JP2003241755A - 音源装置 - Google Patents

音源装置

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JP2003241755A
JP2003241755A JP2002042750A JP2002042750A JP2003241755A JP 2003241755 A JP2003241755 A JP 2003241755A JP 2002042750 A JP2002042750 A JP 2002042750A JP 2002042750 A JP2002042750 A JP 2002042750A JP 2003241755 A JP2003241755 A JP 2003241755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファを増設することなくコーデック機能
を有させるようにする。 【解決手段】 波形メモリからCPUが直接波形データ
を読出/書込する際のCPUアクセスバッファとして、
FIFOを分割した領域41aを使用する。CPUが音
源部に入力されたオーディオデータを扱うための出力コ
ーデックバッファと入力コーデックバッファとして、F
IFOを分割した領域41b,41cを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波形メモリへ制御
手段がアクセスすることのできる音源装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、発音しようとするピッチに応
じて波形メモリから読み出した波形データに基づいて楽
音を生成するようにした波形メモリ音源が知られてい
る。このような波形メモリ音源を内蔵する従来の楽音生
成装置における音源部の構成例を図9に示す。図9にお
いて、波形メモリ121は読み書き可能なSDRAM
(SynchronousDRAM)により構成されており、複数の短
期間のサンプリング波形が記憶されている。音源部12
0では、波形メモリ121から読み出された波形データ
に基づいて楽音を生成している。楽音を生成する際に、
楽音生成装置における図示しないCPU(Central Proc
essing Unit)は音源制御レジスタ130に各種音源パ
ラメータ情報を供給すると共に、発音の開始指示を出
す。この音源パラメータ情報はCPUからデータバス
(DATA102)を介して音源制御レジスタ130に供給さ
れ、音源制御レジスタ130においてCPUからアドレ
スバス(AD102)を介して与えられるアドレスで示され
るレジスタに格納される。
【0003】音源パラメータ情報は、割り当てチャンネ
ル、波形メモリ読み出しピッチ(周波数ナンバ)、波形
メモリ読み出し区間、エンベロープパラメータ、ミキサ
133に対する設定情報、およびエフェクト用係数など
がある。この内の波形メモリ読み出し区間パラメータ
は、読み出す波形データの開始アドレスASおよびその
データ長LPAとされる。音源制御レジスタ130およ
び読出書込回路131は、処理A、処理B、取り込み処
理、補間処理、およびXアクセス処理の5つの処理を行
なうことにより各チャンネルの楽音を生成している。各
処理の概要は次の通りである。処理Aは、音源制御レジ
スタ130から供給される波形データの開始アドレスA
Sおよびそのデータ長LPAやピッチPITCH等の情
報に基づいて、楽音生成のために時分割チャンネルタイ
ミングにしたがって各チャンネルの波形データ読出アド
レスを作成する処理である。各チャンネルの波形データ
読出アドレスは相対アドレスであり、読出書込回路13
1内の図示しないレジスタに保持される。処理Bは、読
出書込回路131において実行される処理であり、時分
割チャンネルタイミングとは異なるチャンネルのタイミ
ングで、波形メモリ121に対応する絶対アドレスの波
形データ読出アドレスに変換して、この波形データ読出
アドレスをアドレスバス(AD101)を介して波形メモリ
121に供給する処理である。
【0004】また、取り込み処理は、読出書込回路13
1により実行される処理であり、処理Bにより波形メモ
リ121に供給された波形データ読出アドレスにしたが
って読み出された波形データをデータバス(DATA101)
を介して取り込み、各チャンネル別に内蔵する波形バッ
ファに書き込む処理である。補間処理は、読出書込回路
131における図示しない補間回路により実行される処
理であり、時分割チャンネルタイミングにしたがって、
波形バッファから各チャンネルの波形サンプルを読み出
し、補間を行なって各チャンネルの波形データを生成し
て時分割で出力する処理である。補間された波形データ
は、読出書込回路131からEG付与回路132に供給
される。
【0005】Xアクセス処理は、音源制御レジスタ13
0に内蔵されているXアクセス回路140の制御の基で
実行される処理であり、前述した処理Bや取り込み処理
において処理を行うタイムスロットが空いた際に、その
タイムスロットで、CPUが波形メモリ121から波形
データを読出/書込する処理、および、ミキサ133か
ら出力されたミキシングされた波形データを波形メモリ
121へ書き込む処理である。CPUが波形メモリ12
1から波形データを読み出すXアクセス処理の際には、
CPUはXアクセス回路140に内蔵されたXAレジス
タ142を指定するアドレスをアドレスバス(AD102)
へ出力して、XAレジスタ142にデータバス(DATA10
2)へ出力した波形データ読出アドレスを書き込む。読
出書込回路131は、処理Bや取り込み処理において空
いたタイムスロットを使用して、波形メモリ121にX
Aレジスタ142に書き込まれた波形データ読出アドレ
スをアドレスバス(AD101)を介して供給する。この際
に、読出書込回路131は、リードイネーブル信号も波
形メモリ121に供給する。
【0006】これにより波形メモリ121から供給され
たアドレスに従ってデータバス(DATA101)上に波形デ
ータが読み出される。この波形データは、読出書込回路
131を介してXアクセス回路140に内蔵されている
FIFO(First In First Out)141に書き込まれ
る。FIFO141は先入れ先出し方式のバッファメモ
リである。CPUは読み出された波形データがFIFO
141に所定量書き込まれた際に、CPUの動作タイミ
ングでFIFO141を指定するアドレスをアドレスバ
ス(AD102)へ出力して、FIFO141からその波形
データをデータバス(DATA102)を介して読み出す。
【0007】また、CPUはXアクセス回路140へ読
み出す波形データの開始アドレスとデータ長の情報を供
給し、Xアクセス回路140は波形メモリ121からデ
ータを読み出す毎に開始アドレスからデータ長に対応す
るまで順次アドレスをインクリメントして連続する波形
データ読出アドレスを発生する。この波形データ読出ア
ドレスは内蔵するXAレジスタ142に書き込まれ、最
終的に波形メモリ121に供給される。これにより、連
続するアドレス位置に書き込まれている所定サンプル数
の波形データを順次読み出してFIFO141に順次格
納することができるようになる。FIFO141に格納
された波形データは書き込まれるタイミングと異なるC
PUの動作タイミングで、CPUによりFIFO141
から順次読み出される。
【0008】また、ミキサ133から出力される波形デ
ータを波形メモリ121へ書き込むXアクセス処理の際
には、ミキサ133から出力される波形データがFIF
O141に書き込まれる。CPUはXアクセス回路14
0に内蔵されたXAレジスタ142に波形データ書込ア
ドレス(先頭アドレス)を書き込む。読出書込回路13
1は、処理Bや取り込み処理において空いたタイムスロ
ットを使用して、アドレスバス(AD101)を介して波形
メモリ121にXAレジスタ142に書き込まれた波形
データ書込アドレスを供給する。同時にFIFO141
から読み出された波形データが読出書込回路131を介
してデータバス(DATA101)に出力されて、波形メモリ
121に供給される。さらに、読出書込回路131から
波形メモリ121へライトイネーブル信号が供給され
る。これにより、波形メモリ121へ波形データが書き
込まれるようになる。
【0009】なお、CPUはXアクセス回路140へ書
込アドレスの開始アドレスと波形データのデータ長の情
報を供給し、Xアクセス回路140は波形データを書き
込む毎に開始アドレスからデータ長に対応するまで順次
アドレスをインクリメントして連続する波形データ書込
アドレスを発生する。この波形データ書込アドレスは内
蔵するXAレジスタ142に書き込まれ、最終的に波形
メモリ121に供給される。これにより、ミキサ133
からFIFO141に書き込まれた所定サンプル数の波
形データを波形メモリ121の連続するアドレス位置に
書き込むことができるようになる。この場合、FIFO
141には、その空き状態に関わらず、ミキサ133か
らサンプリング周期ごとに1サンプルずつ順次波形デー
タが書き込まれる。FIFO141から波形メモリ12
1への書き込み速度は、最悪でもサンプリング周期ごと
に1サンプル以上とされているので、FIFOが満杯に
なることはない。一方、CPUから波形データを波形メ
モリ121へ書き込むXアクセス処理の際には、CPU
はFIFO141の空き状態を確認し、空きがある場合
のみFIFO141へ波形データを書き込むようになっ
ている。
【0010】読出書込回路131から時分割で出力され
る各チャンネルの波形データは、EG付与回路132に
おいてエンベロープが付与される。付与されるエンベロ
ープは、CPUから与えられて音源制御レジスタ130
に格納されている各チャンネルのエンベロープパラメー
タに基づいて決定される。エンベロープが付与された、
例えば32チャンネル分の波形データはミキサ133に
供給される。さらに、ミキサ133には信号処理回路
