JP2003263262A - コンピュータの遠隔操作用送受信器及び被遠隔操作機能を有するコンピュータ並びにコンピュータの遠隔操作方法 - Google Patents

コンピュータの遠隔操作用送受信器及び被遠隔操作機能を有するコンピュータ並びにコンピュータの遠隔操作方法

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JP2003263262A
JP2003263262A JP2002371064A JP2002371064A JP2003263262A JP 2003263262 A JP2003263262 A JP 2003263262A JP 2002371064 A JP2002371064 A JP 2002371064A JP 2002371064 A JP2002371064 A JP 2002371064A JP 2003263262 A JP2003263262 A JP 2003263262A
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Tsunehiko Suzuki
常彦 鈴木
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S & M Consultant Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量のケーブルを用いることなく、該ケーブ
ルの断線も生ずることがないとともに、管理する(遠隔
操作される)コンピュータの設置場所と、遠隔操作する
コンピュータの場所との距離が制約されることのないコ
ンピュータの遠隔操作用送受信器及びコンピュータの遠
隔操作方法を提供する。 【解決手段】 遠隔操作されるコンピュータ13(4
1)に機械的に着脱自在に接続されるものであって、こ
の遠隔操作されるコンピュータ13(41)の画面情報
が入力される画像情報入力部6,7と、この遠隔操作さ
れるコンピュータに形成されたキーストローク入力部1
8,19へキーストローク情報が出力されるキーストロ
ーク出力部8,9と、上記画像情報入力部6,7に入力
された画像情報が送信されるとともに上記キーストロー
ク情報が受信される無線送受信部4,5と、を備えてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、管理人がコンピュ
ータの管理をするために用いるコンピュータの遠隔操作
用送受信器及びコンピュータの遠隔操作方法に関するも
のであり、特に、データセンター等において多数まとめ
て設置されたサーバーやコンピュータ(以下、「コンピ
ュータ」の語はサーバー等を含む広い意味で用いる)を
管理するために用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、インターネット・プ
ロバイダのデータセンター等のように、多数のコンピュ
ータを集中して管理する場合には、図5に示すように、
一か所にサーバーとして用いられるコンピュータ72を
多数集めて、これらのコンピュータ72を互いにケーブ
ルにより接続してローカル・エリア・ネットワーク(以
下、「LAN」と称する)によりサーバー群73を構築
し、これらのコンピュータ72により短時間に大量の情
報,通信の処理を行わせる。このサーバー群73を構成
するコンピュータ72には、それぞれ後述する遠隔操作
器74が取り付けられ、この遠隔操作器74からハブ8
0を介して、リモートコンソール75がケーブルにより
取り付けられている。このサーバー群73は、10乃至
50台の薄型コンピュータ72を一つのラック76の中
に収納して該ラック76内のコンピュータ72を接続し
てLANを形成し、さらに必要に応じて、これらのコン
ピュータ72を収めたラック76を多数設けて、これら
のラック76同士をカスケード接続あるいはスター接続
することでLANを形成する(図5では、サーバー群7
3は、1つのラック76のみから構成されるLANを例
とする)。このサーバー群73のように、多数のコンピ
ュータ72により構成されているLANにおいては、異
なる目的を持つ二つの系統のLANがある。このうち、
一方の系統のLANは、このサーバー群73の本来の目
的を達成するためのLANであって、この従来例では外
部との情報通信の処理を行うことを目的とするLANで
ある。また、他方の系統のLANは、このサーバー群7
3を構成する多数のコンピュータ72自身が、先の一方
の系統のLANとしての本来の目的の能力を発揮,維持
するための管理を目的とするLANである。ここにいう
一方の系統のLANは、サーバー群73の使用目的に合
わせて構成されるものであって、このサーバー群73が
前記のインターネット・プロバイダで使用されるもので
ある場合には、図5の左側に示すように、多数のコンピ
ュータ72のそれぞれがハブ77に接続され、必要に応
じてこのハブ77がさらに幾つかの図示しないラックの
コンピュータに接続されたハブにカスケード接続あるい
はスター接続され、一乃至二以上の回線にまとめられ
て、外部のインターネット網78,コンピュータ79等
に接続されている。なお、この接続は、外観上はハブ7
7等によって木構造とされているが、LANを構成する
プログラムの構造上は、これらのコンピュータ72は互
いに全て一対一の対等な接続とされて外部と接続されて
いる。
【0003】また、上記LANで接続された各コンピュ
ータ72の管理に用いられている前記他方の系統のLA
Nの構成は、例えば、以下に示すようなものである。す
なわち、図5の右側に示すように、上記一方の系統のL
ANを構成する多数のコンピュータ72の全てに、各コ
ンピュータ72の管理に用いられる遠隔操作器74がそ
れぞれ一つずつ取り付けられており、これら各遠隔操作
器74はハブ80を介して互いにケーブルで接続するも
のとされている。また、上記ハブ80は、これらのコン
ピュータ72を管理するリモートコンソールと呼ばれる
コンピュータ75にケーブルを介して接続されている。
すなわち、これらのコンピュータ72の管理人は、この
リモートコンソール75を用い、遠隔操作器74を通じ
て、任意のコンピュータ72の管理をすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
従来のLANにおいては、LANを構成するコンピュー
タ72同士の接続である一の系統のLAN、及び遠隔操
作器74の接続である他の系統のLANの双方が、ケー
ブルにより有線接続が行われている。このため、多数の
コンピュータにより構成されるLANでは、これらの多
数のコンピュータの数に比例して非常に大量のケーブル
が用いられ、これらのケーブルの配線は非常に複雑なも
のとなって管理が難しくなり、断線が生じた場合等に混
乱を起こしやすいという欠点がある。また、前記他の系
統のLANにおいて、リモートコンソール75とケーブ
ルによってサーバー群73のコンピュータ72の遠隔操
作器74とは、有線接続がなされているため、リモート
コンソール75はサーバー群73の設置場所から離れた
所に設置することには限界がある。すなわち、サーバー
群73の遠隔操作は、各コンピュータ72の遠隔操作器
74の設置場所から少なくともケーブルによる有線接続
ができる範囲内においてのみ可能であり、結果的に、従
来のコンピュータの遠隔操作の為の機器及びこの機器を
用いる方法では、リモートコンソール75は、データセ
ンター内に設置され、管理人はこのデータセンター内に
常駐しなければならないのが実情である。なお、以下、
単に「LAN」という場合には、上記のLANを構成す
るコンピュータ72自身を管理するための他の系統のL
ANを指す。
【0005】そこで、本発明は、上述した従来のコンピ
ュータの遠隔操作方法が有する課題を解決するために提
案されたものであって、大量のケーブルを用いることな
く、該ケーブルの断線も生ずることがないとともに、管
理する(遠隔操作される)コンピュータの設置場所と、
遠隔操作するコンピュータの場所との距離が制約される
ことのないコンピュータの遠隔操作用送受信器及びコン
ピュータの遠隔操作方法を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、コンピュータの遠隔操作用送受
信器に係るものであり、遠隔操作されるコンピュータに
機械的に着脱自在に接続されるものであって、この遠隔
操作されるコンピュータの画面情報が入力される画像情
報入力部と、この遠隔操作されるコンピュータに形成さ
れたキーストローク入力部へ該遠隔操作されるコンピュ
ータを遠隔操作するコンピュータからのキーストローク
情報が出力されるキーストローク出力部と、上記画像情
報入力部に入力された画像情報を上記遠隔操作するコン
ピュータに送信するとともに、上記キーストローク情報
を該遠隔操作するコンピュータから受信する無線送受信
部と、を備えてなることを特徴とするものである。ま
た、第5の発明(請求項5記載の発明)は、この第1の
発明に係るコンピュータの遠隔操作用送受信器の構成要
素をコンピュータ本体と一体にしたものであり、コンピ
ュータ本体と、このコンピュータ本体の画面情報が入力
される画像情報入力部と、上記コンピュータ本体に形成
されたキーストローク入力部へ該コンピュータ本体を遠
隔操作するコンピュータからのキーストローク情報が出
力されるキーストローク出力部と、上記画像情報入力部
に入力された画像情報を上記遠隔操作するコンピュータ
に送信するとともに、上記キーストローク情報を該遠隔
操作するコンピュータから受信する無線送受信部と、を
備えてなることを特徴とするものである。
【0007】この第1の発明に係るコンピュータの遠隔
操作用送受信器が、遠隔操作されるコンピュータに取り
