JP2003263435A - 情報配信システムおよび記録媒体 - Google Patents

情報配信システムおよび記録媒体

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JP2003263435A
JP2003263435A JP2002066170A JP2002066170A JP2003263435A JP 2003263435 A JP2003263435 A JP 2003263435A JP 2002066170 A JP2002066170 A JP 2002066170A JP 2002066170 A JP2002066170 A JP 2002066170A JP 2003263435 A JP2003263435 A JP 2003263435A
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terminal device
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JP2002066170A
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English (en)
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Hiroyuki Tarumi
浩幸 垂水
Keiichi Kato
圭一 加藤
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SPACE TAG Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置の特定可能な端末に情報を配信するシステ
ムにおいて、位置によってアクセスの制限をかけたり、
提供する情報の態様を変更する処理が繁雑であるという
課題があった。 【解決手段】連立不等式の成否判定、住所判定、セルの
記号の判定のいずれかの方法により、位置によるアクセ
ス制限や位置によって提供する情報の態様を変更するこ
とが簡便に行える。またこれらの処理を行うプログラム
を記録した記録媒体と、配信する情報を記録した記録媒
体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、位置特定の可能な
端末装置に情報を配信するシステムに関し、特に位置に
よる制約に基づいて情報を配信するシステムと、配信す
る情報を蓄積するデータベースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話やカーナビゲーションシ
ステム等の位置特定の可能な移動端末に情報を配信する
システムにおいて、位置によって情報の配信に制限をか
けるシテスムとしては、2000年10月に発行された
情報処理学会論文誌第41巻第10号の2689頁から
2697頁に記載された論文「時空間限定オブジェクト
システムSpaceTag:プロトタイプシステムの設
計と実装」(以下、文献1)に示されたシステムSpaceT
agがある。SpaceTagは位置に依存した個々の情報を指す
言葉であり、個々のSpaceTagは地図上のある場所に存在
するものとして位置が与えられている。
【0003】文献1によれば、SpaceTagにはaura, nimb
usという名前の二種の円形空間が定義され、また移動端
末を所有するユーザにはauraのみが定義される。そし
て、以下のようにアクセスの制限がかけられる。(1)
SpaceTag とユーザのauraが全く重なっていないとき
は、ユーザはSpaceTagの位置や存在を知ることができ
ず、当然アクセスも不可能である。(2)SpaceTagとユ
ーザのauraが衝突すると互いに相互作用を行うことが可
能になる、つまりこの場合ユーザがSpaceTag の位置や
存在のみを知ることができる。この段階では、SpaceTag
の内容にアクセスすることはできない。(3)ユーザが
SpaceTagのnimbus に入れば、ユーザはそのSpaceTagの
内容にアクセスすることが可能になる。
【0004】また、nimbusやfocus(文献1によれば、f
ocusとはBenfordのモデルによって定義されるさらに別
の空間である)が位置の関数としてアナログ的な値を取
ることによって,SpaceTagの近くにいればはっきりと見
え,遠くにいればぼんやりとしか見えない等の応用も可
能になるという可能性が、同文献によって示唆されてい
る。
【0005】この、Benfordのモデルに基づいた見え方
の違いの例については、共立出版株式会社から2000
年9月に刊行された書籍「グループウェアとその応用」
(垂水浩幸著、ISBN 4−320−02785−
X)(以下、文献2)の52〜55頁に解説がある。例
えばテキスト表示の内容が変化する、音声では声の大き
さに変化をつける、画像では予め用意した複数のグラフ
ィクス表現の中から一つを選択する、などの例が示され
ている。また、文献2では、aura, nimbus等の空間は常
に同じ形状である必要はなく、円形に限る必要もないこ
とが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】文献1に記載のSpaceT
agは、aura, nimbus が円形に限られているため、位置
によって情報の配信に制限をかける際、柔軟性に欠ける
という問題があった。
【0007】また、文献2に記載のBenfordのモデルは
aura, nimbus, focusという三つの空間を扱う必要があ
るため、計算が繁雑になるという問題があった。
【0008】本発明はこれらの問題を解決することを意
図してなされたものであり、位置による情報配信の制限
が円形以外の複雑な形状に基づいて定義される場合にも
簡便に処理できるシステムを提供するものである。また
同様に、位置によって情報の見え方に差をつける処理に
ついても容易になせることを目的としたものである。ま
たさらに、気象条件によっても情報の見え方に差をつけ
ることを可能にすることも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報配
信システムは、端末装置への情報配信の許可と禁止を決
定するアクセス制限手段を備えており、前記アクセス制
限手段が、前記端末装置の位置である経度、緯度、高
さ、および時刻の四つの変数のうち少なくとも一つ以上
を変数として含む一つの不等式または連立不等式を評価
した結果によってアクセスの許可と禁止を決定すること
を特徴としている。
【0010】請求項2に記載の情報配信システムは、端
末装置への情報配信の許可と禁止を決定するアクセス制
限手段を備えており、前記アクセス制限手段が、前記端
末装置の位置を示す住所を少なくとも参照してアクセス
の許可と禁止を決定することを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の情報配信システムは、端
末装置への情報配信の許可と禁止を決定するアクセス制
限手段を備えており、前記アクセス制限手段が、地域を
多数のセルに分割した上で、前記端末装置が属するセル
を少なくとも参照してアクセスの許可と禁止を決定する
ことを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の情報配信システムは、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報配信システ
ムにおいて、前記アクセス制限手段が、さらに天気、気
温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの気象条件
を参照してアクセスの許可と禁止を決定することを特徴
としている。
【0013】請求項5に記載の情報配信システムは、請
求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報配信システ
ムにおいて、前記アクセス制限手段が、さらに年、月、
曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現された時
刻による条件をさらに参照して、アクセスの許可と禁止
を決定することを特徴としている。
【0014】請求項6に記載の情報配信システムは、端
末装置の位置によって配信する情報の態様を決定するア
クセス制限手段を備えており、前記アクセス制限手段
が、前記端末装置の位置である経度、緯度、高さ、およ
び時刻の四つの変数のうち少なくとも一つ以上を変数と
する式を評価した結果得た条件値によって、配信する情
報の態様を決定することを特徴としている。
【0015】請求項7に記載の情報配信システムは、端
末装置の位置によって配信する情報の態様を決定するア
クセス制限手段を備えており、前記アクセス制限手段
