JP2003248448A - シート材装置 - Google Patents

シート材装置

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JP2003248448A
JP2003248448A JP2002050913A JP2002050913A JP2003248448A JP 2003248448 A JP2003248448 A JP 2003248448A JP 2002050913 A JP2002050913 A JP 2002050913A JP 2002050913 A JP2002050913 A JP 2002050913A JP 2003248448 A JP2003248448 A JP 2003248448A
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Takuya Okumura
卓也 奥村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストであり種々の大きさの商品等の表示
にも対応できるディスプレイ装置にもなり得る装置を提
供する。 【解決手段】 一対の支柱10と、両支柱10の上端部
同士を連結する上部支持部材30と、上部支持部材30
によってその上端部が支持されるシート材20とを有す
る。シート材20の各側縁部にはループ状の上端部結合
材22a/非上端部結合部22b,22cが設けられて
いる。各支柱10の上端部には、各上端部結合材22a
が各支柱10に対して周回状態になることなく結合され
る結合部54が設けられている。各支柱10には挿通結
合材80が挿通状態で取り付けられ、挿通結合材80に
は、非上端部結合材22b,22cが各支柱10に対し
て周回状態になることなく結合される結合部84が設け
られている。挿通結合材80の周壁部には着脱用空隙部
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を有する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスプレイ装置として、次のよ
うなものがある。そのディスプレイ装置は、一対の支柱
を有し、両支柱の間にベース板材が配設されている。そ
して、ベース板部に対して、紙等からなり商品等を表示
するシート状のもの(ディスプレイ材ということとす
る)が取り付けられて使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ディスプレイ装置では、ベース板材が必要であり、その
分コスト高となる。また、上記のディスプレイ装置で
は、ディスプレイ材の大きさが種々存在する場合には次
のような問題点がある。すなわち、ディスプレイ材が小
さい場合にはベース板材に大きな隙間が生じ、ディスプ
レイ材が大きい場合には、ベース板材に収まりきらず、
はみ出てしまう。このため、ディスプレイ材の大きさが
種々存在する場合には、種々のベース板材が用意される
必要がある。しかしながら、それではその分コストが高
くなるとともに、ベース板材の保管場所も必要となって
煩雑である。
【0004】そこで、本発明は、低コストであり、商品
等の表示に種々の大きさがある場合にもそれに対応でき
るディスプレイ装置にもなり得る、シート材装置を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、一対の支柱と、前記一対
の支柱の上端部同士を連結する上部支持部材と、前記上
部支持部材によってその上端部が支持されるシート材と
を有するシート材装置である。
【0006】このシート材装置は、一対の支柱の上端部
同士を連結する上部支持部材によってシート材(その上
端部)が支持されることによって形成される。そして、
シート材に商品等が表示されることによって、このシー
ト材装置は、ディスプレイ装置として使用され得る。そ
の際、このシート材装置(ディスプレイ装置)は、ベー
ス板材を必要としないため、低コスト化が図られる。
【0007】また、商品等の表示の大きさに種々のもの
がある場合には、シート材の大きさを変更する(すなわ
ち、異なる大きさのシート材に取り換える)ことによっ
て対応できる。幅方向については、それとともに、上部
支持部材の長さを変更する(すなわち、異なる長さの上
部支持部材に取り換える)ことによって、より適切に対
応できる。これは、異なる大きさのベース板材に取り換
