JP2003256972A - 総合海洋情報システム - Google Patents

総合海洋情報システム

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JP2003256972A
JP2003256972A JP2002300137A JP2002300137A JP2003256972A JP 2003256972 A JP2003256972 A JP 2003256972A JP 2002300137 A JP2002300137 A JP 2002300137A JP 2002300137 A JP2002300137 A JP 2002300137A JP 2003256972 A JP2003256972 A JP 2003256972A
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ocean
ship
marine
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JP2002300137A
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English (en)
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Masakazu Takashima
正和 高島
Junji Araida
順二 新井田
Takao Sasaki
孝夫 佐々木
Seiji Yamashita
成治 山下
Kazuhiko Taki
和彦 瀧
Shigejiro Takeda
繁次郎 武田
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NICHIEI DENKI KOGYO KK
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NICHIEI DENKI KOGYO KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、第1に、ユーザーに対して様
々な海域の海洋情報をタイムリーに提供することがで
き、第2に、ユーザーに対して様々な方法で観測された
海洋情報を集約的に提供することができる総合海洋情報
システムの提供を目的とする。 【解決手段】 固定観測装置1により観測された海洋情
報を固定海洋情報データベースサーバ2を介して総合海
洋情報データベースサーバ群7に送信し、また船舶用観
測装置群3により観測された海洋情報を船舶海洋情報デ
ータベースサーバ群4を介して総合海洋情報データベー
スサーバ群7に送信し、また入力用PC群5により入力
した海洋情報を入力海洋情報データベースサーバ6を介
して総合海洋情報データベースサーバに送信する。総合
海洋情報データベースサーバ群7は、ユーザーの要求に
応じて各データベースサーバ2、4、6から送信されて
きた各海洋情報をユーザー用PC9に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海洋に関する情
報を収集してデータベース化し、そのデータベース化し
た海洋に関する情報をユーザの要求に応じてユーザーの
情報端末装置に送信する総合海洋情報システム、該総合
海洋情報システムに用いられる船舶用観測装置、船舶搭
載サーバ、船舶海洋情報データベース、および総合海洋
情報データベースサーバに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】漁業
関係者、海上輸送業者、流通業者、海洋レジャー施設関
係者、海洋研究者などの海洋関係者にとって 海中の水
温、塩分、DO、クロロフィル、光量子、流向、流速、
海上の気温、風向き、風速などの海洋に関する情報(以
下、海洋情報という)を観測することは極めて重要であ
る。
【0003】そして、従来、これらの海洋情報の観測と
して種々な方法が知られている。特に、様々な海域の海
洋情報を観測する方法として、海洋関係者が、様々な海
域を航行する船舶に観測装置を搭載しておいて、船舶が
航行している間に観測装置に海洋情報を観測させ、船舶
が戻ってきたときに観測装置から観測された海洋情報を
読み出す方法が知られている。
【0004】しかしながら、この観測方法では、船舶が
沿岸に戻ってきたときだけ海洋情報を読み出するものな
ので、一般のユーザーはもとより海洋業者も海洋情報を
タイムリーに把握することができないという問題があっ
た。
【0005】また、上述の船舶を用いた観測方法のほか
に、海洋関係者が所定海域沿岸に赴き、海洋情報を直接
観測する方法が知られている。また、海洋関係者が所定
海域沿岸に観測装置を予め設置しておいて、その観測装
置から観測された海洋情報を直接または通信により読み
出す方法が知られている。
【0006】しかしながら、これら種々の方法により観
測した海洋情報はそれぞれバラバラな状態で存在してお
り、ユーザーはもとより海洋関係者もそれらの海洋情報
をまとめて把握することができないという問題があっ
た。
【0007】この発明は、上述の問題に鑑みてなされた
ものであって、第1に、ユーザーに対して様々な海域の
海洋情報をタイムリーに提供することができる総合海洋
情報システムの提供を目的とする。
【0008】また、この発明は、第2に、ユーザーに対
して様々な方法で観測された海洋情報を集約的に提供す
ることができる総合海洋情報システムの提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記第1の
目的を達成するために、海洋に関する情報を収集してデ
ータベース化し、そのデータベース化した海洋に関する
情報をユーザの要求に応じてユーザーの情報端末装置に
送信する総合海洋情報システムであって、船舶に搭載さ
れた船舶用観測装置と、該船舶用観測装置と通信可能な
状態で該船舶用観測装置と同一の船舶に搭載された船舶
搭載サーバと、該船舶搭載サーバと通信可能な状態で設
けられた船舶海洋情報データベースサーバとを備え、前
記船舶用観測装置は、船舶が航行する海域の海洋情報を
観測し、その観測した海洋情報を前記船舶搭載サーバに
送信し、前記船舶搭載サーバは、前記船舶用観測装置か
ら送信されてきた海洋情報を受信し、その受信した海洋
情報を記憶したあと、その記憶した海洋情報を前記船舶
海洋情報データベースサーバに送信し、前記船舶海洋情
報データベースサーバは、前記船舶搭載サーバから送信
されてきた海洋情報を受信し、その受信した海洋情報を
データベースとして記憶し、そのデータベースとして記
憶した海洋情報をユーザーの要求に応じてユーザーの情
報端末装置に送信することを特徴とすることを特徴とす
る。
【0010】これによれば、船舶用観測装置により観測
された海洋情報は、船舶搭載サーバを介して船舶海洋情
報データベースサーバに送信されて、その船舶海洋情報
データベースサーバからユーザーの情報端末装置に送信
されるので、ユーザーに対して様々な海域の海洋情報を
タイムリーに提供することができる。しかも、海洋業者
は船舶にわざわざ赴いて観測装置から海洋情報を読み出
したり、さらにはその海洋情報をコンピュータに入力す
る必要がなくなり作業効率が向上する。
【0011】この発明は、上記第2の目的を達成するた
めに、海洋に関する情報を収集してデータベース化し、
そのデータベース化した海洋に関する情報をユーザの要
求に応じてユーザーの情報端末装置に送信する総合海洋
情報システムであって、船舶に搭載された船舶用観測装
置と、該船舶用観測装置と通信可能な状態で該船舶用観
測装置と同一の船舶に搭載された船舶搭載サーバと、該
船舶搭載サーバと通信可能な状態で設けられた船舶海洋
情報データベースサーバと、該船舶海洋情報データベー
スサーバを少なくとも含む複数のデータベースサーバと
通信可能な状態で設けられた総合海洋情報データベース
サーバとを備え、前記船舶用観測装置は、船舶が航行す
る海域の海洋情報を観測し、その観測した海洋情報を前
記船舶搭載サーバに送信し、前記船舶搭載サーバは、前
記船舶用観測装置から送信されてきた海洋情報を受信
し、その受信した海洋情報を記憶したあと、その記憶し
た海洋情報を前記船舶海洋情報データベースサーバに送
信し、前記船舶海洋情報データベースサーバは、前記船
舶搭載サーバから送信されてきた海洋情報を受信し、そ
の受信した海洋情報をデータベースとして記憶するとと
もに、そのデータベースとして記憶した海洋情報を前記
総合海洋情報データベースサーバに送信し、前記総合海
洋情報データベースサーバは、前記船舶海洋情報データ
ベースサーバを少なくとも含む複数のデータベースサー
バから送信されてきた海洋情報を受信し、その受信した
海洋情報をデータベースとして記憶し、そのデータベー
