JP2003262794A - ミラー装置 - Google Patents
ミラー装置Info
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- JP2003262794A JP2003262794A JP2002063183A JP2002063183A JP2003262794A JP 2003262794 A JP2003262794 A JP 2003262794A JP 2002063183 A JP2002063183 A JP 2002063183A JP 2002063183 A JP2002063183 A JP 2002063183A JP 2003262794 A JP2003262794 A JP 2003262794A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可視範囲を変化させることができるミラー装
置を得る。 【解決手段】 ミラー装置10は焦線距離が略同一のレ
ンズ18(凹シリンドリカルレンズ)、及び、ミラー2
0(凸シリンドリカルミラー)を備えている。ミラー2
0は、レンズ18の母線方向とミラー20の母線方向と
が直交する位置と平行になる位置との間で回転可能とな
っている。レンズ18はその周方向にのみ凹レンズとし
て機能し、ミラー20はその周方向にのみ凸面ミラーと
して機能する。したがって、ミラー装置10は母線が直
交する状態では通常の凸球面ミラーと同様に機能する。
一方、母線が直交する状態では、ミラー18の周方向に
は、凹レンズと凸ミラーとが組み合わされた場合と同様
に機能するので前述の母線直交状態と比べて可視範囲が
拡大する。また、母線方向には平面ミラーと同様に機能
するので可視範囲は縮小する。
置を得る。 【解決手段】 ミラー装置10は焦線距離が略同一のレ
ンズ18(凹シリンドリカルレンズ)、及び、ミラー2
0(凸シリンドリカルミラー)を備えている。ミラー2
0は、レンズ18の母線方向とミラー20の母線方向と
が直交する位置と平行になる位置との間で回転可能とな
っている。レンズ18はその周方向にのみ凹レンズとし
て機能し、ミラー20はその周方向にのみ凸面ミラーと
して機能する。したがって、ミラー装置10は母線が直
交する状態では通常の凸球面ミラーと同様に機能する。
一方、母線が直交する状態では、ミラー18の周方向に
は、凹レンズと凸ミラーとが組み合わされた場合と同様
に機能するので前述の母線直交状態と比べて可視範囲が
拡大する。また、母線方向には平面ミラーと同様に機能
するので可視範囲は縮小する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミラー装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】ある人物がミラーを介してある物体を反
射像として見ることができる範囲、すなわち、その人物
にとっての可視範囲は、そのミラーの反射面の大きさ
や、球面ミラーであればその焦点距離によって(具体的
には反射面の曲率半径によって)定まり、通常は固定
(変更不可)されている。
射像として見ることができる範囲、すなわち、その人物
にとっての可視範囲は、そのミラーの反射面の大きさ
や、球面ミラーであればその焦点距離によって(具体的
には反射面の曲率半径によって)定まり、通常は固定
(変更不可)されている。
【0003】したがって、例えば、車両の乗員がドアミ
ラーやルームミラー等の車両用ミラーを使用して乗員の
可視範囲外にある(ミラーに映っていない)所望の物体
の反射像をミラーで得ようとする場合には、当該物体の
方向にミラーの反射面を移動させなければならない。
ラーやルームミラー等の車両用ミラーを使用して乗員の
可視範囲外にある(ミラーに映っていない)所望の物体
の反射像をミラーで得ようとする場合には、当該物体の
方向にミラーの反射面を移動させなければならない。
【0004】しかしながら、このようにする場合であっ
ても、ミラーに映る反射像の部位が変化するだけで乗員
の可視範囲は変化しない。
ても、ミラーに映る反射像の部位が変化するだけで乗員
の可視範囲は変化しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、可視範囲を変化させることができるミラー装置
を得ることが目的である。
慮して、可視範囲を変化させることができるミラー装置
を得ることが目的である。
【0006】
【発明を解決するための手段】請求項1に係る発明のミ
ラー装置は、反射面の曲率が直交する2軸方向で異なる
非球面ミラーと、前記非球面ミラーの反射面に対向して
配置される曲率が直交する2軸方向で異なる非球面レン
ズと、前記非球面ミラー及び前記非球面レンズの少なく
ともいずれか一方を前記非球面ミラーの反射面の中心と
前記非球面レンズの中心とを通る軸線回りに回転させる
回転手段とを備えている。
ラー装置は、反射面の曲率が直交する2軸方向で異なる
非球面ミラーと、前記非球面ミラーの反射面に対向して
配置される曲率が直交する2軸方向で異なる非球面レン
ズと、前記非球面ミラー及び前記非球面レンズの少なく
ともいずれか一方を前記非球面ミラーの反射面の中心と
前記非球面レンズの中心とを通る軸線回りに回転させる
回転手段とを備えている。
【0007】請求項1記載のミラー装置では、非球面レ
ンズと非球面ミラーとが前後に組み合わされて配置され
