JP2003274386A - コンテンツ受信装置及びそれを含むダウンロードシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の日々行う作業の簡略化とデータ通信
回線の利用効率向上を可能にするための構造を備えたコ
ンテンツ受信装置等を提供する 【解決手段】 当該コンテンツ受信装置(220)は、PC(23
0)及びデータ通信回線双方からのアクセスを可能にする
よう、第1〜第３インターフェース(221,222,223)を備え
るとともに、携帯型プレーヤー(240)用の充電回路(225)
と、時間管理のためのタイマー(227)と、所定情報を記
録しておくためのメモリ(228)と、充電作業とコンテン
ツ受信動作とを個別に制御する制御部(226)とを備え
る。この構成により利用者の作業簡略化が可能になると
ともに、PC(230)とは独立に時間管理されることにより
データ通信回線の利用効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ケーブルテレビ
網、公衆電話回線網などのインターネット回線網、衛星
通信回線網等に代表される有線あるいは無線のデータ通
信回線を介して特定サーバーから配信されたコンテンツ
を自動的に受信するコンテンツ受信装置及びそれを含む
ダウンロードシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から知られている情報提供手段に
は、特定の放送局から不特定多数の視聴者に一方的に情
報を配信するテレビ放送やラジオ放送がある。これらテ
レビ放送やラジオ放送における通信形態は、視聴者自体
が所有する専用の受信装置（テレビあるいはラジオ）を
利用して特定の放送局から配信された情報を受信する構
成が一般的である。

【０００３】一方、近年のインターネット、携帯電話網
等の情報インフラの整備により、有線、無線を問わずイ
ンターラクティブな種々の情報提供手段が実現されてき
ており、特定の利用者によって指定された映画データや
音楽データを配信するコンテンツ配信サービスも始まっ
ている。このようなコンテンツ配信サービスでは、利用
者が配信されたディジタルコンテンツを一旦所定の記録
媒体（たとえは、ハードディスクや携帯型端末装置用の
メモリ・カードなど）に記録し、この記録されたコンテ
ンツを利用者が都合のよい期間及び場所で再生できる利
用形態がとられている。また、パーソナル・コンピュー
タ（以下、ＰＣという）や携帯電話、モバイルＰＣ、携
帯型メディアプレーヤー等の携帯型端末装置（以下、携
帯型プレーヤーという）を所有している者であれば、サ
ービス提供契約さえ成立すればこのようなコンテンツ配
信システムを利用することができるため、係るサービス
の利用者数は今後益々増加していくことが予想される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】発明者は、従来のコン
テンツ配信サービスについて詳細に検討した結果、以下
のような課題を発見した。すなわち、近年のインターネ
ットを利用する人口は飛躍的に増加してきており、ＡＤ
ＳＬの普及とともに安価な常時接続環境が整いつつあ
る。また、通常の電話回線やＩＳＤＮ回線の利用人口も
増加傾向にあるが、近い将来、ＣＡＴＶを利用したケー
ブル接続環境やＡＤＳＬ環境の利用人口が全インターネ
ット人口の半数以上を占めるようになるのが確実視され
ている。

【０００５】このように急速に発展しつづける通信環境
の下、利用者が配信契約された特定サーバーから毎日配
信されるニュースコンテンツなどを携帯型プレーヤーで
聞くことができるコンテンツ配信サービスは益々注目さ
れている。特に、携帯型プレーヤーを利用したコンテン
ツ配信サービスでは、携帯型プレーヤーで所望のコンテ
ンツを聞きたい利用者は、インターネット等のデータ通
信回線を介してサーバーと接続可能なＰＣに一旦携帯型
プレーヤーを接続し、該ＰＣがダウンロードしたディジ
タルコンテンツを携帯型プレーヤーに記録させるメンテ
ナンス作業を行わなければならないのが現状であった。
一方、携帯型端末装置の充電作業も別途行う必要があ
る。したがって利用者は、日々同じように繰り返される
ダウンロード作業等に時間を費やさなければならず、継
続的使用に支障を来す可能性があった。また、コンテン
ツのダウンロード中はデータ通信回線の回線使用率が高
くなるため、コンテンツのダウンロード中に他のデータ
通信サービスを利用する場合、通信速度等、通信品質が
著しく劣化するという課題があった。