スとして記憶した海洋情報をユーザーの要求に応じてユ
ーザーの情報端末装置に送信することを特徴とする。
【0012】これによれば、船舶用観測装置により観測
された海洋情報のほか、様々な方法で観測された海洋情
報が、それぞれのデータベースサーバを介して総合海洋
情報データベースサーバに送信されて、その総合海洋情
報データベースサーバからユーザーの情報端末装置に送
信されるので、ユーザーに対して様々な方法で観測され
た海洋情報を集約的に提供することができる。
【0013】また、さらに、所定海域の海中または海上
に設けれた固定観測装置と、該固定固定観測装置および
前記総合海洋情報データベースサーバと通信可能な状態
で設けれれた固定海洋情報データベースサーバとを備
え、前記固定観測装置は、所定海域の海洋情報を観測
し、その観測した海洋情報を前記固定海洋情報データベ
ースサーバに送信し、前記固定海洋情報データベースサ
ーバは、前記固定観測装置から送信されてきた海洋情報
を受信し、その受信した海洋情報をデータベースとして
記憶するとともに、そのデータベースサーバとして記憶
した海洋情報を前記総合海洋情報データベースサーバに
送信し、前記総合海洋情報データベースサーバは、前記
固定海洋情報データベースサーバから送信されてきた海
洋情報を受信し、その受信した海洋情報をデータベース
として記憶し、そのデータベースとして記憶した海洋情
報をユーザーの要求に応じてユーザーの情報端末装置に
送信するものとしてもよい。
【0014】これによれば、所定海域に設けられた固定
観測装置により観測された海洋情報は、固定海洋情報デ
ータベースサーバを介して総合海洋情報データベースサ
ーバに送信され、その総合海洋情報データベースサーバ
からユーザーの情報端末装置に送信されるので、ユーザ
ーに対して船舶海洋情報とともに固定海洋情報を提供す
ることができる。
【0015】また、さらに、海洋情報が入力される入力
用情報端末装置と、該入力用情報端末装置および前記総
合海洋情報データベースサーバと通信可能な状態で設け
られた入力海洋情報データベースサーバとを備え、前記
入力用情報端末装置は、入力された海洋情報を前記入力
海洋情報データベースサーバに送信し、前記入力海洋情
報データベースサーバは、前記入力用情報端末装置から
送信さえてきた海洋情報を受信し、その受信した海洋情
報をデータベースとして記憶するとともに、そのデータ
ベースサーバとして記憶した海洋情報を前記総合海洋情
報データベースサーバに送信し、前記総合海洋情報デー
タベースサーバは、前記入力海洋情報データベースサー
バから送信されてきた海洋情報を受信し、その受信した
海洋情報をデータベースとして記憶し、そのデータベー
スとして記憶した海洋情報をユーザーの要求に応じてユ
ーザーの情報端末装置に送信するものとしてもよい。
【0016】これによれば、文献等の資料に記載されて
いる海洋情報は、入力用情報端末装置から入力海洋情報
データベースサーバを介して総合海洋情報データベース
サーバに送信され、その総合海洋情報データベースサー
バからユーザーの情報端末装置に送信されるので、ユー
ザーに対して船舶海洋情報とともに文献等の資料に記載
されている海洋情報を提供することができる。
【0017】また、さらに、海洋の衛星画像をデータベ
ースとして記憶し、前記総合海洋情報データベースサー
バと通信可能な状態で設けられた衛星画像管理データベ
ースサーバを備え、前記衛星画像管理データベースサー
バは、人工衛星から海洋の衛星画像を受信し、その受信
した衛星画像をデータベースとして記憶するとともに、
そのデータベースサーバとして記憶した衛星画像を海洋
情報として前記総合海洋情報データベースサーバに送信
し、前記総合海洋情報データベースサーバは、前記衛星
画像管理データベースサーバから送信されてきた海洋情
報を受信し、その受信した海洋情報をデータベースとし
て記憶し、そのデータベースとして記憶した海洋情報を
ユーザーの要求に応じてユーザーの情報端末装置に送信
するものとしてもよい。
【0018】これによれば、海洋の衛星画像に関する海
洋情報は、衛星画像管理データベースサーバを介して総
合海洋情報データベースサーバに送信され、その総合海
洋情報データベースサーバからユーザーの情報端末装置
に送信されるので、ユーザーに対して船舶海洋情報とと
もに衛星画像に関する海洋情報を提供することができ
る。
【0019】また、前記船舶搭載サーバは、サーバ内に
記憶した海洋情報を携帯電話用の電波により前記船舶海
洋情報データベースサーバに送信するのが好ましい。
【0020】これによれば、船舶用観測装置により観測
された海洋情報を船舶搭載サーバから船舶海洋情報デー
タベースサーバに簡単かつ確実に送信することができ
る。
【0021】また、海水を電気分解することにより次亜
塩素酸ナトリウムを生成する電解装置と、船舶の魚倉内
における海水の次亜塩素酸ナトリウムの濃度を測定する
濃度測定装置とを船舶内に備え、前記濃度測定装置は、
測定した次亜塩素酸ナトリウムの濃度情報を前記船舶搭
載サーバに送信し、前記船舶搭載サーバは、前記濃度測
定装置から送信されてきた次亜塩素酸ナトリウムの濃度
情報を受信し、その受信した次亜塩素酸ナトリウムの濃
度情報を記憶したあと、その記憶した次亜塩素酸ナトリ
ウムの濃度情報を前記船舶海洋情報データベースサーバ
に送信し、前記船舶海洋情報データベースサーバは、前
記船舶搭載サーバから送信されてきた次亜塩素酸ナトリ
ウムの濃度情報を受信し、その受信した次亜塩素酸ナト
リウムの濃度情報をデータベースとして記憶するととも
に、そのデータベースとして記憶した次亜塩素酸ナトリ
ウムの濃度情報をユーザーの情報端末装置に送信する。
【0022】これによれば、次亜塩素酸ナトリウムの濃
度情報は、前記船舶搭載サーバを介して船舶海洋情報デ
ータベースサーバに送信され、その船舶海洋情報データ
ベースサーバからユーザの情報端末装置に送信されるの
で、ユーザに対して船舶の魚倉内における海水の滅菌効
果に関する情報をタイムリーに提供することができる。
【0023】また、この発明に係る船舶用観測装置は、
前記船舶搭載サーバと通信可能な状態で船舶に搭載され
る船舶用観測装置であって、船舶が航行する海域の海洋
情報を観測する測定手段と、該測定手段により観測され
た海洋情報を前記船舶搭載サーバに送信する送信手段と
を備えてなることを特徴とする。
【0024】これによれば、船舶用観測装置を船舶に搭
載することによって、上記総合海洋情報システムを簡単
かつ確実に実現することができる。
【0025】また、この発明に係る船舶搭載サーバは、
前記船舶用観測装置および前記船舶海洋情報データベー
スと通信可能な状態で船舶に搭載される船舶搭載サーバ
であって、前記船舶用観測装置から送信されてきた海洋
情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信され
た海洋情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶さ
れた海洋情報を前記船舶海洋情報データベースサーバに
送信する送信手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0026】これによれば、船舶搭載サーバを船舶に搭
載することによって、上記総合海洋情報システムを簡単
かつ確実に実現することができる。
【0027】また、この発明に係る船舶海洋情報データ
ベースサーバは、前記船舶用サーバとユーザー用情報端
末装置または総合海洋情報データベースサーバと通信可
能な状態で設けられる船舶海洋情報データベースサーバ
であって、前記船舶搭載サーバから送信されてきた海洋
情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信され
た海洋情報をデータベースとして記憶する記憶手段と、
該記憶手段にデータベースとして記憶された海洋情報を
前記ユーザー用情報端末装置または前記総合海洋情報デ
ータベースに送信する送信手段と、を備えてなることを
特徴とする。
【0028】これによれば、船舶海洋情報データベース
サーバを所定箇所に設置することによって、上記総合海
洋情報システムを簡単かつ確実に実現することができ
る。
【0029】また、この発明に係る総合海洋情報データ
ベースサーバは、前記船舶海洋情報データベースサーバ
を少なくとも含む複数のデータベースサーバと通信可能
な状態で設けられる総合海洋情報データベースサーバで
あって、前記複数のデータベースから送信されてきた海
洋情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信さ
れた海洋情報をデータベースとして記憶する記憶手段
と、該記憶手段にデータベースとして記憶された海洋情
報をユーザーの要求に応じて前記ユーザー用情報端末装
