JP2003278248A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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JP2003278248A
JP2003278248A JP2002081302A JP2002081302A JP2003278248A JP 2003278248 A JP2003278248 A JP 2003278248A JP 2002081302 A JP2002081302 A JP 2002081302A JP 2002081302 A JP2002081302 A JP 2002081302A JP 2003278248 A JP2003278248 A JP 2003278248A
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cover
nozzle body
nozzle cover
human body
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JP2002081302A
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English (en)
Inventor
Michinori Yanase
理典 柳瀬
Takashi Kinoshita
崇 木下
Akira Oishi
晃 大石
Kiyoko Yukiura
聖子 雪浦
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Toto Ltd
Pan Washlet Co Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Pan Washlet Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の使用者でも簡単に清掃やノズルカバー
の交換ができ、便器の清潔志向を満足させることができ
る人体局部洗浄装置を提供する。 【解決手段】 洗浄水を噴出するノズル13を先端部に
設けたノズル本体14と、ノズル13と重なり合う吐出
孔17を有し、ノズル本体14を覆う筒状のノズルカバ
ー16と、ノズル本体14を軸方向に往復移動させるノ
ズル駆動部24とを設け、ノズル本体14及びノズルカ
バー16は、互いに係合してノズルカバー16とノズル
本体14とを着脱可能に固定する第1の係合部38及び
第2の係合部39をそれぞれ有し、ノズルカバー16を
ノズル本体14に挿入して第1の係合部38及び第2の
係合部39を係合させることにより、ノズルカバー16
とノズル本体14とを固定する装着力は、ノズル駆動部
24がノズル本体14を静止状態に保持する保持力より
小さくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗便器に設置さ
れる人体局部洗浄装置に関し、特に洗浄水を噴出するノ
ズルの汚れ防止が可能な人体局部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水洗便器に用いられる人体局部洗
浄装置は、洗浄水を噴出するノズルを備えたノズル本体
をケーシングに収納し、ノズル本体の先端がケーシング
内に入った位置から洗浄動作を行う位置まで、ケーシン
グの出入口を通して往復移動させるようにしている。洗
浄動作をするとき、ノズルが人体局部に接近するので、
ノズル本体に汚水や汚物が付着し易い。そのため、ノズ
ル本体に筒状のノズルカバーを着脱可能に、しかも簡単
には外れないように取付けて、少なくともノズル本体の
ノズル部分を覆い、ノズル本体の汚水や汚物による汚染
を防止している。このとき、ノズルと重なり合う吐出孔
をノズルカバーに設けて、ノズルから噴出する洗浄水が
吐出孔を通って噴出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の方法
によれば、ノズルカバーをノズル本体に取付けるとき、
ノズルカバーがノズル本体から簡単に外れないように、
ノズル本体に突起部を設け、その突起部に係合する係合
孔をノズルカバーに設けている。しかし、ノズルが人体
局部洗浄装置から引き出される位置は便器の内側で狭い
ため、一般の使用者がノズルカバーを取り外すときに手
に力が入りにくく、簡単には外れない。そのため、使用
者は清潔な便器を維持する定期的な清掃作業や取り替え
作業が面倒となり、ノズル本体の清掃を怠り、汚染が激
しくなるという問題があった。本発明はこのような事情
に鑑みてなされたもので、一般の使用者でも簡単に清掃
やノズルカバーの交換ができ、便器の清潔志向を満足さ
せることができる人体局部洗浄装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る人体局部洗浄装置は、洗浄水を噴出するノズル
を先端部に設けたノズル本体と、前記ノズルと重なり合
