JP2003258803A - 通信コネクタ - Google Patents

通信コネクタ

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JP2003258803A
JP2003258803A JP2002051501A JP2002051501A JP2003258803A JP 2003258803 A JP2003258803 A JP 2003258803A JP 2002051501 A JP2002051501 A JP 2002051501A JP 2002051501 A JP2002051501 A JP 2002051501A JP 2003258803 A JP2003258803 A JP 2003258803A
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Shigenori Watanabe
茂徳 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394規格に準拠した機器間光通
信機能を備えた通信コネクタを各種機器に搭載可能な標
準部品として提供する。 【解決手段】 通信コネクタ(100)は、機器間光通
信を行うための第1および第2の光電変換回路部(11
0,120)と、第1および第2の光電変換回路部(1
10,120)を介してIEEE1394規格に準拠し
た機器間光通信を行うべく、IEEE1394規格に準
拠した物理層、リンク層またはトランザクション層等の
信号処理を行う通信回路部(130)とを、一つの電磁
シールド筐体(140)内に収納して構成される。IE
EE1394規格に準拠した機器間光通信機能を備えて
いるので、各種機器の機器間光通信用の標準部品として
通信コネクタ(100)を使用することにより、IEE
E1394規格に準拠した機器間光通信機能を有する機
器を容易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各機器をノードと
して複数の機器を相互接続するべく当該各機器に搭載さ
れる通信コネクタに関し、より詳細には、IEEE13
94規格に準拠した機器間光通信を可能にするための通
信コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の車両に、CD(即ち、
Compact Disc)、DVD(即ち、Digital Versatile Di
sc)、メモリカード、等の各種メディア再生用プレーヤ
やナビゲーション装置など、様々な電子情報機器が搭載
されるようになったことに伴い、車両内で扱われる情報
量が大幅に増加した。これに伴い、ワイヤハーネス数の
増加や線路長増大、電磁雑音対策等の問題が浮上してい
る。これらの問題の解決策として、信号の多重化、接続
機器のネットワーク化、光通信化、等の要求があり、こ
れらの要求を全て満たす規格の一候補として、IEEE
1394規格がある。
【0003】IEEE1394規格は、データ転送速度
が最高で400Mbpsと他の通信規格と比較しても高速で
あり、動画などのマルチメディアデータの伝送用として
好適である。このIEEE1394規格は、例えば、デ
ジタルビデオカメラ間で画像データや音声データを転送
するiLink(DV(即ち、Digital Video))端子
として実用化されている。IEEE1394規格には電
気通信規格と光通信規格とがあり、光通信の方が電気通
信よりも耐雑音性や軽量化において優位であるため、光
仕様のものが車載ネットワークとして普及していくと考
えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、IEE
E1394規格に準拠した機器を開発する場合、物理
層、リンク層、トランザクション層、シリアルバスマネ
ージメントについてIEEE1394規格を十分に理解
し、各層用のICチップ(以下、単に“チップ”と称
す)等の部品を入手し、それぞれのチップのマニュアル
を読み、理解し、チップに備わっていない規格部分につ
いてはプログラミングによって補い、回路を設計し、組
み立て、動作させ、電磁ノイズ源を特定し、その対策を
講じる、といった膨大な工数が要求される。
【0005】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、IEEE1394規格に準拠した機器間光通信機能
を備えた通信コネクタを各種機器に搭載可能な標準部品
として提供することにより、IEEE1394規格に準
拠した各種機器の開発工数を削減でき、容易に機器開発
を行え、これまでIEEE1394規格に準拠していな
かった機器をIEEE1394規格に準拠した機器に容
易に設計変更でき、そして更に、電磁ノイズ対策工程に
かかる労力を軽減できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明にかかる通信コネクタは、各々の機器をノー
ドとして複数の機器を相互接続するべく当該各機器に搭
載される通信コネクタであって、機器間光通信を行うた
めの光電変換回路部と、当該光電変換回路部を介してI
