JP2003276601A - 鉄道車両 - Google Patents

鉄道車両

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JP2003276601A JP2002078094A JP2002078094A JP2003276601A JP 2003276601 A JP2003276601 A JP 2003276601A JP 2002078094 A JP2002078094 A JP 2002078094A JP 2002078094 A JP2002078094 A JP 2002078094A JP 2003276601 A JP2003276601 A JP 2003276601A
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秀二 明石
Junichi Terai
淳一 寺井
Takao Wada
多加夫 和田
Yukinobu Kono
行伸 河野
Nariaki Azuma
成昭 東
Hirohide Matsushima
博英 松嶋
Hideaki Ezaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術と比較して同等以上の制振性能を
確保すると共に、構成が簡便でメンテナンスも容易であ
り、更に安価なセミアクティブサスペンション装置を適
用した鉄道車両の提供。 【解決手段】 鉄道車両は、MRFダンパと、制御装置
110と、ドライバ103とを備え、制御装置110が
有する減衰力算出手段111にて算出された減衰力を示
す信号に基づき、ドライバ103は、MRFダンパが有
するコイルへ電流を供給し、減衰力が制御される。ま
た、前記鉄道車両は定電流発生器(定電流/定電圧発生
器105)とc接点104とを更に備え、該c接点10
4は、制御装置110が有する比較指示手段112から
の信号に基づき、ドライバ103及び定電流発生器のう
ちの何れか一方を選択してその出力電流をMRFダンパ
が有するコイルへ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両、特に、
磁気粘性流体又は電気粘性流体を有するダンパを備えた
鉄道車両に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両には、走行時における乗客の乗
り心地の向上を図るため、特に、鉄道車両の進行方向に
対する左右方向の振動を抑制又は制御することが望まれ
ている。そこで、レール上を回動する車輪を軸支する台
車と、該台車上に設けられる車体とからおおまかに構成
される鉄道車両には、空気バネ及び左右動ダンパ等が備
えられている。前記空気バネは主として、台車に生じる
上下左右方向の振動が車体へ伝達されるのを抑制するた
めの緩衝装置として用いられている。また、前記左右動
ダンパは、車体の左右方向への振動を抑制するために用
いられている。なお、本文中ではこれらをパッシブなダ
ンパと呼称する。また、更なる乗り心地の向上を図るた
め、特開平8-82338号公報などにおいて、ダンパを用い
て鉄道車両の振動を制御するセミアクティブサスペンシ
ョン装置に関する提案がなされている。前記公開公報を
初めとする従来のセミアクティブサスペンション装置で
は、鉄道車両の振動を抑制すべく減衰力を発生させるた
めの減衰力可変ダンパとして、油圧ダンパが用いられて
いる。
【0003】ところで、前記油圧ダンパは、鉄道車両を
構成する車体の速度と、該車体及び該車体を載せる台車
の相対速度などに基づいて、適切な減衰力を発生させる
ため、コンピュータ,バルブ駆動回路,及び油圧回路等
によって制御され、その減衰力が数段階に切り替えられ
る。即ち、例えば車体に設けられた速度センサと、台車
及び車体間に設けられた変位センサとから夫々検出され
た信号に基づいて前記コンピュータは適切な減衰力の値
を算出し、算出した減衰力を示す信号を前記バルブ駆動
回路へ出力する。前記信号の入力を受け付けたバルブ駆
動回路はこれに基づき、油圧回路が有する複数のバルブ
及び絞り弁を駆動させ、その結果、油圧ダンパの減衰力
は数段階に切り替えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記油
圧回路は、前述したようにバルブ及び絞り弁を複数有し