う吐出孔を有し、しかも前記ノズル本体を覆う筒状のノ
ズルカバーと、前記ノズル本体を軸方向に往復移動させ
るノズル駆動部とを設けた人体局部洗浄装置であって、
前記ノズル本体は第1の係合部を有し、前記ノズルカバ
ーは前記第1の係合部に係合して前記ノズルカバーと前
記ノズル本体とを着脱可能に固定する第2の係合部を有
し、前記ノズルカバーを前記ノズル本体に装着して前記
第1及び第2の係合部を係合させることにより前記ノズ
ルカバーと前記ノズル本体とを固定する装着力は、前記
ノズル駆動部が前記ノズル本体を静止状態に保持する保
持力より小さくしている。
【0005】この場合、例えばノズル本体に軸方向の前
後に傾斜面を持つ突起部からなる第1の係合部を設け、
ノズルカバーには突起部に係合する係合孔からなる第2
の係合部を設けておく。ノズルカバーをノズル本体に装
着するときに、ノズルカバーの端面が当接する前側の傾
斜面の傾斜角度を調節して、端面と前側の傾斜面との摩
擦によって生じる装着力を、ノズル駆動部がノズル本体
を静止状態に維持する保持力より小さくなるように設定
しておく。これにより、ノズルカバーをノズル本体に装
着するときに、ノズルカバーの装着力によってノズル本
体を押しつけても、装着力より大きいノズル駆動部の保
持力によって支えられるので、ノズル本体が装着力によ
って移動して、ケーシングの中に押し込まれることがな
く、ノズル本体がケーシングから突出した状態を維持で
きる。
【0006】なお、最適な装着力を発生する第1の係合
部(突起部)の傾斜面の傾斜角度は、実際にノズル本体
に各種の傾斜角度の傾斜面を持った突起部を作成して、
第1の係合部と第2の係合部(係合孔)を係合させ、ノ
ズルカバーをノズル本体に装着できる力をそれぞれ測定
して、傾斜角度と装着力との相関関係を求めることによ
り所望の傾斜角度を決めることができる。また、ノズル
駆動部には、例えば減速比が1/10〜1/100程度
の減速機付きパルスモータからなる駆動モータを設ける
ことにより、被駆動側から回転力を加えても駆動モータ
が簡単に回転できないようにすることができるので、ノ
ズル駆動部の保持力を装着力より大きくすることは容易
である。なお、駆動モータは、例えばパルスモータの多
相励磁のうちの1相だけ通電するかブレーキを掛ける等
の方法で、ロック状態になるように通電しておくことに
より、保持力を更に大きくすることができる。
【0007】前記目的に沿う第2の発明に係る人体局部
洗浄装置は、第1の発明に係る人体局部洗浄装置におい
て、前記ノズルカバーを前記ノズル本体から外す取り外
し力は、前記装着力より大きい。この場合、ノズル本体
からノズルカバーを引き抜く時に当接する第1の係合部
の後側の傾斜面の傾斜角度を調節して、後側の傾斜面と
第2の係合部(係合孔)の内面との摩擦によって生じる
取り外し力が装着力より大きくなるように設定してお
く。これにより、洗浄水の噴出や振動等により装着力と
同じ程度の引き抜く方向の力がノズルカバーに働いて
も、第1の係合部と第2の係合部との係合を解く取り外
し力が装着力より大きいので、ノズルカバーが簡単に脱
落することがない。
【0008】前記目的に沿う第3の発明に係る人体局部
洗浄装置は、第1、第2の発明に係る人体局部洗浄装置
において、前記ノズル駆動部は、前記ノズル本体を軸方
向に摺動可能にガイドするスライドベースと、該スライ
ドベースの一方端に前記ノズル本体を摺動自在に保持す
る支持部とを有し、前記ノズル本体は、前記スライドベ
ースに摺動可能に係合する摺動部を有し、前記ノズル本
体の最大進出位置で前記摺動部が前記支持部に突き当た
る。この場合、ノズル本体からノズルカバーを引き抜く
とき、ノズル本体を最大進出位置まで出しておくと、ノ
ズル本体に設けた摺動部がノズル駆動部に設けた支持部
に突き当たってノズル本体が動かなくなり、ノズルカバ
ーを掴んで引き抜くことにより、第1の係合部と第2の
係合部の係合が外れて、ノズルカバーだけを容易にノズ
ル本体から取り出すことができる。
【0009】前記目的に沿う第4の発明に係る人体局部
洗浄装置は、洗浄水を噴出するノズルを先端部に設けた
ノズル本体と、前記ノズルと重なり合う吐出孔を有し、
しかも前記ノズル本体を覆う筒状のノズルカバーと、前
記ノズル本体を軸方向に往復移動させるノズル駆動部と
を設けた人体局部洗浄装置であって、前記ノズル本体及
び前記ノズルカバーは、互いに係合して前記ノズルカバ
ーと前記ノズル本体とを着脱可能に固定する第1及び第
2の係合部をそれぞれ備え、前記第1の係合部は突起部
を有し、前記第2の係合部は、前記突起部と係合する軸
方向溝と回転方向溝とを備えた実質的にL字状のガイド
溝を有する。これにより、ノズルカバーをノズル本体に
装着するとき、第1の係合部を第2の係合部の軸方向溝
にガイドさせてノズルカバーをノズル本体に押し込み、
更にノズルカバーを所定角度回転させて回転方向溝にガ
イドさせて、ノズルカバーの軸方向の動きを止める。し
たがって、ノズルカバーが抜ける軸方向の力は回転方向