付けられた場合には、画像情報入力部には、遠隔操作さ
れるコンピュータが表示装置へ出力する画像情報が入力
され、この入力された画像情報は無線送受信器を介して
遠隔操作するコンピュータへ送信される。また、遠隔操
作するコンピュータから無線で送信されたキーストロー
ク情報(コンピュータのキーボード及びマウス等から入
力される情報をいう)は、無線送受信部を経てキースト
ローク出力部に入力され、このキーストローク情報は遠
隔操作されるコンピュータのキーストローク入力部へ入
力される。なお、本発明を構成する無線送受信部として
は、Bluetoothの通信仕様に基づく通信機器,
PIAFS等の規格に基づくPHSによる通信機器,I
EEE802.11の通信仕様に基づく通信機器,及び
これらの通信機器と互換性を有する通信機器が例として
挙げられるが、これらに限定されるものではなく、コン
ピュータのデータ通信が可能なものであれば特に限定さ
れない。また、この第6の発明に係る被遠隔操作機能を
有するコンピュータは、第1の発明の構成要素である画
像情報入力部,キーストローク出力部及び無線送受信部
に対応するそれぞれの構成要素を、コンピュータ本体と
一体化したものであるが、このような形態に限定される
ものではなく、第1の発明に係るコンピュータの遠隔操
作用送受信器をコンピュータ本体内に取り付けたもので
あっても良い。
【0008】この第1の発明に係るコンピュータの遠隔
操作用送受信器によれば、ケーブル等の有線接続を介す
ることなく、遠隔操作するコンピュータは、遠隔操作さ
れるコンピュータの画像情報を得ることができ、また、
遠隔操作するコンピュータは、遠隔操作されるコンピュ
ータにキーストローク情報を入力することができる。す
なわち、この第1の発明によれば、ケーブルの断線も生
ずることがないとともに、遠隔操作されるコンピュータ
の設置場所と、遠隔操作するコンピュータの場所との距
離が制約されることがない。また、この第5の発明に係
る被遠隔操作機能を有するコンピュータによれば、第1
の発明と同様に、遠隔操作するコンピュータは第5の発
明に係る被遠隔操作機能を有するコンピュータの画像情
報を得ることができ、遠隔操作するコンピュータは、被
遠隔操作機能を有するコンピュータにキーストローク情
報を入力することができ、遠隔操作するコンピュータと
被遠隔操作機能を有するコンピュータとの設置場所や距
離が制約されることがない。
【0009】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記第1の発明において、前記画像情報入力部は、
前記遠隔操作されるコンピュータに形成されたビデオ出
力端子に接続されるよう構成されてなることを特徴とす
るものである。また、第6の発明(請求項7記載の発
明)は、第2の発明と同様に、前記第5の発明におい
て、画像情報入力部は、前記被遠隔操作機能を有するコ
ンピュータに形成されたビデオ出力端子に接続されてな
ることを特徴とするものである。
【0010】この第2の発明によれば、ビデオ出力端子
が形成されたコンピュータと本発明に係るコンピュータ
の遠隔操作用送受信器が接続され、このビデオ出力端子
から出力される画像情報を入力して無線送受信部から送
信する構成とされていることから、遠隔操作されるコン
ピュータにビデオ出力端子が形成されたものであれば、
遠隔操作されるコンピュータの画像情報を遠隔操作する
コンピュータに入力することが可能となり、遠隔操作さ
れるコンピュータがどのような機種であっても遠隔操作
可能となる。また、第6の発明によれば、第2の発明と
同様に、被遠隔操作機能を有するコンピュータを構成す
るコンピュータ本体がどのような機種であっても遠隔操
作可能となる。
【0011】すなわち、遠隔操作されるコンピュータ
は、多くの場合、該コンピュータのビデオコントローラ
から直接の出力であって、各コンピュータの製造会社毎
に固有の規格に基づくLANの管理用途専用の汎用性の
低い画像情報の出力端子と、ビデオ出力端子と呼ばれる
通常のコンピュータの表示装置に用いられる汎用性のあ
る画像情報の出力端子との2種類の画像情報の出力端子
を備えている。しかし、前記従来の技術の欄で説明した
遠隔操作器74では、上記2種類の出力端子の内の前者
に接続できる入力端子のみを備えており、通常のコンピ
ュータの表示装置に用いられる汎用性のある画像情報を
取り込む入力端子(ビデオ入力端子)或いはこの画像情
報を処理する回路は設けられていなかった。すなわち、
上記遠隔操作器74は、各コンピュータの製造会社がコ
ンピュータとセットで販売,使用されることが多いとと
もに、接続されるコンピュータの製造会社固有の規格に
基づいて制作されており、汎用性に非常に欠けていた。
この第2及び第6の発明によれば、汎用性を向上させる
ことができ、上述したように、第2の発明に係る遠隔操
作用送受信器が取り付けられたコンピュータ又は第6の
発明に係る被遠隔操作機能を有するコンピュータがどの
ような機種であっても遠隔操作可能となる。なお、本発
明を構成するビデオ出力端子は、例えば、通常のコンピ
ュータの表示装置との接続に用いられるVGA,SVG
A及びDVI等の規格に基づくものをいう。
【0012】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記第1乃至第2の発明において、前記無線送受信
部と、前記画像情報入力部と、前記キーストローク出力
部とのそれぞれに接続された中央演算処理装置(CP
U)を備えてなることを特徴とするものである。また、
第7の発明(請求項7記載の発明)は、第3の発明と同
様に、前記第5又は第6の発明において、前記無線送受
信部と、前記画像情報入力部と、前記キーストローク出
力部とのそれぞれに接続され、前記コンピュータ本体を
構成する中央演算処理装置(CPU)とは別個の中央演
算処理装置(CPU)を備えてなることを特徴とするも
のである。
【0013】この第3の発明に係るコンピュータの遠隔
操作用送受信器には、遠隔操作されるコンピュータが備
える中央演算処理装置(以下、「CPU」と称する)と
は別個のCPUを備え、該CPUは、無線送受信部と画
像情報入力部とキーストローク出力部とに接続されてい
る。このため、入力される画像情報を該CPUを経て無
線送受信部から送信することができ、また、無線送受信
部にて受信されるキーストロークを該CPUを経てキー
ストローク出力部から出力することができる。すなわ
ち、無線送受信部により受信されるキーストローク情報
は、この遠隔操作用送受信器を構成するCPUを介して
遠隔操作されるコンピュータに入力される。また、遠隔
操作されるコンピュータのCPUに替わって、本発明を
構成するCPUを介して、該コンピュータのハードウェ
アに対してキーストローク情報を入力してBIOSの書
換え等をすることができ、複雑な異常が生じたコンピュ
ータを修復することができる。また、第7の発明に係る
被遠隔操作機能を有するコンピュータは、第3の発明と
同様に、コンピュータ本体自体のCPUとは別の別個の
CPUを備えており、このCPUを介することによって
複雑な異常が生じた被遠隔操作機能を有するコンピュー
タを修復することができる。
【0014】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記第1乃至第3の発明において、前記無線送受信
部に接続され、遠隔操作されるコンピュータの電源をオ
ン,オフする電源制御部を備えてなることを特徴とする
ものである。また、第8の発明(請求項8記載の発明)
は、前記第5乃至第7の発明において、前記無線送受信
部に接続され、前記コンピュータ本体の電源をオン,オ
フする電源制御部を備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0015】この第4の発明に係るコンピュータの遠隔
送受信器によれば、コンピュータの管理人は、無線送受
信部による遠隔操作によって遠隔操作されるコンピュー
タの電源のオン,オフをすることができる。このため、
遠隔操作されるコンピュータのネットワークシステムや
オペレーションシステム(OS)等に異常が生じて暴走
し、該コンピュータの電源を一旦オフにして再起動する
以外に該コンピュータの異常を修復することができない
ような事態が生じた場合であっても、遠隔操作によって
該コンピュータを再起動等をさせることができ、このた
め、複雑な異常が生じたコンピュータを修復して管理を
することができる。また、第8の発明に係る被遠隔操作
機能を有するコンピュータによれば、第4の発明と同様
に、複雑な異常が生じた被遠隔操作機能を有するコンピ
ュータを構成するコンピュータ本体を再起動等によって
修復して管理をすることができる。
【0016】また、第9の発明(請求項9記載の発明)
は、コンピュータの遠隔操作方法であって、前記第1乃
至第4の発明記載の何れかのコンピュータの遠隔操作用
送受信器が取り付けられ遠隔操作される一方のコンピュ
ータと、この遠隔操作される一方のコンピュータを遠隔
操作する他方のコンピュータとを無線通信手段により接
続するステップと、上記一方のコンピュータの画像情報
を他方のコンピュータの表示装置に表示するステップ
と、上記他方のコンピュータへのキーストローク情報の
入力により上記一方のコンピュータを制御するステップ
と、を備えてなることを特徴とするものである。また、
第10の発明(請求項10記載の発明)もコンピュータ
の遠隔操作方法の発明であって、第9の発明の構成要素
である「前記請求項1乃至4記載の何れかのコンピュー
タの遠隔操作用送受信器が取り付けられ遠隔操作される
一方のコンピュータ」に替えて「前記請求項5乃至8記
載の何れかの被遠隔操作機能を有するコンピュータ」を
