JP2003240498A - 索状爆薬、索状爆薬接続装置および索状爆薬装置 - Google Patents
索状爆薬、索状爆薬接続装置および索状爆薬装置Info
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Abstract
を無くすことが可能な柔軟性を持った長尺状の索状爆
薬、柔軟性を持った長尺状の索状爆薬を接続する索状爆
薬接続装置、および柔軟性を持った長尺状の索状爆薬を
索状爆薬接続装置によって接続して成る一本の索状爆薬
装置を提供することにある。 【解決手段】 長尺の索状体に押出成形して成る可塑性
爆薬と、この可塑性爆薬の外側を全長に亘り覆う保護部
材と、前記可塑性爆薬の少なくとも一側端部に設けた接
続具とで構成される。長尺の索状体に押出成形して成る
可塑性爆薬と、この可塑性爆薬の外側を全長に亘り覆う
保護部材と、ジェットを生成するライナを配設して成る
ライナ部を有し、前記可塑性爆薬の少なくとも一側端部
に設けた接続具とで構成される。
Description
ープ状)に形成された索状爆薬と、この索状爆薬を接続
する索状爆薬接続装置と、この索状爆薬接続装置により
索状爆薬を接続して成る索状爆薬装置に関するものであ
る。
に用いられている爆薬には、Comp.C−4爆薬(ND
S規格:4号爆薬;以下、C−4爆薬と称す)を利用し
た索状爆薬がある。この索状爆薬は、例えば、次のよう
にして製造されている。先ず、C−4爆薬を長さ約10
〜20cm、径約25〜30mmの円柱状に成形し、こ
れを底のあるポリエチレン袋に詰め、このポリエチレン
袋の一端を折り曲げて4隅をテープで留めることによ
り、一本の単薬包(ポリエチレン袋入り爆薬)とする。
の筒状のテトロン(登録商標)製スリーブ(チューブ)
に多数直列に詰め込むことにより、一本の長尺ロープ状
の索状爆薬とする。このC−4爆薬は、RDX(90
%)、可塑剤(10%)「ポリイソブチレン、ジ(2−メ
チルヘキシル)セパケート、潤滑油」および臭気剤(外
割1%)を有している。
理の展張前には、小さく折り畳んで運搬、設置を行う必
要があり、自由に折り曲がる性質を持つ必要がある。こ
のため、前述のようにポリエチレン袋にC−4爆薬を詰
め、このポリエチレン袋入りの爆薬をさらに一本のチュ
ーブに多く詰めることにより柔軟性を維持させている。
単薬包との境界で索状爆薬が折れ曲がる性質を利用して
柔軟性を発現している。このC−4爆薬は、可塑性を有
するが、物理的強度をもっておらず、成形した爆薬に引
張り力が少しでもかかれば切断してしまい、爆薬自体で
は形状を保つことができないので、前述のようにポリエ
チレン袋に詰め、後工程の作業に耐えるようにしてい
る。また、C−4爆薬をポリエチレン袋(長さ約100
〜150mm)に詰めた単薬包をテトロン(登録商標)
製スリーブ(外皮)に多数詰める際、単薬包ひとつひとつ
を人力で連結具と接続する方向へ押しつぶすようにし
て、索状爆薬の径を太くしている。
た時、索状爆薬の外皮が伸びて、この索状爆薬の各単薬
包が外皮の伸びによって外皮に押圧され索状爆薬の径が
細くなる。その結果、各単薬包が、押圧された分伸び
て、索状爆薬と連結部内の爆薬との間の空隙の発生を防
止するようにしている。
結具は、図11に示すように、内部にC−4爆薬1を装
填できる空洞部2を有するとともに貫通している筒状の
管体3によって形成されたジョイントAと、同じく内部
にC−4爆薬1を装填できる空洞部4を有するとともに
貫通している筒状の管体5によって形成されたジョイン
トBとで構成されている。
いに嵌合し固定するジョイント連結部6,7と、索状爆
薬10と連結する索状爆薬連結部8,9とを備えてい
る。そして、ジョイントAのジョイント連結部6の先端
をT字型の凸部形状に、ジョイントBのジョイント連結
部7の先端をT字型の凹部形状に形成している。これ
は、ジョイントAのT字型の凸部形状のジョイント連結
部6をジョイントBのT字型の凹部形状のジョイント連
結部7へ嵌挿するためである。
5aには、この胴部3a,5aの中央付近の部分に、胴
部円周上わたり突起部11を形成している。これらジョ
イントAとジョイントBの内部にC−4爆薬1を装填す
る際は、両ジョイントA,Bのジョイント連結部6,7
側をアルミニウム薄板12で塞ぎ、索状爆薬連結部8,
9側から装填する。そして、装填後は、両ジョイント
A,Bの索状爆薬連結8,9側をアルミニウム薄板1
3,14で塞ぐ。
連結部8,9に、各索状爆薬10の先端面部を突き合わ
せるようにして配置する。そして、各索状爆薬10の先
端部のテトロン(登録商標)製スリーブ(以下、スリ−
ブと称する)10aを引き出すようにたぐり寄せて、両
ジョイントA,Bの胴部3a,5aまで被せる。ここ
で、胴部3a,5aに形成する突起部11において、パ
ンチバンド15を用いスリーブ10aと胴部3a,5a
とを締め付け固定する。さらに、索状爆薬10側に近い
胴部3a,5aの箇所においても、同様にパンチバンド
を用いスリーブと胴部とを締め付け固定する。
たように、C−4爆薬は、爆薬自体では長尺の形状を得
ることができないので、ポリエチレン袋に詰めた単薬包
とし、その後に行われる長尺にするためのチューブに詰
めるなどの作業に耐えるようにしている。そのため、多
くの単薬包を製造する必要があった。また、細い径の単
薬包の場合、爆薬をポリエチレン袋に詰め、この袋の一
端を折り曲げ、4隅をテープで留めて成形する作業が必
要であり、きわめて煩雑であり、爆薬の薬量が少なくな
るのに加工工数は変わらず、結果的にコスト高になると
いう問題があった。
を作る場合、ポリエチレン袋入り単薬包をチューブに多
数詰めて長さ5mの一本の索状爆薬とし、その索状爆薬
を複数本用意し、これらを連結具により連結していく
が、その際、単薬包ひとつひとつを人力で連結具側方向
へ押しつぶすようにして、索状爆薬の径を太くしている
ので、各単薬包をチューブに入れる作業や、入れながら
単薬包を太く圧縮する作業などを人力で行うため、工程
数および人手コストなどが大きく掛かる問題がある。
処理するために索状爆薬を100mにも及ぶ長さに展張
したとき、展張した勢いで、索状爆薬同士を連結する連
結具の内部に配置される爆薬と、この連結具と接続する
索状爆薬との間に空隙が生じる虞がある。これは、単薬
包にした爆薬と外皮であるチューブとの伸び率の違いが
要因と考えられる。
ら連結部の内部に配置される爆薬あるいは連結部の内部
に配置された爆薬から索状爆薬に伝爆しない爆轟中断が
発生する虞がある。ここで、展張とは、索状爆薬を真っ
直ぐに張ることを意味する。この展張作業は、兵隊が索
状爆薬の使用時に小型のロケットの端に折り畳んだ索状
