JP2003262481A - ヒートパイプ式冷却器 - Google Patents

ヒートパイプ式冷却器

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JP2003262481A
JP2003262481A JP2002062906A JP2002062906A JP2003262481A JP 2003262481 A JP2003262481 A JP 2003262481A JP 2002062906 A JP2002062906 A JP 2002062906A JP 2002062906 A JP2002062906 A JP 2002062906A JP 2003262481 A JP2003262481 A JP 2003262481A
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heat pipe
insulator
heat
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JP2002062906A
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Kimiharu Arimatsu
公治 有松
Tsuguo Sato
次生 佐藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率を低下させることなく、冷却フィン
の絶縁を可能とするヒートパイプ式冷却器を提供する。 【解決手段】 ヒートパイプ1を鉛直に配置し、ヒート
パイプ1の途中、即ち上側ヒートパイプ1aと下側ヒー
トパイプ1bとの間に内、外面共ひだを有した絶縁物2
を取付ける。上側ヒートパイプ1aに冷却フィン3を取
付け、下側ヒートパイプ1bは受熱ブロック4に挿入す
る形で取付ける。ヒートパイプ1bの中には冷媒6を封
入しておく。このような構成により、受熱ブロック4お
よび端子5に対して、冷却フィン3および上側ヒートパ
イプ1aを絶縁することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電力変換装
置における平形半導体素子などの冷却に用いられるヒー
トパイプ式冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒートパイプ式冷却器
は、図8に示すように、冷媒6が封入されたヒートパイ
プ7を鉛直になるように配置し、その下側を受熱ブロッ
ク4に挿入し、ヒートパイプ7の上側に冷却用フィン3
を取付けた構成とし、受熱ブロック4に被冷却物である
平形半導体素子9を取付け、受熱ブロック4に電気的接
続のための端子5を設け使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種のヒー
トパイプ7は受熱ブロック4に電気的接続のための端子
(以下、端子と呼ぶ)5と平形半導体素子9を設けてい
るため、受熱ブロック4、ヒートパイプ7、冷却用フィ
ン3は全て端子5に印加される電圧と等しい電圧が課電
されるため安全上の配慮が必要であった。
【0004】また、冷却用フィン3、ヒートパイプ7を
絶縁し、電圧が課電されないようにするためには、図9
に示すように、平形半導体素子(以下、素子と呼ぶ)9
及び端子5と、受熱ブロックとの間に絶縁板8を入れる
必要があったが、伝熱部に絶縁板8を挿入すると熱伝導
率が悪くなり、その結果、素子枚数の増加、ひいては装
置の大型化につながるものであった。
【0005】また、受熱ブロックは、平形半導体素子の
仕様上、数トンの力で圧接されているため圧接力による
絶縁物の破損による事故等も懸念されるものであった。
【0006】この発明は、このような点に着目して為さ
れたもので、その目的とするところは、受熱ブロックで
はなく、伝達部であるヒートパイプにて絶縁を行い、冷
却効率を低下させることなく、冷却フィンの絶縁を可能
とするヒートパイプ式冷却器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係るヒートパイプ式冷却器は、鉛直
に設けられたヒートパイプに冷媒を入れ、ヒートパイプ
の下側に受熱ブロックを取付けるとともに上側に冷却用
フィンを取付けたヒートパイプ式冷却器において、ヒー
トパイプの途中に、少なくとも内面にひだを有する絶縁
物を挿入したことを特徴とする。
【0008】このような構成の本発明によれば、冷却効
率を低下させることなく、冷却フィンを絶縁することが
できる。
【0009】また、本発明に係るヒートパイプ式冷却器
は、鉛直に設けられたヒートパイプに冷媒を入れ冷却用
フィンを取付けるとともに、ヒートパイプの下側に、少
なくとも内面にひだを有する絶縁物を介して受熱ブロッ
クを取付け、ヒートパイプの絶縁物側に凝縮液切りのた
めのひだを設け、受熱ブロックに蒸気用のパイプを取付
け前記凝縮液切りのためのひだより上部まで延ばすとと
もに受熱ブロック側に凝縮液戻り用の通路を設けたこと
を特徴とする。
【0010】このような構成の本発明によれば、蒸気の
行きと凝縮液の戻りを分離し、絶縁物に直接蒸気と凝縮
液を接触させないようにして、絶縁効果を高めることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。なお、以下の図面において、
