JP2003281614A - 自動販売機の庫内冷却装置 - Google Patents

自動販売機の庫内冷却装置

Info

Publication number
JP2003281614A
JP2003281614A JP2002080319A JP2002080319A JP2003281614A JP 2003281614 A JP2003281614 A JP 2003281614A JP 2002080319 A JP2002080319 A JP 2002080319A JP 2002080319 A JP2002080319 A JP 2002080319A JP 2003281614 A JP2003281614 A JP 2003281614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
product storage
temperature
vending machine
cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002080319A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Nakayama
伸一 中山
Toshiaki Tsuchiya
敏章 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2002080319A priority Critical patent/JP2003281614A/ja
Publication of JP2003281614A publication Critical patent/JP2003281614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】年間を通じて自動販売機の冷凍機で消費する電
力量の低減化を狙いに、容量の小さな冷凍機を使って各
運転モードでも能力不足を来すことなく各商品収納室を
保冷できるようにした運転制御方式を提供する。 【解決手段】自動販売機の庫内に画成した複数の商品収
納室A,B,Cごとに配備した冷却器を、電磁弁9-A,
9-B, 9-Cを介して冷凍機のコンデンシングユニットに
並列接続し、各商品収納室の設定温度と検出温度とを基
に、冷凍機の圧縮機8aおよび電磁弁を制御して各室に
収納した商品を保冷するようにした自動販売機の庫内冷
却装置において、A,B,C室に配備した冷却器のう
ち、冷凍機の運転時に電磁弁を開いて冷媒を供給する冷
却器の総数を冷凍機の冷凍能力に合わせて制限し、この
条件の下で定時間サイクルごとに庫内温度の低い順から
選択した商品収納室に対応する電磁弁を閉じて保冷運転
を行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶,びん,ペット
ボトル商品をコールドもしくはホット商品として販売す
る自動販売機の庫内冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、本発明の実施対象となる頭記自動
販売機の構成を図3,図4に示す。図において、1は自
動販売機のキャビネット、2は前面外扉、2aは商品取
出口、3は断熱内扉、4A〜4Cはキャビネット1の庫
内に隔壁1a隔てて仕切られた商品収納室(図示例では
キャビネット1の庫内が3室に仕切られているが、2室
あるいは4室以上の場合もある)、5は各商品収納室に
収設した商品収納ラック(例えばサーペンタイン式商品
収納ラック)、6は商品搬出シュータ、7は各商品収納
室4A〜4Cごとにその室内底部に配備した冷却/加熱
ユニット、8はキャビネット1の機械室に設置した冷凍
機のコンデンシングユニットである。なお、13は商品
であり、前記商品収納ラック5に収納した状態で、冷却
/加熱ユニット7を経由して庫内に循環する冷気,もし
くは暖気により冷却,もしくは加温され、コールド商
品,もしくはホット商品として販売されることは周知の
通りである。
【0003】ここで、前記の冷却/加熱ユニット7は冷
却器(冷凍機の蒸発器)7a,加熱ヒータ(電熱ヒー
タ)7b,および庫内ファン7cの組立体からなる。ま
た、冷凍機コンデンシングユニット8は、圧縮機8a,
凝縮器8bおよびファン8cからなる空冷式のコンデン
シングユニットで、前記冷却器7aとの間が電磁弁9お
よびキャピラリチューブ10を介して配管接続されてお
り、次にその冷媒回路を図5に示す。
【0004】図5において、図4の商品収納室4A〜4
Cにそれぞれ配置した冷却/加熱ユニット7の冷却器7
a-A〜7a-Cは、電磁弁9-A〜9-C,およびキャピラリ
チューブ10を介して冷凍機のコンデンシングユニット
8に並列接続して冷凍サイクルを構成している。また、
11は庫内冷却装置の運転制御部であり、コールド商品
