JP2003264721A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003264721A
JP2003264721A JP2002064933A JP2002064933A JP2003264721A JP 2003264721 A JP2003264721 A JP 2003264721A JP 2002064933 A JP2002064933 A JP 2002064933A JP 2002064933 A JP2002064933 A JP 2002064933A JP 2003264721 A JP2003264721 A JP 2003264721A
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JP
Japan
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image
image pickup
lens system
images
unit
Prior art date
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Application number
JP2002064933A
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English (en)
Inventor
Shinji Matsushima
晋治 松島
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ系を軽量でコンパクトにしても良好な
画像が得られる撮像装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 撮像装置10は、被写体を像として取り
込むレンズ系12と、レンズ系12を通過した光を2方
向に分けるハーフプリズム14と、ハーフプリズム14
からの光路長が互いに異なる位置にそれぞれ配置され、
ハーフプリズム14で分けられた各光による像をそれぞ
れ撮像する第1撮像部16及び第2撮像部18と、これ
らの撮像部で撮像された各像を基に合成像を形成する合
成像形成部20と、を有する。第1撮像部16及び第2
撮像部18で撮像された像のうちピントが合っている良
好な部分を合成像形成部20が取り出して合成すること
により、良好な画像が得られる。従って、レンズ系12
の構造を簡素にして薄型化、軽量化を行っても、周縁部
の画質劣化が少ない良好な画像を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を撮像する
撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被写体を撮像する撮像装置が多用されて
いる。この撮像装置は、一般に、被写体を像として取り
込むためのレンズ系(光学系)と、レンズ系の結像位置
に設けられた撮像部と、を有する。
【0003】ところで、従来の撮像装置では、図9に示
すように、被写体を像として取りこむためのレンズ系8
2の構造を簡素にすると、レンズ系82の結像位置が像
の中心部と周縁部とで異なり(すなわち、いわゆる像面
湾曲83が大きくなり)、像の中心にピントを合わせて
撮像部86を配置すると、周縁部の像がボケてしまう。
【0004】このため、図10に示すように、レンズ枚
数を増やしたレンズ系92を設け、像面湾曲を小さくす
ることが行われている。
【0005】しかし、多数のレンズを用いているので、
レンズ系の構造が大掛かりで重量が増大してしまう。こ
のため、軽量でコンパクトなレンズ系にすることが要望
されており、特に、近年めざましく普及しているデジタ
ルカメラではこの要望が強く出されていた。
【0006】この対策として、図11に示すように、2
つの撮像部を設け、被写体からの距離などに応じ、用い
る撮像部を切り替える撮像装置100が、特開平11−
122536に開示されている。しかし、この撮像装置
を用いても画質を充分に良好にすることが難しいことに
加え、片方の撮像部しか用いられず、部品を有効に利用
できていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮して、レンズ系を軽量でコンパクトにしても良好な
画像が得られる撮像装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被写体を像として取り込むレンズ系と、前記レンズ
系を通過した光を複数方向に分ける分割手段と、前記分
割手段からの光路長が互いに異なる位置にそれぞれ配置
され、前記分割手段で分けられた各光による像をそれぞ
れ撮像する複数の撮像部と、前記複数の撮像部で撮像さ
れた各像を基に合成像を形成する合成手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0009】撮像部としては、CCDアレイ素子が配列
されたものを用いることが多い。
【0010】レンズ系から取り込まれた外部の光は、分
割手段によって複数方向に分けられ、分けられた各光に
よってそれぞれ撮像部に像が投影されて撮像される。こ
の像のうちピントが合っている良好な部分を合成手段が
取り出して合成することにより、良好な画像を得ること
ができる。
【0011】従って、第1形態により、レンズ系の構造
を簡素にして薄型化、軽量化を行っても、周縁部の画質
劣化が少ない良好な画像を形成できる撮像装置が実現さ
れる。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記分割手段が
ハーフプリズム又はビームスプリッタで構成されること
を特徴とする。
【0013】これにより、分割手段を簡素にできると共
に、分割手段による光の減衰量を少なくできる。
【0014】ところで、レンズ系の構造を簡素にする
と、中央部と周縁部とでは焦点位置が大きく異なり易
い。
【0015】そこで、請求項3に記載の発明は、前記合
成手段は、中央部の像と周縁部の像とを合成して前記合