える場合よりも、低コストで済む。
【0008】また、このシート材装置は、パーティショ
ンとしても使用され得る。この際も、仕切り板を用いる
場合よりも低コスト化が図られる。仕切る面積の調整
も、上述と同様に、シート材の大きさを変更する(及
び、上部支持部材の長さを変更する)ことによって行わ
れ得る。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明のシート材装置であって、前記シート材の各側縁部の
うちの上端部に設けられ、結合用ループを有する結合材
と、前記各支柱の上端部に設けられ、前記各結合材の結
合用ループが前記各支柱に対して周回状態になることな
く結合される結合部とを有するシート材装置である。
【0010】「結合用ループを有する結合材」には、結
合材の先端部に結合用ループが形成されている場合のほ
か、結合用ループによって結合材が形成されている場合
等が含まれる。このことは、請求項3に係る発明の「非
上端部結合材」においても同様である。
【0011】この発明のシート材装置では、結合材の結
合用ループが結合部に対して結合されることによって、
シート材(その上端部)が支柱に対して取り付けられ
る。その際、結合材の結合用ループは、支柱に対して周
回状態になることなく、結合部に対して結合される。こ
のため、この発明のシート材装置では、シート材の上端
部に設けられたループに支柱が挿通するようにしてシー
ト材(その上端部)が支柱に取り付けられる場合と比較
して、支柱に対してシート材(その上端部)が能率的に
取り付けられる。
【0012】そして、上述のようにシート材(その上端
部)が支柱に対して取り付けられることによって、シー
ト材が安定的に両支柱によって支持される。すなわち、
シート材が各支柱から離隔してシート材にしわが生ず
る、ということが防止される。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に係る発明のシート材装置であって、前記シート材
の各側縁部のうちの上端部以外の部分に設けられ、結合
用ループを有する非上端部結合材と、前記各支柱が挿通
されて前記各支柱に対して取り付けられる挿通孔と、前
記各非上端部結合材の結合用ループが前記各支柱に対し
て周回状態になることなく結合される結合部とを有する
挿通結合材とを有するシート材装置である。
【0014】この発明のシート材装置では、請求項1又
は請求項2に係る発明のシート材装置の作用効果に加え
て、次の作用効果が得られる。すなわち、挿通結合材の
挿通孔に支柱が挿通状態とされて、その挿通結合材が支
柱に対して取り付けられ、シート材の非上端部結合部の
結合用ループが、支柱に対して周回状態になることな
く、挿通結合材の結合部に対して結合される。このた
め、この発明のシート材装置では、シート材の非上端部
に設けられたループに支柱が挿通するようにしてシート
材(そのうちの非上端部)が支柱に取り付けられる場合
と比較して、支柱に対してシート材(そのうちの非上端
部)が能率的に取り付けられる。
【0015】そして、上述のようにシート材(その非上
端部)が支柱に対して取り付けられることによって、シ
ート材が安定的に両支柱によって支持される。すなわ
ち、シート材が各支柱から離隔してシート材にしわが生
ずる、ということが防止される。また、シート材が支柱
と非平行なることが防止される。すなわち、支柱が鉛直
の場合に、シート材が鉛直(又はほぼ鉛直)に維持され
る。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明のシート材装置であって、前記挿通結合材が、前記挿
通孔を取り囲む周壁部のうちの周方向における一部に、
その上端部から下端部にわたって着脱用空隙部を有し、
前記着脱用空隙部の幅は、自然状態において前記各支柱
の径よりも狭く、弾性的に広げられることによって少な
くとも前記各支柱の径と同寸となり得るものである、シ
ート材装置である。
【0017】この発明のシート材装置では、挿通結合材
の着脱用空隙部の幅が弾性的に広げられて、当該着脱用
空隙部から支柱に対して取り付けられる。支柱に対して
取り付けられた後は、着脱用空隙部が弾性的に元の自然
状態に戻り、当該挿通結合材が支柱から外れることが防
止される。このように、この発明のシート材装置では、
筒状の挿通結合材が支柱の上端部又は下端部から支柱に
対して挿通状態で取り付けられる場合と比較して、挿通
