JP2003239270A - 凍結工法及びその凍結工法に使用されるパイプ材 - Google Patents

凍結工法及びその凍結工法に使用されるパイプ材

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JP2003239270A
JP2003239270A JP2002036837A JP2002036837A JP2003239270A JP 2003239270 A JP2003239270 A JP 2003239270A JP 2002036837 A JP2002036837 A JP 2002036837A JP 2002036837 A JP2002036837 A JP 2002036837A JP 2003239270 A JP2003239270 A JP 2003239270A
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pipe material
pipe
freezing
carbon dioxide
freezing method
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Hiroaki Matsushita
紘晃 松下
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MAC KK
Mac KK
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凍結に要する時間を短縮し小規模
凍結工事にあっては急速凍結に近くなるほどに極力短縮
することができ、使用するパイプの除去やそれに伴なう
再凍結も不要とし、施工コストも大幅にダウンすること
ができる凍結工法及びその凍結工法に使用するパイプ材
とする。 【解決手段】 凍結工法は地中に所定のピッチで
噴射孔を穿設したパイプ材を挿入し、そのパイプ材内に
液化炭酸ガスを圧送し、前記した噴射孔から液化炭酸ガ
スを噴射し、その液化炭酸ガスの気化熱によってパイプ
材の周域土を凍結させることとし、凍結工法に使用する
パイプ材は衝撃破砕材である硬質塩化ビニ−ルもしくは
フレキシブル材によって成形され、その壁面に所定のピ
ッチで複数の噴射孔を穿設し、その噴射孔にはゴム製ス
リ−ブあるいは熱収縮性のビニ−ルホ−ス等による逆止
弁用部材を装備していることとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は凍結工法及びその凍
結工法に使用するパイプ材に関し、特に地盤の凍結工法
それもトンネルを作る工法の一つであるシ−ルド工法に
おけるシ−ルドの発進、到達の防護のための凍結工法及
びその凍結工法に使用するパイプ材に関する。
【0002】
【発明の背景】近時、大深度地下利用法が施行されて、
地下空間の開発が急速に計画され、すすめられている。
特に都市区域では地下空間の開発は大深度の部分にしか
余裕がなく、鉄道、通信、清掃、電力その他のインフラ
ストラクチャ−の整備は高水圧下におけるトンネルの掘
削、特にシ−ルド工法におけるトンネルの掘削が主体と
なり、このシ−ルド工法にあってはシ−ルドを推進させ
るための発進及び到達点における鏡面地山を強化し、止
水する必要性がある。
【0003】この鏡面地山の強化、止水のための地盤改
良技術は大深度の部分にあっては確立した決定的なもの
がなく、しばしばトンネル発進時点で出水、土砂流出に
よる陥没等の大事故が発生している。現在知られている
地盤改良技術で最も信頼されているものは地盤を凍結さ
せる凍結工法である。
【0004】上記した現在行われている凍結工法は図1
8に示すように実施される。図18は従来の凍結工法を
示す配管システムの図で土を冷却し、凍結させる手段と
してブラインを使用する。一般的にブラインは冷媒の潜
熱による冷却とは異なり、感熱で作用するため、その状
態に変化を生じることはなく常時液体、つまり不凍液で
ある。
【0005】この図18にあって1はブラインタンクを
示しており、このブラインタンク1内のブラインはブラ
イン冷却ポンプ2によってブラインを冷却する冷凍機ユ
ニット3へ送られ、熱交換器3aによって熱交換冷却さ
れブラインタンク1へ戻される。4はク−リングタワ−
を示し、4aは冷凍機ユニット3に冷却水を送り循環さ
