JP2003264009A - バッテリテストモジュール - Google Patents

バッテリテストモジュール

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JP2003264009A
JP2003264009A JP2002368416A JP2002368416A JP2003264009A JP 2003264009 A JP2003264009 A JP 2003264009A JP 2002368416 A JP2002368416 A JP 2002368416A JP 2002368416 A JP2002368416 A JP 2002368416A JP 2003264009 A JP2003264009 A JP 2003264009A
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battery
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electrode
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JP2002368416A
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English (en)
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Kevin I Bertness
アイ.バートネス ケビン
Jamey L Butteris
エル.バテリス ジャメイ
Stephen J Mcshane
ジェイ.マクシェイン スティーブン
Michael J Fritsch
ジェイ.フリッチ マイケル
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Midtronics Inc
Original Assignee
Midtronics Inc
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリの使用状況をモニタしたり、充電状態
や健全性を判断できるバッテリテストモジュールを提供
することにある。 【解決手段】蓄電池は、バッテリハウジング体と、蓄電
池の端子に電気接続した前記バッテリハウジング体内に
複数の電気化学セルとを備える。このバッテリハウジン
グ体には、バッテリテストモジュールが搭載されてお
り、このモジュールはケルビン接続により前記端子に電
気結合されている。また、バッテリテストモジュールか
らの蓄電池状態の情報を出力するために、表示装置やそ
の他の出力部が設置されている。前記バッテリテストモ
ジュールは、蓄電池の電極延長部を介して蓄電池端子に
接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は蓄電池に関し、より具体的に
は、一体型バッテリテスタを備えた蓄電池に関する。鉛
蓄電池などの蓄電池は、自動車や予備電源といった多様
なアプリケーションで利用されている。一般的な蓄電池
は、直列に電気接続された複数の個別蓄電セルからな
る。それぞれのセルは、例えば、およそ2.1ボルトの
電圧電位の出力が可能である。これらのセルを直列に接
続すると、各セルの電圧が累算式に加算される。この場
合、一般的な自動車用蓄電池では6つの蓄電セルを使用
するので、合計12.6ボルトの電圧が供給可能であ
る。前記複数のセルはハウジング体に格納されており、
この組合せ全体を通常「電池」と称する。
【0002】蓄電池の状態の保全が頻繁に要求されるた
め、これまでに数々の検査方法が開発されてきた。一例
には、湿度計を使って電池内の酸混合物の比重を測定す
る方法がある。また、より精度の高い電池検査法とし
て、電気的検査も利用されている。非常に簡単な電気的
検査では、単に電池の電圧を測定し、この測定値が特定
のしきい値以下であれば、その電池の状態が不良である
と決定する。また別の検査方法に、負荷テストと呼ばれ
るものがある。この負荷テストでは、公知の負荷を使っ
て電池を放電し、放電中にモニタした電圧値から電池の
状態を判断する。近年では、米国イリノイ州ウィロウブ
ルック(Willowbrook)のミッドトロニクス社(Midtron
ics, Inc.)、キース・S・チャンプリン博士(Dr. Kei
th S. Champlin)により、電池の動的コンダクタンス値
などの動的パラメータを測定する方法が考案されてい
る。この方法については、複数の米国特許や米国特許出
願で解説されている。その例を以下に挙げ、全文を本出
願書に添付しておく。1975年3月25日発行のチャ
ンプリン氏による米国特許第3,873,911号『電
子式バッテリテスト装置』、1975年9月30日発行
のチャンプリン氏による米国特許第3,909,708
号『電子式バッテリテスト装置』、1989年3月28
日発行のチャンプリン氏による米国特許第4,816,
768号『電子式バッテリテスト装置』、1989年4
月25日発行のチャンプリン氏による米国特許第4,8
25,170号『自動電圧測定器を備えた電子式バッテ
リテスト装置』、1989年11月14日発行のチャン
プリン氏による米国特許第4,881,038号『動的
コンダクタンスを判定するための自動電圧測定器を備え
た電子式バッテリテスト装置』、1990年3月27日
発行のチャンプリン氏による米国特許第4,912,4
16号『充電状態の補正機能を備えた電子式バッテリテ
スト装置』、チャンプリン氏による1992年8月18
日発行の米国特許第5,140,269号『電池/セル
の容量を算定するための電子式テスタ』、1994年8
月30日発行のチャンプリン氏による米国特許第5,3
43,380号『充電または放電中の電池における時間
依存信号を抑制する方法と装置』、1996年11月5
日発行の米国特許第5,572,136号『低充電状態
自動補正機能を備えた電子式バッテリテスタ』、199
6年11月12日発行の米国特許第5,574,355
号『充電中の電池における熱暴走の検知および制御方法
とその装置』、1996年12月10日発行の米国特許
第5,585,416号『充電効果を最大限にするため
蓄電池をステップ充電する装置と方法』、1996年1
2月17日発行の米国特許第5,585,728号『低
充電状態自動補正機能を備えた電子式バッテリテス
タ』、1996年12月31日発行の米国特許第5,5
89,757号『充電効果を最大限にするため蓄電池を
ステップ充電する装置と方法』、1997年1月7日発
行の米国特許第5,592,093号『補正回路により
端子接続の緩みを検出できる電子式バッテリテスト装
置』、1997年1月28日発行の米国特許第5,59
8,098号『高いノイズ耐性を備えた電子式バッテリ
テスタ』、1997年8月12日発行の米国特許第5,
656,920号『双方向充電器と鉛蓄電池の充電を最
大限にする方法』、1998年5月26日発行の米国特
許第5,757,192号『蓄電池内の不良セルを検出
するための方法と装置』、1998年10月13日発行
の米国特許第5,821,756号『低充電状態の任意
補正機能を備えた電子式バッテリテスタ』、1998年
11月3日発行の米国特許第5,831,435号『J
IS規格用バッテリテスタ』、1999年6月22日発
行の米国特許第5,914,605号『電子式バッテリ
テスタ』、1999年8月31日発行の米国特許第5,
945,829号『中間点における電池のモニタ方
法』、1999年12月14日発行の米国特許第6,0
02,238号『セルおよび電池の複合インピーダンス
測定方法とその装置』、2000年3月14日発行の米
国特許第6,037,751号『電池の充電装置』、2
000年3月14日発行の米国特許第6,037,77
7号『複合インピーダンス/アドミッタンスから電池特
性を判定する方法』、2000年4月18日発行の米国
特許第6,051,976号『バッテリテストの監査方
