JP2003258699A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2003258699A
JP2003258699A JP2002058275A JP2002058275A JP2003258699A JP 2003258699 A JP2003258699 A JP 2003258699A JP 2002058275 A JP2002058275 A JP 2002058275A JP 2002058275 A JP2002058275 A JP 2002058275A JP 2003258699 A JP2003258699 A JP 2003258699A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信を行う衛星を順次切り替えながら使用する
場合に、受信情報の遮断を回避し、視聴者に支障なくデ
ィジタルTV放送等のサービスを提供できるようにする
こと。 【解決手段】同一内容の情報がある時間遅延して送信さ
れている複数の衛星No1、No2からの信号を切替え
て受信するアンテナ21と、該受信した信号を復調と誤
り訂正復号する復調・誤り訂正復号手段23aと、該復
調と誤り訂正復号した信号を一定時間分蓄積するバッフ
ァ手段24aと、該バッファ手段24aの制御を行う制
御手段26aとを備え、前記制御手段26aは、前記ア
ンテナ21の衛星切替え時の情報欠落を、前記バッファ
手段24aに蓄積した前記ある時間遅延された情報から
再構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、準天頂衛星である
8の字衛星を用いたディジタルTV放送サービス等にお
ける衛星ハンドオーバによる情報遮断を回避できるよう
にした受信装置に関する。
【0002】8の字衛星計画では、24時間を3機の衛
星で8時間毎に交代でサービスする。そのため、8時間
毎に地上局は、追尾衛星を変更しなければならない。そ
の時、アンテナ指向方向を追尾する場合、追尾衛星を切
り替える(ハンドオーバ)数秒間の間、受信情報の遮断
が起こる。視聴者に支障なくディジタルTV放送サービ
スを提供するためには、この受信情報の遮断を回避する
必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来、通信・放送分野の衛星といえば静
止衛星が使われてきた。また、近年イリジウム等の多数
の周回衛星を用いるシステムの有効性が明らかになり、
多くの周回衛星システムが計画されている。これら静止
衛星と周回衛星の中間に位置する新しい衛星システムと
して準天頂衛星が注目されている。
【0004】準天頂衛星とは、最低3機の衛星からなる
衛星群で、地上のある地点から見た場合、3機のうちい
ずれか1機がほぼ真上にあるという特徴をもつ衛星シス
テムである。準天頂衛星システムの代表的な例は、旧ソ
連で実用されていたモルニア衛星がある。この衛星の軌
道は、軌道傾斜角が約63.4度で軌道離心率の大きな
楕円軌道で、高緯度地域で高い仰角を確保するために用
いられていた。また、最近では日本のような中緯度地域
に適応可能な準天頂衛星システムがいくつか提案されて
いる。このうち基本形とも言えるものに8の字衛星シス
テムがある。8の字衛星の軌道は、軌道半径と離心率を
変えることなく静止軌道を45度傾斜させた軌道であ
り、正確にいうと傾斜同期軌道である。従って、軌道高
度は静止衛星と同じ( 35786km)である。この衛星の
地表面における衛星直下点の軌跡は、赤道上のある点を
中心に南北に8の字の軌跡を描くことから8の字衛星と
呼ばれる。衛星は地球の自転と同期して1日で軌道を1
周回する。このような軌道では、長楕円軌道のモルニア
軌道で問題となるバンアレン帯を通過することがないた
め、衛星搭載機器の放射線劣化が少なくて済む利点があ
る。
【0005】3機の衛星を用いた場合、3つの軌道の傾
斜角は全て同じで、赤道を北向きに横切る点は、120
度の間隔で均等に配置される。3機の衛星を同じ軌道上
に配置すれば、少なくとも1機が日本上空付近にあるこ
とになる。通信を行う衛星を順次切り替えながら使用す
ることにより、日本のような中緯度地域で70度以上の
高仰角を確保することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、3
機の衛星で8時間毎に交代でサービスするため、8時間
毎に地上局は、追尾衛星を変更しなければならない。そ
の時、アンテナ指向方向を追尾する場合、追尾衛星を切
り替える数秒間の間、受信情報の遮断が起こる問題があ
った。
【0007】本発明は上記問題点の解決を図り、通信を
行う衛星を順次切り替えながら使用する場合に、受信情
