JP2003242298A - 情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

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JP2003242298A
JP2003242298A JP2002042248A JP2002042248A JP2003242298A JP 2003242298 A JP2003242298 A JP 2003242298A JP 2002042248 A JP2002042248 A JP 2002042248A JP 2002042248 A JP2002042248 A JP 2002042248A JP 2003242298 A JP2003242298 A JP 2003242298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グルーピングされた多数の情報処理装置を組
織上の矛盾や混乱を生ずることなく自律的に組織化する
こと。 【解決手段】 コンテンツに参加するクライアントをグ
ループ化し、当該グループ(図中三角形で示される)を
サーバーを頂点とするツリー状に配置する。また、各グ
ループの代表としてグループ内の複数のクライアントを
選任する。図はもともと二つだったツリーAとツリーB
とが結合した後の様子であるが、この結合は以下の手順
で実施される。まず、クライアント605の所属するグ
ループの代表が、結合を提案するか否かを合議して、過
半数が可と判断した場合にクライアント604の所属す
るグループの代表へ結合要求を送信する。そして、クラ
イアント604の所属するグループの代表が結合を受け
入れるか否かを合議し、多数決で可決したときに、両グ
ループを結節点として二つのツリーが結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のグループ
に分けられた複数の情報処理装置からなる情報処理シス
テム中の、当該情報処理装置、当該装置の情報処理方法
およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】始動を開始したデジタル放送における双
方向性は、視聴者の声をリアルタイムに番組に反映でき
るという点で、非常に注目されている技術の一つであ
る。ただし、現状では機器が高価であることなどから、
一般への普及はまだ先のことと予想されている。
【0003】一方、近年急速に普及の進んだインターネ
ットでは、マルチキャストなど大容量のコンテンツを単
一のパケットで多数のユーザーに同時に配布する技術が
導入されつつあり、放送機能を完全に取り込んでしまう
のもそう先のことではない。もっともインターネットで
は、従来はサーバーからクライアントに対する一方的な
情報配信が主であったため、デジタル放送に見られるよ
うな双方向性はまだ貧弱である。
【0004】たとえば、インターネットで多数のユーザ
ーが同時に参加するクイズを実施し、現時点での回答者
は何人であり、うち正解者は何人であるなどといった回
答状況を、随時各参加者に通知することを考える。
【0005】この集計結果の配信にマルチキャストを利
用すると、マルチキャストに対応しているプロバイダが
現時点ではまだ少数のため、サービスを受けられるユー
ザーが限定されてしまう。また、従来技術のブロードキ
ャスト(指定されたネットワーク内のすべてのポイント
に対して、単一のパケットを送信する情報配信方式)
は、参加者が同一ネットワークに属する全ユーザーであ
るという特殊なケースを除いて、利用することができな
い。
【0006】そこで、この集計結果を従来技術のユニキ
ャスト(指定された個々のポイントに対してパケットを
作成・送信する情報配信方式)により全参加者に配信し
ようとすると、1秒で1000件を処理したとしても参
加者が100万人いれば16分以上となり、とてもリア
ルタイムとはいえなくなってしまう。そもそも回答状況
の取りまとめ、すなわち100万人単位の参加者からの
回答を受け付けて、回答者数や正解者数を集計するだけ
でも相当の時間を要してしまう。
【0007】そこで本出願人は、サーバーを頂点とする
ツリー状にクライアントを組織化し、(a)下位のクラ
イアントA・Bから上がってきたそこまでの集計結果を
上位のクライアントCが合算し、自己の回答を加算して
さらにその上位のクライアントDに上げてゆく、また
(b)上位のクライアントDから配信されてきた全体の
集計結果を、その下位のクライアントCがさらにその下
位のクライアントA・Bに転送してゆく、というよう
に、従来サーバーが負担していた処理をツリーの各階層
のクライアントに分散して割り当てることで、サーバー
の負荷を劇的に軽減する技術をすでに提案している(特
願2001−094415号。また関連技術に特願20
01−094414号、特願2001−094416号
がある)。
【0008】上記技術では、コンテンツに参加しようと
するクライアントは、参加IDなど最小限の必要事項を
取得するためにまずサーバーに接続する。このときサー
バーが、すでに形成されているツリー上のいずれかのク
ライアント(すでに参加中のいずれかのクライアント)
を指定するので、新たなクライアントはこのクライアン
トに接続することで、上述の集計と集計結果配信のルー
トに組み込まれる。このようにして、上記ツリーは徐々
に成長してゆく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ただ、上記は少数のク
ライアントが散発的にコンテンツに参加してきた場合で
あって、たとえば同じプロバイダに属する多数のクライ
アントが一気に参加してきたような場合には、それらだ
けで別途ツリーを形成したほうが効率的である。また、
もともとは一本であったツリーが、一部のクライアント
の参加中止や通信断絶により複数に分断されてしまうこ
ともある。
【0010】ツリーが複数発生する原因はどうあれ、こ
れらのツリーは遅くともコンテンツの開始時までには、
サーバーを頂点とする一本のツリーに統合されていなけ
ればならない。そして、このツリー同士の結合作業をサ
ーバー側でおこなうとすると、100万単位のクライア
ントの接続状況などをサーバーが常時把握していなけれ
ばならず、その処理負荷が大きくなってしまう。
【0011】そこで、ツリーの結合、さらに言えばクラ
イアントの組織化は(前者は後者の一例にすぎない)、
クライアント側で自律的におこなわせるようにしたい
が、個々のクライアントが勝手に行動したのでは組織に
矛盾を生ずることがある。たとえば、ツリーAの頂点の
クライアント(厳密には、当該ツリーの最上位に位置す
るループ内のいずれかのクライアント。後述)がツリー
Bの下につくことを決めるのと同時に、ツリーBの頂点
のクライアント(同上)がツリーAの下につくことを決
める、などといったことが起こり得る。
【0012】また、いずれか一つのクライアント(上記