置に送信する送信手段と、を備えてなることを特徴とす
る。
【0030】これによれば、総合海洋情報データベース
サーバを所定箇所に設置することによって、上記総合海
洋情報システムを簡単かつ確実に実現することができ
る。
【0031】また、この発明に係るコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、コンピュータを、前記船舶用観測
装置から送信されてきた海洋情報を受信する受信手段、
該受信手段により受信された海洋情報を記憶する記憶手
段、該記憶手段に記憶された海洋情報を前記船舶海洋情
報データベースサーバに送信する送信手段、として機能
させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0032】これによれば、この記録媒体に記録された
プログラムをコンピュータにインストールすることによ
って、コンピュータを船舶搭載サーバとして機能させる
ことができる。
【0033】また、この発明に係るコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、コンピュータを、前記船舶搭載サ
ーバから送信されてきた海洋情報を受信する受信手段、
該受信手段により受信された海洋情報をデータベースと
して記憶する記憶手段、該記憶手段にデータベースとし
て記憶された海洋情報を前記ユーザー用情報端末装置ま
たは前記総合海洋情報データベースに送信する送信手
段、として機能させるためのプログラムを記録したこと
を特徴とする。
【0034】これによれば、この記録媒体に記録された
プログラムをコンピュータにインストールすることによ
って、コンピュータを船舶海洋情報データベースサーバ
として機能させることができる。
【0035】また、この発明に係るコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、コンピュータを、前記複数のデー
タベースから送信されてきた海洋情報を受信する受信手
段、該受信手段により受信された海洋情報をデータベー
スとして記憶する記憶手段、該記憶手段にデータベース
として記憶された海洋情報をユーザーの要求に応じて前
記ユーザー用情報端末装置に送信する送信手段、として
機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
る。
【0036】これによれば、この記録媒体に記録された
プログラムをコンピュータにインストールすることによ
って、コンピュータを総合海洋情報データベースサーバ
として機能させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次にこの発明の一
実施形態に係る総合海洋情報システムについて図面を参
照しつつ説明する。
【0038】図1において、(1)は所定海域の海洋情
報を観測する固定観測装置、(2)は各固定観測装置
(1)からそれぞれ海洋情報を収集してデータベース化
する固定海洋情報データベースサーバ群であり、それぞ
れネットワーク(NW1)を介して一つのサブシステム
を構成している。
【0039】また、(3)は様々な海域を航行する船舶
に搭載された船舶用観測装置群、(4)は前記船舶用観
測装置群(3)から海洋情報を収集してデータベース化
する船舶海洋情報データベースサーバ群であり、それぞ
れネットワーク(NW2)を介して一つのサブシステム
を構成している。
【0040】また、(5)は様々な海洋情報を入力する
ための入力用PC群、(6)は各入力用PC群(5)に
より入力された海洋情報を収集してデータベース化する
入力海洋情報データベースサーバ群であり、それぞれネ
ットワーク(NW3)を介して一つのサブシステムを構
成している。
【0041】また、(7)は、前記固定海洋情報データ
ベースサーバ群(2)、船舶海洋情報データベースサー
バ群(4)、および入力海洋情報データベースサーバ群
(6)からそれぞれ海洋情報を収集してデータベース化
し、ユーザーの要求に応じて前記データベース化した海
洋情報をネットワーク(NW4)を介してユーザー用P
C(9)に送信する総合海洋情報サーバである。前記総
合海洋情報データベースサーバ群(7)と固定海洋情報
データベースサーバ群(2)、船舶海洋情報データベー
スサーバ群(4)および入力海洋情報データベースサー
バ群(6)とはそれぞれ専用回線(R1)(R2)(R
3)を介して通信可能な状態に接続されている。
【0042】また、(8)は、前記総合海洋情報データ
ベースサーバ群(7)とネットワーク(NW4)との間
に配置された外部接続用サーバ群である。この外部接続
用サーバ群(8)は、Webサーバやプロキシサーバ等
を含み、前記総合海洋情報データベースサーバ群(7)
とネットワークとの間のやり取りをセキュリティを保持
しながら仲介するものとなされている。
【0043】なお、前記各海洋情報としては、海中の水
温、塩分、DO、クロロフィル、光量子、流向、流速、
海上の気温、風向き、風速などが挙げられるが、これら
に限定されるものではない。
【0044】以下、固定観測装置(1)、固定海洋情報
データベースサーバ群(2)、船舶用観測装置群
(3)、船舶海洋情報データベースサーバ群(4)、入
力用PC群(5)、入力海洋情報データベースサーバ群
(6)、総合海洋情報データベースサーバ群(7)につ
いて具体的に説明する。
【0045】図2は、前記固定観測装置(1)の構成を
示す図である。
【0046】この固定観測装置(1)は、沿岸等の所定
海域にそれぞれ配置されており、図2に示すように、各
所定海域において海洋情報を定期的または連続的に観測
する観測ユニット(11)と、該観測ユニットにより観
測された海洋情報を前記固定海洋情報データベースサー
バ群(2)に送信する通信ユニット(12)とを備え
る。
【0047】前記観測ユニット(11)は、その本体
(13)内に制御部、センサ用バッテリ、よび通信バッ
テリ(いずれも図示略)が収納されている。また、本体
(13)の上方には、海象データを検出するための種々
のセンサ(14)がフロート(15)とともに配置され
ており、各センサ(14)はケーブルを介して本体(1
3)内の制御部に接続されている。
【0048】本体(13)内の制御部は、各種センサ
(14)の作動の時限制御(即ち、設定時刻にセンサを
作動させたり作動停止させたりする制御)を遂行した
り、各種センサで計測された観測値を集計したりする役
目を果たしている。
【0049】また、観測ユニット(11)の本体(1
3)は、アンカー(16)および係留ロープ(17)に
よって、海中の所定箇所に位置決めされている。なお、
係留ロープ(17)の先端に固定された錨(17a)に
は、フロート(18)が取り付けられており、観測ユニ
ット(11)の設置個所が海上から容易に把握できるよ
うになっている。
【0050】前記通信ユニット(12)は、全体として
細長い棒状に形成されており、その先端領域には、送信
装置(図示略)が内蔵され、その他の領域には浮力体が
充填されている。この送信装置は、アンテナ部、送信
部、電源、モデム(いずれも図示略)を有しており、観
測ユニット(11)の制御部からケーブル(19)を介
して送られてきた海象データを、前記ネットワーク(N
W1)に接続された陸上の受信アンテナ(図示略)に対
して携帯電話用電波により送信するようになっている。
前記受信アンテナにより受信された海洋情報は、ネット
ワーク(NW1)(あるいは専用回線)を介して前記固
定海洋情報データベースサーバ群(2)に送信される。
【0051】また、通信ユニット(12)は、アンカー
(12a)および係留ロープ(12b)によって、先端
領域が海上に突出するように位置決めされている。より
詳細には、通信ユニット(12)は、満潮時においても
干潮時においても係留ロープ(12b)が弛まずに緊張
状態に保持するように配置されている。このような構成
の固定観測装置(1)によれば、海上の通信ユニット
(12)が流氷などの障害物に押されても、該通信ユニ
ット(12)はアンカー(12a)を中心として係留ロ
ーブ(12b)の長さを半径とする円弧を描くようにス
ムーズに移動するので、流氷などの障害物により通信ユ
ニット(12)が破壊されたり持ち去られたりされるこ
とを防止できる。
【0052】図3は、固定海洋情報データベースサーバ
群(2)の装置構成を示す図である。
【0053】この固定海洋情報データベースサーバ群
(2)は、データベースサーバ群内部のネットワークを
中継するハブ(21)を中心にして、サーバ群外部の前
記ネットワーク(NW1)に接続されたルータ(22)
と、各固定観測装置(1)により観測された海洋情報を
データベースとして記憶する固定海洋情報データベース
サーバ(23)と、前記総合海洋情報データベースサー