EEE1394規格に準拠した機器間光通信を行うべ
く、IEEE1394規格に準拠した物理層、リンク層
またはトランザクション層等の信号処理を行う通信回路
部とを、一つの電磁シールド筐体内に収納して構成され
るものである。
【0007】通信回路部は、IEEE1394規格に準
拠した物理層、リンク層またはトランザクション層等の
ために高速な信号処理を行う信号処理回路部として働
く。尚、光電変換回路部から物理層までのシリアル信号
が最も高速でクリティカルであり、物理層より上位のリ
ンク層およびトランザクション層は、パラレル信号に変
換後のデータを取り扱うため、比較的低速である。従っ
て、本発明の通信コネクタ内には少なくとも物理層が設
けられる。
【0008】上記のように構成された本発明の通信コネ
クタは、IEEE1394規格に準拠した機器間光通信
機能を備えているので、IEEE1394規格に準拠し
た機器を開発したり、IEEE1394規格に準拠した
機器に設計変更したりする場合に、当該機器の機器間光
通信用の部品として本発明の通信コネクタを使用するこ
とにより、IEEE1394規格を考慮する必要がある
部分の回路設計工程および電磁ノイズ対策工程にかかる
労力を軽減できる。従って、IEEE1394規格に準
拠した機器開発を容易に行え、そして更に、これまでI
EEE1394規格に準拠していなかった機器をIEE
E1394規格に準拠した機器に容易に設計変更でき
る。
【0009】本発明の通信コネクタにおいて、前記電磁
シールド筐体内部で更に前記光電変換回路部を電磁シー
ルド処理しておくことが望ましい。光伝送路と信号の受
け渡しを行う光電変換回路部を電磁シールド筐体内部で
更に電磁シールド処理しておくことにより、極めて低ノ
イズの機器間光通信を実現できる。
【0010】以上、本発明について簡潔に説明した。更
に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を
参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確
化されるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る好適な実施形
態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明に係る
通信コネクタの構成例を示すブロック図である。通信コ
ネクタ100は、第1および第2の光電変換回路部11
0,120と、通信回路部130とを、一つの電磁シー
ルド筐体140内に収納して構成されている。また、第
1および第2の光電変換回路部110,120は、シー
ルド部材150によって更に各々が電磁シールド処理さ
れている。電磁シールド筐体140およびシールド部材
150を構成する材料としては、例えば、金属、複数種
の金属の合金、磁性体、微小金属片と合成樹脂とのコン
ポジット材、磁性粉と合成樹脂とのコンポジット材、IT
O(即ち、インジウムと錫の酸化物)を用いた部材、等
が挙げられるが、各回路から放射される不要な電磁ノイ
ズの発振周波数およびパワーや求められる製品仕様に応
じて電磁シールド筐体140およびシールド部材150
の材料は適宜選定されるべきである。また、電磁シール
ド筐体140は、その形態として例えば箱状のもの等が
挙げられ、一方、シールド部材150は、その形態とし
て例えば箱状のもの、覆い被せることのできるシート状
のもの、等が挙げられる。尚、電磁シールド筐体140
およびシールド部材150は基板155のグランドパタ
ーン(不図示)に電気的に接続されている。
【0012】電磁シールド筐体140の一方の端部に
は、光ファイバ160を着脱可能に接続するための2つ
の光端子170A,170Bと、電気ケーブル(不図示)
を着脱可能に接続するため電気端子(例えば、DV端子
等)180が設けられている。各光ファイバ160は、
プラスチック光ファイバ(即ち、POF)からなる2つ
の光伝送路161,162を有している。電磁シールド
筐体140の他方の端部には、この通信コネクタ100
が搭載される各種機器の内部回路とのインタフェースで
あるアイソクロナス転送用インタフェース(即ち、Isoc
hronous I/F)171、およびホスト用兼非同期転送
用インタフェース(即ち、Host I/F)173が設け
られている。図中の符号(矢印)1はアイソクロナス信
号、符号(矢印)2は非同期信号、符号(矢印)3はホ
スト・インタフェース信号を示している。
【0013】第1および第2の光電変換回路部110,
120は、機器間光通信を行うためのシリアル信号処理
ブロックであり、それぞれ、フォトダイオード151、
LED152およびLEDドライバ153を備えてい
る。光電変換回路部110,120には、光端子170
A,170Bを介して光ファイバ160がそれぞれ接続さ
れる。
【0014】フォトダイオード151は、光ファイバ1
60の一方の光伝送路161を通して送られて来た光信
号を受信し、電気信号に変換して通信回路部130に出
力する受光デバイスである。LED152は、電気信号
を光信号に変換し光ファイバ160の他方の光伝送路1
