JP2003279904A - コンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ

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JP2003279904A
JP2003279904A JP2002082515A JP2002082515A JP2003279904A JP 2003279904 A JP2003279904 A JP 2003279904A JP 2002082515 A JP2002082515 A JP 2002082515A JP 2002082515 A JP2002082515 A JP 2002082515A JP 2003279904 A JP2003279904 A JP 2003279904A
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contact lens
light
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emits
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Yoichi Komamura
容一 駒村
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 透明な材料からなるコンタクトレンズ
を、誤って落としたりして紛失した場合でも、容易に見
つけることができ、交換用のコンタクトレンズなどを持
ち歩く必要がなく、利便性に大変優れたコンタクトレン
ズを提供することを課題とする。 【解決手段】 人の目に装着する透明な材料からなるコ
ンタクトレンズにおいて、前記コンタクトレンズの一部
に、光源からの光又は自然光によって発光又は発色する
識別マーク部を設けるように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人の目に装着する透
明な材料からなるコンタクトレンズに関し、特に、当該
コンタクトレンズを紛失した場合でも、容易に発見する
ことが可能なコンタクトレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、近視の人が眼鏡に代わって着用
するコンタクトレンズは、人の眼球の角膜表面に直接装
着するものであるため、フレームや厚いレンズがなく、
視野が広く煩わしさがない、収差の影響が殆どない、レ
ンズの曇りがない、運動にも適している等の優れた長所
を有しており、広く装用されている。上記コンタクトレ
ンズとしては、違和感が少なく、慣れが早いしなやかな
ソフトコンタクトレンズと、安全性が高く、ソフトコン
タクトレンズに比べてケアが簡単で、比較的使用時間の
長い低額なハードコンタクトレンズとがある。また、上
記ソフトコンタクトレンズとしては、こすり洗いや煮沸
消毒等が不要で、洗浄液に一晩漬けておくだけで洗浄が
可能なケアが容易なタイプのものが開発されている。さ
らに、ケアを全く不要としたコンタクトレンズとして、
1日で使い捨てタイプのものや、1週間連続装用で使い
捨てのもの、あるいは、ケアしながら2週間で使い捨て
タイプのものなど、種々のものが開発されている。
【0003】また更に、ハードコンタクトレンズでも、
酸素透過性のものや、1週間連続装用が可能なものな
ど、様々なタイプのコンタクトレンズが開発されてきて
おり、商品化されてきている。さらに、最近、近視用の
ものではなく、遠近両用のコンタクトレンズも開発され
てきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記従来のコンタクトレンズには、ソフトコン
タクトレンズやハードコンタクトレンズがあり、又、ソ
フトコンタクトレンズとしては、こすり洗いや煮沸消毒
等が不要で、ケアが容易なタイプのものや、使い捨てタ
イプのもの、更には、ハードコンタクトレンズでも、酸
素透過性のものや、1週間連続装用が可能なものなど、
また、近視用のものばかりでなく、遠近両用のものも開
発されてきている。
【0005】なお、上記使い捨てタイプのコンタクトレ
ンズは、こすり洗いや煮沸消毒等が不要で、しかも洗浄
液に一晩漬けておく等の洗浄も必要ないか、簡単なもの
でよく、ケアが極めて容易である反面、使い捨てタイプ
であるが故に、コストが掛かるという難点を有してい
る。
【0006】また一般に、当該コンタクトレンズは、ポ
リマー材料やプラスチック材料など、透明な材料によっ
て構成されている。したがって、上記コンタクトレンズ
は、装用者が装用時や着脱時、あるいは目に塵等が入っ
た場合など、誤って落とし紛失してしまうと、透明であ
ってしかも小さいため、目視によって見つけ出すのが困
難であり、大変不便であるばかりか、誤って足などで踏
んで破損してしまう虞れがあるという問題点を有してい
る。また、家の中であれば、予め準備している予備のコ
ンタクトレンズや眼鏡を直ちに装用することも可能であ
るが、外出時等においては、誤ってコンタクトレンズを
紛失してしまうと、目視によって見つけ出すのが困難で
あるばかりか、代わりのコンタクトレンズを直ちに装用
することもできず、特に近視の度合いが強い装用者など
にとって非常に不便であるという問題点を有している。
【0007】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、透明な材料からなるコンタクトレンズを、
誤って落としたりして紛失した場合でも、容易に見つけ
ることができ、交換用のコンタクトレンズなどを持ち歩
く必要がなく、利便性に大変優れたコンタクトレンズを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、人の目に装着する透