爆薬の一端を結び、このロケットを前方に発射(投射)
させ、このロケットが空中を飛びながら折り畳んだ索状
爆薬を引き出し、20〜100m以上の長さで地雷原な
どに張ることによって行われる。
ために為されたもので、その目的は、柔軟性を持った長
尺(例えば5m以上)状の索状爆薬を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、伝爆不良を無くすことが可能
な柔軟性を持った長尺(例えば5m以上)状の索状爆薬
を提供することにある。本発明のまた別の目的は、柔軟
性を持った長尺(例えば5m以上)状の索状爆薬を接続
することが可能な索状爆薬接続装置を提供することにあ
る。
た長尺(例えば5m以上)状の索状爆薬を索状爆薬接続
装置によって接続して成る一本の索状爆薬装置を提供す
ることにある。
長尺の索状体に押出成形して成る可塑性爆薬と、この可
塑性爆薬の外側を全長に亘り覆う保護部材と、前記可塑
性爆薬の少なくとも一側端部に設けた接続具とで構成さ
れることを特徴とする。ここで、可塑性爆薬としては、
例えば、固体化合爆薬とバインダとの混合物が用いられ
る。固体化合爆薬としては、RDX(トリメチレントリ
ニトロアミン)、PETN(ペンスリット)、HMX
(シクロテトラメチレンテトラニトラミン)などが使用
できる。
シリコン樹脂を混合できるが、シリコン樹脂の柔らかさ
を制御するため、DOA(ジオクチルアディペート)、
DOS「ジ(2−メチルヘキシル)セパケート」などの
可塑剤を添加できる。また、硬化剤の混ざり具合を目視
で確認するために顔料(黒鉛)などの添加剤を添加する
こともできる。
を被覆し、外的環境などに対して索状爆薬強度を増すこ
とも可能である。請求項2に係る発明は、請求項1記載
の索状爆薬において、前記接続具は、前記保護部材で覆
われた前記可塑性爆薬の端部を覆う筒状体と、この筒状
体内に装填された前記可塑性爆薬より爆速のある爆薬と
で構成されていることを特徴とする。
は、可塑性爆薬に効果的に伝爆するために用いられるも
ので、例えば、ペンスリット(PETN)91%とバイ
ンダ9%とを混合したP−4爆薬のような可塑性爆薬よ
り爆速の高い爆薬を選択することができる。請求項3に
係る発明は、長尺の索状体に押出成形して成る可塑性爆
薬と、この可塑性爆薬の外側を全長に亘り覆う保護部材
と、ジェットを生成するライナを配設して成るライナ部
を有し、前記可塑性爆薬の少なくとも一側端部に設けた
接続具とで構成されることを特徴とする。
円状、半楕円状、台形状などにすることが可能であり、
その形状に合わせたライナを配置することができる。こ
こで、ライナは、例えば円形状の索状爆薬であれば、円
錐形状にした薄い銅板などを張り付ける、あるいは金属
粉と樹脂(バインダ)と混合したものを円錐状に成形し
て張り付けることができる。
の径および形状に合わせて、索状爆薬の端部内面に張り
付けると良い。請求項4に係る発明は、請求項3記載の
索状爆薬において、前記接続具は、前記保護部材で覆わ
れた前記可塑性爆薬の端部を覆う筒状体と、この筒状体
内に配設された前記ライナ部とで構成されることを特徴
とする。
求項4記載の索状爆薬において、前記保護部材で覆われ
た前記可塑性爆薬の端部と前記筒状体とは、固定部材に
よって固定されていることを特徴とする。請求項6に係
る発明は、請求項3または請求項4記載の索状爆薬にお
いて、前記ライナ部は、前記可塑性爆薬より爆速のある
爆薬を配設していることを特徴とする。
求項3記載の索状爆薬において、前記可塑性爆薬は、プ
ラスチック爆薬であることを特徴とする。請求項8に係
る発明は、請求項1または請求項3記載の索状爆薬にお
いて、前記バインダは、長尺の索状体に成形後、反応硬
化するとともに、硬化後、前記可塑性爆薬同士の一端面
を接続する際の接着剤として使用されることを特徴とす
る。
体にした後、この同じバインダを用いて、索状爆薬の端
面と同様にして製造した他の索状爆薬の端面同士を接着
する接着剤として使用する。請求項9に係る発明は、請
求項8記載の索状爆薬において、前記バインダは、シリ
コン樹脂であることを特徴とする。
請求項3記載の索状爆薬において、前記保護部材は、ラ
ミネートチューブであることを特徴とする。請求項11
に係る発明は、請求項1または請求項3記載の索状爆薬
において、前記保護部材は、熱または光線により収縮す
る収縮性チューブであることを特徴とする。
に亘り被覆する。また、収縮性チューブは、高温の熱
(例えば、加熱、加湿、乾燥など)あるいは、化学反応
や光反応などの外的要因によって、当該チューブの径が
縮小する特性を持ったものが使用できる。例えば、加熱
によるチューブとしては、難燃性硬質ポリ塩化ビニル
系、軟質ポリ塩化ビニル系、ポリオレフィン系、ポリエ
チレンテレフタレート系、ポリ塩化ビニル系などの材質
からなるチューブがあり、好適には、収縮後も弾性を有
する熱収縮性チューブが良く、その中でもポリオレフィ
ン系の熱収縮チューブが好適である。
請求項4記載の索状爆薬において、前記ライナは、銅、
アルミニウム、タングステン、チタンまたはこれらの合
金、酸化アルミニウム、炭化ホウ素、炭化ケイ素、グラ
ファイトから選ばれる少なくとも一種以上の材料から成
ることを特徴とする。請求項13に係る発明は、請求項
1記載の索状爆薬と前記接続具を介して連結し、この索
状爆薬を伝爆させるための索状爆薬接続装置において、
一側から他側にかけて貫通しその内部に爆薬を有する筒
状の管体と、この管体の一側に設けられたジョイント連
結部と、ジェットを生成するライナを配設して成るライ
ナ部を有し、前記管体の他側に設けられた伝爆部とを備
える一対のジョイント体で構成され、前記一対のジョイ
ント体は、前記ジョイント連結部を介して結合、分離さ
れることを特徴とする。
索状爆薬と前記接続具を介して連結し、この索状爆薬を
伝爆させるための索状爆薬接続装置において、一側から
他側にかけて貫通しその内部に爆薬を有する筒状の管体
と、この管体の一側に設けられたジョイント連結部と、
ジェットを生成するライナを配設したライナ部または前
記可塑性爆薬より爆速のある爆薬を装填した填薬部を有
し、前記管体の他側に設けられた伝爆部とを備える一対
のジョイント体で構成され、前記一対のジョイント体
は、前記ジョイント連結部を介して結合、分離されるこ
とを特徴とする。
は請求項14記載の索状爆薬接続装置において、前記一
対のジョイント体は、先端部に設けた前記ジョイント連
結部を凸部形状に形成した雄型ジョイントと、先端部に
設けた前記ジョイント連結部を凹部形状に形成した雌型
ジョイントと、両ジョイントの先端部に設けた両ジョイ
ント連結部を係合して固定する固定部とを備えることを
特徴とする。