(DSP)134から出力されるエフェクト処理等がさ
れた、例えば8チャンネル分の波形データ、および外部
回路122からフィルタ処理やエフェクト処理等がされ
た、例えば8チャンネル分の波形データが供給されてい
る。ミキサ133は、これらの供給された各チャンネル
の波形データにそれぞれ係数値を乗算してミキシングす
る。
【0011】係数値はCPUから音源制御レジスタ13
0に音源パラメータとして与えられて、内蔵するレジス
タに格納されている。ミキサ133においてミキシング
された波形データは、8チャンネル分がDSP134
に、8チャンネル分が外部回路122に、1チャンネル
分が音源制御レジスタ130内のXアクセス回路140
に、音源部120の最終的な出力となる2チャンネル
(LおよびR出力)分がDAC123に、それぞれ出力
されるようになされている。このように、ミキサ133
はCPUから指定されたチャンネルの波形データに指定
された係数値を乗算してミキシングし、そのミキシング
結果をCPUの指定に基づく出力部へ指定されたチャン
ネルで送出するようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音源部12
0においてCPU側から波形データを扱うために、音源
部120にコーデック機能を持たせることが考えられ
る。この場合、音源部はDACにおけるDAC周期を基
準として動作しているが、CPUはDAC周期とは直接
関係しない動作タイミングで動作していることから、コ
ーデック機能を持たせるためにはバッファを増設しなけ
ればならないという問題点があった。
【0013】そこで本発明は、もともとCPUによる波
形メモリアクセス用に用意されていた回路を活用して、
少ない回路の増設によりコーデック機能を有させること
のできる音源装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にかかる第1の音源装置は、波形データが読
み書き可能な波形メモリと、該波形メモリから波形デー
タを読み出し、読み出した波形データに基づいて各サン
プリング周期の楽音波形データを生成する楽音生成手段
と、前記楽音生成手段の生成した楽音波形データを含む
波形データが入力され、ミキシング処理を行って、サン
プリング周期の混合された波形データを出力するミキシ
ング手段と、前記楽音生成手段および前記ミキシング手
段の動作を制御する制御手段と、前記楽音生成手段が前
記波形メモリをアクセスしていない時間において、前記
制御手段の制御の基で、前記波形メモリの波形データの
連続的な読み出しあるいは書き込みのアクセスを行うと
ともに、前記ミキシング手段からサンプリング周期ごと
に入力する波形データを前記制御手段へ受け渡しするア
クセス手段と、該アクセス手段に内蔵されている記憶手
段とを備え、前記アクセス手段は、前記記憶手段の第1
領域を、前記制御手段の制御の基で行われる波形メモリ
の読み出し時あるいは書き込み時の波形データを一時的
に記憶するバッファとして使用するとともに、前記記憶
手段の第2領域を、前記ミキシング手段から入力する波
形データを前記制御手段に受け渡しするために一時的に
記憶するバッファとして使用可能とされている。
【0015】次に、上記目的を達成することのできる本
発明にかかる第2の音源装置は、波形データが読み書き
可能な波形メモリと、該波形メモリから波形データを読
み出し、読み出した波形データに基づいて各サンプリン
グ周期の楽音波形データを生成する楽音生成手段と、前
記楽音生成手段の生成した楽音波形データを含む波形デ
ータが入力され、ミキシング処理を行って、サンプリン
グ周期の混合された波形データを出力するミキシング手
段と、前記楽音生成手段および前記ミキシング手段の動
作を制御する制御手段と、前記楽音生成手段が前記波形
メモリをアクセスしていない時間において、前記制御手
段の制御の基で、前記波形メモリの波形データの連続的
な読み出しあるいは書き込みのアクセスを行うととも
に、前記制御手段から順次入力される波形データをサン
プリング周期ごとに前記ミキシング手段へ出力するアク
セス手段と、該アクセス手段に内蔵されている記憶手段
とを備え、前記アクセス手段は、前記記憶手段の第1領
域を、前記制御手段の制御の基で行われる波形メモリの
読み出し時あるいは書き込み時の波形データを一時的に
記憶するバッファとして使用するとともに、該記憶手段
の第2領域を、前記制御手段から前記ミキシング手段に
入力される波形データを一時的に記憶するバッファとし
て使用可能とされている。
【0016】また、上記本発明の第1および第2の音源
装置において、前記記憶手段における前記第1領域のサ
イズと前記第2領域のサイズとを、ユーザの指示あるい
は動作状況に応じてそれぞれ変更可能とされていてもよ
い。また、上記本発明の第1および第2の音源装置にお
いて、さらに、前記第1領域および前記第2領域である
バッファにおける波形データの状態を検出し、前記制御
手段に対してデータ受取あるいはデータ供給の要求を発
生する検出手段と、該検出手段における検出条件を変更
する条件変更手段とを有し、前記制御手段は、該データ
受取あるいはデータ供給の要求に応じて、該要求に対応
する領域であるバッファからのデータ受取あるいは該バ
ッファへのデータ供給を実行するようにしてもよい。
【0017】次に、上記目的を達成することのできる本
発明にかかる第3の音源装置は、波形データが読み書き
可能な波形メモリと、該波形メモリから波形データを読
み出し、読み出した波形データに基づいて各サンプリン
グ周期の楽音波形データを生成する楽音生成手段と、該
楽音生成手段が前記波形メモリをアクセスしていない時
間において、制御手段の制御の基で、前記波形メモリの
波形データを連続的に読み出し、読み出された波形デー
タをバッファに保存するアクセス手段と、波形データが
前記バッファに所定量記憶されたことを検出して、前記
制御手段に対してデータ受取要求を出力する検出手段
と、前記データ受取要求を受けて前記アクセス手段にお
ける前記バッファよりデータを受け取ると共に、装置全
体の動作を制御する前記制御手段とを備えており、前記
検出手段の検出する所定量を変更することが可能とされ
ている。
【0018】次に、上記目的を達成することのできる本
発明にかかる第4の音源装置は、波形データが読み書き
可能な波形メモリと、該波形メモリから波形データを読
み出し、読み出した波形データに基づいて各サンプリン
グ周期の楽音波形データを生成する楽音生成手段と、該
楽音生成手段が前記波形メモリをアクセスしていない時
間において、制御手段から供給されてバッファに記憶さ
れている波形データを、該制御手段の制御の基で前記波
形メモリに連続的に書き込むアクセス手段と、書き込む
べき波形データが記憶されていない空き領域が前記バッ
ファに所定量生じたことを検出して、前記制御手段に対
してデータ供給要求を出力する検出手段と、前記データ
供給要求を受けて前記アクセス手段のバッファに波形デ
ータを供給すると共に、装置全体の動作を制御する前記
制御手段とを備えており、前記検出手段が検出する所定
量を変更することが可能とされている。また、上記本発
明の第3および第4の音源装置において、前記バッファ
の容量が可変できるようになされていてもよい。
【0019】次に、上記目的を達成することのできる本
発明にかかる第5の音源装置は、第1の動作クロックで
動作する制御手段により制御されると共に、第2の動作
クロックで動作する音源装置であって、各サンプリング
周期ごとに、複数チャンネルの楽音波形データを生成す
る楽音生成手段と、各サンプリング周期ごとに、入力す
る複数の波形データに対し所定の効果を付与し、効果の
付与された複数の波形データを出力する効果付与手段
と、前記制御手段から供給される複数サンプルの波形デ
ータを出力バッファに記憶し、サンプリング周期ごとに
該出力バッファから1サンプルずつ出力する出力コーデ
ック手段と、サンプリング周期ごとに1サンプルずつ入
力される波形データを入力バッファに複数サンプル分記
憶し、該入力バッファから前記制御手段に供給する入力
コーデック手段と、各サンプリング周期ごとに、前記楽
音生成手段と前記効果付与手段と前記出力コーデック手
段から出力される複数の波形データが入力され、該複数
の波形データに対し複数のミキシング処理を行い、ミキ
シングされた複数の波形データを前記効果付与手段と前
記入力コーデック手段へ出力するミキサ手段とを備えて
いる。
【0020】また、上記本発明の第5の音源装置におい
て、さらに、入力される波形データをアナログ波形に変
換するディジタル・アナログ変換器を備えており、前記
ミキサ手段は、ミキシングされた複数の波形データの一
部の波形データを前記ディジタル・アナログ変換手段へ
入力してアナログ波形に変換するようにしてもよい。
【0021】このような本発明によれば、制御手段の制
御の基で、波形メモリへのアクセスを行うアクセス手段
に内蔵された記憶手段が、波形メモリへの波形データの
書き込みや、波形メモリからの波形データの読み出しを
行う際に波形データを一次記憶するバッファと、制御手
段が波形データを扱うために一次記憶するコーデック用
のバッファとに分割されている。これにより、バッファ
を増設することなくコーデック機能を音源装置に有させ
ることができるようになる。この場合、分割されて構成
された各バッファにおいては制御手段への割込条件やデ
ータ要求発生条件を変更できるようにされているので、
記憶手段を分割してバッファを構成するようにしても、
効率よく各バッファを使用することができるようにな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる波形
メモリを備えている音源装置を有する楽音生成装置の構
成例を示すブロック図を図1に示す。図1に示す楽音生
成装置1おいて、CPU10は各種プログラムを実行す
ることにより楽音生成装置1における楽音生成の動作を