せる冷却水ポンプである。
【0006】また、ブラインタンク1内の冷却されたブ
ラインは循環ポンプ5で汲み出され、凍結を目的と深度
に所定の間隔(略1.5〜2.0m)で先行削孔されてい
る穴に挿し込まれた略90mm程度の径をしたブライン
パイプ6・6の上面開口へ送られる。このブラインパイ
プ6は外管を有底とし、内管を下端開放とした二重管構
造とされており、このブラインパイプ6内で内管から放
出されたブラインがその内管と外管との間を廻り、ブラ
インパイプ6の上端(外管上端)に設けられた戻し口6
a・6aよりブラインタンク1へ循環して戻されるもの
とされている。この図18にあってA・Aはブラインに
よって凍結された凍土を示している。
【0007】上記したシステムはブラインパイプ6・6
の設置後に、ブラインタンク1、冷凍機ユニット3等の
プラントと地上配管した後にそのプラントの運転が開始
され、ブラインの循環で目的とする地盤を徐々に冷却
し、凍土A・Aを成長させ拡大させていく。この凍土A
・Aの成長は別途に地中に挿し込まれる測温管によって
温度測定が行なわれ、所定範囲での凍結ができた時点で
凍結運転を終了する。
【0008】また、トンネルの掘削断面内に設置された
ブラインパイプ6・6はブラインに代えて温水を流し循
環させて、凍土A・Aとブラインパイプ6・6との付着
を切り、そのブラインパイプ6・6を障害とならない位
置まで引き上げ、再度凍結を行なう。そして、最終的に
立坑の土留壁掘削断面鏡面をはつり、解体して、トンネ
ルが目的の位置まで掘削されるまで維持凍結管理を行な
うこととなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のブラインを用いた凍結工法は、径が10m以上
となる大規模クラスのトンネルのシ−ルド工事では地盤
を凍土化するための凍結時間が2〜3ヶ月かかり、凍結
維持に必要な運転時間が1.5〜2ヶ月、合計して3.5
〜5ヶ月間という長期に亘る連続凍結運転を要すること
となり、それに伴なって施工コストも莫大なものとな
る。加えて、ブラインパイプの施工後の除去や再凍結等
もこの施工期間の長さに拍車をかけるばかりか、非常に
煩わしい作業となっている。
【0010】
【発明の目的】そこで、本発明は上記した従来の凍結工
法の実情、問題点に着目してなされたもので、かかる問
題点を解消し、凍結に要する時間を短縮し小規模凍結工
事にあっては急速凍結に近くなるほどに極力短縮するこ
とができ、使用するパイプの除去やそれに伴なう再凍結
も不要とし、施工コストも大幅にダウンすることができ
る凍結工法及びその凍結工法に使用するパイプ材を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る凍結工法は地中に所定のピッチで噴射
孔を穿設したパイプ材を挿入し、そのパイプ材内に液化
炭酸ガスを圧送し、前記した噴射孔から液化炭酸ガスを
噴射し、その液化炭酸ガスの気化熱によってパイプ材の
周域土を凍結させることを特徴とし、前記パイプ材内に
パッカ−で支持された液化炭酸ガス圧送パイプを挿入し
てあることを特徴とし、前記したパイプ材の噴射孔には
逆止弁作用部材を備え付けていることを特徴とし、前記
した逆止弁作用部材はゴム製スリ−ブとしたことを特徴
とし、前記した逆止弁作用部材は熱収縮性のビニ−ルホ
−スとしたことを特徴とし、前記したパイプ材は衝撃破
砕する材料もしくはフレキシブル材で成形されているこ
とを特徴とし、前記したパイプ材の挿入穴に、そのパイ
プ材を挿入した後、そのパイプ材と挿入穴の内壁面とで
形成される間隙に低強度固化材スラリ−を充填すること
を特徴としている。
【0012】さらに、本発明に係る凍結工法は前記した
パイプ材を所定間隔で複数本地中に挿入し、そのパイプ
材の間にブラインを循環させるブラインパイプを地中に
挿入して、そのブラインによる凍結を液化炭酸ガスによ
る凍結と併用させることを特徴とし、前記したパイプ材
に沿わせてブラインを循環させるブラインパイプを挿入
し、そのブラインによる凍結を液化炭酸ガスによる凍結
と併用させることを特徴とし、前記したパイプ材の噴射
孔からの液化炭酸ガスはパルス噴射することを特徴とし
ている。
【0013】また、本発明に係る凍結工法に使用するパ
イプ材は衝撃破砕材である硬質塩化ビニ−ルもしくはフ