の索状爆薬接続装置において、前記固定部は、前記雄型
ジョイント側に、前記雌型ジョイントと係止するための
ストッパ固定穴を設け、前記雌型ジョイント側に、前記
ストッパ固定穴へ係止するストッパを設けて成ることを
特徴とする。請求項17に係る発明は、請求項13また
は請求項14記載の索状爆薬接続装置において、前記ラ
イナは、銅、アルミニウム、タングステン、チタンまた
はこれらの合金、酸化アルミニウム、炭化ホウ素、炭化
ケイ素、グラファイトから選ばれる少なくとも一種以上
の材料から成ることを特徴とする。
は請求項14記載の索状爆薬接続装置において、前記伝
爆部は、前記管体の他側に結合された筒状の索状爆薬導
入管内に形成されていることを特徴とする。請求項19
に係る発明は、請求項18記載の索状爆薬接続装置にお
いて、前記索状爆薬導入管は、内部に爆薬装填用空洞部
および索状爆薬導入用空洞部を備えるとともに、前記管
体の他側に接続する接続部を備える筒状の単一管体であ
ることを特徴とする。
索状爆薬を請求項13記載の索状爆薬接続装置を介して
連結して成ることを特徴とする。請求項21に係る発明
は、請求項3記載の索状爆薬を請求項14記載の索状爆
薬接続装置を介して連結して成ることを特徴とする。請
求項22に係る発明は、請求項21記載の索状爆薬装置
において、前記伝爆部と前記索状爆薬とは、前記伝爆部
および前記索状爆薬に形成したライナ部を介して対向し
ていることを特徴とする。
の索状爆薬装置において、前記伝爆部と前記索状爆薬と
は、前記伝爆部または前記索状爆薬のいずれかに形成し
たライナ部を介して対向していることを特徴とする。請
求項24に係る発明は、請求項21記載の索状爆薬装置
において、前記索状爆薬の前記接続具に設けた前記ライ
ナ部は、爆発進行方向に向かってジェットを発生するよ
うにライナを配設していることを特徴とする。
の索状爆薬装置において、前記索状爆薬接続装置の前記
伝爆部に設けた前記ライナ部は、爆発進行方向に向かっ
てジェットを発生するようにライナを配設していること
を特徴とする。
接続装置により適宜接続した長尺の索状爆薬装置を地雷
原で展張する場合について説明する。索状爆薬装置は、
折り畳んだ状態で収容されている。使用時に兵隊が索状
爆薬装置の一端に小型ロケットなどに結び付ける。そし
て、小型ロケットが発射されると、折り畳んだ索状爆薬
装置が引き出されて地雷原に展張される。その後、この
索状爆薬装置の一端に配置される起爆装置などで起爆す
ると、索状爆薬の中の爆薬が爆轟する。この爆轟は接続
される他の索状爆薬へと伝爆していく。
と、端部に配設されているライナ部のライナ(成形炸
薬)が爆轟による高圧高熱で圧縮され、ジェット状とな
り前方へ飛び出してゆく。このジェットが、一側の索状
爆薬と連結するジョイント部内へ飛び込み、ジョイント
部内の爆薬を起爆、爆轟して、ジョイント部と接続され
る他側の索状爆薬へ伝爆する。
展張した際、各ジョイント部と索状爆薬との境に空隙
(例えば、20mm)が生じた場合でも、ライナ部によ
って伝爆性を維持し次々へと伝爆していく。通常、10
m程の索状爆薬2本をジョイント部を介して接続した場
合、一方の索状爆薬を起爆装置などにより起爆させる
と、伝爆速度は6,500〜8,000m/secであ
る。
説明する。 (第一実施形態)図1〜図9は、本発明の第一実施形態
に係る索状爆薬装置を示す。本実施形態に係る索状爆薬
装置20は、例えば、径φ16mm、長さ10m〜30
mに形成された2本の索状爆薬30,30を、索状爆薬
接続装置40によって連結して60m、120mと必要
に応じた長さにされている。
状爆薬30は、固体化合爆薬とバインダとの混合物を長
尺の索状体に押出成形して成る可塑性爆薬31と、この
可塑性爆薬31の外側を全長に亘り覆うポリエチレン袋
などの保護部材32と、ジェットを生成するライナ35
を配設して成るライナ部34を有し、可塑性爆薬31の
一側端部に設けた接続具33とで構成されている。
製造される。主成分とする固体化合爆薬物質として比較
的粒子の細かいRDX70%〜85%を秤量し、さらに
バインダ(シリコン樹脂など)15%〜30%を秤量し
て混合し、可塑性爆薬(ここでは、プラスチック爆薬)
31を作る。ここで、比較的粒子の細かなRDXを使用
する理由は、RDXの製造も容易であり、また、バイン
ダ(シリコン樹脂)と混合して成る爆薬の取り扱いおよ
び感度上などから安全性が高いことによる。
は、固形分であるRDX、HMXなどを混ぜても一定量
(例えば、70%)では可塑性を保ち、押出成形する成
型器からプラスチック(ポリエチレン)チューブ内への
押し出し成形ができる粘度が小さいものを選択した。こ
のシリコン樹脂としては、好ましくは信越シリコン K
E12、東芝TSE350、東レSH555などが良い
が、本実施形態においては、これらシリコン樹脂のみに
限らず、前述したように、固体化合爆薬物質(例えば、
RDX、HMX)と混合しても押出成形が容易な可塑性
を有する物性のシリコン樹脂であれば良い。
状)の索状爆薬30を製造する方法について説明する。
先ず、可塑性爆薬約2Kgを成型器の薬室内に収容し、
押出具によりノズル部から押し出す。このノズル部は、
所定長さの有底のポリエチレン袋(保護部材32)をた
ぐり入れており、爆薬の押出成形の作業時に、爆薬をノ
ズルから押し出しながらポリエチレン袋に入れてゆく。
分がノズル部から外れて、ノズルの外へ伸びてゆくと、
径20mm×長さ10mの長尺の爆薬ができる。これ
を、常温で放置しておくと、時間の経過とともに反応硬
化して弾力性を持つ索状爆薬となる。また、押出成形さ
れた10mの索状爆薬を、この索状爆索同士だけで接合
して20mの索状爆薬とすることができる。
合される2本の索状爆薬の一側端部を刃物等で斜めに切
って、それぞれの接合面を形成する。そして、固体化合
爆薬物質と混合するバインダーとして使用したものと同
じシリコン樹脂の液を、各索状爆薬の斜めに切った接合
面に塗布して各接合を合わせる。
が離れないようにガムテープなどで仮止めする。これら
塗布したシリコン樹脂は、索状爆薬自体の硬化したシリ
コン樹脂へ浸み込みでいき反応硬化し、接着作用により
爆索同士が接合される。次に、硬化接続が終了した時点
で仮止めを外し、接合面から3〜4cm程度の箇所まで
を、ポリエチレン袋(保護部材)の上から弾力性のある
テープなどで巻いて接合面を補強する。
上がる。ここで、可塑性爆薬の組成例を下記に示す。 「組成例1」RDX75%とバインダ(シリコン樹脂)
25%とを混合する。 「組成例2」RDX70%とバインダ(シリコン樹脂)
30%とを混合する。
(シリコン樹脂)30%とを混合する。 次に、保護部材32で被覆された可塑性爆薬31の一側
