JP2003250754A - 気腹装置 - Google Patents

気腹装置

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JP2003250754A JP2002056298A JP2002056298A JP2003250754A JP 2003250754 A JP2003250754 A JP 2003250754A JP 2002056298 A JP2002056298 A JP 2002056298A JP 2002056298 A JP2002056298 A JP 2002056298A JP 2003250754 A JP2003250754 A JP 2003250754A
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Shigeo Nagayama
茂生 永山
Kenji Noda
賢司 野田
Masahide Yamaki
正英 八巻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腹腔壁の弾性特性の変化に応じた正確な送気
制御を行う。 【解決手段】 制御部10は、ステップS21でリリー
フバルブ19を開き腹腔圧を下げ、ステップS22で腹
腔圧が所定値まで低下するのを待ち、腹腔圧が所定値ま
で低下するとステップS23でリリーフバルブ19を閉
じ、ステップS24で、送気バルブ15を開け、ステッ
プS25で腹腔圧を測定し、ステップS26で腹腔圧が
設定圧力に達したかどうか判断し、設定圧力に達してい
ない場合にはステップS25に戻り、設定圧力に達した
場合はステップS26で送気バルブ15を閉じ、ステッ
プS27で、腹腔圧上昇値と送気量より腹腔の弾性係数
を算出し、ステップS27で記憶部に格納されている弾
性係数を更新して格納する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば腹腔等の生
体の腔内に気体を供給するための送気装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、患者への侵襲を少なくするため
に、開腹することなく、内視鏡で処理具と処置部位とを
観察しながら治療処置を行う腹腔鏡外科手術が行われて
いる。 【0003】この腹腔鏡外科手術は、観察用の内視鏡を
腹腔内に導くトラカールと処置具を処置部位に導くトラ
カールとを患者の腹部に刺して行われる。 【0004】その際、内視鏡の観察視野や処置空間を確
保するために、例えば炭酸ガス等の送気ガスが送気装置
によって制御され、腹腔内に注入される。 【0005】送気装置による送気制御に関しては、例え
ば特開平5−154092号公報では、腹腔壁厚さ及び
腹腔壁の弾性特性を定量的に測定して、自動的に腹腔内
圧を適性な値に設定していた。 【0006】また、特開2000−279377号公報
では、「人体の腹腔への送気量−腹腔圧上昇値」特性に
よる、「圧力−送気量」の係数を制御回路に記憶させ、
圧力を設定することにより制御回路はその係数に従って
一般的な人体に必要な送気量を計算していた。 【0007】送気中は常に送気量の積算値と計算で求め
た必要とする送気量を比較し、積算した流量が計算で求
めた送気量に達した時点で、送気の途中であっても送気
を中断し、腹腔内圧測定を行い、腹腔内圧を適正な値に
していた。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、腹腔壁の弾性特性を測定したり、「圧力−送気
量」の係数を記憶させて制御を行っているが、患者の術
中に変化する腹腔壁の弾性特性を定期的に測定していな
いため、腹腔壁の弾性特性の変化に対して正確な送気制
御が行えないという問題がある。 【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、腹腔壁の弾性特性の変化に応じた正確な送気制
御を行うことのできる気腹装置提供することを目的とし
ている。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の気腹装置は、所
定の気体を送気する送気手段から腹腔内に注入して気腹
する気腹装置において、前記腹腔の弾性特性により腹腔
外へ漏れる気体量に基づく腹腔内の圧力変化を検出する
圧力変化検出手段と、前記圧力変化検出手段の検出結果
に基づき前記送気手段を制御する制御手段とを具備して
構成される。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。 【0012】第1の実施の形態:図1ないし図4は本発