用いたものである。
【0017】この第9の発明に係るコンピュータの遠隔
操作方法によれば、一方のコンピュータの管理人は、他
方のコンピュータを用い、該一方のコンピュータと、前
記請求項1乃至4記載の何れかのコンピュータの遠隔操
作用送受信器を介して無線通信手段により接続し、一方
のコンピュータの画像情報を他方のコンピュータの表示
装置に表示させることができ、また他方のコンピュータ
へのキーストローク情報の入力によって一方のコンピュ
ータの制御をすることができることから、ケーブル等で
接続すること無く、無線通信手段により接続することか
ら、遠隔操作されるコンピュータの設置場所と、遠隔操
作するコンピュータの場所との距離が制約されることが
ない。また、第10の発明に係るコンピュータの遠隔操
作方法も、第9の発明と同様に、遠隔操作される前記請
求項5乃至8記載の何れかの被遠隔操作機能を有するコ
ンピュータの設置場所と、遠隔操作するコンピュータの
場所との距離が制約されることがない。
【0018】なお、上記一方のコンピュータ及び被遠隔
操作機能を有するコンピュータ(以下、一方のコンピュ
ータ等、とする)は、遠隔操作されるコンピュータであ
り、その数が限定されるものではなく、該一方のコンピ
ュータ等が多数の場合には、LANにより互いに接続さ
れているものであっても良い。また、上記他方のコンピ
ュータ及び遠隔操作するコンピュータ(以下、他方のコ
ンピュータ等、とする)は、上記一方のコンピュータ等
を遠隔操作する際に用いるコンピュータであり、上記の
従来例において説明したリモートコンソールの役割を果
たすものである。この一方のコンピュータ等は、前記第
1乃至第4の発明に係る何れかのコンピュータの遠隔操
作用送受信器が取り付けられるか、前記第5乃至第8の
発明に係る被遠隔操作機能を有するコンピュータであ
り、また、他方のコンピュータ等は、少なくとも一方の
コンピュータ等との接続が可能となされた無線通信手段
が取り付けられている。このため、他方のコンピュータ
等は、一つの一方のコンピュータ等又は全ての一方のコ
ンピュータ等と無線通信手段により接続される。なお、
本発明にいう無線送受信器としては、Bluetoot
hの通信仕様に基づく通信機器,PIAFS等の規格に
基づくPHSによる通信機器,IEEE802.11の
通信仕様に基づく通信機,及びこれらの通信機器と互換
性を有する通信機器が例として挙げられるが、これらに
限定されるものではなく、コンピュータのデータ通信が
可能な無線送受信器であれば特に限定されない。
【0019】また、第11の発明(請求項11記載の発
明)は、コンピュータの遠隔操作方法であって、前記第
1の発明乃至第4の発明記載の何れかのコンピュータの
遠隔操作用送受信器が取り付けられた遠隔操作される複
数のコンピュータに無線通信手段により接続されてなる
とともに、該請求項1乃至4記載の何れかのコンピュー
タの遠隔操作用送受信器が取り付けられた特定のコンピ
ュータに、遠隔操作するコンピュータとを無線通信手段
により接続するステップと、上記遠隔操作される複数の
コンピュータのうちの何れかのコンピュータを選択する
ステップと、この選択されたコンピュータの画像情報を
上記遠隔操作するコンピュータの表示装置に表示するス
テップと、上記遠隔操作するコンピュータのキーストロ
ーク情報の入力により上記選択されたコンピュータを制
御するステップと、を備えてなることを特徴とするもの
である。また、第12の発明(請求項12記載の発明)
もコンピュータの遠隔操作方法の発明であって、第11
の発明の構成要素である「前記請求項1乃至4記載の何
れかのコンピュータの遠隔操作用送受信器が取り付けら
れた遠隔操作される複数のコンピュータ」に替えて「前
記請求項5乃至8記載の何れかの被遠隔操作機能を有す
る複数のコンピュータ」を用い、また、「該請求項1乃
至4記載の何れかのコンピュータの遠隔操作用送受信器
が取り付けられた特定のコンピュータ」に替えて「該請
求項5乃至8記載の何れかの被遠隔操作機能を有する特
定のコンピュータ」を用いたものである。
【0020】この第11の発明によれば、遠隔操作する
コンピュータを用いて特定のコンピュータと無線通信手
段により接続し、特定のコンピュータと遠隔操作される
コンピュータとは前記請求項1乃至4記載の何れかのコ
ンピュータの遠隔操作用送受信器を介して接続する。こ
の接続により、第9の発明と同様に、前記請求項1乃至
4記載の何れかのコンピュータの遠隔操作用送受信器を
介して遠隔操作されるコンピュータの画像情報を、遠隔
操作するコンピュータの表示装置に表示させることがで
き、さらに、遠隔操作するコンピュータへのキーストロ
ーク情報の入力によって、遠隔操作されるコンピュータ
の制御をすることができ、ケーブル等で接続すること無
く、無線通信手段により接続することから、遠隔操作さ
れるコンピュータの設置場所と、遠隔操作するコンピュ
ータの場所との距離が制約されることがない。また、遠
隔操作するコンピュータと特定のコンピュータの間の無
線通信手段、及び特定のコンピュータと遠隔操作される
コンピュータの間の無線通信手段とは同じ無線通信手段
を用いなくとも良いことから、それぞれの目的及びそれ
ぞれのコンピュータ間の距離に合わせて、コスト,通信
可能距離に合致する無線通信手段を選択して用いること
ができる。また、第12の発明に係るコンピュータの遠
隔操作方法も、第11の発明と同様に、被遠隔操作機能
を有するコンピュータの設置場所と、遠隔操作するコン
ピュータの場所との距離が制約されることがなく、コス
ト,通信可能距離に合致する無線通信手段を選択して用
いることができる。
【0021】なお、上記特定のコンピュータは、遠隔操
作されるコンピュータと遠隔操作するコンピュータの双
方に接続されて、この両者の間の接続の仲介をなすもの
である。この仲介をなすコンピュータは、ターミナル・
サーバーあるいはリモート・アクセス・サーバー(以
下、「RAS」と称する)と呼ばれており、このRAS
があることにより、遠隔操作されるコンピュータ一つ一
つに直接遠隔操作するコンピュータを接続して管理を行
う従来のLANに比べ、遠隔操作されるコンピュータの
管理を階層化して行うことができることから、より管理
が簡易なものとされている。また、遠隔操作するコンピ
ュータと特定のコンピュータの間の無線通信手段、及
び、特定のコンピュータと遠隔操作されるコンピュータ
の間の無線通信手段とは、両者が同じものである必要は
なく、前者をPHSでのPIAFSによる通信とし、後
者をBluetoothの通信仕様に基づく通信とする
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
コンピュータの遠隔操作用送受信器及びこのコンピュー
タの遠隔操作用送受信器を用いたコンピュータの遠隔操
作方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】本発明の実施の形態に係る遠隔操作用送受
信器1は、図1に示すように、基板(PCIカード)上
に配設されたCPU2,PHSカードスロット3,PH
Sカード4,Bluetoothモジュール5,VGA
キャプチャー回路6,VGA入力ポート7,キーストロ
ーク出力部8,PS/2出力ポート9,電源制御部1
0,電源制御ポート11及び設定保存用ROM12を備
えている。なお、上記CPU2は、本発明を構成する中
央演算処理装置であり、PHSカード4とBlueto
othモジュール5は、本発明を構成する無線送受信部
であり、VGAキャプチャー回路6は本発明を構成する
画像情報入力部であり、キーストローク出力部8は本発
明を構成するキーストローク出力部であり、電源制御部
10は本発明を構成する電源制御部である。また、この
遠隔操作用送受信器1は、PCIカード上にLSI等が
配置されてこれらが適宜回路で結ばれる構成とされてい
る。この遠隔操作用送受信器1の構成部分は、図1に示
すようにそれぞれがCPU2に電気的に接続されて電気
信号を送受信するものとされている。この遠隔操作用送
受信器1は、遠隔操作されるコンピュータ13のケース
内に着脱可能に固定されている。なお、この固定は、P
CIカードのPCIバス部がこのコンピュータ13のマ
ザーボード14上の図示しないPCIスロット部に挿入
されてなるものであるが、本実施例においては、このP
CIバス部の電気的な接点と、遠隔操作用送受信器1と
は電気的な接続はされていない。すなわち、このコンピ
ュータ13のマザーボード14上の図示しないPCIス
ロット部は、遠隔操作用送受信器1の固定のみを目的に
用いられている。また、設定保存用ROM12には、こ
の遠隔操作用送受信器1のCPU2の起動に必要な情報
(CPU2の起動に必要なBIOS等)や、外部からの
識別に使われるIDやパスワード等や、後述のリモート
コンソール31上で動かすリモートコンソールソフトに
対応して動作するリモートコンソールソフト等が記録さ
れており、これらのデータは必要に応じて適宜CPU2
から読みだされる。
【0024】この遠隔操作されるコンピュータ13のマ
ザーボード14上には、一般のサーバーの用途に用いら
れるコンピュータの回路が形成されており、少なくとも
CPU15,VGA出力回路16,VGA出力ポート1
7,キーストローク入力部18,PS/2入力ポート1
9,電源回路20,ネットワーク回路21,イーサネッ
ト(「イーサネット」は、富士ゼロックス株式会社の登
録商標であり、バス構造のLAN。以下、同じ。)入出
力ポート22及び図示しないPCIスロット部を備えて
いる。なお、このコンピュータ13は、本発明を構成す
る遠隔操作されるコンピュータであり、このVGA出力
ポート17は、本発明を構成するビデオ出力端子であ