を販売する運転モード(以下、コールド運転モードを
「C」、ホット運転モードを「H」で表す)では、各商
品収納室4A〜4Cに配した温度センサ12の検出温度
およびあらかじめ定めた庫内設定温度を基に、次記のよ
うに圧縮機8aおよび電磁弁9-A〜9-Cを制御して庫内
温度調節を行うようにしている。なお、自動販売機に搭
載した冷凍機について、従来では商品収納室4A〜4C
を同時に保冷するCCCモードの冷凍負荷に対応する冷
凍能力の冷凍機を使用し、かつその冷凍サイクルを構成
する圧縮機,凝縮器,キャピラリチューブ,蒸発器,冷
媒封入量は最大負荷となるCCCモードを基準として最
も効率よく冷凍力を発揮するように設計されている。
【0005】図6は前記したCCCモードでの従来の運
転制御を表したタイムチャートであり、図中のThはコー
ルド商品の販売温度に合わせて定めた庫内設定温度の上
限(ON点)、Tlは下限(OFF点)である。すなわ
ち、図4に示した商品収納室4A〜4Cの全ての庫内温
度がON点を超えると、運転制御部11からの指令によ
り冷却器7a-A〜7a-Cに接続した電磁弁9-A〜9-Cを
全て開いた上で圧縮機8aを始動し、冷凍機のコンデン
シングユニット8から各室に配備した冷却器7a-A〜7
a-Cに冷媒を供給して保冷運転を開始する。そしてこの
保冷運転が進んで商品収納室4A〜4Cの庫内温度がO
FF点まで下がると、運転制御部11からの指令で電磁
弁9-A〜9-Cを順次閉じ、全ての電磁弁が閉となると圧
縮機8aの運転を停止する。
【0006】なお、商品収納室4A,4B,4Cの運転
モードがCCHあるいはCHHの場合は、Hモードの商
品収納室に配した冷却器の電磁弁を閉じ、Cモードの商
品収納室に配した冷却器を前記と同様な方法で冷媒制御
して庫内を保冷する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した自
動販売機の庫内冷却装置に対する従来の運転制御方式で
は、次記のような問題点がある。すなわち、先記の図示
例で各商品収納室に配備した3基の冷却器を同時に並列
運転するCCCモードでは、冷却器(蒸発器)の蒸発温
度が−10℃程度となって効率の良い保冷運転となる
が、他のCCHモード,あるいはCHHモードに切換え
ると冷凍機の能力に対して負荷が減少し、このために冷
媒供給を受ける冷却器ではその蒸発温度が過渡に低下し
(同時に保冷運転する冷却器の数が2基であるCCHモ
ードでは冷却器の蒸発温度が−20℃程度、保冷運転す
る冷却器の数が1基のCHHモードでは冷却器の蒸発温
度が−30℃程度になる)、冷凍機の運転効率が低下す
る。
【0008】一方、自動販売機では夏,冬などの季節に
よって販売するコールド商品とホット商品の構成比率を
変えるようにしているが、庫内を3室に仕切ってコール
ド商品とホット商品を併売する図示例の自動販売機で
は、一般に年間を通じてCCHモードでの運転期間が最
も長いことから、庫内冷却装置のCCH,あるいはCH
Hモードでの運転効率が低下すると、年間を通じて冷凍
機(圧縮機はCCCモードに対応した容量のものを使用
している)で消費する電力量にも大きな影響を及ぼし
て、自動販売機のランニングコストが必要以上に増加す
る。
【0009】これに対して、自動販売機に搭載する冷凍
機として、CHHモードで最も効率よく運転できるよう
な冷凍能力のものを採用すると、従来の制御方式により
CCCモードで保冷運転した場合には冷凍機の能力不足
から冷却器の蒸発温度が前記とは逆に高くなり過ぎ(蒸
発温度:−3℃程度)、このままでは商品を十分に冷や
すことができず、コールド商品が生温い状態のまま販売
されるといった問題が生じる。
【0010】そこで、本発明の目的は、年間を通じて自
動販売機に搭載した冷凍機で消費する電力量の低減化を
狙いに、先記例のCCHモードを基準にして冷凍能力を
選定した冷凍機を使用し、しかもCCCの運転モードで
も能力不足を来すことなく各商品収納室に収納したコー
ルド商品を販売適温に保冷できるように冷凍機の運転制
御方式を改良した自動販売機の庫内冷却装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、キャビネットの庫内に画成した複
数の商品収納室ごとに冷却器を配備した上で、前記冷却
器の冷媒回路をそれぞれ電磁弁を介して冷凍機のコンデ
ンシングユニットに並列接続し、コールド商品を販売す
るモードでは、各商品収納室の設定温度と検出温度とを
基に、前記の冷凍機および電磁弁を制御して各室に収納
した商品を販売適温に保冷するようにした自動販売機の
庫内冷却装置において、各商品収納室に配備した冷却器
のうち、冷凍機の運転時に電磁弁を開いて冷媒を供給す
る冷却器の総数を冷凍機の冷凍能力に合わせて制限する
運転制御手段を備える(請求項1)ものとし、その運転
