JP2003278030A - Method of production for polyester hollow fiber - Google Patents

Method of production for polyester hollow fiber

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JP2003278030A
JP2003278030A JP2002082819A JP2002082819A JP2003278030A JP 2003278030 A JP2003278030 A JP 2003278030A JP 2002082819 A JP2002082819 A JP 2002082819A JP 2002082819 A JP2002082819 A JP 2002082819A JP 2003278030 A JP2003278030 A JP 2003278030A
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JP
Japan
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hollow
polyester
spinning
spinneret
discharge
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Application number
JP2002082819A
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Japanese (ja)
Inventor
Kunimitsu Harada
邦光 原田
Keiji Nagamune
恵示 長棟
Hiroyuki Aisaka
浩幸 逢坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method of production for stably producing polyester hollow fiber with ≥25% of percentage of hollowness. <P>SOLUTION: The method producing the polyester hollow fibers with ≥25% of percentage of hollowness by melt spinning a polyester which is obtained by polycondensation using a catalyst excluding antimony compounds, comprises using a spinneret having discharge openings comprising more than one slits, discharging the melt polymer in 5-12 cm/s of discharging linear velocity, and winding up after bundling the cooled/solidified polymer threads at a position 40-100 cm lower from the spinneret face. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル中空
糸を安定に製造する方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ポリエステル中空糸は、一般的に、図1
に示すように、複数のスリットからなる吐出孔から溶融
ポリエステルを吐出し、紡糸する。このような複雑な形
状の吐出孔から溶融ポリエステルを吐出すると、紡糸時
間の経過とともに、吐出孔のスリット周辺に異物が蓄積
し、中空形成が阻害され、図2のような中空破れが発生
するようになる。また、スリット周辺の成長した異物に
よって、吐出ポリマー流の乱れが大きくなり、断糸にい
たることが多い。 【0003】このようなスリット周辺の異物成長を少な
くして、吐出ポリマー流を安定化し、中空を安定して形
成せしめるポリエステル溶融紡糸方法として、例えば特
開昭59−82408号公報には、重合触媒にアンチモ
ン化合物を用いることなく縮重合したポリエステルを複
数のスリットからなる中空吐出孔から溶融吐出する方法
が開示されている。 【0004】確かに、アンチモン化合物を含まないポリ
エステルを溶融吐出すれば、スリット周辺に蓄積する異
物の成長は、アンチモン化合物を含んだポリエステルの
溶融吐出の場合に比べて、少なくなる。しかしながら、
25%以上の高い中空率を有するポリエステルマルチフ
ィラメントを溶融紡糸で製造した場合、アンチモン化合
物を含まないポリエステルを使用したのみでは、長期に
わたってポリマー流を安定化することは困難であり、時
間の経過と共に中空破れが多発したり、紡糸断糸が多発
し安定な紡糸巻き取りが困難となるという課題は残って
いる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術を背景になされたもので、その目的は、25%以上の
