JP2003267378A - 炭素系皮膜を有する容器およびその製造方法 - Google Patents

炭素系皮膜を有する容器およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003267378A
JP2003267378A JP2002071949A JP2002071949A JP2003267378A JP 2003267378 A JP2003267378 A JP 2003267378A JP 2002071949 A JP2002071949 A JP 2002071949A JP 2002071949 A JP2002071949 A JP 2002071949A JP 2003267378 A JP2003267378 A JP 2003267378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon
container
glass
based coating
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002071949A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ishige
和男 石毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MURASE GLASS KK
Original Assignee
MURASE GLASS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MURASE GLASS KK filed Critical MURASE GLASS KK
Priority to JP2002071949A priority Critical patent/JP2003267378A/ja
Publication of JP2003267378A publication Critical patent/JP2003267378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の手段により硝子容器等の含有成分の溶
出の減少、摺動性と耐磨耗性の向上、撥水性の向上及び
適正な遮光性の付与の全ての効果を同時に達成する。 【解決手段】 硝子容器1等の内側表面と外側表面と
に、含炭素系ガス等を皮膜素材とするプラズマCVD法
によって、炭素系皮膜11a,11b等を形成する。炭
素系皮膜11a,11b等により、上述した全ての効果
を同時に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば医薬品を保
存する硝子の容器であって、少なくともその内側表面ま
たは外側表面のいずれかに炭素系皮膜を有する容器、お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から薬品や、化粧品、あるいは食料
品等を収納したり保存したりするために、硝子あるいは
合成樹脂材からなる容器が多用されている。ところが硝
子等の容器には、次の欠点があった。すなわち硝子等に
は種々の成分が含まれており、長期間保管する場合に
は、これらの成分が微小ではあるが溶出し、薬品等の内
容物に混入して悪影響を与えることが多い。例えばナト
リウムが溶出すると内容物のPHを上昇させ、あるいは
アルミニウムが溶出するとアルツハイマー病の要因とな
るとの報告もされている。
【0003】また、容器への内容物の充填や容器の洗浄
は、通常隣接する多数の容器をコンベアで移動させつつ
行なわれているが、硝子あるいは合成樹脂材同士は、摩
擦抵抗が大きく相互に滑り難いため、スムーズに移動さ
せることが困難であった。一方硝子あるいは合成樹脂材
同士が接触すると、表面に傷等の損傷が生じ易い。この
ため移動抵抗が大きくなると、容器の破損や表面の傷等
の損傷が、一層生じ易くなる。さらに、硝子あるいは合
成樹脂材からなる注射器では、同じ材質のピストンとシ
リンダ間の摩擦抵抗を減じて、スムーズに注射ができる
ように、シリコンオイル等の潤滑剤を塗布する必要があ
った。
【0004】また容器から液体薬品等を全部取り出す際
の残留量を少なくしたり、容器の水洗い後の水切れを良
くしたりするためには、撥水性を向上させる必要があっ
た。また光によって変質し易い薬品等に対しては、容器
に遮光性を備えることも必要であった。さらに、容器に
は、ゴム材からなる密閉用シール等の構成部品が使用さ
れている場合も多いが、この密閉用シール等の摺動性と
耐久性とを、向上することが望ましい。
【0005】このため従来より、硝子容器から含有成分
が溶出するのを防止したり、摺動性を向上させる手段と
して、不純物を含まないシリコンや石英を、容器に皮膜
する手段が提供されている。また、硝子等自体に遮光性
物質を含有させたり、表面に遮光性フィルムを掛けて、
遮光性を確保する手段も提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしシリコンや石英
は、硝子と熱膨脹率が異なり、かつ脆いため、長期間に
亙る温度変化によって、硝子容器の表面からシリコンや
石英の皮膜が剥がれるという欠点があった。このため、
皮膜は数オングストローム程度に極薄く形成する必要が
あるが、皮膜が極薄いためピンホールが発生するという
欠点があった。このためシリコンや石英で皮膜しても、
硝子に含まれている成分が溶出するのを、必ずしも防止
できないという問題があった。また、シリコンや石英
