JP2003263182A - 透かし情報埋め込み方法、透かし情報埋め込み装置、透かし情報埋め込みプログラムおよび当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

透かし情報埋め込み方法、透かし情報埋め込み装置、透かし情報埋め込みプログラムおよび当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003263182A
JP2003263182A JP2002062556A JP2002062556A JP2003263182A JP 2003263182 A JP2003263182 A JP 2003263182A JP 2002062556 A JP2002062556 A JP 2002062556A JP 2002062556 A JP2002062556 A JP 2002062556A JP 2003263182 A JP2003263182 A JP 2003263182A
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JP2002062556A
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Haruhisa Ito
晴久 井藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された音に電子透かし情報を埋め込むと
同時に、その電子透かし情報が埋め込まれた音を出力す
ることのできる透かし情報埋め込み方法、透かし情報埋
め込み装置、透かし情報埋め込みプログラムおよび当該
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供する。 【解決手段】 入力された音響信号をデジタル信号に変
換し、このデジタル信号を予め設定された時間間隔で分
割後一時的に記憶して、前記時間間隔ごとに分割された
デジタル信号に所定の演算を施して予め記憶している電
子透かし情報を埋め込んだ後、電子透かし情報が埋め込
まれた透かし入りデジタル信号を音に変換して出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音に電子透かし情
報を埋め込む透かし情報埋め込み方法、透かし情報埋め
込み装置、透かし情報埋め込みプログラムおよび当該プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットを介して配信され
る音楽コンテンツに電子透かし情報(以後、単に「電子
透かし」と称することもある)を埋め込み、その音楽コ
ンテンツに係る著作権や著作隣接権等の権利の所有者を
明らかにすることができる技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術は、予めディスクやメモリ等のデータを記憶
する手段に格納されたファイルに対してオフライン処理
されるため、コンサート等でのライブ演奏時のように、
演奏と同時にリアルタイムで電子透かしを埋め込みたい
場合に適用することができなかった。
【0004】このため、コンサート会場等では著作権や
演奏者の著作隣接権を守るために録音機器の持込を禁止
しているにもかかわらず、ライブ演奏時に不正に録音さ
れ、インターネット等を介して配信される演奏音に対し
ては打つ手がないのが現状であった。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、入力された音に電子透かし情報を埋め
込むと同時に、その電子透かし情報が埋め込まれた音を
出力することのできる透かし情報埋め込み方法、透かし
情報埋め込み装置、透かし情報埋め込みプログラムおよ
び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、音に電子透かし情報を埋
め込むときの透かし情報埋め込み方法であって、コンピ
ュータが、入力された音をデジタル化してデジタル信号
を生成し、このデジタル信号に対して予め設定された時
間間隔ごとに順次電子透かし情報を埋め込むことを要旨
とする。
【0007】請求項1記載の本発明によれば、入力され
た音をデジタル化したデジタル信号に対して予め設定さ
れた時間間隔ごとに順次電子透かしを埋め込むことによ
り、リアルタイムで電子透かしを埋め込むことが可能に
なる。
【0008】請求項2記載の本発明は、音に電子透かし
情報を埋め込むときの透かし情報埋め込み方法であっ
て、コンピュータが、入力された音に関する情報をアナ
ログ信号に変換するステップと、前記アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するステップと、前記デジタル信号を
予め設定された時間間隔で分割して一時的に記憶するス
テップと、前記時間間隔ごとに分割されたデジタル信号
に所定の演算を施して予め記憶している電子透かし情報