結合材が容易に支柱に対して取り付けられ、ひいては、
その点でも、シート材が支柱に対して能率的に取り付け
られることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次に、本発明の実
施形態1について、図1〜図7に基づいて説明する。図
1に示すように、このシート材装置は、一対の支柱1
0,シート材20,上部支持部材30,一対の取付部材
40,一対の固定部材60,二対の挿通結合材80を有
している。
【0019】各支柱10は、丸パイプによって形成され
ている。各支柱の下端部には、ベース部12が設けられ
ている。
【0020】シート材20は、布、紙又はシート状の合
成樹脂によって形成されている。シート材20の各側縁
部には、各々、複数(この場合3つ)の結合材22a,
22b,22c(結合用ループ)が設けられている。図
1及び図2に示すように、結合材22aは、シート材2
0の上端部に設けられている。これを上端部結合材22
aともいうこととする。図1及び図7に示すように、結
合材22cは、シート材20の下端部に設けられてい
る。これを下端部結合材22c(非上端部結合材)とも
いうこととする。図1に示すように、結合材22bは、
シート材20の中途高さ部分に設けられている。これを
中途高さ結合材22b(非上端部結合材)ともいうこと
とする。
【0021】結合材22a〜22cは、ひも材によって
形成されており、ループ状をなしている。なお、結合材
22a〜22cは、その基端部が1本状をしており、そ
の先端部がループ状をしている(結合用ループが形成さ
れている)態様であってもよい。
【0022】図1及び図2に示すように、シート材20
の上部には、1つの上部支持部材用ループ26が設けら
れている。上部支持部材用ループ26は、シート材20
の上端部のうちの左端部から右端部にまで及んでいる。
【0023】図1及び図3に示すように、各取付部材4
0は、各支柱10の上端部に取り付けられるものである
(図3中にはそのうちの1つのみを図示)。両取付部材
40は同一の構造を有している。図3に示すように、各
取付部材40は、本体部41と外筒部42を有してい
る。本体部41は基軸部43を有し、基軸部43は、外
筒部42に対して、軸回り方向に回転(摺動)可能に設
けられている。そして、外筒部42がパイプ状の支柱1
0の上端部に対して密着嵌合され(軸回り方向の回転不
可能)、基軸部43及びそれよりも上方の部分が支柱1
0に対して軸回り方向に回転可能とされる。
【0024】図3及び図4に示すように、基軸部43の
上部にはフランジ部44が形成され、フランジ部44の
上部には、連結部45が形成されている。連結部45は
ほぼ円筒状に形成され、その外周面におねじ部46が形
成されている。
【0025】連結部45には、一対の取付用スリット部
47が形成されている。取付用スリット部47は、連結
部45の上端部から下方に向けて形成されており、フラ
ンジ部44のうちの上側部分にまで及んでいる。取付用
スリット部47に対応して、フランジ部44の上部に
は、取付用溝部48が形成されている。取付用溝部48
は、被取付部材32(後述)に対応して、フランジ部4
4の中心を通り、フランジ部44(その上部)を横断す
るように形成されている。取付用溝部48の形状は、被
取付部材32に対応している。取付用溝部48には、一
対の小突起部49が形成されている。
【0026】各取付部材40(フランジ部44)には、
下垂部50が設けられている。下垂部50は、フランジ
部44から下方に向かって延びている。下垂部50に
は、次のように結合部54が形成されている。下垂部5
0には縦長の長方形状の窓部53が形成され、結合部5
4は、窓部53の下端部から上方に向かってフック状に
形成されている。結合部54には、左右一対の抜止め部
55が形成されている。両抜止め部55は、結合部54
の上端部から下方に向かうにつれて徐々に相反する横方
向に向かい、その各頂点部から鋭角状に折り返し、その
後は両者が接近する横方向に向かうにつれて徐々に若干
上方に向かうように形成されている。
【0027】図1,図3〜図5に示すように、各固定部
材60は、各取付部材40(連結部45)に対して取り
付けられるものである(図3〜図5中にはそのうちの1
つのみを図示)。両固定部材60は同一の構造を有して
いる。図5に示すように、各固定部材60は、略球状部
61によって上部が塞がれたほぼ円筒状の円筒状部63
