JP2003274784A - 犬のフン処理具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性よりなる操作板にて、犬のフン処理を
簡単に迅速に処理し、携帯性に富んだ犬のフン処理具を
提供する。 【解決手段】 操作板（１）の両操作片（８）の左右側
辺に引掛け部（２）を設け、両引掛け部（２）間に袋留
め片（３）を設け、操作板（１）の折り曲げ部（６）の
中央にゴムひも（７）を通す穴（４）と、折り曲げ部
（６）の両側に溝（５）を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は可撓性よりなる操作
板にて、犬のフン処理を迅速に処理し、携帯性に富んだ
犬のフン処理具に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の犬のフン処理具は、紙袋に手を差
し入れ、紙袋を介してフンをつかみ、袋を裏返しにした
状態でフンを処理するものであった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。迅速に簡単に処理することはできるが、紙
袋にビニールを貼り付けた袋の裏返し収納であるため、
フンの感触があった。 【０００４】 【課題を解決するための手段】操作板（１）の両操作片
（８）の左右側辺に引掛け部（２）を設ける。操作片
（８）の引掛け部（２）間に袋留め片（３）を設ける。
操作板（１）の折り曲げ部（６）中央にゴムひも（７）
を通す穴（４）を設け、ループ状のゴムひも（７）を二
本取り付ける。折り曲げ部（６）の両側に溝（５）を設
ける。本発明は、以上のような構成よりなる犬のフン処
理具である。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図をもって説明する。 （イ） 湾曲状に折り曲げて、手で挟持できるように可
撓性素材を長方形に裁断して操作板（１）を形成する。
ビニール袋のすべり、はずれ止めと、ゴムひも（７）を
掛けるための引掛け部（２）を前記操作板（１）の両操
作片（８）の左右側辺にそれぞれ設ける。この引掛け部
（２）は溝を通り、上引掛け部と下引掛け部とに分かれ
ており、上引掛け部はゴムひも（７）を掛ける。下引掛
け部は操作片（８）をビニール袋に差し込んだ時のすべ
り、はずれを防ぐためのものである。 （ロ） 操作片（８）の両面両側の引掛け部（２）間
に、切り込みを入れた袋留め片（３）をそれぞれ設け
る。この袋留め片（３）は、操作片（８）の両面両側の
引掛け部（２）、上下引掛け部間を通る溝と袋留め片
（３）の切り込み先と平行になっており、ビニール袋の
すべり、はずれを押さえるためのものであり、袋留め片
（３）の片を短く切り込み、表面に反らすことでビニー
ル袋が袋留め片（３）と操作片（８）の間をスムーズに
通る。 （ハ） 操作板（１）の広がりを押さえ、使用済みのビ
ニール袋を収納するために、操作板（１）の折り曲げ部
（６）中央にゴムひも（７）を通す穴（４）と、折り曲
げ部（６）の両側に溝（５）を設ける。折り曲げ部
（６）の中央の穴（４）にループ状に二本のゴムひも
（７）を取り付け、折り曲げ部（６）の両側の溝（５）
に添わせ、引掛け部（２）、上引掛け部に掛けること
で、ループ状ゴムひも（７）がストッパーの役を成し、
使用済みのビニール袋が操作板（１）の外にすべり落ち
ることを防ぎ、操作板（１）の広がりを押さえる。 本発明は以上の構成よりなっている。本発明を使用する
時は、操作板（１）の袋留め片（３）上部を親指と他の
指で湾曲させ、両操作片（８）の先端を合わせ、ビニー
ル袋内に差し入れる。ビニール袋の先端口の一部を両面
片側の引掛け部（２）、下引掛け部に引掛け、袋留め片
（３）の切り込み先までビニール袋を回し入れ、操作片
（８）両面をくるむ。指をゆるめると、図３ａに示すよ
うに、操作板（１）の反動でビニール袋の口が大きく膨
