JP2003259983A - 料理シート - Google Patents

料理シート

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JP2003259983A
JP2003259983A JP2003048425A JP2003048425A JP2003259983A JP 2003259983 A JP2003259983 A JP 2003259983A JP 2003048425 A JP2003048425 A JP 2003048425A JP 2003048425 A JP2003048425 A JP 2003048425A JP 2003259983 A JP2003259983 A JP 2003259983A
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cooking
cooking sheet
sheet
knob
egg
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Masao Sakai
正雄 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傷つきやすい料理を傷つけることなく形を整
えて美観を保ちながら料理を完成させ、あるいは傷つけ
ることなく移動して盛りつけできるための料理シート及
び料理用具を供すること。焼成されたケーキ等の料理シ
ートの形状に特徴を持たせ、他メーカーとの差別化が図
れる料理シートを供すること。 【解決手段】 熱伝導部である平面部とつまみ部によっ
て構成され、熱伝導部の端を延長してつまみ部を形成
し、つまみ部を持って料理を傷つけることなく形を整
え、あるいは移動させることが出来るようにした料理シ
ートを供する。料理シートの側か料理用具の側に料理シ
ートを料理用具へ取り付け可能とするための取り付け手
段を形成した料理シートあるいは料理用具を供する。上
記、つまみ部を変形するかつまみ部に加飾体を張りつけ
て加飾部とした料理シートを供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は料理シートに関する
ものであり、調理の過程及び終了時に傷つきやすい料理
を傷つけることなく形を整えて美観を保ちながら料理を
完成させ、あるいは傷つけることなく移動して盛りつけ
することを可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、料理シートはケーキ用素地作りの
際に焼き型に張りつくことを防ぎ、剥がれやすくするた
めにケーキ型と同様の形をしたものや、型に合わせて内
部に配置できる平面のものであったり、汚れを防ぐ目的
でフライパンの底に敷いて使用するものであった。
【0003】厚焼きの卵焼きの作り方は、卵は加熱しす
ぎると食味を損なうことから、半熟状体で片側に寄せ、
次々に卵を追加しては最初に加熱したものに巻き付ける
ように量を増やす料理の仕方が一般的である。半熟状体
の卵は柔らかく変形しやすいため、料理べらを使っても
上手につくるにはある程度の熟練が必要であった。
【0004】又、オムレツのように薄い焼き物で具を包
むというような作業では、注意深く扱わないと薄い焼き
物が破れ美観を損なうおそれがあった。料理の過程だけ
でなくできあがった料理品を皿に移動する際にも同様の
危険があった。同様にクレープ生地のような薄い焼き物
ものも柔らかく仕上げようとすると移動の際に破いてし
まう危険があった。これらを防ぐには料理べらの扱いと
焼き加減の判断について習熟するより他に手段がなかっ
た。
【0005】料理シートに関する出願では実開平3−1
23443のごとく蛇腹状の折り目を付けたものが多
い。これらは焼き魚の油や料理の水分を取り去ることを
目的としており、本発明が目的とする料理シートを摘ん
で持ち上げ料理を傷つけることなく変形や移動させるこ
とには役立たない。
【0006】料理シートの中に生地を入れて焼成するケ
ーキは単品で販売された場合、あるいは持ち帰り用の箱
から出された時点でどのメーカーのものもほぼ同一の形
