JP2003243076A - 雌端子金具およびコネクタ - Google Patents

雌端子金具およびコネクタ

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JP2003243076A
JP2003243076A JP2002037977A JP2002037977A JP2003243076A JP 2003243076 A JP2003243076 A JP 2003243076A JP 2002037977 A JP2002037977 A JP 2002037977A JP 2002037977 A JP2002037977 A JP 2002037977A JP 2003243076 A JP2003243076 A JP 2003243076A
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Japan
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female terminal
terminal fitting
cavity
guide groove
wall
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JP2002037977A
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Kenji Tsuji
健司 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子金具の逆挿入防止機能を維持しつつ、取
り扱い中において他のものとの引っ掛かりを生じること
のない雌端子金具を提供する。 【解決手段】 雌端子金具11において、電気接触部1
2の上壁12bには内方へ向かって凹設した案内溝15
を軸方向に形成することで電気接触部12の上壁12b
と底壁12aとを非同一断面形状とする。キャビティ2
2の内壁上部22bには案内溝15に対応して内方へ突
設した案内突部25を形成する。そして、雌端子金具1
1をキャビティ22へ挿入する際に案内溝15と案内突
部25により逆挿防止機能を発揮させるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雌端子金具およびコ
ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の端子金具1には、図4に示すよう
に、外方に向けて突出するスタビライザ2を備えている
ものがある(特開平8−190951号公報)。一方、
端子金具1が挿入されるコネクタハウジングのキャビテ
ィには、スタビライザ2に対応して案内溝が形成されて
いる。このように、端子金具1にスタビライザ2を突設
することで、キャビティ内に端子金具1を挿入する際、
上下逆方向に誤って挿入させるのを防止できると共に、
スタビライザ2が案内溝に嵌入することで端子金具1の
姿勢を安定させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スタビ
ライザ2は端子金具1の本体から外方へ突設されている
ため、端子金具1をキャビティ内へ挿入する前段階の取
り扱い中に他の種々のものに対し引っ掛かりが生じ易
い。このため、端子金具1の取り扱い上の不都合を来た
したり、スタビライザ2自体が変形、破損する等の問題
があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、端子金具の逆挿入防止機能を維持しつつ、取り扱い
中において他のものとの引っ掛かりを生じることのない
雌端子金具およびコネクタを提供することを課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、相手側の雄端子を受け入れて接触可能
な角筒状の電気接触部を一端に備えると共に、他端には
電線を接続可能な電線接続部を備えてなる雌端子金具で
あって、コネクタハウジングのキャビティ内に挿入され
るものおいて、上記電気接触部の上壁には内方へ向かっ
て凹設した案内溝を軸方向に形成することで上記電気接
触部の上壁と底壁とを非同一断面形状とし、上記案内部
を上記キャビティへ挿入する際の逆挿防止部としている
ことを特徴とする雌端子金具を提供している。
【0006】上記構成によれば、雌端子金具をキャビテ
ィへ挿入する際、キャビティの形状を雌端子金具の外形
状に対応させることで、雌端子金具の逆挿入を防止でき
る。この場合、雌端子金具には従来のスタビライザのよ
うに外方へ突出するものを必要としないので、雌端子金
具の取り扱い中に他のものに引っ掛かる等の不都合を生
じることもない。なお、上記案内溝の形状は断面V字
状、U字状、台形状等の一箇所の凹設形状に限らず、複
数の溝を連設した凹設形状であってもよい。
【0007】また、上記底壁の内面には上記上壁側へ向
けて膨出する弾性接触片を設け、該弾性接触片と上記案
内溝の凹設により内方へ膨出する突条との間で相手側雄
