JP2003244481A - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路

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JP2003244481A
JP2003244481A JP2002041543A JP2002041543A JP2003244481A JP 2003244481 A JP2003244481 A JP 2003244481A JP 2002041543 A JP2002041543 A JP 2002041543A JP 2002041543 A JP2002041543 A JP 2002041543A JP 2003244481 A JP2003244481 A JP 2003244481A
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Toru Aida
徹 相田
Seiji Matsunaga
誠司 松永
Junichi Onodera
純一 小野寺
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一画面上に異なる種類の画像が混在する映像
において、それぞれの画像の種類に合わせて適切な輪郭
補正を行うことができる輪郭補正回路を提供すること 【解決手段】入力映像信号を周波数帯域ごとに複数に分
割する帯域分割フィルタバンクと、複数に分割された映
像信号を、1画面を予め設定した大きさで分割した領域
ごとに積算する周波数分布積算部と、この積算結果から
分割された各領域での映像信号の種類を判別する画像判
別部と、判別結果に応じて輪郭成分を抽出する輪郭抽出
部と、この輪郭成分を入力映像信号に加算して輪郭補正
する加算器とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1画面中に種類の
異なる画像が混在する場合、例えば、1画面中にテキス
ト画部分と自然画部分が混在する場合、その画像の判別
を行って、それぞれに適した輪郭補正を行うようにした
輪郭補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から画質向上の手段の一つとして、
輪郭補正の技術がある。これは、画像の入力信号から輪
郭部分を検出した後、この検出した輪郭部分に補正を加
えることによって、輪郭のはっきりした画像にする処理
である。
【0003】従来の輪郭補正は、入力した画像の種類に
関係なく、1画面に亘って、同一の輪郭強調帯域によっ
て輪郭補正をしていた。また、従来の輪郭補正技術の一
つとして、本出願人は、1画素又は1画面単位で、帯域
分割フィルタによって、入力映像信号に最も多く含まれ
る周波数帯域の映像信号を検出して、これを輪郭補正信
号とすることで、入力映像信号の周波数帯域が変化して
も適切な輪郭強調を行う方法を既に提案している(特願
平11−348532号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像には、
例えば、文字や図形を中心としたテキスト画や、風景な
どを映した自然画のように、複数の画像の種類があり、
これらはそれぞれ特徴が異なるため、同一の輪郭補正を
行うと、一方の画像には不適切な輪郭補正となってしま
う。このような場合、従来技術では、画質補正は一画素
単位か一画面単位で行っているため、これら2つの画像
が別々な画面である場合には問題はないが、2つの画像
が同一画面上で同時に存在するような場合には、一方の
画像の種類に合わせて輪郭補正を行うため、他方の画像
では適切な輪郭補正が行われないという問題があった。
例えば、テキスト画に合わせた輪郭補正をした場合に
は、自然画部分では物足りない映像になってしまってい
た。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、テキスト画と自然画のような異なる画像が混在する
場合において、それぞれの画像の種類に合わせて適切な