ていてその構成は比較的複雑であり、そのメンテナンス
も容易ではない。また、これに加えて一般に高価である
ため、現時点での用途としては新幹線の鉄道車両に凡そ
限定されており、低価格な他の鉄道車両への適用は困難
となっている。
【0005】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、上述したような従来の技術と比較して
同等以上の制振性能を確保すると共に、構成が簡便でメ
ンテナンスも容易であり、更に、安価なセミアクティブ
サスペンション装置を適用した鉄道車両を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る鉄道車両は、車輪を軸支する台車と、
該台車上に設けられる車体と、該車体に生じる振動を抑
制するためのダンパとを備える鉄道車両において、前記
ダンパは、周辺の磁場に応じて粘性が変化する磁気粘性
流体を有して前記粘性の変化に伴って減衰力を変化させ
る磁気粘性流体ダンパであり、前記磁気粘性流体の粘性
を制御すべく、磁場を形成するための電流値を示す電気
信号を出力する制御装置と、該制御装置が出力した電気
信号に基づいて電流を出力するドライバとを備える。
【0007】このような構成とすることにより、電磁コ
イル等を用いて磁気粘性流体の周辺磁場を変化させるだ
けで前記磁気粘性流体の粘性が変化し、ダンパにて発生
される減衰力を変化させることが可能である。従って、
前記油圧回路等の複雑な回路が不要であり、メンテナン
スが容易で安価なセミアクティブサスペンション装置を
適用した鉄道車両を実現することができる。
【0008】また、前記磁気粘性流体の粘性を決定する
磁場を形成すべく、車両に予め備えられた無停電電源系
統から給電されて電流を出力する定電流発生器と、前記
ドライバ及び無停電電源のうち何れか一方の出力を選択
する出力選択部とを更に備え、前記制御装置は、該制御
装置が出力する電気信号が示す電流値と前記ドライバが
出力する電流の出力値とを比較する比較手段と、該比較
手段での比較の結果に応じ、前記ドライバ及び定電流発
生器の何れを選択すべきかを示す指示信号を前記出力選
択部へ出力する指示手段とを備える。
【0009】このような構成とすることにより、特に、
前記制御装置に異常が発生したときに、自動的に前記出
力選択部が前記定電流発生器からの出力を選択するよう
に構成することにより、前記制御装置又はドライバがフ
ェイルして電気信号が出力されなくなった場合であって
も、比較手段での比較結果に基づき、無停電電源系統か
ら確実に給電される定電流発生器からの出力を選択する
ように、指示手段から出力選択部へ指示がなされるた
め、パッシブなダンパ並みの制振性能を持たせることが
でき、走行時における乗客の乗り心地が極端に悪化する
ことを防止することができる。
【0010】また、本発明に係る鉄道車両は、車輪を軸
支する台車と、該台車上に設けられる車体と、該車体に
生じる振動を抑制するためのダンパとを備える鉄道車両
において、前記ダンパは、周辺の電場に応じて粘性が変
化する電気粘性流体を有して前記粘性の変化に伴って減
衰力を変化させる電気粘性流体ダンパであり、前記電気
粘性流体の粘性を制御すべく、電場を形成するための電
圧値を示す電気信号を出力する制御装置と、該制御装置
が出力した電気信号に基づいて電流を出力するドライバ
とを備える。
【0011】このような構成とすることにより、電極対
等を用いて電気粘性流体の周辺電場を変化させるだけで
前記電気粘性流体の粘性が変化し、ダンパにて発生され
る減衰力を変化させることが可能である。従って、前記
油圧回路等の複雑な回路が不要であり、メンテナンスが
容易で安価なセミアクティブサスペンション装置を適用
した鉄道車両を実現することができる。
【0012】また、前記電気粘性流体の粘性を決定する
電場を形成すべく、車両に予め備えられた無停電電源系
統から給電されて電圧を出力する定電圧発生器と、前記
ドライバ及び無停電電源のうち何れか一方の出力を選択
する出力選択部とを更に備え、前記制御装置は、該制御
装置が出力する電気信号が示す電圧値と前記ドライバが
出力する電圧の出力値とを比較する比較手段と、該比較
手段での比較の結果に応じ、前記ドライバ及び定電圧発
生器の何れを選択すべきかを示す指示信号を前記出力選
択部へ出力する指示手段とを備える。
【0013】このような構成とすることにより、特に、