報の遮断を回避し、視聴者に支障なくディジタルTV放
送等のサービスを提供できるようにすることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、21はアンテナ、22aは受信部、
23aは復調・誤り訂正復号手段、24aはバッファ手
段、25aはアンテナ制御手段、26aは制御手段であ
る。
【0009】本発明は、前記従来の課題を解決するため
次のような手段を有する。
【0010】(1):同一内容の情報がある時間遅延し
て送信されている複数の衛星No1、No2からの信号
を切替えて受信するアンテナ21と、該受信した信号を
復調と誤り訂正復号する復調・誤り訂正復号手段23a
と、該復調と誤り訂正復号した信号を一定時間分蓄積す
るバッファ手段24aと、該バッファ手段24aの制御
を行う制御手段26aとを備え、前記制御手段26a
は、前記アンテナ21の衛星切替え時の情報欠落を、前
記バッファ手段24aに蓄積した前記ある時間遅延され
た情報から再構成する。このため、追尾する衛星の切替
え(ハンドオーバ)に対して有効であり、また、同一情
報に対して同一番組を再放送しないため総合の所要情報
速度は増加しない。
【0011】(2):現在の情報とある時間遅延した情
報とが多重化されて送信されている複数の衛星No1、
No2からの信号を切替えて受信するアンテナ21と、
該受信した信号を復調と誤り訂正復号する復調・誤り訂
正復号手段23aと、該復調と誤り訂正復号した信号を
一定時間分蓄積するバッファ手段24aと、該バッファ
手段24aの制御を行う制御手段26aとを備え、前記
制御手段26aは、前記アンテナ21の衛星切替え時の
情報欠落を、前記バッファ手段24aに蓄積した前記多
重化されたある時間遅延された情報から再構成する。こ
のため、衛星追尾の切替え(ハンドオーバ)に対する情
報欠落を再構成でき、また、何回、衛星切替えを繰り返
しても、バッファ手段24aをリセットする必要はな
く、更に、アンテナ切替えのタイミング信号も必要とし
ない。
【0012】(3):現在の情報とある時間遅延した情
報とが多重化されて送信されている衛星No1、No2
からの信号を受信するアンテナ21と、該受信した信号
を復調と誤り訂正復号する復調・誤り訂正復号手段23
aと、該復調と誤り訂正復号した信号を一定時間分蓄積
するバッファ手段24aと、該バッファ手段24aの制
御を行う制御手段26aとを備え、前記制御手段26a
は、前記衛星No1、No2からの情報欠落を、前記バ
ッファ手段24aに蓄積した前記多重化されたある時間
遅延された情報から再構成する。このため、衛星追尾の
切替え(ハンドオーバ)に対してのみでなく、準天頂衛
星システムにおいても残留するシャドウイングによる受
信電波の遮断に対しても有効であり、また、何回、衛星
切替え(シャドウイングによる遮断)を繰り返しても、
バッファ手段24aをリセットする必要はなく、更に、
アンテナ切替えのタイミング信号も必要としない。
【0013】
【発明の実施の形態】(1):再放送を利用しない情報
蓄積受信の説明 a)装置構成の説明 図2は本発明の実施の形態における再放送を利用しない
情報蓄積受信(送信)の説明図である。図2において、
送信局には、2機の送信アンテナ11、12、送信機1
3、14、変調&誤り訂正符号化装置15が設けてあ
る。
【0014】送信アンテナ11、12は、衛星No1と
衛星No2に同時に送信が可能であるが、衛星No2に
は衛星No1よりΔt遅延した情報を送信するものであ
る。なお、送信アンテナ追尾切替えと受信アンテナ追尾
切替えのタイミング同期が可能であれば、1機の送信機
と送信アンテナで対応することができる(必ずしも2機
の送信設備は必要としない)。送信機13、14は、そ
れぞれ大電力増幅器HPA、送信用周波数変換器UP−
CONVを備えるものである。変調&誤り訂正符号化装
置15は、MPEG−TS(ある単位の画像情報)の変
調と誤り訂正符号化を行うものであり、送信機14へは
送信機13よりΔt遅延した情報を出力するものであ
る。
【0015】図3は再放送を利用しない情報蓄積受信
(受信)の説明図である。図3において、受信局の受信
装置には、衛星追尾(切替え)可能な1機のアンテナ2
1、RF受信部22、復調&誤り訂正復号化装置23、
バッファメモリ24、アンテナ制御装置25、バッファ
掃出し制御装置26が設けてある。
【0016】アンテナ21は、衛星からの電波信号を受
信するものである。RF受信部22は、低雑音増幅器L
NAと受信用周波数変換器DOWN−CONVを備える
ものである。復調&誤り訂正復号化装置23は、受信し
た信号の復調と誤り訂正復号化を行うものである。バッ
ファメモリ24は、受信信号をある時間分蓄積するため