レキシブル材によって成形され、その壁面に所定のピッ
チで複数の噴射孔を穿設し、その噴射孔にはゴム製スリ
−ブあるいは熱収縮性のビニ−ルホ−ス等による逆止弁
用部材を装備していることを特徴とし、内部にパッカ−
で支持される液化炭酸ガスの圧送パイプが挿入されるこ
とを特徴とし、前記したパッカ−はメカニカル式のダブ
ルパッカ−としたことを特徴とし、前記したダブルパッ
カ−にはヒ−タ−が付設されていることを特徴とし、前
記したパッカ−は圧縮空気が送り込まれるエア−パッカ
−としたことを特徴とし、前記したエア−パッカ−には
入れ替えて加熱された圧縮空気が送り込まれることを特
徴としている。
【0014】
【作用】上記した構成としたことによって、液化炭酸ガ
スを直接地中に噴射してやることでその地中の水分を急
速に凍結させ、極めて短時間で凍土化させることができ
るものとなっており、またパイプ材もその構成からシ−
ルドの推進によって破砕してしまうことが可能、あるい
は地盤の凍結による土塊全体の膨張変形に追従可能とな
り、その引き抜きやそれに伴なう再凍結作業は一切不要
とすることができるもので、全体として施工に要する費
用を大幅にダウンすることができることとなるのであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を図1乃至図17を参照して説明する。図1は本発明
を実施した凍結工法のシステム配管を示す図、図2は同
じくブラインパイプも同時作用させた状態の図、図3は
同じくパイプ材を示す外観図、図4はパイプ材の第一例
を示す断面図、図5は同じく第二例を示す断面図、図6
は同じく第三例を示す断面図、図7は同じく液化炭酸ガ
スを噴射するまでの工程を示す図、図8は同じく管理シ
ステムを示す図、図9は同じくブラインパイプとの併用
の第一例を示す平面図、図10は同じく第二例を示す平
面図、図11は小口シ−ルド工事の発進・到達面の防護
方法を示す図、図12はパイプ材の設置方法を示す図、
図13はパイプ材の設置方法の別の例を示す図、図14
は同じくパイプ材を水平及び斜め方向に設置する例を示
す図、図15は同じく正面図、図16は同じく図9と対
応する側断面図、図17は同じく図10と対応する側断
面図である。なお、図18として示す従来例と共通する
部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0016】これらの図にあって10は液化炭酸ガスタ
ンクを示している。この液化炭酸ガスタンク10は地上
に設置され、その液化炭酸ガスタンク10には圧送配管
11が取り付けられており、この圧送配管11にはバル
ブ12・12‥を介してパイプ材13・13‥が連結さ
れ、そのパイプ材13・13‥は地中に挿入されてい
る。このパイプ材13・13‥には後述するように液化
炭酸ガスの噴射孔が複数穿設されたものとなっており、
液化炭酸ガスを直接地中に向けて噴射するものとしてい
る。この液化炭酸ガスの地中への直接噴射が本発明に係
る凍結工法の最も基本的な事項となる。
【0017】液化炭酸ガスは既知のように昇華点が−7
8.5℃、液体、気体、固体の三態が同時存在する三重
点が−56.6℃、蒸気圧が1.967MPa、pH値は
3.7という物性値を有しており、ドライアイスはこの
液化炭酸ガスを大気中に放射した際に得られるスノ−体
を圧縮固化したものである。
【0018】また、地盤はその透気係数が透水係数の1
00〜1000倍を示すことを利用し、上記物性値を有
する液化炭酸ガスを地中で直接噴射すると、その液化炭
酸ガスは気化し、一部はドライアイス化する。この時の
気化した炭酸ガスが地中で広範囲に拡散し、気化熱によ
る凍土化が急速になされることとなる。この気化熱は地
下水(土中含水)の潜熱を奪い、急速凍結が行なえるこ
とになる。また、液化炭酸ガスを地中に直接噴射するに
際し、間欠的にあるいはパイプ材13・13‥を摺動さ
せることによるパルス噴射を行なえば、地中の凍結して
いない個所を炭酸ガスが割裂して、凍結範囲をブロック
状に一体化した凍結土B・B‥とすることもできる。さ
らに図1、図2中に示す従来例のブラインシステムは後
述するように大規模工事の際に併用することが考えられ
るもので、本発明の実施に必ずしも必要というものでは
ない。
【0019】前記したパイプ材13は衝撃破砕型の材
料、特に硬質塩化ビニ−ルもしくはフレキシブル材によ