状を呈し、素材や焼成にどのような配慮や労力を費やそ
うとも見かけ上の大きな違いは生じない。独自性を表そ
うとして料理シートに印刷加工をすればコストが上が
り、また、従来のような周囲に折り目を有する円筒状の
料理シートでは印刷加工をしても判別しづらく、自社製
品であることを強力にアピールする手段がなかった。
【0007】実開平4−3068に示された考案のごと
く料理シート全体に色彩を施すことや料理シートの端に
切れ込みを入れて加飾すれば、他メーカー製品との差別
化を図ることも可能であるが、その形状の多様性に限度
がありコストも上がる。盛り上がって焼成されたケーキ
に料理シートの端が食い込んだ場合には、ことさら形状
の独自性を発揮しづらく、人の目を引きつける力は弱い
ものとなる。
【0008】上記の料理シートを使ったケーキは筒状に
なった料理シートの端から盛り上がるように焼成しない
と見栄えが悪い。盛り上がるように焼成すると料理シー
トはケーキに食い込み、ケーキから剥がしづらいという
欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】調理の過程及び終了時
に傷つきやすい料理を傷つけることなく形を整えて美観
を保ちながら料理を完成させ、あるいは傷つけることな
く移動して盛りつけできるための料理シート及び料理用
具を供すること。焼成されたケーキの料理シートを剥が
しやすくすると共に、外観に特徴を持たせ自メーカーの
製品であることを強力にアピールする手段とすることの
出来る料理シートを供すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】柔軟な薄膜状体であっ
て、熱伝導部である平面部とつまみ部によって構成さ
れ、熱伝導部の端を延長してつまみ部を形成し、つまみ
部を持って料理を傷つけることなく形を整え、あるいは
移動させることが出来るようにした料理シートを供す
る。
【0011】上記、熱伝導部の周囲に切れ込みあるいは
折り目を付けた側部を形成し、側部の一部を延長してつ
まみ部とした料理シートを供する。
【0012】前記、料理シートに、これを料理用具へ取
り付け可能とするための取り付け手段Aを形成するか、
取り付け用具と組み合わせた料理シートを供する。
【0013】料理用具に料理シートを取り付けるための
取り付け手段を形成した料理用具を供する。
【0014】前記、つまみ部を変形するかつまみ部に加
飾体を張りつけて加飾部とした料理シートを供する。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。本出願で言う料理用具は
卵焼き器、フライパン等の平底浅鍋を指す。加飾部を有
する料理シートは前記料理用具と組み合わせて使用する
限りではない。
【0016】図1は本発明の基本的な形状を示す実施例
1の斜視図である。熱伝導部1の端を延長してつまみ部
2を形成する。本発明は食蝋や合成樹脂等をしみ込ませ
るか塗布した紙、耐熱性合成樹脂あるいは金属箔によっ
て形成され、料理用具に形状を合わせて成形される。例
えば、角形卵焼き器用はほぼ矩形であり、フライパン用
は円形とする。
【0017】料理、例えばオムレツをつくる際に、つま
み部2を摘んで持ち上げるだけで全体の形を整えること
が出来る。薄焼き卵で具を包み、力を入れて押さえても
破けることがない。薄焼きにした卵やクレープ等の料理
を、つまみ部2を持って料理シートごと移動すれば料理
したものを痛めることがない
【0018】図2は本発明を卵焼き器用に形成した料理
シートの実施例2の斜視図である。平面である熱伝導部
1の周囲を延長し、切れ込みあるいは折り目3を付けて
料理シートの側部4を形成する。料理シートの側部4の
一部を延長し、つまみ部2とする。
【0019】図3は実施例2の使用の状態を示す一部断
面を含む斜視図であり、料理シートを使って、焼き卵5
を卵焼き器6の片側に寄せる作業を示したものである。
つまみ部2をつまんで引き上げ、焼き卵5を折り畳む位
置で熱伝導部1を折り畳む方向に傾ける。切れ込みある
いは折り目3があるため熱伝導部1はどの位置でも曲げ
ることが出来、焼き卵5がどんなに柔らかな場合であっ