法とその装置』、2000年6月27日発行の米国特許
第6,081,098号『電池の充電方法とその装
置』、2000年7月18日発行の米国特許第6,09
1,245号『バッテリテストの監査方法とその装
置』、2000年8月15日発行の米国特許第6,10
4,167号『電池の充電方法とその装置』、2000
年10月24日発行の米国特許第6,137,269号
『電気化学セル/電池の内部温度を電子的判定する方法
とその装置』、2000年12月19日発行の米国特許
第6,163,156号『電子式バッテリテスタのため
の電気接続』、2001年1月9日発行の米国特許第
6,172,483号『セルおよび電池の複合インピー
ダンスの測定方法とその装置』、2001年1月9日発
行の米国特許第6,172,505号『電子式バッテリ
テスタ』、2001年4月24日発行の米国特許第6,
222,369号『複合インピーダンス/アドミッタン
スから電池特性を確定する方法とその装置』、2001
年5月1日発行の米国特許第6,225,808号『電
子式バッテリテスタ用のテストカウンタ』、2001年
6月19日発行の米国特許第6,249,124号『内
部電池を備えた電子式バッテリテスタ』、2001年7
月10日発行の米国特許第6,259,254号『電池
および高速充電中の電池で診断テストを実行するための
装置と方法』、2001年7月17日発行の米国特許第
6,262,563号『セルおよび電池の複合アドミッ
タンスを測定する方法と装置』、2001年9月25日
発行の米国特許第6,294,896号『汎用電気素子
の複合セルフイミタンスを測定する方法と装置』、20
01年9月25日発行の米国特許第6,294,897
号『電子セルまたは電池の内部温度を電子測定するため
の方法と装置』、2001年10月16日発行の米国特
許第6,304,087号『電子バッテリテスタの校正
装置』、2001年10月30日発行の米国特許第6,
310,481号『電子バッテリテスタ』、2001年
11月6日発行の米国特許第6,313,607号『電
気化学セルまたはバッテリにおける蓄電量を測定するた
めの方法と装置』、2001年11月6日発行の米国特
許第6,313,608号『電池を充電する方法とその
装置』、2001年11月13日発行の米国特許第6,
316,914号『蓄電池の並列接続テスト方法』、2
001年11月27日発行の米国特許第6,323,6
50号『電子バッテリテスタ』、2001年12月11
日発行の米国特許第6,329,793号『電池の充電
方法とその装置』、2001年12月18日発行の米国
特許第6,331,762号『自動車用電力管理システ
ム』、2001年12月18日発行の米国特許第6,3
32,113号『電子バッテリテスタ』、2002年2
月26日発行の米国特許第6,351,102号『自動
車バッテリ充電システム用テスタ』、2002年3月1
9日発行の米国特許第6,359,441号『電子バッ
テリテスタ』、2002年3月26日発行の米国特許第
6,363,303号『同期発電器の診断システム』、
2000年6月15日出願の米国出願番号第09/59
5,102、『充電式蓄電池』、2000年10月31
日出願の米国出願番号第09/703,270、『電子
バッテリテスタ』、2000年5月22日出願の米国出
願番号第09/575,629、『エンコード出力を備
えた自動車電気システムテスタ』、2001年2月9日
出願の米国出願番号第09/780,146、『一体型
バッテリテスタを備えた蓄電池』、2001年3月23
日出願の米国出願番号第09/816,768、『モジ
ュラバッテリテスタ』、2001年1月8日出願の米国
出願番号第09/756,638、『複合インピーダン
ス/アドミッタンスから電池特性を判定するための方法
と装置』、2001年5月21日出願の米国出願番号第
09/862,783、『直列/並列システムに組込ま
れたセルおよび電池をテストするための方法と装置』、
2000年1月13日出願の米国出願番号第09/48
3,623、『オルタナータテスタ』、2001年5月
30日出願の米国出願番号第09/870,410、
『一体型コンダクタンスおよび負荷テストに基く電子バ
ッテリテスタ』、2001年9月20日出願の米国出願
番号第09/960,117、『自動車内蔵のバッテリ
モニタ』、2001年7月18日出願の米国出願番号第
09/908,389、『一体型回路センサを備えたバ
ッテリクランプ』、2001年7月18日出願の米国出
願番号第09/908,278、『組込み式環境センサ
を備えたバッテリクランプ』、2001年6月13日出
願の米国出願番号第09/880,473、『バッテリ
テストモジュール』、2001年6月7日出願の米国出
願番号第09/876,564、『電子バッテリテス
タ』、2001年6月11日出願の米国出願番号第09
/878,625、『セル、バッテリおよびその他の電
気素子のAC測定値の干渉成分を削減する方法』、20
01年7月10日出願の米国出願番号第09/902,
492、『電池および高速充電中の電池で診断テストを
実行するための装置と方法』、2001年8月27日出
願の米国出願番号第09/940,684、『電気化学
セルまたはバッテリ内の蓄電量を評価するための方法と
装置』、2001年10月12日出願の米国出願番号第
09/977,049、『セルおよび電池のACイミタ
ンス測定用のプログラム可能電流エキサイタ』、200
1年10月23日出願の米国出願番号第10/047,
923、『自動車バッテリ充電システム用テスタ』、2
001年10月29日出願の米国出願番号第10/04
6,659、『自動車用電力管理システム』、2001
年11月14日出願の米国出願番号第09/993,4
68、『電池電極用ケルビンコネクタ』、2001年1
1月26日出願の米国出願番号第09/992,35
0、『電子バッテリテスタ』、2002年1月8日出願
の米国出願番号第10/042,451、『電池の充電
制御装置』、2002年2月8日出願の米国出願番号第
10/073,378、『回路モデルを使ったセル/電
池のパラメータ評価方法とその装置』、2002年3月
7日出願の米国出願番号第10/093,853、『ネ
ットワーク通信機能を備えた電子バッテリテスタ』、2
002年3月14日出願の米国出願番号第60/36
4,656、『低温度定格測定機能を備えた電子バッテ
リテスタ』、2002年3月19日出願の米国出願番号
第10/101,543、『電子バッテリテスタ』、2
002年3月28日出願の米国出願番号第10/11
2,114、2002年3月28日出願の米国出願番号
第10/109,734、2002年3月28日出願の
米国出願番号第10/112,105、『自動車バッテ
リ用充電制御システム』、2002年3月29日出願の
米国出願番号第10/112,998、『電池交換出力
を備えたバッテリテスタ』。
【0003】一般的にバッテリテスタは、蓄電池間で移
動できる、蓄電池から取外し可能な別個の部品であり、
蓄電池に電気接続させて使用する。つまり、従来技術に
よるテスタでは、蓄電池をテストするさいに別個のテス
ト機器が必要となるのである。
【0004】
【本発明の要旨】蓄電池は、バッテリハウジング体と、
前記ハウジング体に格納されバッテリ端子に接続する複
数の電気化学セルとで構成される。前記バッテリハウジ
ング体にはバッテリテストモジュールが取付けられてお
り、このモジュールはケルビン接続により前記バッテリ
端子に電気接続している。また、前記バッテリテストモ
ジュールから伝送される電池状態に関する情報を出力す
るために、表示装置やその他の出力部が設置されてい
る。本発明の別の実施形態では、バッテリテストモジュ
ールを電池端子に接続するための電池電極延長部を備え
ている。
【0005】
【好適実施形態についての詳細な説明】本発明による蓄
電池の特徴の1つは、蓄電池の電気セルでバッテリテス
トを実行するための、一体型バッテリテストモジュール
を提供することである。ここで使用する「一体型」とい
う用語には、蓄電池のハウジング体に装着させるような