中空率を有するポリエステル中空糸を安定して製造する
方法を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、上記課題は、ア
ンチモン化合物を含まない重合触媒を用いて重縮合され
たポリエステルを溶融紡糸して中空率25%以上の中空
糸を製造するに際し、複数のスリットからなる吐出孔を
有する紡糸口金を用い、吐出線速度5〜12cm/se
cの範囲で溶融ポリマーを吐出し、冷却固化したポリマ
ー糸条を該紡糸口金面から40〜100cm下方の位置
で集束した後、引取ることにより達成されることが見出
された。 【0007】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について詳
細に説明する。本発明でいうポリエステルとは、繰り返
し単位としてエチレンテレフタレートが85モル%以
上、好ましくは95モル%以上を占めるポリエステルで
ある。テレフタル酸成分および/またはエチレングリコ
ール成分以外の成分を少量(通常は、テレフタル酸成分
に対して15モル%以下)共重合したものであってもよ
い。かかるポリエステルの固有粘度(35℃のオルソ−
クロロフェノール溶液を溶媒として使用し測定)は、通
常衣料用布帛素材として使用されるポリエステルと同じ
程度の固有粘度0.45〜0.70のものが好ましい。
なお、これらのポリエステルには、公知の添加剤、例え
ば、顔料、染料、艶消し剤、防汚剤、蛍光増白剤、難燃
剤、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤等を含んでもよい。 【0008】本発明においては、重合触媒として通常用
いられているアンチモン化合物を実質的に使用すること
なく、例えばトリメリット酸チタン、チタンテトラブト
キシド等のチタン化合物など非アンチモン化合物を重合
触媒として重縮合したポリエステルを使用することが大
切である。 【0009】このような実質的にアンチモン触媒を使用
することなく重縮合されたポリエステルを溶融し、ポリ
エステル糸の中空率が25%以上となるように設計され
た、例えば、図1(a)に示すような形状の複数のスリ
ットを有する吐出孔から吐出する。ポリエステル糸の中
空率は、例えば、図1(a)に示す吐出孔の場合は円弧
状スリットのスリット巾および円周配置直径(PCD)
(図1の1)を変更することによって、任意に調整する
ことができる。本発明においては、図1(a)の吐出孔
の場合は円弧状スリットのスリット巾を0.10mm以
下、円周配置直径(PCD)を0.60mm以上とすれ
ば、中空率を25%以上とすることができる。しかし、
中空率を60%以上とする場合は、複数のスリットから
吐出される溶融ポリマー間での張り合わせ難しく、中空
形成が困難となる。なお、円弧状のスリットのほか、中
空形成性能のある吐出孔であれば、例えば図1(b)に
示すような矩形スリットを配置した吐出孔であってもよ
い。 【0010】また、紡糸温度は270〜310℃の範囲
が好ましい。270℃未満では、中空率を大きくするこ
とができるが、しばしばポリマー吐出不良が発生する。
溶融温度が310℃を超える場合は、中空率を25%以
上とするのが困難となる。 【0011】また、冷却風の流入が直接紡糸口金面に当
たらないように、通常、ポリマー吐出面下に設置される
例えば図3に示すような遮蔽版の位置を紡糸口金面から
30〜80mm下方に配置すれば、中空率を25%以上
とする上で好ましい。 【0012】本発明においては、複数のスリットからな
る吐出孔からのポリマー吐出線速度を5〜12cm/s
ec、好ましくは8〜10cm/secの範囲で吐出す
ることが大切である。吐出線速度は、ポリマー吐出量に
応じて、吐出スリットの総開口面積を変えることによっ
て、任意に設定することができる。吐出線速度が5cm
/sec未満の場合は、紡糸時間の経過とともにスリッ
ト周辺に異物の成長が認められ、中空破れが発生するよ
うになる。さらに時間が経過すると、紡糸断糸が発生
し、紡糸巻き取りが困難となる。吐出線速度が12cm
/secを超える場合は、複数のスリットから吐出され
る溶融ポリマー間での張り合わせが難しく、中空形成が
困難となる。 【0013】さらに、本発明においては、紡糸口金面か
ら40〜100cm、好ましくは60〜80cm下方の
位置(以下集束距離と称する)で集束することが大切で
ある。集束は、オイリングローラーで油剤を付与した
後、糸ガイド上で行ってもよいし、給油しつつ集束する
給油ガイド(図3の5)で行ってもよいが、給油ガイド
式の装置が紡糸張力を適正な範囲に制御する上でより好
ましい。集束距離が40cm未満の場合は、紡糸張力が
低くなり、ローラー巻きつきが発生し、正常な紡糸巻き
取りが困難となる。集束距離が、100cmを超える場
合は、ポリマー流への随伴気流の影響が大きくなり、冷
却斑による中空率の単糸間ばらつきが大きくなる。 【0014】ついで、集束された糸条は一対のゴデット
ローラーを介して1000〜4000m/minの速度
で引き取りされる。ここで、第1ゴデットローラーの前
で測定した張力(以下紡糸張力と称する)が、0.09
〜0.25cN/dtex、より好ましくは0.10〜