を埋め込むステップと、前記電子透かし情報が埋め込ま
れた透かし入りデジタル信号を一時的に記憶するステッ
プと、前記透かし入りデジタル信号を透かし入りアナロ
グ信号に変換するステップと、前記透かし入りアナログ
信号を音に変換して出力するステップとを実行すること
を要旨とする。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、コンピュ
ータが、入力された音をデジタル信号に変換し、このデ
ジタル信号を予め設定された時間間隔で分割後一時的に
記憶して、前記時間間隔ごとに分割されたデジタル信号
に所定の演算を施して予め記憶している電子透かしを埋
め込んだ後、その電子透かしが埋め込まれた透かし入り
デジタル信号を音に変換して出力することにより、入力
された音にリアルタイムで電子透かしを埋め込んで出力
することが可能になる。
【0010】請求項3記載の本発明は、前記電子透かし
情報は、前記時間間隔ごとに分割された各時間帯のデジ
タル信号に対して順次均等に埋め込まれることを要旨と
する。
【0011】請求項3記載の本発明によれば、電子透か
しを分割されたデジタル信号の各部分に対して順次均等
に埋め込むことで音発生時とほとんど時間差なく電子透
かし入りの音を出力することができる。
【0012】請求項4記載の本発明は、複数の部分に分
割された前記電子透かし情報が、前記時間間隔ごとに分
割された各時間帯のデジタル信号に対して順次周期的に
埋め込まれることを要旨とする。
【0013】請求項4記載の本発明によれば、電子透か
しとして埋め込む情報を複数の部分に分割し、この分割
された各部分を分割されたデジタル信号に対して順次周
期的に埋め込むことで、音発生時とほとんど時間差なく
電子透かし入りの音を出力することができる。
【0014】請求項5記載の本発明は、前記電子透かし
情報は、前記時間間隔ごとに分割された各時間帯のデジ
タル信号に対して断続的に埋め込まれることを要旨とす
る。
【0015】請求項5記載の本発明によれば、電子透か
し情報を埋め込む時間帯と埋め込まない時間帯を断続的
に設けることにより、音発生時とほとんど時間差なく電
子透かし入りの音を出力することができる。
【0016】請求項6記載の本発明は、前記電子透かし
情報は一つまたは複数の文字から成ることを要旨とす
る。
【0017】請求項6記載の本発明によれば、電子透か
しとして文字列を用い、この文字列を適宜変換してデジ
タル信号に埋め込むことができる。
【0018】請求項7記載の本発明は、音に電子透かし
情報を埋め込むときの透かし情報埋め込み装置であっ
て、入力された音をデジタル化してデジタル信号を生成
するデジタル化手段と、前記デジタル信号に対して予め
設定された時間間隔ごとに順次電子透かし情報を埋め込
む透かし埋め込み演算手段とを備えたことを要旨とす
る。
【0019】請求項7記載の本発明によれば、入力され
た音をデジタル化したデジタル信号に対して予め設定さ
れた時間間隔ごとに順次電子透かしを埋め込むことによ
り、リアルタイムで電子透かしを埋め込むことが可能に
なる。
【0020】請求項8記載の本発明は、音に電子透かし
情報を埋め込む透かし情報埋め込み装置であって、入力
された音に関する情報をアナログ信号に変換する音入力
手段と、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するデ
ジタル化手段と、前記デジタル信号を予め設定された時
間間隔で分割して一時的に記憶する元データ蓄積手段
と、前記電子透かし情報を入力する透かし情報入力手段
と、前記透かし情報入力手段で入力された前記電子透か
し情報を記憶する透かし情報記憶手段と、前記透かし情
報記憶手段に記憶された前記電子透かし情報を前記時間
間隔ごとに分割されたデジタル信号に対して所定の演算
によって埋め込む透かし埋め込み演算手段と、前記電子
透かし情報が埋め込まれた透かし入りデジタル信号を一
時的に記憶する透かし入りデータ蓄積手段と、前記透か
し入りデジタル信号を透かし入りアナログ信号に変換す
るアナログ化手段と、前記透かし入りアナログ信号を音
に変換して出力する音出力手段とを備えたことを要旨と
する。
【0021】請求項8記載の本発明によれば、入力され
た音をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を予め
設定された時間間隔で分割後一時的に記憶して、前記時
間間隔ごとに分割されたデジタル信号に所定の演算を施
して予め記憶している電子透かしを埋め込んだ後、電子
透かしが埋め込まれた透かし入りデジタル信号を音に変
換して出力することにより、入力された音にリアルタイ
ムで電子透かしを埋め込んで出力することのできる透か
し情報埋め込み装置を提供することができる。
【0022】請求項9記載の本発明は、前記透かし埋め
込み演算手段は、前記透かし情報記憶手段に記憶された
電子透かし情報を読み出し、この電子透かし情報を前記
時間間隔に分割された各時間帯のデジタル信号に対して
順次均等に埋め込むことを要旨とする。