制御する中央処理装置(Central Processing Unit)で
あり、タイマ11は動作時の経過時間を示したり、特定
の間隔でタイマ割込を発生するタイマであり、自動演奏
の時間管理等に使用される。ROM12は、CPU10
が実行する楽音生成処理のプログラムや、各種データが
格納されているROM(Read Only Memory)である。R
AM13は楽音生成装置1におけるメインメモリであ
り、CPU10のワークエリア等が設定されるRAM
(Random Access Memory)である。
【0023】また、ディスク14はハードディスク、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、リムーバブルディスク
等の記録媒体であり、波形メモリ21にロードする波形
データなどが格納されている。ドライブ15はセットさ
れたディスク14の読出/書込を行うディスクドライブ
である。MIDIインタフェース16は、楽音生成装置
1内部で作成したMIDIメッセージを外部へ送出した
り、外部からのMIDIメッセージを受信するMIDI
インターフェースである。ネットワークインタフェース
17は、LAN(Local Area Network )やインターネ
ット、電話回線等の通信ネットワークを介してサーバコ
ンピュータに接続するためのネットワークインターフェ
ースである。パネルスイッチ(パネルSW)18は、楽
音生成装置1のパネルに設けられている各種スイッチで
あり、これを操作することにより楽音生成装置1に各種
指示を与えることができる。パネル表示器19は、楽音
生成時に各種情報が表示されるディスプレイである。
【0024】音源部20は、CPU10からの発音開始
指示に基づいて、波形メモリ21から波形データ(波形
サンプル)を読み出し、補間、エンベロープ付与、チャ
ンネル累算(ミキシング)、および効果(エフェクト)
付与などの処理を行って、楽音波形データとして出力し
ている。音源部20から出力された楽音波形データは、
DAC23によりアナログ信号に変換され、サウンドシ
ステム24により放音される。波形メモリ21は、SD
RAM等の高速のメモリにより構成されており、所定の
レートでサンプリングされた多数の波形サンプルデータ
が格納されている。1ワードの波形サンプルは、例えば
16ビットあるいは32ビットで表され、アドレスは波
形サンプル単位に付けられている。すなわち、1アクセ
スで1つの波形サンプルを読み出すようにしている。波
形メモリ21には、楽音の生成に先立ってディスク14
等から読み出された波形データが格納されている。
【0025】外部回路22は、外部から音声や楽音等の
オーディオデータを取り込むためのアナログ・ディジタ
ル変換器(ADC)、効果(エフェクト)付与処理を行
なう外部DSP、あるいはディジタルフィルタなどで構
成される。音源部20から外部回路22へ供給された波
形データには、外部回路22においてエフェクト付与処
理やディジタルフィルタ処理が施されて、音源部20へ
戻される。音源部20においては、戻された波形データ
が他のチャンネルの波形データにミキシングされて出力
されるようになる。なお、外部回路22は楽音生成装置
1に内蔵してもよいし、楽音生成装置1の外部に設けて
もよい。ディジタル・アナログ変換器(DAC)23
は、音源部20から最終的に出力されるステレオの楽音
データをディジタルの楽音信号に変換してサウンドシス
テムから放音している。また、バス25はアドレスバ
ス、コントロールバス、データバスの各バスを備える前
記した各部を相互接続しているCPUバスである。
【0026】次に、本発明の実施の形態にかかる波形メ
モリを備えている音源装置である音源部20の詳細構成
を図2に示し、図3に音源部20における動作タイミン
グを示す。この音源部20において発音チャンネル数が
128チャンネルとされている場合は、音源部20は時
分割128チャンネルで動作する。このため、音源部2
0内の各部には、時分割を行なうための基準信号となる
制御クロック信号やチャンネルカウント値などの制御信
号が供給されている。図2において、波形メモリ21は
読み書き可能な、例えばSDRAM(Synchronous DRA
M)により構成されており、音源部20において楽音を
生成する際には予めディスク14等から読み出した複数
の比較的短期間のサンプリング波形が記憶されている。
音源部20では、この波形メモリ21からチャンネル毎
に時分割で読み出された波形データに基づいて各チャン
ネルの楽音を生成している。
【0027】ノートオンに応じて楽音を発生する際に、
楽音生成装置1におけるCPU10は、前記128チャ
ンネルから該ノートオンに応じた楽音生成に使用するチ
ャンネル(割り当てチャンネル)を選択し、音源制御レ
ジスタ30の割り当てチャンネルに対応する記憶領域に
各種音源パラメータを設定し、選択されたチャンネルの
発音の開始指示を出す。この音源制御レジスタ30には
CPU10からアドレスバス(AD4)を介してアドレス
が供給されると共に、データバス(DATA4)を介して各
種データのやりとりが行われる。図2においては、デー
タバス(DATA4)が複数本示されているが、説明の便宜
上複数本として示しているだけであり、実際には1本の
バスとされている。上記した音源パラメータ情報はCP
U10からデータバス(DATA4)を介して音源制御レジ
スタ30に供給され、音源制御レジスタ30においてC
PU10からアドレスバス(AD4)を介して与えられる
レジスタアドレスで示されるレジスタに格納される。
【0028】発音開始指示と共に音源制御レジスタ30
に供給される音源パラメータ情報は、波形メモリ読み出
し速度(楽音ピッチに対応)、波形メモリ読み出し区
間、エンベロープパラメータ、ミキサ33に対する設定
情報、およびエフェクト用係数等とされる。この内の波
形メモリ読み出し区間パラメータは、読み出す波形デー
タの開始アドレスASおよびそのデータ長LPAとされ
る。この場合、アドレスバス(AD4)上のレジスタアド
レスで示される音源制御レジスタ30内の特定のレジス
タに、データバス(DATA4)を介して供給される音源パ
ラメータが格納される。これにより、複数のそれぞれの
レジスタに対応する音源パラメータがそれぞれ格納され
ていくようになる。
【0029】音源制御レジスタ30および読出書込回路
31は、処理A、処理B、取り込み処理、および補間処
理、Xアクセス処理、およびコーデック入出力処理の6
つの処理を行なう。各処理の概要および処理タイミング
は次の通りである。処理Aは、音源制御レジスタ30か
ら供給される波形データの開始アドレスASおよびその
データ長LPAやピッチPITCH等の情報に基づい
て、楽音生成のために時分割チャンネルタイミングにし
たがって各発音チャンネルの波形データ読出アドレスを
作成する処理である。各チャンネルのアドレスは、読出
書込回路31内の図示しないレジスタに保持される。発
音チャンネル数が128チャンネルとされている場合
は、処理AはDAC23における1DAC周期内におい
て128チャンネル分の波形データ読出アドレスを作成
する。なお、後述するように、本発明にかかる楽音生成
装置1では、ミキサ33から出力される波形データを波
形メモリ21に書き込むための書込チャンネルとして、
この128チャンネルのうちの最後の16チャンネルを
転用することが可能である。
【0030】この場合、図3に示すように1DAC周期
は前半と後半とに2分割されて、前半の期間では1ch
〜64chの波形データ読出アドレスが作成され(処理
A前半ch)、後半の期間では65ch〜128chの
波形データ読出アドレスが作成される(処理A後半c
h)。処理Aでは、全チャンネルについて読出アドレス
の生成を行ない、かつ、各チャンネルの読出アドレスの
整数部の進行量に応じて波形データを読み出すべきチャ
ンネルを決定し、決定されたチャンネルのチャンネル番
号とそのチャンネルでの読み出すべきサンプル数(前記
進行量に対応)を制御RAMに格納する。なお、補間処
理における4点補間では連続する4サンプルの波形デー
タが必要になるが、そのうちの過去に波形メモリ21か
ら読み出された波形データは波形バッファに既に保存さ
れている。なお、1ch〜128chの各チャンネルの
処理を行うタイムスロットは1DAC周期を等分割して
与えられる。すなわち、処理Aにおける各チャネルに割
り当てられるタイムスロットは1DAC周期をTとする
とT/128とされ、このタイムスロットにおいて図示
するようにチャンネル順に処理される。
【0031】処理Bは、読出書込回路31において処理
Aよりほぼ1/2DAC周期だけ遅れて実行される処理
であり、後述するタイミングで処理Aが終了したチャン
ネルについて行われる。処理Bは、制御RAMに読み出
すべきチャンネルとして記憶されているチャンネルにつ
いて、当該チャンネルの読出アドレスに基づいて制御R
AMに記憶されているアクセス回数だけ波形メモリをア
クセスし、該回数分の波形サンプルを読み出している。
この場合、図3に示すように1DAC周期の前半の期間
では1ch〜64chについての波形メモリ21からの
読み出しが実行され(処理B前半ch)、後半の期間で
は65ch〜128chについての波形メモリ21から
の読み出しが実行される(処理B後半ch)。この場
合、処理Aにおいて、波形データを読み出すべきチャン
ネルとしてチャンネル番号が制御RAMに格納されなか
ったチャンネルについては、処理Bの処理は行われな
い。処理Bが行われるタイムスロットは処理Aの1タイ
ムスロットの1/4とされ、1DAC周期をTとすると
T/512とされる。1DAC周期ごとに512回とい
うことは、音源の1チャンネル当たり4サンプルの波形
データを読み出すことができることを意味している。
【0032】そして、処理Aにおいて記憶されたアクセ
ス回数が複数であったチャンネル(すなわち、読出アド
レスの整数部が複数進行したチャンネル)については、