ても卵焼き器6の片側に寄せることが出来る。つまみ部
を摘んで引き上げる際に側部4に切れ込みあるいは折り
目3がないと料理シートの側部4が歪み、料理を傷つけ
るか熱伝導部1が自由に曲がらず作業がしづらい。
【0020】焼き卵5を折り畳む場合には卵が流れ出さ
ない程度に加熱する必要があるが、加熱が足らないと従
来の料理ベラを使った方法では卵の形を崩してしまう。
本発明ではつまみ部2を摘んで引き上げると、焼成され
て固まった卵は料理シートからずれること無く柔らかな
部分だけが流れ出す。つまみ部2降ろすと柔らかな卵は
元の位置に戻り、様子を見ながら何度でもやり直せるの
で熟練を要しない。また、つまみ部2を摘んで持ち上げ
る作業だけで形を整える働きをし、形の整った卵焼きが
作成できる。
【0021】図4は卵焼き器用に形状を合わせて形成さ
れた、本発明の料理シート側に取り付け手段A(7A)
を接合した実施例3の拡大図である。取り付け手段A
(7A)は耐熱合成樹脂、金属等で形成され、料理シー
トの側部4に接着し、料理用具の側部8に掛着して使用
する。取り付け手段A(7A)は料理用具ここでは卵焼
き器6の側部8に取り付けるための掛止部9と料理シー
トの側部4に接着するための板状体10によって構成さ
れる。
【0022】図5は図4に示した実施例3の料理シート
を料理用具ここでは卵焼き器6に設置した状態の一部断
面を含む斜視図である。料理シートの側部4を取り付け
手段A(7A)で料理用具の側部8に止めることによ
り、つまみ部2をつまんで引き上げた際に熱伝導部1の
位置が料理用具、ここでは卵焼き器6の底からずれてし
まうことを防ぐ。料理用シートに取り付け手段7Aを形
成しない場合には取り付け用具を別に設け、料理シート
の側部4と料理用具の側部8を挟み付けて固定する。ク
リップ等、物を挟み付けるものであれば料理シートとの
組み合わせで同様の効果が生じる。
【0023】図6は取り付け手段B(7B)を料理用
具、ここでは卵焼き器6の側部8側に設けた実施例4を
示す一部断面を含む斜視図である。取り付け手段B(7
B)を卵焼き器6の側部8の縁に形成した突起物とし、
料理シートをこの料理シートの側部4に開けた穴11に
よって掛止して使用する。効果は前記の実施例3と同様
である。
【0024】図7はケーキ焼成用に成形した本発明、実
施例5の斜視図である。料理シートの側部4の縁が焼成
によって盛り上がったケーキによって覆われても、料理
シートのつまみ部2がケーキから突出するため、このつ
まみ部2を摘んで横に引くことにより容易にケーキから
料理シートを剥がすことが出来る。
【0025】料理シートのつまみ部2を変形して加飾部
12とするか別の加飾体を張りつけて加飾部12とする
ことにより料理シートの形状に特徴を持たせ、他メーカ
ーとの差別化を図ることが出来る。素材や焼成の工夫に
よって出し得た味の特色と形状の特徴が結びつき、顧客
に自メーカーの商品であることを印象付けることが出来
る。単品での販売や包装用のケースから出した状態での
効果が顕著である。
【0026】図8は図1に於けるつまみ部2を変形して
加飾部12とした実施例6の斜視図である。ピザのよう
な平らな料理であっても下から覗いている料理シートに
つまみ部2があり、それが特徴のある加飾部12となっ
ていれば皿に盛った状態でも自メーカーの商品であるこ
とを強くアピールできる。
【0027】
【発明の効果】柔軟な薄膜状体であって、熱伝導部であ
る平面部とつまみ部によって構成され、熱伝導部の端を
延長してつまみ部を形成し、つまみ部を持って料理を傷
つけることなく形を整え、あるいは移動させることが出
来るようにした料理シートであるため次の効果を奏す
る。
【0028】柔らかく傷つきやすい料理であっても、つ
まみ部を摘んで持ち上げることにより、料理を痛めるこ
となく形を整えたり、折り畳んだりすることが出来る。
薄焼き卵で具を包み、力を入れて押さえても破けない。
薄焼きにした卵やクレープ等の料理を、つまみ部2を持
って料理シートごと移動すれば料理したものを痛めるこ
とがない。
【0029】上記、熱伝導部の周囲に切れ込みあるいは
折り目を付けた側部を形成し、側部の一部を延長してつ