の例では頂点のクライアント)に結合の意思決定を一任
していると、このクライアントが参加を中止したり通信
を断絶したりした場合に組織に混乱を生ずることがあ
る。
【0013】この発明は上記従来技術による問題点に鑑
みてなされたものであって、グルーピングされた多数の
情報処理装置を組織上の矛盾や混乱を生ずることなく自
律的に組織化することが可能な情報処理装置、情報処理
方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる情
報処理装置は、複数のグループに分けられた複数の情報
処理装置からなる情報処理システム中の情報処理装置に
おいて、自己の所属するグループ以外の他のグループに
対する結合の提案の可否を判定する結合提案可否判定手
段と、自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理
装置に、前記結合提案可否判定手段による判定結果を送
信する判定結果送信手段と、自己の所属するグループ内
の自己以外の情報処理装置から、当該装置の前記結合提
案可否判定手段による判定結果を受信する判定結果受信
手段と、前記判定結果送信手段により送信された判定結
果と前記判定結果受信手段により受信された判定結果の
うち過半数が可であった場合に、前記他のグループに対
して結合要求を送信する結合要求送信手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0015】この請求項1に記載の発明によれば、ある
グループから他のグループに対する結合の提案は、グル
ープ内での合議により過半数で可決されて初めて実行さ
れる。
【0016】また、請求項2に記載の発明にかかる情報
処理装置は、複数のグループに分けられた複数の情報処
理装置からなる情報処理システム中の情報処理装置にお
いて、自己の所属するグループ以外の他のグループから
結合要求を受信する結合要求受信手段と、前記結合要求
受信手段により受信された結合要求の受け入れ可否を判
定する結合可否判定手段と、自己の所属するグループ内
の自己以外の情報処理装置に、前記結合可否判定手段に
よる判定結果を送信する判定結果送信手段と、自己の所
属するグループ内の自己以外の情報処理装置から、当該
装置の前記結合可否判定手段による判定結果を受信する
判定結果受信手段と、前記判定結果送信手段により送信
された判定結果と前記判定結果受信手段により受信され
た判定結果のうち過半数が可であった場合に、前記他の
グループと結合するために必要な情報を自己の所属する
グループ内の自己以外の情報処理装置に通知する共有情
報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】この請求項2に記載の発明によれば、ある
グループと他のグループとの結合(そのために必要な情
報の共有)は、グループ内での合議により過半数で可決
されて初めて実行される。
【0018】また、請求項3に記載の発明にかかる情報
処理方法は、複数のグループに分けられた複数の情報処
理装置からなる情報処理システム中の、前記各装置にお
ける情報処理方法において、自己の所属するグループ以
外の他のグループに対する結合の提案の可否を判定する
結合提案可否判定工程と、自己の所属するグループ内の
自己以外の情報処理装置に、前記結合提案可否判定工程
における判定結果を送信する判定結果送信工程と、自己
の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置から、
前記結合提案可否判定工程における当該装置の判定結果
を受信する判定結果受信工程と、前記判定結果送信工程
で送信された判定結果と前記判定結果受信工程で受信さ
れた判定結果のうち過半数が可であった場合に、前記他
のグループに対して結合要求を送信する結合要求送信工
程と、を含んだことを特徴とする。
【0019】この請求項3に記載の発明によれば、ある
グループから他のグループに対する結合の提案は、グル
ープ内での合議により過半数で可決されて初めて実行さ
れる。
【0020】また、請求項4に記載の発明にかかる情報
処理方法は、複数のグループに分けられた複数の情報処
理装置からなる情報処理システム中の、前記各装置にお
ける情報処理方法において、自己の所属するグループ以
外の他のグループから結合要求を受信する結合要求受信
工程と、前記結合要求受信工程で受信された結合要求の
受け入れ可否を判定する結合可否判定工程と、自己の所
属するグループ内の自己以外の情報処理装置に、前記結
合可否判定工程における判定結果を送信する判定結果送
信工程と、自己の所属するグループ内の自己以外の情報
処理装置から、前記結合可否判定工程における当該装置
の判定結果を受信する判定結果受信工程と、前記判定結
果送信工程で送信された判定結果と前記判定結果受信工
程で受信された判定結果のうち過半数が可であった場合
に、前記他のグループと結合するために必要な情報を自
己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置に通
知する共有情報送信工程と、を含んだことを特徴とす
る。
【0021】この請求項4に記載の発明によれば、ある
グループと他のグループとの結合(そのために必要な情
報の共有)は、グループ内での合議により過半数で可決
されて初めて実行される。
【0022】また、請求項5に記載の発明にかかるプロ
グラムは、前記請求項3または請求項4に記載された方
法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】この請求項5に記載の発明によれば、前記
請求項3または請求項4に記載された方法がコンピュー
タにより実行される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明による情報処理装置、情報処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の
形態を詳細に説明する。
【0025】まず、この発明の実施の形態による情報処
理装置を含む、情報処理システム(具体的には回答集計
システム)の構成につき、図1および図2により説明す
る。図1は、本システムの物理的な構成を示す説明図で
ある。図示するように、本システムはインターネット
と、そこに設置されたサーバー、およびプロバイダやプ
ロキシなどを介してインターネットに接続された、数千
から数百万人規模の多数のクライアントから構成され
る。
【0026】つぎに、図2は本システムの構成を概念的
・模式的に示す説明図である。同図は図1のように、サ
ーバーやクライアントの物理的な接続関係を示すもので
はなく、上述した集計の経路、および集計結果の配信の
経路を示している。図示するように、複数のクライアン
トによって一つのグループ(図中三角形で示される。以
下では「ループ」という)が形成され、各ループがサー
バーを頂点とするツリー状に配置されている。
【0027】なお、同図では簡略化して、各ループはそ