ている。非球面レンズとは、平面、及び、球面以外の面
を有するレンズであり、2軸方向で曲率の異なる非球面
レンズ(レンティキュラレンズ)は光の発散・収束作用
が2軸方向でそれぞれ異なる。同様に、非球面ミラーと
は、平面、及び、球面以外の反射面を有するミラーであ
り、2軸方向で曲率の異なる非球面ミラーは2軸方向で
反射作用が異なる。
ンズと非球面ミラーとが前後に組み合わされて配置され
ている。非球面レンズとは、平面、及び、球面以外の面
を有するレンズであり、2軸方向で曲率の異なる非球面
レンズ(レンティキュラレンズ)は光の発散・収束作用
が2軸方向でそれぞれ異なる。同様に、非球面ミラーと
は、平面、及び、球面以外の反射面を有するミラーであ
り、2軸方向で曲率の異なる非球面ミラーは2軸方向で
反射作用が異なる。
【0008】ここで、ある人物がこのミラー装置を使用
してある物体を見ようとする場合には、レンズによって
拡大、若しくは、縮小されたその物体の反射像をミラー
の反射面上に見ることになる。さらに、その反射像はミ
ラーによっても拡大、若しくは、縮小されている。ミラ
ーの反射面の所定箇所で反射像がどのように拡大・縮小
されているかは、当該箇所におけるレンズの曲率とミラ
ーの曲率との組み合わせにより決定される。
してある物体を見ようとする場合には、レンズによって
拡大、若しくは、縮小されたその物体の反射像をミラー
の反射面上に見ることになる。さらに、その反射像はミ
ラーによっても拡大、若しくは、縮小されている。ミラ
ーの反射面の所定箇所で反射像がどのように拡大・縮小
されているかは、当該箇所におけるレンズの曲率とミラ
ーの曲率との組み合わせにより決定される。
【0009】ところで、ミラーとレンズとはそれぞれの
中心が同軸上に配置されており、少なくとも何れか一方
が当該軸回りに回転可能である。これにより、レンズの
曲率とミラーの曲率との組み合わせを変化させることが
でき、単体のミラーの曲率を変化させることと等価的に
可視範囲を変化させることができる。
中心が同軸上に配置されており、少なくとも何れか一方
が当該軸回りに回転可能である。これにより、レンズの
曲率とミラーの曲率との組み合わせを変化させることが
でき、単体のミラーの曲率を変化させることと等価的に
可視範囲を変化させることができる。
【0010】このように、請求項1に係る発明のミラー
装置は、可視範囲を変化させることができる。
装置は、可視範囲を変化させることができる。
【0011】したがって、車両用のドアミラーやルーム
ミラー等の後方確認用のミラーに適用することが特に効
果的である。
ミラー等の後方確認用のミラーに適用することが特に効
果的である。
【0012】請求項2に係る発明のミラー装置は、請求
項1記載のミラー装置において、前記非球面ミラーは凸
シリンドリカルミラーであり、前記非球面レンズは前記
凸シリンドリカルミラーの焦線距離と略同一の焦線距離
で形成される凹シリンドリカルレンズであり、前記回転
手段は前記凸シリンドリカルミラーの母線方向と前記凹
シリンドリカルレンズの母線方向とが直交する第1の位
置及び前記凸シリンドリカルミラーの母線方向と前記凹
シリンドリカルレンズの母線方向とが平行になる第2の
位置で前記少なくとも何れか一方を停止させることが可
能であることを特徴としている。
項1記載のミラー装置において、前記非球面ミラーは凸
シリンドリカルミラーであり、前記非球面レンズは前記
凸シリンドリカルミラーの焦線距離と略同一の焦線距離
で形成される凹シリンドリカルレンズであり、前記回転
手段は前記凸シリンドリカルミラーの母線方向と前記凹
シリンドリカルレンズの母線方向とが直交する第1の位
置及び前記凸シリンドリカルミラーの母線方向と前記凹
シリンドリカルレンズの母線方向とが平行になる第2の
位置で前記少なくとも何れか一方を停止させることが可
能であることを特徴としている。
【0013】請求項2記載のミラー装置では、凸シリン
ドリカルミラー(円柱ミラー)は反射面の母線方向及び
周方向からなる2軸方向のうち、周方向にのみ凸面ミラ
ーと同様に機能(可視範囲が広くなる)する。一方、母
線方向には平面ミラーと同様に機能するので可視範囲に
変化はない。また、凹シリンドリカルレンズ(円柱レン
ズ)も同様に、母線方向及び周方向からなる2軸方向の
うち、周方向にのみ凹レンズと同様に機能(光線を屈折
させて発散させる)する。一方、母線方向では光を屈折
させない。
ドリカルミラー(円柱ミラー)は反射面の母線方向及び
周方向からなる2軸方向のうち、周方向にのみ凸面ミラ
ーと同様に機能(可視範囲が広くなる)する。一方、母
線方向には平面ミラーと同様に機能するので可視範囲に
変化はない。また、凹シリンドリカルレンズ(円柱レン
ズ)も同様に、母線方向及び周方向からなる2軸方向の
うち、周方向にのみ凹レンズと同様に機能(光線を屈折
させて発散させる)する。一方、母線方向では光を屈折
させない。
【0014】ここで、ミラーとレンズの母線方向が直交
する第1の位置においては、ミラーの周方向(レンズの
母線方向)に映る像は、レンズによる影響を受けること
なくミラーに反射されたものである。ミラーは周方向に
おいては凸面ミラーと同様に機能するので可視範囲が広
くなる。さらに、ミラーの母線方向(レンズの周方向)
に映る像は、レンズによって屈折されるがミラーの影響
を受けない。レンズは周方向においては凹面レンズと同
様に機能するので光を発散する。したがって、レンズの
