JP2003248691A - 分散型検索方法、及び、分散型検索装置、及び、分散型検索プログラム、及び、分散型検索プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
分散型検索方法、及び、分散型検索装置、及び、分散型検索プログラム、及び、分散型検索プログラムを格納した記憶媒体Info
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- JP2003248691A JP2003248691A JP2002047361A JP2002047361A JP2003248691A JP 2003248691 A JP2003248691 A JP 2003248691A JP 2002047361 A JP2002047361 A JP 2002047361A JP 2002047361 A JP2002047361 A JP 2002047361A JP 2003248691 A JP2003248691 A JP 2003248691A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の情報源から検索要求に適合する情報を
検索する場合に、質の高い情報が検索結果のリストの上
位に出現させる。 【解決手段】 利用者の目的情報が存在しそうな情報源
を保有する検索実行装置１を検索起点とし、検索要求を
入力する。検索実行装置１は、自身が保有する情報源を
検索して検索結果を取得するとともに、リンク付けらた
他の検索実行装置にも検索要求を送信し、その検索結果
を取得するというように、次々にリンクを辿って他の検
索実行装置の検索結果を取得する。検索実行装置１は自
身の検索結果には優先度を付与し、他の検索実行装置か
らの検索結果には、接続先の検索実行装置の情報の質の
高さを反映させたリンクの重みとして予め設定された計
数を掛けて優先度を再計算する。これら付与された優先
度と再計算された優先度を用いて、取得した検索結果を
並べ替えて出力する。
検索する場合に、質の高い情報が検索結果のリストの上
位に出現させる。 【解決手段】 利用者の目的情報が存在しそうな情報源
を保有する検索実行装置１を検索起点とし、検索要求を
入力する。検索実行装置１は、自身が保有する情報源を
検索して検索結果を取得するとともに、リンク付けらた
他の検索実行装置にも検索要求を送信し、その検索結果
を取得するというように、次々にリンクを辿って他の検
索実行装置の検索結果を取得する。検索実行装置１は自
身の検索結果には優先度を付与し、他の検索実行装置か
らの検索結果には、接続先の検索実行装置の情報の質の
高さを反映させたリンクの重みとして予め設定された計
数を掛けて優先度を再計算する。これら付与された優先
度と再計算された優先度を用いて、取得した検索結果を
並べ替えて出力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報源から
検索要求に適合する情報を検索する場合に、各情報源の
検索結果の優先度を算出し、その優先度に応じて並べ替
えを行う、分散型検索方法、分散型検索装置、分散型検
索プログラムに関するものである。
検索要求に適合する情報を検索する場合に、各情報源の
検索結果の優先度を算出し、その優先度に応じて並べ替
えを行う、分散型検索方法、分散型検索装置、分散型検
索プログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の分散型検索装置の構成を図１に示
す。分散型検索装置は、情報源ごとに検索実行装置１〜
５が配置されており、それらがネットワークで接続され
ている。この検索実行装置間の接続をリンクと呼ぶ。
す。分散型検索装置は、情報源ごとに検索実行装置１〜
５が配置されており、それらがネットワークで接続され
ている。この検索実行装置間の接続をリンクと呼ぶ。
【０００３】個々の検索実行装置１〜５は、保有する情
報源への検索、及び、利用者や他の検索実行装置との通
信を行う機能を有している。
報源への検索、及び、利用者や他の検索実行装置との通
信を行う機能を有している。
【０００４】利用者は、分散型検索装置を構成する検索
実行装置１〜５のうちの、自身の知っている、もしく
は、ネットワーク的に近い一台に対して、固定的に検索
要求を送信する。検索要求を受け取った検索実行装置
（図例では１）は、リンク先の検索実行装置（図例では
３）に対して検索要求を転送し、保有する情報に対する
検索を行い、その結果と転送した検索要求に対する検索
結果とを統合して利用者に送信する。
実行装置１〜５のうちの、自身の知っている、もしく
は、ネットワーク的に近い一台に対して、固定的に検索
要求を送信する。検索要求を受け取った検索実行装置
（図例では１）は、リンク先の検索実行装置（図例では
３）に対して検索要求を転送し、保有する情報に対する
検索を行い、その結果と転送した検索要求に対する検索
結果とを統合して利用者に送信する。
【０００５】検索結果の統合方法として、以下のような
方法が用いられている。
方法が用いられている。
【０００６】（１）並べ替えを行わないで、例えば、転
送した検索要求に対する検索結果を受信した順に並べ、
最後に、保有する情報に対する検索結果を付け加えると
いう統合を行う。
送した検索要求に対する検索結果を受信した順に並べ、
最後に、保有する情報に対する検索結果を付け加えると
いう統合を行う。
【０００７】（２）適当な順序（例えば、検索実行装置
のＩＤの順など）に並べ替える。例えば、それぞれの検
索実行装置に対して、分散型検索装置全体で一意なＩＤ
を付与し、全ての検索結果を検索実行装置のＩＤの順序
で並べ替えるという統合を行う。
のＩＤの順など）に並べ替える。例えば、それぞれの検
索実行装置に対して、分散型検索装置全体で一意なＩＤ
を付与し、全ての検索結果を検索実行装置のＩＤの順序
で並べ替えるという統合を行う。
【０００８】また、全ての情報検索装置が同じ方法で検
索結果に対して検索要求との適合度合に応じたスコアを
付与する場合、検索結果のスコアを比較することが可能
であるため、検索結果の統合方法として以下の方法が用
いられている。
索結果に対して検索要求との適合度合に応じたスコアを
付与する場合、検索結果のスコアを比較することが可能
であるため、検索結果の統合方法として以下の方法が用
いられている。
【０００９】（３）検索結果のスコアの順に並び替え
る。例えば、個々の情報検索装置が検索結果に対して検
索要求との適合度合に応じてスコアを付与し、そのスコ
アの高い順に検索結果を並び替えるという統合を行う。
る。例えば、個々の情報検索装置が検索結果に対して検
索要求との適合度合に応じてスコアを付与し、そのスコ
アの高い順に検索結果を並び替えるという統合を行う。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大量の