同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0012】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係るヒートパイプ式冷却器の構成を示す断
面図である。
【0013】同図に示すように、上側ヒートパイプ1a
と、下側ヒートパイプ1bからなるヒートパイプ1を鉛
直に配置し、ヒートパイプ1の途中、即ち上側ヒートパ
イプ1aと下側ヒートパイプ1bとの間に内、外面共ひ
だを有した円筒状の絶縁物2を取付ける。下側ヒートパ
イプ1bは受熱ブロック4に挿入する形で取付ける。ヒ
ートパイプ1bの中には冷媒6例えば絶縁特性を有さな
い純水などの冷媒6を封入しておく。上側ヒートパイプ
1aに、冷却フィン3を順次貫通した形で取付ける。受
熱ブロック4に被冷却物である平形半導体素子(図示せ
ず)を取付け、受熱ブロック4に電気的接続のための端
子5を設ける。
【0014】この実施形態においては、ヒートパイプ1
途中、即ち上側ヒートパイプ1aと下側ヒートパイプ1
bとの間に内、外面共ひだを有した絶縁物2を取付けた
ことにより、受熱ブロック4および端子5に対して、冷
却フィン3および上側ヒートパイプ1aを絶縁すること
ができる。また、絶縁物2の内、外面に形成されたひだ
によりそれぞれ内、外面の縁面距離を長くすることがで
きる。そして、絶縁物2の内面に形成されたひだとひだ
との間には凝縮液である水がつかないので、内面のひだ
により水切りを行うことができる。なお、縁面距離が充
分な場合は、外面のひだはなくてもよい。
【0015】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係るヒートパイプ式冷却器の構成を示す断
面図である。
【0016】この第2の実施形態は、絶縁物の内面に形
成されたひだの長さを不等長としたものである。
【0017】即ち、図2に示すように、絶縁物2の内面
に、例えば長さの異なるひだ11a、ひだ11b、ひだ
11cを形成し、凝縮液である水が短いひだ11cに直
接かからない様に、ひだ11bの方が、ひだ11cよ
り、張り出した形になるように径を決める。
【0018】このような構成とすることにより、内面の
ひだによる水切りを充分に行うことができる。
【0019】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係るヒートパイプ式冷却器の構成を示す断
面図である。
【0020】この第3の実施形態は、絶縁物の内面のひ
だの先端部の箇所における絶縁物の内径を、ヒートパイ
プ1の内径より大きくしたものである。
【0021】即ち、図3に示すように、絶縁物2の内面
のひだの先端部の箇所における絶縁物2の内径φAを、
ヒートパイプ1の内径φBより大きくしている。このよ
うな構成とすることにより、凝縮液である水が、内面の
ひだに直接かからないので、水切りを、充分に行うこと
ができる。
【0022】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
の実施形態に係るヒートパイプ式冷却器の構成を示す断
面図である。
【0023】この第4の実施形態は、絶縁物の内面のひ
だの先端部の箇所における絶縁物の内径を、受熱ブロッ
ク4側と、その反対側とで異なるようにしたものであ
る。
【0024】図3は、受熱ブロック4側の絶縁物2の内
径φCを、その反対側の内径φDより大きくした例であ
る。即ち、上部より凝縮液が落ちてきた際に、受熱ブロ
ック4側(下側)の内径φCは、直接、凝縮液である水
が受熱ブロック4側のひだにかからないような寸法に、
受熱ブロック4側の内径φCとその反対側(上側)の内
径φDの大きさを決めている。このような構成とするこ
とにより、水切りを充分に行うことができる。
【0025】なお、逆に、絶縁物2の受熱ブロック4側
の内径φCより、その反対側(上側)の内径φDを大き
くすることにより、上昇する蒸気が上側のひだにかから
ないようにすることができる。
【0026】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
の実施形態に係るヒートパイプ式冷却器の構成を示す断
面図である。
【0027】この第5の実施形態は、絶縁物より上側に
あるヒートパイプの絶縁物側に、凝縮液切りのためのひ
だを設けたものである。
【0028】即ち、図5に示すように、上側ヒートパイ
プ1aの絶縁物2の側に、折り返し等により形成した水
切り用ひだ12を設ける。水切り用ひだ12の径は、絶
縁物2のひだに凝縮液である水が直接かからないよう
に、絶縁物2のひだの内径より小さい寸法としておく。
【0029】このような構成とすることにより、水切り
を更に充分に行うことができる。
【0030】(第6の実施形態)図6及び図7は、本発
明の第6の実施形態に係るヒートパイプ式冷却器の構成
を示す断面図である。
【0031】この第6の実施形態は、ヒートパイプの絶
縁物側に凝縮液切りのためのひだを設け、受熱ブロック
に蒸気用のパイプを取付け凝縮液切りのためのひだより
上部まで延ばすとともに受熱ブロック側に凝縮液戻り用
の通路を設けて蒸気の行きと凝縮液の戻りを分離したも
のである。
【0032】例えば、図6に示すように、受熱ブロック
4に、蒸気用のパイプ13を取付けるとともに、水のも
どり通路14を設ける。このときパイプ13は、もどり
