JP2003261958A - モータグレーダの障害物自動回避装置 - Google Patents

モータグレーダの障害物自動回避装置

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JP2003261958A JP2002063764A JP2002063764A JP2003261958A JP 2003261958 A JP2003261958 A JP 2003261958A JP 2002063764 A JP2002063764 A JP 2002063764A JP 2002063764 A JP2002063764 A JP 2002063764A JP 2003261958 A JP2003261958 A JP 2003261958A
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Yukihisa Sakai
幸尚 坂井
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F9/20Drives; Control devices
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータの心労を軽減できる、障害物との
衝突を回避できる、及び、実用上の効率化施工を図るこ
とができる等の少なくとも一つを達成できるモータグレ
ーダの障害物自動回避装置の提供。 【解決手段】 走行作業中の作業機(1)に衝突する虞の
ある障害物(2)の位置を予め消去自在かつ書き込み自在
に書き込んだディジタルマップ(3a)を備え、別途備えた
GPS(4)からの位置情報を基に車体又は作業機(1)の現
在位置(P1)をディジタルマップ(3a)上に書き込むと共
に、現在位置(P1)を障害物(2)の位置(P2)からの第1所
定距離(L1)と比較し、現在位置(P1)が第1所定距離(L1)
内に入ったとき、作業機(1)の障害物(2)との非衝突所定
姿勢まで、所定動作順序で作業機(1)を駆動させる第1
制御信号(S1)を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータグレーダの
障害物自動回避装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータグレーダは、よく知られたもので
ある。大略説明すれば、車体の前後方向中央部に作業機
なるブレードを備える。また、アタッチメント作業機と
して、例えば後部に粗面成形爪等を着脱自在とされ、前
面にスノウプラウ等を着脱自在とされる。ここに、例え
ばブレードは、油圧モータ及び油圧シリンダ等のアクチ
ュエータの駆動によって垂直軸回り及び前後軸回りの旋
回と、昇降と、左右方向の揺動及びスライドとを自在と
されている。これら作業機(以下、ブレードを例とす
る)により、モータグレーダは、走行しつつ、路面及び
広場等の補修・整地・敷きならし、法面の切取り・仕上
げ、溝の掘削・整形並びに除雪等の精密作業等に従事す
る。ところで、これら作業は殆どが公路上で行われるた
めに、オペレータは、上記作業に対する気遣いは当然と
しても、モータグレーダの歩行者及び他車両等との接触
回避並びに交通ルール尊守に対してより多大な気遣いを
払っている。従って、オペレータは、細心の注意を払っ
ていても、路面又は路肩から突出したキャッツアイ、植
え込みブロック等の障害物は元より、デリネータ及び橋
の欄干等の障害物までも見逃してブレードがこれらに衝
突する虞がある。とりわけ、路面融雪用散水ノズル、橋
梁の路面ジョイント及びマンホールの蓋等は僅かに路面
から上方へと突出しているものが多く、作業機がこれら
障害物に衝突する虞がある。
【0003】そこで、例えば特開平10−38586号
公報には、「DGPS情報で補正された実車のGPS位
置から予め記憶した走路上の複数障害物の各位置までの
距離を演算し、最も近い障害物までの距離が当該障害物
について予め定めた警報距離内であるとき、又は、警報
距離外でも最も近い障害物までの距離がそのときの車速
から見て障害物に対する衝突距離であるとき、オペレー
タが解除ボタンを押すまでは警報を自動的に繰り返し発
する作業車両の障害物警報装置」が記載されている。
尚、警報は警音と、障害物名(例えばマンホール)等の
表示とである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術は、DGPS情報とGPSとを用いて自動警報を発す
るものの、走行経路における障害物の数は非常に多い。