【0023】請求項9記載の本発明によれば、分割され
たデジタル信号の各部分に対し、透かし埋め込み演算手
段によって電子透かしを均等に埋め込むことで音発生時
とほとんど時間差なく電子透かし入りの音を出力するこ
とができる。
【0024】請求項10記載の本発明は、前記透かし埋
め込み演算手段は、前記透かし情報記憶手段に記憶され
た電子透かし情報を読み出して複数の部分に分割し、こ
の分割した電子透かし情報の各部分を前記時間間隔で分
割された各時間帯のデジタル信号に対して順次周期的に
埋め込むことを要旨とする。
【0025】請求項10記載の本発明によれば、透かし
情報埋め込み演算手段を用いて電子透かしとして埋め込
む情報を複数の部分に分割し、この分割された各部分を
分割されたデジタル信号に順次周期的に埋め込むこと
で、音発生時とほとんど時間差なく電子透かし入りの音
を出力することができる。
【0026】請求項11記載の本発明は、前記透かし埋
め込み演算手段は、前記透かし情報記憶手段に記憶され
た電子透かし情報を読み出し、この電子透かし情報を前
記時間間隔ごとに分割された各時間帯のデジタル信号に
対して断続的に埋め込むことを要旨とする。
【0027】請求項11記載の本発明によれば、電子透
かし情報を埋め込む時間帯と埋め込まない時間帯を断続
的に設けることにより、音発生時とほとんど時間差なく
電子透かし入りの音を出力することができる。
【0028】請求項12記載の本発明は、前記電子透か
し情報が一つまたは複数の文字から成ることを要旨とす
る。
【0029】請求項12記載の本発明によれば、電子透
かしとして文字列を用い、この文字列を適宜変換してデ
ジタル信号に埋め込むことができる。
【0030】以下、請求項13乃至18記載の本発明
は、音に電子透かしを埋め込む透かし情報埋め込み方法
をコンピュータに実行させるための透かし情報埋め込み
プログラムを提供するものである。
【0031】請求項13記載の本発明は、音に電子透か
し情報を埋め込むためにコンピュータを、入力された音
をデジタル化してデジタル信号を生成するデジタル化手
段、前記デジタル信号に対して予め設定された時間間隔
ごとに順次電子透かし情報を埋め込む透かし埋め込み演
算手段、として機能させることを要旨とする。
【0032】請求項13記載の本発明によれば、入力さ
れた音をデジタル化したデジタル信号に対して予め設定
された時間間隔ごとに順次電子透かしを埋め込むことに
より、リアルタイムで電子透かしを埋め込むことを可能
にする透かし情報埋め込みプログラムを提供することが
できる。
【0033】請求項14記載の本発明は、音に電子透か
し情報を埋め込むためにコンピュータを、入力された音
に関する情報をアナログ信号に変換する音入力手段、前
記アナログ信号をデジタル信号に変換するデジタル化手
段、前記デジタル信号を予め設定された時間間隔で分割
して一時的に記憶する元データ蓄積手段、前記電子透か
し情報を入力する透かし情報入力手段、前記透かし情報
入力手段で入力された前記電子透かし情報を記憶する透
かし情報記憶手段、前記透かし情報記憶手段に記憶され
た前記電子透かし情報を前記時間間隔ごとに分割された
デジタル信号に対して所定の演算によって埋め込む透か
し埋め込み演算手段、前記電子透かし情報が埋め込まれ
た透かし入りデジタル信号を一時的に記憶する透かし入
りデータ蓄積手段、前記透かし入りデジタル信号を透か
し入りアナログ信号に変換するアナログ化手段、前記透
かし入りアナログ信号を音に変換して出力する音出力手
段、として機能させることを要旨とする。
【0034】請求項14記載の本発明によれば、入力さ
れた音をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を予
め設定された時間間隔で分割後一時的に記憶して、前記
時間間隔ごとに分割されたデジタル信号に所定の演算を
施して予め記憶している電子透かしを埋め込んだ後、そ
の電子透かしが埋め込まれた透かし入りデジタル信号を
音に変換して出力することにより、入力された音にリア
ルタイムで電子透かしを埋め込んで出力することのでき
る透かし情報埋め込みプログラムを提供することができ
る。
【0035】請求項15記載の本発明は、前記透かし埋
め込み演算手段は、前記透かし情報記憶手段に記憶され
た電子透かし情報を読み出し、この電子透かし情報を前
記時間間隔に分割された各時間帯のデジタル信号に対し
て順次均等に埋め込むことを要旨とする。
【0036】請求項15記載の本発明によれば、分割さ
れたデジタル信号の各部分に対して電子透かしを順次均
等に埋め込むことで、音発生時とほとんど時間差なく電
子透かし入りの音を出力するプログラムを提供すること
ができる。
【0037】請求項16記載の本発明は、前記透かし埋
め込み演算手段は、前記透かし情報記憶手段に記憶され
た電子透かし情報を読み出して複数の部分に分割し、こ
の分割した電子透かし情報の各部分を前記時間間隔で分
割された各時間帯のデジタル信号に対して順次周期的に