周方向にも可視範囲が広くなる。また、ミラー及びレン
ズの中心を通る光線は、レンズの影響もミラーの影響も
受けない。さらに、レンズとミラーの焦線距離は略同一
なので、2軸方向で可視範囲が広がる割合も略同一であ
る。したがって、この場合にはミラー装置は通常の凸面
ミラーと同様に機能する。
する第1の位置においては、ミラーの周方向(レンズの
母線方向)に映る像は、レンズによる影響を受けること
なくミラーに反射されたものである。ミラーは周方向に
おいては凸面ミラーと同様に機能するので可視範囲が広
くなる。さらに、ミラーの母線方向(レンズの周方向)
に映る像は、レンズによって屈折されるがミラーの影響
を受けない。レンズは周方向においては凹面レンズと同
様に機能するので光を発散する。したがって、レンズの
周方向にも可視範囲が広くなる。また、ミラー及びレン
ズの中心を通る光線は、レンズの影響もミラーの影響も
受けない。さらに、レンズとミラーの焦線距離は略同一
なので、2軸方向で可視範囲が広がる割合も略同一であ
る。したがって、この場合にはミラー装置は通常の凸面
ミラーと同様に機能する。
【0015】ミラーとレンズの母線方向が平行になる第
2の位置においては、ミラーの周方向(レンズの周方
向)に映る像は、レンズによって屈折されたものがミラ
ーに反射されたものである。レンズは周方向においては
凹面レンズと同様に機能するので光を発散する。また、
ミラーは周方向においては凸面ミラーと同様に機能する
ので可視範囲が広くなる。しかも、このときには前述の
第1の位置にある状態に比べて、光がレンズに発散され
ている分さらに可視範囲が広くる。一方、ミラーの母線
方向(レンズの母線方向)に映る像は、レンズの影響も
ミラーの影響も受けない。したがって、平面ミラーと同
様に機能し可視範囲には変化がない。したがって、前述
の第1の位置(母線方向が直交する状態)に比べミラー
の周方向の可視範囲がさらに拡大する。
2の位置においては、ミラーの周方向(レンズの周方
向)に映る像は、レンズによって屈折されたものがミラ
ーに反射されたものである。レンズは周方向においては
凹面レンズと同様に機能するので光を発散する。また、
ミラーは周方向においては凸面ミラーと同様に機能する
ので可視範囲が広くなる。しかも、このときには前述の
第1の位置にある状態に比べて、光がレンズに発散され
ている分さらに可視範囲が広くる。一方、ミラーの母線
方向(レンズの母線方向)に映る像は、レンズの影響も
ミラーの影響も受けない。したがって、平面ミラーと同
様に機能し可視範囲には変化がない。したがって、前述
の第1の位置(母線方向が直交する状態)に比べミラー
の周方向の可視範囲がさらに拡大する。
【0016】このように、請求項2に係る発明のミラー
装置は、通常の凸面ミラーと同様に機能する状態と、ミ
ラー(レンズ)の周方向にのみ可視範囲が拡大された状
態とを使い分けることが可能である。
装置は、通常の凸面ミラーと同様に機能する状態と、ミ
ラー(レンズ)の周方向にのみ可視範囲が拡大された状
態とを使い分けることが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本発明の実施
の形態に係るミラー装置10が適用される車両用ドアミ
ラー12が斜視図にて示されている。また、図3にはミ
ラー装置10を構成する回転機構14の構成が斜視図に
て示されている。
の形態に係るミラー装置10が適用される車両用ドアミ
ラー12が斜視図にて示されている。また、図3にはミ
ラー装置10を構成する回転機構14の構成が斜視図に
て示されている。
【0018】図1に示す如く、車両用ドアミラー12の
ハウジング16の内部にはミラー装置10が収容されて
いる。
ハウジング16の内部にはミラー装置10が収容されて
いる。
【0019】ミラー装置10はレンズ18を備えてい
る。このレンズ18は、正面視において略正方形状に形
成された凹シリンドリカルレンズ(いわゆる蒲鉾レン
ズ)となっている。すなわち、レンズの一方の面(以
下、「レンズ面」という)が円柱形状物の外周面の一部
のように形成されると共に、反対側の面が平面状に形成
されており、母線方向(図1における左右方向)の断面
においてはレンズ面は直線状であり、母線に直交する方
向(図1における上下方向)の断面においてはレンズ面
は円弧状となっている。これにより、レンズ18は、母
線に直交する平面内においては凹面レンズと同様に機能
して光を発散させる方向に屈折させるようになってい
る。また、母線に平行する平面内においてはレンズ18
は平面ガラスと同様に機能するので光を屈折しないよう
になっている。また、このレンズ18は、車両用ドアミ
ラー12のハウジング16に母線方向が車両の左右方向
になるように固定配置されており、レンズ面が車両後方
に向けて外部に露出している。
る。このレンズ18は、正面視において略正方形状に形
成された凹シリンドリカルレンズ(いわゆる蒲鉾レン
ズ)となっている。すなわち、レンズの一方の面(以
下、「レンズ面」という)が円柱形状物の外周面の一部
のように形成されると共に、反対側の面が平面状に形成
されており、母線方向(図1における左右方向)の断面
においてはレンズ面は直線状であり、母線に直交する方
向(図1における上下方向)の断面においてはレンズ面
は円弧状となっている。これにより、レンズ18は、母
線に直交する平面内においては凹面レンズと同様に機能
して光を発散させる方向に屈折させるようになってい