る。これら遠隔操作用送受信器1とマザーボード14と
は、前記の通りPCIバス部がPCIスロット部に挿入
されて着脱自在に固定されており、この挿入はボードの
固定のみを目的としており、このPCIバス部とPCI
スロット部を介しての電気的接続はされてはいない。な
お、遠隔操作用送受信部1とマザーボード14とは、V
GA入力ポート7とVGA出力ポート17の間,PS/
2出力ポート9とPS/2入力ポート19の間及び電源
制御ポート11と電源回路20の間において、互いに着
脱自在にコネクタを介してジャンパー線で電気的に接続
される構成とされている。また、コンピュータ13のケ
ースは、この遠隔操作用送受信器1をマザーボード14
上に固定した際に、電波の送受信の感度がより良いもの
とするために、PHSカード4及びBluetooth
モジュール5のアンテナが該ケースから露出するものと
されている。
【0025】以上の構成とされていることから、遠隔操
作用送受信器1とマザーボード14とは電気的に接続さ
れ、マザーボード14のVGA出力回路16から出力さ
れた画像情報であるVGA信号は、VGA出力ポート1
7,VGA入力ポート7,VGAキャプチャー回路6を
介して遠隔操作用送受信部1のCPU2に入力される。
また、後述の無線通信の手段により遠隔操作用送受信器
1のCPU2に入力されたキーストローク情報は、CP
U2から出力され、キーストローク出力部8においてP
S/2規格に適したキーストローク情報に変換され、P
S/2出力ポート9,PS/2入力ポート19及びキー
ストローク入力部18を介してマザーボード14のCP
U15に入力される。また、電源回路20からは、コン
ピュータの遠隔操作用送受信部1へ着脱自在なコネクタ
を介してジャンパー線が遠隔操作用送受信器1に接続さ
れており、コンピュータの遠隔操作用送受信器1への電
源供給がされている。この電源回路20から遠隔操作用
送受信器1への電源供給はマザーボード14への電源供
給とは独立して行われており、マザーボード14への電
源の供給がオフとされた場合であっても、常に遠隔操作
用送受信器1へは電源供給がなされている。また、この
コンピュータ13のマザーボード14上には、CPU1
5と接続されるネットワーク回路21が形成され、この
ネットワーク回路21にはイーサネット入出力ポート2
2が接続されている。このイーサネット入出力ポート2
2は、イーサネットの規格に基づくネットワーク信号を
外部へ出力し、後述の他のコンピュータ41とLANを
形成して上記の一の系統のLANを作るものとされてい
る。すなわち、図2に示すように、このイーサネット出
力ポート22は、ケーブルによりハブ26に接続され、
インターネット網27を介して多数のコンピュータ28
と接続される。
【0026】また、遠隔操作用送受信器1には、PHS
カードスロット3とBluetoothモジュール5が
取り付けられており、このPHSカードスロット3には
PHSカード4が挿入されて固定されている。これらP
HSカード4とBluetoothモジュール5を介し
て入出力される情報は、全て遠隔操作用送受信器1のC
PU2に入出力され、これらPHSカード4とBlue
toothモジュール5は、1台のリモートコンソール
31と、コンピュータ13と同じ構成からなる1又は複
数台の他のコンピュータ41と接続をする。この接続に
より、管理人がCPU2へ指示することにより、遠隔操
作用送受信部1は、該CPU2への入力される情報を適
宜選択した箇所へ出力することができるものとされてい
る。例えば、CPU2へ指示することにより、マザーボ
ード14からの画像情報の出力を、CPU2を介してP
HSカード4又はBluetoothモジュール5を介
して送信すること,PHSカード4又はBluetoo
thモジュール5からのキーストローク信号の入力を、
CPU2を介してマザーボード14に出力すること,他
の遠隔操作用送受信器1のBluetoothモジュー
ルからの画像情報をBluetoothモジュール5に
て受信してCPU2を介してPHSカード4を介して送
信すること及びリモートコンソール31のPHSカード
32からのキーストローク信号をPHSカード4にて受
信してCPU2を介してBluetoothモジュール
5を介して送信すること等が可能である。なお、遠隔操
作用送受信器1及びリモートコンソール31との無線通
信手段には、PHSとBluetoothの二通りの無
線通信手段が用いられるが、このうちのいずれを用いる
かは、PHSとBluetoothの性質及びこの遠隔
操作用送受信器1の使用状況に鑑みて使い分けがされ
る。すなわち、PHSは、使用することによって課金が
されるものの、遠距離間でも通信が可能であるという性
質があり、Bluetoothは使用によって課金はさ
れないものの、3乃至5メートルという近距離間でのみ
通信可能であるという性質を有している。このことか
ら、これらの性質に合わせて管理人は何れの通信手段を
用いて遠隔操作をするかを選択することができる。な
お、このPHSでの通信では、コンピュータのデータの
伝送に適した方法が用いられ、本実施例においてはPI
AFSの規格に則って行われるものとされ、また、イン
ターネット回線を経由して接続されることから、本実施
例ではPHSカード4はインターネットに常時接続がさ
れ、又は、定期的な特定時間にインターネットに接続さ
れるものとされており、特にインターネットへの接続時
には接続の便宜のため特定の固定IPアドレスを有し、
外部からの呼び出しを待機している。
【0027】また、このリモートコンソール31は、図
1に示すように、CPU34,画像出力を行うVRAM
35,信号の入出力を行うI/O36,表示装置37及
びキーボード38を備えるコンピュータであり、無線通
信手段としてPHSカード32とBluetoothモ
ジュール33が取り付けられ、また、このPHSカード
32とBluetoothモジュール33を動かして他
のコンピュータの遠隔操作を行うためのソフトウェアで
ある図示しないリモートコンソールソフトがインストー
ルされている。また、他のコンピュータ41は、コンピ
ュータ13と同じ構造とされており、図1に示すよう
に、CPU43,PHSカードスロット44,PHSカ
ード45,Bluetoothモジュール46,VGA
キャプチャー回路47,VGA入力ポート48,キース
トローク出力部49,PS/2出力ポート50,電源制
御部51,電源制御ポート52及び設定保存用ROM5
3を備えた遠隔操作用送受信器42、及び、CPU5
5,VGA出力回路56,VGA出力ポート57,キー
ストローク入力部58,PS/2入力ポート59,電源
回路60,ネットワーク回路61,イーサネット入出力
ポート62を備えたマザーボード54等を備えている。
【0028】このコンピュータ13及び41は、特にそ
れぞれ外部のコンピュータからの要求によって情報の処
理や保管などを行うサーバーとして用いられるものであ
る。この1台のコンピュータ13と複数台のコンピュー
タ41は、図2中の実線に示すように、ケーブルにより
それぞれのイーサネット入出力ポート22及び62とハ
ブ26と接続がなされてLANを構成し、図2中の一点
鎖線で示すインターネットの通信業務等の処理を行うサ
ーバー群29を形成している。なお、これらのコンピュ
ータ13,41は、設置,保管乃至は保守の便宜のため
に全てラック30の中にまとめて収納されており、この
サーバー群29のネットワーク出力はハブ26によりま
とめられて外部のインターネット網27と接続可能とさ
れている。なお、図2中に実線で示したインターネット
網27と接続するサーバー群29のLANは、従来例で
説明した一の系統のLANである。また、このサーバー
群29の管理に用いられるリモートコンソール31は、
図2中に破線で示すように、PHS又はBluetoo
thの通信によってコンピュータ13と接続し、また、
コンピュータ41はPHS又はBluetoothの通
信によってコンピュータ13と接続できるものとされて
いる。すなわち、これらPHS,Bluetoothに
よりLANが形成され、このLANは、サーバー群29
を構成するコンピュータ13,41を管理するためのL
ANとして用いられる。なお、このコンピュータ13,
41を管理するためのLANは、従来例で説明した他の
系統のLANとして用いられるものであり、特にコンピ
ュータ13は、この他の系統のLANにおいては、上記
のRASの役割を果たすものとして、複数のコンピュー
タ41の中から任意に選ばれたものである。
【0029】次に、以上に述べた本発明に係る遠隔操作
用送受信器1を接続したコンピュータ13,41で作ら
れたサーバー群29のLANにおいて、リモートコンソ
ール31を用いてこのサーバー群29を構成するコンピ
ュータ13,41の管理のための遠隔操作を行う場合の
手順を説明する。このリモートコンソール31を用いて
LANを構成するコンピュータ13,41を遠隔操作す
る方法には3つの方法がある。すなわち、第1の方法
は、リモートコンソール31のPHSカード32を用い
て、コンピュータ13又は41にPHSカード4又は4
5を介して接続してコンピュータ13又は41を遠隔操
作するものである。また、第2の方法は、リモートコン
ソール31のBluetoothモジュール33を用い
て、コンピュータ13又は41にBluetoothモ
ジュール5又は46を介して接続し、コンピュータ13
又は41を遠隔操作するものである。また、第3の方法
は、リモートコンソール31のPHSカード32を用い
て、前記のRASとして用いられるコンピュータ13に
PHSカード4を介してコンピュータ13に接続し、さ
らにこのRASとして用いられるコンピュータ13のB
luetoothモジュール5を用いて、コンピュータ