0.20cN/dtexとなるように紡糸引き取りする
のが望ましい。紡糸張力が0.09cN/dtex未満
の場合は、糸条の走行が不安定となりゴデットローラー
への糸条巻きつきが発生し易くなる。紡糸張力が0.2
5cN/dtexを超える場合は、巻き取ったパーケー
ジが硬くなり過ぎて解除性が悪くなることがある。 【0015】かくして、25%以上の中空率を有するポ
リエステルマルチフィラメントを安定して製造すること
ができる。 【0016】 【実施例】以下、実施例により、本発明を更に具体的に
説明する。なお、実施例における各項目は次の方法で測
定した。 (1)固有粘度 オルソクロロフェノールを溶媒として使用し35℃で測
定した。 (2)中空率(%)および中空率のばらつき 紡糸巻き取りしたポリエステルマルチフィラメントの断
面写真(560倍)をとり、中空破れが認められる断面
を除き、各単糸断面の中空部面積(A)および断面を囲
む面積(B)を測定し、下記式で計算し、全測定値の平
均値を中空率(%)とした。 中空率(%)=A/B×100 また、測定値の変動率(標準偏差/平均値×100)を
中空率のばらつきとした。 (3)中空破れ発生率(%) 上記(2)で得た断面写真で、中空破れのある単糸断面
を数え、全単糸断面に占める割合(%)を中空破れ発生
率とした。 (4)紡糸張力(cN/dtex) 集束位置から第1ゴデットローラ−間でRothchi
ld社製張力計(R−1192型)を用いて測定した。 (5)紡糸断糸率(%) 人為的あるいは機械的要因に起因する断糸を除き、規定
重量のパッケージ完巻き終了毎に発生した断糸回数を記
録し、下記式で紡糸断糸率を計算した。 紡糸断糸率(%)=断糸回数/紡糸稼動錘数×100 【0017】[実施例1〜2、比較例1〜2]チタンテ
トラブトキシドを重合触媒として直重工程にて製造した
固有粘度0.64のポリエチレンテレフタレートを16
0℃で乾燥後、スクリュー式押出機を装備した溶融紡糸
設備で溶融し、図1(a)に示す形状で、各々表1に示
すスリット巾、円周配置直径(PCD)およびスリット
総開口面積を有する吐出孔を24孔穿設した紡糸口金を
用い、紡糸温度290℃、吐出量25g/分で吐出し
た。この時吐出線速度は各々表1の如くであった。 【0018】吐出されたポリマーをクロスフロー式の紡
糸筒(送風口上端が紡糸口金下50mmの遮蔽板底面と
同じ水平面)から25℃の冷却風を送風し冷却固化し、
紡糸口金面から70cm下方に設置したガイド式給油装
置で走行糸条を集束しつつ油剤を付与した後、紡糸張力
を0.15cN/dtexに設定し、1対のゴデットロ
ーラーを介して3000m/分の速度で引き取り、10
kgのポリエステルマルチフィラメントパッケージとし
て巻き取った(繊度84dtex、フィラメント数2
4)。表1から明らかなように、吐出線速度が12cm
/secを超える比較例2においては、複数のスリット
から吐出される溶融ポリマー間での張り合わせ不良が多
く、紡糸開始時点から中空破れ率が極めて高かった。 【0019】上記操作を紡糸錘32錘について7日間連
続して実施し、中空破れ率および紡糸断糸率を観察し
た。表1から明らかなように、吐出線速度が5〜12c
m/secの範囲である実施例1〜2においては7日間
に亘り、安定して高い中空率のポリエステルマルチフィ
ラメントを製造することができた。一方、吐出線速度が
5cm/sec未満の比較例1においては、紡糸時間の
経過とともにスリット周辺に異物の成長が認められ、中
空破れ率が増大し、紡糸4日目には、紡糸断糸が多発
し、以降の紡糸巻き取りが困難となり運転を中止した。 【0020】 【表1】 【0021】[実施例3〜4、比較例3〜4]スリット
巾0.06mm、円周配置直径(PCD)1.00m
m、スリット開口部面積が0.145cm2である吐出
孔を24個穿設した紡糸口金を用い吐出線速度を8cm
/secとし、集束距離を各々表2の如く設定した以外
は実施例1と同様な方法、条件で紡糸操作を行った。 【0022】集束距離が40〜100cmの範囲である
実施例3〜4においては7日間に亘り、紡糸断糸の発生
が極めて少なく、安定して高い中空率のポリエステルマ
ルチフィラメントを製造することができた。一方、集束
距離が40cm未満の比較例3においては、紡糸張力が
低くなり、ローラー巻きつきが発生し、紡糸巻き取り操
作を連続して行うことが困難であった。集束距離が10
0cmを超える比較例4においては、中空率の単糸間ば
らつきが大きく、実用に耐える品位のポリエステル中空
糸は得られなかった。 【0023】 【表2】 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、安定して中空率25%
以上のポリエステル中空糸を製造することができる。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a method for stably producing a hollow polyester fiber. 2. Description of the Related Art Polyester hollow fibers generally have a structure shown in FIG.