る。また、母線に平行する平面内においてはレンズ18
は平面ガラスと同様に機能するので光を屈折しないよう
になっている。また、このレンズ18は、車両用ドアミ
ラー12のハウジング16に母線方向が車両の左右方向
になるように固定配置されており、レンズ面が車両後方
に向けて外部に露出している。
【0020】また、ミラー装置10はミラー20を備え
ている。このミラー20は反射面側がレンズ18の平面
状に形成された面に所定距離離間して対向配置されてい
る(すなわち、反射面が車両後方に向いている)。ま
た、ミラー20は正面視でレンズ18より短い辺長の略
正方形状に形成された反射面を有する凸シリンドリカル
ミラー(いわゆる蒲鉾ミラー)となっている。すなわ
ち、反射面が円柱形状物の外周面の一部のように形成さ
れており、母線方向(図1における上下方向)の断面に
おいては反射面は直線状であり、母線に直交する方向
(図1における左右方向)の断面においては反射面は円
弧状となっている。これにより、ミラー20は反射面の
母線に直交する平面内においては凸面ミラーと同様に機
能すると共に、母線に平行する平面内においては平面ミ
ラーと同様に機能するようになっている。また、このミ
ラー20の焦線距離はレンズ18と焦線距離と略同一に
なっている。
ている。このミラー20は反射面側がレンズ18の平面
状に形成された面に所定距離離間して対向配置されてい
る(すなわち、反射面が車両後方に向いている)。ま
た、ミラー20は正面視でレンズ18より短い辺長の略
正方形状に形成された反射面を有する凸シリンドリカル
ミラー(いわゆる蒲鉾ミラー)となっている。すなわ
ち、反射面が円柱形状物の外周面の一部のように形成さ
れており、母線方向(図1における上下方向)の断面に
おいては反射面は直線状であり、母線に直交する方向
(図1における左右方向)の断面においては反射面は円
弧状となっている。これにより、ミラー20は反射面の
母線に直交する平面内においては凸面ミラーと同様に機
能すると共に、母線に平行する平面内においては平面ミ
ラーと同様に機能するようになっている。また、このミ
ラー20の焦線距離はレンズ18と焦線距離と略同一に
なっている。
【0021】また、図3に示す如く、ミラー20の裏面
側には回転機構14が配置されている。回転機構14は
支持部材22を有している。この支持部材22は車両用
ドアミラー12のハウジング16に固定されている。ま
た、支持部材22には軸受孔24が設けてあり、シャフ
ト26が貫通して回転可能に軸支されている。このシャ
フト26の一端は、ミラー20の裏面略中央に接続して
いる。これにより、ミラー20はその中心(円弧の頂点
を通る母線の中点)回りに回転可能になっているまた、
シャフト26の他端側にはセクタ(扇形)歯車28が取
り付けられている。セクタ歯車28は中心角度が90°
に形成されている。また、支持部材22には、軸受孔2
4を介して角度検出用のスイッチ30、32が上下に対
向して設けられている。また、支持部材22にはモータ
34が設けられている。このモータ34の回転軸36の
一端にはセクタ歯車28に対応したウオーム38が設け
てあり、セクタ歯車28と噛み合っている。また、モー
タ34には図示しない電気的な配線がなされており、車
両の乗員が運転席近傍に設けられたスイッチ等により順
回転・逆回転の操作をすることができるようになってい
る。これにより、セクタ歯車28が下側のスイッチ32
を作動させた状態(図3に示す状態)では、モータ34
が停止してミラー20の母線方向が左右方向になると共
に、上側のスイッチ30を作動させた状態では、同じく
モータ34が停止してミラー20の母線方向が上下方向
となる構成である。
側には回転機構14が配置されている。回転機構14は
支持部材22を有している。この支持部材22は車両用
ドアミラー12のハウジング16に固定されている。ま
た、支持部材22には軸受孔24が設けてあり、シャフ
ト26が貫通して回転可能に軸支されている。このシャ
フト26の一端は、ミラー20の裏面略中央に接続して
いる。これにより、ミラー20はその中心(円弧の頂点
を通る母線の中点)回りに回転可能になっているまた、
シャフト26の他端側にはセクタ(扇形)歯車28が取
り付けられている。セクタ歯車28は中心角度が90°
に形成されている。また、支持部材22には、軸受孔2
4を介して角度検出用のスイッチ30、32が上下に対
向して設けられている。また、支持部材22にはモータ
34が設けられている。このモータ34の回転軸36の
一端にはセクタ歯車28に対応したウオーム38が設け
てあり、セクタ歯車28と噛み合っている。また、モー
タ34には図示しない電気的な配線がなされており、車
両の乗員が運転席近傍に設けられたスイッチ等により順
回転・逆回転の操作をすることができるようになってい
る。これにより、セクタ歯車28が下側のスイッチ32
を作動させた状態(図3に示す状態)では、モータ34
が停止してミラー20の母線方向が左右方向になると共
に、上側のスイッチ30を作動させた状態では、同じく
モータ34が停止してミラー20の母線方向が上下方向
となる構成である。
【0022】次に本実施の形態に係るミラー装置10の
作用を説明する。
作用を説明する。
【0023】上記構成のミラー装置10では、レンズ1
8の母線方向とミラー20の母線方向とが直交した図1
に示す状態(第1の位置)で乗員がミラー装置10のモ