個別型のモジュールも含まれる。本発明の一実施形態で
は、このバッテリテストモジュールは、ケルビン接続に
より蓄電池の電気セルに電気接続している。しかしなが
ら、ケルビン接続を使用しない別の実施形態も可能であ
る。バッテリテストモジュールを蓄電池と一体形成した
場合には、オペレータは外付けのバッテリテスト機器に
依存せずテストを実行することができる。また、専門技
術をもたないオペレータでも、前記バッテリテストを容
易に実行できるような実施形態も可能である。バッテリ
テストモジュールは、蓄電池の製造コストを極端に上げ
ず、蓄電池に一体化するような低コスト技術を用いて製
造されることが好ましい。さらに、バッテリテストモジ
ュールは、蓄電池状態の情報を、バッテリハウジング体
に装着されているおよび/または蓄電池から離れた場所
に設置される個別の出力部に設置された出力装置に出力
する機能をもつ。ここで言う蓄電池状態の情報とは、バ
ッテリテストモジュールで得られるバッテリテストの様
々な結果や、そこで得られた様々な情報である。例をあ
げると、テストモジュールで測定されたリアルタイムの
測定値(蓄電池の電圧、電流、温度など)や、テストモ
ジュールで得られた中間測定結果および最終テスト結果
などである。
【0006】図1は、本発明による蓄電池10の側面図
である。この蓄電池10には、正(+)端子12と負
(−)端子14が備わり、蓄電池のハウジング体18に
は、バッテリテストモジュール16が取付けられてい
る。
【0007】図2Aと図2Bは、図1に示す蓄電池10
の上側平面図である。図2Aに示すように、バッテリテ
ストモジュール16には、オプション入力部20とオプ
ション出力部22、24が備わっている。入力部20に
は、オペレータによる起動やシステムによる自動操作が
可能な入力部や押しボタンを採用できる。出力部22に
は、LEDやその他のバッテリテスト結果である合格/
不合格を示す視覚表示素子を利用できる。しかしながら
別例として、適当な技術を使用して、データを出力部2
4から遠隔地のコンピュータやモニタ装置へ送信するこ
とも可能である。また、出力部24から、バッテリテス
トの定量出力値を提供することもできる。図2Bでは、
前記出力部22が、一列に配置された出力部23A、2
3B、23C、23Dで構成されており、この出力部は
発光ダイオード(LED)であっても構わない。
【0008】図3は、図2の破線3に沿った蓄電池10
の側断面図である。図3に示すように、蓄電池10は、
鉛電池などの蓄電池であり、導線32で直列に電気接続
された複数の電気化学セルを備えている。つまり、片端
が導線34を介して正端子12に電気接続し、他端が導
線36を介して負端子14に電気接続した複数のセル3
0が列を形成しているのである。図3に示すように、バ
ッテリテストモジュール16は、ケルビン接続38およ
び40である2対の電気接続を経由して端子12と14
に結合している。なお、端子12と14への接続は、外
部電池電極12または14への直接接合、電池電極12
や14に工具形成、モールド形成、または、一体形成さ
れた電極延長部を介した接続、電池電極12または14
への直接の内部または外部配線接続、あるいは、電池電
極12または14と電池ケースの一体構造接続などによ
り実現することができる。
【0009】実際の動作においては、ユーザがバッテリ
テストモジュール16を使って、蓄電池10の状態をテ
ストすることができる。例えばボタン20や別の入力装
置を介して起動させれば、蓄電池のテストを実行できる
のである。このバッテリテストの結果は、出力部22ま
たは24に表示される。別の実施形態として、バッテリ
テストモジュール16が蓄電池をモニタリングし、この
蓄電池が使用されていなかったり、蓄電池が接続される
電気システムに過度のノイズが存在していなければ、一
時停止した後バッテリテストを実行する。このバッテリ
テストの結果はメモリに記憶され、出力部22か24で
表示される。このような実施形態では、テストの実行に
入力部20などの入力器を必要としないが、長い時間に
渡って、テストモジュール16に内蔵の回路が蓄電池を
放電するおそれがある。
【0010】図2Bに示す実施形態では、バッテリテス
トモジュール16において、端子12と端子14との間
の電圧値を、複数の異なるしきい値電圧と比較する。そ
して、蓄電池10の電圧値に応じて、テストモジュール
16上のLED23A〜Dが所定数だけ点灯する。各L
EDはそれぞれ異なるしきい値に対応させておくことが
可能である。このしきい値については、所望の間隔で設
定できる。また、LED23A〜Dは、例えば23Aを
赤色LED、23Dを緑色LEDというようにそれぞれ
異なる色に設定することも可能である。もう少し複雑な
実施形態として、電圧の測定中または測定前に、モジュ
ール16中の負荷抵抗などの負荷が蓄電池10に加えら
れることができる。この場合のモジュール16の出力値
は、印加された負荷の関数となる。
【0011】また別の実施形態では、所定しきい値に到
達するまで、テストモジュール16の出力部23A〜D
を連続的に点灯させる。また、より理想的なユーザイン
ターフェースを提供するために、各LEDが点灯する間
隔をすこし遅延させることも可能である。点灯タイミン
グは適当でよい。バッテリテストの結果は、出力部23
A〜Dにおいて、ユーザがその結果を確認できるような
十分な長さの、所望する時間のあいだ保持することもで
きる。さらに別の実施形態として、テストが終了するま
で所定数のLEDを点灯したままに保持する。また、一
度に1つのLEDしか点灯させない実施形態も可能であ
る。つまり、これらLEDやしきい値の数は任意で選択
すればよいのである。さらに、記号や警告を示すLED
を点灯させて、オペレータに追加の情報を伝達するよう
な実施形態でもよい。
【0012】図2Bの実施形態におけるバッテリテスタ
の回路は、当業者には自明であるような簡単なコンパレ
ータとタイミング回路とにより実現できる。より複雑な
実施形態として、小型マイクロプロセッサの採用も可能
である。一般的にバッテリテストモジュール16の回路
は、蓄電池10から電力が供給される。
【0013】図4には、前記蓄電池10における、バッ
テリテストモジュール16とセル30との電気接続をよ
り詳細に示す。図中では、セル30を電池の電気記号で
表示してある。バッテリテストモジュール16は、ケル
ビン接続38および40によって電気化学セル30に結
合している。
【0014】前記バッテリテストモジュール16のマイ
クロプロセッサーは、後で検索できるように情報をメモ
リ44に蓄積できる。例えば、電池の使用履歴および充
電履歴に関する情報を、後で取り出せるようメモリに保
存しておくことができる。このデータを出力部22や2
4、または、その他の出力部に出力するには、特別なア
クセスコードをユーザ入力部に入力すればよい。前記出
力が、連続する音色や予め録音された音声などの音響出
力であるような実施形態も可能である。また、前記入力
部を、特定のボタン列、または、ボタンを押すタイミン
グで構成することもできる。さらに、この入力部には、
IRセンサ、振動センサ、磁気スイッチ、外部装置など
に誘導結合する近接レシーバなどを利用することも可能
である。前記出力は、外部装置で読み取られるデジタル
記号に応じたLEDの点灯により表示できる。他の種類
の出力部として、IRリンク、誘導結合などの近接通信
技術等によっても実現できる。前記以外の出力技術に
は、シリアル出力、または、ハードワイヤ出力、RF出
力、光学出力がある。さらに、前記いずれかの通信技術
を用いて、遠隔コンピュータまたはその他の回路から入
力部20や26を経由して受信された入力信号に基きバ
ッテリテストを開始することも可能である。同様の技術
を使って、メモリに記憶されている情報のデータ廃棄も
実行できる。また、正端子12および負端子14にてデ
ータ変調を行い、テストモジュール16へ出力および入
力することもできる。前記データは、バッテリモジュー
ル16内の送受信回路により受信または送信する。前記