らむ。ビニール袋は引掛け部（２）、下掛け部に掛か
り、袋留め片（３）の切り込み先に掛かり、ビニール袋
を押さえて、すべり、はずれを防ぐ。操作板（１）を軽
く持ち、大きく膨らんだビニール袋の底部分をつまみ、
ビニール袋を裏返しながら操作板（１）内を通し、図３
ｂに示すように片側空間に押し出す。これにより、操作
片（８）の先端が開口部となる。この開口部にフンを合
わせ、袋留め片（３）の上部を手で押さえてフンを挟み
取る。フンを取り終えたら、図４ａに示すように押さえ
た指をゆるめ、操作板（１）を上に向けながら、後方に
押し出したビニール袋の底にフンを振り入れる。フンの
入ったことを確かめたら、操作板（１）を下に向けなが
ら指で押さえる。フンの重みで、ビニール袋が引掛け部
（２）と袋留め片（３）よりゆるみ、はずれてくるとこ
ろを操作板（１）に力を入れ、操作片（８）の先端で挟
みまとめ取る。そのままの状態で、湾曲した操作板
（１）の先端を上に向け、図４ｂに示すように折り曲げ
部（６）の中央に設けた二本のループ状ゴムひも（７）
を折り曲げ部（６）の両側にある溝（５）にそれぞれ添
わせ、操作片（８）の両面両側にある引掛け部（２）、
上引掛け部に回し掛ける。これにより、ゴムひも（７）
の間で操作片（８）が一定間隔を維持するようになり、
ここに使用済みの袋を納めておく。図５に示すように、
折り曲げ部（６）の両側の溝（５）寄りにゴムひも
（７）を通す穴を設け、それぞれ溝（５）に添わせて、
操作片（８）の両面両側にある引掛け部（２）、上引掛
け部にループ状ゴムひも（７）を掛けることで、操作片
（８）が一定間隔を維持する効果は、折り曲げ部（６）
の中央のゴムひも（７）の操作と同じである。図６に示
すように、指当て片（９）を袋留め片（３）の切り込み
先と平行に切り込みを入れて設け、操作板（１）を持つ
指の位置を決める。 【０００６】 【発明の効果】（イ） フンをつかむのではなく、操作
板で押さえ、操作片でビニール袋を介して挟むので、フ
ンの感触が少なく操作板も手も汚さない。 （ロ） 片手で操作できるので、フンを収納するまでの
時間がかからず失敗も少ない。 （ハ） 操作板の中央に設けたゴムひも二本で操作板の
広がりを押さえ、ゴムひもを溝に通し、引掛け部に掛け
ることでコンパクトなカゴ状にすることが出来る。 （ニ） 引掛け部、袋留め片で、ビニール袋のすべり、
はずれを防げる。 （ホ） ボードに切り込みと穴と溝を設けて構成される
ので、安価かつ簡単に製作できる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の斜視図 【図２】本発明の展開図 【図３】本発明の使用状態を示す斜視図 【図４】本発明の使用状態を示す斜視図 【図５】本発明の他の実施例を示す斜視図 【図６】本発明の他の実施例を示す斜視図 【符号の説明】 １ 操作板 ２ 引掛け部 ３ 袋留め片 ４
穴 ５ 溝 ６ 折り曲げ部 ７ ゴムひも ８ 操作片 ９
指当て片

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 手で挟持できるように折り返された可撓
   性素材よりなる操作板（１）と、操作板（１）の両操作
   片（８）の左右側辺に、それぞれ設けられた引掛け部
   （２）と、操作片（８）の前記引掛け部（２）間に切り
   込みにより形成された袋留め片（３）と、操作板（１）
   の折り曲げ部（６）位置に設けられた二本のループ状ゴ
   ムひも（７）とにより構成され、任意の袋の開口部に左
   右操作片（８）の下端を差し込み、引掛け部（２）で維
   持できるとともに、袋と操作板（１）との開口部に袋を
   折り返すことでフン収納部を構成するものであり、前記
   ゴムひも（７）を前記引掛け部（２）に取り付けること
   で、操作板（１）が閉じた状態を維持できる犬のフン処
   理具。