【０００６】そこでこの発明は、上述のような課題を解
決するためになされたものであり、利用者が日々行う必
要のあるメンテナンス作業の簡略化を可能にするととも
に、データ通信回線の利用効率を向上させるための構造
を備えたコンテンツ受信装置及びそれを含むダウンロー
ドシステムを提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明に係るダウンロ
ードシステムは、ケーブルテレビ網、公衆電話回線網な
どのインターネット回線網、衛星通信回線網等に代表さ
れる有線あるいは無線のデータ通信回線を介して特定サ
ーバーからディジタルコンテンツをダウンロードするシ
ステムであって、利用者が通常データ通信端末として利
用しているPC等の情報処理装置とは別に、配信されたコ
ンテンツのうち少なくとも音声の出力が可能な携帯型プ
レーヤーへのコンテンツダウンロード及び充電の自動化
を可能にするコンテンツ受信装置を備える。

【０００８】特に、上記コンテンツ受信装置（この発明
に係るコンテンツ受信装置）は、所定の情報処理装置及
びデータ通信回線双方からのアクセスを可能にするよう
配置される。したがって、この発明に係るコンテンツ受
信装置は、少なくとも、該情報処理装置との間でデータ
送受信を可能にするための第１インターフェースと、所
定のコンテンツ配信サービスを行うサーバーとの回線接
続を直接あるいは間接的に確立するための第２インター
フェースと、そして、該サーバーから配信されたコンテ
ンツのうち少なくとも音声の出力が可能な携帯型プレー
ヤーと電気的に接続するための第３インターフェースと
を備える。

【０００９】なお、近年、各家庭内においても有線ある
いは無線のＬＡＮ接続が一般的になっているため、当該
コンテンツ受信装置、情報処理装置、データ通信回線
（モデム等の通信機器でもよい）間をＬＡＮ接続する場
合、上記第１及び第２インターフェースは共通のインタ
ーフェースであってもよい。また、上記第１及び第２イ
ンターフェースが個別に設けられた場合であっても、当
該コンテンツ受信装置が動作停止状態のときはこれら第
１及び第２インターフェース間を電気的に直接接続する
ようスイッチが設けられてもよい。上記情報処理装置
は、当該コンテンツ受信装置を中継することなくデータ
通信回線を介して特定サーバーにアクセスすることが可
能になる。

【００１０】さらに、この発明に係るコンテンツ受信装
置は、携帯型プレーヤー用の充電回路と、時間管理のた
めのタイマーと、所定情報を記録しておくためのメモリ
と、具体的に充電作業とコンテンツ受信動作とを個別に
制御する制御部とを備える。上記充電回路は、第３イン
ターフェースを介して携帯型プレーヤーの駆動用電源を
充電する。上記タイマーは、当該コンテンツ受信装置の
受信動作開始時間を管理する。上記メモリは、第１イン
ターフェースを介して受信された情報であって、上記情
報処理装置を介して予め設定される通信予約情報を記録
しておく。上記制御部は、充電動作として、上記充電回
路を制御するとともに、上記メモリに記録された通信予
約情報に従って、第２インターフェースを介して受信さ
れた所望のコンテンツを第３インターフェースを介して
携帯型プレーヤーに転送する。

【００１１】以上の構成により、当該コンテンツ受信装
置は、利用者が通常情報処理装置を利用している時間帯
を避けてダウンロード作業及び充電作業を行えるので、
利用者の日々のメンテナンス作業が簡略化されるととも
にデータ通信回線の利用効率の向上が図れる。

【００１２】なお、この発明に係るコンテンツ受信装置
において、第１及び第２インターフェースの少なくとも
一方は、ＰＣＭＣＩＡインターフェースカード、ＬＡＮ
インタフェースカード、ＩＥＥＥ１３９４インターフェ
ースカード（ｉ−ｒｉｎｋカード）など規格の異なる複
数種類のインターフェースカードを差し替え可能にする
ためのカードソケットであってもよい。