制御手段は具体的に次記のような態様で実施する。
【0012】(1) 運転制御手段は、冷却要求のある商品
収納室の数が冷凍機の冷凍能力から規定した数を上回る
場合に、少なくとも規定数を超えた商品収納室に配備し
た冷却器の電磁弁を強制的に閉じ、残る商品収納室の冷
却器に冷媒を供給して保冷運転を行うようにする(請求
項2)。 (2) 前項(1) において、運転制御手段は、定時間サイク
ルで検出した各商品収納室の庫内温度を比較し、これを
基に庫内温度の低い順に規定数超過分の商品収納室を選
択してその室内に配備した冷却器の電磁弁を閉じるよう
に制御する(請求項3)。
【0013】(3) 前項(1) において、運転制御手段は、
定時間サイクルで検出した各商品収納室の庫内温度勾配
を比較し、これを基に温度勾配の低い順に規定数超過分
の商品収納室を選択してその室内に配備した冷却器の電
磁弁を閉じるように制御する(請求項4)。また、冷凍
機の停止時に検出した各商品収納室の庫内温度勾配を比
較し、これを基に温度勾配の低い順に規定数超過分の商
品収納室を選択してその室内に配備した冷却器の電磁弁
を閉じるように制御する 上記のように、冷凍機の運転状態で電磁弁を開いて冷媒
を供給する冷却器の総数を冷凍機の冷凍能力に合わせて
制限するすることにより、冷凍機はその能力不足を来す
おそれなしに、その冷凍能力の範囲で冷媒を供給する冷
却器の蒸発温度を適正維持して商品収納室に収納した商
品を販売適温に保冷することができる。また、この場合
に定時間サイクルで検出した各商品収納室の庫内温度,
もしくは庫内温度勾配(庫内温度の時間サイクルに対す
る変化率)を比較し、これを基に庫内温度,もしくはそ
の温度勾配の高い順に規定数超過分の商品収納室を選択
するか、または冷凍機の停止時に検出した各商品収納室
の庫内温度勾配を比較し、これを基に温度勾配の低い順
に規定数超過部の商品収納室を選択した上で、その商品
収納室に配備した冷却器の電磁弁を強制的に閉じるよう
にすることにより、冷凍機の運転中は各商品収納室をあ
らかじめ定めた設定温度の範囲に保持することができ
る。
【0014】したがって、冷凍機に容量の小さな圧縮機
を使用しつつ、各商品収納室の運転モードを変えた場合
でも常に冷凍機の高い運転効率を確保することができ、
これにより年間を通じて冷凍機の消費電力量を低減して
自動販売機の省エネ化の向上が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,および図2に示した実施例(CCC運転モードでの
運転制御のタイムチャート)に基づいて説明する。な
お、以下述べる実施例では、自動販売機の商品収納室の
数,および庫内冷却装置の構成は図3〜図5で述べた従
来例と基本的に同様である。一方、冷凍機の冷凍サイク
ルを構成する圧縮機,凝縮器,蒸発器,キャピラリチュ
ーブ,冷媒封入量については、年間を通じて最も運転期
間が長いCCHモードを基準に仕様を最適選定した冷凍
機を使用するものとし、この冷凍機のもつ冷凍能力を基
準にして、同時に冷媒を供給する冷却器の総数を2基に
制限する。
【0016】〔実施例1〕図1の運転制御タイムチャー
トにおいて、自動販売機の商品収納室A,B,C室を保
冷してコールド商品を販売するCCCモードで、各室の
庫内温度が全て設定温度の上限Th (ON点) を超える
と、庫内温度が一番低いC室に配した冷却器(冷凍機の
蒸発器)の電磁弁9-Cは閉じたまま、A,B室に配した
冷却器の電磁弁9-A, 9-Bを開放して圧縮機8aを起動
し、保冷運転を開始する(時間t1)。以降は一定時間の
サイクル(例えば3分)ごとに各商品収納室の温度セン
サで検出した庫内温度を図5で述べた運転制御部に取り
込んで比較し、庫内温度が一番低い室に配した冷却器の
電磁弁を強制的に閉とし、残る2室の商品収納室に配し
た冷却器の電磁弁を開いて保冷運転を継続する。すなわ
ち、図示例では各室の庫内温度の変化に合わせて、時間
t2,t3 で電磁弁9-Bを開→閉→開に切換え、電磁弁9
-Cは閉→開→閉に切換える。
【0017】そして、保冷運転が進んでいずれかの商品
収納室の庫内温度が設定温度の下限Tl(OFF点)に達
すると、その室内に配した冷却器の電磁弁を閉じてその
室の保冷を停止する。図示例では時間t4 でB室の庫内
温度が設定温度の下限Tlに達して電磁弁9-Bを閉じる。
以降、他の商品収納室についてもその庫内温度が設定温
度の下限Tlに達ると、その室に対応する電磁弁を閉じ、
全ての電磁弁が閉じた状態 (図示例の時間t5)になる
と、圧縮機8aの運転を停止する。その後に商品収納室
の庫内温度が上昇すると、再び圧縮機8aが起動して保
冷運転を行うようにON−OFFサイクルを繰り返す。
【0018】上記の運転制御法では、冷凍機の運転状態
で同時に冷媒を供給する冷却器を常に2基に制限してC