バ群(7)に対するウイルスやハッカー等の侵入を阻止
するFW装置(24)と、サーバ群内部において各種処
理を行うためのモニタ用PC(25)とで構成される。
【0054】しかして、各固定観測装置(1)から携帯
電話用電波およびネットワーク(NW1)を介して送信
されてきた海洋情報は、前記ルータ(22)から固定海
洋情報データベースサーバ群(2)内部に進入し、前記
ハブ(21)により前記固定海洋情報データベースサー
バ(23)に振り分けらて、該固定海洋情報データベー
スサーバ(23)にデータベースとして記憶される。ま
た、前記固定海洋情報データベースサーバ(23)にデ
ータベースとして記憶された海洋情報は、前記総合海洋
情報データベースサーバ群(7)からの要求に応じて又
は自動的に専用回線(R1)を介して前記総合海洋情報
データベースサーバ群(7)に送信される。
【0055】図4は、前記船舶用観測装置群(3)の装
置構成を示す図である。
【0056】この船舶用観測装置群(3)は、船舶が航
行する海域の海洋情報を観測する船舶用観測装置(3
1)(32)と、それら船舶用観測装置(31)(3
2)により観測された海洋情報を収集して前記船舶海洋
情報データベースサーバ群(4)に送信する船舶搭載サ
ーバ(33)と、海洋情報を前記船舶海洋情報データベ
ースサーバ群(4)に送信する際に中継するパケット端
末装置(34)と、サーバ群内部において各種処理を行
うためのモニタ用PC(35)(36)と、それらモニ
タ用PC(35)(36)と前記船舶搭載サーバ(3
3)とを中継する無線LAN装置(37)とを備えて構
成される。
【0057】しかして、前記船舶用観測装置(31)
(32)により観測された海洋情報は、自動的に前記船
舶搭載サーバ(33)に送信されて、該船舶搭載サーバ
(33)にデータベースとして記憶される。また、前記
船舶搭載サーバ(33)にデータベースとして記憶され
た海洋情報は、前記パケット端末装置(34)から携帯
用電波により前記ネットワーク(NW2)に接続された
陸上の受信アンテナ(図示略)に送信される。前記受信
アンテナにより受信された海洋情報は、ネットワーク
(NW2)(あるいは専用回線)を介して前記船舶海洋
情報データベースサーバ群(4)に送信される。
【0058】なお、この海洋情報の送信は、前記モニタ
用PC(35)(36)の操作により行うものとしても
よいし、あるいは前記船舶搭載サーバが自動的に行うも
のとしてもよい。
【0059】また、前記船舶搭載サーバ(33)は、特
に限定されるものでなく通常用いられるサーバでよい
が、小型船舶に搭載して使用する場合には震動等の過酷
な条件での動作が必要であるので、そのような過酷な条
件に対応し得るサーバが好ましい。例えば、HDDなど
衝撃振動に弱い部品が無く、入力および表示装置を有し
ないテレメータ向けのサーバが挙げられる。
【0060】また、前記モニタ用PC(35)(36)
も、通常用いられる汎用コンピュータ(パソコン)でよ
いが、船舶上で使用することから耐衝撃性、防滴および
操作性に優れたものが好ましい。また、前記モニタ用P
C(35)(36)は、有線または無線のいずれの方法
で前記船舶搭載サーバ(33)に接続するものであって
もよいが、狭く揺れる船内に有線でLANを構築してモ
ニタ用PC(35)(36)を使用するのは困難である
ことから、本実施形態のように無線LAN装置(35)
等を利用して前記船舶搭載サーバ(33)に接続するの
が好ましい。
【0061】図5は、前記船舶海洋情報データベースサ
ーバ群(4)の装置構成を示す図である。
【0062】この船舶海洋情報データベースサーバ群
(4)は、サーバ群内部のネットワークを中継するハブ
(41)を中心にして、サーバ群外部のネットワーク
(NW2)に接続されたルータ(42)と、各船舶から
携帯電話用電波およびネットワーク(NW2)を介して
送信されてきた海洋情報をデータベースとして記憶する
船舶海洋情報データベースサーバ(43)と、前記総合
海洋情報データベースサーバ群(7)に対するウイルス
やハッカー等の侵入を阻止するFW装置(44)と、サ
ーバ群内部において各種処理を行うためのモニタ用PC
(45)とで構成される。
【0063】しかして、各船舶から携帯電話用電波およ
びネットワーク(NW2)を介して送信されてきた海洋
情報は、前記ルータ(42)からサーバ群内部に進入
し、前記ハブ(41)により前記船舶海洋情報データベ
ースサーバ(43)に振り分けらて、該船舶海洋情報デ
ータベースサーバ(43)にデータベースとして記憶さ
れる。また、前記船舶海洋情報データベースサーバ(4
3)にデータベースとして記憶された海洋情報は、前記
総合海洋情報データベースサーバ群(7)からの要求に
応じて又は自動的に前記総合海洋情報データベースサー
バ群(7)に専用回線(R2)を介して送信される。
【0064】図6は、入力用PC群(5)の装置構成を
示す図である。
【0065】この入力用PC群(5)は、入力用PC群
(5)外部のネットワーク(NW3)に接続されたルー
タ(51)を中心として、海洋情報を入力するための入
力用PC(52)(53)と、入力用PC(52)に接
続され、かつ文献等に記載されている海洋情報を読み取
るスキャナ装置(54)と、前記入力用PC(52)
(53)あるいはスキャナ装置(54)により入力した
海洋情報等をプリントするプリンタ(55)とを備えて
構成される。
【0066】しかして、入力者が、入力用PC(52)
(53)あるいはスキャナ装置(54)により、過去に
測定した観測結果の資料や人手による精密な測定結果等
の海洋情報を入力すると、その入力された海洋情報は前
記ルータ(51)からネットワーク(NW3)(あるい
は専用回線)を介して前記入力海洋情報データベースサ
ーバ群(6)に送信される。
【0067】なお、この実施形態では、入力用PC(5
2)(53)あるいはスキャナ装置(54)により入力
された海洋情報を、ネットワーク(NW3)を介して前
記入力海洋情報データベースサーバ群(6)に送信する
ものとしたが、ネットワーク(NW3)を介さずに専用
回線により前記入力海洋情報データベースサーバ群
(6)に送信するものとしてもよい。
【0068】図7は、入力海洋情報データベースサーバ
群(6)の装置構成を示す図である。
【0069】この入力海洋情報データベースサーバ群
(6)は、サーバ群内部のネットワークを中継するハブ
(61)を中心にして、サーバ群外部のネットワーク
(NW3)に接続されたルータ(62)と、海洋情報を
データベースとして記憶する入力海洋情報データベース
サーバ(63)と、前記総合海洋情報データベースサー
バ群(7)に対するウイルスやハッカー等の侵入を阻止
するFW装置(64)と、サーバ群内部において各種処
理を行うためのモニタ用PC(65)とで構成される。
【0070】しかして、各入力用PC群(5)からネッ
トワーク(NW3)を介して送信されてきた海洋情報
は、前記ルータ(62)からサーバ群内部に進入し、前
記ハブ(61)により前記入力海洋情報データベースサ
ーバ(63)に振り分けらて、該入力海洋情報データベ
ースサーバ(63)にデータベースとして記憶される。
また、前記入力海洋情報データベースサーバ(63)に
データベースとして記憶された海洋情報は、前記総合海
洋情報データベースサーバ群(7)からの要求に応じて
または自動的に専用回線(R3)を介して前記総合海洋
情報データベースサーバ群(7)に送信される。
【0071】図8は、前記総合海洋情報データベースサ
ーバ群(7)の装置構成を示す図である。
【0072】この総合海洋情報データベースサーバ群
(7)は、サーバ群内部のネットワークを中継するハブ
(71)を中心にして、前記固定海洋情報データベース
サーバ群(2)用の専用回線(R1)に接続されたルー
タ(72)(73)と、前記船舶海洋情報データベース
サーバ群(4)用の専用回線(R2)に接続されたFW
装置(74)と、前記入力海洋情報データベースサーバ
群(6)用の専用回線(R3)に接続されたFW装置
(75)と、各データベースサーバ群(2)(4)
(6)から送信されてきた海洋情報をデータベースとし
て記憶する総合海洋情報データベースサーバ(76)
と、外部接続用サーバ群(8)用の専用回線(R4)に
接続されたFW装置(77)と、サーバ群内部において
各種処理を行うためのモニタ用PC(78)と、前記総
合海洋情報データベースサーバ(76)にデータベース
として記憶された海洋情報をプリントするプリン装置
(79)とを備えて構成される。なお、総合海洋情報デ
ータベースサーバ群(7)と固定海洋情報データベース
サーバ群(2)、船舶海洋情報データベースサーバ群
(4)、および入力海洋情報データベースサーバ群
(6)とは専用回線(R1)(R2)(R3)を介して
接続するものとしたが、ネットワークを介して接続する