端子を挟圧するようにしている。これによれば、案内溝
の凹設により生じた突条を相手側雄端子との接触ポイン
トとすることができ、しかも突条は雄端子の挿入方向に
沿って延びているため、雄端子との接触ポイントが直線
的となって挿入抵抗を低減することができる。
【0008】他の発明においては、上記雌端子金具と、
該雌端子金具を挿入可能なキャビティを備えたコネクタ
ハウジングとからなり、上記キャビティの内壁上部には
上記案内溝に対応して内方へ突設した案内突部を上記雌
端子金具の挿入方向に向けて形成している
【0009】このように、雌端子金具をコネクタに挿入
する際、雌端子金具の案内溝とキャビティの案内突部と
の対応関係によって、雌端子金具の逆挿入を未然に防止
できると共に、挿入後はキャビティ内における雌端子金
具のガタツキを防止できる。このような基本的機能を備
えながら雌端子金具には外方へ出っ張る部分がないの
で、他のものへの引っ掛かりのおそれもない。なお、雌
端子金具における出っ張りをなくすため、雌端子金具と
コネクタハウジングとの係合手段としては、コネクタハ
ウジング側に弾性的に撓み可能な樹脂ランスを備え、雌
端子金具側には樹脂ランスが係合可能なランス孔を設け
る形式の方が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施形態を図面を参照して
説明する。図1〜図3は雌端子金具11を示し、導電性
を有する金属板をプレス加工により所要形状に打ち抜い
て曲げ加工が施されたものであり、一端に略角筒状の電
気接触部12を備えると共に、他端には電線Wを接続す
べき電線接続部13を備え、両者間を連結部14にて連
結している。
【0011】電気接触部12の内部には、図1(C)に
示すように、底壁12aの前方を延ばして内方へ折り返
すことにより、上壁12b側へ向けて山状に膨出する弾
性接触片12Aを形成している。上壁12bには、図1
(B)に示すように、内方へ向かって断面V字状に凹設
した案内溝15を雌端子金具11の軸方向に向けて連続
的に形成している。そして、この案内溝15の形成によ
り、底壁12aと上壁12bの断面形状を非同一とする
ことで、雌端子金具11を後述のコネクタハウジング2
1のキャビティ22へ挿入する際の逆挿防止部としてい
る。また、案内溝15の凹設により上壁12bの内面に
は、内方へ膨出する突条15aが形成されている。この
突条15aは弾性接触片12Aと対向した状態となり、
突条15aと弾性接触片12Aとの間で、相手側の雄端
子Tを挟圧して電気的接触をなすようにしている。この
ため、突条15aの先端部には雄端子Tの突き当たりを
防止するテーパー部15bを形成している。
【0012】電線接続部13は、電線Wの芯線を圧着す
る一対のワイヤバレル13aと樹脂被覆部を圧着するイ
ンシュレーションバレル13bからなっている。また、
底壁12aには、コネクタハウジング21のキャビティ
22内に挿入されたとき、後述のランス23が係止する
係止孔16が形成されている。電線接続部13の側壁1
2cには、弾性接触片12Aの過度撓みを防止するため
に内方へ向けて切り起こした過度撓み防止片12Bを突
設している。
【0013】コネクタハウジング21は合成樹脂製より
なり、図2(A)(B)に示すように、端子挿入面21
a側から嵌合面側21bへ向けて雌端子金具11を挿入
可能な4つのキャビティ22が並設されている。キャビ
ティ22の内壁底部22aには、雌端子金具11の係止
孔16に係止することで雌端子金具11を抜け止めする
ランス23を設けている。このランス23は、嵌合面側
21bに向けて片持ち状に突設され、下方の撓み空間2
4へ向けて撓み変形可能としている。
【0014】キャビティ22の内壁上部22bには、雌
端子金具11の案内溝15に対応して内方へV字状に突
設した案内突部25を雌端子金具11の挿入方向に向け
て形成している。また、コネクタハウジング21には、
内壁上部22bに設けたリテーナ挿入口26aを通して
キャビティ22内へ挿入可能なリテーナ26を設けてい
る。リテーナ26は、図2(A)では、雌端子金具11
の挿入を許容する仮係止位置にあり、図3(A)に示す
ようにキャビティ22へ向けて挿入した本係止位置で
は、電気接触部12の後部の顎部12dに係止して雌端
子金具11をランス23と共に二重に抜け止め可能とし
ている。
【0015】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。図3(A)に示すように、電線Wが接続された雌端
子金具11をキャビティ22へ挿入するに際し、キャビ
ティ22の案内突部25と、電気接触部12の案内溝1
5が合致するように雌端子金具11の上下方向を合わせ
る。そして、キャビティ22へ雌端子金具11を挿入す
ると、案内溝15が案内突部25によって案内されなが
ら進み、ランス23が一旦撓んだ後、係止孔16に係止
し、更にリテーナ26を押し込むことで鍔部12dに係
止する。即ち、上記の場合は、図3(B)において、左
から二つ目のキャビティ22のように雌端子金具11の
