JP2003271102A - 有機el表示装置の電源回路 - Google Patents
有機el表示装置の電源回路Info
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- JP2003271102A JP2003271102A JP2002072629A JP2002072629A JP2003271102A JP 2003271102 A JP2003271102 A JP 2003271102A JP 2002072629 A JP2002072629 A JP 2002072629A JP 2002072629 A JP2002072629 A JP 2002072629A JP 2003271102 A JP2003271102 A JP 2003271102A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 DC−DCコンバータの効率のピークを最大
駆動電流に合わせて設計すると消費電流容量の大きい電
源回路となり、電源回路も大型化する問題があった。 【解決手段】 本発明では、RGBの発光材料で形成さ
れたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構成さ
れる有機ELパネル3と有機ELパネルを駆動するDC
−DCコンバータ2とを備え、DC−DCコンバータ2
の効率のピークを有機ELパネルの最大駆動電流の1/
4から1/2の範囲で最大とすることにより、DC−D
Cコンバータの電流容量を下げて電源回路の小型化を実
現し、頻出輝度の色合いで正常な色合いでの画像を表示
できる。
駆動電流に合わせて設計すると消費電流容量の大きい電
源回路となり、電源回路も大型化する問題があった。 【解決手段】 本発明では、RGBの発光材料で形成さ
れたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構成さ
れる有機ELパネル3と有機ELパネルを駆動するDC
−DCコンバータ2とを備え、DC−DCコンバータ2
の効率のピークを有機ELパネルの最大駆動電流の1/
4から1/2の範囲で最大とすることにより、DC−D
Cコンバータの電流容量を下げて電源回路の小型化を実
現し、頻出輝度の色合いで正常な色合いでの画像を表示
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(TFT)を用いてエレクトロルミネッセンス(EL)素
子で構成される有機ELパネルをDC−DCコンバータ
で駆動する有機EL表示装置の電源回路に関する。
(TFT)を用いてエレクトロルミネッセンス(EL)素
子で構成される有機ELパネルをDC−DCコンバータ
で駆動する有機EL表示装置の電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、自ら発光するため液晶
表示装置で必要なバックライトが要らず薄型化に最適で
あると共に、視野角にも制限が無いため、次世代の表示
装置としてその実用化が大きく期待されている。
表示装置で必要なバックライトが要らず薄型化に最適で
あると共に、視野角にも制限が無いため、次世代の表示
装置としてその実用化が大きく期待されている。
【0003】このような有機EL素子を用いた表示装置
において、RGBの3原色毎に発光層に異なる発光材料
を使用することにより、RGB光を各々直接発光する各
画素を独立に形成して必要な光を直接発光させる方法が
効率が最も良い。
において、RGBの3原色毎に発光層に異なる発光材料
を使用することにより、RGB光を各々直接発光する各
画素を独立に形成して必要な光を直接発光させる方法が
効率が最も良い。
【0004】ところで、有機EL表示装置の駆動方式と
しては、単純マトリクスのパッシブ型とTFTを使用する
アクティブ型の2種類があり、アクティブ型においては
一般に図7に示す回路構成が用いられている。
しては、単純マトリクスのパッシブ型とTFTを使用する
アクティブ型の2種類があり、アクティブ型においては
一般に図7に示す回路構成が用いられている。
【0005】図7は、1画素当たりの回路構成を示して
おり、有機EL素子20と、ドレインに表示信号Dataが
印加され、ゲートに印加される選択信号Scanによりオン
オフするスイッチング用の第1のTFT21と、TFT21の