のものである。アンテナ制御装置25は、衛星の追尾、
切替えの制御等を行うものである。バッファ掃出し制御
装置26は、誤り訂正情報とアンテナ切替えのタイミン
グ信号等を用いてバッファメモリ24に蓄積された情報
の掃出しの制御を行うものである。
【0017】b)動作説明 同一衛星に対する送信信号に時間軸上の再放送、即ちタ
イムダイバーシティは行わない。衛星切替えが必要とな
る時間帯では、図2に示すように、衛星No1及び衛星
No2には、同一内容の番組がΔt秒シフトして送信さ
れる。図3に示すように、受信側では、衛星切替え時刻
になると、アンテナ指向方向を衛星No1から衛星No
2に変更する。
【0018】この変更の間、受信信号が途絶えるため、
バッファメモリ24に蓄積してある衛星No1からの信
号を再生する。バッファメモリ24に蓄積した情報を掃
き出すタイミングは、アンテナ制御装置25のアンテナ
切替えのタイミング信号と復調&誤り訂正復号化装置2
3の誤り訂正情報を用いて導出する。元々衛星No1で
受信した信号は、バッファメモリ24の許す範囲内で遅
延して再生しているが、切替えを繰り返すとこの許容範
囲が小さくなるため、何回か衛星切替えを繰り返した後
は、リセットする必要がある。
【0019】図4はフレーム単位の時系列信号による動
作説明図である。以下、図4の〜に従って、フレー
ム(ある時間単位の情報)単位の時系列信号による動作
を説明する。
【0020】:送信局が衛星No1に送信する情報で
あり、フレーム0、フレーム1、フレーム2、フレーム
3、・・・が示されている。なお、各フレームには、制
御情報とMPEG−TSを含むものである。
【0021】:送信局が衛星No2に送信する情報で
あり、衛星No1の情報と同一内容の情報がΔt秒シフ
ト(ここでは3フレーム分遅延)して送信されている。
【0022】:受信装置(受信局)での受信アンテナ
追尾切替え(衛星No1及び衛星No2)にかかった時
間Δt’秒が示されている。
【0023】:バッファメモリ24に蓄積される情報
を示している。衛星No1から受信した情報は、受信ア
ンテナ追尾切替えでフレーム0以降のフレーム1とフレ
ーム2の2フレーム分が欠落している。しかし、衛星N
o2から受信した情報は、3フレーム分遅延しているた
め、衛星No1で欠落したフレーム1、フレーム2はバ
ッファメモリ24に蓄積されていることになる。
【0024】:バッファ掃出し制御装置26は、衛星
No1で欠落した情報を衛星No2から受信した情報で
補完し、バッファメモリ24からは、情報欠落のない再
構築されたフレーム系列が出力されることになる。
【0025】このように、衛星切替えによって、衛星N
o1から受信したフレーム1とフレーム2の情報が欠落
したが、Δt秒遅延して受信された衛星No2からのフ
レーム1とフレーム2で補完してフレーム系列を再構成
することができる。このため、追尾衛星の切替え(ハン
ドオーバ)に対して有効である。また、同一情報に対し
て同一番組を再放送しないため総合の所要情報速度は増
加しない。
【0026】なお、上記のように追尾衛星の切替えに対
して有効であるが、シャドウイングによる受信電波の遮
断(瞬断)に対して対応していない。また、何回か切替
えを繰り返した後は、バッファメモリ24の許容範囲に
対応してリセットする必要がある。更に、送信アンテナ
を1機のみ使用する場合は、送受信アンテナ間において
衛星No1から衛星No2への切替えタイミングの同期
をとる必要がある等の短所がある。
【0027】(2):再放送を利用する情報蓄積受信の
説明 a)装置構成の説明 図5は再放送を利用する情報蓄積受信(送信)の説明図
である。図5において、送信局には、1機の送信アンテ
ナ11、送信機13、変調&誤り訂正符号化装置15、
パケット化装置16、多重化装置17が設けてある。
【0028】送信アンテナ11は、衛星を追尾し、衛星
切替え時に、アンテナ指向方向を衛星No1から衛星N
o2に変更するものである。送信機13は、大電力増幅
器HPA、送信用周波数変換器UP−CONVを備える
ものである。変調&誤り訂正符号化装置15は、MPE
G−TS(ある時間単位の画像情報)を多重化及びパケ
ット化した信号の変調と誤り訂正符号化を行うものであ
る。パケット化装置16は、情報を一定の形式のフレー
ムに整えて、アドレス・データなどの制御に必要なデー
タを付加するものである。多重化装置17は、Δt秒遅
延した(再放送を含む)複数のMPEG−TSを多重化
するものである。
【0029】図6は再放送を利用する情報蓄積受信(受
信)の説明図である。図6において、受信局の受信装置
には、衛星追尾(切替え)可能な1機のアンテナ21、
RF受信部22、復調&誤り訂正復号化装置23、バッ
