいずれかに記載の受信装置。
  7. 【請求項7】前記基準信号供給部は、ピーク電力対平均
    電力が所定値以下の前記複数の基準信号を前記複数の送
    信アンテナに供給することを特徴とする請求項1及至6
    のいずれかに記載の信号伝送システム。
  8. 【請求項8】前記基準信号供給部は、同一周波数の基準
    信号を送信する他の送信装置が周辺に存在するとき、前
    記他の送信装置が送信する基準信号との相関性を考慮に
    入れた前記複数の基準信号を前記複数の送信アンテナに
    供給することを特徴とする請求項1及至7のいずれかに
    記載の信号伝送システム。
  9. 【請求項9】前記複数の基準信号の1シンボルは、複数
    の周期からなることを特徴とする請求項1及至8のいず
    れかに記載の信号伝送システム。
  10. 【請求項10】伝送路状態を推定するための互いに直交
    する基準信号をそれぞれ送信する複数のアンテナと、 前記複数の基準信号を前記複数のアンテナに供給する基
    準信号供給部と、を備え、 前記複数の基準信号の1シンボルは、複数の周期からな
    ることを特徴とする送信装置。
  11. 【請求項11】複数の送信アンテナから同時に送信され
    伝送路状態を推定するための互いに直交する複数の基準
    信号を受信する一つの受信アンテナと、 前記受信アンテナでの受信信号に基づいて、前記複数の
    基準信号を検出する信号検出部と、を備え、 前記複数の基準信号の1シンボルは、複数の周期からな
    ることを特徴とする受信装置。
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