オン時に供給される表示信号Dataにより充電され、TFT
21のオフ時には充電電圧Vhを保持するコンデンサ22
と、ドレインが駆動電源電圧COMに接続され、ソースが
有機EL素子20の陽極に接続されると共に、ゲートに
コンデンサ22からの保持電圧Vhが供給されることによ
り有機EL素子20を駆動する第2のTFT23とによっ
て構成されている。
おり、有機EL素子20と、ドレインに表示信号Dataが
印加され、ゲートに印加される選択信号Scanによりオン
オフするスイッチング用の第1のTFT21と、TFT21の
オン時に供給される表示信号Dataにより充電され、TFT
21のオフ時には充電電圧Vhを保持するコンデンサ22
と、ドレインが駆動電源電圧COMに接続され、ソースが
有機EL素子20の陽極に接続されると共に、ゲートに
コンデンサ22からの保持電圧Vhが供給されることによ
り有機EL素子20を駆動する第2のTFT23とによっ
て構成されている。
【0006】選択信号Scanは、選択された1水平走査期
間(1H)中Hレベルになり、これによってTFT21が
オンすると、表示信号Dataがコンデンサ22の一端に供
給され、表示信号Dataに応じた電圧Vhがコンデンサ22
に充電される。この電圧Vhは、ScanがLレベルになって
TFT21がオフになっても、1垂直走査(1V)期間コ
ンデンサ22に保持され続ける。そして、この電圧Vhが
TFT23のゲートに供給されているので、電圧Vhに応じ
た輝度でEL素子が発光するように制御される。
間(1H)中Hレベルになり、これによってTFT21が
オンすると、表示信号Dataがコンデンサ22の一端に供
給され、表示信号Dataに応じた電圧Vhがコンデンサ22
に充電される。この電圧Vhは、ScanがLレベルになって
TFT21がオフになっても、1垂直走査(1V)期間コ
ンデンサ22に保持され続ける。そして、この電圧Vhが
TFT23のゲートに供給されているので、電圧Vhに応じ
た輝度でEL素子が発光するように制御される。
【0007】そこで、このようなアクティブ型のEL表
示装置において、RGBの3原色毎に発光層に異なる発
光材料を使用することによりカラー表示を実現する従来
構成について、以下説明する。
示装置において、RGBの3原色毎に発光層に異なる発
光材料を使用することによりカラー表示を実現する従来
構成について、以下説明する。
【0008】図8は従来構成を示す平面図、図9は図8
におけるC−C線に沿った断面図であり、RGBの3画
素を示している。
におけるC−C線に沿った断面図であり、RGBの3画
素を示している。
【0009】図8、9において、50は表示信号DATAを
供給するドレインライン、51は電源電圧COMを供給す
る電源ライン、52は選択信号Scanを供給するゲートラ
インであり、53が図7の第1のTFT21、54が図7
のコンデンサ22、55が図7の第2のTFT23、56
が画素電極を構成するEL素子20の陽極を表してい
る。陽極56は平坦化絶縁膜60上に各画素毎に分離し
て形成されており、その上にホール輸送層61,発光層
62,電子輸送層63,陰極64が順に積層されること
により、EL素子が形成されている。そして、陽極56
から注入されたホールと陰極64から注入された電子と
が発光層62の内部で再結合することにより光が放た
れ、この光が図9の矢印で示すように透明な陽極側から
外部へ放射される。また、ホール輸送層61,発光層6
2,電子輸送層63は陽極56とほぼ同様の形状に画素
毎に分離して形成され、発光層62はRGB毎に異なる
発光材料を使用することにより、RGBの各光が各EL
素子から発光される。陰極64は、各画素に共通の電圧
を印加するので、各画素にわたって延在している。発光
層62同士の間は隔壁68によって仕切られている。
尚、65は透明なガラス基板、66はゲート絶縁膜、6
7は層間絶縁膜である。
供給するドレインライン、51は電源電圧COMを供給す
る電源ライン、52は選択信号Scanを供給するゲートラ
インであり、53が図7の第1のTFT21、54が図7
のコンデンサ22、55が図7の第2のTFT23、56
が画素電極を構成するEL素子20の陽極を表してい
る。陽極56は平坦化絶縁膜60上に各画素毎に分離し
て形成されており、その上にホール輸送層61,発光層
62,電子輸送層63,陰極64が順に積層されること
により、EL素子が形成されている。そして、陽極56