は、容器内の薬品等に含まれる蛋白質が吸着したり、薬
品等の安定性を低下させるという問題もあった。
【0007】また、上述した硝子容器等の欠点の改善、
すなわち含有成分の溶出を防止し、摺動性、耐磨耗、撥
水性および遮光性を向上させ、ゴム材からなる構成部品
の耐久性等を向上させることを、それぞれ異なる手段に
より達成することも考えられるが、多大な時間とコスト
が掛かり、採算的には困難である。
【0008】そこで本発明の目的は、上述した硝子容器
等の全ての欠点の改善を、単一の手段で同時に達成する
ことが可能な、炭素系皮膜を有する容器、及びその製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明による炭素系皮膜を有する容器の第1の特徴は、
容器の少なくとも内側表面または外側表面のいずれか
に、炭素系皮膜を形成してあることにある。また、本発
明による炭素系皮膜を有する容器の第2の特徴は、上記
特徴1に記載した容器が、硝子または合成樹脂のいずれ
かからなることにある。
【0010】このように発明を構成することにより、次
の作用効果を同時に奏することができる。すなわち、内
側表面に炭素系皮膜を形成することにより、硝子容器等
からの含有成分の溶出を、大幅に減少させることができ
る。また炭素系皮膜は、従来のシリコンや石英皮膜のよ
うに脆くないため、剥がれ難く、したがってピンホール
が生じない程度の厚さに形成することができる。また、
炭素系皮膜によって、撥水性が向上するので、容器内の
液体薬品等を全て使用する場合の残留量を減らすことが
可能になり、水洗後の水切れも良くなる。
【0011】一方、硝子容器等の外側表面に炭素系皮膜
を形成することにより、摩擦係数が大幅に減少し、表面
硬度が大幅に向上する。したがって、内容物の充填時等
の移動がスムーズになり、表面の傷等の損傷を大幅に低
減することができる。また注射器のピストンとシリンダ
間の摩擦抵抗を大幅に減少させることができるため、シ
リコンオイル等の潤滑剤を塗布する手間が省け、溶液に
潤滑剤が混入することも防止できる。そして、内側表面
と外側表面とに炭素系皮膜を形成することにより、上述
した全ての作用効果を、単一の手段によって同時に得る
ことができる。
【0012】本発明による炭素系皮膜を有する容器の第
3の特徴は、前記特徴1〜2のいずれかに記載した炭素
系皮膜が、所定の遮光性に対応する厚さに形成してある
ことにある。すなわち、炭素系皮膜は不透明のものであ
るが、薄く形成すれば透明度を高くすることができ、か
つ極めて細かく厚さを設定することができる。したがっ
て、内容物に必要な遮光性の程度に対応させて、適切な
遮光性を有する皮膜の厚さを、容易に形成することがで
きる。
【0013】本発明による炭素系皮膜を有する容器の第
4の特徴は、前記特徴1〜3のいずれかの1に記載した
容器が、ゴム材からなる構成部品を備え、このゴム材か
らなる構成部品にも、前記炭素系皮膜が形成してあるこ
とにある。このように発明を構成することにより、蓋と
容器の間、あるいは注射器のピストンとシリンダとの間
に挿入した、ゴム材の摺動性が向上し、かつゴム材の耐
磨耗性を向上させることができる。なお、ゴム材と容器
とを分離して炭素系皮膜を形成すれば、ゴム材と容器と
が固着して剥がれ難くなることも防止できる。
【0014】本発明による炭素系皮膜を有する容器の第
5の特徴は、前記特徴1〜4のいずれかの1に記載した
炭素系皮膜が、含炭素系ガスまたは含炭素系液体のいず
れかを皮膜素材として、プラズマCVD法によって形成
したものであることにある。ここでいう含炭素系ガスま
たは含炭素系液体は、メタン、エタン、プロパン、ブタ
ン、ペンタン、エチレン、プロピレン、およびブチレン
等の、炭素原子と水素原子とが結合したガスや液体を意
味する。またプラズマCVD法とは、公知の技術であっ
て、高周波あるいはマイクロ波によって、比較的低温で
被覆素材ガスをプラズマ化し、このプラズマ化した被覆
素材を対象物に化学的に蒸着して、皮膜を形成する手段
を意味する。
【0015】このように発明を構成することにより、容
器の内側表面と外側表面とゴム材等の構成部品とに、同
時かつ容易に所定の皮膜厚さを有する炭素系皮膜を形成
することができる。
【0016】本発明による炭素系皮膜を有する容器の製
造方法の特徴は、容器の内側表面と外側表面とに、含炭
素系ガスまたは含炭素系液体のいずれかを皮膜素材とし
て、プラズマCVD法によって炭素系皮膜を形成するこ
とにある。このように発明を構成することにより、上述
した特徴を備えた炭素系皮膜を有する容器を製造するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明による炭素系皮膜を
有する容器を示す。図1(A)は、薬品を保存する硝子
ビン1を示しており、硝子容器11の内側表面と外側表
面と硝子製の蓋12の全表面とに、プラズマCVD法に
よって、それぞれ炭素系皮膜11a,11b,12aが
形成してある。図1(B)は、食料品を保存する硝子ビ
ン2を示しており、硝子容器21の内側表面と外側表面
と、金属製の蓋22の密封性を確保するためのゴム材の
シール23の全表面とに、プラズマCVD法によって、
それぞれ炭素系皮膜21a,21b,23aが形成して
ある。
【0018】図1(C)は、硝子製の注射器3を示して
おり、シリンダ31の内側表面と外側表面と、ピストン
33の全表面とに、プラズマCVD法によって、炭素系
皮膜31a,31b,33aを形成してある。したがっ
て、硝子の含有成分の溶出が回避できると共に、シリン
ダ31とピストン33との摩擦抵抗を大幅に減少できる