れぞれ3つのクライアントからなるように描いている
が、ループの構成メンバーは実際には3〜十数個程度で
あり、ループごとにその数も異なる。また、各ループに
はそのループの代表を務めるクライアントとして、複数
(たとえば3つ)のクライアントが選定されている。こ
の代表は、ループ内の各クライアントの処理能力や負荷
状況などに応じて随時選任・解任される(通常は、最も
処理の速い3つが代表に選ばれる)。
【0028】なお、一つのループは(1)直接通信が可
能で、かつ(2)できるだけ電子的な距離の近い(通信
経路の短い、あるいはアドレスの近いと言ってもよい)
クライアントから構成される。
【0029】たとえば、ダイヤルアップIP接続により
インターネットに接続しているクライアントには、通常
はそれぞれのプロバイダへの接続時に、DHCPにより
グローバルIPアドレスが割り当てられている。そし
て、グローバルIPアドレスを有するクライアント間で
あれば、接続しているプロバイダの異同にかかわらず、
UDPによる直接通信が可能である。
【0030】したがって、上記(1)の観点からはこれ
らのクライアントは一つのループにまとめてしまっても
よいのであるが、上記(2)の観点から、通常は同じプ
ロバイダに接続しているクライアントごとに一つのルー
プを形成することになる。ただし、一つのループ内のメ
ンバー数が多くなりすぎるときは、複数のループに分割
・分散される。
【0031】他方、LANなどからプロキシを介してイ
ンターネットに接続しているクライアントは、通常はプ
ライベートIPアドレスを割り当てられており、原則と
して同一LAN内のクライアントとしか通信することが
できない。そこで、このようなクライアントは、上記
(1)の観点からも(2)の観点からもこれらのみで一
つのループを形成することになる。
【0032】もっとも、データをエンコードしてHTT
Pプロトコルにより送信する、静的NATを設定する、
あるいは専用のプロキシを設置するなどの対策を講じれ
ば、LANの内部から外部に接続することは可能であ
る。ただ、いずれにせよルータやプロキシサーバーに負
荷がかかるので、このようなクライアントはまとめて、
ツリーの末端に配置する。
【0033】つぎに、この発明の実施の形態による情報
処理システムを構成する、個々のクライアントの構成に
つき図3および図4により説明する。まず図3は、本シ
ステム内の各クライアントのハードウェア構成の一例を
示す説明図である。同図に示す構成は典型例であって、
実際にはコンテンツに参加するクライアントの多様性を
反映して、そのハードウェア構成も様々である。
【0034】同図において、301は装置全体を制御す
るCPUを、302は基本入出力プログラムを記憶した
ROMを、303はCPU301のワークエリアとして
使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0035】また、304はCPU301の制御にした
がってHD(ハードディスク)305に対するデータの
リード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドラ
イブ)を、305はHDD304の制御にしたがって書
き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示してい
る。また、306はCPU301の制御にしたがってF
D(フレキシブルディスク)307に対するデータのリ
ード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスク
ドライブ)を、307はFDD306の制御にしたがっ
て書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、そ
れぞれ示している。
【0036】また、308はカーソル、メニュー、ウィ
ンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示す
るディスプレイを、309は公衆電話回線310を介し
てインターネットへの、またはインターネットからのデ
ータの送受信をおこなうモデムを、それぞれ示してい
る。また、311は文字、数値、各種指示などの入力の
ための複数のキーを備えたキーボードを、312は各種
指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動な
どをおこなうマウスを、それぞれ示している。
【0037】また、313は文字や画像を光学的に読み
取るスキャナを、314は文字や画像を用紙上に印刷す
るプリンタを、315は着脱可能な記録媒体であるCD
−ROMを、316はCD−ROM315に対するデー
タのリードを制御するCD−ROMドライブを、300
は上記各部を接続するためのバスまたはケーブルを、そ
れぞれ示している。
【0038】つぎに、図4は本システム内の各クライア
ントの機能的構成を示す説明図である。クライアントは
図示する以外にも種々の機能を有するが、ここでは請求
項に記載の発明を説明するために必要な機能、具体的に
はクライアントの組織化(とりわけツリーの結合)に関
する機能のみについて説明する。
【0039】図中、400は参加部であり、サーバーに
接続してコンテンツへの参加のために必要な情報(参加
ID、受け入れ先のループ、後述する問い合わせ先とな
るクライアントのIPアドレスなど)を取得するととも
に、受け入れ先に接続してその他の必要な情報(受け入
れ先のループの代表のIPアドレスなど)を取得するこ
とで、このクライアントを上述のツリー内に組み込む機
能部である。
【0040】401は結合位置特定部であり、後で詳細
に説明する手順にしたがって、このクライアントが所属
するツリーとは別のツリーとの間で結合位置を問い合わ
せ、両ツリーの結節点となるループを探索・特定する機
能部である。
【0041】402はループ内提案部であり、同一ルー
プ内の代表のクライアントに対して、結合位置特定部4
01により特定された相手方のツリーのループに結合を
提案するよう要求する結合提案要求送信部402a、お
よび同一ループ内のいずれかのクライアントから、上記
要求を受信する結合提案要求受信部402bを含む構成
である。
【0042】403は可否判断部であり、相手方のツリ
ーのループに対して結合の提案をするかどうかを判断す
る結合提案可否判断部403a、および相手方のツリー
のループと結合するかどうかを判断する結合可否判断部
403bを含む構成である。
【0043】404は可否決定部であり、同一ループ内
の他の代表のクライアントに対して、可否判断部403
による自己の判断結果を送信する判断結果送信部404
a、逆に同一ループ内の他の代表のクライアントから、
各々の可否判断部403による判断結果を受信する判断
結果受信部404b、および可否判断部403による自
己の判断結果と、判断結果受信部404bにより受信し
た他の代表の判断結果とを照合して、その過半数が