前記制御装置に異常が発生したときに、自動的に前記出
力選択部が前記定電圧発生器からの出力を選択するよう
に構成することにより、前記制御装置又はドライバがフ
ェイルして電気信号が出力されなくなった場合であって
も、比較手段での比較結果に基づき、無停電電源系統か
ら確実に給電される定電圧発生器からの出力を選択する
ように、指示手段から出力選択部へ指示がなされるた
め、パッシブなダンパ並みの制振性能を持たせることが
でき、走行時における乗客の乗り心地が極端に悪化する
ことを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参照しながら具体的に詳述する。図1は、セ
ミアクティブサスペンション装置が適用された本発明に
係る鉄道車両の実施の形態の構成を示す模式図である。
図において1は、下部に車輪を軸支する台車であり、該
台車1の上側には乗客及び乗員が搭乗する車体2が、所
定間隔を有して備えられている。また、鉄道車両の進行
方向を正面方向とした場合に、台車1と車体2との間に
おける両脇には、空気バネ4が、その上端及び下端を夫
々車体2及び台車1に接触して設けられている。該空気
バネ4は、台車1と車体2との間に生じる垂直方向及び
水平方向の振動を吸収するためのものである。
【0015】台車1と車体2との夫々には、棒状のダン
パ支持部材1a,2aが設けられている。該ダンパ支持
部材1a,2aは、進行方向における位置が略一致し、
左右方向に所定間隔を有して位置し、前記ダンパ支持部
材1aは台車1の上部に立設し、前記ダンパ支持部材2
aは車体2の下部に垂設されている。該ダンパ支持部材
1a,2aの間には、減衰力を調節することができる減
衰力可変ダンパとして、磁気粘性流体(Magneto-Rheolo
gical Fluid:MRF)ダンパ(以下、MRFダンパ、とい
う)3が、その長手方向を左右方向と略一致させた状態
で介装されている。該MRFダンパ3は、台車1と車体
2との間に生じる左右方向の振動を抑制するためのもの
である。
【0016】また、前記支持部材1a,2a間には前記
MRFダンパ3に並んで変位センサ11が介装され、前
記車体2には加速度センサ21及び制御ボックス100
が備えられている。前記変位センサ11は台車1と車体
2との間に生じる相対的な位置の変位を検出するもので
あり、信号ケーブルL2を介して制御ボックス100と
の間で接続されている。前記加速度センサ21は、車体
の絶対加速度(特に、左右方向の絶対加速度)を検出す
るものであり、図示しない信号ケーブルを介して制御ボ
ックス100との間で接続されている。また、前記制御
ボックス100は、内部に後述するドライバ,定電流/
定電圧発生器等を格納し、前記変位センサ11及び加速
度センサ21から入力された情報に基づいてMRFダン
パ3の減衰力を制御するためのものであり、該MRFダ
ンパ3へ電流を供給するための給電ケーブルL1を介し
て前記MRFダンパ3との間で接続されている。
【0017】図2は前記MRFダンパ3の最も単純な構
成例を示す模式図である。図において31は、両端が閉
じられた円筒形状をなすシリンダであり、該シリンダ3
1の一端にはピストンロッド32が挿通される孔が設け
られ、他端には円環形状の軸受部33Rが取り付けられ
ている。前記孔を挿通するピストンロッド32は、中空
の棒状を成しており、そのシリンダ31外に位置する側
の一端には円環形状の軸受部33Lが取り付けられ、シ
リンダ31内に位置する側の他端には、シリンダ31の
内径と同一径をなす円柱形状のピストンヘッド34が取
り付けられている。
【0018】前記ピストンロッド32,軸受部33L,
及びピストンヘッド34(以下、三者を合わせてピスト
ン30、という)は、ピストンヘッド34がシリンダ3
1内を摺動することにより、該シリンダ31の軸方向へ
往復動作することができる。また、前記シリンダ31の
内部空間は、前記ピストンヘッド34によって軸受部3
3R側の第1室35Rと、軸受部33L側の第2室35
Lとに分けられており、夫々の空間内には磁気粘性流体
が収容されている。なお、前記第1室35Rの一部には
膜を隔てて空気(Air)が収容されている。
【0019】また、前記ピストンヘッド34には、前記
第1室35Rと第2室35Lとを繋ぐ通路であるオリフ
ィス36が設けられており、磁気粘性流体は、オリフィ