従って、仮にオペレータがその存在を予め知っているも
のがあっても、当該障害物への接近時に警報が鳴り出
し、うるさく感ずる不都合がある。そして、警報を停止
させるには、解除ボタンを押す必要があるが、この操作
の増加分だけオペレータにとっては操作アイテムが増え
ることとなるから、実用上の効率化施工に疑問が残る。
【0005】本発明は、上記従来技術の不都合に鑑み、
オペレータの心労を軽減できる、障害物との衝突を回避
できる、及び、実用上の効率化施工を図ることができる
等の少なくとも一つを達成できるモータグレーダの障害
物自動回避装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明のモータグレーダの障害物
自動回避装置は、第1に、走行作業中の作業機に衝突す
る虞のある障害物の位置を予め消去自在かつ書き込み自
在に書き込んだディジタルマップを備え、別途備えたG
PSからの位置情報を基に車体又は作業機の現在位置を
ディジタルマップ上に書き込むと共に、現在位置を障害
物の位置からの第1所定距離と比較し、現在位置が第1
所定距離内に入ったとき、作業機の障害物との非衝突所
定姿勢まで、所定動作順序で作業機を駆動させる第1制
御信号を出力することとした。
【0007】上記第1構成によれば、モータグレーダは
走行速度を落とすことなく、かつ作業機が障害物と衝突
することなく作業を実施できるために、オペレータの心
労を軽減でき、従って、作業効率が向上する。
【0008】第2に、上記第1構成において、現在位置
が第1所定距離内から出たとき、前記第1制御信号の出
力を停止するのがよい。いつまでも自動制御させるので
はなく、現在位置が第1所定距離内から出たとき直ちに
オペレータによるマニュアル制御に戻すことで、操作自
由度の高い作業を行える。
【0009】第3に、上記第1構成において、現在位置
が第1所定距離内から離脱したとき、前記所定動作順序
とは逆の動作順序で作業機を駆動させる第2制御信号を
出力するのがよい。自動化は作業能率を高めるが、例え
ば橋梁の路面ジョイントではジョイント前後で路面高さ
が異なることがある。かかる場合は、上記第2構成のオ
ペレータによるマニュアル制御に戻す対応が望ましい。
これに対し、マンホールの蓋等では、蓋の前後で路面高
さが異なることは、殆どない。かかる場合に好適に対応
するのがこの第3構成である。
【0010】第4に、上記第1、2又は3構成におい
て、制御信号出力時、別途備えた警報機に警報を発生さ
せる第3制御信号を出力するのが望ましい。例えば雪下
のマンホール蓋等は、除雪後でなければ、その存在はわ
からない。しかるに、作業機は自動回避動作を行うか
ら、オペレータが驚く場合も多々あろう。従って、例え
ば柔らかな警報を鳴らすことが望ましい。警報としては
例えば「前方何mにサイズ何々のマンホール!自動回避
実効!自動回避実効!」等と、音声警報を繰り返す等の
工夫を施すことがより望ましい。
【0011】第5に、上記第1、2又は3構成におい
て、現在位置を第1所定距離よりも長い障害物の位置か
らの第2所定距離と比較し、現在位置が第2所定距離内
に入ったとき、少なくとも第2所定距離から第1所定距
離までの間、別途備えた警報機に警報を発生させる第3
制御信号を出力するようにしてもよい。このようにする
と、作業機の回避動作前に、オペレータは雪下の障害物
の存在と、作業機の自動回避動作とを予め知り、驚くこ
とがない。即ち、交通安全操作への配慮がし易くなる。
【0012】第6に、上記第1、2、3、4又は5構成
において、前記ディジタルマップは、現在位置と障害物
の位置と共に表示器上で表示自在とした。このようにす
ると、オペレータはモータグレーダの障害物への接近状
態を表示器上で視認できる。従って、例えば夜間作業及
び障害物が雪下に有る等、障害物の実物を視認できない
ときでも、表示器を見つつ先を予想しての快適作業を行
える。障害物は表示器において、その名称、サイズ、形
状及び作業機回避動作等を表示するのがよい。
【0013】第7に、上記第1、2、3、4、5又は6
構成において、制御信号を外部から無効化させる無効化
指令入力部を備えることが望ましい。即ち、自動化解除
の割り込み信号を制御装置に与えることが望ましい。こ
のように、オペレータのマニュアル操作に委ねることを
自在とするにより、落石や雪崩等に対する緊急停止及び
緊急加速等の安全作業を達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明に係わるモータ
グレーダの障害物自動回避装置の実施例を、図面を参照