から注入されたホールと陰極64から注入された電子と
が発光層62の内部で再結合することにより光が放た
れ、この光が図9の矢印で示すように透明な陽極側から
外部へ放射される。また、ホール輸送層61,発光層6
2,電子輸送層63は陽極56とほぼ同様の形状に画素
毎に分離して形成され、発光層62はRGB毎に異なる
発光材料を使用することにより、RGBの各光が各EL
素子から発光される。陰極64は、各画素に共通の電圧
を印加するので、各画素にわたって延在している。発光
層62同士の間は隔壁68によって仕切られている。
尚、65は透明なガラス基板、66はゲート絶縁膜、6
7は層間絶縁膜である。
【0010】上述したカラー有機EL表示装置では、R
GBの発光材料により輝度特性が異なるので、RGB毎
に所定の輝度を得るだけの電圧を印加する必要があっ
た。
GBの発光材料により輝度特性が異なるので、RGB毎
に所定の輝度を得るだけの電圧を印加する必要があっ
た。
【0011】図4にRGB毎の発光層の電圧―輝度特性
を示す。Rであれば輝度がRminからRmaxの間で駆動す
るために、Rの発光層への印加電圧は矢印で示すΔRの
範囲で64階調の電圧を調整すれば良い。Gについても
輝度がGminからGmaxの間で駆動するために、Gの発光
層への印加電圧は矢印で示すΔGの範囲で64階調の電
圧を調整すれば良い。同様に、Bについても輝度がBmi
nからBmaxの間で駆動するために、Bの発光層への印加
電圧は矢印で示すΔBの範囲で64階調の電圧を調整す
れば良い。
を示す。Rであれば輝度がRminからRmaxの間で駆動す
るために、Rの発光層への印加電圧は矢印で示すΔRの
範囲で64階調の電圧を調整すれば良い。Gについても
輝度がGminからGmaxの間で駆動するために、Gの発光
層への印加電圧は矢印で示すΔGの範囲で64階調の電
圧を調整すれば良い。同様に、Bについても輝度がBmi
nからBmaxの間で駆動するために、Bの発光層への印加
電圧は矢印で示すΔBの範囲で64階調の電圧を調整す
れば良い。
【0012】図5にRGB毎の発光層の電流―輝度特性
を示す。Rの発光層を流れる駆動電流は輝度がRmaxの
ときIrmaxとなり、Gの発光層を流れる駆動電流は輝度
がGmaxのときIgmaxとなり,Bの発光層を流れる駆動電
流は輝度がBmaxのときIbmaxとなる。従って、白を表
示する場合はRmax、Gmax、Bmaxに対応する印加電圧
をそれぞれのRGBの発光層に印加し、この場合にカラ
ー有機EL表示装置にはRGBのそれぞれの画素にIrm
ax、Igmax、Ibmaxの駆動電流が流れ、これらの和がカ
ラー有機EL表示装置を流れる全駆動電流の最大駆動電
流となる。反対に黒を表示するときはRmin、Gmin、B
minに対応する印加電圧をそれぞれのRGBの発光層に
印加し、この場合にカラー有機EL表示装置にはRGB
のそれぞれの画素にIrmin、Igmin、Ibminの駆動電流
が流れ、これらの和がカラー有機EL表示装置を流れる
全駆動電流の最小駆動電流となる。
を示す。Rの発光層を流れる駆動電流は輝度がRmaxの
ときIrmaxとなり、Gの発光層を流れる駆動電流は輝度
がGmaxのときIgmaxとなり,Bの発光層を流れる駆動電
流は輝度がBmaxのときIbmaxとなる。従って、白を表
示する場合はRmax、Gmax、Bmaxに対応する印加電圧
をそれぞれのRGBの発光層に印加し、この場合にカラ
ー有機EL表示装置にはRGBのそれぞれの画素にIrm
ax、Igmax、Ibmaxの駆動電流が流れ、これらの和がカ
ラー有機EL表示装置を流れる全駆動電流の最大駆動電
流となる。反対に黒を表示するときはRmin、Gmin、B
minに対応する印加電圧をそれぞれのRGBの発光層に
印加し、この場合にカラー有機EL表示装置にはRGB
のそれぞれの画素にIrmin、Igmin、Ibminの駆動電流
が流れ、これらの和がカラー有機EL表示装置を流れる
全駆動電流の最小駆動電流となる。
【0013】図6に示すように、この最大と最小の駆動
電流の範囲内でRGB映像信号に基づく色合いで画像が
カラー有機EL表示装置に表示される。
電流の範囲内でRGB映像信号に基づく色合いで画像が
カラー有機EL表示装置に表示される。
【0014】図1に有機EL表示装置の電源回路を示
す。1は直流電源、2はDC−DCコンバータ、3は有
機ELパネルであり、DC−DCコンバータ2で直流電
源1の直流電圧例えば、3.7Vから15Vに昇圧して