【００１３】また、この発明に係るダウンロードシステ
ムは、モデムやルータなどの通信機器を備えてもよく、
この場合、上述のような有線あるいは無線のＬＡＮ接続
の他、この発明に係るコンテンツ受信装置は、該通信機
器とＰＣなどの情報処理装置との間に配置されてもよ
い。また、ＰＣ等の情報処理装置に通信機器が内蔵され
ている場合、この発明に係るコンテンツ受信装置は、デ
ータ通信回線とこのＰＣとの配置され、当該コンテンツ
受信装置にもＰＣと同様に通信機器が組み込まれた実施
形態も可能である。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、この発明に係るコンテンツ
受信装置及びそれを含むダウンロードシステムの各実施
形態を、図１〜図７を用いて詳細に説明する。なお、図
面の説明において同一部位には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。

【００１５】この発明に係るダウンロードシステムは、
サーバー等の特定配信装置から配信要求のあったクライ
アント（この発明に係るコンテンツ受信装置を含む）に
対して、該クライアントによって指定されたディジタル
コンテンツを有線あるいは無線の通信回線を介して配信
する地球規模のデータ通信システムであり、主に、ケー
ブルテレビ網、公衆電話回線網などのインターネット回
線網、衛星通信回線等に代表されるデータ通信回線を介
して音楽や画像などの特定コンテンツを配信要求のあっ
た利用者に個別にダウンロードすることを可能にする。
また、このようなダウンロードシステムの利用形態は、
近年のディジタル技術の発達やデータ通信環境の整備に
より種々の態様が考えられる。図１は、この発明に係る
ダウンロードシステムの一実施形態を概念的に説明する
ための図である。

【００１６】図１に示されたように、この発明に係るダ
ウンロードシステムにおいて、配信装置としてのサーバ
ー１００は、通信制御を行う制御部１１０と、利用者の
要求に応じて配信するための各種ディジタルコンテンツ
が一旦蓄積されるデータベース１２０（Ｄ／Ｂ）と、有
線のネットワーク、衛星回線や移動体通信網などの無線
回線を介してクライアント２００（利用者側）に該コン
テンツを配信するためのデータ送信手段１３０（Ｉ／
Ｏ）を備える。特に、制御部１１０は、クライアント２
００との間で回線が確立されると、該クライアント２０
０が配信サービスを受けることができる正規の契約者で
あるかの認証手続を行う。この認証手続きが正常に完了
すると、制御部１１０は、クライアント２００からダウ
ンロード要求を受け付け、要求されたコンテンツをＤ／
Ｂ１２０から読み出すとともに、Ｉ／Ｏ１３０を介して
この読み出されたコンテンツをクライアント２００側へ
送信する。

【００１７】クライアント２００は、サーバー１００か
らネットワーク等のデータ通信回線を介して配信される
コンテンツを受信するためのモデム、ルータ等の通信機
器２１０とＰＣ２３０とが外部接続された基本構成に加
え、これら通信機器２１０とＰＣ２４０との間に携帯型
プレーヤー２４０へ提供されるべきコンテンツをダウン
ロードするコンテンツ受信装置２２０（以下、ＤＬステ
ーションという）を備える。なお、クライアント２００
における各部の接続形態には、利用されるデータ通信回
線の種類によって種々の形態があるが、図１ではＬＡＮ
接続形態が示されている。また、ＰＣ２３０とＤＬステ
ーション２２０とは、該ＰＣ２３０を介してＤＬステー
ション２２０へ所定情報を設定することを考慮して、Ｌ
ＡＮ接続の他、ＲＳ２３２Ｃポート、ＵＳＢポート、Ｉ
ＥＥＥ１３９４ポート等を介してさらに接続するように
してもよい。