41にBluetoothモジュール46を介して接続
し、コンピュータ41を遠隔操作するものである。な
お、上記第1および第2の方法は、請求項9又は10記
載のコンピュータの遠隔操作方法に対応するものであ
り、第3の方法は、請求項11又は12記載のコンピュ
ータの遠隔操作方法に対応するものである。以下、これ
らの方法について順を追って詳細に説明する。
【0030】先ず、上記第1の方法により、リモートコ
ンソール31と、上記コンピュータ13又はコンピュー
タ41の何れかとを接続する手順を、図3に示すフロー
チャートにより説明する。まず、ステップSt1に示す
ように、リモートコンソール31は、このサーバー群2
9の管理人に操作されてリモートコンソールソフトを起
動し、次いで、このリモートコンソール31から呼び出
し可能な1又は2以上のコンピュータ13又はコンピュ
ータ41の何れかを表示装置37に表示し、この内から
LANの管理人が任意に選択した一つのコンピュータ、
この例ではコンピュータ13に対して呼び出しをする
(ステップSt2)。この呼び出しは、リモートコンソ
ール31に取り付けられたPHSカード32によって行
われ、PIAFSの規格に基づきインターネット網を介
して選択されたコンピュータ13に取り付けられたPH
Sカード4のIPアドレスを呼び出す事により行われ
る。この呼び出しにおいて、呼び出されたPHSカード
4と何らかの理由により通信が出来ない場合には、時間
をおいて再度呼び出しを行う(ステップSt3)。な
お、フローチャートでは省略したが、呼び出しを3回行
っても選択されたコンピュータ13と通信ができない場
合には、その旨を表示装置37に表示し、選択されたコ
ンピュータ13の呼び出しを終了するものとされてい
る。呼び出されたPHSカード4と通信接続できた場合
には、この接続されたPHSカード4が取り付けられた
コンピュータ13の遠隔操作用送受信器1を構成するC
PU2は、着信に対応してこのコンピュータ13への接
続の許可がある者か否かを判断する認証についてのデー
タを設定保存用ROM12から読み出して、該データを
CPU2に保存し、PHSカード4より応答信号をPH
Sカード32に送信する(ステップSt4)。この応答
信号を受けたリモートコンソール31は、図示しないI
D,パスワード入力欄を有する認証の画面を表示装置3
7に表示する(ステップSt5)。
【0031】管理人は、表示装置37に表示された認証
の画面において、このコンピュータ13に定められたI
D,パスワードを入力し、リモートコンソール31及び
リモートコンソールソフトは、このID,パスワードを
PHSカード32から送信し、これを受信した選択され
たコンピュータ13のCPU2は、設定保存用ROM1
2から読みだしたID,パスワードとの認証を行う(ス
テップSt6)。このID,パスワードが相違する場合
には、前記のステップSt4に戻り、表示装置37に認
証の画面を表示する。なお、フローチャートでは省略し
たが、このステップSt6の認証でステップSt4へ戻
ることが3回繰り返された場合には、このコンピュータ
13への接続は不正アクセスであるとみなし、このコン
ピュータ13からリモートコンソール31への接続を強
制的に切断するものとされている。また、この認証にお
いて正しいID,パスワードの入力がされた場合には、
コンピュータ13の遠隔操作用送受信器1上のCPU2
は、コンピュータ13のマザーボード14との接続を行
い(ステップSt7)、これにより、コンピュータ13
からの画像情報は、上記各PHSカード4,32を介し
てリモートコンソール31に送信され、リモートコンソ
ール31からのキーストローク信号及び電源制御信号
は、各PHSカード32,4を介して遠隔操作用送受信
器1に受信される。なお、このステップSt7は、本発
明の請求項9を構成する遠隔操作される一方のコンピュ
ータと遠隔操作する他方のコンピュータとを無線通信手
段により接続するステップと対応する。
【0032】すなわち、コンピュータ13の画像情報
は、マザーボード14から出力され、VGA出力回路1
6、VGA出力ポート17、VGA入力ポート7を経て
VGAキャプチャー回路6へ入力され、このVGAキャ
プチャー回路6において無線通信手段に適したデータに
適宜変換,圧縮され、CPU2を経てPHSカード4か
ら送信され、リモートコンソール31のPHSカード3
2に受信され、リモートコンソールソフトにより適宜変
換,伸長されて表示装置37上に表示される。この表示
は、本発明の請求項9にいう、一方のコンピュータの画
像情報を他方のコンピュータの表示装置に表示するステ
ップと対応する。同様に、リモートコンソール31のキ
ーボード38の入力及び図示しないマウスの入力である
キーストローク信号は、リモートコンソールソフトによ
り適宜変換され、PHSカード32を介して送信され、
コンピュータ13のPHSカード4に受信され、CPU
2,PS/2出力ポート9,マザーボード14のPS/
2入力ポート19等を介してCPU15に入力される。
このため、マザーボード14に直接キーボードを接続し
た場合と同様にコンピュータ13を制御することができ
る。この制御は、本発明の請求項9にいう、他方のコン
ピュータへのキーストローク情報の入力により一方のコ
ンピュータを制御するステップと対応する。また、リモ
ートコンソールソフト上でコンピュータ13の電源のオ
フ,オン及び再起動を指示した場合には、電源制御信号
がPHSカード32を介して送信され、コンピュータ1
3又は41のPHSカード4に受信され、この電源制御
信号はCPU2,電源制御部10,電源制御ポート11
を介して電源回路20に入力されて、この電源制御信号
を受けた電源回路20は、マザーボード14上のCPU
15等への電源の供給のオフ,オンを行い、更にオフに
した直後に再度オンにすることでマザーボード14のコ
ンピュータ13を再起動することができる。この電源制
御を行う遠隔操作用送受信器1はマザーボード14と関
係なく常時電源が供給されており、このため、遠隔操作
によってコンピュータ13の電源の制御をすることがで
きる。
【0033】以上のように、管理人はリモートコンソー
ル31からPHSカード32,4を介してコンピュータ
13を遠隔操作をし、該コンピュータ13の遠隔操作を
終えた場合には、リモートコンソール31のリモートコ
ンソールソフトを操作し、コンピュータ13との接続を
終了する命令を出す。リモートコンソールソフトは常に
コンピュータ13との接続を終了する命令が出されたか
否かを判断し(ステップSt8)、この命令が出た場合
には、次に別の新たなコンピュータ13(41)を選択
して接続を行うか否かを表示する(ステップSt9)。
管理人が新たなコンピュータ13(41)を選択して接
続を行う場合には、リモートコントロールソフトはこの
選択されたコンピュータ13(41)を呼び出しし(ス
テップSt2)、新たな接続を行わない場合には、この
リモートコンソールソフトは終了する(ステップSt1
0)。上述した第1の方法は、リモートコンソール31
とコンピュータ13(41)との接続をPHSカード
4,32を利用して行うものであり、上記の通り、PH
Sカード4,32での通信可能な範囲は非常に広いた
め、特にリモートコンソールとしてノートパソコンを使
った場合には、コンピュータ13(41)から遠く離れ
ていた場合であっても、これらのコンピュータ13(4
1)の管理を行うことができる。
【0034】また、第2の方法は、第1の方法において
使用したPHSカード4,32のかわりにBlueto
othモジュール5,33を用いて無線通信を行うもの
であるが、上記第1の方法とこの第2の方法では、PH
Sカード4,32に代えてBluetoothモジュー
ル5,33を用いる点を除き、通信の手順は全く同じで
あることから説明を省略する。ただし、上記の通り、第
1の方法で用いるPHSカード4,32は、通信範囲は
広いという特徴があるものの、公衆通信回線を用いるこ
とから通信毎に課金がなされるが、第2の方法で用いる
Bluetoothモジュール5,33では、通信範囲
は3乃至5メートルと狭いものの、課金がなされないと
いう特徴を有しており、このため第1の方法と第2の方
法を適宜使い分けることによってより効果的にコンピュ
ータの遠隔操作をすることができる。
【0035】第3の方法は、リモートコンソール31の
PHSカード32を用いて、前記RASとして用いられ
るコンピュータ13のPHSカード4を介してコンピュ
ータ13に接続し、さらにこのRASとして用いられる
コンピュータ13のBluetoothモジュール5を
用いて、コンピュータ41のBluetoothモジュ
ール5を介して接続し、コンピュータ41を遠隔操作す
るものである。以下、これらの方法について詳細に説明
する。
【0036】第3の方法は、図4のフローチャートに示
す手順により接続し、遠隔操作を行うものである。な
お、第1の方法,第2の方法で遠隔操作されるコンピュ
ータ13(14)とは異なり、この第3の方法で遠隔操
作されるコンピュータ41は、ラック30に収められた
複数台のコンピュータ41である。また、このラック3
0に収納された複数のコンピュータ41の内の任意の1
台を上記のRAS13として用いるものとされている。
そこで、以下、上記コンピュータ13は、RAS13に
置き換えて説明する。さらに、複数台のラック30によ
り、サーバー群29を構成するものとされている。この
ため、コンピュータ41はラック30毎に管理され、コ
ンピュータ41はラック30の1台毎に1台あるRAS
13毎に階層付けがされて管理がされる。
【0037】すなわち、図4のステップSt11に示す
ように、リモートコンソール31は、このサーバー群2
9の管理人に操作されてリモートコンソールソフトを起