「可」であった場合に相手方のツリーのループに結合を
提案すること、または相手方のツリーのループと結合す
ることを決定する可否決定部404cを含む構成であ
る。
【0044】405は組織情報共有部であり、結合やそ
の提案が可否決定部404により決定された場合に、そ
の事実や結合に必要な情報などを同一ループ内の他のす
べてのクライアントに送信する共有情報送信部405
a、および同一ループ内の代表のクライアントから、上
記事実や情報などを受信する共有情報受信部405bを
含む構成である。
【0045】406はループ外提案部であり、結合位置
特定部401により特定された相手方のツリーのループ
の代表に対して、自己の所属するループとの結合を提案
する結合要求送信部406a、自己の所属するループ以
外のループの代表から上記提案を受信する結合要求受信
部406b、結合要求受信部406bにより受信した提
案に対する、可否判断部403による可または否の判断
結果を提案元のループの代表に送信する判断結果送信部
406c、および提案先のループの代表から上記判断結
果を受信する判断結果受信部406dを含む構成であ
る。
【0046】なお、図中点線で囲んだ部分、すなわちル
ープ内提案部402のうち特に結合提案要求受信部40
2b、可否判断部403と可否決定部404、組織情報
共有部405のうち特に共有情報送信部405a、およ
びループ外提案部406は、クライアントの中でも特に
各ループの代表として選定されたクライアントのみに具
備される(代表以外のクライアントに具備されていても
よいが、その機能はこれらのクライアントでは発揮され
ることがない)。
【0047】さて、図2に示したツリーは完成形、すな
わちコンテンツ開始直前の状態であり、形成途中の複数
のツリーが徐々に結合した最終結果として得られるもの
である。つぎに、図5に示すフローチャートにより、本
システムにおけるツリーの結合の手順を詳細に説明す
る。
【0048】ツリーの結合は、形成途中のいずれかのツ
リーに新たなクライアントが加わったタイミング、すな
わちコンテンツに新たなクライアントが参加したタイミ
ングでおこなわれるため、同図のフローチャートには参
加のフェーズも含めて示している。
【0049】コンテンツに参加しようとするクライアン
トは、まずその参加部400によりサーバーに接続し
て、参加のための必要事項を取得し(図5ステップS5
01)、つぎにそこで指定された受け入れ先に接続し
て、必要な情報を取得することで、いずれかのツリーの
中に組み込まれる(ステップS502)。
【0050】この参加に続く結合には、大きく分けて結
合位置を特定するための、結合前の問い合わせのフェー
ズ(ステップS503)と、結合の合意および実際の結
合のフェーズ(ステップS504以下)との2段階があ
る。以下、順次説明する。
【0051】1.結合前の問い合わせ(結合位置の特
定) 図6は、同図に示すクライアント600がツリーAに新
たに加わった直後の、ツリーAと他のツリーBとの結合
位置の特定の様子を模式的に示す説明図である。同図を
参照しつつ、図5のステップS503における処理を詳
細に説明する。なお、この処理はもっぱら図4に示した
結合位置特定部401により実行される。
【0052】上述のように、クライアント600はコン
テンツへの参加に先立って、サーバーから参加IDや受
け入れ先などの必要事項を入手するが、この必要事項の
中には問い合わせ先として、すでに参加中のクライアン
トから選ばれた複数のクライアント(2つ以上であれば
個数は問わない)のIPアドレスが含まれている。この
クライアントは、クライアント600と直接通信可能な
クライアントの中からランダムに選択される。ここでは
そのうちの一つが、図示するクライアント601であっ
たものとする。
【0053】クライアント600はツリーAに加わった
後、問い合わせ先であるクライアント601に対して、
自己の所属するツリーAの識別情報と当該ツリー内で自
己の位置する階層(同図の例ではツリーの一番下、すな
わち第1階層)とを送信する(図中(1))。
【0054】クライアント601では、もし受信したツ
リーの識別情報が自己の所属するツリーの識別情報と同
じであれば、その旨をクライアント600に返信する。
そして、この場合は新たに参加したクライアント600
と、その問い合わせ先となったクライアント601は同
一のツリーに属していることになるので、ツリーを結合
する余地がなく、この時点で問い合わせは中止される
(まだ問い合わせをしていない問い合わせ先があれば、
そちらへの問い合わせに移行する)。
【0055】一方、受信したツリーの識別情報が自己の
所属するツリーの識別情報と違っている場合は、クライ
アント601はツリーB内で自己の位置する階層(同図
の例では第1階層)と、受信したクライアント600の
位置する階層(同じく第1階層)とを比較して、自己の
階層のほうが相手の階層と同じかそれより高ければ、よ
り高い階層のクライアントに改めて問い合わせをさせる
ようクライアント600に返信する(図中(2))。
【0056】これを受信したクライアント600は、自
己の所属するループの一つ上のループへ問い合わせの依
頼を上げ(図中(3))、これを受けたループ内のクラ
イアント602が、ツリーA内で自己の位置する階層
(同図の例では第2階層)をクライアント601に送信
する(図中(4))。
【0057】クライアント601ではクライアント60
0からの問い合わせ時と同様に、自己の階層(第1階
層)と相手の階層(第2階層)とを比較し、この場合自
己の階層のほうが相手の階層より低いので、自己の所属
するループの一つ上のループへ問い合わせの依頼を上げ
る(図中(5))。そして、これを受けたループ内のク
ライアント603が、ツリーB内で自己の位置する階層
(同図の例では第2階層)をクライアント602に送信
する(図中(6))。
【0058】これを受信したクライアント602は、同
じく自己の階層(第2階層)と相手の階層(第2階層)
とを比較し、この場合自己の階層が相手の階層と同じ
(かそれより高い)なので、より高い階層のクライアン
トに改めて問い合わせをさせるようクライアント603
に返信する(図中(7))。
【0059】これを受信したクライアント603は、自
己の所属するループの一つ上のループへ問い合わせの依
頼を上げ(図中(8))、これを受けたループ内のクラ
イアント604が、ツリーB内で自己の位置する階層
(同図の例では第3階層)をクライアント602に送信
する(図中(9))。
【0060】これを受信したクライアント602は、同
じく自己の階層(第2階層)と相手の階層(第3階層)
とを比較し、この場合自己の階層のほうが相手の階層よ
り低いので、自己の所属するループの一つ上のループへ
問い合わせの依頼を上げる(図中(10))。そして、
これを受けたループ内のクライアント605が、自己の
位置する階層がツリーA内の最上位である事実、すなわ
ち自己の所属するループがツリーA内の最高位のループ
である事実をクライアント604に送信する(図中(1