端部に取り付けられる接続具33について説明する。接
続具33は、図7に示すように、穴付きの有底筒体から
成るライナ収納具36により形成されている。
の穴36aに向かってジェットが生成されるようにライ
ナ35を配設することによって形成されている。ライナ
部34は、索状爆薬内部の断面形状を半円状、半楕円
状、台形状などにすることが可能であり、その形状に合
わせたライナ35を配置することができる。
板を索状爆薬の径および形状に合わせて、索状爆薬の端
部内面に張り付けると良いが、例えば、索状爆薬内部の
断面形状が円形状であれば、円錐形状にした薄い銅板な
どを張り付ける、あるいは金属粉と樹脂(バインダ)と
を混合したものを円錐状に成形して張り付けることがで
きる。
ステン、チタンまたはこれらの合金などの金属系材料、
あるいは酸化アルミニウム、炭化ホウ素、炭化ケイ素、
グラファイトなどの非金属系材料の中から選ばれる少な
くとも一種以上の材料によって形成されている。なお、
徹甲弾に用いられるライナ角度は、装甲車などを貫徹す
るため、鋭角(線状)なジェットを発生させるように約
42°にしてある。
角度は、伝爆性を良くするため、面状のジェットを発生
させて伝爆する側の爆薬に当たる面積を大きくするよう
に約90°にしてある。図7に示すように、ライナ35
の背面側には、可塑性爆薬31より爆速のある爆薬(P
−4爆薬)37がライナ35の起爆剤として配設されて
いる。なお、P−4爆薬は、ペンスリット(PETN)
91%とバインダ9%とを混合した爆薬で、PETNは
感度が鋭感であり小さな衝撃で爆発する。
た索状爆薬20を得ることができる(請求項3ないし請
求項12に対応)。次に、図1ないし図3により、斯く
して得られた索状爆薬30を接続する索状爆薬接続装置
20について説明する。索状爆薬接続装置20は、一側
から他側にかけて貫通しその内部に爆薬を有する筒状の
管体41a,41bと、この管体41a,41bの一側
に設けられたジョイント連結部42a,42bと、管体
41a,41bの他側に設けられた伝爆部43a,43
bとを備える一対のジョイント体40A,40Bで構成
されている。
ョイント連結部42a,42bを介して結合、分離され
るようになっている。雄型ジョイント40Aは、図2に
示すように、一側と他側が開口するとともに内部に伝爆
薬44を装填できる空洞部(伝爆薬装填穴)45を有す
るアルミニウム製円筒状の管体41aを加工することに
よって成されている。
形成されている。ジョイント連結部42aは、雌型ジョ
イント40Bのジョイント連結部42b内に挿通可能な
切欠き段部46を形成する突起状の挿入部47が形成さ
れている。他側端部には、索状爆薬導入管65と螺合す
るため、胴部40A1の外周の一部にネジ部48が形成
されている。
傍に鍔部49と、この鍔部49に形成される2ヶ所のス
トッパ固定穴50が形成されている。鍔部49およびス
トッパ固定穴50は、後述するように、雄型ジョイント
40Bの挿入部47が雌型ジョイント40Bのジョイン
ト連結部42bの差込部57へ嵌挿後、ジョイント連結
部42bのストッパ61と係止する止め部となるもので
ある。
所に凸部51が形成されている。これは、後述するよう
に、索状爆薬30と索状爆薬接続装置40A,40Bと
を外皮(スリーブ)の上からワイヤなどで固定する固定
部となる。空洞部45には、伝爆薬44が充填されてお
り、両端部には伝爆薬部44Aおよび伝爆薬部44Bが
形成されている。
(φ16mm)からの制限で、ジョイント管体であるア
ルミニウム強度を確保するため、空洞部45は、伝爆薬
部44Aおよび伝爆薬44Bの内径より小さい内径で形
成されている。また、伝爆薬部44Aおよび伝爆薬部4
4Bは、空洞部44からの衝撃(爆轟)を受ける受圧面
積を大きくすることにより伝爆薬44が爆発しやすいよ
うにしている。
m位になると、ジョイント管体であるアルミニウムの強
度上から、空洞部45の内径は、伝爆薬部44Aおよび
伝爆薬部44Bの内径と同じでも良い。本実施形態で
は、伝爆薬部44A、空洞部45および伝爆薬部44B
にP−4爆薬を装填する。
部44BにP−4爆薬を装填する際は、雄型ジョイント
40Aの一側端開口部の外側に接着剤を介してアルミニ
ウム薄板91を貼り付けて塞ぎ、他側端開口部から装填
する。そして、装填後は、他側端開口部の外側に接着剤
を介してアルミニウム薄板92を貼り付けて塞ぐ。次
に、雌型ジョイント40Bは、図3に示すように、一側
と他側が開口するとともに内部に伝爆薬44を装填でき
る空洞部(伝爆薬装填穴)55を有するアルミニウム製
円筒状の管体41bを加工することによって成されてい
る。
ョイントの挿入部47および切欠き段部46が嵌挿可能
となる切欠き段部形状の切欠き凹部56と、この切欠き
凹部56の奥部に位置し、段差を経て、挿入部47の切
欠き段部46が半径方向に回転移動できるような内径が
形成されている差込部57が形成されている。他側端部
には、索状爆薬導入管65と螺合するため、胴部40B
1外周の一部(先端部から20mm程)にネジ部58が
形成されている。
径よりも段部を介して大きく形成される頭部59が形成
されている。この頭部59には、差込部57と、差込部
57の外周端面に2ヶ所の穴部60が設けられている。
この穴部60には、円柱状のピンから成るストッパ61
と、このストッパ61を押圧するバネ62とが内蔵され
ている。
爆薬部54Bが形成されている。本実施形態の雌型ジョ
イント40Bでは、雄型ジョイント40Aと同様に、索
状爆薬30の外径寸法(φ16mm)による制限から、
空洞部55は、伝爆薬部54Aおよび伝爆薬54Bの内
径より小さい内径で形成されている。また、伝爆薬部5
4Aおよび伝爆薬部54Bは、空洞部55からの衝撃
(爆轟)を受ける受圧面積を大きくすることにより伝爆
薬54が爆発しやすいようにしている。
部54B部に伝爆薬54を装填する際は、雌型ジョイン
ト40Bの一側端開口部の外側に接着剤を介してアルミ
ニウム薄板92を貼り付けて塞ぎ、他側端開口部から装
填する。そして、装填後は、他側端開口部の外側に接着
剤を介してアルミニウム薄板63を貼り付けて塞ぐ。次
に、図4に基づいて、本実施形態における雄型ジョイン
ト40Aと雌型ジョイントA40Bの接続について説明
する。なお、ここでは、伝爆薬を省略して説明する。
イント40Aの挿入部47を雌型ジョイント40Bの差
込部57と対向させる。次に、図4(B)に示すよう
に、雄型ジョイント40Aの挿入部47を90°左回転
し、挿入部47を差込部57に挿入できる位置に移動
し、次に、挿入部47を差込部57へ嵌入する。
7をさらに押し込んでいくと、雄型ジョイント40Aの