埋め込むことを要旨とする。
【0038】請求項16記載の本発明によれば、電子透
かしとして埋め込む情報を複数の部分に分割し、この分
割された各部分を分割されたデジタル信号に順次周期的
に埋め込むことで、音発生時とほとんど時間差なく電子
透かし入りの音を出力するプログラムを提供することが
できる。
【0039】請求項17記載の本発明は、前記透かし埋
め込み演算手段は、前記透かし情報記憶手段に記憶され
た電子透かし情報を読み出し、この電子透かし情報を前
記時間間隔ごとに分割された各時間帯のデジタル信号に
対して断続的に埋め込むことを要旨とする。
【0040】請求項17記載の本発明によれば、電子透
かし情報を埋め込む時間帯と埋め込まない時間帯を断続
的に設けることにより、音発生時とほとんど時間差なく
電子透かし入りの音を出力するプログラムを提供するこ
とができる。
【0041】請求項18記載の本発明は、前記電子透か
し情報は一つまたは複数の文字から成ることを要旨とす
る。
【0042】請求項18記載の本発明によれば、電子透
かしとして文字列を用い、この文字列を適宜変換してデ
ジタル信号に埋め込むプログラムを提供することができ
る。
【0043】請求項19記載の本発明は、請求項13乃
至18のいずれか一項記載の透かし情報埋め込みプログ
ラムを記録したことを要旨とする。
【0044】請求項19記載の本発明によれば、請求項
13乃至18のいずれか一項記載の透かし情報埋め込み
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0046】図1は、本発明の一実施形態に係る透かし
情報埋め込み装置100の構成を表すブロック図であ
る。同図に示す透かし情報埋め込み装置100は、演奏
時に発生する音を電気信号(アナログ信号)に変換する
音入力部1、この音入力部1から入力されたアナログ信
号をデジタル化するA/D変換部3、A/D変換部3で
デジタル化されたデジタル信号を予め設定された時間間
隔ごとに一時的に記憶する元データ蓄積部5、前記デジ
タル信号に電子透かしを埋め込む透かし埋め込み演算部
7、電子透かしが埋め込まれたデジタル信号を一時的に
記憶する透かし入りデータ蓄積部9、透かし入りデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換部11、透
かし入りアナログ信号を音に変換して出力する音出力部
13を少なくとも有する。
【0047】透かし情報埋め込み装置100はさらに、
デジタル信号に埋め込む電子透かしを入力するととも
に、元データ蓄積部5においてデジタル信号を分割する
時間間隔を設定する透かし情報入力部15と、電子透か
しを記憶してそのデータを透かし埋め込み演算部7に送
信する透かし情報記憶部17とを有する。
【0048】透かし情報入力部15で入力される電子透
かしの一例としては文字列が挙げられる。この文字列
は、音を識別するための固有情報を含むものであれば、
適宜所望の文字列を入力したものでもよいし、乱数発生
器等を用いて発生させた乱数でもよい。出力される音の
リアルタイム性を重視する上では、電子透かしの情報量
が少ない方がより好ましい。したがって、例え一文字で
あっても音が特定できるものであれば電子透かしとして
用いることは可能である。
【0049】また、透かし情報入力部15から適当な周
波数の音、例えば人間の知覚では感知できない程度の周
波数領域に局在する音を入力し、この音を電子透かしと
することもできる。
【0050】透かし情報埋め込み装置100の形態とし
ては、マイク等の音入力部1とスピーカ等の音出力部1
3とにそれ以外の各部から成る本体部分が接続された構
成を有する場合が考えられる。
【0051】また、透かし情報埋め込み装置100の別
な形態としては、エレクトーン、エレキギタ、電子バイ
オリンのような電子楽器そのものに上述した構成を具備
させることも可能である。この場合には、電子楽器で演
奏される音に初めから電子透かしが埋め込まれて出力さ
れることになる。
【0052】なお、以上の構成を有する透かし情報埋め
込み装置100は、中央処理装置やメインメモリ等を備
えたコンピュータから構成され、以下に説明する処理を
実行するための透かし情報埋め込みプログラムが記憶さ
れている。また、このプログラムはCD−ROM等のコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することもで
きる。
【0053】図2は、本実施形態に係る透かし情報埋め
込み方法の処理の流れと各処理における信号の変化を表
す説明図である。同図においては、フローチャートの各
ステップの右側に、対応するステップに応じた音響信号
がどのようなものかを示した信号図が付与されている。
以下、図2を用いて透かし情報埋め込み装置100によ
る透かし情報埋め込み方法の処理の流れを説明する。
【0054】演奏時に発せられた音を音入力部1で入力
して電気信号(アナログ信号)に変換し(ステップS
1)、この電気信号(アナログ信号)をA/D変換部3