CCモードでの保冷運転を行っている。したがって、C
CHモードを基準にして選定した冷凍機でも能力不足を
来すことなく、冷媒を供給する冷却器の蒸発温度をCC
Hモード並みの−10℃程度まで下げて商品収納室に収
納した商品を保冷できる。しかも、定時間サイクルごと
に行う制御では、庫内温度の高い2室を優先して電磁弁
を開き、庫内温度が一番低い室の電磁弁を閉じて冷却器
への冷媒を停止するようにしたので、CCCモードでの
運転期間を通じて、各商品収納室の庫内温度を設定温度
の範囲内に維持して室内に収納した商品を販売適温に保
冷することができる。
【0019】〔実施例2〕図2に示す実施例において
は、A,B,C室のうち、いずれか2室(例えばA室と
B室)の庫内温度が設定温度の上限Th(ON点)を超え
て冷却要求を出すと、この冷却要求を受けた運転制御部
からの指令により電磁弁9-A, 9-Bを開, 9-Cを閉とし
て圧縮機8aを起動して保冷運転を開始する (時間t
1)。その後に、C室の庫内温度がON点を超えて冷却を
要求する商品収納室数が3室になると、庫内温度が一番
低いB室の冷却器に接続した電磁弁9-Bを閉じた上で、
新たに冷却要求が出たC室に対応する電磁弁9-Cを開い
て冷媒を供給する (時間t2)。以降は、一定時間サイク
ル(例えば3分)ごとにA,B,C室で検出した庫内温
度を比較し、先記実施例1と同様に庫内温度が一番低い
商品収納室を選択してこの室に対応する電磁弁を閉じ、
それ以外の電磁弁は開として保冷運転を継続する(時間
t3,t4)。
【0020】そして、保冷運転が進んでずれかの商品収
納室の庫内温度が設定温度の下限Tl(OFF点)に達す
ると、その室内に配した冷却器の電磁弁を閉じてその室
の保冷を停止する。なお、図示例では時間t4 でB室の
庫内温度が設定温度の下限Tlに達してその電磁弁9-Bを
閉じる。以降は、他の商品収納室についてもその庫内温
度が設定温度の下限Tlに達ると、その室に対応する電磁
弁を順次閉じ、全ての電磁弁が閉じた状態になると (時
間t5)、圧縮機8aの運転を停止する。
【0021】〔実施例3〕先述の実施例1,実施例2で
は、定時間サイクルごとにA,B,Cの各商品収納室で
検出した庫内温度を比較し、これを基に次の時間サイク
ルで冷却を停止する商品収納室を選択するようにしてい
るが、庫内温度の代わりに庫内温度勾配(時間サイクル
に対する庫内温度の変化率)を比較し、その温度勾配が
一番高い商品収納室(冷凍負荷が最も小さい室)を選択
してその室に対応する電磁弁を閉じて運転制御を行うこ
ともできる。
【0022】なお、この実施例3においては、冷凍機運
転時における庫内温度勾配を比較する場合を説明した
が、冷凍機の停止時における庫内温度勾配を比較するこ
ともでき、この場合には、冷凍機の停止時における各商
品収納室の温度勾配を検出しておき、各商品収納室の庫
内温度が全て設定温度の上限を超えた際に、前記冷凍機
の運転停止時に検出された温度勾配に基づいて温度勾配
の低い商品収納室を選択し、その商品収納室に対応する
電磁弁を閉じるようにして運転制御を行うこともでき
る。この運転制御法によれば、商品収納室内に収納した
商品の保冷状態,残り在庫数などにより変動する冷凍負
荷を判定条件に加えることで、先記の実施例1,2より
も一層きめ細かな制御が行える。
【0023】なお、上記の各実施例では、自動販売機の
商品収納室の数を3室とし、かつそのCCHモードを基
準とする冷凍機の冷凍能力に合わせてCCCモード時に
同時運転する冷却器の総数を2基に制限して運転制御を
行うようにしているが、本発明はこの条件に限定される
ものではなく、商品収納室が2室,あるいは4室以上の
場合でも、年間を通じて最も運転時間の長いモードに合
わせて選定した冷凍機の冷凍能力を基に、同時運転する
冷却器の総数を適正化して運転制御を行うことができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、キ
ャビネットの庫内に画成した複数の商品収納室ごとに冷
却器を配備した上で、前記冷却器の冷媒回路をそれぞれ
電磁弁を介して冷凍機のコンデンシングユニットに並列
接続し、各商品収納室の設定温度と検出温度とを基に、
冷凍機および電磁弁を制御して各室に収納した商品を販
売適温に保冷するようにした自動販売機の庫内冷却装置
において、各商品収納室に配備した冷却器のうち、冷凍
機の運転時に電磁弁を開いて冷媒を供給する冷却器の総
数を冷凍機の冷凍能力に合わせて制限する運転制御手段
を備えたことにより、従来方式と比べて冷凍機に容量の
小さな圧縮機を採用した上で、全ての商品収納室を保冷
する運転モードでも、冷凍機の能力不足を来すことなし
に、その冷凍能力の範囲で冷媒を供給する冷却器の蒸発
温度を適正維持して各商品収納室に収納した商品を販売