鍔部49の端面が雌型ジョイント40Bのストッパ61
に当接し、バネ62を圧縮していく。次に、図4(D)
に示すように、雄型ジョイント40Aを左方向へ90°
回転し、雄型ジョイント40Aのストッパ固定穴50と
ストッパ61とが正対すると、バネ62により押圧され
たストッパ61がストッパ固定穴50へ入り込み、両ジ
ョイント40A,40Bが固定される。
装填した爆薬同士もアルミニウム薄板の端面で接する。
なお、本実施例では、ストッパ固定穴50に孔を開けて
あるが、ストッパ61が入り込む溝に形成しても良い。
次に、索状爆薬30の接続具33を取り付ける索状爆薬
導入管65について説明する。
に、一側と他側が開口するとともに貫通し、一側に各ジ
ョイント(雄型ジョイント、雌型ジョイント)40A,
40Bに接続するジョイント接続部66と、このジョイ
ント接続部66に連通し内部に爆薬を装填できる爆薬装
填用空洞部67と、他側に索状爆薬30と接続する索状
爆薬導入用空洞部68とを有するアルミニウム製円筒状
の管体65aを加工することによって成されている。
ョイント40A,40Bと螺合接合可能となる雌ネジ6
6aが切られている。爆薬装填用空洞部67は、索状爆
薬装填用空洞部67と索状爆薬導入部用空洞部68の境
で索状爆薬30が止まるように、索状爆薬導入用空洞部
68の内径より小さく内径が形成されている。
雄型ジョイント40Aと索状爆薬30および雌型ジョイ
ント40Bと索状爆薬30とを接続するために2つ必要
となる。次に、図6に基づいて、索状爆薬導入管65の
内部に配設する爆薬69とライナ70について説明する
(ここでは、ライナ70を薄い銅製で円錐形状に形成
し、円の最大径をφ14mmとした。)。
部67の索状爆薬導入空洞部68側に、円錐形状のライ
ナ70を頂点側がジョイント接続具40A,40B側に
くるように挿入する。次に、ライナ70に当接して爆薬
69を装填する。このとき、ジョイント接続部66の内
部空間部にも爆薬69を装填し、ライナ70と内部空間
部の間に隙間ができないようにする。
接続部66と各ジョイント(雄型ジョイント、雌型ジョ
イント)40A,40Bと螺合結合可能となる。図6
(D)に示すように、ライナ70を配置しない索状爆薬
導入管65の場合は、爆薬69を、爆薬装填用空洞部6
7およびジョイント接続部66の内部空間部に隙間無く
装填する。
65に索状爆薬30を接続配置する具体例を挙げ、その
作用について説明する。 具体例1 図6(A)は、索状爆薬導入管65の爆薬装填用空洞部
67に、ライナ70とP−4爆薬69を配置している。
図8に示すように、ライナを配置せずにP−4爆薬71
を装填したライナ収納具36内に一端部に嵌入した索状
爆薬30を索状爆薬導入空洞部68に嵌挿することによ
り、索状爆薬導入管65と索状爆薬30とを固定する
(請求項1、13に対応)。
の伝爆により、P−4爆薬69の爆轟がライナ70を高
温のジェットに生成して索状爆薬導入空洞部68内に嵌
入されている索状爆薬30へ伝爆する。 具体例2 図6(B)は、索状爆薬導入管65の爆薬装填用空洞部
67に、ライナ70とP−4爆薬69を配置している。
ライナ35とP−4爆薬37を配置したライナ収納具3
6内に一端部に嵌入した索状爆薬30を索状爆薬導入空
洞部68に嵌挿することにより、索状爆薬導入管65と
索状爆薬30と固定する(請求項3、14に対応す
る)。
の伝爆により、P−4爆薬67の爆轟がライナ70を高
温のジェットに生成し、索状爆薬導入用空洞部68側へ
伝爆する。そして、このジェットが、索状爆薬導入部6
5に嵌挿するライナ収納具36のライナ35を高温のジ
ェットに生成して索状爆薬導入空洞部68内に嵌入され
ている索状爆薬30へ伝爆する。
内に一端部に嵌入した索状爆薬30を索状爆薬導入空洞
部68に嵌挿することにより、索状爆薬導入管65の索
状爆薬導入空洞部68へ嵌挿して索状爆薬導入管65と
索状爆薬30とを固定する。
7にはライナ70とP−4爆薬69が、ジョイント接続
部66の空間部にはP−4爆薬69が装填されている。
これにより、索状爆薬30側からの伝爆により、P−4
爆薬37の爆轟がライナ35を高温のジェットに生成し
てジョイント接続側へ伝爆する。そして、このジェット
が、爆薬装填用空洞部67に配置するライナ70を高温
のジェットに生成し、装填しているP−4爆薬69に伝
爆する。
内に一端部に嵌入した索状爆薬30を索状爆薬導入空洞
部68に嵌挿することにより、索状爆薬導入管65と索
状爆薬30とを固定する。索状爆薬導入管65の爆薬装
填用空洞部67にはライナは無く、ジョイント接続の空
間部とともにP−4爆薬69が装填されている。これに
より、索状爆薬30側からの伝爆により、P−4爆薬3
7の爆轟がライナ35を高温のジェットに生成してジョ
イント接続側へ伝爆する。そして、このジェットが、爆
薬装填用空洞部67などに装填するP−4爆薬69に伝
爆する。
または70の配設は、爆轟進行方向側に有することが基
本となるが、両方にライナを配設しても、伝爆効果を妨
げるものではない。本発明者の実験においては、索状爆
薬の索状爆薬導入管のライナと、ライナ収納具に入れた
ライナ面との間を故意に隙間を開けて伝爆の確認をした
ところ、隙間を2mm〜15mmとしても全て伝爆する
ことが確認できた。
のライナの円周面を接触させて隙間を0mmとしても問
題なく伝爆した。次に、図9に基づいて、索状爆薬30
を索状爆薬接続装置20により接続して成る索状爆薬装
置の全体の組立について説明する(請求項20〜25に
対応)。なお、図9では、一方の雌型ジョイント40B
の例を上げて具体的に説明するが、図2に示す雄型ジョ
イント40Aと図3に示す雌型ジョイント40Bとは、
図4に示すように嵌合して接続されるので、その説明は
省略する。
状爆薬導入管65は、図6(B)を用いた接続構成とし
た。先ず、図9(A)に示すように、雌型ジョイント4
0Bに索状爆薬導入管65を取り付ける。次に、図9
(B)に示すように、ライナ収納具36に収容された索
状爆薬(ここでは30m長)30を用意する。
(ここでは荷造に用いられているポリエチレン製ロー
プ)80を、索状爆薬30より長めに2本添わせる。補
強ロープ80の上から所定距離毎に粘着性ビニールテー
プで、補強ロープ80と索状爆薬30を固定する。次
に、図9(C)に示すように、索状爆薬30を雌型ジョ
イント40Bと接続する索状爆薬導入管65の空洞部6
8へ挿入する。
せている補強ロープ80を、凸部51間の補強ロープ固
定の所で胴部40B1に凧ヒモ(またはステンレス製な
どの針金)82で巻き付ける。次に、図9(D)に示す
ように、補強ロープ80を固定した凧ヒモ82の上から
索状爆薬方向へ10m程の距離で熱収縮チューブ83を