As shown in (1), molten polyester is discharged from a discharge hole formed of a plurality of slits and spun. When the molten polyester is discharged from the discharge hole having such a complicated shape, foreign substances accumulate around the slit of the discharge hole with the elapse of the spinning time, and the formation of the hollow is inhibited, and the hollow tear as shown in FIG. 2 occurs. become. Further, the turbulence of the discharged polymer flow becomes large due to the grown foreign matter in the vicinity of the slit, and the yarn often breaks. Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-82408 discloses a polyester melt spinning method for reducing the growth of foreign matter around the slit, stabilizing the flow of the discharged polymer, and stably forming the hollow. Discloses a method in which a polyester obtained by condensation polymerization without using an antimony compound is melt-discharged from a hollow discharge hole formed of a plurality of slits. Certainly, when polyester containing no antimony compound is melt-discharged, the growth of foreign matter accumulated around the slits is smaller than in the case of melt-discharge of polyester containing an antimony compound. However,
When a polyester multifilament having a high hollow ratio of 25% or more is produced by melt spinning, it is difficult to stabilize a polymer stream over a long period of time only by using a polyester containing no antimony compound. The problem that hollow tears occur frequently and spinning breakage occurs frequently and it becomes difficult to stably wind up the spinning yarn remains. [0005] The present invention has been made on the background of the above-mentioned prior art, and an object of the present invention is to provide a method for stably producing a polyester hollow fiber having a hollow ratio of 25% or more. To provide. The present inventors have conducted intensive studies to solve the above-mentioned problems, and as a result, the above-mentioned problems have been solved by a polyester polycondensed using a polymerization catalyst containing no antimony compound. Is melt-spun to produce a hollow fiber having a hollow ratio of 25% or more, using a spinneret having a discharge hole composed of a plurality of slits, and a discharge linear velocity of 5 to 12 cm / sec.
It has been found that this is achieved by discharging the molten polymer in the range of c, bundling the cooled and solidified polymer yarn at a position 40 to 100 cm below the spinneret surface, and then taking the bundle. An embodiment of the present invention will be described below in detail. The polyester in the present invention is a polyester in which ethylene terephthalate accounts for 85 mol% or more, preferably 95 mol% or more as a repeating unit. A small amount (usually 15 mol% or less based on the terephthalic acid component) of a component other than the terephthalic acid component and / or the ethylene glycol component may be copolymerized. The intrinsic viscosity of the polyester (ortho-35 ° C)
(Measured using a chlorophenol solution as a solvent) is preferably one having an intrinsic viscosity of 0.45 to 0.70, which is about the same as that of polyester usually used as a cloth material for clothing.
These polyesters may contain known additives, for example, pigments, dyes, matting agents, antifouling agents, fluorescent brighteners, flame retardants, stabilizers, ultraviolet absorbers, lubricants, and the like. In the present invention, a polycondensation is carried out using a non-antimony compound such as a titanium compound such as titanium trimellitate or titanium tetrabutoxide as a polymerization catalyst without substantially using an antimony compound usually used as a polymerization catalyst. It is important to use polyester that has been used. [0009] FIG. 1A shows an example in which the polyester condensed without substantially using an antimony catalyst is melted, and the hollow ratio of the polyester yarn is designed to be 25% or more. Discharge is performed from a discharge hole having a plurality of slits having a shape as shown. For example, in the case of the discharge hole shown in FIG. 1A, the hollow ratio of the polyester yarn is determined by the slit width of the arc-shaped slit and the circumferential arrangement diameter (PCD).
It can be arbitrarily adjusted by changing (1 in FIG. 1). In the present invention, in the case of the discharge hole shown in FIG. 1 (a), if the slit width of the arc-shaped slit is 0.10 mm or less and the circumferential arrangement diameter (PCD) is 0.60 mm or more, the hollow ratio is 25% or more. It can be. But,
When the hollow ratio is 60% or more, it is difficult to bond between the molten polymers discharged from the plurality of slits, and it is difficult to form a hollow. In addition to the arc-shaped slit, any discharge hole having a hollow forming performance may be a discharge hole in which a rectangular slit as shown in FIG. 1B is arranged. [0010] The spinning temperature is preferably in the range of 270 to 310 ° C. When the temperature is lower than 270 ° C., the hollow ratio can be increased, but a polymer discharge failure often occurs.