溝によって止められるので、ノズルカバーが簡単に脱落
することがない。また、ノズルカバーをノズル本体から
引き抜くときも、ノズルカバーを所定角度、例えば10
〜20°程度回転させることにより、第1の係合部を第
2の係合部から外すので、そのときに要する力は、ガイ
ド溝の中を摺動させるときの摩擦力と同じ程度に小さく
てよい。なお、回転方向溝の一部に凹凸部を設けて、第
1の係合部を係合させるようにしておくことにより、確
実にノズルカバーをノズル本体に固定することができ
る。
【0010】前記目的に沿う第5の発明に係る人体局部
洗浄装置は、第1〜第4の発明に係る人体局部洗浄装置
において、前記第1の係合部は前記ノズル本体の下側に
設け、前記第2の係合部は前記ノズルカバーの下側に設
けている。この場合、通常、ノズルは下から上向きに洗
浄水を噴出するようにノズル本体の上側に設けられてい
るので、例えば第1及び第2の係合部が突起や凹部によ
って形成されているとき、第1及び第2の係合部をノズ
ル本体の下側に設けることで、汚物の付着を防止でき、
見た目にも好ましい意匠性を持たせることができる。
【0011】前記目的に沿う第6の発明に係る人体局部
洗浄装置は、洗浄水を噴出するノズルを先端部に設けた
ノズル本体と、前記ノズルと重なり合う吐出孔を有し、
しかも前記ノズル本体を覆う筒状のノズルカバーと、前
記ノズル本体を軸方向に往復移動させるノズル駆動部と
を設けた人体局部洗浄装置であって、前記ノズル本体は
第1の係合部を有し、前記ノズルカバーは前記第1の係
合部に係合して前記ノズルカバーと前記ノズル本体とを
着脱可能に固定する第2の係合部を有し、前記第1の係
合部は雄ねじを有し、前記第2の係合部は前記雄ねじに
螺合する雌ねじを有している。これにより、ノズル本体
に設けた雄ねじと、ノズルカバーに設けた雌ねじを螺合
させ、ノズルカバーをノズル本体に固定するので、ノズ
ルカバーの着脱に大きな力を用いる必要がなく、しか
も、ノズルカバーをノズル本体から脱落しないように固
定することができる。
【0012】前記目的に沿う第7の発明に係る人体局部
洗浄装置は、第1〜第6の発明に係る人体局部洗浄装置
において、前記ノズルカバーと前記ノズル本体に前記ノ
ズルと前記吐出孔との相対的位置を決める位置決め部を
それぞれ設けている。この場合、ノズルと吐出孔の位置
合わせを位置決め部によって行うので、ノズルと吐出孔
が確実に重なり合い、ノズルがノズルカバーによって塞
がれるようなことなく、ノズルカバーとノズル本体との
組み立て作業が極めて容易にできる。なお、位置決め部
はノズルカバーに軸中心に対して非対称に複数のキー溝
を設け、ノズル本体にキー溝に係合するキーを設けてキ
ーをキー溝に係合させることにより、確実にノズルと吐
出孔との位置決めを行うことができる。
【0013】前記目的に沿う第8の発明に係る人体局部
洗浄装置は、第1〜第7の発明に係る人体局部洗浄装置
において、前記ノズルカバーと前記ノズル本体に前記ノ
ズルと前記吐出孔の回転方向の位置を合わせる合わせマ
ークをそれぞれ設けている。この場合、合わせマークを
目視により確認し、ノズルと吐出孔の大略の位置を決め
てノズルカバーをノズル本体に装着することができ、ノ
ズルと吐出孔とが重なる位置でノズルカバーを装着する
ことができる。
【0014】前記目的に沿う第9の発明に係る人体局部
洗浄装置は、第1〜第8の発明に係る人体局部洗浄装置
において、前記ノズルカバーは、表面に滑り止め手段を
設けている。この場合、ノズルカバーを手で握って引き
出すときに、ノズルカバーに設けた、例えば表面に凹凸
を形成した滑り止め手段を掴むことにより滑ることな
く、安全に取付け取り外し作業をすることができる。前
記目的に沿う第10の発明に係る人体局部洗浄装置は、
第9の発明に係る人体局部洗浄装置において、前記滑り
止め手段は、前記ノズルカバーの下側に設けている。こ
の場合、吐出孔の位置は通常ノズルカバーの上側に設け
られているので、滑り止め手段をノズルカバーの下側に
設けることで汚物の付着を防止でき、見た目にも好まし
い意匠性を持たせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る人体局部洗浄装置の側断面図、図2(A)
は同人体局部洗浄装置のノズル本体及びノズルカバーの
斜視図、(B)は(A)のa−a矢視断面図、図3
(A)、(B)はそれぞれ同人体局部洗浄装置のノズル
本体及びノズルカバーの組み立て前の側断面図、組み立
て後の側断面図、図4は同人体局部洗浄装置のノズル本
体が最大進出位置にある側断面図、図5(A)、(B)
はそれぞれ本発明の第2の実施の形態に係る人体局部洗
浄装置のノズル本体及びノズルカバーの組み立て前の斜
視図、組み立て後の斜視図、図6は本発明の第3の実施
の形態に係る人体局部洗浄装置のノズル本体及びノズル
カバーの組み立て前の一部切欠き斜視図である。
【0016】図1、図2(A)、(B)に示すように、
本発明の第1の実施の形態に係る人体局部洗浄装置10