ス36を通じて前記第1室35R及び第2室35Lの間
を流動することができる。また、オリフィス36の外側
には、該オリフィス36と同軸をなすコイル37が設け
られ、該コイル37の給電ケーブル端子38は中空のピ
ストンロッド32の内部を通じてMRFダンパ3の外部
へ設けられている。
【0020】磁気粘性流体は一般に、油の中に磁性体粒
子を混ぜた流体であり、磁気を帯びると固まる性質があ
る。従って、上述したようなMRFダンパ3の場合、給
電ケーブル端子38へ印加する電流値を調整することに
より、MRFダンパ3の減衰力を無段階に調整すること
ができる。即ち、給電ケーブル端子38へ印加された電
流はコイル37に流され、コイル37の内側には印加さ
れた電流値に応じた磁場が形成される。オリフィス36
内を流動する磁気粘性流体は、コイル37の内側にて形
成された磁場の影響でその粘性が変化し、オリフィス3
6を通過する場合の抵抗の度合いが変化する。従って、
第1室35R及び第2室35L間にて磁気粘性流体の流
動の容易さが変化するため、MRFダンパ3の減衰力は
変化する。図3は、コイル37に流れる電流とMRFダ
ンパ3に発生する減衰力との関係を示す図表である。図
3に示すとおり、電流と減衰力とは略線形であることが
わかる。なお図3では、コイル37に流れる電流が0の
ときに減衰力がほとんど0となるようにオリフィス36
の開口径が定められているMRFダンパ3の特性につい
て示している。
【0021】また、上述した磁気粘性流体の他、電気粘
性流体を用いることも可能である。図4は、電気粘性流
体(Electro-Rheological Fluid:ERF)を用いたダンパ
である電気粘性流体ダンパ(以下、ERFダンパ、とい
う)3aの構成を示す模式図である。なお、MRFダン
パ3と同一の構成からなる部分については、図2に示し
たものと同符号を付してある。即ち、シリンダ31,ピ
ストンロッド32,軸受部33R,33L,第1室35
R,第2室35L,オリフィス36,給電ケーブル端子
38は、MRFダンパ3とERFダンパ3aとで同一の
構成となっている。
【0022】ERFダンパ3aが備えるピストンヘッド
34aは、内部に設けられたオリフィス36に対し、前
記コイル37に替わって電極対37aが設けられてい
る。該電極対37aは、オリフィス36を間に挟むよう
にしてその両極が設置されており、給電ケーブル端子3
8と接続されている。また、第1室35Rには、前記磁
気粘性流体に替わって電気粘性流体が収容されている。
【0023】前記電気粘性流体には大別して分散系及び
均一系の2種類があり、分散系は、絶縁油に誘電性の微
粒子を分散させた流体であり、均一系は、液晶のように
電界で分子が配向し異方性を示す物質からなる流体であ
る。何れの系であっても、周辺の電場(電界)により粘
性が変化する流体である。
【0024】従って、上述したようなERFダンパ3a
の場合、給電ケーブル端子38へ印加する電圧値を調整
することにより、ERFダンパ3の減衰力を無段階に調
整することができる。即ち、給電ケーブル端子38へ印
加された電圧は電極対37aに加えられ、電極対37a
の両極間には印加された電圧に応じた電場が形成され
る。オリフィス36内を流動する電気粘性流体は、電極
対37aの両極間にて形成された電場の影響でその粘性
が変化し、オリフィス36を通過する場合の抵抗の度合
いが変化する。従って、第1室35R及び第2室35L
間にて電気粘性流体の流動の容易さが変化するため、E
RFダンパ3aの減衰力は変化する。また、ERFダン
パ3aの場合もMRFダンパ3と同様に、電極対37a
に印加される電圧とERFダンパ3aに生じる減衰力と
は略線形関係にある。
【0025】なお、図2及び図4に示した最も単純なM
RFダンパ3及びERFダンパ3aは、その特性上シリ
ンダ31の端部(第1室35側の端部)に空気室が備え
られた構造となっている。よって、前記空気室に蓄えら
れた空気の影響により、自然に伸長する性質を有してい
る。しかしその伸長力はわずかなものであるため、実際
に鉄道車両に装着する場合には、空気バネの作用によっ
てMRFダンパ3は適切な変位だけ押し込まれた状態で
釣り合わせることが可能である。或いは、ダンパの構造
を若干変更することによって、自然に伸長する性質を除
去することも可能である。
【0026】図5は、図1にて説明した制御ボックス1
00の内部構成を示すブロック図である。該制御ボック