【００１８】具体的に、図２は、ＤＬステーション２２
０の第１実施形態の概観を示す斜視図である。第１実施
形態に係るＤＬステーション２２０は、上述のように他
の装置とＬＡＮ接続されるとともにＰＣ２３０とはＵＳ
Ｂポートを介して接続された形態である。すなわち、こ
の第１実施形態に係るＤＬステーション２２０は、携帯
型プレーヤー２４０と電気的に接続するためのインター
フェース２２１と、通信機器２１０とケーブル２６３
（例えばＬＡＮケーブル）を介して電気的に接続される
インターフェース２２２と、ＰＣ２３０とケーブル２６
４（例えばＵＳＢケーブル）を介して電気的に接続され
るインターフェース２２３を備える。また、ＤＬステー
ション２２０は、携帯型プレーヤー２４０を支持するた
めのサポート部２６１が設けられるとともに、電源のＯ
Ｎ／ＯＦＦ（ＰＷＲ）、ダウンロード動作（ＤＬ）、充
電動作（ＣＲＧ）の各動作を示すランプ２６２と、電源
コード２６０を備える。なお、電源はＵＳＢケーブルで
接続されたＰＣ２３０から得るような構成であってもよ
い。一方、携帯型プレーヤー２４０は、音声出力用のイ
ヤーホン２５０（スピーカーであってもよい）、動作状
態を表示するための液晶ディスプレイ２４９、操作ボタ
ン２４８、ＤＬステーション２２０のインターフェース
２２１と電気的に接続するためのインターフェース２４
１を備える。

【００１９】一方、ＤＬステーション２２０は、図２に
示されたように、携帯型プレーヤー２４０を直接支持す
る構成には限定されない。例えば、図３は、ＤＬステー
ション２２０の第２実施形態の概観を示す斜視図であ
る。この図３に示されたＤＬステーション２２０は、携
帯型プレーヤー２４０と充電／データ転送用ケーブル２
５１を介して接続された構成を有する。この図３におい
ても、ＤＬステーション２２０は、ケーブル２５１を介
して携帯型プレーヤー２４０に接続されるとともに、ケ
ーブル２６３を介して通信機器２１０と、また、ケーブ
ル２６４を介してＰＣ２３０とそれぞれ接続される。ま
た、ＤＬステーション２２０には、電源ボタン２６５の
他、ダウンロード動作（ＤＬ）、充電動作（ＣＲＧ）の
各動作を示すランプ２６２が設けられている。この第２
実施形態に係るＤＬステーション２２０においても、電
源はＵＳＢケーブルで接続されたＰＣ２３０から得るよ
うな構成であってもよい。

【００２０】なお、上記第１及び第２実施形態のいずれ
においても、ＤＬステーション２２０、ＰＣ２３０、通
信機器２１０間がＬＡＮ接続する場合、当該ＤＬステー
ション２２０におけるインターフェース２２２、２２３
は共通のインターフェースであってもよい。

【００２１】上述のように、ＤＬステーション２２０に
は種々の形態が考えられる。例えば、インターネットへ
の接続環境には、アナログ電話回線を利用するケース、
ＩＳＤＮ回線を利用するケース、ＡＤＳＬで常時接続す
るケース、ケーブルモデムを介してＣＡＴＶ回線等を利
用するケース、移動体通信や衛星通信を利用するケース
などが現在実用化されている。このＤＬステーション２
２０は、これら種々の回線に対応すべくハードウエア構
成を備える必要がある。加えて、ＤＬステーション２２
０は、携帯型プレーヤー２４０へコンテンツのダウンロ
ードするとき以外は、その存在をＰＣ２３０の利用者に
認識させないよう機能するのが好ましい。すなわち、イ
ンターフェース２２２、２２３が上述のように個別に設
けられた場合であっても、ＤＬステーション２２０が動
作停止状態のときはこれらインターフェース２２２、２
２３間を電気的に直接接続するようスイッチ２２４（図
５参照）が設けられてもよく、また、ＰＣ２３０がデー
タ通信回線を介した端末装置として利用されている時間
帯、ＤＬステーション２２０はＬＡＮハブやＵＳＢハブ
などの中継器として機能してもよい。これら場合、コン
テンツをダウンロードしていない状態では、ＰＣ２３０
の利用者は、ＤＬステーションの存在を意識することな
くデータ通信回線を介してサーバー１００にアクセスす
ることが可能になる。さらに、コンテンツのダウンロー
ドを、該利用者がＰＣ２３０を利用していない時間帯を
利用して行うことで、よりデータ通信回線の利用効率を
向上させることもできる。