有機ELパネル3を駆動している。
す。1は直流電源、2はDC−DCコンバータ、3は有
機ELパネルであり、DC−DCコンバータ2で直流電
源1の直流電圧例えば、3.7Vから15Vに昇圧して
有機ELパネル3を駆動している。
【0015】このときに図3に一点破線で示すように、
DC−DCコンバータ2は最大駆動電流を供給できる様
に効率を最大駆動電流のときをピークに設計されてい
た。この有機EL表示装置の電源回路では最大駆動電流
を白の表示に合わせて効率のピークが設計されているの
で、他の色の表示では必ず駆動電流が白のときより小さ
くなるので他の色合いの駆動電流を供給できる。
DC−DCコンバータ2は最大駆動電流を供給できる様
に効率を最大駆動電流のときをピークに設計されてい
た。この有機EL表示装置の電源回路では最大駆動電流
を白の表示に合わせて効率のピークが設計されているの
で、他の色の表示では必ず駆動電流が白のときより小さ
くなるので他の色合いの駆動電流を供給できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにDC−DCコンバータの効率のピークを最大駆動
電流に合わせて設計すると電流容量の大きい電源回路と
なり、DC−DCコンバータを構成する部品が大型とな
り、携帯機器に有機ELパネルを組み込んでも電源回路
が大きくなり小型化の障害となる問題点があった。
ようにDC−DCコンバータの効率のピークを最大駆動
電流に合わせて設計すると電流容量の大きい電源回路と
なり、DC−DCコンバータを構成する部品が大型とな
り、携帯機器に有機ELパネルを組み込んでも電源回路
が大きくなり小型化の障害となる問題点があった。
【0017】また、直流電源として二次電池を用いる
と、電源回路が大きいために消費電流が大きくなり、二
次電池の消耗も大きく、携帯機器の連続動作時間を短く
する問題点もあった。
と、電源回路が大きいために消費電流が大きくなり、二
次電池の消耗も大きく、携帯機器の連続動作時間を短く
する問題点もあった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、本発明ではRGBの発
光材料で形成されたマルチカラー表示する複数の有機E
L素子で構成される有機ELパネルと前記有機ELパネ
ルを駆動するDC−DCコンバータとを備え、前記DC
−DCコンバータの効率のピークを前記有機ELパネル
の最大駆動電流より小さい範囲で最大とすることを特徴
とし、出来るだけ小型のDC−DCコンバータを搭載し
た有機EL表示装置の電源回路を実現する。
するためになされたものであり、本発明ではRGBの発
光材料で形成されたマルチカラー表示する複数の有機E
L素子で構成される有機ELパネルと前記有機ELパネ
ルを駆動するDC−DCコンバータとを備え、前記DC
−DCコンバータの効率のピークを前記有機ELパネル
の最大駆動電流より小さい範囲で最大とすることを特徴
とし、出来るだけ小型のDC−DCコンバータを搭載し
た有機EL表示装置の電源回路を実現する。
【0019】また本発明では、RGBの発光材料で形成
されたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構成
される有機ELパネルと前記有機ELパネルを駆動する
DC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバ
ータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動電
流の1/4から1/2の範囲で最大とすることを特徴と
し、極めて小型のDC−DCコンバータを搭載した有機
EL表示装置の電源回路を実現する。
されたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構成
される有機ELパネルと前記有機ELパネルを駆動する
DC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバ
ータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動電
流の1/4から1/2の範囲で最大とすることを特徴と
し、極めて小型のDC−DCコンバータを搭載した有機
EL表示装置の電源回路を実現する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の有機EL表示装