情報の中から検索要求に適合する情報を検索すると、検
索結果の数が膨大なものとなってしまう可能性が高い。
情報の中から検索要求に適合する情報を検索すると、検
索結果の数が膨大なものとなってしまう可能性が高い。
【００１１】検索要求に適合する検索結果として複数の
情報が得られた場合に、どの情報も内容が同じであれば
特に問題は生じないが、複数の異なる情報源から得られ
る情報が同じ情報である可能性は低い。そのため、利用
者はそれぞれの情報が本当に必要としてる情報がどうか
を逐一確認する必要がある。
情報が得られた場合に、どの情報も内容が同じであれば
特に問題は生じないが、複数の異なる情報源から得られ
る情報が同じ情報である可能性は低い。そのため、利用
者はそれぞれの情報が本当に必要としてる情報がどうか
を逐一確認する必要がある。
【００１２】（１）や（２）の統合方法の場合では、適
切な並べ替えを行っていないため、利用者が本当に必要
としている情報が検索結果のリストの末尾の方に出現し
てしまい、その情報を検索結果のリストから見つけ出す
ために、非常に大きな負担が必要となる可能性がある。
切な並べ替えを行っていないため、利用者が本当に必要
としている情報が検索結果のリストの末尾の方に出現し
てしまい、その情報を検索結果のリストから見つけ出す
ために、非常に大きな負担が必要となる可能性がある。
【００１３】また、異なる情報源においては、情報源の
持つ情報の内容だけでなく、情報の質も異なる可能性が
ある。
持つ情報の内容だけでなく、情報の質も異なる可能性が
ある。
【００１４】（３）の場合では、個々の情報検索装置が
付与したスコアに基づいて並べ替えが行われているが、
それぞれの情報源を同等に扱っているため、質の高い情
報と質の低い情報が似たようなスコアになってしまった
場合、質の高い情報が常に検索結果のリストの上位に出
現するという保証がないため、利用者は検索の結果得ら
れた情報を逐一確認する必要がある。
付与したスコアに基づいて並べ替えが行われているが、
それぞれの情報源を同等に扱っているため、質の高い情
報と質の低い情報が似たようなスコアになってしまった
場合、質の高い情報が常に検索結果のリストの上位に出
現するという保証がないため、利用者は検索の結果得ら
れた情報を逐一確認する必要がある。
【００１５】そこで、本発明は、複数の情報源から検索
要求に適合する情報を検索する場合に、質の高い情報が
検索結果のリストの上位に出現するようにした分散型検
索方法、分散型検索装置、分散型検索プログラムを提供
することを課題とする。
要求に適合する情報を検索する場合に、質の高い情報が
検索結果のリストの上位に出現するようにした分散型検
索方法、分散型検索装置、分散型検索プログラムを提供
することを課題とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、検索要求に適合する情報を検索結果とし
て出力する検索方法において、ネットワークで接続され
た複数の検索実行装置のそれぞれが、入力された検索要
求を取得する手順と、取得した検索要求を、自身の情報
検索手段と他の検索実行装置へ送信する手順と、検索要
求により情報検索手段が保有する情報源を検索する手順
と、検索要求を送信した情報検索手段と他の検索実行装
置のそれぞれの検索結果を取得する手順と、それぞれの
検索結果を情報の質の高さによる重み付けにより統合し
て出力する手順とを有することを特徴とする分散型検索
方法を手段とする。
め、本発明は、検索要求に適合する情報を検索結果とし
て出力する検索方法において、ネットワークで接続され
た複数の検索実行装置のそれぞれが、入力された検索要
求を取得する手順と、取得した検索要求を、自身の情報
検索手段と他の検索実行装置へ送信する手順と、検索要
求により情報検索手段が保有する情報源を検索する手順
と、検索要求を送信した情報検索手段と他の検索実行装
置のそれぞれの検索結果を取得する手順と、それぞれの
検索結果を情報の質の高さによる重み付けにより統合し
て出力する手順とを有することを特徴とする分散型検索
方法を手段とする。
【００１７】あるいは、前記取得した検索要求を自身の
情報検索手段と他の検索実行装置へ送信する手順では、
取得した検索要求が経由した検索実行装置の一覧を取得
する手順と、ネットワークで接続された検索実行装置の
うち、検索要求が経由していない検索実行装置に対して
検索要求を送信する手順とを有することを特徴とする分
散型検索方法を手段とする。
情報検索手段と他の検索実行装置へ送信する手順では、
取得した検索要求が経由した検索実行装置の一覧を取得
する手順と、ネットワークで接続された検索実行装置の
うち、検索要求が経由していない検索実行装置に対して
検索要求を送信する手順とを有することを特徴とする分
散型検索方法を手段とする。
【００１８】あるいは、前記情報検索手段と他の検索実
行装置のそれぞれの検索結果を取得する手順では、情報
検索手段から取得した検索結果に対して優先度を付与す
る手順と、検索要求を送信した他の検索実行装置から取
得した検索結果に対して検索結果の優先度を取得し、接
続先の検索実行装置に対して設定された係数で優先度を
再計算する手順とを有し、前記それぞれの検索結果を情
報の質の高さによる重み付けにより統合して出力する手
順では、情報検索手段から取得した検索結果と検索要求
を送信した検索実行装置から取得した検索結果とを、付
与された優先度と再計算された優先度とを用いて並び替
えを行って統合する手順と、統合した結果を出力する手
順とを有することを特徴とする分散型検索方法を手段と
する。
行装置のそれぞれの検索結果を取得する手順では、情報
検索手段から取得した検索結果に対して優先度を付与す
る手順と、検索要求を送信した他の検索実行装置から取
得した検索結果に対して検索結果の優先度を取得し、接
続先の検索実行装置に対して設定された係数で優先度を
再計算する手順とを有し、前記それぞれの検索結果を情
報の質の高さによる重み付けにより統合して出力する手
順では、情報検索手段から取得した検索結果と検索要求
を送信した検索実行装置から取得した検索結果とを、付
与された優先度と再計算された優先度とを用いて並び替
えを行って統合する手順と、統合した結果を出力する手
順とを有することを特徴とする分散型検索方法を手段と
する。
【００１９】あるいは、前記情報検索手段から取得した
検索結果に対して優先度を付与する手順では、情報検索
手段から取得した検索結果の優先度を分散型検索装置全
体で統一された定数値として付与することを特徴とする
分散型検索方法を手段とする。
検索結果に対して優先度を付与する手順では、情報検索
手段から取得した検索結果の優先度を分散型検索装置全
体で統一された定数値として付与することを特徴とする
分散型検索方法を手段とする。
【００２０】あるいは、前記情報検索手段から取得した
検索結果に対して優先度を付与する手順では、分散型検
索装置の有する全ての情報検索手段のスコア付与の方法