When the melting temperature exceeds 310 ° C., it is difficult to make the hollow ratio 25% or more. In order to prevent the inflow of cooling air from directly hitting the surface of the spinneret, the position of a shielding plate, for example, as shown in FIG. 3, which is installed below the polymer discharge surface, is 30 to 80 mm below the surface of the spinneret. Is preferable in that the hollow ratio is 25% or more. In the present invention, the linear velocity of the polymer discharged from the discharge hole composed of a plurality of slits is 5 to 12 cm / s.
ec, preferably in the range of 8 to 10 cm / sec. The discharge linear velocity can be arbitrarily set by changing the total opening area of the discharge slit according to the polymer discharge amount. Discharge linear velocity is 5cm
When the spinning time is less than / sec, foreign matter grows around the slit as the spinning time elapses, and hollow tears occur. When the time further elapses, spinning breakage occurs, and spinning-up becomes difficult. Discharge linear velocity is 12cm
When the time exceeds / sec, it is difficult to bond the molten polymers discharged from the plurality of slits, and it is difficult to form a hollow. Further, in the present invention, it is important that the light is focused at a position 40 to 100 cm, preferably 60 to 80 cm below the spinneret surface (hereinafter referred to as a focusing distance). The bunching may be performed on the yarn guide after the oil agent is applied by the oiling roller, or may be performed by the lubrication guide (5 in FIG. 3) that performs bunching while refueling. Is more preferable in controlling the value to an appropriate range. When the convergence distance is less than 40 cm, the spinning tension becomes low, and the winding of the roller occurs, and it becomes difficult to normally wind the spinning. When the convergence distance exceeds 100 cm, the influence of the accompanying airflow on the polymer flow becomes large, and the variation in the hollow ratio between single yarns due to cooling spots becomes large. Next, the bundled yarn is taken up at a speed of 1000 to 4000 m / min through a pair of godet rollers. Here, the tension measured before the first godet roller (hereinafter referred to as spinning tension) is 0.09.
0.20.25 cN / dtex, more preferably 0.10 to
It is preferable that the spinning is performed so as to be 0.20 cN / dtex. If the spinning tension is less than 0.09 cN / dtex, the running of the yarn becomes unstable, and the winding of the yarn around the godet roller is likely to occur. Spinning tension is 0.2
If it exceeds 5 cN / dtex, the wound package may be too hard and the release property may be poor. Thus, a polyester multifilament having a hollow ratio of 25% or more can be stably manufactured. The present invention will be described more specifically with reference to the following examples. Each item in the examples was measured by the following method. (1) Intrinsic viscosity Orthochlorophenol was used as a solvent and measured at 35 ° C. (2) Variation in hollow ratio (%) and hollow ratio A cross-sectional photograph (560 times) of a polyester multifilament wound and spun is taken, and the hollow area (A) of each single yarn cross-section except for the cross-section where hollow tearing is observed. And the area (B) surrounding the cross section was measured and calculated by the following formula, and the average value of all the measured values was defined as the hollow ratio (%). Hollow rate (%) = A / B × 100 The variation rate of the measured value (standard deviation / average value × 100) was defined as the variation of the hollow rate. (3) Hollow tear occurrence rate (%) In the cross-sectional photograph obtained in the above (2), the cross section of the single yarn having the hollow tear was counted, and the ratio (%) to the entire single yarn cross section was defined as the hollow tear occurrence rate. (4) Spinning tension (cN / dtex) Rothchi between the convergence position and the first godet roller
It measured using the tension meter (R-1192 type) manufactured by ld. (5) Spinning breakage rate (%) Except for breakage due to artificial or mechanical factors, record the number of breaks that occur each time the complete winding of the specified weight package is completed. Calculated. Spinning rate (%) = number of times of thread breakage / number of spinning spindles × 100 [Examples 1 and 2, Comparative Examples 1 and 2] Intrinsic viscosity produced by titanium tetrabutoxide in a polymerization step using a polymerization catalyst Add 0.64 polyethylene terephthalate to 16
After drying at 0 ° C., it is melted by a melt spinning equipment equipped with a screw type extruder, and has a shape shown in FIG. 1 (a), and a slit width, a circumferential arrangement diameter (PCD) and a total opening area of a slit shown in Table 1, respectively. Was discharged at a spinning temperature of 290 ° C. and a discharge rate of 25 g / min. At this time, the discharge linear velocities were as shown in Table 1. The discharged polymer is cooled and solidified by blowing cooling air at 25 ° C. from a cross-flow type spinning cylinder (the upper end of the blowing port is the same horizontal plane as the bottom of the shielding plate 50 mm below the spinneret).
After applying the oil while converging the running yarn with a guide type oiling device installed 70 cm below the spinneret surface, the spinning tension was set to 0.15 cN / dtex, and 3000 m / d via a pair of godet rollers. Pick up at the speed of 10 minutes
kg of polyester multifilament package (84 dtex fineness, 2 filaments)
4). As is clear from Table 1, the discharge linear velocity is 12 cm.