輪郭補正を行うことができる輪郭補正回路を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力されたデ
ィジタル映像信号から輪郭成分を抽出して、これを入力
されたディジタル映像信号に加算して出力する輪郭補正
回路において、入力された前記ディジタル映像信号を予
め設定された周波数帯域に分割する帯域分割フィルタバ
ンクと、この帯域分割フィルタバンクで分割された映像
信号を1画面を予め設定した領域毎に積算する周波数分
布積算部と、この周波数分布積算部での積算結果から画
像の種類を判別する画像判別部と、この画像判別部での
判別結果に応じて輪郭成分を抽出する輪郭抽出部と、こ
の輪郭抽出部から出力された輪郭成分を前記入力ディジ
タル映像信号に加算して出力映像とする加算器とを具備
してなることを特徴とする輪郭補正回路である。
【0007】このような構成とすることで、同一画面上
に、例えばテキスト画部分と自然画部分が同時に存在し
ても、これらを判別して個々に輪郭成分を抽出し、加算
することで、どちらの画像にも適切な輪郭補正を行うこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。先ず、本発明の構成について図1〜図5
を用いて説明する。図1において、映像信号入力端子1
0は、遅延回路16に接続されるとともに、帯域分割フ
ィルタバンク11に接続される。この帯域分割フィルタ
バンク11の出力側には、周波数分布積算部12、画像
判別部13、判別結果補正部14が順次接続される。こ
の判別結果補正部14の出力側と前記遅延回路16の出
力側は、輪郭抽出部15に接続され、この輪郭抽出部1
5の出力側と遅延回路16の出力側は、加算回路17に
接続され、さらに、この加算回路17は、映像信号出力
端子18に接続される。
【0009】前記帯域分割フィルタバンク11は、分割
しようとする周波数帯域によって異なるが、例えばH0
フィルタ11a、H1フィルタ11b、H2フィルタ1
1c、H3フィルタ11dの4つのフィルタで構成され
る。この4つのフィルタ11a、11b、11c、11
dは、それぞれ通過する周波数帯域が異なり、映像信号
を周波数帯域ごとに分割して出力する。具体的には、図
5に示すように、H0>H1>H2>H3の順に、高い
周波数から徐々に低い周波数へと、通過する周波数が設
定されている。
【0010】前記周波数分布積算部12は、前記4つの
フィルタ11a、11b、11c、11dに対応したH
0積算部12a、H1積算部12b、H2積算部12
c、H3積算部12dで構成され、前記帯域分割フィル
タバンク11の各フィルタからの信号を、それぞれの積
算部で積算して画像判別部13に出力する。これらの4
つのフィルタ11a、11b、11c、11dと4つの
積算部12a、12b、12c、12dは、一定領域、
例えば16ドット×16ライン単位毎に映像帯域を検出
する。
【0011】前記周波数分布積算部12を、図2を用い
てさらに詳しく説明する。図2は、H0積算部12aの
み詳細なブロック図で示しているが、その他のH1積算
部12b、H2積算部12c、H3積算部12dの具体
的構成についても同様である。
【0012】前記H0積算部12aは、絶対値変換部1
9、加算器20、セレクタ21、加算器22、遅延部2
3、カウンタ24、メモリB25、メモリA26、遅延
部27、遅延部28によって構成されている。また、加
算器のB入力選択信号入力端子30が前記セレクタ21
に、カウンタロード信号入力端子31が前記カウンタ2
4に、メモリBのアドレス信号入力端子32とメモリB
のR/W信号入力端子33が前記メモリB25に、メモ
リAのアドレス信号入力端子34とメモリAのR/W信
号入力端子35が前記メモリA26にそれぞれ接続され
ている。H1積算部12b、H2積算部12c、H3積
算部12dについても、同様の構成である。
【0013】図3において、前記画像判別部13は、重
み付け部36a、36b、36c、36d、第1比較器
37、第2比較器38、第3比較器39、OR回路4