ータ34を操作すると、ミラー20が90°回転してレ
ンズ18の母線方向とミラー20の母線方向とが車両の
上下方向に平行となった図2に示す状態(第2の位置)
になる。レンズ18、及び、ミラー20は共に上下方向
と左右方向(直交する2軸方向)とで異なった曲率を有
していることから、図1に示す状態と、図2に示す状態
とでは乗員の可視範囲は異なったものとなる。
8の母線方向とミラー20の母線方向とが直交した図1
に示す状態(第1の位置)で乗員がミラー装置10のモ
ータ34を操作すると、ミラー20が90°回転してレ
ンズ18の母線方向とミラー20の母線方向とが車両の
上下方向に平行となった図2に示す状態(第2の位置)
になる。レンズ18、及び、ミラー20は共に上下方向
と左右方向(直交する2軸方向)とで異なった曲率を有
していることから、図1に示す状態と、図2に示す状態
とでは乗員の可視範囲は異なったものとなる。
【0024】以下、これらの状態における乗員の可視範
囲の変化について詳細に説明する。
囲の変化について詳細に説明する。
【0025】乗員の可視範囲の変化を説明するために
は、ミラー20を回転させた前後の状態の反射像を同一
の条件、すなわち、乗員の視点が固定されて変化しない
こととし、当該乗員がミラー20で車両後方に見たとき
にミラー20の上下・左右の端部に何が見えるか(ミラ
ー20に何が映っているか)を比較する。
は、ミラー20を回転させた前後の状態の反射像を同一
の条件、すなわち、乗員の視点が固定されて変化しない
こととし、当該乗員がミラー20で車両後方に見たとき
にミラー20の上下・左右の端部に何が見えるか(ミラ
ー20に何が映っているか)を比較する。
【0026】先ず、図1に示す状態における上下方向に
ついて考える。図4(A)は図1におけるレンズ18、
及び、ミラー20の左右方向略中央における縦断面図で
ある。図4(A)において、乗員の視点がレンズ18の
光軸と平行なA線方向の延長上にあるとき、ミラー20
上端部(図4(A)の上側)に映っている反射像を考え
る。ミラー20は平面ミラーと同様に機能するので、反
射面の正面の物体しか映さない。したがって、ミラー2
0に入射する光線も反射する光線も共にA線方向であ
る。一方、ミラー20の反射面の正面にはレンズ18が
配置されており、レンズ18からミラー20に向かう平
行光線はレンズ18の焦点に向かう光線、すなわち、図
4(A)のB線方向からの光線である。したがって、ミ
ラー20の上端部にはB線方向延長線上の物体が映る。
ミラー20の下端部についても同様であるから、乗員の
可視範囲は上下方向に拡大する。
ついて考える。図4(A)は図1におけるレンズ18、
及び、ミラー20の左右方向略中央における縦断面図で
ある。図4(A)において、乗員の視点がレンズ18の
光軸と平行なA線方向の延長上にあるとき、ミラー20
上端部(図4(A)の上側)に映っている反射像を考え
る。ミラー20は平面ミラーと同様に機能するので、反
射面の正面の物体しか映さない。したがって、ミラー2
0に入射する光線も反射する光線も共にA線方向であ
る。一方、ミラー20の反射面の正面にはレンズ18が
配置されており、レンズ18からミラー20に向かう平
行光線はレンズ18の焦点に向かう光線、すなわち、図
4(A)のB線方向からの光線である。したがって、ミ
ラー20の上端部にはB線方向延長線上の物体が映る。
ミラー20の下端部についても同様であるから、乗員の
可視範囲は上下方向に拡大する。
【0027】次に、図1に示す状態における左右方向に
ついて考える。図4(B)は図1におけるレンズ18、
及び、ミラー20の上下方向略中央における横断面図で
ある。図4(B)において、乗員の視点がミラー20の
鏡軸と平行なD線方向の延長上にあるとき、ミラー20
左端部(図4(B)の上側)に映っている反射像を考え
る。ミラー20は凸面ミラーと同様に機能するので、入
射光線はミラー20の焦点に向かう光線、すなわち、図
4(B)のE線方向からの光線である。また、ミラー2
0の反射面の正面にはレンズ18が配置されているが、
このときのレンズ18は平面ガラスと同様に機能するの
で、光線は屈折されない。したがって、ミラー20の左
端部にはE線方向延長線上の物体が映る。ミラー20の
右端部についても同様であるから、乗員の可視範囲は左
右方向にも拡大する。
ついて考える。図4(B)は図1におけるレンズ18、
及び、ミラー20の上下方向略中央における横断面図で
ある。図4(B)において、乗員の視点がミラー20の
鏡軸と平行なD線方向の延長上にあるとき、ミラー20
左端部(図4(B)の上側)に映っている反射像を考え
る。ミラー20は凸面ミラーと同様に機能するので、入
射光線はミラー20の焦点に向かう光線、すなわち、図
4(B)のE線方向からの光線である。また、ミラー2
0の反射面の正面にはレンズ18が配置されているが、
このときのレンズ18は平面ガラスと同様に機能するの
で、光線は屈折されない。したがって、ミラー20の左
端部にはE線方向延長線上の物体が映る。ミラー20の
右端部についても同様であるから、乗員の可視範囲は左
右方向にも拡大する。
【0028】また、このときミラー20、及び、レンズ
18の焦線距離は略同一であるから、図4(A)の角度
Cと図4(B)の角度Fとは略同一である。したがっ
て、図4(A)のB線方向と図4(B)のE線方向とは
平行である。さらに、レンズ18とミラー20とが対向
して配置された状態で、レンズ面とミラー20の反射面