明の第1の実施の形態に係わり、図1は送気装置の外観
構成を示す外観図、図2は図1の送気装置の構成を示す
ブロック図、図3は図2の制御部の制御の流れを示すフ
ローチャート、図4は図3の腹腔の弾性係数の算出処理
の流れを示すフローチャートである。 【0013】(構成)以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。先ず、図1は本発明の第
1の実施の形態に係る送気装置を示す図である。ここで
は、送気装置としての気腹装置1の使用伏態を示してい
る。 【0014】この図1に示されるように、気腹装置1
は、配管ホース6aを介して、ガス供給源であるガスボ
ンベ3と低圧ガス供給配管2とに接続されている。さら
に、送気チューブ6bを介して、光学視管(スコープ)
4、トラカール5等に接続されている。尚、このトラカ
ール5としては、例えば内径φ12mm、φ5mmのも
のが採用されるが、これに限定されないことは勿論であ
る。 【0015】このような構成において、上記トラカール
5は、患者の腹部に刺入され、当該トラカール5を介し
て、上記気腹装置1側から送気チューブ6bを介して供
給されるガスが腹腔内に注入されることになる。 【0016】次に、図2は上記図1の構成を更に具現化
して示す図である。ここでは、特に、上記気腹装置1の
構成を更に具現化して示している。 【0017】この図2において、ガスボンベ3は配管ホ
ース6aを介して、気腹装置1に接続されており、ガス
供給口金20aから気腹装置1内部に上記ガスボンベ3
より供給されたガスが供給される。尚、ここでは、ガス
ボンベ3のみを図示しているが、低圧ガス供給配管から
もガスを供給可能であることは勿論である。 【0018】送気管路には、上記ガス供給口金20a側
(上流側)から順に、ガス供給圧センサ11、一次減圧
器12、二次減圧器としての電空比例弁13、マニホー
ルド14が配設されている。上記マニホールド14内に
は、送気バルブ15、管路圧センサ16,17、流量セ
ンサ18が配設され、続く送気口金20b、送気チュー
ブ6bを介して患者の腹腔にガスを供給可能となってい
る。 【0019】尚、上記ガス供給圧センサ11、電空比例
弁13、送気バルブ15、管路圧センサ16,17、流
量センサ18、リリーフバルブ19、表示装置21は、
上記制御部10と電気的に接続されている。この表示装
置21は、各種の入力スイッチと表示部とを備えてお
り、表示部には送気流量、腹腔圧等が表示される。 【0020】上記ガス供給圧センサ11は、ガスボンベ
3等から供給される送気ガスの圧力を計測して、送気ガ
ス残量を術者に認知させるものである。ここで、このガ
ス供給圧センサ11の測定レンジは、例えば0〜10M
Pa である。 【0021】また、一次減圧器12は、ガスボンベ3か
ら供給されるガスの圧力を2段階で減圧するものであ
る。即ち、詳細には、例えば第1段目の減圧機構で1M
Paに減圧し、第2段目の減圧機構で0.4MPaに減
圧する。 【0022】上記電空比例弁13は、制御部10からの
制御信号によって(制御電圧が印加されて)その弁開度
が制御され、1次減圧器12で0.4MPaまで減圧さ
れたガスの圧力を0〜24Vの制御電圧で0〜100m
mHgの範囲に減圧して送気流量を0〜50L/min
の範囲に調節する。 【0023】上記マニホールド14内の送気バルブ15
は、制御部10に電気的に接続されており、その開閉動
作は制御部10により制御される。 【0024】上記制御部10は、上記供給圧センサ11
により計測された供給圧、上記流量センサ18により計
測された瞬間流量、上記管路圧センサ16,17により
計測された送気圧に関する測定値と設定値との比較結果
に基づいて、各部の動作を制御している。 【0025】(作用)図3に示すように、送気が開始さ
れると、ステップS1で制御部10において設定された
設定圧力及び設定流量が図示しない記憶部より読み込ま
れる。 【0026】そして、制御部10は、ステップS2で送
気バルブ15を開け、ステップS3で第1のセンサ16
により送気圧を測定し、流量センサ18により送気量を
測定する。 【0027】続いて、制御部10は、ステップS4で送
気圧が設定圧力に達したかどうか判断し、達していない
場合はステップS3に戻り、設定圧力に達した場合はス
テップS5で送気バルブ15を閉じ、ステップS6に進
む。 【0028】ステップS6では、制御部10は、リーク
等により腹腔圧が所定値以上低下するのを待ち、腹腔圧
が所定値以上低下すると、ステップS7で制御部10は
図示しない記憶部に格納されている初期値の腹腔の弾性