【００２２】以下、携帯型プレーヤー２４０及びＤＬス
テーション２２０の具体的な構成について説明する。

【００２３】図４は、携帯型プレーヤー２４０の構成を
示すブロック図である。携帯型プレーヤー２４０は、Ｄ
Ｌステーション２２０と電気的に接続するためのインタ
ーフェース２４１と、電源２４２と、ＤＬステーション
２２０によりダウンロードされたコンテンツを記録する
ためのメモリ２４３と、音声出力制御等を行うための制
御部２４５と、操作等を可能にするための入力手段２４
８（操作ボタンを含む）と、液晶ディスプレイ等の表示
手段２４９と、音声増幅器２４６（ＡＭＰ）と、イヤー
ホンジャックが差し込まれるジョイント２４７を、少な
くとも備える。

【００２４】ここで、制御部２４５は、インターフェー
ス２４１を介してＤＬステーション２２０から転送され
てきたコンテンツを順次メモリ２４３に格納していく。
そして、入力手段２４８を介して利用者から指示された
コンテンツをメモリ２４３から読み出し、音声出力制御
を行う一方、その出力状態を表示手段２４９に逐次表示
していく。また、電源２４２の充電は、インターフェー
ス２４１を介してＤＬステーション２２０が行ってお
り、このＤＬステーション２２０が充電ステーションと
しても機能する。

【００２５】一方、図５は、ＤＬステーション２２０の
構成を示すブロック図である。このＤＬステーション２
２０は、ＰＣ２３０及びデータ通信回線（あるいは通信
機器２１０）からのアクセスを可能になるよう所定の接
続形態で配置される。したがって、このＤＬステーショ
ン２２０は、少なくとも、ＰＣ２３０との間でデータ送
受信を可能にするためのインターフェース２２３（第１
インターフェース）と、所定のコンテンツ配信サービス
を行うサーバー１００との回線接続を直接あるいは間接
的に確立するためのインターフェース２２２（第２イン
ターフェース）と、該サーバー１００から配信されたコ
ンテンツを携帯型プレーヤー２４０へ転送するためのイ
ンターフェース２２１（第３インターフェース）とを備
える。

【００２６】さらに、ＤＬステーション２２０は、携帯
型プレーヤー２４０に電源供給するための充電回路２２
５と、時間管理のためのタイマー２２７と、予めＰＣ２
３０を介して利用者が設定した情報を記録しておくため
のメモリ２２８と、充電作業とコンテンツ受信動作とを
個別に制御する制御部２２６と、インターフェース２２
２、２２３とを直接電気的に接続するためのスイッチ２
２４とを備える。充電回路２２５は、インターフェース
２２１を介して携帯型プレーヤー２４０の駆動用電源を
充電する。タイマー２２７は、当該ＤＬステーション２
２０の受信動作開始時間を管理する。メモリ２２８は、
インターフェース２２２を介して受信された情報であっ
て、ＰＣ２３０を介して予め設定された通信予約情報
（サーバー１００から所望のコンテンツをダウンロード
するために必要なＵＲＬ、ＩＰアドレス、コンテンツ識
別番号等の情報）を記録しておく。制御部２２６は、充
電動作として、充電回路２２５を制御するとともに、メ
モリ２２８に記録された通信予約情報に従って接続され
たサーバー１００からインターフェース２２２を介して
所望のコンテンツをダウンロードする。このダウンロー
ドされたコンテンツはインターフェース２２１を介して
携帯型プレーヤー２４０に転送される。スイッチ２２４
は、当該ＤＬステーション２２０が動作していないと
き、インターフェース２２２、２２３とを直接電気的に
接続する。