ス100内には、加速度センサ21及び変位センサ11
にて検出された情報を含む信号の入力を受け付ける制御
装置110と、該制御装置110から出力された信号の
入力を受け付けるドライバ103と、無停電電源系統か
ら給電される定電流/定電圧発生器105と、前記制御
装置110から出力された信号に基づいて前記ドライバ
103及び定電流/定電圧発生器105のうちの何れか
一方の出力を制御ボックス100の外部へ出力するc接
点(出力選択部)104とが格納されている。
【0027】また、前記制御装置110は、ハイパスフ
ィルタ101と、積分器102と、減衰力算出手段11
1と、比較指示手段112とを備えている。
【0028】ハイパスフィルタ110は、後述するよう
に、制御装置110が加速度センサ21から入力を受け
付けた信号から、所望の周波数帯域の信号のみを抽出す
る。なお、ハイパスフィルタ110に替えて、バンドパ
スフィルタを用いてもよい。積分器102は、前記ハイ
パスフィルタ101にて抽出された信号の積分処理を行
う。
【0029】減衰力算出手段111は、前記積分器10
2にて積分処理された信号と、制御装置110が変位セ
ンサ11から入力を受け付けた信号とに基づいて減衰力
を算出し、算出した減衰力を示す信号は前記ドライバ1
03へ入力される。比較指示手段112は、前記減衰力
算出手段111にて算出された減衰力を示す値(電流値
又は電圧値)と、ドライバ103が出力する電流値又は
電圧値とを比較し、前記c接点104を駆動させる信号
を出力する。
【0030】前記ドライバ103は、減衰力算出手段1
11にて算出された減衰力を示す信号の入力を受け付
け、受け付けた信号に基づいて電流又は電圧を出力す
る。なお、該ドライバ103の出力(電流又は電圧)
は、前記比較指示手段111へ入力され、また、その出
力端子はc接点104の一方の入力端子をなしている。
【0031】また、前記定電流/定電圧発生器105
は、鉄道車両が備える無停電電源系統から電力の供給を
受け付けて定電流又は定電圧を発生するためのものであ
り、その出力端子は、前記c接点104の他方の入力接
点をなしている。なお、鉄道車両には予め電子機器用の
無停電電源系統が備えられており、少なくとも鉄道車両
が走行している間は、前記無停電電源系統から前記定電
流/定電圧発生器105へ確実に給電されることが保証
されている。
【0032】また、前記c接点104の出力端子は、M
RFダンパ3が備えるコイル37の入力端子38、又
は、ERFダンパ3aが備える電極対37aの入力端子
38に接続されている。前記c接点104の2つの入力
接点は、前記比較指示手段112から出力された信号に
基づき駆動される。なお、本実施の形態においてc接点
は通常、定電流/定電圧発生器105側の入力端子が出
力端子と接続された状態となっている。
【0033】次に、上述したような構成をなす制御ボッ
クス100内での動作について説明する。初めに、制御
ボックス100内へは、車体2に設けられた加速度セン
サ21にて検出された該車体2の絶対加速度を示す信号
が入力され、入力された信号に基づいてハイパスフィル
タ101は信号の抽出を行う。車体2の振動を制御する
際に必要となる加速度の周波数は、0.1〜10Hz程
度の周波数帯域の信号であるが、加速度センサ21にて
検出され、制御ボックス100まで送信されてきた信号
には外乱が含まれ、より広い周波数帯域の信号が含まれ
ている。特に、加速度センサ21の取り付け時の微小な
傾きなどによって生じる直流成分は、速度推定に影響を
及ぼす。従って、前記ハイパスフィルタ101により直
流成分を除去し、所望の周波数帯域の信号のみを抽出す
る。
【0034】積分器102は、ハイパスフィルタ101
にて抽出された信号の積分処理を行うことにより車体2
の速度を取得する。
【0035】次に、積分器102にて取得された速度を
示す信号と、変位センサ11にて検出された台車1及び
車体2の相対変位を示す信号とを用い、セミアクティブ
サスペンション装置での公知の制御則に基づいて、減衰
力算出手段111にて適切な減衰力が算出される。
【0036】図6,7は、前記制御則を説明するための
説明図である。なお図6,7では、鉄道車両の進行方向
に対する左右方向を向いて一方向を正とするx軸が示さ
れており、x軸方向における台車1の速度をv1,車体
2の速度をv2と仮定する。