によりデジタル信号に変換する(ステップS3)。図2
では、一例としてデジタル信号を4ビットずつまとめて
表示する場合(16進法)を与えているが、本実施形態
はこれに限るものではなく、単なる2進数表示(010
011・・・)による表示にしてもよい。
【0055】次のステップS5では、上記デジタル信号
を逐次一定量ずつ元データ蓄積部5に蓄積する。ここで
の蓄積の際、予め透かし情報入力部15によって設定さ
れた時間間隔(図2のT)でデジタル信号を分割し、逐
次一定量ずつ蓄積する。図2の例では、デジタル信号を
9桁(36ビット)毎に分割した場合を表しているが、
これがあくまで一例にすぎないことは勿論である。
【0056】時間間隔Tの値は適宜調整できるが、人間
が時間差を知覚できない程度の値、すなわちリアルタイ
ム性を損なわない程度の値が設定されることが望まし
い。
【0057】ステップS5で蓄積された元データのデジ
タル信号に、透かし埋め込み演算部7によって電子透か
し情報を埋め込んだ後(ステップS7)、透かし入デー
タ蓄積部9で一時的に記憶する。
【0058】透かし埋め込み演算部7による電子透かし
の埋め込み方としては、例えばデジタル信号を高速フー
リエ変換(または離散コサイン変換)により展開して周
波数成分に変換し、このうちの特定の周波数成分に透か
し情報記憶部17で記憶された電子透かしを適宜変換し
て埋め込んだ後、逆高速フーリエ変換(または逆離散コ
サイン変換)でデジタル信号に戻すという方法がある。
【0059】また、前述したもの以外にもウェーブレッ
ト変換を用いて周波数成分に変換して電子透かしを埋め
込んでもよい。
【0060】さらに、正規分布に基づいて乱数を生成
し、この乱数を電子透かしとして上記いずれかの演算に
より変換されたデジタル信号の各周波数成分にスペクト
ラム拡散して埋め込むことも可能である。
【0061】なお、本実施形態に係る透かし情報埋め込
み装置100で用いられる電子透かしは、発生された音
の中で人間の知覚上重要でない冗長部分に主に埋め込ま
れ、出力後にその電子透かしが雑音として知覚されない
ことが望ましい。したがって、透かし埋め込み演算部7
によって冗長部分に埋め込む電子透かしの量を、人間が
知覚できる主要周波数部分に埋め込む電子透かしの量に
比べて相対的に多くなるように設定しておくことがより
好ましい。
【0062】図2のステップS9のあとに示された信号
図は、上述した何らかの演算によって電子透かしが埋め
込まれた結果、文字列の一部が変更を受けた場合を示し
ている。より具体的には、最初の時間間隔Tにおけるデ
ジタル信号「17DF7AC7B」に電子透かしが埋め
込まれた結果、左から2桁目の「7」、および左から6
桁目の「A」がそれぞれ1ずつ大きな値「8」、および
「B」に変化し、左から9桁目(一番右端の桁)の
「B」が1小さな値「A」に変化している。以後の時間
間隔についても、9桁のうち3桁分の値がそれぞれ1ず
つ増加または減少している。
【0063】電子透かしが埋め込まれた透かし入りデジ
タル信号は、その後D/A変換部11でアナログ信号に
変換され(ステップS11)、音出力部13から電子透
かし入りの音として出力される(ステップS13)。
【0064】以上の処理の結果、演奏された音に電子透
かしを埋め込んだものをリアルタイムで出力することが
できる。
【0065】上述した本発明の一実施形態によれば、入
力された音をデジタル化したデジタル信号を逐次一定量
ずつ蓄積し、この一定量毎に電子透かしを埋め込むこと
で、電子透かし入りの音を元の音の発生とほぼ同時に出
力することが可能になる。
【0066】また、本実施形態によれば、ライブ演奏時
に不正録音され、インターネット等を介して配信された
音楽コンテンツに対しては、埋め込まれた電子透かしを
解析することにより、その音楽コンテンツに係る著作権
等の権利情報を特定することができる。
【0067】さらに、本実施形態によれば、コンサート
開始前の時点で、演奏される音には既に電子透かしが入
っており、不正に録音した内容をインターネットによっ
て公開した場合には著作権法上罰せられる旨の告知をす
ることで、不正録音を抑制する効果を期待できる。
【0068】なお、上述した本発明の一実施形態におい
ては、予め設定した時間間隔ごとに区切られた全てのデ
ジタル信号に対して均等に電子透かしが埋め込まれる場
合を説明したが、本発明はそのような電子透かしの埋め
込み方に限り特有の効果を奏するものではない。
【0069】以下、本実施形態の変形例として、上述し
た透かし情報埋め込み方法と同じ電子透かしを透かし情
報入力部15から入力し、デジタル化された信号を分割
する時間間隔も同じTの値に設定した場合について説明
する。
【0070】図3は、分割した各時間間隔の電子透かし
の埋め込み方が周期的に異なる場合の説明図である。同
図において、透かし情報埋め込み装置の構成は図1と同
じであり、その透かし情報埋め込み装置の処理の流れは
図2と同じである。
【0071】図3に示す場合、時間間隔Tで分割した時