が統一されている場合に、情報検索手段から取得した検
索結果に付与する優先度を情報検索手段が付与したスコ
アとすることを特徴とする分散型検索方法を手段とす
る。
検索結果に対して優先度を付与する手順では、分散型検
索装置の有する全ての情報検索手段のスコア付与の方法
が統一されている場合に、情報検索手段から取得した検
索結果に付与する優先度を情報検索手段が付与したスコ
アとすることを特徴とする分散型検索方法を手段とす
る。
【００２１】あるいは、検索要求に適合する情報を検索
結果として出力する検索装置において、ネットワークで
接続された複数の検索実行装置を有し、検索実行装置
は、連携装置と情報検索装置を有し、連携装置は、入力
された検索要求を取得して、情報検索装置と他の検索実
行装置に検索要求へ送信して、それぞれの検索結果を取
得し、情報の質の高さによる重み付けにより統合して出
力するものであり、情報検索装置は、検索要求により保
有する情報源を検索した検索結果を取得して連携装置に
出力するものであることを特徴とする分散型検索装置を
手段とする。
結果として出力する検索装置において、ネットワークで
接続された複数の検索実行装置を有し、検索実行装置
は、連携装置と情報検索装置を有し、連携装置は、入力
された検索要求を取得して、情報検索装置と他の検索実
行装置に検索要求へ送信して、それぞれの検索結果を取
得し、情報の質の高さによる重み付けにより統合して出
力するものであり、情報検索装置は、検索要求により保
有する情報源を検索した検索結果を取得して連携装置に
出力するものであることを特徴とする分散型検索装置を
手段とする。
【００２２】あるいは、前記連携装置は、取得した検索
要求が経由した検索実行装置の一覧を取得し、ネットワ
ークで接続された検索実行装置のうち、検索要求が経由
していない検索実行装置に対して検索要求を送信し、検
索要求を送信した検索実行装置から検索結果を取得する
ものであることを特徴とする分散型検索装置を手段とす
る。
要求が経由した検索実行装置の一覧を取得し、ネットワ
ークで接続された検索実行装置のうち、検索要求が経由
していない検索実行装置に対して検索要求を送信し、検
索要求を送信した検索実行装置から検索結果を取得する
ものであることを特徴とする分散型検索装置を手段とす
る。
【００２３】あるいは、前記連携装置は、前記情報検索
装置から取得した検索結果に対しては優先度を付与し、
検索要求を送信した検索実行装置から取得した検索結果
に対しては検索結果の優先度を取得し、接続先の検索実
行装置に対して設定された係数で優先度を再計算し、情
報検索装置から取得した検索結果と検索要求を送信した
検索実行装置から取得した検索結果とを、付与された優
先度と再計算された優先度とを用いて並び替えを行って
統合し、その統合した結果を出力するものであることを
特徴とする分散型検索装置を手段とする。
装置から取得した検索結果に対しては優先度を付与し、
検索要求を送信した検索実行装置から取得した検索結果
に対しては検索結果の優先度を取得し、接続先の検索実
行装置に対して設定された係数で優先度を再計算し、情
報検索装置から取得した検索結果と検索要求を送信した
検索実行装置から取得した検索結果とを、付与された優
先度と再計算された優先度とを用いて並び替えを行って
統合し、その統合した結果を出力するものであることを
特徴とする分散型検索装置を手段とする。
【００２４】あるいは、前記連携装置は、情報検索装置
から取得した検索結果の優先度を分散型検索装置全体で
統一された定数値として付与するものであることを特徴
とする分散型検索装置を手段とする。
から取得した検索結果の優先度を分散型検索装置全体で
統一された定数値として付与するものであることを特徴
とする分散型検索装置を手段とする。
【００２５】あるいは、前記連携装置は、分散型検索装
置の有する全ての情報検索装置のスコア付与の方法が統
一されている場合に、情報検索装置から取得した検索結
果に付与する優先度を、情報検索装置が付与したスコア
とするものであることを特徴とする分散型検索装置を手
段とする。
置の有する全ての情報検索装置のスコア付与の方法が統
一されている場合に、情報検索装置から取得した検索結
果に付与する優先度を、情報検索装置が付与したスコア
とするものであることを特徴とする分散型検索装置を手
段とする。
【００２６】あるいは、上記の分散型検索方法における
手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムと
したことを特徴とする分散型検索プログラムを手段とす
る。
手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムと
したことを特徴とする分散型検索プログラムを手段とす
る。
【００２７】あるいは、上記の分散型検索方法における
手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムと
し、前記プログラムを、コンピュータが読み取りできる
記憶媒体に記録したことを特徴とする分散型検索プログ
ラムを記録した記憶媒体を手段とする。
手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムと
し、前記プログラムを、コンピュータが読み取りできる
記憶媒体に記録したことを特徴とする分散型検索プログ
ラムを記録した記憶媒体を手段とする。
【００２８】本発明では、質の高い情報を持っている検
索実行装置を検索起点として指定すること、及び、それ
ぞれの検索実行装置に対する情報の質の高さを表す係数
を用いて検索結果の優先度を再計算し、この優先度によ
って検索結果の並び替えを行うことにより、検索結果の
リストの上位に本当に必要としている、質の高い情報に
ついての検索結果が出現するようにした。
索実行装置を検索起点として指定すること、及び、それ
ぞれの検索実行装置に対する情報の質の高さを表す係数
を用いて検索結果の優先度を再計算し、この優先度によ
って検索結果の並び替えを行うことにより、検索結果の
リストの上位に本当に必要としている、質の高い情報に
ついての検索結果が出現するようにした。
【００２９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて詳細に説明する。
て図を用いて詳細に説明する。
【００３０】始めに、本発明の分散型検索装置の一実施
形態例について説明する。その分散型検索装置の構成を
図１に示す。
形態例について説明する。その分散型検索装置の構成を
図１に示す。
【００３１】本装置は、複数の検索実行装置１〜５から
構成される。これらの検索実行装置１〜５はネットワー
クで接続され相互に通信を行う。この接続をリンクと呼
ぶ。
構成される。これらの検索実行装置１〜５はネットワー
クで接続され相互に通信を行う。この接続をリンクと呼
ぶ。
【００３２】検索実行装置の個数についてはこの構成に