が、前記端末装置の位置を示す住所を少なくとも参照し
て、配信する情報の態様を決定することを特徴としてい
る。
【0016】請求項8に記載の情報配信システムは、端
末装置の位置によって配信する情報の態様を決定するア
クセス制限手段を備えており、前記アクセス制限手段
が、地域を多数のセルに分割した上で、前記端末装置が
属するセルを少なくとも参照して、配信する情報の態様
を決定することを特徴としている。
【0017】請求項9に記載の情報配信システムは、請
求項6乃至請求項8のいずれかに記載の情報配信システ
ムにおいて、前記アクセス制限手段が、さらに天気、気
温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの気象条件
を参照して、配信する情報の態様を決定することを特徴
としている。
【0018】請求項10に記載の情報配信ステムは、請
求項6乃至請求項9のいずれかに記載の情報配信システ
ムにおいて、前記アクセス制限手段が、さらに年、月、
曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現された時
刻による条件をさらに参照して、配信する情報の態様を
決定することを特徴としている。
【0019】請求項11に記載の情報配信システムは、
請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の情報配信シ
ステムにおいて、配信する情報が文字情報であって、配
信する情報の態様の決定が、文字情報の一部を伏せ字に
したもの、文字情報の一部を別の文字で置換したもの、
文字情報の文字の色を変更したもの、文字情報の文字を
かすれさせたもの、文字情報の文字のフォントを変更し
たものの少なくとも一つから選ばれた態様を含む候補か
ら選んで決定することを特徴としている。
【0020】請求項12に記載の情報配信システムは、
請求項11に記載の情報配信システムにおいて、伏せ字
においては伏せ字を行う文字の数が、文字の置換におい
ては置換を行う文字の選択または文字の数が、文字の色
の変更においては色の変更を行う文字の数、変更する色
の選択、または色の変更の程度が、文字のかすれにおい
ては文字のかすれの程度が、またフォントの変更におい
ては変更するフォントの選択またはフォントの変更を行
う文字の数が、それぞれ端末装置の位置もしくは時刻も
しくは気象条件を参照して決定されることを特徴として
いる。
【0021】請求項13に記載の情報配信システムは、
請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の情報配信シ
ステムにおいて、配信する情報が画像情報であって、配
信する情報の態様の決定が、画像情報の解像度を変更し
たもの、画像情報のコントラストを変更したもの、画像
情報を減色したもの、画像情報の明るさを変更したも
の、画像情報の彩度を変更したもの、画像情報の色を変
更したもの、画像情報にノイズを加えたもの、画像情報
の一部を切り取ったもの、画像情報にモザイク等の各種
画像効果を適用したものの少なくとも一つから選ばれた
態様を含む候補から選んで決定することを特徴としてい
る。
【0022】請求項14に記載の情報配信システムは請
求項13に記載の情報配信システムにおいて、解像度の
変更、コントラストの変更、減色、明るさの変更、彩度
の変更、色の変更、ノイズの追加、切り取り、もしくは
モザイク等の各種画像効果の程度が、それぞれ端末装置
の位置もしくは時刻もしくは気象条件を参照して決定さ
れることを特徴としている。
【0023】請求項15に記載の情報配信システムは請
求項6乃至請求項10のいずれかに記載の情報配信シス
テムにおいて、配信する情報が音声情報であって、配信
する情報の態様の決定が、音声情報の音量を変更したも
の、音声情報の帯域幅を変更したもの、音声情報のピッ
チを変更したもの、音声情報の一部の音を消去したも
の、音声情報の音数を減らしたもの、音声情報にノイズ
を加えたもの、音声情報の再生時間を短縮したものの少
なくとも一つから選ばれた態様を含む候補から選んで決
定することを特徴としている。
【0024】請求項16に記載の情報配信システムは、
請求項15に記載の情報配信システムにおいて、音量の
変更、帯域幅の変更、ピッチの変更、音を消去する場合
における消去する音の数、音数の変更、ノイズの追加、
もしくは再生時間の短縮の程度が、それぞれ端末装置の
位置もしくは時刻もしくは気象条件を参照して決定され
ることを特徴としている。
【0025】請求項17に記載の情報配信システムは請
求項6乃至請求項10のいずれかに記載の情報配信シス
テムにおいて、配信する情報が動画情報であって、配信
する情報の態様の決定が、動画情報の解像度を変更した
もの、動画情報のコントラストを変更したもの、動画情
報を減色したもの、動画情報の明るさを変更したもの、
動画情報の彩度を変更したもの、動画情報の色を変更し
たもの、動画情報にノイズを加えたもの、動画情報の動
画像部分の一部を切り取ったもの、動画情報にモザイク
等の各種画像効果を加えたもの、動画情報の音量を変更
したもの、動画情報の音声帯域幅を変更したもの、動画
情報の音声ピッチを変更したもの、動画情報の音声の一
部を消去したもの、動画情報の音声の音数を減らしたも
の、動画情報の再生時間を短縮したもの、動画情報の単
位時間当たりの更新レートを変更したものの少なくとも
一つから選ばれた態様を含む候補から選んで決定するこ
とを特徴としている。
【0026】請求項18に記載の情報配信システムは、
請求項17に記載の情報配信システムにおいて、解像度
の変更、コントラストの変更、減色、明るさの変更、彩
度の変更、色の変更、ノイズの追加、切り取り、モザイ
ク等の画像効果、音量の変更、音声帯域幅の変更、音声
ピッチの変更、音声の一部の消去、音数の減少、再生時
間の短縮、もしくは更新レートの変更の程度が、それぞ
れ端末装置の位置もしくは時刻もしくは気象条件を参照
して決定されることを特徴としている。
【0027】請求項19に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムが備える、端末装置の
位置によって情報配信の許可と禁止を決定するアクセス
制限手段の動作を実現するプログラムを記録しており、
前記プログラムが、前記端末装置の位置である経度、緯
度、高さ、および時刻の四つの変数のうち少なくとも一
つ以上を変数として含む一つの不等式または連立不等式
を評価した結果によってアクセスの許可と禁止を決定す
るプログラムコード手段を含むことを特徴としている。
【0028】請求項20に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムが備える、端末装置の
位置によって情報配信の許可と禁止を決定するアクセス
制限手段の動作を実現するプログラムを記録しており、
前記プログラムが、前記端末装置の位置を示す住所によ
ってアクセスの許可と禁止を決定するプログラムコード
手段を含むことを特徴としている。
【0029】請求項21に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムが備える、端末装置の
位置によって情報配信の許可と禁止を決定するアクセス
制限手段の動作を実現するプログラムを記録しており、
前記プログラムが、地域を多数のセルに分割した上で、
前記端末装置が属するセルによってアクセスの許可と禁
止を決定するプログラムコード手段を含むことを特徴と
している。
【0030】請求項22に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項19乃至請求項21のいずれかに
記載の記録媒体において、前記プログラムコード手段
が、さらに天気、気温、湿度、気圧、不快指数、風向、
風力などの気象条件を参照してアクセスの許可と禁止を
決定する動作の定義を含んでいることを特徴としてい
る。
【0031】請求項23に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項19乃至請求項22のいずれかに
記載の記録媒体において、前記プログラムコード手段
が、さらに年、月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識
別名で表現された時刻による条件をさらに参照してアク
セスの許可と禁止を決定する動作の定義を含んでいるこ
とを特徴としている。
【0032】請求項24に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムが備える、端末装置の
位置によって配信する情報の態様を決定するアクセス制
限手段の動作を実現するプログラムを記録しており、前
記プログラムが、前記端末装置の位置である経度、緯
度、高さ、および時刻の四つの変数のうち少なくとも一
つ以上を変数とする式を評価した結果得た条件値によっ