係数を読み込み、ステップS8で読み込んだ弾性係数と
設定圧力より送気量を演算し、ステップS9で送気バル
ブ15を開け、ステップS10に進む。 【0029】ステップS10では、制御部10は、流量
センサ18により送気量が演算した送気量に達するのを
待ち、送気量が演算した送気量に達すると、ステップS
11で送気バルブ15を閉じ、ステップS12で腹腔圧
が設定圧力に達したかどうか判断し、達していない場合
はステップS8に戻り、設定圧力に達した場合はステッ
プS13に進む。 【0030】ステップS13で制御部10は、所定時間
が経過しているかどうか判断し、所定時間が経過してい
ない場合はステップS6に戻り、所定時間が経過してい
る場合はステップS14で後述する腹腔の弾性係数の算
出処理を実行し、ステップS15で気腹終了信号が入力
されたかどうか判断し、気腹終了信号が入力されていな
い場合は、ステップS6に戻り、気腹終了信号が入力さ
れた場合は処理を終了する。 【0031】つまり、所定時間以内の場合は弾性係数を
同一として送気制御を行い、所定時間が経過するとステ
ップS14の腹腔の弾性係数の算出処理で算出した弾性
係数を用いて次の所定時間以内の間送気制御を行う。 【0032】次に、ステップS14の腹腔の弾性係数の
算出処理を説明する。図4に示すように、ステップS2
1で制御部10は、リリーフバルブ19を開き腹腔圧を
下げ、ステップS22で腹腔圧が所定値まで低下するの
を待ち、腹腔圧が所定値まで低下するとステップS23
でリリーフバルブ19を閉じ、ステップS24に進む。 【0033】ステップS24では、制御部10は、送気
バルブ15を開け、ステップS25で腹腔圧を測定し、
ステップS26で腹腔圧が設定圧力に達したかどうか判
断し、腹腔圧が設定圧力に達していない場合にはステッ
プS25に戻り、腹腔圧が設定圧力に達した場合はステ
ップS27で送気バルブ15を閉じ、ステップS28で
腹腔圧上昇値と送気量を格納する。 【0034】そして、ステップS29で、制御部10
は、腹腔圧上昇値と送気量より腹腔の弾性係数を算出
し、ステップS30で図示しない記憶部に格納されてい
る弾性係数を更新して格納し図3のステップS15に戻
る。 【0035】なお、弾性係数に上限値と下限値を設け、
送気量が極端に変化しない送気制御を行う。 【0036】(効果)このように本実施の形態では、定
期的に腹腔圧を低下させた後に送気を行うことで弾性係
数を更新するので、腹腔壁の弾性特性の変化に応じた正
確な送気制御を行うことができる。 【0037】なお、本実施の形態では、所定時間毎に腹
腔の弾性係数の算出処理を行って弾性係数を更新すると
したが、これに限らず、例えば、同一の弾性係数による
図3のステップS6〜S12の処理の繰り返しが所定回
数を超えた際に、腹腔の弾性係数の算出処理を行って弾
性係数を更新するようにしてもよい。 【0038】第2の実施の形態:図5及び図6は本発明
の第2の実施の形態に係わり、図5は制御部の制御の流
れを示すフローチャート、図6は図5の腹腔の弾性係数
の算出処理の流れを示すフローチャートである。 【0039】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであり、制御部での処理のみが異なるの
で、異なる点のみ説明する。 【0040】(構成)第1の実施の形態と同じである。 【0041】(作用)本実施の形態の制御部10での処
理は、図5に示すように、ステップS1〜S12までの
処理は第1の実施の形態と同じである。 【0042】ステップS12以降において、制御部10
はステップS31でステップS6〜S12の処理におけ
る腹腔圧上昇値と送気量を図示しない記憶部に格納し、
ステップS13で制御部10は、所定時間が経過してい
るかどうか判断し、所定時間が経過していない場合はス
テップS6に戻り、所定時間が経過している場合はステ
ップS32で後述する本実施の形態の腹腔の弾性係数の
算出処理を実行し、ステップS15で気腹終了信号が入
力されたかどうか判断し、気腹終了信号が入力されてい
ない場合は、ステップS6に戻り、気腹終了信号が入力
された場合は処理を終了する。 【0043】本実施の形態の腹腔の弾性係数の算出処理
は、図6に示すように、ステップS41で制御部10
は、ステップS6〜S12の処理における腹腔圧上昇値
と送気量を図示しない記憶部より読み出し、ステップS
41で読み出した腹腔圧上昇値と送気量より腹腔の弾性
係数を算出し、ステップS27で図示しない記憶部に格
納されている弾性係数を更新して格納し図5のステップ
S15に戻る。 【0044】(効果)このように本実施の形態では、リ