限る必要はなく、２台以上であればよい。各検索実行装
置は１台以上の他の検索実行装置と接続されていればよ
く、リンクには接続先の検索実行装置の情報の質の高さ
に応じたリンクの重みとしての係数が設定されている。
また、各検索実行装置を異なる計算機上に実装する必要
はなく、同じ計算機上に複数の装置を実装したり、全て
の装置を同一の計算機上に実装してもよい。
限る必要はなく、２台以上であればよい。各検索実行装
置は１台以上の他の検索実行装置と接続されていればよ
く、リンクには接続先の検索実行装置の情報の質の高さ
に応じたリンクの重みとしての係数が設定されている。
また、各検索実行装置を異なる計算機上に実装する必要
はなく、同じ計算機上に複数の装置を実装したり、全て
の装置を同一の計算機上に実装してもよい。
【００３３】検索実行装置は、図２に示す連携装置１１
と情報検索装置１２と情報源データベース１３から構成
される。情報検索装置１２と連携装置１１の機能は以下
の通りである。 ・情報検索装置１２の機能 入力として検索要求を取得し、検索要求と適合する情報
の一覧を保有する情報源データベース１３から取得し、
出力する。 ・連携装置１１の機能 入力として検索要求を取得し、検索要求の経由した検索
実行装置の一覧を取得し、ネットワークで接続された検
索実行装置のうち、検索要求が経由していない検索実行
装置に対して検索要求を送信し、検索要求を送信した検
索実行装置から検索結果を取得し、検索結果の優先度を
取得し、送信先に応じた係数で優先度を再計算する。
と情報検索装置１２と情報源データベース１３から構成
される。情報検索装置１２と連携装置１１の機能は以下
の通りである。 ・情報検索装置１２の機能 入力として検索要求を取得し、検索要求と適合する情報
の一覧を保有する情報源データベース１３から取得し、
出力する。 ・連携装置１１の機能 入力として検索要求を取得し、検索要求の経由した検索
実行装置の一覧を取得し、ネットワークで接続された検
索実行装置のうち、検索要求が経由していない検索実行
装置に対して検索要求を送信し、検索要求を送信した検
索実行装置から検索結果を取得し、検索結果の優先度を
取得し、送信先に応じた係数で優先度を再計算する。
【００３４】また、取得した検索要求を情報検索装置１
２に送信し、保有する情報源データベース１３に対する
検索結果を取得し、優先度の初期値を付与する。検索要
求を送信した検索実行装置から取得した検索結果と、情
報検索装置１２から取得した検索結果とを統合して、検
索要求を取得した利用者（検索端末等）、もしくは、検
索実行装置に対して送信する。
２に送信し、保有する情報源データベース１３に対する
検索結果を取得し、優先度の初期値を付与する。検索要
求を送信した検索実行装置から取得した検索結果と、情
報検索装置１２から取得した検索結果とを統合して、検
索要求を取得した利用者（検索端末等）、もしくは、検
索実行装置に対して送信する。
【００３５】これら情報検索装置１２と連携装置１１は
同一の計算機上に実装する必要はなく、異なる計算機上
に実装してもよい。
同一の計算機上に実装する必要はなく、異なる計算機上
に実装してもよい。
【００３６】検索結果の優先度の初期値は、連携装置１
１が情報検索装置１２から検索結果を取得した段階で設
定される。この初期値には、分散型検索装置を構成する
全ての情報検索装置のスコア付与の方法が統一されてい
ない、もしくは、スコア付与が行われていない場合と、
全ての情報検索装置のスコア付与の方法が統一されてい
る場合とで異なるものを用いる。 ・スコア付与の方法が統一されていない、もしくは、ス
コア付与が行われていない場合 情報検索装置１２から取得した検索結果の情報の優先度
を全て１とする。この値については、１に限る必要はな
く、分散型検索装置全体で統一されていればよい。 ・スコア付与の方法が統一されている場合 情報検索装置１２が検索結果の情報ごとに付与するスコ
アを優先度とする。
１が情報検索装置１２から検索結果を取得した段階で設
定される。この初期値には、分散型検索装置を構成する
全ての情報検索装置のスコア付与の方法が統一されてい
ない、もしくは、スコア付与が行われていない場合と、
全ての情報検索装置のスコア付与の方法が統一されてい
る場合とで異なるものを用いる。 ・スコア付与の方法が統一されていない、もしくは、ス
コア付与が行われていない場合 情報検索装置１２から取得した検索結果の情報の優先度
を全て１とする。この値については、１に限る必要はな
く、分散型検索装置全体で統一されていればよい。 ・スコア付与の方法が統一されている場合 情報検索装置１２が検索結果の情報ごとに付与するスコ
アを優先度とする。
【００３７】連携装置１１は、情報検索装置１２から取
得した検索結果については、この優先度の初期値を、他
の検索実行装置から取得した検索結果については、検索
結果に付与された優先度に対して接続先の検索実行装置
に対して設定された係数を掛けた値を新たな優先度とし
て検索結果の並び替えを行う。
得した検索結果については、この優先度の初期値を、他
の検索実行装置から取得した検索結果については、検索
結果に付与された優先度に対して接続先の検索実行装置
に対して設定された係数を掛けた値を新たな優先度とし
て検索結果の並び替えを行う。
【００３８】次に、本装置を用いた検索について説明す
る。図３に本検索全体の処理フローを、図４〜図７に各
処理ステップ（２）〜（５）での処理フローを示す。
る。図３に本検索全体の処理フローを、図４〜図７に各
処理ステップ（２）〜（５）での処理フローを示す。
【００３９】まず、検索を行う前に検索実行装置同士の
接続を行い、リンクに接続先の情報の質の高さを反映さ
せた重みとしての係数を設定する。このとき、関連する
情報源を持つ検索実行装置同士が接続されるようにす
る。また、係数は接続先の検索実行装置の保有する情報
源の質が高い場合には大きく、質が低い場合には小さく
なるような値とする。また、この係数は、より大きく１
以下の実数値とする。
接続を行い、リンクに接続先の情報の質の高さを反映さ
せた重みとしての係数を設定する。このとき、関連する
情報源を持つ検索実行装置同士が接続されるようにす
る。また、係数は接続先の検索実行装置の保有する情報
源の質が高い場合には大きく、質が低い場合には小さく
なるような値とする。また、この係数は、より大きく１
以下の実数値とする。
【００４０】図８に、検索実行装置間のリンクに係数を
設定した例を示す。この例でにおいて、１〜１２は検索
実行装置であり、相互に結ぶ線がリンクを表し、このリ
ンク上の検索実行装置付近の各数値が当該検索実行装置
で設定される係数である。この係数の設定は、情報源に
おける情報提供者等がリンク先の情報源の持つ情報の質
の高さを評価するなどにより行う。
設定した例を示す。この例でにおいて、１〜１２は検索
実行装置であり、相互に結ぶ線がリンクを表し、このリ
ンク上の検索実行装置付近の各数値が当該検索実行装置
で設定される係数である。この係数の設定は、情報源に