0、メモリ41によって構成されており、さらにアドレ
ス入力端子58とR/W入力端子59が前記メモリ41
に接続されている。
【0014】また、図3において、前記判別結果補正部
14は、AND回路42、加算器43、遅延回路44、
第1ENDFF回路(EN・D入力のフリップフロップ
回路)45、第2ENDFF回路46、比較器47、閾
値入力端子48、比較器49、閾値入力端子50、反転
回路51、AND回路52、AND回路53、OR回路
54、XOR回路55、第3ENDFF回路56、反転
回路63によって構成されている。さらに第2EN(E
NABLE)信号入力端子60が反転回路63を介して
AND回路42に接続され、同じく第2EN信号入力端
子60が直接第2ENDFF回路46に接続され、第1
EN信号入力端子61が第1ENDFF回路45に接続
され、第3EN信号入力端子62が第3ENDFF回路
56に接続されている。
【0015】図4において、前記輪郭抽出部15は、直
列接続された4個の1H遅延部78、テキスト用垂直輪
郭抽出部64、ビデオ用垂直輪郭抽出部65、テキスト
用水平輪郭抽出部66、ビデオ用水平輪郭抽出部67、
4個のゲイン調整部73、第1セレクタ74a、第2セ
レクタ74b、加算部75、フロー処理部76によって
構成されている。また、前記テキスト用垂直輪郭抽出部
64は、5個のテキスト用係数部68、加算器69、2
D遅延部70からなり、前記ビデオ用垂直輪郭抽出部6
5は、5個のビデオ用係数部71、加算器69、2D遅
延部70からなり、前記テキスト用水平輪郭抽出部66
は、遅延部72a、72b、72c、72d、5個のテ
キスト用係数部68、加算器69からなり、前記ビデオ
用水平輪郭抽出部67は、遅延部72a、72b、72
c、72d、5個のビデオ用係数部71、加算器69か
らなる。
【0016】以上のような構成における本発明の作用を
図面に基づいて説明する。映像信号入力端子10からの
信号は、帯域分割フィルタバンク11に入力され、図5
に示すように、周波数によって4段階に分割される。H
0フィルタ11a、H1フィルタ11b、H2フィルタ
11c、H3フィルタ11dのそれぞれを通過する周波
数帯域は、検出すべき画像の性質によって決定されたも
のである。テキスト画は、自然画に比べて高周波成分が
多く含まれる。そのため、H0フィルタ11aの通過帯
域は、テキスト画に多く含まれる高周波成分が通過する
ように設定してある。他の3つのフィルタの通過帯域
は、テキスト画と自然画の両方に含まれる周波数に合わ
せた帯域に設定してあるが、周波数が低くなるにつれ
て、自然画に含まれる周波数の割合が多くなっている。
【0017】上記帯域分割フィルタバンク11で分割さ
れた各周波数成分は、周波数積算部12によって所定の
領域ごとに積算される。この積算単位である領域は、ど
のような単位にも設定できるが、本実施例においては、
1領域を16ドット/16ラインとして1画面を分割し
て、分割された領域ごとに積算を行っている。さらに詳
細を、図2、図6を用いて説明する。なお、図2と図6
の小文字のアルファベットa〜tは、互いに対応してい
る。H0フィルタ11aからの信号は、H0積算部12
aの絶対値変換部19に入力され、図6(b)のような
各画素の情報として加算器20のA入力に入力される。
入力された情報は、加算器20で後述のB入力と加算さ
れた後、S出力から出力され(図6(d))、遅延部2
3で1クロック遅延されて、セレクタ21のB入力とメ
モリA26のD入力に入力される。セレクタ21から1
クロック遅延された積算情報が、セレクタ21を介して
加算器20のB入力に入力されて、この積算情報に新た
にA入力からの情報が加算される。この積算情報は16
進数で積算されており、3桁目に1が立つ、つまり25
6を超えると、図6(e)のように加算器20のCO出
力の波形が立ち上がり、カウンタ24に入力され、カウ
ントされる。カウントされた値は図6(f)のデータと
して、メモリB25のD入力に入力される。このメモリ
B25は、カウント値=実際の入力bの積算値/256