との距離は、ミラー装置10と目標物(車両後方に存在
する物体)との距離に比べ小さい。また、レンズ18、
及び、ミラー20は、上下方向、及び、左右方向に対称
な形状である。したがって、図1に示す状態においてミ
ラー装置10は、凸球面ミラーと同様の機能(上下およ
び左右に同じ倍率で可視範囲が広がる)を有する。
18の焦線距離は略同一であるから、図4(A)の角度
Cと図4(B)の角度Fとは略同一である。したがっ
て、図4(A)のB線方向と図4(B)のE線方向とは
平行である。さらに、レンズ18とミラー20とが対向
して配置された状態で、レンズ面とミラー20の反射面
との距離は、ミラー装置10と目標物(車両後方に存在
する物体)との距離に比べ小さい。また、レンズ18、
及び、ミラー20は、上下方向、及び、左右方向に対称
な形状である。したがって、図1に示す状態においてミ
ラー装置10は、凸球面ミラーと同様の機能(上下およ
び左右に同じ倍率で可視範囲が広がる)を有する。
【0029】次に、図2に示す状態における上下方向に
ついて考える。図5(A)は図2にけるレンズ18、及
び、ミラー20の左右方向略中央における縦断面図であ
る。図5(A)において、乗員の視点がレンズ18の光
軸と平行なA線方向の延長上にあるとき、ミラー20上
端部(図5(A)の上側)に映っている反射像を考え
る。ミラー20は凸面ミラーと同様に機能するので、入
射光線はミラー20の焦点に向かう光線、すなわち、図
5(A)のG線方向からの光線である。一方、ミラー2
0の反射面の正面にはレンズ18が配置されており、レ
ンズ18からミラー20に向かう当該G線方向の光線
は、レンズ18により屈折されたものである。レンズ1
8は凹面レンズと同様に機能するので、当該G線方向の
光線は本来H方向からの光線である。したがって、ミラ
ー20の上端部にはH線方向延長線上の物体が映る。ミ
ラー20の下端部についても同様であるから、乗員の可
視範囲は上下方向に拡大する。しかも、ミラー20を回
転させる前の状態(図1の状態)に比べ、可視範囲は光
線がレンズ18により発散されている分さらに拡大す
る。
ついて考える。図5(A)は図2にけるレンズ18、及
び、ミラー20の左右方向略中央における縦断面図であ
る。図5(A)において、乗員の視点がレンズ18の光
軸と平行なA線方向の延長上にあるとき、ミラー20上
端部(図5(A)の上側)に映っている反射像を考え
る。ミラー20は凸面ミラーと同様に機能するので、入
射光線はミラー20の焦点に向かう光線、すなわち、図
5(A)のG線方向からの光線である。一方、ミラー2
0の反射面の正面にはレンズ18が配置されており、レ
ンズ18からミラー20に向かう当該G線方向の光線
は、レンズ18により屈折されたものである。レンズ1
8は凹面レンズと同様に機能するので、当該G線方向の
光線は本来H方向からの光線である。したがって、ミラ
ー20の上端部にはH線方向延長線上の物体が映る。ミ
ラー20の下端部についても同様であるから、乗員の可
視範囲は上下方向に拡大する。しかも、ミラー20を回
転させる前の状態(図1の状態)に比べ、可視範囲は光
線がレンズ18により発散されている分さらに拡大す
る。
【0030】次に、図2に示す状態における左右方向に
ついて考える。図5(B)は図2にけるレンズ18、及
び、ミラー20の上下方向略中央における横断面図であ
る。図5(B)において、乗員の視点がミラー20の反
射面に直交するD線方向の延長上にあるとき、ミラー2
0左端部(図5(B)の上側)に映っている反射像を考
える。ミラー20は平面ミラーと同様に機能するので、
反射面の正面の物体しか映さない。また、ミラー20の
反射面の正面にはレンズ18が配置されているが、この
ときのレンズ18は平面ガラスと同様に機能するので、
光線は屈折されない。したがって、ミラー20の左右端
点にはD線方向延長線上の物体が映る。ミラー20の右
端部についても同様であるから、乗員の可視範囲は左右
方向においては変化がない。また、可視範囲はミラー2
0を回転させる前の状態(図1の状態)に比べると縮小
している。
ついて考える。図5(B)は図2にけるレンズ18、及
び、ミラー20の上下方向略中央における横断面図であ
る。図5(B)において、乗員の視点がミラー20の反
射面に直交するD線方向の延長上にあるとき、ミラー2
0左端部(図5(B)の上側)に映っている反射像を考
える。ミラー20は平面ミラーと同様に機能するので、
反射面の正面の物体しか映さない。また、ミラー20の
反射面の正面にはレンズ18が配置されているが、この
ときのレンズ18は平面ガラスと同様に機能するので、
光線は屈折されない。したがって、ミラー20の左右端
点にはD線方向延長線上の物体が映る。ミラー20の右
端部についても同様であるから、乗員の可視範囲は左右
方向においては変化がない。また、可視範囲はミラー2
0を回転させる前の状態(図1の状態)に比べると縮小
している。
【0031】このように、ミラー装置10は、可視範囲
を変化させることができる。しかも、通常の凸面ミラー
と同様に機能する状態と、当該状態から上下方向(ミラ
ーの周方向)にのみ可視範囲が拡大された状態とを使い
分けることが可能である。
を変化させることができる。しかも、通常の凸面ミラー
と同様に機能する状態と、当該状態から上下方向(ミラ
ーの周方向)にのみ可視範囲が拡大された状態とを使い
分けることが可能である。