データ変調技術については、様々なものが当業者におい
て知られている。さらにまた、蓄電池10が接続できる
外部回路に干渉しない変調技術を選択できるような実施
形態も可能である。
【0015】前記データの記録/報告技術を使えば、製
造者がバッテリの使用状況をモニタすることもできる。
例えば、バッテリの故障の原因となるような、バッテリ
が販売前に長期間にわたって未充電状態で放置されてい
たかどうかを製造者が判別できる。バッテリ18の寿命
中に発生する様々な事象を日付で特定できるよう、日付
データがバッテリテストモジュール16のマイクロプロ
セッサに記憶されている場合、前記メモリに記憶された
データを日付情報に関連付けすることも可能である。メ
モリ44に記憶可能なその他の情報には、製造日、バッ
テリ定格、別のIDであるバッテリ通し番号、販売網な
どがある。
【0016】図4は、本発明の別の実施例を示す。つま
り、図4の素子10は、内部バッテリ30を備えたスタ
ンバイジャンパ、つまり、補助システム10である。ジ
ャンパケーブルや、その他タバコ点火用アダプターなど
の出力部を内部バッテリ30に結合すれば、自動車の補
助電源としても使用可能である。このような装置は、た
とえば自動車への短時間の充電や、バッテリの故障した
別の自動車の始動、つまり「ジャンプスタート」にも使
用できる。前記ような装置は、当業者には公知のもので
あり、内部電池を備えた一般的に小型で持ち運び可能な
ものである。この内部電池には、ゲルセル、NICAD
電池、ニッケル水素電池、または、その他の種類の電池
を採用できる。しかしながら、このような補助電源装置
の問題点の1つは、ユーザが気付かないうちに内部電池
が故障する可能性があることである。つまり、補助電源
装置を使用する必要が生じたときに、その電池が壊れて
しまっているかもしれないのである。さらにその故障
は、正常な電圧値を出力しながら必要な電流がまったく
供給できないという、発見しにくいものである可能性が
ある。しかしながら本発明においては、装置10に、電
池30をテストするためのテストモジュール16を装備
することもできる。このような実施形態においては、故
障していないことを確認するため、ユーザによる定期的
な電池30のテストが実行できるのである。さらに、テ
ストモジュール16では、定期的なテストの結果、電池
30が故障していた場合には、警告音や点滅ライトによ
り警告を発する。また、本発明の特徴の1つとして、補
助電池装置のテストで使用するバッテリテスタの種類は
問わないことである。
【0017】本発明の実施には、あらゆる応用技術の使
用が可能である。その一例は、ここに参考添付した20
01年1月9日発行の米国特許第6,172,505
号、『電子バッテリテスタ』に記載されている。
【0018】本発明の一つの特徴は、前記バッテリテス
トモジュールが、図4に示すような時間依存強制関数
(time varying forcing function)Fを使って得られ
る電池の測定値、つまり、電池の動的パラメータに基い
て、電池の状態を判定できることである。図4の測定結
果の信号は、前記動的パラメータの判定に利用できる。
動的パラメータとして、例えば、動的コンダクタンス、
レジスタンス、インピーダンス、アドミタンスなどがあ
る。別の例では、電池における測定に単接点を使用する
ことも可能である。
【0019】メモリ44などテストモジュール16に備
わるメモリには、電池10の定格などの電池の固有情報
を蓄積できる。これらの情報は、製造過程で永久メモリ
に取込むことが可能である。そのため、ユーザは電池に
関する情報を何も入力する必要がない。前記情報は、バ
ッテリテストの実施、および、電池の質に関する出力値
をユーザに提供できる。
【0020】出力部22には、視覚的出力器などあらゆ
る種類の出力器具を採用できる。例えば、2色または3
色の発光ダイオード(LED)を使用してもよい。この
LEDの発光色により、良好、不良、低充電量、(低量
過ぎるため)測定不能、または、その他の電池状態およ
び測定結果を示せる。また、LEDの点滅を使って、シ
ステムノイズや不良セル、その他の電池状態および測定
結果を表示することもできる。ユーザ入力部20の使用
中は、起動されないかぎり回路から電池へのドレイン供
給は行われない。しかしながら、スイッチなどの入力部
を採用した場合、コストの増加と、高システムノイズ発
生中などの不適切な時にユーザがテストを実行しかねな
いという欠点がある。
【0021】入力部20を備えない実施形態では、テス
トモジュール16を、静止時間、または、テスト実施に
適した時間だけ、待機状態にできる。測定結果は、内部
メモリに記憶され、定期的に出力部22/24で短時間
表示される。しかしながら、テストモジュールを長時間
作動させると、蓄電池が消耗する。実施形態の1つとし
て、蓄電池充電中の電圧上昇時に、スタートアップ回路
は、テストモジュールを「起動」させるように、トリガ
されることができる。この回路は、充電終了後など充電
が行われていない間は、節電のため「スリープ」モード
に入ることができる。
【0022】本発明によるバッテリテストモジュール
は、蓄電池と一体形成されることが好ましい。例えば、
前記モジュールは、ハウジング、例えばその上カバー部
に取り付けることが可能である。その他の実施形態とし
て、前記モジュールをハウジング体に内蔵したり、ハウ
ジング体内の個別の仕切部分に収容したりしても構わな
い。前記ケルビン接続は、外部または内部の導線を介し
て前記電池の端子に結合できる。
【0023】前記テスト回路とテストモジュールは、当
然、蓄電池の収納体の変更を必要としない技術を含む、
あらゆる技術を用いて前記蓄電池に取付け可能である。
例えば、ボルトを使った蓄電池の電極への固定や、電極
への圧着つまり「トラップ」構造による固定が利用でき
る。このように、前記回路は、既存のバッテリに随意に
取り付けることが可能なのである。
【0024】さらに、本発明の特徴として、冷クランク
電流(cold cranking amps;CCA)などの電池の状態
に関するデータ出力の提供、および/または、電池への
結合のためのケルビン接続の使用が可能な、電池と一体
型形成または電池に半永久的に固定されたあらゆるテス
タを提供する。
【0025】図5は、テストモジュール16の簡略化さ
れた回路図である。図中のモジュール16は蓄電池10
に接続されており、本発明の実施例にしたがって作動
し、蓄電池10のコンダクタンス(GBAT)と、端子1
2と14との間の電圧電位(VB AT)とを測定する。モ
ジュール16には、電流源50、差動増幅器52、アナ
ログ/デジタル変換器54、および、マイクロプロセッ
サ56が備わる。増幅器52は、キャパシタC1および
2を介して蓄電池10に容量接続している。また、増
幅器52は、アナログ/デジタル変換器54の入力部に
接続する出力部を備える。マイクロプロセッサ56は、
システムクロック58、メモリ60、視覚出力部62、
アナログ/デジタル変換器54とに接続している。さら
に、マイクロプロセッサ56は、入力装置26からの入
力信号を受信する機能も備えている。また前記プロセッ
サには、入力/出力(I/O)ポート67が備わってい
る。
【0026】実際の動作において、電流源50は、マイ
クロプロセッサ56で制御され、図5の矢印で示した方
向に電流を供給する。実施形態では、この電流が方形波
またはパルス波形をもつ。差動増幅器52は、蓄電池1
0の端子22と24にそれぞれキャパシタC1とC2を介
して接続しており、端子12と14との間の電圧の電位
差に関する出力を行う。増幅器52が高入力インピーダ
ンスをもつような好適実施形態も可能である。回路16
には、端子14と12にそれぞれ接続された反転および
非反転入力端を有する差動増幅器70が備わる。この増
幅器70は、端子12と14との間の蓄電池10の開回
路の電位圧(VBAT)を測定するために、接続されてい
る。増幅器70の出力は、マイクロプロセッサ56で端
子12と14との間の電圧を測定するために、アナログ
/デジタル変換器54へ送られる。