まみ部とした料理シートであるため次の効果を奏する。
【0030】料理シートの側部に切れ目あるいは折り目
を付けることにより熱伝導部をどの位置でも曲げること
が出来るようになる。卵焼きの場合、焼き卵がどんなに
柔らかな場合であっても卵焼き器の片側に寄せることが
出来る。つまみ部を摘んで持ち上げることにより、流れ
具合を確かめて折り返しの時期を確かめることが出来
る。つまみ部を摘んで持ち上げるだけで形を整えること
が出来る。
【0031】料理シートをケーキ用とした場合、料理シ
ート側部の縁が焼成によって盛り上がったケーキによっ
て覆われても、料理シートのつまみ部がケーキから突出
するため容易にケーキから料理シートを剥がすことが出
来る。
【0032】本発明は料理シートに、これを料理用具へ
取り付け可能とするための取り付け手段を形成するか、
取り付け用具と組み合わせた料理シートであるため次の
効果を奏する。
【0033】料理の過程でつまみ部を摘んで持ち上げた
際に、料理シートの熱伝導部が鍋の底からずれてしまう
ことを防ぐことが出来る。
【0034】本発明は料理用具の側に料理シートを取り
付けるための取り付け手段を形成した料理用具であるた
め、次の効果を奏する。
【0035】料理の過程でつまみ部を摘んで持ち上げた
際に、料理シートの熱伝導部が鍋の底からずれてしまう
ことを防ぐことが出来る。
【0036】本発明は前記、つまみ部を変形するかつま
み部に加飾体を張りつけて加飾部とした料理シートであ
るため、次の効果を奏する。
【0037】料理シートの形状に特徴を持たせ、他メー
カー商品との差別化を図ることが出来る。素材や焼成の
工夫によって出し得た味の特色と料理シートの形状の特
徴が結びつき、顧客に自メーカーの商品であることを印
象付けることが出来る。単品での販売や包装用のケース
から出した状態での効果が顕著である。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の全体の形状を示す斜視図である。
【図2】実施形態2の全体の形状を示す斜視図である。
【図3】実施形態2の使用状態を示す一部断面を含む斜
視図である。
【図4】実施形態3の斜視図による部分拡大図である。
【図5】実施形態3の設置の状態を示す一部断面を含む
斜視図である。
【図6】実施形態4に於ける料理用具への取り付け状態
を示す一部断面を含む斜視図である。
【図7】実施形態5の全体の形状を示す斜視図である。
【図8】実施形態6の全体の形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 熱伝導部 2 つまみ部 3 切れ込みあるいは折り目 4 料理シートの側部側部 5 焼き卵 6 卵焼き器 7 取り付け手段 7A 取り付け手段A 7B 取り付け手段B 8 料理用具(卵焼き器)の側部 9 掛止部 10 板状体 11 穴 12 加飾部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年3月12日(2003.3.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 料理シート、及び料理用具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は料理シートに関する
ものであり、調理の過程及び終了時に傷つきやすい料理
を傷つけることなく形を整えて美観を保ちながら料理を
完成させ、あるいは傷つけることなく移動して盛りつけ
することを可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、料理シートはケーキ用素地作りの
際に焼き型に張りつくことを防ぎ、剥がれやすくするた
めにケーキ型と同様の形をしたものや、型に合わせて内
部に配置できる平面のものであったり、汚れを防ぐ目的
でフライパンの底に敷いて使用するものであった。
【0003】厚焼きの卵焼きの作り方は、卵は加熱しす
ぎると食味を損なうことから、半熟状体で片側に寄せ、
次々に卵を追加しては最初に加熱したものに巻き付ける
ように量を増やす料理の仕方が一般的である。半熟状体
の卵は柔らかく変形しやすいため、料理べらを使っても