となる。また、メモリA26は、所定領域の残りのライ
ン数を記憶する。このように積算、カウントを続けて、
16ドット目まで加算すると、最初の領域での積算から
次の領域の積算に切換えるため、アドレスがメモリB2
5、メモリA26に新たに設定される(図6のg、h、
i、n、o、p)。この次の領域においても、同様に1
6ドット分の情報を積算してメモリA26に積算結果を
記憶し、カウント値をメモリB25に記憶する。
【0018】このようにして、1ライン分の積算が終了
すると、次のラインの積算に移る。前ラインで積算した
同一領域のデータが、メモリA26から遅延部28を介
してセレクタ21に送られ、このとき加算器のB入力選
択信号入力端子30からの信号(l)によって、メモリ
A26から遅延部28を介してのデータが選択され、2
ライン目の積算は1ライン目の続きから行われ、同様に
カウント値についても、メモリB25から遅延部27を
介して加算器22にデータが送られ、1ライン目の続き
をカウントしていく。16ライン目まで終了すると、継
続して積算してきた領域については積算が終了し、次の
新たな領域の積算に移る。これを繰り返して、全領域の
積算を行う。このような積算を、H0積算部12aと同
様に、H1積算部12b、H2積算部12c、H3積算
部12dについても行って、それぞれの領域でのカウン
ト値を求める。
【0019】図3に示す画像判別部13では、各積算部
12a、12b、12c、12dからのカウント値を基
に、分割された領域ごとにテキスト画と自然画の判別を
行う。各積算部12a、12b、12c、12dからの
カウント値は、それぞれ重み付け部36a、36b、3
6c、36dによって異なった重み付けがなされる。H
0積算部12aからのカウント値には重み付け部36a
にて×1.0の重み付けがなされ、第1比較器37、第
2比較器38、第3比較器39の各A入力に入力され
る。H1積算部12bからのカウント値には重み付け部
36bにて×0.8の重み付けがなされ、第1比較器3
7のB入力に入力される。H2積算部12cからのカウ
ント値には重み付け部36cにて×0.7の重み付けが
なされ、第2比較器38のB入力に入力される。H3積
算部12dからのカウント値には重み付け部36dにて
×0.6の重み付けがなされ、第3比較器39のB入力
に入力される。ここでの重み付けの係数が積算部ごとに
異なるのは、比較処理のやり易さを考慮したものであ
り、適宜変更できるものであることは言うまでもなく、
また、重み付けを行わなくても、比較の方法を変えるこ
とで対応できるものである。
【0020】第1比較器37、第2比較器38、第3比
較器39では、それぞれの比較器でH0積算部12aか
らのカウント値と、その他の各積算部12b、12c、
12dからのカウント値に重み付けをしたものとを比較
する。第1比較器37、第2比較器38、第3比較器3
9において、H0積算部12aからのカウント値の方が
各積算部12b、12c、12dからのカウント値より
大きい場合(A>B)は、0をOR回路40に出力し
て、そうでない場合(A<B)は、1をOR回路40に
出力する。OR回路40では、H0積算部12aからの
カウント値、つまり高周波成分が他のどの周波数成分よ
りも多いときは、0を出力してテキスト画と判断する。
また、高周波成分が他のいずれかの低周波成分よりも少
ないときは、1を出力して自然画(ビデオ画)と判断す
る。このOR回路40での判別結果は、アドレス入力端
子58からのアドレス信号によって領域を指定されて、
メモリ41に記憶される。このようにして、画像領域ご
とに次々と画像の種類が判別されていく。
【0021】図3に示す判別結果補正部14は、各領域
を周囲の領域と比較して、誤った判別を行った領域であ
ると判断した場合には、判断を補正して出力するための
回路である。図7(a)又は(b)のように、1箇所だ
け判断が異なるような場合には、補正して周囲の判断に
合わせて補正をする。詳細を、図8を用いて説明する。
図8の下図(m)のように、1画面を16×16(16
ドット×16ライン=1領域)の領域に分割した場合に