1))。
【0061】これを受信したクライアント604は、自
己のループに所属するクライアントのうち、代表となる
3つのクライアントのIPアドレスをクライアント60
5に返信する(図中(12))。そして、クライアント
604のループとクライアント605のループとが後述
の手順により結合に合意した後、先に一番上のループに
達したツリーAがもう一方のツリーBの下に入る形で、
上記ループを結節点として両ツリーが図7のように結合
する。
【0062】このように、お互いの位置する階層を比較
して、釣り合わない相手であればより上位のクライアン
トに問い合わせをやり直させることで、ツリー間の通信
が最終的には(すなわち、図6(12)の時点では)、
同等レベルでかつ可能な限り上位のクライアント同士で
おこなわれることを担保する。
【0063】上記のようにすることのメリットは、新た
に参加したクライアントと、サーバーが適当に指定した
問い合わせ先のクライアントとの位置関係がどんなもの
であっても、それぞれのクライアントの属するツリー
が、いわば「裾が揃った」状態で結合される点にある。
【0064】たとえば、新たに参加したクライアントが
600でなく605であり、その問い合わせ先がクライ
アント601であった場合、クライアント601のルー
プの下にクライアント605のループがつながる形でツ
リーA・Bを結合することもできるが、それだと結合後
のツリーでは最上位のループから最下位のループまでの
経路が結合前に比べてかなり長くなってしまう(単純な
加算)。
【0065】しかし上述の集計や集計結果配信の観点か
らは、経路はできるだけ短いほうがよく、また一つだけ
極端に長い経路があるなどの長短のばらつきが少ないほ
うがよい。集計などの速度は経路の長さに依存するの
で、際立って長い経路があると、そこで処理が終わるの
を他の短い経路のクライアントが待たなければならない
ためである。
【0066】そこで、クライアント605がクライアン
ト601に問い合わせた時点で、両者間に2階層の格差
のあることが分かれば、格下のほうのクライアント60
1に代わって、同じツリーの2階層上のクライアント6
04が最終的な問い合わせ先となるよう調整する。この
結果、新たに参加したクライアントが605であった場
合も、結合後のツリーは図7のものと同一になる。これ
に限らず、問い合わせ元・問い合わせ先のクライアント
の組み合わせがどのようなものであっても、ツリーAと
ツリーBの結合結果は同一となる。
【0067】2.結合の合意および実際の結合 つぎに、図8〜図14は上記のようにして結合位置が特
定された後の、両ツリーの結節点となるループ間での結
合の合意と、実際の結合との様子を模式的に示す説明図
である。図中、左側がツリーAの第3階層のループ(ク
ライアント605の所属するループ。以下「ループ
a」)、右側がツリーBの第3階層のループ(クライア
ント604の所属するループ。以下「ループb」)であ
る。これらの図を参照しつつ、図5のステップS504
以下の処理を詳細に説明する。
【0068】(1)ループaで結合提案の発議・・・図
8 ループaのクライアント605は、まずその結合提案要
求送信部402aにより、自己のループの代表である3
つのクライアント、具体的には図8に示す800・80
1・802に対してループbに結合を提案すべき旨の要
求を送信する(ステップS504)。なおこの要求に
は、クライアント605がクライアント604から受信
した、ループbの代表のIPアドレス(図6(12)参
照)が添付されている。
【0069】(2)ループaで結合提案の合議・・・図
9 クライアント605からの要求を結合提案要求受信部4
02bで受信したクライアント800・801・802
は、各々の結合提案可否判断部403aにより、それぞ
れ提案の可否を判断する(ステップS505)。そし
て、その判断結果(「可」「否」いずれか)を判断結果
送信部404aから残り2つの代表に送信するととも
に、逆に判断結果受信部404bにより、残り2つの代
表から各々の判断結果を受信して、これらの判断結果を
可否決定部404cで照合する(ステップS506)。
【0070】(3)ループaで結合提案の決定と決定事
項の周知・・・図10 そして、自己の判断結果と他の2つの代表の判断結果の
うち少なくとも2つが「可」であった場合、すなわち複
数の代表のうち過半数が結合の提案を可と判断した場合
に(ステップS507:Yes)、ループbに結合の提
案をすると決定して、共有情報送信部405aによりそ
の旨をループa内のすべてのクライアントに通知する
(ステップS508)。代表以外のクライアントでは、
各々の共有情報受信部405bにより、3つの代表のう
ち少なくとも2つからこの通知を受けた時点で当該通知
を信頼する。
【0071】(4)ループaからループbに結合の提案
・・・図11 また、決定をしたループaの代表のクライアントは、そ
れぞれ上記通知と平行して、その結合要求送信部406
aによりループbの代表1100・1101・1102
に対して自ループとの結合要求を送信する(ステップS
509)。2つ以上の代表が結合の提案を「可」と判断
し、かつ3つの代表間の通信が正常におこなわれていれ
ば、ループaの3つの代表がループbの3つの代表にそ
れぞれ結合を提案することになるので、ループ間の通信
は計9本発生する。なお、この提案には結合に必要な情
報、たとえばループaの識別情報などがすべて含まれて
いる。
【0072】(5)ループbからループaに当座の回答
・・・図12 ループbの代表1100・1101・1102は、その
結合要求受信部406bによりループaの代表800・
801・802からそれぞれ上記提案を受けた時点で、
結合可否判断部403bにより個々の提案について可ま
たは否の判断を下し(ステップS510)、その結果を
判断結果送信部406cから提案元に返信する(ステッ
プS511)。
【0073】たとえば、ループbの代表1100はルー
プaの代表800からの提案を受信した時点で、他の代
表1101や1102の意向にかかわらず、結合の可否
を自己限りで判断し、その結果を代表800に返信す
る。そして、ほどもなくループaの別の代表801から
同じ提案を受信すれば、同様に自己限りの判断を下し
て、代表801に返信する。さらに、ループaの残り一
つの代表802から同じ提案を受信したときも、同様に
代表802に自己の判断を返信する。3つの代表が3つ
の代表にそれぞれ回答するので、ここでもループ間の通
信は計9本発生する。
【0074】なお、ループbからループaに対する返信
には、判断結果が「可」の場合には結合に必要な事項、
たとえばループbの識別情報やツリーBの識別情報など
がすべて含まれている。また、判断結果が「否」の場合
には、その理由などが含まれている。
【0075】なお、ループaからの結合提案を受けた時
点で、ループbが逆にループaに結合を提案中である場
合、すなわちループaからの結合提案とループbからの
結合提案とが入れ違いになった場合には、ループbはル