は、下方斜めに開口する出入口11を設けたケーシング
12を有している。ケーシング12の中には洗浄水を噴
出する複数のノズル13を先端部に設けた筒状のノズル
本体14を設け、ノズル13が出入口11から突出した
位置まで出入りできるようにしている。ノズル本体14
は、先端から所定長さ、例えば10〜20cm程度ま
で、基部より細い小径部14Aを設け、小径部14Aに
は、先端が閉じられ基部にノズル本体14が挿入可能な
挿入口15を設けた筒状のノズルカバー16を着脱可能
に装着している。ノズルカバー16は、水をはじく性質
を有する、例えばポリプロピレンやABS樹脂等のプラ
スチック材で形成されノズルカバー16をノズル本体1
4に被せることにより、洗浄時にノズル本体14がケー
シング12から露出する全ての部分を覆って、ノズル本
体14の汚物や洗浄水による汚れを防止している。ノズ
ルカバー16には、挿入口15にノズル本体14の小径
部14Aを完全に挿入した状態で、ノズル13と重なり
合う吐出孔17を有している。また、ノズルカバー16
は下側に、すなわち吐出孔17の反対側の表面に凹凸を
設けた滑り止め手段18を設けて、ノズルカバー16を
握り易くしている。
【0017】ノズルカバー16の挿入口15が設けられ
ている端面には、軸中心に対して非対称に複数のキー溝
19を設け、ノズル本体14のキー溝19に対向する段
付き部20にはキー溝19に係合するキー21とを設け
て、キー溝19とキー21により位置決め部22を形成
している(図2(B)参照)。キー21をキー溝19に
係合させることにより、正確にノズル13と吐出孔17
が重なり合うように位置決めされる。また、ノズル本体
14の先端部とノズルカバー16の挿入口15にはそれ
ぞれノズル13と吐出孔17の回転方向の位置を合わせ
る、例えば三角印の合わせマーク23A、23Bを設け
ている。これにより、ノズル本体14にノズルカバー1
6を装着するときに、合わせマーク23A、23Bを目
視して一致させることができる。
【0018】ケーシング12の中にはノズル本体14を
軸方向に往復移動させて、ノズル本体14の先端部を出
入口11から所定長さ、例えば10〜20cm程度突出
する位置まで出入りさせるノズル駆動部24を設けてい
る。ノズル駆動部24は、ノズル本体14の長手方向と
平行に伸びてノズル本体14を軸方向に摺動可能にガイ
ドするスライドベース25を設け、ノズル本体14の後
側には、スライドベース25に摺動可能に係合する溝部
を有する摺動部26を設け、スライドベース25に摺動
部26を係合させている。また、スライドベース25の
前側にはノズル本体14を摺動可能に保持する支持部2
7を設けて、ノズル本体14を軸方向に摺動させるよう
にしている。そして、摺動部26がスライドベース25
に沿って前側に摺動し、支持部27に突き当たる位置を
ノズル本体14の最大進出位置とし、ノズル本体14が
機械的に停止するようにしている。支持部27とスライ
ドベース25の後端部にはそれぞれ所定のピッチ、例え
ば2mm程度のピッチの歯を有する第1及び第2のスプ
ロケット28、29を設けている。
【0019】また、スライドベース25にはノズル本体
14を往復移動させる駆動力を発生する、例えば減速機
付きパルスモータからなる駆動モータ30が取付けら
れ、駆動モータ30の出力軸31には第1及び第2のス
プロケット28、29と同じピッチの歯を有する歯車3
2が固定されている。歯車32、第1及び第2のスプロ
ケット28、29にはタイミングベルト33がエンドレ
スに巻き掛けられ、駆動モータ30によって歯車32を
回転することにより、タイミングベルト33の往復移動
を可能にしている。第1のスプロケット28と歯車32
との間には、タイミングベルト33の張力を調整して所
定の値に維持するテンションプーリ34が設けられてい
る。ノズル本体14の基部には、タイミングベルト33
と同じピッチの歯を持つクランプ部35を設け、タイミ
ングベルト33の一部をクランプ部35で挟んで、クラ
ンプ部35の歯とタイミングベルト33の歯をかみ合わ
せて固定し、ノズル本体14がタイミングベルト33と
共に軸方向に移動できるようにしている。
【0020】図3(A)、(B)に示すように、ノズル
本体14の小径部14Aの下側、すなわちノズル13の
反対側の表面で、しかも段付き部20の近傍には、前側
に第1の傾斜面36を、後側に第2の傾斜面37を有す
る突起部38からなる第1の係合部を設け、ノズルカバ
ー16の下側、すなわち吐出孔17の反対側には突起部
(第1の係合部)38に係合しうる係合孔39からなる
第2の係合部を設けている。そして、図3(A)に示す
ように、ノズル本体14の小径部14A外周にノズルカ
バー16を装着することにより、挿入口15の内側角部
が第1の傾斜面36に沿って滑り、突起部38及び挿入
口15が僅かに弾性変形して、図3(B)に示すよう
に、突起部38と係合孔39が互いに係合し、ノズルカ
バー16とノズル本体14とを着脱可能に固定してい
る。なお、ノズルカバー16を装着するときに挿入口1