【0037】ここで、v2>0であり、かつ、台車1を
基準としたときの車体2の相対速度をvaとしてva=
v2−v1>0である場合(図6)、車体2は、台車1
に比して大きい速度でx軸の正方向へ変位していること
がわかる。従ってこの場合、車体2の左右方向の振動を
抑制するために、ダンパ3の減衰力を大きくし、台車1
及び車体2の間の結合を強固にする。
【0038】他方、v2>0であり、かつ、相対速度v
aがva=v2−v1<0の関係にある場合(図7)、
台車1は、車体2に比して大きい速度でx軸の正方向へ
変位していることがわかる。ここで仮に、台車1及び車
体2の間の結合を強固にすると、x軸の正方向へより大
きな速度で変位する台車1により車体2が同方向へ引っ
張られてしまい、かえって車体2は左右方向へ大きく振
動してしまう。従ってこの場合、車体2の左右方向の振
動を抑制するために、ダンパ3の減衰力を小さくし(0
でもよい)、台車1及び車体2の間の結合を弱める。
【0039】このように、セミアクティブサスペンショ
ン装置を用いる場合の制御則は、車体2の速度v2と、
台車1を基準としたときの車体2の相対速度vaとに基
づいて行われる。即ち、v2及びvaの符号が同一であ
る場合は減衰力を大きくなるように制御し、v2及びv
aの符号が異なる場合は減衰力を小さくなるように制御
する。また、速度v2及び相対速度vaの大きさに応じ
た重み付けを行って減衰力の値を適宜制御することも可
能である。以上が、v2及びvaを取得して車体2の振
動を抑制する公知の制御則である。
【0040】本実施の形態に係る減衰力制御手段111
は、上記制御則に従い、積分器102にて取得された車
体2の速度と、変位センサ11にて検出された相対変位
のうち特に正負の符号とに基づいて減衰力を算出する。
【0041】減衰力算出手段111にて算出された減衰
力を示す信号はドライバ103へ出力される。ドライバ
103は、減衰力算出手段111から入力された信号に
基づき、MRFダンパ3又はERFダンパ3aへ出力す
べき電流又は電圧を発生させる。ドライバ103にて発
生した電流又は電圧はc接点104の一方の入力接点へ
出力され、また、発生した前記電流又は電圧の値は、比
較指示手段112によって計測される。
【0042】他方、無停電電源系統から給電される定電
流/定電圧発生器105では、供給された電力に基づい
て定電流又は定電圧が発生され、発生された定電流又は
定電圧はc接点の他方の入力接点へ出力される。
【0043】ここで比較指示手段112は、減衰力算出
手段111にて算出された減衰力の値と、ドライバ10
3が出力した電流又は電圧の値とを比較する。即ち、比
較指示手段112は、減衰力算出手段111にて算出さ
れた減衰力をMRFダンパ3又はERFダンパ3aにて
発生させるための電流又は電圧が、ドライバ103から
正確に供給され得るか否かを判別する。
【0044】この結果、ドライバ103から出力される
電流又は電圧が、減衰力算出手段にて算出された所望の
減衰力を発生させることができると判別した場合は、通
常は定電流/定電圧発生器105側となっているc接点
104の入力接点をドライバ103側となるように駆動
し、前記電流又は電圧が所望の減衰力を発生させること
ができないと判別した場合は、c接点104の入力接点
を定電流/定電圧発生器105側のまま維持する。な
お、上述したように通常c接点104が定電流/定電圧
発生器105側となるようにしておくことにより、制御
装置110が停止した場合であっても前記入力端子は定
電流/定電圧発生器105側で維持されるため、MRF
ダンパ3への電流の供給が断たれることがない。
【0045】このようにしてMRFダンパ3へ電流が供
給された場合は、磁気粘性流体の粘性が変化して所望の
減衰力が発生し、また、ERFダンパ3aへ電圧が印加
された場合は、電気粘性流体の粘性が変化して所望の減
衰力が発生する。
【0046】なお、前述したように油圧回路を用いて油
圧ダンパの減衰力を切り替えていた従来のセミアクティ
ブサスペンション装置では、減衰力の切り替えは数段階
であったのに対し、本実施の形態に示すようにMRFダ
ンパ3又はERFダンパ3aを用いた場合は、減衰力を
無段階に調節することができるため、よりきめ細かな制
御が可能となる。
【0047】ところで、車両2の乗り心地をより快適に
すべく振動を制御するためには、制御できる減衰力の範