って成形されており、坑井仕上げ用パイプであるストレ
−ナを加工して得ることもでき、シ−ルドの掘進の際に
このパイプ材13・13‥を破砕することでパイプ材1
3・13‥の撤去を不要とし、土塊の膨張に追従して変
形するものとしている。このパイプ材13は外径が約9
0mmとなっており、約500mmピッチで前記した液
化炭酸ガスの噴射孔14・14‥が環状に並設するよう
穿設されている。尚、一層のコスト縮減には噴射孔14
・14‥のピッチを約1000〜1200mmのピッチ
とすることもできる。
【0020】このパイプ材13の噴射孔14・14‥の
穿設部位には環状の凹溝15が形成されており、この凹
溝15に幅的に隙間をもたせて逆止弁作用を行なうゴム
スリ−ブ16が嵌装されている。
【0021】図4として示すパイプ材13の第一例は上
下昇式のもので、パイプ材13内に液化炭酸ガスの圧送
パイプ17aを同心円状態で内管として挿入してある。
この圧送パイプ17aは有底のものとされ、その側壁面
に液化炭酸ガスの放出孔18・18‥を前記した噴射孔
14・14‥と合わせて設けてある。この場合、圧送パ
イプ17aはメカニカル式の上下ダブルパッカ−19に
よってパイプ材13の内壁面との間で支持されている。
この実施の形態にあってダブルパッカ−19には電源コ
−ド34で継ながれた加熱ヒ−タ−35が付設されてお
り、圧送パイプ17aの移動時には加温を行ない、付着
した氷を解氷して行なうことができるものとしている。
【0022】また、図5として示すパイプ材13の第二
例は上昇式のもので、パイプ材13内に液化炭酸ガスの
圧送パイプ17bがやはり同心円状態で内管として挿入
してある。この圧送パイプ17bは底部が開放されてお
り、その開放された底部から噴射孔14・14に合わせ
て液化炭酸ガスが放出されるものとなっている。この場
合には圧送パイプ17bはリング状をしたエア−パッカ
−20によってパイプ材13の内壁面との間で支持され
ている。20aはエア−パッカ−20内に圧縮空気を送
り込むための管を、20bは排気管を示している。この
20aには移動時に加熱した圧縮空気を入れ替えて送
り、前記した加熱ヒ−タ−35と同様に解氷引き剥がし
を行なうことができる。
【0023】さらに、図6として示すパイプ13aは第
三例で、この場合は上昇式のもので直接地表からパイプ
材13aを地中に打ち込んで使用されるため、その先端
部13bは円錐状に尖らされている。このパイプ材13
aには前記したタイプのものと異なり内管としての液化
炭酸ガスの圧送パイプはなく、このパイプ材13a内に
ダイレクトに液化炭酸ガスが圧送されてくる。このパイ
プ材13aの壁面には多数の液化炭酸ガスの噴射孔14
a・14a‥が穿設され、この噴射孔14a・14a‥
の逆止弁として作用する熱収縮性のビニ−ルホ−ス21
が装着されているもので、このビニ−ルホ−ス21は先
端部13bまでは被包するものとしている。
【0024】上記したパイプ材13・13aはそのいず
れかを目的とする地盤の土層構成や土質性状等によって
任意に選定して使用できる。特に図6として示す第三例
の場合は管径が約2.0m以下の上下水道の枝管、通信
線管等の小口、小規模に利用される。このパイプ材13
aは主に対象地盤が単一層で透水係数が10−3cm/s
ec程度の土層で好ましく、パイプ材13aを直接打撃
して所定深度まで設置し、液化炭酸ガスを直接噴射注入
するが、その際に注入の速度、注入圧力、注入時間が管
理され、数時間で目的を達成することもできる。
【0025】第一例、第二例のパイプ材13・13を使
用する場合には図7として示すようにまずボ−リング機
22によって所定の深度までケ−シングパイプ24を用
いてオ−ルケ−シング削孔する削孔を行ない、得られた
削孔23内にあるケ−シングパイプ24内にパイプ材1
3を挿入する。次いで、このパイプ材13と削孔23と
による間隔に前記したケ−シングパイプ24を引き抜き
ながら低強度固化材スラリ−25を充填、固化させ炭酸
ガスの漏れ防止を図る。続いて、凍結範囲に順次、パッ
カ−19あるいは20を備えた液化炭酸ガスの圧送パイ
プ17a・17bを挿入し、凍結作業が開始されること
となる。
【0026】また、前記した液化炭酸ガスの注入に関す
る具体的な管理システムは図8に示すように構成され
る。液化炭酸ガスタンク10に取り付けられている圧送