て、前記配信する情報の態様を決定するプログラムコー
ド手段を含むことを特徴としている。
【0033】請求項25に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムが備える、端末装置の
位置によって配信する情報の態様を決定するアクセス制
限手段の動作を実現するプログラムを記録しており、前
記プログラムが、前記端末装置の位置を示す住所によっ
て、前記配信する情報の態様を決定するプログラムコー
ド手段を含むことを特徴としている。
【0034】請求項26に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムが備える、端末装置の
位置によって配信する情報の態様を決定するアクセス制
限手段の動作を実現するプログラムを記録しており、前
記プログラムが、地域を多数のセルに分割した上で、前
記端末装置が属するセルによって、前記配信する情報の
態様を決定するプログラムコード手段を含むことを特徴
としている。
【0035】請求項27に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項24乃至請求項26のいずれかに
記載の記録媒体において、前記プログラムコード手段
が、さらに天気、気温、湿度、気圧、不快指数、風向、
風力などの気象条件を参照して前記配信する情報の態様
を決定する動作の定義を含んでいることを特徴としてい
る。
【0036】請求項28に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項24乃至請求項27のいずれかに
記載の記録媒体において、前記プログラムコード手段
が、さらに年、月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識
別名で表現された時刻による条件を参照して前記配信す
る情報の態様を決定する動作の定義を含んでいることを
特徴としている。
【0037】請求項29に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置に条件に応じ
て表示が制約される情報をサーバから配信する情報配信
システムによって配信可能な情報を記録しており、前記
情報が少なくとも制約情報と出力情報とから構成されて
おり、前記制約情報は経度、緯度、高さ、および時刻の
四つの変数のうち少なくとも一つ以上を変数として含む
一つの不等式または連立不等式を表現するデータによっ
て記録されていることを特徴としている。
【0038】請求項30に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置に条件に応じ
て表示が制約される情報をサーバから配信する情報配信
システムによって配信可能な情報を記録しており、前記
情報が少なくとも制約情報と出力情報とから構成されて
おり、前記制約情報は住所によって記録されていること
を特徴としている。
【0039】請求項31に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置に条件に応じ
て表示が制約される情報をサーバから配信する情報配信
システムによって配信可能な情報を記録しており、前記
情報が少なくとも制約情報と出力情報とから構成されて
おり、前記制約情報は地域を多数のセルに分割したセル
を識別する記号の集合によって記録されていることを特
徴としている。
【0040】請求項32に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項29乃至請求項31のいずれかに
記載の記録媒体において、前記制約情報は、さらに天
気、気温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの気
象条件を参照する制約としても記録されていることを特
徴としている。
【0041】請求項33に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項29乃至請求項32のいずれかに
記載の記録媒体において、前記制約情報は、さらに年、
月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現され
た条件を参照する制約としても記録されていることを特
徴としている。
【0042】請求項34に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムによって配信可能な情
報を記録しており、前記情報が少なくとも条件値と出力
情報とから構成されており、前記条件値は経度、緯度、
高さ、および時刻の四つの変数のうち少なくとも一つ以
上を変数として含む計算式を表現するデータによって記
録されており、前記出力情報は前記条件値に応じて選択
できるよう複数記録されていることを特徴としている。
【0043】請求項35に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムによって配信可能な情
報を記録しており、前記情報が少なくとも条件値と出力
情報とから構成されており、前記条件値は住所にによっ
て決定されるべく記録されており、前記出力情報は前記
条件値に応じて選択できるよう複数記録されていること
を特徴としている。
【0044】請求項36に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、位置を特定可能な端末装置にサーバから
情報を配信する情報配信システムによって配信可能な情
報を記録しており、前記情報が少なくとも条件値と出力
情報とから構成されており、前記条件値は地域を多数の
セルに分割したセルを識別する記号によって決定される
べく記録されており、前記出力情報は前記条件値に応じ
て選択できるよう複数記録されていることを特徴として
いる。
【0045】請求項37に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項34乃至請求項36のいずれかに
記載の記録媒体において、前記条件値は、さらに天気、
気温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの気象条
件によっても決定されるべく記録されていることを特徴
としている。
【0046】請求項38に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項34乃至請求項37のいずれかに
記載の記録媒体において、前記条件値は、さらに年、
月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現され
た条件によっても決定されるべく記録されていることを
特徴としている。
【0047】請求項39に記載の計算機で読み取り可能
な記録媒体は、請求項34乃至請求項38のいずれかに
記載の記録媒体において、前記出力情報は複数記録され
るのではなく、前記条件値によって変化する関数として
記録されていることを特徴としている。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に、図を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0049】図1は、本発明による情報配信シテスムの
構成の一例を示すブロック図である。サーバ1は、情報
管理データベース2に蓄積された情報を位置特定の可能
な端末装置に配信するためのサーバである。端末装置の
位置の特定は既知の様々な方法によってなされるものと
する。例えば、端末装置がGPS(Global Positioning
System)又はそれを応用する方法を用いて自ら位置測
定を行って自己位置をサーバに通信して来るもの、端末
が携帯電話端末であって、一つまたは複数の携帯電話基
地局との関係によって測定するもの(CDMA方式な
ど)、また電話端末が接続されている基地局の位置をも
って電話端末の位置として代替するもの、またそもそも
端末装置が移動ではなく固定であるために端末IDから
その位置が特定可能なもの、などが含まれる。
【0050】データベースアクセス手段5は情報管理デ
ータベース2をアクセスする手段である。また通信手段
3はサーバが各端末装置と通信するための手段であり、
少なくとも、情報を端末装置に送り出す機能、端末装置
から送られて来る端末装置の位置の情報がある場合には
それを受け取る機能、端末装置からの情報アクセス要求
を受け取る機能、を備えている。
【0051】アクセス制限手段4は、端末装置から情報
アクセス要求があった場合に、データベースアクセス手
段5を用いて情報管理データベース2から要求された情
報を取得するとともに、該端末装置の位置に基づいてア
クセスの可否、および提供する情報の態様を決定するも
のである。アクセス制限手段4の実施の形態の詳細につ