間帯に順次電子透かしを埋め込む点は図2と同様である
が、図2では一つの時間間隔で3桁分の信号が変更され
ていたのに対し、ここでは各時間間隔で1桁分の信号の
みが変更される。すなわち、電子透かしが埋め込まれた
結果、第1の時間帯では左から2桁目のみ(「7」→
「8」)、第2の時間帯では左から6桁目のみ(「F」
→「E」)、第3の時間帯では左から8桁目のみ
(「E」→「F」)がそれぞれ値の変更を受けている。
このように、各時間間隔で変更される桁数が図2に示し
た場合よりも減少したのは、図2と同じデータ量の電子
透かしを埋め込む際、透かし埋め込み演算部7で予め電
子透かしとして埋め込む情報を分割し、その分割した各
部分を順次埋め込んだためである。
【0072】仮に第3の時間帯までに、電子透かしとし
て埋め込む情報から分割された各部分が全て埋め込まれ
たとすると、第4の時間帯以降は、第1乃至第3の時間
帯と同様に、前記各部分が順次埋め込まれ、以後3つの
時間帯を1周期として順次周期的に埋め込まれていく。
【0073】なお、図3に示した説明図は、予め分割し
た電子透かしを順次周期的に埋め込む場合の一例を表し
たものであることはいうまでもない。
【0074】図4は、電子透かしを埋め込む時間帯と埋
め込まない時間帯が交互にくるように設定した場合の処
理の流れと信号の変化の様子を表す説明図である。同図
においても、透かし情報埋め込み装置の構成および処理
の流れはそれぞれ図1および図2と同じである。
【0075】図4に示す場合、第1の時間帯では図2と
同様に電子透かしが埋め込まれている(左から3、6、
9桁目の値が1増加または減少)が、第2の時間帯では
電子透かしは埋め込まれていない。以後、電子透かし入
りと電子透かしなしの信号が交互にくるようになる。な
お、電子透かしを埋め込む時間帯がランダムになるよう
に設定することもできる。
【0076】また、図3と図4に示した電子透かしの埋
め込み方を組み合わせることにより、デジタル信号を適
当な時間間隔に分割後、電子透かしを埋め込む時間帯を
適宜設定した上で、埋め込む電子透かしが周期的に変わ
るようにすることも勿論可能である。
【0077】図3および図4を用いて説明した本発明の
一実施形態の変形例によれば、上記実施形態と同様の効
果が得られることはいうまでもない。
【0078】加えて、前述した変形例は、電子透かしお
よび分割する時間間隔Tを同じとして、図2に示した場
合と比較すると、分割された各時間帯に埋め込む電子透
かしのデータ量が少なくて済むため、規模の小さな会場
等で行われるコンサートのように楽器の操作と出力され
る音に遅延が生じることが特に許されず、リアルタイム
性を極力重視したい場合等に対してより大きな効果を奏
する。
【0079】以上述べたように、本発明においては、デ
ジタル信号を分割する時間間隔Tおよび各時間帯に埋め
込む電子透かしのデータ量を、演奏会場の規模や演奏形
態等に応じてその都度最適なものに調整することができ
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、入力され
た音に電子透かし情報を埋め込むと同時に、その電子透
かし情報が埋め込まれた音を出力することのできる透か
し情報埋め込み方法、透かし情報埋め込み装置、透かし
情報埋め込みプログラムおよび当該プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること
ができる。
【0081】また、本発明によれば、リアルタイムで演
奏されている音楽コンテンツを識別する電子透かし情報
を文字列として予め指定し、指定された文字列を音楽コ
ンテンツそのものに電子透かし情報として埋め込むこと
ができるため、不正録音された音楽コンテンツがインタ
ーネット等を通じて配信された場合には、埋め込まれた
電子透かし情報を元にその音楽コンテンツに係る著作権
等の権利情報を特定することができる。
【0082】さらに、本発明によれば、コンサートに先
立って上述した透かし情報埋め込み機能についての通知
を行うことにより、コンサート演奏時の不正録音、およ
び録音した音楽コンテンツの不正配信を抑止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る透かし情報埋め込み
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る透かし情報埋め込み
装置における処理の流れと各処理に応じた信号の変化の
一例を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る透かし情報埋め込み
装置における処理の流れと各処理に応じた信号の変化の
第2例を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る透かし情報埋め込み
装置における処理の流れと各処理に応じた信号の変化の