おける情報提供者等がリンク先の情報源の持つ情報の質
の高さを評価するなどにより行う。
【００４１】ステップ（１）において、利用者は、必要
としている質の高い情報が存在すると考えられる検索実
行装置を選択し、その検索実行装置に対して、検索要求
Ｑを送信する。この選択された検索実行装置が検索起点
となる。なお、以下の処理は、検索要求Ｑを利用者（検
索端末等）から取得した場合も、他の検索実行装置から
取得した場合も同じく行われる。
としている質の高い情報が存在すると考えられる検索実
行装置を選択し、その検索実行装置に対して、検索要求
Ｑを送信する。この選択された検索実行装置が検索起点
となる。なお、以下の処理は、検索要求Ｑを利用者（検
索端末等）から取得した場合も、他の検索実行装置から
取得した場合も同じく行われる。
【００４２】ステップ（２）では、検索要求Ｑを取得し
た検索実行装置の連携装置が、検索要求Ｑをリンクされ
ている他の検索実行装置に転送する。図４にステップ
（２）の詳細を示す。
た検索実行装置の連携装置が、検索要求Ｑをリンクされ
ている他の検索実行装置に転送する。図４にステップ
（２）の詳細を示す。
【００４３】図４においては、検索要求Ｑを取得した検
索実行装置の連携装置が、検索要求が経由した検索実行
装置ＳＥi（１≦ｉ≦ｎ）を取得する。次に、リンクに
より接続されている検索実行装置のうち、ＳＥi（１≦
ｉ≦ｎ）に含まれない検索実行装置ＳＥj（１≦ｊ≦
ｍ）に対して検索要求Ｑを送信する。
索実行装置の連携装置が、検索要求が経由した検索実行
装置ＳＥi（１≦ｉ≦ｎ）を取得する。次に、リンクに
より接続されている検索実行装置のうち、ＳＥi（１≦
ｉ≦ｎ）に含まれない検索実行装置ＳＥj（１≦ｊ≦
ｍ）に対して検索要求Ｑを送信する。
【００４４】ステップ（３）では、検索実行装置が自身
の持つ情報源に対して検索を行う。図５にステップ
（３）の詳細を示す。
の持つ情報源に対して検索を行う。図５にステップ
（３）の詳細を示す。
【００４５】図５において、まず、連携装置が、情報検
索装置に対して検索要求Ｑを送信する。次に、情報検索
装置は、自身の情報源データベースを検索し、検索結果
Ｒ0を得る。次に、連携装置は、この検索結果Ｒ0を取得
する。
索装置に対して検索要求Ｑを送信する。次に、情報検索
装置は、自身の情報源データベースを検索し、検索結果
Ｒ0を得る。次に、連携装置は、この検索結果Ｒ0を取得
する。
【００４６】ステップ（４）では、検索実行装置が、自
身の持つ情報源からの検索結果Ｒ0と転送先の検索実行
装置からの検索結果Ｒjの優先度を算出する。図６にス
テップ（４）の詳細を示す。
身の持つ情報源からの検索結果Ｒ0と転送先の検索実行
装置からの検索結果Ｒjの優先度を算出する。図６にス
テップ（４）の詳細を示す。
【００４７】図６において、連携装置は、まず、検索結
果Ｒ0に優先度を設定する。次に、連携装置は、検索実
行装置ＳＥj（１≦ｊ≦ｍ）から検索結果Ｒjを取得す
る。次に、連携装置は、検索結果Ｒjの優先度に対して
係数Ｃjを掛けて優先度を再計算する。
果Ｒ0に優先度を設定する。次に、連携装置は、検索実
行装置ＳＥj（１≦ｊ≦ｍ）から検索結果Ｒjを取得す
る。次に、連携装置は、検索結果Ｒjの優先度に対して
係数Ｃjを掛けて優先度を再計算する。
【００４８】ステップ（５）では、検索実行装置が、検
索結果Ｒ0と検索結果Ｒjを優先度の大きい順に並べ替え
て検索結果Ｒとして出力する。図７にステップ（５）の
詳細を示す。
索結果Ｒ0と検索結果Ｒjを優先度の大きい順に並べ替え
て検索結果Ｒとして出力する。図７にステップ（５）の
詳細を示す。
【００４９】図７において、連携装置は、まず、検索結
果Ｒ0と検索結果Ｒjを優先度の大きい順に並べ替え、統
合した検索結果Ｒを生成する。次に、連携装置は、この
統合した検索結果Ｒを出力する。
果Ｒ0と検索結果Ｒjを優先度の大きい順に並べ替え、統
合した検索結果Ｒを生成する。次に、連携装置は、この
統合した検索結果Ｒを出力する。
【００５０】このように、関連する情報源を持つ検索実
行装置同士を接続し、そのリンクに情報の質に応じた係
数を設定することで、目的とする情報を持っている質の
高い情報源同士を強く関連付けることが可能となる。そ
して、検索起点として必要としている情報が存在すると
考えられる情報源を持つ検索実行装置を指定すること、
及び、前記の関連付けを用いることで、検索者が必要と
している質の高い情報の優先度を高くすることが可能と
なる。
行装置同士を接続し、そのリンクに情報の質に応じた係
数を設定することで、目的とする情報を持っている質の
高い情報源同士を強く関連付けることが可能となる。そ
して、検索起点として必要としている情報が存在すると
考えられる情報源を持つ検索実行装置を指定すること、
及び、前記の関連付けを用いることで、検索者が必要と
している質の高い情報の優先度を高くすることが可能と
なる。
【００５１】以下、本発明による分散型検索手法によ
り、スコアの再計算と並び替えを行う場合と、行わない
場合（従来手法）との検索精度の比較を行った評価実験
について説明する。
り、スコアの再計算と並び替えを行う場合と、行わない
場合（従来手法）との検索精度の比較を行った評価実験
について説明する。
【００５２】図９は、検索精度の比較を示したグラフで
あり、検索要求毎に、横軸に検索起点をＡｖｇ．の高い
順に並べ、検索起点ごとのＡｖｇ．が従来方式のＡｖ
ｇ．を１とした場合の何倍になっているかをグラフにし
たものである。ここで、Ａｖｇ．とは、所定の再現率
（検索結果に含まれている正解の割合）での適合率（全
検索結果のうち正解が含まれる割合）の平均を取ったも
のである。
あり、検索要求毎に、横軸に検索起点をＡｖｇ．の高い
順に並べ、検索起点ごとのＡｖｇ．が従来方式のＡｖ
ｇ．を１とした場合の何倍になっているかをグラフにし
たものである。ここで、Ａｖｇ．とは、所定の再現率
（検索結果に含まれている正解の割合）での適合率（全
検索結果のうち正解が含まれる割合）の平均を取ったも
のである。
【００５３】このグラフから、最善の検索起点を指定す
ることにより、従来手法以上の検索精度が得られること
が分かる。また、最善の検索起点以外でも、いくつかの
検索起点では従来手法と同等か上回る検索精度が得られ
ている。
ることにより、従来手法以上の検索精度が得られること
が分かる。また、最善の検索起点以外でも、いくつかの
検索起点では従来手法と同等か上回る検索精度が得られ
ている。
【００５４】しかし図９では、検索起点によって検索精
度が従来手法を上回る場合と下回る場合が生じている。
この原因を調べるために、検索結果の件数が比較的多
く、既存手法を上回る場合と下回る場合が起こっている
図９でのｑｕｅｒｙ（検索要求）０７における、従来手
法と本発明による検索手法の検索起点毎の再現率対適合
率の関係を図１０で比較する。図１０では、図８の検索
実行装置１〜１２をサイトと記載している。