を有している。図4及び図5に示すように、円筒状部6
3の内周面にはめねじ部62が形成されている。めねじ
部62は、取付部材40(連結部45)のおねじ部46
に対応して形成されている。
【0028】各固定部材60の内側部分には、当接棒部
64が設けられている。当接棒部64は、固定部材60
の中心軸線に沿って、略球状部61から下方に延びてい
る。当接棒部64の下端部は下方に向かう円錐状をして
おり、その先端部は円筒状部63の下端部とほぼ同一の
高さとされている。各固定部材60(めねじ部62)
は、各取付部材40(おねじ部46)に対して螺合され
て取り付けられる。
【0029】図3に示すように、上部支持部材30は、
支持棒材31及び一対の被取付部材32によって形成さ
れている。両被取付部材32は、同一の構造を有してい
る。支持棒材31は四角形断面を有する直棒状に形成さ
れている。図3〜図5に示すように、各被取付部材32
は、一端部が開口して他端部が塞がれた四角筒状をして
いる。各被取付部材32は、支持棒材31の各端部に密
着嵌合されて固定されている。各被取付部材32の幅
は、取付用スリット部47及び取付用溝部48の幅に対
応している。被取付部材32の中央部分(長さ方向の中
央部分)は幅広とされている。
【0030】各被取付部材32の上部には、各被取付部
材32の幅方向に横断する2つの溝状部33a,33b
が形成されている。各溝状部33a,33bは、固定部
材60の円筒状部63に対応して形成されている。各被
取付部材32の上部の中央部分(長さ方向の中央部分)
の上部には、中央凹状部34が形成されている。各被取
付部材32の下面には、一対の小孔部35が形成されて
いる。各小孔部35は、各小突起部49に対応してい
る。溝状部33a,小孔部35において、支持棒材31
が露出している(図5参照)。
【0031】各被取付部材32の基端部の下面には、下
方突出部36が形成されている。下方突出部36の当接
面37(被取付部材32の先端部の側の面)は、各取付
部材40のフランジ44の外側面に対応している。すな
わち、各被取付部材32(上部支持部材30)が各取付
部材40(取付用溝部48)に対して取り付けられた際
に、各下方突出部36の当接面37が各フランジ44の
外側面に対して接触(又は近接)する。
【0032】図6に示すように、挿通結合材80は、合
成樹脂又は金属等、弾性を有する材質によって形成され
ている。挿通結合材80は、ほぼ円筒状をしており、周
壁部81及び挿通孔82を有している。周壁部81の周
方向における一部には、周壁部81の上端部から下端部
にわたって、着脱用空隙部89が形成されている。着脱
用空隙部89の幅は、自然状態において、支柱10の径
よりも狭く形成されている。また、挿通結合材80の材
質上、着脱用空隙部89は弾性的に拡幅可能であり、少
なくとも支柱10の径と同寸まで拡幅され得る。
【0033】挿通結合材80には、次のように結合部8
4が設けられている。結合部84は、周壁部81の一部
がほぼU字状に除去されて形成されており、フック状を
している。別の見方をすれば、周壁部81には窓部83
が形成され、結合部84は、窓部83の上端部から下方
に向かって形成されている。結合部84には、左右一対
の抜止め部85が形成されている。
【0034】次に、上記のシート材装置の各要素の取付
方法及びその作用効果について説明する。まず、シート
材20の上部支持部材用ループ26(図1)を上部支持
部材30(図3,図4)が通るようにして、上部支持部
材30に対して上部支持部材用ループ26が取り付けら
れる。
【0035】次に、上部支持部材30が、以下のように
して、支柱10に対して取り付けられる。図3に示すよ
うに、各取付部材40が各支柱10に対して取り付けら
れ、各固定部材60が各取付部材40から取り外された
状態で、図3及び図4に示すように、各取付部材40の
取付用スリット部47及び取付用溝部48に対して、各
上部支持部材30(被取付部材32)が嵌合される。そ
の際、図5に示すように、各小孔部35に各小突起部4
9が嵌合する。また、下方突出部36(当接面37)が
フランジ部44の外側面に接触(又は近接)する。
【0036】図3〜図5に示すように、その後に、各固
定部材60が各取付部材40に対して螺合される。これ
によって、各固定部材60の円筒状部63(その下端
部)が各被取付部材32の溝状部33a,33bに嵌合
して上部支持部材30(支持棒材31)に当接する。ま
た、各固定部材60の当接棒部64(その下端部)が、