置の電源回路を説明するブロック図であり、従来の電源
回路と同じ構成である。
置の電源回路を説明するブロック図であり、従来の電源
回路と同じ構成である。
【0021】1は直流電源、2はDC−DCコンバー
タ、3は有機ELパネルである。直流電源1はイオンリ
チューム電池のような二次電池が利用され、DC−DC
コンバータ2で直流電源1の直流電圧3.7Vから15
Vに昇圧して有機ELパネル3を駆動している。
タ、3は有機ELパネルである。直流電源1はイオンリ
チューム電池のような二次電池が利用され、DC−DC
コンバータ2で直流電源1の直流電圧3.7Vから15
Vに昇圧して有機ELパネル3を駆動している。
【0022】DC−DCコンバータ2としては図2に示
すように、インダクタ12、パルス幅変調回路13、M
OSFET14、ダイオード15、コンデンサ16およ
び出力端子17で構成されている。直流電源1からの直
流電圧Vinがインダクタ12を介してMOSFET14
のドレインおよびダイオード15のアノードに接続さ
れ、ダイオード15のカソードからコンデンサ16の一
端に出力電圧が出力される。またパルス幅変調回路13
はMOSFET14のゲートに接続され、MOSFET
14を所定の周期で可変パルス幅でオンオフしている。
すように、インダクタ12、パルス幅変調回路13、M
OSFET14、ダイオード15、コンデンサ16およ
び出力端子17で構成されている。直流電源1からの直
流電圧Vinがインダクタ12を介してMOSFET14
のドレインおよびダイオード15のアノードに接続さ
れ、ダイオード15のカソードからコンデンサ16の一
端に出力電圧が出力される。またパルス幅変調回路13
はMOSFET14のゲートに接続され、MOSFET
14を所定の周期で可変パルス幅でオンオフしている。
【0023】次に、動作を説明すると、パルス幅変調回
路13からのパルスがMOSFET14のゲートに印加
されると、MOSFET14はオン状態となり、ドレイ
ン・ソース間に電流が流れる。この電流によりインダク
タ12にはエネルギーが蓄えられ、次にMOSFET1
4がオフ状態となったときにインダクタ12には逆起電
力が発生する。この逆起電力は直流電源1の直流電圧に
積み上げられ、ダイオード15を介してコンデンサ16
に昇圧された出力電圧Voutが充電される。このコンデ
ンサ16からの出力電圧がMOSFET14はオン状態
となったときに出力端子17から有機ELパネル3に供
給され、有機ELパネル3を駆動する。
路13からのパルスがMOSFET14のゲートに印加
されると、MOSFET14はオン状態となり、ドレイ
ン・ソース間に電流が流れる。この電流によりインダク
タ12にはエネルギーが蓄えられ、次にMOSFET1
4がオフ状態となったときにインダクタ12には逆起電
力が発生する。この逆起電力は直流電源1の直流電圧に
積み上げられ、ダイオード15を介してコンデンサ16
に昇圧された出力電圧Voutが充電される。このコンデ
ンサ16からの出力電圧がMOSFET14はオン状態
となったときに出力端子17から有機ELパネル3に供
給され、有機ELパネル3を駆動する。
【0024】本発明の特徴はDC−DCコンバータ2の
効率のピークを有機ELパネル3の最大駆動電流より小
さい範囲で最大とすることにある。特に、最大駆動電流
の1/4から1/2の範囲で最大とすることにある。
効率のピークを有機ELパネル3の最大駆動電流より小
さい範囲で最大とすることにある。特に、最大駆動電流
の1/4から1/2の範囲で最大とすることにある。
【0025】図6に示すように、この最大と最小の駆動
電流の範囲内でRGB映像信号に基づく色合いで画像が
カラー有機EL表示装置に表示される。有機ELパネル
3全画素に白を表示する場合に最大の駆動電流を必要と
するが、多くの表示される映像では全画素が白の場合は
ほとんどなく、多くは中間の色合いが表示されている。
すなわち、中間の色合いであれば、RGBの発光層は図
4に示す電圧―輝度特性から有機EL素子の印加電圧も
ΔR、ΔG、ΔBの1/2以下で表示できる。従って、
図5に示す電流―輝度特性からもRGBの駆動電流も1
/2以下で表示できる。経験的には大体の画像の色合い
すなわち、頻出輝度は最大駆動電流の1/4から1/2
あれば支障なく表示できる。そこで、本実施の形態では
全面白のような特殊な表示を行う時の効率を犠牲にする