度が従来手法を上回る場合と下回る場合が生じている。
この原因を調べるために、検索結果の件数が比較的多
く、既存手法を上回る場合と下回る場合が起こっている
図９でのｑｕｅｒｙ（検索要求）０７における、従来手
法と本発明による検索手法の検索起点毎の再現率対適合
率の関係を図１０で比較する。図１０では、図８の検索
実行装置１〜１２をサイトと記載している。
【００５５】図１０のグラフから、的確な検索起点を指
定した場合には、再現率が低い部分での適合率が高くな
っており、逆に、検索起点の指定が適切でない場合に
は、再現率が低い部分での適合率が低くなっていること
がわかる。これについては、他の検索要求でも同様の傾
向が見られた。
定した場合には、再現率が低い部分での適合率が高くな
っており、逆に、検索起点の指定が適切でない場合に
は、再現率が低い部分での適合率が低くなっていること
がわかる。これについては、他の検索要求でも同様の傾
向が見られた。
【００５６】これらの結果から、本発明による検索手法
によれば、最善の検索起点を指定することで従来法より
も検索精度を向上させることができることがわかる。ま
た、最善の検索起点を必ずしも指定する必要がなく、分
散型検索装置の検索実行装置間リンクのネットワーク上
で最善の検索起点の近くに存在する検索実行装置を検索
起点に指定することで、従来手法と同等か上回る検索精
度が得ることができることがわかる。また、適切な検索
起点の指定を行うことで低再現率における適合率が高く
なるという結果から、本発明による検索手法は、適切な
検索起点を指定することで検索結果の上位における検索
精度を向上させることができることがわかる。
によれば、最善の検索起点を指定することで従来法より
も検索精度を向上させることができることがわかる。ま
た、最善の検索起点を必ずしも指定する必要がなく、分
散型検索装置の検索実行装置間リンクのネットワーク上
で最善の検索起点の近くに存在する検索実行装置を検索
起点に指定することで、従来手法と同等か上回る検索精
度が得ることができることがわかる。また、適切な検索
起点の指定を行うことで低再現率における適合率が高く
なるという結果から、本発明による検索手法は、適切な
検索起点を指定することで検索結果の上位における検索
精度を向上させることができることがわかる。
【００５７】本発明による検索手法がどのような状況で
有用なのかを検証するために、評価に用いた検索要求
（ｑｕｅｒｙ０１〜０８）と正解数についての分析を行
った。図１１のグラフは、正解を最も多く含む検索実行
装置を検索起点とした場合の、ホップ数と正解数の関係
を、検索起点とした検索実行装置のホップ数を１として
示したグラフである。
有用なのかを検証するために、評価に用いた検索要求
（ｑｕｅｒｙ０１〜０８）と正解数についての分析を行
った。図１１のグラフは、正解を最も多く含む検索実行
装置を検索起点とした場合の、ホップ数と正解数の関係
を、検索起点とした検索実行装置のホップ数を１として
示したグラフである。
【００５８】このグラフから、全ての検索要求におい
て、正解が、一定のホップ数内の検索実行装置に存在し
ていることが分かる。つまり、正解が全ての検索実行装
置に存在しているわけではなく、ある特定の検索実行装
置の周辺に集中しているといえる。本発明の検索手法で
は、検索結果の優先度として、経由した検索実行装置間
リンクの係数の積を用いている。そのため、多くの場合
で経由した検索実行装置間リンクの数が少ないほど、す
なわち、検索起点の検索実行装置に近い検索実行装置の
検索結果ほど最終的な検索結果では上位にランクされ
る。このことから、本発明の検索手法では検索者が必要
としている情報がいくつかの情報源にのみ偏って存在し
ていて、これらの情報源が検索実行装置間リンクのネッ
トワーク上で近くに存在している状況で有用である。
て、正解が、一定のホップ数内の検索実行装置に存在し
ていることが分かる。つまり、正解が全ての検索実行装
置に存在しているわけではなく、ある特定の検索実行装
置の周辺に集中しているといえる。本発明の検索手法で
は、検索結果の優先度として、経由した検索実行装置間
リンクの係数の積を用いている。そのため、多くの場合
で経由した検索実行装置間リンクの数が少ないほど、す
なわち、検索起点の検索実行装置に近い検索実行装置の
検索結果ほど最終的な検索結果では上位にランクされ
る。このことから、本発明の検索手法では検索者が必要
としている情報がいくつかの情報源にのみ偏って存在し
ていて、これらの情報源が検索実行装置間リンクのネッ
トワーク上で近くに存在している状況で有用である。
【００５９】なお、図３〜図７で示した処理の手順をコ
ンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコ
ンピュータに実行させることができることは言うまでも
なく、コンピュータにその処理の手順を実行させるため
のプログラムを、そのコンピュータが読み取りできる記
憶媒体、例えば、ＦＤ（フロッピーディスク（登録商
標））や、ＭＯ、ＲＯＭ、メモリカード、ＣＤ、ＤＶ
Ｄ、リムーバブルディスクなどに記録して、保存した
り、配布したりすることが可能である。また、上記のプ
ログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワ
ークを通して提供することも可能である。
ンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコ
ンピュータに実行させることができることは言うまでも
なく、コンピュータにその処理の手順を実行させるため
のプログラムを、そのコンピュータが読み取りできる記
憶媒体、例えば、ＦＤ（フロッピーディスク（登録商
標））や、ＭＯ、ＲＯＭ、メモリカード、ＣＤ、ＤＶ
Ｄ、リムーバブルディスクなどに記録して、保存した
り、配布したりすることが可能である。また、上記のプ
ログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワ
ークを通して提供することも可能である。
【００６０】
【発明の効果】本発明によれば、分散型検索装置におけ
る、検索結果の上位に、より検索要求に適合した検索結
果を出現させることが可能となる。
る、検索結果の上位に、より検索要求に適合した検索結
果を出現させることが可能となる。
【図１】本発明による分散型検索装置の一実施形態例の
構成を説明する図である。
構成を説明する図である。
【図２】上記実施形態例における検索実行装置の構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図３】本発明による分散型検索方法の一実施形態例を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図４】図４のステップ２の詳細を示すフローチャート
である。
である。
【図５】図４のステップ３の詳細を示すフローチャート
である。