ープaからの結合提案を無視する。
【0076】(6)ループbで結合提案の受け入れの合
議、ループaで結合提案の受け入れ予定の合議・・・図
13 ループaへの返信後、ループbでは代表の1100・1
101・1102が判断結果送信部404aにより、ル
ープaの各代表に回答した自己の判断結果をそれぞれル
ープb内の他の代表に送信するとともに、判断結果受信
部404bにより他の代表から各々の判断結果を受信し
て、可否決定部404cでこれらを照合する(ステップ
S512)。
【0077】また、ループaでは代表の800・801
・802が、それぞれ判断結果受信部406dで受信し
た複数の返信から、結合可否判断部403bによりルー
プbの今後の対応、すなわちループbが結合を決定する
か否かを判断(予測)し、その判断結果を判断結果送信
部404aおよび判断結果受信部404bにより3者間
で送受信の上、可否決定部404cで照合する(ステッ
プS513)。
【0078】(7)ループbおよびループaで結合の決
定と結合情報の通知・・・図14 そして、ループbの各代表は少なくとも2つの判断結果
が「可」であった場合(ステップS514:Yes)
に、ループaと結合することを決定して、その旨および
結合に必要な情報(結合情報)を、共有情報送信部40
5aからループb内のすべてのクライアントに通知する
(ステップS515)。
【0079】また、ループaの各代表はループbからの
返信のうち、少なくとも2つが「可」であった場合(ス
テップS516:Yes)に、ループbはループaとの
結合を決定するすなわち自己のした結合の提案は受け入
れられると判断して、ループbとの結合を決定し、その
旨および結合に必要な情報(結合情報)を、共有情報送
信部405aからループa内のすべてのクライアントに
通知する(ステップS517)。
【0080】なお、代表以外のクライアントはその共有
情報受信部405bにより、少なくとも2つの代表から
上記通知を受けた時点で当該通知を信頼して、そこに含
まれる結合情報を取り込んで適切な記憶領域に保存す
る。そして、ループa・bのすべてのクライアントが結
合を認識し、それに必要な情報を共有した時点で、2つ
のループひいてはそれらの含まれるツリーA・Bが論理
的に結合されたことになる。
【0081】そして、参加時にサーバーから取得した問
い合わせ先のうちまだ当たっていないクライアントがあ
れば(ステップS518:Yes)、当該クライアント
との間で結合位置の特定以下の処理を再度繰り返す(ス
テップS503に戻る)。
【0082】以上説明した実施の形態によれば、各ルー
プに選任された複数の代表が合議の上、多数決で他ルー
プとの結合の可否を決定してゆくので、一部の代表が何
らかの原因で正常な処理ができない場合にも、他の代表
によりツリーの結合が滞りなく進行してゆく。
【0083】たとえば、ループaの代表802がマシン
トラブルや回線トラブルなどにより通信不能となった場
合も、残りの代表800と801がクライアント605
からの提案を「可」と判断すれば、これらの代表による
ループbの代表への提案が実行される(図15。なお、
図11と対比)。
【0084】そしてループbでも、仮に代表1100が
通信不能になっていた場合でも、残りの代表1101と
1102とが結合を「可」と判断してループaに返信す
れば(図16。なお、図12と対比)、これらの代表に
よるループb内への周知、および上記返信を受けた代表
800と801によるループa内への周知が正常におこ
なわれる(図17。なお、図14と対比)。
【0085】このように、不安定な環境下でもループ内
外の意見調整と、必要な情報の共有とが所定の手続にし
たがって確実におこなわれるので、サーバーが関与せず
クライアント側にその組織化を一任していても、組織に
矛盾や混乱を生ずることがない。仮に悪意を持ったクラ
イアントが、意図的に組織を擾乱・破壊しようとして
も、その行為は多数決の中で吸収されてしまうため大勢
に影響を与えない。
【0086】なお、上記では各ループの代表は3つとし
たが、より多くの代表を選任するようにしてももちろん
よい。また、特に代表を置かず、ループ内のすべてのク
ライアントが結合やその提案の可否を合議するようにし
てもよいが(いわば全員が代表であるような扱い)、い
ずれにせよ人数に比例して、意見調整に時間がかかるよ
うになるのは否めない。
【0087】なお図5に示した手順では、ループaから
結合を提案されたループbは、各代表の自己限りの判断
をとりあえず回答してから(ステップS511)、各代
表の意見を付き合わせて結合するかどうかを決定するよ
うにしているが(ステップS512以下)、この順序は
逆であってもよく、ループb内での合議・決定が済んで
からループaにループbとしての結合の可否(いわばル
ープbの統一見解)を返信するようにしてもよい。
【0088】上記でループbでの意見調整の前に、ルー
プaに各代表の意見を個別に返してしまっているのは、
確実さよりも迅速さを重視しているためである。すなわ
ち、確実性を優先すれば合議の上で統一見解を返信する
のがよいのであるが、ループbでの合議の間ループaは
無駄に待たされることになる(場合によってはその間、
結合要求を送信し続けなければならない)ので、他の代
表の意見を聞く前に先に自分だけ回答することで、迅速
性を担保している。このようにしても、ループaがルー
プbの各代表の意見を付き合わせれば、ループbで平行
して実施される決定と同じ結論が導き出される。
【0089】なお、上記ではクライアントの組織化のう
ち、特にツリーの結合の局面においてループ間の意見調
整や情報共有の手順を説明したが、この手順はツリーの
結合に限らず、たとえばループの合体(ループaがルー
プbの下につくといった「結合」とは異なり、ループa
がループbに吸収されるといったマージのことを指
す)、ループの分割(合体の逆で、一つのループが複数
のループに分かれること)などの場合にも応用可能であ
る。
【0090】また、必ずしもループがツリー状に組織さ
れている必要もなく、たとえばメッシュ状にループがつ
ながってゆくような形態であっても、ループの結合・合
体・分割などの局面において上述した合議の手順を採用
することができる。さらに、組織化されたクライアント
で実施される処理が、上述の集計や集計結果の配信であ
る必要もない。
【0091】なお、上述した参加部400、結合位置特
定部401、ループ内提案部402、可否判断部40
3、可否決定部404、組織情報共有部405およびル
ープ外提案部406は、それぞれHD305などからR
AM303に読み出されたプログラムの命令にしたがっ
てCPU301が命令処理を実行することにより、各部
の機能を実現するものである。このプログラムはHD3
05のほか、FD307、CD−ROM315あるいは
MOなどの各種記録媒体に格納することができ、あるい
はネットワークを介して配布することもできる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、複数のグループに分けられた複数の情報処理装置