ことで、あるいは全面白表示の時の画質を犠牲にするこ
とで頻出輝度でのほぼ駆動電流を供給して不要な消費電
流を低減するものである。
電流の範囲内でRGB映像信号に基づく色合いで画像が
カラー有機EL表示装置に表示される。有機ELパネル
3全画素に白を表示する場合に最大の駆動電流を必要と
するが、多くの表示される映像では全画素が白の場合は
ほとんどなく、多くは中間の色合いが表示されている。
すなわち、中間の色合いであれば、RGBの発光層は図
4に示す電圧―輝度特性から有機EL素子の印加電圧も
ΔR、ΔG、ΔBの1/2以下で表示できる。従って、
図5に示す電流―輝度特性からもRGBの駆動電流も1
/2以下で表示できる。経験的には大体の画像の色合い
すなわち、頻出輝度は最大駆動電流の1/4から1/2
あれば支障なく表示できる。そこで、本実施の形態では
全面白のような特殊な表示を行う時の効率を犠牲にする
ことで、あるいは全面白表示の時の画質を犠牲にするこ
とで頻出輝度でのほぼ駆動電流を供給して不要な消費電
流を低減するものである。
【0026】まず、本発明の第1の実施の形態として、
DC−DCコンバータ2の効率のピークを有機ELパネ
ル3の最大駆動電流より小さい範囲で最大とするように
設計をした。図3を参照すると、点線で示すように従来
の効率のピークより例えば20%程度低く設計すること
で、例えば、DC−DCコンバータ2を構成するインダ
クタ12をその電流容量に合わせて小型化できる。
DC−DCコンバータ2の効率のピークを有機ELパネ
ル3の最大駆動電流より小さい範囲で最大とするように
設計をした。図3を参照すると、点線で示すように従来
の効率のピークより例えば20%程度低く設計すること
で、例えば、DC−DCコンバータ2を構成するインダ
クタ12をその電流容量に合わせて小型化できる。
【0027】上述した本発明の第1の実施の形態の場合
には、効率ピークを越える色合いの時はDC−DCコン
バータの効率が落ちる上に、本来供給しなければならな
い駆動電流も大きいために、瞬間的な駆動電流は供給で
きない。しかし、通常の使用状態ではそのような色合い
はほとんど使用されないので、使用時間トータルでは低
消費電流化される。
には、効率ピークを越える色合いの時はDC−DCコン
バータの効率が落ちる上に、本来供給しなければならな
い駆動電流も大きいために、瞬間的な駆動電流は供給で
きない。しかし、通常の使用状態ではそのような色合い
はほとんど使用されないので、使用時間トータルでは低
消費電流化される。
【0028】次に本発明の第2の実施の形態として、D
C−DCコンバータ2の効率のピークを有機ELパネル
3の最大駆動電流より1/4から1/2で最大とするよ
うに設計をした。図3を参照すると、実線で示すように
従来の効率のピークより大幅に低く設計することで、D
C−DCコンバータ2を構成するインダクタ12、MO
SFET14、ダイオード15、コンデンサ16をその
電流容量に合わせて更に小型化できる。
C−DCコンバータ2の効率のピークを有機ELパネル
3の最大駆動電流より1/4から1/2で最大とするよ
うに設計をした。図3を参照すると、実線で示すように
従来の効率のピークより大幅に低く設計することで、D
C−DCコンバータ2を構成するインダクタ12、MO
SFET14、ダイオード15、コンデンサ16をその
電流容量に合わせて更に小型化できる。
【0029】上述した本発明の第2の実施の形態の場合
には、効率が低下するのみでなく、DC−DCコンバー
タの電流容量を超える色合いには駆動電流を供給できな
い。例えば、全面白を表示しようとしても灰色に近い白
となり、全面明彩色を表示する場合はくすんで色バラン
スが崩れる。しかし、全画素が明彩色でなければ視覚状
の問題は少ない。通常の使用において全画素が白や明彩
色となる場合はほとんどなく、経験的には大体の画像で
の頻出色合いすなわち、頻出輝度は最大駆動電流の1/
4から1/2あれば支障なく表示できる。従って、第2
の実施の形態の場合でも使用上の不都合はほとんどな
く、電流容量を1/4から1/2まで小型化することで
第1の実施の形態と比較しても更に電源回路が小型化で
き、低消費電流化を実現できる。
には、効率が低下するのみでなく、DC−DCコンバー
タの電流容量を超える色合いには駆動電流を供給できな
い。例えば、全面白を表示しようとしても灰色に近い白
となり、全面明彩色を表示する場合はくすんで色バラン