In Comparative Example 2 exceeding / sec, there were many lamination defects between the molten polymers discharged from the plurality of slits, and the hollow tearing rate was extremely high from the start of spinning. The above operation was carried out for 32 spindles continuously for 7 days, and the hollow breakage rate and the spinning break rate were observed. As is clear from Table 1, the discharge linear velocity is 5 to 12c.
In Examples 1 and 2 in the range of m / sec, a polyester multifilament having a high hollow ratio could be stably produced for 7 days. On the other hand, in Comparative Example 1 in which the discharge linear velocity was less than 5 cm / sec, foreign substances grew around the slit as the spinning time elapses, the hollow tearing rate increased, and on the fourth day of the spinning, the spun yarn was broken. Occurred frequently, and it became difficult to take up the spinning yarn thereafter, and the operation was stopped. [Table 1] [Examples 3 and 4, Comparative Examples 3 and 4] Slit width 0.06 mm, circumferential arrangement diameter (PCD) 1.00 m
m, using a spinneret provided with 24 discharge holes having a slit opening area of 0.145 cm 2 and a discharge linear velocity of 8 cm.
/ Sec, and the spinning operation was performed under the same method and conditions as in Example 1 except that the convergence distance was set as shown in Table 2. In Examples 3 and 4 in which the convergence distance is in the range of 40 to 100 cm, the occurrence of spinning breakage is extremely small for 7 days, and a polyester hollow filament having a high hollow ratio can be produced stably. Was. On the other hand, in Comparative Example 3 in which the convergence distance was less than 40 cm, the spinning tension was low, the roller was wrapped, and it was difficult to continuously perform the spinning operation. Focusing distance is 10
In Comparative Example 4 having a length of more than 0 cm, the variation in the hollow ratio between the single yarns was large, and a polyester hollow fiber of practical quality was not obtained. [Table 2] According to the present invention, the hollow ratio is stably 25%.
The above polyester hollow fiber can be manufactured.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明で用いる紡糸口金吐出孔の一態様を示し
た模式図。 【図2】本発明でいう中空破れを説明するための中空糸
断面の一態様を示した模式図。 【図3】本発明で用いる溶融紡糸巻き取り設備の一態様
を示した模式図。 【符号の説明】 1 : 円周配置直径(PCD) 2 : 紡糸口金 3 : 遮蔽版 4 : クロスフロー式紡糸筒 5 : 給油ガイド(集束位置) 6 : 第1ゴデットローラー 7 : 第2ゴデットローラー 8 : ポリエステル中空糸パッケージ
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic view showing one embodiment of a spinneret discharge hole used in the present invention. FIG. 2 is a schematic view showing one embodiment of a cross section of a hollow fiber for explaining hollow tearing according to the present invention. FIG. 3 is a schematic view showing one embodiment of a melt-spinning winding facility used in the present invention. [Description of Signs] 1: Circumferential arrangement diameter (PCD) 2: Spinneret 3: Shielding plate 4: Cross-flow type spinning cylinder 5: Refueling guide (focusing position) 6: First godet roller 7: Second godet Roller 8: Polyester hollow fiber package

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逢坂 浩幸 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式会 社松山事業所内 Fターム(参考) 4L035 BB31 BB40 DD03 GG02    ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page    (72) Inventor Hiroyuki Osaka             77 Teijin Stock Association, Kitayoshida-cho, Matsuyama-shi, Ehime             Shamatsuyama Office F term (reference) 4L035 BB31 BB40 DD03 GG02

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】 アンチモン化合物を含まない重合触媒を
用いて重縮合されたポリエステルを溶融紡糸して中空率
25%以上の中空糸を製造するに際し、複数のスリット
からなる吐出孔を有する紡糸口金を用い、吐出線速度5
〜12cm/secの範囲で溶融ポリマーを吐出し、冷
却固化したポリマー糸条を該紡糸口金面から40〜10
0cm下方の位置で集束した後、引取ることを特徴とす
るポリエステル中空糸の製造方法。
Claims: 1. Discharge consisting of a plurality of slits when producing a hollow fiber having a hollow ratio of 25% or more by melt-spinning a polycondensed polyester using a polymerization catalyst containing no antimony compound. Using a spinneret with holes, discharge linear speed 5
The molten polymer is discharged within a range of from about 12 cm / sec to about 40 to 10 cm from the surface of the spinneret.
A method for producing a polyester hollow fiber, wherein the fiber is collected at a position below 0 cm and then collected.
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