ついて説明する。領域ごとに前記画像判別部13で判別
を行って、テキスト画である場合には0になり、自然画
である場合には1となる。判別結果補正部14では、あ
る領域の判別結果と周囲8領域の判別結果を比較して、
周囲と明らかに判別結果が異なるような場合に補正を行
う。
【0022】例えば、図8(b)の領域32について判
別結果の補正をする場合については、先ず、図7(a)
又は(b)のように領域32を中心とする3×3のデー
タがメモリ41から読み出され、領域32を除いた周囲
8領域のデータが、加算器43で加算され、加算された
データは比較器47又は比較器49で閾値と比較され
る。図7(b)の場合、領域32は1という判断を0に
補正するべきで、1から0に補正する場合の閾値は、閾
値入力端子50で設定される。例えば、8領域のデータ
を加算した合計が3以下の場合には0に補正するよう
に、閾値を3に設定し、比較器49で加算合計値と比較
される。逆に、図7(a)のように、0から1に補正す
る場合の閾値は、閾値入力端子48で設定される。例え
ば、8領域のデータを加算した合計が5以上の場合には
1に補正するように、閾値を5に設定し、比較器47で
加算合計値と比較される。閾値入力端子48、閾値入力
端子50に入力される閾値に関しては適宜変更できるこ
とは言うまでもない。このように閾値と加算合計値を比
較器47又は比較器49で比較する。この図8(m)の
場合の合計値は0であるため、後段の論理回路であるA
ND回路52、AND回路53、OR回路54、XOR
回路55、第3ENDFF回路56を経て、領域32の
出力は0に補正されて出力される。
【0023】図4に示す輪郭抽出部15は、テキスト用
垂直輪郭抽出部64、ビデオ用垂直輪郭抽出部65、テ
キスト用水平輪郭抽出部66、ビデオ用水平輪郭抽出部
67で、テキスト用の輪郭成分とビデオ用の輪郭成分を
予め両方抽出しておき、前記判別結果補正部14の判別
結果を基にどちらの輪郭補正成分を使うかが選択され
る。
【0024】遅延回路16からの映像信号は、4つの1
H遅延回路78でそれぞれ1ラインずつ遅延され、遅延
前のものも含めて5段階に1ラインずつ遅延されてテキ
スト用垂直輪郭抽出部64と、ビデオ用垂直輪郭抽出部
65にそれぞれ入力される。テキスト用垂直輪郭抽出部
64では、テキスト用係数部68a、68b、68c、
68d、68eでそれぞれ異なる係数0、−0.25、
+0.5、−0.25、0を掛け合わされて加算器69
で加算され、2D遅延部70、ゲイン調整部73を介し
てセレクタ74aのA入力に入力される。同様に、ビデ
オ用垂直輪郭抽出部65では、ビデオ用係数部71a、
71b、71c、71d、71eでそれぞれ異なる係数
を掛け合わされて加算器69で加算され、2D遅延部7
0、ゲイン調整部73を介してセレクタ74aのB入力
に入力される。
【0025】テキスト用水平輪郭抽出部66、ビデオ用
水平輪郭抽出部67では、1H遅延回路78を2つ経た
信号を用い、この信号とさらに遅延部72で1ドットず
つ遅延された4つの信号との5つの信号を用いて輪郭抽
出する。テキスト用水平輪郭抽出部66では、この5つ
の信号に、テキスト用係数部68でそれぞれ異なる係数
を掛け合わされて加算器69で加算され、ゲイン調整部
73を介してセレクタ74bのA入力に入力される。ビ
デオ用水平輪郭抽出部67では、この5つの信号に、ビ
デオ用係数部71でそれぞれ異なる係数−0.25、
0、+0.5、0、−0.25を掛け合わされて加算器
69で加算され、ゲイン調整部73を介してセレクタ7
4bのB入力に入力される。
【0026】前記テキスト用係数部68、ビデオ用係数
部71では、それぞれで係数の配分が異なり、これによ
ってテキスト画と自然画の輪郭補正の差が生じる。例え
ば、テキスト用係数部68では、68a、68b、68
c、68d、68eの順に、0、−0.25、+0.
5、−0.25、0といった係数を用いて輪郭抽出を行
い、ビデオ用係数部71では、71a、71b、71
c、71d、71eの順に、−0.25、0、+0.