スが崩れる。しかし、全画素が明彩色でなければ視覚状
の問題は少ない。通常の使用において全画素が白や明彩
色となる場合はほとんどなく、経験的には大体の画像で
の頻出色合いすなわち、頻出輝度は最大駆動電流の1/
4から1/2あれば支障なく表示できる。従って、第2
の実施の形態の場合でも使用上の不都合はほとんどな
く、電流容量を1/4から1/2まで小型化することで
第1の実施の形態と比較しても更に電源回路が小型化で
き、低消費電流化を実現できる。
【0030】最後に、有機ELパネル3については図7
から図9に示した従来の構造と同様であり、ここでは説
明を省いた。
から図9に示した従来の構造と同様であり、ここでは説
明を省いた。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、RGBの発光材料で形
成されたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構
成される有機ELパネルと前記有機ELパネルを駆動す
るDC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコン
バータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動
電流より小さい範囲で最大とすることにより、DC−D
Cコンバータの電流容量を下げて電源回路の小型化を実
現し、白に近い色合いを除けば正常な色合いでの画像を
表示できる利点がある。またDC−DCコンバータの電
流容量を下げることで一定以上の大きな駆動電流の供給
を犠牲にするので、特に頻出輝度の通常の使用状態での
低消費電力化も実現できる。
成されたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構
成される有機ELパネルと前記有機ELパネルを駆動す
るDC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコン
バータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動
電流より小さい範囲で最大とすることにより、DC−D
Cコンバータの電流容量を下げて電源回路の小型化を実
現し、白に近い色合いを除けば正常な色合いでの画像を
表示できる利点がある。またDC−DCコンバータの電
流容量を下げることで一定以上の大きな駆動電流の供給
を犠牲にするので、特に頻出輝度の通常の使用状態での
低消費電力化も実現できる。
【0032】また本発明では、RGBの発光材料で形成
されたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構成
される有機ELパネルと前記有機ELパネルを駆動する
DC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバ
ータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動電
流の1/4から1/2の範囲で最大とすることにより、
DC−DCコンバータの電流容量を下げて電源回路の小
型化を実現し、頻出輝度の色合いで正常な色合いでの画
像を表示できる利点がある。また、電源回路の電流容量
を低減し小型化できる利点もある。更に、DC−DCコ
ンバータの電流容量を半減することで駆動電流の供給を
大幅に犠牲にするので低消費電力化も実現できる。
されたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構成
される有機ELパネルと前記有機ELパネルを駆動する
DC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバ
ータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動電
流の1/4から1/2の範囲で最大とすることにより、
DC−DCコンバータの電流容量を下げて電源回路の小
型化を実現し、頻出輝度の色合いで正常な色合いでの画
像を表示できる利点がある。また、電源回路の電流容量
を低減し小型化できる利点もある。更に、DC−DCコ
ンバータの電流容量を半減することで駆動電流の供給を
大幅に犠牲にするので低消費電力化も実現できる。
【図1】本発明および従来の有機EL表示装置の電源回
路を説明するブロック図である。