囲、即ち制御代を可及的に広く設けることが必要であ
り、ダンパが発生し得る最小の減衰力を可及的に0に近
づけることが望ましい。また、オリフィス36の開口径
の大きさは、MRFダンパ3及びERFダンパ3aにて
発生する減衰力を決定する要素の一つである。従って、
前記オリフィス36の開口径は可及的に大きく設定する
ことが望ましい。
【0048】しかし仮に定電流/定電圧発生器105が
存在しない場合、制御装置110にてフェイル等が発生
すると同時に、MRFダンパ3及びERFダンパ3aに
は電流/電圧が供給されなくなるため、最小の減衰力し
か発生しなくなる。即ち、図3にて示したような電流−
減衰力特性を有するMRFダンパ3の場合、制御装置1
10がフェイルするとその減衰力はほとんど0となる。
そして、制御装置110がフェイルしている状態にて台
車1が激しく振動した場合、相対左右変位を制限する図
示しない左右動ストッパを介して台車1と車体2とが当
たり、車体2に大きな衝撃が発生するため、乗り心地が
極端に悪化する。
【0049】この事態は、制御代を広めるべく最小の減
衰力を低くするに従い極端になる。そこで、減衰力の最
小値を適宜値になるよう予めオリフィス36の開口径の
大きさを設定しておくことが考えられるが、このように
すると制御代が狭くなり、より快適な乗り心地を実現す
ることが困難となる。
【0050】従って、本実施の形態に係る鉄道車両で
は、前述したように減衰力算出手段111にて算出され
た減衰力の値とドライバ103から出力された電流の値
とを比較した結果に応じ、選択的に定電流/定電圧発生
器105からの出力電流をMRFダンパ3へ供給する。
そして、パッシブなダンパと同等の減衰力を発生させ得
るように、前記定電流/定電圧発生器105の出力電流
値を予め設定しておく。なお、この減衰力は、前記制御
代の略中間値となる。このようにすることにより、制御
装置110がフェイルした場合であっても、ドライバ1
03に替わる定電流/定電圧発生器105からの出力電
流により、制御代の略中間値の減衰力がMRFダンパ3
にて発生されるため、パッシブなダンパを使用した場合
と同様の乗り心地を確保することができる。
【0051】なお、定電流/定電圧発生器105の出力
電流は、MRFダンパ3の制御代の略中間値を確保でき
る値に限定されるわけではなく、その他の適宜値を設定
することができることは言うまでもない。
【0052】このように本実施の形態に係る鉄道車両に
よれば、MRFダンパ3又はERFダンパ3aと、制御
装置110と、ドライバ103とを備えるため、比較的
構成が簡便でメンテナンスも容易となり、また、減衰力
を無段階に制御することができる。また、定電流/定電
圧発生器105と、c接点104とを更に備えるため、
最低限必要となるMRFダンパ3への供給電流を確保す
ることができ、制御装置110がフェイルした場合であ
っても、乗り心地が極端に悪化することを防止すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、従来の技術と比較して
同等以上の制振性能を確保すると共に、構成が簡便でメ
ンテナンスも容易であり、更に安価なセミアクティブサ
スペンション装置を適用した鉄道車両を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セミアクティブサスペンション装置が適用され
た本発明に係る鉄道車両の実施の形態の構成を示す模式
図である。
【図2】本実施の形態に係るMRFダンパの構成を示す
模式図である。
【図3】コイルに流れる電流とMRFダンパに発生する
減衰力との関係を示す図表である。
【図4】本実施の形態に係るERFダンパの構成を示す
模式図である。
【図5】図1にて説明した制御ボックスの内部構成を示
すブロック図である。
【図6】セミアクティブサスペンション装置での制御則
を説明するための説明図である。
【図7】セミアクティブサスペンション装置での制御則