ものであってもよい。
【0073】しかして、各データベースサーバ群(2)
(4)(6)から各専用回線(R1)(R2)(R3)
を介して送信されてきた各海洋情報は、前記ハブ(7
1)により前記総合海洋情報データベースサーバ(7
6)に振り分けられて、その総合海洋情報データベース
サーバ(76)にデータベースとして記憶される。ま
た、前記総合海洋情報データベースサーバにデータベー
スとして記憶されている海洋情報は、前記外部サーバ群
の作用によりユーザーの要求に応じてインターネット等
のネットワーク(NW4)を介してユーザー用PC
(9)に送信される。
【0074】図9は、各データベースサーバのハードウ
エア構成を示す図である。
【0075】各データベースサーバは、ネットワーク
(NW)または専用回線(R)を介して送信されてきた
海洋情報を受信する受信部(101)と、該受信部(1
02)により受信された海洋情報を記憶する記憶部(1
02)と、該記憶部により記憶された海洋情報を送信す
る送信部(103)と、各部を統括的に制御する中央演
算処理装置(CPU)を備える制御部(104)とを備
えてなる。
【0076】各データベースサーバは、OSがWind
ows(登録商標)2000のサーバが好ましい。ま
た、ディスク装置は高性能とデータ保全に優れたSCSI方
式のRAID5システムが好ましい。また、メモリ容量はO
S動作のために128M以上、データベース/Webエ
ンジン動作のために128M以上の合計256Mが好まし
い。また、CPUクロックはOSに対して300MHz以
上、データベース/Webエンジン動作のために300
MHz以上、追加機能(DHCP・チャートエンジン部)
のために150MHz以上の合計750MHz以上が好まし
く、さらに好ましくは600MHz以上のCPUを2個設
けるのがよい。
【0077】次に、この実施形態に係る総合海洋情報シ
ステムの動作について、固定海洋情報データベースサー
バ群(2)を中心とするサブシステム、船舶船舶海洋情
報データベースサーバ群(4)を中心とするサブシステ
ム、入力海洋情報データベースサーバ群(6)を中心と
するサブシステム、総合海洋情報データベースサーバ群
(7)の各動作に分けて説明する。なお、以下の説明お
よび図面において「ステップ」を「S」と略記する。
【0078】図10は、固定海洋情報データベースサー
バ群(2)を中心とするサブシステムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0079】まず、固定観測装置(1)は、それが設け
られた所定海域の海洋情報を観測し(S1)、その観測
した海洋情報を固定海洋情報データベースサーバ群
(2)に送信する(S2)。
【0080】そして、固定海洋情報データベースサーバ
群(2)は、固定海洋情報データベースサーバ(23)
において、固定観測装置(1)から送信されてきた海洋
情報を受信部(101)により受信し(S3)、その受
信した海洋情報について測定値から物理量に変換する数
値演算処理を行う(S4)。
【0081】そして、固定海洋情報データベースサーバ
群(2)は、その数値演算処理を施した海洋情報を記憶
部(102)にデータベースとして記憶したあと(S
5)、そのデータベースとして記憶した海洋情報を送信
部(103)により総合海洋情報データベースサーバ
(7)に送信する(S6)。
【0082】図11は、船舶海洋情報データベースサー
バ群(4)を中心とするサブシステムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0083】まず、船舶用観測装置群(3)は、船舶用
観測装置(31)(32)において、船舶が航行する海
域の海洋情報を観測し(S11)、その観測した海洋情
報を船舶搭載サーバ(33)に送信する(S12)。
【0084】そして、船舶用観測装置群(3)は、船舶
搭載サーバ(33)において、船舶用観測装置(31)
(32)により観測された海洋情報を受信部(101)
により受信し(S13)、その受信した海洋情報につい
て測定値から物理量に変換する数値演算処理を行う(S
14)。
【0085】そして、船舶用観測装置群(3)は、その
数値演算処理を施した海洋情報をデータベースとして記
憶部(102)に記憶したあと(S15)、そのデータ
ベースとして記憶した海洋情報を送信部(103)によ
り携帯電話用電波を用いて船舶海洋情報データベースサ
ーバ群(4)に送信する(S16)。
【0086】そして、船舶海洋情報データベースサーバ
群(4)は、船舶海洋情報データベースサーバ(43)
において、各船舶の船舶搭載サーバ(33)からネット
ワーク(NW2)を介して送信されてきた海洋情報を受
信部(101)により受信し(S17)、その受信した
海洋情報をデータベースサーバとして記憶部(102)
に記憶したあと(S18)、そのデータベースとして記
憶した海洋情報を送信部(103)により総合海洋情報
データベースサーバ群(7)に送信する(S19)図1
2は、入力海洋情報データベースサーバ群(6)を中心
とするサブシステムの動作を示すフローチャートであ
る。
【0087】まず、海洋関係者が、入力用PC(52)
(53)またはスキャナ装置(54)により文献等に記
載された海洋情報を入力すると(S21)、入力用PC
群(5)はその入力された海洋情報をルータ(51)か
ら入力海洋情報データベースサーバ群(6)に送信する
(S22)。
【0088】そして、入力海洋情報データベースサーバ
群(6)は、入力海洋情報データベースサーバ(63)
において、各入力用PC群(5)からネットワーク(M
W3)を介して送信されてきた海洋情報を受信部(10
1)により受信し(S23)、その受信した海洋情報を
データベースサーバとして記憶部(102)に記憶した
あと(S24)、そのデータベースとして記憶した海洋
情報を送信部(103)により総合海洋情報データベー
スサーバ群(7)に送信する(S25)。
【0089】図13は、総合海洋情報データベースサー
バ群(7)の動作を示すフローチャートである。
【0090】総合海洋情報データベースサーバ群(7)
は、総合海洋情報データベースサーバ(76)におい
て、各データベースサーバ群(2)(4)(6)からの
海洋情報が存在するか否かを判定し(S31)、海洋情
報が存在すると判定した場合は(S31でYES)、そ
の海洋情報を受信部(101)により受信する(S3
2)。海洋情報が存在しないと判定した場合(S31で
NO)は、この判定処理を繰り返して行う。
【0091】そして、総合海洋情報データベースサーバ
(76)は、その受信した海洋情報を記憶部(102)
にデータベースとして記憶する(S33)。
【0092】そして、総合海洋情報データベースサーバ
群(7)は、総合海洋情報データベースサーバ(76)
において、ユーザー用PC(9)から海洋情報の送信の
要求が有るか否かを判定し(S34)、要求が有ると判
定した場合は(S34でYES)、記憶部(102)に
データベースとして記憶している海洋情報を送信部(1
03)により送信する(S35)。また、要求がないと
判定した場合は(S34でNO)、この判定処理を繰り
返して行う。
【0093】なお、ユーザー用PCからの要求の判定や
海洋情報の送信にあたっては、総合海洋情報データベー
スサーバ群(7)に接続されている外部接続用サーバ群
(Webサーバを含む)が仲介処理を行うものとする。
【0094】これによれば、船舶用観測装置(32)
(33)により観測された海洋情報のほか、固定観測装
置(1)により観測された海洋情報、入力用PC(5
2)(53)により入力された海洋情報など、様々な方
法で観測された海洋情報が、それぞれのデータベースサ
ーバ群(2)(4)(6)を介して総合海洋情報データ
ベースサーバ群(7)に送信されて、その総合海洋情報
データベースサーバ群(7)からユーザー用PC(9)
に送信されるので、ユーザーに対して様々な方法で観測
された海洋情報を集約的に提供することができる。
【0095】なお、この実施形態では、前記総合海洋情
報システムは、固定海洋情報データベースサーバ群
(2)を中心とするサブシステムや、入力海洋情報デー
タベースサーバ群(4)を中心とするサブシステムを含
むものとしたが、これらのサブシステムに代えてまたは
これらのサブシステムに加えてその他のサブシステムを
含むものとしてもよい。例えば、前記総合海洋情報デー
タベースサーバは、海洋の衛星画像を管理している衛星
画像管理データベースサーバから送信されてきた海洋情
報を受信し、その受信した海洋情報を前記ユーザーの情
報端末装置に送信できるようにデータベースとして記憶
するもとしてもよい。
【0096】また、ユーザーの情報端末装置として、ユ
ーザー用PC(9)を用いたが、携帯電話などその他の