62を通して外部機器に送信する発光デバイスである。
LED152は、LEDドライバ153によって制御さ
れる。LEDドライバ153は、通信回路部130から
の制御信号に従ってLED152を駆動する。
【0015】通信回路部130は、第1および第2の光
電変換回路部110,120を介してIEEE1394
規格に準拠した機器間光通信を行うべく、IEEE13
94規格に準拠した物理層、リンク層およびトランザク
ション層の処理を行う通信制御ブロックである。具体的
に、通信回路部130は、物理層チップ131、リンク
層チップ132およびトランザクション層チップ133
を有しており、物理層チップ131、リンク層チップ1
32およびトランザクション層チップ133は同一基板
135上にマウントされて当該基板135上で相互に電
気的に接続されている。但し、ここでは物理層チップ1
31、リンク層チップ132およびトランザクション層
チップ133を概念的に記述しており、それぞれのブロ
ックを図1において独立させてはいるが、例えば、リン
ク層チップ132内にトランザクション層チップ133
を設けてもよい。
【0016】物理層チップ131は、3つのポートA,
B,Cを有している。そのうちの2つのポートA,Bは光
通信用ポートであり、その他のポートCは電気通信用ポ
ートである。ポートAは第1の光電変換回路部110
に、ポートBは第2の光電変換回路部120にそれぞれ
接続されている。ポートCは電気端子180に接続され
ている。
【0017】ここで、転送方式について説明する。アイ
ソクロナス転送は、一定周期(125μs)毎にデータをやり
取りする転送方式である。アイソクロナス転送のパケッ
トのフォーマットには、転送先のIDは付与されておら
ず、チャネル番号が付与されている。転送を開始する
際、各ノード(即ち、各機器)はアイソクロナスリソー
スマネージャから自分が使用するチャネル番号と帯域幅
を取得する。そして、受信側と送信側とが互いに、取得
したチャネル番号で送受信するように相手に命令するこ
とにより転送が行われる。
【0018】非同期転送は、任意の時間帯にデータを送
受信する転送方式である。非同期転送では、他ノードの
メモリやレジスタに対して、書き込み、読み込み、ロッ
クを行うことができる。自分宛のパケットを受信した場
合、各ノードは送信側に認識信号(即ち、所謂ACK信号)
を返す。認識信号はコード化されており、完了、保留、
ビジー、エラーなどを表現できる。アイソクロナス転送
に比べリアルタイム性は保証されないが確実にデータを
送受信することができる。
【0019】図2は図1に示す通信コネクタ100を搭
載した機器の構成例を示すブロック図である。図2に示
す機器200は機器筐体201を備えており、この機器
筐体201内には、図1に示す通信コネクタ100がア
イソクロナスパケット生成・解読モジュール210、コ
ントローラ220およびアプリケーション機能部230
と共に搭載されている。
【0020】アイソクロナスパケット生成・解読モジュ
ール210は、アイソクロナス転送用インタフェース1
71を介して、通信コネクタ100のリンク層チップ1
32とアイソクロナス転送によって大容量データを送受
信する。アイソクロナスパケット生成・解読モジュール
210は、機器によってパケット生成部とパケット解読
部の一方のみ有する場合もある。
【0021】コントローラ220は、ホスト用兼非同期
転送用インタフェース173を介して、リンク層チップ
132の各種設定およびトランザクション層チップ13
3と非同期通信を行う。コントローラ220は、機器2
00の動作を統括制御する制御ブロックでもあり、シス
テム制御線によってアイソクロナスパケット生成・解読
モジュール210およびアプリケーション機能部230
と相互に制御および応答可能に接続されている。コント
ローラ220の内部構成は様々であり、アプリケーショ
ン機能部230の機能によって異なった構成となる。
【0022】アプリケーション機能部230には、開発
しようとする機器200の機能によって、例えば、CD
プレーヤ機能部、DVDプレーヤ機能部、ナビゲーショ
ン機能部、等、種々のものが適用される。例えば、機器
200がCDプレーヤであれば、CDプレーヤ機能部が
アプリケーション機能部230となる。そして、そのC
Dプレーヤは、通信コネクタ100を搭載しているた
め、IEEE1394規格に準拠した機器間光通信機能
を備えたものとなる。
【0023】アプリケーション機能部230が再生・停
止などのコマンドを他の機器とやり取りする場合、この
信号はコントローラ220およびホスト用兼非同期転送
用インタフェース173を介して非同期通信により送受
信される。また、大容量の静止画像データなどは、アプ
リケーション機能部230からホスト用兼非同期転送用
インタフェース173を介して非同期通信により送受信
される。一方、音声データや動画データなどは、アプリ
ケーション機能部230からアイソクロナスパケット生
成・解読モジュール210を介してアイソクロナス通信
により送受信される。
【0024】上記のように構成された機器200は、I
EEE1394規格に準拠した他の機器と光ファイバ1