適温に保冷することができ、これにより年間を通じて冷
凍機で消費する電力量を低減して自動販売機の省エネ効
果の向上化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する運転制御のタイム
チャートを表す図
【図2】本発明の実施例2に対応する運転制御のタイム
チャートを表す図
【図3】本発明の実施対象となる自動販売機の構成を表
す側視断面図
【図4】図3の扉を外した状態での正面図
【図5】図3,図4における庫内冷却装置の冷媒回路を
その制御系とともに表した図
【図6】図5におけるCCCモードでの従来の運転制御
法を表すタイムチャート図
【符号の説明】
1 自動販売機のキャビネット 4A〜4C 商品収納室 5 商品収納ラック 7 冷却/加熱ユニット 7a, 7a-A, 7a-B, 7a-C 冷却器(冷凍機の蒸
発器) 8 冷凍機のコンデンシングユニット 9,9-A,9-B, 9-C 電磁弁 10 キャピラリチューブ 11 運転制御部 12 温度センサ 13 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E044 AA01 CB05 CC08 DB16 FB11 3L045 AA01 BA01 DA02 HA03 HA07 MA02 PA03 PA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネットの庫内に画成した複数の商品
    収納室ごとに冷却器を配備した上で、前記冷却器の冷媒
    回路をそれぞれ電磁弁を介して冷凍機のコンデンシング
    ユニットに並列接続し、各商品収納室の設定温度と検出
    温度とを基に、冷凍機および電磁弁を制御して各室に収
    納した商品を販売適温に保冷するようにした自動販売機
    の庫内冷却装置において、 各商品収納室に配備した冷却器のうち、冷凍機の運転時
    に電磁弁を開いて冷媒を供給する冷却器の総数を冷凍機
    の冷凍能力に合わせて制限する運転制御手段を備えたこ
    とを特徴とする自動販売機の庫内冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の庫内冷却装置において、運
    転制御手段は、冷却要求のある商品収納室の数が冷凍機
    の冷凍能力から規定した数を上回る場合に、少なくとも
    規定数を超えた商品収納室に配備した冷却器の電磁弁を
    強制的に閉じ、残る商品収納室の冷却器に冷媒を供給し
    て保冷運転を行うようにしたことを特徴とする自動販売
    機の庫内冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の庫内冷却装置において、運
    転制御手段は、定時間サイクルで検出した各商品収納室
    の庫内温度を比較し、これを基に庫内温度の低い順に規
    定数超過分の商品収納室を選択してその室内に配備した
    冷却器の電磁弁を閉じるように制御することを特徴とす
    る自動販売機の庫内冷却装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の庫内冷却装置において、運
    転制御手段は、定時間サイクルで検出した各商品収納室
    の庫内温度勾配を比較し、これを基に温度勾配の高い順
    に規定数超過分の商品収納室を選択してその室内に配備
    した冷却器の電磁弁を閉じるように制御することを特徴
    とする自動販売機の庫内冷却装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の庫内冷却装置において、運
    転制御手段は、冷凍機の停止時に検出した各商品収納室
    の庫内温度勾配を比較し、これを基に温度勾配の低い順
    に規定数超過分の商品収納室を選択してその室内に配備
    した冷却器の電磁弁を閉じるように制御することを特徴
    とする自動販売機の庫内冷却装置。
JP2002080319A 2002-03-22 2002-03-22 自動販売機の庫内冷却装置 Pending JP2003281614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080319A JP2003281614A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 自動販売機の庫内冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080319A JP2003281614A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 