情報端末装置を用いてもよい。 [実施形態2]次にこの発明の他の実施形態に係る総合
海洋情報システムについて図面を参照しつつ説明する。
【0097】この総合海洋情報システムは、図1に示す
総合海洋情報システムにおける船舶海洋情報データベー
スサーバ群(4)を中心としたサブシステムを一の独立
したシステムとして構築したものである。
【0098】図14において、船舶海洋情報データベー
スサーバ(4’)は、船舶用観測装置群(3)から海洋
情報を収集してデータベース化するとともに、さらにユ
ーザーの要求に応じて前記データベース化した海洋情報
をネットワーク(NW4)を介してユーザー用PCに送
信するものである。即ち、船舶海洋情報データベースサ
ーバ(4’)は、データベース化した海洋情報を図1に
示す総合海洋情報データベースサーバ(7)に送信する
代わりに、ユーザーの要求に応じてネットワーク(NW
4)を介してユーザー用PCに送信する。従って、船舶
海洋情報データベースサーバ群(4’)の装置構成は図
5に示すものと基本的には同じであり、サーバ群
(4’)に含まれる船舶海洋情報データベースサーバ
(43)のハードウエア構成も図9に示すものと同じで
ある。
【0099】なお、船舶用観測装置群(3)、外部接続
用サーバ群(8)、ユーザー用PC(9)、およびネッ
トワーク(NW2)(NW3)は、それぞれ図1に示す
ものと同じなので、同一符合を付してその説明を省略す
る。
【0100】次に前記船舶海洋情報データベースサーバ
群(4’)の動作について図15に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0101】船舶海洋情報データベースサーバ群
(4’)は、船舶海洋情報データベースサーバ(4
3’)において、各船舶に搭載された船舶搭載サーバ
(33)からの海洋情報を要求し(S50)、各船舶搭
載サーバ(33)からの海洋情報が存在するか否かを判
定し(S51)、海洋情報が存在すると判定した場合は
(S51でYES)、その海洋情報を受信部(101)
により受信する(S52)。海洋情報が存在しないと判
定した場合(S51でNO)は、この判定処理を繰り返
して行う。
【0102】そして、船舶海洋情報データベースサーバ
群(4’)は、船舶海洋情報データベースサーバ(4
3’)において、その受信した海洋情報を記憶部(10
2)にデータベースとして記憶する(S53)。
【0103】そして、船舶海洋情報データベースサーバ
群(4’)は、船舶海洋情報データベースサーバ(4
3’)において、ユーザー用PC(9)から海洋情報の
送信の要求が有るか否かを判定し(S54)、要求が有
ると判定した場合は(S54でYES)、記憶部(10
2)にデータベースとして記憶されている海洋情報を送
信部(103)により送信する(S55)。また、要求
がないと判定した場合は(S54でNO)、この判定処
理を繰り返して行う。
【0104】なお、ユーザー用PC(9)からの要求の
判定や海洋情報の送信にあたっては、船舶海洋情報デー
タベースサーバ群(4’)に接続されている外部接続用
サーバ群(4)が仲介処理を行うものとする。
【0105】これによれば、船舶用観測装置(31)
(32)により観測された海洋情報は、船舶搭載サーバ
(33)を介して船舶海洋情報データベースサーバ(4
3)に送信されて、その船舶海洋情報データベースサー
バ(43)からユーザーの情報端末装置(9)に送信さ
れるので、ユーザーに対して様々な海域の海洋情報をタ
イムリーに提供することができる。しかも、海洋業者は
船舶にわざわざ赴いて観測装置から海洋情報を読み出し
たり、さらにはその海洋情報をコンピュータに入力する
必要がなくなり作業効率が向上する。 [実施形態3]次にこの発明のさらに他の実施形態に係
る総合海洋情報システムについて図面を参照しつつ説明
する。
【0106】この実施形態に係る総合海洋情報システム
は、上述の実施形態1または実施形態2の総合海洋情報
システムにおいて、ユーザに対して船舶の魚倉内におけ
る海水の滅菌効果に関する情報をタイムリーに提供する
ものである。
【0107】即ち、前記総合海洋情報システムは、図1
6に示すように、船舶外の海水を汲み上げるための海水
供給ポンプ(81)と、汲み上げた海水を電気分解する
電解装置(82)と、海水供給ポンプ(81)と電解槽
(82)の電気供給を制御する制御盤(83)と、電気
分解した海水を貯留して魚等を保管する魚倉(84)
と、魚倉(84)内における海水の次亜塩素酸ナトリウ
ムの濃度を測定する濃度測定装置(85)とを備えてな
る。
【0108】前記電解装置(82)は、海水(又は塩
水)を電気分解することにより次亜塩素酸ナトリウムを
生成するもので、その次亜塩素酸ナトリウムの滅菌作用
によって魚倉内の海水を滅菌する。
【0109】前記次亜塩素酸ナトリウムの生成メカニズ
ムについて図17を参照して説明する。海水は一般に約
3%の塩化ナトリウムNaClを含む弱アルカリ性の水
溶液であるので、これを電気分解すると次の反応が起こ
る。 陽極反応:2Cl-→Cl2+2e- 陰極反応:2Na++2(OH-+H+)+2e-→2(N
aOH)+H2 そして、陽極で発生した塩素Cl2は、陰極で生成した
水酸化ナトリウムNaOHと直ちに反応し、次亜塩素酸
ナトリウムNaClOを生成する(下反応式参照)。 電解装置内反応:2(NaOH)+Cl2→NaClO
+NaCl+H2O この塩素Cl2と水酸化ナトリウムNaOHのとの反応
は、瞬間的に起こるので、電解装置(82)から塩素ガ
スが漏れる恐れはない。また、生成した次亜塩素酸ナト
リウムは、塩素と同様の滅菌効果があり、有効塩素濃度
として滅菌効果の指標となる。
【0110】この次亜塩素酸ナトリウムの濃度は、海水
が魚倉内に供給される過程において前記濃度測定装置
(85)により測定される。そして、この次亜塩素酸ナ
トリウムの濃度情報は、前記濃度測定装置(85)から
船舶搭載サーバ(33)に送信されたあと、該船舶搭載
サーバ(33)から無線等により船舶海洋情報データベ
ースサーバ群(4)に送信され、あるいはさらに該船舶
海洋情報データベースサーバ群(4)からネットワーク
を介して総合海洋情報データベースサーバ群(7)に送
信される。
【0111】これによれば、次亜塩素酸ナトリウムの濃
度情報は、前記船舶海洋情報データベースサーバ群
(4)または総合海洋情報データベースサーバ群(7)
からユーザの情報端末装置(9)に送信されるので、ユ
ーザに対して船舶の魚倉(84)内における海水の滅菌
効果に関する情報をタイムリーに提供することができ
る。
【0112】なお、この実施形態では、海水を魚倉(8
4)内に供給する過程において次亜塩素酸ナトリウムの
濃度を測定するものとしたが、魚倉(84)内に貯留さ
れた海水から直接測定するものとしてもよい。
【0113】また、次塩素酸ナトリウムの濃度情報のほ
かに、船舶(8)外の海水の温度や魚倉(84)内の温
度などその他の海洋情報をユーザに対して提供するもの
としてもよい。
【0114】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、船舶用観
測装置により観測された海洋情報は、船舶搭載サーバを
介して船舶海洋情報データベースサーバに送信されて、
その船舶海洋情報データベースサーバからユーザーの情
報端末装置に送信されるので、ユーザーに対して様々な
海域の海洋情報をタイムリーに提供することができる。
しかも、海洋業者は船舶にわざわざ赴いて観測装置から
海洋情報を読み出したり、さらにはその海洋情報をコン
ピュータに入力する必要がなくなり作業効率が向上す
る。
【0115】請求項2に係る発明によれば、船舶用観測
装置により観測された海洋情報のほか、様々な方法で観
測された海洋情報が、それぞれのデータベースサーバを
介して総合海洋情報データベースサーバに送信されて、
その総合海洋情報データベースサーバからユーザーの情
報端末装置に送信されるので、ユーザーに対して様々な
方法で観測された海洋情報を集約的に提供することがで
きる。
【0116】請求項3に係る発明によれば、所定海域に
設けられた固定観測装置により観測された海洋情報は、
固定海洋情報データベースサーバを介して総合海洋情報
データベースサーバに送信され、その総合海洋情報デー
タベースサーバからユーザーの情報端末装置に送信され
るので、ユーザーに対して船舶海洋情報とともに固定海
洋情報を提供することができる。
【0117】請求項4に係る発明によれば、文献等の資
料に記載されている海洋情報は、入力用情報端末装置か
ら入力海洋情報データベースサーバを介して総合海洋情
報データベースサーバに送信され、その総合海洋情報デ
ータベースサーバからユーザーの情報端末装置に送信さ
れるので、ユーザーに対して船舶海洋情報とともに文献
等の資料に記載されている海洋情報を提供することがで
きる。