方向が正常な場合は、案内溝15が案内突部25によっ
て案内される。このようにして、挿入された雌端子金具
11は、案内溝15と案内突部25による嵌合規制によ
って、キャビティ22内での雌端子金具11のガタツキ
も防止される。
【0016】一方、雌端子金具11の上下の向きを間違
えて挿入しようとすれば、図3(B)の左から一番目の
キャビティ22に対する雌端子金具11の位置関係に示
すように、案内突部25に対し電気接触部12の底壁1
2aが干渉する。このため、雌端子金具11の逆挿入が
未然に防止される。このように、本実施形態では、雌端
子金具11の逆挿入防止機能を備えながら、従来の端子
金具のように外方へ突出するスタビライザを有しないの
で、雌端子金具11の取り扱い中に他のものに引っ掛か
る等の不都合を生じることもない。また、本実施形態の
ようにランス23をコネクタハウジング21側に設けた
ので、雌端子金具11からランスが突出することもな
い。
【0017】なお、上記実施形態では、案内溝15およ
び案内突部25として略V字状のものを示したが、底壁
12aと上壁12bが非同一断面となることで雌端子金
具11の逆挿入を防止できる形状であればよい。例え
ば、U字状、台形状等、またW字状のように複数の凹凸
から構成されていてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の雌端子金具およびコネクタによれば、キャビティに対
する雌端子金具の逆挿入防止機能およびキャビティ内で
のガタツキ防止機能を備えつつ、従来のスタビライザの
ように外方へ突出する部材を必要としない。よって、雌
端子金具の取り扱い中に他のものに引っ掛かることによ
って、雌端子金具が損傷する等の不都合を生じることも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の雌端子金具の実施形態を示し、
(A)は斜視図、(B)は左側面図、(C)は断面図で
ある。
【図2】 (A)はコネクタハウジングの断面図、
(B)は端子挿入面側からみた図である。
【図3】 (A)はコネクタハウジング内に雌端子金具
を挿入した状態の断面図、(B)はキャビティに対する
雌端子金具の上下位置関係を示す図である。
【図4】 従来例を示す図である。
【符号の説明】
11 雌端子金具 12 電気接触部 12A 弾性接触片 12a 底壁 12b 上壁 13 電線接続部 15 案内溝 15a 突条 21 コネクタハウジング 22 キャビティ 22a 内壁底部 22b 内壁上部 25 案内突部 T 雄端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側の雄端子を受け入れて接触可能な
    角筒状の電気接触部を一端に備えると共に、他端には電
    線を接続可能な電線接続部を備えてなる雌端子金具であ
    って、コネクタハウジングのキャビティ内に挿入される
    ものおいて、 上記電気接触部の上壁には内方へ向かって凹設した案内
    溝を軸方向に形成することで上記電気接触部の上壁と底
    壁とを非同一断面形状とし、上記案内溝を上記キャビテ
    ィへ挿入する際の逆挿防止部としていることを特徴とす
    る雌端子金具。
  2. 【請求項2】 上記底壁の内面には上記上壁側へ向けて
    膨出する弾性接触片を設け、該弾性接触片と上記案内溝
    の凹設により内方へ膨出する突条との間で相手側雄端子
    を挟圧するようにしている請求項1に記載の雌端子金
    具。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の雌
    端子金具と、該雌端子金具を挿入可能なキャビティを備
    えたコネクタハウジングとからなり、 上記キャビティの内壁上部には上記案内溝に対応して内
    方へ突設した案内突部を上記雌端子金具の挿入方向に向
    けて形成していることを特徴とするコネクタ。
JP2002037977A 2002-02-15 2002-02-15 雌端子金具およびコネクタ Withdrawn JP2003243076A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129434A1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-28 住友電装株式会社 雌端子金具
DE102015203325A1 (de) 2014-02-25 2015-08-27 Yazaki Corporation Verbindungsanschluss
US9515396B2 (en) 2013-03-05 2016-12-06 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Female terminal fitting

Cited By (4)

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