60を介して接続することにより、機器間光通信を行う
ことができる。その際、送信側機器は、送信したいデー
タを、通信コネクタ100内の通信回路部130にてI
EEE1394規格のデータに変換し、第1および第2
の光電変換回路部110,120に渡す。第1および第
2の光電変換回路部110,120は、受け取ったデー
タを光信号に変換し、光ファイバ160を通して他の機
器へ送信する。
【0025】受信側機器の通信コネクタ100は、光フ
ァイバ160を通して他の機器から送られてきた光信号
を第1および第2の光電変換回路部110,120で受
信する。第1および第2の光電変換回路部110,12
0は、受信した光信号を電気信号に変換して通信回路部
130に渡す。通信回路部130は、第1および第2の
光電変換回路部110,120からの信号(即ち、シリ
アル信号)をデコードし、パラレル信号に変換すること
により信号速度を落とし、比較的低速になったパラレル
信号をアイソクロナスパケット生成・解読モジュール2
10、コントローラ220などへ渡す。これにより受信
側機器は目的のデータを得ることができる。
【0026】図3は図2で例示した機器を複数設けて、
それらを相互に接続させた相互接続形態例を示すブロッ
ク図である。尚、この相互接続形態例では、自動車等の
車両に設けられている複数の機器を例として挙げ、これ
らの機器にそれぞれ通信コネクタ100を搭載し且つ相
互に接続させた例が示されている。図3に示す各機器、
即ち、CDプレーヤ301、DVDプレーヤ302、ナ
ビゲーションユニット303、CDチェンジャ304、
ディスプレイ305およびアンプ306は、それぞれ、
図1に示した本発明の通信コネクタ100を搭載してい
る。そして、相隣接する機器同士の光端子170Aと光
端子170Bとを光ファイバ160で接続することによ
り、機器301〜306がディジーチェーン接続されて
いる。図示していないが、電気端子180を使用すれ
ば、IEEE1394規格に準拠した機器間電気通信機
能を備えた他の機器とこれらの機器301〜306を電
気ケーブルを介して接続することもできる。
【0027】各機器301〜306は、コントローラ2
20によって、バスを管理し、各機器301〜306の
データが最適に送受信されるように通信コネクタ10
0、アイソクロナスパケット生成・解読モジュール21
0およびアプリケーション機能部230を管理する。そ
して、各機器301〜306は、アイソクロナス転送と
非同期転送とをデータによって使い分けつつ、通信コネ
クタ100によりIEEE1394規格に準拠した機器
間光通信を行う。
【0028】CDプレーヤ301の音楽データ、DVD
プレーヤ302の画像データおよび音声データ、ナビゲ
ーションユニット303の地図データおよび音声データ
などのソースデータ4は、リアルタイム性が保証される
転送方式で送信される必要があるので、アイソクロナス
転送を用いて転送される。これらのソースデータ4は、
ディスプレイ305やアンプ306などから出力され
る。これに対し、外部からの文字情報や静止画像データ
など、リアルタイム性に対する要求は比較的緩くても確
実に全てのデータ転送が必要な場合は非同期転送が用い
られる。CDプレーヤ301からCDチェンジャ304
へのコントロール信号等も、ホスト用兼非同期転送用イ
ンタフェース173を介してリンク層チップ132へ送
られ、非同期信号として送信される。
【0029】上記の実施の形態のように、本発明に係る
通信コネクタ100を各種機器の機器間光通信用の部品
として使用することにより、IEEE1394規格に準
拠した機器間光通信機能を有する各種機器を容易に製造
することができる。
【0030】また、上記実施の形態の通信コネクタ10
0は、電磁シールド筐体140で全体をシールドし、更
に高速シリアル通信部である第1および第2の光電変換
回路部110,120を各々シールド部材150でシー
ルドしてあるので、万全の電磁ノイズ対策済みの部品で
あるといえる。したがって、この通信コネクタ100を
各種機器の機器間光通信用の部品として使用することに
より、この部分に関する電磁ノイズ対策のための設計や
試験の負担を軽減することができる。
【0031】また、上記実施の形態の通信コネクタ10
0は、能動的構成要素として、第1および第2の光電変
換回路部110,120と、通信回路部130のみを備
えているので、通信コネクタ100とともに各種機器に
搭載されるアプリケーション機能部230の特性によら
ず使用でき、汎用性が高い。
【0032】これに対し、仮にアプリケーション機能部
を制御できるCPUを通信コネクタに搭載し、これを標
準部品として各機器に搭載した場合、各機器のアプリケ
ーション機能部の機能は通信コネクタ内のCPU負荷に
よって制約されることになる。エンタテインメント系の
機器では、アプリケーション機能部により要求されるC
PU負荷、機能は多岐にわたるため、機器に応じて通信
コネクタを用意しなければならなくなる。また仮に、通
信コネクタ内のCPUを通信専用とするならば、アプリ
ケーション機能部制御用のCPUが別途必要となり、コ
スト的に極めて不利であり、標準部品としては好ましく