【0118】請求項5に係る発明によれば、海洋の衛星
画像に関する海洋情報は、衛星画像管理データベースサ
ーバを介して総合海洋情報データベースサーバに送信さ
れ、その総合海洋情報データベースサーバからユーザー
の情報端末装置に送信されるので、ユーザーに対して船
舶海洋情報とともに衛星画像に関する海洋情報を提供す
ることができる。
【0119】請求項6に係る発明によれば、船舶用観測
装置により観測された海洋情報を船舶搭載サーバから船
舶海洋情報データベースサーバに簡単かつ確実に送信す
ることができる。
【0120】請求項7に係る発明によれば、次亜塩素酸
ナトリウムの濃度情報は、前記船舶搭載サーバを介して
船舶海洋情報データベースサーバに送信され、その船舶
海洋情報データベースサーバからユーザの情報端末装置
に送信されるので、ユーザに対して海水の滅菌効果に関
する情報をタイムリーに提供することができる。
【0121】請求項8に係る発明によれば、船舶用観測
装置を船舶に搭載することによって、上記総合海洋情報
システムを簡単かつ確実に実現することができる。
【0122】請求項9に係る発明によれば、船舶搭載サ
ーバを船舶に搭載することによって、上記総合海洋情報
システムを簡単かつ確実に実現することができる。
【0123】請求項10に係る発明によれば、船舶海洋
情報データベースサーバを所定箇所に設置することによ
って、上記総合海洋情報システムを簡単かつ確実に実現
することができる。
【0124】請求項11に係る発明によれば、総合海洋
情報データベースサーバを所定箇所に設置することによ
って、上記総合海洋情報システムを簡単かつ確実に実現
することができる。
【0125】請求項12に係る発明によれば、この記録
媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインスト
ールすることによって、コンピュータを船舶搭載サーバ
として機能させることができる。
【0126】請求項13に係る発明によれば、この記録
媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインスト
ールすることによって、コンピュータを船舶海洋情報デ
ータベースサーバとして機能させることができる。
【0127】請求項14に係る発明によれば、この記録
媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインスト
ールすることによって、コンピュータを総合海洋情報デ
ータベースサーバとして機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る総合海洋情報シス
テムの全体構成図である。
【図2】図1の観測装置の構成概略図である。
【図3】図1の固定海洋情報データベースサーバ群の装
置構成を示す図である。
【図4】図1の船舶用観測装置群の装置構成を示す図で
ある。
【図5】船舶海洋情報データベースサーバ群の装置構成
を示す図である。
【図6】入力用PC群の装置構成を示す図である。
【図7】入力海洋情報データベースサーバ群の装置構成
を示す図である。
【図8】総合海洋情報データベースサーバ群の装置構成
を示す図である。
【図9】各データベースサーバのハードウエア構成を示
す図である。
【図10】固定海洋情報データベースサーバ群を中心と
するサブシステムの動作を示すフローチャートである。
【図11】船舶海洋情報データベースサーバ群を中心と
するサブシステムの動作を示すフローチャートである。
【図12】入力海洋情報データベースサーバ群を中心と
するサブシステムの動作を示すフローチャートである。
【図13】総合海洋情報システムの動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】この発明の他の実施形態に係る総合海洋情報
システムの全体構成図である。
【図15】図14の船舶海洋情報データベースサーバの
動作を示すフローチャートである。
【図16】この発明の他の実施形態に係る総合海洋情報
システムの一部を構成する装置構成図である。
【図17】図16の電解装置における次亜塩素酸ナトリ
ウムの生成メカニズムを説明する概念図である。
【符号の説明】
1・・・固定観測装置 2・・・固定海洋情報データベースサーバ群 3・・・船舶用観測装置群 4・・・船舶海洋情報データベースサーバ 5・・・入力用PC群 6・・・入力海洋情報データベースサーバ群 7・・・総合海洋情報データベースサーバ群 8・・・外部接続用サーバ群 9・・・ユーザー用PC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08C 19/00 G08C 17/00 A (72)発明者 新井田 順二 北海道釧路市春採8丁目4番18号 日栄電 機工業株式会社内 (72)発明者 佐々木 孝夫 北海道釧路市春採8丁目4番18号 日栄電 機工業株式会社内 (72)発明者 山下 成治 北海道函館市日吉町4丁目5番地12号 (72)発明者 瀧 和彦 北海道江別市大麻栄町36番10号 (72)発明者 武田 繁次郎 北海道札幌市中央区南13条西12丁目1番8 号 Fターム(参考) 2F073 AA19 AA31 AB01 BB01 BB11 BC02 BC10 CC01 DD06 DD07 GG01 GG08 GG10 2F076 BA01 BB14 BD07 BD13 BD17 BD19 BE01 BE04 BE07 BE08 BE09 BE18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海洋に関する情報を収集してデータベー
    ス化し、そのデータベース化した海洋に関する情報をユ
    ーザの要求に応じてユーザーの情報端末装置に送信する
    総合海洋情報システムであって、 船舶に搭載された船舶用観測装置と、該船舶用観測装置
    と通信可能な状態で該船舶用観測装置と同一の船舶に搭
    載された船舶搭載サーバと、該船舶搭載サーバと通信可
    能な状態で設けられた船舶海洋情報データベースサーバ
    とを備え、 前記船舶用観測装置は、船舶が航行する海域の海洋情報
    を観測し、その観測した海洋情報を前記船舶搭載サーバ
    に送信し、 前記船舶搭載サーバは、前記船舶用観測装置から送信さ
    れてきた海洋情報を受信し、その受信した海洋情報を記
    憶したあと、その記憶した海洋情報を前記船舶海洋情報
    データベースサーバに送信し、 前記船舶海洋情報データベースサーバは、前記船舶搭載
    サーバから送信されてきた海洋情報を受信し、その受信
    した海洋情報をデータベースとして記憶し、そのデータ
    ベースとして記憶した海洋情報をユーザーの要求に応じ
    てユーザーの情報端末装置に送信することを特徴とする
    総合海洋情報システム。
  2. 【請求項2】 海洋に関する情報を収集してデータベー
    ス化し、そのデータベース化した海洋に関する情報をユ
    ーザの要求に応じてユーザーの情報端末装置に送信する
    総合海洋情報システムであって、 船舶に搭載された船舶用観測装置と、該船舶用観測装置
    と通信可能な状態で該船舶用観測装置と同一の船舶に搭
    載された船舶搭載サーバと、該船舶搭載サーバと通信可
    能な状態で設けられた船舶海洋情報データベースサーバ
    と、該船舶海洋情報データベースサーバを少なくとも含
    む複数のデータベースサーバと通信可能な状態で設けら
    れた総合海洋情報データベースサーバとを備え、 前記船舶用観測装置は、船舶が航行する海域の海洋情報
    を観測し、その観測した海洋情報を前記船舶搭載サーバ
    に送信し、 前記船舶搭載サーバは、前記船舶用観測装置から送信さ
    れてきた海洋情報を受信し、その受信した海洋情報を記
    憶したあと、その記憶した海洋情報を前記船舶海洋情報
    データベースサーバに送信し、 前記船舶海洋情報データベースサーバは、前記船舶搭載
    サーバから送信されてきた海洋情報を受信し、その受信
    した海洋情報をデータベースとして記憶するとともに、
    そのデータベースとして記憶した海洋情報を前記総合海
    洋情報データベースサーバに送信し、 前記総合海洋情報データベースサーバは、前記船舶海洋
    情報データベースサーバを少なくとも含む複数のデータ
    ベースサーバから送信されてきた海洋情報を受信し、そ
    の受信した海洋情報をデータベースとして記憶し、その
    データベースとして記憶した海洋情報をユーザーの要求
    に応じてユーザーの情報端末装置に送信することを特徴
    とする総合海洋情報システム。
  3. 【請求項3】 さらに、所定海域の海中または海上に設