からなる情報処理システム中の情報処理装置において、
自己の所属するグループ以外の他のグループに対する結
合の提案の可否を判定する結合提案可否判定手段と、自
己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置に、
前記結合提案可否判定手段による判定結果を送信する判
定結果送信手段と、自己の所属するグループ内の自己以
外の情報処理装置から、当該装置の前記結合提案可否判
定手段による判定結果を受信する判定結果受信手段と、
前記判定結果送信手段により送信された判定結果と前記
判定結果受信手段により受信された判定結果のうち過半
数が可であった場合に、前記他のグループに対して結合
要求を送信する結合要求送信手段と、を備えたので、あ
るグループから他のグループに対する結合の提案は、グ
ループ内での合議により過半数で可決されて初めて実行
され、これによって、グルーピングされた多数の情報処
理装置を組織上の矛盾や混乱を生ずることなく自律的に
組織化することが可能な情報処理装置が得られるという
効果を奏する。
【0093】また、請求項2に記載の発明は、複数のグ
ループに分けられた複数の情報処理装置からなる情報処
理システム中の情報処理装置において、自己の所属する
グループ以外の他のグループから結合要求を受信する結
合要求受信手段と、前記結合要求受信手段により受信さ
れた結合要求の受け入れ可否を判定する結合可否判定手
段と、自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理
装置に、前記結合可否判定手段による判定結果を送信す
る判定結果送信手段と、自己の所属するグループ内の自
己以外の情報処理装置から、当該装置の前記結合可否判
定手段による判定結果を受信する判定結果受信手段と、
前記判定結果送信手段により送信された判定結果と前記
判定結果受信手段により受信された判定結果のうち過半
数が可であった場合に、前記他のグループと結合するた
めに必要な情報を自己の所属するグループ内の自己以外
の情報処理装置に通知する共有情報送信手段と、を備え
たので、あるグループと他のグループとの結合(そのた
めに必要な情報の共有)は、グループ内での合議により
過半数で可決されて初めて実行され、これによって、グ
ルーピングされた多数の情報処理装置を組織上の矛盾や
混乱を生ずることなく自律的に組織化することが可能な
情報処理装置が得られるという効果を奏する。
【0094】また、請求項3に記載の発明は、複数のグ
ループに分けられた複数の情報処理装置からなる情報処
理システム中の、前記各装置における情報処理方法にお
いて、自己の所属するグループ以外の他のグループに対
する結合の提案の可否を判定する結合提案可否判定工程
と、自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装
置に、前記結合提案可否判定工程における判定結果を送
信する判定結果送信工程と、自己の所属するグループ内
の自己以外の情報処理装置から、前記結合提案可否判定
工程における当該装置の判定結果を受信する判定結果受
信工程と、前記判定結果送信工程で送信された判定結果
と前記判定結果受信工程で受信された判定結果のうち過
半数が可であった場合に、前記他のグループに対して結
合要求を送信する結合要求送信工程と、を含んだので、
あるグループから他のグループに対する結合の提案は、
グループ内での合議により過半数で可決されて初めて実
行され、これによって、グルーピングされた多数の情報
処理装置を組織上の矛盾や混乱を生ずることなく自律的
に組織化することが可能な情報処理方法が得られるとい
う効果を奏する。
【0095】また、請求項4に記載の発明は、複数のグ
ループに分けられた複数の情報処理装置からなる情報処
理システム中の、前記各装置における情報処理方法にお
いて、自己の所属するグループ以外の他のグループから
結合要求を受信する結合要求受信工程と、前記結合要求
受信工程で受信された結合要求の受け入れ可否を判定す
る結合可否判定工程と、自己の所属するグループ内の自
己以外の情報処理装置に、前記結合可否判定工程におけ
る判定結果を送信する判定結果送信工程と、自己の所属
するグループ内の自己以外の情報処理装置から、前記結
合可否判定工程における当該装置の判定結果を受信する
判定結果受信工程と、前記判定結果送信工程で送信され
た判定結果と前記判定結果受信工程で受信された判定結
果のうち過半数が可であった場合に、前記他のグループ
と結合するために必要な情報を自己の所属するグループ
内の自己以外の情報処理装置に通知する共有情報送信工
程と、を含んだので、あるグループと他のグループとの
結合(そのために必要な情報の共有)は、グループ内で
の合議により過半数で可決されて初めて実行され、これ
によって、グルーピングされた多数の情報処理装置を組
織上の矛盾や混乱を生ずることなく自律的に組織化する
ことが可能な情報処理方法が得られるという効果を奏す
る。
【0096】また、請求項5に記載の発明によれば、前
記請求項3または請求項4に記載された方法をコンピュ
ータに実行させることが可能なプログラムが得られると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による情報処理装置を含
む、情報処理システムの物理的な構成を示す説明図であ
る。
【図2】上記システムの構成を概念的・模式的に示す説
明図である。
【図3】上記システムを構成する各クライアントのハー
ドウェア構成の一例を示す説明図である。
【図4】上記システムを構成する各クライアントの機能
的構成を示す説明図である。
【図5】上記システムにおけるツリーの結合の手順を示
すフローチャートである。
【図6】上記システムにおけるツリーの結合位置の特定
の様子を模式的に示す説明図である。
【図7】上記システムにおける複数のツリーの結合の一
例を模式的に示す説明図である。
【図8】上記システムにおける、あるループaでの結合
提案の発議の様子を模式的に示す説明図である。
【図9】上記システムにおける、ループaでの結合提案
の合議の様子を模式的に示す説明図である。
【図10】上記システムにおける、ループaでの結合提
案の決定と決定事項の周知の様子を模式的に示す説明図
である。
【図11】上記システムにおける、ループaから別のル
ープbへの結合の提案の様子を模式的に示す説明図であ
る。
【図12】上記システムにおける、ループbからループ
aへの回答の様子を模式的に示す説明図である。
【図13】上記システムにおける、ループbでの結合提
案の受け入れの合議、およびループaでの結合提案の受
け入れ予定の合議の様子を模式的に示す説明図である。
【図14】上記システムにおける、ループbおよびルー
プaでの結合の決定と結合情報の周知の様子を模式的に
示す説明図である。
【図15】上記システムにおける、ループaからループ