【００２７】なお、このＤＬステーション２２０におい
て、インターフェース２２２、２２３の少なくともいず
れかは、ＰＣＭＣＩＡインターフェースカード、ＬＡＮ
インタフェースカード、ＩＥＥＥ１３９４インターフェ
ースカード（ｉ−ｒｉｎｋカード）など規格の異なる複
数種類のインターフェースカードを切替え可能にするた
めのカードソケットであってもよい。

【００２８】この発明に係るダウンロードシステムにお
いて、クライアント側の接続形態には種々の形態が実現
可能である。すなわち、インターネットへの接続環境に
は、上述のように、アナログ電話回線を利用するケー
ス、ＩＳＤＮ回線を利用するケース、ＡＤＳＬで常時接
続するケース、ケーブルモデムを介してＣＡＴＶ回線等
を利用するケース、移動体通信や衛星通信を利用するケ
ースなどが現在実用化されている。例えば、図６（ａ）
は、モデムやルータなどの通信機器２１０とＰＣ２３０
が外部接続されているケースであり、これら通信機器２
１０とＰＣ２３０との間にＤＬステーション２２０が配
置されている。一方、図６（ｂ）に示されたように、Ｐ
Ｃ２３０に通信機器２８０が内蔵されている場合、ＤＬ
ステーション２２０（通信機器２７０を含む）は、デー
タ通信回線とＰＣ２３０との配置される。なお、ＩＳＤ
Ｎ、ＡＳＤＬ、ＣＡＴＶ等のケースのように、外部にモ
デムが接続された構成（図６（ａ））となり、また、図
６（ａ）における通信機器２１０とＤＬステーション２
２０の接続はＬＡＮ接続であってもよい。

【００２９】次に、この発明に係るダウンロードシステ
ム、特にＤＬステーションにおけるダウンロード動作
（コンテンツ受信動作）を、図７のフローチャートを用
いて説明する。

【００３０】まず、ＤＬステーション２２０は、携帯型
プレーヤー２４０がインターフェース２４１、２２１を
介して電気的に接続されたか否かを確認する（ステップ
ＳＴ１０）。該携帯型プレーヤー２４０がセットされて
いることが確認されると、制御部２２６は、ダウンロー
ド動作とは別に充電回路２２５にインターフェース２２
１を介して携帯型プレーヤー２４０への充電動作の開始
を支持する。なお、この充電動作は、タイマー２２７の
管理下において行われてもよい。

【００３１】タイマー２２７によりダウンロード開始時
間となったことが確認されると（ステップＳＴ２０）、
制御部２２６は、まず、メモリ２２８に予め格納された
通信予約情報に従い、インターフェース２２１を介して
特定サーバー１００との回線を確立し（ステップＳＴ３
０）、指定された１又は２以上のサーバーの自動巡回を
行う。通常、ダウンロード開始時間は、データ通信回線
の利用効率を向上させるため、ＰＣ２３０によるデータ
通信回線が占有されていない時間帯に設定される。ま
た、ステップＳＴ３０における回線確立には、アクセス
してきたクライアントが正規の契約者であるかを確認す
る認証作業も含まれる。

【００３２】さらに、特定サーバー１０との回線が確立
されると、制御部２２６は、メモリ２２８に予め記録さ
れた予約コンテンツ情報に従って、該サーバー１００に
対してコンテンツ配信要求を行い、所望のコンテンツの
ダウンロードを行う（ステップＳＴ４０）。ダウンロー
ドされたコンテンツは、逐次インターフェース２２１を
介して携帯型プレーヤー２４０へ転送される。携帯型プ
レーヤー２４０において、制御部２４５は、インターフ
ェース２４１を介して転送されてきたコンテンツを順次
メモリ２４３に格納していく。なお、この予約コンテン
ツのダウンロードは、予め予約されている全てのコンテ
ンツについて行われる（ステップＳＴ５０）。