ので、シリコンオイル等の潤滑剤の塗布を必要としな
い。図1(D)は、プラスチック製の注射器4を示して
おり、シリンダ41の内側表面と外側表面と、ピストン
43の全表面と、このシリンダとピストンとをシールす
るゴム材からなるOリング44の全表面とに、プラズマ
CVD法によって、それぞれ炭素系皮膜41a,41
b,43a,44aが形成してある。したがって、プラ
スチックの含有成分の溶出が回避できると共に、シリン
ダ41とOリング44との摩擦抵抗を大幅に減少でき
る。
【0019】図2に、プラズマCVD法によって硝子容
器に炭素系皮膜を形成する試験的装置5を示す。試験的
装置5は、直径約40mmの中空の石英硝子管51と、
この石英硝子管の上下端部を密閉する金属製の上蓋5
2、下蓋53と、この石英硝子管の中央部付近に巻設し
たマイクロ波コイル54とからなる本体部と、このマイ
クロ波コイルから発生する電波をシールドするために、
この本体部を収納する板金製のシールドケース58とか
ら構成してある。
【0020】下蓋53にはステンレス製の支持台55が
装着してあり、この支持台の上端の受台部55aは、マ
イクロ波コイル54の下端近傍に位置している。そし
て、支持台55の受台部55aの上に、試験用の硝子容
器100を設定する。上蓋52には、皮膜素材ガスを供
給する入口部52aが設けてあり、下蓋53には、石英
硝子管51の内部を真空にする空気排出口53aが設け
てある。なお、石英硝子管51の上下部の2箇所には、
この石英硝子管を冷却するために、冷却水を流す水冷ジ
ャケット56,57が巻設してある。
【0021】次に図2を参照しつつ、本発明による炭素
系皮膜を有する容器の製造方法を説明する。まず、試験
用の硝子容器100を超音波洗浄器で清浄し、硝子容器
に付着している異物を十分除去する。そして、硝子容器
100を支持台55の受台部55aの上に置いて、上蓋
52と下蓋53とを石英硝子管51に取り付ける。
【0022】次に真空ポンプを下蓋53の空気排出口5
3aに接続して、硝子容器100内の空気を所定の圧力
まで低下させた後に、上蓋52の入口部52aからメタ
ンガスと水素ガスとの混合ガスを供給する。なお、皮膜
形成中は、入口部52aからのメタンガスと水素ガスと
の混合ガスの流入量と、真空ポンプの吸引能力とを調整
することにより、メタンガスと水素ガスとの混合ガスの
流入量と、硝子容器100内の空気圧とを所定の値に保
つ。そしてメタンガスと水素ガスとの混合ガスの流入量
と、硝子容器100内の空気圧とが所定の値に維持され
ていることを確認後に、マイクロ波コイル54に電流を
流す。
【0023】マイクロ波コイル54からの高サイクル電
磁力によって、メタンガスと水素ガスの分子の電子は加
速され、互いに衝突してより高いエネルギ準位に遷移
し、プラズマ状態となる。そしてプラズマ化したガス
は、化学反応が促進されて、硝子容器100の表面に蒸
着し、炭素系皮膜が形成される。所定の時間が経過し
て、所定の皮膜の厚さが形成された後に、本装置5を停
止して硝子容器100を取り出す。
【0024】
【実施例】図3に示す実施例1〜4と未被覆の比較例と
によって、本発明をさらに詳細に説明する。実施例1〜
4は、図2に示す試験的装置5において、試験条件を、
いずれもメタンガスの流量を10SCC/分(ここで
「SCC」とは、標準状態における気体の容積Cm
意味する。)、水素ガスの流量を100SCC/分、マ
イクロ波出力を75W、処理時間を5分として、真空度
だけを0.5〜10.0mmHgの範囲で変化させて、
容量10ccの硝子ビンにそれぞれ炭素系皮膜を形成し
たものである。
【0025】そして、この炭素系皮膜を形成した硝子ビ
ンと、未被覆の硝子ビンとについて、硝子に含まれるナ
トリウム成分の溶出量を比較して、耐薬品性を評価し
た。その結果は、図3の下欄に示すとおり、本発明によ
る炭素系皮膜を形成した硝子ビンは、未被覆の硝子ビン
より、ナトリウム溶出量が、3.91PPMから最大
1.30PPMまでに減少した。
【0026】
【発明の効果】炭素系皮膜という単一の手段により、次
の全ての効果を同時に得ることができる。第1に、硝子
等や合成樹脂に含まれる成分の溶出が減少するため、収
納薬品等が安定した状態で保存可能になる。また、含有
成分であるナトリウムの溶出が減少するため、収納薬品
等のPHの変化を押さえることができる。第2に、熱膨
張差に基ずく皮膜の剥がれや、皮膜の厚さが制限される
ことによるピンホールの発生を防止できる。
【0027】第3に、容器の外側表面にも炭素系皮膜を
形成することにより、容器同士の摺動性が向上し、コン
ベア方式による内容物の充填作業等において、隣接する
容器を円滑に移動、搬送することができる。また、容器
の耐磨耗性が向上し、容器表面に傷等の損傷が発生し難
くなる。第4に、注射器等のシリンダとピストンとの間
の摩擦係数が大幅に減少するので、シリコンオイル等の
潤滑剤の塗布の必要がなくなる。
【0028】第5に、撥水性が向上するので、洗浄した
場合の水切れが良くなり、収納溶液の残量を少なくして
回収でき、凍結乾燥の仕上がりを良くすることができ
る。第6に、皮膜の厚さを容易に変化させることができ
るので、収納物に適した遮光性を備えることができる。
第7に、シール等のゴム材からなる構成部品にも炭素系
皮膜を施すことにより、ゴム材の摺動性と耐磨耗性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 炭素系皮膜を有する硝子または合成樹脂材か
らなる容器を示す図である。
【図2】 炭素系皮膜を有する硝子容器の試験的製造装