それぞれの波形データ読出アドレスに対する処理Bが該
アクセス回数に対応したタイムスロット数ずつ順次実行
されるようになる。例えば、図3の処理Bに示すように
1chについては処理Bが1タイムスロットで行われ、
2chについては処理Bは行われず、3chについては
処理Bが3タイムスロットで行われ、4chについては
処理Bは行われず、5chについては処理Bが1タイム
スロットで行われ、6chについては処理Bは行われ
ず、7chについては処理Bが2タイムスロットで行わ
れ、発音されていない8ch〜64chについては処理
Bは行われないようになる。なお、書込チャンネルとし
て設定されたチャンネルについては、処理Bにおいて、
波形データ書込アドレスが生成される。この書込チャン
ネルのアクセス回数は、それぞれ、常に1回とされる。
【0033】このように、処理Bが行われないチャンネ
ルがあることから処理Bの前半期間においては7chの
処理が終了してから後半期間が始まるまでのタイムスロ
ットが空くようになると共に、後半期間においても後に
は次の前半期間が始まるまでにタイムスロットに空きが
生じるようになる。そこで、この空いたタイムスロット
を使用してXアクセス回路40によるXアクセス処理が
行われるようになる。なお、処理Bにおいてタイムスロ
ットが空くまでは読出書込回路31がセレクタ制御信号
(CONT1)をセレクタ35に与えて、セレクタ35を読
出書込回路31側へ切り換える。これにより、読出書込
回路31からアドレスバス(AD2)を介して波形データ
読出アドレスを波形メモリ21へ供給することができる
ようになる。また、処理Bにおいてタイムスロットに空
きが生じるようになると、読出書込回路31がセレクタ
制御信号(CONT1)によりセレクタ35をXアクセス回
路40側へ切り換える。さらに、読出書込回路31はセ
レクタ制御信号(CONT2)をXアクセス回路40へ与え
て後述するXアクセス処理を実行できるようにする。
【0034】また、取り込み処理は、読出書込回路31
により実行される処理であり、処理Bにより波形メモリ
21に供給された波形データ読出アドレスにしたがって
読み出された波形データをデータバス(DATA1)を介し
て取り込み、各チャンネル別に内蔵する波形バッファに
書き込む処理である。この波形バッファは、サンプル間
補間用の波形データを記憶するバッファであり、各チャ
ンネルごとに波形メモリ21から読み出された最新の波
形データを4サンプル分記憶する。処理Bにおいて波形
データ読出アドレスが波形メモリ21に供給されると、
波形メモリ21から直ちに波形データが読み出されるこ
とから、取り込み処理は、図3に示すように処理Bから
わずか遅れて開始されるようになる。この場合、1つの
波形データ読出アドレスで1つの波形サンプルが読み出
されることから、図3の取り込み処理に示すように1c
hについては波形データが1サンプル分取り込まれ、2
chについては波形データは取り込まれず、3chにつ
いては波形データが3サンプル分取り込まれ、4chに
ついては波形データは取り込まれず、5chについては
波形データが1サンプル分取り込まれ、6chについて
は波形データは取り込まれず、7chについて波形デー
タが2サンプル分取り込まれ、8ch〜64chについ
ては波形データは取り込まれないようになる。なお、書
込チャンネルとして設定されたチャンネルについては、
この取り込み処理の代わりに、前記波形メモリ書込アド
レスに対し、ミキサ33から1DAC周期ごとに1サン
プルずつ供給される波形データを書き込む書込処理が行
われる。
【0035】このように、波形データが取り込まれない
チャンネルがあることから取り込み処理の前半期間にお
いては7chの処理が終了してから後半期間が始まるま
でのタイムスロットが空くようになると共に、後半期間
においても後には次の前半期間が始まるまでのタイムス
ロットに空きが生じるようになる。そこで、この空いた
タイムスロットを後述するXアクセス処理を行うXアク
セス回路40が波形メモリ21にアクセスする際のタイ
ムスロットとして割り当てるようにする。なお、取り込
み処理における1タイムスロットは処理Bの1タイムス
ロットと同様とされ、1DAC周期をTとするとT/5
12とされる。なお、取り込み処理においてタイムスロ
ットが空くまでは読出書込回路31がセレクタ制御信号
(CONT1)をセレクタ35に与えて、セレクタ35を読
出書込回路31側へ切り換える。これにより、波形メモ
リ21から読み出した波形データをデータバス(DATA
1)、セレクタ35およびデータバス(DATA2)を介して
読出書込回路31の波形バッファに取り込むことができ
るようになる。また、取り込み処理においてタイムスロ
ットに空きが生じるようになると、読出書込回路31が
セレクタ制御信号(CONT1)によりセレクタ35をXア
クセス回路40側へ切り換える。さらに、読出書込回路
31はセレクタ制御信号(CONT2)をXアクセス回路4
0へ与えて後述するXアクセス処理を実行できるように
する。
【0036】補間処理は、読出書込回路31における図
示しない補間回路により実行される処理であり、時分割
チャンネルタイミングにしたがって、波形バッファから
各チャンネルの必要とする波形サンプルを読み出し、2
点補間や4点補間を行なった波形データを出力する処理
である。この場合、波形バッファには取り込み処理によ
り取り込まれた波形データが格納されていることから、
補間処理は取り込み処理より若干遅れて開始されるよう
になる。補間された波形データは、読出書込回路31か
らEG付与回路32に供給される。この場合、図3に示
すように1DAC周期の前半の期間では1ch〜64c
hの補間処理が行われ(補間前半ch)、後半の期間で
は65ch〜128chの補間処理が行われる(補間後
半ch)。なお、1ch〜128chの各チャンネルの
補間処理時間は1DAC周期を等分割して与えられる。
すなわち、補間処理における各チャネルに割り当てられ
るタイムスロットは1DAC周期をTとするとT/12
8とされ、このタイムスロットにおいて図示するように
チャンネル順に処理される。
【0037】Xアクセス処理は、音源制御レジスタ30
内に設けられているXアクセス回路40の制御の基で実
行される処理である。このXアクセス処理は、前述した
処理Bや取り込み処理において処理を行うタイムスロッ
トが空いた際に、そのタイムスロットで、CPU10が
波形メモリ21から波形データを読出/書込する処理で
ある。この際には、読出書込回路31から制御信号(CO
NT2)がXアクセス回路40に供給されることにより上
記したタイムスロットにおいて実行可能となる。さら
に、セレクタ35が制御信号(CONT1)によりXアクセ
ス回路40側へ切り換えられて、アドレスバス(AD3)
とデータバス(DATA3)が波形メモリ21へ接続される
ようになる。
【0038】CPU10が波形メモリ21から波形デー
タを読み出すXアクセス処理を実行する際には、CPU
10はXアクセス回路40に内蔵されたXAレジスタ4
2を指定するアドレスをアドレスバス(AD4)へ出力し
て、XAレジスタ42にデータバス(DATA4)へ出力し
た波形データ読出アドレスの先頭アドレスを書き込むと
ともに、図示しないデータ長レジスタにデータ長を書き
込む。読出書込回路31は、処理Bや取り込み処理にお
いてタイムスロットが空くと、制御信号(CONT1)をセ
レクタ35に供給して切り換え、波形メモリ21にXA
レジスタ42に書き込まれた波形データ読出アドレスを
アドレスバス(AD3)、セレクタ35およびアドレスバ
ス(AD1)を介して供給する。この際に、読出書込回路
31は、リードイネーブル信号も波形メモリ21に供給
する。
【0039】これにより、供給されたアドレスに従って
データバス(DATA1)上に波形メモリ21から波形デー
タが読み出される。この波形データは、セレクタ35お
よびデータバス(DATA3)を介してXアクセス回路40
に内蔵されているFIFO41のCPUアクセス用領域
41aに書き込まれる。後述するようにFIFO41に
は3つの領域が設定されるが、それぞれ、先入れ先出し
方式のバッファメモリとして使用され、3つの領域の記
憶容量の合計は512ワードとされている。波形メモリ
21から読み出された波形データがFIFO41のCP
Uアクセス領域41aに書き込まれた後、CPU10
は、DAC周期とは独立した独自のタイミングでFIF
O41を指定するアドレスをアドレスバス(AD4)へ出
力して、FIFO41のCPUアクセス領域41aから
データバス(DATA4)を介して波形データを読み出す。
【0040】また、CPU10はXアクセス回路40へ
読み出す波形データの先頭アドレスとデータ長の情報を
供給し、Xアクセス回路40は波形メモリ21からデー
タを読み出す毎に先頭アドレスからデータ長に対応する
まで順次アドレスをインクリメントして連続する波形デ
ータ読出アドレスを発生する。この波形データ読出アド
レスは内蔵するXAレジスタ42に書き込まれ、最終的
に波形メモリ21に供給される。これにより、連続する
アドレス位置に書き込まれている所定サンプル数の波形
データを順次読み出してFIFO41に順次格納するこ
とができるようになる。FIFO41に格納された波形
データは書き込まれるタイミングと異なるCPU10の
動作タイミングにより読み出されてCPU10に取り込
まれる。
【0041】また、波形メモリ21へ波形データを書き
込むXアクセス処理の際には、CPU10はXアクセス
回路40に内蔵されたXAレジスタ42を指定するアド
レスをアドレスバス(AD4)へ出力して、XAレジスタ
42にデータバス(DATA4)へ出力した波形データ書込
アドレスの先頭アドレスを書き込む。さらに、CPU1
0はXアクセス回路40に内蔵されたFIFO41のC
PUアクセス領域41aを指定するアドレスをアドレス
バス(AD4)へ出力して、波形メモリ21へ書き込まれ
る波形データをFIFO41のCPUアクセス領域41