ーク毎の腹腔圧上昇値と送気量を用いて定期的に弾性係
数を更新するので、第1の実施の形態と同様に腹腔壁の
弾性特性の変化に応じた正確な送気制御を行うことがで
きる。 【0045】第3の実施の形態:図7は本発明の第3の
実施の形態に係る制御部の制御の流れを示すフローチャ
ートである。 【0046】第3の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであり、制御部での処理のみが異なるの
で、異なる点のみ説明する。 【0047】(構成)第1の実施の形態と同じである。 【0048】(作用)本実施の形態の制御部10での処
理は、図7に示すように、ステップS1〜S7までの処
理は第1の実施の形態と同じである。 【0049】ステップS7以降において、制御部10は
ステップS51で送気量が小さくかつ送気時間が短い小
送気を実行し、ステップS52で腹腔圧を測定し、ステ
ップS53で腹腔圧が設定圧力に達したかどうか判断
し、腹腔圧が設定圧力に達した場合にはステップS6に
戻り、腹腔圧が設定圧力に達していない場合はステップ
S54に進む。 【0050】そして、ステップS54で制御部10は、
小送気より送気量が大きくかつ送気時間が長い大送気を
実行し、ステップS55で腹腔圧を測定し、ステップS
56で腹腔圧が設定圧力に達したかどうか判断し、腹腔
圧が設定圧力に達していない場合にはステップS54に
戻り、腹腔圧が設定圧力に達した場合はステップS13
に進み、ステップS13で制御部10は、所定時間が経
過しているかどうか判断し、所定時間が経過していない
場合はステップS6に戻り、所定時間が経過している場
合はステップS14で後述する腹腔の弾性係数の算出処
理を実行し、ステップS15で気腹終了信号が入力され
たかどうか判断し、気腹終了信号が入力されていない場
合は、ステップS6に戻り、気腹終了信号が入力された
場合は処理を終了する。 【0051】(効果)このように本実施の形態では、第
1の実施の形態の効果に加え、リーク時に、小送気を追
加することで、リークによる圧力降下を軽減させ、送気
による圧力上昇幅を少なくすることができる。 【0052】第4の実施の形態:図8及び図9は本発明
の第4の実施の形態に係わり、図8は気腹装置のバルブ
レスポンス分の流量を説明する図、図9は制御部の制御
の流れを示すフローチャートである。 【0053】第4の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであり、制御部での処理のみが異なるの
で、異なる点のみ説明する。 【0054】従来、例えばドイツ特許公開公報4233
849号公報の気腹装置は、腹腔圧を設定圧に到達させ
る制御において、測定した流量が平均流量[L/min]が達
したかどうか判断を繰り返し、平均流量が設定流量に達
したらバルブを閉じて送気を停止していた。 【0055】ところが、上記従来技術の流量測定では、
図8に示すように、バルブを閉じ始めてから再び開くま
での僅かな流量(バルブレスポンス分の流量と管路内の
圧変動による流量)を測定していなかった。 【0056】例えば流量35L/minであれば、上記の流量
は流量精度に影響が出ない値であるが、低流量設定時
(例えば0.1L/min)では、僅かな流量が流量精度に影響
を与える。 【0057】そこで流量精度を出すには、バルブ閉時流
量(バルブを閉じ始めてから再び開くまでの僅かな流
量)を加算して、平均流量を算出すればよい。 【0058】しかしながら、上記のバルブ閉時流量は、
接続する管路抵抗の差や腹腔圧の差によりばらつくた
め、平均流量が設定流量に対し過不足が生じ、流量精度
が得られなかった。 【0059】そこで、次に、バルブレスポンス分を考慮
した流量制御の実施の形態について説明する。 【0060】この実施の形態は、第1の実施の形態とほ
とんど同じであり、制御部での処理のみが異なるので、
異なる点のみ説明する。 【0061】(構成)第1の実施の形態と同じである。 【0062】(作用)本実施の形態の制御部10での処
理は、図9に示すように、低流量設定時の設定圧まで腹
腔圧を制御するステップS1〜S5までの処理が第1の
実施の形態と異なり、ステップS6以降の処理は第1の
実施の形態と同じである。 【0063】本実施の形態では、制御部10は、ステッ
プS101で1回目の送気制御を開始して、ステップS
102で送気バルブ15を開き、ステップS103で平
均流量を測定し、ステップS104で平均流量が設定流
量に達したかどうか判断し、平均流量が設定流量に達し
ていない場合はステップS103に戻り、平均流量が設