置の概要図である。
【図3】 実施例1〜4と比較例との試験結果を対比し
た説明図である。
【符号の説明】
1 炭素系皮膜を有する硝子容器 2 炭素系皮膜を有するその他の硝子容器 3 炭素系皮膜を有する硝子製注射器 4 炭素系皮膜を有するプラスチック製注射器 5 炭素系皮膜を有する硝子容器の試験的製造
装置 51 石英管 52 上蓋 53 下蓋 54 マイクロ波コイル 55 支持台 56,57 水冷ジャケット 58 シールドケース 100 試験片(硝子ビン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 16/26 C23C 16/26 Fターム(参考) 3E062 AA09 AB01 AB07 AB14 AC02 AC06 JA01 JA07 JA08 JB22 JC01 JD02 JD05 JD06 4F100 AA37B AA37C AD11B AD11C AG00A AK01A AN00A BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C BA13 DA01 EH66B EH66C EJ61B EJ61C GB16 JA20B JA20C JB06 JK09 JK16 JL02 JN02 JN02B JN02C 4K030 AA10 AA17 BA27 CA06 CA07 CA11 FA01 LA24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の少なくとも内側表面または外側表面
    のいずれかに炭素系皮膜を形成してあることを特徴とす
    る炭素系皮膜を有する容器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記容器が硝子または
    合成樹脂のいずれかからなることを特徴とする炭素系皮
    膜を有する容器。
  3. 【請求項3】請求項1〜2のいずれかにおいて、前記炭
    素系皮膜が所定の遮光性に対応する厚さに形成してある
    ことを特徴とする炭素系皮膜を有する容器。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの1において、前
    記容器がゴム材からなる構成部品を備え、このゴム材か
    らなる構成部品にも前記炭素系皮膜が形成してあること
    を特徴とする炭素系皮膜を有する容器。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの1において、前
    記炭素系皮膜が含炭素系ガスまたは含炭素系液体のいず
    れかを皮膜素材としてプラズマCVD法によって形成し
    たものであることを特徴とする炭素系皮膜を有する容
    器。
  6. 【請求項6】容器の内側表面と外側表面とに含炭素系ガ
    スまたは含炭素系液体のいずれかを皮膜素材としてプラ
    ズマCVD法によって炭素系皮膜を形成することを特徴
    とする炭素系皮膜を有する容器の製造方法。
JP2002071949A 2002-03-15 2002-03-15 炭素系皮膜を有する容器およびその製造方法 Pending JP2003267378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071949A JP2003267378A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 炭素系皮膜を有する容器およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071949A JP2003267378A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 炭素系皮膜を有する容器およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003267378A true JP2003267378A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29202079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071949A Pending JP2003267378A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 炭素系皮膜を有する容器およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003267378A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006027712A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Toppan Printing Co Ltd バリア性容器
WO2006126677A1 (ja) * 2005-05-27 2006-11-30 Kirin Beer Kabushiki Kaisha ガスバリア性プラスチック容器の製造装置、その容器の製造方法及びその容器
WO2013002334A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 トレーサビリティが表示された製品および製品のトレーサビリティを表示する方法