aに所定量だけ書き込むとともに、図示しないデータ長
レジスタにデータ長を書き込む。読出書込回路31は、
処理Bや取り込み処理においてタイムスロットが空く
と、制御信号(CONT1)をセレクタ35に供給して切り
換え、波形メモリ21にXAレジスタ42に書き込まれ
た波形データ書込アドレスをアドレスバス(AD3)、セ
レクタ35およびアドレスバス(AD1)を介して供給す
る。同時に、FIFO41から波形データを読み出して
データバス(DATA3)、セレクタ35およびデータバス
(DATA1)を介して波形メモリ21に供給する。この際
に、読出書込回路31は、ライトイネーブル信号も波形
メモリ21に供給する。これにより、供給された書込ア
ドレスにしたがって、波形メモリ21へ供給された波形
データが書き込まれるようになる。
【0042】なお、CPU10はXアクセス回路40へ
書込アドレスの先頭アドレスと波形データのデータ長の
情報を供給し、Xアクセス回路40は波形データを書き
込む毎に開始アドレスからデータ長に対応するまで順次
アドレスをインクリメントして連続する波形データ書込
アドレスを発生する。この波形データ書込アドレスは内
蔵するXAレジスタ42に書き込まれ、最終的に波形メ
モリ21に供給される。これにより、FIFO41のC
PUアクセス領域41aに所定量ずつ書き込まれた所定
サンプル数の波形データを波形メモリ21の連続するア
ドレス位置に書き込むことができるようになる。この場
合、FIFO41のCPUアクセス領域41aにおける
空き状態に応じてCPU10に割込要求が発生し、FI
FO41のCPUアクセス領域41aにCPU10から
順次波形データが書き込まれるようになる。
【0043】なお、Xアクセス処理においてXAレジス
タ42は2個のレジスタを備え、それぞれのレジスタに
2系統のアドレスを格納することができる。この2系統
のアドレスはステレオのLチャンネル用とRチャンネル
用とされ、その先頭アドレスはCPU10から供給され
る。例えば、Xアクセス処理により波形メモリ21から
ステレオの波形データをCPU10が取り込む場合は、
XAレジスタ42に格納されたLチャンネル用のアドレ
スとRチャンネル用のアドレスとが時分割されて交互に
波形メモリ21に供給される。これにより、波形メモリ
21からステレオのLデータとRデータとが交互に読み
出されるようになる。このLデータとRデータとが、F
IFO41にインターリーブされて交互に書き込まれる
ようになる。CPU10はFIFO41に書き込まれた
インターリーブされて格納されているLデータとRデー
タとを読み出して取り込めばよい。Xアクセス処理によ
りCPU10が波形メモリ21からステレオの波形デー
タを読み込む際、Xアクセス回路40によって波形メモ
リ21から波形メモリ21の個別の領域に記録されたL
チャンネルの波形データとRチャンネルの波形データが
自動的にインターリーブされる。また、Xアクセス処理
によりCPU10がステレオの波形データを波形メモリ
21に書き込む際も同様に、XAレジスタ42に格納さ
れたLチャンネル用のアドレスとRチャンネル用のアド
レスが交互に波形メモリ21に供給され、CPU10か
らのインターリーブされた波形データがLチャンネルの
波形データとRチャンネルの波形データに分離されて波
形メモリ21の異なる領域に書き込まれる。このよう
に、CPU10がステレオ波形データのインターリーブ
やその解除を行う必要がなく、CPU10の負荷が軽減
される。
【0044】ここで、ミキサ31から出力される波形デ
ータを、読出書込回路31により波形メモリ21へ書き
込む処理について説明する。CPU10は、読出書込回
路31の最後の16チャンネルから書き込みに使用する
チャンネルを選択し、音源制御レジスタ30にそのチャ
ンネルを書込チャンネルとするための設定を行うととも
に、ミキサ31でミキシングした波形データから1つの
波形データを選択し、当該書込チャンネルに供給するた
めの設定を行う。さらに、CPU10は、音源制御レジ
スタ30の該チャンネルの開始アドレスASに波形デー
タ書込アドレス(先頭アドレス)、データ長LPAに書
き込むデータ長をそれぞれ設定し、書き込み処理の開始
を指示する。
【0045】読出書込回路31は、処理Bの書込チャン
ネルに対応したタイムスロットで、アドレスバス(AD
2)、セレクタ35およびアドレスバス(AD1)を介して
波形メモリ21に当該書込チャンネルのアドレスカウン
タに格納されている波形データ書込アドレスを供給す
る。同時にミキサ33から当該書込チャンネルに供給さ
れている波形データを、データバス(DATA2)、セレク
タ35およびデータバス(DATA1)を介して波形メモリ
21に供給する。さらに、読出書込回路31から波形メ
モリ21へライトイネーブル信号が供給される。これに
より、波形メモリ21へ波形データが書き込まれるよう
になる。ところで、書込チャンネルのアドレスカウンタ
には、書き込み開始時に先頭アドレスASに設定された
先頭アドレスがロードされる。該アドレスカウンタのカ
ウント値は、当該書込チャンネルの書き込みが行われる
毎にデータ長LPAに設定されたデータ長に対応するま
で順次アドレスがインクリメントされ、連続する波形デ
ータ書込アドレスとなる。この波形データ書込アドレス
が波形メモリ21に供給され、波形メモリ21の当該ア
ドレスの示す記憶位置にミキサ33から供給される波形
データが書き込まれるようになる。
【0046】次に、読出書込回路31から時分割で出力
される各チャンネルの補間された波形データは、EG付
与回路32においてエンベロープが付与される。付与さ
れるエンベロープは、CPU10から与えられて音源制
御レジスタ30のレジスタに格納されている各チャンネ
ルのエンベロープパラメータに基づいて決定される。エ
ンベロープが付与された、例えば128チャンネル分の
波形データはミキサ33に供給される。さらに、ミキサ
33には信号処理回路(DSP)34から出力されるエ
フェクト処理等がされた、例えば8チャンネル分の波形
データ、および外部回路22からフィルタ処理やエフェ
クト処理等がされた、例えば8チャンネル分の波形デー
タが供給されている。ミキサ33は、これらの供給され
た各チャンネルの波形データにそれぞれ係数値を乗算し
てミキシングする。係数値はCPU10から音源制御レ
ジスタ30に与えられて、内蔵するレジスタに格納され
ている。ミキサ33においてミキシングされた波形デー
タは、8チャンネル分がDSP34に、8チャンネル分
が外部回路22に、音源部20の最終的な出力となる2
チャンネル(LおよびR出力)分がDAC23に、それ
ぞれ出力されるようになされている。そして、DAC2
3によりアナログ信号に変換された楽音信号はサウンド
システム24から放音されるようになる。このように、
ミキサ33はCPU10から指定されたチャンネルの波
形データに指定された係数値を乗算してミキシングし、
そのミキシング結果をCPU10の指定に基づく出力部
へ指定されたチャンネルで送出するようにしている。
【0047】次に、コーデック入出力処理を説明する
が、ここでいうコーデックとは、CPU10が、音源部
20に対しDAC周期で波形データを供給したり、音源
部20からDAC周期で出力される波形データを受け取
ったりするためのコーデック入出力機能を意味してい
る。このコーデック入出力機能により、CPU10から
直接に波形データを入出力することができるようにな
る。コーデック入出力処理においては、DAC周期を基
準として動作する音源部20と、これとは異なる動作タ
イミングで動作しているCPU10との間で波形データ
の受け渡しが行われるため、波形バッファが必要にな
る。この波形バッファとしてFIFO41を用いるた
め、FIFO41は図6(c)に示すように3分割され
ている。例えば、FIFO41の約1/2が前述したX
アクセス処理を行う際の波形バッファとして割り当てら
れ、この領域をCPUアクセス用領域41aというもの
とする。そして、残る領域の内の約1/2(全体の約1
/4)ずつを出力コーデック用領域41cと入力コーデ
ック用領域41bとして割り当てる。
【0048】コーデック入出力処理では、例えば、外部
回路22としてAD変換器を接続し、該AD変換器で入
力波形をディジタルの波形データに変換してミキサ33
に入力されている場合、入力コーデック機能によりその
波形データ(ストリームデータ)をCPU10が取り込
んで録音することができる。この場合、1DAC周期毎
に、AD変換器から入力される波形データが、ミキサ3
3を介して音源制御レジスタ30に内蔵されているFI
FO41の入力コーデック領域41bに書き込まれる。
FIFO41の入力コーデック用領域41bに所定量の
波形データが書き込まれると、CPU10にデータ読出
要求が通知されCPU10はFIFO41の入力コーデ
ック用領域41bから波形データを読み出して、RAM
13に書き込むようにする。これにより、外部回路22
から入力されたオーディオ信号をCPU10が取り込ん
で録音できるようになる。なお、CPU10の代わりに
DMA(Direct Memory Access)コントローラがFIF
O41の入力コーデック用領域41bから波形データを
読み出して、RAM13に直接書き込むようにしてもよ
い。この場合は、CPU10に余り負担をかけずに、波
形データの転送を行うことができる。
【0049】また、コーデック入出力処理では、RAM
13に格納されている波形データ(ストリームデータ)
を、CPU10が取り出して再生すること(出力コーデ
ック)ができる。この処理は、RAM13から読み出さ
れた波形データが音源制御レジスタ30に内蔵されてい
るFIFO41の出力コーデック用領域41cに、該領
域41cからデータがあふれないようにCPU10のタ
イミングで波形データを書き込む。FIFO41の出力
コーデック用領域41cに書き込まれた波形データは、
1DAC周期ごとに1サンプルずつ、順次ミキサ33に