5の内側角部が第1の傾斜面36に最初に接触するが、
第1の傾斜面36の傾斜角度はノズルカバー16の挿入
方向に対して緩やかな角度にし、ノズルカバー16を引
き抜くときに係合孔39の内側角部が接触する第2の傾
斜面37の傾斜角度は第1の傾斜面36より急な角度に
なるようにしている。
【0021】ノズルカバー16をノズル本体14に装着
する場合、ノズルカバー16の挿入口15の内側角部が
第1の傾斜面36に沿って滑りながら移動するが、この
ときに挿入口15の内側角部と第1の傾斜面36との摩
擦によって生じる装着力が、駆動モータ30によって、
タイミングベルト33を介してノズル本体14を静止状
態に保持する保持力を超えないように、第1の傾斜面3
6の傾斜角度を設定している。なお、最適な装着力を発
生する第1の傾斜面36の傾斜角度を決めるときは、実
際に複数の種類の傾斜角度の傾斜面を持った突起部を実
験用のノズル本体に試験的に形成して、ノズルカバーを
ノズル本体に挿入させ、傾斜角度と装着力との関係を求
めておく。そして、駆動モータ30の保持力(例えば7
00〜800gf)より小さい装着力(例えば300〜
400gf)になる傾斜角度を選定して、突起部38の
第1の傾斜面36を選定した傾斜角度に加工すればよ
い。
【0022】また、ノズルカバー16をノズル本体14
から引き抜く場合、係合孔39の内側角部が第2の傾斜
面37に沿って滑りながら移動するが、このとき係合孔
39の内側角部と第2の傾斜面37との摩擦によって生
じる取り外し力(例えば500〜600gf)が装着力
より大きくなるように、第2の傾斜面37の傾斜角度を
設定している。したがって、振動などによって装着力と
同じ程度の取り外し力が働いてもノズルカバー16がノ
ズル本体14から簡単に脱落しない状態となる。なお、
ノズル本体14を最大進出位置で停止させておいて、ノ
ズル本体14からノズルカバー16を引き抜けば、ノズ
ル本体14の摺動部26が支持部27に突き当たるの
で、取り外し力が駆動モータ30の保持力よりも大きな
値に設定された場合でも、引き抜き力によってノズル1
3が移動することなく、簡単にノズルカバー16を外す
ことができる。また、取り外し力をノズル駆動部24の
保持力より小さくなるように第2の傾斜面37の傾斜角
度を設定してもよい。この場合、ノズルカバー16をノ
ズル本体14から引き抜くときに、取り外し力より大き
いノズル駆動部24の元々の保持力によって保持される
ので、ノズル本体14は取り外し力によって移動するこ
とがない。
【0023】ここで、本発明の第1の実施の形態に係る
人体局部洗浄装置10のノズルカバー16の着脱操作に
ついて説明する。 ノズルカバー16をノズル本体14に装着する場合 (1)図4に示すように、駆動モータ30を駆動して、
ノズル本体14を、摺動部26がノズル駆動部24に設
けた支持部27に突き当たる位置(最大進出位置)まで
引き出す。 (2)ノズル本体14から外されたノズルカバー16を
手で掴んで、ノズルカバー16の挿入口15に設けられ
た合わせマーク23Bを確認し、ノズル本体14に設け
られた合わせマーク23Aの位置を一致させ、ノズル1
3と吐出孔17との回転方向の大略の位置を合わせる。
【0024】(3)ノズルカバー16の挿入口15にノ
ズル本体14の先端部を挿入し、挿入口15の内側角部
を突起部38の第1の傾斜面36に沿って移動させ、位
置決め部22のノズルカバー16に設けたキー溝19
を、ノズル本体14に設けたキー21に係合させなが
ら、突起部38が係合孔39に入るまで押し込む。この
とき、ノズルカバー16の装着力によってノズル本体1
4を押しつけても、装着力より大きい駆動モータ30の
保持力によって支えられるので、ノズル本体14は装着
力によって移動するようなことがない。また、ノズル1
3がノズルカバー16によって塞がれるようなこともな
く、ノズル13から吐出孔17を通って洗浄水を正しく
噴出させることができる。
【0025】ノズルカバー16をノズル本体14から外
す場合 (1)図4に示すように、駆動モータ30を駆動して、
ノズル本体14を、摺動部26がノズル駆動部24に設
けた支持部27に突き当たる位置(最大進出位置)まで
引き出す。このとき、ノズル本体14は出入口11から
突出した状態となる。また、ノズル本体14を最大進出
位置まで出してあるので、摺動部26が支持部27に突
き当たり、ノズル本体14が前側に動くことがない。
【0026】(2)ノズル本体14を覆うノズルカバー
16を手で掴んで、前側に引き出す。これにより、突起
部38が弾性変形して係合孔39から抜け出し、ノズル
カバー16がノズル本体14から外れる。この場合、表
面に凹凸を形成した滑り止め手段18を掴むことによ
り、手が滑ることなく、安全に取り出し作業をすること
ができる。なお、ノズル本体14を最大進出位置まで引
き出すときは、人体局部洗浄装置10の操作に用いるリ
モコンに、ノズル着脱モードスイッチ(ノズル本体14
だけが往復移動動作を行い、洗浄水が出ないようにする