【0027】モジュール16は、ケルビン接続で知られ
る4端子接続技術により、蓄電池10に接続されてい
る。このケルビン接続により、電流Iは第1対端子を経
由して蓄電池10へ流れ、端子12と14の間の電圧V
が第2対接続端子にて測定される。増幅器52にはわず
かな電流しか流れないため、入力部から増幅器52にお
ける電圧降下は、バッテリ12の端子12と14との間
の電圧降下とほぼ同等である。差動増幅器52の出力信
号は、デジタル形式に変換され、マイクロプロセッサ5
6へ入力される。マイクロプロセッサ56は、システム
クロック58で定められた周波数で、メモリ60に記憶
されたプログラム指示に従って動作する。
【0028】マイクロプロセッサ56は、電流源50を
使って電流パルスIを流すことにより、蓄電池10のコ
ンダクタンスを決定する。また、該マイクロプロセッサ
は、増幅器52とアナログ/デジタル変換器54とを使
って、電流パルスIによるバッテリ電圧の変化を測定す
る。電流源50で生成される電流Iの値は公知のもので
あり、メモリ60に記憶されている。一実施形態とし
て、蓄電池10に負荷をかけることで電流Iを生成する
こともできる。マイクロプロセッサ56では、下記の式
により蓄電池10のコンダクタンスを算出する。 コンダクタンス=GBAT=ΔI/ΔV 等式 1 ただし、ΔIは、電流源50により蓄電池10を流れる
電流の変動値であり、ΔVは、電流ΔIが流れることに
よる蓄電池の電圧の変動値である。蓄電池10に温度セ
ンサ62を熱接続して、蓄電池における測定を補正する
ことも可能である。この温度測定値は、後で検索できる
ようメモリ60に記憶しておいても構わない。
【0029】本発明は、テストモジュール16に、蓄電
池の充電/放電電流値を測定する電流センサ63を備え
るような実施形態も可能である。この蓄電池の電流測定
値は、蓄電池10の健全性や充電状態を比較的正確に判
定するために、マイクロプロセッサ56で処理される。
【0030】図6は、図2Bに示すモジュール16の一
実施形態の概略図である。コンパレータ90では、定期
的に電圧測定値を複数の参照数値と比較し、それに応じ
て蓄電池10の状態を表示できるようLED23A〜D
を駆動させる。この表示装置は、スイッチやその他の設
定により実現または作動できる。なお、これまで示した
図におけるすべての特徴と説明は、別の適切な構造にも
適用できるもので、ここに挙げた特定の実施例のみに限
定されるものではない。
【0031】本発明の特徴の1つは、バッテリテストモ
ジュール16が、自動車の製造過程および/または搬送
中でも使用できることである。モジュール16は、自動
車製造工程において、蓄電池10に装着可能である。自
動車が組立ラインを移動する間には、例えばラジオがオ
ンになる、スタータが駆動する、ヘッドライトが点灯す
るといったように、多様な負荷が電気システムに加わ
る。このときバッテリが放電した場合にはモジュール1
6が表示を出すので、ディーラへ搬入したり顧客に販売
する前に、再充電(故障、または、故障しそうな場合は
交換)しなくてはならない。モジュール16は、蓄電池
10が放電し再充電が必要であることを示す、視覚的出
力などの出力を行う。
【0032】モジュール16を、特定の蓄電池10の定
格に基く情報を記憶するように設定することも可能であ
る。この情報はバッテリテストにおいて、蓄電池の再充
電が必要かどうかを判断するのに使用できる。モジュー
ル16は、自動車の組立てや搬入が終わると蓄電池10
から取り外しでき、組立ラインの別の車両に接続し直し
て再使用することができる。
【0033】車両の製造過程や運搬中に使用されるモジ
ュールを含む本発明の様々な実施例においても、モジュ
ール16は、単数または複数の彩色LEDにより、簡単
な合格/不合格の視覚出力を提供できる。また、IR、
RF、外部データバスまたは接続を介して車両のデータ
バスに接続して、追加データを別の装置へ出力させるこ
とも可能である。また、バッテリの温度、使用履歴、サ
イクル履歴などに関する情報等の追加データを、後で検
索できるよう記憶しておける。前記データは、タイムス
タンプ処理または日付スタンプ処理をして、車両製造中
に発生しがちな共通の故障を診断するのにも使用でき
る。シリアル番号、複数の蓄電池特性、自己学習機能な
どの追加情報も、メモリに記憶することができる。
【0034】一般的に、モジュール16において実行さ
れる測定や算定は、タイムスタンプ処理または日付スタ
ンプ処理することが可能である。このタイムスタンプ処
理や日付スタンプ処理された情報に基いて、モジュール
16は、車両に装着後の蓄電池の未使用期間、蓄電池の
在庫期間、蓄電池が完全に放電状態にあった期間等に関
するデータ出力を行う。
【0035】図7は、本発明による蓄電池の別の実施形
態を示す。図7に示す複数の部品は、図1〜図6に示し
たものと同様であるため、同じ参照番号を付けてある。
加えて図7には、テストモジュール16がそれぞれ通信
リンク91と93を介して通信可能な、遠隔に設置した
出力部92および入力部94も示す。テストモジュール
16は、出力部22/24、および/または、遠隔出力
装置92へ、蓄電池状態の情報を出力できる。前記遠隔
出力装置として、ゲージ、メータ、スピーカなどのあら
ゆる出力装置を採用できる。遠隔出力装置92は、例え
ば、蓄電池10を装備する車の運転席や、ダッシュボー
ドなどに設置してもよい。前記遠隔出力装置92は、ア
ナログ出力装置やデジタル出力装置であっても構わな
い。通信リンク91には、ワイヤレス通信リンク、結線
通信リンク、光通信リンクなど、あらゆるタイプの通信
リンクの使用が可能である。また、通信リンク91は、
コントローラエリアネットワーク(CAN)バス、ロー
カルインターコネクトネットワーク(LIN)バスな
ど、車両搭載バスであってもよい。テストモジュール1
6は、通信リンク91および遠隔出力装置92の種類に
応じた形式で、テスト状況の情報を遠隔出力部92へ送
信できる。つまり、テスト状況の情報は、アナログ形
式、デジタル形式、RF信号形式、IR信号、音響信号
などで伝送可能なのである。また、テストモジュール1
6は、通信リンク93を介して、遠隔入力装置94から
起動信号を受信することができる。前記通信リンク91
と同様に通信リンク93は、遠隔入力部94からテスト
モジュール16への起動信号を伝送できる通信リンクで
あれば、どんなものでも構わない。例えば、通信リンク
93を介してテストモジュール16に起動信号を発信す
るような、遠隔地に設置された押しボタン式起動装置で
入力部94を構成できる。また、蓄電池10を装備した
車両が走行または停止すると、遠隔入力部94が自動的
に起動信号を発信するような例でも構わない。この起動
信号は、RF信号、IR信号、音響信号、デジタル信
号、CANバス信号、LINバス信号などの形式であっ
てもよい。前記遠隔入力部94は、蓄電池10を装備し
た車の運転席やダッシュボードなどに設置することがで
きる。入力部20/26には、所定時間を過ぎると起動
信号を発信するよう設定されたタイミングコントローラ
を装備してもよい。また、遠隔入力部94にも、所定時
間を過ぎると起動信号を発信するよう設定されたタイミ
ングコントローラを装備できる。テストモジュール16
は、通信リンク91を介して、蓄電池状態の履歴情報を
遠隔出力装置92へ伝送することも可能である。本発明
の実施形態では、蓄電池のテスト装置を、テストモジュ
ール16、通信リンク91および93、遠隔出力装置9
2、遠隔入力装置94で構成しても構わない。
【0036】図8は、異なる出力部に伝送された蓄電池
状態の情報内容を示すブロック図である。図8に示すよ
うに、蓄電池状態の情報96には、ブロック97に表示
されるリアルタイムの測定値(バッテリ電流値、電圧値
など)と算出結果、および、ブロック98に表示される
メモリ44に記憶された測定値と結果とがある。バッテ
リテストモジュール16は、蓄電池状態の情報96を、
出力部22、24、92など別々の出力部に伝送するこ
ともできる。