ミキサ入力として入力される。例えば、ミキサ33にお
いて該波形データをDSP34に供給するよう設定され
ている場合には、DSP34において該波形データに対
してエフェクト処理を施すことができる。
【0050】この波形データはミキサ33において生成
された楽音データにミキシングされて、DAC23に供
給され楽音信号と共に放音されるようになる。この場
合、FIFO41の出力コーデック用領域41cに書き
込まれた波形データが所定量以下となった場合は、CP
U10にデータ書込要求が通知されて、CPU10はR
AM13から出力コーデック領域41cの空き容量に対
応する量の波形データを読み出して、FIFO41の出
力コーデック用領域41cに書き込むようにする。これ
により、RAM13に格納されている波形データをCP
U10が取り出して再生することができるようになる。
なお、CPU10の代わりにDMA(Direct Memory Ac
cess)コントローラがRAM13からストリームデータ
を読み出して、FIFO41の出力コーデック用領域4
1cに直接書き込むようにしてもよい。この場合は、C
PU10に余り負担をかけずに、波形データの転送を行
うことができる。
【0051】ところで、図2に示す音源部20における
FIFO41は図6(c)に示すように分割して使用し
なければならないものではない。すなわち、図6(a)
に示すようにFIFO41の全体をCPUアクセス用領
域41aとして割り当てるようにしても良いし、図6
(b)に示すようにFIFO41の3/4をCPUアク
セス用領域41aとして割り当て、残る1/4を出力コ
ーデック用領域41cとして割り当てるようにしても良
い。後述するように、各領域の位置およびサイズはFI
FO制御レジスタ44の分割データにより制御されてい
る。この設定は、ユーザからの指示や楽音生成装置1の
動作状況に応じて随時変更すると良い。例えば、入出力
コーデック機能を全く使用していないときは図6(a)
のように設定する。また、Xアクセス機能と出力コーデ
ック機能を使用しているときは図6(b)のように設定
すればよいし、さらに出力コーデック領域を増やして出
力コーデックの安定度を高めたければ、図6(b)にお
いてCPUアクセス領域41aの容量を減らして、出力
コーデック領域41cを増やすこともできる。
【0052】このように分割して使用可能なFIFO4
1の各領域においては図6(a)(b)(c)に示すよ
うに、データを書き込むアドレス位置がライトポインタ
WPで示されており、読み出すアドレス位置がリードポ
インタRPで示されている。ライトポインタWPとリー
ドポインタRPは、書込/読出が行われる毎に1アドレ
スずつ矢印で図示する上方向の上位アドレスに移行して
いく。そして、最上位アドレスからは最下位アドレスに
折り返すようになる。例えば、CPUアクセス用領域4
1aではライトポインタWP1とRP1で示されてお
り、この領域41aにおいてライトポインタWP1とリ
ードポインタRP1の間にデータが書き込まれているこ
とになる。また、FIFO41のCPUアクセス領域4
1aに波形データを書き込む場合は、ライトポインタW
P1を1つ進めるとともにライトポインタWP1の示す
記憶位置に波形データを書き込む。CPUアクセス領域
41aから波形データを読み出す場合は、リードポイン
タRP1を1つ進めるとともにリードポインタRP1の
示す記憶位置から波形データを読み出す。さらに、出力
コーデック用領域41cではライトポインタWP2とリ
ードポインタRP2で示されており、この領域41cに
おいてライトポインタWP2とリードポインタRP2の
間にデータが書き込まれていることになる。さらに、入
力コーデック用領域41bではライトポインタWP3と
リードポインタRP3で示されており、この領域41b
においてライトポインタWP3とリードポインタRP3
の間にデータが書き込まれていることになる。なお、ラ
イトポインタWPとリードポインタRPの進行はXアク
セス回路40が管理しており、CPU10がそれらを制
御する必要はない。
【0053】これらの6つのポインタは図2に示すXア
クセス回路40に内蔵されているポインタレジスタ43
に格納されている。ポインタレジスタ43における各ポ
インタには、アドレスカウンタでカウントしたカウント
値が格納されているが、この場合、1つのアドレスカウ
ンタを時分割使用してそれぞれのポインタ値を得るよう
にしている。すなわち、アドレスカウンタは各領域のデ
ータの書込/読出に応じてインクリメントしたカウント
値がそれぞれ格納されるようになる。なお、リードポイ
ンタRPがライトポインタWPを追い越さないようにF
IFO41における各領域の書込/読み出しが制御され
る。これらの情報をCPU10がFIFO制御レジスタ
44に設定しようとする際には、CPU10は、該情報
をデータバス(DATA4)に供給するとともに、音源制御
レジスタ30のFIFO制御レジスタ44を示すアドレ
スをアドレスバス(AD4)に供給して通常の書き込み動
作を行う。
【0054】このように分割して使用可能なFIFO4
1はFIFO制御レジスタ44により制御されている。
FIFO制御レジスタ44には、CPU10からデータ
バス(DATA4)を介してFIFO41がどの位置で分割
されて何の領域に割り当てられているかを示す分割デー
タ、FIFO41における各領域における書込データや
読出データの残存データ量が所定量以下となった際に発
生するCPU割込やデータ要求の発生条件を示す通知制
御情報、FIFO41における各領域に格納されるデー
タがステレオであるか否かを示すステレオ指示情報、F
IFO41における各領域をクリアするクリア情報、F
IFO41における各領域に格納されるデータが16ビ
ットであるか32ビットであるかを示すビット数情報が
供給されている。これらの情報がCPU10からデータ
バス(DATA4)に供給される際には、CPU10から音
源制御レジスタ30にFIFO制御レジスタ44を示す
レジスタアドレスがアドレスバス(AD4)を介して供給
されて、FIFO制御レジスタ44に格納される。
【0055】そして、FIFO制御レジスタ44にFI
FO41を分割する分割データが供給されると、FIF
O制御レジスタ44はFIFO41を分割データに従っ
て分割し、分割数に対応するポインタをポインタレジス
タ43に設定するようにする。これにより、FIFO4
1を分割して使用することができるようになる。そし
て、FIFO制御レジスタ44に通知制御情報が供給さ
れると、FIFO制御レジスタ44はFIFO41に設
定されている各領域における残存データ量の閾値が通知
制御情報に従って定められるようになる。残存データ量
がこの閾値以下となった際にCPU10にCPU割込や
DMAコントローラにデータ要求が発生して、データの
書込/読出が通知されるようになる。この通知制御では
FIFO41を3分割しても対応できるように最大3系
統の通知制御情報とされている。
【0056】この通知制御情報により設定される閾値
を、図7に示すCPUアクセス用領域にCPU10が書
き込む際の例を説明する。図7(b)に示すようにわず
かデータが読み出された際に書込を要求するCPU割込
やデータ要求を通知する閾値aとすると、その領域のサ
イズが小さい場合に好適であるが通知回数が多くなって
しまうようになる。図7(c)に示すように領域のほぼ
半分データが読み出された際に書込を要求するCPU割
込やデータ要求を通知する閾値bとすると、その領域の
サイズが中くらいの場合に好適となり、通知回数をある
程度抑制することができるようになる。図7(d)に示
すように領域の数分の一になるまでデータが読み出され
た際に書込を要求するCPU割込やデータ要求を通知す
る閾値cとすると、その領域のサイズが大きい場合に好
適となり、通知回数を抑制することができるようにな
る。図7(e)に示すように領域の全てのデータが読み
出された際に書込を要求するCPU割込やデータ要求を
通知する閾値dとすると、リアルタイム性が必要とされ
ないデータの場合に好適となり、通知回数をわずかな回
数とすることができる。
【0057】次に、図8に示すCPUアクセス用領域か
らCPU10が読み出す際の例を説明する。図8(b)
に示すようにわずかデータが書き込まれた際に読出を要
求するCPU割込やデータ要求を通知する閾値eとする
と、その領域のサイズが小さい場合に好適であるが通知
回数が多くなってしまうようになる。図8(c)に示す
ように領域のほぼ半分データが書き込まれた際に読出を
要求するCPU割込やデータ要求を通知する閾値fとす
ると、その領域のサイズが中くらいの場合に好適とな
り、通知回数をある程度抑制することができるようにな
る。図8(d)に示すように領域の数分の一を残してデ
ータが書き込まれた際に読出を要求するCPU割込やデ
ータ要求を通知する閾値gとすると、その領域のサイズ
が大きい場合に好適となり、通知回数を抑制することが
できるようになる。図8(e)に示すように領域のほと
んどにデータが書き込まれた際に読出を要求するCPU
割込やデータ要求を通知する閾値hとすると、リアルタ
イム性が必要とされないデータの場合に好適となり、通
知回数をわずかな回数とすることができる。
【0058】また、FIFO制御レジスタ44にステレ
オ指示情報が供給されると、FIFO制御レジスタ44
はLデータとRデータとをFIFO41に交互に書き込
むインターリーブ処理を行って波形データを書き込むよ
うに制御する。このステレオ指示情報はFIFO41を
3分割した際に、それぞれの領域でステレオ指示できる
ように最大3系統のステレオ指示情報とされている。さ
らに、FIFO制御レジスタ44にクリア情報が供給さ
れると、FIFO制御レジスタ44はFIFO41をク
リアする。このクリア情報はFIFO41を3分割した
際に、それぞれの領域でクリアできるように3系統のク
リア情報とされている。さらにまた、FIFO制御レジ