し説明する。
【0015】図1は、モータグレーダの障害物自動回避
装置のブロック図である。モータグレーダG(以下単に
「例機G」とする)は、作業機なるブレード1を備えて
除雪作業に従事しているものとする。ブレード1は、油
圧モータ(不図示)によって垂直軸回りに旋回自在とさ
れ、左右2本の昇降用油圧シリンダ(右側昇降用油圧シ
リンダは不図示)によって昇降自在、かつ前後軸回りに
旋回自在とされると共に、ドローバG1に対する水平揺
動シリンダによって左右方向(紙面垂直方向)へ揺動自
在、かつスライドシリンダ(不図示)によって左右方向
へスライド自在とされている。
【0016】そして、例機Gは、GPS受信アンテナ4
を備えると共に、キャビンG2内に警報機5、表示器
3、無効化指令入力ボタン6及び制御装置10を備え、
これらは電気信号的に接続されている。制御装置10
は、各種コマンド入力部10a及び読み取り・書き込み
装置10bを有する。そして、制御装置10は、その出
力の入力先の一つとして、上記各アクチュエータ(油圧
モータ、左右昇降用油圧シリンダ、水平揺動シリンダ、
スライドシリンダ)の各駆動指令部7に電気信号的に接
続されている。尚、前記「特許請求の範囲」に記載の
「モータグレーダの障害物自動回避装置」は上記「制御
装置10」に対応する。詳しくは次の通り。
【0017】GPS(Global Positioning System)はよ
く知られるところであるから、ここでは周知説明は省略
する。本実施例では、GPS受信アンテナ4からの位置
確定情報は、制御装置10において予め記憶した幾何数
式の関係からブレード1の現在位置P1に変換される。
本発明では、これをGPSによるブレード1の現在位置
P1の確定としている。尚、説明の便宜上、以下、GP
S受信アンテナの符号4をそのままGPSの符号4とす
る。表示器3には、例機Gの走行地域地図(いわゆる
「ディジタルマップ3a」である)が拡縮自在に表示さ
れる。マップ3a上には前記ブレード1の現在位置P1
と、障害物2の位置P2とが表示される。障害物2は走
行作業中の作業機1に衝突する虞のあるものとして予め
制御装置10に入力し記憶し、マップ3a上に表示され
るものである。より具体的には、その入力は、コマンド
入力部10aから直接入力するか、又は、別途入力済み
のCD−ROM等のハードディスク、フロッピデスク、
メモリ素子等の携帯自在の記録媒体10cを読み取り・
書き込み装置10bに挿入され、これら情報を制御装置
10が読み込んで行われる。尚、前者コマンド入力部1
0aとはテンキー、英数字キー等の情報入力キーを含む
概念であり、この入力部10aからの直接入力は、予め
行うテーチング走行を基に行ってもよい。即ち、予定走
路を例機Gで事前走行し、障害物2を発見するごとに、
その位置及び詳細情報を入力する。除雪作業中に新たな
固定的障害物2を発見した場合でも同様である。尚、テ
ーチング走行は、例機Gで行われることのみに限定され
ず、他の自動車及びモータバイク等の自走車両のGPS
を利用し、又は、携帯したGPS装置等を利用して障害
物2を発見するごとにその位置及び詳細情報を記憶し、
その情報を上記読み取り・書き込み装置10b等から制
御装置10に読み込んでも構わない。そして、本実施例
では、例機Gの進行方向で例えば200m以内の障害物
2のみの位置を表示する。尚、画面右側には、コマンド
入力部10aによって消去自在に表示ボックス3bが表
示され、表示ボックス3b内に、各障害物の名称、サイ
ズ、形状及び回避動作等の詳細が、例えば上から順に、
かつ例機Gに対し最近のものから最遠のものの順に文字
表示される。警報機5は、制御装置10の出力指令を受
けてオペレータに対して警告音を発するものである。制
御装置10のコマンド入力部10aは、上記以外にも各
種ある。これらは追って説明する。制御装置10の読み
取り・書き込み装置10bは、前述の通りであり、いわ
ゆるスタンドアロンを達成させる。制御装置10の無効
化指令入力ボタン6は、制御装置10の出力機能を停止
させるものである。つまり、割り込み信号入力源であ
る。即ち、本願発明は、モータグレーダ(例機G)の障
害物自動回避装置であり、自動化であるが、この自動化
を無効化指令入力ボタン6はキャンセルして全ての操作
又は所定の操作をオペレータによるマニュアル操作に切
り換える指令入力部である。アクチュエータ駆動指令部
7とは、間単に言えば、例機Gの不図示の油圧回路操作
弁である。ここに、この油圧回路操作弁にソレノイドを
設け、通常はオペレータからのマニュアル操作指令に基
づき作動して上記各アクチュエータを作動させるが、制