いては後述する。
【0052】図2は、本発明による情報配信システムの
構成の別の例を示すブロック図である。図2は、図1と
異なりアクセス制限手段をサーバ側でなく端末側に備え
る構成である。サーバ1aは図1のサーバ1からアクセ
ス制限手段4を省略した構成であり、データベースアク
セス手段5a、通信手段3aはそれぞれデータベースア
クセス手段5、通信手段3と対応するものである。ただ
し、通信手段3aはデータベースアクセス手段5aと直
接接続され、端末装置10から要求された情報について
は制限をかけることなくそのまま端末装置10に提供す
るものとする。また、サーバ1a側で端末装置10の位
置を測定する場合には、その位置の情報を端末装置10
に通知するために通信手段3aを用いるものとする。
【0053】端末装置10は位置特定の可能なものであ
り、その位置の情報がサーバ1a側で測定される場合に
は、端末装置10に通知されるものとする。位置特定の
方法については任意である。位置特定の方法によって
は、端末装置10側に位置を特定するための手段を必要
とする場合がある(例えばGPSを用いる場合)。しか
し、位置特定には多種の方法があり、位置特定に必要な
手段が端末側にある場合、サーバ側にある場合、両方に
必要な場合等様々であるため、図からは省略してある。
【0054】通信手段11は、少なくとも、情報要求を
サーバ1aに送る機能、サーバ1a側にて端末装置の位
置を測定する場合においては位置の情報をサーバ1aか
ら受け取る機能、またサーバ1aから送られて来た情報
を受け取る機能を備える。
【0055】ユーザインタフェース手段13は、端末装
置10の利用者に情報を表示する機能を提供する。サー
バ1aから提供される情報は、通信手段11にて受け取
られ、アクセス制限手段12に渡される。アクセス制限
手段12による制限を通過した情報が表示手段13に渡
され、利用者に提示される。また、ユーザインタフェー
ス手段13は利用者からの情報要求を受けた場合は、そ
れを通信手段11に伝える。なお、情報要求は利用者か
ら出されるものに限らず、端末装置10が自動的に要求
を作成しても構わない。
【0056】アクセス制限手段12は図1のアクセス制
限手段4と同様に、端末装置の位置に基づいて、情報へ
のアクセスの可否、および提供する情報の態様を決定す
るものである。
【0057】以下に、アクセス制限手段4およびアクセ
ス制限手段12の実施の形態について説明する。
【0058】図3は、情報管理データベース2に蓄積さ
れている情報の一例を示す図である。一つの行が一つの
情報に対応する。この一行分がアクセス制限手段4また
はアクセス制限手段12に送られる。したがって、図2
の構成の場合にはサーバ1aから端末装置10に出力情
報だけでなくIDおよび制約情報の部分も送信されるこ
とになる。実際に利用者に提示される部分は出力情報の
ところに記載されているものである。
【0059】IDは情報毎につけられる識別子である。
制約情報は、アクセス制限手段4またはアクセス制限手
段12によって参照される制約条件で、様々な形式で与
えられる。出力情報は利用者に提示する情報そのものを
示す。出力情報は、IDが001の例のように画像情報
を参照してもよい。またIDが002の例のようにテキ
スト情報で提供されてもよい。また、IDが003の場
合ように音声情報を参照してもよい。その他、動画情
報、WebのURL(インターネットのアドレス)な
ど、あらゆる情報を参照することができる。図2の構成
の場合、これらの参照情報も同時にサーバ1aから端末
装置10に送られる。
【0060】制約情報は、IDが001、および002
の例では連立不等式で提供されている。IDが001の
例は二つの二次不等式で制約が書かれており、この連立
不等式の成立する領域を図示すると図4のようになる。
すなわち、図4は図3のIDが001の例における、情
報アクセス可能な領域の例を示す図である。ここで、x,
y は端末装置の位置を示す経度と緯度の情報である。
(x0, y0)および(x1,y1)はそれぞれ楕円の中心であり、a
0, b0, c0, a1, b1, c1はそれぞれ正の実数で楕円の形
状と大きさを決めるパラメータである。この例では、楕
円の長軸と短軸はそれぞれ東西または南北方向に設定さ
れているが、もちろん楕円が回転して、長軸、短軸が斜
めになるような例も考えられる。また二つでなく複数の
楕円やその他の形状により領域が規定されていても構わ
ない。
【0061】IDが002の例では、制約情報は9個の
不等式の連立によって示されている。なお最後の2行
は、z, t 変数の値の範囲を示しているが、これらをそ
れぞれ2個の不等式として勘定している。ここでは、端
末位置の経度 x、緯度 y の他に、端末の高さ z と時刻
t も変数に加えている。端末の高さの情報はGPSを
用いれば獲得することができる。図5はこれらの不等式
のうち x, y 変数に関するものによって規定されるアク
セス可能な領域の例を示す図であり、係数の与え方によ
ってこのような閉じた五角形の領域とすることができ
る。(もちろん係数の与え方により開いた領域になるこ
ともある。)
【0062】図6は、制約情報が連立不等式で与えられ
る場合の、アクセス制限手段4またはアクセス制限手段
12の動作の概要を示すフローチャート図である。ステ
ップS101で端末の位置と時刻の情報 x, y, z, t を
取得する。次にステップS102で不等式を評価する。
ステップS103で不等式の成立を判定し、成立してい
ればステップS104に進み、成立していなければアク
セスを許可しない。ステップS105では未評価の不等
式が残っているかどうか判定し、残っていればステップ
S103に戻って次の不等式を評価する。すべての不等
式が成立していればアクセス許可の処理を行う。
【0063】なお、連立不等式においては、AND条件
だけでなくOR条件を混在させても構わない。たとえ
ば、「z は負または5以上」といった条件がある場合、
OR条件で結合された二つの不等式をまとめて一つのも
のとしてステップS102で評価するようにすればよ
い。また、不等式の評価は一つずつを順に行う必要は必
ずしもなく、たとえば共通する部分式がある場合は部分
式を先に評価しておくなどの工夫は当然考えられる。図
6のフローチャートは例であって、要は計算の手順にか
かわらず、実質的に連立不等式を評価するアルゴリズム
を用いているものは当然本発明の範疇に含まれる。
【0064】連立不等式を情報管理データベース2の上
のデータとして表現する方法には、(1)一次不等式か
二次不等式か、といった不等式の構造と連立不等式の数
のみを予め規定しておき、係数のみを情報管理データベ
ース2に蓄える方法、(2)連立不等式の数、構造を示
すデータと係数とを組み合わせて情報管理データベース
2に蓄える方法、(3)式の表現をそのまま文字列で情
報管理データベース2に蓄える方法、(4)例えばLI
SP言語のようにプログラム自身をデータとして扱える
言語によってアクセス制限手段4またはアクセス制限手
段12を構築し、プログラムを示すデータを情報管理デ
ータベース2に蓄える方法、(5)例えばC言語のよう
なコンバイル型言語でアクセス制限手段4またはアクセ
ス制限手段12が構築されている場合に、処理プログラ
ムへのポインタ情報を情報管理データベース2に蓄えて
おく方法、などが主に考えられる。
【0065】なお、不等式にはこれまで例に示したよう
な多項式による例だけでなく、三角関数や対数関数など
の非多項式を含むものも考えられる。また実数値を扱う
ものだけでなく、整数値、真偽値、文字列値などのもの
も含む。また、例えば「x =1」のような等号の成立検
査、あるいは逆に等号の不成立の検査も、「xは1以上か
つ1以下」あるいは 「xは1未満または1より大」のよう
に不等式の組み合わせを用いて表現できることから、こ
れらも不等式に含むものとする。
【0066】図3のIDが003の例は、制約情報を住
所で規定する場合の例である。この例では、例えば図7
のように行政区域が隣接している場合に、○○市の領域
にのみ情報を配信するという制約を示している。
【0067】図8は、制約情報が住所で規定されている
場合の、アクセス制限手段4またはアクセス制限手段1
2の動作の概要を示すフローチャート図である。まず、
ステップS201で端末装置の位置情報 x, y (経度、
緯度)を獲得する。次に、ステップS202においてこ
れを住所に変換する。経度、緯度から住所表記への変換
は既に変換データベースが確立しているため容易に行え
る。最後にステップS203において、ステップS20
2で得られた住所が目的の住所と一致しているかいない
かをチェックし、一致している場合のみアクセス許可の
処理を行う。
【0068】また別のアクセス制限手段4またはアクセ
ス制限手段12の実施の形態として、地域を多数の小領
域であるセルに分割し、セル毎にアクセス制限を決定す