【0037】図9は、本発明のさらに別の実施形態であ
る一体型バッテリテストモジュールを備えた蓄電池を示
す。なお、図9中の図1〜図7に示すものと同様の部品
には、同じ番号を付けてある。図9には、テストモジュ
ール16が通信リンク102を介して通信できる、外部
蓄電池チャージャ/テスタ100も示してある。このチ
ャージャ/テスタ100に類似のバッテリチャージャ/
テスタの一例は、参考添付した2000年8月15日発
行の米国特許第6,104,167号、『バッテリの充
電方法とその装置』に開示されている。通信リンク10
2は、通信リンク91と93(図7)で説明したよう
に、あらゆる形式の結線リンクまたはワイヤレスリンク
であってもよく、テストモジュール16からの蓄電池状
態の情報を、外部の蓄電池チャージャ/テスタ100に
伝送する機能をもつ。さらに、通信リンク102を介し
て、外部の蓄電池チャージャ/テスタ100からのデー
タをテストモジュール16で受信することもできる。ま
た、蓄電池状態の情報に、蓄電池10の品質保証コード
を含むような実施例も可能である。この品質保証コード
は、テストモジュール16または外部の蓄電池チャージ
ャ/テスタ100で決定できる。バッテリモジュール1
6は、さらに、蓄電池状態の履歴情報を、メモリ44か
ら外部の蓄電池チャージャ/テスタ100へ伝送する機
能ももつ。前述のように、この履歴情報は、蓄電池の使
用状態をモニタし、蓄電池の寿命期間で発生する様々な
出来事の記録を保持するのに利用できる。本発明の別の
実施形態として、バッテリテストモジュール16に、外
部の蓄電池チャージャ/テスタ100の計算アルゴリズ
ムとほぼ同様で、互換性のある1つまたは複数の計算ア
ルゴリズムを実行させることも可能である。さらに別の
実施例として、前記互換性計算アルゴリズムで、蓄電池
100の健全性や充電状態を判断することもできる。こ
のような計算アルゴリズムの互換性により、テストモジ
ュール16と外部の蓄電池チャージャ/テスタ100と
の間での、中間計算や計算結果の交換が可能となる。こ
れらの交換された中間値や計算結果は、テストモジュー
ル16と外部の蓄電池チャージャ/テスタ100で追加
の計算を行うために使用されることができる。
【0038】前述した本発明の実施形態では、前記テス
トモジュールについて、例えば蓄電池の電極にボルトで
脱着可能に取り付けられた、または、バッテリに半永久
的に固定された装置であると説明してきた。これらの実
施形態におけるバッテリテストモジュールは、通常、電
子部品が搭載された固体プリント基板(PCB)を備え
ているため、そのサイズは比較的大きい。一般的に、前
記ようなバッテリテストモジュールにバッテリハウジン
グ体を一体化させるには、バッテリケースやハウジング
体の変更が必要がある。さらに、蓄電池は外部寸法に基
いてサイズ分類されているため、比較的大きいバッテリ
テストモジュールを取付けると、その蓄電池のサイズ分
類が変ってしまうことがある。そのため、前記バッテリ
テストモジュールは、蓄電池と別個の部品である従来の
ものよりも優れた点があるにも関わらず、その製造およ
び搭載にかかるコストが高くなってしまう。そこで、バ
ッテリケースの変更が不用で、蓄電池サイズ分類に影響
せず、どのようなサイズ分類の蓄電池にも取り付け可能
な本発明の実施形態について、図10を用いて説明す
る。
【0039】図10は、バッテリテストモジュール10
4を装着した蓄電池10の側面図である。この実施形態
におけるバッテリテストモジュール104の構成部品
は、前記バッテリテストモジュール16のものと同様の
機能をもつ。しかしながら、バッテリテストモジュール
104は、フレキシブル回路技術および/またはフリッ
プチップ技術により形成され、埋込み電子部品を備えた
柔軟性のある「バッテリラベル」形式である。そのた
め、バッテリテストモジュール104は、ワンサイズで
製造でき、どんな分類サイズの蓄電池のハウジング体の
壁面にも装着可能である。さらに、このモジュール10
4は比較的薄いラベル形状であるため、モジュールを装
着するバッテリの寸法つまり分類サイズの変更は必要な
い。前述した利点により、バッテリテストモジュール1
04は、比較的低コストで大量生産が可能なのである。
バッテリテストモジュール104を蓄電池10に機械的
および電気的に接続する技術については、図11に関連
して以下に説明する。
【0040】図11は、図10の蓄電池10の上側平面
図である。図から分るように、バッテリテストモジュー
ル104は、テストモジュール16(図2A)のものと
同様の部品から構成されているが、テストモジュール1
04は複数の前記柔軟層から形成されている。このバッ
テリテストモジュール104は、番号106と108で
示す「トラップ」構造により、蓄電池電極12および1
4に嵌合されている。電極つまり端子の把持部106と
108は、バッテリテストモジュール104中の溝から
なり、電極12と14に電気接続できるように、その溝
に出っ張る導電歯部が設けられている。バッテリテスト
モジュール104の把持部は、異なる蓄電池サイズの電
極に接続できるよう弾力性をもたせても構わない。ま
た、このテストモジュール104の底面を、適当な接着
剤で蓄電池10の表面に接着することもできる。別の実
施形態として、バッテリテストモジュール104の第1
部分を蓄電池のハウジング体の表面に接着し、その残り
の部分を湾曲させて前記ハウジング体の側面に接着する
ことも可能である。さらに、バッテリテストモジュール
104が、バッテリハウジング体の外面(上面と側面)
上の凸凹と整合できるよう薄く柔軟性をもつような実施
形態でも構わない。本発明のさらに別の実施形態とし
て、バッテリテストモジュール104を蓄電池10のハ
ウジング体に半永久的に接着することもできる。またさ
らに、バッテリテストモジュール104を、蓄電池10
のハウジング体に一時的に固定したり、または、随意に
脱着可能とする実施形態も可能である。図12は、テス
トモジュール104の実施形態の部分断面図である。図
から分るように、テストモジュール104は、熱拡散層
110、接着層112、フレキシブル基板114、フレ
キシブル回路116、保護層118からなる多層構造を
もつ。バッテリテストを実行するためにテストモジュー
ル104を起動させる押しボタン20などの部品は、フ
レキシブル回路116の表面に載置され、演算増幅器5
2および70とマイクロプロセッサ56などの部品はフ
レキシブル回路の底面に設置されており、フレキシブル
基板114と封止材124にて支持されている。増幅器
52と70、マイクロプロセッサ56のような部品を封
止することで、テストモジュール104の強度が向上
し、部品にかかるストレスが軽減される。増幅器52、
70、およびマイクロプロセッサ56などの部品は、フ
リップチップ技術、表面搭載技術、その他当業者に公知
の工業技術、または将来開発される技術により、フレキ
シブル回路116に搭載しても構わない。前記部品の搭
載にフリップチップ技術を採用する例は、ここに参考添
付している米国特許第6,410,415号、『フリッ
プチップ搭載技術』で解説してある。フレキシブル回路
116は多層構造であって、前述のようにその上にはレ
ジスタや(20のような)押しボタンのような部品が加
減形成法によって形成され、(増幅器52、70、およ
びマイクロプロセッサ56などの)他の部品が搭載され
ている。フレキシブル回路の形成法の一例は、ここに参
考添付した米国特許第6,150,071号、『フレッ
クス回路アプリケーションの製造工程』に説明されてい
る。
【0041】図12に関連したテストモジュール104
の実施形態は、本発明の一実施例にすぎない。本発明の
本質や範囲から逸脱することなく、これらの層の数や種
類の変更や、(20、52、56、70などの)部品の
異なる層への配置、および、各層の形成には別の適当な
素材(混合材でもよい)を使用することも可能である。
【0042】図13Aは、バッテリテストモジュール1
6、104を搭載する蓄電池10の部分断面図である。