動する。次いで、このリモートコンソール31から呼び
出し可能な複数のRAS13及びこのRAS13それぞ
れの下層に位置する複数のコンピュータ41を、表示装
置37に表示し、この内からLANの管理人が任意に選
択した特定のコンピュータ41を、RAS13に対して
呼び出しをする(ステップSt12)。この時、呼び出
すRAS13は、ラック30が複数存在する場合には、
遠隔操作の対象である特定のコンピュータ41が収納さ
れている特定のラック30に収納されたRAS13であ
る。このRAS13の呼び出しは、リモートコンソール
31に取り付けられたPHSカード32によって行わ
れ、PIAFSの規格に基づきインターネット網を介し
て選択されたコンピュータ13に取り付けられたPHS
カード4のIPアドレスを呼び出す事により行われる。
このRAS13の呼び出しにおいて、呼び出されたPH
Sカード4と何らかの理由により通信が出来ない場合に
は、時間をおいて再度呼び出しを行う(ステップSt1
3)。なお、フローチャートでは省略したが、呼び出し
を3回行っても選択されたコンピュータ13と通信がで
きない場合には、その旨を表示装置37に表示し、選択
されたコンピュータ13の呼び出しを終了するものとさ
れている。呼び出されたPHSカード4が着信した場合
には、この呼び出されたPHSカード4が取り付けられ
たRAS13に取り付けられた遠隔操作用送受信器1の
CPU2は、着信に対応してこのRAS13への接続の
許可がある者か否かを判断する認証についてのデータを
設定保存用ROM12から読み出し、該データをCPU
2内に保存し、また、このCPU2はリモートコンソー
ル31に応答信号をPHSカード4から送信する(ステ
ップSt14)。この応答信号を受けたリモートコンソ
ール31は、ID,パスワード入力欄を備えた図示しな
い認証の画面を表示装置37に表示する(ステップSt
15)。
【0038】管理人は、表示装置37に表示された認証
の画面において、このRAS13の管理に必要なID,
パスワードを入力し、リモートコンソール31及びリモ
ートコンソールソフトはこのID,パスワードをPHS
カード32から送信し、これを受信した選択されたRA
S13のCPU2は、設定保存用ROMから読みだした
ID,パスワードとの認証を行う(ステップSt1
6)。このID,パスワードが間違っている場合には、
前記のステップSt14に戻る。なお、フローチャート
では省略したが、このステップSt16の認証でステッ
プSt14へ戻ることが3回繰り返された場合には、こ
のRAS13への接続は不正アクセスであるとみなし、
このRAS13からリモートコンソール31への接続を
強制的に切断するものとされている。また、この認証に
おいて正しいID,パスワードの入力がされた場合に
は、このRAS13の遠隔操作用送受信器1上のCPU
2は、Bluetoothモジュール5を介して、選択
されたコンピュータ41のBluetoothモジュー
ル46を呼び出す(ステップSt17)。この選択され
たコンピュータ41のCPU43は、RAS13からの
呼び出しによりコンピュータ41のマザーボード54と
の接続を行い(ステップSt18)、これにより、選択
されたコンピュータ41からの画像情報は、上記各Bl
uetoothモジュール46,5を介してRAS13
に送信され、さらにPHSカード4,32を介してリモ
ートコンソール31に送信される。また、リモートコン
ソール31からのキーストローク信号及び電源制御信号
は、各PHSカード32,4を介してRAS13に送信
され、さらに各Bluetoothモジュール5,46
を介して選択されたコンピュータ41に受信される。な
お、以上のリモートコンソール31,RAS13及びコ
ンピュータ54の三者の接続は、本発明の請求項11に
いう、遠隔操作される複数のコンピュータと、特定のコ
ンピュータに、遠隔操作するコンピュータとを無線通信
手段により接続するステップ、及び遠隔操作される複数
のコンピュータのうちの何れかのコンピュータを選択す
るステップに対応する。
【0039】すなわち、マザーボード54からの画像情
報の出力は、VGA入力ポート48から入力され、VG
Aキャプチャー回路47においてこの画像情報を無線通
信手段に適したデータに適宜変換され、コンピュータ4
1の遠隔操作用送受信器1のCPU43によってBlu
etoothモジュール46から送信される。この送信
された画像情報は、RAS13のBluetoothモ
ジュール5により受信され、RAS13のCPU2は受
信したこの画像情報をPHSカード4から送信し、リモ
ートコンソール31のPHSカード32はこの画像情報
を受信し、リモートコンソールソフトにより表示装置3
7上にマザーボード54の画像情報の出力が表示され
る。この表示は、本発明の請求項11にいう、選択され
たコンピュータの画像情報を遠隔操作するコンピュータ
の表示装置に表示するステップと対応する。同様に、リ
モートコンソール31のキーボード38の入力及び図示
しないマウスの入力であるキーストローク信号は、リモ
ートコンソールソフトにより適宜変換され、PHSカー
ド32を介して送信される。このキーストローク信号
は、RAS13のPHSカード4により受信され、RA
S13のCPU2は受信したこのキーストローク信号を
Bluetoothモジュール5から送信する。コンピ
ュータ41のBluetoothモジュール46は、こ
のキーストローク信号を受信し、このキーストローク信
号はCPU43,キーストローク出力部49,PS/2
出力ポート50,マザーボード54のPS/2入力ポー
ト59,キーストローク入力部58等を介してCPU5
5に入力される。このため、キーボードをマザーボード
54に直接接続した場合と同様に、コンピュータ41を
制御することができる。この制御は、本発明の請求項1
1にいう、遠隔操作するコンピュータのキーストローク
情報の入力により選択されたコンピュータを制御するス
テップと対応する。また、リモートコンソールソフト上
でコンピュータ41の電源のオフ,オン及び再起動を指
示した場合には、電源制御信号がPHSカード32を介
して送信され、この電源制御信号をRAS13のPHS
カード4が受信する。このRAS13のPHSカード4
が受信した電源制御信号は、RAS13のCPU2によ
りBluetoothモジュール5を介して送信がなさ
れ、コンピュータ41のBluetoothモジュール
46がこの電源制御信号を受信し、この電源制御信号は
CPU2,電源制御部10,電源制御ポート11を介し
て電源回路20に入力され、電源回路20はこの電源制
御信号をうけることにより、マザーボード14上のCP
U15等への電源の供給のオフ,オンをするものとされ
ており、更に、オフにした直後に再度オンにすることで
コンピュータ41のマザーボード54を再起動すること
ができるものとされている。このため、遠隔操作によっ
てコンピュータ41の電源の制御をすることができる。
【0040】以上のように、管理人はリモートコンソー
ル31からPHSカード32,4及びBluetoot
hモジュール5,46を介してコンピュータ41を遠隔
操作し、該コンピュータ41の管理を終えた場合には、
リモートコンソール31のリモートコンソールソフトを
操作し、コンピュータ41との接続を終了する命令を出
す。リモートコンソールソフトは、常にコンピュータ4
1との接続を終了する命令が出されるか否かを判断し
(ステップSt19)、この命令が出た場合には次に別
の新たなRAS13又はコンピュータ41を選択して接
続,管理を行うか否かを表示する(ステップSt2
0)。管理人が新たなRAS13又はコンピュータ41
を選択して接続を行う場合には、この選択されたRAS
13又はコンピュータ41を呼び出しし(ステップSt
21)、新たな接続を行わない場合には、このリモート
コンソールソフトを終了する。
【0041】この第3の方法によるコンピュータの管理
の方法は、第1の方法,第2の方法と比べ、無線通信手
段としてPHSカード4,32及びBluetooth
モジュール5,46の両方を用いる点で異なる。すなわ
ち、この第3の方法においては、リモートコンソール3
1とRAS13との間の通信にPHSカード4,32を
用い、RAS13とコンピュータ41との間の通信にB
luetoothモジュール5,46を用いるものとさ
れている。上記の通り、PHSは遠距離間の通信に適し
ており、Bluetoothは近距離間の通信に適した
ものとされている。このため、第3の方法を用いる場合
には、本発明の実施の形態のように、1台のRAS13
と複数のコンピュータ41とが同一のラック30の中に
収め、リモートコンソール31により該コンピュータ4
1を遠隔操作する場合には、このリモートコンソール3
1は設置する箇所については特に限定されないこととな
る。このため、無線通信を用いることを生かしてリモー
トコンソール31にノートパソコン等を用い、どこにい
る場合にもサーバー群29の管理ができるようにする場
合に特に適したものとなる。また、インターネット・プ
ロバイダ等で扱うサーバー群は、多数のサーバー(例え
ば、1台のラックに40台のサーバーを収め、このラッ
クを200台まとめた合計8000台のサーバー)で形
成されることがあり、数が多いため管理に難があった
が、この第3の方法では1台のラックごとに1台のRA
Sを定めることから、木構造として階層化して運用する
ことができることから管理が楽になる。また、ここでは
詳細を記さないが、ここで定めたRASを幾つかまとめ
て更に上位のRASを定めることとしてもよい(例え
ば、20台のRAS毎にこのRASを管理するRASを
別に設ける)。この場合には、サーバーをより階層化す
ることができて特定のサーバーを指定することがより容