各被取付部材32の中央凹状部34に嵌合して当接す
る。こうして、上部支持部材30(その各端部)が各取
付部材40と各固定部材60とによって挟持されて固定
される。
【0037】このようにして、上部支持部材30は、両
支柱10に対して、その軸回り方向に回転可能に連結さ
れるとともに、両支柱10に対して直角に(すなわち、
両支柱10を鉛直にした際に水平に)維持される。上部
支持部材30の各端部が下方に向かうようにたわもうと
すると、下方突出部36の当接面37がフランジ部44
の外側面に対して押圧し、そのたわみが防止される。
【0038】次に、図2に示すように、各上端部結合材
22aが各取付部材40の結合部54に対して結合され
る。すなわち、ループ状の上端部結合材22a(結合用
ループ)が、結合部54に対して係合され、抜止め部5
5(図3及び図4参照)によって抜け止めされる。こう
して、各上端部結合材22a(結合用ループ)が、各支
柱10に対して周回状態になることなく、各取付部材4
0に対して取り付けられる。すなわち、図2に示すよう
に、各上端部結合材22aが、各取付部材40を介して
各支柱10に対して取り付けられる。
【0039】次に、図7に示すように、各支柱10に対
して2つの挿通結合材80が取り付けられ、各挿通結合
材80に対して中途高さ結合材22b及び下端部結合材
22bが結合される(図7中には1つの支柱10,1つ
の挿通結合材80,1つの下端部結合材22cのみを示
す)。すなわち、図6(b)に示すように、各支柱10
に対して、その横方向(支柱10の軸方向とほぼ直角の
方向)から各挿通結合材80の着脱用空隙部89が当接
され、挿通結合材80がさらに支柱10に対して接近す
る方向に押圧される。これによって、着脱用空隙部89
が支柱の径と同寸まで弾性的に拡幅して挿通孔82内に
支柱10が入り込み、その直後に着脱用空隙部89が元
の自然状態に戻る。こうして、挿通結合材80が、支柱
10に対して、支柱10の軸方向に移動可能に、かつ、
支柱10の軸回り方向に回転可能に取り付けられる。そ
して、図7に示すように、下端部結合材22bが、挿通
結合材80の結合部84に対して結合される。
【0040】このようして、図1及び図7に示すよう
に、各下端部結合材22c(結合用ループ)が、各支柱
10に対して周回状態になることなく、各挿通結合材8
0に対して取り付けられる。すなわち、各下端部結合材
22cが、各挿通結合材80を介して各支柱10に対し
て取り付けられる。
【0041】同様に、図1に示すように、各中途高さ結
合材22b(結合用ループ)が、各支柱10に対して周
回状態になることなく、各挿通結合材80に対して取り
付けられる。すなわち、各中途高さ結合材22bが、各
挿通結合材80を介して各支柱10に対して取り付けら
れる。
【0042】以上のように、このシート材装置では、シ
ート材20は、上部支持部材30によってその上端部が
支持されるともに、各上端部結合材22a,各中途高さ
結合材22b,各下端部結合材22cによって、各支柱
10に対して周回状態となることなく、各支柱10に対
して取り付けられる。
【0043】そして、シート材20に商品等が表示され
ることによって、このシート材装置はディスプレイ装置
として使用され得る。その際、商品等の表示の大きさに
種々のものがある場合には、シート材20の大きさを変
更する(すなわち、異なる大きさのシート材20に取り
換える)ことによって対応できる。幅方向については、
それとともに、上部支持部材30の長さを変更する(す
なわち、種々の大きさの上部支持部材30を用意してお
いて、適切な長さの上部支持部材30に取り換える)こ
とによって、より適切に対応できる。
【0044】また、このシート材装置は、パーティショ
ンとしても使用され得る。仕切る面積の調整も、上述と
同様に、シート材20の大きさを変更する(及び、上部
支持部材30の長さを変更する)ことによって行われ得
る。
【0045】[実施形態2]次に、本発明の実施形態2
について、実施形態1との相違点を中心に、図8に基づ
いて説明する。同一の要素については、同一の符号を付
して、適宜説明を省略する。
【0046】このシート材装置は、一対の支柱10,シ
ート材120,上部支持部材30,一対の取付部材4
0,一対の固定部材60を有している。シート材20の
各側縁部には、各々、上端部結合材22aが設けられて
いる。しかしながら、中途高さ結合材22b,下端部結