自動販売機の庫内冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003281614A true JP2003281614A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29229402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002080319A Pending JP2003281614A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 自動販売機の庫内冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003281614A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093081A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷却システム及びそれを用いた自動販売機
JP2008232535A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 冷却制御システム、冷却制御コントローラ、冷却制御プログラム及び冷却制御方法
JP2017003217A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 富士電機株式会社 冷却システムの制御装置および冷却システムの制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093081A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷却システム及びそれを用いた自動販売機
JP4650188B2 (ja) * 2005-09-28 2011-03-16 パナソニック株式会社 冷却システム及びそれを用いた自動販売機
JP2008232535A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 冷却制御システム、冷却制御コントローラ、冷却制御プログラム及び冷却制御方法
JP2017003217A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 富士電機株式会社 冷却システムの制御装置および冷却システムの制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107289707B (zh) 风冷冰箱
US7237395B2 (en) Methods and apparatus for controlling refrigerators
CN106482441B (zh) 制冷设备工作方法以及制冷设备
SK283586B6 (sk) Chladnička s vysoko účinným multivýparníkovým H. M. cyklom a spôsob jej riadenia
US7730732B2 (en) Refrigerating storage cabinet
RU2007119554A (ru) Холодильник
US11022363B2 (en) Refrigerator and control method therefor
JP2006250378A (ja) 冷却貯蔵庫
CN103547872A (zh) 冷藏库
CN106766524B (zh) 风冷冰箱及其运行控制方法
JP2003161570A (ja) 直冷式冷蔵庫
WO2009017282A1 (en) Refrigerator with refrigeration system of ice_making room installed in door
JP2008249292A (ja) 冷蔵庫
CN106568269A (zh) 冰箱
CN106610173B (zh) 风冷冰箱及其运行控制方法
JP4088474B2 (ja) 冷蔵庫
JPH11173729A (ja) 冷蔵庫
US7007490B2 (en) Refrigerator and control method thereof
JP2003281614A (ja) 自動販売機の庫内冷却装置
JP2002071255A (ja) 冷蔵庫及びその制御方法
JP2007309530A (ja) 冷蔵庫
JP6017886B2 (ja) 冷蔵庫
US20070130968A1 (en) Refrigerating storage cabinet and refrigerating equipment
KR101099497B1 (ko) 냉장고
CN105303702A (zh) 即热即冷式冷热两用自动售货装置及其供货方法