スタ44にビット数情報が供給されると、FIFO制御
レジスタ44は波形データを16ビットあるいは32ビ
ットとして扱う。FIFO41は512ワード×16ビ
ットとされているので、指示されたビット数に応じてF
IFO41を制御するようにする。すなわち、ビット数
情報により32ビットと指示されると、FIFO制御レ
ジスタ44は1つの波形データを読出/書込する際に2
ワードをFIFO41から読出/書込するように制御す
る。このビット数情報はFIFO41を3分割した際
に、それぞれの領域でビット数を指示できるように最大
3系統のビット数情報とされている。
【0059】次に、図2に示す構成の音源部20におけ
るデータ流れ図を図4に、その動作タイミングを図5
に、FIFO41の分割形態を図6に示し、これらの図
を参照しながら、Xアクセス処理およびコーデック入出
力処理におけるデータの流れを説明する。図4におい
て、制御手段5はCPU10とシステムRAM(図1に
示すRAM13)とDMAコントローラからなり、波形
メモリ21における波形データの書込/読出の制御や波
形データの転送制御を行っている。FIFO41は、C
PUアクセス用FIFO41a、入力コーデック用FI
FO41bおよび出力コーデック用FIFO41cに3
分割されている。
【0060】また、書込手段52は読出書込回路31の
一機能であり、楽音生成用のチャンネルの内の特定のチ
ャンネルを使用して波形メモリ21へ波形データを書き
込む手段である。音源手段51は、読出書込回路31に
より読み出された波形データに基づいて楽音データを生
成する音源手段である。この楽音データは最大128チ
ャンネルからなっている。ミキサ手段53は、ミキサ3
3とDSP34の機能を備え時分割で生成された各チャ
ンネルの楽音データをミキシングして最終的な楽音デー
タを作成してDAC23に供給したり、外部回路22に
波形データを供給してエフェクト処理された波形データ
を受け取ってミキシングしたりしている。外部回路2
2,DAC23,音源手段51,書込手段52,ミキサ
手段53は、1DAC周期を基準とするサンプリング周
波数Fsに同期して動作している。これに対して、ミキ
サ手段53から入力コーデック用FIFO41bにはサ
ンプリング周波数Fsに同期してデータが書き込まれる
が、制御手段5における独自の動作タイミングで読み出
される。同様に出力コーデック用FIFO41cには、
制御手段5から独自の動作タイミングでデータが書き込
まれるが、サンプリング周波数Fsに同期してデータが
読み出されてミキサ手段53に供給されるようになる。
【0061】ここで、書込手段52により実行される書
込処理は、図5(a)に示す期間cにおいて実行される
ようになる。図5(a)には前述した処理Bの処理期間
a、b、dとして示されており、期間cは後半DAC周
期における処理Bが実行される期間bの直後とされてい
る。これは、楽音データ生成用のチャンネルが128チ
ャンネルとされている場合に、書込手段52が最後の1
6チャンネルを利用して波形メモリ21に波形データを
書き込めるようにしていることに基づいている。なお、
図5(a)に示す動作タイミングはXアクセス処理が実
行されず、CPU10によるアクセスがない場合の動作
タイミングとされている。
【0062】また、Xアクセス処理が実行される場合
は、制御手段5(CPU10ないしDMAコントロー
ラ)はCPUアクセス用FIFO41aをバッファメモ
リとして使用して、波形メモリ21へ波形データを書き
込んだり、波形メモリ21から波形データを読み出した
りするようになる。Xアクセス処理で波形メモリ21に
データを書き込む場合の動作タイミングの例を図5
(b)に示す。CPU10あるいはDMAコントローラ
がCPUアクセス用FIFO41aに書き込むタイミン
グはCPU書込として示す期間hであり、Xアクセス回
路40がCPUアクセス用FIFO41aに書き込まれ
ている波形データを波形メモリ21に書き込むタイミン
グは期間e、f、gとされる。このように、書き込むデ
ータ量が1DAC期間で転送できるデータ量より多い場
合は、期間e、f、gのように複数の期間にわたりXア
クセス回路40が波形メモリ21に書き込みを行う。ま
た、書き込むデータ量がCPUアクセス用FIFO41
aの容量より大きい場合は、CPU10あるいはDMA
コントローラからCPUアクセス用FIFO41aへの
書き込みも連続する1つの期間ではなく複数の期間に分
けて行われる。その場合の2回目以降の期間は、前述し
たCPU割込やデータ要求の通知に応じて開始される。
Xアクセス処理で波形メモリ21からデータを読み出す
場合も同様であり、Xアクセス処理で波形メモリ21か
らCPUアクセス用FIFO41aに読み込むデータ量
が1DAC期間で転送できるデータ量より多い場合は複
数期間にわたる転送が行われ、また、そのデータ量がF
IFO41aの容量より大きい場合はCPU10あるい
はDMAコントローラは、CPUアクセス用FIFO4
1aからのデータの読み出しを複数期間に分けて実行す
る。なお、波形メモリ21から読み出した波形データを
CPUアクセス用FIFO41aに記憶し、当該波形デ
ータを読み出したアドレスとはオフセットされたアドレ
スを書込アドレスとして発生するようにし、CPUアク
セス用FIFO41aから読み出した波形データを波形
メモリ21へ書き込むことにより、波形データのコピー
を行うことができる。
【0063】さらにまた、コーデック入出力処理が実行
される場合には、入力コーデック用FIFO41bに
は、ミキサ手段53からDAC周期ごとに入力される波
形データ、例えば外部回路22においてディジタル信号
に変換されたオーディオ信号が格納され、制御手段5に
より入力コーデック用FIFO41bから読み出されて
制御手段5へ取り込まれるようになる。そして、出力コ
ーデック用FIFO41cには、制御手段5から転送さ
れた波形データが格納され、DAC周期ごとに出力コー
デック用FIFO41cから読み出されてミキサ手段5
3に供給され、楽音データにミキシングされてDAC2
3に出力されるようになる。なお、入力コーデック用F
IFO41bおよび出力コーデック用FIFO41cに
は、1/2ダウンサンプリングした波形データを入出力
することができ、このようにダウンサンプリングすると
それぞれのコーデック用FIFO41b,41cへのア
クセス回数を低減することができる。波形データをダウ
ンサンプリングした際には、DSP34によりLPF処
理を行うことにより折り返しノイズの発生を防止するの
が好適である。さらに、入力コーデック用FIFO41
bおよび出力コーデック用FIFO41cでは、ビット
列の最上位ビットが左側に位置するビッグエンディアン
と、ビット列の最下位ビットが左側に位置するリトルエ
ンディアンとの設定ができるようにされている。
【0064】なお、上記の説明では音源部20における
処理を図3に示すように1DAC周期を前半と後半に分
割した区間で実行するようにしているが、本発明はこれ
に限るものではなく、1DAC周期を1/3,1/4,
・・・に分割し、それらの区間を単位にして各処理を行
なうようにしてもよい。また、1DAC周期を分割する
ことなく各処理を行うようにしてもよく、1DAC周期
を分割する場合は区間の期間長は等分割に分割しなくて
もよい。さらに言えば、1DAC周期がどのように分割
されているかは問題ではなく、とにかく、読出書込回路
31による波形メモリアクセスとXアクセス回路による
波形メモリアクセスとが時分割化できていればよい。
【0065】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、制御手段
の制御の基で、波形メモリへのアクセスを行うアクセス
手段に内蔵された記憶手段が、波形メモリへの波形デー
タの書き込みや、波形メモリからの波形データの読み出
しを行う際に波形データを一次記憶するバッファと、制
御手段が波形データを扱うために一次記憶するコーデッ
ク用のバッファとに分割されている。これにより、バッ
ファを増設することなくコーデック機能を音源装置に有
させることができるようになる。この場合、分割されて
構成された各バッファにおいては制御手段への割込条件
やデータ要求発生条件を変更できるようにされているの
で、記憶手段を分割してバッファを構成するようにして
も、効率よく各バッファを使用することができるように
なる。また、コーデック機能により、所定のサンプリン
グ周期に同期して動作する音源装置のミキサ手段と、サ
ンプリング周期とは独立したタイミングで動作する制御
手段(CPU)の間で、波形データのやりとりをするこ
とができる。特に、コーデック機能の出力先/入力元が
ミキサ手段であるため、ミキサの設定により次のような
動作が可能となる。 (1)楽音生成手段の生成した波形データに、効果付与
手段で効果を付与して制御手段に渡す(レコーディン
グ)ことができる。 (2)制御手段が供給する波形データ(ソフト音源等)
に、効果付与手段で効果を付与することができる。 (3)楽音生成手段の生成した波形データを制御手段に
渡し、制御手段で効果を付与して(ソフトエフェクト)
ミキサ手段に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる波形メモリを備
えている音源装置を有する楽音生成装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態にかかる波形メモリを備
えている音源装置である音源部の詳細構成を示す図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態にかかる波形メモリを備
えている音源装置の動作タイミングを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態にかかる音源装置のデー
タの流れを説明するための機能ブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態にかかる音源装置におけ