ない。本発明に係る通信コネクタ100は、CPUを搭
載していないので、このような欠点がない。
【0033】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。たとえば、上記実施の形態の通信コネ
クタ100は、電気端子180および電気通信用ポート
Cを備えているが、これらは必須の構成要素ではない。
【0034】また、図3において、本発明の通信コネク
タ100を搭載した複数の機器301〜306をディジ
ーチェーン接続した例を示したが、ノード分岐接続する
ことも可能であることは言うまでもない。
【0035】また、上記実施の形態では発光素子として
LED152を用いたが、これをレーザーダイオードと
しても構わない。
【0036】また、上記実施の形態では、物理層チップ
131、リンク層チップ132およびトランザクション
層チップ133が通信コネクタ100内に設けられてい
るが、物理層チップ131のみを通信コネクタ100内
に設けるといった形態、または物理層チップ131およ
びリンク層チップ132のみを通信コネクタ100内に
設けるといった形態でも構わない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信コネ
クタは、IEEE1394規格に準拠した機器間光通信
機能を備えかつ電磁ノイズ対策済みである。したがっ
て、IEEE1394規格に準拠した機器を開発した
り、IEEE1394規格に準拠した機器に設計変更し
たりする場合に、機器間光通信用の部品として本発明の
通信コネクタを使用することにより、IEEE1394
規格を考慮する必要がある部分の回路設計工程および電
磁ノイズ対策工程にかかる労力を軽減できるので、容易
に機器開発を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信コネクタの構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示す通信コネクタ100を搭載した機器
の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2で例示した機器を複数設けて、それらを相
互に接続させた相互接続形態例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1:アイソクロナス信号 2:非同期信号 3:ホスト・インタフェース信号 4:ソースデータ 100:通信コネクタ 110:第1の光電変換回路部 120:第2の光電変換回路部 130:通信回路部 131:物理層チップ 132:リンク層チップ 133:トランザクション層チップ 135:基板 140:電磁シールド筐体 150:シールド部材 151:フォトダイオード 152:LED 153:LEDドライバ 155:基板 160:光ファイバ 161,162:光伝送路 170A,170B:光端子 171:アイソクロナス転送用インタフェース 173:ホスト用兼非同期転送用インタフェース 180:電気端子 200、301〜306:機器 201:機器筐体 210:アイソクロナスパケット生成・解読モジュール 220:コントローラ 230:アプリケーション機能部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の機器をノードとして複数の機器を
    相互接続するべく当該各機器に搭載される通信コネクタ
    であって、 機器間光通信を行うための光電変換回路部と、 当該光電変換回路部を介してIEEE1394規格に準
    拠した機器間光通信を行うべく、IEEE1394規格
    に準拠した少なくとも物理層の信号処理を行う通信回路
    部とを、 一つの電磁シールド筐体内に収納して構成したことを特
    徴とする通信コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記通信回路部が、IEEE1394規
    格に準拠したリンク層の信号処理も行うことを特徴とす
    る請求項1に記載した通信コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記通信回路部が、IEEE1394規
    格に準拠したトランザクション層の信号処理も行うこと
    を特徴とする請求項2に記載した通信コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記電磁シールド筐体内部で更に前記光
    電変換回路部を電磁シールド処理したことを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれか一つに記載した通信コ
    ネクタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009505899A (ja) * 2005-08-31 2009-02-12 エアバス・フランス 改良型航空機エンジン一次ストラット構造体

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