配管11にはバルブ12までの途中に制御と自記記録を
行なう管理装置26が組み付けられ、バルブ12の二次
側には圧送圧力をみるための圧力計27が取り付けられ
る。特に、凍土Bの成長を管理するためには所定の間隔
をもって複数本の測温管28・28‥が地中に挿し込ま
れ、その測温管28・28‥と接続された地上のデジタ
ル式の計測装置29を見ることでどの域まで凍土Bが成
長したかを知ることができるようにしている。
【0027】さらに、パイプ材13と従来工法であるブ
ラインシステムとの併用は中〜大規模工事に実行され
る。この際、ブラインパイプ6・6‥は事前に設置され
ており、そのブラインパイプ6・6‥を用いた凍結と液
化炭酸ガスによる凍結を同時に行なうことで、削孔23
の内面と接する土中含水の潜熱を奪い急速凍結を可能と
する。
【0028】このパイプ材13とブラインパイプ6との
併用は図9及び図10に示す二つの方法が考えられる。
まず、図9に示す場合にはブラインパイプ6は前記した
削孔23に挿入され、その時にブラインパイプ6の外側
にパイプ材13を添わせて同時に挿入設置してやるもの
で、削孔費が大きく節減できる。この場合のパイプ材1
3による液化炭酸ガスの直接噴射は最下端から行なう上
昇式、最上端から行なう下降式のいずれでも可能である
が、図16に示したように削孔23とパイプ材13との
間隙を封じてしまうことができないために昇華による炭
酸ガスの漏気によって消費量が増加してロスしてしまう
おそれはある。図中G・Gは炭酸ガスの気泡を示してい
る。
【0029】また、パイプ材13とブラインパイプ6と
の併用の第二例は図10に示すように、所定の間隔をも
ってブラインパイプ6・6‥を地中に設置し、そのブラ
インパイプ6・6‥の間にパイプ材13を設置する。こ
の場合にはパイプ材13を削孔23に挿入して建て込ん
だ後に、その削孔23内のパイプ材13との隙間に低強
度固化材スラリ−25を充填してやることができ炭酸ガ
スの漏れを防止でき、気化ガスの回収用穴としてブライ
ンパイプ6・6‥用の削孔23を利用できる。但し、こ
の場合には削孔23の数が増えるため削孔費がアップす
る問題がある。
【0030】上記したパイプ材13とブラインシステム
との併用には各々少々の問題点はあるものの従来と比し
て急速凍結が可能となっているため総合的にその利益の
ほうが優れ、本発明の目的を十分に達成できる方法とな
る。
【0031】さらに、前記した小規模工事の場合には、
シ−ルドの発進及び到達の立坑30・30は略100〜
150mごとに設置され、その推進鏡面部を止水、固結
強化して発進、到達の防護をした後に、主に鋼矢板であ
る立坑土留壁を切断して推進機を地中に挿入する必要が
ある。この場合にパイプ材13aは打撃装置31を用い
て削孔なしにダイレクトに地中に打ち込み挿入すること
も可能であり、パイプ材13aに代えてパイプ材13を
用い、大規模、中規模工事と同様に先行した削孔23に
そのパイプ材13を挿入し、削孔23とパイプ材13と
の間に低強度固化材スラリ−25を充填して炭酸ガスの
漏れを防止することもできる。この際には液化炭酸ガス
タンク10や管理システム等はトラック32に搭載し、
簡単に位置移動できるようにすることができる。
【0032】小規模工事ではシ−ルドの設置深度が略
2.5〜6m程度と浅く、地下水圧も小さいため、上記
した鉛直方向へのパイプ材13aの設置のほか、図1
4、図15に示すように水平方向への設置もできること
となる。この水平方向へのパイプ設置は原則としてパイ
プ材13a・13a‥が使用され打撃装置31を用いて
地中へ打ち込まれる。この場合には凍結土Bを形成する
範囲に対応させるため、下方部位となるパイプ材13a
・13a‥は徐々に角度を大きくして斜めに設置してい
くこととなる。ここで図中33はシ−ルド(推進管)を
示している。
【0033】本実施の形態に係る凍結工法及びその凍結
工法に使用するパイプ材は上記のように構成される。こ
こで、この凍結工法に関する数値的な概略を説明する。
まず、前提としての条件は土塊1m3を想定して、地表
温度を+35℃、地中温度を+17℃、凍結温度を±0
℃(計算上+17℃と仮定する)、土の含水率50%、
土中含水量500l/m3、土の比重2000kg/m3
土の比熱0.44Kcal/℃・kg、水の凍結潜熱7
9.6Kcal/kg、凍結後の比熱0.42Kcal/℃