る方法が考えられる。例えば、図9のように長方形のセ
ルの集合として、あるいは図10のように正三角形のセ
ルの集合として、またあるいは図11のように正六角形
のセルの集合として国土を表現する。ここで、a200
01などのようにaで始まる記号は各セルのIDであ
る。
【0069】なお、ここに示したセルの分割の仕方は例
であって、セルはすべて同一の形である必要はなく、ま
た同一の大きさである必要もない。
【0070】図12はセル毎に制約情報を記述した、情
報管理データベース2のデータの例を示す図である。情
報制約はセルのIDの列挙によって示される。また、図
13はセル毎に制約情報が記述されている場合の、アク
セス制限手段4またはアクセス制限手段12の動作の概
要を示すフローチャート図である。まず、ステップS3
01で端末装置の位置情報 x, y (経度、緯度)を取得
する。次に、ステップS302でこれをセルのIDに変
換する。この変換は、予め変換用データベースまたは変
換式を用意しておくことにより実現する。最後に、当該
セルIDにおいてアクセスが許可されているかどうかを
チェックし、アクセスが許可されている場合にのみアク
セス許可の処理を行う。
【0071】なおこの例はセルは二次元の概念とした
が、これに高さ z を加えた三次元セルを想定しても同
様のことができる。その場合ステップS301では高さ
z も取得する必要がある。
【0072】また、気象条件や時刻の条件をさらに組み
合わせることによって、より複雑な制約情報を記述する
ことも可能である。図14は、より複雑な制約情報を含
む情報管理データベース2のデータの例を示す図であ
る。
【0073】IDが011の例では、天気と気温の条件
を制約情報に加えている。最近では、各地の天気、気
温、気圧、湿度、不快指数、風向、風力などの気象情報
はネットワークを利用して取得できるサービスが発達し
てきており、アクセス制限手段4またはアクセス制限手
段12がこれらの気象情報を獲得できるようにすること
も容易である。なおこの場合、図6のS101、図8の
S201、図13のS301の各ステップにおいて気象
情報を合わせて獲得する必要がある。IDが011の例
では、セルa20001、セルa20003、セルa3
0001のそれぞれにおいて、天気が晴れで気温が25
度を越えたときにのみアクセスを許可するという条件を
示している。気圧、湿度、不快指数、風向、風力などの
気象情報を用いた条件も同様に記述できる。
【0074】またID012の例では、東京都○○市に
おいて月曜のみアクセスを許可するという制約情報が記
述されている。このように時刻については何時何分何秒
まで詳細に記述することなく、年名(2002、あるいは平
成14など)、月名(1、2、3、... あるいは睦月、如
月、...、Jan, Feb, ...など)、曜日名、季節名、旬名
(ID013の行の例にあるように4月上旬など)、週
名(2月第一週など)を用いて簡略に条件を提示可能と
すればより使いやすいであろう。
【0075】次に、アクセス制限手段4またはアクセス
制限手段12の別の実施の形態について説明する。本実
施の形態においては、端末装置の位置によりアクセスの
可否を区別するだけではなく、端末装置の位置によって
提供する情報の態様を変化させる。
【0076】図15は、本実施の形態において情報管理
データベース2に蓄積されているデータの一例を示す図
である。IDは情報毎につけられる識別子である。条件
値は、端末装置の位置等の条件によって決定される値で
ある。ここでは変数 v で条件値を示している。出力情
報は、条件値 v によって出力する情報の態様を変化さ
せるために、v の値別に出力すべき情報を定義してい
る。
【0077】IDが001の例では、条件値は式によっ
て決定される。この例の式は図4の二つの楕円を定義す
る式にそれぞれ係数 k1, k2 を乗じて差を取ることによ
ってv を決定している。また出力情報は、v の値の範囲
により決定する。v が1より大きい場合は画像0001
aを、vの値が0以上1以下の場合は画像0001bを、v
が負の場合は画像0001cを、それぞれ出力すること
を規定している。これらの画像は別ファイルとして参照
可能な形で用意されているものとする。
【0078】IDが002の例では、vはF002という関
数によって決定されている。ここで、x, y, z, t はそ
れぞれ経度、緯度、高さ、時刻を表す変数である。そし
て、vが5を越える場合は″あいうえお″という文字列を
出力するが、vが1より大きく5以下の場合は「い」と
「お」を伏せ字にして、またvが0以上1以下の場合はさ
らに「う」も伏せ字にして、さらにvが負の場合は
「あ」以外をすべて伏せ字にして出力することを規定し
ている。
【0079】IDが001、002の場合のような例で
は、条件値を情報管理データベース2に記録する形式と
しては、(1)一次式か二次式か、といった式の構造を
予め規定しておき、係数のみを情報管理データベース2
に蓄える方法、(2)式の構造を示すデータと係数とを
組み合わせて情報管理データベース2に蓄える方法、
(3)式の表現をそのまま文字列で情報管理データベー
ス2に蓄える方法、(4)例えばLISP言語のように
プログラム自身をデータとして扱える言語によってアク
セス制限手段4またはアクセス制限手段12を構築し、
プログラムを示すデータを情報管理データベース2に蓄
える方法、(5)例えばC言語のようなコンバイル型言
語でアクセス制限手段4またはアクセス制限手段12が
構築されている場合に、処理プログラムへのポインタ情
報を情報管理データベース2に蓄えておく方法、などが
主に考えられる。
【0080】なお、式にはこれまで例に示したような場
合分けや多項式による例だけでなく、三角関数や対数関
数などの非多項式を含むものも考えられる。また実数値
を扱うものだけでなく、整数値、真偽値、文字列値など
のものも含む。
【0081】また、出力情報を情報管理データベース2
に記録する方法としては、v 値の上限、下限と出力情報
との三つ組によるデータの列挙によってする方法が考え
られる。例えばID002の例の二つ目は(1, 5, "あ
●うえ●")と表現できる。
【0082】IDが003の例では、セルによって地域
を分割してあることが想定されており、セル毎にvの値
が決めてある。この例では、セルの a20001, a20002 で
は vの値が1、セルの a30001, a30002, a30003 では v
の値が 2、それ以外では vの値は 0 である。また出力
情報はvが1の場合音声0003aを、vが2の場合は音声0003b
を出力し、それ以外の場合は何も出力しない。
【0083】また、図には示していないが、図3のID
003の例のように、端末装置の所属する住所によって
出力する情報の態様を決定する場合も同様になるのであ
って、この場合はa30001等の記号の代わりに、○○市、
△△町などの住所を当てはめればよい。
【0084】IDが003の例のような場合、情報管理
データベース2における表現は、条件値については((1,
(a20001, a20002)), (2, (a30001, a30002, a30003)))
のようなリスト表現が適切な例の一つである。また出力
情報の表現も同様にリストを用いることが適切であると
考えられる。
【0085】図16は本実施の形態において情報管理デ
ータベース2に蓄積されているデータの別の例を示す図
である。IDが001の例では、条件値は図15と同じ
である。出力情報は、場合分けではなく式によって与え
られる。この例は、画像001という画像をvをパラメ
ータとしながら関数Fで変換した画像を出力画像とする
ことを示している。関数Fとしては、例えば画像であれ
ば解像度の変更、減色、コントラストの変更、明るさの
変更、モザイク効果など様々な例が考えられ、その変更
の程度をvによって決めることが想定できる。
【0086】また、図16のID002の例では、条件
値は位置x,yにその位置の風向、風力、それに曜日を参
照して関数Gによりvを決定している。また出力情報は
音声ファイル002とvの値を参照して関数Hで変換し
た音声を出力することとなっている。
【0087】図17は、本実施の形態におけるアクセス
制限手段4またはアクセス制限手段12の動作の概要を
示すフローチャート図である。ステップS401で端末
の経度x、緯度y、高さz、および時刻tの情報を得る。次
にステップS402において条件値を評価してvを得
る。最後に、ステップS403においてvに対応する情
報を得て出力する。なお気象条件も加味する場合はS4
01において気象条件に関する情報も得ておく必要があ
る。
【0088】このように条件値によって出力する情報の
態様を変化させる例としては、以下のものが考えられ
る。まず文字情報においては、文字の一部を伏せ字にす
る他、文字の一部を別の文字で置換する文字化け、また
文字の色を変更したり、文字をかすれさせたり、文字の