かぶせ、蒸気、熱風などで加熱収縮し固定する。
補強ロープ80を這わした索状爆薬30上に撓めている
ものである。これにより、索状爆薬30をロケットなど
で飛ばして展張したとき、索状爆薬30に引張力がかか
り、索状爆薬30およびライナ挿入具36が索状爆薬導
入管65から抜けようとする力が働くが、補強ロープ8
0と熱収縮チューブ83が雌型ジョイント40Bと固定
されているので、索状爆薬30およびライナ挿入具36
が索状爆薬導入部63から抜けるのを防止できる。
30より20〜30cm長いテトロン(登録商標)製ス
リーブ(以下、スリーブと称する)84を被せる。スリ
ーブ84は、その製造過程であらかじめ糸(ここでは凧
糸)を、フリーの状態で通してある。なお、このスリー
ブ84は、ケブラ(登録商標)なども使用しても良い。
てある補強ロープ80の一端を結び固定して引っぱる
と、索状爆薬30の端部からスリーブ84内を通り、索
状爆薬30と接続する雌型ジョイント40Bを覆うこと
ができる。ここで、雌型ジョイント40Bの胴部40B
1に形成される2つの凸部75a、75b間に設けた2
ヶ所のスリーブ固定溝76,77に、スリーブ84を固
定ワイヤーにより外周を巻き付けて固定する。
84の先端部を折り返して、2ヶ所のスリーブ固定溝7
6,77に、スリーブ84を固定ワイヤーにより外周を
巻き付けて固定する。以上により、図9(G)に示すよ
うに、雌型ジョイント40Bと索状爆薬30との接続は
完了する。
固定について実験を行ったので、その結果を示す。 実験1 スリーブ84を雌型ジョイント40Bのスリーブ固定溝
76または、スリーブ固定溝76の一方のみでスリーブ
84の上からワイヤを巻き付けて、スリーブ84を雌型
ジョイント40Bに固定した場合、スリーブ84と雌型
ジョイント40Bの間に引張り力をかけると、200k
gf程度の引張り力でスリーブ84がワイヤと雌型ジョ
イント40Bの間から滑って抜けた。
76、スリーブ固定溝77の両方でスリーブ84の上か
らワイヤを巻き付けて、スリーブ84と雌型ジョイント
40Bを固定した場合、スリーブ84と雌型ジョイント
40Bの間に引張り力をかけると、1000kgf程度
の引張り力で巻き付けたワイヤが緩んで、スリーブ84
が抜けた。
裕分のスリーブ84を折り返し、固定溝76、スリーブ
固定溝77の両方で折り返したスリーブ84の上からワ
イヤを巻き付けて、スリーブ84を雌型ジョイント40
Bを固定する。スリーブ84を折り返して、スリーブ8
4をワイヤで固定した場合、スリーブ84と雌型ジョイ
ント40Bの間に引張り力をかけると、2000kgf
程度の引張り力をかけても結合部は破損しないで、スリ
ーブ84が他の部分で破断を起こした。
の代わりに市販のパンチバンドをワイヤの結合数と同じ
数だけ使用してもスリーブ84と雌型ジョイント40B
の間に引張り力をかけた際に同じ強度結果が得られた。
次に、以上のように索状爆薬30を接続した雌型ジョイ
ント40Bと、雌型ジョイント40Bと同じ方法により
索状爆薬30を接続した雄型ジョイント40Aとを、図
4に示すように、結合することにより、所定長の索状爆
薬装置20を得ることができる。
Aを取り付けた索状爆薬30を30m、雌型ジョイント
40Bを取り付けた索状爆薬30を30mとし、これを
両ジョイント40A,40Bで接続し、60m強の索状
爆薬装置20として説明したが、さらに、100m以上
に及ぶ索状爆薬装置20にする場合は、ロケット(飛し
ょう体)側へ延長する索状爆薬30の端部をライナ収納
具36へ嵌挿し、この索状爆薬30を索状爆薬導入管6
5へ嵌挿し固定する。
ント接続部と一方のジョイントの索状爆薬接続部とを螺
合結合する。さらに、このジョイントと他方のジョイン
トとを嵌合して長尺の索状爆薬装置とする。これを繰り
返すことで可能となる。なお、索状爆薬30を起爆させ
る信管は、通常、埋設爆発物を処理する現場において、
ロケット(飛しょう体)と反対側の索状爆薬30に配置
して用いる。
納された索状爆薬30を、地雷原などの地雷など埋設爆
破物の処理に使用する際、巻き取りされ曲がった状態か
らロケットの投射による急速かつ衝撃に爆薬を破損する
ことがなくなる。また、ロケットの投射により破損が生
じるのは索状爆薬30の前端部から10m程度(経験則
から)であるから、この長さの範囲を被覆してもよい。
薬装置20が可能となり、索状爆薬ロケットなどの投射
による強い展張時に、索状爆薬と連結部分との間に空隙
が生じても索状爆薬の伝爆性の良好を維持することがで
きる。 (第二実施形態)図10は、本発明の第二実施形態に係
る索状爆薬装置100を示す。
例えば、10m〜30mに形成した索状爆薬30を60
m、120mと必要に応じた長さに接続した索状爆薬装
置である。本実施形態に係る索状爆薬装置100は、ラ
イナ収納具36を用いないで索状爆薬30を索状爆薬導
入管65に直接挿入するようにした点で、第一実施形態
に係る索状爆薬装置20と相違する。
いても、雄型ジョイント40A、雌型ジョイント40B
にそれぞれライナ70が配設されているので、第一実施
形態と同様の作用効果を奏することができる。 (第三実施形態)索状爆薬およびこれを用いた索状爆薬
装置の別の実施形態を説明する。
体化合爆薬物質として比較的粒子の細かいRDX70%
〜85%を秤量し、さらにバインダ(シリコン樹脂な
ど)15%〜30%を秤量して混合し、可塑性爆薬(こ
こでは、プラスチック爆薬)31を用いた場合について
説明したが、本発明はこれに限らず、下記の可塑性爆薬
を用いることも可能である。
的粒子の細かいRDX70%〜85%と、融点60℃〜
100℃の熱可塑性樹脂としてスチレン系ブロック共重
合体(15%〜30%)および脂肪族系オイル(70%
〜85%)とを混合して成るバインダ15%〜30%と
を加熱混和して可塑性爆薬を作る。固体化合爆薬として
は、RDX(トリメチレントリニトロアミン)の他に
は、PETN(ペンスリット)、HMX(シクロテトラ
メチレンテトラニトラミン)などが使用できる。
ルとナフテンオイルと芳香族炭化水素とを混合したもの
が好適である。この混合油としては、例えば、SHELLFLE
X 371(Shell Chemical Company)があり、その組成は、
パラフィン油54%、ナフテン油44%、芳香族系炭化
水素2%である。また、熱可塑性樹脂のスチレン系ブロ
ック共重合体としては、クレイトンG(Shell Chemical
Company)があり、その中のクレイトンG-1652(Shell
ChemicalCompany)が好ましい。
mpany)は、ポリスチレン−ゴム中間ブロック−ポリスチ
レンから成るブロック共重合体であるが、ゴム中間ブロ