通路14より径を大きくする又は等しくするものとす
る。そして、ヒートパイプ1aの水切り用ひだ12を貫
通する形でパイプ13を通す。パイプ13と水切り用ひ
だ12のクリアランスは、目的としている耐電圧に必要
な距離を確保するものとする。
【0033】受熱ブロック4を凸状の形にして、図6に
示すように、その中にもどり通路14を設けてもよい
し、図7に示すように、もどり通路を受熱ブロック4の
外側にパイプ15で継ぎ足して構成してもよい。
【0034】この実施形態によれば、蒸気の行きと凝縮
液の戻りを分離し、絶縁物に直接蒸気と凝縮液を接触さ
せないようにして、絶縁効果を高めることができる。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によるヒー
トパイプ式冷却器によれば、冷却効率を低下させること
無く、冷却フィンの絶縁が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の構成を示す断面
図。
【図2】 本発明の第2の実施形態の構成を示す断面
図。
【図3】 本発明の第3の実施形態の構成を示す断面
図。
【図4】 本発明の第4の実施形態の構成を示す断面
図。
【図5】 本発明の第5の実施形態の構成を示す断面
図。
【図6】 本発明の第6の実施形態の構成を示す断面
図。
【図7】 本発明の第6の実施形態の他の構成を示す断
面図。
【図8】 従来のヒートパイプ式冷却器の構成例を示す
断面図。
【図9】 従来のヒートパイプ式冷却器を絶縁して素子
を取付ける場合の例を説明するための図。
【符号の説明】
1…ヒートパイプ 1a…上側ヒートパイプ 1b…下側ヒートパイプ 2…絶縁物 3…冷却フィン 4…受熱ブロック 5…端子 6…冷媒 11a、11b、11c…ひだ 12…水切り用ひだ 13、15…パイプ 14…戻り通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直に設けられたヒートパイプに冷媒を入
    れ、ヒートパイプの下側に受熱ブロックを取付けるとと
    もに上側に冷却用フィンを取付けたヒートパイプ式冷却
    器において、前記ヒートパイプの途中に、少なくとも内
    面にひだを有する絶縁物を挿入したことを特徴とするヒ
    ートパイプ式冷却器。
  2. 【請求項2】前記絶縁物の内面のひだの長さが、不等長
    であることを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプ
    式冷却器。
  3. 【請求項3】前記絶縁物の内面のひだの先端部の箇所に
    おける前記絶縁物の内径を、前記ヒートパイプの内径よ
    り大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のヒート
    パイプ式冷却器。
  4. 【請求項4】前記絶縁物の内面のひだの先端部の箇所に
    おける前記絶縁物の内径を、受熱ブッロク側と、その反
    対側とで、異なるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のヒートパイプ式冷却器。
  5. 【請求項5】前記絶縁物より上側にあるヒートパイプの
    絶縁物側に、凝縮液切りのためのひだを設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のヒートパイプ式冷却器。
  6. 【請求項6】鉛直に設けられたヒートパイプに冷媒を入
    れ冷却用フィンを取付けるとともに、前記ヒートパイプ
    の下側に、少なくとも内面にひだを有する絶縁物を介し
    て受熱ブロックを取付け、前記ヒートパイプの絶縁物側
    に凝縮液切りのためのひだを設け、前記受熱ブロックに
    蒸気用のパイプを取付け前記凝縮液切りのためのひだよ
    り上部まで延ばすとともに前記受熱ブロック側に凝縮液
    戻り用の通路を設けたことを特徴とするヒートパイプ式
    冷却器。
JP2002062906A 2002-03-08 2002-03-08 ヒートパイプ式冷却器 Pending JP2003262481A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2894732A1 (fr) * 2005-12-08 2007-06-15 Valeo Equip Electr Moteur Dispositif de refroidissement a caloduc, notamment pour machine electrique tournante
JP2018169106A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 マツダ株式会社 ヒートパイプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2894732A1 (fr) * 2005-12-08 2007-06-15 Valeo Equip Electr Moteur Dispositif de refroidissement a caloduc, notamment pour machine electrique tournante
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