JP2003250730A - 電気掃除機用湿式フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気掃除機の排気口から出る排気には、紙パッ
クでとりきれなかった粉塵が出て、部屋の空間を浮遊し
ている。粉塵には、細菌やかび、アレルゲンが含まれて
いて、人体に有害である。粉塵を捕捉し、殺菌や消毒、
消臭をするのが目的である。 【解決手段】電気掃除機の排気口に、布、ガーゼ、紙等
のフィルター（１）を付け、水糊とエタノールの混合液
（４）で、常に湿った状態を保ち、粉塵を捕捉しなが
ら、殺菌や消毒、消臭を可能にした。身体の弱い人がい
ても、部屋で掃除機が使えるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は、布、ガーゼ、紙
等をフィルター（１）として、湿めらせて防塵する電気
掃除機用湿式フィルターに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来は、電気掃除機が未完成な製品で、
排気口から粉塵が出た。粉塵は、細菌やかび、アレルゲ
ン等を含み、人体に有害であった。粉塵をとるために、
排気を水にくぐらせたり、排気をもう一度、吸気口に循
環させる方式や、排気を別の紙パックに通したりと、い
ろいろ工夫されているが、湿ったフィルターで粉塵を捕
捉し、殺菌や消毒、消臭をするものは、なかった。近
年、アジア諸国製の安価な家電製品が市場に出回ってき
ている。外国の製品規格が日本より緩いとは思わない
が、生活環境を守るためにも、電気掃除機から排出され
る粉塵の対策が必要である。本発明の、湿式フィルター
は、製造の機構上の発案ではなく、既製の製品に対応す
るための防御手段的な発明で、他に類は、なかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、粉塵を効果
的に捕捉しながら、殺菌や消毒、消臭ができないか、ま
た、電気掃除機の排気口に湿ったフィルターをつける
と、吸塵力が落ちたり、電気掃除機の温度が上昇しない
か等を、実験し、研究をすすめた。 【０００４】 【課題を解決するための手段】電気掃除機の吸塵力を落
とさず、また、電気掃除機の温度を上昇させないため
に、湿っていても通気性の高い布、ガーゼ、紙等を使っ
て、フィルターとした。粉塵を効果的に捕捉するために
は、フィルターが湿って、粘着力があることが望まし
く、それには、水糊が適していた。水糊にエタノールを
混ぜた混合液で湿ったフィルターは、排気が通過する
時、粉塵を捕捉し、殺菌や消毒、消臭ができ、そのう
え、水糊もエタノールも人畜無害であった。 【０００５】 【発明実施の形態】布、ガーゼ、紙等のフィルター
（１）を挟む窓（２）つきの、一回毎の使い捨てのプラ
スチック、布等の粘着シール（３）を電気掃除機の排気
口に貼りつける。粘着シールの窓の上部に、水糊とエタ
ノールの混合液（４）が入る透明のプラスチック、塩化
ビニール等の容器（５）を貼り付け、容器の口（６）よ
り混合液を電気掃除機の運転前に入れて、容器の下の穴
止めシール（７）をはがすと、穴（８）が穿ってあり、
穴より混合液がしみ出てフィルターを伝って流れて、フ
ィルターを常に湿めらせる。常に湿ったフィルターは、
細菌やかび、アレルゲンを含む粉塵を捕捉し、殺菌や消
毒、消臭する。粘着シールの窓を囲むプラスチック、塩
化ビニール等の枠（９）は、混合液を窓以外の方々に散
らさぬようにするものである。粘着シールの大きさの範
囲内で各種の電気掃除機の排気口に対応できる。 【０００６】 【発明の効果】電気掃除機の排気口に、常に湿ったフィ
ルターをつけることによって、粉塵を効果的に捕捉し、
殺菌や消毒、消臭が可能になった。病人やアレルギー症
の人、老人、乳幼児がいても、部屋で電気掃除機が使え
るようになり、病院や老人の施設では、ベッドの移動を
しなくても、電気掃除機が使えるようになった。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の見取図 【符号の説明】 （１）布、ガーゼ、紙等のフィルター （２）窓 （３）プラスチック、布等の粘着シール （４）水糊とエタノールの混合液 （５）プラスチック、塩化ビニール等の容器 （６）容器の口 （７）穴止めシール （８）
穴 （９）粘着シールの窓を囲むプラスチック、塩化ビニー
ル等の枠

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】布、ガーゼ、紙等をフィルター（１）とし
   て、湿めらせて防塵する電気掃除機用湿式フィルター。