合材22c(ともに図1参照)は設けられていない。こ
れに伴って、このシート材装置は、挿通結合材80を有
していない。
【0047】以上のため、このシート材装置は、空気の
流れがない又は小さい場所において、特に好適に使用さ
れ得る。
【0048】なお、上記の複数のシート材装置は、あく
まで本発明の数例の実施形態にすぎず、当業者の知識に
基づき種々の変更を加えた態様で本発明を実施できるこ
とはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のシート材装置を示す斜視
図である。
【図2】本発明の実施形態1のシート材装置のうちの一
部(上部)を示す分解斜視図である。上部支持部材は省
略されている。
【図3】本発明の実施形態1のシート材装置のうちの一
部(上部)を示す分解斜視図である。シート材は省略さ
れている。
【図4】本発明の実施形態1のシート材装置のうちの一
部(上部)を示す分解斜視図である。シート材及び支柱
は省略されている。取付部材は斜め上方から見た状態を
示し、上部支持部材,被取付部材,固定部材は斜め下方
から見た状態を示す。
【図5】本発明の実施形態1のシート材装置のうちの一
部(上部)を示す縦断面図である。シート材は省略され
ている。
【図6】本発明の実施形態1のシート材装置のうちの挿
通結合材を示す図である。(a)は斜視図であり、
(b)は横断面図である。
【図7】本発明の実施形態1のシート材装置のうちの一
部(下部)を示す図である。(a)は斜視図であり、
(b)は横断面図である。
【図8】本発明の実施形態2のシート材装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 支柱 20 シート材 22a 上端部結合材(結合材) 22b 中途高さ結合材(非上端部結合材) 22c 下端部結合材(非上端部結合材) 54 結合部 80 挿通結合材 82 挿通孔 84 結合部 89 着脱用空隙部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の支柱と、 前記一対の支柱の上端部同士を連結する上部支持部材
    と、 前記上部支持部材によってその上端部が支持されるシー
    ト材とを有するシート材装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート材装置であっ
    て、 前記シート材の各側縁部のうちの上端部に設けられ、結
    合用ループを有する結合材と、 前記各支柱の上端部に設けられ、前記各結合材の結合用
    ループが前記各支柱に対して周回状態になることなく結
    合される結合部とを有するシート材装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のシート材
    装置であって、 前記シート材の各側縁部のうちの上端部以外の部分に設
    けられ、結合用ループを有する非上端部結合材と、 前記各支柱が挿通されて前記各支柱に対して取り付けら
    れる挿通孔と、前記各非上端部結合材の結合用ループが
    前記各支柱に対して周回状態になることなく結合される
    結合部とを有する挿通結合材とを有するシート材装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシート材装置であっ
    て、 前記挿通結合材が、前記挿通孔を取り囲む周壁部のうち
    の周方向における一部に、その上端部から下端部にわた
    って着脱用空隙部を有し、 前記着脱用空隙部の幅は、自然状態において前記各支柱
    の径よりも狭く、弾性的に広げられることによって少な
    くとも前記各支柱の径と同寸となり得るものである、 シート材装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048001A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Chugoku Electric Power Co Inc:The シート体支持構造
JP2011175217A (ja) * 2010-02-26 2011-09-08 Nissha Printing Co Ltd 支柱を有するシート状展示物とシート状物の展示に用いる一組の枠体セット

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