明な材料からなるコンタクトレンズにおいて、前記コン
タクトレンズの一部に、光源からの光又は自然光によっ
て発光又は発色する識別マーク部を設けたことを特徴と
するコンタクトレンズである。
【0009】また、請求項2に記載された発明は、前記
識別マーク部が、コンタクトレンズの前面光学部の外周
側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
コンタクトレンズである。
【0010】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記識別マーク部が、蛍光塗料によって形成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のコンタクトレンズであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0012】実施の形態1 図1はこの発明の一実施の形態に係るコンタクトレンズ
を示す構成図である。
【0013】このコンタクトレンズ1は、図1に示すよ
うに、平面形状が円形状であって、断面形状が所定の厚
さ及び所定の曲率半径を有する円弧状に形成されてお
り、中心厚み、直径、ベースカーブ、度数によって、そ
の性能が規定されている。コンタクトレンズ1は、ソフ
トレンズかハードレンズか等のコンタクトレンズの種類
に応じて、メチルメタクリレート、ジメチルアクリルア
ミド、ジメチルシロキサン、シリコンラバー等のポリマ
ー材料などからなる透明な材料によって、モールディン
グ製法、レースカッティング製法、スピンキャスティン
グ製法等によって製造される。
【0014】更に説明すると、上記コンタクトレンズ1
は、図1に示すように、外界からの光線が入射する面で
ある前面2と、人の目の角膜に直接接触し、当該角膜の
曲率半径と等しい曲率半径を有する後面3とを有してお
り、前面2と後面3とが交わる部分がエッジ4である。
また、上記コンタクトレンズ1の前面2は、光学効果を
有する領域である前面光学部5と、この前面光学部5の
外周に位置するフロントベベル6とを備えており、フロ
ントベベル6は、上眼瞼への異物感の軽減を促す作用を
有している。さらに、上記コンタクトレンズ6の後面3
は、光学効果を有する領域である後面光学部7と、この
後面光学部7の外周に位置するベベル8とを備えてお
り、後面3のベベル8は、後面周辺部7で、角膜とレン
ズ間への涙液の交換を促す作用を有している。
【0015】ところで、この実施の形態では、人の目に
装着する透明な材料からなるコンタクトレンズにおい
て、前記コンタクトレンズの一部に、光源からの光又は
自然光によって発光又は発色する識別マーク部を設ける
ように構成されている。
【0016】また、上記識別マーク部は、例えば、コン
タクトレンズの前面光学部の外周側に設けられている。
【0017】さらに、上記識別マーク部は、例えば、蛍
光塗料や蓄光素材などによって形成されている。
【0018】すなわち、この実施の形態では、図1に示
すように、コンタクトレンズ1の前面光学部5の外周
側、つまりフロントベベル6に、光源からの光又は自然
光によって発光又は発色する識別マーク部10が設けら
れている。この識別マーク部10の形状は、円形状、楕
円形状、矩形状や模様状など任意の形状でよく、あるい
はコンタクトレンズの外周に全周にわたって帯状に設け
てもよい。
【0019】また、上記識別マーク部10は、紫外線等
の光によって蛍光を発する蛍光塗料によって形成される
が、蛍光塗料以外にも、光を受けて発光する増光剤や、
光を受けて発色する発色剤などによって形成しても良
い。上記識別マーク部10を形成する蛍光塗料等の材料
は、通常、透明か透明に近いものが望ましい。また、上
記コンタクトレンズ1は、人の目に直接装用するもので
あるため、識別マーク部10を形成する蛍光塗料など
が、人の目に悪影響を与えないように、当該識別マーク
部10は、その表面がコンタクトレンズ1を構成する透
明な材料中に埋設するか、表面をコンタクトレンズ1を
構成する透明な材料によってコーティングされている。
さらに、上記コンタクトレンズ1が酸素透過性などを有
する場合は、識別マーク部10を形成する蛍光塗料など
が、人の目に悪影響を与えないように、当該識別マーク
部10が設けられる領域には、酸素透過性などを付与し
ないように構成しても良い。なお、上記識別マーク部1
0としては、安全性や素材への定着性が認められれば、
図4(a)に示すように、表面へのプリントや塗装、あ
るいは蒸着・メッキなど、又は、図4(b)に示すよう
に染色などの方法によって設けることも考えられる。
【0020】また、上記識別マーク部10を発光又は発
色させる光は、図2に示すように、紫外線等を発光する
小型の特別な光源11から出射されたものでもよいが、
太陽光である自然光をそのまま利用してもよい。この識
別マーク部10を発光又は発色させる光は、当該識別マ
ーク部10を形成する蛍光塗料等の材料に応じて、適宜
選定される。なお、自然光をそのまま利用する場合は、
特別な光源11を携行する必要がないので、便利である
が、夜間等や暗い所では利用できないという難点を有し
ている。逆に、識別マーク部10を蓄光素材によって形
成した場合には、捜索時は、暗い所の方が望ましい。ま
た、上記紫外線等を発光する小型の特別な光源11とし
ては、公知のものをそのまま使用することができるが、
携行に便利なように小型化されているのが望ましい。さ
らに、上記小型の特別な光源11は、夜間の懐中電灯の
機能を備えるように構成してもよい。
【0021】以上の構成において、この実施の形態に係
るコンタクトレンズでは、次のようにして、透明な材料
からなるコンタクトレンズを、誤って落としたりして紛