上手につくるにはある程度の熟練が必要であった。
【0004】又、オムレツのように薄い焼き物で具を包
むというような作業では、注意深く扱わないと薄い焼き
物が破れ美観を損なうおそれがあった。料理の過程だけ
でなくできあがった料理品を皿に移動する際にも同様の
危険があった。同様にクレープ生地のような薄い焼き物
ものも柔らかく仕上げようとすると移動の際に破いてし
まう危険があった。これらを防ぐには料理べらの扱いと
焼き加減の判断について習熟するより他に手段がなかっ
た。
【0005】料理シートに関する出願では実開平3−1
23443のごとく蛇腹状の折り目を付けたものが多
い。これらは焼き魚の油や料理の水分を取り去ることを
目的としており、本発明が目的とする料理シートを摘ん
で持ち上げ料理を傷つけることなく変形や移動させるこ
とには役立たない。
【0006】料理シートの中に生地を入れて焼成するケ
ーキは単品で販売された場合、あるいは持ち帰り用の箱
から出された時点でどのメーカーのものもほぼ同一の形
状を呈し、素材や焼成にどのような配慮や労力を費やそ
うとも見かけ上の大きな違いは生じない。独自性を表そ
うとして料理シートに印刷加工をすればコストが上が
り、また、従来のような周囲に折り目を有する円筒状の
料理シートでは印刷加工をしても判別しづらく、自社製
品であることを強力にアピールする手段がなかった。
【0007】実開平4−3068に示された考案のごと
く料理シート全体に色彩を施すことや料理シートの端に
切れ込みを入れて加飾すれば、他メーカー製品との差別
化を図ることも可能であるが、その形状の多様性に限度
がありコストも上がる。盛り上がって焼成されたケーキ
に料理シートの端が食い込んだ場合には、ことさら形状
の独自性を発揮しづらく、人の目を引きつける力は弱い
ものとなる。
【0008】上記の料理シートを使ったケーキは筒状に
なった料理シートの端から盛り上がるように焼成しない
と見栄えが悪い。盛り上がるように焼成すると料理シー
トはケーキに食い込み、ケーキから剥がしづらいという
欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】調理の過程及び終了時
に傷つきやすい料理を傷つけることなく形を整えて美観
を保ちながら料理を完成させ、あるいは傷つけることな
く移動して盛りつけできるための料理シート及び料理用
具を供すること。焼成されたケーキの料理シートを剥が
しやすくすると共に、外観に特徴を持たせ自メーカーの
製品であることを強力にアピールする手段とすることの
出来る料理シートを供すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】柔軟な薄膜状体であっ
て、平面部とつまみ部によって構成され、平面部の端を
延長して突出させることでつまみ部を形成し、つまみ部
を摘み持つことで裁置されているか焼成に使用された調
理物から剥離あるいは分離しやすくした料理シートを供
する。。
【0011】前記、つまみ部を加飾部とするかつまみ部
に加飾体を張りつけて加飾部とした料理シートを供す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。本出願で言う料理用具は
卵焼き器、フライパン等の平底浅鍋を指す。加飾部を有
する料理シートは前記料理用具と組み合わせて使用する
限りではない。
【0013】図1は本発明の基本的な形状を示す実施例
1の斜視図である。熱伝導部1の端を延長してつまみ部
2を形成する。本発明は食蝋や合成樹脂等をしみ込ませ
るか塗布した紙、耐熱性合成樹脂あるいは金属箔によっ
て形成され、料理用具に形状を合わせて成形される。例
えば、角形卵焼き器用はほぼ矩形であり、フライパン用
は円形とする。
【0014】料理、例えばオムレツをつくる際に、つま
み部2を摘んで持ち上げるだけで全体の形を整えること
が出来る。薄焼き卵で具を包み、力を入れて押さえても
破けることがない。薄焼きにした卵やクレープ等の料理
を、つまみ部2を持って料理シートごと移動すれば料理
したものを痛めることがない
【0015】図2は本発明を卵焼き器用に形成した料理