5、0、−0.25といった係数を用いて輪郭抽出を行
う。係数の組合せはこれに限られるものではなく、テキ
スト画と自然画の特徴を持たせることができれば、どの
ような係数を用いてもよい。
【0027】セレクタ74a、セレクタ74bでは、前
記判別結果補正部14からの判別結果を基に、テキスト
用とビデオ用で2通りに輪郭抽出を行っていたものを画
像の種類に合わせて選択して使用する。セレクタ74a
では垂直輪郭成分についての選択を行い、セレクタ74
bでは水平輪郭成分についての選択を行う。選択された
信号は、加算部75で加算され、フロー処理部76を介
して出力される。すなわち、テキスト画の場合、テキス
ト用垂直輪郭抽出部64からの垂直輪郭成分と、テキス
ト用水平輪郭抽出部66からの水平輪郭成分が選択され
て加算器75で加算され、フロー処理部76を介して出
力される。このフロー処理部76は、輪郭抽出成分のう
ち予め設定された上限値と下限値の間を通った成分のみ
を出力するという処理を行っている。同様に、自然画の
場合、ビデオ用垂直輪郭抽出部65からの垂直輪郭成分
と、ビデオ用水平輪郭抽出部67からの水平輪郭成分が
選択されて加算器75で加算され、フロー処理部76を
介して出力される。
【0028】前記輪郭抽出部15によって抽出された輪
郭成分は、遅延回路16によって遅延された映像信号と
加算回路17で加算されて、輪郭補正がかけられる。そ
の後、映像信号出力端子18から出力される。
【0029】前記実施例においては、帯域分割フィルタ
バンク11は、4つの周波数帯域に分割する構成をと
り、このうち1つをテキスト画に合わせた周波数帯域と
して最も高周波の帯域に設定したが、これに限られるも
のではなく、テキスト画と自然画の特徴を抽出すること
ができれば、何段階に周波数帯域を設けてもよいし、テ
キスト画の周波数成分を抽出する帯域を2つ以上で構成
してもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、同一画面
上に種類の異なる画像が同時に存在しても、どちらの画
像にも適切な輪郭補正を行うことができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、帯域分割フ
ィルタバンクを複数の周波数帯域毎にそれぞれ分割する
ものからなるので、複数種類の画像についてそれぞれ最
適な輪郭補正ができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、帯域分割フ
ィルタバンクは、少なくとも、テキスト画に多く含まれ
る周波数成分を分割する帯域と、自然画に多く含まれる
周波数成分を分割する帯域とを設けたので、テキスト画
と自然画の区別を周波数帯域によって行えるため、画像
領域の判別を正確に行える。
【0033】請求項4記載の発明によれば、周波数分布
積算部は、1画面を予め設定した大きさの画像領域に分
割し、この分割された各画像領域単位で、帯域分割フィ
ルタバンクで分割された周波数帯域ごとに積算を行うよ
うにしたので、画像領域ごとに周波数成分の割合を判断
でき、同一画面上での正確な判別が行える。
【0034】請求項5記載の発明によれば、画像判別部
は、周波数分布積算部で積算された各周波数帯域の積算
結果を比較することで各画像領域の画像の種類を判別す
るようにしたので、比較のための回路を簡単な論理回路
で構成できる。
【0035】請求項6記載の発明によれば、画像判別部
と輪郭抽出部との間に判別結果補正部を設け、この判別
結果補正部では分割された各領域での判別結果を周囲の
判別結果と比較して補正を行うようにしたので、より正
確な画像の判別が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による輪郭補正回路の一実施例を示した
全体のブロック図である。
【図2】図1の輪郭補正回路のうち、周波数分布積算部
12について示した詳細なブロック図である。
【図3】図1の輪郭補正回路のうち、画像判別部13と
判別結果補正部14について示した詳細なブロック図で
ある。
【図4】図1の輪郭補正回路のうち、輪郭抽出部15に
ついて示した詳細なブロック図である。
【図5】帯域分割フィルタバンク11の各フィルタの通
過帯域例を示した特性図である。
【図6】周波数分布積算部12での各部の波形図であ
る。
【図7】(a)(b)は、判別結果補正部14で補正を
かける場合のそれぞれ異なる例の補正前と補正後の説明
図である。
【図8】判別結果補正部14での各部の波形図である。
【符号の説明】
10…映像信号入力端子、11…帯域分割フィルタバン
ク、11a…H0フィルタ、11b…H1フィルタ、1
1c…H2フィルタ、11d…H3フィルタ、12…周
波数分布積算部、12a…H0積算部、12b…H1積
算部、12c…H2積算部、12d…H3積算部、13