    けれた固定観測装置と、該固定固定観測装置および前記
    総合海洋情報データベースサーバと通信可能な状態で設
    けれれた固定海洋情報データベースサーバとを備え、 前記固定観測装置は、所定海域の海洋情報を観測し、そ
    の観測した海洋情報を前記固定海洋情報データベースサ
    ーバに送信し、 前記固定海洋情報データベースサーバは、前記固定観測
    装置から送信されてきた海洋情報を受信し、その受信し
    た海洋情報をデータベースとして記憶するとともに、そ
    のデータベースサーバとして記憶した海洋情報を前記総
    合海洋情報データベースサーバに送信し、 前記総合海洋情報データベースサーバは、前記固定海洋
    情報データベースサーバから送信されてきた海洋情報を
    受信し、その受信した海洋情報をデータベースとして記
    憶し、そのデータベースとして記憶した海洋情報をユー
    ザーの要求に応じてユーザーの情報端末装置に送信する
    請求項2に記載の総合海洋情報システム。
  4. 【請求項4】 さらに、海洋情報が入力される入力用情
    報端末装置と、該入力用情報端末装置および前記総合海
    洋情報データベースサーバと通信可能な状態で設けられ
    た入力海洋情報データベースサーバとを備え、 前記入力用情報端末装置は、入力された海洋情報を前記
    入力海洋情報データベースサーバに送信し、 前記入力海洋情報データベースサーバは、前記入力用情
    報端末装置から送信さえてきた海洋情報を受信し、その
    受信した海洋情報をデータベースとして記憶するととも
    に、そのデータベースサーバとして記憶した海洋情報を
    前記総合海洋情報データベースサーバに送信し、 前記総合海洋情報データベースサーバは、前記入力海洋
    情報データベースサーバから送信されてきた海洋情報を
    受信し、その受信した海洋情報をデータベースとして記
    憶し、そのデータベースとして記憶した海洋情報をユー
    ザーの要求に応じてユーザーの情報端末装置に送信する
    請求項2または請求項3に記載の総合海洋情報システ
    ム。
  5. 【請求項5】 さらに、海洋の衛星画像をデータベース
    として記憶し、前記総合海洋情報データベースサーバと
    通信可能な状態で設けられた衛星画像管理データベース
    サーバを備え、 前記衛星画像管理データベースサーバは、人工衛星から
    海洋の衛星画像を受信し、その受信した衛星画像をデー
    タベースとして記憶するとともに、そのデータベースサ
    ーバとして記憶した衛星画像を海洋情報として前記総合
    海洋情報データベースサーバに送信し、 前記総合海洋情報データベースサーバは、前記衛星画像
    管理データベースサーバから送信されてきた海洋情報を
    受信し、その受信した海洋情報をデータベースとして記
    憶し、そのデータベースとして記憶した海洋情報をユー
    ザーの要求に応じてユーザーの情報端末装置に送信する
    請求項2ないし請求項4に記載の総合海洋情報システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記船舶搭載サーバは、サーバ内に記憶
    した海洋情報を携帯電話用の電波により前記船舶海洋情
    報データベースサーバに送信する請求項1ないし請求項
    5に記載の総合海洋情報システム。
  7. 【請求項7】 海水を電気分解することにより次亜塩素
    酸ナトリウムを生成する電解装置と、船舶の魚倉内にお
    ける海水の次亜塩素酸ナトリウムの濃度を測定する濃度
    測定装置とを船舶内に備え、 前記濃度測定装置は、測定した次亜塩素酸ナトリウムの
    濃度情報を前記船舶搭載サーバに送信し、 前記船舶搭載サーバは、前記濃度測定装置から送信され
    てきた次亜塩素酸ナトリウムの濃度情報を受信し、その
    受信した次亜塩素酸ナトリウムの濃度情報を記憶したあ
    と、その記憶した次亜塩素酸ナトリウムの濃度情報を前
    記船舶海洋情報データベースサーバに送信し、 前記船舶海洋情報データベースサーバは、前記船舶搭載
    サーバから送信されてきた次亜塩素酸ナトリウムの濃度
    情報を受信し、その受信した次亜塩素酸ナトリウムの濃
    度情報をデータベースとして記憶するとともに、そのデ
    ータベースとして記憶した次亜塩素酸ナトリウムの濃度
    情報をユーザーの情報端末装置に送信する請求項1ない
    し請求項6に記載の総合海洋情報システム。
  8. 【請求項8】 前記船舶搭載サーバと通信可能な状態で
    船舶に搭載される船舶用観測装置であって、 船舶が航行する海域の海洋情報を観測する測定手段と、
    該測定手段により観測された海洋情報を前記船舶搭載サ
    ーバに送信する送信手段とを備えてなることを特徴とす
    る船舶用観測装置。
  9. 【請求項9】 前記船舶用観測装置および前記船舶海洋
    情報データベースと通信可能な状態で船舶に搭載される
    船舶搭載サーバであって、 前記船舶用観測装置から送信されてきた海洋情報を受信
    する受信手段と、該受信手段により受信された海洋情報
    を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された海洋情
    報を前記船舶海洋情報データベースサーバに送信する送
    信手段と、を備えてなることを特徴とする船舶搭載サー
    バ。
  10. 【請求項10】 前記船舶用サーバとユーザー用情報端
    末装置または総合海洋情報データベースサーバと通信可
    能な状態で設けられる船舶海洋情報データベースサーバ
    であって、 前記船舶搭載サーバから送信されてきた海洋情報を受信
    する受信手段と、該受信手段により受信された海洋情報
    をデータベースとして記憶する記憶手段と、該記憶手段
    にデータベースとして記憶された海洋情報を前記ユーザ
    ー用情報端末装置または前記総合海洋情報データベース
    に送信する送信手段と、を備えてなることを特徴とする
    船舶海洋情報データベースサーバ。
  11. 【請求項11】 前記船舶海洋情報データベースサーバ
    を少なくとも含む複数のデータベースサーバと通信可能
    な状態で設けられる総合海洋情報データベースサーバで
    あって、 前記複数のデータベースから送信されてきた海洋情報を
    受信する受信手段と、該受信手段により受信された海洋
    情報をデータベースとして記憶する記憶手段と、該記憶
    手段にデータベースとして記憶された海洋情報をユーザ
    ーの要求に応じて前記ユーザー用情報端末装置に送信す
    る送信手段と、を備えてなることを特徴とする総合海洋
    情報データベースサーバ。
  12. 【請求項12】 コンピュータを、 前記船舶用観測装置から送信されてきた海洋情報を受信
    する受信手段、 該受信手段により受信された海洋情報を記憶する記憶手
    段、 該記憶手段に記憶された海洋情報を前記船舶海洋情報デ
    ータベースサーバに送信する送信手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンピュータを、 前記船舶搭載サーバから送信されてきた海洋情報を受信
    する受信手段、 該受信手段により受信された海洋情報をデータベースと
    して記憶する記憶手段、 該記憶手段にデータベースとして記憶された海洋情報を
    前記ユーザー用情報端末装置または前記総合海洋情報デ
    ータベースに送信する送信手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 コンピュータを、 前記複数のデータベースから送信されてきた海洋情報を
    受信する受信手段、 該受信手段により受信された海洋情報をデータベースと
    して記憶する記憶手段、 該記憶手段にデータベースとして記憶された海洋情報を
    ユーザーの要求に応じて前記ユーザー用情報端末装置に
    送信する送信手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006338418A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Hitachi Zosen Corp データの配信システム
JP2013525893A (ja) * 2010-04-22 2013-06-20 ロールス・ロイス・ピーエルシー タービン用高度警報システム及び方法

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