シートの実施例2の斜視図である。平面である熱伝導部
1の周囲を延長し、切れ込みあるいは折り目3を付けて
料理シートの側部4を形成する。料理シートの側部4の
一部を延長し、つまみ部2とする。
【0016】図3は実施例2の使用の状態を示す一部断
面を含む斜視図であり、料理シートを使って、焼き卵5
を卵焼き器6の片側に寄せる作業を示したものである。
つまみ部2をつまんで引き上げ、焼き卵5を折り畳む位
置で熱伝導部1を折り畳む方向に傾ける。切れ込みある
いは折り目3があるため熱伝導部1はどの位置でも曲げ
ることが出来、焼き卵5がどんなに柔らかな場合であっ
ても卵焼き器6の片側に寄せることが出来る。つまみ部
を摘んで引き上げる際に側部4に切れ込みあるいは折り
目3がないと料理シートの側部4が歪み、料理を傷つけ
るか熱伝導部1が自由に曲がらず作業がしづらい。
【0017】焼き卵5を折り畳む場合には卵が流れ出さ
ない程度に加熱する必要があるが、加熱が足らないと従
来の料理ベラを使った方法では卵の形を崩してしまう。
本発明ではつまみ部2を摘んで引き上げると、焼成され
て固まった卵は料理シートからずれること無く柔らかな
部分だけが流れ出す。つまみ部2降ろすと柔らかな卵は
元の位置に戻り、様子を見ながら何度でもやり直せるの
で熟練を要しない。また、つまみ部2を摘んで持ち上げ
る作業だけで形を整える働きをし、形の整った卵焼きが
作成できる。
【0018】図4は卵焼き器用に形状を合わせて形成さ
れた、本発明の料理シート側に取り付け手段A(7A)
を接合した実施例3の拡大図である。取り付け手段A
(7A)は耐熱合成樹脂、金属等で形成され、料理シー
トの側部4に接着し、料理用具の側部8に掛着して使用
する。取り付け手段A(7A)は料理用具ここでは卵焼
き器6の側部8に取り付けるための掛止部9と料理シー
トの側部4に接着するための板状体10によって構成さ
れる。
【0019】図5は図4に示した実施例3の料理シート
を料理用具ここでは卵焼き器6に設置した状態の一部断
面を含む斜視図である。料理シートの側部4を取り付け
手段A(7A)で料理用具の側部8に止めることによ
り、つまみ部2をつまんで引き上げた際に熱伝導部1の
位置が料理用具、ここでは卵焼き器6の底からずれてし
まうことを防ぐ。料理用シートに取り付け手段7Aを形
成しない場合には取り付け用具を別に設け、料理シート
の側部4と料理用具の側部8を挟み付けて固定する。ク
リップ等、物を挟み付けるものであれば料理シートとの
組み合わせで同様の効果が生じる。
【0020】図6は取り付け手段B(7B)を料理用
具、ここでは卵焼き器6の側部8側に設けた実施例4を
示す一部断面を含む斜視図である。取り付け手段B(7
B)を卵焼き器6の側部8の縁に形成した突起物とし、
料理シートをこの料理シートの側部4に開けた穴11に
よって掛止して使用する。効果は前記の実施例3と同様
である。
【0021】図7はケーキ焼成用に成形した本発明、実
施例5の斜視図である。料理シートの側部4の縁が焼成
によって盛り上がったケーキによって覆われても、料理
シートのつまみ部2がケーキから突出するため、このつ
まみ部2を摘んで横に引くことにより容易にケーキから
料理シートを剥がすことが出来る。
【0022】料理シートのつまみ部2を変形して加飾部
12とするか別の加飾体を張りつけて加飾部12とする
ことにより料理シートの形状に特徴を持たせ、他メーカ
ーとの差別化を図ることが出来る。素材や焼成の工夫に
よって出し得た味の特色と形状の特徴が結びつき、顧客
に自メーカーの商品であることを印象付けることが出来
る。単品での販売や包装用のケースから出した状態での
効果が顕著である。
【0023】図8は図1に於けるつまみ部2を変形して
加飾部12とした実施例6の斜視図である。ピザのよう
な平らな料理であっても下から覗いている料理シートに
つまみ部2があり、それが特徴のある加飾部12となっ
ていれば皿に盛った状態でも自メーカーの商品であるこ
とを強くアピールできる。
【0024】
【発明の効果】柔軟な薄膜状体であって、平面部とつま
み部によって構成され、平面部の端を延長して突出させ
ることでつまみ部を形成し、つまみ部を摘み持つことで