第3例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 音入力部(音入力手段) 3 A/D変換部(デジタル化手段) 5 元データ蓄積部(元データ蓄積手段) 7 透かし埋め込み演算部(透かし埋め込み演算手段) 9 透かし入りデータ蓄積部(透かし入りデータ蓄積手
段) 11 D/A変換部(アナログ化手段) 13 音出力部(音出力手段) 15 透かし情報入力部(透かし情報入力手段) 17 透かし情報記憶部(透かし情報記憶手段) 100 透かし情報埋め込み装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音に電子透かし情報を埋め込むときの透
    かし情報埋め込み方法であって、コンピュータが、 入力された音をデジタル化してデジタル信号を生成し、 このデジタル信号に対して予め設定された時間間隔ごと
    に順次電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする透か
    し情報埋め込み方法。
  2. 【請求項2】 音に電子透かし情報を埋め込むときの透
    かし情報埋め込み方法であって、コンピュータが、 入力された音に関する情報をアナログ信号に変換するス
    テップと、 前記アナログ信号をデジタル信号に変換するステップ
    と、 前記デジタル信号を予め設定された時間間隔ごとに一時
    的に記憶するステップと、 前記時間間隔ごとに分割されたデジタル信号に所定の演
    算を施して予め記憶している電子透かし情報を埋め込む
    ステップと、 前記電子透かし情報が埋め込まれた透かし入りデジタル
    信号を一時的に記憶するステップと、 前記透かし入りデジタル信号を透かし入りアナログ信号
    に変換するステップと、 前記透かし入りアナログ信号を音に変換して出力するス
    テップとを実行することを特徴とする透かし情報埋め込
    み方法。
  3. 【請求項3】 前記電子透かし情報は、前記時間間隔ご
    とに分割された各時間帯のデジタル信号に対して順次均
    等に埋め込まれることを特徴とする請求項1または2記
    載の透かし情報埋め込み方法。
  4. 【請求項4】 複数の部分に分割された前記電子透かし
    情報が、前記時間間隔ごとに分割された各時間帯のデジ
    タル信号に対して順次周期的に埋め込まれることを特徴
    とする請求項1または2記載の透かし情報埋め込み方
    法。
  5. 【請求項5】 前記電子透かし情報は、前記時間間隔ご
    とに分割された各時間帯のデジタル信号に対して断続的
    に埋め込まれることを特徴とする請求項1または2記載
    の透かし情報埋め込み方法。
  6. 【請求項6】 前記電子透かし情報は一つまたは複数の
    文字から成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か一項記載の透かし情報埋め込み方法。
  7. 【請求項7】 音に電子透かし情報を埋め込むときの透
    かし情報埋め込み装置であって、 入力された音をデジタル化してデジタル信号を生成する
    デジタル化手段と、 前記デジタル信号に対して予め設定された時間間隔ごと
    に順次電子透かし情報を埋め込む透かし埋め込み演算手
    段とを備えたことを特徴とする透かし情報埋め込み装
    置。
  8. 【請求項8】 音に電子透かし情報を埋め込む透かし情
    報埋め込み装置であって、 入力された音に関する情報をアナログ信号に変換する音
    入力手段と、 前記アナログ信号をデジタル信号に変換するデジタル化
    手段と、 前記デジタル信号を予め設定された時間間隔で分割して
    一時的に記憶する元データ蓄積手段と、 前記電子透かし情報を入力する透かし情報入力手段と、 前記透かし情報入力手段で入力された前記電子透かし情
    報を記憶する透かし情報記憶手段と、 前記透かし情報記憶手段に記憶された前記電子透かし情
    報を前記時間間隔ごとに分割されたデジタル信号に対し
    て所定の演算によって埋め込む透かし埋め込み演算手段
    と、 前記電子透かし情報が埋め込まれた透かし入りデジタル
    信号を一時的に記憶する透かし入りデータ蓄積手段と、 前記透かし入りデジタル信号を透かし入りアナログ信号
    に変換するアナログ化手段と、 前記透かし入りアナログ信号を音に変換して出力する音
    出力手段とを備えたことを特徴とする透かし情報埋め込
    み装置。
  9. 【請求項9】 前記透かし埋め込み演算手段は、前記透
    かし情報記憶手段に記憶された電子透かし情報を読み出
    し、この電子透かし情報を前記時間間隔に分割された各
    時間帯のデジタル信号に対して順次均等に埋め込むこと
    を特徴とする請求項7または8記載の透かし情報埋め込
    み装置。
  10. 【請求項10】 前記透かし埋め込み演算手段は、前記
    透かし情報記憶手段に記憶された電子透かし情報を読み