成像を形成することを特徴とする。
【0016】これにより、撮像する際、レンズ系を移動
させて位置調整することにより、像の中央部に合わせた
焦点位置が1つの撮像部上で、像の周縁部に合わせた焦
点位置がもう1つの撮像部上となるように、各撮像部の
配置位置を予め設定しておくことが可能になる。従っ
て、レンズ系をコンパクトにしても、中央部と周縁部と
の両者が良好に撮像され、周縁部の画質劣化が少ない合
成像を得やすい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げ、本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】[第1形態]まず、第1形態について説明
する。図1に示すように、第1形態で説明する撮像装置
10は、外部からの光を取り入れるためのレンズ系12
と、レンズ系12を通過した光を略直交する方向に分割
するハーフプリズム14と、ハーフプリズム14を通過
した光で撮像する第1撮像部16と、ハーフプリズム1
4で反射された光で撮像する第2撮像部18と、第1撮
像部16及び第2撮像部18で撮像された像を合成して
合成像を形成する合成像形成部20と、を有する。
【0019】第1撮像部16及び第2撮像部18は、何
れもCCDアレイ素子として構成されている。また、レ
ンズ系12はAF(オートフォーカス)で駆動されるよ
うになっている。
【0020】第1撮像部16は、レンズ系12の結像面
のうち光軸に近い部分、すなわち被写体として取り込ん
だ像の中心部に近い部分に合わせて配置され、第2撮像
部18は、レンズ系12の結像面のうち光軸から遠い部
分、すなわち像の周縁部に合わせて配置されている。す
なわち、レンズ系12がAFにより移動した位置では、
像の中心部に近い部分についての焦点が第1撮像部16
上に、像の周縁部に近い部分についての焦点が第2撮像
部18上に、それぞれ位置するように配置されている。
【0021】このため、ハーフプリズム14と第1撮像
部16との距離L1は、ハーフプリズム14と第2撮像
部18との距離L2に比べて長くされている。すなわ
ち、レンズ系12とハーフプリズム14との距離L0と
すると、図2に示すように、レンズ系12から第1撮像
部16までの距離 L0+L1 が、レンズ系12から第
2撮像部18までの距離 L0+L2に比べて長くされ
ている。
【0022】合成像形成部20は、図3に示すように、
第1撮像部16で撮像された中心部及びその近くの像2
6を、第2撮像部18で撮像された被写体全体の像28
の上から重ねるようにして合成像30を形成している。
また、第1撮像部16、第2撮像部18の平面寸法(縦
横の寸法)は、レンズ系12の像面湾曲22(図2参
照)に合わせられている。このため、第1撮像部16で
は、投影された像を取り込む領域が、像の中心部及びそ
の近くのみに限定されており、第2撮像部18に比べ、
撮像される領域が小さい(すなわち縦横の寸法が小さ
い)。
【0023】また、撮像装置10は、第1撮像部16、
第2撮像部18に投影される光の強度に基づいて、レン
ズ系12を移動させる方向を自動的に決定する機能を備
えている。
【0024】図4、図5を用いて具体的に説明すると、
レンズ系12と第1撮像部16の中心部16C(図1参
照)との距離X1、レンズ系12と第2撮像部18の中
心部18C(図1参照)との距離X2を横軸に、第1撮
像部16の中心部16Cの光の強度と、第2撮像部18
の中心部18Cの光の強度と、を縦軸に、それぞれとっ
たグラフ図を考える。X1>X2であり、AFさせる
際、特定の周波数の光の振幅(強度)についてX1とX
2とで比較することにより、X1での振幅が大きくなる
レンズ移動方向を割り出すことができる。この周波数の
光の振幅がX1で最大となるようにレンズ系12を移動
させることにより合焦できるので、レンズ系12を移動
すべき方向を自動的に割り出すことができる。つまり、
図4の場合、X1を大きくする方向、すなわちレンズ系
12を第1撮像部16から遠ざける方向に移動させれば
よく、また、図5の場合、X1を小さくする方向、すな
わちレンズ系12を第1撮像部16に近づける方向に移
動させればよい。
【0025】これにより、AFで焦点位置を決定する
際、レンズ系12を移動可能な全範囲にわたって移動さ
せる必要がなく、AFする際にレンズ系12の位置を短
時間で設定することができる。このことは、連写で撮像
する際、極めて使い勝手が良くなるという大きな効果を
もたらす。
【0026】以上、説明したように、第1形態によれ
ば、レンズ系12のレンズ枚数を大幅に減らして像面湾
曲22(図2参照)が大きくなっても、第1撮像部16
及び第2撮像部18を同時に利用して、周辺の画像劣化
が少ない良好な画像(合成像)を得ることができるコン
パクトな撮像装置10が実現される。
【0027】[第2形態]次に、第2形態について説明
する。図6に示すように、第2形態で説明する撮像装置
40は、外部からの光を取り入れるためのレンズ系42
と、レンズ系42を通過した光を略直交する方向に分割
するビームスプリッタ44、45と、を備えている。ま
た、撮像装置40は、ビームスプリッタ44、45を通
過した光で撮像する第1撮像部46と、ビームスプリッ
タ45で反射された光で撮像する第2撮像部48と、ビ
ームスプリッタ44で反射された光で撮像する第3撮像
部49と、第1撮像部46、第2撮像部48、及び、第
3撮像部49で撮像された像を合成して合成像を形成す
る合成像形成部50と、を有する。
【0028】第1〜第3撮像部は、何れもCCDアレイ
素子として構成されている。また、第1〜第3撮像部に
到達する光量がどれも均等になるように、約33%の反
射率を有するビームスプリッタ44、45を用いてい
る。
【0029】第1撮像部46は、レンズ系42の結像面
のうち光軸すぐ近くの部分、すなわち像の中心部に合わ
せて配置され、第3撮像部49は、レンズ系42の結像
面のうち光軸から遠い部分、すなわち像の周縁部に合わ
せて配置され、第2撮像部48は、レンズ系42の結像
面のうち光軸から中程度離れた部分、すなわち上記の中