・kgとする。
【0034】この条件下で土塊1m3を凍結するのに必
要な液化炭酸ガス量の計算は、 +17℃の水500lを±0℃まで冷却させる必要熱量が Qw=(17℃−0℃)×500l=8500Kcal、 ±0℃の水500lを凍結させるのに必要な冷凍熱量が Qi=500l×79.6Kcal/kg=39800Kcal、 +17℃の±0.5m3を±0℃まで冷却させる必要熱量は Qg=(17℃−0℃)×0.5×2000kg/m3×0.44 Kcal/℃・kg=7480Kcal 上記より必要とされる冷凍熱量はΣQ=Qw+Qi+Q
gで計55780Kcalとなる。ここで、必要とされ
る液化炭酸ガスの量は液化炭酸ガスの±0℃基準におけ
る凍結潜熱が153Kcal/kgであるから5578
0Kcal÷153Kcal/kg=364.5kgとな
る。
【0035】また、地中への液化炭酸ガスの直接噴射注
入に要する時間の試算は、液化炭酸ガスの密度が1.0
3kg/l(−20℃)、注入圧力が1.5〜2MPa、
注入速度が15〜20kg/分、注入時間は、 364.5kg÷15〜20kg/分=25〜18分/m3 となる。
【0036】さらに施工費に関しての計算については、
施工条件を削孔深度を40m、凍結深度を35〜40
m、凍結土量を5.0×5.0×2.0の50m3、対象土
質を砂〜砂礫、凍結のためのパイプ材の数を10本(1
本/m2)とし、従来のブラインシステムと比較し、工期
の比較(凍結までとする)を表1に、コストの比較(凍
結までとする)を表2に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】なお、本発明の実施に際しては液化炭酸ガ
スの比重は空気の1.5倍であるため立坑内やトンネル
内等にあっては必ず強制換気による酸欠対策を施し、ま
た,凍結作業や凍土解凍時の昇華で炭酸ガス量は数百倍
の気体となるので、呼吸用保護具と防護眼鏡を着用して
事故防止を図る点に留意する。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る凍結工法及びその凍結工法
に使用するパイプ材は上述のように構成されている。そ
のため、凍結に要する時間は大幅に短縮され、総合的な
施工コストも大幅にダウンさせることができる。加え
て、パイプ材の撤去やそれに伴なう再凍結等の煩わしい
作業も一切不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した凍結工法のシステム配管を示
す図である。
【図2】ブラインパイプも同時作用させた状態の図であ
る。
【図3】パイプ材を示す外観図である。
【図4】パイプ材の第一例を示す断面図である。
【図5】第二例を示す断面図である。
【図6】第三例を示す断面図である。
【図7】液化炭酸ガスを噴射するまでの工程を示す図で
ある。
【図8】管理システムを示す図である。
【図9】ブラインパイプとの併用の第一例を示す平面図
である。
【図10】第二例を示す平面図である。
【図11】小口シ−ルド工事の発進・到達面の防護方法
を示す図である。
【図12】パイプ材の設置方法を示す図である。
【図13】パイプ材の設置方法の別の例を示す図であ
る。
【図14】パイプ材を水平及び斜め方向に設置する例を
示す図である。
【図15】正面図である。
【図16】図9と対応する側断面図である。
【図17】図10と対応する側断面図である。
【図18】従来の凍結工法を示す配管システムの図であ
る。
【符号の説明】
1 ブラインタンク 2 ブライン冷却ポンプ 3 冷凍機ユニット 4 ク−リングタワ− 5 循環ポンプ 6 ブラインパイプ 10 液化炭酸ガスタンク 11 圧送配管 12 バルブ 13 パイプ材 13a パイプ材 14 噴射孔 14a 噴射孔 15 凹溝 16 ゴムスリ−ブ 17a 圧送パイプ 17b 圧送パイプ 18 放出孔 19 ダブルパッカ− 20 エア−パッカ− 21 ビニ−ルホ−ス 22 ボ−リング機 23 削孔 24 ケ−シングパイプ 25 低強度固化材スラリ− 26 管理装置 27 圧力計 28 測温管 29 計測装置 30 立坑 31 打撃装置 32 トラック 33 シ−ルド(推進管) 34 電源コ−ド 35 加熱ヒ−タ− A 凍土 B 凍土 G 炭酸ガスの気泡