ックはポリオレフィンであり、このポリオレフィンは、
ナフテン油との相溶性が良い。また、バインダ(熱可塑
性ゴム)の融点は、脂肪族系オイルと熱可塑性樹脂との
割合によって変化するので、本実施形態では、脂肪族系
オイルと熱可塑性樹脂との割合を8対2として融点を7
0℃とした。
強い(引っ張り強度のある)索状爆薬ができる。ちなみ
に、手による引っ張りでは20%程伸び、アムスラー型
引っ張り試験器の試験結果は3〜5Kgf(30〜50
N)であった。次に、この爆薬を使用し、ロープ状の索
状爆薬を製造する。
た熱可塑性樹脂とを攪拌混合することでバインダを作
り、次に秤量されたRDXとバインダとを蒸気釜で加熱
混和し、可塑性爆薬を作る。この混和には、へらを用い
た手動式混和や機械式混和が適用できる。そして、この
加熱混和した可塑性爆薬を、保温状態で成型装置の成型
器薬室内に収容し、成型器のハンドル部を時計回りに回
転させて薬室内の杵部を絞り口方向へ進ませ、この絞り
口に形成されるノズル孔から可塑性爆薬を押し出し円形
状のロープ状に成形する。
爆薬は、すぐに冷却器の水により冷却される。このと
き、成型器の薬室内の薬量は約2100gであり、ロー
プ状になった索状爆薬は径φ20mm、長さ約5mであ
った。なお、薬量を増量することで、5m以上の所定の
索状爆薬の作製が可能となることはいうまでもない。
20%も伸びる腰の強いものであり、さらに、ボビンの
ような円柱状駒に巻き付けられることができる程度の柔
軟性を有している。次に、この索状爆薬を収縮性チュー
ブに挿入して、柔軟性を有する保護部材で被覆する。
1.8m)を、ガムテープで3本つなぎ合わせた接続棒
を作る。そして、索状爆薬の先端と接続棒の先端とをガ
ムテープで接続して、接続棒と索状爆薬を連結する。ま
た、別に用意した厚さ0.3mm×φ25mm×長さ約
5mの収縮性チューブ(スミチューブC「住友電工株式
会社製」)の先端開口部に、索状爆薬と連結した接続棒
の先端部を挿通する。
にしていくと、索状爆薬が収縮性チューブの中へ索状爆
薬全体として収容される。この収縮性チューブに収容さ
れた索状爆薬を、加熱装置の加熱容器内(この中には1
00℃の熱湯が収容されている)の中へ潜らせるように
通して熱収縮性チューブを加熱する。
状爆薬を収容する加熱容器と、熱湯を加熱する加熱器と
から成り、本実施形態では、加熱容器はポリエチレン製
容器を使用し、加熱器は蒸気ホースを使用する。この蒸
気ホースをポリエチレン製容器内の熱湯へ挿入し、蒸気
を出して熱湯を一定の温度に保持する(温度は、通常9
0℃〜100℃に保持している。)。
囲で爆薬形状に沿って収縮するので、保護部材を有する
約5mの単一の索状爆薬が製造できる。この単一索状爆
薬は、保護部材を備えているので、索状爆薬全体の強度
を向上させるとともに強い引っ張りや曲げにも耐えるこ
とができる。また、爆薬自体の保護にもなる。
を維持するため蒸気ホースで蒸気を熱湯へ送っている
が、他の加熱方法としては、蒸気ホースからの蒸気熱を
直接当てても可能であり、また、ドライヤーなどの熱風
を当てる、熱湯をかける、乾燥高温槽の中に入れるなど
でも可能である。次に、この保護部材を有する索状爆薬
の一側端を、再度加熱して軟化させ、ライナ部形成す
る。このライナ部は、可塑性索状爆薬(プラスチック索
状爆薬)におけるライナ部の形成と同様に行われるもの
で、ここでは省略する。
イル80%と熱可塑性樹脂20%)とを混合する。 「組成例2」RDX75%とバインダ25%(脂肪族オ
イル80%と熱可塑性樹脂20%)とを混合する。
%(脂肪族オイル70%と熱可塑性樹脂30%)とを混
合する。 「組成例4」PETN70%とバインダ30%(脂肪族
オイル80%と熱可塑性樹脂20%)とを混合する。
される。 (1)柔軟性を有するロープ状の索状爆薬にライナ部を
配設したので、近接あるいは空隙を有する爆薬への伝爆
性が良い。 (2)柔軟性を有する爆薬に補強ロープを設けること
で、引張り強度の強い索状爆薬にすることができる。 (3)柔軟性を有するロープ状の索状爆薬に成形し、爆
薬のバインダを同じ材質の樹脂を使うことで、索状爆薬
同士を接着することでき、所定の長尺に索状爆薬を製造
することが可能となる。
内部に爆薬を配置し端部にライナ部を配設したので、近
接あるいは空隙を有する爆薬への伝爆性が良い。 (5)ライナ部を配設する索状爆薬とライナ部を配設す
る連結部とを連結して索状爆薬装置とするので、索状爆
薬と連結部との間に空隙が生じた場合でも、伝爆を確実
に行うことができる。
ョイント連結概要を示す断面図である。
ある。 (B)図1における雄型ジョイントの端面図である。
ある。 (B)図1における雌型ジョイントの端面図である。
ト組立概要を示す説明図である。
導入管の断面図である。 (B)図1における索状爆薬導入管の変形例であり、ラ
イナ部を備えない索状爆薬導入管の断面図である。
具体例を示す断面図である。
示す断面図である。 (B)図1における索状爆薬のライナ収納具を示す端面
図である。 (C)図1における索状爆薬のライナ収納具に索状爆薬
を取り付けた状態を示す断面図である。
ライナ収納具に索状爆薬を取り付けた状態を示す断面図
である。 (B)(A)の端面図である。
の組立構成を示す説明図である。
全体概要を示す断面図である。
要を示す。
薬) 40 索状爆薬接続装置 40A 雄型ジョイント 40A1 胴部 40B 雌型ジョイント 40B1 胴部 41a,41b 管体 42a,42b ジョイント連結部 43a,43b 伝爆部 44 伝爆薬 44A 伝爆薬部 44B 伝爆薬部 45 空洞部(伝爆薬装填穴) 46 切欠き段部 47 突起状の挿入部 48 ネジ部 49 鍔部 50 ストッパ固定穴 54 伝爆薬 54A 伝爆薬部 54B 伝爆薬部 55 空洞部(伝爆薬装填穴) 56 切欠き段部形状の切欠き凹部 57 差込部 58 ネジ部 60 穴部 61 ストッパ 62 バネ 65 索状爆薬導入管 66 ジョイント接続部 67 爆薬装填用空洞部 68 索状爆薬導入用空洞部 69 爆薬 70 ライナ 71 P−4爆薬 75a、75b 凸部 76,77 スリーブ固定溝 80 補強ロープ 82 凧ヒモ(またはステンレス製などの針金) 83 熱収縮チューブ 84 テトロン(登録商標)製スリーブ
Claims (25)
- 【請求項1】 長尺の索状体に押出成形して成る可塑性
爆薬と、 この可塑性爆薬の外側を全長に亘り覆う保護部材と、 前記可塑性爆薬の少なくとも一側端部に設けた接続具と
で構成されることを特徴とする索状爆薬。 - 【請求項2】 請求項1記載の索状爆薬において、 前記接続具は、前記保護部材で覆われた前記可塑性爆薬
の端部を覆う筒状体と、この筒状体内に装填された前記