心部と周縁部との間の部分である中間部に合わせて配置
されている。すなわち、レンズ系42がAFにより移動
した位置では、像の中心部についての焦点が第1撮像部
46上に、像の中間部についての焦点が第2撮像部48
上に、像の周縁部についての焦点が第3撮像部49上
に、それぞれ位置するように配置されている。
【0030】このため、レンズ系42とビームスプリッ
タ44との距離をL0、ビームスプリッタ44とビーム
スプリッタ45との距離をLB、とすると、図7に示す
ように、レンズ系42から第1撮像部46までの距離
L0+LB+L1 と、レンズ系42から第2撮像部4
8までの距離 L0+LB+L2 と、レンズ系42から
第3撮像部49までの距離 L0+L3 と、の関係が、
(L0+LB+L1)>(L0+LB+L2)>(L0
+L3)になっている。
【0031】図8に示すように、合成像形成部50は、
第3撮像部49で撮像された被写体全体の像59に、第
2撮像部48で撮像された像58を重ね、更に、第1撮
像部46で撮像された像56を重ねるようにして合成像
60を形成している。このため、第3撮像部49に比
べ、第2撮像部48の縦横の寸法が小さく、更に、第2
撮像部48に比べ、第1撮像部46の縦横の寸法が小さ
くなっている。
【0032】第2形態によれば、レンズ系42の像面湾
曲43(図7参照)が大きくても、第1形態に比べ、周
辺の画像劣化が更に少ない画像を得るコンパクトな撮像
装置40が実現される。このことは、撮像装置で大きな
画像を形成する際、著しく大きな効果をもたらす。
【0033】以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形
態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発
明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言う
までもない。
【0034】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、以下の効
果を奏することができる。
【0035】請求項1に記載の発明によれば、レンズ系
の構造を簡素にして薄型化、軽量化を行っても、周縁部
の画質劣化が少ない良好な画像を形成できる撮像装置が
実現される。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、分割手段
を簡素にできると共に、分割手段による光の減衰量を少
なくできる。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、レンズ系
をコンパクトにしても、中央部と周縁部との両者が良好
に撮像され、周縁部の画質劣化が少ない合成像を得やす
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態の撮像装置の構成図である。
【図2】第1形態の撮像装置で、像面湾曲に合わせて撮
像部を配置していることを示す模式図である。
【図3】第1形態の撮像装置を用いて画像を合成するこ
とを示す模式図である。
【図4】第1形態の撮像装置で、レンズ系の移動方向を
自動的に決定できることを示すグラフ図である。
【図5】第1形態の撮像装置で、レンズ系の移動方向を
自動的に決定できることを示すグラフ図である。
【図6】第2形態の撮像装置の構成図である。
【図7】第2形態の撮像装置で、像面湾曲に合わせて撮
像部を配置していることを示す模式図である。
【図8】第2形態の撮像装置を用いて画像を合成するこ
とを示す模式図である。
【図9】従来の撮像装置の構成図である。
【図10】従来の撮像装置の構成図である。
【図11】従来の撮像装置の構成図である。
【符号の説明】
10 撮像装置 12 レンズ系 14 ハーフプリズム 16 第1撮像部(撮像部) 18 第2撮像部(撮像部) 20 合成像形成部(合成手段) 26 像 28 像 30 合成像 40 撮像装置 42 レンズ系 44 ビームスプリッタ 45 ビームスプリッタ 46 第1撮像部(撮像部) 48 第2撮像部(撮像部) 49 第3撮像部(撮像部) 50 合成像形成部(合成手段) 58 像 59 像 60 合成像 82 レンズ系 86 撮像部 92 レンズ系 100 撮像装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を像として取り込むレンズ系と、 前記レンズ系を通過した光を複数方向に分ける分割手段
    と、 前記分割手段からの光路長が互いに異なる位置にそれぞ
    れ配置され、前記分割手段で分けられた各光による像を
    それぞれ撮像する複数の撮像部と、 前記複数の撮像部で撮像された各像を基に合成像を形成
    する合成手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記分割手段がハーフプリズム又はビー
    ムスプリッタで構成されることを特徴とする請求項1に
    記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記合成手段は、中央部の像と周縁部の
    像とを合成して前記合成像を形成することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026802A1 (ja) * 2003-08-26 2005-03-24 Sony Corporation オートフォーカス制御方法、オートフォーカス制御装置および画像処理装置
KR100921496B1 (ko) 2009-03-26 2009-10-13 삼성탈레스 주식회사 시분할방식을 이용하여 영상출력속도를 향상시키는 eo 장치
WO2024063603A1 (ko) * 2022-09-23 2024-03-28 삼성전자 주식회사 렌즈 어셈블리 및 그를 포함하는 전자 장치

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