JP2013011000A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Momentive Performance Materials Inc トレーサビリティが表示されたpgコート製品およびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006027712A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Toppan Printing Co Ltd バリア性容器
JP4506326B2 (ja) * 2004-07-21 2010-07-21 凸版印刷株式会社 バリア性容器
WO2006126677A1 (ja) * 2005-05-27 2006-11-30 Kirin Beer Kabushiki Kaisha ガスバリア性プラスチック容器の製造装置、その容器の製造方法及びその容器
US8186301B2 (en) 2005-05-27 2012-05-29 Kirin Beer Kabushiki Kaisha Apparatus for manufacturing gas barrier plastic container, method for manufacturing the container, and the container
JP5260050B2 (ja) * 2005-05-27 2013-08-14 麒麟麦酒株式会社 ガスバリア性プラスチック容器の製造装置及びその容器の製造方法
US8808797B2 (en) 2005-05-27 2014-08-19 Kirin Beer Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a gas barrier plastic container
WO2013002334A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 トレーサビリティが表示された製品および製品のトレーサビリティを表示する方法
JP2013011000A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Momentive Performance Materials Inc トレーサビリティが表示されたpgコート製品およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5702770A (en) Method for plasma processing
US6001429A (en) Apparatus and method for plasma processing
JP4146463B2 (ja) バリヤ効果材料を被覆した容器、その製造方法および装置
JP5795266B2 (ja) 成形された物体の内側表面上に、保護被膜としてダイヤモンド状炭素を堆積する方法
WO2009007654A1 (fr) Revetement barriere depose par plasma comprenant au moins trois couches, procede d'obtention d'un tel revetement et recipient revetu d'un tel revetement
CN101678920B (zh) 生物降解性树脂瓶及其生产方法
JP2010507015A (ja) プラスチック容器用のpicvdコーティング
JPH11106920A (ja) 容器及びその製造方法
US20040076836A1 (en) Barrier coating
JP2005132416A (ja) 酸化珪素薄膜コーティング中空容器
JPH11511769A (ja) 包装部材、特に医療用又は薬品用包装部材の処理方法及びそれによって処理された包装部材
JPH07173614A (ja) プラスチック品のバリアコーティング方法
JP2003267378A (ja) 炭素系皮膜を有する容器およびその製造方法
EP3947182A1 (en) Biodegradable and compostable vessels, such as coffee pods, coated with pecvd coatings or layers
JP2000117881A (ja) ガスバリア性プラスチック製容器
JP2007168882A (ja) ガスバリア性プラスチック容器
JP3979031B2 (ja) ケイ素酸化物被膜
JP4507652B2 (ja) 立体容器の製造方法及びプラズマ処理装置
EP1828433A1 (en) Method for manufacturing a pecvd carbon coated polymer article and article obtained by such method
CN1160532A (zh) 血液采集管组件
JP2009096475A (ja) 口部極薄炭素膜コーティングプラスチック容器の製造方法
JPH08288248A (ja) 接液部材
JP2003000959A (ja) 玩具及びその製造方法
JP2008230648A (ja) ガスバリア性プラスチック容器及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050303

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070925

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02