失した場合でも、容易に見つけることができ、交換用の
コンタクトレンズなどを持ち歩く必要がなく、利便性に
大変優れたものとなっている。
【0022】すなわち、上記コンタクトレンズ1は、ポ
リマー材料やプラスチック材料など、透明な材料によっ
て構成されているので、装用者が装用時や着脱時、ある
いは目に塵等が入った場合など、誤って落とし紛失して
しまうと、透明であってしかも小さいため、そのままで
は、目視によって見つけ出すのが困難である。
【0023】ところで、この実施の形態では、図1に示
すように、コンタクトレンズ1の一部に、光源11から
の光又は自然光によって発光又は発色する識別マーク部
10が設けられているので、コンタクトレンズ1を誤っ
て落とし紛失してしまった場合には、当該コンタクトレ
ンズ1を落とした場所の近辺を、紫外線等を発光する小
型の特別な光源11によって照らすことにより、この光
源11から出射された紫外線等の光が、コンタクトレン
ズ1の識別マーク部10にあたると、識別マーク部10
は、発光又は発色するため、透明なコンタクトレンズ1
を容易に見つけ出すことができる。なお、上記識別マー
ク部10が自然光によって発光又は発色する材料によっ
て形成されている場合には、屋外で自然光があたると、
直ちに発光又は発色するので、光源11によって照らす
必要はない。その結果、上記コンタクトレンズ1の場合
には、透明な材料からなるコンタクトレンズ1を、誤っ
て落としたりして紛失した場合でも、容易に見つけるこ
とができ、交換用のコンタクトレンズなどを持ち歩く必
要がなく、利便性に大変優れたものとなっている。
【0024】実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、コンタクトレンズの一
部に、光源からの光又は自然光によって発光又は発色す
る識別マーク部が設けられているが、この識別マーク部
がコンタクトレンズのフロントベベルだけではなく、前
面光学部にわたって設けられており、当該コンタクトレ
ンズを装用したままの状態でも、光源からの光又は自然
光によって識別マーク部が発光又は発色することによっ
て、人の目の装飾性を高めることが可能となっている。
【0025】すなわち、この実施の形態2に係るコンタ
クトレンズ1は、図3に示すように、フロントベベル6
だけではなく、前面光学部5にわたって識別マーク部1
0が設けられている。そのため、上記コンタクトレンズ
1には、少なくとも識別マーク部10よりも後面側に、
例えば、前面2に全表面にわたって、コンタクトレンズ
1の後面側から外界を目視することができ、しかも、外
界からの光を反射するハーフミラー層20が形成されて
いる。そして、このハーフミラー層20の表面側には、
文字や絵等からなる識別マーク部10が設けられてい
る。
【0026】上記コンタクトレンズ1は、装用したまま
の状態でも、光源からの光又は自然光によって識別マー
ク部10が発光又は発色することによって、人の目の装
飾性を高めることが可能となっている。このコンタクト
レンズ1は、例えば、紫外線等を照射するブラックライ
ト11などが使用される室内において装用することによ
って、コンタクトレンズ1に設けられた識別マーク部1
0が発光又は発色し、当該コンタクトレンズ1に文字や
絵等が浮かび上がることで、人の目の装飾性を高めるこ
とが可能となる。
【0027】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0028】
【発明の効果】以上の説明したように、この発明によれ
ば、透明な材料からなるコンタクトレンズを、誤って落
としたりして紛失した場合でも、容易に見つけることが
でき、交換用のコンタクトレンズなどを持ち歩く必要が
なく、利便性に大変優れたコンタクトレンズを提供する
ことができる。また、発光(発色)や反射などの効能に
より、装飾性を高める事も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係るコンタ
クトレンズを示す構成図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係るコンタ
クトレンズに使用される光源を示す構成図である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態2に係るコンタ
クトレンズを示す構成図である。
【図4】 図4はこの発明の実施の形態1に係るコンタ
クトレンズの他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
1:コンタクトレンズ 2:前面 3:後面 4:エッジ 5:前面光学部 6:フロントベベル 7:後面光学部 8:ベベル 10:識別マーク部 11:光源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の目に装着する透明な材料からなるコ
    ンタクトレンズにおいて、 前記コンタクトレンズの一部に、光源からの光又は自然
    光によって発光又は発色する識別マーク部を設けたこと
    を特徴とするコンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】 前記識別マーク部は、コンタクトレンズ
    の前面光学部の外周側に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のコンタクトレンズ。
  3. 【請求項3】 前記識別マーク部は、蛍光塗料によって
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコン
    タクトレンズ。
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