を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 台車 2 車体 3 MRFダンパ(磁気粘性流体ダンパ) 3a ERFダンパ(電気粘性流体ダンパ) 4 空気バネ 11 変位センサ 21 加速度センサ 30 ピストン 31 シリンダ 32 ピストンロッド 33R,L 軸受部 34,34a ピストンヘッド 35R 第1室 35L 第2室 36 オリフィス 37 コイル 37a 電極対 38 給電ケーブル端子 100 制御ボックス 101 ハイパスフィルタ 102 積分器 103 ドライバ 104 c接点 105 定電流/定電圧発生器 110 制御装置 111 減衰力算出手段 112 比較指示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺井 淳一 兵庫県神戸市兵庫区和田山通2丁目1番18 号 川崎重工業株式会社兵庫工場内 (72)発明者 和田 多加夫 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 河野 行伸 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 東 成昭 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 松嶋 博英 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 江崎 秀明 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 3J048 AB08 AB09 AC08 BE05 CB11 CB12 DA04 EA15 EA36 3J069 AA50 BB10 DD25 EE02 EE63 EE64 EE65

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を軸支する台車と、該台車上に設け
    られる車体と、該車体に生じる振動を抑制するためのダ
    ンパとを備える鉄道車両において、 前記ダンパは、周辺の磁場に応じて粘性が変化する磁気
    粘性流体を有して前記粘性の変化に伴って減衰力を変化
    させる磁気粘性流体ダンパであり、 前記磁気粘性流体の粘性を制御すべく、磁場を形成する
    ための電流値を示す電気信号を出力する制御装置と、 該制御装置が出力した電気信号に基づいて電流を出力す
    るドライバとを備えることを特徴とする鉄道車両。
  2. 【請求項2】 前記磁気粘性流体の粘性を決定する磁場
    を形成すべく、車両に予め備えられた無停電電源系統か
    ら給電されて電流を出力する定電流発生器と、前記ドラ
    イバ及び無停電電源のうち何れか一方の出力を選択する
    出力選択部とを更に備え、 前記制御装置は、該制御装置が出力する電気信号が示す
    電流値と前記ドライバが出力する電流の出力値とを比較
    する比較手段と、該比較手段での比較の結果に応じ、前
    記ドライバ及び定電流発生器の何れを選択すべきかを示
    す指示信号を前記出力選択部へ出力する指示手段とを備
    えることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両。
  3. 【請求項3】 車輪を軸支する台車と、該台車上に設け
    られる車体と、該車体に生じる振動を抑制するためのダ
    ンパとを備える鉄道車両において、 前記ダンパは、周辺の電場に応じて粘性が変化する電気
    粘性流体を有して前記粘性の変化に伴って減衰力を変化
    させる電気粘性流体ダンパであり、 前記電気粘性流体の粘性を制御すべく、電場を形成する
    ための電圧値を示す電気信号を出力する制御装置と、 該制御装置が出力した電気信号に基づいて電流を出力す
    るドライバとを備えることを特徴とする鉄道車両。
  4. 【請求項4】 前記電気粘性流体の粘性を決定する電場
    を形成すべく、車両に予め備えられた無停電電源系統か
    ら給電されて電圧を出力する定電圧発生器と、前記ドラ
    イバ及び無停電電源のうち何れか一方の出力を選択する
    出力選択部とを更に備え、 前記制御装置は、該制御装置が出力する電気信号が示す
    電圧値と前記ドライバが出力する電圧の出力値とを比較
    する比較手段と、該比較手段での比較の結果に応じ、前
    記ドライバ及び定電圧発生器の何れを選択すべきかを示
    す指示信号を前記出力選択部へ出力する指示手段とを備
    えることを特徴とする請求項3に記載の鉄道車両。
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