易となり、このためより管理を簡易なものとすることが
できる。
【0042】なお、以上の実施の形態においては、遠隔
操作されるコンピュータ13,41とは別体となされ、
これらのコンピュータ13,41に着脱自在に固定され
る遠隔操作用送受信器1,42について説明したが、本
発明は、遠隔操作されるコンピュータ13,41とは別
体となさず、該遠隔操作されるコンピュータ13,41
に上述した遠隔操作用送受信器1,42を構成する各構
成要素が組込まれたものであってもよい。こうしたコン
ピュータによる場合であっても、上記遠隔操作用送受信
器1,42が固定されたコンピュータ13,41と同じ
ように遠隔操作される機能を有するものとなり、上述し
た方法と同様な方法によって、このコンピュータを遠隔
操作することができる。以下、このコンピュータについ
て詳細に説明する。
【0043】このコンピュータは、遠隔操作されるコン
ピュータ、すなわち、被遠隔操作機能を有するコンピュ
ータであって、コンピュータ本体に内蔵された電源回路
と、マザーボードとを備え、このマザーボードには、こ
のコンピュータ本体を駆動させるCPU,VGA出力回
路,VGA出力ポート,キーストローク入力部,PS/
2入力ポート,ネットワーク回路及びイーサネット入出
力ポート(以下、これらを基本構成要素という。)を備
えている。さらに、このマザーボード上には、上記基本
構成要素以外にも、遠隔操作用の構成要素として、この
コンピュータ本体を駆動する上記CPUとは別個のCP
U,PHSカードスロット,PHSカード,Bluet
oothモジュール,VGAキャプチャー回路,VGA
入力ポート,キーストローク出力部,PS/2出力ポー
ト,電源制御部,電源制御ポート及び設定保存用ROM
を備えている。なお、CPUは、本発明を構成する中央
演算処理装置であり、PHSカードとBluetoot
hモジュールは、本発明を構成する無線送受信部であ
り、VGAキャプチャー回路は本発明を構成する画像情
報入力部であり、キーストローク出力部は本発明を構成
するキーストローク出力部であり、電源制御部は本発明
を構成する電源制御部である。そして、これらの構成の
内、上記VGA入力ポートとVGA出力ポートとの間,
PS/2出力ポートとPS/2入力ポートとの間及び電
源制御ポートと電源回路との間は、上記マザーボード上
の配線又はジャンパー線を介して電気的に接続され、ま
た、上記遠隔操作用の各構成要素と上記電源回路とは互
いに電気的に接続されている。なお、上記遠隔操作用の
各構成要素への電源供給ルートは、上記基本構成要素へ
の電源供給ルートとは独立しており、該基本構成要素へ
の電源の供給がオフとされた場合であっても、常に上記
遠隔操作用の構成要素への電源の供給がなされている。
【0044】そして、こうした構成からなる複数のコン
ピュータ又は前述した実施の形態に係る遠隔操作用送受
信器1が固定されたコンピュータ13,41は、それぞ
れのコンピュータ(13,41)に設けられた上記イー
サネット入出力ポートに接続され、間にハブを設けた状
態でケーブルを介して互いに接続され、LANを形成し
ている。
【0045】以上に述べた構成とされた被遠隔操作機能
を有するコンピュータは、コンピュータ本体の画面情報
が、本発明を構成する画像情報入力部であるVGAキャ
プチャー回路から入力され、キーストローク出力部より
コンピュータ本体へキーストローク情報を出力し、本発
明を構成する無線送受信部であるPHSカード又はBl
uetoothモジュールにより遠隔操作する他のコン
ピュータ(リモートコンソール又はRAS)に画面情
報,キーストローク情報を送受信し、本発明を構成する
電源制御部によりコンピュータ本体の電源のオン,オフ
をすることができ、これら画像情報入力部,キーストロ
ーク出力部及び無線送受信部は本願発明を構成するCP
Uに接続されている。このため、この被遠隔操作機能を
有するコンピュータは、上記の遠隔操作用送受信器1,
42が固定されたコンピュータ13,41と同様に、外
部のリモートコンソールやRASを用いて外部から遠隔
操作することができ、或いはこの被遠隔操作機能を有す
るコンピュータ自体をRASとして用いることができ、
さらに、上記の第1乃至第3の方法を用いて被遠隔操作
機能を有するコンピュータを遠隔操作することができ
る。
【0046】
【発明の効果】前述した本発明の実施の形態の説明から
も明らかなように、第1の発明(請求項1記載の発明)
及び第5の発明(請求項5記載の発明)によれば、ケー
ブル等の有線接続を介することなく、遠隔操作するコン
ピュータは、遠隔操作されるコンピュータの画像情報を
得ることができ、また、遠隔操作するコンピュータは、
遠隔操作されるコンピュータにキーストローク情報を入
力することができる。すなわち、この第1の発明及び第
6の発明によれば、ケーブルの断線も生ずることがない
とともに、遠隔操作されるコンピュータの設置場所と、
遠隔操作するコンピュータの場所との距離が制約される
ことがない。
【0047】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
及び第6の発明(請求項6記載の発明)によれば、ビデ
オ出力端子が形成されたコンピュータと本発明に係るコ
ンピュータの遠隔操作用送受信器が接続され、このビデ
オ出力端子から出力される画像情報を入力して無線送受
信部から送信する構成とされていることから、遠隔操作
されるコンピュータにビデオ出力端子が形成されたもの
であれば、遠隔操作されるコンピュータの画像情報を遠
隔操作するコンピュータに入力することが可能となり、
遠隔操作されるコンピュータがどのような機種であって
も遠隔操作可能となる。
【0048】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
及び第7の発明(請求項7記載の発明)によれば、遠隔
操作用に遠隔操作されるコンピュータが備える中央演算
処理装置(CPU)とは別の独自のCPUを備え、該C
PUは、無線送受信部と画像情報入力部とキーストロー
ク出力部とに接続されている。このため、入力される画
像情報を、該CPUを経て無線送受信部から送信するこ
とができ、また、無線送受信部にて受信されるキースト
ロークを該CPUを経てキーストローク出力部から出力
することができる。すなわち、無線送受信部により受信
されるキーストローク情報は、この遠隔操作用送受信器
を構成するCPUを介して遠隔操作されるコンピュータ
に入力される。また、遠隔操作されるコンピュータのC
PUに替わって、本発明を構成するCPUを介して、該
コンピュータのハードウェアに対してキーストローク情
報を入力してBIOSの書換え等をすることができ、複
雑な異常が生じたコンピュータを修復することができ
る。
【0049】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
及び第8の発明(請求項8記載の発明)によれば、コン
ピュータの管理人は、無線送受信部による遠隔操作によ
って遠隔操作されるコンピュータの電源のオン,オフを
することができる。このため、遠隔操作されるコンピュ
ータのネットワークシステムやオペレーションシステム
(OS)等に異常が生じて暴走し、該コンピュータの電
源を一旦オフにして再起動する以外に該コンピュータの
異常を修復することができないような事態が生じた場合
であっても、遠隔操作によって該コンピュータを再起動
等させることができ、このため、複雑な異常が生じたコ
ンピュータを修復して管理をすることができる。
【0050】また、第9の発明(請求項9記載の発明)
に係るコンピュータの遠隔操作方法によれば、一方のコ
ンピュータの管理人は、他方のコンピュータを用い、該
一方のコンピュータと、前記請求項1乃至4記載の何れ
かのコンピュータの遠隔操作用送受信器を介して無線通
信手段により接続し、一方のコンピュータの画像情報を
他方のコンピュータの表示装置に表示させることがで
き、また他方のコンピュータへのキーストローク情報の
入力によって一方のコンピュータの制御をすることがで
きることから、ケーブル等で接続すること無く、無線通
信手段により接続することから、遠隔操作されるコンピ
ュータの設置場所と、遠隔操作するコンピュータの場所
との距離が制約されることがない。また、第10の発明
(請求項10記載の発明)に係るコンピュータの遠隔操
作方法も、第9の発明と同様に、遠隔操作される前記請
求項5乃至8記載の何れかの被遠隔操作機能を有するコ
ンピュータの設置場所と、遠隔操作するコンピュータの
場所との距離が制約されることがない。
【0051】また、第11の発明(請求項11記載の発
明)に係るコンピュータの遠隔操作方法によれば、遠隔
操作するコンピュータを用いて特定のコンピュータと無
線通信手段により接続し、特定のコンピュータと遠隔操
作されるコンピュータとは前記請求項1乃至4記載の何
れかのコンピュータの遠隔操作用送受信器を介して接続
する。この接続により、第9の発明と同様に、前記請求
項1乃至4記載の何れかのコンピュータの遠隔操作用送
受信器を介して遠隔操作されるコンピュータの画像情報
を、遠隔操作するコンピュータの表示装置に表示させる
ことができ、さらに、遠隔操作するコンピュータへのキ
ーストローク情報の入力によって、遠隔操作されるコン
ピュータの制御をすることができ、ケーブル等で接続す
ること無く、無線通信手段により接続することから、遠
隔操作されるコンピュータの設置場所と、遠隔操作する
コンピュータの場所との距離が制約されることがない。
また、遠隔操作するコンピュータと特定のコンピュータ
の間の無線通信手段、及び特定のコンピュータと遠隔操
作されるコンピュータの間の無線通信手段とは同じ無線