【0032】なお、本実施の形態に係るミラー装置10
は、車両用ドアミラー12に適用される場合を説明した
が、ミラー装置10が適用されるものはこれに限られる
ものではない。例えば、ルームミラー等の他の車両用ミ
ラーに適用されることも可能である。さらに、車両用に
限定されることなくその他のミラーに適用することも可
能である。
は、車両用ドアミラー12に適用される場合を説明した
が、ミラー装置10が適用されるものはこれに限られる
ものではない。例えば、ルームミラー等の他の車両用ミ
ラーに適用されることも可能である。さらに、車両用に
限定されることなくその他のミラーに適用することも可
能である。
【0033】また、ミラー装置10ではミラー20が回
転し、レンズ18がハウジング16に固定される構成で
あったが、ミラー20が固定され、レンズ18が回転す
る構成としてもよい。さらに、ミラー20、及び、レン
ズ18の両方が回転する構成としてもよい。この場合に
は、図1に示す状態から上下方向にも左右方向にも可視
範囲を広げることが可能になる。
転し、レンズ18がハウジング16に固定される構成で
あったが、ミラー20が固定され、レンズ18が回転す
る構成としてもよい。さらに、ミラー20、及び、レン
ズ18の両方が回転する構成としてもよい。この場合に
は、図1に示す状態から上下方向にも左右方向にも可視
範囲を広げることが可能になる。
【0034】さらに、ミラー装置10のミラー20及び
レンズ18の形状は正面視にて略正方形状であったが円
形状等その他の形状であってもよい。
レンズ18の形状は正面視にて略正方形状であったが円
形状等その他の形状であってもよい。
【0035】次に本発明の変形例を説明する。なお、前
記実施の形態と基本的に同一の部品には、前記実施の形
態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
記実施の形態と基本的に同一の部品には、前記実施の形
態と同一の符号を付与しその説明を省略する。
【0036】図6には、本変形例に係るミラー装置40
が適用される車両用ドアミラー42の全体構成を示す斜
視図が示されている。
が適用される車両用ドアミラー42の全体構成を示す斜
視図が示されている。
【0037】ミラー装置40は、ミラー20を備えてい
る。このミラー20の裏面中心にはモータ44の回転軸
46の一端が取り付けられている。このモータ44は、
車両用ドアミラー42のハウジング16に固定されてい
る。また、モータ44には図示しない電気的な配線がな
されており、車両の乗員が運転席近傍に設けられたスイ
ッチ等により順回転・逆回転の操作をすることができる
ようになっている。これにより、ミラー20はモータ4
4の回転軸46回りに回転可能となっている。また、ミ
ラー装置40は図示しない角度検出機構を備えており、
ミラー20の母線方向と、レンズ18の母線方向とが直
交する状態、及び、平行である状態でモータ44(ミラ
ー20)の回転を停止することができるようになってい
る。
る。このミラー20の裏面中心にはモータ44の回転軸
46の一端が取り付けられている。このモータ44は、
車両用ドアミラー42のハウジング16に固定されてい
る。また、モータ44には図示しない電気的な配線がな
されており、車両の乗員が運転席近傍に設けられたスイ
ッチ等により順回転・逆回転の操作をすることができる
ようになっている。これにより、ミラー20はモータ4
4の回転軸46回りに回転可能となっている。また、ミ
ラー装置40は図示しない角度検出機構を備えており、
ミラー20の母線方向と、レンズ18の母線方向とが直
交する状態、及び、平行である状態でモータ44(ミラ
ー20)の回転を停止することができるようになってい
る。
【0038】レンズ18、及び、ミラー20は前述の実
施の形態に係るミラー装置10と同様の構成であるの
で、本変形例に係るミラー装置40であっても乗員の可
視範囲を変化させることが可能である。
施の形態に係るミラー装置10と同様の構成であるの
で、本変形例に係るミラー装置40であっても乗員の可
視範囲を変化させることが可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載のミラー装置では、曲率
が直交する2軸方向で異なる非球面ミラーと非球面レン
ズとが対向配置されており、少なくとも一方が回転する
ことによって可視範囲を変化させることができる。
が直交する2軸方向で異なる非球面ミラーと非球面レン
ズとが対向配置されており、少なくとも一方が回転する
ことによって可視範囲を変化させることができる。
【0040】請求項2に記載のミラー装置では、凸シリ
ンドリカルミラーと凹シリンドリカルレンズとが対向配
置されており、それぞれの母線方向を直交させ、又は、
平行にさせることによって、通常の凸面ミラーと同様に
機能する状態と、ミラー(レンズ)の周方向にのみ可視
範囲が拡大された状態とを使い分けることができる。
ンドリカルミラーと凹シリンドリカルレンズとが対向配
置されており、それぞれの母線方向を直交させ、又は、
平行にさせることによって、通常の凸面ミラーと同様に
機能する状態と、ミラー(レンズ)の周方向にのみ可視
範囲が拡大された状態とを使い分けることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るミラー装置が適用さ
れる車両用ドアミラーを示し、ミラーとレンズの母線方
向が直交した状態における斜視図である。