御装置10からの指令を受けると、オペレータからのマ
ニュアル操作指令に優先してソレノイドが作動して上記
各アクチュエータを作動させるものである。
【0018】以下、制御装置10による自動制御動作を
説明する。尚、この動作は、制御プログラムとして制御
装置10に記憶される。もっとも、前記記録媒体10c
に動作プログラムを記憶させておき、制御装置10は読
み取り・書き込み装置10bを介してこれを読み込むよ
うにしてもよい。
【0019】(ステップ1)GPS4からの位置情報を
基にブレード1の現在位置P1を算出する。 (ステップ2)ブレード1の現在位置P1をディジタル
マップ3a上に書き込む。 (ステップ3)ブレード1の現在位置P1を障害物2の
位置P2からの第1所定距離L1と比較する。 (ステップ4)現在位置P1が第1所定距離L1内に入
ったとき、オペレータの操作に係わらず、作業機1の障
害物2との非衝突所定姿勢まで、ブレード1を引き上げ
る第1制御信号S1を出力する。 (ステップ5)ブレード1の現在位置P1を障害物2の
位置P2からの第1所定距離L1と比較する。 (ステップ6)ブレード1の現在位置P1が第1所定距
離L1内から出たとき、第1制御信号S1の出力を停止
する。即ち、オペレータの自在操作に委ねられる。
【0020】上記動作プログラム(ステップ1〜6)に
よれば、ブレード1が障害物2上を衝突することなく通
過するために、障害物2が損傷する不都合がない。また
何よりも、車速が減速しないために、除雪能率を高く維
持できる。また、ブレード1が障害物2上を自動的に通
過するため、オペレータの心労を軽減できる。尚、自動
化は、作業能率上、極めてよいが、例えば橋梁の路面ジ
ョイントではジョイント前後で路面高さが異なることが
ある。かかる場合でも、上記ステップ3で、ブレード1
の現在位置P1が第1所定距離L1内から出たとき、第
1制御信号S1の出力を停止してオペレータによるマニ
ュアル操作に委ねえられるから、ブレード1が路面を削
る等といった不都合も生じない。
【0021】他の実施例を例示列挙する。
【0022】(1)上記GPS4による位置情報を、D
GPS(Differential Global Positioning System、デ
ィファレンシャルGPS、補正測位方式)による補正情
報で補正し、これにより位置検出の高精度化(つまり
「自動制御の高精度化」である)を図ってもよい。DG
PSについては、前記従来技術(特開平10−3858
6号公報)に分かり易く解説してあるが、この従来技術
に記載のFM音声多重式及び中波ビーコン式等の擬似距
離補正方式だけでなく、測位位置補正方式のDGPSで
もよい。また、厳密にはDGPSに含めることに異論は
あるが、KGPS(キネマティックGPS)、PTKG
PS(リアルタイムキネマティックGPS)、ストップ
アンドゴー、リオキュペーション等の多くの搬送波位相
測位方式のDGPSでもよい。また、ロシアが打ち上げ
た衛星によるGPSと、アメリカが打ち上げ衛星による
GPSとの2つの位置情報で補正し合うだけで高精度
(数センチ単位)の位置検出を極めて安価に行うものも
ある。尚、かかる高精度位置検出を行う場合は、上記実
施例のように単にブレード1の昇降だけで障害物2を回
避するのではなく、各アクチュエータに作動検出センサ
(油圧モータには例えばエンコーダ、油圧シリンダには
例えばストロークセンサ等)を装着し、ブレード1の現
在姿勢を演算し、例えばブレード1の右端に障害物2が
衝突する虞のあるときは左昇降シリンダを少し上げ、か
つ右昇降シリンダをより多く上げる、ブレード1を旋回
させる、ドローバG2を作動させる、及び、ブレード1
をスライドさせる等の制御プログラムに基づく回避姿勢
の動作を制御装置10によってサーボ制御させ、これに
より、障害物2との衝突を微妙に回避させると共に、障
害物2回りの除雪残しを極力少なくすることが望まし
い。
【0023】(2)上記実施例のステップ6の「ブレー
ド1の現在位置P1が第1所定距離L1内から出たと
き」に「前記所定動作順序とは逆の動作順序でブレード
1を駆動させる第2制御信号S2を出力する」としても
よい。説明するまでも無く、ブレード1は障害物2との
衝突回避後、自動的に回避前の姿勢に戻り、オペレータ
の負担を軽減する。このようにすると、障害物2が例え
ば前後で路面高さが異なる橋梁の路面ジョイントでな
く、前後で路面高さが異なることの少ないマンホールの
蓋等では、ブレード1が自動的に回避前の姿勢に戻って
も路面を傷つけることがないために、極めて好適だから
である。尚、上記ステップ6の動作プログラム部と、本