図13Aに示すように、テストモジュール16、104
は、電極延長部130と132を介して蓄電池の電極1
2と14に接続している。電極延長部130、132
は、それぞれ、蓄電池電極12、14に接続する基端部
131と、バッテリテストモジュール16、104の1
42、144(図14)のような溝に嵌入するよう形成
された凸部146、148を含む先端部とを備えた導電
性板部材である。電極延長部130、132の基端部1
31は、蓄電池10の製造過程で電極部12、14と一
体形成してもよいし、電極部12、14(図13B)に
スライド係合するような環状形状であっても構わない。
図13Bに示す電極延長部130、132の実施形態で
は、電極12、14は別個に形成されており、蓄電池の
製造後に電極12、14に取り付けられる。図13Aに
示す実施形態では、電極延長部130、132がバッテ
リハウジング体18内に延長されている。しかしなが
ら、電極130、132がバッテリハウジング体18の
外側に配置される実施形態も可能である。また、基端部
131が先端部133と一体形成されていても、各部材
がそれぞれ別の導電素材からなる実施例としても構わな
い。たとえば、電極12、14と電極延長部130、1
32とを機械的かつ電気的に良好に接続できるよう、基
端部131を銅や真鍮などの導電素材で形成し、先端部
133を鉛で作成することもできる。また、凸部14
6、148を鉛などの金属で形成して、溝部142、1
44に嵌め込んだ後に溶融し、冷却してテストモジュー
ル16、104と電極延長部130、132との機械的
結合を確実にすることも可能である。さらに、バッテリ
テストモジュール16、104と、電極延長部130、
132との露出部分を保護するため、カバー150を使
用しても構わない。
【0043】図14は、蓄電池10の上側平面図であ
り、テストモジュール16、104と電極延長部13
0、132とを結ぶケルビン電気接続38、40を示
す。説明したように、テストモジュール16、104を
蓄電池の電極延長部130、132に接続した結果とし
て、テストモジュール16、104の底面に配置された
導電パッド134、136および138、140が電極
延長部130、132へ付勢(urged)されて、ケルビ
ン接続38、40が形成されるのである。
【0044】図15に示す本発明の別の実施形態では、
平板部材であるポスト延長部130、132の先端部1
31の代わりに、パッド134、136および138、
140に接続してケルビン接続38、40を形成するよ
うなアーム部130A、130Bおよび132A、13
2Bを採用している。また、アーム部130A、130
B、および、132A、132Bを、導電パッド13
4、136および138、140にハンダ付けするよう
な実施形態も可能である。さらに、電極延長部130、
132を、テストモジュール16、104と一体形成
し、電極部12、14に実質的に接続する実施例でも構
わない。なお、図15の実施形態には、凸部146、1
48が備わっていない。そこで、バッテリテストモジュ
ール16、104と蓄電池10とを機械的結合させるに
は、バッテリハウジング体18の表面に接着され、バッ
テリテストモジュール16、104にある142、14
4、160、162などの溝部に嵌合させる留め具(1
52、154、156、158など)を使用する。留め
具(152、154、156、158など)は、溶融式
キャップ形状170(図16−1)、ネジを受け入れる
ネジスタンドオフ(screw standoffs)174(図16
−2)、あるいは、スナップ式タブ形状178で構成し
てもよい。溶融式キャップ形状170には、テストモジ
ュール16、104と蓄電池10とを機械的に確実に結
合させるよう、溝穴(142、144、160、162
などの)に嵌め込まれた後に溶融、冷却できるような延
長部172が備わる。
【0045】前記電極延長部130、132を介して蓄
電池10に結合されたテストモジュール16、104の
実施形態について、図13A−16を参照して説明して
きたが、これらは本発明のほんの一例である。したがっ
て、電極延長部130、132の基端部131と先端部
133の素材には、適当なもの(混合材を含む)であれ
ば何を使用しても構わないのである。さらに、基端部1
31と先端部133の形状も、本発明の本質と範囲から
逸脱しないかぎり、所望に変更して構わない。同様に、
蓄電池10のハウジング体にバッテリテストモジュール
16、104を装着する接合部材も、適当なものであれ
ば何を採用してもよい。
【0046】本発明について、好適な実施形態を参照し
ながら説明してきたが、本発明の本質と範囲から逸脱す
ることなく、その形式と細部への変更が可能であること
は当業者にとって明白であろう。なお、蓄電池10につ
いては、複数の電気化学セルを備えた形態で説明してき
たが、単体の電気化学セルからなる蓄電池10を採用す
る実施形態も可能であることを付け加えておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリテストモジュールを備え
た蓄電池の側面図である。
【図2A】図1の蓄電池を上側平面図である。
【図2B】図1の蓄電池を上側平面図である。
【図3】図1および図2の蓄電池を、図2中の点線3に
沿って切断した側断面図である。
【図4】本発明による蓄電池を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態の1つを示す回路図である。
【図6】本発明の別の実施形態を示す回路図である。
【図7】本発明の別の実施形態による蓄電池を示すブロ
ック図である。
【図8】バッテリテストモジュールから発信される多様
なバッテリテスト状況の情報を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施形態による外部チャージャ/テ
スタと通信可能なバッテリテストモジュールを備えた蓄
電池を示す概略ブロック図である。
【図10】バッテリテストモジュールを装着する蓄電池
の側面図である。
【図11】図10の蓄電池の上側平面図である。
【図12】前記テストモジュールの部分断面図である。
【図13A】前記蓄電池の一部分を示す断面図である。
【図13B】本発明の一実施形態による蓄電池の電極延
長部を示す。
【図14】バッテリ電極の延長部の別の実施形態を示す
蓄電池の上側平面図である。
【図15】バッテリ電極の延長部の別の実施形態を示す
蓄電池の上側平面図である。
【図16−1】前記バッテリテストモジュールと蓄電池
を結合するための留具の異なる実施形態を示す。
【図16−2】前記バッテリテストモジュールと蓄電池
を結合するための留具の異なる実施形態を示す。
【図16−3】前記バッテリテストモジュールと蓄電池
を結合するための留具の異なる実施形態を示す。
【符号の説明】
10……蓄電池、12……正(+)端子、14……負
(−)端子、16……バッテリテストモジュール、18
……ハウジング体、20……オプション入力部、22,
24……オプション出力部、23A,23B,23C,
23D……一列に配置された出力部、30……セル、3
2,34,36……導線、38,40……ケルビン接続
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月24日(2003.2.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図10】
【図11】
【図12】
【図16−1】
【図16−2】
【図16−3】
【図7】
【図8】
【図9】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