定流量に達した場合はステップS105に進む。 【0064】そして、制御部10は、ステップS105
で送気バルブ15を閉じ、ステップS106で送気バル
ブ15を閉じる際のバルブレスポンス分の流量を積算測
定し、ステップS107で測定したバルブレスポンス分
の流量を図示しない記憶部に格納し、ステップS108
に進む。 【0065】制御部10は、ステップS108で2回目
以降の送気制御を開始して、ステップS109で送気バ
ルブ15を開き、ステップS111で平均流量を測定
し、ステップS110で平均流量に図示しない記憶部に
格納されているバルブレスポンス分の流量を加算し、ス
テップS112で平均流量が設定流量に達したかどうか
判断し、平均流量が設定流量に達していない場合はステ
ップS111に戻り、平均流量が設定流量に達した場合
はステップS113に進む。 【0066】そして、制御部10は、ステップS113
で送気バルブ15を閉じ、ステップS114で腹腔圧を
測定し、ステップS115で腹腔圧が設定圧力に達した
かどうか判断し、腹腔圧が設定圧力に達した場合にはス
テップS108に戻り、腹腔圧が設定圧力に達していな
い場合は第1の実施の形態のステップS6(図3参照)
に進む。 【0067】したがって、 送気3回目の流量=「2回目のバルブ閉時流量十送気3回目のバルブ開時流量」 送気4回目の流量=「3回目のバルブ閉時流量十送気4回目のバルブ開時流量」 : : となる。 【0068】(効果)このように本実施の形態では、第
1の実施の形態の効果に加え、低流量設定時におけるバ
ルブレスポンス分を考慮した流量制御を行うことができ
る。 【0069】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を変えない範囲におい
て、種々の変更、改変等が可能である。 【0070】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、腹
腔壁の弾性特性の変化に応じた正確な送気制御を行うこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係る送気装置の外
観構成を示す外観図 【図2】図1の送気装置の構成を示すブロック 【図3】図2の制御部の制御の流れを示すフローチャー
ト 【図4】図3の腹腔の弾性係数の算出処理の流れを示す
フローチャート 【図5】本発明の第2の実施の形態に係る制御部の制御
の流れを示すフローチャート 【図6】図5の腹腔の弾性係数の算出処理の流れを示す
フローチャート 【図7】本発明の第3の実施の形態に係る制御部の制御
の流れを示すフローチャート 【図8】本発明の第4の実施の形態に係る気腹装置のバ
ルブレスポンス分の流量を説明する図 【図9】第4の実施の形態に係る制御部の制御の流れを
示すフローチャート 【符号の説明】 1…気腹装置 2…低圧ガス供給配管 3…ガスボンベ 4…光学視管 5…トラカール 6a…配管ホース 6b…送気チューブ 10…制御部 11…供給圧センサ 12…減圧器 13…電空比例弁 14…マニホールド 15…送気バルブ 16…第1のセンサ 17…第2のセンサ 18…流量センサ 19…リリーフバルブ 20a…ガス供給口金 20b…送気口金
フロントページの続き (72)発明者 八巻 正英 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA24 GG27 HH02 HH03 HH09 HH51

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定の気体を送気する送気手段から腹腔
    内に注入して気腹する気腹装置において、 前記腹腔の弾性特性により腹腔外へ漏れる気体量に基づ
    く腹腔内の圧力変化を検出する圧力変化検出手段と、 前記圧力変化検出手段の検出結果に基づき、前記送気手
    段を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする気
    腹装置。
JP2002056298A 2002-03-01 2002-03-01 気腹装置 Withdrawn JP2003250754A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044372A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Olympus Medical Systems Corp 送気装置及び送気装置の送気方法

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