代替動作プログラム部とを切り換えるコマンドボタン
(不図示)をオペレータ席の近傍位置に設けておくこと
が望ましい。
【0024】(3)上記各実施例における制御信号出力
時に、警報機5に警報を発生させる第3制御信号S3を
出力してもよい。雪下のマンホール蓋等は除雪後でなけ
ればその存在が分からない。しかるに、例機Gのブレー
ド1が自動上昇するから、オペレータが驚く場合もあ
る。従って、警報を鳴らすことが望ましい。尚、制御装
置10に第1所定距離L1よりも長い障害物2の位置P
2からの第2所定距離L2を予め記憶させておき、制御
装置10で現在位置P1を第2所定距離L2と比較し、
現在位置P1が第2所定距離L2内に入ったとき、前記
第3制御信号S3を、少なくとも第2所定距離L2から
第1所定距離L1までの間、前記警報機5に警報を発生
させる第3制御信号S3として出力するようにしてもよ
い。このようにすると、ブレード1が自動上昇する前
に、オペレータは雪下の障害物の存在と、ブレード1の
自動上昇とを予め知り驚くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置のブロック図である。
【図2】制御装置が司る動作プログラム例のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1:作業機、2:障害物、3:表示器、3a:ディジタ
ルマップ、4:GPS、5:警報機、6:無効化指令入
力部、L1:第1所定距離、L2:第2所定距離、P
1:車体又は作業機の現在位置、P2:障害物の位置、
S1:第1制御信号、S2:第2制御信号、S3:第3
制御信号。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行作業中の作業機(1)に衝突する虞の
    ある障害物(2)の位置を予め消去自在かつ書き込み自在
    に書き込んだディジタルマップ(3a)を備え、別途備えた
    GPS(4)からの位置情報を基に車体又は作業機(1)の現
    在位置(P1)をディジタルマップ(3a)上に書き込むと共
    に、現在位置(P1)を障害物(2)の位置(P2)からの第1所
    定距離(L1)と比較し、現在位置(P1)が第1所定距離(L1)
    内に入ったとき、作業機(1)の障害物(2)との非衝突所定
    姿勢まで、所定動作順序で作業機(1)を駆動させる第1
    制御信号(S1)を出力することを特徴とするモータグレー
    ダの障害物自動回避装置。
  2. 【請求項2】 現在位置(P1)が第1所定距離(L1)内から
    出たとき、前記第1制御信号(S1)の出力を停止すること
    を特徴とする請求項1記載のモータグレーダの障害物自
    動回避装置。
  3. 【請求項3】 現在位置(P1)が第1所定距離(L1)内から
    離脱したとき、前記所定動作順序とは逆の動作順序で作
    業機(1)を駆動させる第2制御信号(S2)を出力すること
    を特徴とする請求項1記載のモータグレーダの障害物自
    動回避装置。
  4. 【請求項4】 制御信号出力時、別途備えた警報機(5)
    に警報を発生させる第3制御信号(S3)を出力することを
    特徴とする請求項1、2又は3記載のモータグレーダの
    障害物自動回避装置。
  5. 【請求項5】 現在位置(P1)を第1所定距離(L1)よりも
    長い障害物(2)の位置(P2)からの第2所定距離(L2)と比
    較し、現在位置(P1)が第2所定距離(L2)内に入ったと
    き、少なくとも第2所定距離(L2)から第1所定距離(L1)
    までの間、別途備えた警報機(5)に警報を発生させる第
    3制御信号(S3)を出力することを特徴とする請求項1、
    2又は3記載のモータグレーダの障害物自動回避装置。
  6. 【請求項6】 前記ディジタルマップ(3a)は、現在位置
    (P1)と障害物(2)の位置(P2)と共に表示器(3)上で表示自
    在とされていることを特徴とする請求項1、2、3、4
    又は5記載のモータグレーダの障害物自動回避装置。
  7. 【請求項7】 制御信号を外部から無効化させる無効化
    指令入力部(6)を備えることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5又は6記載のモータグレーダの障害物自
    動回避装置。
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