フォントを変更することが考えられる。その際、どれだ
けの文字数を伏せ字にしたり置換したり色を変更したり
フォントを変更するか、あるいは文字の色の変更やかす
れを施す場合においては、どの程度の色の変更あるいは
かすれを施すか、色を変更する場合にはどの色を選択す
るか、またさらにフォントの変更においてはどのような
フォントに変更するか、といった決定事項はすべて v
の値によって決定することができる。これにより、ある
場所に近付けば伏せ字が減るとか、ある場所に近付くと
下手な文字のフォントに変わるとかいった効果が可能に
なる。
【0089】また画像においては上述のように解像度の
変更、コントラストの変更、減色、明るさの変更、彩度
の変更、色の置換、ノイズを加える、画像の一部を切り
取る、モザイク等の各種画像効果(例えば、ポスタリゼ
ーション、カットアウト、ブラシでこすったりする他油
絵、水彩画、水墨画などの技法をまねる効果、輪郭のぼ
かし、照明を当てる効果、3次元化、粒状化、変形、そ
の他)をかけることが考えられる。これらについても変
更の程度は v によって決定することができる。これに
より、ある場所から遠ざかると色が薄くなったりモザイ
クがかかるといった効果が可能になる。
【0090】また、音声においては、音量を変更する、
帯域幅を狭くする、音声ピッチを変更する、音の一部を
消去する(音飛び)、音数を減らす(例えば16声和音
を8声和音にするなど)、ノイズを加える、再生時間の
短縮などが考えられる。これらの情報の変更の程度も同
様にvによって決定することができる。これにより、あ
る場所に近付けば音が大きくなったり、ある場所から遠
ざかると再生時間が短縮されるなどといった効果が可能
になる。
【0091】また、動画情報においては、静止画や音声
に対する変更と同様の変更の組合せの他、更新レートの
変更が考えられる。
【0092】
【発明の効果】本発明による情報配信システムは以上の
ように構成されているので、位置による情報配信の制限
が円形以外の複雑な形状に基づいて定義される場合に
も、aura, nimbus, focus 等の複雑な概念を用いること
なく簡便に処理できるシステムを提供する。また同様
に、位置および気象条件によって情報の見え方に差をつ
ける処理についても容易になせるという効果がある。
【0093】また本発明による記録媒体は、本発明の情
報配信システムのアクセス制限手段4またはアクセス制
限手段12を実現するプログラムを記録して提供すると
いう効果がある。
【0094】また本発明による記録媒体は、本発明の情
報配信システムによって利用される情報管理データベー
ス2を実現するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報配信シテスムの構成の一例を
示すブロック図
【図2】本発明による情報配信システムの構成の別の例
を示すブロック図
【図3】情報管理データベース2に蓄積されている情報
の一例を示す図
【図4】図3のIDが001の例における、情報アクセ
ス可能な領域の例を示す図
【図5】図3のIDが002の例における、情報アクセ
ス可能な領域の例を示す図
【図6】制約条件が連立不等式で与えられる場合の、ア
クセス制限手段4またはアクセス制限手段12の動作の
概要を示すフローチャート図
【図7】行政区域の例を示す図
【図8】制約条件が住所で規定されている場合の、アク
セス制限手段4またはアクセス制限手段12の動作の概
要を示すフローチャート図
【図9】長方形のセルで国土を分割した様子を示す図。
【図10】正三角形のセルで国土を分割した様子を示す
図。
【図11】正六角形のセルで国土を分割した様子を示す
図。
【図12】セル毎に制約条件を記述した、情報管理デー
タベース2のデータの例を示す図
【図13】セル毎に制約条件が記述されている場合の、
アクセス制限手段4またはアクセス制限手段12の動作
の概要を示すフローチャート図
【図14】より複雑な制約情報を含む情報管理データベ
ース2のデータの例を示す図
【図15】条件値を用いる場合の、情報管理データベー
ス2に蓄積されているデータの一例を示す図
【図16】条件値を用いる場合の、情報管理データベー
ス2に蓄積されているデータの別の例を示す図
【図17】条件値を用いる場合の、アクセス制限手段4
またはアクセス制限手段12の動作の概要を示すフロー
チャート図
【符号の説明】
1,1a サーバ 2 情報管理データベース 3,3a 通信手段 4 アクセス制限手段 5,5a データベースアクセス手段 10 位置特定の可能な端末装置 11 通信手段 12 アクセス制限手段 13 ユーザインタフェース手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04M 3/42 R U 11/08 11/08 H04Q 7/20 H04Q 7/04 Z Fターム(参考) 5B075 KK63 QP05 5K024 AA05 AA76 AA77 BB04 CC11 FF03 FF04 GG10 5K067 BB21 DD17 EE02 EE12 HH21 HH23 JJ52 JJ56 5K101 KK08 KK16 KK18 LL12 MM07 NN18 NN21

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置を特定可能な端末装置にサーバから
    情報を配信する情報配信システムにおいて、前記情報配
    信シテスムが、前記端末装置への情報配信の許可と禁止
    を決定するアクセス制限手段を備えており、前記アクセ
    ス制限手段が、前記端末装置の位置である経度、緯度、
    高さ、および時刻の四つの変数のうち少なくとも一つ以
    上を変数として含む一つの不等式または連立不等式を評
    価した結果によってアクセスの許可と禁止を決定するこ
    とを特徴とする、情報配信システム。
  2. 【請求項2】 位置を特定可能な端末装置にサーバから
    情報を配信する情報配信システムにおいて、前記情報配
    信シテスムが、前記端末装置への情報配信の許可と禁止
    を決定するアクセス制限手段を備えており、前記アクセ
    ス制限手段が、前記端末装置の位置を示す住所を少なく
    とも参照してアクセスの許可と禁止を決定することを特
    徴とする、情報配信システム。
  3. 【請求項3】 位置を特定可能な端末装置にサーバから
    情報を配信する情報配信システムにおいて、前記情報配
    信シテスムが、前記端末装置への情報配信の許可と禁止
    を決定するアクセス制限手段を備えており、前記アクセ
    ス制限手段が、地域を多数のセルに分割した上で、前記
    端末装置が属するセルを少なくとも参照してアクセスの
    許可と禁止を決定することを特徴とする、情報配信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記アクセス制限手段が、さらに天気、
    気温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの気象条
    件を参照してアクセスの許可と禁止を決定することを特
    徴とする、請求項1、請求項2、または請求項3に記載
    の情報配信システム。
  5. 【請求項5】 前記アクセス制限手段が、さらに年、
    月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現され
    た時刻による条件をさらに参照して、アクセスの許可と
    禁止を決定することを特徴とする、請求項1、請求項
    2、請求項3、または請求項4に記載の情報配信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 位置を特定可能な端末装置にサーバから
    情報を配信する情報配信システムにおいて、前記情報配
    信シテスムが、前記端末装置の位置によって配信する情
    報の態様を決定するアクセス制限手段を備えており、前
    記アクセス制限手段が、前記端末装置の位置である経
    度、緯度、高さ、および時刻の四つの変数のうち少なく
    とも一つ以上を変数とする式を評価した結果得た条件値
    によって、前記配信する情報の態様を決定することを特
    徴とする、情報配信システム。
  7. 【請求項7】 位置を特定可能な端末装置にサーバから
    情報を配信する情報配信システムにおいて、前記情報配
    信シテスムが、前記端末装置の位置によって配信する情
    報の態様を決定するアクセス制限手段を備えており、前
    記アクセス制限手段が、前記端末装置の位置を示す住所
    を少なくとも参照して、前記配信する情報の態様を決定
    することを特徴とする、情報配信システム。
  8. 【請求項8】 位置を特定可能な端末装置にサーバから