モードで、ノズル掃除モードスイッチとの兼用でもよ
い)を設けて、通常の洗浄モードのノズル本体14の突
出位置より前側に出るように駆動モータ30を動作させ
るようにしてもよい。
【0027】図5(A)、(B)に示すように、本発明
の第2の実施の形態に係る人体局部洗浄装置40は、前
記第1の実施の形態に係る人体局部洗浄装置10の突起
部38からなる第1の係合部及び係合孔39からなる第
2の係合部の代わりに、ノズル本体41の小径部41A
に設けた突起部からなる第1の係合部42とノズルカバ
ー43に設け、第1の係合部42が係合可能で、実質的
にL字状のガイド溝からなる第2の係合部44を備えて
いる。第2の係合部44は、軸方向に伸びる軸方向溝4
5と、軸方向溝45に繋がり円周方向に伸びる回転方向
溝46と、回転方向溝46の途中に形成されて回転方向
溝46を狭幅にして第1の係合部42を位置決めする突
起47とからなっている。なお、第1の実施の形態と共
通する構成要素については、同一名称、同一符号を付し
て説明を省略する。
【0028】これにより、ノズルカバー43をノズル本
体41に装着するとき、第1の係合部42が第2の係合
部44の軸方向溝45に沿って軸方向に移動するように
ノズルカバー43を押し込み、次に第1の係合部42が
回転方向溝46に沿って回転方向に移動して突起47を
越えるように回転させる。したがって、図5(B)に示
すように、第1の係合部42を回転方向溝46及び突起
47に係合させることにより、ノズルカバー43の軸方
向及び回転方向の動きを無くしてノズル本体41に固定
できる。また、ノズルカバー43をノズル本体41から
引き抜くときも、ノズルカバー43を所定角度、例えば
10〜20度程度回転させることにより、第1の係合部
42と第2の係合部44との係合を外すことができるの
で、簡単にノズルカバー43をノズル本体41から外す
ことができる。
【0029】図6に示すように、本発明の第3の実施の
形態に係る人体局部洗浄装置50は、ノズル本体51の
小径部51Aに雄ねじ52を設けて第1の係合部を形成
し、筒状のノズルカバー53の内側に雄ねじ52に螺合
する雌ねじ54設けて第2の係合部を形成している。ノ
ズル本体51の段付き部55にはノズルカバー53の端
面56に対向する僅かの、例えば0.5〜1mm程度の
高さを持つ膨出部57を設け、ノズルカバー53の端面
56には僅かの例えば0.5〜1mm程度の深さを持つ
凹部58を設けている。これにより、雄ねじ52に雌ね
じ54をねじ込むだけで、ノズル本体51とノズルカバ
ー53を脱落の危険性の低い状態に固定することができ
る。また、雄ねじ52に雌ねじ54をねじ込んだとき、
膨出部57が弾性変形して凹部58に入り込み、雄ねじ
と雌ねじの間にワッシャーを用いたときと同様の効果を
発揮して、ねじの緩みが生じない。
【0030】本発明は前記した実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更
は可能であり、例えば、前記したそれぞれの実施の形態
や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の人体局
部洗浄装置を構成する場合にも本発明は適用される。
【0031】
【発明の効果】請求項1〜3及びこれらに従属する請求
項5、7〜10記載の人体局部洗浄装置においては、ノ
ズル本体は第1の係合部を有し、ノズルカバーは第1の
係合部に係合してノズルカバーとノズル本体とを着脱可
能に固定する第2の係合部を有し、ノズルカバーをノズ
ル本体に装着して第1及び第2の係合部を係合させるこ
とによりノズルカバーとノズル本体とを固定する装着力
は、ノズル駆動部がノズル本体を静止状態に保持する保
持力より小さくしているので、ノズルカバーをノズル本
体に装着するときに、ノズル本体は装着力によって押し
込まれて移動することがなく、ノズルカバーを確実にノ
ズル本体に装着することができ、一般の使用者でも簡単
に清掃、ノズルカバーの交換ができ、便器の清潔志向を
満足させることができる人体局部洗浄装置を提供するこ
とができる。
【0032】特に、請求項2記載の人体局部洗浄装置に
おいては、ノズルカバーをノズル本体から外す取り外し
力は、装着力より大きくしているので、洗浄水の噴出や
振動等による取り外し力が働いても簡単に脱落すること
がなく、安全である。請求項3記載の人体局部洗浄装置
においては、ノズル駆動部は、ノズル本体を軸方向に摺
動可能にガイドするスライドベースと、スライドベース
の一方端にノズル本体を摺動自在に保持する支持部とを
有し、ノズル本体は、スライドベースに摺動可能に係合
する摺動部を有し、ノズル本体の最大進出位置で摺動部
が支持部に突き当たるようにしているので、ノズル本体
からノズルカバーを引き抜くとき、ノズルカバーだけを
容易にノズル本体から取り出すことができ、ノズル本体
やノズルカバーの清掃作業が容易となる。
【0033】請求項4及びこれに従属する請求項5、7