ファメモリ24、優良パケット取り出し部27、MPE
G−TSの再構成部28、誤り検査部29が設けてあ
る。
【0030】アンテナ21は、衛星からの電波信号を受
信するものである。RF受信部22は、低雑音増幅器L
NAと受信用周波数変換器DOWN−CONVを備える
ものである。復調&誤り訂正復号化装置23は、受信し
た信号の復調と誤り訂正復号化を行うものである。バッ
ファメモリ24は、受信信号を蓄積するためのものであ
る。優良パケット取り出し部27は、バッファメモリ2
4から優良パケット取り出すものである。MPEG−T
Sの再構成部28は、欠落した情報を補完しMPEG−
TSを再構成するものである。誤り検査部29は、復調
&誤り訂正復号化装置23からの誤り信号により優良パ
ケットを選択するものである。
【0031】b)動作説明 同一衛星に対する送信信号に時間軸上の再放送、即ちタ
イムダイバーシティを行う。Δt秒遅延した(再放送を
含む)複数のMPEG−TSを多重化・パケット化して
送信するために、送信のアンテナ指向方向を衛星No1
から衛星No2に切替えた時においても再放送分のMP
EG−TS2が補完するため情報の不連続は起こらな
い。このため、前記(1)で説明した再放送を利用しな
い情報蓄積受信のように衛星No2にΔt秒シフトした
番組を送信する必要はない。
【0032】また、受信側においても、受信アンテナの
指向方向を衛星No1から衛星No2に切替えた時に起
こる受信信号の遮断に対して、受信機のバッファメモリ
24に貯えられた優良パケットの中から再放送分のMP
EG−TS2を取り出し、連続した情報(MPEG−T
S)を再構成することができる。
【0033】図7は再放送を利用する情報蓄積受信の動
作説明図である。以下、図7の〜に従って、再放送
を利用する情報蓄積受信の動作を説明する。
【0034】:衛星No1と衛星No2にΔt秒遅延
した(再放送を含む)複数のMPEG−TSを多重化・
パケット化して送信する。ここでは、パケット0、パケ
ット1、パケット2、・・・と送信するものとする。例
えば、パケット0には、MPEG−TSフレームが含ま
れている。このMPEG−TSフレームには、本放送が
MPEG−TS1とすると再放送分(Δt秒遅延再放送
分)のMPEG−TS2(例えば、MPEG−TS1の
3パケット分遅延した情報)、MPEG−TS3、・・
・が含まれている。
【0035】:受信装置(受信局)での受信アンテナ
追尾切替え(衛星No1から衛星No2)にかかった時
間又はシャドウイング(衛星からの信号の遮へい)のΔ
t’秒が示されている。
【0036】:バッファメモリ24に蓄積される情報
は、衛星No1と衛星No2から受信した情報は、受信
アンテナ追尾切替えでパケット0以降のパケット1とパ
ケット2の2パケット分が欠落している。優良パケット
取り出し部27が取り出す優良パケットは、パケット
0、パケット3、パケット4、・・・となる。しかし、
欠落した情報は、パケット3以降に再放送として含まれ
ている。
【0037】:例えば、バッファメモリ24内の優良
パケットであるパケット0からMPEG−TS1を取り
出しているとすると、欠落したパケット1とパケット2
分の情報をパケット4とパケット5からそれぞれΔt秒
(3パケット分)遅延して再放送されたMPEG−TS
2を取り出して補完することができる。これにより、M
PEG−TS系列の再構築を行うことができる。
【0038】このように、衛星追尾の切替え(ハンドオ
ーバ)に対してのみでなく、準天頂衛星システムにおい
ても残留するシャドウイングによる受信電波の遮断に対
しても有効である。また、何回、衛星切替え(シャドウ
イングによる遮断)を繰り返しても、バッファメモリ2
4をリセットする必要はない。更に、アンテナ切替えの
タイミング信号を必要としない等の長所がある。
【0039】しかし、同一番組を時間シフトして再放送
するために総合の情報速度が増加してしまう。1回の再
放送では、所定情報速度は2倍、2回の再放送では3倍
となる(スループットの低下)。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。
【0041】(1):同一内容の情報がある時間遅延し
て送信されている複数の衛星からの信号を切替えて受信
するアンテナを備え、制御手段で、前記アンテナの衛星
切替え時の情報欠落を、バッファ手段に蓄積した前記あ
る時間遅延された情報から再構成するため、追尾する衛
星の切替え(ハンドオーバ)に対して有効であり、ま
た、同一情報に対して同一番組を再放送しないため総合
の所要情報速度は増加しない。
【0042】(2):現在の情報とある時間遅延した情
報とが多重化されて送信されている複数の衛星からの信
号を切替えて受信するアンテナを備え、制御手段で、前