【００３３】なお、予約されている全コンテンツのダウ
ンロードが完了した時点で自動的に当該ＤＬステーショ
ン２２０の電源はＯＦＦ状態にされてもよい。

【００３４】

【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ＰＣ等
の情報処理装置とは独立して、タイマーにより時間管理
を行いながら、携帯型プレーヤーへのコンテンツの自動
ダウンロード、充電などのメンテナンス作業を行うため
の構成を備えているので、携帯型プレーヤーの利用者
は、日々行う必要のあった該携帯型プレーヤーのメンテ
ナンス作業が簡略化されるとともに、上記情報処理装置
とは独立に時間管理されるため、データ通信回線の利用
効率の更なる向上が図れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るダウンロードシステムの概略構
成を示す図である。

【図２】この発明に係るコンテンツ受信装置における第
１実施形態の概観を示す斜視図である。

【図３】この発明に係るコンテンツ受信装置における第
２実施形態の概観を示す斜視図である。

【図４】携帯型プレーヤーの構成を示すブロック図であ
る。

【図５】この発明に係るコンテンツ受信装置の構成を示
すブロック図である。

【図６】この発明に係るダウンロードシステムにおける
クライアント側の他の接続形態を示すブロック図であ
る。

【図７】この発明に係るダウンロードシステムにおける
ダウンロード動作（コンテンツ受信動作）を説明するた
めのフローチャートである。

【符号の説明】

１００…サーバー、２００…クライアント、２１０…通
信装置（モデム／ルータ）、２２０…ＤＬステーション
（コンテンツ受信装置）、２２１、２２２、２２３…イ
ンターフェース（Ｉ／Ｏ）、２２４…スイッチ（Ｓ
Ｗ）、２２５…充電回路、２２６…制御部、２２７…タ
イマー、２２８…メモリ、２３０…パーソナルコンピュ
ータ（ＰＣ）、２４０…携帯型プレーヤー。

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 5/60 Ｈ０４Ｎ 5/60 Ｚ 5/63 5/63 Ｚ 5/765 5/91 Ｌ Ｆターム(参考） 5C025 AA29 BA26 BA27 BA30 DA10 5C026 DA00 EA00 5C053 FA28 KA01 LA14 5C064 BA01 BB05 BC10 BC18 BC23 BC25 BD02 BD07

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の情報処理装置及びデータ通信回線
   双方からのアクセスを可能にするよう配置されるコンテ
   ンツ受信装置であって、 前記情報処理装置との間でデータ送受信を可能にするた
   めの第１インターフェースと、所定のコンテンツ配信サ
   ービスを行うサーバーとの回線接続を直接あるいは間接
   的に確立するための第２インターフェースと、前記サー
   バーから配信されたコンテンツのうち少なくとも音声の
   出力が可能な携帯型端末装置と電気的に接続するための
   第３インターフェースを備えるとともに、 前記第３インターフェースを介して前記携帯型端末装置
   の駆動用電源を充電するための充電回路と、 当該コンテンツ受信装置の受信動作開始時間を管理する
   ためのタイマーと、 少なくとも、前記第１インターフェースを介して前記情
   報処理装置から指示された通信予約情報が予め記録され
   たメモリと、 前記メモリに記録された通信予約情報に従って、前記第
   ２インターフェースを介して受信された所望のコンテン
   ツを前記第３インターフェースを介して前記携帯型端末
   装置に転送する一方、前記充電回路を制御するための制
   御部とを備えたコンテンツ受信装置。
2. 【請求項２】 前記第１及び第２インターフェースは、
   共通のインターフェースであることを特徴とする請求項
   １記載のコンテンツ受信装置。
3. 【請求項３】 前記第１及び第２インターフェース間を
   電気的に直接接続するためのスイッチを、さらに備えた
   ことを特徴とする請求項１記載のコンテンツ受信装置。
4. 【請求項４】 前記第１及び第２インターフェースの少
   なくともいずれかは、規格の異なる複数種類のインター
   フェースカードを差し替え可能にするためのカードソケ
   ットを含むことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一
   項記載のコンテンツ受信装置。
5. 【請求項５】 データ通信回線を介してサーバーから配
   信された所望のコンテンツのうち少なくとも音声の出力
   が可能な携帯型端末装置と、 請求項１〜４のいずれか一項記載のコンテンツ受信装置
   を備えたダウンロードシステム。