路を説明するブロック図である。
【図2】本発明の有機EL表示装置の電源回路を説明す
る回路図である。
る回路図である。
【図3】本発明および従来の有機EL表示装置の電源回
路の特性を説明する特性図である。
路の特性を説明する特性図である。
【図4】本発明および従来の有機ELの電圧―輝度特性
を説明する特性図である。
を説明する特性図である。
【図5】本発明および従来の有機ELの電流―輝度特性
を説明する特性図である。
を説明する特性図である。
【図6】本発明および従来の有機ELの駆動電流―色合
い特性を説明する特性図である。
い特性を説明する特性図である。
【図7】本発明および従来の有機EL表示装置を説明す
る回路図である。
る回路図である。
【図8】本発明および従来のカラー有機EL表示装置を
説明する上面図である。
説明する上面図である。
【図9】本発明および従来のカラー有機EL表示装置を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3K007 DB03 GA04
5C080 AA06 BB05 CC03 DD22 DD26
EE29 EE30 FF03 FF11 JJ02
JJ03 JJ05 JJ06
Claims (4)
- 【請求項1】 RGBの発光材料で形成されたマルチカ
ラー表示する複数の有機EL素子で構成される有機EL
パネルと前記有機ELパネルを駆動する直流電源となる
DC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバ
ータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動電
流より小さい範囲で最大とすることを特徴とする有機E
L表示装置の電源回路。 - 【請求項2】 前記有機ELパネルの最大駆動電流はR
GBの発光材料の最高輝度時の駆動電流の和であること
を特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置の電源
回路。 - 【請求項3】 RGBの発光材料で形成されたマルチカ
ラー表示する複数の有機EL素子で構成される有機EL
パネルと前記有機ELパネルを駆動する直流電源となる
DC−DCコンバータとを備え、前記DC−DCコンバ
ータの効率のピークを前記有機ELパネルの最大駆動電
流の1/4から1/2の範囲で最大とすることを特徴と
する有機EL表示装置の電源回路。 - 【請求項4】 前記有機ELパネルの最大駆動電流はR
GBの発光材料の最高輝度時の駆動電流の和であること
を特徴とする請求項3に記載の有機EL表示装置の電源
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002072629A JP2003271102A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 有機el表示装置の電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002072629A JP2003271102A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 有機el表示装置の電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003271102A true JP2003271102A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29202575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002072629A Pending JP2003271102A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 有機el表示装置の電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003271102A (ja) |
-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002072629A patent/JP2003271102A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070724 |