可塑性爆薬より爆速のある爆薬とで構成されていること
を特徴とする索状爆薬。 - 【請求項3】 長尺の索状体に押出成形して成る可塑性
爆薬と、 この可塑性爆薬の外側を全長に亘り覆う保護部材と、 ジェットを生成するライナを配設して成るライナ部を有
し、前記可塑性爆薬の少なくとも一側端部に設けた接続
具とで構成されることを特徴とする索状爆薬。 - 【請求項4】 請求項3記載の索状爆薬において、 前記接続具は、前記保護部材で覆われた前記可塑性爆薬
の端部を覆う筒状体と、この筒状体内に配設された前記
ライナ部とで構成されることを特徴とする索状爆薬。 - 【請求項5】 請求項2または請求項4記載の索状爆薬
において、 前記保護部材で覆われた前記可塑性爆薬の端部と前記筒
状体とは、固定部材によって固定されていることを特徴
とする索状爆薬。 - 【請求項6】 請求項3または請求項4記載の索状爆薬
において、 前記ライナ部は、前記可塑性爆薬より爆速のある爆薬を
配設していることを特徴とする索状爆薬。 - 【請求項7】 請求項1または請求項3記載の索状爆薬
において、 前記可塑性爆薬は、プラスチック爆薬であることを特徴
とする索状爆薬。 - 【請求項8】 請求項1または請求項3記載の索状爆薬
において、 前記バインダは、長尺の索状体に成形後、反応硬化する
とともに、硬化後、前記可塑性爆薬同士の一端面を接続
する際の接着剤として使用されることを特徴とする索状
爆薬。 - 【請求項9】 請求項8記載の索状爆薬において、 前記バインダは、シリコン樹脂であることを特徴とする
索状爆薬。 - 【請求項10】 請求項1または請求項3記載の索状爆
薬において、 前記保護部材は、ラミネートチューブであることを特徴
とする索状爆薬。 - 【請求項11】 請求項1または請求項3記載の索状爆
薬において、 前記保護部材は、熱または光線により収縮する収縮性チ
ューブであることを特徴とする索状爆薬。 - 【請求項12】 請求項3または請求項4記載の索状爆
薬において、 前記ライナは、銅、アルミニウム、タングステン、チタ
ンまたはこれらの合金、酸化アルミニウム、炭化ホウ
素、炭化ケイ素、グラファイトから選ばれる少なくとも
一種以上の材料から成ることを特徴とする索状爆薬。 - 【請求項13】 請求項1記載の索状爆薬と前記接続具
を介して連結し、この索状爆薬を伝爆させるための索状
爆薬接続装置において、 一側から他側にかけて貫通しその内部に爆薬を有する筒
状の管体と、 この管体の一側に設けられたジョイント連結部と、 ジェットを生成するライナを配設して成るライナ部を有
し、前記管体の他側に設けられた伝爆部とを備える一対
のジョイント体で構成され、 前記一対のジョイント体は、前記ジョイント連結部を介
して結合、分離されることを特徴とする索状爆薬接続装
置。 - 【請求項14】 請求項3記載の索状爆薬と前記接続具
を介して連結し、この索状爆薬を伝爆させるための索状
爆薬接続装置において、 一側から他側にかけて貫通しその内部に爆薬を有する筒
状の管体と、 この管体の一側に設けられたジョイント連結部と、 ジェットを生成するライナを配設したライナ部または前
記可塑性爆薬より爆速のある爆薬を装填した填薬部を有
し、前記管体の他側に設けられた伝爆部とを備える一対
のジョイント体で構成され、 前記一対のジョイント体は、前記ジョイント連結部を介
して結合、分離されることを特徴とする索状爆薬接続装
置。 - 【請求項15】 請求項13または請求項14記載の索
状爆薬接続装置において、 前記一対のジョイント体は、先端部に設けた前記ジョイ
ント連結部を凸部形状に形成した雄型ジョイントと、先
端部に設けた前記ジョイント連結部を凹部形状に形成し
た雌型ジョイントと、両ジョイントの先端部に設けた両
ジョイント連結部を係合して固定する固定部とを備える
ことを特徴とする索状爆薬接続装置。 - 【請求項16】 請求項15記載の索状爆薬接続装置に
おいて、 前記固定部は、前記雄型ジョイント側に、前記雌型ジョ
イントと係止するためのストッパ固定穴を設け、前記雌
型ジョイント側に、前記ストッパ固定穴へ係止するスト
ッパを設けて成ることを特徴とする索状爆薬接続装置。 - 【請求項17】 請求項13または請求項14記載の索
状爆薬接続装置において、 前記ライナは、銅、アルミニウム、タングステン、チタ
ンまたはこれらの合金、酸化アルミニウム、炭化ホウ
素、炭化ケイ素、グラファイトから選ばれる少なくとも
一種以上の材料から成ることを特徴とする索状爆薬接続
装置。 - 【請求項18】 請求項13または請求項14記載の索
状爆薬接続装置において、 前記伝爆部は、前記管体の他側に結合された筒状の索状
爆薬導入管内に形成されていることを特徴とする索状爆
薬接続装置。 - 【請求項19】 請求項18記載の索状爆薬接続装置に
おいて、 前記索状爆薬導入管は、内部に爆薬装填用空洞部および
索状爆薬導入用空洞部を備えるとともに、前記管体の他
側に接続する接続部を備える筒状の単一管体であること
を特徴とする索状爆薬接続装置。 - 【請求項20】 請求項1記載の索状爆薬を請求項13
記載の索状爆薬接続装置を介して連結して成ることを特
徴とする索状爆薬装置。 - 【請求項21】 請求項3記載の索状爆薬を請求項14
記載の索状爆薬接続装置を介して連結して成ることを特
徴とする索状爆薬装置。 - 【請求項22】 請求項21記載の索状爆薬装置におい
て、 前記伝爆部と前記索状爆薬とは、前記伝爆部および前記
索状爆薬に形成したライナ部を介して対向していること
を特徴とする索状爆薬装置。 - 【請求項23】 請求項21記載の索状爆薬装置におい
て、 前記伝爆部と前記索状爆薬とは、前記伝爆部または前記
索状爆薬のいずれかに形成したライナ部を介して対向し
ていることを特徴とする索状爆薬装置。 - 【請求項24】 請求項21記載の索状爆薬装置におい
て、 前記索状爆薬の前記接続具に設けた前記ライナ部は、爆
発進行方向に向かってジェットを発生するようにライナ
を配設していることを特徴とする索状爆薬装置。 - 【請求項25】 請求項21記載の索状爆薬装置におい
て、 前記索状爆薬接続装置の前記伝爆部に設けた前記ライナ
部は、爆発進行方向に向かってジェットを発生するよう
にライナを配設していることを特徴とする索状爆薬装
置。
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- 2002-02-21 JP JP2002045096A patent/JP3875573B2/ja not_active Expired - Fee Related
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