通信手段を用いなくとも良いことから、それぞれの目的
及びそれぞれのコンピュータ間の距離に合わせて、コス
ト,通信可能距離に合致する無線通信手段を選択して用
いることができる。また、第12の発明(請求項12記
載の発明)に係るコンピュータの遠隔操作方法も、第1
1の発明と同様に、遠隔操作されるコンピュータの設置
場所と、遠隔操作するコンピュータの場所との距離が制
約されることがなく、コスト,通信可能距離に合致する
無線通信手段を選択して用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遠隔操作用送受信器
を接続したコンピュータ及びリモートコンソールの構成
を示す概念図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る遠隔操作用送受信器
によるLANの接続の仕方を示す概念図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る遠隔操作用送受信器
のPHSカードを用いて遠隔操作を行う場合の手順を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る遠隔操作用送受信器
のPHSカード及びBluetoothモジュールを用
い、RASを介して遠隔操作を行う場合の手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】従来の実施の形態に係る遠隔操作用送受信器に
よるLANの接続の仕方を示す概念図である。
【符号の説明】
1 遠隔操作用送受信器 2 CPU 4 PHSカード 5 Bluetoothモジュール 6 VGAキャプチャー回路 7 VGA入力ポート 8 キーストローク出力部 9 PS/2出力ポート 10 電源制御部 11 電源制御ポート 13 コンピュータ 14 マザーボード 17 VGA出力ポート 18 キーストローク入力部 19 PS/2入力ポート 20 電源回路 31 リモートコンソール 32 PHSカード 33 Bluetoothモジュール 41 コンピュータ 42 遠隔操作用送受信器 43 CPU 45 PHSカード 46 Bluetoothモジュール 47 VGAキャプチャー回路 48 VGA入力ポート 49 キーストローク出力部 50 PS/2出力ポート 51 電源制御部 52 電源制御ポート 54 マザーボード 56 VGA出力回路 57 VGA出力ポート 58 キーストローク入力部 59 PS/2入力ポート 60 電源回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作されるコンピュータに機械的に
    着脱自在に接続されるものであって、 この遠隔操作されるコンピュータの画面情報が入力され
    る画像情報入力部と、 この遠隔操作されるコンピュータに形成されたキースト
    ローク入力部へ該遠隔操作されるコンピュータを遠隔操
    作するコンピュータからのキーストローク情報が出力さ
    れるキーストローク出力部と、 上記画像情報入力部に入力された画像情報を上記遠隔操
    作するコンピュータに送信するとともに、上記キースト
    ローク情報を該遠隔操作するコンピュータから受信する
    無線送受信部と、 を備えてなることを特徴とするコンピュータの遠隔操作
    用送受信器。
  2. 【請求項2】 前記画像情報入力部は、前記遠隔操作さ
    れるコンピュータに形成されたビデオ出力端子に接続さ
    れるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載
    のコンピュータの遠隔操作用送受信器。
  3. 【請求項3】 前記無線送受信部と、前記画像情報入力
    部と、前記キーストローク出力部とのそれぞれに接続さ
    れた中央演算処理装置(CPU)を備えてなることを特
    徴とする請求項1又は2記載のコンピュータの何れかの
    遠隔操作用送受信器。
  4. 【請求項4】 前記無線送受信部に接続され、遠隔操作
    されるコンピュータの電源をオン,オフする電源制御部
    を備えてなることを特徴とする請求項1乃至3記載の何
    れかのコンピュータの遠隔操作用送受信器。
  5. 【請求項5】 コンピュータ本体と、 このコンピュータ本体の画面情報が入力される画像情報
    入力部と、 上記コンピュータ本体に形成されたキーストローク入力
    部へ該コンピュータ本体を遠隔操作するコンピュータか
    らのキーストローク情報が出力されるキーストローク出
    力部と、 上記画像情報入力部に入力された画像情報を上記遠隔操
    作するコンピュータに送信するとともに、上記キースト
    ローク情報を該遠隔操作するコンピュータから受信する
    無線送受信部と、 を備えてなることを特徴とする被遠隔操作機能を有する
    コンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記画像情報入力部は、前記コンピュー
    タ本体に形成されたビデオ出力端子に接続されてなるこ
    とを特徴とする請求項5記載の被遠隔操作機能を有する
    コンピュータ。
  7. 【請求項7】 前記無線送受信部と、前記画像情報入力
    部と、前記キーストローク出力部とのそれぞれに接続さ
    れ、前記コンピュータ本体を構成する中央演算処理装置
    (CPU)とは別個の中央演算処理装置(CPU)を備
    えてなることを特徴とする請求項5又は6記載の何れか
    の被遠隔操作機能を有するコンピュータ。
  8. 【請求項8】 前記無線送受信部に接続され、前記コン
    ピュータ本体の電源をオン,オフする電源制御部を備え
    てなることを特徴とする請求項5乃至7記載の何れかの
    被遠隔操作機能を有するコンピュータ。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至4記載の何れかのコン
    ピュータの遠隔操作用送受信器が取り付けられ遠隔操作
    される一方のコンピュータと、この遠隔操作される一方
    のコンピュータを遠隔操作する他方のコンピュータとを
    無線通信手段により接続するステップと、 上記一方のコンピュータの画像情報を他方のコンピュー
    タの表示装置に表示するステップと、 上記他方のコンピュータへのキーストローク情報の入力
    により上記一方のコンピュータを制御するステップと、 を備えてなることを特徴とするコンピュータの遠隔操作
    方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項5乃至8記載の何れかの被
    遠隔操作機能を有するコンピュータと、この被遠隔操作
    機能を有するコンピュータを遠隔操作するコンピュータ
    とを無線通信手段により接続するステップと、 上記被遠隔操作機能を有するコンピュータの画像情報を
    上記遠隔操作するコンピュータの表示装置に表示するス
    テップと、 上記遠隔操作するコンピュータへのキーストローク情報
    の入力により上記被遠隔操作機能を有するコンピュータ
    を制御するステップと、 を備えてなることを特徴とするコンピュータの遠隔操作
    方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至4記載の何れかのコ
    ンピュータの遠隔操作用送受信器が取り付けられた遠隔
    操作される複数のコンピュータに無線通信手段により接
    続されてなるとともに、該請求項1乃至4記載の何れか
    のコンピュータの遠隔操作用送受信器が取り付けられた
    特定のコンピュータに、遠隔操作するコンピュータとを
    無線通信手段により接続するステップと、 上記遠隔操作される複数のコンピュータのうちの何れか
    のコンピュータを選択するステップと、 この選択されたコンピュータの画像情報を上記遠隔操作
    するコンピュータの表示装置に表示するステップと、 上記遠隔操作するコンピュータのキーストローク情報の
    入力により上記選択されたコンピュータを制御するステ
    ップと、 を備えてなることを特徴とするコンピュータの遠隔操作
    方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項5乃至8記載の何れかの被
    遠隔操作機能を有する複数のコンピュータに無線通信手
    段により接続されてなるとともに、該請求項5乃至8記
    載の何れかの被遠隔操作機能を有する特定のコンピュー
    タに、遠隔操作するコンピュータとを無線通信手段によ
    り接続するステップと、 上記被遠隔操作機能を有する複数のコンピュータのうち
    の何れかのコンピュータを選択するステップと、 この選択されたコンピュータの画像情報を上記遠隔操作
    するコンピュータの表示装置に表示するステップと、 上記遠隔操作するコンピュータのキーストローク情報の
    入力により上記選択されたコンピュータを制御するステ
    ップと、 を備えてなることを特徴とするコンピュータの遠隔操作
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7482934B2 (en) 2005-01-17 2009-01-27 Fujitsu Limited Communication device and communication method

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