れる車両用ドアミラーを示し、ミラーとレンズの母線方
向が直交した状態における斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るミラー装置が適用さ
れる車両用ドアミラーを示し、ミラーとレンズの母線方
向が平行となった状態における斜視図である。
れる車両用ドアミラーを示し、ミラーとレンズの母線方
向が平行となった状態における斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るミラー装置を構成す
る回転機構を示す斜視図である。
る回転機構を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るミラー装置を構成す
るレンズ及びミラーの図1に示す状態における配置を示
し、(A)は縦断面図であり、(B)は横断面図であ
る。
るレンズ及びミラーの図1に示す状態における配置を示
し、(A)は縦断面図であり、(B)は横断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係るミラー装置を構成す
るレンズ及びミラーの図2に示す状態における配置を示
し、(A)は縦断面図であり、(B)は横断面図であ
る。
るレンズ及びミラーの図2に示す状態における配置を示
し、(A)は縦断面図であり、(B)は横断面図であ
る。
【図6】本発明の変形例に係るミラー装置が適用される
車両用ドアミラーを示す斜視図である。
車両用ドアミラーを示す斜視図である。
10、40 ミラー装置
14 回転機構(回転手段)
18 レンズ(非球面レンズ)
20 ミラー(非球面ミラー)
44 モータ(回転手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 反射面の曲率が直交する2軸方向で異な
る非球面ミラーと、 前記非球面ミラーの反射面に対向して配置され曲率が直
交する2軸方向で異なる非球面レンズと、 前記非球面ミラー及び前記非球面レンズの少なくともい
ずれか一方を前記非球面ミラーの反射面の中心と前記非
球面レンズの中心とを通る軸線回りに回転させる回転手
段と、 を備えるミラー装置。 - 【請求項2】 前記非球面ミラーは凸シリンドリカルミ
ラーであり、 前記非球面レンズは前記凸シリンドリカルミラーの焦線
距離と略同一の焦線距離で形成される凹シリンドリカル
レンズであり、 前記回転手段は、前記凸シリンドリカルミラーの母線方
向と前記凹シリンドリカルレンズの母線方向とが直交す
る第1の位置、及び、前記凸シリンドリカルミラーの母
線方向と前記凹シリンドリカルレンズの母線方向とが平
行になる第2の位置へ回転させる、 ことを特徴とする請求項1記載のミラー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002063183A JP2003262794A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ミラー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002063183A JP2003262794A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ミラー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003262794A true JP2003262794A (ja) | 2003-09-19 |
Family
ID=29196587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002063183A Pending JP2003262794A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | ミラー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003262794A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101585101B1 (ko) * | 2014-08-29 | 2016-01-13 | 연세대학교 산학협력단 | 차량용 사이드 미러 |
JP2018010282A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-18 | キヤノン株式会社 | アタッチメント光学系、撮像光学系、および、撮像装置 |
-
2002
- 2002-03-08 JP JP2002063183A patent/JP2003262794A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101585101B1 (ko) * | 2014-08-29 | 2016-01-13 | 연세대학교 산학협력단 | 차량용 사이드 미러 |
JP2018010282A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-18 | キヤノン株式会社 | アタッチメント光学系、撮像光学系、および、撮像装置 |
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