    情報を配信する情報配信システムにおいて、前記情報配
    信シテスムが、前記端末装置の位置によって配信する情
    報の態様を決定するアクセス制限手段を備えており、前
    記アクセス制限手段が、地域を多数のセルに分割した上
    で、前記端末装置が属するセルを少なくとも参照して、
    前記配信する情報の態様を決定することを特徴とする、
    情報配信システム。
  9. 【請求項9】 前記アクセス制限手段が、さらに天気、
    気温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの気象条
    件を参照して、前記配信する情報の態様を決定すること
    を特徴とする、請求項6、請求項7、または請求項8に
    記載の情報配信システム。
  10. 【請求項10】 前記アクセス制限手段が、さらに年、
    月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現され
    た時刻による条件をさらに参照して、前記配信する情報
    の態様を決定することを特徴とする、請求項6、請求項
    7、請求項8、または請求項9に記載の情報配信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記配信する情報が文字情報であっ
    て、前記配信する情報の態様の決定が、前記文字情報の
    一部を伏せ字にしたもの、前記文字情報の一部を別の文
    字で置換したもの、前記文字情報の文字の色を変更した
    もの、前記文字情報の文字をかすれさせたもの、前記文
    字情報の文字のフォントを変更したものの少なくとも一
    つから選ばれた態様を含む候補から選んで決定すること
    を特徴とする、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10のいずれかに記載の情報配信システム。
  12. 【請求項12】 前記伏せ字においては伏せ字を行う文
    字の数が、前記文字の置換においては置換を行う文字の
    選択または文字の数が、前記文字の色の変更においては
    色の変更を行う文字の数、変更する色の選択、または色
    の変更の程度が、前記文字のかすれにおいては文字のか
    すれの程度が、また前記フォントの変更においては変更
    するフォントの選択またはフォントの変更を行う文字の
    数が、それぞれ前記端末装置の位置もしくは時刻もしく
    は気象条件を参照して決定されることを特徴とする、請
    求項11に記載の情報配信システム。
  13. 【請求項13】 前記配信する情報が画像情報であっ
    て、前記配信する情報の態様の決定が、前記画像情報の
    解像度を変更したもの、前記画像情報のコントラストを
    変更したもの、前記画像情報を減色したもの、前記画像
    情報の明るさを変更したもの、前記画像情報の彩度を変
    更したもの、前記画像情報の色を変更したもの、前記画
    像情報にノイズを加えたもの、前記画像情報の一部を切
    り取ったもの、前記画像情報にモザイク等の各種画像効
    果を適用したものの少なくとも一つから選ばれた態様を
    含む候補から選んで決定することを特徴とする、請求項
    6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10のいず
    れかに記載の情報配信システム。
  14. 【請求項14】 前記解像度の変更、前記コントラスト
    の変更、前記減色、前記明るさの変更、前記彩度の変
    更、前記色の変更、前記ノイズの追加、前記切り取り、
    もしくは前記モザイク等の各種画像効果の程度が、それ
    ぞれ前記端末装置の位置もしくは時刻もしくは気象条件
    を参照して決定されることを特徴とする、請求項13に
    記載の情報配信システム。
  15. 【請求項15】 前記配信する情報が音声情報であっ
    て、前記配信する情報の態様の決定が、前記音声情報の
    音量を変更したもの、前記音声情報の帯域幅を変更した
    もの、前記音声情報のピッチを変更したもの、前記音声
    情報の一部の音を消去したもの、前記音声情報の音数を
    減らしたもの、前記音声情報にノイズを加えたもの、前
    記音声情報の再生時間を短縮したものの少なくとも一つ
    から選ばれた態様を含む候補から選んで決定することを
    特徴とする、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
    9、請求項10のいずれかに記載の情報配信システム。
  16. 【請求項16】 前記音量の変更、前記帯域幅の変更、
    前記ピッチの変更、前記音を消去する場合における消去
    する音の数、前記音数の変更、前記ノイズの追加、もし
    くは前記再生時間の短縮の程度が、それぞれ前記端末装
    置の位置もしくは時刻もしくは気象条件を参照して決定
    されることを特徴とする、請求項15に記載の情報配信
    システム。
  17. 【請求項17】 前記配信する情報が動画情報であっ
    て、前記配信する情報の態様の決定が、前記動画情報の
    解像度を変更したもの、前記動画情報のコントラストを
    変更したもの、前記動画情報を減色したもの、前記動画
    情報の明るさを変更したもの、前記動画情報の彩度を変
    更したもの、前記動画情報の色を変更したもの、前記動
    画情報にノイズを加えたもの、前記動画情報の動画像部
    分の一部を切り取ったもの、前記動画情報にモザイク等
    の各種画像効果を加えたもの、前記動画情報の音量を変
    更したもの、前記動画情報の音声帯域幅を変更したも
    の、前記動画情報の音声ピッチを変更したもの、前記動
    画情報の音声の一部を消去したもの、前記動画情報の音
    声の音数を減らしたもの、前記動画情報の再生時間を短
    縮したもの、前記動画情報の単位時間当たりの更新レー
    トを変更したものの少なくとも一つから選ばれた態様を
    含む候補から選んで決定することを特徴とする、請求項
    6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10のいず
    れかに記載の情報配信システム。
  18. 【請求項18】 前記解像度の変更、前記コントラスト
    の変更、前記減色、前記明るさの変更、前記彩度の変
    更、前記色の変更、前記ノイズの追加、前記切り取り、
    前記モザイク等の画像効果、前記音量の変更、前記音声
    帯域幅の変更、前記音声ピッチの変更、前記音声の一部
    の消去、前記音数の減少、前記再生時間の短縮、もしく
    は前記更新レートの変更の程度が、それぞれ前記端末装
    置の位置もしくは時刻もしくは気象条件を参照して決定
    されることを特徴とする、請求項17に記載の情報配信
    システム。
  19. 【請求項19】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムが備える、前記端末
    装置の位置によって情報配信の許可と禁止を決定するア
    クセス制限手段の動作を実現するプログラムを記録し
    た、計算機で読み取り可能な記録媒体において、前記プ
    ログラムが、前記端末装置の位置である経度、緯度、高
    さ、および時刻の四つの変数のうち少なくとも一つ以上
    を変数として含む一つの不等式または連立不等式を評価
    した結果によってアクセスの許可と禁止を決定するプロ
    グラムコード手段を含むことを特徴とする、記録媒体。
  20. 【請求項20】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムが備える、前記端末
    装置の位置によって情報配信の許可と禁止を決定するア
    クセス制限手段の動作を実現するプログラムを記録し
    た、計算機で読み取り可能な記録媒体において、前記プ
    ログラムが、前記端末装置の位置を示す住所によってア
    クセスの許可と禁止を決定するプログラムコード手段を
    含むことを特徴とする、記録媒体。
  21. 【請求項21】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムが備える、前記端末
    装置の位置によって情報配信の許可と禁止を決定するア
    クセス制限手段の動作を実現するプログラムを記録し
    た、計算機で読み取り可能な記録媒体において、前記プ
    ログラムが、地域を多数のセルに分割した上で、前記端
    末装置が属するセルによってアクセスの許可と禁止を決