である。
【図６】図４のステップ４の詳細を示すフローチャート
である。
である。
【図７】図４のステップ５の詳細を示すフローチャート
である。
である。
【図８】本発明での検索実行装置間のリンクに係数を設
定した例を示す図である。
定した例を示す図である。
【図９】検索精度の比較を示した図である。
【図１０】本発明による分散型検索手法と従来手法との
検索起点毎の再現率対適合率の関係を比較した図であ
る。
検索起点毎の再現率対適合率の関係を比較した図であ
る。
【図１１】本発明による分散型検索手法がどのような状
況で有用なのかを検証するために評価に用いた検索要求
と正解数について分析を行った図である。
況で有用なのかを検証するために評価に用いた検索要求
と正解数について分析を行った図である。
【図１２】従来の分散型検索装置の構成を説明する図で
ある。
ある。
１〜５…検索実行装置
１１…連携装置
１２…情報検索装置
１３…情報源データベース
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 池田 哲夫
東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日
本電信電話株式会社内
Ｆターム(参考） 5B075 KK02 PQ75 QS06
Claims (12)
- 【請求項１】 検索要求に適合する情報を検索結果とし
て出力する検索方法において、 ネットワークで接続された複数の検索実行装置のそれぞ
れが、 入力された検索要求を取得する手順と、 取得した検索要求を、自身の情報検索手段と他の検索実
行装置へ送信する手順と、 検索要求により情報検索手段が保有する情報源を検索す
る手順と、 検索要求を送信した情報検索手段と他の検索実行装置の
それぞれの検索結果を取得する手順と、 それぞれの検索結果を情報の質の高さによる重み付けに
より統合して出力する手順とを有することを特徴とする
分散型検索方法。 - 【請求項２】 前記取得した検索要求を自身の情報検索
手段と他の検索実行装置へ送信する手順では、 取得した検索要求が経由した検索実行装置の一覧を取得
する手順と、 ネットワークで接続された検索実行装置のうち、検索要
求が経由していない検索実行装置に対して検索要求を送
信する手順とを有することを特徴とする請求項１記載の
分散型検索方法。 - 【請求項３】 前記情報検索手段と他の検索実行装置の
それぞれの検索結果を取得する手順では、 情報検索手段から取得した検索結果に対して優先度を付
与する手順と、 検索要求を送信した他の検索実行装置から取得した検索
結果に対して検索結果の優先度を取得し、接続先の検索
実行装置に対して設定された係数で優先度を再計算する
手順とを有し、 前記それぞれの検索結果を情報の質の高さによる重み付
けにより統合して出力する手順では、 情報検索手段から取得した検索結果と検索要求を送信し
た検索実行装置から取得した検索結果とを、付与された
優先度と再計算された優先度とを用いて並び替えを行っ
て統合する手順と、 統合した結果を出力する手順とを有することを特徴とす
る請求項１または２記載の分散型検索方法。 - 【請求項４】 前記情報検索手段から取得した検索結果
に対して優先度を付与する手順では、 情報検索手段から取得した検索結果の優先度を分散型検
索装置全体で統一された定数値として付与することを特
徴とする請求項３記載の分散型検索方法。 - 【請求項５】 前記情報検索手段から取得した検索結果
に対して優先度を付与する手順では、 分散型検索装置の有する全ての情報検索手段のスコア付
与の方法が統一されている場合に、情報検索手段から取
得した検索結果に付与する優先度を情報検索手段が付与
したスコアとすることを特徴とする請求項３記載の分散
型検索方法。 - 【請求項６】 検索要求に適合する情報を検索結果とし
て出力する検索装置において、 ネットワークで接続された複数の検索実行装置を有し、 検索実行装置は、連携装置と情報検索装置を有し、 連携装置は、入力された検索要求を取得して、情報検索
装置と他の検索実行装置に検索要求へ送信して、それぞ
れの検索結果を取得し、情報の質の高さによる重み付け
により統合して出力するものであり、 情報検索装置は、検索要求により保有する情報源を検索
した検索結果を取得して連携装置に出力するものである
ことを特徴とする分散型検索装置。 - 【請求項７】 前記連携装置は、 取得した検索要求が経由した検索実行装置の一覧を取得
し、 ネットワークで接続された検索実行装置のうち、検索要
求が経由していない検索実行装置に対して検索要求を送
信し、検索要求を送信した検索実行装置から検索結果を
取得するものであることを特徴とする請求項６記載の分
散型検索装置。 - 【請求項８】 前記連携装置は、 前記情報検索装置から取得した検索結果に対しては優先
度を付与し、検索要求を送信した検索実行装置から取得
した検索結果に対しては検索結果の優先度を取得し、接
続先の検索実行装置に対して設定された係数で優先度を
再計算し、情報検索装置から取得した検索結果と検索要
求を送信した検索実行装置から取得した検索結果とを、
付与された優先度と再計算された優先度とを用いて並び
替えを行って統合し、その統合した結果を出力するもの
であることを特徴とする請求項６または７記載の分散型
検索装置。 - 【請求項９】 前記連携装置は、 情報検索装置から取得した検索結果の優先度を分散型検
索装置全体で統一された定数値として付与するものであ
ることを特徴とする請求項８記載の分散型検索装置。 - 【請求項１０】 前記連携装置は、 分散型検索装置の有する全ての情報検索装置のスコア付
与の方法が統一されている場合に、情報検索装置から取
得した検索結果に付与する優先度を、情報検索装置が付
与したスコアとするものであることを特徴とする請求項
８記載の分散型検索装置。 - 【請求項１１】 請求項１から５のいずれか１項記載の
分散型検索方法における手順を、コンピュータに実行さ
せるためのプログラムとしたことを特徴とする分散型検
索プログラム。 - 【請求項１２】 請求項１から５のいずれか１項記載の
分散型検索方法における手順を、コンピュータに実行さ
せるためのプログラムとし、 前記プログラムを、コンピュータが読み取りできる記憶
媒体に記録したことを特徴とする分散型検索プログラム