記アンテナの衛星切替え時の情報欠落を、バッファ手段
に蓄積した前記多重化されたある時間遅延された情報か
ら再構成するため、衛星追尾の切替え(ハンドオーバ)
に対する情報欠落を再構成でき、また、何回、衛星切替
えを繰り返しても、バッファ手段をリセットする必要は
なく、更に、アンテナ切替えのタイミング信号も必要と
しない。
【0043】(3):現在の情報とある時間遅延した情
報とが多重化されて送信されている衛星からの信号を受
信するアンテナを備え、制御手段で、前記衛星からの情
報欠落を、バッファ手段に蓄積した前記多重化されたあ
る時間遅延された情報から再構成するため、衛星追尾の
切替え(ハンドオーバ)に対してのみでなく、準天頂衛
星システムにおいても残留するシャドウイングによる受
信電波の遮断に対しても有効であり、また、何回、衛星
切替え(シャドウイングによる遮断)を繰り返しても、
バッファ手段をリセットする必要はなく、更に、アンテ
ナ切替えのタイミング信号も必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における再放送を利用しない情報蓄
積受信(送信)の説明図である。
【図3】実施の形態における再放送を利用しない情報蓄
積受信(受信)の説明図である。
【図4】実施の形態におけるフレーム単位の時系列信号
による動作説明図である。
【図5】実施の形態における再放送を利用する情報蓄積
受信(送信)の説明図である。
【図6】実施の形態における再放送を利用する情報蓄積
受信(受信)の説明図である。
【図7】実施の形態における再放送を利用する情報蓄積
受信の動作説明図である。
【符号の説明】
21 アンテナ 22a 受信部 23a 復調・誤り訂正復号手段 24a バッファ手段 25a アンテナ制御手段 26a 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA01 BA05 CA06 HA10 5K061 AA03 AA04 BB07 BB10 CC46 FF16 JJ07 5K072 AA24 BB04 BB14 BB22 DD02 DD04 DD17 EE06 EE24 GG06 GG12 GG13 GG37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一内容の情報がある時間遅延して送信さ
    れている複数の衛星からの信号を切替えて受信するアン
    テナと、 該受信した信号を復調と誤り訂正復号する復調・誤り訂
    正復号手段と、 該復調と誤り訂正復号した信号を一定時間分蓄積するバ
    ッファ手段と、 該バッファ手段の制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記アンテナの衛星切替え時の情報欠
    落を、前記バッファ手段に蓄積した前記ある時間遅延さ
    れた情報から再構成することを特徴とした受信装置。
  2. 【請求項2】現在の情報とある時間遅延した情報とが多
    重化されて送信されている複数の衛星からの信号を切替
    えて受信するアンテナと、 該受信した信号を復調と誤り訂正復号する復調・誤り訂
    正復号手段と、 該復調と誤り訂正復号した信号を一定時間分蓄積するバ
    ッファ手段と、 該バッファ手段の制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記アンテナの衛星切替え時の情報欠
    落を、前記バッファ手段に蓄積した前記多重化されたあ
    る時間遅延された情報から再構成することを特徴とした
    受信装置。
  3. 【請求項3】現在の情報とある時間遅延した情報とが多
    重化されて送信されている衛星からの信号を受信するア
    ンテナと、 該受信した信号を復調と誤り訂正復号する復調・誤り訂
    正復号手段と、 該復調と誤り訂正復号した信号を一定時間分蓄積するバ
    ッファ手段と、 該バッファ手段の制御を行う制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記衛星からの情報欠落を、前記バッ
    ファ手段に蓄積した前記多重化されたある時間遅延され
    た情報から再構成することを特徴とした受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100767502B1 (ko) 2006-01-23 2007-10-17 주식회사 팬택앤큐리텔 약전계시 비디오 끊김 현상을 방지하는 dmb 재생 시스템

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