るCPUアクセスのタイミングを示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態にかかる音源装置におけ
るFIFOの分割形態を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態にかかる音源装置におけ
るFIFOからの読出時における割込やデータ要求の閾
値の態様を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態にかかる音源装置におけ
るFIFOからの書込時における割込やデータ要求の閾
値の態様を示す図である。
【図9】 従来の波形メモリ音源の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 楽音生成装置、5 制御手段、10 CPU、11
タイマ、12 ROM、13 RAM、14 ディス
ク、15 ドライブ、16 MIDIインタフェース、
17 ネットワークインタフェース、18 パネルS
W、19 パネル表示器、20 音源部、21 波形メ
モリ、22 外部回路、23 DAC、24サウンドシ
ステム、25 バス、30 音源制御レジスタ、31
読出書込回路、32 EG付与回路、33 ミキサ、3
5 セレクタ、40 Xアクセス回路、41a CPU
アクセス用領域、41b 入力コーデック用領域、41
c出力コーデック用領域、42 XAレジスタ、43
ポインタレジスタ、44FIFO制御レジスタ、51
音源手段、52 書込手段、52 書込手段、53 ミ
キサ手段、120 音源部、121 波形メモリ、12
2 外部回路、130 音源制御レジスタ、131 読
出書込回路、132 EG付与回路、133 ミキサ、
134 DSP、140 Xアクセス回路、141 F
IFO、142 XAレジスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形データが読み書き可能な波形メモリ
    と、 該波形メモリから波形データを読み出し、読み出した波
    形データに基づいて各サンプリング周期の楽音波形デー
    タを生成する楽音生成手段と、 前記楽音生成手段の生成した楽音波形データを含む波形
    データが入力され、ミキシング処理を行って、サンプリ
    ング周期の混合された波形データを出力するミキシング
    手段と、 前記楽音生成手段および前記ミキシング手段の動作を制
    御する制御手段と、 前記楽音生成手段が前記波形メモリをアクセスしていな
    い時間において、前記制御手段の制御の基で、前記波形
    メモリの波形データの連続的な読み出しあるいは書き込
    みのアクセスを行うとともに、前記ミキシング手段から
    サンプリング周期ごとに入力する波形データを前記制御
    手段へ受け渡しするアクセス手段と、 該アクセス手段に内蔵されている記憶手段とを備え、 前記アクセス手段は、前記記憶手段の第1領域を、前記
    制御手段の制御の基で行われる波形メモリの読み出し時
    あるいは書き込み時の波形データを一時的に記憶するバ
    ッファとして使用するとともに、前記記憶手段の第2領
    域を、前記ミキシング手段から入力する波形データを前
    記制御手段に受け渡しするために一時的に記憶するバッ
    ファとして使用可能とされていることを特徴とする音源
    装置。
  2. 【請求項2】 波形データが読み書き可能な波形メモリ
    と、 該波形メモリから波形データを読み出し、読み出した波
    形データに基づいて各サンプリング周期の楽音波形デー
    タを生成する楽音生成手段と、 前記楽音生成手段の生成した楽音波形データを含む波形
    データが入力され、ミキシング処理を行って、サンプリ
    ング周期の混合された波形データを出力するミキシング
    手段と、 前記楽音生成手段および前記ミキシング手段の動作を制
    御する制御手段と、 前記楽音生成手段が前記波形メモリをアクセスしていな
    い時間において、前記制御手段の制御の基で、前記波形
    メモリの波形データの連続的な読み出しあるいは書き込
    みのアクセスを行うとともに、前記制御手段から順次入
    力される波形データをサンプリング周期ごとに前記ミキ
    シング手段へ出力するアクセス手段と、 該アクセス手段に内蔵されている記憶手段とを備え、 前記アクセス手段は、前記記憶手段の第1領域を、前記
    制御手段の制御の基で行われる波形メモリの読み出し時
    あるいは書き込み時の波形データを一時的に記憶するバ
    ッファとして使用するとともに、該記憶手段の第2領域
    を、前記制御手段から前記ミキシング手段に入力される
    波形データを一時的に記憶するバッファとして使用可能
    とされていることを特徴とする音源装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段における前記第1領域のサ
    イズと前記第2領域のサイズとを、ユーザの指示あるい
    は動作状況に応じてそれぞれ変更可能とされていること
    を特徴とする請求項1あるいは2記載の音源装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1領域および前記第2領
    域であるバッファにおける波形データの状態を検出し、
    前記制御手段に対してデータ受取あるいはデータ供給の
    要求を発生する検出手段と、 該検出手段における検出条件を変更する条件変更手段と
    を有し、 前記制御手段は、該データ受取あるいはデータ供給の要
    求に応じて、該要求に対応する領域であるバッファから
    のデータ受取あるいは該バッファへのデータ供給を実行
    するようにしたことを特徴とする請求項1ないし2記載
    の音源装置。
  5. 【請求項5】 波形データが読み書き可能な波形メモリ
    と、 該波形メモリから波形データを読み出し、読み出した波
    形データに基づいて各サンプリング周期の楽音波形デー
    タを生成する楽音生成手段と、 該楽音生成手段が前記波形メモリをアクセスしていない
    時間において、制御手段の制御の基で、前記波形メモリ
    の波形データを連続的に読み出し、読み出された波形デ
    ータをバッファに保存するアクセス手段と、 波形データが前記バッファに所定量記憶されたことを検
    出して、前記制御手段に対してデータ受取要求を出力す
    る検出手段と、 前記データ受取要求を受けて前記アクセス手段における
    前記バッファよりデータを受け取ると共に、装置全体の
    動作を制御する前記制御手段とを備えており、 前記検出手段の検出する所定量を変更することが可能と
    されていることを特徴とする音源装置。
  6. 【請求項6】 波形データが読み書き可能な波形メモリ
    と、 該波形メモリから波形データを読み出し、読み出した波
    形データに基づいて各サンプリング周期の楽音波形デー
    タを生成する楽音生成手段と、 該楽音生成手段が前記波形メモリをアクセスしていない
    時間において、制御手段から供給されてバッファに記憶
    されている波形データを、該制御手段の制御の基で前記
    波形メモリに連続的に書き込むアクセス手段と、 書き込むべき波形データが記憶されていない空き領域が
    前記バッファに所定量生じたことを検出して、前記制御
    手段に対してデータ供給要求を出力する検出手段と、 前記データ供給要求を受けて前記アクセス手段のバッフ
    ァに波形データを供給すると共に、装置全体の動作を制
    御する前記制御手段とを備えており、 前記検出手段が検出する所定量を変更することが可能と
    されていることを特徴とする音源装置。
  7. 【請求項7】 前記バッファの容量が可変できるように
    なされていることを特徴とする請求項5あるいは請求項
    6記載の音源装置。
  8. 【請求項8】 第1の動作クロックで動作する制御手段
    により制御されると共に、第2の動作クロックで動作す
    る音源装置であって、 各サンプリング周期ごとに、複数チャンネルの楽音波形
    データを生成する楽音生成手段と、 各サンプリング周期ごとに、入力する複数の波形データ
    に対し所定の効果を付与し、効果の付与された複数の波
    形データを出力する効果付与手段と、 前記制御手段から供給される複数サンプルの波形データ
    を出力バッファに記憶し、サンプリング周期ごとに該出
    力バッファから1サンプルずつ出力する出力コーデック
    手段と、 サンプリング周期ごとに1サンプルずつ入力される波形
    データを入力バッファに複数サンプル分記憶し、該入力
    バッファから前記制御手段に供給する入力コーデック手
    段と、 各サンプリング周期ごとに、前記楽音生成手段と前記効
    果付与手段と前記出力コーデック手段から出力される複
    数の波形データが入力され、該複数の波形データに対し
    複数のミキシング処理を行い、ミキシングされた複数の
    波形データを前記効果付与手段と前記入力コーデック手
    段へ出力するミキサ手段と、を備えていることを特徴と
    する音源装置。
  9. 【請求項9】 さらに、入力される波形データをアナロ
    グ波形に変換するディジタル・アナログ変換器を備えて
    おり、 前記ミキサ手段は、ミキシングされた複数の波形データ
    の一部の波形データを前記ディジタル・アナログ変換手
    段へ入力してアナログ波形に変換するようにしたことを
    特徴とする請求項8記載の音源装置。
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