〜10記載の人体局部洗浄装置においては、ノズル本体
及びノズルカバーは、互いに係合してノズルカバーとノ
ズル本体とを着脱可能に固定する第1及び第2の係合部
をそれぞれ備え、第1の係合部は突起部を有し、第2の
係合部は、突起部と係合する軸方向溝と回転方向溝とを
備えた実質的にL字状のガイド溝を有するので、ノズル
カバーが脱落する危険性を低くすることができる。請求
項5記載の人体局部洗浄装置においては、第1の係合部
はノズル本体の下側に設け、第2の係合部はノズルカバ
ーの下側に設けているので、汚物の付着を防止でき、見
た目にも好ましい意匠性を持たせることができる。請求
項6及びこれに従属する請求項7〜10記載の人体局部
洗浄装置においては、ノズル本体は第1の係合部を有
し、ノズルカバーは第1の係合部に係合してノズルカバ
ーとノズル本体とを着脱可能に固定する第2の係合部を
有し、第1の係合部は雄ねじを有し、第2の係合部は前
記雄ねじに螺合する雌ねじを有しているので、ノズル本
体に設けた雄ねじと、ノズルカバーに設けた雌ねじを螺
合させるだけの小さな力で簡単に着脱できる。
【0034】請求項7記載の人体局部洗浄装置において
は、ノズルカバーとノズル本体にノズルと吐出孔との相
対的位置を決める位置決め部をそれぞれ設けているの
で、ノズルがノズルカバーによって塞がれるようなこと
なく、ノズルカバーとノズル本体との組み立て作業が極
めて容易にでき、ノズルから洗浄水を正しく噴出させる
ことができる。請求項8記載の人体局部洗浄装置におい
ては、ノズルカバーとノズル本体にノズルと吐出孔の回
転方向の位置を合わせる合わせマークをそれぞれ設けて
いるので、合わせマークを目視により確認しながらノズ
ルカバーをノズル本体に装着でき、ノズル本体とノズル
カバーの組み立て作業が容易となる。
【0035】請求項9記載の人体局部洗浄装置において
は、ノズルカバーは、表面に滑り止め手段を設けている
ので、ノズルカバーを手で握って引き出すときに、手が
滑ることなく安全に取付取り外し作業を行うことができ
る。請求項10記載の人体局部洗浄装置において、滑り
止め手段は、吐出孔の位置の反対側に設けているので、
汚物の付着を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る人体局部洗浄
装置の側断面図である。
【図2】(A)は同人体局部洗浄装置のノズル本体及び
ノズルカバーの斜視図、(B)は(A)のa−a矢視断
面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ同人体局部洗浄装置
のノズル本体及びノズルカバーの組み立て前の側断面
図、組み立て後の側断面図である。
【図4】同人体局部洗浄装置のノズル本体が最大進出位
置にある側断面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第2の実施
の形態に係る人体局部洗浄装置のノズル本体及びノズル
カバーの組み立て前の斜視図、組み立て後の斜視図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る人体局部洗浄
装置のノズル本体及びノズルカバーの組み立て前の一部
切欠き斜視図である。
【符号の説明】
10:人体局部洗浄装置、11:出入口、12:ケーシ
ング、13:ノズル、14:ノズル本体、14A:小径
部、15:挿入口、16:ノズルカバー、17:吐出
孔、18:滑り止め手段、19:キー溝、20:段付き
部、21:キー、22:位置決め部、23A、23B:
合わせマーク、24:ノズル駆動部、25:スライドベ
ース、26:摺動部、27:支持部、28:第1のスプ
ロケット、29:第2のスプロケット、30:駆動モー
タ、31:出力軸、32:歯車、33:タイミングベル
ト、34:テンションプーリ、35:クランプ部、3
6:第1の傾斜面、37:第2の傾斜面、38:突起
部、39:係合孔、40:人体局部洗浄装置、41:ノ
ズル本体、41A:小径部、42:第1の係合部、4
3:ノズルカバー、44:第2の係合部、45:軸方向
溝、46:回転方向溝、47:突起、50:人体局部洗
浄装置、51:ノズル本体、51A:小径部、52:雄
ねじ、53:ノズルカバー、54:雌ねじ、55:段付
き部、56:端面、57:膨出部、58:凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳瀬 理典 福岡県北九州市小倉南区舞ケ丘1丁目1番 1号 株式会社パンウォシュレット内 (72)発明者 木下 崇 福岡県北九州市小倉南区舞ケ丘1丁目1番 1号 株式会社パンウォシュレット内 (72)発明者 大石 晃 福岡県北九州市小倉南区舞ケ丘1丁目1番 1号 株式会社パンウォシュレット内 (72)発明者 雪浦 聖子 福岡県北九州市小倉南区舞ケ丘1丁目1番 1号 株式会社パンウォシュレット内 Fターム(参考) 2D038 JA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を噴出するノズルを先端部に設け