bへの結合の提案の様子(いずれかの代表にトラブルが
あった場合)を模式的に示す説明図である。
【図16】上記システムにおける、ループbからループ
aへの回答の様子(いずれかの代表にトラブルがあった
場合)を模式的に示す説明図である。
【図17】上記システムにおける、ループbおよびルー
プaでの結合の決定と結合情報の周知の様子(いずれか
の代表にトラブルがあった場合)を模式的に示す説明図
である。
【符号の説明】
300 バスまたはケーブル 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 HDD 305 HD 306 FDD 307 FD 308 ディスプレイ 309 モデム 310 公衆電話回線 311 キーボード 312 マウス 313 スキャナ 314 プリンタ 315 CD−ROM 316 CD−ROMドライブ 400 参加部 401 結合位置特定部 402 ループ内提案部 402a 結合提案要求送信部 402b 結合提案要求受信部 403 可否判断部 403a 結合提案可否判断部 403b 結合可否判断部 404 可否決定部 404a 判断結果送信部 404b 判断結果受信部 404c 可否決定部 405 組織情報共有部 405a 共有情報送信部 405b 共有情報受信部 406 ループ外提案部 406a 結合要求送信部 406b 結合要求受信部 406c 判断結果送信部 406d 判断結果受信部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のグループに分けられた複数の情報
    処理装置からなる情報処理システム中の情報処理装置に
    おいて、 自己の所属するグループ以外の他のグループに対する結
    合の提案の可否を判定する結合提案可否判定手段と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置
    に、前記結合提案可否判定手段による判定結果を送信す
    る判定結果送信手段と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置か
    ら、当該装置の前記結合提案可否判定手段による判定結
    果を受信する判定結果受信手段と、 前記判定結果送信手段により送信された判定結果と前記
    判定結果受信手段により受信された判定結果のうち過半
    数が可であった場合に、前記他のグループに対して結合
    要求を送信する結合要求送信手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 複数のグループに分けられた複数の情報
    処理装置からなる情報処理システム中の情報処理装置に
    おいて、 自己の所属するグループ以外の他のグループから結合要
    求を受信する結合要求受信手段と、 前記結合要求受信手段により受信された結合要求の受け
    入れ可否を判定する結合可否判定手段と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置
    に、前記結合可否判定手段による判定結果を送信する判
    定結果送信手段と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置か
    ら、当該装置の前記結合可否判定手段による判定結果を
    受信する判定結果受信手段と、 前記判定結果送信手段により送信された判定結果と前記
    判定結果受信手段により受信された判定結果のうち過半
    数が可であった場合に、前記他のグループと結合するた
    めに必要な情報を自己の所属するグループ内の自己以外
    の情報処理装置に通知する共有情報送信手段と、 を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 複数のグループに分けられた複数の情報
    処理装置からなる情報処理システム中の、前記各装置に
    おける情報処理方法において、 自己の所属するグループ以外の他のグループに対する結
    合の提案の可否を判定する結合提案可否判定工程と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置
    に、前記結合提案可否判定工程における判定結果を送信
    する判定結果送信工程と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置か
    ら、前記結合提案可否判定工程における当該装置の判定
    結果を受信する判定結果受信工程と、 前記判定結果送信工程で送信された判定結果と前記判定
    結果受信工程で受信された判定結果のうち過半数が可で
    あった場合に、前記他のグループに対して結合要求を送
    信する結合要求送信工程と、 を含んだことを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 複数のグループに分けられた複数の情報
    処理装置からなる情報処理システム中の、前記各装置に
    おける情報処理方法において、 自己の所属するグループ以外の他のグループから結合要
    求を受信する結合要求受信工程と、 前記結合要求受信工程で受信された結合要求の受け入れ
    可否を判定する結合可否判定工程と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置
    に、前記結合可否判定工程における判定結果を送信する
    判定結果送信工程と、 自己の所属するグループ内の自己以外の情報処理装置か
    ら、前記結合可否判定工程における当該装置の判定結果
    を受信する判定結果受信工程と、 前記判定結果送信工程で送信された判定結果と前記判定
    結果受信工程で受信された判定結果のうち過半数が可で
    あった場合に、前記他のグループと結合するために必要
    な情報を自己の所属するグループ内の自己以外の情報処
    理装置に通知する共有情報送信工程と、 を含んだことを特徴とする情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項3または請求項4に記載され
    た方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8395649B2 (en) 2006-12-07 2013-03-12 Nec Display Solutions, Ltd. Projector, terminal, conferencing system, tree structure switching method and recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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