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に所定のピッチで噴射孔を穿設した
    パイプ材を挿入し、そのパイプ材内に液化炭酸ガスを圧
    送し、前記した噴射孔から液化炭酸ガスを噴射し、その
    液化炭酸ガスの気化熱によってパイプ材の周域土を凍結
    させることを特徴とする凍結工法。
  2. 【請求項2】 前記パイプ材内にパッカ−で支持された
    液化炭酸ガス圧送パイプを挿入してあることを特徴とす
    る請求項1に記載の凍結工法。
  3. 【請求項3】 前記したパイプ材の噴射孔には逆止弁作
    用部材を備え付けていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の凍結工法。
  4. 【請求項4】 前記した逆止弁作用部材はゴム製スリ−
    ブとしたことを特徴とする請求項3に記載の凍結工法。
  5. 【請求項5】 前記した逆止弁作用部材は熱収縮性のビ
    ニ−ルホ−スとしたことを特徴とする請求項3に記載の
    凍結工法。
  6. 【請求項6】 前記したパイプ材は衝撃破砕する材料も
    しくはフレキシブル材で成形されていることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求
    項5に記載の凍結工法。
  7. 【請求項7】 前記したパイプ材の挿入穴に、そのパイ
    プ材を挿入した後、そのパイプ材と挿入穴の内壁面とで
    形成される間隙に低強度固化材スラリ−を充填すること
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5または請求項6に記載の凍結工法。
  8. 【請求項8】 前記したパイプ材を所定間隔で複数本地
    中に挿入し、そのパイプ材の間にブラインを循環させる
    ブラインパイプを地中に挿入して、そのブラインによる
    凍結を液化炭酸ガスによる凍結と併用させることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5、請求項6または請求項7に記載の凍結工法。
  9. 【請求項9】 前記したパイプ材に沿わせてブラインを
    循環させるブラインパイプを挿入し、そのブラインによ
    る凍結を液化炭酸ガスによる凍結と併用させることを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5、請求項6または請求項7に記載の凍結工法。
  10. 【請求項10】 前記したパイプ材の噴射孔からの液化
    炭酸ガスはパルス噴射することを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、
    請求項7、請求項8または請求項9に記載の凍結工法。
  11. 【請求項11】 衝撃破砕材である硬質塩化ビニ−ルも
    しくはフレキシブル材によって成形され、その壁面に所
    定のピッチで複数の噴射孔を穿設し、その噴射孔にはゴ
    ム製スリ−ブあるいは熱収縮性のビニ−ルホ−ス等によ
    る逆止弁用部材を装備していることを特徴とする凍結工
    法に使用されるパイプ材。
  12. 【請求項12】 内部にパッカ−で支持される液化炭酸
    ガスの圧送パイプが挿入されることを特徴とする請求項
    11に記載の凍結工法に使用されるパイプ材。
  13. 【請求項13】 前記したパッカ−はメカニカル式のダ
    ブルパッカ−としたことを特徴とする請求項12に記載
    の凍結工法に使用されるパイプ材。
  14. 【請求項14】 前記したダブルパッカ−にはヒ−タ−
    が付設されていることを特徴とする請求項13に記載の
    凍結工法に使用されるパイプ材。
  15. 【請求項15】 前記したパッカ−は圧縮空気が送り込
    まれるエア−パッカ−としたことを特徴とする請求項1
    2に記載の凍結工法に使用されるパイプ材。
  16. 【請求項16】 前記したエア−パッカ−には入れ替え
    て加熱された圧縮空気が送り込まれることを特徴とする
    請求項15に記載の凍結工法に使用されるパイプ材。
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