    たノズル本体と、前記ノズルと重なり合う吐出孔を有
    し、しかも前記ノズル本体を覆う筒状のノズルカバー
    と、前記ノズル本体を軸方向に往復移動させるノズル駆
    動部とを設けた人体局部洗浄装置であって、前記ノズル
    本体は第1の係合部を有し、前記ノズルカバーは前記第
    1の係合部に係合して前記ノズルカバーと前記ノズル本
    体とを着脱可能に固定する第2の係合部を有し、前記ノ
    ズルカバーを前記ノズル本体に装着して前記第1及び第
    2の係合部を係合させることにより前記ノズルカバーと
    前記ノズル本体とを固定する装着力は、前記ノズル駆動
    部が前記ノズル本体を静止状態に保持する保持力より小
    さいことを特徴とする人体局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の人体局部洗浄装置におい
    て、前記ノズルカバーを前記ノズル本体から外す取り外
    し力は、前記装着力より大きいことを特徴とする人体局
    部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれか1項に記載の
    人体局部洗浄装置において、前記ノズル駆動部は、前記
    ノズル本体を軸方向に摺動可能にガイドするスライドベ
    ースと、該スライドベースの一方端に前記ノズル本体を
    摺動自在に保持する支持部とを有し、前記ノズル本体
    は、前記スライドベースに摺動可能に係合する摺動部を
    有し、前記ノズル本体の最大進出位置で前記摺動部が前
    記支持部に突き当たることを特徴とする人体局部洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】 洗浄水を噴出するノズルを先端部に設け
    たノズル本体と、前記ノズルと重なり合う吐出孔を有
    し、しかも前記ノズル本体を覆う筒状のノズルカバー
    と、前記ノズル本体を軸方向に往復移動させるノズル駆
    動部とを設けた人体局部洗浄装置であって、前記ノズル
    本体及び前記ノズルカバーは、互いに係合して前記ノズ
    ルカバーと前記ノズル本体とを着脱可能に固定する第1
    及び第2の係合部をそれぞれ備え、前記第1の係合部は
    突起部を有し、前記第2の係合部は、前記突起部と係合
    する軸方向溝と回転方向溝とを備えた実質的にL字状の
    ガイド溝を有することを特徴とする人体局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の人
    体局部洗浄装置において、前記第1の係合部は前記ノズ
    ル本体の下側に設け、前記第2の係合部は前記ノズルカ
    バーの下側に設けたことを特徴とする人体局部洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 洗浄水を噴出するノズルを先端部に設け
    たノズル本体と、前記ノズルと重なり合う吐出孔を有
    し、しかも前記ノズル本体を覆う筒状のノズルカバー
    と、前記ノズル本体を軸方向に往復移動させるノズル駆
    動部とを設けた人体局部洗浄装置であって、前記ノズル
    本体は第1の係合部を有し、前記ノズルカバーは前記第
    1の係合部に係合して前記ノズルカバーと前記ノズル本
    体とを着脱可能に固定する第2の係合部を有し、前記第
    1の係合部は雄ねじを有し、前記第2の係合部は前記雄
    ねじに螺合する雌ねじを有することを特徴とする人体局
    部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の人
    体局部洗浄装置において、前記ノズルカバーと前記ノズ
    ル本体に前記ノズルと前記吐出孔との相対的位置を決め
    る位置決め部をそれぞれ設けたことを特徴とする人体局
    部洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の人
    体局部洗浄装置において、前記ノズルカバーと前記ノズ
    ル本体に前記ノズルと前記吐出孔の回転方向の位置を合
    わせる合わせマークをそれぞれ設けたことを特徴とする
    人体局部洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の人
    体局部洗浄装置において、前記ノズルカバーは、表面に
    滑り止め手段を設けたことを特徴とする人体局部洗浄装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の人体局部洗浄装置にお
    いて、前記滑り止め手段は、前記ノズルカバーの下側に
    設けたことを特徴とする人体局部洗浄装置。
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