裁置されているか焼成に使用された調理物から剥離ある
いは分離しやすくした料理シートであるため次の効果を
奏する。
【0025】料理シートをケーキ用とした場合、料理シ
ート側部の縁が焼成によって盛り上がったケーキによっ
て覆われても、料理シートのつまみ部がケーキから突出
するため容易にケーキから料理シートを剥がすことが出
来る。
【0026】
【0027】前記、つまみ部を加飾部とするかつまみ部
に加飾体を張りつけて加飾部とした請求項1に記載する
料理シートであるため、次の効果を奏する。
【0028】料理シートの形状に特徴を持たせ、他メー
カー商品との差別化を図ることが出来る。素材や焼成の
工夫によって出し得た味の特色と料理シートの形状の特
徴が結びつき、顧客に自メーカーの商品であることを印
象付けることが出来る。単品での販売や包装用のケース
から出した状態での効果が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の全体の形状を示す斜視図である。
【図2】実施形態2の全体の形状を示す斜視図である。
【図3】実施形態2の使用状態を示す一部断面を含む斜
視図である。
【図4】実施形態3の斜視図による部分拡大図である。
【図5】実施形態3の設置の状態を示す一部断面を含む
斜視図である。
【図6】実施形態4に於ける料理用具への取り付け状態
を示す一部断面を含む斜視図である。
【図7】実施形態5の全体の形状を示す斜視図である。
【図8】実施形態6の全体の形状を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 熱伝導部 2 つまみ部 3 切れ込みあるいは折り目 4 料理シートの側部側部 5 焼き卵 6 卵焼き器 7 取り付け手段 7A 取り付け手段A 7B 取り付け手段B 8 料理用具(卵焼き器)の側部 9 掛止部 10 板状体 11 穴 12 加飾部 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年6月24日(2003.6.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 料理シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な薄膜状体であって、熱伝導部であ
    る平面部とつまみ部によって構成され、熱伝導部の端を
    延長してつまみ部を形成し、つまみ部を持って料理を傷
    つけることなく形を整え、あるいは移動させることが出
    来るようにした料理シート。
  2. 【請求項2】 上記、熱伝導部の周囲に切れ込みあるい
    は折り目を付けた側部を形成し、側部の一部を延長して
    つまみ部とした請求項1に記載した料理シート。
  3. 【請求項3】 前記、料理シートに、これを料理用具へ
    取り付け可能とするための取り付け手段を形成するか、
    取り付け用具と組み合わせた請求項1、2に記載する料
    理シート。
  4. 【請求項4】 料理用具の側に請求項1と2に記載した
    料理シートを取り付けるための取り付け手段を形成した
    料理用具。
  5. 【請求項5】 前記、つまみ部を変形するかつまみ部に
    加飾体を張りつけて加飾部とした請求項1と2に記載す
    る料理シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010536476A (ja) * 2007-08-24 2010-12-02 レストラン テクノロジー インコーポレイテッド 薄膜調理および食品搬送装置および方法
JP2013039180A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Mitsubishi Alum Co Ltd 加熱調理器具用防汚マット
JP2016101527A (ja) * 2016-01-29 2016-06-02 トップ産業株式会社 ドラム式洗濯機用使い捨てフィルタ

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