フロントページの続き (72)発明者 ジャメイ エル.バテリス アメリカ合衆国 60517 イリノイ州、ウ ッドリッジ、アパートメント ワンハンド レッドアンドスリー、ウッドリン ドライ ブ 7912 (72)発明者 スティーブン ジェイ.マクシェイン アメリカ合衆国 イリノイ州、オーク ブ ルック (72)発明者 マイケル ジェイ.フリッチ アメリカ合衆国 60103 イリノイ州、バ ートレット、シカモア レーン 970 Fターム(参考) 2G016 CB00 CB06 CC01 CC03 CC06 CC27 CC28 CE02 5H030 AS08 BB10 FF41 5H040 AS01 AS04 AT06 CC32 DD01 DD04 DD09 JJ09 LL01

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池であって、 蓄電池の正極ポストと負極ポストとを支持する蓄電池ハ
    ウジング体と、 前記蓄電池の正極ポストと負極ポストの間に電気的に接
    続された、前記蓄電池ハウジング内の少なくとも1個の
    電気化学セルと、 前記蓄電池の正極ポストに結合された第1電極延長部
    と、 前記蓄電池の負極ポストに結合された第2電極延長部
    と、 前記蓄電池テストモジュールと第1電極延長部との間の
    第1ケルビン接続および蓄電池テストモジュールと第2
    電極延長部との間の第2ケルビン接続を形成するため
    に、前記第1電極延長部と第2電極延長部とに結合され
    た蓄電池テストモジュールと、 蓄電池状態の情報を出力できるよう形成された前記蓄電
    池テストモジュールからの出力部とからなる蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記第1電極延長部が、正極ポストと一
    体に形成され、前記第2電極延長部が、負極ポストと一
    体に形成された請求項1記載の蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    が、正極および負極ポストから分離形成され、かつ、前
    記第1電極延長部の基端は正極ポストに取付けられるよ
    う形成され、前記第2電極延長部の基端は負極ポストに
    取付けられるよう形成された請求項1記載の蓄電池。
  4. 【請求項4】 前記第1電極延長部の基端が、正極ポス
    トに取付けられるよう形成された第1リング部を備え、
    前記第2電極延長部の基端が、負極ポストに取付けられ
    るよう形成された第2リング部を備えた請求項3記載の
    蓄電池。
  5. 【請求項5】 前記第1電極延長部の先端が、第1凸部
    材を備え、かつ、前記第2電極延長部の先端が、第2凸
    部材を備えており、前記第1と第2の凸部材のそれぞれ
    が、電池テストモジュール内の対応する溝に嵌合できる
    よう形成された請求項1記載の蓄電池。
  6. 【請求項6】 前記第1凸部材と第2凸部材が、それぞ
    れ第1凸部材と第2凸部材が対応する溝に嵌合された
    後、電池テストモジュールと第1、第2電極延長部との
    間の結合を確実にするため、溶融および冷却できるよう
    形成された請求項5記載の蓄電池。
  7. 【請求項7】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    が、前記蓄電池ハウジング内部に延長された請求項1記
    載の蓄電池。
  8. 【請求項8】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    が、前記蓄電池ハウジング外部に配備された請求項1記
    載の蓄電池。
  9. 【請求項9】 前記第1電極延長部と第2電極延長部の
    それぞれの基端が銅からなり、前記第1電極延長部と第
    2電極延長部のそれぞれの先端が鉛からなる請求項1記
    載の蓄電池。
  10. 【請求項10】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    のそれぞれの基端が黄銅からなり、前記第1電極延長部
    と第2電極延長部のそれぞれの先端が鉛からなる請求項
    1記載の蓄電池。
  11. 【請求項11】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    のそれぞれの基端が、単一の板状部材からなる請求項1
    記載の蓄電池。
  12. 【請求項12】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    のそれぞれの基端が、一対の腕部からなる請求項1記載
    の蓄電池。
  13. 【請求項13】 前記電池テストモジュールが、前記第
    1電極延長部の先端に電気接続された一対の第1接触パ
    ッドと、前記第2電極延長部の先端に電気接続された一
    対の第2接触パッドとからなる請求項1記載の蓄電池。
  14. 【請求項14】 さらに、前記蓄電池ハウジング体から
    上方向に伸張する、蓄電池ハウジング体に取り付けられ
    た複数の留め具を備え、それら留め具のそれぞれが、前
    記電池テストモジュールの対応する溝に取付けられるよ
    う形成された請求項1記載の蓄電池。
  15. 【請求項15】 前記複数の留め具のそれぞれが、ネジ
    が挿入できるネジ孔を備えた請求項14記載の蓄電池。
  16. 【請求項16】 前記複数の留め具のそれぞれが、スナ
    ップ式タブ形状である請求項14記載の蓄電池。
  17. 【請求項17】 前記複数の留め具のそれぞれが、溶融
    式キャップ形状である請求項14記載の蓄電池。
  18. 【請求項18】 前記溶融式キャップの延長部が、溶融
    式キャップがその対応する溝に嵌合されたとき、蓄電池
    ハウジング体と電池テストモジュールとの間の結合を確
    実にするため、溶融および冷却できるよう形成された請
    求項17記載の蓄電池。
  19. 【請求項19】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    が、前記電池テストモジュールと一体形成され、かつ、
    前記正極ポストと負極ポストに接続できるよう形成され
    た請求項1記載の蓄電池。
  20. 【請求項20】 蓄電池のテスト装置であって、 蓄電池の正極ポストに結合する第1電極延長部に接続さ
    れた第1ケルビン接続部と、 蓄電池の負極ポストに結合する第2電極延長部に接続さ
    れた第2ケルビン接続部と、 前記第1と第2のケルビン接続部をそれぞれ経由して第
    1と第2の電極延長部に電気接続され、蓄電池の蓄電池
    ハウジング体に固定された電池テストモジュールと、 電池状態情報を出力できるよう形成された前記電池テス
    トモジュール出力部とからなる蓄電池テスト装置。
  21. 【請求項21】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    が、前記蓄電池ハウジング内に延長された請求項20記
    載の蓄電池テスト装置。
  22. 【請求項22】 前記第1電極延長部と第2電極延長部
    が、正極および負極ポストから分離形成され、かつ、前
    記第1電極延長部の基端は正極ポストに嵌合できるよう
    形成されており、前記第2電極延長部の基端は負極ポス
    トに嵌合できるよう形成された請求項20記載の蓄電池
    テスト装置。
  23. 【請求項23】 補助電力装置であって、 正極ポストと負極ポストをもつ補助蓄電池と、 前記補助蓄電池の正極ポストに接続された第1電極延長
    部と、 前記補助蓄電池の負極ポストに接続された第2電極延長
    部と、 前記正の電極延長部と負の電極延長部を経由して前記補
    助蓄電池に電気接続され、前記補助蓄電池の電池テスト
    を行なって電池テスト値を出力できるよう形成された電
    池テストモジュールと、 前記電池テスト結果を出力できるよう形成された出力部
    とからなる補助電力装置。
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