を記録した記憶媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002047361A JP2003248691A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 分散型検索方法、及び、分散型検索装置、及び、分散型検索プログラム、及び、分散型検索プログラムを格納した記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002047361A JP2003248691A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 分散型検索方法、及び、分散型検索装置、及び、分散型検索プログラム、及び、分散型検索プログラムを格納した記憶媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003248691A true JP2003248691A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28660438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002047361A Pending JP2003248691A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 分散型検索方法、及び、分散型検索装置、及び、分散型検索プログラム、及び、分散型検索プログラムを格納した記憶媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003248691A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005209210A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Microsoft Corp | 検索を容易にするシステム及び焦点を絞った検索を行う方法 |
| JP2006190114A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 無線通信端末装置及びプログラム |
| JP2007517269A (ja) * | 2003-09-16 | 2007-06-28 | グーグル・インク | ニュース記事のランク付けを向上させるためのシステムおよび方法 |
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| US8225190B1 (en) | 2002-09-20 | 2012-07-17 | Google Inc. | Methods and apparatus for clustering news content |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002047361A patent/JP2003248691A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9361369B1 (en) | 2002-09-20 | 2016-06-07 | Google Inc. | Method and apparatus for clustering news online content based on content freshness and quality of content source |
| US8225190B1 (en) | 2002-09-20 | 2012-07-17 | Google Inc. | Methods and apparatus for clustering news content |
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| US8090717B1 (en) | 2002-09-20 | 2012-01-03 | Google Inc. | Methods and apparatus for ranking documents |
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| US10095752B1 (en) | 2002-09-20 | 2018-10-09 | Google Llc | Methods and apparatus for clustering news online content based on content freshness and quality of content source |
| US9477714B1 (en) | 2002-09-20 | 2016-10-25 | Google Inc. | Methods and apparatus for ranking documents |
| US9037575B2 (en) | 2003-09-16 | 2015-05-19 | Google Inc. | Systems and methods for improving the ranking of news articles |
| US8645368B2 (en) | 2003-09-16 | 2014-02-04 | Google Inc. | Systems and methods for improving the ranking of news articles |
| US10459926B2 (en) | 2003-09-16 | 2019-10-29 | Google Llc | Systems and methods for improving the ranking of news articles |
| JP2007517269A (ja) * | 2003-09-16 | 2007-06-28 | グーグル・インク | ニュース記事のランク付けを向上させるためのシステムおよび方法 |
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| JP2005209210A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Microsoft Corp | 検索を容易にするシステム及び焦点を絞った検索を行う方法 |
| KR101130509B1 (ko) | 2004-01-23 | 2012-03-28 | 마이크로소프트 코포레이션 | 포커싱된 검색을 위한 서브웹들의 구성 및 이용 |
| US7529380B2 (en) | 2004-03-22 | 2009-05-05 | Namiki Seimitsu Houseki | Multifunction-type vibration actuator and mobile terminal device |
| JP4674090B2 (ja) * | 2005-01-06 | 2011-04-20 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 | 無線通信端末装置及びプログラム |
| JP2006190114A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 無線通信端末装置及びプログラム |
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