    出して複数の部分に分割し、この分割した電子透かし情
    報の各部分を前記時間間隔で分割された各時間帯のデジ
    タル信号に対して順次周期的に埋め込むことを特徴とす
    る請求項7または8記載の透かし情報埋め込み装置。
  11. 【請求項11】 前記透かし埋め込み演算手段は、前記
    透かし情報記憶手段に記憶された電子透かし情報を読み
    出し、この電子透かし情報を前記時間間隔ごとに分割さ
    れた各時間帯のデジタル信号に対して断続的に埋め込む
    ことを特徴とする請求項7または8記載の透かし情報埋
    め込み装置。
  12. 【請求項12】 前記電子透かし情報は一つまたは複数
    の文字から成ることを特徴とする請求項7乃至11のい
    ずれか一項記載の透かし情報埋め込み装置。
  13. 【請求項13】 音に電子透かし情報を埋め込むために
    コンピュータを、 入力された音をデジタル化してデジタル信号を生成する
    デジタル化手段、 前記デジタル信号に対して予め設定された時間間隔ごと
    に順次電子透かし情報を埋め込む透かし埋め込み演算手
    段、として機能させることを特徴とする透かし情報埋め
    込みプログラム。
  14. 【請求項14】 音に電子透かし情報を埋め込むために
    コンピュータを、 入力された音に関する情報をアナログ信号に変換する音
    入力手段、 前記アナログ信号をデジタル信号に変換するデジタル化
    手段、 前記デジタル信号を予め設定された時間間隔で分割して
    一時的に記憶する元データ蓄積手段、 前記電子透かし情報を入力する透かし情報入力手段、 前記透かし情報入力手段で入力された前記電子透かし情
    報を記憶する透かし情報記憶手段、 前記透かし情報記憶手段に記憶された前記電子透かし情
    報を前記時間間隔ごとに分割されたデジタル信号に対し
    て所定の演算によって埋め込む透かし埋め込み演算手
    段、 前記電子透かし情報が埋め込まれた透かし入りデジタル
    信号を一時的に記憶する透かし入りデータ蓄積手段、 前記透かし入りデジタル信号を透かし入りアナログ信号
    に変換するアナログ化手段、 前記透かし入りアナログ信号を音に変換して出力する音
    出力手段、として機能させることを特徴とする透かし情
    報埋め込みプログラム。
  15. 【請求項15】 前記透かし埋め込み演算手段は、前記
    透かし情報記憶手段に記憶された電子透かし情報を読み
    出し、この電子透かし情報を前記時間間隔に分割された
    各時間帯のデジタル信号に対して順次均等に埋め込むこ
    とを特徴とする請求項13または14記載の透かし情報
    埋め込みプログラム。
  16. 【請求項16】 前記透かし埋め込み演算手段は、前記
    透かし情報記憶手段に記憶された電子透かし情報を読み
    出して複数の部分に分割し、この分割した電子透かし情
    報の各部分を前記時間間隔で分割された各時間帯のデジ
    タル信号に対して順次周期的に埋め込むことを特徴とす
    る請求項13または14記載の透かし情報埋め込みプロ
    グラム。
  17. 【請求項17】 前記透かし埋め込み演算手段は、前記
    透かし情報記憶手段に記憶された電子透かし情報を読み
    出し、この電子透かし情報を前記時間間隔ごとに分割さ
    れた各時間帯のデジタル信号に対して断続的に埋め込む
    ことを特徴とする請求項13または14記載の透かし情
    報埋め込みプログラム。
  18. 【請求項18】 前記電子透かし情報は一つまたは複数
    の文字から成ることを特徴とする請求項13乃至17の
    いずれか一項記載の透かし情報埋め込みプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項13乃至18のいずれか一項記
    載の透かし情報埋め込みプログラムを記録したことを特
    徴とする透かし情報埋め込みプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004100533A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Seiko Epson Corporation 記録制御システム
JP2009103947A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Dainippon Printing Co Ltd 音響信号に対する情報のリアルタイム埋め込み装置
JP2010147919A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Yamaha Corp 電子透かし情報の埋め込みおよび抽出を行うための装置およびプログラム

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