    定するプログラムコード手段を含むことを特徴とする、
    記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記プログラムコード手段が、さらに
    天気、気温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの
    気象条件を参照してアクセスの許可と禁止を決定する動
    作の定義を含んでいることを特徴とする、請求項19、
    請求項20、または請求項21に記載の記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記プログラムコード手段が、さらに
    年、月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現
    された時刻による条件をさらに参照してアクセスの許可
    と禁止を決定する動作の定義を含んでいることを特徴と
    する、請求項19、請求項20、請求項21、または請
    求項22に記載の記録媒体。
  24. 【請求項24】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムが備える、前記端末
    装置の位置によって配信する情報の態様を決定するアク
    セス制限手段の動作を実現するプログラムを記録した、
    計算機で読み取り可能な記録媒体において、前記プログ
    ラムが、前記端末装置の位置である経度、緯度、高さ、
    および時刻の四つの変数のうち少なくとも一つ以上を変
    数とする式を評価した結果得た条件値によって、前記配
    信する情報の態様を決定するプログラムコード手段を含
    むことを特徴とする、記録媒体。
  25. 【請求項25】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムが備える、前記端末
    装置の位置によって配信する情報の態様を決定するアク
    セス制限手段の動作を実現するプログラムを記録した、
    計算機で読み取り可能な記録媒体において、前記プログ
    ラムが、前記端末装置の位置を示す住所によって、前記
    配信する情報の態様を決定するプログラムコード手段を
    含むことを特徴とする、記録媒体。
  26. 【請求項26】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムが備える、前記端末
    装置の位置によって配信する情報の態様を決定するアク
    セス制限手段の動作を実現するプログラムを記録した、
    計算機で読み取り可能な記録媒体において、前記プログ
    ラムが、地域を多数のセルに分割した上で、前記端末装
    置が属するセルによって、前記配信する情報の態様を決
    定するプログラムコード手段を含むことを特徴とする、
    記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記プログラムコード手段が、さらに
    天気、気温、湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの
    気象条件を参照して前記配信する情報の態様を決定する
    動作の定義を含んでいることを特徴とする、請求項2
    4、請求項25、または請求項26に記載の記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記プログラムコード手段が、さらに
    年、月、曜日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現
    された時刻による条件を参照して前記配信する情報の態
    様を決定する動作の定義を含んでいることを特徴とす
    る、請求項24、請求項25、請求項26、請求項27
    のいずれかに記載の記録媒体。
  29. 【請求項29】 位置を特定可能な端末装置に条件に応
    じて表示が制約される情報をサーバから配信する情報配
    信システムによって配信可能な情報を記録した、計算機
    で読み取り可能な記録媒体において、前記情報が少なく
    とも制約情報と出力情報とから構成されており、前記制
    約情報は経度、緯度、高さ、および時刻の四つの変数の
    うち少なくとも一つ以上を変数として含む一つの不等式
    または連立不等式を表現するデータによって記録されて
    いることを特徴とする、記録媒体。
  30. 【請求項30】 位置を特定可能な端末装置に条件に応
    じて表示が制約される情報をサーバから配信する情報配
    信システムによって配信可能な情報を記録した、計算機
    で読み取り可能な記録媒体において、前記情報が少なく
    とも制約情報と出力情報とから構成されており、前記制
    約情報は住所によって記録されていることを特徴とす
    る、記録媒体。
  31. 【請求項31】 位置を特定可能な端末装置に条件に応
    じて表示が制約される情報をサーバから配信する情報配
    信システムによって配信可能な情報を記録した、計算機
    で読み取り可能な記録媒体において、前記情報が少なく
    とも制約情報と出力情報とから構成されており、前記制
    約情報は地域を多数のセルに分割したセルを識別する記
    号の集合によって記録されていることを特徴とする、記
    録媒体。
  32. 【請求項32】 前記制約情報は、さらに天気、気温、
    湿度、気圧、不快指数、風向、風力などの気象条件を参
    照する制約としても記録されていることを特徴とする、
    請求項29、請求項30、または請求項31に記載の記
    録媒体。
  33. 【請求項33】 前記制約情報は、さらに年、月、曜
    日、季節、旬、週のいずれかの識別名で表現された条件
    を参照する制約としても記録されていることを特徴とす
    る、請求項29、請求項30、請求項31、または請求
    項32に記載の記録媒体。
  34. 【請求項34】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムによって配信可能な
    情報を記録した、計算機で読み取り可能な記録媒体にお
    いて、前記情報が少なくとも条件値と出力情報とから構
    成されており、前記条件値は経度、緯度、高さ、および
    時刻の四つの変数のうち少なくとも一つ以上を変数とし
    て含む計算式を表現するデータによって記録されてお
    り、前記出力情報は前記条件値に応じて選択できるよう
    複数記録されていることを特徴とする、記録媒体。
  35. 【請求項35】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムによって配信可能な
    情報を記録した、計算機で読み取り可能な記録媒体にお
    いて、前記情報が少なくとも条件値と出力情報とから構
    成されており、前記条件値は住所にによって決定される
    べく記録されており、前記出力情報は前記条件値に応じ
    て選択できるよう複数記録されていることを特徴とす
    る、記録媒体。
  36. 【請求項36】 位置を特定可能な端末装置にサーバか
    ら情報を配信する情報配信システムによって配信可能な
    情報を記録した、計算機で読み取り可能な記録媒体にお
    いて、前記情報が少なくとも条件値と出力情報とから構
    成されており、前記条件値は地域を多数のセルに分割し
    たセルを識別する記号によって決定されるべく記録され
    ており、前記出力情報は前記条件値に応じて選択できる
    よう複数記録されていることを特徴とする、記録媒体。
  37. 【請求項37】 前記条件値は、さらに天気、気温、湿
    度、気圧、不快指数、風向、風力などの気象条件によっ
    ても決定されるべく記録されていることを特徴とする、
    請求項34、請求項35、または請求項36に記載の記
    録媒体。
  38. 【請求項38】 前記条件値は、さらに年、月、曜日、
    季節、旬、週のいずれかの識別名で表現された条件によ
    っても決定されるべく記録されていることを特徴とす
    る、請求項34、請求項35、請求項36、または請求
    項37に記載の記録媒体。
  39. 【請求項39】 前記出力情報は複数記録されるのでは
    なく、前記条件値によって変化する関数として記録され
    ていることを特徴とする、請求項34、請求項35、請
    求項36、請求項37、請求項38のいずれかに記載の
    記録媒体。
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