…画像判別部、14…判別結果補正部、15…輪郭抽出
部、16…遅延回路、17…加算回路、18…映像信号
出力端子、19…絶対値変換部、20…加算器、21…
セレクタ、22…加算器、23…遅延部、24…カウン
タ、25…メモリB(カウント値記憶用)、26…メモ
リA(加算結果記憶用)、27…遅延部、28…遅延
部、29…出力端子、30…加算器のB入力選択信号入
力端子、31…カウンタロード信号入力端子、32…メ
モリBのアドレス信号入力端子、33…メモリBのR/
W信号入力端子、34…メモリAのアドレス信号入力端
子、35…メモリAのR/W信号入力端子、36…重み
付け部、37…第1比較器、38…第2比較器、39…
第3比較器、40…OR回路、41…メモリ、42…A
ND回路、43…加算器、44…遅延回路、45…第1
ENDFF回路、46…第2ENDFF回路、47…比
較器、48…閾値入力端子、49…比較器、50…閾値
入力端子、51…反転回路、52…AND回路、53…
AND回路、54…OR回路、55…XOR回路、56
…第3ENDFF回路、57…出力端子、58…アドレ
ス入力端子、59…R/W入力端子、60…第2EN信
号入力端子、61…第1EN信号入力端子、62…第3
EN信号入力端子、63…反転回路、64…テキスト用
垂直輪郭抽出部、65…ビデオ用垂直輪郭抽出部、66
…テキスト用水平輪郭抽出部、67…ビデオ用水平輪郭
抽出部、68…テキスト用係数部、69…加算器、70
…2D遅延部、71…ビデオ用係数部、72…遅延部、
73…ゲイン調整部、74a…第1セレクタ、74b…
第2セレクタ、75…加算部、76…フロー処理部、7
7…出力端子、78…1H遅延部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地株式会 社富士通ゼネラル内 Fターム(参考) 5C021 PA35 PA42 PA53 PA58 PA66 PA76 PA82 PA83 PA87 PA89 SA08 SA22 SA25 XB03 5L096 AA06 DA01 FA06 FA44 FA45 GA19 GA55

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたディジタル映像信号から輪郭成
    分を抽出して、これを入力されたディジタル映像信号に
    加算して出力する輪郭補正回路において、入力された前
    記ディジタル映像信号を予め設定された周波数帯域に分
    割する帯域分割フィルタバンクと、この帯域分割フィル
    タバンクで分割された映像信号を1画面を予め設定した
    領域毎に積算する周波数分布積算部と、この周波数分布
    積算部での積算結果から画像の種類を判別する画像判別
    部と、この画像判別部での判別結果に応じて輪郭成分を
    抽出する輪郭抽出部と、この輪郭抽出部から出力された
    輪郭成分を前記入力ディジタル映像信号に加算して出力
    映像とする加算器とを具備してなることを特徴とする輪
    郭補正回路。
  2. 【請求項2】帯域分割フィルタバンクは、入力映像信号
    を予め設定された複数の周波数帯域毎にそれぞれ分割す
    る複数の帯域分割フィルタバンクからなることを特徴と
    する請求項1記載の輪郭補正回路。
  3. 【請求項3】帯域分割フィルタバンクは、少なくとも、
    テキスト画に多く含まれる周波数帯域成分を分割するも
    のと、自然画に多く含まれる周波数帯域成分を分割する
    ものとを具備したことを特徴とする請求項2記載の輪郭
    補正回路。
  4. 【請求項4】周波数分布積算部は、1画面を予め設定し
    た大きさの画像領域に分割し、この分割された各画像領
    域単位で、帯域分割フィルタバンクで分割された周波数
    帯域ごとに積算を行うことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の輪郭補正回路。
  5. 【請求項5】画像判別部は、周波数分布積算部で積算さ
    れた各周波数帯域の積算結果を比較することで各画像領
    域の画像の種類を判別することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の輪郭補正回路。
  6. 【請求項6】画像判別部と輪郭抽出部との間に、分割さ
    れた各領域での判別結果と、その領域の周囲の判別結果
    とを比較して前記画像判別部での誤判断の補正を行う判
    別結果補正部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    輪郭補正回路。
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